JP3542273B2 - Suction port body and vacuum cleaner - Google Patents
Suction port body and vacuum cleaner Download PDFInfo
- Publication number
- JP3542273B2 JP3542273B2 JP16028398A JP16028398A JP3542273B2 JP 3542273 B2 JP3542273 B2 JP 3542273B2 JP 16028398 A JP16028398 A JP 16028398A JP 16028398 A JP16028398 A JP 16028398A JP 3542273 B2 JP3542273 B2 JP 3542273B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- air
- cleaned
- wind direction
- suction port
- control position
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Nozzles For Electric Vacuum Cleaners (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、空気循環式の電気掃除機及びこれが備える吸込み口体に関する。
【0002】
【従来の技術】
空気循環式電気掃除機は、掃除機本体内の電動送風機の動作により吸込み口体の吸気口から空気を吸込み、この吸込んだ空気をフィルタに通して塵埃を捕捉し、フィルタを通過して電動送風機から排出される空気を吸気口に戻して、この戻された空気を回収し、循環させながら掃除をするものである。
【0003】
この種の電気掃除機が備える吸込み口体は、特公平7−44911号公報及び特開平7−136082号公報等に示されるように電動送風機から排出されて吸気口に戻される空気を、所定の向きに設けた循環吹出し口から吹出し吸気口に通すとともに被掃除面に対して交差するように吹付け、その勢いでまき上げられる被掃除面の塵埃を、吸気口に吸込まれる空気によって吸引して、循環式の掃除を実現している。
【0004】
しかし、このように循環しようとする空気を常に被掃除面に向けて吹出す構成では、吸込み口体を被掃除面に近づけたり、この逆に被掃除面から吸込み口体を離する際に、吸気口から吹出される空気によって被掃除面上の軽い塵埃等が吹き飛ばされ易いという問題がある。そこで、こうした問題点を改善できる技術が特開平9−23999号公報及び特公平7−24643号公報で知られている。
【0005】
特開平9−23999号公報の第3図及び第4図には、床面と密着した場合に「開」、離れた場合に「 閉」 となる開閉弁、つまり、両端に吸い込み具の吸気口を挿通する突起を有し、ばねで常に閉じ方向に付勢された開閉弁を備えた電気掃除機用吸い込み具、及び床面と密着した場合に「入り」、離れた場合に「 切り」 となるようにモーターと連動した機構をもった電気掃除機用吸い込み具が記載されている。
【0006】
特公平7−24643号公報には、掃除機の把持部付近に設けた操作スイッチを操作して還流率調節弁を遠隔的に開閉制御すると共に、収塵口が被掃除面から離れると、自動的に上記調節弁を制御して還流率を低下させるか、短絡路を開とするか、又はファンモータをオフにする技術が記載されている。ここに、収塵口は吸込み口体の吸気口であり、又、短絡路は掃除機本体内の吸込流路と還流路との間に設けられた流路である。この短絡路に前記弁が設けられていて、この弁により還流率を0%近くにすることにより外部からの空気の吸込み(吸塵)をせず、還流率を100%近くにすることにより吸塵を行なわせるようになっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、床面(被掃除面)から吸込み口体が離れた場合にモーターをオフさせるようにした特開平9−23999号公報及び特公平7−24643号公報のいずれの技術であっても、モーターがオフされた後にもその回転子は慣性により回り続けるから、循環している空気を瞬時に停止させることはできない。そのため、吸込み口体が被掃除面から離れた直後には、依然として吸気口を通って空気が吹出されるので、この空気によって被掃除面の軽い塵埃が吹き飛ばされてしまい易く、さほどの実効性がない。
【0008】
又、吸込み口体又は掃除機本体に設けた弁の開閉により還流する空気を吸込み口体の吸気口から吹出させたり、或いはこの吹出しを停止させたりする特開平9−23999号公報及び特公平7−24643号公報に記載の技術では、弁が循環空気経路内に位置されているので、空気の循環を妨げ易く、それに伴い吸塵性能がよくないという問題がある。
【0009】
特開平9−23999号公報に記載の吸込み口体又は特公平7−24643号公報に記載の還流式掃除機で、モーターを運転させて柔らかなシート状物、例えば吊下がっているカーテンを掃除しようとすると、吸込み口体から吹出される空気がカーテンを押しやってしまうので、掃除をすることができない。同様に、弁を開閉するものでは、特に、特開平9−23999号公報で代表されるように自在に変形するカーテンを検出して弁を開閉することができないから、弁が閉じたままとなって掃除ができず、又、仮に弁を開けて空気を還流させることができたとしても、それに伴い吸込み口体の吸込み口から空気が吹出されて、カーテンを押しやってしまうので、掃除をすることができない。
【0010】
又、特公平7−24643号公報のものでは、その還流率調節弁の開度で被掃除面に及ぼす空気流の強さを掃除対象に応じて変更できるが、前記還流率調節弁を用いることは、既述のような諸不具合がある。
【0011】
したがって、本発明が解決しようとする第1の課題は、被掃除面に接離する際に被掃除面上の塵埃を吹き飛ばすことを、モータ制御や空気循環経路の開閉を伴うことなく抑制できるとともに、カーテン等の柔らかなシート状被掃除面を掃除するのに適する吸込み口体を得ることにある。
【0013】
本発明が解決しようとする第2の課題は、前記第1の課題を解決するにあたり、被掃除面に及ぼす空気流の強さを掃除対象に応じて変更できる吸込み口体を得ることにある。
【0014】
本発明が解決しようとする第3の課題は、前記第1の課題を解決するにあたり、掃除中に被掃除面等を傷つけることが少ない吸込み口体を得ることにある。
【0015】
又、本発明が解決しようとする第4の課題は、前記第1〜第3の課題のうち少なくともいずれか一つの課題を解決できる空気循環式電気掃除機を得ることにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】
請求項1〜7の発明は、掃除機本体内の電動送風機の動作により吸込まれる空気をフィルタに通して塵埃を捕捉し、前記フィルタを通過して前記電動送風機から排出された空気を回収し循環させながら掃除をする電気掃除機に備えられ、前記掃除機本体側に連通される接続部及び被掃除面に近接配置されて空気の吸込みを行なう吸気口を有した吸込み口体を前提とする。
【0017】
そして、前記第1の課題を解決するために、請求項1の発明は、前記被掃除面と対向する対向外面を有しこの外面に前記吸気口が開口された吸込み口体主部と、前記吸気口の一側に位置して前記吸込み口体主部に設けられ循環される空気を前記吸気口側に吹出す還流吹出し口と、前記吸込み口体主部に第1制御位置と第2制御位置とにわたって移動可能に設けられ、前記第1制御位置に移動された際に前記還流吹出し口から吹出される空気を前記被掃除面方向に向わせるとともに、前記第2制御位置に移動された際に前記還流吹出し口から吹出される空気を前記被掃除面以外の方向に向わせて前記被掃除面と略平行又は前記被掃除面から遠ざかる方向に流動させる風向き変更手段と、を備えたものである。
【0018】
この請求項1の発明においては、空気を還流させるとともに吸気口での吸塵を可能とするための還流吹出し口の向きが一定であるにも拘らず、風向き変更手段の動作によって、還流吹出し口から吹出された空気の向きを変更する。すなわち、風向き変更手段は、第1制御位置に配置された時に吹出された空気を被掃除面方向に向かうようにし、第2制御位置に配置した時に吹出された空気を被掃除面以外の方向に向わせて被掃除面と略平行又は被掃除面から遠ざかる方向に流動させるようにする。この風向き変更手段の前記両位置への切替えは掃除動作中等において手動若しくは被掃除面への接離に伴い自動的に行なえばよい。
【0019】
したがって、風向き変更手段を第2制御位置に配置して被掃除面に吸込み口体主部を接離することにより、還流吹出し口から吹出された空気を、吸気口に通過させることなく被掃除面以外の方向に向わせ被掃除面と略平行又は被掃除面から遠ざかる方向に流動させて、被掃除面方向に吹出さないようにできる。このような風向き変更動作は掃除中でもできるので、吸気口からの空気の吹出し防止のために掃除機本体の電動送風機をオフさせる必要がないとともに、既述のような風向きを変更することで還流しようとする空気が吸気口を通って吹出されることを防止したから、こうした吹出し防止のために空気循環経路に弁を設けてそれを開閉する必要もない。
更に、還流吹出し口から吹出される空気を被掃除面と略平行又は遠ざかる方向に流動させながら被掃除面以外の方向に向かわせる請求項1の発明においては、吸気口を通って外部に吹出される空気が極めて少ないので、カーテン等の柔らかなシート状被掃除面を吹き動かすことがないとともに、還流吹出し口から吹出される空気によって生起される吸込み作用、つまり、吸気口に外部の空気を吸込もうとする作用もさほど大きくはないから、シート状被掃除面が吸付けられることもない。したがって、この請求項1の発明においては、前記シート状被掃除面の表面に吸い込み空気流を流して、この表面の軽い塵埃を吸取って掃除することができる。
【0020】
