JP3525581B2 - Passenger seat mounting structure for motorcycles - Google Patents

Passenger seat mounting structure for motorcycles

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JP3525581B2
JP3525581B2 JP27017795A JP27017795A JP3525581B2 JP 3525581 B2 JP3525581 B2 JP 3525581B2 JP 27017795 A JP27017795 A JP 27017795A JP 27017795 A JP27017795 A JP 27017795A JP 3525581 B2 JP3525581 B2 JP 3525581B2
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JP
Japan
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seat
passenger
band
pillion
cowling
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克彦 高瀬
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Suzuki Motor Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は自動二輪車の同乗者
用シート取付構造に関する。詳しくは、自動二輪車に同
乗する者が走行中にその身体を安定させるために掴まる
ピリオンシートバンドを備えた自動二輪車の同乗者用シ
ート取付構造に関する。 【0002】 【従来の技術】自動二輪車に同乗者を乗せて走る場合、
同乗者は、ライダーの腰回りに手を回したり、シートカ
ウリング上面に設けた同乗者用把持ハンドル、あるいは
同乗者用シート(ピリオンシート、またはタンデムシー
トともいう。)前部上面に設けたピリオンシートバンド
に掴まったりして自分の身体を安定させる。 【0003】図20および図21は、ピリオンシートバ
ンドaを備えた従来の同乗者用シートを車体に組付けた
ものの一例bを示しており、それぞれ同乗者用シートb
に係る車輛後部の斜視図および要部断面図である。この
同乗者用シートbにあっては、ピリオンシートバンドa
が、これに同乗者が掴まって、自己の身体を支えるため
だけに使われるのではなく、同乗者用シートbを車体に
固定する固定手段としても用いられている。 【0004】以下、ピリオンシートバンドaを用いた同
乗者用シートbの車体への取り付けについて説明する。
なお、ピリオンシートバンドaは、同乗者用シートbの
前部を固定するためのものであり、後述する同乗者用シ
ートbの後部固定手段とによって同乗者用シートbを車
体に固定するようになっている。 【0005】同乗者用シートbの直下には、工具等の入
る前面開口の収納ボックスeが、前記同乗者用シートb
とシートカウリングfとによって囲まれてなる空間S内
に収納されている。この収納ボックスeは、上記空間S
内に一部が位置する図示しないシートレールフレームに
固定される。 【0006】この収納ボックスeの底壁e1のうち前記
乗者用シートbの前部b1に対応する部分の両側には、
それぞれ図21に示すようにシートバンドaの両端a1
・a2をスペーサgを介してボルトhとナットiとによ
って固定するためのボルト通し穴j1・j2が設けられて
いる。ボルト通し穴j1・j2のうち、車輛左側のボルト
通し穴j1には、シートバンドaの一端a1が、前記ボル
トhとナットiとの締着によって予め固定されている。
なお、図20に符号oで示すものは、シートバンドaの
両端a1・a2に設けたボルト通し穴のことである。 【0007】一方、シートカウリングfの上方部両側の
うち、収納ボックスeを前記空間S内に収納したときに
収納ボックスeのボルト通し穴j1・j2に対応する箇所
には、シートバンドaを通すバンド通し穴k1・k2が設
けられている(車輛左側のバンド通し穴k1のみ示
す。)。また、同乗者用シートbのうちバンド通し穴k
1・k2に対応する部分にも別のバンド通し穴m1・m2
形成されている。 【0008】したがって、シートバンドaの一端a1
既述したようにボルトhとナットiとによって予め固定
しておいた収納ボックスeを前記空間S内に入れてか
ら、シートバンドaの他端a2をシートカウリングfの
バンド通し穴k1および同乗者用シートbの別のバンド
通し穴m1の順でそれらに下方から通し、同乗者用シー
トbの他方のバンド通し穴m2およびシートカウリング
fの他方のバンド通し穴k2に上方から通す。その後、
シートバンドaの先端a2を他方のボルト通し穴j2に係
るボルトhとナットiとによって固定すれば、シートバ
ンドaが同乗者用シートbの上面前部を横断状に亙って
上から締め付け状に押し付けるようになり、これによっ
て同乗者用シートbの前部b1が車体に固定される。 【0009】なお、同乗者用シートbと、乗用者用シー
トpとの境界部分は背当てqとなっており、この背当て
qには、図示しない開閉蓋が設けられており、ここから
収納ボックスe内に対して工具等を入れられるようにな
っている。なお、ボルトhとナットiとを螺合する際に
開閉蓋を開き、収納ボックスeの前面開口からスパナ等
の締着用工具を入れこのスパナ等の工具でボルトhのボ
ルト頭を固定して両者h・iが有効に螺合するようにし
ている。 【0010】次に同乗者用シートbの後部b2の固定方
法について述べる。同乗者用シートbの内部には、当該
シートbの後部下方に突出する鉄プレートb2が一体に
鋳込んである。この鉄プレートb2と、当該鉄プレート
2に対応する、前記図示しないとしたシートレールフ
レームの取付けブラケットrとをボルトsで締め付けれ
ば、同乗者用シートbの後部b2が車体に固定される。
以上のようにして、同乗者用シートbは車体に固定され
る。 【0011】ところで、上記したようなピリオンシート
バンドaを用いた同乗者用シートbの車体への取付構造
にあっては、次のような改良の余地がある。すなわち、
ピリオンシートバンドaは、同乗者用シートbを車体へ
取付けるためのものであるとともに、ピリオンシートバ
ンドaは、既述したように同乗者が掴まる部分でもあ
る。したがって、同乗者がピリオンシートバンドaに掴
まることによって、ピリオンシートバンドaは、強い引
っ張り力を受ける。そして、この引っ張り力は、収納ボ
ックスeのうち、ピリオンシートバンドaが収納ボック
スeと接続している部分、すなわち底壁e1の左右両側
をも引っ張る外力として作用する。このため、極端な場
合には、当該引張り力によって、収納ボックスeの当該
接続部分が変形してしまう虞れがある。 【0012】また、近年の価格破壊に伴い、一層の部品
点数の削減と組付け性の向上を期待できる新たな技術の
提供が望まれていた。 【0013】 【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記実情に
鑑みて発明されたものであって、その解決しようとする
課題は、自動二輪車のピリオンシートバンドを同乗者が
掴まる部分としてだけでなく、同乗者用シートの車体へ
の取り付けにも兼用するようにした自動二輪車の同乗者
