JP3535119B2 - 細胞培養の電子的監視および記録用改良システム - Google Patents

細胞培養の電子的監視および記録用改良システム

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JP3535119B2 JP2001230655A JP2001230655A JP3535119B2 JP 3535119 B2 JP3535119 B2 JP 3535119B2 JP 2001230655 A JP2001230655 A JP 2001230655A JP 2001230655 A JP2001230655 A JP 2001230655A JP 3535119 B2 JP3535119 B2 JP 3535119B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は一般に、培養されて
いる細胞の増殖を監視するシステムに関するものであ
り、より詳細には、電流を用いてその培養を監視するそ
の種のシステムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】『癌患者の治療に有効な薬を識別する電
子的技術』(An Electronic Techn
ique of Identifying an Ef
fective Drug for Treating
a Cancer Patient)と題する特許協
力条約(”PCT”)特許出願第PCT/US91/0
2320号(1991年4月3日出願、1991年10
月17日公開)は、細胞培養を監視および記録するシス
テムを開示している。このPCT特許出願は、同様の細
胞培養監視および記録システムを開示している類似した
表題の米国特許出願第07/503,791号(199
0年4月3日出願)による優先権を主張している。
【0003】これらの特許出願に開示されているシステ
ムは、従来の実験用トレイ(tray)で培養されてい
る細胞を監視および記録する。このトレイは、複数の分
離されたウェル(well)を有しており、これらのウ
ェルはそれぞれの一端が開放されている。このシステム
は、トレイ内の複数のウェルのそれぞれの開放端を塞ぐ
ようにトレイの上に載置される蓋を備えている。
【0004】この蓋の上部表面には、プリント回路板が
固着されており、このプリント回路板の表面には、複数
の個々に導電性を有するトレース(trace)が形成
されている。各トレースの一端は、プリント回路板コネ
クタと対を成して係合するように形成されている。また
各トレースには、プリント回路板および蓋の両方を貫通
している非反応性のステンレススチール製ピンが固着さ
れている。蓋がトレイの上に置かれた時、それぞれの対
を成しているピンがトレイ内のそれぞれ異なるウェルの
開放端を通って挿入され、かつその中に延びるように、
プリント回路板上のトレースを蓋に対して配置すること
によって、それぞれ対を成す複数のピンが配列される。
【0005】このシステムはまた、プリント回路板のト
レースと対を成すプリント回路板コネクタを備えてお
り、このコネクタを介して各対の2本のピンのうちの1
本のピンが共通の電位に電気的に接続される。電子デー
タ収集板がプリント回路板コネクタに電気的に結合され
る。この電子データ収集板は、一対のピンに電圧を印加
するための電圧供給源を有している。同様に電子データ
収集板に設けられている複数のウェルスイッチは、ある
特定の対のピンを選択し、電圧供給源により供給された
電圧を受け取る。動作時にこの電子データ収集板は、好
ましくはおよそ10ミリボルト・ピークトゥピークの交
流電圧を選択された対のピンに印加する。この交流電圧
は、好ましくは60Hzとは高調波の関係にないおよそ
400Hzの周波数を有する。同様に電子データ収集板
に設けられている増幅器は、ウェルスイッチにより選択
された対のピンに対して印加された電圧を受け取る入力
を有している。この増幅器は、その出力から、この増幅
器の入力に加えられている電圧に応答する信号をサンプ
ルホールド回路に対して送る。このサンプルホールド回
路は増幅器からの出力信号を受けとり、またその信号に
応答する信号を送りだす。
【0006】この細胞培養監視および記録システムはコ
ンピュータシステムを備えており、またこのコンピュー
タシステム自体が測定入力/出力回路を備えている。こ
の測定入力/出力回路は、電子データ収集板に信号を供
給して、特定の対のピンがスイッチにより選択されるよ
うに指定する手段を備えている。この測定入力/出力回
路はまた、サンプルホールド増幅器からの信号を受信し
かつディジタル化してディジタル値を生成するアナログ
/ディジタル変換器を備えている。これらのディジタル
値を処理するために、このコンピュータシステムは、こ
れらの値を生データとして記憶する手段と、この生デー
タを分析しかつその分析結果をグラフィック表示する手
