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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、指針や文字盤等が光源等からの光よって照明される時計装置に関するものである。

【0002】
【従来の技術】
時計本体の周囲が暗くなったときでも、指針や文字盤等を照明することによって表示時刻を外部から正確に視認できるように構成した時計装置が、近年、実用に供されている。
この種の時計装置としては、文字盤の周辺部に複数の光源を配置し、文字盤面をその光源からの光によって照明するように構成したものが一般によく知られている。また、文字盤を導光部材で形成して文字盤面の照明効果を高めた時計装置も存在する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した従来の時計装置では、文字盤面全体をむらなく照明するためには、輝度の大きな光を発生する光源を使用するかあるいは光源の数を増やす必要がある。
また、時計装置の周囲が暗い場合には、周囲がある程度明るくなるまですべての光源を連続して点灯させておく必要がある。
このため、文字盤を照明するためには多くの電力を消費することになり、例えば電池寿命が短命化してしまうなどの問題が多発していた。
【0004】
本発明は上述した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、周囲が暗い場合でも表示時刻を容易かつ正確に認識できることはもとより、消費電力が少なく、しかも興趣に富んだ時計装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の時計装置は、短針および長針からなり、入射光を導波可能で、導波光を外部に出射可能な指針と、前記指針が取付けられた指針回転軸の周辺部に配置され、照明光を前記指針に当該指針回転軸の取付け位置近傍から入射可能な複数の照明手段と、前記指針の位置を検出可能な指針位置検出手段を有し、前記複数の照明手段のうち、前記指針位置検出手段による検出結果に基づいて、当該検出された指針位置に最も近接する少なくとも一の照明手段を点灯させる点灯制御手段と、前記照明手段からの導波光によって発光状態にある前記短針および長針の各輝度が略等しくなるように、前記短針および長針に照明光を入射している前記各照明手段のうちのいずれかの光量を制御する光量制御手段とを有する。
また、前記指針は、前記指針回転軸への取付部と、前記取付部に端部が結合され、当該端部から所定の一方向に延伸された針部とを有し、前記取付部には、前記照明手段の照明光を前記取付部と針部との結合部に集光させる集光部が設けられている。なお、前記集光部には、当該集光部の導波領域内に入射された導波光を当該取付部と針部との結合部側に反射する光反射面を少なくとも一つ形成することが望ましい。さらに、前記針部の先端部には、当該先端部まで導波された導波光を時計本体正面側に出射する光出射部を設けることが望ましい。
【0006】
また、本発明の時計装置は、前記指針の位置を検出可能な指針位置検出手段を有し、前記点灯制御手段は、前記指針位置検出手段による検出結果に基づいて、当該検出された指針位置に最も近接する少なくとも一の照明手段を点灯させる。
前記指針は、短針および長針からなり、前記照明手段からの導波光によって発光状態にある短針および長針の各輝度が略等しくなるように、当該長針および短針に照明光を入射している各照明手段のうちのいずれかの光量を制御する光量制御手段を有する。
【0007】
本発明の時計装置によれば、複数の照明手段のうち、所定の位置に位置する指針の指針回転軸との取付け端部側に照明光を入射可能な少なくとも一の照明手段が、時刻に応じて点灯される。すべての照明手段はその照明光を指針と指針回転軸との取付け位置近傍から指針に対して入射可能に配置されていることから、点灯状態にある照明手段の照明光は、指針内部に導波されることになる。
指針の指針回転軸への取付部には集光部が設けられていることから、照明手段の照明光はその集光部の導波領域内に入射され、集光部に形成された光反射面によって取付部と針部との結合部側に反射される。これにより、取付部と針部との結合部に導波光が集光されることになる。
集光された導波光は針部の内部を針部先端方向に乱反射しながら導波される。指針先端部近傍には光出射部が設けられており、先端部に導波された導波光は、この光出射部に形成された例えば光反射面となる傾斜部分で時計本体正面方向に反射され、出射されることになる。
【0008】
また、本発明の時計装置によれば、指針位置検出手段によって例えば短針位置および長針位置がそれぞれ検出され、その検出結果に基づいて、短針および長針にそれぞれ最も近接する位置にある照明手段が、点灯制御手段からの点灯制御信号を受けて少なくとも一つ点灯される。すべての照明手段はその照明光を各指針と指針回転軸との装着位置近傍から各指針に対して入射可能な位置に配置されていることから、点灯状態にある照明手段の照明光は、短針および長針内部に導波されることになる。
短針および長針の指針回転軸への取付部にはそれぞれ集光部が設けられていることから、照明手段の照明光はその集光部の導波領域内に入射され、各集光部に形成された光反射面によって各取付部と針部との結合部側に各々反射される。これにより、取付部と針部との各結合部に導波光が集光されることになる。
集光された導波光は各針部の内部を針部先端方向に乱反射しながらそれぞれ導波される。各指針先端部近傍には光出射部が設けられており、先端部に導波された導波光は、この光出射部に形成された例えば光反射面となる傾斜部分で時計本体正面方向に反射され、出射されることになる。このとき、短針および長針からそれぞれ光が出射されているとき、短針および長針の輝度が略等しくなるように、例えば長針を照明する照明手段の光量が光量制御手段によって制御される。これにより、指針の視認性が向上するとともに装飾的効果も向上する。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の時計装置の実施の形態について図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の実施の形態の時計装置を示す正面図、図2は、図1に示す時計装置の要部断面図である。
【0010】
本発明の時計装置1は、図1および図2に示すように筐体10内に現在時刻を表示するための時計部20を設け、現在時刻を指示する後述する時針22および分針23を後述する発光ダイオード32からの出射光で照明することにより、時刻を正確に視認させる構成となっている。
図1からわかるように、筐体10は、透明プラスチック板11が嵌め込まれた筐体側面部12に蓋状の筐体裏面部13を嵌め込んだ構成となっており、さらに筐体側面部12の内壁には、筐体10内を2つの部室に区分けするための区分け板14が固着されている。
【0011】
時計部20は、区分け板14の正面側に取り付けられた文字盤21と、区分け板14の背面側に固着され、時針22および分針23を指針回転軸24を中心としてそれぞれ回転駆動するムーブメント25とで構成されている。
また、図1および図2に示すように、指針回転軸24の図中鉛直下方には、時計装置1の周囲の明るさを検出するための光検出手段としてのCdSセル31が、検出部分を文字盤21の表面に露出させた状態で文字盤21に埋設されている。
【0012】
図3は、時針および分針を取り外したときの指針回転軸の周辺部を説明するための図、図4は、図1に示す時計装置の指針回転軸の周辺部近傍の要部断面図である。
文字盤21における指針回転軸24の周辺部には、図3からわかるように、8個の発光ダイオード32が指針回転軸24を中心とする半径rの円周上に等間隔をもって均等に配置されている。このとき、指針回転軸24を中心として各々隣接する発光ダイオード32が互いになす角は45°であり、12時の位置に配置された発光ダイオード32を起点とした均等配置となっている。
【0013】
また、文字盤21には、図4に示すように、それぞれ均等配置されたすべての発光ダイオード32の外周を取り囲むように、指針回転軸24を中心として、所定の深さでえぐられた座部21aが形成されている。
文字盤21に形成された座部21aは、点灯した発光ダイオード32の点灯光が文字盤21の正面方向および側面方向に漏れ出さないように、後述する時針22の取付部22bおよび取付部22bの周縁部に形成された鍔部22fとで略閉空間を形成する。
【0014】
座部21a内には、図4からわかるように、それぞれの発光ダイオード32を埋設して固定するための発光ダイオード装着孔21bが形成されている。この発光ダイオード装着孔21bにより、発光ダイオード32が正確な位置で均等に配置されることになり、さらに発光ダイオード32が文字盤21に対して位置ずれを生じることなく強固に固定されることになる。
なお、発光ダイオード装着孔21b内に装着された各発光ダイオード32は、区分け板14を介して区分け板14の背面側に装着された図示しない回路基板に配線される。
【0015】
ここで、図3に基づいて発光ダイオード32の色の配置について述べる。
図3に示す指針回転軸24の鉛直上方に位置する発光ダイオード32aから時計周り方向に述べると、発光ダイオード32aは「白」、発光ダイオード32bは「赤」、発光ダイオード32cは「青」、発光ダイオード32dは「緑」、発光ダイオード32eは「白」、発光ダイオード32fは「緑」、発光ダイオード32gは「青」、発光ダイオード32hは「赤」に設定されている。
上述したように、本実施の形態では、少なくとも隣り合う発光ダイオード32の発光色を相違させている。この理由は、発光ダイオード32の出射光で照明される時針22および分針23の色を、時刻の経過とともに相違させることによって、表示時刻の視認性をより向上させるためである。なお、発光ダイオード32によって照明される時針22および分針23の色を多彩にするために、すべての発光ダイオード32の色を違えてもよい。
【0016】
時針22および分針23の構成について説明する。
図5(a)は、図1に示す時計装置に使用される時針の正面図、図5(b)は、図5(a)に示す時針の各集光部の断面図、図5(c)は、図5(a)に示す時針の光出射部の断面図、図6は、図1に示す時計装置に使用される分針の正面図、図7は、時針と分針が重なったときの集光部の状態を説明するための図である。なお、図5(b)に示す集光部の断面図および図5(c)に示す光出射部の断面図は図6についても適用される。
【0017】
時針22は、時針22の回転軸となる図示しない時針パイプに貫通孔22aを介して取り付けられる取付部22bと、取付部22bに端部が結合され、その端部から一の方向に延伸された針部22dとで構成されている。なお、取付部22bおよび針部22dは、発光ダイオード32からの入射光を針部22dの先端部方向に導波するために、それぞれ導波部材で形成されている。
【0018】
取付部22bは、図3および図4からわかるように、文字盤21に形成された座部21a内に配置された発光ダイオード32の出射光が外部に漏光することを防止するために、座部21aの開口面積より若干縮小された面積を有する平面部を有しており、時針22を図示しない時針パイプに装着したときに、座部21aと取付部22bおよび取付部22bの周縁部に形成された鍔部22fとですべての発光ダイオード32を取り囲む略閉空間を形成するようになっている。なお、鍔部22fの外周面は、座部21aの内周面に沿うように形成されている。
【0019】
取付部22bには、図5(a)に示すように、点灯状態にある発光ダイオード32の出射光を針部22dの先端部方向により多く導波するために、取付部22b内の導波光を取付部22bと針部22dとの結合部に集光させる集光部22cが複数形成されている。
図5(b)に示すように、集光部22cには、集光部22cの導波領域内に入射した導波光を取付部22bと針部22dとの結合部側に反射する光反射面が形成されている。なお、図5(b)には、参考までに、発光ダイオード32の出射光の導波経路の一例を二点鎖線で示してある。
集光部22cの配置位置は、図7に示すように、時針22が「3時」を指示した状態で停止したと仮定すると、発光ダイオード32g以外の発光ダイオード32の出射光を取付部22bと針部22dとの結合部に集光可能となっている。
なお、上述した状態で発光ダイオード32gの位置対応するに集光部22cを設けてもよいが、本実施の形態では、時針22より導波光の導光距離の長い分針23に、より多くの発光ダイオード32からの出射光を導波させる目的から、図7に示す通り発光ダイオード32gに対応する集光部22cを設けていない。
