JP3541804B2 - Entrance storage clog box with deodorant function - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、玄関に置く下駄箱で悪臭成分を消臭するようにした消臭機能付き玄関収納下駄箱に関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
一般に玄関収納用下駄箱のような下駄箱では、通常、開き扉または引き戸で下駄箱本体となる箱に蓋をし、出し入れ以外では収納物が見えないように隠蔽する構造である。箱内空気は、箱内で滞留し、靴、傘等の収納物より発生する湿気や臭いで充満することになる。
【0003】
靴で発生する臭いは、靴や靴下に染み込んだ足が放出する汗や分泌物や、かび、雑菌により分解されてできた低級脂肪酸(主として酪酸・イソ吉草酸)によるものである。これらの低級脂肪酸は極微量でも大変不愉快な臭いで、人間の臭覚を刺激する。
【0004】
本来、住居の玄関はその家庭の顔にあたる部分であるが、臭いになれると感じなくなるため、本人達は感じていなくても、来客者が強く感じることがあったりして家族間で不快を訴えたりすることがある。特に、子供の靴は汚れ易い上、使い捨てで洗われることも少なく玄関土間(たたき)に放置されることが多いので子供の靴の臭気が玄関空間に充満してことが多い等の問題がある。
【0005】
また上記下駄箱の場合、使用直後で湿った靴や、雨に濡れた靴を入れると箱内に湿気が持ち込まれて箱内の湿度が上がる。このため使用直後の靴を直ぐに収納することができず、玄関土間に放置して自然乾燥されるのを待って(通常約6時間以上)しか収納できなかったり、またそのため、玄関土間に使用直後の靴が散乱して片付かない場合が多い。
【0006】
また箱内を密封するために湿度が外部より高くなり、空気が滞留してよどみが生じる。そのため、頻繁に使用しない靴では、かびが発生したり、雑菌が繁殖したりして収納物を傷めたり、異臭を発生させたりすることになる。
【0007】
また下駄箱に雨で濡れた靴を入れられるようにするために、温風を発生させて強制的に乾燥させることを目的とした乾燥室を設けたものも提供されているが、この場合、コスト的に高くつき、また個々のものに合った乾燥が選べず、また熱風で強制的に乾燥することにより却って靴を傷めたり、加熱の際に臭いを発生させたりしていた。また下駄箱内に加熱空気を循環させるものもあるが、上記と同様の問題がある。
【0008】
また悪臭を消臭する消臭材料として活性炭やZnO等のものが一般的に使用されているが、靴等から出る低級脂肪酸の消臭にはさほど効果のあるものでなかった。
【0009】
本発明は叙述の点に鑑みてなされたものであって、悪臭成分である低級脂肪酸を吸着して消臭できて快適に使用できる消臭機能付き玄関収納下駄箱を提供することを課題とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため本発明の請求項1の消臭機能付き玄関収納下駄箱は、玄関に置かれて靴や傘等を収納する収納部材である下駄箱において、下駄箱の一方の台輪部分に外気を下駄箱内に吸気する吸気孔を設けると共に下駄箱のもう一方の台輪部分に下駄箱内の空気を排気する排気孔を設け、吸気孔から下駄箱内に外気を吸気することで下駄箱内の汚れた空気を外の清浄な空気と置換しながら排気孔から排気するとき消臭材料を用いて脱臭して排気空気に臭いを残さないようにする脱臭装置は送風ファンと特有に発生する悪臭成分である低級脂肪酸を吸着して消臭する消臭材料を内装して形成すると共にこの脱臭装置を台輪内に配置したことを特徴とする。下駄箱内の悪臭成分である低級脂肪酸を効果的に吸着して消臭でき、玄関に設置するものでも快適に使用することができる。また脱臭装置を作動させると、吸気孔から下駄箱内に外気が吸気され、下駄箱内の汚れた空気を外の清浄な空気と置換しながら排気孔から排気されると共に排気孔から排気するとき脱臭装置の消臭材料にて低級脂肪酸を効果的に吸着して消臭して排気空気に臭いを残さないようにされる。このようにすることにより、下駄箱内に風が起こることにより靴の乾燥が促進され、また下駄箱内の相対湿度が下がり、発生する臭いも消臭材料に持ち去られる。また下駄箱内は低湿度であること、空気の滞留がなくなることにより、かび、雑菌の繁殖が抑えられる。
【0014】
【発明の実施の形態】