用シートにおいて、ピリオンシートバンドを同乗者が掴
んだときの引っ張り力が、少なくとも同乗者用シート下
に配置されている収納ボックスに外力として作用しない
ようにした自動二輪車の同乗者用シート取付構造を提供
することにある。 【0014】 【課題を解決するための手段】本発明は、以上のような
課題を解決するものであって、次のようなものである。
すなわち、本発明自動二輪車の同乗者用シート取付構
造は、車体フレーム後部のシートレールフレームと、こ
のシートレールフレームに取付けられた収納ボックスと
をシートカウリングで覆い、このシートカウリングの上
部に運転者用シートとは別体で成形した同乗者用シート
とピリオンシートバンドとを配設した自動二輪車におい
て、前記シートカウリングは、上部に同乗者用シートが
嵌め込まれる上部偏平凹部が設けられるとともに、その
両側壁にピリオンシートバンドを通す通し穴が形成さ
れ、前記同乗者用シートは、左右両側前部の前記シート
カウリングの通し穴に対応する箇所にピリオンシートバ
ンドを通すバンド通し穴が形成され、前記シートカウリ
ングの上部偏平凹部に同乗車用シートを嵌め込むととも
に、前記同乗者用シートの後部をシートカウリングとと
もに収納ボックスへ締着固定する一方、前記同乗者用シ
ートの前部を、ピリオンシートバンドで保持するもので
あって、前記ピリオンシートバンドを前記同乗者用シー
トの上面に左右に掛け渡し、該同乗者用シートの左右両
側前部のバンド通し穴を通してシートカウリング内に挿
入し、その先端部を前記シートカウリングとともにシー
トレールフレームに設けられたシートレールブラケット
に締着固定するようにした。 【0015】 【0016】したがって、本発明によれば、同乗者用シ
ートのうち同乗者が掴まる部分であるとともに、同乗者
用シートの上面を押さえる部分を除く部分の少なくとも
先端部を間接的にまたは直接的にシートレールフレーム
に取り付けるようにしたので、同乗者がピリオンシート
バンドaに掴まることによってピリオンシートバンドa
に強い引っ張り力がかかっても、この引っ張り力の直接
作用する部分は、剛性の高いシートレールフレームであ
るので、少なくとも前記引っ張り力の作用しない収納ボ
ックスには、この引っ張り力である外力によって何ら悪
影響を受けることがない。 【0017】 【0018】 【0019】 【0020】 【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明を
図示した実施の形態に基づいて詳細に説明する。図1は
本発明に係る自動二輪車の同乗者用シート取付構造1が
採用された自動二輪車の全体側面図、図2は図1の要部
拡大図、図3は図2のIII−III線を含む仮想切断面で切
断し、矢印方向に見た拡大断面図、図4は図2のIV−IV
線を含む仮想切断面で切断し、矢印方向に見た拡大断面
図、図5図3の領域V部分の拡大図、図6はシートレー
ルフレーム15L・15Rの一部であるシートレールブ
ラケット57の拡大正面図、図7は図2の領域VII部分
において、シートカウリング37を取り外した状態を示
す拡大図、図8は図7の状態から収納ボックス43を取
り外し、矢印VIII方向から見た図、図9は図7のIX−IX
線を含む仮想切断面で切断し、矢印方向に見た拡大断面
図、図10は図7のX−X線を含む仮想切断面で切断し、
矢印方向に見た拡大断面図、図11は図7のXI−XI線を
含む仮想切断面で切断し、矢印方向に見た拡大断面図、
図12は収納ボックス43の平面図、図13は図7のXI
II−XIII線を含む仮想切断面で切断し、矢印方向に見た
拡大断面図、図14は収納ボックス43の正面図、図1
5は同乗者用シート41の縦断面図、図16は同乗者用
シート41の底面図、図17は図15のXVII−XVII線を
含む仮想切断面で切断し、矢印方向に見た拡大断面図、
図18はピリオンシートバンド44の一部省略平面図、
図19は図18の側面図である。 【0021】図1からわかるように、本発明に係る自動
二輪車の同乗者シート取付構造1の採用された自動二輪
車3は、車輛前後に延びる車体フレーム5を骨格とす
る。 【0022】車体フレーム5は、エンジン9の上方に位
置し、ヘッドパイプ11から車輛後方へ延びる左右一対
の主フレームとしてのL字形ボディチューブフレーム1
3L・13R(左側のボディチューブフレーム13Lの
み図1に示す。)を有する。そして、ボディチューブフ
レーム13L・13Rから車輛後方へは、車輛後部の骨
格となる図2等に示す左右一対のシートレールフレーム
15L・15Rが一体に接続されている。このシートレ
ールフレーム15L・15Rの一部である後方部16L
・16Rには、後方部16L・16Rとボディチューブ
フレーム13L・13Rの後部14L・14R(左側の
後部14Lのみ図1に示す。)との間に介在されてシー
トレールフレーム15L・15Rを下から支持するシー
トピラー17L・17R(左側のシートピラー17Lの
み示す。)と、シートピラー17L・17Rとシートレ
ールフレーム後方部16L・16Rとのそれぞれの間に
介在されているスタンドグリップ19L・19Rと、左
右のシートレールフレーム後方部16L・16Rを連結
するシートレールブリッジチューブ20(図8参照)を
有する。 【0023】シートレールブリッジチューブ20の両端
およびシートレールフレーム後方部16L・16Rに
は、それぞれ後述する収納ボックス43をシートレール
フレーム15L・15Rに固定するための通し穴21a
が設けられている。 【0024】また、ヘッドパイプ11の前部には、ハン
ドル23およびハンドル操作によって左右に回動するフ
ロントフォーク24が取り付けられ、フロントフォーク
24には、前輪25が、クッションユニット29を介し
て弾撥的にかつ回転自在に取り付けられている。また、
後輪31は、クッションユニット32を介したスイング
アーム33に回転自在に取り付けられている。 【0025】上記した自動二輪車3は、フレームカバー
35でその全体が覆われている(図1参照)。詳しく
は、フレームカバー35は、車輛前部から中央部にかけ
ての範囲を覆うフルカウリング36と、車体フレーム4
の後部を覆う前記シートカウリング37とから基本構成
されている。 【0026】シートカウリング37は、図1および図2
に示すように、その上部に運転者用シート39と同乗者
用シート41とが、段差を付けて、すなわち同乗者用シ
ート41の方が、運転者用シート39よりも高い状態で
設けられている。このように段差を付けることで、階段
の蹴上げに相当する部分は、符号42で示す運転者の背
当てになるとともに、同乗者用シート41の前部を支持
する部分ともなる。なお、同乗者用シート41は、シー
トカウリング37の上部に設けた上部扁平凹部37c1
に嵌め込まれ、その座りを良くしている(図3参照)。 【0027】また、図3に示すように上部扁平凹部37
1の側壁37wには、同乗者用シート41を上部扁平
凹部37c1に嵌め込んだときにこの同乗者用シート4
1の両側縁前部に設けられた、後述するシートバンド4
4を通すバンド通し穴37o1・37o2がそれぞれ形成
されている。また、同乗者用シート41にもバンド通し
穴37o1・37o2に対応する箇所に別のバンド通し穴
41o1・41o2が形成され、同乗者用シート41を扁
平凹部37cに嵌め込んだときに。これらバンド通し穴
37o1・37o2と別のバンド通し穴41o1・41o2
とがそれぞれ前記バンド44の通り道にほぼ同軸上にあ
るようになっている。なお、シートカウリング37によ