【0020】
このように時針22に集光部22cを複数配置すれば、時針22を照明するための発光ダイオード32の出射光のみならず、分針23を照明するための発光ダイオード32の出射光をも時針22の照明に利用することが可能となり、時針22の輝度を一層向上させることができる。
また、本実施の形態では、少なくとも隣り合う発光ダイオード32の発光色が異なるように設定されていることから、集光部22cを複数設けることによって時針22に様々な混合色を帯びさせることができ、またそれらの混合色は時刻の経過とともに変化することから装飾的効果も向上することになる。
【0021】
また、針部22dの裏面側には、図5(a)および図5(c)に示すように、光出射部22eが針部22dの最先端部から取付部22b方向に距離Lの領域内に形成されている。
光出射部22eは、図5(c)からわかるように、テーパ状に切り落とされた針部22dの先端部の裏面側を、所定角度の複数の斜面を有する鋸歯形状に切り欠いた構成となっている。上述した複数の斜面部分は、針部22d内の導波光を針部22dの正面側に出射させるためのものであり、これにより針部22dの先端部では出射光の方向が略一方向に限定され、結果的に針部22d先端部の輝度が向上することになる。なお、図5(c)には、参考までに、針部22eの内部の導波光の導光経路の一例を、図5(b)と同様二点鎖線で示してある。
【0022】
分針22は、分針22の回転軸となる図示しない分針パイプに貫通孔23aを介して取り付けられる取付部23bと、取付部23bに端部が結合され、その端部から一の方向に延伸された針部23dとで構成されている。なお、取付部23bおよび針部23dは、発光ダイオード32からの入射光を針部23dの先端部方向に導波するために、それぞれ導波部材で形成されている。
【0023】
取付部23bは、図7に示すように、時針22に形成された取付部22bと同様に、取付部22と重なりあって発光ダイオード32の出射光が外部に漏光することを防止する平面部を有している。
【0024】
取付部23bには、図6に示すように、点灯状態にある発光ダイオード32の出射光を針部23dの先端部方向により多く導波するために、取付部23b内の導波光を取付部23bと針部23dとの結合部に集光させる集光部23cが複数形成されている。
集光部23cには、図5(b)に示すように、集光部23cの導波領域内に入射した導波光を取付部23bと針部23dとの結合部側に反射する光反射面が形成されている。
集光部23cの配置位置は、図7に示すように、分針23が「15分」を指示した状態で停止したと仮定すると、発光ダイオード32a〜32hのすべての発光ダイオード32の出射光を取付部23bと針部23dとの結合部に集光可能となっている。
【0025】
このように分針23に集光部23cを複数配置すれば、分針23を照明するための発光ダイオード32の出射光のみならず、時針22を照明するための発光ダイオード32の出射光をも分針23の照明に利用することが可能となり、分針23の輝度を一層向上させることができる。
また、本実施の形態では、既に述べたように少なくとも隣り合う発光ダイオード32の発光色が異なるように設定されていることから、集光部23cを複数設けることによって、時針22の場合と同様、分針23にも様々な混合色を帯びさせることができ、またそれらの混合色は時刻の経過とともに変化することから装飾的効果も向上することになる。
【0026】
また、針部23dの裏面側には、図6および図5(c)に示すように、針部22dと同様、光出射部23eが針部23d最先端部から取付部23b方向に距離Lの領域内に形成されている。なお、光出射部23eの形状および構成については、時針22の針部22bに形成された光出射部22eと同様であるので重複する説明は行わない。
【0027】
ムーブメント25には、図示しない時針車の回転に応じて回転し、12時間で1回転するように構成された図示しない時刻コード板が設けられている。
時刻コード板については、実公平2−12632号公報『報時電子時計』に記載された時刻コード板と同様の構成を有しており、時刻コード板に形成された図示しない4ビットの時刻コードと、後述する時刻コード接点34の4つの接点とが、時刻コード板の回転よって、それぞれ接触あるいは非接触状態となることで4ビットの時刻コード信号が出力され、この時刻コード信号を検出することにより現在時刻が認識できるようになっている。
【0028】
上述した時刻コード板では「時」しか認識されないが、「分」については、時刻が変化するとき、時刻コード信号の変化と同時にカウント動作を開始する後述する点灯制御装置30内のタイマ回路からのカウント信号を取り出すことによって認識可能となる。
なお、本実施の形態の時刻コード板は時針車を回転させる図示しない時針回転軸に装着されているが、時針車と同じ速度で回転するように構成されていれば時針回転軸に装着されていなくてもよい。
【0029】
図8は、図1に示す時計装置の発光ダイオードの点灯制御装置の構成を説明するためのブロック図、図9は、図1に示す時計装置の光量制御装置内部の構成を説明するためのブロック図である。
【0030】
点灯制御装置30は、図8に示すように、外部からの入力端子として、正時信号入力時にオン状態となる正時接点33と接続された正時信号入力端子i1と、時刻コード板に形成された図示しない時刻コードを検出するための時刻コード接点に接続された時刻コード入力端子i2と、時計装置1の動作確認などに使用されるモニタスイッチ35に接続されたモニタ用入力端子i3と、時計装置1の作動状態をリセットするリセットスイッチ36に接続されたリセット用入力端子i4と、時計装置1の文字盤21に埋設されたCdSセル31からの検出信号が入力される入力端子i5とを有している。
また、点灯制御装置30の外部への出力端子としては、図8に示すように、光量制御装置40にそれぞれ接続され、点灯制御装置30で決定された発光ダイオード32を点灯させる点灯信号を出力する出力端子j1〜j8を有している。なお、各発光ダイオード32は、光量制御装置40を介して点灯制御装置30に接続されている。
【0031】
すなわち、点灯制御装置30は、CdSセル31からの検出信号を受けて時計装置1の周囲の明るさを判断し、周囲が暗い場合には、時刻コード入力端子i2の入力状態および図示しないタイマ回路のカウンタの出力信号から現在時刻を算出し、時針22および分針23の現在位置を検出する。各指針の位置検出が完了すると、その検出結果に基づいて、時針22および分針23に最も高い光量の照明光を入射させる発光ダイオード32、本実施の形態では時針22および分針23それぞれに最も近接する少なくとも1個の発光ダイオード32を決定する。時針22および分針23を照明するための発光ダイオード32が決定されると、出力端子j1〜j8のいずれかの出力端子から、その決定された発光ダイオード32を点灯させる点灯信号を出力する。
【0032】
なお、本実施の形態では、上述したように、時針22および分針23それぞれに最も近接する少なくとも1個の発光ダイオード32を発光させる構成となっているが、時針22および分針23の各取付部22b,23bおよび各針部22d,23dの各結合部に照明光を集光可能な位置にある発光ダイオード32であれば、各指針に最も近接していなくても点灯させてもよい。例えば、図7においては、時針22の最も近接しかつ時針22内に最も高い光量の出射光を入射できるのは明らかに発光ダイオード32cであるが、例えば発光ダイオード32hに対応する集光部22c以外の集光部22cが存在していない場合には、発光ダイオード32hを点灯させて時針22を照明するようにしてもよい。
【0033】
光量制御装置40は、図8に示すように、各発光ダイオード32の光量を制御する光量制御部41〜48をそれぞれ有している。
光量制御装置40は、発光ダイオード32によって照明されている時針22および分針23の輝度の相違による視認性の低下や装飾性の悪化などの弊害を防止するために設けられたものであり、時針22および分針23の輝度が略均一になるように分針23を照明する発光ダイオード32を「明」、「通常」、「暗」の3段階のうちのいずれかの光量で発光させるように構成されている。すなわち、各光量制御部41〜48は、それぞれに対応した発光ダイオード32a〜32hの光量を制御する。
【0034】
光量制御部41の構成について図9に基づいて説明する。
図9からわかるように、点灯制御装置30の点灯信号出力端子j1は、発光ダイオード32aを大きな光量「明」で発光させるか、標準的な光量「通常」で発光させるか、あるいは少ない光量「暗」で発光させるかを選択する選択部41aに接続されている。
選択部41aは抵抗R1,R2,R3にそれぞれ接続され、抵抗R1,R2,R3はNPN型トランジスタTr1,Tr2,Tr3の各ベース電極にそれぞれ接続され、発光ダイオード32aはトランジスタTr1,Tr2,Tr3の各コレクタ電極にそれぞれ接続されている。なお、光量制御部41は、抵抗R1,R2,R3の抵抗値を各々相違させることにより発光ダイオード32aにかかる電圧を変え、その結果、発光ダイオード32aの光量を制御する構成となっている。そのため、各抵抗値の関係はR1<R2<R3に設定されている。
【0035】
時針22および分針23の輝度の相違は、指針の長さの相違、および、発光ダイオード32の発光色の波長の相違などによって発生する。そのため、本実施の形態のように少なくとも隣り合う発光ダイオード32の発光色が異なる場合では、時刻の経過に伴って時針22および分針23が移動すると、それらの輝度の相違の状態も刻々と変化することになる。したがって、選択部41aでは、時刻の変化に基づいて予め発光量が決定されたテーブルの中から、分針23の光量のいずれかの段階を選択するように構成されている。
【0036】
つまり、発光ダイオード32aを大きな光量で発光させる「明」段階が選択されると、点灯制御装置30から出力された点灯信号は抵抗R1を介してトランジスタTr1のベース電極に流れ込む。これによりトランジスタTr1は導通状態となり、発光ダイオード32aに増幅された大きな電流が流れ、発光ダイオード32aが発光する。
また、「通常」段階が選択されると、点灯制御装置30から出力された点灯信号は抵抗R2を介してトランジスタTr2のベース電極に流れ込む。これによりトランジスタTr2は導通状態となり、発光ダイオード32aに増幅された大きな電流が流れ、発光ダイオード32aが発光する。ところが、抵抗R1,R2には抵抗値にR1<R2の関係があることから、トランジスタTr2のベース電極に流れ込む電流はトランジスタTr1での電流よりも小さくなる。このため、発光ダイオード32aを流れる電流もトランジスタTr1での増幅電流に比べて小さくなるから、発光ダイオード32aの光量が落ちることになる。
また、「暗」段階が選択されると、点灯制御装置30から出力された点灯信号は抵抗R3を介してトランジスタTr3のベース電極に流れ込む。これによりトランジスタTr3は導通状態となり、発光ダイオード32aに増幅された大きな電流が流れ、発光ダイオード32aが発光する。ところが、抵抗R2,R3には抵抗値にR2<R3の関係があることから、上述した場合と同様に、発光ダイオード32aの光量がさらに落ちることになる。
【0037】
本実施の形態では、分針23を照明する発光ダイオード32の光量を制御する構成となっているが、分針23ではなく時針22を照明する発光ダイオード32の光量を制御する構成としてもよい。また、光量制御の段階数についても上述した3段階に限定する必要はない。
【0038】
本実施の形態の光量制御装置40では、抵抗R1,R2,R3の抵抗値を3段階に変えることによって光量を制御しているが、光量制御の方法はこれに限定されない。すなわち、以下に述べる光量制御方法を採用してもよい。
図10は、その他の光量制御装置の構成を説明するための図である。
図10に示すように、発光ダイオード32aは抵抗Rを介して点灯制御装置30に接続され、点灯制御装置30の出力端子j1から出力された発光ダイオード32aの点灯信号は抵抗Rを介して発光ダイオード32aのカソード側に入力されるようになっている。なお、このときの光量制御装置40は抵抗Rのみからなり、発光ダイオード32aの点灯信号は点灯制御装置30内で可変制御されることになる。
【0039】
