【０００１】
【産業上の利用分野】
本発明は、トラクターに装着したロータリー耕耘装置において、高速耕耘を可能とするものである。
【０００２】
【従来の技術】
従来から、ロータリー耕耘装置において、チゼルを配置した技術は公知とされているのである。例えば、実開昭５７−１８７００４号公報に記載の技術の如くである。
また、耕耘幅の端部に近い部分にコールターを装着する技術としては、実公昭５６−４１４４９号公報の如き技術が公知とされているのである。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】
トラクターにロータリー耕耘装置を装着して耕耘する場合において、作業速度を速くしようとすると、次のような不具合が発生するのである。
まず、ロータリー耕耘装置が上下動して耕深が安定しない。またロータリー耕耘装置が浮き上がり気味となり、耕深が浅くなる。また、尾輪が土塊の上に乗り上げてしまい耕深が安定しない。また、耕耘ピッチが荒くなり、耕耘爪の先端が描くトロコイド曲線が立ってきて、残耕が残り易くなる。また、所要馬力が増加する。
また、旋回時にロータリー耕耘装置が振られて、危険な状態が発生しやすく、隣接耕耘が遣りにくくなる。またロータリー耕耘装置の左右傾斜の自動制御装置の追従性が悪くなる。また、耕耘跡の両端が汚くなる。また、真っ直ぐ切れていない。また、ロータリー耕耘装置の回転に押されて、トラクターがダッシュし易くなる。また土塊の反転が悪くなる等の不具合が発生していたのである。
【０００４】
本発明は、以上のような高速耕耘の場合の不具合点を改善するものであり、チゼルを設け、藁や土塊を切るコールターを設け、リアカバーをロックできる機構を設けたものである。また、耕耘ピッチが荒くなるので、Ｙ字型爪を採用することにより、トロコイド曲線が立たないようにしたものである。また隣接耕の仕上状態が綺麗になるように、リアカバーのサイドカバーを大きく構成したものである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次に該課題を解決する手段を説明する。
【０００６】
耕耘爪軸１５の同一円周面に複数の爪座３６を形成し、該複数の爪座３６に先端がＹ字型に開いたＹ字型爪１６を植設し、高速耕耘を可能としたトラクター装着用ロータリー耕耘装置において、耕耘幅の最外側の、境界線上に左右１本ずつのチゼル１を配置し、高速耕耘時におけるロータリー耕耘装置の浮き上がりを阻止し、耕耘幅の両端部の切断を直線的とし、前記チゼル１の前部にコールター４を取り付けて、該コールター４により、チゼル１の通過部分の土壌に切れ目を入れて土塊抵抗を小さくし、藁を切断すべく構成し、左右のチゼル１の間に、前部ガイド輪２を配置したことを特徴とするロータリー耕耘装置である。
【０００７】
【作用】
トラクターに装着するロータリー耕耘装置において、耕耘幅の最外側の、境界線上に左右１本ずつのチゼルを配置し、高速耕耘時におけるロータリー耕耘装置の浮き上がりを阻止し、耕耘幅の両端部の切断を直線的としたので、高速耕耘時に発生するロータリー耕耘装置の浮き上がりを阻止することができ、更に耕耘後の境界部分の両端を真直ぐに切断することが出来た。
【０００８】
そして、チゼルの前部にコールターを取り付けて、該コールターにより、チゼル１の通過部分の土壌に切れ目を入れて土塊抵抗を小さくし、更に藁を切断すべく構成したので、チゼルの前の部分の土壌に切り込みを入れて、チゼルの切断抵抗を小さくし、該部分に存在する藁等を切断することにより、チゼルに藁が引っ掛かるのを阻止することが出来た。
更に、左右のチゼル１の間に、前部ガイド輪２を配置し、高速耕耘の際にロータリー耕耘装置が上下に振動するのを阻止している。
【０００９】
【実施例】
次に実施例を説明する。
図１はチゼルとコールターを取り付けた本発明のロータリー耕耘装置の全体側面図、図２は同じく本発明のロータリー耕耘装置の全体平面図、図３はリアカバーを高速耕耘時に回動不可能にロックする機構を設けたロータリー耕耘装置の側面図、図４はリアカバーのロック機構の斜視図、図５はリアカバーロック機構の要部を示す後面図、図６は同じくリアカバーロック機構の要部の側面図、図７はチゼルとコールターの部分の拡大側面図、図８は６角形の爪軸と２本の爪によりＹ字型を構成した場合の耕耘爪軸１５の側面図、図９は同じく図８の構成の爪を後面から見た図面、図１０は１本のＹ字型爪１６を配置した耕耘爪軸１５の側面図、図１１は２本の爪によりＹ字型爪とした構成を示す後面図、図１０はＹ字型爪の斜視図、図１２はＹ字型爪の後面図である。