段とを備えている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】確かに、これらの特許
出願に開示されているシステムによれば培養中の細胞を
監視しかつ記録することが可能であるが、いくつかの制
約が課せられるために、これらの特許出願に開示されて
いる通りの実施態様は、広範な商業上の用途に対処する
のに適したものとは言えない。例えば、導電性を有する
非反応性ステンレススチール製のピンでは、プリント回
路板のトレースへの信頼性に富む電気的接続は必ずしも
達成可能ではない。したがって場合によっては、蓋の中
のすべての対のピンのうち一つ以上の対のピンが読み取
り誤差を生む可能性があり、また、全く読み取り不可能
な場合さえある。細胞増殖の監視および記録試験の最中
にこのような接触不良の、あるいは開放された回路状態
が数時間または数日にわたって発生することがあり、そ
の結果、その試験結果の有益性の著しい低下、時にはそ
の有益性の全くの喪失を招く可能性がある。同様に、数
日にわたって行われる試験中にこのシステムに用いられ
る電子的構成要素がドリフトする場合も、このシステム
によって記録された測定結果に不安定かつ/または不正
確な面が生まれる可能性がある。さらにまた、培養を行
う際に、一般にはごく低いとはいっても、生物学的電位
と比較すれば過剰に高いと言える電圧が監視システムに
よって不慮に印加されたような場合には、細胞の損失お
よび/または破壊がもたらされることもある。また、先
に言及した特許出願に開示されているデータ分析技術を
用いても、そのシステムによって得られたデータの質を
完全かつ最も有効に示すことができたとは言えない。
【0008】本発明の目的は、細胞培養の監視および記
録用の改良されたシステムを提供することである。
【0009】本発明の別の目的は、非反応性ピンと、シ
ステムに設けられたプリント回路板上の導電性トレース
との間に、より信頼性に富む電気的接続を実現できる細
胞培養監視および記録システムに対して蓋を提供するこ
とである。
【0010】本発明のさらに別の目的は、より高度な安
定性を実現できる細胞培養監視および記録システムを提
供することである。
【0011】本発明のさらに別の目的は、培養中の細胞
の導電率をより正確に測定できる細胞培養監視および記
録システムを提供することである。
【0012】本発明のさらに別の目的は、培養中の細胞
を傷つけない細胞培養監視および記録システムを提供す
ることである。
【0013】本発明のさらに別の目的は、試験結果をよ
り有効に呈示することができる細胞培養監視および記録
システムを提供することである。
【0014】
【課題を解決するための手段】要するに、本発明の特徴
は、複数の個別のピンソケットを有する改良された蓋を
設けたことにある。これらのピンソケットは、プリント
回路板上のトレースと、標準的な実験用トレイのウェル
の中に保持された細胞増殖培地の中に使用中は延びる導
電性ピンとの間に配置される。このようなピンソケット
を用いることによって、非反応性・導電性ピンとプリン
ト回路板上のトレースとの間に、より信頼性に富む電気
的接続を実現できる。
【0015】この改良されたシステムによれば、交流電
位を一対のピンに対して印加して細胞の増殖を監視しな
がら、その一対のピンの間の導電率を測定するのに用い
られる遅延期間を決定することができる。導電率の測定
にこの遅延期間を用いることによって、測定の安定度を
増すことができる。
【0016】この改良されたシステムによれば、細胞増
殖の監視にさきだって、一対のピンに対して始めは低く
安全な電圧を印加し、連続的にこの電圧を高くしていっ
て予め確立された電圧に到達させるものである。このよ
うに、予め確立された電圧を印加する方法を用いること
により、細胞を過大な電位に曝す可能性を排除すること
ができる。
【0017】記録された細胞増殖データを分析する際に
は、この改良されたシステムによれば、細胞を含まず細
胞増殖培地のみを保持している基準ウェルに対して測定
された導電率は、細胞増殖培地と細胞の両方とも保持し
ているウェルに対して測定された導電率から減算され
る。基準ウェルの導電率をその他のウェルの導電率から
減算することによって、この改良されたシステムは細胞
培養の監視および記録の結果をより有効に呈示すること
ができる。
【0018】以上に述べたものを代表とする本発明の特
徴、目的、および利点は、添付の各種図面に例示されて
いる好ましい実施態様に関する以下の詳細な説明を一読
すれば、当業者には容易に理解でき、かつ自ずから明ら
かになるであろう。
【0019】
【発明の実施の形態】『癌患者の治療に有効な薬を識別
する電子的技術』(An Electronic Te
chnique of Identifying an
Effective Drug for Treat