第1の光量制御方法としては、図11に示すように、発光ダイオード32aへ印加されるパルス信号のパルス幅sを可変する構成としてもよい。例えば、図11(b)に示す「通常」状態のデューティ比を50%に設定し、図11(a)に示す「明」状態のデューティ比を80%、図11(c)に示す「暗」状態のデューティ比を25%に設定すると、パルス幅sが変化することになり、これに伴い発光ダイオード32aの実効電圧が変化することなる。すなわち、パルス幅sが長くなると実効電圧の発光ダイオード32aへの印加時間が長くなるから発光ダイオード32aの発光量が多くなり、発光ダイオード32aは「明」状態になる。逆にパルス幅sが短くなると光量が減少し「暗」状態となる。
【0040】
第2の光量制御方法としては、図12に示すように、発光ダイオード32aに印加されるパルス信号の周波数を可変する構成としてもよい。図12(a)に示すように、図12(b)の場合よりも周波数を高くすれば、発光ダイオード32aのオン・オフが短時間で高速で繰り返され、これにより発光ダイオード32aの光量が多くなる。よって、発光ダイオード32aは「明」状態になる。図12(c)に示すように、図12(b)の場合よりも周波数を低くすると、発光ダイオード32aのオン・オフの間隔が広がり「暗」状態になる。
【0041】
第3の光量制御方法としては、図13に示すように、発光ダイオード32aに印加されるパルス信号の電圧値uを可変する構成としてもよい。図13(a)に示すように電圧値uが高くなれば発光ダイオード32aの実効電圧も当然高くなるから発光ダイオード32aの輝度があがり、発光ダイオード32aは「明」状態になる。図13(b),(c)に示すように電圧値uを下げていくと発光ダイオード32aに供給される電圧値が低下するから輝度が低下し「暗」状態になる。
【0042】
次に、本実施の形態の時計装置1における発光ダイオード32の点灯および光量制御の動作について図14および図15に基づいて説明する。
図14は、図1に示す時計装置の発光ダイオードの点灯制御方法のフローチャート、図15は、時間の経過に伴う発光ダイオードの点灯位置の変化を説明するための図である。
【0043】
図14に示すように、例えば電池が装着されて駆動電源が投入されると、時計装置1の作動が開始される前に、点灯制御装置30内からの指令に基づいて指針の作動状態や制御回路系の初期設定が行われる(S101)。
初期設定完了後、文字盤21の正面側に取り付けられたCdSセル31によって時計装置1の周囲の明るさが検出される。
【0044】
CdSセル31には当初から微細な電圧が印加されており、CdSセル31への入射光量が多い場合には、CdSセル31内の抵抗値が低下するためCdSセル31にかかる電圧が高くなり時計装置1の周囲が「明るい」と判断される。また、CdSセル31への入射光量が少ない場合には、CdSセル31内の抵抗値が大きくなるため時計装置1の周囲が「暗い」と判断される。
【0045】
CdSセル31からの検出信号を受けた点灯制御装置30によって時計装置1の周囲が「明るい」と判断された場合(S102「YES」選択)には、点灯中の発光ダイオード32が存在すれば点灯制御装置30からの点灯信号の出力が停止される(S103)。
CdSセル31から「暗」検出信号を受けた点灯制御装置30によって時計装置1の周囲が「暗い」と判断された場合(S102「NO」選択)には、各発光ダイオード32に点灯信号の出力設定が行われ、それぞれの発光ダイオード32は点灯信号待機状態となる(S104)。
【0046】
発光ダイオード32の出力設定完了後、時針22および分針23の存在位置が検出される(S105)。
時針22の存在位置については、点灯制御装置30が図示しない時刻コード板に形成された時刻コードを4つの時刻コード接点によって逐次検出していることから、容易に検出可能である。また、分針23の存在位置については、点灯制御装置30内に設けられた図示しないタイマ回路によってなされるカウント動作の出力信号を読み取ることにより同様に容易に検出可能である。
以上により時針22および分針23の位置が検出なされたことになる。
【0047】
時針22および分針23の位置検出後、再びCdSセル31を用いた時計装置1の周囲の明るさの検出が行われる。
この段階で「明るい」と判断された場合(S106「YES」選択)には、上述した発光ダイオード32の点灯待機状態が解除され(S103)、発光ダイオード32の点灯制御のフローはパイパスされる。すなわち、発光ダイオード32は、CdSセル31から「暗」検出信号が点灯制御装置30に出力されるまで発光されないことになる。
【0048】
また、時計装置1の周囲が暗いと判断された場合(S106「NO」選択)には、上述した時針22および分針23の検出結果に基づいて、どの発光ダイオード32を点灯させるのかが図15に示すテーブルに従って点灯制御装置30内で決定される(S107)。例えば、図1に示すように時計装置1に表示された現在時刻が4時である場合には、図15から各指針の位置に該当する発光ダイオード32を読み取ると、時針22は緑色の発光ダイオード32dによって照明され、分針23は白色の発光ダイオード32aによって照明されることになる。
したがって、点灯制御装置30は、図8に示す出力端子j4,j1から点灯信号を出力することになる。なお、以下、現在時刻を4時として説明を進める。
【0049】
出力端子j4,j1から出力された点灯信号は、光量制御装置40内の光量制御部41,44内に設けられた選択部41a,44aに入力される。なお、本実施の形態では、分針23を照明する発光ダイオード32の光量のみを制御する構成となっていることから、この場合、発光ダイオード32aの光量についてのみ「明」、「通常」、「暗」のいずれかの光量選択が選択部41aで行われる。したがって、発光ダイオード32dは「通常」の位置での光量で発光されることになる。
【0050】
選択部41aでは、緑色発光ダイオード32dに対する白色発光ダイオード32aの光量が図示しない光量選択テーブルから選択される。選択完了後、選択部41aでの選択結果に基づく抵抗値を備えた回路内に点灯信号が出力される。
なお、現在時刻が4時の場合では、緑色に照明された時針22よりも白色に照明された分針23の方が明らかに視認性が高いことから、例えば発光ダイオード32aを発光させる点灯信号の光量が「通常」の段階から「暗」の段階に落とされて時針22および分針23の輝度調整が行われることになる。
上述したように、点灯させる発光ダイオード32の決定およびその発光ダイオード32の発光量の段階選択が完了すると、発光ダイオード32a,32dが点灯し、それにより時針22および分針23がそれぞれ照明される。
【0051】
ここで、時針22を例にとって、発光ダイオード32dから出射された出射光の取付部22bおよび針部22dにおける導波経路について説明する。
発光ダイオード32dから出射されたの出射光は、まず集光部22cの導波領域内に入射される。この入射光は、集光部22cに形成された光反射面によって取付部22bと針部22dとの結合部側(図5(b)に二点鎖線で示す矢印方向)に反射される。これにより、発光ダイオード32dの出射光は導波部材で形成された取付部22b内を導波光となって導波される。
【0052】
取付部22b内を導波している導波光は、取付部22bと針部22dとの結合部に集光され、取付部22bと同様に導波部材で形成された針部22d内に侵入し、導波される。針部22dに侵入した導波光は、その内部で乱反射を繰り返しながら針部22dの先端部方向にさらに導波され、針部22dの先端部近傍の裏面側に形成された光出射部22eに到達する。
【0053】
光出射部22eに到達した導波光は、光出射部22eに形成された複数の斜面部分によって、図5(c)に二点鎖線で示す方向つまり時計装置1の正面方向に反射される。針部22dの先端部では光出射部22eによって乱反射光の出射方向が時計装置1の正面方向のみに限定されることから、針部22dの先端部近傍は出射光の光量が多くなりより明るく発光することになる。その結果、時針22は、周囲が暗闇の状態であっても、発光ダイオード32dの光を受けて外部から視認できる状態になる。
【0054】
時刻の経過に伴って、時針22および分針23はいわゆる時計周り方向に移動するが、これに伴い各指針を照明する発光ダイオード32も図15のテーブルに従って点灯箇所を変更する必要がある。そのため、例えば1秒毎に発光ダイオード32の点灯位置を変更する必要があるかどうかが判断される(S109)。
【0055】
発光ダイオード32の点灯位置の変更が必要でない場合(S110「NO」選択)、次の1秒間の経過を待って、再び発光ダイオード32の点灯位置の変更の要不要が判断される(S109)。
発光ダイオード32の点灯位置の変更が必要な場合(S110「YES」選択)、再び時針22および分針23の存在位置が検出され(S105)、明暗判断を行った後、発光ダイオード32の点灯位置の変更が図15のテーブルに基づいて行われる。この過程で時計装置1の周囲の明暗判断(S106)が再び行われていることから、例えば夜が明けて周囲が明るくなってくると上述した一連のループから抜け出すことが可能となる。このとき、点灯状態にある発光ダイオード32への点灯信号の出力が停止され、発光ダイオード32は消灯する。
以上述べた動作が時計装置1の発光ダイオード32の点灯制御および光量制御の動作フローである。
【0056】
以上説明したように、本実施の形態によれば、入射光を導光可能で、導波光を外部に出射可能な時針22および分針23と、指針回転軸24を中心とする半径rの円周上に配置され、時針22および分針23に指針回転軸24との取付け位置近傍から照明光を入射可能な発光ダイオード32と、時針22および分針23の位置を検出し、その検出結果に基づいて各指針の取付け端部側に照明光を入射可能な少なくとも1個の発光ダイオード32を点灯させる点灯制御装置30とを設けたので、図15からわかるように、例えば2時27分の場合など、8個の発光ダイオード32のうち最高でも4個の発光ダイオード32しか点灯しないことになる。すなわち、点灯する発光ダイオード32の個数は1〜4個の間で変動するのみで、いかなる時刻であっても常に最小個数しか点灯しないことになる。したがって、発光ダイオード32の点灯時の消費電力を最小限に抑えることができる。その結果、消費電力の少ない時計装置1を提供することが可能となる。
【0057】
また、本実施の形態によれば、時針22および分針23はそれぞれ、指針回転軸24への取付部22b,23bと、取付部22b,23bの端部に結合され、その端部から所定の一方向に延伸された針部22d,23dとを有しており、取付部22b,23bには、発光ダイオード32の照明光を取付部22b,23bと針部22d,23dとの結合部に集光させる集光部22c,23cを設けたので、発光ダイオード32の出射光を効率的に針部22d,23dの先端部方向に導光することができる。また、取付部22b,23bには複数の集光部22c,23cが設けてあるので、複数の発光ダイオード32が点灯している場合でも、それらの出射光をさらに効率的よく集光することができる。このため、針部22d,23dの先端部方向に導波される導波光の光量が増大することになり、その結果、暗闇中であっても時針22および分針23が鮮明に照明されることになる。
【0058】
また、本実施の形態によれば、発光ダイオード32を、図3に示すように、発光ダイオード32a,32eは「白色」、発光ダイオード32b,32hは「赤色」、発光ダイオード32d,32fは「緑色」という具合に、少なくとも隣り合う発光ダイオード32の発光色が相違するように配置した。これにより、時刻の経過に伴って時針22および分針23から出射される出射光の色が様々に変化することになるから、時針22および分針23の出射光を視認するだけで現在時刻を略正確に認識することが可能となる。
また、上述したように取付部22b,23bには、複数の発光ダイオード32からの出射光を時針22および分針23の先端部方向に導波するための集光部22c,23cが発光ダイオード32の配置位置に応じて複数設けてあるので、時針22および分針23が様々な混合色をもって照明されることになる。したがって、時刻視認性に優れ、装飾的効果の高い時計装置1を提供することが可能となる。
【0059】
また、本実施の形態によれば、分針23を照明する発光ダイオード32の光量を「明」、「通常」、「暗」の3段階に制御する光量制御装置40を設けたので、時針22および分針23それぞれの照明光の波長の相違および針の長さの相違による輝度のアンバランスを解消することができる。その結果、時針22および分針23の視認性が一層向上するとともに、装飾的効果もさらに高めることが可能となる。
【0060】
