JP3545898B2 - Electromagnetic equipment - Google Patents

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Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
この発明は、積層鉄心に励磁コイルを装着した励磁部とこの励磁部によって駆動される駆動部とを有する電磁式ポンプ、あるいは電磁弁等の電磁機器に関する。
【０００２】
【従来の技術】
従来、積層鉄心に励磁コイルを装着した励磁部とこの励磁部によって駆動される駆動部とを有する電磁ポンプあるいは電磁弁等、電磁力よって動作する電磁機器は広く知られている。そして、これら電磁機器には、前記励磁部をＥ型あるいはＩ型形状に打ち抜いた磁極片を有する板状の磁性材料からなる鉄心を積層して磁極を形成した積層鉄心、挿通孔を有する巻枠部この巻枠部の両端に互いに対向して形成された鍔部からなり前記磁極に装着されるコイルボビン（以下単にボビンという）、ボビンの巻枠部に巻装されたコイル巻線からなる励磁コイルとで構成し、また、駆動部を磁性材からなる作動部材あるいは非磁性材からなる作動部材に永久磁石を取着して形成した振動子等のアクチュエータで構成し、そして、前記励磁コイルに励磁電流つまり駆動電流を供給することにより駆動部つまりアクチュエータを駆動し、このアクチュエータを介してダイヤフラムあるいは弁部材を駆動するように構成されているもの、および蛍光灯を用いた照明器具の点灯装置における安定器のように磁路つまり磁極を有する積層鉄心、挿通孔を有する巻枠部この巻枠部の両端に互いに対向して形成された鍔部からなり前記磁極に装着されるボビン、ボビンの巻枠部に巻装された一次巻線と二次巻線とで構成され、駆動部を有しないもの等がある。
【０００３】
そして、前記ボビンは、巻枠部に励磁コイルまたは一次巻線と二次巻線（励磁コイルおよび一次巻線と二次巻線を総称して励磁コイルという）を巻装して積層鉄心の磁極に装着されるものであるが、この巻枠部に巻装された励磁コイルの巻線端部あるいはこの巻線端部に接続されたリード線を容易にしかも確実に配線処理することは、ボビンが取着された状態の積層鉄心の組立時における取扱い、絶縁処理の作業性および小型化したケース内への収納等において極めて重要な事項である。
【０００４】
ここで、上記従来の電磁機器のボビンに巻装したコイルの配線処理の一例を、ダイヤフラムに取着した駆動部としての振動子を、磁極片を有する鉄心を積層して形成した一対の積層鉄心、この積層鉄心に装着されるボビン、このボビンに巻装された励磁コイルとからなる励磁部によって往復動つまり振動させ、この振動子の振動によってダイヤフラムを往復動させて流体（気体・液体）を吸入・吐出させるようにした電磁式ポンプを例として図９ないし図１１に基づいて説明する。
【０００５】
図９に示すように電磁式ポンプの本体筐体１００は、主筐体１１０と図示しない例えばねじ等の取付手段によって、この主筐体１１０の図において左右に取り付けられた吸入室１３１と圧縮室１３２を設けた一対の副筐体１３０とから構成されている。そして、前記主筐体１１０は図において両端側に開口１１１が形成されるとともに内部には鉄心収納室１１５が形成され、この鉄心収納室１１５にはＥ型コアーを積層して形成された、一対の積層鉄心１１２、１１２がそれぞれの磁極の先端部を所定間隙Ｇを形成するように互いに離間対向させて取付部１１２ａ等に設けた取付孔を介してねじ１３４によって取り付けられて配設されており、また、前記積層鉄心１１２、１１２の中央脚つまり磁極１１２ｂは後述する巻回されたコイル巻線２１１からなる励磁コイル２１０が巻装されたボビン２００が装着されている。
【０００６】
主筐体１１０には吸気口１１３が形成され、また、前述したように主筐体１１０には前記開口１１１を覆って前記副筐体１３０が取り付けられており、前記開口１１１にはダイヤフラム１４０がその外周縁を前記主筐体１１０と前記副筐体１３０によって挾持されて取り付けられている。前記ダイヤフラム１４０の中央部には、ダイヤフラム１４０を挾持する一対のプレート１４１、１４１からなる固定プレート１４２が取り付けられ、この固定プレート１４２の中心部にはねじ孔が形成されており、このねじ孔に一対の永久磁石１５２が取り付けられた駆動部である振動子１５０の両端に設けた支軸１５１のねじを螺合して取り付けられている。そして、前記振動子１５０が支軸１５１、１５１を固定プレート１４２に螺合してダイヤフラム１４０に取り付けられた状態では、前記永久磁石１５２、１５２は前記一対の積層鉄心１１２、１１２の磁極間に形成された前記間隙Ｇ内に位置するようになっている。
【０００７】
そして、前記励磁コイル２１０に駆動電流である交流電流が供給されると前記振動子１５０は図９において左右方向に振動して前記ダイヤフラム１４０を振幅動作させるようになっている。つまり励磁コイル２１０に励磁電流つまり駆動電流が供給されると、この駆動電流によって発生する交番磁界が前記振動子１５０に設けた永久磁石１５２に作用し両者の間に働く電磁力によって、振動子１５０は図９において左右方向に往復振動し、この往復振動によって前記ダイヤフラム１４０が左右方向に往復動し、この往復動によって前記吸気口１１３から吸入された空気等の流体は前記吸入室１３１、圧縮室１３２、吐出室１３３を経て吐出口１３３ａから排出されるものである。
【０００８】
そして、ボビン２００の構成およびボビン２００に巻装した励磁コイル２１０の配線処理は、図１０および図１１に示すようにしてなされている。つまりボビン２００は、図１０に示すように内部に挿通孔２０１を形成するように断面方形状の周壁からなる巻枠部２０２と、この巻枠部２０２の両端部にそれぞれ形成した方形状の鍔部２０３および２０４とから構成されるとともに、前記鍔部２０４の外側（つまり巻枠部２０２側と反対側）の壁面に後述する接続端子２０７を挿入して取着する挿入穴２０５ａを有する一対の端子取付部２０５ｂ、２０５ｃが設けられている。そして、図１１に示すように、このボビン２００の前記巻枠部２０２にコイル巻線２１１を所定回数巻いて励磁コイル２１０を巻装するとともに、前記コイル巻線２１１の巻き始め端部２１１ａと巻き終り端部２１１ｂは後述するリード線２２１ないし２２３に接続された前記接続端子２０７に接続されている。
【０００９】
そして、このように励磁コイル２１０が巻装されたボビン２００をその挿入孔２０１に積層鉄心１１２、１１２の互いに対向する磁極１１２ｂ、１１２ｂを挿入して取り付けるものである。そして、両ボビン２００を両磁極１１２ｂ、１１２ｂに取り付けて積層鉄心１１２に装着した後、図１１に示すように（なお、図１１においては両積層鉄心１１２、１１２は省略してある）リード線２２１の両端とコイル巻線２１１の両巻き始め端部２１１ａとを前記接続端子２０７、２０７によって接続し、この接続端子２０７、２０７を両ボビン２００のそれぞれの端子取付部２０５ｂ、２０５ｂの前記挿入穴２０５ａに挿入する。また、それぞれのリード線２２２および２２３の一端と両コイル巻線２１１の両巻き終り端部２１１ｂとをそれぞれ接続端子２０７によって接続し、これら接続端子２０７を両ボビン２００、２００の端子接続部２０５ｃ、２０５ｃの挿入穴２０５ａ、２０５ａに挿入する。
【００１０】
そして、前記リード線２２１、２２２および２２３は結束バンド２２４に束ねて纏めてられて両ボビン２００の外周に可能な限り近接させて配置、あるいは図示しないが結束バンド２２４に束ねて纏めるとともに接着テープ等により励磁コイル２１０の外周面等に取り付けて配置する等して配線処理するとともに、前記リード線２２２および２２３の他端側は図示しないが前記主筐体１１０に形成した引出孔から外部に引き出されるようになっているものである。
【００１１】
ところで、上記のように各リード線２２１ないし２２３を結束バンド２２４で結束して配線処理する方法、あるいは結束バンド２２４で結束した後接着テープ等により励磁コイル２１０の外周面等に取り付けて配線処理する方法では、各リード線２２１ないし２２３を結束バンド２２４で結束しなければならないため、配線処理等の組立工数が増加するとともにボビン２００の鍔部２０４の外周縁から各リード線２２１ないし２２３が突出するため主筐体１１０への組み込み作業中にリード線２２１ないし２２３が主筐体１１０の内壁等に引っ掛かる等するために作業性が悪く、また、接着テープ等で励磁コイル２１０の外周面等に取り付ける方法では、各リード線２２１ないし２２３を結束バンド２２４で結束するとともに接着テープ等で貼り付けなければならいことから、さらに配線処理等の組立工数が増加することに加えて、組立作業中に場合によっては接着テープが剥がれてしまうという事態が生じる虞がある。
【００１２】
また、外部に引き出されるリード線２２２および２２３の他端は自由端となっていることから、この自由端が動くと前記接続端子２０７部に外力が加わり場合によっては接続端子２０７が挿入穴２０５ａから離脱する等の事態が生じ、このことはリード線２２１ないし２２３とコイル巻線２２１の端部を半田付けにより接続されている場合はこの接続部で断線するという事態が生じる。
【００１３】
【発明が解決しようとする課題】
上記のように従来の配線処理方法は、第一には各リード線２２１ないし２２３を結束バンド２２４で結束して配線処理する方法、あるいは結束バンド ２２４で結束した後接着テープ等によりコイル２２１の周面等に取り付けて配線処理する方法では、配線処理工数を含む組立工数が増加する等の問題があり、また、第二にはボビン２００の鍔部２０４の外周縁から各リード線２２１ないし２２３が突出しているために、筐体すなわち本体ケースの狭いスペースに組み込む際にリード線が本体ケースの内壁等に引っ掛かる等して作業性が悪く、また、前記リード線２２１ないし２２３が引っ掛かる等に起因してリード線を介して接続端子との接続部に応力が加わり場合によっては接続部が破損してしまうという問題があり、また、第三には外部に引き出されるリード線２２２および２２３の他端は自由端となっていることから、この自由端の動きに起因して接続端子２０７部に外力が加わり場合によっては接続端子２０７が挿入穴２０５ａから離脱する等して接続部が破損する等が発生するという問題がある。
【００１４】
また、上記電磁式ポンプ以外の電磁弁等の電磁機器におけるコイルに接続されるリード線の配線処理も具体的構造は異なるものの基本的構造はほぼ同じものであることから、上記電磁式ポンプの場合と同様の問題を有するものである。
【００１５】
【課題を解決するための手段】
この発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、請求項１記載の発明は、上記第一および第二の課題を解決するもので、鉄心を積層して形成されるとともに磁極を有する積層鉄心と、挿通孔を有する巻枠部、この巻枠部の両端に互いに対向して形成された鍔部からなり前記挿通孔に前記磁極を挿入して積層鉄心に装着されるコイルボビンと、このコイルボビンの巻枠部に巻装されたコイル巻線からなる励磁コイルとからなり本体ケースに収納される励磁部と、この励磁部の励磁コイルに励磁電流を供給することにより駆動される駆動部とを備えた電磁機器において、前記コイルボビンの一方の鍔部にこの鍔部の周縁に形成した開口に連通し前記コイル巻線に接続されたリード線を係止する係止溝を形成し、他方の鍔部の巻枠部側との反対側にコイル巻線の端部を接続する接続端子を取り付ける端子取付部を設けたことを特徴とする電磁機器としたものである。
【００１８】
このように構成した請求項１記載の発明は、コイルボビンの一方の鍔部に、周縁に形成した開口に連通する係止溝を形成し、他方の鍔部にコイル巻線の端部を接続する接続端子を取り付ける端子取付部を設け、前記係止溝にコイル巻線に接続されたリード線を係止するとともに、このリード線と接続された接続端子を端子取付部に取り付けることによりリード線の配線処理をするようにしたことから、リード線の配線処理が容易となり配線処理工数を含む組立工数の低減が図れ、また、リード線がボビンの鍔部の外周縁から突出することがないため、組み立て時にリード線が筐体の内壁等に引っ掛かることはなく組立時の作業性の向上が図られるとともに、リード線を介して接続端子の接続部に応力が加わることに起因するリード線と接続端子との接続部の破損等を防止できるという作用を有するものである。
【００１９】