ing a Cancer Patient)と題する
PCT特許出願第PCT/US91/02320号(1
991年4月3日出願、1991年10月17日公開)
および同様の表題を有する米国特許出願第07/50
3,791号(1990年4月3日出願)に開示されて
いる細胞培養監視および記録システムをさらに改良する
本発明を以下に開示するが、本願が上記2つの特許出願
の開示を参考にしていることはここに明記しておく。
【0020】改良された蓋10 図1および図2は、本発明により改良を加えた蓋10を
それぞれ別の角度から示す図である。この蓋10は、図
3に示すように実験用トレイ14上に載置されるように
形成されているカバー12を備えている。実験用トレイ
14は複数のウェル16を備えており、各ウェル16は
それぞれ開放端18を備えている。各ウェル16は、細
胞を培養することができる一定量の細胞増殖培地を保持
できるように形成されている。蓋10のカバー12を実
験用トレイ14の上に載置すると、カバー12はウェル
16の開放端18を塞ぐ。
【0021】さらに図1および図2に示すように、蓋1
0にはカバー12に固着されたプリント回路板22が設
けられている。プリント回路板22をカバー12に固着
するには、多様な技術を用いることができる。例えば、
プリント回路板22およびカバー12を貫通して形成し
た螺合口の中に小ネジ(どの図にも示していない)をは
め込み、その小ネジを螺合口の表面上に形成されたネジ
山ナット(どの図にも示していない)の中に螺合させる
ことにより固着することができる。あるいは、プリント
回路板22とカバー12とは、それらの並置される表面
と表面との間を接着材料で接着することにより固着する
こともできる。
【0022】プリント回路板22の表面には、図1〜図
4に示すように、個々に導電性を有するトレース24が
形成される。図1〜図3に示すように、各トレース24
の一端は、プリント回路板コネクタ(どの図にも示して
いない)と対を成して係合するように形成されている。
開口部26が、プリント回路板22を貫通して各トレー
ス24のもう一方の端付近に形成されており、それによ
って、ピンソケット28の第1の端27を受けることが
できる。ピンソケット28(好ましくは、Indian
a州、New AlbanyのSamtec社製のSC
5P1・GGモデル)はそれぞれが電気的に結合され
ており、かつ半田32によってトレース24に固着され
ている。ピンソケット28と同心円状にカバー12を貫
通して形成されている円形開口部34は、ピンソケット
28の第2の端36を受ける。各ピンソケット28の第
2の端36は、直径0.508mm(0.020イン
チ)で金およびステンレススチールなどの非反応性・導
電性材料から好ましくは形成される細長ピン38を受
け、かつ保持する。蓋10に設けられた各ピンソケット
28は、好ましくはその中に挿入されるピン38と気密
的に密着一体化される。
【0023】トレース24をプリント回路板22上に配
置することにより、ピンソケット28およびピン38を
対を成すように配列することができる。各ピンソケット
28およびその中に受けられたピン38を合わせた長さ
は、プリント回路板22およびカバー12の両方を貫通
するほど長いので、図4に示すように蓋10が実験用ト
レイ14の上に載置されると、各対のピン38のピンソ
ケット28から最も離れている端は、実験用トレイ14
内のウェル16の開放端18の中に挿入可能である。し
たがって、蓋10を実験用トレイ14の上に載置する
と、各対のピン38が配置され、ウェル16の中に保持
された細胞増殖培地の中にピンを延ばすことができる。
しかしながら、ピンソケット28から最も離れているピ
ン38の端は、開放端18から最も離れているウェル1
6の端に接触してはならない。また、ウェル16の中に
保持されている細胞増殖培地の量は、その培地がピンソ
ケット28に接触することがないほどの十分少ない量で
なければならない。
【0024】このシステムを培養されている細胞の監視
および記録に用いることができるようになる前に、細胞
培養を汚染することがないように蓋10を殺菌しなけれ
ばならない。しかしながら、蓋10の殺菌は、特にピン
ソケット28とピン38との間の気密係合部分において
は、ピン38とトレース24との間の導電性を妨げるこ
とがないように適正に行わなければならない。蓋10の
殺菌に申し分なく適用できる方法としては、例えば、蓋
10を70%のイソプロピルアルコールまたはエタノー
ルに浸漬し、その後この蓋10を紫外光に曝しながら、
層流フードの中で乾燥させる方法がある。
【0025】細胞培養監視回路 PCT特許出願第PCT/US91/02320号およ
び米国特許出願第07/503,791号に開示されて
いるように、これらの特許出願に開示されているシステ
ムは、ウェル16の中に保持されている細胞増殖培地の
中に延びている一対の選択されたピン38に対して低電