さらに、本実施の形態によれば、文字盤21の正面部に時計装置1の周辺部の明るさを検出するCdSセル31を設けたので、周囲の明るさに応じて発光ダイオード32の細やかな点灯制御が可能となり、発光ダイオード32の点灯時の消費電力が一層抑制されることになる。
【0061】
本実施の形態では、時針22および分針23の取付部22c,23cに複数の集光部22c,23cを形成するとことにより、時針22および分針23の輝度の向上および混合色照明による装飾的効果の向上が成されているが、発光ダイオード32の発光色が単一色からなり、また発光ダイオード32点灯時の漏光を無視できるのであれば、図16に示すように、取付部22c,23cには1個の発光ダイオード32からの出射光のみを入射可能な集光部22c,23cをそれぞれ設けるだけでもよい。
【0062】
また、本実施の形態では、指針回転軸24の周りに8個の発光ダイオード32を設けたが、当然のことながら発光ダイオード32の個数は何個でもよく、例えば発光ダイオード32を各正時の位置毎に配置してもよい。
さらに、時針22および分針23を照明する発光源としては、発光ダイオード32ではなく、例えば電球などを使用してもよい。電球を使用した場合、電球の発光領域全体を好みの色に着色することが容易に実施できることから、数多くの発光色をつくりだすことができ、これにより、さらに多様な混合色をつくりだすことも可能となる。また、上述したように光源を各正時の位置毎に配置したときに、各光源の発光色を変えれば、発光色のみで表示時刻を容易に認識することが可能となる。
【0063】
【発明の効果】
本発明によれば、周囲が暗い場合でも表示時刻を容易かつ正確に認識できることはもとより、消費電力が少なく、しかも興趣に富んだ時計装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の時計装置を示す正面図である。
【図2】図1に示す時計装置の要部断面図である。
【図3】時針および分針を取り外したときの指針回転軸周りを説明するための図である。
【図4】図1に示す時計装置の指針回転軸周り要部断面図である。
【図5】(a)は図1に示す時計装置に使用される時針の正面図、(b)は(a)に示す時針の各集光部の断面図、(c)は(a)に示す時針の光出射部の断面図である。
【図6】図1に示す時計装置に使用される分針の正面図である。
【図7】時針と分針が重なったときの集光部の状態を説明するための図である。
【図8】図1に示す時計装置の発光ダイオードの点灯制御装置の構成を説明するためのブロック図である。
【図9】図1に示す時計装置の光量制御装置の内部の構成を説明するためのブロック図である。
【図10】その他の光量制御装置の構成を説明するためのブロック図である。
【図11】発光ダイオードへのパルス信号のパルス幅を可変した場合の波形の状態を例示する図である。
【図12】発光ダイオードへのパルス信号の周波数を可変した場合の波形の状態を例示する図である。
【図13】発光ダイオードへのパルス信号の電圧値を可変した場合の波形の状態を例示する図である。
【図14】図1に示す時計装置の発光ダイオードの点灯制御方法のフローチャートである。
【図15】時間の経過に伴う発光ダイオードの点灯位置の変化を説明するための図である。
【図16】集光部を各々1つ有する時針および分針を用いた時計装置の指針回転軸の周辺部の要部正面図である。
【符号の説明】
1…時計装置
10…筐体
11…透明プラスチック板
12…筐体側面部
13…筐体裏面部
14…区分け板
20…時計部
21…文字盤
21a…座部
21b…発光ダイオード装着孔
22,122…時針
22a…貫通孔
22b…取付部
22c…集光部
22d…針部
22e…光出射部
22f…鍔部
23,123…分針
23a…貫通孔
23b…取付部
23c…集光部
23d…針部
23e…光出射部
24…指針回転軸
25…ムーブメント
30…点灯制御装置
31…CdSセル
32…発光ダイオード
33…正時接点
34…時刻コード接点
35…モニタスイッチ
36…リセットスイッチ
40…光量制御装置
41〜48…光量制御部
41a〜48a…選択部
[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
In the present invention, the pointer and the dial etc. To Therefore, the present invention relates to a clock device to be illuminated.

[0002]
[Prior art]
In recent years, a clock device configured to illuminate a pointer, a dial, or the like so that the displayed time can be visually recognized accurately from the outside even when the periphery of the clock body becomes dark has been put to practical use in recent years.
As this type of timepiece device, a device in which a plurality of light sources are arranged around a dial and a dial surface is illuminated with light from the light source is generally well known. There is also a timepiece device in which the dial is formed of a light guide member to enhance the lighting effect on the dial surface.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the above-described conventional timepiece device, in order to uniformly illuminate the entire dial face, it is necessary to use a light source that generates light with high luminance or increase the number of light sources.
Further, when the surroundings of the timepiece device are dark, it is necessary to continuously light all the light sources until the surroundings become bright to some extent.
For this reason, a large amount of power is consumed to illuminate the dial, and there have been many problems such as shortening of the battery life.
[0004]
The present invention has been made in view of the above circumstances, and an object of the present invention is to provide a timepiece device that can easily and accurately recognize a display time even when the surroundings are dark, consumes less power, and is more interesting. Is to do.
[0005]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, a timepiece device of the present invention It consists of a short hand and a long hand, A pointer that can guide the incident light and emit the guided light to the outside, and is arranged around the pointer rotation axis to which the pointer is attached, and the illumination light is transmitted to the pointer from near the attachment position of the pointer rotation axis. A plurality of illumination means capable of being incident; Having a pointer position detecting means capable of detecting the position of the pointer, Among the plurality of lighting means, Based on the result of detection by the pointer position detecting means, it is closest to the detected pointer position. Lighting control means for lighting at least one lighting means, The light amount of any one of the illumination means that is illuminating the short hand and the long hand so that the luminance of the short hand and the long hand that are in a light emitting state by the guided light from the illumination means is substantially equal. Light intensity control means to control And
Further, the pointer has an attachment portion to the pointer rotation shaft, an end portion connected to the attachment portion, and a needle portion extending in a predetermined direction from the end portion. And a condensing section for condensing the illumination light of the illuminating means on a joint between the attachment section and the needle section. The light-collecting portion may be formed with at least one light-reflecting surface that reflects the guided light that has entered the waveguide region of the light-collecting portion toward the coupling portion between the mounting portion and the needle portion. desirable. Further, it is desirable that a light emitting portion for emitting the guided light guided to the tip portion to the front side of the timepiece body is provided at the tip portion of the hand portion.