また、請求項２記載の発明は上記第一なしい第三の課題を解決するもので、請求項１の発明において、前記コイルボビンの他方の鍔部の巻枠部側との反対側の側壁に、前記両端子取付部の略中間部の部位を挿入口とした一対のリード線係止部材を設けた電磁機器としたものである。
【００２０】
このように構成した請求項２記載の発明は、請求項１記載の発明にの作用に加えて、コイルボビンの他方の鍔部の側壁に、前記両端子取付部の略中間部の部位を挿入口とした一対のリード線係止部材を設け、このリード線係止片にリード線の自由端側を係止するようにしたことから、前記自由端が所定以上に動くことに起因してリード線を介して接続端子への外力が加わることを防止して接続端子の端子取付部からの離脱あるいはリード線と接続端子との接続部の破損等の発生を防止できるという作用を有するものである。
【００２１】
また、請求項３記載の発明は、２個のボビンを直線的な位置関係に配置した場合において、上記第一ないし第三の課題を解決するもので、請求項１又は請求項２の発明において、二つのコイルボビンを係止溝を設けた鍔部を互いに対向させて積層鉄心の磁極を挿入して装着するとともに、前記鍔部の周縁に形成した開口を前記挿通孔の軸方向に沿う同一直線上に位置させない位置関係として形成した電磁機器としたものである。
【００２２】
このように構成した請求項３記載の発明は、請求項１又は請求項２記載のそれぞれの発明の作用に加えて、鍔部の周縁に形成した開口を前記挿通孔の軸方向に沿う同一直線上に位置させない位置関係として形成したことから、係止溝に挿入されて係止されたリード線の前記各開口からの離脱を確実に防止して係止溝への係止状態を確実に維持できるという作用を有するものである。
【００２３】
また、請求項４記載の発明は、電磁機器を電磁式ポンプとした場合における上記第一ないし第３の課題を解決するもので、本体ケース内にダイヤフラムを設けた圧縮室と鉄心収納室を形成し、前記本体ケース内に、一対の積層鉄心、コイルボビン、及び励磁コイルを備える励磁部と、前記積層鉄心の両磁極間に配設される永久磁石を備えた振動子からなる駆動部とを配設し、前記駆動部の少なくとも一端部を前記ダイヤフラムに取着し、前記励磁コイルに励磁電流を供給して前記振動子を往復振動させて前記ダイヤフラムを駆動する電磁式ポンプであって、前記励磁部及び駆動部が、請求項１ないし請求項３の内のいずれか１項に記載の電磁機器をなしていることを特徴とする電磁式ポンプとしたものである。
【００２４】
このように構成した請求項４記載の発明は、電磁機器である電磁式ポンプにおいて、請求項１ないし請求項３記載のそれぞれの発明の作用に加えて、一対の積層鉄心の離間している磁極にそれぞれ装着されて互いに離間しているコイルボビン間におけるリード線を所定の状態に容易かつ確実に配線処理できるという作用を有するものである。
【００２５】
【発明の実施の形態】
つぎに、この発明を電磁機器としての電磁式ポンプに適用した場合の実施の形態を図１および図７に基づいて説明する。
【００２６】
図１は電磁式ポンプＡを取付台２に緩衝体３を介して取り付けた状態を示す斜示図である。そして、図２および図３等に示すように、電磁式ポンプＡは、本体ケース１を構成する主ケース１０と、この主ケース１０の図において左右に設けられた後述する吸入室４１、圧縮室４２、吐出室４３等を設けた一対の副ケース４０、前記主ケース１０内に配設される積層鉄心５０、この積層鉄心５０に取着されるボビン６０、このボビン６０に巻装された励磁コイル７０および、駆動部としての振動子８０等から構成されている。なお、前記積層鉄心５０、ボビン６０、励磁コイル７０は励磁部を構成するものである。
【００２７】
そして、前記主ケース１０は、図１ないし図３に示すように左側に位置する一方側ケース（以下左ケースという）２０と右側に位置する他方側ケース（以下右ケースという）３０から構成されるとともに複数（図１では１個のみ図示）ねじ５ａによって一体に結合されている。
【００２８】
そして、前記左ケース２０は、図１ないし図３に示すように上側壁２０ａ、下側壁２０ｂ、側壁２０ｃ、２０ｄとで囲まれるとともに底壁２０ｅを有し一端側を開口２０ｇした略正方形状の有底角筒状に形成されている。
【００２９】
そして、前記底壁２０ｅにはこの底壁２０ｅと一体に形成されるとともに前記上側壁２０ａおよび下側壁２０ｂと平行に形成された第一の隔壁２２が設けられており、この第一の隔壁２２と前記上側壁２０ａ、側壁２０ｃ、２０ｄおよび底壁２０ｅとで鉄心収納室９０の一方側９０ａが形成されている。また、前記底壁２０ｅには前記第一の隔壁２２の下方に位置して第二の隔壁２３が前記第一の隔壁２２と平行に設けられており、この第二の隔壁２３と前記第一の隔壁２２、側壁２０ｃ、側壁２０ｄおよび底壁２０ｅによって、吐出される流体の脈流を低減するためのタンク室９１の一方側９１ａが形成されている。
【００３０】
また、前記鉄心収納室９０の一方側９０ａに対応する底壁２０ｅには円形状の開口２０ｆが形成され、この開口２０ｆの周囲には環状溝２１が形成されており、この底壁２０ｅの前記開口２０ｆの近傍には前記タンク室９１に連通する連通孔２４が形成され、この連通孔２４の孔縁には図２において左側に突出した環状の嵌合壁２４ａが形成されている。また、前記鉄心収納室９０の一方側９０ａの図において上方には前記開口２０ｆの外周近傍に位置して連通孔２５が形成されている。また、左ケース２０の側壁２０ｃには図１示すように、前記タンク室９１に連通する吐出口２６が設けられ、この吐出口２６には図１に二点鎖線で示され流体を供給する供給チューブ２６ａが接続されるようになっている。また、側壁２０ｃには図１、図２に示すように流体を取り込む吸入口２７が形成されており、この吸入口２７は図示しないが後に詳述する前記吸気室４１に連通しているものである。
【００３１】
つぎに、前記右ケース３０は、図１ないし図３に示すように上側壁３０ａ、下側壁３０ｂ、側壁３０ｃ、３０ｄとで囲まれるとともに底壁３０ｅを有し一端側を開口３０ｇした略正方形状の有底角筒状に形成されている。
【００３２】
そして、前記底壁３０ｅにはこの底壁３０ｅと一体に形成されるとともに前記上側壁３０ａおよび下側壁３０ｂと平行に形成された第一の隔壁３２が設けられており、この第一の隔壁３２の先端は前記左ケース２０に形成した第一の隔壁２２の先端と当接する位置関係となっている。そして、前記第一の隔壁３２と前記上側壁３０ａ、側壁３０ｃ、３０ｄおよび底壁３０ｅとで前記鉄心収納室９０の他方側９０ｂが形成され、この他方側９０ｂと前記左ケース２０に形成された鉄心収納室９０の一方側９０ａとによって鉄心収納室９０を形成するようになっている。
【００３３】
また、前記底壁３０ｅには前記第一の隔壁３２の下方に位置して第二の隔壁 ３３が前記第一の隔壁３２と平行に設けられており、この第一の隔壁３２の先端は前記左ケース２０に形成した第二の隔壁２３の先端と当接する位置関係となっている。そして、前記第二の隔壁３３と前記第一の隔壁３２、側壁３０ｃ、側壁３０ｄおよび底壁３０ｅによって、吐出される流体の脈流を低減するためのタンク室９１の他方側９１ｂが形成され、この他方側９１ｂと前記左ケース２０に形成したタンク室９１の一方側９０ａとによってタンク室９１を形成するようになっている。
【００３４】
また、前記鉄心収納室９０の他方側９０ｂに対応する底壁３０ｅには円形状の開口３０ｆが形成され、この開口３０ｆの周囲には環状溝３１が形成されており、この底壁３０ｅの前記開口３０ｆの近傍には前記タンク室９１に連通する連通孔３４が形成され、この連通孔３４の孔縁には図２において左側に突出した環状の嵌合壁３４ａが形成されている。また、前記鉄心収納室９０の他方側９０ｂの図において上方には前記開口３０ｆの外周近傍に位置して連通孔３５が形成されている。そして、この連通孔３５と前記左ケース１０に設けた連通孔２５とは鉄心収納室９０を介して連通しているものである。
【００３５】
そして、上記のように構成された左ケース２０と右ケース３０とは前記開口２０ｇおよび３０ｇの開口縁を当接して前述したように複数のねじ５ａによって一体に結合されものである。そして、両ケース２０および３０を結合した状態では前述したように、鉄心収納室９０の一方側９０ａと他方側９０ｂとによって鉄心収納室９０が形成され、また、タンク室９１の一方側９１ａと他方側９１ｂとによってタンク室９１が形成されるものである。そして、前記鉄心収納室９０には後に詳述する前記積層鉄心５０が収納して取り付けられるようになっている。
【００３６】
つぎに、前記主ケース１０の左右両側に設けられる副ケース４０、４０について説明する。この両副ケース４０は同一の構成となっていることから一方つまり図において右側の副ケース４０のみについて説明し、左側の副ケース４０については右側の副ケース４０と同一部分に同一符号を付しその説明は省略する。
【００３７】
図１および図２に示すように副ケース４０は内側に前記主ケース１０つまり右側ケース３０の開口３０ｆ（左ケース２０の場合は開口２０ｆ）に対応させてこの開口３０ｆと同じ大きさの開口４４ａを形成する環状壁４４ｂと底壁４４ｃとからなる有底筒状部４４と、前記開口４４ａの開口縁に形成された方形状のフランジ部４５とから構成されている。そして、このフランジ部４５を前記右ケース３０の底壁３０ｅに４個のねじ５ｂによって取り付けられている。そして、この副ケース４０を右ケース３０の底壁３０ｅに取り付ける際に、右ケース３０の開口３０ｆ（左ケース２０の場合は開口２０ｆ）の開口縁近傍に形成された前記嵌合溝３１（左ケース２０の場合嵌合溝２１）に外周部に形成された嵌合リブ９６ａを嵌合して開口３０ｆに取り付けられた後述するダイヤフラム９５の外側縁部を、前記開口３０ｆ（左ケース２０の場合は開口２０ｆ）の開口縁と前記フランジ部４５とで挟持して、前記ダイヤフラム９５を前記開口３０ｆ（左ケース２０の場合は開口２０ｆ）に固定して取してり付けるようになっている。
【００３８】
また、前記有底筒状部４４の底壁４４ｃの中央部には、外側に突出した円形状の突出部４６が形成され、この突出部４６の内側には前記底壁４４ｃに開口した円形の凹部４６ａが形成されている。この凹部４６ａは後述する振動子８９の支持軸８３の先端が振動の際に底壁３０ｅ（左ケース２０の場合は底壁２０ｅ）に当らないようにするためのものである。
【００３９】
また、前記有底筒状部４４の外側には前記フランジ部４５と底壁４４ｃとに亘って形成された略細長円形状周壁４７と蓋体４７ａとによって囲まれ、図２に示すように断面Ｌ字状の空間とした吸気室４１が設けられており、また、同様に前記フランジ部４５と底壁４４ｃとに亘って形成された略細長円形状周壁４８と蓋体４８ａとによって囲まれ、図２に示すように断面Ｌ字状の空間とした吐出室 ４３が設けられている。また、前記有底筒状部４４の内部には環状壁４４ｂ、底壁４４ｃおよびダイヤフラム９５によって囲まれて圧縮室４２が形成形成されている。
【００４０】
また、前記吸気室４１および吐出室４３には、それぞれ右ケース３０に設けた連通孔３４および３５（左ケース２０の場合は連通孔２４および２５）に連通する連通孔４５ａおよび４５ｂが設けられている。
【００４１】
そして、前記吸気室４１と前記圧縮室４２とを区画している有底筒状部４４の底壁４４ｃには貫通孔４１ａが設けられており、この貫通孔４１ａには前記底壁４４ｃの内側つまり圧縮室４２側に位置して常時は貫通孔４１ａを閉塞している弾性部材からなる開閉弁４１ｂが設けられている。また、前記吐出室４３と前記圧縮室４２とを区画している有底筒状部４４の底壁４４ｃには貫通孔４３ａが設けられており、この貫通孔４３ａには前記底壁４４ｃの外側つまり吐出室４３側に位置して常時は貫通孔４３ａを閉塞している弾性部材からなる開閉弁４３ｂが設けられている。
【００４２】
つぎに、前記鉄心収納室９０に収納される積層鉄心５０について説明する。
【００４３】
この積層鉄心５０は、ヨーク部５１ａとこのヨーク部５１ａに一体に形成された中央磁極５１ｂ、中央磁極５１ｂの両側に位置する側磁極５１ｃ、５１ｃからなるＥ型鉄心を積層し、図示しないが溶接あるいはリベット等により固着して形成されている。また、前記Ｅ型鉄心のヨーク部５１ａと側磁極５１ｃ、５１ｃとの境界部には側方に突出した係合凸部５２が形成されている。
【００４４】
そして、前記積層鉄心５０の中央磁極５１ｂには励磁コイル７０が巻装された後に詳述するボビン６０が装着されており、こられ積層鉄心５０、励磁コイル７０および励磁コイル７０が巻装されたボビン６０とで前述したように励磁部を構成しているものである。
【００４５】