圧の交流電位を短時間印加することによって細胞の培養
を監視する。図5は、本発明の好ましい実施態様による
ブロック図であり、一対のピン38に対して電位を印加
し、かつ培養されている細胞を監視する電子回路を部分
的に示す図である。これらの特許出願に開示されている
細胞培養監視および記録システムに設けられているコン
ピュータシステム(図5では省略)により実行されるコ
ンピュータプログラムを行うことによって、データ収集
板44に設けられているプログラマブル利得増幅器42
が、ウェル16の中に挿入されている一対のピン38に
対して印加される電圧を代表する電圧を伝え、測定入力
/出力板46によるディジタル化を実現することができ
る。本発明の測定入力/出力板46は好ましくは、Ma
ssachusetts州、TauntonのKeit
hley Metrabyte社により商品化されてい
るMetraByte DAS−8データ収集/制御板
である。
【0026】一対の選択されたピン38に対して印加さ
れる交流電圧を供給するために、データ収集板44はプ
ログラマブル電圧供給源48を備えている。プログラマ
ブル電圧供給源48は、370Hz±20%、10ボル
ト・ピークトゥピークのサイン波信号を生成する交流発
生器52を備えている。交流発生器52により生成され
た出力信号は、同様にプログラマブル電圧供給源48に
設けられているプログラマブル減衰器54に送信され
る。励振(excitation)レベル制御信号ライ
ン56を介してコンピュータシステムからプログラマブ
ル減衰器54に供給されるディジタル励振レベル制御信
号により20.04キロオームの抵抗器58の第1の端
子57へ供給される交流のピークトゥピーク電圧の調整
が可能になる。上記特許出願に開示されているように、
抵抗器58の第2の端子59は、複数のスイッチ62の
バンクに接続される。これらのスイッチ62の一つが、
上記特許出願に開示されているように、コンピュータシ
ステムにより選択され、プログラマブル電圧供給源48
により供給される交流電圧を、監視されているウェル1
6の中に延びている一対のピン38に対して印加するこ
とが可能になる。
【0027】上記特許出願の開示によれば、一対のピン
38に対して印加される交流電圧は、またプログラマブ
ル利得増幅器42の入力にも供給される。上記特許出願
に記載されているように、プログラマブル利得増幅器4
2の利得は、利得制御信号ライン64を介してコンピュ
ータシステムから供給される制御信号により調整するこ
とができる。プログラマブル減衰器54およびプログラ
マブル利得増幅器42からそれぞれ出力される信号は、
共にマルチプレクサ66に供給される。マルチプレクサ
制御信号ライン68を介してコンピュータシステムから
マルチプレクサ66に供給される制御信号は、測定入力
/出力板46に設けられているサンプルホールド増幅器
70の入力に印加するために、これら3つの信号のいず
れか一つを選択する。サンプルホールド増幅器70から
の出力信号は、同様に測定入力/出力板46に設けられ
ているアナログ/ディジタル変換器72の入力に加えら
れる。
【0028】プログラマブル減衰器54に供給されるの
と同時に、交流発生器52からの10ボルト・ピークト
ゥピークの出力信号は、比較器74の入力にも与えられ
る。比較器74からの出力信号は、交流発生器52によ
りつくられた交流電圧がゼロボルトを通過する度に状態
を変化させる。したがって、発生器52により生成され
る交流電圧がゼロボルトを越える電位を保っている間
は、比較器74からの出力信号はある一つの状態にあ
り、一方、その電圧がゼロボルトを下回る電位を保って
いる間は、比較器74からの出力信号はもう一方の状態
にある。比較器74からの出力信号は、測定入力/出力
板46に設けられているプログラマブルタイマー76に
供給される。
【0029】遅延期間の決定 交流発生器52によって発生されたピークトゥピーク電
圧はテストの数日を通して充分一定に保たれている間、
その出力信号の周波数はそれほど安定していない。一対
のピン38に10ミリボルトしか電圧を印加していない
状態でピン38間の導電率を充分に正確に決定すること
は、抵抗58の第1の端子57へ供給される電圧がその
最大値に達した瞬間に、プログラマブル利得増幅器42
からの出力信号がサンプルホールド増幅器70によって
正確にサンプルされることを必要とする。交流電圧の周
波数が時間と共に変化し得るので、プログラマブル電圧
供給源48によって生成される交流電圧の周波数に合う
ように、プログラマブル利得増幅器42からの出力信号
をサンプルホールド増幅器70がサンプルする時点を調
節することは、細胞培養監視および記録システムの正確
な繰り返し可能な動作にとって有益であることがわかっ
ている。
【0030】図6は、比較器74によって生成された出
力信号のディジタル波形84と共に、交流発生器52の