[0006]
Further, the timepiece device of the present invention has a hand position detecting means capable of detecting the position of the hand, and the lighting control means is configured to detect the detected hand position based on a detection result by the hand position detecting means. At least one of the closest lighting means is turned on.
Each of the illuminating means includes a short hand and a long hand, and illuminates the long hand and the short hand with the illuminating light so that the brightness of the short hand and the long hand in a light emitting state by the guided light from the illuminating means is substantially equal. Light amount control means for controlling the light amount of any of the above.
[0007]
According to the timepiece device of the present invention, at least one of the plurality of illuminating means, which can enter the illuminating light on the end of the pointer positioned at the predetermined position with respect to the rotation axis of the pointer, is changed according to the time. Is lit. Since all the illuminating means are arranged so that the illuminating light can be incident on the pointer from near the attachment position of the pointer and the rotating shaft of the pointer, the illuminating light of the illuminating means in the lighting state is guided inside the pointer. Will be done.
Since the light-collecting part is provided at the attachment part of the pointer to the pointer rotation axis, the illumination light of the illuminating means enters the waveguide region of the light-collecting part, and the light reflected on the light-collecting part is formed. The light is reflected by the surface toward the connecting portion between the mounting portion and the needle portion. As a result, the guided light is focused on the joint between the attachment part and the needle part.
The collected guided light is guided while being irregularly reflected inside the needle portion toward the tip of the needle portion. A light emitting portion is provided in the vicinity of the leading end of the pointer, and the guided light guided to the leading end is reflected toward the front of the timepiece body by an inclined portion formed on the light emitting portion and serving as a light reflecting surface, for example. Will be emitted.
[0008]
Further, according to the timepiece device of the present invention, for example, the short hand position and the long hand position are respectively detected by the pointer position detecting means, and based on the detection results, the lighting means at the positions closest to the short hand and the long hand, respectively, are turned on. At least one is turned on in response to a lighting control signal from the control means. Since all the illuminating devices are arranged at positions where the illuminating light can be incident on the respective hands from near the mounting positions of the respective hands and the rotating shaft of the hands, the illuminating light of the illuminating devices in the lighting state is a short hand And it will be guided inside the long needle.
Since the short hand and the long hand are each provided with a light collecting portion at the attachment portion to the pointer rotating shaft, the illuminating light of the illuminating means enters the waveguide region of the light collecting portion and is formed at each light collecting portion. The reflected light is reflected toward the joint between the mounting portion and the needle portion. As a result, the guided light is condensed on each coupling portion between the mounting portion and the needle portion.
The collected guided light is guided while diffusely reflecting inside the needle portion toward the tip of the needle portion. A light emitting portion is provided in the vicinity of the tip of each pointer, and the guided light guided to the tip is reflected toward the front of the timepiece body by an inclined portion formed on the light emitting portion, for example, as a light reflecting surface. Is emitted. At this time, when light is emitted from the short hand and the long hand, for example, the light amount of the illuminating means for illuminating the long hand is controlled by the light amount control means such that the brightness of the short hand and the long hand becomes substantially equal. Thereby, the visibility of the pointer is improved and the decorative effect is also improved.
[0009]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, an embodiment of a timepiece device of the present invention will be described with reference to the drawings.
FIG. 1 is a front view showing a timepiece device according to an embodiment of the present invention, and FIG. 2 is a sectional view of a main part of the timepiece device shown in FIG.
[0010]
The timepiece device 1 of the present invention is provided with a timepiece unit 20 for displaying the current time in the housing 10 as shown in FIGS. 1 and 2, and an hour hand 22 and a minute hand 23 which indicate the current time are described later. By illuminating with the light emitted from the light emitting diode 32, the time is accurately recognized.
As can be seen from FIG. 1, the housing 10 has a configuration in which a lid-shaped housing rear surface portion 13 is fitted into a housing side surface portion 12 into which a transparent plastic plate 11 is fitted. A partitioning plate 14 for partitioning the inside of the housing 10 into two compartments is fixed to the inner wall of the housing 10.
[0011]
The clock section 20 includes a dial 21 attached to the front side of the dividing plate 14, a movement 25 fixed to the rear side of the dividing plate 14, and configured to rotationally drive the hour hand 22 and the minute hand 23 around a pointer rotating shaft 24. It is composed of
As shown in FIGS. 1 and 2, a CdS cell 31 as light detecting means for detecting the brightness around the timepiece device 1 is provided vertically below the pointer rotating shaft 24 in the drawing. The dial 21 is buried in the dial 21 so as to be exposed on the surface of the dial 21.
[0012]
FIG. 3 is a diagram for explaining the peripheral portion of the hands rotating shaft when the hour hand and the minute hand are removed, and FIG. 4 is a cross-sectional view of a main portion near the peripheral portions of the hands rotating shaft of the timepiece device shown in FIG. .
As can be seen from FIG. 3, eight light emitting diodes 32 are uniformly arranged at equal intervals on the circumference of the radius r centered on the pointer rotating shaft 24 in the periphery of the pointer rotating shaft 24 on the dial 21. ing. At this time, the angle formed by the adjacent light emitting diodes 32 with respect to the pointer rotating shaft 24 is 45 °, and the light emitting diodes 32 arranged at the 12 o'clock position are uniformly arranged starting from the light emitting diodes 32.
[0013]
As shown in FIG. 4, the dial 21 has a seat portion formed at a predetermined depth around the pointer rotating shaft 24 so as to surround the outer circumferences of all the light-emitting diodes 32 arranged at equal intervals. 21a are formed.
The seat portion 21a formed on the dial 21 is provided with an attachment portion 22b and an attachment portion 22b of the hour hand 22, which will be described later, so that the lighting light of the light emitting diode 32 does not leak in the front and side directions of the dial 21. A substantially closed space is formed by the flange 22f formed on the peripheral edge.
[0014]
As can be seen from FIG. 4, light emitting diode mounting holes 21b for embedding and fixing the respective light emitting diodes 32 are formed in the seat 21a. Due to the light emitting diode mounting holes 21b, the light emitting diodes 32 are evenly arranged at correct positions, and the light emitting diodes 32 are firmly fixed to the dial 21 without any positional displacement. .
Each of the light emitting diodes 32 mounted in the light emitting diode mounting hole 21b is wired to a circuit board (not shown) mounted on the rear side of the partition plate 14 via the partition plate 14.
[0015]
Here, the arrangement of the colors of the light emitting diodes 32 will be described with reference to FIG.
Referring to the clockwise direction from the light emitting diode 32a located vertically above the pointer rotating shaft 24 shown in FIG. 3, the light emitting diode 32a is "white", the light emitting diode 32b is "red", the light emitting diode 32c is "blue", and the light emitting The diode 32d is set to “green”, the light emitting diode 32e is set to “white”, the light emitting diode 32f is set to “green”, the light emitting diode 32g is set to “blue”, and the light emitting diode 32h is set to “red”.
As described above, in the present embodiment, at least the adjacent light emitting diodes 32 have different emission colors. The reason for this is to make the colors of the hour hand 22 and the minute hand 23 illuminated with the light emitted from the light emitting diode 32 different with time, thereby further improving the visibility of the display time. In order to make the colors of the hour hand 22 and the minute hand 23 illuminated by the light emitting diodes 32 various, the colors of all the light emitting diodes 32 may be different.
[0016]
The configuration of the hour hand 22 and the minute hand 23 will be described.
FIG. 5A is a front view of the hour hand used in the timepiece device shown in FIG. 1, FIG. 5B is a cross-sectional view of each light-collecting portion of the hour hand shown in FIG. ) Is a cross-sectional view of the light emitting portion of the hour hand shown in FIG. 5A, FIG. 6 is a front view of the minute hand used in the timepiece device shown in FIG. 1, and FIG. FIG. 3 is a diagram for explaining a state of a light collecting unit. Note that the cross-sectional view of the light-collecting unit shown in FIG. 5B and the cross-sectional view of the light-emitting unit shown in FIG. 5C also apply to FIG.
[0017]
The hour hand 22 has an attachment portion 22b attached to a not-shown hour hand pipe serving as a rotation axis of the hour hand 22 through a through hole 22a, and an end portion connected to the attachment portion 22b, and extends in one direction from the end portion. And a needle portion 22d. The attachment portion 22b and the needle portion 22d are each formed of a waveguide member in order to guide incident light from the light emitting diode 32 toward the tip of the needle portion 22d.
[0018]
As can be seen from FIGS. 3 and 4, the mounting portion 22b is provided on the seat 21 to prevent light emitted from the light emitting diode 32 disposed in the seat 21a formed on the dial 21 from leaking to the outside. It has a flat portion having an area slightly smaller than the opening area of the opening 21a. When the hour hand 22 is attached to an hour hand pipe (not shown), it is formed on the seat 21a, the mounting portion 22b, and the peripheral edge of the mounting portion 22b. A substantially closed space surrounding all the light emitting diodes 32 is formed by the flange portion 22f. The outer peripheral surface of the flange 22f is formed along the inner peripheral surface of the seat 21a.
[0019]
As shown in FIG. 5A, the guided light in the mounting portion 22b is applied to the mounting portion 22b in order to guide more outgoing light of the light emitting diode 32 toward the distal end of the needle portion 22d. A plurality of light condensing portions 22c for condensing light at a joint between the attachment portion 22b and the needle portion 22d are formed.
As shown in FIG. 5B, a light reflecting surface that reflects the guided light that has entered the waveguide region of the light collecting unit 22c toward the joint between the mounting unit 22b and the needle 22d is provided on the light collecting unit 22c. Is formed. In FIG. 5B, for reference, an example of a waveguide path of light emitted from the light emitting diode 32 is indicated by a two-dot chain line.
As shown in FIG. 7, assuming that the hour hand 22 is stopped in a state where the hour hand 22 indicates "3 o'clock", the light condensing part 22c is disposed at the position where the light emitted from the light emitting diodes 32 other than the light emitting diode 32g is transmitted to the mounting part 22b. Light can be collected at the joint with the needle 22d.
In the above-described state, the light condensing portion 22c may be provided at a position corresponding to the position of the light emitting diode 32g. However, in the present embodiment, more light is emitted to the minute hand 23 having a longer light guide distance of the guided light than the hour hand 22. For the purpose of guiding the light emitted from the diode 32, the light collector 22c corresponding to the light emitting diode 32g is not provided as shown in FIG.