また、励磁コイル７０が巻装されたボビン６０を中央磁極５１ｂに装着した後、漏洩磁束を減少させるために図３に示すように前記中央磁極５１ｂの先端部を両側に押し広げ、また、側磁極５１ｃ、５１ｃの先端部を中央磁極５１ｂ側に押し広げてある。このことによってボビン６０の中央磁極５１ｂからの離脱の防止もできるようになっている。
【００４６】
そして、この励磁コイル７０が巻装されたボビン６０を装着した積層鉄心５０は、その積層方向を図３において紙面と直交する方向（図１、図２および図４では積層方向は上下方向となっている）として前記鉄心収納室９０に収納し、この収納された状態では前記係合凸部５２が前記鉄心収納室９０に収納され、この収納された状態では前記係合凸部５２が前記鉄心収納室９０つまり左ケース２０の一方側９０ａおよび右ケース３０の他方側９０ｂのそれぞれに形成された係合凹部９０ｃに係合し、積層鉄心５０は鉄心収納室９０つまり左ケース２０および右ケース３０からなる主ケース１０内に確実に位置決めされて収納されるものである。そして、両積層鉄心５０、５０が鉄心収納室９０に収納された状態では、中央磁極５１ｂ、中央磁極５１ｂの両側に位置する側磁極５１ｃ、５１ｃとは互いに対向するとともに、所定距離離間して所定の間隔Ｇが形成されている。
【００４７】
つぎに、前記左ケース２０の開口２０ｆおよび右ケース３０の開口３０ｆに設けられるダイヤフラム９５について説明する。なお、両ダイヤフラム９５は同一構成となっている。これらそれぞれのダイヤフラム９５はゴム等の薄板部材からる円盤状部材９６とこの円盤状部材９６の中央部に設けられた支持板９７とから構成されている。そして、前記円盤状部材９６の外周縁部には前記左ケース２０の開口２０ｆおよび右ケース３０の開口３０ｆの開口縁部に形成された嵌合溝２１および３１に嵌合する前記環状嵌合リブ９６ａが形成され、この嵌合リブ９６ａを前記嵌合溝２１および３１に嵌合させるとともに、前述したように副ケース４０のフランジ部４５と前記開口２０ｆおよび開口３０ｆの開口縁部とで挟持されて開口２０ｆおよび３０ｆに配設されるものである。また、前記支持板９７の中心部には軸孔９７ａが形成されている。
【００４８】
つぎに、前記駆動部としての振動子８０について説明する。
【００４９】
この振動子８０は非磁性材から方形状薄板状に形成された基板部８１、この基板８１に一体的に取り付けられるとともに積層鉄心５０の積層に沿って配置された一対の永久磁石８２および前記基板８１の両端に取り付けられた支持軸８３とから構成されている。そして、前記両支持軸８３を前記ダイヤフラム９５に取り付けられた支持板９７の軸孔９７ａに螺合等により取着することにより、振動子８０は、前記基板８１および永久磁石８２を前記両積層鉄心５０の互いに対向する中央磁極５１ｂおよび側磁極５１ｃ、５１ｃ間に形成された前記間隙Ｇ内に位置させて図において左右方向に往復動可能つまり振動可能に配設されているものである。
【００５０】
そして、前記励磁コイル７０に励磁電流が供給されていない状態つまり非動作状態では、前記基板８１に設けられた一対の永久磁石８２は中央磁極５１ｂとそれぞれの側磁極５１ｃ、５１ｃとの略中間位置に位置するようになっている。
【００５１】
そして、前記励磁コイル７０に交番電流からなる励磁電流が供給されると、この励磁電流によって生じる交番磁界が前記永久磁石８２に作用し前記振動子８０は図において左右方向に振動し、この振動子８０の振動によって前記ダイヤフラム９５が左右方向に振動し、このダイヤフラム９５の振動により吸気口２７を介して吸気室４１に流体が吸入され、ついでこの流体は圧縮室４２に流入しこの圧縮室４２から吐出室４３に吐出され、ついでタンク室９１を介して吐出口２６から外部に吐出されるものである。
【００５２】
つぎに、前記積層鉄心５０に装着される励磁コイル７０およびこの励磁コイル７０が巻装されるボビン６０について説明する。
【００５３】
ボビン６０は合成樹脂等の絶縁材料からなり、図５に示すように内部に挿通孔６１を形成するように断面方形状の周壁６２ａからなる巻枠部６２と、この巻枠部６２の両端部にそれぞれ形成した方形状の鍔部６３および６４とから構成されている。そして、前記一対の鍔部６３および６４のうちの一方の鍔部６３の上縁部は図５に示すように他方の鍔部６４の上縁よりも寸法Ｌだけ大きく形成され、この上縁部の上側には、図５に示すように鍔部６３の上端縁に形成した一対の開口６６ａに連通した略Ｌ字状の係止溝６６が形成されており、この係止溝６６には後述するリード線７７ａ、７７ｂが前記開口６６ａを介して挿入されるようになっており、この係止溝６６にリード線７７ａ、７７ｂが挿入された状態ではリード線７７ａ、７７ｂは鍔部６３の端縁から外側に出ないようになっている。また、前記一対の係止溝６６は鍔部６３の前記挿通孔６１の軸心を中心として一方側（図５においては右側）に偏位させて形成されているものである。この偏位させて形成している理由は、同一形状にボビン６０を形成し前記一方の鍔部６３を互いに対向させて積層鉄心に装着した際に、互いに対向する鍔部６３に形成した前記係止溝６６が連通している開口６６ａをボビン６０の挿通孔６１の軸方向に沿う同一直線上に位置させないようにするためであり、これにより係止溝６６に挿入されているリード線７７ａ、７７ｂが図において上方に力を受けたとしても開口６６ａから離脱させないようにするためである。
【００５４】
なお、この係止溝６６の形状はＬ字状に限定されるものではなく例えばＴ字状の形状としてもよいものであるが、Ｌ字状として形成した場合は形成される係止溝の横方向に占める領域を小さくできることからボビン６０の形状を小さくできるという利点がある。
【００５５】
また、前記他方の鍔部６４の外側つまり巻枠部６２側と反対側の壁面６４ａには後述する接続端子７５を挿入して取着する挿入穴６５ａを有する一対の端子取付部６５ｂが設けられており、この端子取付部６５ｂの内側壁にはＶ字状溝６５ｃが形成されている。
【００５６】
また、前記他方の鍔部６４の外側壁面６４ａつまり前記一対の端子取付部６５ｂのそれぞれには、その側面に先端部６７ａを互いに対向させるとともに両先端部６７ａを所定距離離間せさて、両端子接続部６５ｂの略中間部の部位に位置した挿入口６８を形成したリード線係止部材としての一対のリード線係止片６７が設けられている。このリード線係止片６７は後述する励磁コイル７０のコイル巻線７１の巻き終り端部７２ｂに接続されたリード線７７ｂ、７７ｃの自由端側を係止してこの自由端の所定以上の動きを規制するものである。
【００５７】
そして、上記のように構成されたボビン６０の巻枠部６２には、図６に示すようにコイル巻線７１を所定回数して巻回することにより構成された励磁コイル７０が巻装され、また、前記コイル巻線７１の巻き始め端部７２ａと巻き終り端部７２ｂとにそれぞれ接続端子７５を接続し、これら接続端子７５の先端部を前記挿入穴６５ａ内に挿入することにより、接続端子７５は端子取付部６５取り付けられるものであり、これら接続端子７５の挿入の際にこれら接続端子７５と接続されている前記コイル巻線７１の巻き始め端部７２ａと巻き終り端部７２ｂは前記Ｖ字状溝６５ｃ内に固定されるようになっている。
【００５８】
なお、図６に示すように前記リード線７７ａは一方（図６では左側）のボビン６０に巻装されたコイル巻線７１の巻き始め端部７２ａと他方（図６では右側）のボビン６０に巻装されたコイル巻線７１の巻き始め端部（不図示）とを接続するものであり、また、リード線７７ｂは一方のボビン６０に巻装されたコイル巻線７１の巻き終り端部７２ａに接続されるものである。また、リード線７７ｃは他方のボビン６０に巻装されたコイル巻線７１の巻き終り端部（不図示）に接続されるものである。
【００５９】
そして、このように励磁コイル７０が巻装されたボビン６０は、前記それぞれの積層鉄心５０の中央磁極５１ｂを、その挿通孔６１に挿入して積層鉄心５０に装着されるものである。そして、このボビン６０の積層鉄心５０への装着は、図７に示すように両積層鉄心５０の互いに対向する中央磁極５１ｂの先端部側に前記一方の鍔部６３がそれぞれ位置するようにしてなされるものである。つまりボビン６０が装着された一対の積層鉄心５０を本体ケース１０の鉄心収納室９０に収納した状態では、前記ボビン６０の一方の鍔部６３が互いに対向するようになっている。また、前記一方の鍔部６３は互いに対向していることから、それぞれ一方の鍔部６３に形成されている前記開口６６ａは挿通孔６１の軸方向に沿う同一直線上には位置しない位置関係となっているものである。
【００６０】
つぎに、励磁コイル７０を巻装したボビン６０の積層鉄心５０への装着およびボビン６０を装着した積層鉄心５０を本体ケース１０の鉄心収納室９０への収納つまり取付けはつぎのようにしてなされる。
【００６１】
まず、ボビン６０に励磁コイル７０を巻装した後、ボビン６０を一方の鍔部６３が前記それぞれ積層鉄心５０の中央磁極５１ｂの先端側に位置するようにして積層鉄心５０に装着する。つぎに、両積層鉄心５０の一側側の一部を左ケース２０に嵌合して両積層鉄心５０を左ケース２０に仮固定状態として取付ける。
【００６２】
そして、この状態で図６、図７に示すように前記リード線７７ａは、両端を両励磁コイル７０のコイル巻線７１の巻き始め端部７２ａとともに接続端子７５によって接続されて、この接続端子７５を両ボビン６０の他方の鍔部６４に設けた端子取付部６５ｂ、６５ｂに取付けられるとともに、リード線７７ａの中間部を互いに対向している一方の鍔部６３、６３の各係止溝６６に収納して配線処理される。そして、配線処理された状態ではリード線７７ａは鍔部６３の外周縁から出ることがない。また、リード線７７ｂは、一端を一方（図６、図７において左側）のコイル巻線７１の巻き終り端部とともに接続端子７５によって接続されて、この接続端子７５を前記一方のボビン６０の他方の鍔部６４に設けた端子取付部６５に取付けられるとともに、他方の端部つまり自由端は前記挿入口６８から挿入されて前記他方（図６、図７において右側）のボビン６０のリード線係止片６７に係止されるとともに、中間部は互いに対向している一方の鍔部６３、６３の各係止溝６６に収納されて配線処理される。そして、配線処理された状態ではリード線７７ｂは鍔部６３の外周縁から出ることがなく、また、自由端は前記リード線係止片６７に係止されて所定以上の動きが規制されるようになっている。また、前記リード線７７ｃは、一端を他方の励磁コイル７０のコイル巻線７１の巻き終り端部（不図示）とともに接続端子７５によって接続されて、この接続端子７５を前記他方のボビン６０の他方の鍔部６４に設けた端子取付部６５に取付けられるとともに、自由端は前記リード線係止片６７に係止されて所定以上の動きが規制されて配線処理される。
【００６３】
そして、このように配線処理された状態の両積層鉄心５０を左ケース２０の鉄心収納室９０の一方側９０ａ内に嵌合し、ついで、両積層鉄心５０の他方側を前記右ケース３０の鉄心収納室９０の他方側９０ｂ内に嵌合し、ついで左ケース２０と右ケース３０を前記ねじ５ａによって結合する。そして、この主ケース１０の励磁コイル７０を巻装したボビン６０を装着した両積層鉄心５０を鉄心収納室９０に収納する際には、前記各リード線７７ａないし７７ｃが上述のようにボビン６０に対して配線処理されるものであることから、リード線７７ａないし７７ｃの配線処理が容易となり配線処理を含む組立工数の低減が図れ、また、リード線７７ａないし７７ｃの中間部がボビンの鍔部６３の外周縁から突出つまり出ることがないため、組み立て時にリード線７７ａないし７７ｃが主ケース１０の内壁等に引っ掛かることはなくリード線７７ａないし７７ｃを介して接続端子７５とリード線７７ａないし７７ｃとの接続部に応力が加わることを防止できることからこの接続部の破損を防止できるものである。
【００６４】
また、ボビン６０の他方の鍔部６４の側壁６４ａに、前記両端子取付部６５の略中間を挿入口６８とした一対のリード線係止片６７を設け、このリード線係止片６７にリード線７７ｂ、７７ｃの自由端側を係止するようにしたことから、前記自由端が所定以上動くことが規制されるために、リード線７７ｂ、７７ｃを介して接続端子７５への外力が加わることが防止されて接続端子７５の端子取付部６５からの離脱あるいはリード線７７ｂ、７７ｃと接続端子７５との接続部の破損等の発生を防止できるものである。
【００６５】
また、一対のボビン６０は積層鉄心５０の中央磁極５１ｂに直線的な位置関係として、一方の鍔部を互いに離間対向させてボビン６０を装着されているものの、前記対向する鍔部６３の周縁に形成した開口６６ａを前記挿通孔６１の軸方向に沿う同一直線上に位置させない位置関係としたことから係止溝６６に挿入されたリード線７７ａ、７７ｂの係止溝６６からの離脱を確実に防止できるものである。