って囲まれ、かつ同乗者用シート41の下方部分には空
間Sが設けられるようになっており、この中に工具等の
入る収納ボックス43が収納される。 【0028】また、同乗者用シート41の後部は図2お
よび図4に示すように、収納ボックス43に一体に鋳込
まれた鋳込みナット43nに螺合するスクリュー41s
によって収納ボックス43に固定される。なお、同乗者
用シート41と収納ボックス43との間にはシートカウ
リング37が介在されており、また、同乗者用シート4
1のうちスクリュー41sの入る部分にはスペーサ41
s’が介在されている。このスペーサ41s’は図4に
示すようにシートカウリング37のスペーサも兼ねられ
るように同乗者用シート41からさらに下方に延びてい
る。 【0029】収納ボックス43は、シートレールフレー
ム15L・15Rに図7および図10に示すような適数
のクッション21eを介在させた状態で、プロジェクシ
ョンボルト等の適宜の締着手段21dを前記通し穴21
aに通して固定される(図10参照)。なお、図10に
符号43hで示すものは、収納ボックス43内に入れら
れる工具等を保持するためのツールホルダーである。 【0030】そして、シートカウリング37に本発明に
係る自動二輪車の同乗者用シート取付構造1が採用され
ている。以下詳細に説明する同乗者用シート41には、
ピリオンシートバンド44が備えられている。ピリオン
シートバンド44は、同乗者が乗車の際に掴まる部分と
いうだけでなく、同乗者用シート41の車体への取り付
け、特には同乗者用シート41の前部を車体へ取り付け
るためのものとして兼用されている。 【0031】そして、このようなピリオンシートバンド
44のうち、同乗者が掴む部分であるとともに、同乗者
用シート41の上面41uを押さえる部分となる中央部
44Uを除く部分、すなわち、ピリオンシートバンド4
4の左右側部44L・44Rの少なくとも先端部45L
・45Rを間接的にまたは直接的にそれぞれシートレー
ルフレーム15L・15Rに取り付けるようにしてあ
る。この実施の形態では、これらの先端部45L・45
Rを後述するシートレールブラケット57を介してシー
トレールフレーム15に間接的に取り付けたものとして
示してある。 【0032】すなわち、ピリオンシートバンド44の上
記先端部45L・45Rは、シートカウリング37の側
部側凹部37c2の内面37c2’とシートレールフレー
ム15L・15Rの一部である、後述するとしたシート
レールブラケット57の自由端部57fの外側面57
f’間に後述するゴム製筒状間座55を介して挟持さ
れ、締着手段であるスクリュー47aによってシートカ
ウリング37とともにシートレールフレーム15L・1
5Rに取り付けられる。 【0033】ピリオンシートバンド44の先端部45L
・45Rには、その一方の面にバーリング加工によって
スペーサ部51aを一体に設けた金具51が設けられて
いるが、ピリオンシートバンド44をシートレールフレ
ーム15L・15Rに固定する前は、図18及び図19
に示すように、金具51は、スクリュー47aとナット
47bとによって先端部45L・45Rに固定されてい
る。そして、ピリオンシートバンド44をシートレール
フレーム15L・15Rに固定するときに、スクリュー
47aとナット47bと螺合を解いてスクリュー47a
とナット47bとを金具51から外し、上述したように
スクリュー47aを用いて、ピリオンシートバンド44
をシートレールフレーム15L・15Rの後述するとし
た前記シートレールブラケット57に固定するようにな
っている。 【0034】一方、金具51のスペーサ部51aが入る
スペーサ通し穴53が、フレームカバー35の一部であ
るシートカウリング37の側部側凹部37c2に設けら
れており、このスペーサ通し穴53に縦断面H状のゴム
製筒状間座55を挿入状態で介装してある。 【0035】図5からよくわかるように、ゴム製筒状間
座55は、その軸心を含む仮想切断面で切断したときに
縦断面がほぼH型のH型ゴムのことであって、その中央
に軸心方向に延びる通し穴55oを貫通してある。この
通し穴55oに当該通し穴55oとほぼ同じ長さ寸法の
前記スペーサ部51aを通すことによって、ピリオンシ
ートバンド44の前記先端部45L・45Rをシートカ
ウリング37に仮止めする。この仮止め状態で、シート
カウリング37の外部からスペーサ部51aに、前記予
め外しておいたスクリュー47を通し、当該通されたス
クリュー47aの雄ネジ部47sをシートレールフレー
ム15、すなわちその一部であるシートレールブラケッ
ト57の自由端部57fに設けた雌ネジ部57sと螺合
する。このようにすることで、金具51はゴム製筒状間
座55とシートレールブラケット57との間で挟持され
るようになり、金具51がシートカウリング37をシー
トレールフレーム15L・15Rに組付けるときのスペ
ーサの役目も果たすようになる。また、シートレールブ
ラケット57を介することで、ピリオンシートバンド4
4は、その先端部45L・45Rがシートレールフレー
ム15に間接的に取り付けられる。 【0036】シートレールブラケット57は、図2、図
3および図6からわかるように、シートレールフレーム
15L・15Rの上面15uにおける後部寄り中央部分
であって、同乗者用シート41の前部に対応する箇所に
溶着等の適宜の固着手段によって固定される。 【0037】シートレールブラケット57は、図6〜図
8からわかるように、長四角の板状体をその長手方向に
おける端部側中央部分で鈍角に2カ所屈曲してなるごと
き、口拡の変形コ字形状をしている。そして、シートレ
ールブラケット57をシートレールフレームの上面15
uに取り付けたときに、その自由端部57fの外側面5
7f’は、鉛直面に対してほぼ平行とされ、この外側面
57f’に金具51が対面される。なお、金具51の座
りを良くするために外側面57f’には車輛外側に突出
する係止片58が形成されている。 【0038】なお、図3および図5に符号59で示すの
は、スクリュー47aの頭部47hとゴム製筒状間座5
5との間に介在されるワッシャーである。 【0039】また、シートレールブラケット57を介在
させず直接シートレールフレーム15L・15Rにピリ
オンシートバンド44の先端部45L・45Rを取り付
けるようにしてもよい。 【0040】しかして、このように構成された自動二輪
車の同乗者用シート取付構造1によれば、同乗者用シー
ト41のうち同乗者が掴まる部分であるとともに、同乗
者用シート41の上面41uを押さえる部分を除く部分
の少なくとも先端部45L・45Rを間接的にまたは直
接的にシートレールフレーム15L・15Rに取り付け
るようにしたので、同乗者がピリオンシートバンド44
に掴まることによってピリオンシートバンド44に強い
引っ張り力がかかっても、この引っ張り力の直接作用す
る部分は、剛性の高いシートレールフレーム15L・1
5Rであるので、少なくとも引っ張り力の作用しない収
納ボックス43には、この引っ張り力である外力によっ
て何ら悪影響を受けることがない。 【0041】また、ピリオンシートバンド44の先端部
45L・45Rは、フレームカバーの一部であるシート
カウリング37とシートレールフレーム15との間で締
着手段で挟持されるとともに、当該先端部45L・45
R分にはその一面にバーリング加工によってスペーサ部
51aを一体に有する金具51を設けたので、従来ピリ
オンシートバンド44と別体であったスペーサをピリオ