出力に存在する電圧の正弦波の交流波形82を示してい
る。細胞培養監視および記録システムの初期化の間、お
よびその後の細胞培養監視および記録システムの操作者
によって必要とされる任意の時点で、コンピュータシス
テムによって実行されるコンピュータプログラムは、正
電位から負電位へと変化しつつある正弦波形82がちょ
うどゼロボルトの電位である時点を開始点とし、正弦波
形82が直後の最大の正の値を有する時点までの、図6
に示される遅延期間(「D」)を設定するためのプロシ
ージャを実行する。
【0031】遅延期間Dを測定する際、コンピュータプ
ログラムは、正弦波形82の1周期の継続時間を決定す
るために、測定入力/出力板46に備えられたプログラ
マブルタイマー76と共に、データ収集板44内の比較
器74からの出力信号を用いる。次に、コンピュータプ
ログラムは、正弦波形82の1周期の4分の3によって
遅延期間Dを設定する。適当な遅延期間Dを決定した
後、コンピュータプログラムは、一対のピン38にかか
る電位のその後の全ての測定が、抵抗58の第1の端子
57に供給される電圧がその最大値に達する時点で正確
におこなわれるように、その遅延期間をプログラマブル
タイマー76にロードする。
【0032】一対のピン38に印加される電圧を測定す
る場合、プログラマブルタイマー76は、正の電位から
負の電位に変化しつつある正弦波形82がゼロボルトの
電位を有する瞬間に、各遅延期間の測定を開始する。す
なわち、プログラマブルタイマー76に送られる比較器
74からの出力信号のディジタル値が0から1に変化し
た直後に測定を開始する。図6の波形88に示されるよ
うに、遅延期間Dが終了するとすぐに、プログラマブル
タイマー76によってサンプルホールド増幅器70は、
プログラマブル利得増幅器42の出力からマルチプレク
サ66を介して送られる信号の電圧をサンプルし、かつ
ホールドする。同様にプログラマブルタイマー76によ
って、アナログ/ディジタル変換器72はサンプルホー
ルド増幅器70から受け取るアナログ信号の電圧をディ
ジタル値に変換する。その後、前記の特許出願において
説明されているように、このディジタル値は測定入力/
出力板46からコンピュータシステムヘ転送されて、そ
の後の分析およびグラフィック表示に適切な生データと
して格納される。
【0033】一対のピン38に印加される電圧の調整 コンピュータシステムによって実行されるプログラム
が、細胞培養を監視する際の遅延期間Dに対して用いら
れるべき現在の継続期間(duration)を決定し
た後、その監視期間に抵抗58の第2の端子59から一
対のピン38に印加されるべき交流電圧を用意する。こ
の交流電圧を用意するために、コンピュータプログラム
は先ず、約10ミリボルトの電位がプログラマブル減衰
器54の出力および抵抗58の第1の端子57に存在す
るように、プログラマブル減衰器54を調節する。抵抗
58の20.04キロオームの抵抗によって、その第1
の端子57はその第2の端子59からは分離されている
ので、さらに、ウェル16内に保持されている全ての細
胞増殖培地がその中に挿入された一対のピン38間にい
くらかの導電率を提供しているので、最初は、第2の端
子59における電圧および一対のピン38の間の電圧
は、一対のピン38間の導電率を測定する際に用いられ
るベき10ミリボルトの値よりも小さくなくてはならな
い。次に、コンピュータプログラムによって、マルチプ
レクサ66はサンプルホールド増幅器70の入力に与え
るために、プログラマブル利得増幅器42からの出力信
号を選択する。コンピュータプログラムは、抵抗58の
第2の端子59での10ミリボルトのピーク電圧によっ
てアナログ/ディジタル変換器72の全レンジの約8
3.3%のディジタル値がアナログ/ディジタル変換器
72によって生成されるように、プログラマブル利得増
幅器42の利得を設定し、さらに、交流電圧を印加する
ためスイッチ62のバンクに一対のピン38を選択させ
る。
【0034】次に、以前に決定された遅延期間Dおよび
測定入力/出力板46を用いて、細胞培養監視および記
録システムは一対のピン38に印加されている、抵抗5
8の第2の端子59に存在するピーク交流電圧を測定す
る。第2の端子59における電圧および一対のピン38
にかかる電圧が5ミリボルトよりも小さい場合、コンピ
ュータプログラムはプログラマブル減衰器54によって
生成される交流電圧を、第2端子59で測定される電圧
が5ミリボルトを越えるまで繰り返し倍増させる。この
ように5ミリボルトを越える交流電圧を一対のピン38
に印加し測定した後、電圧を生成するプログラマブル減
衰器54のための設定がわかると、次に、コンピュータ
プログラムは、第2の端子59および一対のピン38の
間に約10ミリボルトの交流電圧を印加するためにプロ
グラマブル減衰器54の新しい設定を計算し、その後、
減衰器54を計算値に設定する制御信号を送る。
