JP3540719B2

JP3540719B2 - Chisel cover and chisel

Info

Publication number: JP3540719B2
Application number: JP2000170166A
Authority: JP
Inventors: 肇森田
Original assignee: 株式会社はくぶん
Priority date: 2000-06-07
Filing date: 2000-06-07
Publication date: 2004-07-07
Anticipated expiration: 2020-06-07
Also published as: JP2001347794A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
この発明は彫刻刀に関し、特に木材等を彫って版画等を作成する場合に用いられる彫刻刀及び彫刻刀カバーに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
図１４は従来の彫刻刀の使用状況を示した図である。
【０００３】
図を参照して、彫刻刀３１は円筒形状の柄３２と、柄３２の先端面に挿入されて固定される刃３３とから構成される。刃３３は彫刻刀の種類によって種々の刃先形状を有している。
【０００４】
使用時には、図に示すように木材等の被彫刻物３８に対して刃３３を傾斜させて突出し、所望の彫り溝４１を形成することによってなされる。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】
上記のような従来の彫刻刀においては通常の使用ではまず安全性に問題はない。しかし、図１４に示されているように使用時において右手で彫刻刀３１の柄３２を保持し、左手４４等で被彫刻物３８を固定する場合がある。この場合、彫刻刀３１の突出しによって刃３３が不用意に前方に移動してしまい、左手４４を傷つける場合がある。特に、彫刻刀３１が小学生等の児童によって用いられるような場合、作業に熱中してしまい、左手４４をうっかり彫刻刀３１の前方においてしまう場合も多い。そしてこのような事故によって彫刻刀の安全性が問題となってしまう場合もある。
【０００６】
この発明は上記のような課題を解決するためになされたもので、彫刻刀の不用意な突出し使用にあっても、手、指等の身体を傷つける虞がない彫刻刀カバー及び彫刻刀を提供することを目的とする。
【０００９】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、請求項１記載の発明は、彫刻刀の刃先を保護するための彫刻刀カバーであって、彫刻刀の刃が着脱自在に挿入されて固定される開口を有する胴部と、硬質の合成樹脂により形成され、胴部の開口の両側部分から伸びるように胴部に一体的に接続され、胴部に固定された状態の彫刻刀の刃の周囲を囲うように、胴部側の一対の根幹部とこれに続くＵ字形状の先端部とからなるループ状に形成されたループ部とを備え、根幹部がなす平面は、胴部に固定された状態の彫刻刀の刃の刃先を含む刃先平面に対して、ほぼ同一であり、先端部がなす平面は、刃先平面に対して斜め上方方向に傾斜するように、ループ部は構成されるものである。
【００１０】
このように構成すると、彫刻刀の刃は着脱自在の彫刻刀カバーのループ部によって囲われる。また、ループ部の先端部は、彫刻刀の刃先方向に位置しない。
【００１１】
請求項２記載の発明は、彫刻刀の刃先を保護するための彫刻刀カバーであって、彫刻刀の刃が着脱自在に挿入されて固定される開口を有する胴部と、軟質の合成樹脂により形成され、胴部の開口の両側部分から伸びるように胴部に一体的に接続され、胴部に固定された状態の彫刻刀の刃の周囲を囲うように、胴部側の一対の根幹部とこれに続くＵ字形状の先端部とからなるループ状に形成されたループ部とを備え、根幹部がなす平面及び先端部がなす平面の各々は、胴部に固定された状態の彫刻刀の刃の刃先方向を含む刃先平面に対してほぼ同一となるように、ループ部は構成されるものである。
【００１２】
このように構成すると、彫刻刀の刃は着脱自在の彫刻刀カバーのループ部によって囲われる。また、ループ部の先端部は彫刻刀の刃先方向に位置するとともに外力によって撓みやすい。
【００１３】
請求項３記載の発明は、使用時に彫刻刀の刃先を保護するカバーを備えた彫刻刀であって、カバーは、平面視Ｕ字形状を有し、その両端部が彫刻刀の柄の先端近傍に回動自在に取付けられ、彫刻刀の刃の方向に回転移動した際に、刃の周囲を囲うように位置すると共に、彫刻刀の柄の方向に回転移動した際に、その表面が柄の表面と均一となるように柄に形成された溝に嵌入されるものである。
【００１４】
このように構成すると、カバーは不使用時に彫刻刀の柄に取付けられると共に柄と一体となり、使用時には彫刻刀の刃の方向に回転移動される。
【００１６】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項１記載の発明は、彫刻刀の刃は着脱自在の彫刻刀カバーのループ部によって囲われるので、既存の彫刻刀にも容易に取付けることが可能となる。そして、簡易な装着で、作業中の彫刻刀の刃による不用意な突出しによって手、指等を傷つけることがない。更に、装着時には、胴部は彫刻刀の柄の先端面に当接するため、ループ部に加わった力は彫刻刀の柄によって支持されるためより安全性を向上する。更に、ループ部の先端部は彫刻刀の刃先方向に位置しないので、彫刻刀による作業を妨げることがない。そして、硬質性のループ部の先端部は容易に撓まないので、不用意な刃先の突出しからの手、指等の保護が安定する。又、ループ部の先端部を被彫刻物に接するようにしてこれをガイドとして作業すると、安定した深さの彫り溝を形成することができる。