【００６６】
そして、電磁ポンプＡの組立は、上述したように励磁コイル７０を巻装したボビン６０を装着した一対の積層鉄心５０を主ケース１０の鉄心収納室９０に収納した後、互いに対向した中央磁極５１ｂおよび側磁極５１ｃ、５１ｃとの間に形成されている間隙Ｇに前記振動子８０を位置させて、前記ダイヤフラム９５を左ケース２０および右ケース３０の開口２０ｆおよび３０ｆに取付け、ついで前記開口２０ｆおよび３０ｆを覆うようにして前記副ケース４０をそれぞれ主ケースの左右つまり左ケース２０と右ケース３０にねじ５ｂによって取付けることによってなされる。
【００６７】
そして、前記リード線７７ｂ、７７ｃは図１に示すように主ケース１０から外部に引き出され、その先端には図示しない交流電源等の電源に接続するためのコネクター７８が接続されている。
【００６８】
つぎに、上記のように構成された電磁式ポンプ１の動作を図２を参照して説明する。なお、吸入室４１、圧縮室４２および吐出室４３等の構成および動作は左右とも同一であるので、ここではその一方である右側の吸入室４１、圧縮室２２および吐出室４３等についてのみ説明し、左側については説明を省略する。
【００６９】
まず、前記コネクター７８を介して図示しない交流電源から励磁コイル７０に励磁電流として交番電流を供給すると、交番磁界が発生しこの交番磁界が前記積層鉄心５０の磁極つまり中央磁極５１ｂ、両側磁極５１ｃを介して振動子８０の永久磁石８２に作用して、前記振動子８０は図において左右方向に振動つまり往復動する。そして、今交番磁界により、振動子８０が図において左側に移動したとすると、ダイヤフラム９５も図において左側に移動し、その結果前記圧縮室４２の容積は拡大する。そして、この拡大に伴って圧縮室４２の圧力が低下するため、開閉弁４１ｂは貫通孔４１ａを開き、また、開閉弁４３ａは貫通孔４３ｂを閉じるように動作し、連通孔４５ａ、３５、鉄心収納室９０、連通孔２５、４５ａを介して前記吸入口２７に連通している吸入室４１（左側の吸込室４１は直接吸入口２７に連通している）を通して外部から外気等の流体が圧縮室４２内に流入する。
【００７０】
つぎに、交番磁界の極性が変り、振動子８０が図において右側に移動したとすると、ダイヤフラム９５は図において右側に移動し、その結果前記圧縮室４２の容積は縮小して、圧縮室４２の圧力が高くなるため開閉弁４１ｂは点線で示すように貫通孔４１ｂを閉じて吸気室４１から圧縮室４２への流入は遮断され、また、開閉弁４３ｂは貫通孔４３ａを同じく点線で示すように開くように動作し、圧縮室４２内の流体は前記貫通孔４３ａ、連通孔４８ｂ、連通孔３４を経てタンク室９１内に流入し、ついで前記吐出口２６から吐出される。
【００７１】
このように前記励磁コイル７０に供給される交流電流に応じて発生する交番磁界によって左右方向に振動する振動子８０の振動により上記動作が繰り返され、流体は前記主ケース１０つまり左ケース２０の側壁２０ｃに設けられた吸入口２７から吸入されて吸入室４１、貫通孔４１ａ、圧縮室４２、貫通孔４３ａ、タンク室９１を介して吐出口２６から吐出される。
【００７２】
なお、上記実施の形態では、ダイヤフラム部材を構成するダイヤフラム４０を振動子５０の両側に設ける構成としたが、これは一方のみに設ける構成としてもよいものである。
【００７３】
また、上記電磁式ポンプを液体を吸入、吐出するようにする場合は、積層鉄心３０、駆動コイル３２を防水膜で覆うようにすればよい。
【００７４】
なお、上記実施の形態においては、電磁機器を電磁式ポンプとしたことから一対のボビン６０を互いに一方の鍔部６３を対向して積層鉄心５０の中央磁極５１ｂに装着するようにした場合について説明したが、これは例えば電磁弁のように一つの磁極に一つのボビンを装着して用いて励磁部を構成するようにした場合は、図８に示すように上記実施の形態と同様にボビン６０の一方の鍔部６３に、この鍔部６３に同様に形成した一対の開口６６ａに連通する一対の係止溝６６を形成し、他方の鍔部６４に挿入穴６５ａを有する一対の端子取付部６５ｂを設けるとともに、励磁コイル７０のコイル巻線７１の巻き始め端部７２ａと巻き終り端部７２ｂとをそれぞれリード線７７ａおよび７７ｂの一端が接続された接続端子７５により接続し、これら接続端子７５の先端部を挿入穴６５ａに挿入して端子取付部６５ｂを取り付け、そして、前記リード線７７ａ、７７ｂを前記係止溝６６に挿入して、リード線７７ａ、７７ｂの配線処理するようにすればよいものである。
【００７５】
このように、一つのボビンを用いる場合においても、ボビン６０の一方の鍔部６３に周縁に形成した開口６６ａに連通する係止溝６６を形成し、他方の鍔部６４に端子取付部６５を形成し、励磁コイル７０のコイル巻線７１の巻き始め端部７２ａと巻き終り端部７２ｂと、リード線７７ａ、７７ｂの一端とを接続端子７５によって接続し、この接続端子７５を前記端子取付部６５ｂに取付けるとともに、リード線７７ａ、７７ｂを前記係止溝６６に挿入して係止して配線処理をすることにより、配線処理を含めて組立工数の低減が図れるとともに前記係止溝６６による係止と端子取付部６５ｂでの接続端子７５の固定とによりリード線７７ａ、７７ｂの配線処理は容易かつ確実にでき、また、リード線７７ａ、７７ｂがボビン６０の鍔部６３の外周縁から突出することがないため、組み立て時にリード線７７ａ、７７ｂが主ケース１０の内壁等に引っ掛かることはなくリード線７７ａ、７７ｂを介して接続端子６５の接続部に応力が加わることによる起因して前記接続部の破損と等を防止できるものである。
【００７６】
また、図８に示すようにボビンを構成した場合は、同図に二点鎖線で示すように、挿入口６９ａを形成するようにしてリード線係止片６９を一方の鍔部６３に形成するようにすれば、前記リード線７７ａ、７７ｂの自由端の動きを規制できることからリード線７７ａ、７７ｂと接続端子との接続部の破損をさらに確実に防止できる等の利点がある。
【００７７】
なお、一つのボビン６０を用いる場合においては、コイル巻線７１の巻き始めおよび巻き終りを一方の鍔部６３側に位置させるようにした場合は、このコイル巻線７１巻き始め端部および巻き終り端部を直接リード線に接続するとともに、このリード線を前記係止溝６６に係止させて配線処理することにより、他方の鍔部６４に設けた端子取付部５６ｂは省略できるものであり、このようにした場合においてもリード線は係止溝６６によって係止されて配線処理されることから、同様に配線処理が容易にできることから配線処理を含む組立工数の低減が図れるものである。
【００７８】
つまり、一方の鍔部６３に係止溝６６を形成することのみによっても配線処理が容易にできることから配線処理を含む組立工数の低減が図れるものである。
【００７９】
また、上記実施の形態は本発明を電磁機器の一つである電磁式ポンプに適用した場合であるが、これは、電磁弁あるいは照明器具の点灯装置に用いられる安定器等他の電磁機器にも適用できるものであり、この場合上記実施の形態の場合と同様な効果を奏することができるものである。
【００８０】
【発明の効果】
請求項１記載の発明は、コイルボビンの一方の鍔部に、周縁に形成した開口に連通する係止溝を形成し、他方の鍔部にコイル巻線の端部を接続する接続端子を取り付ける端子取付部を設け、前記係止溝にコイル巻線に接続されたリード線を係止するとともに、このリード線と接続された接続端子を端子取付部に取り付けることによりリード線の配線処理をするようにしたことから、リード線の配線処理が確実かつ容易となり配線処理工数を含む組立工数の低減が図れ、また、リード線がボビンの鍔部の外周縁から突出することがないため、本体ケースへの組み立て時にリード線が本体ケースの内壁等に引っ掛かることはなく組立時の作業性の向上が図れるとともに、リード線を介して接続端子の接続部に応力が加わることに起因するリード線と接続端子との接続部の破損等を防止できるという効果を有するものである。
【００８２】
また、請求項２記載の発明は、請求項１の発明において、前記コイルボビンの他方の鍔部の巻枠部側との反対側の側壁に、前記両端子取付部の略中間を挿入口としたことから、請求項１記載の発明にの効果に加えて、コイルボビンの他方の鍔部の側壁に、前記両端子取付部の略中間部の部位を挿入口とした一対のリード線係止片を設け、このリード線係止片にリード線の自由端側をけ係止すようにしたことから、前記自由端が所定以上動くことに起因してリード線を介して接続端子への外力が加わることを防止して接続端子の端子取付部からの離脱あるいはリード線と接続端子との接続部の破損等の発生を防止できるという効果を有するものである。
【００８３】
請求項３記載の発明は、請求項１又は請求項２記載の発明において、二つのコイルボビンを係止溝を設けた鍔部を互いに対向させて積層鉄心の磁極を挿入して装着するとともに、前記一方の鍔部の周縁に形成した開口を前記挿通孔の軸方向に沿う同一直線上に位置させない位置関係として形成したことから、請求項１又は請求項２記載のそれぞれの発明の効果に加えて、係止溝に挿入されて係止されたリード線の前記各開口からの離脱を確実に防止して係合溝への係止状態を確実に維持できるという効果を有するものである。
【００８４】
また、請求項４記載の発明は、本体ケース内にダイヤフラムを設けた圧縮室と鉄心収納室を形成し、前記本体ケース内に、一対の積層鉄心、コイルボビン、及び励磁コイルを備える励磁部と、前記積層鉄心の両磁極間に配設される永久磁石を備えた振動子からなる駆動部とを配設し、前記駆動部を少なくとも一端部を前記ダイヤフラムに取着し、前記励磁コイルに励磁電流を供給して前記振動子を往復振動させて前記ダイヤフラムを駆動する電磁式ポンプであって、前記励磁部及び駆動部が、請求項１ないし請求項３の内のいずれか１項に記載の電磁機器をなしていることを特徴とする電磁式ポンプであるから、電磁機器である電磁式ポンプにおいて、請求項１ないし請求項３記載のそれぞれの発明の効果に加えて、一対の積層鉄心の離間している磁極にそれぞれ装着されて互いに離間している両コイルボビン間におけるリード線を所定の状態に容易かつ確実に配線処理できるという効果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の実施の形態を示す電磁式ポンプの斜視図。
【図２】上記電磁式ポンプの一部を断面した断面図（図１におけるＡ−Ｂ−Ｃ−Ｄ線での断面図）。
【図３】上記電磁式ポンプの断面図（図１におけるＸ−Ｘ線での断面図）。
【図４】上記電磁式ポンプの一部を断面した断面図（図１におけるＹ−Ｙ線での断面図）。
【図５】上記電磁式ポンプのコイルボビンの斜視図。
【図６】上記電磁式ポンプのコイルボビンのリード線の配線処理状態を示す斜視図。
【図７】上記電磁式ポンプのコイルボビンのリード線の配線処理状態を示す平面図。
【図８】本発明におけるコイルボビンの他の配線処理の実施の形態を示す斜視図。
【図９】従来の電磁式ポンプの断面図。
【図１０】上記従来の電磁式ポンプのコイルボビンの斜視図。
【図１１】上記従来の電磁式ポンプのリード線の配線処理状態を示す斜視図。
【符号の説明】
Ａ 電磁式ポンプ
１ 本体ケース
１０ 主ケース（本体ケースの一部）
２０ 左ケース（本体ケースの一部）
３０ 右ケース（本体ケースの一部）
４１ 吸入室
４２ 圧縮室
４３ 吐出室
５０ 積層鉄心（励磁部の一部）
５１ａ ヨーク部
５１ｂ 中央磁極
５１ｃ 側磁極
６０ コイルボビン（励磁部の一部）
６１ 挿通孔
６３ 一方の鍔部
６４ 他方の鍔部
６５ｂ 他方の鍔部に設けた端子取付部
６６ 係止溝
６６ａ 一方の鍔部に設けた開口
６７ リード線係止片（リード線係止部材）
６８ 挿入口
７０ 励磁コイル
７１ コイル巻線
９０ 鉄心収納室
９５ ダイヤフラム[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to an electromagnetic device such as an electromagnetic pump or an electromagnetic valve having an exciting unit in which an exciting coil is mounted on a laminated iron core and a driving unit driven by the exciting unit.
