JP3515024B2 - 安全かみそり - Google Patents
安全かみそりInfo
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- mounting member
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- Dry Shavers And Clippers (AREA)
Description
を剃るときに使用する安全かみそりの改良に関する。
在していた。このような安全かみそりは首振り型安全か
みそりと呼ばれ、刃体を天板と刃台の間に挾着したカ−
トリッジ替刃の裏面にジャ−ナル軸受が設けられ、ホル
ダ−上端の一対のア−ムに設けられたジャ−ナル軸とジ
ャ−ナル結合することによって、カ−トリッジ替刃がホ
ルダ−に対して揺動する構成であった。
型安全かみそりはヒゲ剃り中に顔の凹凸に沿って刃が揺
動するので、刃固定型の安全かみそりに比べて効率良く
ヒゲを剃ることができることで評判が良かった。
が単一の揺動軸線を中心に揺動する構成であったから、
顔の凹凸に確実に対応するには揺動のみでは不十分であ
ったと言うことができる。そこで使用者は握った手でホ
ルダ−の柄の角度を変えながらヒゲを剃っていたが、使
用者の勘に頼るために常に最適な角度でヒゲを剃ること
は困難であった。そこで、本発明は、使用中に顔の凹凸
に対応して刃が的確に揺動する安全かみそりを提供する
ことを目的とする。
構成は、基台、刃取付部材及び刃を含み、基台はホルダ
−本体に対して長さ方向に延びる揺動軸線を中心に揺動
可能であり、刃取付部材は前記基台の揺動軸線とは別の
長さ方向に延びる揺動軸線を中心に揺動可能に基台に装
着され、刃は刃取付部材に固定的に取付けられてその刃
取付部材及び刃の刃先縁の下側先方に長さ方向に延びる
ガードバーと共に基台に対して揺動可能であり、揺動し
た刃及び刃取付部材を自動的に元の位置に復帰させるた
めの弾性的手段が基台と、刃又は刃取付部材の間に存在
することを特徴とする。
付部材及び刃の刃先縁の下側先方に長さ方向に延びるガ
ードバーが該ガードバーを通る揺動軸線を中心に揺動可
能である要素が請求項1に限定的に付加された構成であ
る。
縁の下側先方に長さ方向に延びるガ−ドバ−の両端にジ
ャ−ナル結合手段が設けられ、該ジャ−ナル結合手段が
基台に設けられたジャ−ナル結合手段とジャ−ナル結合
することによって、刃取付部材及びそれに取付けられた
刃が前記ガ−ドバ−を通る揺動軸線を中心として揺動可
能である要素が請求項1又は請求項2記載に限定的に付
加された構成である。
台がホルダ−本体に対して揺動可能であって、且つ刃が
刃取付部材及び刃の刃先縁の下側先方に長さ方向に延び
るガードバーと共に基台に対して揺動可能であるから、
本発明は2つの揺動軸線を有する。そして、使用中に顔
の全体的な凹凸に対応して基台が揺動すると共に、顔の
凹凸の急激な変化に対しては刃が直接的に揺動するの
で、2つの揺動が相俟って使用中に顔の全体的な凹凸及
び急激な凹凸の変化に対応して刃が的確に揺動し、ヒゲ
を効率的に剃ることができる。また、基台が揺動しても
ガ−ドバ−と刃の相対的な位置は変化しないから、剃り
角度、すなわち刃先縁からガ−ドバ−の表面に引いた接
線と刃面のなす角度を変化させることなくヒゲを剃るこ
とができる。剃り角度はヒゲを剃る際に重要な角度であ
って、安全かみそりは最適な剃り角度を設定してあるの
で、使用中に剃り角度を変化させることは使用者に満足
感を与えないから好ましいことでない。
び刃の刃先縁の下側先方に長さ方向に延びるガードバー
がこのガードバーを通る揺動軸線を中心に揺動可能であ
る。したがって、請求項1と同様に使用中に剃り角度が
変化しない。
にジャ−ナル結合手段が設けられ、該ジャ−ナル結合手
段が基台に設けられたジャ−ナル結合手段とジャ−ナル
結合することによって、刃取付部材及びそれに取付けら
れた刃がガ−ドバ−を通る揺動軸線を中心として揺動可
能な構成である。ガ−ドバ−は安全かみそりの横方向の
全長に亘ってまっすぐに強固な状態で延びており、揺動
軸線がこのガ−ドバ−を通っているので揺動が不安定に
なることなく確実な揺動を得ることができる。また、ガ
−ドバ−を揺動軸線の中心としたことで、従来から存在
している部分を揺動軸線に利用したので、新たに揺動軸
線を設けるための構成を必要とせず、製造コストにほと
んど影響を与えることがない。
従って説明する。発明の実施の形態は図1乃至図4に示
されたものである。この実施の形態はカ−トリッジ替刃
に関するものであって、これがホルダ−に取付けられて
使用される。カ−トリッジ替刃は、基台1と刃取付部材
2と刃3と天板4とから成る。基台1はプラスチックで
一体に形成されたものであって、細長い横棒5の両端に
