JP3514658B2 - 放電衝撃破壊装置 - Google Patents
放電衝撃破壊装置Info
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Description
トの破砕に使用される放電衝撃破壊装置に関するもので
ある。
の概略構成ブロック図により説明する。放電衝撃破壊装
置1は、破壊用物質(たとえば水などの液体、またはゲ
ル状物質)が充填された筒状容器2と、この筒状容器2
内に挿入された一対の電極3と、これら両電極3の先端
部に接続された金属細線4と、この金属細線4に放電す
るコンデンサ5と、このコンデンサ5に充電する直流高
電圧電源6を備え、コンデンサ5の一端と直流高電圧電
源6のプラス端子間に抵抗7を接続し、前記コンデンサ
5の一端を放電スイッチ8と出力プラス端子9を介して
一方の電極3に接続し、さらにコンデンサ5の他端を直
流高電圧電源6のマイナス端子に接続し、さらに出力マ
イナス端子10を介して他方の電極3に接続し、また入力
端子11,12を介して商用電源を直流高電圧電源6へ供給
するように構成されている。
盤など)13に形成された設置用穴14内に挿入される。ま
た両電極3と、出力プラス端子9および出力マイナス端
子10間はそれぞれ、放電出力ケーブル15により接続され
ている。
デンサ5と放電スイッチ8と入力端子11,12と出力プラ
ス端子9および出力マイナス端子10は、筐体17に収納さ
れており、作業員の安全性を図るとともに絶縁の容易さ
により、出力マイナス端子10を筐体17に接続し、筐体17
を接地している。上記放電衝撃破壊装置1の構成によ
り、コンデンサ5に高電圧エネルギーを蓄積し、これを
放電スイッチ8によって電極3を介して金属細線4に瞬
時的にエネルギーを供給すると、金属細線4は溶融気化
し、この溶融気化により容器2の破壊用物質は瞬間的に
蒸発気化し、その膨張による衝撃力により、被破壊物13
が破壊される。また、上記2本のケーブル15に代え
て、同軸ケーブルの心線とシールド線を用いて、ケーブ
ル1本で済まし、シールド線をマイナスとし、筐体17
を介してアースすることも考えられる。
撃破壊装置1の構成によると、被破壊物13中において、
プラスからマイナスに流れる放電電流は、必ずしも、放
電出力ケーブル15を介して出力マイナス端子10へ流れ
ず、大地(アース)を介して電源6へ戻るものがあり、
いわゆる迷走電流(回路以外の経路を流れる電流)mが
発生する。この大地を流れる迷走電流mにより、計器に
悪影響を及ぼすとともに、強度によっては付近の雷管付
き発破を誘爆させる恐れがあった。
現地を移動させるため、図6に示すように、車両18のス
テージ19で作業する必要がでてくる。この場合、ステー
ジ19は筐体17と接続するが、ステージ19自体が浮いてい
るため、破線で示すようにアースを取る必要がある。こ
の場合、アース棒20などによりアースを取ることが、場
所的に非常に困難もしくは不可能なところがある。そこ
で、アースを取らない場合、装置1の作業員はステージ
19上におり、マイナス電位と同電位となり、安全である
が、他の作業員がステージ19に触れると、フローティン
グ状態のマイナス電位がかかり危険な状態となる恐れが
あった。
ケーブルでは、マイナス電位(アース)となるシールド
線は耐圧が無いに等しく、アースが取れないと作業員に
危険が及ぶ恐れがあった。そこで、本発明のうち請求項
1記載の発明は、迷走電流の発生を防止でき、作業員の
安全を確保できる放電衝撃破壊装置を提供することを目
的としたものである。
ために、本発明のうち請求項1記載の発明は、コンデン
サと、このコンデンサに充電する直流高電圧電源と、コ
ンデンサに蓄積された高電圧エネルギーを放電する放電
スイッチなどからなる充放電回路を筐体内に設け、前記
コンデンサに蓄積された高電圧エネルギーを、前記筐体
からケーブルを介して、金属細線または電気良導体また
はギャップを有する一対の電極に瞬時的に供給し、衝撃
力を得る装置であって、前記充放電回路を、筐体および
アースから完全に絶縁し、前記ケーブルのプラス出力側
ケーブルとマイナス出力側ケーブルをそれぞれ単独の耐
圧ケーブルにより構成したことを特徴とするものであ
る。
完全に絶縁することにより、金属細線または電気良導体
から、あるいは電極から地中に放電された電流はケーブ
ルにしか流れず、迷走電流の発生が防止され、またケー
ブルを耐圧ケーブルとすることによりエネルギー放電時
の耐圧に耐えることができ、作業員の安全を図ることが
できる。
載の発明であって、プラス出力側ケーブルとマイナス出
力側ケーブルを接して固定し平行線状態としたことを特
徴とするものである。上記構成によれば、2本のケーブ
ルのループ(コイル)形成、弛みやバラツキによるケー
ブルインダクタンスの変化が防止され、放電現象を一定
に維持することが可能となる。
に基づいて説明する。なお、従来例の図5と同一の構成
には同一の符号を付して説明を省略する。図1に本発明
の実施の形態における放電衝撃破壊装置の回路構成図で
ある。図1に示すように、出力マイナス端子10と筐体17
との接続を外し、出力プラス端子9と一方の電極3を接
続する放電出力ケーブル21と、出力マイナス端子10と他
方の電極3を接続する放電出力ケーブル22を別々に単独
で設け、図2に示すように、テープ23により、これら2
本のケーブル21,22を接して固定し平行線状態とし、ド
ラム24に巻いて、筒状容器2までの長さを調整可能とし
ている。
示す等価回路となり、主として、充放電コンデンサC,
放電ケーブル抵抗R,放電ケーブルインダクタンスLに
より放電条件は決定される。大きなパワーを得るために
は、過渡現象条件により放電を行い、このときの放電電
流iは、式(1)により表される。
ンサC,放電ケーブル抵抗R,放電ケーブルインダクタ
ンスLに依存する。充放電コンデンサCは一定、放電ケ