【0035】ウェル16の導電率の決定 プログラマブル減衰器54によって抵抗58の第1の端
子57に印加される交流電圧の値を設定した後、システ
ムはウェルの導電率を監視および記録するための準備を
行う。ウェル16の導電率を測定する際、コンピュータ
プログラムは最初に、一対のピン38および抵抗58の
第2の端子59に印加される電圧を繰り返し測定する。
この電圧の16個の連続する値を収集した後、コンピュ
ータプログラムは一対のピン38にかかる電圧の1つの
平均値を得るために、ボックスカーフィルタ(box−
car filter)を用いて16個の値の平均を計
算する。一対のピン38にかかる電圧の単一の値、プロ
グラマブル減衰器54によって抵抗58の第1の端子5
7に供給される電圧の値、および抵抗58の抵抗値を用
いて、コンピュータプログラムは、一対のピン38間の
細胞増殖培地およびもしあるならば細胞もあわせた導電
率を計算する。
【0036】このウェル16に対する一対のピン38間
の導電率を決定した後、コンピュータプログラムは先
ず、次の分析のために導電率の値を格納し、実験用トレ
イ14内の他のウェル16内に延びる他の対のピン38
間の導電率の測定に進む。各ウェルの導電率を決定する
際に、細胞培養監視および記録システムは上述したプロ
シージャを用いて、まず一対のピン38に印加される交
流電圧を調整し、次に、ウェル16内に延びる一対のピ
ン38に印加される電圧を測定して平均化する。印加さ
れる電圧の調整および細胞導電率の決定は、実験用トレ
イ14内の全てのウェル16に対して導電率が決定され
格納されるまで何度も繰り返される。
【0037】ウェル16の導電率の分析 前記特許出願において説明されているように、実験用ト
レイ14内のウェル16のうち少なくとも1つは、細胞
を含まず細胞培養培地のみを保持する基準ウェル16で
なくてはならない。さらに、この基準ウェル16は分析
用コンピュータプログラムに対して特定的に認識されな
くてはならない。なぜならば、プログラムは他の全ての
ウェル16に対する導電率を分析する際に基準ウェル1
6に対する導電率の値を用いるからである。
【0038】前記特許出願において、細胞増殖培地およ
び細胞の両方を保持するウェル16の導電率の分析は、
基準ウェル16に対して測定された導電率を、細胞増殖
培地および細胞の両方を保持するウェル16に対して測
定された導電率によって除算することを包含していた。
基準ウェル16の導電率を、細胞増殖培地および細胞の
両方を保持するウェルの導電率を分析する際の分数の分
子として用いるよりもむしろ、基準ウェル16に対して
決定された導電率を、細胞増殖培地および細胞の両方を
保持するウェル16に対して決定された導電率から減算
するように、細胞増殖培地および細胞の両方を保持する
ウェル16の導電率を分析する方がさらに有利であるこ
とが分かっている。基準ウェル16、つまり、細胞を含
まず細胞増殖培地のみを保持するウエルに対して測定さ
れた導電率を、増殖培地および細胞の両方を保持するウ
ェル16に対して測定された導電率から減算することに
よって、そのようなウェル16のためのデータから細胞
増殖培地の導電率を除くことができる。ウェル16のた
めのデータから細胞増殖培地の導電率を除くことによっ
て、細胞増殖培地および細胞の両方を保持するウェル1
6のためのデータ値が、細胞自体のみ、および細胞の代
謝生成物の導電率をさらに精密に示すようになる。
【0039】
【発明の効果】上述した本発明の好ましい実施例は、細
胞増殖を監視する際に正弦波形の交流を用いているが、
一対のピン38の間の導電率を決定する際にゼロボルト
について対称形であれば、あらゆる周期的電圧波形を用
いることができる。従って、例えば、本発明による細胞
培養の監視および記録のためのシステムは、三角波形を
有する交流電圧を用いることもできる。
【0040】三角波形の交流電圧はディジタル論理回路
を用いて容易に生成することができるので、そのような
波形を用いるシステムにおいては、上述したように遅延
期間Dを直接測定する必要はなくなる。それよりもむし
ろ、三角波形交流電圧を生成する際に用いられるディジ
タル回路はそれ自体が、サンプルホールド増幅器70お
よびアナログ/ディジタル変換器72の動作を制御する
信号を直接生成することができる。しかしながら、その
ような細胞培養を監視および記録するシステムは、ゼロ
ボルトの瞬間電位を有する交流電圧と交流電圧の最大電
圧に等しい瞬間電位を有する交流電圧との間の時間間隔
に等しい遅延期間を、その交流電圧に対して決定するた
めの他の公知の技術を用いるだけでよい。
【0041】本発明の細胞培養を監視および記録するた
めのシステムは、細胞増殖の速度を非破壊的に測定する
ために用いることができる。また、ホルモン、増殖率、
増殖抑制剤、細胞毒素、および細胞の代謝を摂動させる
薬剤に対する目標細胞個体数の反応速度を測定するため