[0020]
By arranging a plurality of light condensing portions 22c on the hour hand 22 in this manner, not only the emitted light of the light emitting diode 32 for illuminating the hour hand 22 but also the emitted light of the light emitting diode 32 for illuminating the minute hand 23 can be used. And the brightness of the hour hand 22 can be further improved.
Further, in the present embodiment, since at least the light-emitting colors of the adjacent light-emitting diodes 32 are set to be different, it is possible to make the hour hand 22 have various mixed colors by providing a plurality of light-collecting portions 22c. In addition, since their mixed colors change over time, the decorative effect is also improved.
[0021]
As shown in FIGS. 5A and 5C, the light emitting portion 22e is provided on the rear surface side of the needle portion 22d within a region having a distance L from the foremost portion of the needle portion 22d in the direction of the mounting portion 22b. Is formed.
As can be seen from FIG. 5C, the light emitting portion 22e has a configuration in which the back surface side of the tip of the needle portion 22d cut in a tapered shape is cut into a saw-tooth shape having a plurality of inclined surfaces at a predetermined angle. ing. The plurality of slope portions described above are for emitting the guided light in the needle portion 22d to the front side of the needle portion 22d, so that the direction of the emitted light at the distal end portion of the needle portion 22d is substantially limited to one direction. As a result, the brightness of the tip of the needle portion 22d is improved. In FIG. 5C, for reference, an example of the light guide path of the guided light inside the needle portion 22e is indicated by a two-dot chain line as in FIG. 5B.
[0022]
The minute hand 22 has an attachment portion 23b attached to a minute hand pipe (not shown) serving as a rotation axis of the minute hand 22 through a through hole 23a, and an end coupled to the attachment 23b, and extends in one direction from the end. And a needle portion 23d. The attachment portion 23b and the needle portion 23d are each formed of a waveguide member in order to guide the incident light from the light emitting diode 32 toward the tip of the needle portion 23d.
[0023]
As shown in FIG. 7, the mounting portion 23b has a flat portion that overlaps with the mounting portion 22 and prevents light emitted from the light emitting diode 32 from leaking outside, similarly to the mounting portion 22b formed on the hour hand 22. Have.
[0024]
As shown in FIG. 6, in order to guide more light emitted from the light emitting diode 32 in the lighting state toward the tip end of the needle 23d, the mounting portion 23b is provided with the guided light in the mounting portion 23b. A plurality of light condensing portions 23c for condensing light at a coupling portion between the probe and the needle portion 23d are formed.
As shown in FIG. 5B, the light collecting portion 23c has a light reflecting surface that reflects the guided light that has entered the waveguide region of the light collecting portion 23c toward the coupling portion between the attachment portion 23b and the needle portion 23d. Is formed.
As shown in FIG. 7, assuming that the minute hand 23 is stopped in a state where the minute hand 23 indicates “15 minutes”, the light converging portion 23 c is attached to the light emitted from all the light emitting diodes 32 a to 32 h. Light can be condensed on the joint between the part 23b and the needle part 23d.
[0025]
By arranging a plurality of light condensing portions 23c on the minute hand 23 in this manner, not only the emitted light of the light emitting diode 32 for illuminating the minute hand 23 but also the emitted light of the light emitting diode 32 for illuminating the hour hand 22 can be used. And the brightness of the minute hand 23 can be further improved.
Further, in the present embodiment, since the emission colors of at least the adjacent light-emitting diodes 32 are set to be different as described above, by providing a plurality of light-collecting portions 23c, similar to the case of the hour hand 22, The minute hand 23 can also have various mixed colors, and since the mixed colors change with the passage of time, the decorative effect is also improved.
[0026]
As shown in FIG. 6 and FIG. 5C, on the back side of the needle portion 23d, similarly to the needle portion 22d, the light emitting portion 23e has a distance L from the foremost portion of the needle portion 23d in the direction of the mounting portion 23b. Formed in the region. Since the shape and configuration of the light emitting portion 23e are the same as those of the light emitting portion 22e formed on the hand portion 22b of the hour hand 22, a duplicate description will not be given.
[0027]
The movement 25 is provided with a time code plate (not shown) configured to rotate according to the rotation of an hour wheel (not shown) and make one rotation in 12 hours.
The time code plate has a configuration similar to that of the time code plate described in Japanese Utility Model Publication No. 2-12632, "Time-of-day electronic timepiece", and has a 4-bit time code (not shown) formed on the time code plate. And the four contacts of a time code contact 34 to be described later are brought into contact or non-contact with each other by the rotation of the time code plate, so that a 4-bit time code signal is output, and this time code signal is detected. Allows the current time to be recognized.
[0028]
The time code plate described above recognizes only "hour". However, as for "minute", when the time changes, the timer circuit in the lighting control device 30 which starts counting operation simultaneously with the change of the time code signal from the timer circuit described later. Recognition becomes possible by extracting the count signal.
The time code plate of the present embodiment is mounted on an hour hand rotating shaft (not shown) for rotating the hour wheel, but is mounted on the hour hand rotating shaft if it is configured to rotate at the same speed as the hour wheel. It is not necessary.
[0029]
8 is a block diagram for explaining a configuration of a lighting control device of the light emitting diode of the timepiece device shown in FIG. 1, and FIG. 9 is a block diagram for explaining an internal configuration of a light quantity control device of the timepiece device shown in FIG. FIG.
[0030]
As shown in FIG. 8, the lighting control device 30 includes, as external input terminals, an hour signal input terminal i1 connected to an hour contact 33 that is turned on when an hour signal is input, and a time code plate. A time code input terminal i2 connected to a time code contact for detecting a time code (not shown), a monitoring input terminal i3 connected to a monitor switch 35 used for checking the operation of the timepiece device 1, and the like. A reset input terminal i4 connected to a reset switch 36 for resetting the operation state of the timepiece device 1 and an input terminal i5 to which a detection signal from the CdS cell 31 embedded in the dial 21 of the timepiece device 1 is input. Have.
Also, as shown in FIG. 8, as an output terminal to the outside of the lighting control device 30, each of them is connected to the light amount control device 40 and outputs a lighting signal for lighting the light emitting diode 32 determined by the lighting control device 30. It has output terminals j1 to j8. In addition, each light emitting diode 32 is connected to the lighting control device 30 via the light amount control device 40.
[0031]
That is, the lighting control device 30 receives the detection signal from the CdS cell 31 and determines the brightness around the timepiece device 1. When the surroundings are dark, the input state of the time code input terminal i2 and the timer circuit (not shown) , The current time is calculated from the output signal of the counter, and the current positions of the hour hand 22 and the minute hand 23 are detected. When the position detection of each hand is completed, based on the detection result, the light emitting diode 32 that causes the highest amount of illumination light to be incident on the hour hand 22 and the minute hand 23, and in the present embodiment, is closest to the hour hand 22 and the minute hand 23, respectively. At least one light emitting diode 32 is determined. When the light emitting diode 32 for illuminating the hour hand 22 and the minute hand 23 is determined, a lighting signal for lighting the determined light emitting diode 32 is output from one of the output terminals j1 to j8.
[0032]
In the present embodiment, as described above, at least one light emitting diode 32 closest to each of the hour hand 22 and the minute hand 23 is configured to emit light. , 23b and the connecting portions of the needle portions 22d, 23d may be turned on even if they are not closest to the hands as long as the light emitting diode 32 is located at a position where illumination light can be collected. For example, in FIG. 7, the light emitting diode 32c is clearly the closest to the hour hand 22 and the highest amount of outgoing light can enter the hour hand 22, but for example, other than the light condensing unit 22c corresponding to the light emitting diode 32h. If the light condensing part 22c does not exist, the light emitting diode 32h may be turned on to illuminate the hour hand 22.
[0033]
As shown in FIG. 8, the light amount control device 40 includes light amount control units 41 to 48 for controlling the light amounts of the respective light emitting diodes 32.
The light amount control device 40 is provided to prevent adverse effects such as a decrease in visibility and a deterioration in decorativeness due to a difference in luminance between the hour hand 22 and the minute hand 23 illuminated by the light emitting diode 32. Also, the light emitting diode 32 illuminating the minute hand 23 is configured to emit light in any one of three levels of “bright”, “normal”, and “dark” so that the luminance of the minute hand 23 becomes substantially uniform. I have. That is, the light amount controllers 41 to 48 control the light amounts of the corresponding light emitting diodes 32a to 32h.
[0034]
The configuration of the light amount control unit 41 will be described with reference to FIG.
As can be seen from FIG. 9, the lighting signal output terminal j1 of the lighting control device 30 controls the light emitting diode 32a to emit a large amount of light “bright”, a standard amount of light “normal”, or a small amount of light “dark”. "Is connected to the selection unit 41a for selecting whether to emit light.
The selector 41a is connected to the resistors R1, R2, R3, respectively, the resistors R1, R2, R3 are connected to the respective base electrodes of the NPN transistors Tr1, Tr2, Tr3, respectively, and the light emitting diode 32a is connected to the transistors Tr1, Tr2, Tr3. Each is connected to each collector electrode. The light amount control unit 41 changes the voltage applied to the light emitting diode 32a by making the resistance values of the resistors R1, R2, and R3 different from each other, and as a result, controls the light amount of the light emitting diode 32a. Therefore, the relationship between the resistance values is set to R1 <R2 <R3.
[0035]
The difference between the brightness of the hour hand 22 and the minute hand 23 occurs due to the difference in the length of the hands, the difference in the wavelength of the luminescent color of the light emitting diode 32, and the like. Therefore, in the case where at least the adjacent light-emitting diodes 32 emit different colors as in the present embodiment, when the hour hand 22 and the minute hand 23 move with the passage of time, the state of the difference in their luminance also changes every moment. Will be. Therefore, the selection unit 41a is configured to select any stage of the light amount of the minute hand 23 from a table in which the light emission amount is determined in advance based on a change in time.
[0036]
That is, when the “bright” stage in which the light emitting diode 32a emits a large amount of light is selected, the lighting signal output from the lighting control device 30 flows into the base electrode of the transistor Tr1 via the resistor R1. As a result, the transistor Tr1 becomes conductive, a large amplified current flows through the light emitting diode 32a, and the light emitting diode 32a emits light.