[0002]
[Prior art]
2. Description of the Related Art Conventionally, there has been widely known an electromagnetic device that is operated by an electromagnetic force, such as an electromagnetic pump or an electromagnetic valve having an exciting unit having an exciting coil mounted on a laminated iron core and a driving unit driven by the exciting unit. These electromagnetic devices include a laminated iron core having a magnetic pole formed by laminating a core made of a plate-shaped magnetic material having a pole piece in which the exciting portion is punched into an E-shape or an I-shape, and a bobbin having an insertion hole. A coil bobbin (hereinafter, simply referred to as a bobbin) which is formed of flanges formed at both ends of the bobbin facing each other and which is mounted on the magnetic pole, and an exciting coil comprising a coil winding wound around the bobbin bobbin Further, the driving unit is constituted by an actuator such as a vibrator formed by attaching a permanent magnet to an operating member made of a magnetic material or an operating member made of a non-magnetic material, and exciting the exciting coil. An actuator configured to drive a drive unit, that is, an actuator by supplying a current, that is, a drive current, and to drive a diaphragm or a valve member through the actuator; Like a ballast in a lighting device of a lighting device using a fluorescent lamp, a magnetic core, that is, a laminated iron core having magnetic poles, a winding frame portion having an insertion hole, and a flange formed opposite to each other at both ends of the winding frame portion. There is a bobbin mounted on the magnetic pole, and a bobbin composed of a primary winding and a secondary winding wound on a bobbin frame portion and having no driving unit.
[0003]
The bobbin is provided with an exciting coil or a primary winding and a secondary winding (the exciting coil and the primary winding and the secondary winding are collectively referred to as an exciting coil) wound around a winding frame portion to form a magnetic pole of a laminated iron core. The winding end of the exciting coil wound around the winding frame or the lead wire connected to the winding end can be easily and reliably wired on a bobbin. This is a very important matter in handling the laminated iron core in a state where it is attached, workability of insulation treatment, storage in a miniaturized case, and the like.
[0004]
Here, an example of wiring processing of a coil wound around a bobbin of the conventional electromagnetic device is described as a pair of laminated cores formed by laminating a vibrator as a driving unit attached to a diaphragm by laminating an iron core having pole pieces. An exciter comprising a bobbin mounted on the laminated core and an exciting coil wound on the bobbin reciprocates or vibrates, and the vibration of the vibrator causes the diaphragm to reciprocate to generate a fluid (gas / liquid). An example of an electromagnetic pump for suction and discharge will be described with reference to FIGS.
[0005]
As shown in FIG. 9, the main body 100 of the electromagnetic pump has a main housing 110 and a suction chamber 131 and a compression chamber attached to the left and right sides in the drawing of the main housing 110 by mounting means such as screws (not shown). 132 is provided with a pair of sub-housings 130. The main housing 110 has openings 111 formed at both ends in the figure and an iron core storage chamber 115 formed therein. A pair of E-cores is formed in the iron core storage chamber 115. Of the magnetic poles are spaced apart and opposed to each other so as to form a predetermined gap G, and are attached by screws 134 through mounting holes provided in the mounting portion 112a and the like. In addition, a bobbin 200 on which an exciting coil 210 composed of a coil winding 211 to be described later is wound is mounted on the central leg of the laminated cores 112, 112, that is, the magnetic pole 112b.
[0006]
An intake port 113 is formed in the main housing 110, and the sub-housing 130 is attached to the main housing 110 so as to cover the opening 111, as described above, and a diaphragm 140 is provided in the opening 111. The outer peripheral edge of the main casing 110 and the sub-casing 130 are sandwiched and attached. At the center of the diaphragm 140, a fixing plate 142 composed of a pair of plates 141, 141 for holding the diaphragm 140 is attached. At the center of the fixing plate 142, a screw hole is formed. A screw of a support shaft 151 provided at both ends of a vibrator 150 as a drive unit to which a pair of permanent magnets 152 is attached is screwed and attached. When the vibrator 150 is attached to the diaphragm 140 by screwing the support shafts 151 to the fixed plate 142, the permanent magnets 152 are formed between the magnetic poles of the pair of laminated cores 112. It is located within the gap G.
[0007]
When an AC current, which is a drive current, is supplied to the exciting coil 210, the vibrator 150 vibrates in the left-right direction in FIG. 9 so as to swing the diaphragm 140. That is, when an exciting current, that is, a driving current is supplied to the exciting coil 210, an alternating magnetic field generated by the driving current acts on the permanent magnet 152 provided on the vibrator 150, and the electromagnetic force acting between them causes the vibrator 150. 9 reciprocates in the left-right direction in FIG. 9, and the diaphragm 140 reciprocates in the left-right direction by the reciprocating vibration.Air intakeFluid such as air sucked from the outlet 113 is discharged from the outlet 133a through the suction chamber 131, the compression chamber 132, and the discharge chamber 133.
[0008]
The configuration of the bobbin 200 and the wiring of the exciting coil 210 wound around the bobbin 200 are performed as shown in FIGS. That is, as shown in FIG. 10, the bobbin 200 has a winding frame 202 formed of a peripheral wall having a rectangular cross section so as to form an insertion hole 201 therein, and rectangular flanges formed at both ends of the winding frame 202, respectively. And a pair of insertion holes 205a for inserting and attaching connection terminals 207 to be described later on the outer wall surface of the flange portion 204 (that is, the side opposite to the winding frame portion 202 side). Terminal mounting portions 205b and 205c are provided. Then, as shown in FIG. 11, the coil winding 211 is wound around the winding frame portion 202 of the bobbin 200 a predetermined number of times to wind the exciting coil 210, and the winding start end 211a of the coil winding 211 is wound around the winding winding end 202a. The end portion 211b is connected to the connection terminal 207 connected to lead wires 221 to 223 described later.
[0009]
Then, the bobbin 200 around which the exciting coil 210 is wound is inserted into the insertion hole 201 of the opposing magnetic poles 112 b of the laminated iron cores 112, 112.112bIs inserted and attached. After the bobbins 200 are attached to the magnetic poles 112b and 112b and mounted on the laminated core 112, as shown in FIG. 11, the lead wires 221 are omitted (in FIG. 11, the laminated cores 112 and 112 are omitted). And the two winding start ends 211a of the coil winding 211 are connected by the connection terminals 207, 207, and the connection terminals 207, 207 are connected to the insertion holes 205a of the terminal mounting portions 205b, 205b of the bobbins 200, respectively. Insert Also, one end of each of the lead wires 222 and 223 and both winding end ends 211b of both coil windings 211 are connected by connection terminals 207, respectively, and these connection terminals 207 are connected to the terminal connection portions 205c of the bobbins 200 and 200, respectively. 205c are inserted into the insertion holes 205a, 205a.
[0010]
The lead wires 221, 222, and 223 are bundled and bundled in a binding band 224 and arranged as close as possible to the outer periphery of both bobbins 200. The wiring process is performed by attaching and arranging on the outer peripheral surface of the excitation coil 210, and the other ends of the lead wires 222 and 223 are drawn out through a drawing hole (not shown) formed in the main housing 110.Is likeThings.
[0011]
By the way, the lead wires 221 to 223 are bound by the binding band 224 and wired as described above, or the wires are bound by the binding band 224 and then attached to the outer peripheral surface of the exciting coil 210 with an adhesive tape or the like to perform the wiring process. In the method, since the lead wires 221 to 223 must be bound by the binding band 224, the number of assembling steps such as wiring processing increases, and the lead wires 221 to 223 protrude from the outer peripheral edge of the flange 204 of the bobbin 200. Therefore, the workability is poor because the lead wires 221 to 223 are caught on the inner wall or the like of the main housing 110 during the assembling work into the main housing 110, and the lead wires 221 to 223 are attached to the outer peripheral surface of the excitation coil 210 with an adhesive tape or the like. In the method, each of the lead wires 221 to 223 is bound with a binding band 224, and is also attached with an adhesive tape. Since we must Attach, in addition to the assembling steps of the wiring process and the like is increased, in some cases during the assembly operations there is a possibility that a situation occurs that peels off the adhesive tape.
[0012]
In addition, since the other ends of the lead wires 222 and 223 that are drawn out are free ends, when this free end moves, an external force is applied to the connection terminal 207, and in some cases, the connection terminal 207 is removed from the insertion hole 205a. When the lead wires 221 to 223 and the ends of the coil windings 221 are connected by soldering, a situation such as disconnection occurs at this connection portion.
[0013]
[Problems to be solved by the invention]
As described above, according to the conventional wiring processing method, first, the lead wires 221 to 223 are bound by a binding band 224 to perform a wiring process, or after the binding is performed by the binding band 224 and the periphery of the coil 221 is bonded by an adhesive tape or the like. The method of performing wiring processing by attaching to a surface or the like has a problem that the number of assembling steps including the number of wiring processing steps increases, and secondly, each of the lead wires 221 to 223 from the outer peripheral edge of the flange 204 of the bobbin 200 Due to the protrusion, the lead wire is caught on the inner wall of the main body case when assembled in a narrow space of the housing, that is, the main body case, resulting in poor workability, and the lead wires 221 to 223 are caught. There is a problem that stress is applied to the connection with the connection terminal via the lead wire, and the connection may be damaged in some cases. From the other end of the lead wire 222 and 223 are free ends drawn in, this is the case an external force is applied to 207 parts of the connection terminals due to the movement of the free end connection terminals 207 insertion hole 205abreak awayFor example, there is a problem that the connection portion is damaged.
[0014]
Also, the wiring process of the lead wire connected to the coil in an electromagnetic device such as an electromagnetic valve other than the electromagnetic pump has a different specific structure, but the basic structure is almost the same. It has the same problem as described above.
[0015]
[Means for Solving the Problems]
The present invention has been made in view of the above circumstances, and the invention described in claim 1 is based on the first and second aspects.TaskA laminated core formed by laminating iron cores and having magnetic poles, a bobbin portion having an insertion hole, and flange portions formed at both ends of the bobbin portion so as to face each other. An exciting section housed in a main body case comprising a coil bobbin inserted into the hole and mounted on a laminated iron core, and an exciting coil comprising a coil winding wound around a winding frame of the coil bobbin; A driving unit driven by supplying an exciting current to the exciting coil of the unit,One of the flanges of the coil bobbin is formed with a locking groove that communicates with an opening formed on the periphery of the flange and locks a lead wire connected to the coil winding, and the other flange has a winding frame side. And a terminal mounting portion for mounting a connection terminal for connecting an end of the coil winding to a side opposite to the terminal.It is an electromagnetic device.
[0018]
Configured in this wayClaim 1According to the invention described above, a terminal mounting portion for forming a locking groove communicating with an opening formed on a peripheral edge on one flange portion of the coil bobbin, and attaching a connection terminal for connecting an end of the coil winding to the other flange portion. The lead wire connected to the coil winding is locked in the locking groove, and the connection terminal connected to the lead wire is attached to the terminal mounting portion to perform wiring processing of the lead wire. As a result, the wiring process of the lead wire becomes easy, the man-hour for assembling including the wiring process is reduced, and the lead wire does not protrude from the outer peripheral edge of the flange portion of the bobbin. Workability during assembly is improved without being caught on the inner wall, etc., and damage to the connection between the lead wire and the connection terminal due to stress applied to the connection portion of the connection terminal via the lead wire, etc. Prevention It is those having the effect that kill.
[0019]
Also,Claim 2The described invention is the third or third aspect of the present invention.TaskTo solve theClaim 1In the invention, a pair of lead wire locking members is provided on a side wall of the other flange portion of the coil bobbin opposite to the winding frame portion side with a substantially middle portion between the two terminal mounting portions as an insertion port. It is an electromagnetic device.
[0020]
Configured in this wayClaim 2The described invention,Claim 1In addition to the effect of the invention described in the above, a pair of lead wire locking members having an insertion port at a substantially middle portion between the two terminal mounting portions is provided on a side wall of the other flange portion of the coil bobbin. Since the free end side of the lead wire is locked to the stop piece, connection is made by preventing external force from being applied to the connection terminal via the lead wire due to the free end moving more than a predetermined amount. This has the effect of preventing detachment of the terminal from the terminal mounting portion or damage of the connection portion between the lead wire and the connection terminal.
[0021]
Also,Claim 3The described invention is characterized in that, when two bobbins are arranged in a linear positional relationship, the first to third bobbins are provided.TaskClaim 1Or Claim 2In the invention, the two coil bobbins are fitted by inserting and mounting the magnetic poles of the laminated iron core with the flange portions provided with the locking grooves facing each other, and the opening formed in the peripheral edge of the flange portion in the axial direction of the insertion hole. This is an electromagnetic device formed as a positional relationship that is not located on the same straight line along.
[0022]
Configured in this wayClaim 3The invention described in claim 1Or Claim 2In addition to the effects of the respective inventions described above, since the opening formed in the peripheral edge of the flange portion is formed so as not to be located on the same straight line along the axial direction of the insertion hole, it is inserted into the locking groove and engaged. This has the effect that the stopped lead wire is reliably prevented from coming off from each of the openings, and the locked state in the locking groove can be reliably maintained.
