JP3543221B2 - 土質材料の膨潤試料作製装置 - Google Patents

土質材料の膨潤試料作製装置 Download PDF

Info

Publication number
JP3543221B2
JP3543221B2 JP2001274306A JP2001274306A JP3543221B2 JP 3543221 B2 JP3543221 B2 JP 3543221B2 JP 2001274306 A JP2001274306 A JP 2001274306A JP 2001274306 A JP2001274306 A JP 2001274306A JP 3543221 B2 JP3543221 B2 JP 3543221B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
spacer
sample
cylindrical
specimen
space
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2001274306A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2003083853A (ja
Inventor
益弘 田中
剛 笹倉
道孝 岡本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kajima Corp
Original Assignee
Kajima Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kajima Corp filed Critical Kajima Corp
Priority to JP2001274306A priority Critical patent/JP3543221B2/ja
Publication of JP2003083853A publication Critical patent/JP2003083853A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3543221B2 publication Critical patent/JP3543221B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Sampling And Sample Adjustment (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は,土質材料の飽和膨潤状態や再膨潤状態での諸特性を実験的に調査研究するさいに信頼性・再現性よくその供試体を作製するための装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
放射性廃棄物処理施設の緩衝材としてベントナイト系材料が提案されている。これは,ベントナイトの吸水による膨潤圧でシール性を確保しようとするものである。同様に,膨潤性土質材料によって防水層を形成する例は,一般の廃棄物処分場や修景池等でも適用されている。
【0003】
このような膨潤性土質材料によって緩衝層や防水層を形成する場合,従来から当該材料の膨潤試験や透水試験を行って層厚その他の設計指針としてきた。そのための試験としては,例えば日本ベントナイト工業会標準試験方法による JBAS 104 77ベントナイト (粉状) の膨潤試験方法やJIS A 1218 (1977)の土壌の透水試験方法などが知られている。
【0004】
膨潤性土質材料の膨潤圧や透水係数を把握し,施工にあたって最も信頼性のある緩衝層や防水層を形成しようとすることは設計の基本的事項であるが,長期的な信頼性を評価するには,該層が飽和膨潤したあとの諸特性を知る必要がある。とくに,緩衝層や防水層に接する内外層が,長期経年後に部分的に溶損や亀裂が発生して空隙を生ずることも予想しなけれぱならない。例えばその内外層が可溶性の塩やセメント系固化材を含むものであれば,それらの成分の溶出が微量でも発生すると,超長期的には空隙の発生が想定される。構造躯体や充填材でも同様に成分溶出に伴う空隙の発生が想定される。緩衝層や防水層に接する内外層に空隙が発生すると,緩衝層や防水層の内側において体積変化が生じ, 膨潤が促進される結果, 透水性に影響を与えることになる。
【0005】