又、風向き変更手段を第1制御位置に配置して掃除を行なう場合には、還流しようとする空気を吸気口に通過させて被掃除面に吹付けることができ、それにより、被掃除面の塵埃をまき上げながら、それを吸気口に吸い込まれる空気とともに吸込んで掃除できる。なお、風向き変更手段を前記第2制御位置に配置したままで掃除する場合には、前記まき上げを期待できないので、軽い塵埃以外の吸い込みが困難となる等掃除性能は低い。したがって、この発明に係る吸込み口体を使用して、その風向き変更手段を、第1制御位置に配置することにより、被掃除面の軽い塵埃の吹き飛ばしを防止できるだけではなく、第2制御位置に配置することにより、前記第1制御位置に配置した場合よりも掃除能力を低下させて掃除できる。
【0023】
前記請求項1の発明を実施するにあたって、風向き変更手段が第2制御位置に配置された時に、還流吹出し口から吹出されて流動する空気の広がりによってその一部が吸気口を通って外部に吹出されることをより少なくするために、請求項2の発明のように、前記接続部に向けて空気を吹出すように前記還流吹出し口を斜めに設けるとよい。
【0024】
前記第2の課題を解決するために、請求項1又は2の発明に従属する請求項3の発明は、前記第1制御位置への風向き変更手段の移動によって、前記還流吹出し口直後に形成されて前記被掃除面方向に空気を通す第1吹出し風路を狭くするとともに、前記第2制御位置への風向き変更手段の移動によって、前記還流吹出し口直後に形成されて前記被掃除面以外の方向に空気を通す第2吹出し風路を前記第1吹出し風路より広くしたことを特徴とするものである。
【0025】
この請求項3の発明においては、請求項1又は2の発明の作用に加えて、次の作用がある。すなわち、風向き変更手段を第1制御位置に配置して掃除を行なう場合には、還流吹出し口から吹出される空気が狭い第1吹出し風路を通ることにより、風速が速められ、この高速の空気を吸気口を通して被掃除面に吹付けることができ、それにより、重い塵埃であっても被掃除面からまき上げて容易に吸込んで掃除できる。又、風向き変更手段を第2制御位置に配置して掃除を行なう場合には、還流吹出し口から吹出される空気が広い第2吹出し風路を通ることにより、風速が低下され、この遅い空気を被掃除面以外の方向に流動させることができ、それにより、低騒音で、被掃除面上の軽い塵埃を吸込んで掃除できる。
【0026】
前記請求項1〜3のうちのいずれかの発明を実施するにあたって、これらのうちの1つの発明に従属する請求項4の発明のように、前記風向き変更手段を、前記対向外面から突出し前記被掃除面に当って押される被掃除面検出部を有しこの検出部の前記被掃除面への接離に伴い前記第1制御位置と第2制御位置とにわたって動かされる風向き変更体と、この変更体を前記第2制御位置に保持するように付勢する付勢体と、を備えて形成し、前記風向き変更体に、前記風向き変更手段が前記第1制御位置にある時に、前記還流吹出し口から吹出された空気を被掃除面に対して斜めに向わせるガイド面を設けるとよい。
【0027】
この請求項4の発明を実施するにあたり、この発明に従属する請求項5の発明のように、前記風向き変更手段が前記第1制御位置にある時の前記ガイド面の傾斜角を、前記被掃除面に対して45°以上90°未満とするとよい。このようなガイド面を有しての実施においては、還流吹出し口から吹出された空気を被掃除面に斜めに吹付けるから、被掃除面上の塵埃を押付けることが少なく、塵埃を容易に被掃除面からまき上げて掃除することができる。
【0028】
前記第3の課題を解決するために、請求項4又は5の発明に従属する請求項6の発明は、前記風向き変更体が前記第1制御位置にある時に前記還流吹出し口と対向する前記風向き変更体の先端部を、前記被掃除面との間で外部吸込み風路を形成する前記対向外面から突出しない高さ位置に保持したことを特徴とするものである。そして、この請求項6の発明を実施するにあたり、請求項6の発明に従属する請求項7の発明のように、前記外部吸込み風路をなす隙間の大きさを(0.5〜1.5)mmとするスペーサ手段を備えるとよい。
【0029】
これら請求項6、7の発明においては、風路変更体の先端部が被掃除面と近接して対向する吸込み口体主部の対向外面より被掃除面側に突出して、被掃除面に当ってこの面を擦ることがないとともに、被掃除面と吸込み口体の対向外面との間に砂粒等を噛み込むことを防止できる。特に、スペーサ手段により確保される前記外部吸込み風路により、吸気口に吸込まれる空気の流速を速くして、吸塵性能を向上できる。
【0030】
又、請求項8の発明は、掃除機本体内の電動送風機の動作により、被掃除面に非接触状態に近接して対向配置される吸込み口体の吸気口から空気を吸込み、この吸込んだ空気をフィルタに通して塵埃を捕捉し、前記フィルタを通過して前記電動送風機から排出された空気を前記吸気口に戻して、この戻された空気を回収し循環させながら掃除をする電気掃除機を前提とする。
【0031】
そして、この請求項8の発明は、前記第4の課題を解決するために、前記吸込み口体を前記請求項1〜7のうちのいずれか1項に記載の吸込み口体としたものである。
【0032】
したがって、この空気循環式電気掃除機においては、請求項1〜7のいずれかの発明に係る吸込み口体を備えることにより、これら請求項1〜7のいずれかの発明の作用を既述のように得ることができ、したがって、前記第1〜第3の課題のうちの少なくともいずれか一つの課題を解決できる空気循環式電気掃除機を提供できる。
【0033】
【発明の実施の形態】
以下、図1〜図10を参照して本発明の第1の実施の形態を説明する。図1及び図2に示されるように第1の実施の形態に係るハンディ型の空気循環式電気掃除機11は、掃除機本体12と第1の実施の形態に係る吸込み口体13とを備えている。
【0034】
図2〜図4に示されるように掃除機本体12は、左右一対の合成樹脂製ケース部材をねじ止め等で連結してなる本体ケース21を有し、この本体ケース21の前部にはその前傾した前端面に一端が露出する筒状の接続口22が取付けられている。この接続口22には吸込み口体13が例えば着脱自在に挿入して取付けられる。接続口22は周方向に間隔的に設けられる複数の通気口22aを有している。本体ケース21の後部上側には把手部23が一体に形成されていて、この把手部23を握持することにより電気掃除機11全体を片手で持ち動かすことができる。
【0035】
前記両ケース部材の内面にはこれらの部材の連結に伴って先端が互いに当接される所要の仕切りリブが一体に設けられており、これらリブによって本体ケース21内は、前部の集塵室24と、後部の排気室25と、これら集塵室24、排気室25の下側にわたって設けられる還流室26とに仕切られている。
【0036】
排気室25の前側に位置された集塵室24の上面は開口され、この開口は本体ケース21の前部上側部分に着脱可能に取付けられるケース蓋27により気密的に閉じられている。ケース蓋27は、その前端の爪27aを本体ケース21に設けた爪受孔28に挿入した状態で、この爪受孔28を支点に下向きに回動させて、後端部に設けた係合凸部27bを、本体ケース21に設けた半球状の係合凸部受け29の下側にこの受け29を上方から乗り越えさせて引掛けることにより、閉蓋状態に取付け保持される。このケース蓋27は、気密シール用の環状シール30を有しているとともに、複数本の指を差し入れることができる手掛け孔31を有している。手掛け孔31に差し入れた指とともにケース蓋27を引き上げることにより、この蓋27を上方に引き外すことができるようになっている。
【0037】
集塵室24の前壁はフィルタ取付け部32として形成され、このフィルタ取付け部32の上端近傍には手動によりばね33aの力に抗して図2中矢印方向に回動操作されるフィルタ押さえ33が取付けられている。集塵室24に出し入れ可能に収容されるフィルタとしての紙パック製の集塵袋34は、その口枠34aをフィルタ押さえ33によりフィルタ取付け部32に取付けることにより集塵室24に収容されている。集塵室24の後部には多数の細長い通気孔を有したフィルタ支え35が収容され、このフィルタ支え35は掃除動作に伴い膨張した集塵袋34の後面を支持する。
【0038】
排気室25には電動送風機41がその吸込み口を集塵室24側に向けて設置されている。なお、42、43は電動送風機41の前後に嵌合された防振パッキンである。排気室25と集塵室24との境界部に位置されるリブには前記吸込み口に対向する開口44が開けられており、それによって集塵室24内の集塵袋34を通過した空気が電動送風機41に吸込まれる。更に、排気室25には電動送風機41の後方に位置してユニット化されたコードリール装置45が収容されている。このコードリール装置45から本体ケース21外に引き出される電源コードを介して電動送風機41等への給電が行われる。
【0039】
図2及び図4等に一部が示されるように電動送風機41は、固定子と、この固定子の鉄心の一端面にねじ止めされたディフューザと、このディフューザの周部に嵌合して取付けられて前記吸込み口を有したファンカバー50と、固定子鉄心の他端面にねじ止めされた軸受ブラケット51と、この軸受ブラケット51と前記ディフューザとに夫々取付けられた図示しない軸受にわたって回転自在に支持された回転子と、この回転子の回転子軸52の一端部に連結されて前記ファンカバー50で覆い隠される遠心ファンと、回転子52が有する図示しない整流子に弾性的に押付けられるカーボンブラシを有した一対のブラシ装置とを有している。ファンカバー50の外周面には前記防振パッキン42が嵌合されている。図4に示されるように軸受ブラケット51は例えば4本の柱51aと、これらにわたって一体に設けられて軸受51bを支持する軸受サポート部51cと、前記柱51aの他端部に設けられた固定子鉄心への取付け部とからなり、そのうちの2本の柱51aに前記ブラシ装置が取付けられている。
【0040】