[0023]
Also,Claim 4The described invention is characterized in that the above-mentioned first to third aspects when the electromagnetic device is an electromagnetic pump.TaskTo solve theA compression chamber and a core storage chamber having a diaphragm provided in a main body case are formed, and an excitation unit including a pair of laminated cores, a coil bobbin, and an excitation coil is provided in the main body case, and disposed between both magnetic poles of the laminated core. And a drive unit comprising a vibrator having a permanent magnet to be provided, at least one end of the drive unit is attached to the diaphragm, and an exciting current is supplied to the exciting coil to reciprocate the vibrator. An electromagnetic pump for driving the diaphragm in such a manner that the exciting unit and the driving unit constitute an electromagnetic device according to any one of claims 1 to 3. Electromagnetic pumpIt is what it was.
[0024]
Configured in this wayClaim 4The invention described in claim 1 is an electromagnetic pump which is an electromagnetic device.Claim 3In addition to the operation of each of the described inventions, a pair of laminated coresSeparatedThis has the effect that the lead wires between the coil bobbins attached to the magnetic poles and separated from each other can be easily and reliably wired in a predetermined state.
[0025]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Next, an embodiment in which the present invention is applied to an electromagnetic pump as an electromagnetic device will be described with reference to FIGS.
[0026]
FIG. 1 is a perspective view showing a state in which an electromagnetic pump A is mounted on a mounting base 2 via a buffer 3. As shown in FIGS. 2 and 3 and the like, the electromagnetic pump A includes a main case 10 that constitutes the main body case 1, a suction chamber 41 provided on the left and right in the drawing of the main case 10, and a compression chamber 41 described later. 42, a pair of sub-cases 40 provided with a discharge chamber 43 and the like, a laminated core 50 disposed in the main case 10, a bobbin 60 attached to the laminated core 50, and an excitation wound around the bobbin 60. It is composed of a coil 70, a vibrator 80 as a driving unit, and the like. The laminated core 50, bobbin 60,Excitation coilReference numeral 70 denotes an excitation unit.
[0027]
As shown in FIGS. 1 to 3, the main case 10 includes one side case (hereinafter referred to as a left case) 20 located on the left side and another side case (hereinafter referred to as the right case) 30 located on the right side. Also, they are integrally connected by a plurality of (only one is shown in FIG. 1) screws 5a.
[0028]
As shown in FIGS. 1 to 3, the left case 20 has a substantially square shape surrounded by an upper wall 20a, a lower wall 20b, side walls 20c and 20d, has a bottom wall 20e, and has an opening 20g at one end. Formed with a bottomed square tubeHave been.
[0029]
The bottom wall 20e is provided with a first partition wall 22 formed integrally with the bottom wall 20e and formed in parallel with the upper side wall 20a and the lower side wall 20b. And the upper side wall 20a, the side walls 20c and 20d, and the bottom wall 20e form one side 90a of the iron core storage chamber 90.Have been.In addition, a second partition wall 23 is located below the first partition wall 22 on the bottom wall 20e.Are provided in parallel,The second partition wall 23, the first partition wall 22, the side wall 20c, the side wall 20d, and the bottom wall 20e form one side 91a of a tank chamber 91 for reducing the pulsating flow of the fluid to be discharged.
[0030]
A circular opening 20f is formed in a bottom wall 20e corresponding to one side 90a of the iron core storage chamber 90, and an annular groove 21 is formed around the opening 20f. A communication hole 24 communicating with the tank chamber 91 is formed near the opening 20f, and an annular fitting wall 24a protruding leftward in FIG. 2 is formed at the edge of the communication hole 24. In addition, a communication hole 25 is formed in the upper part of the one side 90a of the iron core storage chamber 90 in the figure near the outer periphery of the opening 20f. Further, as shown in FIG.Communicates with tank chamber 91A discharge port 26 is provided, and the discharge port 26 is indicated by a two-dot chain line in FIG.ShownA supply tube 26a for supplying a fluid is connected. 1 and 2, a suction port 27 for taking in a fluid is formed in the side wall 20c. The suction port 27 is not shown but communicates with the suction chamber 41 described later in detail. is there.
[0031]
Next, as shown in FIGS. 1 to 3, the right case 30 has a substantially square shape surrounded by an upper side wall 30a, a lower side wall 30b, side walls 30c and 30d, has a bottom wall 30e, and has an opening 30g at one end. Formed into a square cylinder with a bottomHave been.
[0032]
The bottom wall 30e is provided with a first partition wall 32 formed integrally with the bottom wall 30e and formed in parallel with the upper side wall 30a and the lower side wall 30b. Has a positional relationship in contact with the tip of the first partition wall 22 formed on the left case 20. The first partition wall 32, the upper wall 30a, the side walls 30c, 30d, and the bottom wall 30e form the other side 90b of the iron core storage chamber 90, and are formed on the other side 90b and the left case 20. The core storage chamber 90 is formed by one side 90 a of the core storage chamber 90.
[0033]
Further, the second partition wall 33 is located below the first partition wall 32 on the bottom wall 30e, andAre provided in parallel,The distal end of the first partition 32 is in a positional relationship in contact with the distal end of the second partition 23 formed on the left case 20. The second partition 33 and the first partition 32, the side wall 30c, the side wall 30d, and the bottom wall 30e form the other side 91b of the tank chamber 91 for reducing the pulsating flow of the fluid to be discharged. The other side 91b and one side 90a of the tank chamber 91 formed in the left case 20 form a tank chamber 91.
[0034]
A circular opening 30f is formed in a bottom wall 30e corresponding to the other side 90b of the iron core storage chamber 90, and an annular groove 31 is formed around the opening 30f. A communication hole 34 communicating with the tank chamber 91 is formed near the opening 30f, and an annular fitting wall 34a protruding leftward in FIG. 2 is formed at the edge of the communication hole 34. A communication hole 35 is formed above the iron core storage chamber 90 in the figure on the other side 90b near the outer periphery of the opening 30f. The communication hole 35 and the communication hole 25 provided in the left case 10 communicate with each other via the iron core storage chamber 90.
[0035]
The left case 20 and the right case 30 configured as described above abut on the opening edges of the openings 20g and 30g and are integrally connected by the plurality of screws 5a as described above. When both cases 20 and 30 are combined, as described above, one side 90a and the other side 90b of iron core storage chamber 90 form an iron core storage chamber 90, and one side 91a of tank chamber 91 and the other side 91a. The tank chamber 91 is formed by the side 91b. The laminated core 50, which will be described in detail later, is housed and attached to the iron core storage chamber 90.
[0036]
Next, the sub-cases 40 provided on the left and right sides of the main case 10 will be described. Since the two sub-cases 40 have the same configuration, only one of them, that is, only the right sub-case 40 in the figure, will be described. The description is omitted.
[0037]
As shown in FIGS. 1 and 2, the sub-case 40 has an opening 44a having the same size as the opening 30f of the main case 10, that is, the opening 30f of the right case 30 (the opening 20f in the case of the left case 20). And a bottomed cylindrical portion 44 formed of an annular wall 44b and a bottom wall 44c, and a square flange portion 45 formed at an opening edge of the opening 44a. The flange 45 is attached to the bottom wall 30e of the right case 30 by four screws 5b. When the sub case 40 is attached to the bottom wall 30e of the right case 30, the fitting groove 31 (left) formed near the opening edge of the opening 30f of the right case 30 (the opening 20f in the case of the left case 20). In the case 20 of the case 20, a fitting rib 96a formed on the outer peripheral portion is fitted into the fitting groove 21), and an outer edge portion of a later-described diaphragm 95 attached to the opening 30f is connected to the opening 30f (in the case of the left case 20). Is sandwiched between the opening edge of the opening 20f) and the flange portion 45, and the diaphragm 95 is fixed to the opening 30f (the opening 20f in the case of the left case 20) and attached.
[0038]
At the center of the bottom wall 44c of the bottomed cylindrical portion 44, a circular protrusion 46 is formed which protrudes outward. Inside the protrusion 46, a circular opening formed in the bottom wall 44c is formed. A recess 46a is formed. The concave portion 46a is provided to prevent a tip of a support shaft 83 of a vibrator 89 described later from hitting the bottom wall 30e (the bottom wall 20e in the case of the left case 20) during vibration.
[0039]
The flange portion 45 and the bottom wall are provided outside the bottomed cylindrical portion 44.44cAnd an intake chamber 41 having a space having an L-shaped cross section as shown in FIG. 2 is provided. Flange 45 and bottom wall44cAs shown in FIG. 2, a discharge chamber 43 is provided which is surrounded by a substantially elongated circular peripheral wall 48 and a lid 48a formed in the shape of a space having an L-shaped cross section. A compression chamber 42 is formed inside the bottomed cylindrical portion 44 so as to be surrounded by an annular wall 44b, a bottom wall 44c, and a diaphragm 95.
[0040]
The suction chamber 41 and the discharge chamber 43 have communication holes 45a and 35a communicating with communication holes 34 and 35 (communication holes 24 and 25 in the case of the left case 20) provided in the right case 30, respectively.45bIs provided.
[0041]
The bottom wall 44c of the bottomed cylindrical portion 44 that partitions the intake chamber 41 and the compression chamber 42 is provided with a through hole 41a, and the through hole 41a is provided inside the bottom wall 44c. That is, the on-off valve 41b, which is located on the compression chamber 42 side and is made of an elastic member and always closes the through hole 41a, is provided. The bottom wall 44c of the bottomed cylindrical portion 44 that partitions the discharge chamber 43 and the compression chamber 42 is provided with a through hole 43a, and the through hole 43a is provided outside the bottom wall 44c. That is, the on-off valve 43b made of an elastic member which is always located on the discharge chamber 43 side and always closes the through hole 43a is provided.
[0042]
Next, the laminated core 50 stored in the core storage chamber 90 will be described.
[0043]
The laminated core 50 is formed by laminating an E-shaped core composed of a yoke part 51a, a central magnetic pole 51b integrally formed on the yoke part 51a, and side magnetic poles 51c, 51c located on both sides of the central magnetic pole 51b. Alternatively, it is formed by being fixed with a rivet or the like. At the boundary between the yoke portion 51a of the E-shaped iron core and the side magnetic poles 51c, 51c, an engaging projection 52 protruding laterally is formed.
[0044]
A bobbin 60, which will be described in detail after the excitation coil 70 is wound, is mounted on the central magnetic pole 51b of the laminated core 50, and the laminated core 50, the excitation coil 70, and the excitation coil 70 are wound thereon. The exciting section is constituted by the bobbin 60 as described above.
[0045]
After the bobbin 60 around which the exciting coil 70 is wound is mounted on the central magnetic pole 51b, the tip of the central magnetic pole 51b is pushed to both sides as shown in FIG. The leading ends of the magnetic poles 51c, 51c are pushed toward the central magnetic pole 51b. Thus, the bobbin 60 can be prevented from separating from the central magnetic pole 51b.
[0046]
The lamination direction of the laminated core 50 on which the bobbin 60 around which the exciting coil 70 is wound is perpendicular to the plane of FIG. 3 (the lamination direction is a vertical direction in FIGS. 1, 2 and 4). ) Is stored in the iron core storage chamber 90, and in this stored state, the engaging projections 52 are stored in the iron core storage chamber 90. In this stored state, the engaging projections 52 are mounted on the iron core storage chamber 90. The storage core 90 engages with the engagement recesses 90c formed on the one side 90a of the left case 20 and the other side 90b of the right case 30, respectively, and the laminated core 50 is inserted into the core storage chamber 90, that is, the left case 20 and the right case 30. It is securely positioned and accommodated in the main case 10 made of In a state where both laminated cores 50, 50 are stored in the core storage chamber 90, the central magnetic pole 51b, the side magnetic poles 51c, 51c located on both sides of the central magnetic pole 51b are opposed to each other, and are separated from each other by a predetermined distance. Are formed.
[0047]
Next, the diaphragm 95 provided in the opening 20f of the left case 20 and the opening 30f of the right case 30 will be described. The two diaphragms 95 have the same configuration. Each of these diaphragms 95 includes a disk-shaped member 96 made of a thin plate member such as rubber and the like.Disc-shaped memberAnd a support plate 97 provided at the center of the 96. The annular fitting rib fits into fitting grooves 21 and 31 formed on the outer peripheral edge of the disc-shaped member 96 at the opening edge of the opening 20f of the left case 20 and the opening 30f of the right case 30. The fitting rib 96a is fitted in the fitting grooves 21 and 31, and is also held between the flange 45 of the sub case 40 and the opening edges of the opening 20f and the opening 30f as described above. In the openings 20f and 30f. A shaft hole 97a is formed in the center of the support plate 97.
[0048]
Next, the vibrator 80 as the driving unit will be described.
[0049]
This vibrator 80From non-magnetic material to rectangular thin plateIt is composed of a substrate portion 81 formed, a pair of permanent magnets 82 integrally attached to the substrate 81 and arranged along the lamination of the laminated core 50, and support shafts 83 attached to both ends of the substrate 81. ing. By attaching the two support shafts 83 to the shaft holes 97a of the support plate 97 attached to the diaphragm 95 by screwing or the like, the vibrator 80 connects the substrate 81 and the permanent magnet 82 to the two laminated cores. 50 opposing central poles51bFurther, it is disposed in the gap G formed between the side magnetic poles 51c, 51c so as to be able to reciprocate, that is, to vibrate in the left-right direction in the figure.