ンシートバンド44と一緒に管理できることになり、部
品点数を削減できる。 【0042】さらに、スペーサ部51aが入るスペーサ
通し穴53をシートカウリング37に設け、このスペー
サ通し穴53にゴム製筒状間座55を介装し、当該ゴム
製筒状間座55の通し穴55oに前記スペーサ部51a
を通すことによって、ピリオンシートバンド44の前記
先端部45L・45Rを前記フレームカバーであるシー
トカウリング37に仮止めするようにしたので、前記ス
クリュー47aをスペーサ部51aに通すまでの間、組
付者はピリオンシートバンド44から手を離せるように
なる。このため、組付者の手が自由になるので組付性が
向上する。 【0043】そして、仮止めをするにあたって、ゴム製
筒状間座55にスペーサ部51aを通すようになってい
るので、ゴム製筒状間座55の摩擦によってスペーサ部
51aは外れにくくなる。このため、スクリュー47a
で本締めするまでにピリオンシートバンド44が外れて
しまうこともない。したがって、ゴム製筒状間座55か
らスペーサ部51aが抜け出てしまうこともなく、仮止
めが安定するので一層作業効率を高められる。 【0044】また、同乗者用シート41は、その前部を
ピリオンシートバンド44で保持するものであるが、そ
の後部をスクリュー41sでシートレールフレーム15
L・15Rに固定されている収納ボックス43に固着し
てあるので、安定して取り付けられる。 【0045】さらにまた、同乗者用シート41の後部は
スクリュー41sによる一点止めであるから部品点数が
少なくて済む。 【0046】 【発明の効果】発明によれば、同乗者がピリオンシー
トバンドaに掴まることによってピリオンシートバンド
に強い引っ張り力がかかっても、この引っ張り力の直接
作用する部分は、剛性の高いシートレールフレームであ
るので、少なくとも前記引っ張り力の作用しない収納ボ
ックスには、この引っ張り力である外力によって何ら悪
影響を受けないようにできる。
Description: BACKGROUND OF THE INVENTION 1. Field of the Invention The present invention relates to a seat mounting structure for a passenger of a motorcycle. More specifically, the present invention relates to a motorcycle seat mounting structure for a motorcycle including a pillion seat band that can be gripped by a passenger riding the motorcycle to stabilize their body while traveling. 2. Description of the Related Art When riding with a passenger on a motorcycle,
The passenger can turn his hand around the rider's waist, hold the passenger's grip handle on the upper surface of the seat cowling, or the pillion seat provided on the front upper surface of the passenger's seat (also called pillion seat or tandem seat). Stabilize your body by grabbing in a band. FIGS. 20 and 21 show an example b in which a conventional passenger seat having a pillion seat band a is assembled to a vehicle body.
1 is a perspective view and a main part cross-sectional view of a rear portion of a vehicle according to the first embodiment. In this passenger seat b, a pillion seat band a
However, it is used not only for holding the passenger and supporting his / her body, but also as a fixing means for fixing the passenger seat b to the vehicle body. [0004] A description will now be given of the attachment of the passenger seat b to the vehicle body using the pillion seat band a.
The pillion seat band a is for fixing the front part of the passenger seat b, and is designed to fix the passenger seat b to the vehicle body by means of a rear fixing means of the passenger seat b described later. Has become. [0005] Immediately below the passenger seat b, a storage box e having a front opening for receiving tools and the like is provided with the passenger seat b.
And the seat cowling f is housed in a space S surrounded by the seat cowling f. This storage box e is located in the space S
It is fixed to a seat rail frame (not shown), a part of which is located inside. On both sides of a portion of the bottom wall e 1 of the storage box e corresponding to the front portion b 1 of the passenger seat b,
As shown in FIG. 21, both ends a 1 of the seat band a
A bolt through hole j 1 · j 2 for fixing a 2 with a bolt h and a nut i via a spacer g is provided. Of the bolt holes j 1 and j 2 , one end a 1 of the seat band a is fixed in advance to the bolt hole j 1 on the left side of the vehicle by tightening the bolt h and the nut i.