【００１７】
請求項２記載の発明は、彫刻刀の刃は着脱自在の彫刻刀カバーのループ部によって囲われるので、既存の彫刻刀にも容易に取付けることが可能となる。そして、簡易な装着で、作業中の彫刻刀の刃による不用意な突出しによって手、指等を傷つけることがない。更に、装着時には、胴部は彫刻刀の柄の先端面に当接するため、ループ部に加わった力は彫刻刀の柄によって支持されるためより安全性を向上する。更に、ループ部の先端部は彫刻刀の刃先方向に位置するので、不使用時の彫刻刀の安全性を高めることができる。又、使用時にはループ部の先端部は被彫刻物にあたると容易に撓むため、彫刻刀の刃先の使用を邪魔することはない。
【００１８】
請求項３記載の発明は、カバーを紛失する虞がなく、又、彫刻刀の作業内容に応じてカバーの使用、不使用を簡単に変更できるため使い勝手が向上する。更に、不使用時にはカバーは柄と一体的となるので、カバーを柄に収納した状態での使用勝手が向上する。
【００１９】
【発明の実施の形態】
図１はこの発明の第１の実施の形態による彫刻刀カバーの外観形状を示す平面図であり、図２は図１のＩＩ−ＩＩラインから見た図であり、図３は図１のＩＩＩ−ＩＩＩラインの断面図であり、図４は図１のＩＶ−ＩＶラインから見た図である。
【００２０】
これらの図を参照して、彫刻刀カバー１６は例えばポリプロピレン等の不可撓性を有する硬質の合成樹脂により形成される。彫刻刀カバー１６は後述するように彫刻刀の刃を挿入してこれを固定するためのほぼ直方体形状の胴部１７と、胴部１７の両外側から平行に伸びる一対の根幹部１９ａ，根幹部１９ｂと根幹部１９ａ，根幹部１９ｂの各々に接続した平面視Ｕ字形状のループ部１８とから構成される。
【００２１】
図３に示されているように胴部１７の中央部には矩形断面形状の開口２６が形成されており、この断面の一辺には断面半円形状の突出片２７が形成されている。取付けるべき彫刻刀の刃は胴部１７の開口２６に挿入され、挿入された彫刻刀の刃は突出片２７と開口２６の他の辺とによって押さえつけられ胴部１７に固定される。
【００２２】
又、胴部１７の両側縁には複数の突起２４が所定間隔で設けられており、これは彫刻刀カバー１６を彫刻刀に脱着する際にすべり止めの機能を発揮する。更に、胴部１７の上面及び下面には取付けるべき彫刻刀の刃先の種類を示す刃先マーク２３が立体的に形成されている。この実施の形態においては、三角刀の刃を有する彫刻刀を装着対象としており、刃先マーク２３はこの三角刀の刃先形状を表している。この実施の形態では、刃先マーク２３が胴部１７の上下両面に形成されているが、いずれか一方面にのみ形成するようにしても良い。尚、上述のように胴部１７の開口２６及び突出片２７は三角刀の彫刻刀の刃を固定するために備えられた形状であり、彫刻刀の刃の種類が異なればこれらの断面形状も異なることになる。
【００２３】
ループ部１８は、図２に示されているように根幹部１９ａ，根幹部１９ｂがなす平面を表すＸの面は、胴部１７の開口２６を介して挿入される彫刻刀の刃の刃先方向を含む平面とほぼ同一である。一方、ループ部１８の先端部２０がなす平面、すなわち図２におけるＹで示す平面はＸで示す平面に対して斜め上方方向に傾いている。すなわち、胴部１７に取付けられた彫刻刀の刃の軸方向に対して先端部２０がなす平面は斜め上方に向かい、これによって図４で示した方向から見た場合、開口２６を介して挿入された彫刻刀の刃（図示せず）はその軸方向において先端部２０によって覆われない関係になっている。
【００２４】
図５は図１から図４で示した彫刻刀カバー１６を彫刻刀に取付ける前の状態を示した斜視図であり、図６は彫刻刀カバー１６を彫刻刀に装着した状態を示す斜視図である。
【００２５】
これらの図を参照して、彫刻刀３１は取っ手として用いられる柄３２と、柄３２の先端面３５にその一部が挿入されて固定される刃３３とからなっている。尚、この図においては彫刻刀カバー１６の装着対象となる彫刻刀３１の種類は三角刀の刃となっている。
【００２６】
彫刻刀カバー１６を彫刻刀３１に取付ける際には、胴部１７の開口２６を彫刻刀３１の刃３３に対向するように配置し、これらの軸方向を整列させた状態で彫刻刀３１の刃３３を彫刻刀カバー１６の開口２６に挿入させる。そして、図６に示すように、彫刻刀カバー１６の胴部１７の彫刻刀３１側の面が彫刻刀３１の先端面３５に当接する位置まで刃３３を開口２６に挿入する。
【００２７】
このとき上述したように、開口２６に形成されている突出片２７の形状によって刃３３はその内面が押さえつけられ、刃３３の軸方向に対する直行方向に対してぶれることなく安定して開口２６内に固定される。これによって図６に示されたような状態に、彫刻刀カバー１６は安定して彫刻刀３１に取付けられることになる。彫刻刀カバー１６の彫刻刀３１への取付けが完了した状態においては、彫刻刀３１の刃３３はその先端の斜め上方部がループ部１８の先端部２０によって囲われた状態となる。
【００２８】
図７はこの発明の第１の実施の形態による彫刻刀カバーを彫刻刀に装着した場合の使用状態を示した図である。
【００２９】