したがって,膨潤性材料によって形成された緩衝層や防水層が再膨潤したあとでも,所要の力学的強度や透水係数を具備するものか否かを,その再膨張の程度と挙動との関連において,予め把握しておくことが,該層の長期にわたる信頼性を担保する上で必要である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかし,膨潤性土質材料の膨潤後の再膨潤挙動を評価する試験方法は知られていない。また,どのように供試体を作るのが良いかも不明である。したがって,本発明はそのような試験に供することができる供試体を再現性よく製造できる装置を提供しようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明によれば,金型内の試料装填空間に土質材料からなる供試体と容積既知のスペーサを装填し,この状態で該供試体に通水し,次いで該スペーサを金型内から外した状態で,或いは該スペーサより小容積の容積既知のスペーサを装填した状態で,再度該供試体に通水して膨潤供試体を作製する装置であって,前記のスペーサが試料装填空間の内壁に沿って該空間内に装填される所定厚みの板体からなり,該試料装填空間に通ずる一次通水路を金型に形成すると共に,この一次通水路から該スペーサを介して供試体に通ずる二次通水路を形成した土質材料の膨潤試料作製装置を提供する。
【0008】
ここで,金型は,端開口の筒体,その開口を閉塞するための蓋体および該筒体と蓋体とを緊締する手段からなり,該筒体内に試料装填用の筒状空間を形成し,この筒状空間内にこれより径小の筒状供試体を装填すると共に,筒状空間と筒状供試体との間に筒状のスペーサを装填する構成とすることができる。
【0009】
さらに,金型は,両端開口の筒体,その両端開口を閉塞するための蓋体および該筒体と蓋体を緊締する手段からなり,筒体の内部空間に通ずる一次通水路が両方の蓋体に形成され,筒状のスペーサには表裏貫通する孔が多数の穿設される共にこれらの各孔がスペーサ背面に設けられた溝内に設けられており,これらの貫通孔と溝によって該一次通水路から供試体に通ずる二次通水路を形成する構成とすることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
緩衝層や遮水層の施工にあたっては,そのための土質材料をサンプリングし,これを所定形状に圧密したもの(以下「初期試料」ともいう)を所定圧の水で飽和膨潤させる試験を行い,そのさいの膨潤圧の測定はもとより,この飽和膨潤した試料(以下「飽和膨潤試料」ともいう)の力学的特性や透水係数の測定を行っておくことが不可欠であるが,既述のように,さらに,この飽和膨潤試料を所定圧の水で再度膨潤させた試料(以下「再膨潤試料」ともいう)を採取して,その力学的特性や透水係数を測定することも,長期の信頼性確保のためには必要である。
【0011】
本発明では,初期試料から飽和膨潤試料を作製すると共に,飽和膨潤試料から再膨潤試料も簡易かつ再現性よく作製できるように,金型内の試料装填空間に土質材料からなる供試体(初期試料)と容積既知のスペーサを装填し,この状態で該供試体に所定圧で通水して飽和膨潤試料を作製し,次いでスペーサを金型内から外して飽和膨潤試料だけを装填するか,或いは該スペーサより小容積の容積既知のスペーサを装填した状態で飽和膨潤試料を装填し,再度,該供試体(飽和膨潤試料)に通水して飽和膨潤供試体(再膨潤試料)を作製する装置を案出したものであり,図1にその作製原理と作製手順(A)〜(F)を示した。先ずこれらを説明する。
【0012】
図1(A):測定対象の土質材料(ベントナイト等)を自然含水状態で所定形状(図の例では円筒形状)に成形し,成形された試料を「初期試料」として準備する。
【0013】
図1(B):金型の試料装填空間(円筒状の空洞)内に初期試料とスペーサを装填し,その状態で初期試料に通水する。試料装填空間は初期試料の容積よりも所定割合だけ大きな容積を有する。その容積差は空隙となるが,その空隙にスペーサを装填する。空隙の全てをスペーサ容積で満たすこともできるが,空隙の一部をスペーサ容積で満たすこともできる。
【0014】
いずれにしても,試料装填空間と初期試料の容積,ひいてはその容積差(空隙容積)を確定しておき,使用するスペーサの大きさにより空隙容積とスペーサ容積の差を求めておく。その差が初期試料の膨張量となる。その差が実質的にゼロの場合には膨張量はゼロになる。図1(B)では,初期試料の膨張量が実質的にゼロとなるように,空隙容積に等しいスペーサを装填した状態を示している。そして,このように初期試料を拘束した状態で初期試料中に例えば7〜8kgf/cm 程度の圧力で全方向から通水する。
【0015】
図1(C):(B)において,所定の時間の通水を行うとそれ以上は含水しない飽和膨潤状態となる。この「飽和膨潤試料」を供試体としてその力学的特性や透水係数などの測定に供することもできるが,本発明では,この飽和膨潤試料を再膨潤させるのに供する。
【0016】