この電動送風機41の運転時には、その吸込み口から遠心ファンに吸込まれた空気が、このファンの周囲から吐出された後、ファンカバー50の内面で案内されながらディフューザ内にその外周部の入口から流入し、そして、このディフューザにより静圧化されながら固定子の周囲に向けて流出されるようになっている。
【0041】
図2〜図4に示されるように電動送風機41には、その固定子及び軸受ブラケットを覆い隠して合成樹脂等からなる円筒状のモータカバー53が前記ディフューザの外周部に嵌合して取付けられている。このモータカバー53の底壁には前記ブラケット51の軸受サポート部51cが貫通され、このサポート部51cの外面に前記防振動パッキン43が嵌合されている。モータカバー53の周部には短い筒状の還流ポート54が外方に向けて一体に突設され、この還流ポート54は前記両室24、25と還流室26との境界をなした仕切りリブ55に設けた孔56に挿通されている。そのため、還流ポート54を介してモータカバー53内と還流室26とは連通されている。
【0042】
図2に示されるようにモータカバー53には、このカバー53の外周面には減音部材61が巻き付けられているとともに、これらモータカバー53と減音部材61とには互いに連通する1以上の排気通孔53a、61aが開けられている。これらの通孔53a、61aを介してモータカバー53内と排気室25とが連通されている。排気室25に臨んだ本体ケース21の後部側壁には排気口62が開けられている。この構造によって、電動送風機41から排出される空気の一部が本体ケース21の外部に排出されるようになっている。この排気構造は省略しても差し支えないが、電動送風機41の送風能力と循環する空気流量とのバランスを調節して、吸込み口体13において還流される空気が回収される際に、後述の吸気口92からの風の吹出しがあっても、それを強過ぎないように適正化できる点で優れている。
【0043】
なお、図2及び図3中65は電動送風機41への通電をオン・オフするスイッチ、66は集塵室24と本体ケース21外とを連通する通気路に設けられたリーク弁である。この弁66は集塵室24内の真空圧が所定の値より下がった時に開いて外気を集塵室24内に導入するために用いられている。又、図2中68はリーク弁66の上流側において前記通気路の一部をなす外気取入れ口であり、これは前記手掛け孔31を介して本体ケース21の外部と連通されている。
【0044】
次に、図5〜図10を参照して前記吸込み口体13について説明する。吸込み口体13は、接続部としての接続管71と、吸込み口体主部72と、還流吹出し口73と、風向き変更機構74とを備えている。
【0045】
例えば前記接続口22に着脱可能に挿入して掃除機本体12側に連通される接続管71は、図5〜図7等に示されるように両端が開口された内側接続管75と、この先端部側に一体かつ同軸的に設けられた外側接続管76とを有している。
【0046】
外側接続管76よりも長い円筒形状の内側接続管75は、接続口22に挿入されて前記口枠34aが有するシール弁(図示しない)に当接されて、塵埃を含んだ空気を前記集塵袋34内に導くようになっている。この内側接続管75の本体ケース21外に突出される先端部の開口縁には上下一対のストッパ突縁77、78が外向きに突出されている。
【0047】
短い円筒形状をなすとともに前記先端部の開口縁側に向かうにしたがって次第に小径となるテーパ部を有した外側接続管76は、その軸方向一端において内側接続管75との間に還流空気導入口76aを形成している。この外側接続管76の軸方向他端部には前記軸方向に対して直角で互いに外側方向を向いて開口する左右一対の還流空気導出口76bが形成されている。これら還流空気導出口76bの周壁は円環形の枢軸筒部79をなしている。外側接続管76の還流空気導入口76a側の外周面には合成ゴム製Oリング等の気密シール材80が取付けられている。
【0048】
この接続管71を前記接続口22に挿入する際には、図2に示されるように外側接続管76が接続口22の通気口22aが開けられた壁面に当るまで挿入され、この挿入により外側接続管76が接続口22の内周面に嵌合されて、この内周面との間の気密を気密シール材80により確保して本体ケース21に取付けられる。この取付け状態での外れ止めはゴム製気密シール材80の摩擦力でなされる。前記還流室26と外側接続管75の内部とは、接続口22に取付けられた接続管71の還流空気導入口76a及びこれと近接して対向する通気口22aとを介して連通される。
【0049】
吸込み口体主部72は主部上ケース81と主部下ケース82とをねじ止めにより連結して形成されている。図6及び図9に示されるように主部上下両ケース81、82の内面にはリブ状をなす一対の軸受板83が突設されていて、これらにより前記枢軸筒部79が上下から挟まれ回動可能に貫通して支持されている。この支持構造により吸込み口体主部72が接続管71に対して上下方向に回動可能に枢着され、その回動により被掃除面Aに対して適正な姿勢を吸込み口体主部72が得られるようになっている。なお、図5中85はストッパ突縁77に接離される上部ストッパ、86はストッパ突縁78に接離される下部ストッパであり、これらにより接続管71に対する吸込み口体主部72の上下方向に回動角が規制される。
【0050】
図5等に示されるように主部上ケース81と主部下ケース82とには、互いに連続して内側接続管75の先端開口を覆い隠す隔壁87、88が設けられていて、下部の隔壁88の下面は開口されている。吸込み口体主部72内には、隔壁87、88等によって前記内側接続管75に連通する回収室89が区画されているとともに、回収室89をその下面開口を除いて囲む吹出し室90が区画されている。回収室89は次に述べる吸気口92に連通されており、また、吹出し室90には前記還流空気導出口76bが連通されている。
【0051】
図9等に示されるように主部下ケース82の底壁91は、被掃除面Aと被接触状態に近接して対向配置される対向外面91aを有している。そして、この外面91aに開口するコの字形状をなす吸気口92が主部下ケース82に設けられており、この吸気口92の中央部分は隔壁88の下面開口と対向されている。隔壁88の下端部は他の部分より肉厚となっており、この肉厚端部の下面と底壁91の内面との間には、回収室89の一側(本実施の形態では前側)に位置される還流吹出し口73が形成されている。この還流吹出し口73からは吹出し室90内に戻された空気が回収室89側に向けて吹出される。前記肉厚端部を設けることは、還流吹出し口73の吹出し方向の長さを長くして吹出される空気に方向性を与え得る点で優れている。
【0052】
主部下ケース82には、回収室89に吸込まれる空気を回収室89に向けて案内する一対のガイド壁94が互いに逆方向に傾斜して設けられているとともに、これらのガイド壁94の下端間にわたって直角に延出する突壁95が設けられている。突壁95は前記底壁91の一部で形成されている。この突壁95を設けることは、真空度を高めて、被掃除面Aから吸込み口体13を離した時に吸気口92からの空気の吹出しによる塵埃の吹き飛ばしをより確実に防止できる点で優れている。
【0053】
前記風向き変更機構74は、風向き変更体100と後述のコイルばね112とを備えている。図8および図9に示されるように風向き変更体100は、左右一対の揺動アーム101と、これら揺動アーム101の一端部間を一体につないで設けられた風向き制御部102と、この風向き制御部102の下端から前記接続管71に向けて一体に突出された斜状の導風板103とを有している。両揺動アーム101の中間部には夫々枢軸104が突出されている。
【0054】
これら枢軸104を前記吸気口92の側面に対応して設けた軸受穴96に個別に嵌合することにより、風向き変更体100は図8に示されるように吸気口92に収容して主部下ケース82の下面部に枢軸104を支点として回動可能に取付けられている。この回動の際に風向き制御部102は前記隔壁88の円弧状壁部の内面に沿って摺動するようになっている。この回動により風向き変更体100は図5(A)に示した第1制御位置と図5(B)に示した第2制御位置とわたって移動される。
【0055】
第1制御位置に風向き変更体100が配置された時には、その風向き制御部102の下端部(先端部)、つまり、風向き切換え端部105は、還流吹出し口73の上部に回収室89側から対向するとともに還流吹出し口73の直後にこれよりも狭い第1吹出し風路106を形成して位置される。それによって、還流吹出し口73から回収室89側に向けて吹出される空気は風向き切換え端部105に当ってこれをガイドとして第1吹出し風路106に通されて、図5(A)中矢印に示されるように吸気口92を通過し被掃除面A方向に吹出されるようになっている。又、第2制御位置に風向き変更体100が配置された時には、その風向き切換え端部105は還流吹出し口73の上端と同じかそれよりも上側に移動されて、前記第1吹出し風路106よりも広い第2吹出し風路107を還流吹出し口73の直後に形成して配置される。つまり、第2吹出し風路107の形成により還流吹出し口73が全開される。それによって、還流吹出し口73から回収室89側に吹出される空気は、風向き切換え端部105に邪魔されることなく、第2吹出し風路107を通って被掃除面以外の方向例えば略水平、言い換えれば、被掃除面Aと略平行に吹出されるようになっている。
【0056】
前記導風板103は省略しても差し支えないが、これを設けることは風向き切換え端部105から風向き制御部102の裏側に回り込んで発生する空気の渦(この渦が発生すると空気の引込み作用が生じて被掃除面方向に向う風量が減る。)を防止して、被掃除面方向に吹出す風量を多く確保できる点で好ましい。
【0057】