【００１０】
図１・図２・図３において、本発明のロータリー耕耘装置の全体的な構成について説明する。
クイックヒッチフレーム３０を介して、トラクターとロータリー耕耘装置の間を簡単に装着可能としている。該クイックヒッチフレーム３０の上部に係合フック２８を設け、下部にもロワリンク係合フックが配置されている。該ロワリンク係合フックを、トラクターに乗車した状態で係脱自在とするフック操作レバー１３がクイックヒッチフレーム３０の上部に突設されている。該フック操作レバー１３を操作することにより、リンク２２を介して、ロワリンク係合フックが操作される。
【００１１】
該係合フック２８は、トップリンクマスト２９に配置された、係合ピン２１と上部で係合すべく構成している。該クイックヒッチフレーム３０によりトラクターとロータリー耕耘装置を装着することにより、トラクター側のＰＴＯ軸と、ロータリー耕耘装置側のベベルギアボックスＢの入力軸が、ユニバーサルジョイント軸を介して自動的に連結可能としている。該ベベルギアボックスＢより左右にメインビーム１７・１７が突出されている。左側のメインビーム１７の端部に耕耘伝動ケース７が固設され、該耕耘伝動ケース７から耕耘爪軸１５を駆動すべく構成している。
【００１２】
耕耘爪軸にＹ字型爪１６が固設されており、該Ｙ字型爪１６の回転軌跡外周Ａにそって、耕耘カバー２５が沿設されている。該耕耘カバー２５の左右にサイドカバー２４・２４が固設されている。該サイドカバー２４の後部にはリアサイドカバー１０が取付られており、前記耕耘カバー２５の後部には、リアカバー３が回動自在に枢支されている。
本実施例においては、該リアサイドカバー１０は従来のリアサイドカバー１０ 'よりも広く構成し、下方から土壌が漏れることの無いように、耕耘伝動ケース７の下端の位置まで延長している。当然のことながらリアカバー３の回動範囲の側方の全てに、リアサイドカバー１０が位置する程度に広幅に構成している。
【００１３】
本発明においては、該構成のサイドカバー２４の前部の左右の位置に、チゼル１とコールター４を脱着可能に構成している。つまり、耕耘幅の最外側の、境界線上に左右１本づつのチゼルを配置し、高速耕耘時におけるロータリー耕耘装置の浮き上がりを阻止し、耕耘幅の両端部の切断を直線的とし、チゼルの前部にコールターを取り付けて、該コールターにより、チゼル１の通過部分の土壌に切れ目を入れて土塊抵抗を小さくし、更に藁を切断すべく構成した。
該チゼル１をサイドカバー２４の前部に設けることにより、高速耕耘時において、ロータリー耕耘装置が浮き上がることのないように構成し、また該チゼル１に沿った位置にコールター４を設けることにより、チゼル１の前部の土壌を切断し、土塊と土壌に切目を入れて、次に配置されているチゼル１の切断負荷を軽くしている。また図２に図示する如く、左右のチゼル１の間に、前部ガイド輪２を配置し、高速耕耘の際にロータリー耕耘装置が上下に振動するのを阻止すべく構成している。
【００１４】
また図２においては、コールター４を取り付ける為のコールターブラケット５が図示されている。該コールター４は常時取り付けるのではなくて、必要な場合のみに、コールターブラケット５にコールター４の支持杆４ｂ部分を挿入して固定するのである。
図７においては、図１のコールター４とチゼル１の部分の取付状態が拡大図示されている。チゼル１はブラケット１１に挿入されており、該チゼル１の上部の調節孔１ａを選択してブラケット１１に挿入することにより、チゼル１の下端の位置を調整可能としている。コールター４も支持杆４ｂの部分に調節孔４ａを具備しており、該調節孔４ａによりコールター４の下端の位置を調整可能としている。
【００１５】
図４と図５と図６においては、高速耕耘の際において、従来、リアカバーがパタパタと動いて、整地出来なかったり、オートロータリーが不安定となり、リアカバー３が上下に激しく振動して、耕深が一定しないという不具合が発生するので、該リアカバー３を高速耕耘時には回動不能に固定する為のリアカバーロック機構が、リアカバー３のリフトロッド８とリアカバーロック体９の間に構成されている。該リフトロッド８は、リアカバーロック体９の部分で、ロック可能としている。