In addition, what is shown by the symbol o in FIG. 20 is a bolt through hole provided at both ends a 1 and a 2 of the seat band a. On the other hand, on both sides of the upper portion of the seat cowling f, when the storage box e is stored in the space S, a portion corresponding to the bolt through holes j 1 and j 2 of the storage box e is provided with a seat band a. There are provided band through holes k 1 and k 2 for passing through (only the band through hole k 1 on the left side of the vehicle is shown). The band through hole k in the passenger seat b
Another band through hole m 1 · m 2 is also formed in a portion corresponding to 1 · k 2 . Accordingly, after putting the storage box e which has been previously fixed to the one end a 1 sheet bands a by a bolt h and nuts i as described above in the space S, the sheet bands a second end a 2 is passed through from below them in another band through the order of the holes m 1 band through holes k 1 and pillion b of the seat cowling f, holes m 2 and sheet through the other bands pillion b cowling f of the other band passing through from above into the hole k 2. afterwards,
Be fixed by a bolt h and nuts i according to tip a 2 of seat band a in holes j 2 through the other bolt, from the top sheet band a is over the cross-shaped upper surface front portion of the seat b for passenger It becomes pressed against the clamping form, whereby the front portion b 1 of the seat b for passenger is fixed to the vehicle body. [0009] The boundary between the passenger seat b and the passenger seat p is a backrest q. The backrest q is provided with an opening / closing lid (not shown) from which it is stored. A tool or the like can be inserted into the box e. When screwing the bolt h and the nut i, the opening / closing lid is opened, a fastening tool such as a wrench is inserted through the front opening of the storage box e, and the bolt head of the bolt h is fixed with the tool such as the wrench. hi is made to screw effectively. [0010] Next described method of fixing the rear b 2 of the passenger seat b. Inside the passenger seat b, iron plate b 2 projecting to the rear below of the seat b is Aru is cast integrally. This iron plate b 2, corresponding to the iron plate b 2, secure the mounting bracket r seat rail frames with the not shown if tightened with bolts s, the rear b 2 is the body of the passenger seat b Is done.
As described above, the passenger seat b is fixed to the vehicle body. By the way, there is room for the following improvement in the mounting structure of the passenger seat b to the vehicle body using the pillion seat band a as described above. That is,
The pillion seat band a is for attaching the passenger seat b to the vehicle body, and the pillion seat band a is also a portion that the passenger can grip as described above. Therefore, when the passenger holds onto the pillion seat band a, the pillion seat band a receives a strong pulling force. Then, the tension force, out of the storage box e, part pillion seat band a is connected to the storage box and e, that acts as an external force pulling also the left and right sides of the bottom wall e 1. For this reason, in an extreme case, the connecting portion of the storage box e may be deformed by the tensile force. Further, with the recent price destruction, it has been desired to provide a new technology that can be expected to further reduce the number of parts and improve the assemblability. SUMMARY OF THE INVENTION The present invention has been made in view of the above circumstances, and a problem to be solved is a portion where a passenger can grip a pillion seat band of a motorcycle. In addition to the above, in a motorcycle passenger seat that is also used for attaching the passenger seat to the vehicle body, the pulling force when the passenger holds the pillion seat band has at least the passenger seat. It is an object of the present invention to provide a passenger seat mounting structure for a motorcycle in which a lower storage box does not act as an external force. SUMMARY OF THE INVENTION The present invention solves the above-mentioned problems, and is as follows.
That is, the seat attachment structure for a passenger of a motorcycle of the present invention includes a body frame rear portion of the seat rail frame, this
Storage box attached to the seat rail frame of
With a seat cowling, and on this seat cowling
Passenger seat molded separately from driver seat
Te placed <br/> to motorcycles of the pillion seat band is disposed between the seat cowling, the pillion on top
An upper flat concave portion to be fitted is provided and
Through holes are formed on both side walls for passing the pillion seat band.
The passenger seat is located at the front of the left and right sides.
Pillion seat bar at the location corresponding to the cowling through hole
A band through hole is formed through which the seat cowl
The passenger seat is fitted into the upper flat recess of the
The rear part of the passenger seat is referred to as a seat cowling.
While being fastened and fixed to the storage box,
The front of the seat is held by a pillion seat band.
Then, attach the pillion seat band to the passenger seat.
The left and right sides of the passenger seat.
Into the seat cowling through the band through hole at the front
And seat the tip with the seat cowling.
Seat rail bracket provided on trail frame
To be fixed . Therefore , according to the present invention, at least the distal end of the portion of the passenger seat that is a portion that can be gripped by the passenger and excluding the portion that presses the upper surface of the passenger seat is indirectly connected. Or, since it is designed to be directly attached to the seat rail frame, the passenger grasps on the pillion seat band a so that the pillion seat band a
Even when a strong pulling force is applied, the portion on which the pulling force directly acts is a highly rigid seat rail frame, so that at least the storage box on which the pulling force does not act has any adverse effect due to the external force being the pulling force. I do not receive. Hereinafter, the present invention will be described in detail with reference to the drawings based on embodiments shown in the drawings. FIG. 1 is an overall side view of a motorcycle employing a passenger seat mounting structure 1 for a motorcycle according to the present invention, FIG. 2 is an enlarged view of a main part of FIG. 1, and FIG. 3 is a line III-III of FIG. FIG. 4 is an enlarged cross-sectional view taken in the direction of the arrow and cut along a virtual cutting plane including FIG.
5 is an enlarged sectional view taken along a virtual cutting plane including a line and viewed in the direction of the arrow, FIG. 5 is an enlarged view of a region V in FIG. 3, and FIG. 6 is a view showing a seat rail bracket 57 which is a part of the seat rail frames 15L and 15R. FIG. 7 is an enlarged view showing a state where the seat cowling 37 is removed in a region VII of FIG. 2, and FIG. 8 is a view showing the storage box 43 removed from the state of FIG. 9 is IX-IX of FIG.
7 is cut along a virtual cutting plane including the line, and is an enlarged cross-sectional view as viewed in the direction of the arrow.
FIG. 11 is an enlarged sectional view taken along a virtual cutting plane including the line XI-XI of FIG. 7 and viewed in the direction of the arrow,
FIG. 12 is a plan view of the storage box 43, and FIG.
FIG. 14 is an enlarged sectional view taken along a virtual cutting plane including the line II-XIII and viewed in the direction of the arrow, FIG. 14 is a front view of the storage box 43, and FIG.
5 is a longitudinal sectional view of the passenger seat 41, FIG. 16 is a bottom view of the passenger seat 41, and FIG. 17 is an enlarged cross section taken along a virtual cutting plane including the line XVII-XVII in FIG. Figure,
FIG. 18 is a partially omitted plan view of the pillion seat band 44,
FIG. 19 is a side view of FIG. As can be seen from FIG. 1, the motorcycle 3 adopting the passenger seat mounting structure 1 for a motorcycle according to the present invention has a body frame 5 extending back and forth of the vehicle as a skeleton. The body frame 5 is located above the engine 9 and extends from the head pipe 11 to the rear of the vehicle as an L-shaped body tube frame 1 as a pair of left and right main frames.
