JP3541834B2 - コンテンツダウンロード方法およびコンテンツ蓄積配信装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、コンテンツダウンロード方法およびコンテンツ蓄積配信装置に関する。詳しくは、音声や映像などのソースを記録媒体に記録できるような形態となされたディジタルデータとして作成するオーサリング処理を行うに当たり、音声や映像などを圧縮する処理と同時に、圧縮処理された全てのソースに関するコンテンツ情報を生成して一覧表にした上で、これをオーサリング処理された圧縮データと共に記録することによって、圧縮処理後のソースを別の記録媒体に蓄積するときのコンテンツ作成処理を省けるようにして蓄積処理時間の短縮と、コンテンツ作成の誤り率を改善したものである。
【0002】
【従来の技術】
音声、映像、字幕などのソースをそれぞれのデータ圧縮方式でエンコードして符号化し、最終的にディスクなどの記録媒体に記録できるデータ形態(ディジタルデータ)とするまでのデータ処理をオーサリング(authoring)処理と呼んでいる。
【0003】
オーサリング処理では、音声なども映像と同じようにMPEG2(Moving Picture Experted Groups 2)規格に則った圧縮処理が行われ、圧縮されたデータは音声などのソースごとに記録媒体に記録されるか、若しくはこれらの圧縮データが多重化された状態で記録されて保存される。
【0004】
オーサリング処理後の圧縮データ(ソース)を別の媒体にダウンロードして使用する場合、例えば航空機内に搭載された機内サービス用AVサーバ(例えばハードディスク装置HDDを用いた大容量のデータ蓄積装置)に上述した記録媒体からダウンロードする場合には、爾後の検索を容易にするためなどの理由から、記録媒体に記録されたソース(オーサリング処理後の圧縮データ)のタイトルやジャンルなどを表したコンテンツ情報を付加した上でこのAVサーバにダウンロードするようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上述した航空機内などに使用されるAVサーバ装置は、これを外して機外に運び出した状態でソースを記録したり、新しいソースと入れ替えることはできない。安全管理上、機内備品は一旦設置された後は機外に運び出すことができないような規定となっているからである。
【0006】
そのため、この機内に設置されたAVサーバ装置に対して上述したソースをダウンロードする場合には機内でそのダウンロード処理を行う必要があり、ソースのコンテンツ入力もまた機内で行う必要がある。
【0007】
しかし、ソースが多数記録されている場合や、入力すべきコンテンツ情報の項目が多いようなときにはその入力作業に時間がかかることに加え、航空機メーカ側のオペレータによってコンテンツ情報の入力が行われる場合、オペレータは専用オペレータでないこともあって、コンテンツ情報の入力ミスが発生し易く、爾後に特定のソースを検索できないことも起こり得る。もちろんこの問題はAVサーバ装置などの蓄積手段そのものが移動できないことのみに起因するものではない。ソースと共に、そのコンテンツ情報を蓄積したり配信したりする場合においても、情報の蓄積時間の短縮を図ったり、その際のコンテンツ作成の誤り率を改善する必要がある。
【0008】
そこで、この発明はこのような従来の課題を解決したものであって、コンテンツ入力のための作業時間を省くと共に、コンテンツ入力ミスを回避してダウンロード処理を正しく行うことができるようにしたコンテンツダウンロード方法およびコンテンツ蓄積配信装置を提案するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上述の課題を解決するため、この発明に係るコンテンツダウンロード方法では、音声入力ソース若しくは映像入力ソース又は音声映像入力ソースの圧縮データと、当該入力ソースに関する再生位置情報を含む第1のコンテンツ情報を示す第1の一覧表が共に記録されている第1の記録媒体から、当該圧縮データ及び当該第1の一覧表を第2の記録媒体にダウンロードする方法において、
上記第1の一覧表を上記第1の記録媒体から上記第2の記録媒体にダウンロードするステップと、
上記第1の一覧表における所定の入力ソースに関する上記第1のコンテンツ情報の再生位置情報に基づいて、上記第1の記録媒体から所定の入力ソースの圧縮データを読み出し、上記第2の記録媒体にダウンロードするステップと、
上記圧縮データを上記第2の記録媒体へ記録するための記録位置情報を記憶するステップと、