[0050]
In a state where the exciting current is not supplied to the exciting coil 70, that is, in a non-operating state, the pair of permanent magnets 82 provided on the substrate 81 is located at a substantially intermediate position between the center magnetic pole 51b and the respective side magnetic poles 51c, 51c. It is located at.
[0051]
When an exciting current consisting of an alternating current is supplied to the exciting coil 70, an alternating magnetic field generated by the exciting current acts on the permanent magnet 82, and the vibrator 80 vibrates in the left-right direction in FIG. Due to the vibration of the diaphragm 80, the diaphragm 95 vibrates in the left-right direction, and the vibration of the diaphragm 95 causes a fluid to be sucked into the suction chamber 41 through the suction port 27. Then, the fluid flows into the compression chamber 42 and flows out of the compression chamber 42. The liquid is discharged into the discharge chamber 43, and then the tank chamber 91 is discharged.From the outlet 26 throughIt is discharged to the outside.
[0052]
Next, the exciting coil 70 mounted on the laminated core 50 and the bobbin 60 around which the exciting coil 70 is wound will be described.
[0053]
The bobbin 60 is made of an insulating material such as a synthetic resin. As shown in FIG. 5, a bobbin portion 62 composed of a peripheral wall 62a having a rectangular cross section so as to form an insertion hole 61 therein, and both ends of the bobbin portion 62 And flanges 63 and 64 formed in a rectangular shape. The upper edge of one flange 63 of the pair of flanges 63 and 64 is formed larger than the upper edge of the other flange 64 by a dimension L as shown in FIG. As shown in FIG. 5, a substantially L-shaped locking groove 66 communicating with a pair of openings 66a formed at the upper end edge of the flange 63 is formed on the upper side of the locking groove 66. The lead wires 77a and 77b are inserted through the openings 66a. When the lead wires 77a and 77b are inserted into the locking grooves 66, the lead wires 77a and 77b are connected to the ends of the flange 63. Does not go outside from the edgeIt has become.The pair of locking grooves 66 are formed so as to be deviated to one side (the right side in FIG. 5) about the axis of the insertion hole 61 of the flange 63. The reason for this deviation is that when the bobbin 60 is formed in the same shape and the one flange portion 63 is mounted on the laminated core with the one flange portion 63 facing each other, the bobbin 60 is formed on the flange portion 63 facing each other. This is to prevent the opening 66a communicating with the stop groove 66 from being located on the same straight line along the axial direction of the insertion hole 61 of the bobbin 60,ThisThis is to prevent the lead wires 77a and 77b inserted in the locking groove 66 from being detached from the opening 66a even if they receive a force upward in the drawing.
[0054]
Note that the shape of the locking groove 66 is not limited to the L-shape, but may be, for example, a T-shape.May beHowever, in the case where the bobbin 60 is formed in an L-shape, the area occupied in the lateral direction of the formed locking groove can be reduced, so that the bobbin 60 isCan be made smallerThere are advantages.
[0055]
A pair of terminal mounting portions 65b having insertion holes 65a for inserting and attaching connection terminals 75 to be described later are provided on the outer surface of the other flange portion 64, that is, on the wall surface 64a on the opposite side to the winding frame portion 62 side. A V-shaped groove 65c is formed on the inner side wall of the terminal mounting portion 65b.
[0056]
Further, the outer wall surface 64a of the other flange 64, that is, the pair of terminal mounting portions 65b, has the front end portions 67a facing each other on the side surfaces thereof, and the front end portions 67a are separated from each other by a predetermined distance. A pair of lead wire locking pieces 67 is provided as a lead wire locking member having an insertion opening 68 located at a substantially middle portion of the portion 65b. The lead wire locking piece 67 locks the free ends of the lead wires 77b and 77c connected to the winding end 72b of the coil winding 71 of the exciting coil 70, which will be described later, so that the free ends move more than a predetermined amount. Is regulated.
[0057]
An exciting coil 70 configured by winding the coil winding 71 a predetermined number of times as shown in FIG. 6 is wound around the bobbin portion 62 of the bobbin 60 configured as described above, A connection terminal 75 is connected to each of a winding start end 72a and a winding end end 72b of the coil winding 71, and the distal ends of these connection terminals 75 areInsertion holeThe connection terminal 75 is attached to the terminal mounting portion 65 by being inserted into the connection terminal 75a, and the winding start end of the coil winding 71 connected to the connection terminal 75 when the connection terminal 75 is inserted. The end 72a and the winding end 72b are fixed in the V-shaped groove 65c.
[0058]
As shown in FIG. 6, the lead wire 77a is connected to the winding start end 72a of the coil winding 71 wound on one (left side in FIG. 6) bobbin 60 and the other (right side in FIG. 6) bobbin 60. A lead wire 77b is connected to a winding start end (not shown) of the wound coil winding 71, and a winding end end 72a of the coil winding 71 wound on one bobbin 60. Is connected to The lead wire 77c is connected to a winding end (not shown) of the coil winding 71 wound around the other bobbin 60.
[0059]
The bobbin 60 on which the exciting coil 70 is wound in this manner is mounted on the laminated core 50 by inserting the central magnetic pole 51b of each laminated core 50 into the insertion hole 61. The bobbin 60 is mounted on the laminated core 50 in such a manner that the one flange 63 is located at the tip end side of the opposed central magnetic pole 51b of both laminated cores 50 as shown in FIG. Things. That is, in a state where the pair of laminated cores 50 to which the bobbins 60 are mounted are housed in the iron core storage chamber 90 of the main body case 10, the one flange portions 63 of the bobbins 60 are opposed to each other. Further, since the one flange portion 63 is opposed to each other, the openings 66a formed in the one flange portion 63 are not positioned on the same straight line along the axial direction of the insertion hole 61. Is what it is.
[0060]
Next, the mounting of the bobbin 60 on which the exciting coil 70 is wound on the laminated core 50 and the storage or mounting of the laminated core 50 on which the bobbin 60 is mounted in the core storage chamber 90 of the main body case 10 are performed as follows.
[0061]
First, after the exciting coil 70 is wound around the bobbin 60, the bobbin 60 is mounted on the laminated core 50 such that one flange 63 is located at the tip end of the central magnetic pole 51 b of the laminated core 50. Next, a part of one side of both laminated cores 50 is fitted to the left case 20 and the laminated cores 50 are attached to the left case 20 in a temporarily fixed state.
[0062]
In this state, as shown in FIGS. 6 and 7, both ends of the lead wire 77 a are connected together with the winding start end 72 a of the coil winding 71 of the dual excitation coil 70 by a connection terminal 75, and the connection terminal 75 Are attached to the terminal attachment portions 65b, 65b provided on the other flange portion 64 of both bobbins 60, and the intermediate portion of the lead wire 77a is fitted to each locking groove 66 of the one flange portion 63, 63 facing each other. It is stored and wired. Then, the lead wire 77 a does not protrude from the outer peripheral edge of the flange 63 in a state where the wiring processing is performed. Also,LeadOne end of the bobbin 77 is connected to the other end 64b of the one bobbin 60 by connecting one end of the bobbin 60 with the other end of the one end (the left end in FIGS. 6 and 7) of the coil winding 71. And the other end, that is, a free end, is inserted from the insertion opening 68 to the lead wire locking piece 67 of the other bobbin 60 (right side in FIGS. 6 and 7). While being locked, the intermediate portion is housed in each locking groove 66 of one of the flange portions 63, 63 facing each other, and is subjected to wiring processing. Then, in the state where the wiring processing is performed, the lead wire 77b does not protrude from the outer peripheral edge of the flange portion 63, and the free end is locked by the lead wire locking piece 67 so that the movement more than a predetermined amount is restricted. It has become. One end of the lead wire 77c is connected to the other end (not shown) of the coil winding 71 of the other exciting coil 70 by a connection terminal 75, and the connection terminal 75 is connected to the other end of the other bobbin 60. And a free end thereof is locked by the lead wire locking piece 67 so that a predetermined or more movement is regulated, and wiring processing is performed.
[0063]
The two laminated cores 50 thus wired are fitted into one side 90 a of the core storage chamber 90 of the left case 20, and the other side of the two laminated cores 50 is connected to the core of the right case 30. The left case 20 and the right case 30 are fitted into the other side 90b of the storage chamber 90, and then connected by the screw 5a. When the two cores 50 on which the bobbin 60 around which the excitation coil 70 of the main case 10 is wound are mounted in the core storage chamber 90, the lead wires 77a to 77c are connected to the bobbin 60 as described above. Since the wiring process is performed on the lead wires 77a to 77c, the wiring process is facilitated, the number of assembling steps including the wiring process is reduced, and the intermediate portion of the lead wires 77a to 77c is formed by the bobbin flange 63. The lead wires 77a to 77c do not get caught on the inner wall or the like of the main case 10 at the time of assembling, and the connection terminals 75 and the lead wires 77a to 77c are connected via the lead wires 77a to 77c. Since it is possible to prevent stress from being applied to the connection portion, it is possible to prevent the connection portion from being damaged.
[0064]
In addition, a pair of lead wire retaining pieces 67 having an insertion port 68 substantially at the center of the two terminal mounting portions 65 is provided on the side wall 64 a of the other flange 64 of the bobbin 60. The free ends of the lines 77b and 77cLockWith this configuration, since the free end is restricted from moving more than a predetermined amount, external force is prevented from being applied to the connection terminal 75 via the lead wires 77b and 77c, and the terminal mounting portion 65 of the connection terminal 75 is prevented. Disconnection or lead wire77b, 77cAnd connection terminals75It is possible to prevent the occurrence of breakage or the like of the connection portion with the cable.
[0065]
Further, the pair of bobbins 60 are linearly positioned with respect to the central magnetic pole 51b of the laminated core 50 so that the bobbin 60 is mounted with one of the flanges spaced apart from and opposed to the other. Since the formed opening 66a is positioned so as not to be located on the same straight line along the axial direction of the insertion hole 61, the lead wires 77a and 77b inserted into the locking groove 66 can be reliably removed from the locking groove 66. It can be prevented.
[0066]
As described above, the electromagnetic pump A is assembled by storing the pair of laminated cores 50 on which the bobbins 60 around which the exciting coils 70 are wound as described above in the core storage chamber 90 of the main case 10, and then opposing the central magnetic poles 51b. The diaphragm 80 is attached to the openings 20f and 30f of the left case 20 and the right case 30 by positioning the vibrator 80 in a gap G formed between the first and second side magnetic poles 51c and 51c. The sub case 40 is attached to the left and right sides of the main case, that is, the left case 20 and the right case 30 with the screws 5b so as to cover 30f.
[0067]
The lead wires 77b and 77c are drawn out of the main case 10 as shown in FIG. 1, and a connector 78 for connecting to a power source such as an AC power source (not shown) is connected to the end.
[0068]
Next, the operation of the electromagnetic pump 1 configured as described above will be described with reference to FIG. Note that since the configurations and operations of the suction chamber 41, the compression chamber 42, the discharge chamber 43, and the like are the same on the left and right, only the right one of the suction chamber 41, the compression chamber 22, the discharge chamber 43, and the like will be described. The description on the left side is omitted.
[0069]
First, when an alternating current is supplied as an exciting current from an AC power supply (not shown) to the exciting coil 70 via the connector 78, an alternating magnetic field is generated. Acting on the permanent magnet 82 of the vibrator 80, the vibrator 80 vibrates in the left-right direction, that is, reciprocates. If the vibrator 80 now moves to the left in the figure due to the alternating magnetic field, the diaphragm 95 also moves to the left in the figure, and as a result, the volume of the compression chamber 42 increases. Then, since the pressure in the compression chamber 42 decreases with this expansion, the on-off valve 41b opens the through hole 41a, and the on-off valve 43a operates to close the through hole 43b, and the communication holes 45a, 35, the iron core Fluid such as outside air is compressed from the outside through a storage chamber 90 and a suction chamber 41 (the left suction chamber 41 is directly connected to the suction port 27) communicating with the suction port 27 via the communication holes 25 and 45 a. It flows into the chamber 42.
[0070]
Next, assuming that the polarity of the alternating magnetic field changes and the vibrator 80 moves to the right in the figure, the diaphragm 95 moves to the right in the figure, and as a result, the volume of the compression chamber 42 decreases, Since the pressure is increased, the on-off valve 41b closes the through hole 41b as shown by the dotted line and the inflow from the intake chamber 41 to the compression chamber 42 is blocked, and the on-off valve 43b also passes through the through hole 43a as shown by the dotted line. It operates to open, and the fluid in the compression chamber 42 flows into the tank chamber 91 through the through hole 43a, the communication hole 48b, and the communication hole 34, and is then discharged from the discharge port 26.
[0071]
In this way, the above operation is repeated by the vibration of the vibrator 80 which vibrates in the left-right direction due to the alternating magnetic field generated according to the alternating current supplied to the excitation coil 70, and the fluid flows into the side wall of the main case 10, ie, the left case 20. It is sucked from the suction port 27 provided in 20c, and is discharged from the discharge port 26 through the suction chamber 41, the through hole 41a, the compression chamber 42, the through hole 43a, and the tank chamber 91.