3L and 13R (only the left body tube frame 13L is shown in FIG. 1). A pair of left and right seat rail frames 15L and 15R shown in FIG. 2 and the like serving as a skeleton of a rear portion of the vehicle are integrally connected to the rear of the vehicle from the body tube frames 13L and 13R. A rear portion 16L which is a part of the seat rail frames 15L and 15R.
16R, the seat rail frames 15L and 15R are interposed between the rear portions 16L and 16R and the rear portions 14L and 14R of the body tube frames 13L and 13R (only the left rear portion 14L is shown in FIG. 1). Seat pillars 17L and 17R to support (only the left seat pillar 17L is shown), stand grips 19L and 19R interposed between the seat pillars 17L and 17R and the seat rail frame rear portions 16L and 16R, respectively. The seat rail bridge tube 20 (see FIG. 8) for connecting the left and right seat rail frame rear portions 16L and 16R is provided. At both ends of the seat rail bridge tube 20 and the rear portions 16L and 16R of the seat rail frames, through holes 21a for fixing storage boxes 43 to be described later to the seat rail frames 15L and 15R, respectively.
Is provided. A handle 23 and a front fork 24 that rotates left and right by operating the handle are attached to a front portion of the head pipe 11. A front wheel 25 is attached to the front fork 24 via a cushion unit 29. It is attached freely and rotatably. Also,
The rear wheel 31 is rotatably attached to a swing arm 33 via a cushion unit 32. The motorcycle 3 described above is entirely covered with a frame cover 35 (see FIG. 1). Specifically, the frame cover 35 includes a full cowling 36 that covers a range from the front part to the center part of the vehicle, and the body frame 4
And the seat cowling 37 which covers the rear part of the vehicle. The seat cowling 37 is shown in FIGS.
As shown in FIG. 5, a driver's seat 39 and a passenger's seat 41 are provided on the upper part with a step, that is, the passenger's seat 41 is provided in a higher state than the driver's seat 39. I have. By providing such a step, a portion corresponding to the rise of the stairs serves as a backrest for the driver indicated by reference numeral 42 and also serves as a portion for supporting the front portion of the passenger seat 41. The passenger seat 41 has an upper flat recess 37c 1 provided above the seat cowling 37.
To improve the seating (see FIG. 3). Also, as shown in FIG.
c The first sidewall 37w, the pillion 4 when fitting the passenger's seat 41 to the upper flat recess 37c 1
1, a seat band 4 to be described later provided at the front part of both side edges
4 band through hole 37o 1 · 37o 2 to pass are formed. Further, the holes 41 o 1 · 41 o 2 through another band is formed in a portion corresponding to the band through hole 37o 1 · 37o 2 to passenger seat 41, when fitting the passenger's seat 41 in a flat recess 37c To. These bands through hole 37o 1 · 37o 2 and another band through hole 41 o 1 · 41 o 2
Are substantially coaxial with the path of the band 44. A space S is provided below the passenger seat 41 and is surrounded by the seat cowling 37, and a storage box 43 for storing tools and the like is stored therein. As shown in FIGS. 2 and 4, the rear portion of the passenger seat 41 has a screw 41s screwed into a casting nut 43n integrally cast in the storage box 43.
Is fixed to the storage box 43. A seat cowling 37 is interposed between the passenger seat 41 and the storage box 43.
A spacer 41 is provided at a portion where the screw 41s enters.
s' is interposed. The spacer 41s' extends further downward from the passenger seat 41 so as to also serve as a spacer for the seat cowling 37 as shown in FIG. The storage box 43 has a suitable number of cushions 21e as shown in FIGS. 7 and 10 interposed between the seat rail frames 15L and 15R. 21
a (see FIG. 10). In addition, what is indicated by reference numeral 43h in FIG. 10 is a tool holder for holding a tool or the like put in the storage box 43. The seat cowling 37 employs the passenger seat mounting structure 1 of the motorcycle according to the present invention. The passenger seat 41 described in detail below includes:
A pillion seat band 44 is provided. The pillion seat band 44 is used not only as a part that the passenger can grasp when riding, but also for attaching the passenger seat 41 to the vehicle body, in particular, for attaching the front part of the passenger seat 41 to the vehicle body. It is also used. In the pillion seat band 44, a portion excluding a central portion 44U that is a portion that is held by the passenger and that presses the upper surface 41u of the passenger seat 41, that is, the pillion seat band 4
4 at least the front end 45L of the left and right sides 44L and 44R.
The 45R is indirectly or directly attached to the seat rail frames 15L and 15R, respectively. In this embodiment, these tip portions 45L and 45L
R is shown as being indirectly attached to the seat rail frame 15 via a seat rail bracket 57 described later. That is, the front ends 45L and 45R of the pillion seat band 44 are part of the inner surface 37c 2 ′ of the side recess 37c 2 of the seat cowling 37 and a part of the seat rail frames 15L and 15R. Outer surface 57 of free end 57f of rail bracket 57
f ′, the seat rail frame 15L · 1 is held together with the seat cowling 37 by a screw 47a as a fastening means.
Attached to 5R. The end 45L of the pillion seat band 44
The 45R is provided with a metal fitting 51 integrally provided with a spacer portion 51a by burring on one surface thereof. Before fixing the pillion seat band 44 to the seat rail frames 15L and 15R, FIG. FIG.
As shown in (2), the metal fitting 51 is fixed to the distal ends 45L and 45R by screws 47a and nuts 47b. Then, when fixing the pillion seat band 44 to the seat rail frames 15L and 15R, the screw 47a and the nut 47b are unscrewed from each other to remove the screw 47a.