When the “normal” stage is selected, the lighting signal output from the lighting control device 30 flows into the base electrode of the transistor Tr2 via the resistor R2. As a result, the transistor Tr2 becomes conductive, a large amplified current flows through the light emitting diode 32a, and the light emitting diode 32a emits light. However, since the resistances of the resistors R1 and R2 have a relationship of R1 <R2, the current flowing into the base electrode of the transistor Tr2 is smaller than the current in the transistor Tr1. For this reason, the current flowing through the light emitting diode 32a is also smaller than the amplified current in the transistor Tr1, so that the light amount of the light emitting diode 32a decreases.
When the “dark” stage is selected, the lighting signal output from the lighting control device 30 flows into the base electrode of the transistor Tr3 via the resistor R3. As a result, the transistor Tr3 becomes conductive, a large amplified current flows through the light emitting diode 32a, and the light emitting diode 32a emits light. However, since the resistances of the resistors R2 and R3 have a relationship of R2 <R3, the light amount of the light emitting diode 32a further decreases as in the case described above.
[0037]
In the present embodiment, the light amount of the light emitting diode 32 that illuminates the minute hand 23 is controlled. However, the light amount of the light emitting diode 32 that illuminates the hour hand 22 instead of the minute hand 23 may be controlled. Also, the number of light quantity control steps need not be limited to the three steps described above.
[0038]
In the light amount control device 40 of the present embodiment, the light amount is controlled by changing the resistance values of the resistors R1, R2, and R3 in three steps, but the light amount control method is not limited to this. That is, the light amount control method described below may be adopted.
FIG. 10 is a diagram for explaining the configuration of another light amount control device.
As shown in FIG. 10, the light emitting diode 32a is connected to the lighting control device 30 via a resistor R, and the light emitting signal of the light emitting diode 32a output from the output terminal j1 of the lighting control device 30 is output via the resistor R 32a is inputted to the cathode side. At this time, the light amount control device 40 includes only the resistor R, and the lighting signal of the light emitting diode 32a is variably controlled in the lighting control device 30.
[0039]
As a first light amount control method, as shown in FIG. 11, the pulse width s of the pulse signal applied to the light emitting diode 32a may be varied. For example, the duty ratio in the “normal” state shown in FIG. 11B is set to 50%, the duty ratio in the “bright” state shown in FIG. 11A is 80%, and the “dark” state shown in FIG. If the duty ratio in the state is set to 25%, the pulse width s will change, and the effective voltage of the light emitting diode 32a will change accordingly. That is, when the pulse width s becomes longer, the time for applying the effective voltage to the light emitting diode 32a becomes longer, so that the light emitting amount of the light emitting diode 32a increases, and the light emitting diode 32a becomes in a “bright” state. Conversely, when the pulse width s becomes short, the light quantity decreases and the state becomes “dark”.
[0040]
As a second light amount control method, as shown in FIG. 12, the frequency of a pulse signal applied to the light emitting diode 32a may be varied. As shown in FIG. 12A, when the frequency is higher than that in the case of FIG. 12B, the on / off of the light emitting diode 32a is repeated at high speed in a short time, so that the light amount of the light emitting diode 32a increases. Become. Therefore, the light emitting diode 32a is in the “bright” state. As shown in FIG. 12 (c), when the frequency is lower than that in the case of FIG. 12 (b), the ON / OFF interval of the light emitting diode 32a is widened to be in a “dark” state.
[0041]
As a third light amount control method, as shown in FIG. 13, the voltage value u of the pulse signal applied to the light emitting diode 32a may be varied. As shown in FIG. 13A, when the voltage value u increases, the effective voltage of the light emitting diode 32a naturally increases, so that the luminance of the light emitting diode 32a increases, and the light emitting diode 32a is in a "bright" state. As shown in FIGS. 13B and 13C, when the voltage value u is reduced, the voltage value supplied to the light emitting diode 32a is reduced, so that the luminance is reduced and the state becomes “dark”.
[0042]
Next, the operation of turning on the light emitting diode 32 and controlling the amount of light in the timepiece device 1 according to the present embodiment will be described with reference to FIGS.
FIG. 14 is a flowchart of a light emitting diode lighting control method of the timepiece device shown in FIG. 1, and FIG. 15 is a diagram for explaining a change in the lighting position of the light emitting diode over time.
[0043]
As shown in FIG. 14, for example, when the drive power is turned on after a battery is installed, before the operation of the timepiece device 1 is started, the operation state and control of the hands are controlled based on a command from the lighting control device 30. Initial setting of a circuit system is performed (S101).
After the completion of the initial setting, the brightness around the timepiece device 1 is detected by the CdS cell 31 attached to the front side of the dial 21.
[0044]
A fine voltage is applied to the CdS cell 31 from the beginning, and when the amount of light incident on the CdS cell 31 is large, the resistance value in the CdS cell 31 decreases, so that the voltage applied to the CdS cell 31 increases and the clock increases. The surroundings of the device 1 are determined to be “bright”. When the amount of light incident on the CdS cell 31 is small, the resistance value in the CdS cell 31 increases, so that the periphery of the timepiece device 1 is determined to be “dark”.
[0045]
When the lighting control device 30 that has received the detection signal from the CdS cell 31 determines that the periphery of the timepiece device 1 is “bright” (“YES” in S102), the lighting is performed if the light emitting diode 32 that is being lit exists. The output of the lighting signal from the control device 30 is stopped (S103).
When the lighting control device 30 that has received the “dark” detection signal from the CdS cell 31 determines that the periphery of the timepiece device 1 is “dark” (“NO” selection in S102), a lighting signal is output to each light emitting diode 32. The setting is performed, and each light emitting diode 32 enters a lighting signal standby state (S104).
[0046]
After the output setting of the light emitting diode 32 is completed, the positions of the hour hand 22 and the minute hand 23 are detected (S105).
The position where the hour hand 22 exists can be easily detected because the lighting control device 30 sequentially detects the time code formed on the time code plate (not shown) by the four time code contacts. The position of the minute hand 23 can be similarly easily detected by reading an output signal of a count operation performed by a timer circuit (not shown) provided in the lighting control device 30.
Thus, the positions of the hour hand 22 and the minute hand 23 have been detected.
[0047]
After the positions of the hour hand 22 and the minute hand 23 are detected, the brightness around the timepiece device 1 using the CdS cell 31 is detected again.
At this stage, if it is determined that the image is “bright” (“YES” in S106), the above-described lighting standby state of the light emitting diode 32 is canceled (S103), and the flow of the lighting control of the light emitting diode 32 is bypassed. That is, the light emitting diode 32 does not emit light until the “dark” detection signal is output from the CdS cell 31 to the lighting control device 30.
[0048]
When it is determined that the surroundings of the timepiece device 1 are dark ("NO" in S106), which of the light emitting diodes 32 is to be lit based on the detection results of the hour hand 22 and the minute hand 23 described above is shown in FIG. It is determined in the lighting control device 30 according to the table shown (S107). For example, when the current time displayed on the timepiece 1 is 4:00 as shown in FIG. 1, reading the light emitting diode 32 corresponding to the position of each hand from FIG. The minute hand 23 is illuminated by the white light emitting diode 32a.
Therefore, the lighting control device 30 outputs a lighting signal from the output terminals j4 and j1 shown in FIG. Hereinafter, the description will be made with the current time being 4:00.
[0049]
The lighting signals output from the output terminals j4 and j1 are input to selection units 41a and 44a provided in light amount control units 41 and 44 in the light amount control device 40. In this embodiment, since only the light amount of the light emitting diode 32 that illuminates the minute hand 23 is controlled, in this case, only the light amount of the light emitting diode 32a is “bright”, “normal”, and “dark”. Is selected by the selection unit 41a. Therefore, the light emitting diode 32d emits light with the light amount at the “normal” position.
[0050]
In the selection unit 41a, the light amount of the white light emitting diode 32a with respect to the green light emitting diode 32d is selected from a light amount selection table (not shown). After the selection is completed, a lighting signal is output to a circuit having a resistance value based on the result of selection by the selection unit 41a.
When the current time is 4:00, the minute hand 23 illuminated in white is clearly higher in visibility than the hour hand 22 illuminated in green. Is lowered from the “normal” stage to the “dark” stage, and the brightness of the hour hand 22 and the minute hand 23 is adjusted.
As described above, when the determination of the light emitting diode 32 to be turned on and the step selection of the light emission amount of the light emitting diode 32 are completed, the light emitting diodes 32a and 32d are turned on, whereby the hour hand 22 and the minute hand 23 are respectively illuminated.
[0051]
Here, taking the hour hand 22 as an example, a waveguide path of the mounting portion 22b and the hand portion 22d of the emitted light emitted from the light emitting diode 32d will be described.
The light emitted from the light emitting diode 32d first enters the waveguide region of the light condensing part 22c. This incident light is reflected by the light reflecting surface formed on the light condensing part 22c in the direction of the joint between the attachment part 22b and the needle part 22d (in the direction indicated by the two-dot chain line in FIG. 5B). As a result, the emitted light of the light emitting diode 32d is guided as the guided light in the mounting portion 22b formed of the waveguide member.
[0052]
The guided light propagating in the mounting portion 22b is condensed at a joint between the mounting portion 22b and the needle portion 22d, and enters the needle portion 22d formed of a waveguide member similarly to the mounting portion 22b. , Is guided. The guided light that has entered the needle 22d is further guided in the direction of the tip of the needle 22d while repeating irregular reflection therein, and reaches the light emitting portion 22e formed on the back surface near the tip of the needle 22d. I do.
[0053]
The guided light reaching the light emitting portion 22e is reflected by the plurality of slopes formed in the light emitting portion 22e in a direction indicated by a two-dot chain line in FIG. At the tip of the needle portion 22d, the emission direction of the irregularly reflected light is limited only to the front direction of the timepiece device 1 by the light emitting portion 22e. Will be. As a result, the hour hand 22 receives the light of the light emitting diode 32d and becomes visible from outside even when the surroundings are dark.
[0054]
As the time elapses, the hour hand 22 and the minute hand 23 move in a so-called clockwise direction, and accordingly, the light emitting diode 32 for illuminating each hand also needs to change its lighting location according to the table in FIG. Therefore, for example, it is determined whether the lighting position of the light emitting diode 32 needs to be changed every second (S109).