図を参照して、彫刻刀カバー１６のループ部１８を構成する先端部２０がなす平面は、上述のように彫刻刀３１の刃３３の刃先方向が含まれる平面に対して斜め上方方向に位置している。従って、刃３３の先端は彫刻刀カバー１６の先端部２０によって囲われず、その状態で木材等の被彫刻物３８に対して彫り溝４１を容易に形成することができる。又、この状態を彫刻刀カバー１６の上方部から見ると、彫刻刀３１の刃３３はループ部１８によって覆われることなくそのまま目視することができる。このため彫刻刀カバー１６を装着していても、それを装着しない通常の使用状態のように彫刻刀３１を自在に使用することができる。
【００３０】
又、使用時にはループ部１８の底面２２全体を被彫刻物３８の上面に接触させてこれをガイドとすると、一定の深さの彫り溝４１を容易に形成することができ使い勝手が良い。
【００３１】
次に、従来例で問題となった彫刻刀３１の使用時における不用意な突出しについて説明する。
【００３２】
本実施の形態において彫刻刀３１の柄３２を右手でつかみ、被彫刻物３８を左手４４によって押さえつけた状態を想定する。この場合、左手４４の方向には、彫刻刀カバー１６のループ部１８を構成する先端部２０が位置することになる。この先端部２０は、彫刻刀３１の刃３３から見れば前方に位置することになる。従って、作業時における彫刻刀３１の不用意な刃３３の突出しが生じても、左手４４には彫刻刀カバー１６の先端部２０がまず接触することになる。彫刻刀カバー１６のループ部１８は上述のようにＵ字形状のループ形状となっているため全体的に丸みを帯びて左手４４を傷つける虞はない。
【００３３】
左手４４への接触が生じると左手４４からの反力が彫刻刀カバー１６に伝達されるが、彫刻刀カバー１６は硬質性の合成樹脂より形成されているため、ほとんど変形することなくその力は胴部１７に伝達されることになる。胴部１７は彫刻刀３１の先端面３５に当接した状態で装着されているため、左手４４からの反力は彫刻刀３１の先端面３５の面に伝達されることになる。この反力は彫刻刀３１の突出し方向に対して逆方向に働くため、それ以上の刃３３の突出し力を低減させるように働くことになる。これによって、彫刻刀３１の不用意な突出し使用による左手４４等の怪我を確実に防止することができる。あるいは、彫刻刀カバー１６のループ部１８の先端部２０が左手４４に接触すると、ループ部１８は左手４４と被彫刻物３８の上面との間に滑り込むように移動する。この場合も彫刻刀３１の刃３３の先端が左手４４に接触する虞はない。
【００３４】
図８はこの発明の第２の実施の形態による彫刻刀カバーの平面図であり、図９は図８のＩＸ−ＩＸラインから見た図である。
【００３５】
これらの図を参照して、この実施の形態による彫刻刀カバー１６は例えばポリエチレン等の可撓性を有する軟質性の合成樹脂により形成される。取付けるべき彫刻刀の刃が挿入される胴部１７の形状は先の第１の実施の形態によるものとほぼ同一である。
【００３６】
この実施の形態においては、ループ部１８の形状が先の第１の実施の形態によるものと異なっている。すなわち、ループ部１８は胴部１７の両端側からやや末広がりに伸びる一対の根幹部１９ａ，根幹部１９ｂと根幹部１９ａ，根幹部１９ｂの各々に接続され、開放部がやや狭まった平面視Ｕ字形状の先端部２０とから構成される。
【００３７】
図９に示されているように、根幹部１９ａ，根幹部１９ｂがなす平面と、先端部２０がなす平面とはほぼ同一である。すなわち、ループ部１８の先端部２０は先の第１の実施の形態とは異なり、胴部１７に挿入される彫刻刀の刃の刃先方向を含む平面とほぼ同一となっている。
【００３８】
図１０は図８及び図９で示した彫刻刀カバー１６を彫刻刀３１に装着した状態を示した斜視図である。
【００３９】
図を参照して、彫刻刀カバー１６の彫刻刀３１への装着手順は先の第１の実施の形態と同様である。装着された状態においては、図に示されているように彫刻刀３１の刃３３の軸方向すなわち刃先方向に、彫刻刀カバー１６のループ部１８を構成する先端部２０が位置することになる。従って、刃３３はその周囲のみならず刃３３の刃先方向に対しても、彫刻刀カバー１６のループ部１８によって保護されることになり、装着時の彫刻刀３１の刃３３に対する安全性をより高めることが可能となる。
【００４０】
図１１は図１０で示した彫刻刀カバー１６の装着時における彫刻刀３１の使用状態を示した図である。
【００４１】
図１１の（１）に示されているように、彫刻刀３１の使用前においては刃３３の刃先方向の延長上にループ部１８の先端部２０が位置することになる。従って、彫刻刀３１の刃３３を被彫刻物３８に対して所定の角度θで近づけると、まずループ部１８の先端部２０が被彫刻物３８の上面に当接することになる。
【００４２】
この状態で彫刻刀３１の刃３３を被彫刻物３８に更に近づけようと力を入れると、ループ部１８は軟質性の合成樹脂より形成されているため、図１１の（２）に示されているように被彫刻物３８からの反力によって矢印の方向に変形する。このようにループ部１８が変形するため、彫刻刀３１の刃３３を被彫刻物３８に当接させて所望の彫り溝４１を形成することが可能となる。彫刻刀３１の刃３３を押し進めると、ループ部１８の先端部２０の下面は、被彫刻物３８の上面に接触した状態で刃３３の移動とともに被彫刻物３８上を滑ることになる。この実施の形態においても彫刻刀カバー１６を上方から見れば、刃３３の先端を覆うものが何もないため、彫刻刀カバー１６によってその使用が何ら邪魔されるものではない。
【００４３】