前記揺動アーム101の他端部には夫々被掃除面検出部108が取付けられている。本実施の形態では、吸込み口体主部72の前部に回転自在に取付けられた一対のローラ97とともにスペーサ手段をなす回転自在なローラによって被掃除面検出部108が形成されている。この被掃除面検出部108及びローラ97の下部は前記底壁91の外面より下方に突出され、これらが被掃除面Aと接触した状態で、被掃除面Aと対向外面91aとの間に外部吸込み風路109を形成するようになっている。この外部吸込み風路109をなす隙間の大きさは(0.5〜1.5)mmに設定される。又、スペーサ手段を既述のようにローラで形成することは、被掃除面Aに沿って吸込み口体13を動かす際の抵抗や引っ掛かりを少なくして容易に操作できる点で優れている。
【0058】
図4及び図6等に示されるように主部下ケース82には隔壁88の左右両側に位置して底壁91の下面に開放されたばね受部111が設けられ、これらばね受部111には夫々付勢体としてのコイルばね112が収容されている。これらコイルばね112は、その下端を揺動アーム101に当てて風向き制御部102を付勢して、この風向き制御部102を前記第2制御位置に保持するようになっている。又、吸込み口体13が被掃除面Aに押当てられた際にコイルばね112の付勢力に抗して風向き制御部102を第1制御位置に位置決めするために、図10に示されるようにストッパ凸部113、114が、ばね受部111の天井壁内面及び揺動アーム101に夫々相対向して突設されている。したがって、これらストッパ凸部113、114が当接することにより前記位置決めができる。
【0059】
次に、前記構成の吸込み口体13及びこれを備えた電気掃除機11の動作を説明する。この電気掃除機11は図2に示されるように掃除機本体12の接続口22に吸込み口体13の接続管71を差込み接続した状態で、電動送風機41を運転することにより使用される。
【0060】
この使用時には、吸込み口体13の内側接続管75を通って集塵袋34に流入した吸気風(図2及び図5中点線矢印で流れ方向示す)中に含まれる塵埃が集塵袋34に捕捉され、この集塵袋34を通った空気は、更にフィルタ支え35を通過して電動送風機41に吸込まれてから、モータカバー53の還流ポート54を通って還流室26に排出されるとともに、その一部は排気通孔61及び孔53aを通って排気室25に排出される。排気室25に排出された余剰空気は排気口62を通って掃除機本体12の外部に排出される。
【0061】
一方、還流室26に流入した排気は、接続口22の通気口22aから接続管71の外側接続管76内に導入されて、この外側接続管76の還流空気導出口76bから吸込み口体主部72の吹出し室90に導出された後、還流吹出し口73から回収室89側に吹出されて、この回収室89に吸込まれる。こうした循環風の流れを図2及び図5中実線矢印で示す。そして、この循環風は再び内側接続管75を介して掃除機本体12側に吸込まれる。このように電動送風機41から排出された空気を吸込み口体13で回収し循環させることに伴い、吸込み口体13の吸気口92に外部吸込み風路109を通って外部の空気が塵埃とともに吸込まれるので、掃除をすることができる。
【0062】
こうした掃除において吸込み口体13が被掃除面Aに沿って移動される状態は図5(A)に示されている。この場合には、吸込み口体13の自重若しくは被掃除面Aへの押付け操作力により風向き変更機構74の被掃除面検出部108が被掃除面Aに当って押し上げられるに伴い、風向き変更体100が、その枢軸104を支点にコイルばね112の付勢力に抗して図5中時計回りに回動されて、図5(A)に示される第1制御位置に配置される。そうすると、風向き制御部102の風向き切換え端部105が還流吹出し口73の上部に対向する位置に下がって、風向き切換え端部105と還流吹出し口73の前縁との間に狭い第1吹出し風路106が形成される。
【0063】
そのため、図5(A)中の還流風の矢印で示されるように還流吹出し口73から後方の回収室89に向かうように吹出された空気を、風向き切換え端部105によって被掃除面A方向に案内して、第1吹出し風路106及び吸気口92に通して被掃除面Aに吹付けることができる。
【0064】
したがって、この吹付けられた還流空気によって、被掃除面の塵埃をまき上げて、それを外気とともに吸込んで掃除することができる。しかも、こうした被掃除面への還流空気の吹付けを流路が狭い第1吹出し風路106に通して行なうから、還流空気の風速を速めて吸気口92に通して被掃除面に吹付けることができ、それにより、重い塵埃であっても被掃除面から容易にまき上げて吸込んで掃除することができる。
【0065】
この掃除において風向き制御部102の風向き切換え端部105は、図5(A)に示されるように底壁91の対向外面91aから下方に突出することがない高さ位置に保持されるので、風向き切換え端部105が被掃除面Aと擦れ合って、風向き切換え端部105自体及びフローリング床等の被掃除面Aが傷付けられることを防止できる。しかも、吸気口92が開口された対向外面91aと被掃除面Aとの間に0.5mm〜1.5mmの大きさの外部吸込み風路109が確保されるようにローラ97、被掃除面検出部108を設けたので、被掃除面A上に砂粒等があっても、それを噛み込むことが防止される。この点においても被掃除面A及び底壁91が傷付けられることを防止できる。なお、ローラ97、被掃除面検出部108は被掃除面Aに転がり接するので、傷付けの原因となることは極めて少ない。
【0066】
その上、前記大きさの外部吸込み風路109を形成することによって、還流吹出し口73から吹出されて流動する空気流に伴って吸気口92に吸込まれる空気の流速を高めて、被掃除面A上の塵埃を吸塵する性能を向上し掃除性を高めることができる。
【0067】
そして、掃除中に吸込み口体13を被掃除面から離すと同時に、吸込み口体13は図5(B)に示す状態となる。すなわち、被掃除面検出部108が被掃除面Aを検出しなくなると(具体的には被掃除面から押上げられなくなると)、風向き変更体100がコイルばね112の付勢力で反時計回りに枢軸104を支点として回動されるため、風向き制御部102が上昇してその風向き切換え端部105が還流吹出し口73の上側に配置されて、還流吹出し口73が全開される。
【0068】
そのため、還流吹出し口73から後方の回収室89へ向けての還流空気の吹き出しを風向き切換え端部105が邪魔することがなくなり、還流空気は被掃除面Aに略平行、具体的には対向外面91aと略平行となるように吹出されて、この空気が吸気口92を後方に横切るように流動して回収室89を通って接続管71に吸込まれる。この場合、風向き切換え端部105と還流吹出し口73の前縁との間に広い第2吹出し風路107が形成されるので、吹出される空気の流速が低下されて、吹出しに伴う音を低くできる。
【0069】
このように還流吹出し口73から吹出された還流空気が吸気口92を通って被掃除面A側に吹出されることが防止され、被掃除面A以外の方向に流動させながら、これを回収して既述の循環経路で循環させることができる。そして、この場合に、還流吹出し口73から吹出される空気は極めて少なく、それに伴い還流吹出し口73から吹出される空気に伴って吸気口92に空気を吸込もうとする作用もさほど大きくはない。そのため、図5(B)の状態の吸込み口体13でカーテン等の柔らかなシート状物からなる被掃除面を掃除する場合に、この被掃除面を吹き動かすことがないとともに、吸付けることもなく、このシート状被掃除面の表面に吸い込み空気流を流して、この表面の軽い塵埃を吸い取って掃除することができる。
【0070】
又、既述のように電動送風機41が運転されている状態で吸込み口体13が被掃除面Aから離れている場合には、吸気口92から吹出された空気が被掃除面A以外の方向に流動されて吸気口92から吹出される空気を実用上無視できる程度に極めて少なくできるので、この吸込み口体13を被掃除面Aに近づける際及び被掃除面Aから離す際に、被掃除面方向に空気が吹付けられることがない。したがって、被掃除面A上の軽い塵埃を吹き飛ばしてしまうことを防止することができる。
【0071】
しかも、本実施の形態では、風向き変更体100をコイルばね112で付勢したことにより、吸込み口体13を被掃除面Aに接離するに伴い、既述のように自動的に風向き変更体100を第1制御位置と第2制御位置とにわたって移動させることができるので、殊更に風向きを変更するための手動操作を要することなく風向き変更体100の位置を選択でき、操作上便利である。
【0072】
前記のように掃除中でも被掃除面Aへの吸込み口体13の接離に伴い風向き変更を行なうことができるので、吸気口92からの空気の吹出しを停止させるために掃除機本体12の電動送風機41をオフさせる必要がない。そして、このような掃除機本体12での風向き変更により、還流しようとする空気が吸気口92を通って外部に吹出されることを防止したから、こうした吹出し防止のために空気循環経路に弁を設けてそれを開閉する必要もない。したがって、循環空気経路内において空気の循環を妨げることが少なく、それに伴い吸塵性能を向上できる。
【0073】
図11は本発明の第2の実施の形態を示している。この実施の形態は基本的には前記第1の実施の形態と同様な構成であるので、同様構成部分には前記第1の実施の形態と同じ符号を付して、その構成および作用の説明を省略し、以下異なる部分について説明する。第2の実施の形態が第1の実施の形態と異なる部分は、還流吹出し口73及び風向き変更体100の構造とこれらの相互関係である。
【0074】
すなわち、この第2の実施の形態において、還流吹出し口73は接続管71に向けて斜め上向きに傾けて形成されている。風向き変更体100の導風板103も接続管71に向けて斜め上向きに傾けて突設されている。なお、この導風板103を省略する場合には風向き切換え端部105の先端面を接続管71に向けて斜め上向きに傾ければよい。こうした導風板103(又は風向き切換え端部105の傾斜先端面)は風向き変更体100が第2制御位置に配置された際に、還流吹出し口73の上部傾斜内面73aより上側、好ましくは図11(B)に示されるように上部傾斜内面73aに面一に連なるようになっている。なお、以上の点以外の構成は図示されない部分を含めて前記第1の実施の形態に係る吸込み口体13及びこれを備えた電気掃除機11と同じである。