にも用いられ得る。細胞培養を監視および記録するため
のシステムは、制癌剤スクリーニングなどの領域で特に
有用である。従来のスクリーニング法は所定の定温放置
の後の細胞反応を測定していた。薬の効き目が遅い化学
療法薬剤は、しばしば誤って不活性であると識別され、
一方、非常に速くに効き目のあらわれる薬剤は、それよ
りもゆっくりと効く化合物とは区別できない。従来の比
色終点薬効分析(assay)を用いた比較において
は、延長された時間にわたって一連の測定を行うことに
よって、細胞培養を監視および記録するための開示され
るシステムは、より速く効く薬剤を識別しながら、遅れ
て薬効を発揮する薬剤を識別するためにさらに長い薬効
分析期間を可能とすることができる。
【0042】本発明は現在の好ましい実施例に関して説
明されたが、これらの開示は純粋に説明のためであるこ
とは理解されるべきであり、限定するものであると解釈
されるべきではない。従って、本発明の精神および範囲
から離れることなく、各種変形例、修正例、および/ま
たは本発明の代替的適用例が、上記開示を読んだ当業者
には疑いなく示唆されるであろう。従って、以下の特許
請求の範囲は、本発明の真の精神および範囲にある全て
の変形例、修正例、または代替的適用例を包含すると解
釈されることが意図される。
【図面の簡単な説明】
【図1】カバー、何対かのピン、ピンソケット、および
プリント回路板を備えている本発明による改良された蓋
を示す斜視図
【図2】図1の2−2ラインに沿って改良された蓋を示
す斜視図であり、プリント回路板およびそのカバーを別
の角度から示す図
【図3】複数のウェルを有する実験用トレイへの図2に
示した蓋の位置づけを示す斜視図(各ウェルは、細胞の
培養を可能にする一定量の細胞増殖培地を保持できるよ
うに形成されている)
【図4】組み立てられた蓋と実験用トレイ内の一個のウ
ェルを図3の4−4ラインに沿って切り欠いた一対のピ
ンを示す断面図(各ピンの一端はピンソケットの中に挿
入され、かつ保持されている)
【図5】本発明によるデータ収集板および測定入力/出
力板を部分的に選択して示すブロック図
【図6】一対のピンに対して印加するために供給される
交流電圧に対する波形、この交流電圧に応答して比較器
により生成される出力信号、およびサンプルホールド増
幅器からの仮想出力信号を示す図
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ケネス,リチャード ワダ アメリカ合衆国 カリフォルニア 95123,サン ホセ,ギャレン ドライ ブ 560 (72)発明者 オスカー,ウェーナー ヒューバー アメリカ合衆国 カリフォルニア 94002,ベルモント,モリター ロード 1585 (56)参考文献 特開 昭53−52681(JP,A) 特開 昭58−162289(JP,A) 国際公開91/015595(WO,A1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01N 27/00 - 27/24 C12M 1/18 C12M 1/34 C12Q 1/06 - 1/08

Claims (17)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の分離したウェルを有する実験用ト
    レイにおいて培養されている細胞を電子的に監視および
    記録するための方法であって、該複数の分離したウェル
    のそれぞれは細胞が培養され得る一定量の細胞増殖培地
    を保持するように構成されており、該方法は、 a.細胞が培養され得る一定量の細胞増殖培地を保持す
    るようにそれぞれが構成された複数の分離したウェルを
    有する実験用トレイを用意する工程と、 b.該実験用トレイ内の該ウェルのそれぞれの開放端を
    通ってその中に保持される細胞増殖培地内へ延びるよう
    に一対の導電性を有する細長ピンをそれぞれ配置する工
    程、 c.該実験用トレイ内で培養されている細胞を電子的に
    監視および記録するために該導電性を有する細長ピンの
    一対への選択的印加のために交流電圧を供給する工程、 d.該交流電圧を印加するために該導電性を有する細長
    ピンの一対を選択する前に、該交流電圧のゼロボルトの
    瞬間電位と該交流電圧の最大電圧に等しい瞬間電位との
    間の時間間隔に等しい該交流電圧の遅延期間を決定する
    工程、および e.該交流電庄の印加のために導電性を有する細長ピン
    の一対を選択した直後は、該交流電圧が該遅延期間によ
    って設定された最大電圧に到達する点で導電性を有する
    細長ピンの一対間の導電率を測定する工程、 を包含する方法。
  2. 【請求項2】 前記交流電圧が対称波形を有し、前記遅
    延期間が該交流電圧の一周期の4分の3に等しい請求項