ーブル抵抗Rは2本のケーブル21,22の長さが一定であ
り、一定であることから、放電ケーブルインダクタンス
Lを一定にすることができれば、一定の放電電流を安定
して得ることができる。
持するには、上記の如く2本のケーブル21,22を接して
固定し平行線状態にすればよい。これにより、ケーブル
間隔のバラツキや一方のケーブルの弛みやループがなく
なり、放電ケーブルインダクタンスLは、2本のケーブ
ル21,22を逆方向に電流が流れることにより、インダク
タンス形成を打ち消し、よってインダクタンスLはケー
ブル自身のインダクタンスより変化しなくなる。
装置1の筐体17を設置して、筐体1のアースを取る。次
に、筒状容器2を被破壊物(例えば、岩盤など)13に形
成された設置用穴14内に挿入する。そして、放電出力ケ
ーブル21,22をドラム24により引き出して長さを調整
し、両電極3と、出力プラス端子9および出力マイナス
端子10間を、それぞれ放電出力ケーブル21,22により接
続する。次に、入力端子11,12に商用電源を接続する。
そして、被破壊物13の周りの安全を確認して、放電スイ
ッチ8をオンとする。すると、コンデンサ5に蓄積され
た高電圧エネルギーは、金属細線4に瞬時的にエネルギ
ーを供給され、金属細線4は溶融気化し、この溶融気化
により容器2の破壊用物質は瞬間的に蒸発気化し、その
膨張による衝撃力により、被破壊物13が破壊される。
もに、充放電回路を筐体17から完全に絶縁することによ
り、金属細線4から地中に放電された電流はケーブル22
にしか流れず、よって迷走電流mの発生を防止すること
ができ、迷走電流mによる計器への悪影響および雷管付
き発破の誘爆の恐れを解消することができる。またケー
ブル21,22を耐圧ケーブルとしたことにより、エネルギ
ー放電時の耐圧に耐えることができ、作業員の安全を図
ることができる。
平行線状態としたことにより、2本のケーブルのバラツ
キによるケーブルインダクタンスLの変化を防止でき、
一定の放電電流を安定して得ることができる。またケー
ブル21,22をドラム24に巻いて持ち運ぶことができ、さ
らにドラム24に巻いた状態で放電を行うことができ、作
業性を向上させることができる。
1本あたり40mの放電出力ケーブル21,22を、ループ
させずに真っ直ぐ配線した場合と直径1mのドラム24に
巻いた場合において、金属細線4を用いた放電電流Ip
の計測結果を図4に示す。放電電流Ipはいずれの場合
も同じ波形を示し、電流値もほぼ同じであった。なお、
本実施の形態では、金属細線4に高電圧エネルギーを瞬
時的に供給しているが、金属細線4の代わりに電気良導
体を使用してもよく、または金属細線4を無くして電極
3間のギャップに高電圧エネルギーを瞬時的に供給して
放電を起こし衝撃力を得るようにしてもよい。
の固定をテープ23により行っているが、バンドやインシ
ロックを使用して固定するようにしてもよい。
電回路を筐体から完全に絶縁することにより、金属細線
または電気良導体から、あるいは電極から地中に放電さ
れた電流はケーブルにしか流れず、よって迷走電流の発
生を防止することができ、またケーブルを耐圧ケーブル
としたことにより、エネルギー放電時の耐圧に耐えるこ
とができ、作業員の安全を図ることができる。
の回路構成図である。
ある。
ある。
る。
る。
Claims (2)
- 【請求項1】 コンデンサと、このコンデンサに充電す
る直流高電圧電源と、コンデンサに蓄積された高電圧エ
ネルギーを放電する放電スイッチなどからなる充放電回
路を筐体内に設け、前記コンデンサに蓄積された高電圧
エネルギーを、前記筐体からケーブルを介して、金属細
線または電気良導体またはギャップを有する一対の電極
に瞬時的に供給し、衝撃力を得る装置であって、 前記充放電回路を、筐体およびアースから完全に絶縁
し、前記ケーブルのプラス出力側ケーブルとマイナス出
力側ケーブルをそれぞれ単独の耐圧ケーブルにより構成
したことを特徴とする放電衝撃破壊装置。 - 【請求項2】 プラス出力側ケーブルとマイナス出力側
ケーブルを接して固定し平行線状態としたことを特徴と
する請求項1記載の放電衝撃破壊装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11152599A JP3514658B2 (ja) | 1999-04-20 | 1999-04-20 | 放電衝撃破壊装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11152599A JP3514658B2 (ja) | 1999-04-20 | 1999-04-20 | 放電衝撃破壊装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000303771A JP2000303771A (ja) | 2000-10-31 |
JP3514658B2 true JP3514658B2 (ja) | 2004-03-31 |
Family
ID=14563552
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11152599A Expired - Fee Related JP3514658B2 (ja) | 1999-04-20 | 1999-04-20 | 放電衝撃破壊装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3514658B2 (ja) |
-
1999
- 1999-04-20 JP JP11152599A patent/JP3514658B2/ja not_active Expired - Fee Related
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