And the nut 47b are removed from the metal fitting 51, and the pillion seat band 44 is
Is fixed to the seat rail bracket 57 described later of the seat rail frames 15L and 15R. On the other hand, the spacer through hole 53 in which the spacer portion 51a enters the brackets 51 are provided on the side portion recess 37c 2 of the seat cowling 37 which is part of the frame cover 35, longitudinal to the spacer through-hole 53 A rubber cylindrical spacer 55 having a surface H shape is interposed in an inserted state. As can be clearly understood from FIG. 5, the rubber tubular spacer 55 is an H-shaped rubber having a substantially H-shaped longitudinal section when cut along a virtual cutting surface including the axis thereof. A through hole 55o extends in the center in the axial direction. The distal end portions 45L and 45R of the pillion seat band 44 are temporarily fixed to the seat cowling 37 by passing the spacer portion 51a having substantially the same length dimension as the through hole 55o through the through hole 55o. In this temporarily fixed state, the screw 47 previously removed is passed from the outside of the seat cowling 37 to the spacer portion 51a, and the male screw portion 47s of the passed screw 47a is connected to the seat rail frame 15, that is, a part thereof. It engages with a female screw portion 57s provided on a free end portion 57f of a certain seat rail bracket 57. By doing so, the metal fitting 51 is sandwiched between the rubber tubular spacer 55 and the seat rail bracket 57, and when the metal fitting 51 attaches the seat cowling 37 to the seat rail frames 15L and 15R. Also serves as a spacer. Further, through the seat rail bracket 57, the pillion seat band 4
4 has its tip portions 45L and 45R indirectly attached to the seat rail frame 15. As can be seen from FIGS. 2, 3 and 6, the seat rail bracket 57 is a central portion of the upper surface 15u of the seat rail frames 15L and 15R closer to the rear, and corresponds to the front of the passenger seat 41. And is fixed to a location to be welded by an appropriate fixing means such as welding. As can be seen from FIGS. 6 to 8, the seat rail bracket 57 is formed by bending a long rectangular plate-like body at two obtuse angles at the center on the end side in the longitudinal direction. It has a U-shape. Then, the seat rail bracket 57 is attached to the upper surface 15 of the seat rail frame.
u, the outer surface 5 of its free end 57f
7f 'is substantially parallel to the vertical plane, and the metal fitting 51 faces the outer side surface 57f'. Note that a locking piece 58 is formed on the outer side surface 57f 'to protrude outward from the vehicle in order to improve the seating of the metal fitting 51. 3 and 5, reference numeral 59 denotes the head 47h of the screw 47a and the rubber cylindrical spacer 5.
5 is a washer interposed therebetween. Further, the leading end portions 45L and 45R of the pillion seat band 44 may be directly attached to the seat rail frames 15L and 15R without the intervention of the seat rail bracket 57. According to the passenger seat mounting structure 1 for a motorcycle constructed as described above, the passenger seat 41 is a portion that can be held by the passenger and the upper surface of the passenger seat 41. Since at least the front end portions 45L and 45R of the portion excluding the portion that holds 41u are indirectly or directly attached to the seat rail frames 15L and 15R, the passenger can use the pillion seat band 44.
Even if a strong pulling force is applied to the pillion seat band 44 by being gripped, the portion on which the pulling force directly acts is a highly rigid seat rail frame 15L-1.
Since it is 5R, at least the storage box 43 to which no pulling force acts does not have any adverse effect by the external force which is the pulling force. The front end portions 45L and 45R of the pillion seat band 44 are clamped between the seat cowling 37, which is a part of the frame cover, and the seat rail frame 15 by fastening means. 45
Since the metal part 51 integrally having the spacer portion 51a is provided on one surface of the R portion by burring processing, the spacer which has been separated from the conventional pillion seat band 44 can be managed together with the pillion seat band 44. Points can be reduced. Further, a spacer through hole 53 for receiving the spacer portion 51a is provided in the seat cowling 37 , a rubber cylindrical spacer 55 is interposed in the spacer through hole 53, and a through hole of the rubber cylindrical spacer 55 is provided. 55o, the spacer portion 51a
The front end portions 45L and 45R of the pillion seat band 44 are temporarily fixed to the seat cowling 37 serving as the frame cover by passing the screws 47a through the spacers 51a. Can be released from the pillion seat band 44. For this reason, the hands of the assembler become free, so that the assemblability is improved. Since the spacer portion 51a is made to pass through the rubber tubular spacer 55 during the temporary fixing, the spacer portion 51a is less likely to come off due to the friction of the rubber tubular spacer 55. For this reason, the screw 47a
Thus, the pillion seat band 44 does not come off before the main fastening. Therefore, the spacer portion 51a does not come off from the rubber tubular spacer 55, and the temporary fixing is stabilized, so that the working efficiency can be further enhanced. The passenger's seat 41 has its front portion held by a pillion seat band 44, and its rear portion is screwed by a screw 41s to the seat rail frame 15.
Since it is fixed to the storage box 43 fixed to the L · 15R, it can be stably mounted. Further, since the rear portion of the passenger seat 41 is fixed at one point by the screw 41s, the number of parts can be reduced. According to the present invention, even if a passenger pulls on the pillion seat band by gripping on the pillion seat band a, the portion on which the pulling force directly acts is rigid. Since the seat rail frame is high, at least the storage box on which the pulling force does not act can be prevented from being adversely affected by the external force as the pulling force.