[0055]
If it is not necessary to change the lighting position of the light emitting diode 32 (NO in S110), it is determined whether the lighting position of the light emitting diode 32 needs to be changed again after waiting for the next one second (S109).
If it is necessary to change the lighting position of the light emitting diode 32 (YES in S110), the positions of the hour hand 22 and the minute hand 23 are detected again (S105). The change is made based on the table of FIG. In this process, the surroundings of the timepiece device 1 are determined again (S106), so that it is possible to escape from the above-described series of loops when the surroundings become brighter at dawn, for example. At this time, the output of the lighting signal to the light emitting diode 32 in the lighting state is stopped, and the light emitting diode 32 is turned off.
The operation described above is the operation flow of the lighting control and the light amount control of the light emitting diode 32 of the timepiece device 1.
[0056]
As described above, according to the present embodiment, the hour hand 22 and the minute hand 23 capable of guiding incident light and emitting guided light to the outside, and the circumference of the radius r centered on the pointer rotating shaft 24. The light emitting diode 32 disposed above and capable of receiving illumination light from the vicinity of the attachment position of the pointer rotating shaft 24 to the hour hand 22 and the minute hand 23, and the positions of the hour hand 22 and the minute hand 23 are detected. Since the lighting control device 30 for turning on at least one light emitting diode 32 capable of receiving illumination light is provided on the side of the end where the pointer is attached, as shown in FIG. At most four light emitting diodes 32 among the light emitting diodes 32 are turned on. That is, the number of light emitting diodes 32 to be turned on only varies between 1 and 4, and only a minimum number of the light emitting diodes 32 are turned on at any time. Therefore, power consumption when the light emitting diode 32 is turned on can be minimized. As a result, it is possible to provide the timepiece device 1 with low power consumption.
[0057]
Further, according to the present embodiment, the hour hand 22 and the minute hand 23 are respectively connected to the attachment portions 22b, 23b to the pointer rotating shaft 24 and the ends of the attachment portions 22b, 23b, and a predetermined one from the ends. Needle portions 22d and 23d extending in the directions, and the attachment portions 22b and 23b collect the illumination light of the light-emitting diode 32 at a joint portion between the attachment portions 22b and 23b and the needle portions 22d and 23d. Since the light collectors 22c and 23c are provided, the light emitted from the light emitting diode 32 can be efficiently guided toward the tips of the needles 22d and 23d. Further, since the mounting portions 22b and 23b are provided with the plurality of light collecting portions 22c and 23c, even when the plurality of light emitting diodes 32 are turned on, the emitted light can be more efficiently collected. it can. For this reason, the light quantity of the guided light guided toward the tips of the hands 22d and 23d increases, and as a result, the hour hand 22 and the minute hand 23 are clearly illuminated even in the dark. Become.
[0058]
According to the present embodiment, as shown in FIG. 3, the light emitting diodes 32a and 32e are "white", the light emitting diodes 32b and 32h are "red", and the light emitting diodes 32d and 32f are "green". , The light emitting diodes 32 are arranged so that at least the adjacent light emitting diodes 32 emit different colors. As a result, the color of the emitted light emitted from the hour hand 22 and the minute hand 23 changes variously as the time elapses, so that the current time can be substantially accurate only by visually recognizing the emitted light from the hour hand 22 and the minute hand 23. Can be recognized.
Also, as described above, the light condensing portions 22c and 23c for guiding the light emitted from the plurality of light emitting diodes 32 toward the tips of the hour hand 22 and the minute hand 23 are provided on the mounting portions 22b and 23b. Since a plurality of hour hands 22 and minute hands 23 are provided in accordance with the arrangement positions, the hour hand 22 and the minute hand 23 are illuminated with various mixed colors. Therefore, it is possible to provide the timepiece device 1 having excellent time visibility and a high decorative effect.
[0059]
Further, according to the present embodiment, since the light amount control device 40 that controls the light amount of the light emitting diode 32 illuminating the minute hand 23 in three stages of “bright”, “normal”, and “dark” is provided, The imbalance in luminance due to the difference in the wavelength of the illumination light of each of the minute hands 23 and the difference in the length of the hands can be eliminated. As a result, the visibility of the hour hand 22 and the minute hand 23 is further improved, and the decorative effect can be further enhanced.
[0060]
Further, according to the present embodiment, the CdS cell 31 for detecting the brightness of the peripheral portion of the timepiece device 1 is provided at the front of the dial 21, so that the fine light emitting diode 32 can be finely adjusted according to the surrounding brightness. Lighting control becomes possible, and power consumption at the time of lighting of the light emitting diode 32 is further suppressed.
[0061]
In the present embodiment, by forming a plurality of light collecting portions 22c and 23c on the attachment portions 22c and 23c of the hour hand 22 and the minute hand 23, the luminance of the hour hand 22 and the minute hand 23 can be improved and the decorative effect by the mixed color illumination can be obtained. Although the improvement has been made, if the light emitting color of the light emitting diode 32 is a single color, and if the light leakage when the light emitting diode 32 is turned on can be neglected, as shown in FIG. It is only necessary to provide each of the condensing portions 22c and 23c that can receive only the light emitted from the light emitting diodes 32.
[0062]
Further, in the present embodiment, eight light emitting diodes 32 are provided around the pointer rotating shaft 24, but it is needless to say that the number of light emitting diodes 32 may be any number. It may be arranged for each position.
Furthermore, as a light source for illuminating the hour hand 22 and the minute hand 23, for example, a light bulb or the like may be used instead of the light emitting diode 32. When a light bulb is used, it is easy to color the entire light-emitting area of the light bulb to a desired color, so that it is possible to create a large number of light-emitting colors, and thereby it is possible to create a variety of mixed colors. Become. In addition, as described above, when the light sources are arranged at the respective hour positions, if the light emission color of each light source is changed, the display time can be easily recognized only by the light emission color.
[0063]
【The invention's effect】
ADVANTAGE OF THE INVENTION According to this invention, even if surroundings are dark, it is possible to provide a timepiece device that can easily and accurately recognize the display time, consumes less power, and is interesting.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a front view showing a timepiece device according to an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a sectional view of a main part of the timepiece device shown in FIG.
FIG. 3 is a diagram for explaining around a pointer rotation axis when an hour hand and a minute hand are removed.
FIG. 4 is a cross-sectional view of a main part around a pointer rotation axis of the timepiece device shown in FIG. 1;
5 (a) is a front view of an hour hand used in the timepiece device shown in FIG. 1, (b) is a cross-sectional view of each light-collecting portion of the hour hand shown in (a), and (c) is a sectional view of FIG. It is sectional drawing of the light emission part of the hour hand shown.
FIG. 6 is a front view of a minute hand used in the timepiece device shown in FIG. 1;
FIG. 7 is a diagram for explaining a state of a light collecting unit when an hour hand and a minute hand overlap each other.
FIG. 8 is a block diagram for explaining a configuration of a light-emitting diode lighting control device of the timepiece device shown in FIG. 1;
9 is a block diagram for explaining an internal configuration of a light amount control device of the timepiece device shown in FIG. 1;
FIG. 10 is a block diagram for explaining a configuration of another light amount control device.
FIG. 11 is a diagram illustrating a state of a waveform when a pulse width of a pulse signal to a light emitting diode is varied.
FIG. 12 is a diagram illustrating a state of a waveform when the frequency of a pulse signal to a light emitting diode is changed.
FIG. 13 is a diagram illustrating a state of a waveform when a voltage value of a pulse signal to a light emitting diode is varied.
FIG. 14 is a flowchart of a lighting control method of a light emitting diode of the timepiece device shown in FIG. 1;
FIG. 15 is a diagram for explaining a change in a lighting position of a light emitting diode over time.
FIG. 16 is a front view of a main portion around a rotary shaft of a hand of a timepiece device using an hour hand and a minute hand each having one light collecting portion.
[Explanation of symbols]
1. Clock device
10 ... housing
11 ... Transparent plastic plate
12 ... side surface of housing
13: Back side of housing
14 ... Sorting plate
20 clock section
21 ... Dial
21a ... seat
21b: Light emitting diode mounting hole
22, 122 ... hour hand
22a ... Through-hole
22b mounting part
22c: Condenser
22d ... needle part
22e ... light emitting part
22f ... Tsubasa
23, 123 ... minute hand
23a ... Through-hole
23b ... Mounting part
23c: Condenser
23d ... needle part
23e ... light emitting part
24 ... pointer rotation axis
25 ... movement
30 ... Lighting control device
31 ... CdS cell
32 ... Light emitting diode
33 ... hour contact
34: Time code contact
35 Monitor switch
36 ... Reset switch
40 ... light amount control device
41 to 48: Light amount control unit
41a-48a ... selection unit

Claims (1)

短針および長針からなり、入射光を導波可能で、導波光を外部に出射可能な指針と、
前記指針が取付けられた指針回転軸の周辺部に配置され、照明光を前記指針に当該指針回転軸の取付け位置近傍から入射可能な複数の照明手段と、
前記指針の位置を検出可能な指針位置検出手段を有し、前記複数の照明手段のうち、前記指針位置検出手段による検出結果に基づいて、当該検出された指針位置に最も近接する少なくとも一の照明手段を点灯させる点灯制御手段と、
前記照明手段からの導波光によって発光状態にある前記短針および長針の各輝度が略等しくなるように、前記短針および長針に照明光を入射している前記各照明手段のうちのいずれかの光量を制御する光量制御手段と
を有する時計装置。
A pointer that is composed of a short hand and a long hand, is capable of guiding incident light, and capable of emitting guided light to the outside,
A plurality of illuminating means arranged around the pointer rotating shaft to which the pointer is attached, and capable of making illumination light incident on the pointer from near the mounting position of the pointer rotating shaft;
A pointer position detecting means capable of detecting the position of the pointer, at least one of the plurality of lighting means , based on a result of detection by the pointer position detecting means, at least one illumination closest to the detected pointer position; Lighting control means for lighting the means,
The light amount of any one of the illumination means that is illuminating the short hand and the long hand so that the luminance of the short hand and the long hand that are in a light emitting state by the guided light from the illumination means is substantially equal. A timepiece device having light amount control means for controlling .
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