下駄箱1は図1、図2に示すように玄関2の上がり框3と玄関土間4とに亙るように設置してあり、玄関土間4の部分では支持脚5にて下駄箱1を支持してある。下駄箱1内は中仕切り15にて複数の収納空間6に区画してあり、各収納空間6内には棚7等を設けてある。この下駄箱1の前面開口には扉8を開閉自在に設けてあるが、扉8を閉じたとき気密を保つために下駄箱1の前面開口にパッキン9を装着してある。この下駄箱1の一方に外気を吸気する吸気孔10を設けてあり、下駄箱1の他方には下駄箱1内の空気を排気する排気孔11を設けてある。本発明の場合、下駄箱1に下の台輪12部分に吸気孔10と排気孔11とを設けてある。また下駄箱1内の中仕切り15には隣り合う収納空間6を連通させるための通気孔16を穿孔してある。
【0015】
上記吸気孔10には下駄箱1内に吸気する空気を除湿するための吸湿層フィルター13を装着してある。排気孔11の下には排気孔11と連通するように脱臭装置14を装着してある。この脱臭装置14には排気のために送風する送風ファンを内装してあると共に低級脂肪酸(酪酸、イソ吉草酸等)を吸着する消臭材料を収納してある。
【0016】
しかして脱臭装置14を作動させると、吸気孔10から下駄箱1内に外気が吸気され、図1や図2の矢印のように下駄箱1内に空気が流れることにより下駄箱1内の汚れた空気を外の清浄な空気と置換しながら排気孔11から排気されると共に排気孔11から排気するとき脱臭装置14の消臭材料にて低級脂肪酸を効果的に吸着して消臭して排気空気に臭いを残さないようにされる。このようにすることにより、下駄箱1内に風が起こることにより靴の乾燥が促進され、また下駄箱1内の相対湿度が下がり、発生する臭いも消臭材料に持ち去られる。また下駄箱1内は低湿度であること、空気の滞留がなくなることにより、かび、雑菌の繁殖が抑えられる。さらにいうと、通風により下駄箱1の箱内温度が70%以下となり(外気の湿度が低いとさらに低くなる)、かび・雑菌・バクテリア等の繁殖しない湿度(40%〜70%)が維持され、長時間保存した皮靴でもかびがはえず、異臭もしなくなる。また通風することにより、履いた直後の湿ったものを入れても、玄関土間4に放置したりするのと同じかそれ以上に乾燥でき、約6時間経ったら(夜収納したら、翌朝)さらさら乾いた状態となり、気持ちよく履ける状態にすることができる。また自然な無理のない乾燥なので靴の傷みはなくなる。また低級脂肪酸を吸着する消臭材料で消臭するために下駄箱1内の臭いがしにくく例えば下記のようになった。
【0017】
臭い強度2.5(何の臭いか判る程度)→臭い強度1以下(やっと臭いを感知できる程度)
上記のように脱臭装置14は気体中に存在する低級脂肪酸を吸着するために玄関収納下駄箱用消臭材料が内装されるが、この消臭材料としては水酸化マグネシウム・水酸化カルシウム・水酸化ジルコニウムなどの水酸化物の少なくとも1種以上から選定した物質が用いられる。このような物質の消臭材料を用いることにより従来の消臭材料では消臭できなかった低級脂肪酸の悪臭を高効率で消臭することができる。
【0018】
このとき消臭材料の物質にペレット状・ハニカム状等の形状を付与することが望ましく、このようにすることで悪臭成分の吸着容量を大きくできて長時間消臭機能を維持できる。
【0019】
【実施例】
以下、上記消臭材料を実施例によりさらに詳細に説明する。
(実施例1)
消臭薬剤として金属塩化物、金属酸化物(ZnOを含む)及び前記水酸化物のパウダーを用意し、1リットルの三角フラスコに各0.2gずつ入れてフラスコ底面に均一に散布する。さらに小瓶にろ紙を差したものを用意し、夫々のフラスコに挿入する。酪酸10wt%水溶液を50μリットルずつマイクロシリンジでフラスコ内のろ紙に付着させた後、フラスコを密閉する。併せて、比較対象として消臭薬剤入れないフラスコに同様に酪酸を付着させたサンプルを作成し、これをブランクとする。そして一定時間(ここでは30分)後、ガス検知管を用いて残存がガス濃度を測定して除去率を次式で求めた。
【0020】
除去率(%)=(1−30分後のガス濃度)/(ブランクの30分後のガス濃度)×100
(実施例2)
酪酸と同様に、同じ低級脂肪酸であるイソ吉草酸においても実施例1と同様の手順にて除去率を求めた。
【0021】
上記、実施例1及び実施例2の低級脂肪酸除去評価の一覧を表1に示す。
【0022】
【表1】
【0023】
表1の結果から判るように、本発明に挙げている水酸化物(←印)は酸化亜鉛(◎印)より低級脂肪酸に対して吸着効果が高いといえる。
(実施例3)
水酸化ジルコニウムを下記の表2の配合で混合後、加水しながら、混錬して粘土状にした。次にこの粘土状のものをハニカム状に押し出し加圧成形し、加熱より乾燥させ、ジリコニウムハニカムを作成した。同様して活性炭ハニカムも作成した。