図1(D):飽和膨潤試料を作製するために使用したスペーサを試料装填空間から除くことによりスペーサ容積に相当する空隙をあけながら,或いは,そのスペーサよりも容積が小さい別のスペーサをその空隙に装填して,所定の空隙をあけながら,飽和膨潤試料を試料装填空間に装填して全方向から加圧通水する。
【0017】
図1(E):加圧通水を所定時間行うことによって飽和膨潤試料が再膨潤し,空隙容積を満たした「再膨潤試料」が得られる。
【0018】
図1(F):再膨潤試料を金型から取り出し,これを力学的特性試験や透水特性試験の供試体に供する。
【0019】
この手順により,図1(F)で得られる「再膨潤試料」として,例えば直径50mmで高さ100mmの円柱体を得る場合において,膨張させる容積増加分すなわち空隙容積がその10%であれば,図1(A)の「初期試料」は直径48.1mmで高さ98.1mmの円柱体を,該空隙容積がその20%であれば,直径46.5mmで高さ96.5mmの円柱体を作製すればよい。
【0020】
緩衝層や防水層を施工する場合において,図1(C)の飽和膨潤試料は現位置での使用状態を評価するための供試体となり,図1(F)の再膨潤試料は,その内外層で所定の大きさの空隙が発生して再膨潤した場合の使用状態を評価するための供試体となる。
【0021】
次に,このような膨潤試料作製装置の実施例について説明する。
【0022】
【実施例】
図2は本発明の一実施例を示す金型の分解図,図3はその組立て図であり,その金型は,両端開口の筒体1と,それらの開口を閉塞するための蓋体2a,2bと,筒体1と蓋体2とを緊締するボルト・ナット3で構成されている。
【0023】
筒体1は,両端に開口4aと4bをもつステンレス鋼製の中空円筒であり,両端の外周にはフランジ5aと5bが設けてある。中空円筒の内部には滑らかな表面をもつ筒状の空間が形成されている。この筒状の空間は本実施例では円柱状であるが,これに限定されるものではなく例えば角柱状とすることもできる。
【0024】
蓋体2a,2bは,前記の開口4a,4bを気密に塞ぐためのステンレス鋼の円板であり,前記のフランジ5a,5bと重なり合う大きさの鍔部6a,6bが設けてある。各蓋体2aと2bの中央には表裏貫通する通水孔7a,7bが設けてあり,これら通水孔7a,7bには,外側から通水パイプ8a,8b(図3)がそれぞれ嵌入螺着される。
【0025】
筒体1の開口4を蓋体2で塞ぐと,円柱状の試料装填用空間が内部に形成されるが,この円柱状空間に円柱状の初期試料9を装填する。そのさい,後に初期試料を所定割合で膨潤させるための空隙を設けるためと,初期試料に全方向から加圧通水できるように,壁面に多数の表裏貫通する孔10をもつ筒状のスペーサSを初期試料9の外側にして円柱状内部空間内に装填する。
【0026】
図4に筒状のスペーサSの全体を示したが,図示のように,この例では4つの部材からなる。すなわち,円筒部を構成するカップリング11a,11bと,円板部を構成する円板12a,12bとからなり,いずれも所定の肉厚のステンレス鋼で作製され,表裏貫通する孔10が多数設けてある。カップリング11a,11bは,円筒の中心軸を通る面で分割された互いに対称な円筒半身であり,円板12a,12bは,円筒の端部を閉塞する大きさの面積をもつ円板であり,これらを組み合わせことによって筒状スペーサになる。
【0027】
筒状のスペーサSを構成するこれらの部材は,前述の空隙の大きさに応じて肉厚の異なるものが使用されるが,肉厚が異なっても,その外周形状は金型の試料装填用空間の内周形状とほぼ等しくし,筒状スペーサと金型の内周面との間には,通水用の溝(後述)以外には,それほど隙間が生じないようにする。
【0028】
これらのスペーサ部材に設けた表裏貫通する各孔10から筒状スペーサ内に均等に水が吐出するように,スペーサ部材の背面(スペーサ部材の外側の面)には各孔10に通ずる溝が掘られている。すなわち,金型の筒体1の内周面とスペーサのカップリング11の外周面が接し,蓋体2の内面との円板12の外面が接する状態でスペーサSが金型内に装着されたとき,スペーサの背面(外側の面)に溝を穿設し,その溝の回路構造を,蓋2の通水孔7からスペーサの各孔10に通ずるようにすれば,通水パイプ8から初期試料の全体に水を供給できることになる。
【0029】
実際には,この溝は,筒状スペーサの円筒部を構成するカップリング11aと11bでは,円筒の軸方向(縦方向)の縦溝13と円周方向の横溝14とからなっており,円板12aと12bでは,中心から放射状に延びる放射溝15が設けられ(図4の円板12a),場合によっては,この放射溝15を横切るようにして円板より径小の円溝が設けられる。そして,これらの溝13,14,15(さらには円溝)の底に所定の間隔を開けて反対側に通ずる孔10が穿ってある。
【0030】