このように使用時には刃３３の前方には、常時彫刻刀カバー１６の先端部２０が位置している。そのため、左手４４を刃３３の前方において彫刻刀３１の不用意な突出しが生じても、左手４４には先端部２０が接触し刃３３が直接あたる虞はない。又、左手４４への接触による先端部２０への反力は先の第１の実施の形態と同様に胴部１７を介して彫刻刀３１の先端面３５に伝達されるため、彫刻刀３１のそれ以上の突出しが安定的に阻止される。
【００４４】
尚、彫刻刀３１の被彫刻物３８に対する使用が終了すると、彫刻刀カバー１６の弾性復帰力によって図１１の（１）の状態にループ部１８は復帰することになる。これによって、彫刻刀３１の不使用時における安全な刃先の保護状態に戻ることになる。
【００４５】
図１２はこの発明の第３の実施の形態による彫刻刀の概略構造を示した図であり、図１３は図１２のＸＩＩＩ−ＸＩＩＩラインから見た図である。
【００４６】
これらの図を参照して、この実施の形態においては先の各実施の形態とは異なり彫刻刀の刃をカバーする彫刻刀カバーは、彫刻刀３１に対して脱着自在とするものではなく、彫刻刀３１の柄３２に常時取付けられているものである。
【００４７】
具体的には彫刻刀カバー１６は、一対の根幹部１９ａ，根幹部１９ｂとこれらに接続する先端部２０とからなる平面視Ｕ字形状のループ部１８のみによって構成されている。ループ部１８の根幹部１９ａ，根幹部１９ｂの端部の各々は軸４６ａ，軸４６ｂを介して彫刻刀３１の柄３２に回動自在に取付けられている。これによって彫刻刀カバー１６は二点鎖線で示されているように軸４６ａ，軸４６ｂを中心として移動自在となる。
【００４８】
尚、彫刻刀カバー１６の大きさは、図１３における使用時の二点鎖線で示されているように、彫刻刀３１の刃３３の周辺及び前方を囲うような大きさに形成されている。そして、彫刻刀カバー１６が柄３２に戻る際にその表面が柄３２の表面と均一となるように柄３２に彫刻刀カバーが嵌入される溝を形成するようにしておけば、彫刻刀カバー１６の柄３２への収納時における柄３２の使用勝手が向上する。
【００４９】
次に、この実施の形態における彫刻刀の使用について説明する。
【００５０】
使用時には彫刻刀カバー１６を柄３２から取外し先端部２０が刃３３の前方となるように回動させる。これによって彫刻刀カバー１６の先端部２０は、被彫刻物３８の上面に接した状態となる。そこで刃３３を被彫刻物３８に対して使用し彫り溝４１を形成する。この状態においては先端部２０は被彫刻物３８の上面に常時接触した状態となるため、刃３３の前方に手指等を被彫刻物３８の固定のために置いたとしても、彫刻刀カバー１６の先端部２０によって保護されることになる。
【００５１】
この彫刻刀カバー１６の先端部２０は、彫刻刀カバー１６が軸４６の周りに回動自在となっているため、刃３３の被彫刻物３８に対する作業角度に関わらず常時被彫刻物３８の上面に接触することになる。また、先の第２の実施の形態によるような弾性力によって彫刻刀カバー１６が被彫刻物３８に接触しているものではないため、弾性力に抗するような力を彫刻刀カバー１６に加えながら彫刻刀３１を使用する必要がない。又、作業の状況に応じて、彫刻刀カバー１６を柄３２に収容して彫刻刀３１を使用することも容易に選択できる。更に、彫刻刀カバー１６は柄３２に対して常時取付けられているため、彫刻刀３１から取り外されて紛失される虞もない。
【００５２】
尚、上記の第３の実施の形態では、彫刻刀カバー１６を軸４６を中心として刃３３の上側に被せるように回動自在としているが、これに代えて、刃３３の下側から刃３３を囲うように彫刻刀カバー１６を回動自在とするように構成しても良い。この場合、刃３３に対して所定以上の上方への移動を阻止するようなストッパー機能を付加すればより安全性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図１】この発明の第１の実施の形態による彫刻刀カバーの外観形状を示した平面図である。
【図２】図１のＩＩ−ＩＩラインから見た図である。
【図３】図１のＩＩＩ−ＩＩＩラインの断面図である。
【図４】図１のＩＶ−ＩＶラインから見た図である。
【図５】この発明の第１の実施の形態による彫刻刀カバーを彫刻刀に装着する前の状態を示した斜視図である。
【図６】この発明の第１の実施の形態による彫刻刀カバーを彫刻刀に装着した状態を示した斜視図である。
【図７】この発明の第１の実施の形態による彫刻刀カバーを装着した場合の彫刻刀の使用状態を示した図である。
【図８】この発明の第２の実施の形態による彫刻刀カバーの外観形状を示した平面図である。
【図９】図８のＩＸ−ＩＸラインから見た図である。
【図１０】この発明の第２の実施の形態による彫刻刀カバーを彫刻刀に装着した状態の外観形状を示した斜視図である。
【図１１】この発明の第２の実施の形態による彫刻刀カバーを装着した場合の彫刻刀の使用状態を示した図である。
【図１２】この発明の第３の実施の形態による彫刻刀の使用状態を示した図である。
【図１３】図１２のＸＩＩＩ−ＸＩＩＩラインから見た図である。
【図１４】一般の彫刻刀の使用状態を示した図である。
【符号の説明】
１６…彫刻刀カバー
１７…胴部
１８…ループ部
１９…根幹部
２０…先端部
２６…開口
３１…彫刻刀
３２…柄
３３…刃
４６…軸
尚、各図中同一符号は同一又は相当部分を示す。[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a chisel and, more particularly, to a chisel and a chisel cover used when engraving wood or the like to create a print or the like.