【0075】
この第2の実施の形態の構成においても、前記第1の実施の形態と同様な作用を得て本発明の各課題を解決できる。しかも、還流吹出し口73と導風板103(又は風向き切換え端部105の傾斜先端面)の構成により、還流吹出し口73から吹出される還流空気を、それが吸気口92を横切るように流動する際に被掃除面Aと略平行ではなく、被掃除面から遠ざかる方向に向けて流動させることができるから、吸気口92を還流空気が接続管71に向けて横切る際における還流空気の広がりに拘らず、その一部が吸気口92を通って外部に漏れて被掃除面等に吹付けられることを、より確実に防止できる点で優れている。
【0076】
図12は本発明の第3の実施の形態を示している。この実施の形態は基本的には前記第1の実施の形態と同様な構成であるので、同様構成部分には前記第1の実施の形態と同じ符号を付して、その構成および作用の説明を省略し、以下異なる部分について説明する。第3の実施の形態が第1の実施の形態と異なる部分は、風向き制御部102の風向き切換え端部105の構造である。
【0077】
すなわち、この第3の実施の形態において、風向き切換え端部105は、風向き変更体100が第1制御位置に配置された時に還流吹出し口73の出口と対向して、還流吹出し口73から吹出された空気を被掃除面Aに対して斜めに向かわせるガイド面105aを有している。このガイド面105aは被掃除面Aに対して45°以上90°未満の傾斜角θで形成されている。なお、以上の点以外の構成は図示されない部分を含めて前記第1の実施の形態に係る吸込み口体13及びこれを備えた電気掃除機11と同じである。
【0078】
この第3の実施の形態の構成においても、前記第1の実施の形態と同様な作用を得て本発明の各課題を解決できる。しかも、風向き切換え端部105にガイド面105aを設けたことにより、還流吹出し口73から吹出された空気が被掃除面Aに斜めに吹付けられるから、吹付けられる空気が被掃除面A上の塵埃を押付けてその吸込みを妨げることが少ない。そのため、被掃除面Aに落ちている比較的重いコイン状のものや軽くて平ら状のクリップ等のごみ(塵埃)でもそれを容易にまき上げて吸込みが掃除できる点で優れている。
【0079】
図13は本発明の第4の実施の形態を示している。この実施の形態は基本的には前記第1の実施の形態と同様な構成であるので、同様構成部分には前記第1の実施の形態と同じ符号を付して、その構成および作用の説明を省略し、以下異なる部分について説明する。第4の実施の形態が第1の実施の形態と異なる部分は、風向き制御部102の風向き切換え端部105の構造である。
【0080】
すなわち、この第4の実施の形態において、風向き切換え端部105及び導風板103は、図13(B)に示されるように風向き変更体100が第2制御位置に配置された際に対向外面91a及び被掃除面Aと平行となり、しかも、風向き制御部102の板厚よりも大きい面積をもって被掃除面Aに非接触状態で近接して対向されるように形成されている。なお、以上の点以外の構成は図示されない部分を含めて前記第1の実施の形態に係る吸込み口体13及びこれを備えた電気掃除機11と同じである。
【0081】
この第4の実施の形態の構成においても、前記第1の実施の形態と同様な作用を得て本発明の各課題を解決できる。
【0082】
なお、本発明は前記各実施の形態には制約されない。例えば、風向き変更体100を第1制御位置及び第2制御位置に配置させるのに、コイルばね112を廃止する代りに、風向き変更体100に連動する操作部を設けて、この操作部を手動操作することにより風向き変更体100を移動させるようにしてもよい。
【0083】
又、本発明において吸込み口体13に設けるスペーサ手段としては、主部下ケース82の下面に突出するブラシ毛、又は回転ブラシのような回転清掃体を利用してもよく、或いは主部下ケース82から一体に突設した凸部を用いてもよい。
【0084】
又、本発明は、前記各実施の形態に係るハンディ型電気掃除機及びそれ用吸込み口体に限らず、アップライト型、キャニスタ型、その他の形式の電気掃除機及びそれ用の吸込み口体に適用できる。
【0085】
又、前記各実施の形態では吸込み口体13の接続部71を掃除機本体12側に連通させるのに、接続口22に直接挿入して接続することで行なったが、円筒管や吸塵ホースなどの中継風路部材を介在させることにより、この部材を介して間接的に接続部71を掃除機本体12側に連通させてもよい。この場合、中継風路部材には、還流用通路と回収用通路とを同軸的に配置する等並設した構造のものを用いればよい。
【0086】
【発明の効果】
本発明は、以上説明したような形態で実施され、以下に記載されるような効果を奏する。
【0087】
請求項1及びこれに従属する請求項2に記載の発明に係る吸込み口体によれば、吸込み口体主部に設けた風向き変更手段によって、前記主部が被掃除面に接離する際に、還流吹出し口から吸気口側に向けて吹出された空気が吸気口を通って吹出されないようにしたから、前記接離に伴って被掃除面上の塵埃を吹き飛ばすことを抑制できるとともに、こうした吹き飛ばしがないようにするために、掃除機本体の電動送風機をオフさせるモータ制御や空気循環経路に弁を設けてそれを開閉する必要もない。
【0088】
更に、請求項1の発明及びこの発明に従属する請求項2に記載の発明に係る吸込み口体によれば、カーテン等の柔らかなシート状被掃除面を吹き動かしたり、吸気口に吸付けたりすることがなく、前記シート状被掃除面の表面に吸い込み空気流を流して、表面の軽い塵埃を吸取ることができるから、カーテン等の柔らかなシート状被掃除面の掃除をするのに適している。
【0089】
請求項1又は2の発明の従属する請求項3の発明に係る吸込み口体によれば、前記請求項1又は2の発明の効果に加えて、還流吹出し口から吹出される空気を、狭い第1吹出し風路に通して風速を速めて被掃除面に吹付けたり、或いは、広い第2吹出し風路に通して風速を遅くして被掃除面以外の方向に流動させるということを選択できるので、被掃除面に及ぼす空気流の強さを掃除対象に適合させて掃除することができる。
【0090】
請求項1〜3のうちのいずれかの発明の従属する請求項4の発明に係る吸込み口体、及びこの請求項4の発明に従属する請求項5の発明に係る吸込み口体によれば、いずれも前記請求項1の発明と同様の効果を得ることができる。
【0091】
請求項4又は5の発明の従属する請求項6の発明に係る吸込み口体によれば、前記請求項1の発明の効果に加えて、掃除中に風路変更体の先端部が被掃除面に当ってこの面を擦ったり、被掃除面と吸込み口体の対向外面との間に砂粒等を噛み込んで、被掃除面等を傷付けることを抑制できる。
【0092】
又、請求項8の発明に係る空気循環式電気掃除機によれば、前記第1〜第3の課題のうちの少なくともいずれか一つの課題を解決できる空気循環式電気掃除機を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る電気掃除機全体の構成を掃除機本体と吸込み口体とを分離した状態で示す斜視図。
【図2】図1に示された電気掃除機全体の構成を示す縦断側面図。
【図3】図1に示された電気掃除機本体の構成をその一部を取除いた状態で示す斜視図。
【図4】図2中Z−Z線に沿う断面図。
【図5】(A)は第1の実施の形態に係る吸込み口体の構成をその風向き変更体が第1制御位置に配置された状態で示す縦断側面図。
(B)は第1の実施の形態に係る吸込み口体の構成をその風向き変更体が第2制御位置に配置された状態で示す縦断側面図。
【図6】図5に示された吸込み口体の構成をその主部上ケースを取除いた状態で一部を断面して示す平面図。
【図7】図5に示された吸込み口体の構成をやや傾けた状態で示す後面図。
【図8】図5に示された吸込み口体の構成を一部切欠して示す底面図。
【図9】図5に示された吸込み口体の構成を分解して示す斜視図。
【図10】図6中Y−Y線に沿う断面図。
【図11】(A)は本発明の第2の実施の形態に係る吸込み口体の構成をその風向き変更体が第1制御位置に配置された状態で示す縦断側面図。
(B)は第2の実施の形態に係る吸込み口体の構成をその風向き変更体が第2制御位置に配置された状態で示す縦断側面図。
【図12】(A)は本発明の第3の実施の形態に係る吸込み口体の構成をその風向き変更体が第1制御位置に配置された状態で示す縦断側面図。
(B)は第3の実施の形態に係る吸込み口体の構成をその風向き変更体が第2制御位置に配置された状態で示す縦断側面図。
【図13】(A)は本発明の第4の実施の形態に係る吸込み口体の構成をその風向き変更体が第1制御位置に配置された状態で示す縦断側面図。
(B)は第4の実施の形態に係る吸込み口体の構成をその風向き変更体が第2制御位置に配置された状態で示す縦断側面図。
【符号の説明】
11…電気掃除機、
12…掃除機本体、
13…吸込み口体、
24…集塵室、
25…排気室、
26…還流室、
34…集塵袋(フィルタ)、
41…電動送風機、
53…モータカバー、
54…還流ポート、
71…接続部(接続管)、
72…吸込み口体主部、
73…還流吹出し口、
74…風向き変更機構(風向き変更手段)、
75…内側接続管、
76…外側接続管、
91…底壁、
91a…対向外面、
92…吸気口、
97…ローラ(スペーサ手段)、
102…風向き制御部、
105…風向き切換え端部、
105a…風向き切換え端部のガイド面、
θ…風向き切換え端部ガイド面の傾斜角、
106…第1吹出し風路、
107…第2吹出し風路、
108…被掃除面検出部(スペーサ手段)、
109…外部吸込み風路、
112…コイルばね(付勢体)。[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to an air circulation type vacuum cleaner and a suction port provided in the vacuum cleaner.