図5は,この溝の構造をさらに説明するために,図4のカップリング11aの一部を代表例として,その外表面部を拡大して示したものである。縦溝13はカップリングの一方の筒端から他方の筒端に繋がる直線溝であり,この縦溝13は,所定の間隔を開けて設けられた多数本の横溝14と直交し,各交差点において縦溝13内を流れて来た水は,各横溝14に一様に分岐される。
【0031】
このようにして,蓋2の中央の通水孔7から供給された水は,先ず円板12の放射溝15に流れ,そのさい円板の各孔10から初期試料に給水されると共に残りの水は放射溝15の先端からカップリング11の縦溝13に供給され,この縦溝13から横溝14に供給され,カップリング11の各孔10から初期試料に供給されることになり,初期試料の全方位からほぼ同じ圧力の水を均等に供給できる。
【0032】
そのさい,孔10の近傍に接する試料だけが偏った圧力を受けるのを防止するために,初期試料9とスペーサSとの間に濾紙を介在させておくとよい。この濾紙が水圧を均等に分散すると共に,孔10の目詰りを防止する役割も果たす。
【0033】
図2〜図5に示した例では,スペーサSは4つの部材を組み合わせることによって円筒形状としたものであったが,茶筒容器のように,一方の端に底をもつ円筒の他端に一つの蓋を被せるようなものであっても,また,両端が閉じた円筒容器の胴部を円筒の軸方向と直交する方向の面で分割したものであってもよい。これらの場合にも,図例のものと実質的に同様の溝構造によって,各孔10に通ずる通水用の溝を形成することができる。いずれにしても,外部の通水パイプ8から試料9に通ずる通水路は,金型側に設けられる一次通水路と,スペーサ側に設けられる二次通水路からなる。
【0034】
実際には,図示のように,金型は,両端開口の筒体1,その両端開口4を閉塞するための蓋体2,および該筒体1と蓋体2を緊締する手段3(ボルト・ナット)からなり,筒体1の内部空間に通ずる一次通水路7が両方の蓋体2に形成され,筒状のスペーサSには表裏貫通する孔10が多数穿設されると共にこれらの各孔10がスペーサ背面に設けられた溝内に設けられており,これらの貫通孔10と溝によって該一次通水路から供試体に通ずる二次通水路が形成される構造であるのが望ましい。
【0035】
この通水によって初期試料から飽和膨潤試料を作製したあとは,図1で説明したように,この飽和膨潤試料を再膨潤させるのに,同じ金型を使用することができるが,そのさい,飽和膨潤試料を作製したときのスペーサよりも厚みが薄い以外は,同じ外形をもつ小容積のスペーサを使用し,この小容積のスペーサの内部容積を再膨張させる容積(空隙)として再膨潤試料を作製するのがよい。小容積のスペーサの背面にも同様の溝を設けておくと共にその溝に表裏貫通する孔を適宜設けておくことによって,この場合にも二次通水路が形成される。
【0036】
実施にあたっては,このように構成された土質材料の飽和膨潤試料作製装置を,一つの水圧源に対して複数個並設して同時に同一条件下で多数の試料を作製することができる。条件が同じ複数個の試料を得れば,同一状態において力学的特性や透水係数など互いに異なる特性のデータを各試料からそれぞれ採取でき,総合的判断が正確にできるようになる。
【0037】
【発明の効果】
以上説明したように,本発明の膨潤試料作製装置によると,土質材料によって放射性廃棄物処理施設の緩衝層や各種施設の防水層などを形成する場合に,その膨潤特性やシール特性はもとより,膨潤後に再膨潤した場合の諸特性の評価を行うための供試体を再現性よく作製できる。そして,この試料作製装置は,構造が簡単で取り扱い易く且つ設定条件に個人差は生じ難いので,放射性廃棄物処理施設などの緩衝層を形成する場合等の土質材料の試験において,多いに貢献できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】
本発明装置を用いて土質材料の初期試料から,飽和膨潤試料,再膨潤試料を作製する手順を示す試料作製工程図である。
【図2】本発明の装置の一実施例を示す分解略断面図である。
【図3】図2の装置の組立て略断面図である。
【図4】図2〜3の装置で使用したスペーサの分解斜視図である。
【図5】図4の一部拡大図である。
【符号の説明】
1 金型を構成する両端開口の筒体
2a,2b 金型を構成する蓋体
3 ボルト・ナット
4a,4b 筒体の端部開口
5a,5b 筒体のフランジ部
6a,6b 蓋体の鍔部
7a,7b 蓋体に設けた通水孔
8a,8b 通水パイプ
9 初期試料
10 スペーサに設けた表裏貫通する孔
11a,11b スペーサの円筒部を構成するカップリング
12a,12b スペーサの円板部を構成する円板
13 スペーサ背面の縦溝
14 スペーサ背面の横溝
15 スペーサ背面の放射溝
S スペーサ