    1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 前記導電性を有する細長ピンの前記一対
    に印加される前記交流電圧は1000Hzよりも低い周
    波数を有する請求項2に記載の方法。
  4. 【請求項4】 前記導電性を有する細長ピンの前記一対
    に印加される前記交流電圧は60Hzとは高調波の関係
    にない周波数を有する請求項2に記載の方法。
  5. 【請求項5】 前記導電性を有する細長ピンの前記一対
    に印加される前記交流電圧は300Hz以上400Hz
    以下の周波数を有する請求項2に記載の方法。
  6. 【請求項6】 前記導電性を有する細長ピンの前記一対
    に印加される前記交流電圧は60Hzとは高調波の関係
    にない周波数を有する請求項5に記載の方法。
  7. 【請求項7】 前記実験用トレイ内の前記複数の分離し
    たウェルの開放端を塞ぐように該実験用トレイ上に配置
    されるように構成されたバーと、該バーの上部表面
    に固着されたプリント回路板であって、表面には複数の
    個々に導電性を有するトレースが形成されているプリン
    ト回路板と、該プリント回路板上に形 成された該複数
    の個々に導電性を有するトレースとは同数の複数のピン
    ソケットであって、該ピンソケットの1つは該プリント
    回路板上に形成された該個々に導電性を有するトレース
    のそれぞれに電気的に連結され固着され、該ピンソケッ
    トのそれぞれは前記導電性を有する細長ピンのうち1つ
    を受け取っている複数のピ ンソケットとを備えている
    蓋を用意する工程をさらに包含している請求項1に記載
    の方法。
  8. 【請求項8】 前記ピンソケットのそれぞれは、その中
    に保持された前記導電性を有する細長ピンとは気密的係
    合を形成している請求項7に記載の方法。
  9. 【請求項9】 前記蓋に備えられた前記ピンソケット
    は、前記複数の分離されたウェル内に保持された細胞増
    殖培地内へは延びないようになっている請求項7に記載
    の方法。
  10. 【請求項10】 前記複数の導電性を有する細長ピン
    は、非反応性の電気的伝導材料から形成されている請求
    項7に記載の方法。
  11. 【請求項11】 前記複数の導電性を有する細長ピン
    は、ステンレススチールから形成されている請求項10
    に記載の方法。
  12. 【請求項12】 各対のうち一方の導電性を有する細長
    ピンは共通電位に電気的に接続されている請求項7に記
    載の方法。
  13. 【請求項13】 e.前記交流電圧の印加のために、細
    胞を含まない細胞増殖培地のみを保持する基準ウェル内
    に挿入された第1の対の導電性を有する細長ピンを選択
    する工程、 f.該基準ウェルに挿入された該第1の対の導電性を有
    する細長ピン間の導電率を測定する工程、 g.該交流電圧の印加のために、細胞を含有する細胞増
    殖培地を保持するウェルに挿入された第2の対の導電性
    を有する細長ピンを選択する工程、 h.細胞を含有する細胞増殖培地を保持する該ウェルに
    挿入された該第2の対の導電性を有する細長ピン間の導
    電率を測定する工程、および i.該基準ウェルに対して測定された該導電率を、細胞
    を含有する細胞増殖培地を保持する該ウェルに対して測
    定された該導電率から減算する工程、 をさらに包含している請求項1に記載の方法。
  14. 【請求項14】 前記供給される交流電圧は、前記一対
    の導電性を有する細長ピン間の導電率を測定する際に用
    いるために最初は所定の目標値よりも小さくなってお
    り、前記方法は、 e.該一対の導電性を有する細長ピンに印加される該交
    流電圧を測定する工程、 f.該一対の導電性を有する
    細長ピンに印加される該交流電圧の大きさを、該所定の
    目標値にほぼ等しくなるまで増加させる工程、および g.該一対の導電性を有する細長ピン間の導電率を測定
    する工程、 をさらに包含している請求項1に記の方法。
  15. 【請求項15】 前記一対の導電性を有する細長ピンに
    印加される前記交流電圧は90ミリボルトよりも小さい
    請求項14に記載の方法。
  16. 【請求項16】 前記一対の導電性を有する細長ピンに
    印加される前記交流電圧は50ミリボルトよりも小さい
    請求項15に記載の方法。
  17. 【請求項17】 前記一対の導電性を有する細長ピンに
    印加される前記交流電圧は20ミリボルトよりも小さい
    請求項16に記載の方法。
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