該リアカバーロック体９は、図５と図６に示す如く、上下に回動可能であり、該リアカバーロック体９に設けた係合溝９ａに、リフトロッド８の係合溝８ａを嵌入することにより、リフトロッド８が上下に移動不可能な如く係止するのである。図４においては、リフトロッド８の係合溝８ａの代わりに、リフトロッド８に係合ピン８ｂを突設した実施例を示している。この場合にも、リアカバーロック体９を回動することにより、この係合ピン８ｂと係合するのである。
こうして、高速耕耘の際に発生するリアカバーの浮き上がりや、上下にバタバタと振動するのを回避することができて、耕耘後の土壌面の仕上げを良好にすることが出来たのである。
【００１６】
図８と図９においては、六角形に構成した耕耘爪軸１５のそれぞれの面に、爪座２０・３３を設けており、それぞれの爪座２０・３３は図９に示す如く、やや左右に偏心しており、それぞれ爪３４・３５が先端において、Ｙ字型爪を構成すべく構成している。
【００１７】
図１０・図１１・図１２においては、耕耘爪軸１５の同一円周面に、６本の爪１６が存在するように爪座３６を形成した。つまり、六角形の耕耘爪軸１５の１２０度ずつの３面に、爪座３６を設け、該爪座３６にＹ字型爪１６を植設する構成が開示されている。Ｙ字型爪１６は、２枚の爪板を溶接することにより、Ｙ字型爪１６としている。
こうして、トラクターを高速走行させて、ロータリー耕耘装置により高速耕耘する場合にも、耕耘爪による耕耘抵抗を小さくすることが出来るのである。これにより、高速耕耘が可能なロータリー耕耘装置を構成することが出来たのである。
【００１８】
【発明の効果】
本発明は以上の如く構成したので、次のような効果を奏するものである。
耕耘爪軸１５の同一円周面に複数の爪座３６を形成し、該複数の爪座３６に先端がＹ字型に開いたＹ字型爪１６を植設し、高速耕耘を可能としたトラクター装着用ロータリー耕耘装置であるので、耕耘ピッチが荒くならず、Ｙ字型爪を採用することにより、トロコイド曲線が立たないようにすることが出来たものである。また、ロータリー耕耘装置により高速耕耘する場合にも、耕耘爪による耕耘抵抗を小さくすることが出来るのである。
また、耕耘幅の最外側の、境界線上に左右１本ずつのチゼルを配置し、高速耕耘時におけるロータリー耕耘装置の浮き上がりを阻止し、耕耘幅の両端部の切断を直線的としたので、高速耕耘時に発生するロータリー耕耘装置の浮き上がりを阻止することができ、更に耕耘後の境界部分の両端を真直ぐに切断することが出来るのである。
【００１９】
また、チゼルの前部にコールターを取り付けて、該コールターにより、チゼル１の通過部分の土壌に切れ目を入れて土塊抵抗を小さくし、更に藁を切断すべく構成したので、チゼルの前の部分の土壌に切り込みを入れて、チゼルの切断抵抗を小さくし、該部分に存在する藁等を切断することにより、チゼルに藁が引っ掛かるのを阻止することが出来るのである。
また、左右のチゼル１の間に、前部ガイド輪２を配置したので、高速耕耘の際にロータリー耕耘装置が上下に振動するのを阻止できる。
【図面の簡単な説明】
【図１】チゼルとコールターを取り付けた本発明のロータリー耕耘装置の全体側面図。
【図２】同じく本発明のロータリー耕耘装置の全体平面図。
【図３】リアカバーを高速耕耘時に回動不可能にロックする機構を設けたロータリー耕耘装置の側面図。
【図４】リアカバーのロック機構の斜視図。
【図５】リアカバーロック機構の要部を示す後面図。
【図６】同じくリアカバーロック機構の要部の側面図。
【図７】チゼルとコールターの部分の拡大側面図。
【図８】２本の爪によりＹ字型を構成した場合の耕耘爪軸１５の側面図。
【図９】同じく図８の構成の爪を後面から見た図面。
【図１０】１本のＹ字型爪１６を配置した耕耘爪軸１５の側面図。
【図１１】Ｙ字型爪の斜視図。
【図１２】Ｙ字型爪の後面図。
【符号の説明】
１ チゼル
２ 前部ガイド輪
３ リアカバー
４ コールター[0001]
[Industrial applications]
The present invention enables high-speed tilling in a rotary tilling device mounted on a tractor.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, a technique of arranging a chisel in a rotary tilling apparatus has been known. For example, as disclosed in Japanese Utility Model Laid-Open No. 57-187004.