[0002]
[Prior art]
FIG. 14 is a diagram showing a usage state of a conventional chisel.
[0003]
Referring to the figure, chisel 31 is composed of a cylindrical handle 32 and a blade 33 inserted and fixed to the distal end surface of handle 32. The blade 33 has various cutting edges depending on the type of chisel.
[0004]
At the time of use, as shown in the figure, the blade 33 is inclined and protrudes from an object 38 such as wood to form a desired engraving groove 41.
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
In the above-mentioned conventional chisel, there is no problem in safety at the time of normal use. However, as shown in FIG. 14, there are cases where the handle 32 of the chisel 31 is held with the right hand and the object 38 is fixed with the left hand 44 or the like during use. In this case, the blade 33 may inadvertently move forward due to the projection of the chisel 31, and the left hand 44 may be damaged. In particular, when the chisel 31 is used by a child such as an elementary school student, the user becomes enthusiastic about the work, and the left hand 44 is often inadvertently placed in front of the chisel 31. In some cases, the safety of the chisel becomes an issue due to such an accident.
[0006]
The present invention has been made in order to solve the above-described problems, and provides a chisel cover and an chisel that do not have a risk of damaging the body such as a hand or a finger even when the chisel is used carelessly. The purpose is to do.
[0009]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, the invention according to claim 1 is a chisel cover for protecting the blade of a chisel, which has an opening through which the blade of the chisel is removably inserted and fixed. The torso, formed of a hard synthetic resin, is integrally connected to the torso so as to extend from both sides of the opening of the torso so as to surround the periphery of the chisel blade fixed to the torso. A sculpture in which a plane formed by the root portion is fixed to the trunk portion, comprising a loop portion formed of a pair of root portions on the trunk portion and a U-shaped tip portion following the trunk portion. The loop portion is substantially the same as the blade plane including the blade edge of the sword blade, and the loop portion is configured such that the plane formed by the tip portion is inclined obliquely upward with respect to the blade edge plane.
[0010]
With this configuration, the blade of the chisel is surrounded by the loop portion of the detachable chisel cover. Also, the tip of the loop is not located in the direction of the blade edge of the chisel.
[0011]
The invention according to claim 2 is a chisel cover for protecting the blade of the chisel, comprising a body having an opening into which the blade of the chisel is removably inserted and fixed, and a soft synthetic resin. A pair of roots on the torso side are formed and integrally connected to the torso so as to extend from both sides of the opening of the torso, and surround the periphery of the chisel blade fixed to the torso. And a U-shaped tip following the U-shaped tip, wherein a plane formed by the root and a plane formed by the tip are each fixed to the trunk. The loop portion is configured to be substantially the same as the cutting edge plane including the cutting edge direction of the cutting edge.
[0012]
With this configuration, the blade of the chisel is surrounded by the loop portion of the detachable chisel cover. Further, the tip of the loop portion is located in the direction of the blade edge of the chisel and is easily bent by an external force.
[0013]
The invention according to claim 3 is a chisel provided with a cover for protecting the cutting edge of the chisel during use, wherein the cover has a U-shape in plan view, and both ends are near the tip of the handle of the chisel. It is mounted so that it can rotate freely, and when it is rotated in the direction of the chisel blade, it is positioned so as to surround the periphery of the blade, and when it is rotated in the direction of the chisel handle, its surface is It is inserted into a groove formed in the handle so as to be uniform with the surface.
[0014]
With this configuration, the cover is attached to the handle of the chisel when not in use and is integrated with the handle, and is rotated in the direction of the blade of the chisel when in use.
[0016]
【The invention's effect】
As described above, according to the first aspect of the present invention, the blade of the chisel is surrounded by the loop portion of the detachable chisel cover, so that it can be easily attached to an existing chisel. In addition, with simple mounting, the hand, finger, etc. are not hurt by an inadvertent protrusion by the blade of the chisel during work. Furthermore, at the time of mounting, the torso portion comes into contact with the tip surface of the chisel handle, so that the force applied to the loop portion is supported by the chisel handle, thereby further improving safety. Furthermore, since the tip of the loop is not located in the direction of the blade edge of the chisel, the operation by the chisel is not hindered. Since the tip portion of the hard loop portion does not easily bend, the protection of hands, fingers, and the like from inadvertent protrusion of the cutting edge is stabilized. Also, when the loop is brought into contact with the object to be engraved such that the tip of the loop is in contact with the object to be engraved, the engraving groove having a stable depth can be formed.
[0017]
According to the second aspect of the present invention, since the blade of the chisel is surrounded by the loop portion of the detachable chisel cover, the blade can be easily attached to an existing chisel. In addition, with simple mounting, the hand, finger, etc. are not hurt by an inadvertent protrusion by the blade of the chisel during work. Furthermore, at the time of mounting, the torso portion comes into contact with the tip surface of the chisel handle, so that the force applied to the loop portion is supported by the chisel handle, thereby further improving safety. Furthermore, since the tip of the loop is located in the direction of the cutting edge of the chisel, the safety of the chisel when not in use can be enhanced. In use, the tip of the loop portion easily bends when hitting the object to be engraved, so that it does not hinder the use of the blade of the chisel.
[0018]
According to the third aspect of the present invention, there is no risk of losing the cover, and the usability can be improved because the use or non-use of the cover can be easily changed according to the operation contents of the chisel. Furthermore, since the cover is integral with the handle when not in use, the ease of use with the cover stored in the handle is improved.