[0002]
[Prior art]
The air-circulating vacuum cleaner draws air from the suction port of the suction opening body by operating an electric blower in the cleaner body, passes the sucked air through a filter to capture dust, and passes through the filter to move the electric blower. Is returned to the air inlet, and the returned air is collected and circulated for cleaning.
[0003]
The suction port provided in this type of vacuum cleaner is disclosed in Japanese Patent Publication No. 7-44911 andJP-A-7-136082As shown in the figure, the air discharged from the electric blower and returned to the intake port is blown from the circulation outlet provided in a predetermined direction to the blowout intake port and crossed with the surface to be cleaned. The dust on the surface to be cleaned, which is swept up by force, is sucked by the air sucked into the air inlet, thereby realizing a circulating cleaning.
[0004]
However, in such a configuration in which the air to be circulated is always blown toward the surface to be cleaned, when the suction port is brought close to the surface to be cleaned, or when the suction port is separated from the surface to be cleaned, There is a problem that light dust and the like on the surface to be cleaned are easily blown off by air blown out from the air inlet. Therefore, a technique capable of solving such a problem is known from Japanese Patent Application Laid-Open No. 9-23999 and Japanese Patent Publication No. 7-24643.
[0005]
FIGS. 3 and 4 of Japanese Patent Application Laid-Open No. 9-23999 show an on-off valve which is "open" when it is in close contact with the floor surface and "closed" when it is separated from the floor surface, that is, at both ends of the suction port of the suction device. A suction device for a vacuum cleaner that has a projection that penetrates through and that has an on-off valve that is always urged in the closing direction by a spring, and `` turns in '' when it comes into close contact with the floor and turns off when it comes off Thus, a suction device for a vacuum cleaner having a mechanism linked to a motor is described.
[0006]
In Japanese Patent Publication No. Hei 7-24643, an operation switch provided near a grip portion of a vacuum cleaner is operated to remotely open and close a reflux rate control valve. A technique is described which controls the control valve to lower the recirculation rate, opens a short circuit, or turns off a fan motor. Here, the dust collection port is the suction port of the suction port body, and the short-circuit path is a flow path provided between the suction flow path and the return path in the cleaner body. The valve is provided in the short-circuit path. By setting the recirculation rate close to 0% by this valve, air is not sucked in (dust absorption) from the outside. It is made to be performed.
[0007]
[Problems to be solved by the invention]
However, in any of Japanese Patent Application Laid-Open No. 9-23999 and Japanese Patent Publication No. 7-24643, the motor is turned off when the suction opening is separated from the floor (cleaning surface). Even if the rotor is turned off, the rotor continues to rotate due to inertia, so that the circulating air cannot be stopped instantaneously. For this reason, immediately after the suction port body is separated from the surface to be cleaned, air is still blown out through the air inlet, so that light dust on the surface to be cleaned is easily blown away by the air, and the effectiveness is not so large. Absent.
[0008]
Further, Japanese Patent Application Laid-Open No. 9-23999 and Japanese Patent Publication No. Hei 9-23999 disclose that air that is recirculated by opening and closing a valve provided on a suction opening body or a cleaner body is blown out from the suction opening of the suction opening body, or the blowing is stopped. In the technique described in Japanese Patent No. -24643, since the valve is located in the circulating air path, there is a problem that air circulation is easily hindered, and accordingly, the dust absorption performance is poor.
[0009]
The motor is operated to clean a soft sheet-like material, for example, a hanging curtain, with the suction opening described in Japanese Patent Application Laid-Open No. 9-23999 or the reflux-type vacuum cleaner described in Japanese Patent Publication No. Hei 7-24643. Then, the air blown out from the suction opening pushes the curtain, so that cleaning cannot be performed. Similarly, in the valve that opens and closes, the valve cannot be opened and closed particularly when a freely deformable curtain is detected as represented in Japanese Patent Application Laid-Open No. 9-23999, so that the valve remains closed. Even if the valve could be opened and the air could be recirculated, air could be blown out from the suction port of the suction port body and the curtain would be pushed in, so clean it. Can not.
[0010]
Further, in Japanese Patent Publication No. Hei 7-24643, the intensity of the air flow exerted on the surface to be cleaned can be changed according to the object to be cleaned by the opening of the recirculation rate control valve. Has the problems described above.
[0011]
Therefore, a first problem to be solved by the present invention is to suppress blowing off dust on the surface to be cleaned when approaching or separating from the surface to be cleaned without motor control or opening and closing of the air circulation path.Also suitable for cleaning soft sheet-like surfaces to be cleaned such as curtainsThe purpose is to obtain a suction port body.
[0013]
The present invention seeks to solveSecond taskIn order to solve the first problem, it is an object of the present invention to provide a suction opening body that can change the intensity of an air flow exerted on a surface to be cleaned in accordance with an object to be cleaned.
[0014]
The present invention seeks to solveThird issueIs to solve the first problem.Around, during cleaningAn object of the present invention is to provide a suction port body that does not damage a surface to be cleaned or the like.
[0015]
Also, the present invention seeks to solveFourth taskAre the first toThird issueIt is an object of the present invention to provide an air circulation type vacuum cleaner which can solve at least one of the problems.
[0016]
[Means for Solving the Problems]
Claims 1-7According to the invention, the air sucked by the operation of the electric blower in the cleaner body is passed through a filter to capture dust, and the air discharged from the electric blower passing through the filter is collected and circulated for cleaning. It is assumed that the vacuum cleaner has a suction port body having a connection portion that communicates with the main body of the cleaner and a suction port that is disposed close to the surface to be cleaned and that sucks air.
[0017]
In order to solve the first problem, the invention according to claim 1 has a suction port body main portion having an opposing outer surface facing the surface to be cleaned, the outer surface being provided with the intake port, A recirculation outlet located at one side of the intake port and provided at the main body of the intake port and for circulating air to the side of the intake port; a first control position and a second control at the main part of the intake port body; And the air blown out from the return outlet when moved to the first control position is directed toward the surface to be cleaned, and is moved to the second control position. At this time, the air blown out from the return outlet is directed in a direction other than the surface to be cleaned.Flow in a direction substantially parallel to the surface to be cleaned or away from the surface to be cleanedWind direction changing means.
[0018]
According to the first aspect of the present invention, despite the fact that the direction of the recirculation outlet for allowing air to recirculate and allow dust to be collected at the intake port is constant, the operation of the wind direction changing means causes the recirculation outlet to operate from the recirculation outlet. Change the direction of the blown air. That is, the wind direction changing means is blown out when the wind direction changing means is located at the first control position.Direct the air toward the surface to be cleaned,Blown when placed in the second control positionThe air is directed in a direction other than the surface to be cleaned, and flows in a direction substantially parallel to the surface to be cleaned or away from the surface to be cleaned.The switching of the wind direction changing means to the two positions may be manually performed during a cleaning operation or the like, or may be automatically performed in accordance with contact with or separation from the surface to be cleaned.
[0019]
Therefore, by arranging the wind direction changing means at the second control position and bringing the main portion of the suction port into and out of contact with the surface to be cleaned, the air blown out from the recirculation outlet can be prevented from passing through the air inlet. In directions other thanFlows in a direction approximately parallel to the surface to be cleaned or away from the surface to be cleanedThus, it is possible not to blow out in the direction of the surface to be cleaned. Since such a wind direction changing operation can be performed even during cleaning, it is not necessary to turn off the electric blower of the vacuum cleaner body in order to prevent air from being blown out from the air inlet, and also to return by changing the wind direction as described above. It is not necessary to provide a valve in the air circulation path to open and close the air circulation path in order to prevent such air from being blown out.
Further, in the invention of claim 1, the air blown out from the recirculation outlet is directed to a direction other than the surface to be cleaned while flowing in a direction substantially parallel to or away from the surface to be cleaned. The air that is blown off the soft sheet-like surface to be cleaned, such as curtains, is extremely small, and the suction action generated by the air blown out from the return outlet, that is, the outside air is sucked into the inlet Since the action to be performed is not so large, the sheet-like surface to be cleaned is not sucked. Therefore, according to the first aspect of the present invention, it is possible to remove the light dust on the surface of the sheet-like surface to be cleaned and to clean the surface by sucking the airflow.