前方向に延びる側板部6,6が一体に設けられている。
側板部6,6には軸孔7,7が設けられている。さらに
側板部6,6の前寄り上面に弾性突起29,29が一体
に設けられている。この弾性突起29,29は刃3の前
端に当って、後述する弾性支持片11,11の弾性力に
より刃3がガ−ドバ−13を通る揺動軸線を中心に上方
に過剰に揺動することを弾性的に規制する作用をなす。
に四角い枠を形成するように一対の縦枠部8,8が前方
向に一体に延び、その両縦枠部8,8の先端を結ぶ横枠
部9が一体に形成されている。この横枠部9の前面部2
3は平らな面をなすように形成されている。縦枠部8,
8には、ホルダ−のジャ−ナル軸とジャ−ナル結合する
ためのジャ−ナル軸受10,10が設けられている。ま
た、横枠部9の内面から後方に向って一対の弾性支持片
11,11が設けられている。弾性支持片11,11の
先端は上方に向くように曲げられており、刃3をその裏
面から弾性的に支持する作用をなす。
されたものであって、サブバ−22に沿って4つの刃台
部12が間隔を置いて一体に形成され、サブバ−22の
前方にそれと平行にガ−ドバ−13が設けられている。
ガ−ドバ−13の両端にはジャ−ナル軸14,14が一
体に設けられている。このジャ−ナル軸14,14が基
台の軸孔7,7とジャ−ナル結合することにより、刃取
付部材2は基台1に対してそのジャ−ナル軸線を中心に
揺動することができる。また、各刃台部12には刃3を
取付けるための挿通孔15が設けられている。
成されており、各部材が組立られてカ−トリッジ替刃の
製品となったときにこの後面部24と基台横枠部の前面
部23は隙間をあけて対向する。このように隙間をあけ
る構成にした理由は、刃3がガ−ドバ−13を通る揺動
軸線を中心にいずれの方向にも揺動可能にするためであ
る。すなわち、刃3はガ−ドバ−13を通る揺動軸線を
中心に上方への揺動は刃3の前端が弾性突起29,29
に当ることで弾性的に支持され、下方への揺動は弾性支
持片11,11に弾性的に支持され、刃3は使用前は中
立位置に支持されていて、使用時にはガ−ドバ−13を
通る揺動軸線を中心に上下いずれの方向にも揺動するの
である。
とする揺動は、上述したような使用前の位置から上下両
方向の両振り揺動でなく、揺動軸線を中心とする下方へ
の揺動のみでも差し支えない。このときは、図5に示し
たように基台1に弾性支持片11,11は設けるが、弾
性突起29,29は設けない。しかし、その場合は刃3
の上方への揺動を規制する手段がないので、図6に示し
たような規制構成とする。刃3は弾性支持片11の弾性
力によって上方に揺動するのであるが、その揺動に対し
て何ら規制手段がないと刃3は弾性支持片11の弾性力
によって上方に揺動し、さらに弾性支持片11から離れ
て一回転してしまう。後面部24と基台横枠部の前面部
23を少しの隙間をあけて対向させると、使用前に刃3
が使用に適した角度を超えて上方に揺動しようとして
も、図6に示したように前面部23と後面部24の下端
が当たるので、刃3がそれ以上揺動することを規制し、
使用時においては下方向のみに刃3が揺動するのであ
る。前面部23と後面部24を平らな平面に形成して、
それらの下端を接触させる方法に限定されることはな
く、間隔を置いているサブバ−22と横枠部9がいずれ
かの部分で接触することができる構成になっていればよ
い。あるいは、基台1と刃体取付部材2との間に、刃3
の過剰な揺動を規制するための規制手段が存在していれ
ばよい。ただし、前面部23と後面部24の下端が当た
る構成であってもその当る部分に弾性的手段を介在させ
れば上下両方向の両振り揺動となり、他の規制手段にお
いても規制個所に弾性的手段が介在していれば両振り揺
動が得られる。
て、さらにその上から刃先ガ−ド板17が巻き付けられ
ている。刃3は、単一の刃体であってもよいことは勿論
である。刃3には、天板4を取付けるための4つの挿通
孔18が設けられている。
おり、両端に側壁部19,19が設けられている。この
側壁部19,19はカ−トリッジ替刃として組立られた
ときに、基台の側板部6,6の外側を覆って、カ−トリ
ッジ替刃の体裁を整えると共に取扱い易くすることがで
きる。天板4の下面から4つの嵌合突起20が下方に延
びている。この嵌合突起20は刃3と刃取付部材2の挿
通孔18,15に挿通され、刃台部12の下面から突出
した部分をつぶして係合頭部21として刃取付部材2と
刃3と天板4とを結合する。
ャ−ナル軸14,14を基台の軸孔7,7に挿入してジ
ャ−ナル結合することにより、カ−トリッジ替刃は組立
られる。なお、本発明は替刃に限定されるものでなく、
基台1がホルダ−に分離不能に装着されるものであって
も差支えない。この場合にも基台はホルダ−に対して揺