【0024】
【表2】
【0025】
上記ジリコニウムハニカムや活性炭ハニカムを用いて図3の示すような実験装置で酪酸吸着性能を測定した。図3でAは酪酸ガスを一定の濃度で発生させる酪酸ガス発生装置、Bはガスの流れ方向、CはIN側のガス濃度を測定するIN側濃度測定部、DはOUT側のガス濃度を測定するOUT側濃度測定部、Eはジリコニウムハニカムや活性炭ハニカムをセットする資料ハニカムセット部である。この実験装置を用い、酪酸ガス発生装置Aにて連続的に酪酸を発生させ、各ハニカムの所定面積に酪酸ガスを通し、ハニカムを通る前のガス濃度及びハニカムを通過した後の酪酸ガス濃度をIN側濃度測定部C及びOUT側濃度測定部Dにてガス検知管を用いて測定した。その測定結果を表3(各ハニカムの酪酸1パスの測定結果)に示す。
【0026】
【表3】
【0027】
以上の結果より、水酸化ジリコニウムを用いたハニカムは、活性炭を用いたハニカムより長時間除去性能を示し、吸着容量も大きいことがわかる。
【0028】
【発明の効果】
本発明の請求項1の発明は、玄関に置かれて靴や傘等を収納する収納部材である下駄箱において、特有に発生する悪臭成分である低級脂肪酸を吸着して消臭する機能を設けたので、下駄箱内の悪臭成分である低級脂肪酸を効果的に吸着して消臭でき、玄関に設置するものでも快適に使用することができるものである。また下駄箱の一方の台輪部分に外気を下駄箱内に吸気する吸気孔を設けると共に下駄箱のもう一方の台輪部分に下駄箱内の空気を排気する排気孔を設け、吸気孔から下駄箱内に外気を吸気することで下駄箱内の汚れた空気を外の清浄な空気と置換しながら排気孔から排気するとき消臭材料を用いて脱臭して排気空気に臭いを残さないようにする脱臭装置は送風ファンと特有に発生する悪臭成分である低級脂肪酸を吸着して消臭する消臭材料を内装して形成すると共にこの脱臭装置を台輪内に配置したので、脱臭装置を作動させると、吸気孔から下駄箱内に外気が吸気され、下駄箱内の汚れた空気を外の清浄な空気と置換しながら排気孔から排気されると共に排気孔から排気するとき脱臭装置の消臭材料にて低級脂肪酸を効果的に吸着して消臭して排気空気に臭いを残さないようにされるものであって、下駄箱内に風が起こることにより靴の乾燥が促進され、また下駄箱内の相対湿度が下がり、発生する臭いも消臭材料に持ち去られるものであり、また下駄箱内は低湿度であることで、空気の滞留がなくなることにより、かび、雑菌の繁殖が抑えられるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の消臭機能付き玄関収納下駄箱の実施の形態の一例を示す正面から見た断面図である。
【図2】同上の側面から見た断面図である。
【図3】同上の実施例3の実験装置を示す説明図である。
【符号の説明】
1 下駄箱
2 玄関
3 上がり框
4 玄関土間
10 吸気孔
11 排気孔
14 脱臭装置[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
TECHNICAL FIELD The present invention relates to an entrance storage crate with a deodorizing function in which a malodor component is deodorized in a clog box placed at the entrance.
[0002]
Problems to be solved by the prior art and the invention
In general, as the front door for housing cupboard in a cupboard, a structure that usually, the lid to the box to be a shoe box body with an open door or sliding door, other than loading and unloading is to hide as storage object is not visible. The air in the box stays in the box and is filled with moisture and odor generated from stored items such as shoes and umbrellas.