Further, as a technique for attaching a coulter to a portion near the end of the tilling width, a technique such as Japanese Utility Model Publication No. 56-41449 is known.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
In the case where a rotary tilling device is mounted on a tractor for tilling, if the working speed is to be increased, the following problems occur.
First, the rotary tilling device moves up and down and the tilling depth is not stable. In addition, the rotary tilling device tends to rise and the cultivation depth becomes shallow. In addition, the tail wheel rides on the soil mass and the tillage depth is not stable. Further, the tilling pitch becomes rough, a trochoid curve drawn by the tip of the tilling nail rises, and residual tillage tends to remain. Also, the required horsepower increases.
In addition, the rotary tilling device is shaken when turning, and a dangerous state is likely to occur, and it becomes difficult to use adjacent tilling. Further, the followability of the automatic control device for the left and right inclination of the rotary tilling device is deteriorated. Also, both ends of the till marks become dirty. Also, it is not cut straight. Also, the tractor is easily dashed by being pushed by the rotation of the rotary tilling device. In addition, inconveniences such as poor reversal of the earth mass occurred.
[0004]
The present invention is to improve the disadvantages in the case of high-speed tilling as described above, and is provided with a chisel, a coulter for cutting straw or earth mass, and a mechanism for locking a rear cover. Further, since the tillage pitch becomes rough, a trochoid curve is prevented from standing by adopting a Y-shaped claw. Also, the side cover of the rear cover is configured to be large so that the finishing state of adjacent plowing becomes beautiful.
[0005]
[Means for Solving the Problems]
The problem to be solved by the present invention is as described above. Next, means for solving the problem will be described.
[0006]
A plurality of claw seats 36 are formed on the same circumferential surface of the cultivating claw shaft 15, and a Y-shaped claw 16 whose tip is opened in a Y-shape is planted on the plurality of claw seats 36 to enable high-speed tilling. In the rotary tilling device for tractor mounting, one chisel 1 on each of the left and right sides is arranged on the outermost boundary of the cultivating width, to prevent floating of the rotary tilling device during high-speed tilling, and to cut both ends of the tilling width. A coulter 4 is attached to the front part of the chisel 1 so as to make a straight line. The coulter 4 cuts the soil at the passage of the chisel 1 to reduce the clod resistance and cuts the straw. This is a rotary tilling device characterized in that a front guide wheel 2 is arranged between chisels 1.
[0007]
[Action]
In the rotary tilling device to be mounted on the tractor, one chisel is placed on each boundary on the outermost side of the cultivating width, on the boundary line, to prevent the rotary tilling device from rising during high-speed tilling and to cut both ends of the tilling width. Since the linear tilling was performed linearly, it was possible to prevent the rotary tilling device from being lifted during high-speed tilling, and to cut both ends of the boundary portion after tilling straight.
[0008]
Then, a coulter was attached to the front of the chisel, and the coulter was used to cut the soil at the passage of the chisel 1 to reduce the clod resistance and further cut the straw. A cut was made in the soil to reduce the cutting resistance of the chisel, and the straw or the like existing in the portion was cut, thereby preventing the chisel from being caught by the straw.
Further, a front guide wheel 2 is arranged between the left and right chisels 1 to prevent the rotary tilling apparatus from vibrating up and down during high-speed tilling.
[0009]
【Example】
Next, an embodiment will be described.