動することは勿論である。
刃は、刃3が弾性支持片11によって常時上方に押圧さ
れており、またその押圧による刃3の揺動はサブバ−2
2と基台の横枠部9の接触によって規制されている。し
たがって、使用時に顔の凸面に刃が当たったときに、顔
の凸面の抵抗を受けて弾力的に刃3の後部が降下するよ
うに揺動する。顔の凸面を通過した後に、刃3は弾性支
持片11の弾性力によって元の位置に復帰する。この実
施の態様において、弾性支持片11の先端部は刃3の底
面に直接触れる構成となっている。刃3の底面は金属面
であってプラスチック面よりも摩擦係数が小さいので、
刃3と弾性支持片11の接触は滑らかであって、刃3の
揺動が円滑に行われるという効果がある。また、折りた
たまれている刃先ガ−ド板17の下方の部分が刃3の下
面の後端まで届いているときも、刃先ガ−ド板17がス
テンレス等の金属板で形成されていれば、同様に弾性支
持片11との接触が滑らかとなる。ただし、刃台部12
をプラスチックの一枚の板状に形成したときは、弾性支
持片11の先端部はプラスチックに当たるから若干円滑
性に欠けるが、本発明はこのような構成であってもよい
ことは勿論である。
これについて説明する。実施例の中で刃3及び天板4に
ついては実施の形態と同じである。基台1はプラスチッ
クで一体に形成されたものであって、細長い横棒5の両
端に前方向に延びる側板部6,6が一体に設けられてい
る。この側板部6,6には軸孔7,7が設けられてい
る。
に四角い枠を形成するように一対の縦枠部8,8が前方
向に一体に延び、その両縦枠部8,8の先端を結ぶ横枠
部9が一体に形成されている。縦枠部8,8には、ホル
ダ−のジャ−ナル軸とジャ−ナル結合するためのジャ−
ナル軸受10,10が設けられている。また、横枠部9
の中央から前方に向って弾性支持片25が設けられてい
る。弾性支持片25の先端は上方に向くように曲げられ
ており、刃支持部材2の裏面に設けられたカム溝28に
当接して弾性的に支持する作用をなす。さらに、側板部
6,6の上端に係止突起26,26が一体に設けられて
いる。この係止突起26,26は、刃支持部材2に設け
られている弾性小片27,27と協働して、必要以上に
刃3が上方に揺動することを弾性的に規制する作用をな
す。この弾性作用によって、弾性支持片25の先端はカ
ム溝28の中央の頂点に圧接して刃3を中立位置に支持
し、上下いずれかに揺動した刃3を中立位置に復帰させ
る。
されたものであって、サブバ−22に沿って4つの刃台
部12が間隔を置いて一体に形成され、サブバ−22の
前方にそれと平行にガ−ドバ−13が設けられている。
ガ−ドバ−13の両端にはジャ−ナル軸14,14が一
体に設けられている。このジャ−ナル軸14,14が基
台の軸孔7,7とジャ−ナル結合することにより、刃取
付部材2は基台1に対してそのジャ−ナル軸線を中心に
揺動することができる。また、各刃台部12には刃3を
取付けるための挿通孔15が設けられている。
連結されており、その連結部分の底面にカム溝28が形
成されている。弾性支持片25の先端がこのカム溝28
と圧接して刃支持部材2を上方に弾性的に押し上げる作
用をなす。断面が三角形のカム溝28とした理由は、前
述したように弾性支持片25の先端がカム溝28の三角
形の頂点部分を押しているときが中立位置であって、刃
支持部材2が上下に揺動した後に、カム溝28と弾性支
持片25の先端が協働して刃支持部材2を自動的に元の
中立位置に復帰させるためである。
視図
Claims (3)
- 【請求項1】 基台、刃取付部材及び刃を含み、基台は
ホルダ−本体に対して長さ方向に延びる揺動軸線を中心
に揺動可能であり、刃取付部材は前記基台の揺動軸線と
は別の長さ方向に延びる揺動軸線を中心に揺動可能に基
台に装着され、刃は刃取付部材に固定的に取付けられて
その刃取付部材及び刃の刃先縁の下側先方に長さ方向に
延びるガードバーと共に基台に対して揺動可能であり、
揺動した刃及び刃取付部材を自動的に元の位置に復帰さ
せるための弾性的手段が基台と、刃又は刃取付部材の間
に存在することを特徴とする安全かみそり - 【請求項2】 刃、刃取付部材及び刃の刃先縁の下側先
方に長さ方向に延びるガードバーが該ガードバーを通る
揺動軸線を中心に揺動可能である請求項1記載の安全か
みそり - 【請求項3】 刃の刃先縁の下側先方に長さ方向に延び
るガ−ドバ−の両端にジャ−ナル結合手段が設けられ、
該ジャ−ナル結合手段が基台に設けられたジャ−ナル結
合手段とジャ−ナル結合することによって、刃取付部材
及びそれに取付けられた刃が前記ガ−ドバ−を通る揺動
軸線を中心として揺動可能である請求項1又は請求項2
記載の安全かみそり
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