[0003]
The odor generated in shoes is due to sweat and secretions released from feet soaked in shoes and socks, and lower fatty acids (mainly butyric acid / isovaleric acid) formed by decomposition by molds and various bacteria. These lower fatty acids have a very unpleasant odor, even in trace amounts, and irritate human odors.
[0004]
Originally, the entrance of the house is the part of the family's face, but since it can no longer be felt when it smells, even if the people do not feel it, visitors may feel strongly and complain among the family. Sometimes. In particular, there is a problem that children's shoes are easy to get dirty, and they are disposable and are rarely washed, so that they are often left between the entrance yards (slapping), so that the odor of the children's shoes often fills the entrance space. .
[0005]
Further, in the case of the above shoe box, when shoes that are wet immediately after use or shoes that are wet in rain are put in, moisture is brought into the box and the humidity in the box increases. For this reason, shoes immediately after use cannot be stored immediately, and can only be stored in the porch after waiting for air to dry (usually about 6 hours or more). Often the shoes are scattered and do not clear up.
[0006]
In addition, since the inside of the box is sealed, the humidity becomes higher than the outside, and air stays and stagnation occurs. Therefore, in shoes that are not frequently used, molds may be generated, bacteria may be propagated, the stored items may be damaged, and an odor may be generated.
[0007]
Also, in order to be able to put shoes wet with rain in the shoe box, there is also provided a drying room provided for the purpose of forcibly drying by generating warm air, but in this case, Cost was high, and drying suited to individual items could not be selected. Forcibly drying with hot air could rather damage shoes or generate an odor when heated. There is also a type in which heated air is circulated in a clog box, but there is the same problem as described above.
[0008]
Activated carbon, ZnO and the like are generally used as deodorizing materials for deodorizing odors, but they are not so effective in deodorizing lower fatty acids emitted from shoes and the like.
[0009]
The present invention was made in view of the description, and to provide a deodorizing function entrance housing shoebox that can comfortably use can deodorant adsorbs lower fatty acid is malodorous components .
[0010]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above-mentioned problem, the entrance storage crate with deodorizing function according to claim 1 of the present invention is a clog box which is a storage member for storing shoes, umbrellas and the like placed at the entrance, and one of the clogs of the clog box. A part of the clog box is provided with an intake hole for taking in outside air into the clog box, and another pedestal part of the clog box is provided with an exhaust port for exhausting air inside the clog box, and outside air is taken into the clog box from the intake port. A deodorizing device that removes odor from exhaust air by using deodorant material when exhausting from the exhaust port while replacing the dirty air in the shoe box with clean air outside with a blower fan A deodorizing material for adsorbing and deodorizing a lower fatty acid, which is a malodorous component, is formed inside, and the deodorizing device is disposed in a pedestal. The lower fatty acid, which is an odor component in the shoe box, can be effectively adsorbed and deodorized, and even those installed at the entrance can be used comfortably. Also, when the deodorizer is activated, outside air is sucked into the clog box through the suction hole, and the dirty air in the clog box is replaced with clean air outside and exhausted from the exhaust hole and exhausted from the exhaust hole. Lower fatty acids are effectively adsorbed and deodorized by the deodorizing material of the deodorizing device so that no odor is left in the exhaust air. By doing so, the drying of the shoes is promoted due to the occurrence of wind in the clog box, the relative humidity in the clog box is reduced, and the generated odor is carried away by the deodorant material. In addition, since the inside of the clog box has low humidity and the stagnation of air is eliminated, the propagation of mold and various germs can be suppressed.
[0014]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
As shown in FIGS. 1 and 2, the clog box 1 is installed so as to extend between the rising frame 3 of the
[0015]
The
[0016]
When the
[0017]
Smell intensity 2.5 (how much smell you can tell) → Smell intensity 1 or less (only the smell can be perceived)
As described above, the
[0018]
At this time, it is desirable to impart a shape such as a pellet shape or a honeycomb shape to the substance of the deodorant material, whereby the adsorption capacity of the malodorous component can be increased and the deodorant function can be maintained for a long time.
[0019]
【Example】
Hereinafter, the deodorizing material will be described in more detail with reference to examples.