[0020]
Further, when cleaning is performed with the wind direction changing means disposed at the first control position, the air to be recirculated can be passed through the air inlet and blown to the surface to be cleaned, whereby the surface to be cleaned can be cleaned. While dusting up, it can be cleaned by sucking it in with the air sucked into the air inlet. In the case where cleaning is performed with the wind direction changing means disposed at the second control position, the cleaning is not expected because the wind-up is not expected. Therefore, using the suction port body according to the present invention,By arranging the wind direction changing means at the first control position, not only can the light dust on the surface to be cleaned be prevented from being blown off, but also by arranging the wind direction changing means at the second control position, the wind direction changing means can be arranged at the first control position. Also cleaning abilityToCan be lowered and cleaned.
[0023]
SaidClaim 1In practicing the present invention, when the wind direction changing means is disposed at the second control position, it is more likely that a part of the air blown out from the recirculation outlet and flowing is blown out to the outside through the air inlet. To reduceClaim 2As in the present invention, the reflux outlet may be provided obliquely so as to blow air toward the connection portion.
[0024]
SaidSecondTo solve the problem,Claim 1 or 2Subordinate to inventionClaim 3The invention is characterized in that the movement of the wind direction changing means to the first control position narrows the first airflow path formed immediately after the return air outlet and allows air to flow toward the surface to be cleaned, and the second control position. The second blow air passage formed immediately after the return air outlet and passing air in a direction other than the surface to be cleaned is wider than the first blow air passage by moving the wind direction changing means toward the air outlet. It is.
[0025]
thisClaim 3In the invention,Claim 1 or 2In addition to the effects of the invention, there are the following effects. In other words, when cleaning is performed with the wind direction changing means disposed at the first control position, the air blown from the return air outlet passes through the narrow first blow air passage, so that the wind speed is increased, and the high-speed air is blown. Can be blown onto the surface to be cleaned through the air inlet, so that even heavy dust can be easily lifted off from the surface to be cleaned and sucked in to clean. Further, when cleaning is performed with the wind direction changing means disposed at the second control position, the air blown from the return air outlet passes through the wide second blow air path, whereby the wind speed is reduced, and this slow air is reduced. It can be caused to flow in a direction other than the surface to be cleaned, thereby making it possible to suck and clean light dust on the surface to be cleaned with low noise.
[0026]
SaidClaims 1-3Subordinate to one of these inventions in implementing any of the inventionsClaim 4As in the present invention, the wind direction changing unit includes a cleaning surface detection unit that protrudes from the opposite outer surface and is pressed against the cleaning surface, and the first direction is associated with the contact of the detection unit with the cleaning surface. A wind direction changing body moved over the control position and the second control position, and an urging body for urging the change body to be held at the second control position,The wind direction changing body may be provided with a guide surface for directing the air blown from the return air outlet obliquely to the surface to be cleaned when the wind direction changing means is at the first control position.
[0027]
thisClaim 4In carrying out the invention, it depends on this inventionAs in the invention of
[0028]
SaidThirdTo solve the problem,
[0029]
theseClaims 6 and 7In the present invention, the distal end of the airflow path changing body may protrude toward the surface to be cleaned from the opposed outer surface of the main body of the suction opening body which is close to and opposed to the surface to be cleaned, and may rub the surface against the surface to be cleaned. In addition, it is possible to prevent sand particles or the like from being caught between the surface to be cleaned and the outer surface facing the suction opening body. In particular, the external suction air passage secured by the spacer means makes it possible to increase the flow velocity of the air sucked into the intake port, thereby improving the dust suction performance.
[0030]
or,Claim 8According to the invention, the operation of the electric blower in the cleaner body sucks air from the suction port of the suction port body which is disposed in close proximity to the surface to be cleaned in a non-contact state, and passes the sucked air through a filter to generate dust. It is premised on a vacuum cleaner that captures air, returns the air discharged from the electric blower through the filter to the air inlet, and collects and returns the returned air to perform cleaning while circulating.
[0031]
And thisClaim 8The invention is as described above.FourthIn order to solve the problem, the suction port body isClaims 1 to 7The suction port body according to any one of the above items.
[0032]
Therefore, in this air circulation type vacuum cleaner,Claims 1 to 7By providing the suction port body according to any of the inventions,Claims 1 to 7The effects of any of the inventions can be obtained as described above,ThirdAn air-circulating vacuum cleaner that can solve at least one of the problems can be provided.
[0033]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, a first embodiment of the present invention will be described with reference to FIGS. As shown in FIGS. 1 and 2, a hand-held air circulation
[0034]
As shown in FIGS. 2 to 4, the cleaner
[0035]
On the inner surfaces of the two case members, required partitioning ribs whose tips are brought into contact with each other in accordance with the connection of these members are integrally provided. 24, a
[0036]
The upper surface of the
[0037]
The front wall of the
[0038]
An
[0039]
As partially shown in FIGS. 2 and 4 and the like, the
[0040]
During the operation of the
[0041]
As shown in FIGS. 2 to 4, a
[0042]
As shown in FIG. 2, a
[0043]
2 and 3,
[0044]
Next, the
[0045]
For example, the
[0046]
A cylindrical
[0047]
The
[0048]
When the
[0049]
The suction port
[0050]
As shown in FIG. 5 and the like, the main part
[0051]
As shown in FIG. 9 and the like, the
[0052]
A pair of
[0053]
The wind
[0054]
By individually fitting these
[0055]
When the wind
[0056]
Although the
[0057]
At the other end of the
[0058]
As shown in FIGS. 4 and 6, the main
[0059]
Next, the operation of the
[0060]
In this use, the dust contained in the intake air (indicated by the dotted arrow in FIGS. 2 and 5) flowing into the
[0061]
On the other hand, the exhaust gas that has flowed into the
[0062]
The state in which the
[0063]
Therefore, as shown by the arrow of the return air flow in FIG. 5 (A), the air blown from the
[0064]
Therefore, the dust on the surface to be cleaned can be blown up by the blown air, and can be sucked and cleaned together with the outside air. Further, since the blowing of the return air to the surface to be cleaned is performed through the first
[0065]
In this cleaning, the wind
[0066]
In addition, by forming the external
[0067]
Then, at the same time when the
[0068]
Therefore, the air flow
[0069]
In this way, the return air blown out from the
[0070]
Also, as described above, when the
[0071]
Moreover, in the present embodiment, the wind
[0072]
As described above, the direction of the air can be changed in accordance with the contact and separation of the
[0073]
FIG. 11 shows a second embodiment of the present invention. This embodiment has basically the same configuration as that of the first embodiment. Therefore, the same components are denoted by the same reference numerals as those of the first embodiment, and the configuration and operation will be described. Are omitted, and different portions will be described below. The differences between the second embodiment and the first embodiment are the structures of the
[0074]
That is, in the second embodiment, the
[0075]
Also in the configuration of the second embodiment, the same effects as those of the first embodiment can be obtained to solve the respective problems of the present invention. In addition, due to the configuration of the
[0076]
FIG. 12 shows a third embodiment of the present invention. This embodiment has basically the same configuration as that of the first embodiment. Therefore, the same components are denoted by the same reference numerals as those of the first embodiment, and the configuration and operation will be described. Are omitted, and different portions will be described below. The difference of the third embodiment from the first embodiment is the structure of the wind
[0077]
That is, in the third embodiment, the wind direction switching
[0078]
Also in the configuration of the third embodiment, the same effects as those of the first embodiment can be obtained, and the respective objects of the present invention can be solved. In addition, since the guide surface 105a is provided at the wind
[0079]
FIG. 13 shows a fourth embodiment of the present invention. This embodiment has basically the same configuration as that of the first embodiment. Therefore, the same components are denoted by the same reference numerals as those of the first embodiment, and the configuration and operation will be described. Are omitted, and different portions will be described below. The difference of the fourth embodiment from the first embodiment is the structure of the wind
[0080]
That is, in the fourth embodiment, the wind direction switching end 105And the
[0081]
Also in the configuration of the fourth embodiment, the same effects as those of the first embodiment can be obtained to solve the respective problems of the present invention.
[0082]
The present invention is not limited to the above embodiments. For example, in order to arrange the wind
[0083]
In the present invention, as the spacer means provided on the
[0084]
Further, the present invention is not limited to the handy type vacuum cleaner and the suction port body for each of the above embodiments, but may be applied to an upright type, a canister type, and other types of vacuum cleaners and a suction port body therefor. Applicable.
[0085]
In each of the above embodiments, the
[0086]
【The invention's effect】
The present invention is implemented in the form described above, and has the following effects.
[0087]
Claim 1 and its dependentsClaim 2According to the suction port body according to the described invention, when the main section comes into contact with or separates from the surface to be cleaned by the wind direction changing means provided on the main section of the suction port body, the air blows from the recirculation outlet toward the intake port side. The blown air is prevented from being blown out through the air inlet, so that the dust on the surface to be cleaned can be prevented from being blown off in accordance with the contact and separation, and in order to prevent such blowout, the cleaning device body is There is no need to provide a motor control for turning off the electric blower or provide a valve in the air circulation path to open and close it.