Claims (3)

  1. 金型内の試料装填空間に土質材料からなる供試体と容積既知のスペーサを装填し,この状態で該供試体に通水し,次いで該スペーサを金型内から外した状態で,或いは該スペーサより小容積の容積既知のスペーサを装填した状態で,再度該供試体に通水して膨潤供試体を作製する装置であって,前記のスペーサが試料装填空間の内壁に沿って該空間内に装填される所定厚みの板体からなり,該試料装填空間に通ずる一次通水路を金型に形成すると共に,この一次通水路から該スペーサを介して供試体に通ずる二次通水路を形成した土質材料の膨潤試料作製装置。
  2. 金型は,端開口の筒体,その開口を閉塞するための蓋体および該筒体と蓋体とを緊締する手段からなり,該筒体内に試料装填用の筒状空間を形成し,この筒状空間内にこれより径小の筒状供試体を装填すると共に,筒状空間と筒状供試体との間に筒状のスペーサを装填する請求項1に記載の土質材料の膨潤試料作製装置。
  3. 金型は,両端開口の筒体,その両端開口を閉塞するための蓋体および該筒体と蓋体を緊締する手段からなり,筒体の内部空間に通ずる一次通水路が両方の蓋体に形成され,筒状のスペーサには表裏貫通する孔が多数の穿設されると共にこれらの各孔がスペーサ背面に設けられた溝内に設けられており,これらの貫通孔と溝によって該一次通水路から供試体に通ずる二次通水路が形成される請求項2に記載の土質材料の膨潤試料作製装置。
JP2001274306A 2001-09-10 2001-09-10 土質材料の膨潤試料作製装置 Expired - Lifetime JP3543221B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001274306A JP3543221B2 (ja) 2001-09-10 2001-09-10 土質材料の膨潤試料作製装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001274306A JP3543221B2 (ja) 2001-09-10 2001-09-10 土質材料の膨潤試料作製装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003083853A JP2003083853A (ja) 2003-03-19
JP3543221B2 true JP3543221B2 (ja) 2004-07-14