[0072]
In the above embodiment, the diaphragm 40 constituting the diaphragm member is provided on both sides of the vibrator 50. However, the diaphragm 40 may be provided on only one side.
[0073]
When the electromagnetic pump is used to suck and discharge the liquid, the laminated iron core 30 and the drive coil 32 may be covered with a waterproof film.
[0074]
In the above-described embodiment, a description will be given of a case where a pair of bobbins 60 are mounted on the central magnetic pole 51b of the laminated core 50 with one of the flange portions 63 facing each other because the electromagnetic device is an electromagnetic pump. However, this is similar to the case of the above-described embodiment in which, as shown in FIG. 8, a bobbin 60 is provided when one bobbin is mounted on one magnetic pole and used as an excitation unit, for example, as in an electromagnetic valve. A pair of locking grooves 66 communicating with a pair of openings 66a similarly formed in the flange 63 is formed in one flange 63, and a pair of terminal mounting portions having an insertion hole 65a in the other flange 64. 65b, and a winding start end 72a and a winding end end 72b of the coil winding 71 of the exciting coil 70 are connected by connection terminals 75 to which one ends of lead wires 77a and 77b are connected, respectively. Then, the distal end of the connection terminal 75 is inserted into the insertion hole 65a to attach the terminal mounting portion 65b, and the lead wires 77a and 77b are inserted into the locking groove 66 to perform wiring processing of the lead wires 77a and 77b. That is how it is done.
[0075]
As described above, even when one bobbin is used, the locking groove 66 communicating with the opening 66 a formed in the peripheral edge is formed in one flange 63 of the bobbin 60, and the terminal mounting portion 65 is formed in the other flange 64. The winding start end 72a and the winding end end 72b of the coil winding 71 of the exciting coil 70 are connected to one end of the lead wires 77a and 77b by connection terminals 75, and the connection terminals 75 are connected to the terminal mounting portions. By attaching the lead wires 77a and 77b to the locking grooves 66 and locking them to perform wiring processing, the number of assembly steps including wiring processing can be reduced, and the engagement by the locking grooves 66 can be reduced. The fixing of the connection terminals 75 at the terminal mounting portions 65b makes it possible to easily and reliably wire the lead wires 77a and 77b, and the lead wires 77a and 77b can be connected to the flange 63 of the bobbin 60. Since the lead wires 77a and 77b do not protrude from the outer peripheral edge, the lead wires 77a and 77b do not catch on the inner wall and the like of the main case 10 at the time of assembly, and the stress is applied to the connection portion of the connection terminal 65 via the lead wires 77a and 77b. Thus, it is possible to prevent the connection portion from being damaged.
[0076]
When the bobbin is configured as shown in FIG. 8, the lead wire locking piece 69 is formed on one flange 63 so as to form the insertion opening 69a, as shown by the two-dot chain line in FIG. With this configuration, since the movement of the free ends of the lead wires 77a and 77b can be restricted, there is an advantage that damage to the connection between the lead wires 77a and 77b and the connection terminal can be more reliably prevented.
[0077]
In the case where one bobbin 60 is used, when the start and end of winding of the coil winding 71 are positioned on the one flange 63 side, the winding start end and end of winding of the coil winding 71 are used. By connecting the end directly to the lead wire and locking the lead wire in the locking groove 66 for wiring, the terminal mounting portion 56b provided on the other flange portion 64 can be omitted. Also in this case, since the lead wire is locked by the locking groove 66 and subjected to wiring processing, the wiring processing can similarly be easily performed, so that the number of assembly steps including the wiring processing can be reduced.
[0078]
That is, the wiring process can be easily performed only by forming the locking groove 66 in the one flange portion 63, so that the number of assembly steps including the wiring process can be reduced.
[0079]
Further, the above embodiment is a case where the present invention is applied to an electromagnetic pump which is one of the electromagnetic devices, but this is applicable to other electromagnetic devices such as a solenoid valve or a ballast used for a lighting device of a lighting fixture. Can be applied, and in this case, the same effects as those of the above embodiment can be obtained.
[0080]
【The invention's effect】
The invention according to claim 1 isA locking groove communicating with an opening formed in a peripheral edge is formed in one flange portion of the coil bobbin, and a terminal mounting portion for attaching a connection terminal for connecting an end portion of the coil winding is provided in the other flange portion. Since the lead wire connected to the coil winding is locked in the groove, and the connection terminal connected to this lead wire is attached to the terminal mounting portion, the lead wire is processed by wiring.The wiring process of the lead wire is assured and easy, reducing the man-hour for assembling including the man-hour for wiring process, and since the lead wire does not protrude from the outer peripheral edge of the flange portion of the bobbin, the lead wire is assembled at the time of assembling to the body case. Does not get caught on the inner wall of the main body case, improving the workability at the time of assembling and improving the connection between the lead wire and the connection terminal due to stress applied to the connection portion of the connection terminal via the lead wire. This has the effect of preventing breakage and the like.
[0082]
Also,Claim 2The described invention,Claim 1In the invention of the above, since a substantially middle of the two terminal mounting portions is set as an insertion port on a side wall of the other flange portion of the coil bobbin opposite to the winding frame portion side,Claim 1In addition to the effect of the invention described in the above, a pair of lead wire locking pieces are provided on the side wall of the other flange portion of the coil bobbin with a substantially middle portion between the two terminal mounting portions as an insertion port. Since the free end side of the lead wire is latched to the stop piece, connection is prevented by preventing external force from being applied to the connection terminal via the lead wire due to the free end moving more than a predetermined amount. This has an effect of preventing detachment of the terminal from the terminal mounting portion or damage of the connection portion between the lead wire and the connection terminal.
[0083]
Claim 3The invention described in claim 1Or Claim 2In the invention described above, two coil bobbins are fitted by inserting and mounting a magnetic pole of a laminated iron core with a flange provided with a locking groove opposed to each other, and an opening formed in a peripheral edge of the one flange is formed in the insertion hole. 2. The method according to claim 1, wherein the positional relationship is set so as not to be located on the same straight line along the axial direction.Or Claim 2In addition to the effects of the respective inventions described above, it is possible to reliably prevent the lead wire inserted and locked in the locking groove from being detached from each of the openings, and to reliably maintain the locked state in the engagement groove. This has the effect.
[0084]
Also,According to a fourth aspect of the present invention, there is provided an excitation unit including a compression chamber provided with a diaphragm in a main body case and an iron core storage chamber, and a pair of laminated cores, a coil bobbin, and an excitation coil in the main body case; A driving unit comprising a vibrator having a permanent magnet disposed between both magnetic poles of the iron core; and attaching the driving unit to at least one end of the diaphragm to supply an excitation current to the excitation coil. An electromagnetic pump that drives the diaphragm by reciprocatingly vibrating the vibrator, wherein the exciting unit and the driving unit are configured to operate the electromagnetic device according to any one of claims 1 to 3. Characterized by doingSince the electromagnetic pump is an electromagnetic pump, in an electromagnetic pump that is an electromagnetic device, a claim 1 or 2 is provided.Claim 3In addition to the effects of each invention described,SeparatedEach on the magnetic polePut on each otherThis has the effect that the lead wire between the coil bobbins that are separated can be easily and reliably wired into a predetermined state.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a perspective view of an electromagnetic pump according to an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a cross-sectional view of a part of the electromagnetic pump (a cross-sectional view taken along line ABCD in FIG. 1).
FIG. 3 is a sectional view of the electromagnetic pump (a sectional view taken along line XX in FIG. 1).
FIG. 4 is a cross-sectional view of a part of the electromagnetic pump (a cross-sectional view taken along line YY in FIG. 1).
FIG. 5 is a perspective view of a coil bobbin of the electromagnetic pump.
FIG. 6 is a perspective view showing a state of wiring processing of lead wires of a coil bobbin of the electromagnetic pump.
FIG. 7 is a plan view showing a state of wiring processing of lead wires of a coil bobbin of the electromagnetic pump.
FIG. 8 is a perspective view showing an embodiment of another wiring process of the coil bobbin in the present invention.
FIG. 9 is a sectional view of a conventional electromagnetic pump.
FIG. 10 is a perspective view of a coil bobbin of the conventional electromagnetic pump.
FIG. 11 is a perspective view showing a wiring processing state of lead wires of the conventional electromagnetic pump.
[Explanation of symbols]
A electromagnetic pump
1 Body case
10 Main case (part of main case)
20 Left case (part of body case)
30 Right case (part of body case)
41 Inhalation chamber
42 compression chamber
43 Discharge chamber
50 Laminated core (part of excitation part)
51a Yoke part
51b Central magnetic pole
51c side magnetic pole
60 Coil bobbin (part of excitation unit)
61 Insertion hole
63 One collar
64 The other collar
65b Terminal mounting portion provided on the other flange portion
66 Lock groove
66a Opening provided in one flange
67 Lead wire retaining piece (lead wire retaining member)
68 insertion slot
70 Excitation coil
71 Coil winding
90 iron core storage room
95 Diaphragm

Claims (4)

鉄心を積層して形成されるとともに磁極を有する積層鉄心と、挿通孔を有する巻枠部、この巻枠部の両端に互いに対向して形成された鍔部からなり前記挿通孔に前記磁極を挿入して積層鉄心に装着されるコイルボビンと、このコイルボビンの巻枠部に巻装されたコイル巻線からなる励磁コイルとからなり本体ケースに収納される励磁部と、この励磁部の励磁コイルに励磁電流を供給することにより駆動される駆動部とを備えた電磁機器において、前記コイルボビンの一方の鍔部にこの鍔部の周縁に形成した開口に連通し前記コイル巻線に接続されたリード線を係止する係止溝を形成し、他方の鍔部の巻枠部側との反対側にコイル巻線の端部を接続する接続端子を取り付ける端子取付部を設けたことを特徴とする電磁機器。A laminated core formed by laminating iron cores and having magnetic poles, a winding frame portion having an insertion hole, and a flange portion formed at both ends of the winding frame portion to face each other, and the magnetic pole is inserted into the insertion hole. And an excitation coil housed in a main body case, the excitation coil comprising a coil bobbin mounted on the laminated iron core, and a coil winding wound around a winding frame of the coil bobbin, and the excitation coil of the excitation portion is excited. And a driving unit driven by supplying an electric current, wherein one of the flanges of the coil bobbin communicates with an opening formed in a peripheral edge of the flange and a lead wire connected to the coil winding. An electromagnetic device comprising: a locking groove for locking; and a terminal mounting portion for mounting a connection terminal for connecting an end of a coil winding to a side of the other flange opposite to a winding frame side. . 請求項１の発明において、前記コイルボビンの他方の鍔部の巻枠部側との反対側の側壁に、前記両端子取付部の略中間部の部位を挿入口とした一対のリード線係止部材を設けたことを特徴とする電磁機器。 2. The pair of lead wire locking members according to claim 1, wherein a substantially middle portion between the two terminal mounting portions is an insertion port on a side wall of the other flange portion of the coil bobbin opposite to the winding frame portion side. An electromagnetic device comprising: 請求項１又は請求項２の発明において、二つのコイルボビンを係止溝を設けた鍔部を互いに対向させて積層鉄心に装着するとともに、前記一方の鍔部の周縁に形成した開口を前記挿通孔の軸方向に沿う同一直線上に位置させない位置関係として形成したことを特徴とする電磁機器。 3. The invention according to claim 1, wherein the two coil bobbins are mounted on the laminated core with the flanges provided with the locking grooves facing each other, and the opening formed in the peripheral edge of the one flange is inserted into the insertion hole. An electromagnetic device characterized in that the electromagnetic device is formed so as not to be located on the same straight line along the axial direction . 本体ケース内にダイヤフラムを設けた圧縮室と鉄心収納室を形成し、前記本体ケース内に、一対の積層鉄心、コイルボビン、及び励磁コイルを備える励磁部と、前記積層鉄心の両磁極間に配設される永久磁石を備えた振動子からなる駆動部とを配設し、前記駆動部の少なくとも一端部を前記ダイヤフラムに取着し、前記励磁コイルに励磁電流を供給して前記振動子を往復振動させて前記ダイヤフラムを駆動する電磁式ポンプであって、前記励磁部及び駆動部が、請求項１ないし請求項３の内のいずれか１項に記載の電磁機器をなしていることを特徴とする電磁式ポンプ。 A compression chamber and a core storage chamber having a diaphragm provided in a main body case are formed, and an excitation unit including a pair of laminated cores, a coil bobbin, and an excitation coil is provided in the main body case, and disposed between both magnetic poles of the laminated core. And a drive unit comprising a vibrator having a permanent magnet to be provided, at least one end of the drive unit is attached to the diaphragm, and an exciting current is supplied to the exciting coil to reciprocate the vibrator. An electromagnetic pump for driving the diaphragm in such a manner that the exciting unit and the driving unit constitute an electromagnetic device according to any one of claims 1 to 3. Electromagnetic pump.
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