【図面の簡単な説明】 【図1】本発明に係る自動二輪車の同乗者用シート取付
構造が採用された自動二輪車の全体側面図である。 【図2】図1の要部拡大図である。 【図3】図2のIII−III線を含む仮想切断面で切断し、
矢印方向に見た拡大断面図である。 【図4】図2のIV−IV線を含む仮想切断面で切断し、矢
印方向に見た拡大断面図である。 【図5】図3の領域V部分の拡大図である。 【図6】シートレールフレームの一部であるシートレー
ルブラケットの拡大正面図である。 【図7】図2の領域VII部分において、シートカウリン
グを取り外した状態を示す拡大図である。 【図8】図7の状態から収納ボックスを取り外し、矢印
VIII方向から見た図である。 【図9】図7のIX−IX線を含む仮想切断面で切断し、矢
印方向に見た拡大断面図である。 【図10】図7のX−X線を含む仮想切断面で切断し、矢
印方向に見た拡大断面図である。 【図11】図7のXI−XI線を含む仮想切断面で切断し、
矢印方向に見た拡大断面図である。 【図12】収納ボックスの平面図である。 【図13】図7のXIII−XIII線を含む仮想切断面で切断
し、矢印方向に見た拡大断面図である。 【図14】収納ボックスの正面図である。 【図15】同乗者用シートの縦断面図である。 【図16】同乗者用シートの底面図である。 【図17】図15のXVII−XVII線を含む仮想切断面で切
断し、矢印方向に見た拡大断面図である。 【図18】ピリオンシートバンドの一部省略平面図であ
る。 【図19】図18の側面図である。 【図20】従来技術を説明するための図である。 【図21】図20のIIXI−IIXI線を含む仮想切断面で切
断し、矢印方向に見た拡大断面図である。 【符号の説明】 1 自動二輪車の同乗者用シート取付構造 3 自動二輪車 15L シートレールフレーム 15R シートレールフレーム 35 フレームカバー 37 フレームカバーの一部 41 同乗者用シート 41u 同乗者用シートの上面 44 ピリオンシートバンド 44U 同乗者が掴まる部分であるとともに同乗者用
シートの上面を押さえる部分 44L 同乗者が掴まる部分であるとともに同乗者用
シートの上面を押さえる部分を除く部分 44R 同乗者が掴まる部分であるとともに同乗者用
シートの上面を押さえる部分を除く部分 45L 同乗者用シートの先端部 45R 同乗者用シートの先端部 47s 締着手段のネジ部 47a 締着手段 51a スペーサ部 51 金具 53 スペーサ通し穴 55 ゴム製筒状間座
BRIEF DESCRIPTION OF THE DRAWINGS FIG. 1 is an overall side view of a motorcycle employing a passenger mounting structure for a motorcycle according to the present invention. FIG. 2 is an enlarged view of a main part of FIG. FIG. 3 is cut along a virtual cutting plane including the line III-III in FIG. 2;
It is the expanded sectional view seen in the arrow direction. FIG. 4 is an enlarged cross-sectional view taken along a virtual cutting plane including a line IV-IV in FIG. 2 and viewed in a direction indicated by an arrow. FIG. 5 is an enlarged view of a region V in FIG. 3; FIG. 6 is an enlarged front view of a seat rail bracket that is a part of the seat rail frame. FIG. 7 is an enlarged view showing a state where a seat cowling is removed in a region VII portion of FIG. 2; FIG. 8 shows a state in which the storage box is removed from the state shown in FIG.
It is the figure seen from the VIII direction. 9 is an enlarged cross-sectional view taken along a virtual cutting plane including the line IX-IX in FIG. 7 and viewed in the direction of the arrow. FIG. 10 is an enlarged cross-sectional view taken along a virtual cutting plane including the line XX of FIG. 7 and viewed in a direction indicated by an arrow. 11 is cut along a virtual cutting plane including the line XI-XI of FIG. 7;
It is the expanded sectional view seen in the arrow direction. FIG. 12 is a plan view of the storage box. FIG. 13 is an enlarged cross-sectional view taken along a virtual cutting plane including a line XIII-XIII in FIG. 7 and viewed in a direction indicated by an arrow. FIG. 14 is a front view of the storage box. FIG. 15 is a longitudinal sectional view of the passenger seat. FIG. 16 is a bottom view of the passenger seat. FIG. 17 is an enlarged cross-sectional view taken along a virtual cutting plane including a line XVII-XVII in FIG. 15 and viewed in a direction of an arrow. FIG. 18 is a partially omitted plan view of a pillion seat band. FIG. 19 is a side view of FIG. 18; FIG. 20 is a diagram for explaining a conventional technique. 21 is an enlarged cross-sectional view taken along a virtual cutting plane including a line IIXI-IIXI in FIG. 20 and viewed in a direction indicated by an arrow. [Description of Reference Codes] 1 Passenger seat mounting structure for motorcycle 3 Motorcycle 15L Seat rail frame 15R Seat rail frame 35 Frame cover 37 Part of frame cover 41 Passenger seat 41u Upper surface 44 of passenger seat Pillion seat The band 44U is a portion that the passenger can grasp and a portion 44L that holds the upper surface of the passenger seat 44L A portion that is a portion that the passenger holds and that excludes the portion that presses the upper surface of the passenger seat 44R A portion that the passenger holds. A portion 45L excluding a portion that presses the upper surface of the passenger's seat 45L A front end 45R of the passenger's seat 47s A front end 47s of the passenger's seat Screw part 47a of fastening means Fastening means 51a Spacer part 51 Metal fitting 53 Spacer through hole 55 rubber tubular spacer

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B62J 1/14 ──────────────────────────────────────────────────続 き Continued on front page (58) Field surveyed (Int. Cl. 7 , DB name) B62J 1/14

Claims (1)

(57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 車体フレーム後部のシートレールフレー
ムと、このシートレールフレームに取付けられた収納ボ
ックスとをシートカウリングで覆い、このシートカウリ
ングの上部に運転者用シートとは別体で成形した同乗者
用シートとピリオンシートバンドとを配設した自動二輪
車において、前記シートカウリングは、上部に同乗者用シートが嵌め
込まれる上部偏平凹部が設けられるとともに、その両側
壁にピリオンシートバンドを通す通し穴が形成され、 前記同乗者用シートは、左右両側前部の前記シートカウ
リングの通し穴に対応する箇所にピリオンシートバンド
を通すバンド通し穴が形成され、 前記シートカウリングの上部偏平凹部に同乗車用シート
を嵌め込むとともに、前記同乗者用シートの後部をシー
トカウリングとともに収納ボックスへ締着固定する一
方、前記同乗者用シートの前部を、ピリオンシートバン
ドで保持するものであって、 前記ピリオンシートバンドを前記同乗者用シートの上面
に左右に掛け渡し、該同乗者用シートの左右両側前部の
バンド通し穴を通してシートカウリング内に挿入し、そ
の先端部を前記シートカウリングとともにシートレール
フレームに設けられたシートレールブラケットに締着固
したことを特徴とする自動二輪車の同乗者用シート取
付構造。
(57) [Claims] [Claim 1] Seat rail frame at the rear of the body frame
And the storage box attached to this seat rail frame.
Cover with a seat cowling.
Passenger molded separately from the driver's seat at the top of the driver's seat
Motorcycle with seat and pillion seat band
Oite in the car, the seat cowling, the sheet is fit for the passenger to the top
The upper flat recess is provided and both sides thereof
A through-hole for passing a pillion seat band is formed in the wall, and the passenger seat is provided with the seat cowls at the front left and right sides.
Pillion seat band at the location corresponding to the through hole in the ring
A band passage hole is formed through which a seat for riding in
And seat back of the passenger seat
Fasten and secure to the storage box together with the cowling
The front of the passenger seat is a pillion seat van
The pillion seat band on the upper surface of the passenger seat.
The left and right sides of the passenger seat.
Insert the band into the seat cowling through the hole, and
Of the seat rail with the seat cowling
Fasten securely to the seat rail bracket provided on the frame
A seat mounting structure for a passenger of a motorcycle, which is characterized by the following.
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