[0019]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
FIG. 1 is a plan view showing the external shape of a chisel cover according to a first embodiment of the present invention, FIG. 2 is a view taken along line II-II in FIG. 1, and FIG. FIG. 4 is a sectional view taken along line IV-IV of FIG. 1.
[0020]
Referring to these figures, chisel cover 16 is formed of an inflexible hard synthetic resin such as polypropylene. The chisel cover 16 has a substantially rectangular parallelepiped body 17 for inserting and fixing the blade of the chisel as described later, and a pair of roots 19a and roots extending in parallel from both outer sides of the trunk 17. 19b, a root portion 19a, and a loop portion 18 having a U-shape in plan view connected to each of the root portions 19b.
[0021]
As shown in FIG. 3, an opening 26 having a rectangular cross-sectional shape is formed at the center of the body portion 17, and a protruding piece 27 having a semicircular cross-sectional shape is formed on one side of this cross-section. The blade of the chisel to be attached is inserted into the opening 26 of the body 17, and the inserted blade of the chisel is pressed by the protruding piece 27 and the other side of the opening 26 and fixed to the body 17.
[0022]
A plurality of protrusions 24 are provided on both side edges of the body 17 at predetermined intervals, and this functions to prevent slipping when the chisel cover 16 is attached to and detached from the chisel. Further, on the upper surface and the lower surface of the body portion 17, a cutting edge mark 23 indicating the type of the cutting edge of the chisel to be attached is formed three-dimensionally. In this embodiment, a chisel having a triangular sword blade is intended to be mounted, and the blade mark 23 indicates the shape of the triangular sword blade. In this embodiment, the cutting edge mark 23 is formed on both the upper and lower surfaces of the body portion 17, but may be formed on only one of the surfaces. As described above, the opening 26 and the protruding piece 27 of the body 17 are provided to fix the blade of the chisel of the triangular sword, and if the type of the blade of the chisel is different, these cross-sectional shapes are also different. Will be different.
[0023]
As shown in FIG. 2, the loop portion 18 has an X-plane representing a plane formed by the root portions 19 a and 19 b, and extends in the direction of the cutting edge of the chisel blade inserted through the opening 26 of the body portion 17. Is substantially the same as the plane including. On the other hand, the plane formed by the distal end portion 20 of the loop portion 18, that is, the plane indicated by Y in FIG. 2 is inclined obliquely upward with respect to the plane indicated by X. That is, the plane formed by the distal end portion 20 with respect to the axial direction of the blade of the chisel attached to the body portion 17 is directed obliquely upward, whereby the insertion through the opening 26 when viewed from the direction shown in FIG. The resulting chisel blade (not shown) is not covered by the tip 20 in its axial direction.
[0024]
FIG. 5 is a perspective view showing a state before the chisel cover 16 shown in FIGS. 1 to 4 is attached to the chisel, and FIG. 6 is a perspective view showing a state where the chisel cover 16 is mounted on the chisel. is there.
[0025]
Referring to these figures, chisel 31 includes handle 32 used as a handle, and blade 33 partially inserted into and fixed to tip end surface 35 of handle 32. In this figure, the type of the chisel 31 to which the chisel cover 16 is attached is a triangular blade.
[0026]
When attaching the chisel cover 16 to the chisel 31, the opening 26 of the body 17 is arranged to face the blade 33 of the chisel 31, and the blades of the chisel 31 are aligned in the axial direction. 33 is inserted into the opening 26 of the chisel cover 16. Then, as shown in FIG. 6, the blade 33 is inserted into the opening 26 until the surface of the body 17 of the chisel cover 16 on the chisel 31 abuts on the tip end surface 35 of the chisel 31.
[0027]
At this time, as described above, the inner surface of the blade 33 is pressed by the shape of the protruding piece 27 formed in the opening 26, and the blade 33 is stably inserted into the opening 26 without being shaken in the direction perpendicular to the axial direction of the blade 33. Fixed. Thereby, the chisel cover 16 is stably attached to the chisel 31 in the state as shown in FIG. When the attachment of the chisel cover 16 to the chisel 31 is completed, the blade 33 of the chisel 31 is in a state in which the oblique upper part of the tip is surrounded by the tip part 20 of the loop part 18.
[0028]
FIG. 7 is a diagram showing a usage state when the chisel cover according to the first embodiment of the present invention is mounted on the chisel.
[0029]
Referring to the drawing, the plane formed by tip portion 20 constituting loop portion 18 of chisel cover 16 is positioned obliquely upward with respect to the plane including the cutting edge direction of blade 33 of chisel 31 as described above. are doing. Therefore, the tip of the blade 33 is not surrounded by the tip portion 20 of the chisel cover 16, and in that state, the carved groove 41 can be easily formed in the work 38 such as wood. When this state is viewed from above the chisel cover 16, the blade 33 of the chisel 31 can be visually observed without being covered by the loop portion 18. Therefore, even if the chisel cover 16 is attached, the chisel 31 can be used freely as in a normal use state where the chisel cover 16 is not attached.
[0030]
Further, when the entire bottom surface 22 of the loop portion 18 is brought into contact with the upper surface of the object 38 to be used as a guide during use, a carved groove 41 having a constant depth can be easily formed, which is convenient.
[0031]
Next, an inadvertent protrusion when using the chisel 31 which is a problem in the conventional example will be described.
[0032]
In the present embodiment, it is assumed that the handle 32 of the chisel 31 is grasped by the right hand, and the object 38 is pressed by the left hand 44. In this case, in the direction of the left hand 44, the distal end portion 20 constituting the loop portion 18 of the chisel cover 16 is located. The tip 20 is located forward when viewed from the blade 33 of the chisel 31. Therefore, even if the blade 33 of the chisel 31 inadvertently projects during the operation, the tip 20 of the chisel cover 16 comes into contact with the left hand 44 first. Since the loop portion 18 of the chisel cover 16 has the U-shaped loop shape as described above, there is no possibility that the loop portion 18 is entirely rounded and the left hand 44 is damaged.