1 is an overall side view of a rotary tilling device of the present invention with a chisel and a coulter attached thereto, FIG. 2 is an overall plan view of the rotary tilling device of the present invention, and FIG. FIG. 4 is a perspective view of a lock mechanism of the rear cover, FIG. 5 is a rear view showing a main part of the rear cover lock mechanism, FIG. 6 is a side view of a main part of the rear cover lock mechanism, FIG. 7 is an enlarged side view of a chisel and a coulter part, FIG. 8 is a side view of a tilling claw shaft 15 when a hexagonal claw shaft and two claws are formed in a Y-shape, and FIG. Drawing which looked at the nail of composition from the back, Drawing 10 is a side view of tilling nail shaft 15 in which one Y character nail 16 was arranged, and Drawing 11 shows the composition which made a Y character nail with two nails. FIG. 10 is a perspective view of a Y-shaped claw, and FIG. It is a rear view of the shaped nails.
[0010]
1, 2, and 3, the overall configuration of the rotary tillage device according to the present invention will be described.
Through the quick hitch frame 30, the space between the tractor and the rotary tilling device can be easily mounted. An engagement hook 28 is provided at an upper portion of the quick hitch frame 30, and a lower link engagement hook is also arranged at a lower portion. A hook operating lever 13 is provided at an upper portion of the quick hitch frame 30 so that the lower link engaging hook can be freely disengaged while riding on a tractor. By operating the hook operating lever 13, the lower link engaging hook is operated via the link 22.
[0011]
The engagement hook 28 is configured to engage with the engagement pin 21 disposed on the top link mast 29 at an upper portion. By mounting the tractor and the rotary tilling device with the quick hitch frame 30, the PTO shaft on the tractor side and the input shaft of the bevel gearbox B on the rotary tilling device side can be automatically connected via a universal joint shaft. . Main beams 17 project right and left from the bevel gear box B. The tilling transmission case 7 is fixed to the end of the left main beam 17, and the tilling transmission case 7 is configured to drive the tilling claw shaft 15.
[0012]
A Y-shaped claw 16 is fixed to the cultivation claw shaft, and a cultivation cover 25 is provided along the outer circumference A of the rotation locus of the Y-shaped claw 16. Side covers 24 are fixedly provided on the left and right sides of the cultivation cover 25. The rear side cover 10 is attached to the rear of the side cover 24, and the rear cover 3 is pivotally supported at the rear of the tilling cover 25.
In this embodiment, the rear side cover 10 is wider than the conventional rear side cover 10 ', and extends to the lower end of the tilling transmission case 7 so that the soil does not leak from below. As a matter of course, the rear cover 3 is so wide that the rear side cover 10 is located on all sides of the rotation range of the rear cover 3.
[0013]
In the present invention, the chisel 1 and the coulter 4 are configured to be detachable at left and right positions on the front part of the side cover 24 having the above configuration. In other words, one chisel is arranged on the left and right on the outermost boundary of the tillage width, to prevent the rotary tillage device from rising during high-speed tillage, and to make the cutting of both ends of the tillage width straight, A coulter was attached to the section, and the coulter was used to cut the soil at the passage of the chisel 1 to reduce the clod resistance and cut the straw.
By providing the chisel 1 at the front of the side cover 24, the rotary tilling device is prevented from floating during high-speed tilling, and by providing the coulter 4 at a position along the chisel 1, The front part 1 is cut in the soil, and the soil mass and the soil are cut to reduce the cutting load of the chisel 1 disposed next. As shown in FIG. 2, a front guide wheel 2 is arranged between the left and right chisels 1 to prevent the rotary tilling apparatus from vibrating up and down during high-speed tilling.
[0014]
FIG. 2 shows a coulter bracket 5 for attaching the coulter 4. The coulter 4 is not always attached, but is inserted and fixed to the coulter bracket 5 by inserting the supporting rod 4b of the coulter 4 only when necessary.
In FIG. 7, an attached state of the coulter 4 and the chisel 1 in FIG. 1 is enlarged. The chisel 1 is inserted into the bracket 11, and the position of the lower end of the chisel 1 can be adjusted by selecting the adjustment hole 1 a at the upper part of the chisel 1 and inserting it into the bracket 11. The coulter 4 also has an adjustment hole 4a at the support rod 4b, and the position of the lower end of the coulter 4 can be adjusted by the adjustment hole 4a.
[0015]
4, 5, and 6, at the time of high-speed tilling, the rear cover has conventionally moved with a rattle, making it impossible to level the ground, and the auto rotary has become unstable, and the rear cover 3 has vibrated up and down violently, and the cultivation depth has been reduced. Therefore, a rear cover lock mechanism for fixing the rear cover 3 so that it cannot rotate during high-speed tilling is provided between the lift rod 8 of the rear cover 3 and the rear cover lock body 9 because a problem occurs in that the rear cover 3 is not constant. The lift rod 8 is lockable at a portion of a rear cover lock body 9.