Family

ID=19099370

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001274306A Expired - Lifetime JP3543221B2 (ja) 2001-09-10 2001-09-10 土質材料の膨潤試料作製装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3543221B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105123447A (zh) * 2015-07-01 2015-12-09 西安理工大学 一种基于田间水分平衡关系的灌溉决策系统

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4814702B2 (ja) * 2006-06-20 2011-11-16 財団法人電力中央研究所 岩石抽水装置
KR100955352B1 (ko) * 2008-01-28 2010-04-30 재단법인서울대학교산학협력재단 평면변형률 조건하에서의 변형률 측정용 시료
JP5416661B2 (ja) * 2010-06-30 2014-02-12 鹿島建設株式会社 膨潤試験方法
CN105424438B (zh) * 2015-12-04 2018-06-19 浙江科技学院 针入式的微生物均匀固化砂土制样装置及其制样方法
CN107664594A (zh) * 2017-05-15 2018-02-06 长安大学 一种结构性黄土物理模型及制作方法
CN108535458A (zh) * 2018-04-16 2018-09-14 福州大学 用于水上水下连续测量混凝土膨胀率的装置及其使用方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105123447A (zh) * 2015-07-01 2015-12-09 西安理工大学 一种基于田间水分平衡关系的灌溉决策系统
CN105123447B (zh) * 2015-07-01 2018-02-16 西安理工大学 一种基于田间水分平衡关系的灌溉决策系统

Also Published As

Publication number Publication date
JP2003083853A (ja) 2003-03-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Weber et al. Smear zone identification and soil properties around stone columns constructed in-flight in centrifuge model tests
Ali et al. Model tests on single and groups of stone columns with different geosynthetic reinforcement arrangement
Lee et al. Experimental investigation of the combined load response of model piles driven in sand
Loganathan et al. Centrifuge model testing of tunnelling-induced ground and pile deformations
Snoeck et al. Validation of Self‐Healing Properties of Construction Materials through Nondestructive and Minimal Invasive Testing
Nemat-Nasser et al. Radiographic and microscopic observation of shear bands in granular materials
JP3543221B2 (ja) 土質材料の膨潤試料作製装置
Russell Water retention characteristics of soils with double porosity
CN113702200A (zh) 一种温压耦合双向电磁加载动态压剪实验装置及测试方法
CN106093346A (zh) 一种评价软岩路堤填筑质量的方法
Omar et al. Effect of triaxial specimen size on engineering design and analysis
JP3445260B2 (ja) 膨潤性土質材料の自己シール性能測定装置
US11747247B2 (en) Membrane structure suitable for a sand production test
US20190317071A1 (en) Measurement Cell And Associated Measurement Method
KR100635249B1 (ko) 압밀 셀
Musso et al. Hydro-mechanical behaviour of a cement–bentonite mixture along evaporation and water-uptake controlled paths
Claisse Transport properties of concrete: Modelling the durability of structures
Wu et al. Suction effects during uplift of steel pipes buried in compacted soil
CN206248594U (zh) 混凝土约束装置
JP5507226B2 (ja) セメント系材料−土質系材料相互作用簡易試験器およびこれを使用するセメント系材料−土質系材料相互作用簡易試験方法
Baryla et al. Bentonite mechanical evolution–experimental work for the support of model development and validation
Liu et al. Prediction of the vertical permeability of needle-punched nonwoven geotextiles by fractal geometry theory
Clayton et al. A resin impregnation technique for the determination of the density variations in completed specimens of dry cohesionless soil
CN211317837U (zh) 一种粉末分层采集取样管
KR200329959Y1 (ko) 대형 진동삼축시험용 공시체 다짐 몰드

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040129

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20040323

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20040324

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130416

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160416

Year of fee payment: 12

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250