[0033]
When contact with the left hand 44 occurs, the reaction force from the left hand 44 is transmitted to the chisel cover 16, but since the chisel cover 16 is formed of a hard synthetic resin, the force is hardly deformed and the force is reduced. This is transmitted to the body 17. Since the body 17 is mounted in contact with the tip surface 35 of the chisel 31, the reaction force from the left hand 44 is transmitted to the surface of the tip surface 35 of the chisel 31. This reaction force acts in the direction opposite to the direction in which the chisel 31 projects, and therefore acts to reduce the further projecting force of the blade 33. Thereby, injuries of the left hand 44 and the like due to the careless use of the chisel 31 can be reliably prevented. Alternatively, when the tip portion 20 of the loop portion 18 of the chisel cover 16 contacts the left hand 44, the loop portion 18 moves so as to slide between the left hand 44 and the upper surface of the object 38. Also in this case, there is no possibility that the tip of the blade 33 of the chisel 31 contacts the left hand 44.
[0034]
FIG. 8 is a plan view of a chisel cover according to a second embodiment of the present invention, and FIG. 9 is a view seen from the line IX-IX of FIG.
[0035]
Referring to these figures, chisel cover 16 according to the present embodiment is formed of a flexible soft synthetic resin such as polyethylene. The shape of the body 17 into which the blade of the chisel to be attached is inserted is substantially the same as that according to the first embodiment.
[0036]
In this embodiment, the shape of the loop portion 18 is different from that of the first embodiment. That is, the loop portion 18 is connected to each of the pair of root portions 19a and 19b and the root portions 19a and 19b extending slightly from both end sides of the body portion 17, and the opening portion is slightly U-shaped in plan view. And a tip portion 20 having a shape.
[0037]
As shown in FIG. 9, the plane formed by the roots 19a and 19b and the plane formed by the tip 20 are substantially the same. That is, unlike the first embodiment, the tip portion 20 of the loop portion 18 is substantially the same as the plane including the cutting edge direction of the chisel blade inserted into the body portion 17.
[0038]
FIG. 10 is a perspective view showing a state where the chisel cover 16 shown in FIGS. 8 and 9 is attached to the chisel 31.
[0039]
Referring to the figure, the procedure for attaching chisel cover 16 to chisel 31 is the same as that in the first embodiment. In the attached state, as shown in the figure, the tip portion 20 constituting the loop portion 18 of the chisel cover 16 is positioned in the axial direction of the blade 33 of the chisel 31, that is, in the direction of the cutting edge. Therefore, the blade 33 is protected by the loop portion 18 of the chisel cover 16 not only in the periphery thereof but also in the direction of the cutting edge of the blade 33, and the safety of the chisel 31 with respect to the blade 33 when mounted is improved. It is possible to increase.
[0040]
FIG. 11 is a diagram showing a usage state of the chisel 31 when the chisel cover 16 shown in FIG. 10 is mounted.
[0041]
As shown in (1) of FIG. 11, before the chisel 31 is used, the distal end portion 20 of the loop portion 18 is located on the extension of the blade 33 in the cutting edge direction. Therefore, when the blade 33 of the chisel 31 approaches the object 38 at a predetermined angle θ, the tip portion 20 of the loop portion 18 first comes into contact with the upper surface of the object 38.
[0042]
In this state, when the blade 33 of the chisel 31 is pressed to bring it closer to the object 38, the loop portion 18 is formed of a soft synthetic resin. As a result, the object is deformed in the direction of the arrow by the reaction force from the object 38. Since the loop portion 18 is deformed in this manner, it becomes possible to form the desired engraving groove 41 by bringing the blade 33 of the chisel 31 into contact with the object 38. When the blade 33 of the chisel 31 is pushed forward, the lower surface of the tip portion 20 of the loop portion 18 slides on the object 38 with the movement of the blade 33 in contact with the upper surface of the object 38. Also in this embodiment, when the chisel cover 16 is viewed from above, there is nothing covering the tip of the blade 33, so that the chisel cover 16 does not hinder its use at all.
[0043]
In this manner, the tip portion 20 of the chisel cover 16 is always located in front of the blade 33 during use. Therefore, even if the chisel 31 is inadvertently protruded in front of the blade 33 with the left hand 44, there is no possibility that the tip portion 20 contacts the left hand 44 and the blade 33 directly hits. Further, the reaction force to the distal end portion 20 due to the contact with the left hand 44 is transmitted to the distal end surface 35 of the chisel 31 via the body portion 17 in the same manner as in the first embodiment. Further protrusion is stably prevented.
[0044]
After the use of the chisel 31 on the object 38 is completed, the loop 18 returns to the state shown in FIG. 11A by the elastic restoring force of the chisel cover 16. As a result, when the chisel 31 is not used, the blade is returned to the safe protection state of the cutting edge.
[0045]
FIG. 12 is a view showing a schematic structure of a chisel according to a third embodiment of the present invention, and FIG. 13 is a view as seen from a line XIII-XIII in FIG.
[0046]
Referring to these figures, in this embodiment, unlike the above embodiments, the chisel cover for covering the blade of the chisel is not made detachable with respect to the chisel 31. It is always attached to the handle 32 of the sword 31.
[0047]
Specifically, the chisel cover 16 is constituted only by a loop portion 18 having a U-shape in plan view, comprising a pair of root portions 19a and 19b and a tip portion 20 connected thereto. Each of the ends of the root portion 19a and the root portion 19b of the loop portion 18 is rotatably attached to the handle 32 of the chisel 31 via the shafts 46a and 46b. As a result, the chisel cover 16 becomes movable about the axes 46a and 46b as indicated by the two-dot chain line.
[0048]
The size of the chisel cover 16 is formed so as to surround the periphery and the front of the blade 33 of the chisel 31, as shown by a two-dot chain line in use in FIG. When the chisel cover 16 returns to the handle 32, a groove into which the chisel cover is fitted is formed in the handle 32 so that the surface thereof is uniform with the surface of the handle 32. Of the handle 32 during storage in the handle 32 is improved.
[0049]
Next, the use of the chisel in this embodiment will be described.
[0050]
At the time of use, the chisel cover 16 is removed from the handle 32 and the tip portion 20 is rotated so that the front end portion 20 is in front of the blade 33. As a result, the tip portion 20 of the chisel cover 16 comes into contact with the upper surface of the object 38. Therefore, the engraving groove 41 is formed by using the blade 33 on the object 38. In this state, the distal end portion 20 is always in contact with the upper surface of the engraved object 38, so that even if a finger or the like is placed in front of the blade 33 to fix the engraved object 38, the chisel cover 16 is It will be protected by the tip 20.
[0051]
Since the chisel cover 16 is rotatable around the axis 46, the tip portion 20 of the chisel cover 16 always has the upper surface of the engraving object 38 regardless of the working angle of the blade 33 with respect to the engraving object 38. Will come into contact with Since the chisel cover 16 is not in contact with the object 38 due to the elastic force as in the second embodiment, a force against the elastic force is applied to the chisel cover 16. There is no need to use the chisel 31. In addition, it is possible to easily select the use of the chisel 31 by accommodating the chisel cover 16 in the handle 32 according to the work situation. Further, since the chisel cover 16 is always attached to the handle 32, there is no possibility that the chisel cover 16 is removed from the chisel 31 and lost.
[0052]
In the third embodiment, the chisel cover 16 is rotatable around the shaft 46 so as to cover the upper side of the blade 33. Alternatively, the chisel cover 16 may be rotated from below the blade 33. The chisel cover 16 may be configured to be rotatable so as to surround. In this case, if a stopper function for preventing the blade 33 from moving upward by a predetermined amount or more is added, safety is further improved.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a plan view showing an external shape of a chisel cover according to a first embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a view as seen from a line II-II in FIG. 1;
FIG. 3 is a sectional view taken along line III-III of FIG. 1;
FIG. 4 is a view as seen from a line IV-IV in FIG. 1;
FIG. 5 is a perspective view showing a state before the chisel cover according to the first embodiment of the present invention is attached to the chisel.
FIG. 6 is a perspective view showing a state where the chisel cover according to the first embodiment of the present invention is attached to the chisel.
FIG. 7 is a diagram illustrating a usage state of the chisel when the chisel cover according to the first embodiment of the present invention is mounted.
FIG. 8 is a plan view showing an external shape of a chisel cover according to a second embodiment of the present invention.
FIG. 9 is a view from the line IX-IX of FIG. 8;
FIG. 10 is a perspective view showing an external shape of a chisel with a chisel cover according to a second embodiment of the present invention mounted on the chisel.
FIG. 11 is a diagram showing a usage state of the chisel when the chisel cover according to the second embodiment of the present invention is mounted.
FIG. 12 is a view showing a use state of a chisel according to a third embodiment of the present invention.
FIG. 13 is a view as seen from a line XIII-XIII in FIG. 12;
FIG. 14 is a diagram showing a usage state of a general chisel.
[Explanation of symbols]
16 ... Chisel cover 17 ... Body part 18 ... Loop part 19 ... Root part 20 ... Tip part 26 ... Opening 31 ... Chisel 32 ... Shape 33 ... Blade 46 ... Shaft Show.

Claims

A chisel cover to protect the blade of the chisel,
A trunk having an opening into which the blade of the chisel is removably inserted and fixed,
It is formed of a hard synthetic resin, is integrally connected to the body so as to extend from both sides of the opening of the body, and surrounds the periphery of the blade of the chisel fixed to the body. A loop formed of a pair of roots on the trunk side and a U-shaped tip following the root,
The plane formed by the root portion is substantially the same as the cutting edge plane including the cutting edge of the chisel blade fixed to the trunk, and the plane formed by the tip portion is relative to the cutting edge plane. The chisel cover, wherein the loop portion is configured to be inclined obliquely upward.

A chisel cover to protect the blade of the chisel,
A trunk having an opening into which the blade of the chisel is removably inserted and fixed,
It is formed of a soft synthetic resin, is integrally connected to the trunk so as to extend from both sides of the opening of the trunk, and surrounds the periphery of the blade of the chisel fixed to the trunk. A loop formed of a pair of roots on the trunk side and a U-shaped tip following the root,
The loop portion is formed such that a plane formed by the root portion and a plane formed by the tip portion are substantially the same as a blade plane including a blade edge direction of a chisel blade fixed to the trunk portion. Is composed, chisel cover.

A chisel with a cover that protects the blade of the chisel when in use,
The cover has a U-shape in plan view, and both ends thereof are rotatably mounted near the tip of the handle of the chisel, and when rotated in the direction of the blade of the chisel, the periphery of the blade is formed. An engraving sword that is positioned so as to surround and is inserted into a groove formed in the sculpture such that when the sword is rotated in the direction of the sculpture, the surface thereof becomes uniform with the surface of the stencil.