The rear cover lock body 9 is rotatable up and down as shown in FIGS. 5 and 6, and the engagement groove 8a of the lift rod 8 is fitted into the engagement groove 9a provided in the rear cover lock body 9. Thus, the lift rod 8 is locked so as not to be able to move up and down. FIG. 4 shows an embodiment in which an engagement pin 8b is protruded from the lift rod 8 instead of the engagement groove 8a of the lift rod 8. Also in this case, the rear cover lock body 9 is engaged with the engagement pin 8b by rotating.
In this way, it is possible to prevent the rear cover from being lifted up at the time of high-speed tillage, and to avoid fluttering up and down, thereby improving the finish of the soil surface after the tillage.
[0016]
8 and 9, claw seats 20 and 33 are provided on the respective surfaces of the cultivating claw shaft 15 configured in a hexagon, and the claw seats 20 and 33 are slightly left and right as shown in FIG. 9. It is eccentric, and each of the claws 34 and 35 is configured to form a Y-shaped claw at the tip.
[0017]
10, 11, and 12, the claw seat 36 is formed so that six claws 16 exist on the same circumferential surface of the tilling claw shaft 15. That is, a configuration is disclosed in which claw seats 36 are provided on three surfaces of the hexagonal tilling claw shaft 15 at 120 degrees each, and the Y-shaped claws 16 are planted on the claw seats 36. The Y-shaped claw 16 is formed into a Y-shaped claw 16 by welding two claw plates.
Thus, even when the tractor is driven at a high speed and the rotary tilling device is used for high-speed tilling, the tilling resistance of the tilling claws can be reduced. As a result, a rotary tillage device capable of high-speed tillage could be configured.
[0018]
【The invention's effect】
The present invention is configured as described above, and has the following effects.
A plurality of claw seats 36 are formed on the same circumferential surface of the cultivating claw shaft 15, and a Y-shaped claw 16 whose tip is opened in a Y-shape is planted on the plurality of claw seats 36 to enable high-speed tilling. Since the rotary tilling device is mounted on a tractor, the cultivation pitch does not become rough, and a trochoid curve can be prevented from standing by employing a Y-shaped claw. Further, even when high-speed tillage is performed by a rotary tillage device, the tillage resistance of the tillage claw can be reduced.
In addition, the right and left chisels are placed on the outermost boundary of the tillage width, one at a time on the boundary line, to prevent the rotary tiller from lifting up during high-speed tillage, and to cut both ends of the tillage width linearly. It is possible to prevent the rotary tilling device from rising during tilling, and to cut both ends of the boundary portion after tilling straight.
[0019]
Also, a coulter was attached to the front of the chisel, and the coulter was used to cut the soil at the passage of the chisel 1 to reduce the clod resistance and cut the straw. By making a cut in the soil to reduce the cutting resistance of the chisel and cutting the straw or the like existing in the portion, it is possible to prevent the straw from being caught by the chisel.
Further, since the front guide wheel 2 is arranged between the left and right chisels 1, it is possible to prevent the rotary tilling apparatus from vibrating up and down during high-speed tilling.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is an overall side view of a rotary tillage device according to the present invention with a chisel and a coulter attached.
FIG. 2 is an overall plan view of the rotary tillage device of the present invention.
FIG. 3 is a side view of a rotary tilling apparatus provided with a mechanism for locking a rear cover so that the rear cover cannot rotate during high-speed tilling.
FIG. 4 is a perspective view of a lock mechanism of the rear cover.
FIG. 5 is a rear view showing a main part of the rear cover lock mechanism.
FIG. 6 is a side view of a main part of the rear cover lock mechanism.
FIG. 7 is an enlarged side view of a chisel and a coulter part.
FIG. 8 is a side view of the tilling claw shaft 15 when a Y-shape is formed by two claws.
FIG. 9 is a drawing of the nail of FIG. 8 viewed from the rear side.
FIG. 10 is a side view of the tilling claw shaft 15 on which one Y-shaped claw 16 is arranged.
FIG. 11 is a perspective view of a Y-shaped claw.
FIG. 12 is a rear view of the Y-shaped claw.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 Chisel 2 Front guide wheel 3 Rear cover 4 Coulter