(Example 1)
Powders of a metal chloride, a metal oxide (including ZnO) and the hydroxide are prepared as deodorizing agents, and 0.2 g each of the powder is placed in a 1-liter Erlenmeyer flask and uniformly dispersed on the bottom of the flask. Further, a small bottle with filter paper inserted is prepared and inserted into each flask. After attaching a 10 wt% aqueous solution of butyric acid to the filter paper in the flask with a microsyringe by 50 μl each, the flask is sealed. At the same time, a sample having butyric acid similarly attached to a flask containing no deodorant was prepared as a comparative object, and this was used as a blank. After a predetermined time (here, 30 minutes), the residual gas concentration was measured using a gas detection tube, and the removal rate was determined by the following equation.
[0020]
Removal rate (%) = (Gas concentration after 1-30 minutes) / (Gas concentration 30 minutes after blank) × 100
(Example 2)
Similarly to butyric acid, the removal rate of isovaleric acid, the same lower fatty acid, was determined in the same procedure as in Example 1.
[0021]
Table 1 shows a list of the lower fatty acid removal evaluations of Example 1 and Example 2 described above.
[0022]
[Table 1]
[0023]
As can be seen from the results in Table 1, it can be said that the hydroxide (← mark) cited in the present invention has a higher adsorption effect on lower fatty acids than zinc oxide (◎ mark).
(Example 3)
Zirconium hydroxide was mixed in the composition shown in Table 2 below, and then kneaded while adding water to form a clay. Next, the clay-like material was extruded into a honeycomb shape, pressed and formed, and dried by heating to prepare a zirconium honeycomb. Similarly, an activated carbon honeycomb was prepared.
[0024]
[Table 2]
[0025]
Using the zirconium honeycomb and the activated carbon honeycomb, butyric acid adsorption performance was measured using an experimental apparatus as shown in FIG. In FIG. 3, A is a butyric acid gas generator for generating butyric acid gas at a constant concentration, B is a gas flow direction, C is an IN-side concentration measuring unit for measuring the IN-side gas concentration, and D is the OUT-side gas concentration. The OUT-side concentration measuring section for measuring, E is a material honeycomb setting section for setting zirconium honeycomb or activated carbon honeycomb. Using this experimental apparatus, butyric acid is continuously generated in a butyric acid gas generator A, butyric acid gas is passed through a predetermined area of each honeycomb, and the gas concentration before passing through the honeycomb and the butyric acid gas concentration after passing through the honeycomb are measured. The measurement was performed at the IN-side concentration measuring section C and the OUT-side concentration measuring section D using a gas detection tube. The measurement results are shown in Table 3 (measurement results of one pass of butyric acid of each honeycomb).
[0026]
[Table 3]
[0027]
From the above results, it can be seen that the honeycomb using zirconium hydroxide exhibits a longer removal performance and a larger adsorption capacity than the honeycomb using activated carbon.
[0028]
【The invention's effect】
The invention of claim 1 of the present invention provides a clog box, which is a storage member for storing shoes, umbrellas and the like placed at the entrance, having a function of adsorbing lower fatty acids, which are malodorous components that are uniquely generated, to deodorize. Therefore, the lower fatty acid, which is a malodorous component in the clog box, can be effectively adsorbed and deodorized, and can be comfortably used even if installed at the entrance. In addition, an intake hole for taking in outside air into the clog box is provided in one of the clog boxes, and an exhaust hole for exhausting air in the clog box is provided in the other clog box of the clog box. When the exhaust air is exhausted from the exhaust holes while exhausting the outside air into the box and replacing the dirty air in the shoe box with clean air outside, do not use the deodorant material to leave odor in the exhaust air. The deodorizing device is built with a deodorizing material that adsorbs and deodorizes the lower fatty acid, which is a malodorous component that is peculiar to the blower fan. The deodorizing device is located inside the wheel so the deodorizing device is activated. When this is done, the outside air is sucked into the clog box through the suction hole, and the dirty air in the clog box is replaced with the clean air outside, and the air is exhausted from the exhaust hole and exhausted from the exhaust hole. Efficiently adsorbs lower fatty acids with materials to deodorize The air inside the clog box promotes drying of the shoes, and the relative humidity inside the clog box is reduced, and the generated odor is also deodorized. In addition, since the inside of the shoe box is low in humidity, the accumulation of air is eliminated, thereby suppressing the growth of mold and various germs.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a cross-sectional view as viewed from the front, showing an example of an embodiment of an entrance storage crate with a deodorant function of the present invention.
FIG. 2 is a cross-sectional view as viewed from a side surface of the same.
FIG. 3 is an explanatory view showing an experimental apparatus of Example 3 of the same.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1
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