上記所定の入力ソースに関する第1のコンテンツ情報と、この第1のコンテンツ情報の再生位置情報を上記第2の記録媒体へ記録するための記録位置情報に置換した第2のコンテンツ情報を少なくとも1つ以上含む第2の一覧表を作成するステップと、
上記第2の一覧表を上記第2の記録媒体に記録するステップとを
含むことを特徴とする。
【0010】
また、この発明に係るコンテンツ蓄積配信装置では、音声入力ソース若しくは映像入力ソース又は音声映像入力ソースの圧縮データと、当該入力ソースに関する再生位置情報を含む第1のコンテンツ情報を示す第1の一覧表とが共に記録されている第1の記録媒体から、当該圧縮データ及び当該第1の一覧表をダウンロードするコンテンツ蓄積配信装置において、
上記第1の一覧表を上記第1の記録媒体からダウンロードするための再生手段と、
上記第1の一覧表における所定の入力ソースに関する第1のコンテンツ情報の再生位置情報に基づいて、上記第1の記録媒体から読み出された所定の入力ソースの圧縮データを記録する第2の記録媒体と、
上記圧縮データを上記第2の記録媒体へ記録するための記録位置情報を付与すると共に、上記所定の入力ソースに関する第1のコンテンツ情報と、この第1のコンテンツ情報の再生位置情報を上記第2の記録媒体へ記録するための記録位置情報に置換した所定の入力ソースに関する第2のコンテンツ情報を少なくとも1つ以上含む第2の一覧表を作成する制御手段と、
を備えるものである。
【0011】
この発明では、音声、映像などの各種ソースが所定の圧縮形式で圧縮されると同時に、記録すべきソースのコンテンツ情報をその都度入力して、記録すべきソースのコンテンツ一覧表を作成して、この作成されたコンテンツ一覧表を保存される記録媒体の先頭部分に記録した記録媒体を用いるものとし、AVサーバ装置など別の蓄積手段に、圧縮されたこのソースをダウンロードするときには、コンテンツ一覧表が同時にダウンロードされる。このダウンロードされたコンテンツ一覧表を読み出して、送出順位の確認や、機内などに配信すべきソースの確認などが行われる。
【0012】
【発明の実施の形態】
続いて、この発明に係るコンテンツダウンロード方法およびコンテンツ蓄積配信装置の一実施形態を、機内に設置されたサーバ装置にダウンロードする場合につき図面を参照して詳細に説明する。
【0013】
図1はこの発明に係るコンテンツ作成装置として機能するオーサリング装置10の一実施形態を示す要部の系統図である。
【0014】
オーサリング装置10はソース20で記録すべきソースが選択され、選択されたソースに対して所定の圧縮形態で圧縮処理を施すと共に、そのソースに対するコンテンツ情報を入力するオーサリング処理部30を有し、コンテンツ情報を含んだ圧縮ソースは、そのソースに適した保存用記録媒体40に記録されて保存される。
【0015】
続いて各部の構成を詳細に説明する。
ソース20には大別して音声と映像がある。音声から説明すると、音声にはアナログソースとディジタルソースとがある。アナログソースは通常カセット21からの再生音声信号やコンパクトディスクCD23からの再生音声信号が考えられる。ディジタルソースとしてはディジタルオーディオテープレコーダ(DAT)24からのディジタル音声信号が考えられる。
【0016】
このうちアナログ音声信号はオーサリング処理部30に供給される。オーサリング処理部30はCPUからなる制御部31を有する。この制御部31に接続されたROMなどのメモリ手段32にはオーサリング処理用の制御プログラムなどが格納されている。
【0017】
オーサリング処理部30に供給されたアナログ信号はまずAD変換部33でディジタル信号に変換され、その後データ圧縮部34に供給される。データ圧縮部34としてこの例ではMPEG2(Moving Picture Experted Groups 2)規格に則った圧縮処理が行われるため、データ圧縮部34としてはMPEGエンコーダが使用される。
【0018】
DAT24から得られるディジタル音声信号はAD変換部33を介すことなく直接MPEGエンコーダ34に供給されてMPEG形式の圧縮データに変換される。
【0019】
一方、映像に関してはその代表的なものはビデオテープレコーダVTR25からのアナログ映像信号や、ディジタルビデオディスク(DVD)26からのディジタル映像信号(何れもディジタル音声信号を含む)である。ディジタル映像信号はMPEG規格に則った信号である。アナログ映像信号は上述したAD変換部33でディジタル信号に変換され、その後データ圧縮部34でMPEG2形式のデータに圧縮される。
【0020】
また、衛星放送や通信衛星を利用した放送衛星27からの音声および映像信号はディジタル信号(MPEG信号)である。チューナ35によって特定の放送局のディジタル映像信号(ディジタル音声信号)が選局される。
【0021】
データ圧縮部34からの圧縮データやチューナ35から出力されたMPEG圧縮データはそれぞれデータ付加手段37を介して記録媒体40に対するドライバ38に供給される。データ付加手段37にはコンテンツ情報作成手段36からのコンテンツ情報も供給され、全ての圧縮データが記録媒体40に記録された後上述したドライバ38に供給されるようになされている。この例では記録媒体40の先頭部分のエリアがコンテンツ情報記録エリアとして確保され、この記録エリアにコンテンツ情報の一覧表が記録されるように制御される。
【0022】
コンテンツ情報は音声入力ソース、映像入力ソース又は音声映像入力ソースに関する第1のコンテンツ情報と、この第1のコンテンツ情報に入力ソースの記録位置情報を付加した第2のコンテンツ情報とで構成される。そのうち第1のコンテンツ情報がキーボード50やマウスなどの外部入力手段51を利用して入力され、そのデータは制御部31を介してコンテンツ情報の情報作成手段36に供給されて、コンテンツ情報の一覧表が作成される。一覧表を作成するためのプログラムはROM32に格納されている。
【0023】
ソースのコンテンツ情報の一例(一覧表)を図2および図3に示す。図2は音声信号(オーディオ信号)に関するコンテンツ情報の一覧表である。図2において、オーディオチャネルとは、記録順の番号(チャネル番号)である。音声とは、モノラルの音声かステレオ音声かを示す情報である。コンテンツインディックスとは、オーディオソースのジャンルを示し、図では5つのジャンル(クラシック、ポップスなど)を例示してある。コンテンツ時間とはオーディオソースの長さ(正味時間)である。
【0024】
航空機に搭載されたAVサーバ装置であるときには料金によってサービスが異なるので、ファースト(first)クラス、ビジネス(bus)クラス、エコノミークラスに分けた配信サービスが行われることが多い。そのため、音声や映像もクラス分けされている。供給クラスとはこのクラス分けのことである。オール(all)とは、全てのクラスに同一内容の音声や映像が配信される。
【0025】
供給路線とは、航空機の航空路線のことであり、図の例は東京(成田)発とその到着地が表示されると共に、使用する航空機メーカも同時に表示されている。因みに「B747」とはボーイング747を表している。優先度とは、過去の利用状況のデータを参照して設定されるアクセス順序(配信順序)に関する優先度である。
【0026】
このようにチャネル番号から優先度までをオペレータが入力すると、図2および図3のように、コンテンツ情報作成手段36では、それぞれのソースが記録される先頭アドレスが自動的に付与され、同時にソース入力順番を示す通し番号も自動的に付与される。第1のコンテンツ情報に加えて、これらの先頭アドレスや、通し番号などからなる第2のコンテンツ情報の一覧表(データ)は記録媒体の先頭アドレス側に確保された記録エリアに記録される。
【0027】
このようにコンテンツ情報の一覧表データを含むオーディオソースの圧縮データは、図1に示すように記録媒体40に対するドライバ38に供給される。どのような記録媒体を使用するかによってドライバの構成が相違する。このコンテンツ記録媒体40がPCカード(パーソナルコンピュータカード)41やフラッシュメモリ42などのカード状のものであるときは、PCカードインタフェース38aが使用される。以下同様にCD−ROM43の場合にはCD−R(CD−リライタブル)用のドライバ38bが使用され、DVD−RAM45の場合にはDVD−RAMドライバ38cが使用される。そして、テープ46を使用する場合にはテープストリーマ38dが使用されることになる。
【0028】
このようにこの発明に係るコンテンツ作成方法は、音声入力ソース若しくは映像入力ソース又は音声映像入力ソースに関する第1のコンテンツ情報を入力するステップと、
上記入力ソースの信号を必要に応じて圧縮するステップと、
上記入力ソースの圧縮信号を上記記録媒体に記録するステップと、
上記入力ソースの圧縮信号を上記記録媒体へ記録するための記録位置情報を指定するステップと、
上記所定の入力ソースに関する第1のコンテンツ情報に上記記録位置情報を付加した上記所定の入力ソースに関する第2のコンテンツ情報を、少なくとも1つ以上含む一覧表を作成するステップと、
上記一覧表を上記記録媒体に記録するステップとを含む。
【0029】
また、この発明に係るコンテンツ作成装置では、音声入力ソース若しくは映像入力ソース又は音声映像入力ソースに関する第1のコンテンツ情報を入力する手段と、
上記入力ソースの信号を必要に応じて圧縮する圧縮手段と、
上記入力ソースの圧縮信号を記録媒体へ記録するための記録位置情報を付与する制御手段と、
上記所定の入力ソースに関する第1のコンテンツ情報に上記記録位置情報を付加した上記所定の入力ソースに関する第2のコンテンツ情報を少なくとも1つ以上含む一覧表を作成する作成手段と、
上記圧縮手段からの圧縮信号及び上記作成手段からの一覧表を上記記録媒体に送るデータ付加手段と、
上記入力ソースの圧縮信号及び上記一覧表が記録された記録媒体とを備えている。
【0030】
さらにこの発明に係るコンテンツ記録媒体では、音声入力ソース若しくは映像入力ソースまたは音声映像入力ソースを必要に応じて圧縮した信号と、
上記入力ソースに関する第1のコンテンツ情報に上記記録媒体に記録するための記録位置情報が付加された第2のコンテンツ情報を少なくとも1つ以上含む上記入力ソース毎に作成されて構成される一覧表とが共に記録されている。
【0031】
図4はオーディオやビデオデータの圧縮データを記憶した記録媒体40を用いて航空機内に搭載されたサーバー装置65にその圧縮データをダウンロードするときに使用されるダウンロード装置60の一実施形態を示す要部の系統図である。
【0032】
このダウンロード装置60はコンテンツ蓄積配信装置として機能するものであって、この実施例では、形態の異なる複数の記録媒体40からの圧縮データでも全てダウンロードできるようにするため、この例ではフラッシュメモリ42を含めたPCカードインタフェース61とテープストリーマ62とが設けられている。したがってCD−ROM43やDVD−RAM45に圧縮データが保存されているときには、これらを装着できるポータブルドライバ(図示はしない)を使用して、PCカードを経由してダウンロードすることになる。
【0033】
ポータブルドライバは後述するサーバ装置65に内蔵したタイプでもよければ、外付けタイプでもよい。
【0034】
それぞれ対応するデータリード手段であるドライバ61やテープストリーマ62に記録媒体40が装着されると、パソコンで構成された制御部63によって圧縮データが読み出され、そしてHDD66などを使用した大容量のデータ蓄積装置として機能するAVサーバ装置65の対応する記録エリアにその圧縮データが書き込まれる。この圧縮データは制御部63内に設けられたダウンロード処理用のプログラムによって書き込み処理される。このプログラムによってさらに検索用のコンテンツ情報一覧表も作成される。
【0035】
ダウンロード時に作成されたこの検索用コンテンツ情報一覧表のデータはRAMなどのメモリ手段67にストアされ、またその内容はLCDなどの表示部68上に表示することができるようになされている。
【0036】
検索用のコンテンツ情報一覧表の一例を図5および図6に示す。この一覧表は図2および図3のそれと殆ど同じである。違うところは、2列目の項目がサーバ装置65でのHDD先頭アドレスに変わっていることである。このHDDアドレスとは、入力ソースに関する第1のコンテンツ情報の再生位置情報(図2、図3の記録アドレス情報や通し番号)を、第2の記録媒体であるHDD66に記録するための記録位置のことである。したがって、このHDDアドレスは、オーディオソースあるいはビデオソースの圧縮データをHDD66にダウンロードするとき、検索用コンテンツ情報一覧表(第2の一覧表)が記録されたHDD66の先頭アドレスのことである。オペレータは通し番号を選択するか、このHDD先頭アドレスを指定するかで、オーディオソースやビデオソースのコンテンツ情報を検索できる。
【0037】
オーディオソースあるいはビデオソースの圧縮データをサーバ装置65にダウンロードするときは、制御部63に設けられたダウンロード開始キーを操作するだけでよい。それ以外のキーコントロールは不要である。したがってダウンロード時ソースを確認してそのコンテンツ情報などを入力する作業を全廃できる他、ダウンロードキーを操作するだけであるから、ダウンロードを航空機メーカ関係のオペレータが行ったとしてもダウンロードミスは皆無となる。
【0038】
図7は上述したコンテンツ情報をオーディオソースやビデオソースと共に生成するための処理例の一実施形態を示すフローチャートである。
まずソース(オーディオソースやビデオソース)が選択され(ステップ71)、次にソースのコンテンツ情報の入力処理となる(ステップ72)。コンテンツ情報は図2あるいは図3のような項目の内容であって、これはオペレータによって入力される。オペレータはデータの確認を行いながら入力できるので、入力ミスの発生確率は低くなる。
【0039】
セレクトされたソースに対する全てのコンテンツ情報の入力が終了すると、セレクトされたソースの通し番号とコンテンツ情報の記録媒体40への記録開始アドレスがそれぞれ自動的に付与される(ステップ73,74)。その後、ソースがMPEG規格に則った圧縮処理が行われ、圧縮処理が終了すると、その圧縮データが記録媒体40に記録される(ステップ75,76,77)。
【0040】
このようなコンテンツ情報の入力処理、記録開始アドレスなどの自動付与処理、データ圧縮処理が全てのソースに対して行われ(ステップ78)、その処理が全て終了すると、次にコンテンツ情報の一覧表(図2、図3)の作成処理が実行される(ステップ79)。そして、作成されたこのコンテンツ情報一覧表のデータが、記録媒体40に設定したコンテンツ記録エリア(記録媒体40の先頭アドレス部分)に記録されてこの一連の処理が終了する(ステップ80)。
【0041】
図8はAVサーバ装置65へのダウンロード処理の一実施形態示すフローチャートである。
まずダウンロードしたい記録媒体40をAVサーバ装置65内に設けられたドライブ(テープストリーマを含む)にセットする(ステップ91)。次に記録媒体40の任意のソースからコンテンツ情報の一覧表(第1の一覧表)のデータがリードされて保存される(ステップ92)。
【0042】
このデータリード後に通し番号1からソースのダウンロード処理が実行されると共に(ステップ93)、HDD66にダウンロードした先頭アドレスを記憶しておく(ステップ94)。この処理を全てのソースに対してのダウンロード処理に適用する(ステップ95)。全ソースをダウンロードしたのちは、その都度ダウンロードした先頭アドレスと、コンテンツ情報一覧表とから第2の一覧表である検索用コンテンツ情報一覧表(図5、図6)が生成され、そしてこれが保存される(ステップ96)。このデータ保存が終了すると一連のダウンロード処理が終了することになる。
【0043】
このようにこの発明に係るコンテンツダウンロード方法は、音声入力ソース若しくは映像入力ソース又は音声映像入力ソースの圧縮データと、当該入力ソースに関する再生位置情報を含む第1のコンテンツ情報を示す第1の一覧表が共に記録されている第1の記録媒体から、当該圧縮データ及び当該第1の一覧表を第2の記録媒体にダウンロードする方法にあたり、
上記第1の一覧表を上記第1の記録媒体から上記第2の記録媒体にダウンロードするステップと、
上記第1の一覧表における所定の入力ソースに関する上記第1のコンテンツ情報の再生位置情報に基づいて、上記第1の記録媒体から所定の入力ソースの圧縮データを読み出し、上記第2の記録媒体にダウンロードするステップと、
上記圧縮データを上記第2の記録媒体へ記録するための記録位置情報を記憶するステップと、
上記所定の入力ソースに関する第1のコンテンツ情報と、この第1のコンテンツ情報の再生位置情報を上記第2の記録媒体へ記録するための記録位置情報に置換した第2のコンテンツ情報を少なくとも1つ以上含む第2の一覧表を作成するステップと、
上記第2の一覧表を上記第2の記録媒体に記録するステップとを含む。
【0044】
また、この発明に係るコンテンツ蓄積配信装置は、音声入力ソース若しくは映像入力ソース又は音声映像入力ソースの圧縮データと、当該入力ソースに関する再生位置情報を含む第1のコンテンツ情報を示す第1の一覧表とが共に記録されている第1の記録媒体から、当該圧縮データ及び当該第1の一覧表をダウンロードするコンテンツ蓄積配信装置であって、
上記第1の一覧表を上記第1の記録媒体からダウンロードするための再生手段と、
上記第1の一覧表における所定の入力ソースに関する第1のコンテンツ情報の再生位置情報に基づいて、上記第1の記録媒体から読み出された所定の入力ソースの圧縮データを記録する第2の記録媒体と、
上記圧縮データを上記第2の記録媒体へ記録するための記録位置情報を付与すると共に、上記所定の入力ソースに関する第1のコンテンツ情報と、この第1のコンテンツ情報の再生位置情報を上記第2の記録媒体へ記録するための記録位置情報に置換した所定の入力ソースに関する第2のコンテンツ情報を少なくとも1つ以上含む第2の一覧表を作成する制御手段とを備えている。
【0045】
上述した実施形態ではこの発明を航空機に搭載されるAVサーバ装置などに圧縮データをダウンロードする際のコンテンツ情報の作成処理およびダウンロード処理に適用したが、圧縮データの蓄積手段はこのようなサーバ装置に限定されるものではない。
【0046】
【発明の効果】
以上説明したようにこの発明によるコンテンツダウンロード方法やコンテンツ蓄積配信装置によれば、第1の記録媒体からのダウンロードを行うだけで、第1の記録媒体に記録されている入力ソースを第2の記録媒体に記録できると共に、第1の一覧表における所定の入力ソースに関する第1のコンテンツ情報の再生位置情報が第2の記録媒体へ記録するための記録位置情報に置換されて第2のコンテンツ情報とされて、この第2のコンテンツ情報を少なくとも1つ以上含む第2の一覧表が作成されて、第2の記録媒体に記録される。このため、コンテンツ入力のための作業時間を省くことができると共に、コンテンツ入力ミスを回避して第1の記録媒体から第2の記録媒体へのダウンロード処理を正しく行うことができる。例えば、航空機の保守、点検などを行う側でコンテンツ情報を入力するような作業を全廃できるから、時間的にも、場所的にも制約されている入力ミスをほぼ完全に回避できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係るコンテンツ作成装置を適用したオーサリング装置の一実施形態を示す要部の系統図である。
【図2】オーディオ用コンテンツ情報の一覧表を示す図である。
【図3】ビデオ用コンテンツ情報の一覧表を示す図である。
【図4】ダウンロード装置の一実施形態を示す要部の系統図である。
【図5】オーディオ用の検索用コンテンツ情報の一覧表を示す図である。
【図6】ビデオ用ダウンロード装置の一実施形態を示す要部の系統図である。
【図7】コンテンツ情報の記録処理の一実施形態を示すフローチャートである。
【図8】ダウンロード処理の一実施形態を示すフローチャートである。
【符号の説明】
10・・・オーサリング装置、20・・・入力ソース、30・・・オーサリング処理部、34・・・MPEGエンコーダ、36・・・コンテンツ情報作成手段、40・・・記録媒体、60・・・ダウンロード装置、65・・・サーバ装置、66・・・HDD
Claims (2)
- 音声入力ソース若しくは映像入力ソース又は音声映像入力ソースの圧縮データと、当該入力ソースに関する再生位置情報を含む第1のコンテンツ情報を示す第1の一覧表が共に記録されている第1の記録媒体から、当該圧縮データ及び当該第1の一覧表を第2の記録媒体にダウンロードする方法において、
上記第1の一覧表を上記第1の記録媒体から上記第2の記録媒体にダウンロードするステップと、
上記第1の一覧表における所定の入力ソースに関する上記第1のコンテンツ情報の再生位置情報に基づいて、上記第1の記録媒体から所定の入力ソースの圧縮データを読み出し、上記第2の記録媒体にダウンロードするステップと、
上記圧縮データを上記第2の記録媒体へ記録するための記録位置情報を記憶するステップと、
上記所定の入力ソースに関する第1のコンテンツ情報と、この第1のコンテンツ情報の再生位置情報を上記第2の記録媒体へ記録するための記録位置情報に置換した第2のコンテンツ情報を少なくとも1つ以上含む第2の一覧表を作成するステップと、
上記第2の一覧表を上記第2の記録媒体に記録するステップとを
含むことを特徴とするコンテンツダウンロード方法。 - 音声入力ソース若しくは映像入力ソース又は音声映像入力ソースの圧縮データと、当該入力ソースに関する再生位置情報を含む第1のコンテンツ情報を示す第1の一覧表とが共に記録されている第1の記録媒体から、当該圧縮データ及び当該第1の一覧表をダウンロードするコンテンツ蓄積配信装置において、
上記第1の一覧表を上記第1の記録媒体からダウンロードするための再生手段と、
上記第1の一覧表における所定の入力ソースに関する第1のコンテンツ情報の再生位置情報に基づいて、上記第1の記録媒体から読み出された所定の入力ソースの圧縮データを記録する第2の記録媒体と、
上記圧縮データを上記第2の記録媒体へ記録するための記録位置情報を付与すると共に、上記所定の入力ソースに関する第1のコンテンツ情報と、この第1のコンテンツ情報の再生位置情報を上記第2の記録媒体へ記録するための記録位置情報に置換した所定の入力ソースに関する第2のコンテンツ情報を少なくとも1つ以上含む第2の一覧表を作成する制御手段と、
を備えることを特徴とするコンテンツ蓄積配信装置。
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