[0088]
Furthermore,The invention of claim 1And this inventionSubordinate toClaim 2Suction port body according to the inventionAccording to such as curtainsSince the soft sheet-shaped surface to be cleaned is not blown or sucked into the air inlet, the airflow can be sucked into the surface of the sheet-shaped surface to be cleaned, and the light dust on the surface can be absorbed. It is suitable for cleaning soft sheet-like surfaces to be cleaned such as curtains.
[0089]
Claim 1 or 2Subordinate to the inventionClaim 3According to the suction port body according to the invention,Claim 1 or 2In addition to the effects of the present invention, the air blown out from the recirculation outlet is blown onto the surface to be cleaned by increasing the wind speed through a narrow first blow-off air passage, or is passed through a wide second blow-out air passage. Can be selected to be slowed down and caused to flow in a direction other than the surface to be cleaned, so that the cleaning can be performed by adjusting the strength of the air flow exerted on the surface to be cleaned to the cleaning target.
[0090]
Claims 1-3Dependent on any of the inventionsClaim 4Suction body according to the invention,And this claim 4Subordinate to inventionClaim 5According to the inventionAccording to the suction bodyIn each case, the same effect as that of the first aspect can be obtained.
[0091]
[0092]
or,Claim 8According to the air circulation type vacuum cleaner according to the invention, the first to the first areThirdAn air-circulating vacuum cleaner that can solve at least one of the problems can be provided.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a perspective view showing the entire configuration of a vacuum cleaner according to a first embodiment of the present invention in a state where a cleaner body and a suction opening body are separated.
FIG. 2 is a vertical sectional side view showing the configuration of the entire vacuum cleaner shown in FIG.
FIG. 3 is a perspective view showing a configuration of the main body of the vacuum cleaner shown in FIG. 1 with a part thereof removed;
FIG. 4 is a sectional view taken along the line ZZ in FIG. 2;
FIG. 5A is a vertical sectional side view showing a configuration of a suction port body according to the first embodiment in a state where a wind direction changing body is arranged at a first control position.
(B) is a longitudinal sectional side view showing the configuration of the suction port body according to the first embodiment in a state where the wind direction changing body is arranged at a second control position.
FIG. 6 is a plan view showing a part of the configuration of the suction opening body shown in FIG. 5 in a state where a main part upper case is removed;
FIG. 7 is a rear view showing the configuration of the suction opening body shown in FIG. 5 in a slightly inclined state.
FIG. 8 is a bottom view of the suction port shown in FIG.
FIG. 9 is an exploded perspective view showing the configuration of the suction port shown in FIG. 5;
FIG. 10 is a sectional view taken along the line YY in FIG. 6;
FIG. 11A is a vertical sectional side view showing a configuration of a suction port body according to a second embodiment of the present invention in a state where a wind direction changing body is disposed at a first control position.
(B) is a longitudinal side view showing the configuration of the suction port body according to the second embodiment in a state where the wind direction changing body is arranged at a second control position.
FIG. 12A is a longitudinal sectional side view showing a configuration of a suction port body according to a third embodiment of the present invention in a state where a wind direction changing body is disposed at a first control position.
(B) is a longitudinal sectional side view showing a configuration of a suction port body according to a third embodiment in a state where a wind direction changing body is arranged at a second control position.
FIG. 13A is a longitudinal sectional side view showing a configuration of a suction port body according to a fourth embodiment of the present invention in a state where a wind direction changing body is arranged at a first control position.
(B) is a longitudinal sectional side view showing a configuration of a suction port body according to a fourth embodiment in a state where a wind direction changing body is arranged at a second control position.
[Explanation of symbols]
11 ... vacuum cleaner,
12 ... vacuum cleaner body,
13 ... suction body,
24 ... Dust collection room,
25 ... exhaust chamber,
26 ... reflux chamber,
34 ... Dust collection bag (filter),
41 ... electric blower,
53 ... motor cover,
54 ... reflux port,
71 ... connection part (connection pipe),
72 ... main part of the suction body
73… Reflux outlet,
74 ... wind direction changing mechanism (wind direction changing means)
75 ... inner connecting pipe,
76 ... outer connecting pipe,
91 ... bottom wall,
91a ... opposed outer surface,
92 ... inlet,
97 ... roller (spacer means),
102 ... wind direction control unit,
105: wind direction switching end,
105a: wind direction switching end guide surface
θ: The inclination angle of the guide surface at the end of the wind direction switching,
106: first blowing air path,
107: second blowing air path,
108: cleaning surface detection unit (spacer means)
109: external suction air passage,
112 ... Coil spring (biasing body).
Claims (8)
前記被掃除面と対向する対向外面を有しこの外面に前記吸気口が開口された吸込み口体主部と、
前記吸気口の一側に位置して前記吸込み口体主部に設けられ循環される空気を前記吸気口側に吹出す還流吹出し口と、
前記吸込み口体主部に第1制御位置と第2制御位置とにわたって移動可能に設けられ、前記第1制御位置に移動された際に前記還流吹出し口から吹出される空気を前記被掃除面方向に向わせるとともに、前記第2制御位置に移動された際に前記還流吹出し口から吹出される空気を前記被掃除面以外の方向に向わせて前記被掃除面と略平行又は前記被掃除面から遠ざかる方向に流動させる風向き変更手段と、
を備えた吸込み口体。An electric vacuum cleaner that captures dust by passing air sucked by an operation of an electric blower in a cleaner body through a filter, collects air discharged from the electric blower through the filter, and performs cleaning while circulating. The suction port body having a suction port that is provided in the vicinity of the connection portion and the surface to be cleaned that is communicated with the cleaner body side and suctions air.
A suction port body main portion having an opposing outer surface facing the surface to be cleaned and having the air inlet opened on the outer surface;
A recirculation outlet that is located at one side of the intake port and that circulates air that is provided in the intake port body and that circulates toward the intake port side;
The suction port main body is provided so as to be movable between a first control position and a second control position, and when moved to the first control position, blows air blown out from the return outlet toward the surface to be cleaned. And the air blown from the return outlet when moved to the second control position is directed in a direction other than the surface to be cleaned, and is substantially parallel to the surface to be cleaned or the surface to be cleaned. Wind direction changing means for flowing in a direction away from the
Suction body.
前記吸込み口体が前記請求項1〜7のうちのいずれか1項に記載の吸込み口体であるこThe suction port body is the suction port body according to any one of claims 1 to 7. とを特徴とする電気掃除機。And a vacuum cleaner.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16028398A JP3542273B2 (en) | 1998-06-09 | 1998-06-09 | Suction port body and vacuum cleaner |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16028398A JP3542273B2 (en) | 1998-06-09 | 1998-06-09 | Suction port body and vacuum cleaner |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11346971A JPH11346971A (en) | 1999-12-21 |
JP3542273B2 true JP3542273B2 (en) | 2004-07-14 |
Family
ID=15711650
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16028398A Expired - Fee Related JP3542273B2 (en) | 1998-06-09 | 1998-06-09 | Suction port body and vacuum cleaner |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3542273B2 (en) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN115029872B (en) * | 2022-07-05 | 2023-12-15 | 洛阳雀金绣文化创意有限公司 | Vertical sparrow gold embroidery hand embroidery device convenient to adjust |
-
1998
- 1998-06-09 JP JP16028398A patent/JP3542273B2/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH11346971A (en) | 1999-12-21 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4364441B2 (en) | Vacuum cleaner | |
US20060042041A1 (en) | Vacuum cleaner and suction nozzle structure thereof | |
US20230092045A1 (en) | Cleaner | |
US20060021185A1 (en) | Intake nozzle and vacuum cleaner having the same | |
JP3542273B2 (en) | Suction port body and vacuum cleaner | |
JP3542274B2 (en) | Suction port body and vacuum cleaner | |
KR20120003955A (en) | Electric vacuum cleaner | |
JP3863096B2 (en) | Suction port and vacuum cleaner | |
JP3163287B2 (en) | Suction port body and vacuum cleaner | |
JP3525067B2 (en) | Suction port body and vacuum cleaner | |
JP2000005113A (en) | Suction port body and vacuum cleaner | |
JP3482137B2 (en) | Suction port body and vacuum cleaner | |
JP3470100B2 (en) | Suction port body and vacuum cleaner | |
JP3542275B2 (en) | Air circulation type vacuum cleaner and suction device | |
JP3542286B2 (en) | Suction port body and vacuum cleaner | |
JP3819641B2 (en) | Suction port and vacuum cleaner | |
JP3542287B2 (en) | Suction port body and vacuum cleaner | |
JP2000245668A (en) | Suction port body and vacuum cleaner | |
JP2000107097A (en) | Suction nozzle and vacuum cleaner | |
JP3482139B2 (en) | Suction port body and vacuum cleaner | |
US7555811B2 (en) | Floor cleaning apparatus equipped with removable half-plenum | |
JP3482145B2 (en) | Air circulation type vacuum cleaner | |
JPH0210971Y2 (en) | ||
JP2009078081A (en) | Electric vacuum cleaner and suction port thereof | |
JP2000005114A (en) | Air circulation type vacuum cleaner |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20040323 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20040330 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080409 Year of fee payment: 4 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080409 Year of fee payment: 4 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080409 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090409 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090409 Year of fee payment: 5 |
|
S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090409 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100409 Year of fee payment: 6 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |