JP3514370B2 - 育毛剤原料及び育毛剤組成物 - Google Patents
育毛剤原料及び育毛剤組成物Info
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Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、育毛剤原料及び育
毛剤組成物に係り、その目的は、優れた育毛効果を有
し、しかも頭皮に対してアレルギー反応を起こすことの
ない安全な育毛剤原料及び育毛剤組成物を提供すること
にある。
毛剤組成物に係り、その目的は、優れた育毛効果を有
し、しかも頭皮に対してアレルギー反応を起こすことの
ない安全な育毛剤原料及び育毛剤組成物を提供すること
にある。
【０００２】
【従来の技術】従来より、育毛・養毛の目的で使用され
る頭髪用化粧品や医薬品、医薬部外品が多数創出されて
おり、一般的な育毛剤組成物には、毛根に浸透して血管
を拡張、血行を促進、さらには、毛乳頭を刺激し、毛髪
の生成を促進する育毛成分、清涼感を与える成分、殺菌
作用を有する成分、フケやカユミを防止する成分等が配
合されている。具体的には、育毛成分として、女性ホル
モン、ビタミンＥ、パントテン酸、トウガラシチンキ、
ショウキョウチンキ、センブリエキス、セファランチ
ン、感光素等が、清涼感を与え殺菌作用を有する成分と
してエタノール等が、フケ防止成分として、レゾルシ
ン、サリチル酸、ジンクピリジオン等が、更にカユミ防
止成分として抗ヒスタミン等が配合されたものが多数存
在する。
る頭髪用化粧品や医薬品、医薬部外品が多数創出されて
おり、一般的な育毛剤組成物には、毛根に浸透して血管
を拡張、血行を促進、さらには、毛乳頭を刺激し、毛髪
の生成を促進する育毛成分、清涼感を与える成分、殺菌
作用を有する成分、フケやカユミを防止する成分等が配
合されている。具体的には、育毛成分として、女性ホル
モン、ビタミンＥ、パントテン酸、トウガラシチンキ、
ショウキョウチンキ、センブリエキス、セファランチ
ン、感光素等が、清涼感を与え殺菌作用を有する成分と
してエタノール等が、フケ防止成分として、レゾルシ
ン、サリチル酸、ジンクピリジオン等が、更にカユミ防
止成分として抗ヒスタミン等が配合されたものが多数存
在する。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
たような従来の育毛剤組成物では十分な育毛効果が得ら
れず、また、頭皮に対して好ましくない刺激を与えてし
まうこともあった。そこで、優れた育毛効果を有してお
り、しかも頭皮に対して好ましくない刺激を与えること
のない安全な育毛剤原料及び育毛剤組成物の創出が望ま
れており、本発明者らは既に、特願平８−１５３３７１
号において、タカサブロウ（Eclipta alba (L.)Hassk）
の有機溶媒による抽出物が優れた育毛効果を有してお
り、しかも頭皮に対して安全であることを見出してい
る。
たような従来の育毛剤組成物では十分な育毛効果が得ら
れず、また、頭皮に対して好ましくない刺激を与えてし
まうこともあった。そこで、優れた育毛効果を有してお
り、しかも頭皮に対して好ましくない刺激を与えること
のない安全な育毛剤原料及び育毛剤組成物の創出が望ま
れており、本発明者らは既に、特願平８−１５３３７１
号において、タカサブロウ（Eclipta alba (L.)Hassk）
の有機溶媒による抽出物が優れた育毛効果を有してお
り、しかも頭皮に対して安全であることを見出してい
る。
【０００４】本発明者らは、優れた育毛効果を有し、し
かも天然物由来で頭皮に対する安全性の高い育毛剤原料
に関する鋭意研究を更に続けたところ、クサギ（Clerod
endron trichotomum Thunb.)、ノトパナックス スクテ
ラリウム（Nothopanax scutellarium Mer.）、ククイノ
キ（Aleurites moluccana Willd.）、カユプテ（Melale
uca leucadendra L.）、ツルグミ（Elaeagnus glabra T
hunb.)、更にはこれらの抽出物及び圧搾油が優れた育毛
効果を有することを見出し、本発明の完成に至った。
かも天然物由来で頭皮に対する安全性の高い育毛剤原料
に関する鋭意研究を更に続けたところ、クサギ（Clerod
endron trichotomum Thunb.)、ノトパナックス スクテ
ラリウム（Nothopanax scutellarium Mer.）、ククイノ
キ（Aleurites moluccana Willd.）、カユプテ（Melale
uca leucadendra L.）、ツルグミ（Elaeagnus glabra T
hunb.)、更にはこれらの抽出物及び圧搾油が優れた育毛
効果を有することを見出し、本発明の完成に至った。
【０００５】
【課題を解決するための手段】即ち、請求項１に係る発
明は、クサギ（Clerodendron trichotomum Thunb.)、ノ
トパナックス スクテラリウム（Nothopanax scutellar
ium Mer.）、ククイノキ（Aleurites moluccana Will
d.）、カユプテ（Melaleuca leucadendra L.）或いはツ
ルグミ（Elaeagnus glabra Thunb.)のうちの少なくとも
１種からなり、育毛剤組成物の有効成分として配合され
ることを特徴とする育毛剤原料に関し、請求項２に係る
発明は、前記ククイノキ（Aleurites moluccana Will
d.）が、その種子を圧搾して得られるククイナッツ油で
あることを特徴とする請求項１記載の育毛剤原料に関す
る。
明は、クサギ（Clerodendron trichotomum Thunb.)、ノ
トパナックス スクテラリウム（Nothopanax scutellar
ium Mer.）、ククイノキ（Aleurites moluccana Will
d.）、カユプテ（Melaleuca leucadendra L.）或いはツ
ルグミ（Elaeagnus glabra Thunb.)のうちの少なくとも
１種からなり、育毛剤組成物の有効成分として配合され
ることを特徴とする育毛剤原料に関し、請求項２に係る
発明は、前記ククイノキ（Aleurites moluccana Will
d.）が、その種子を圧搾して得られるククイナッツ油で
あることを特徴とする請求項１記載の育毛剤原料に関す
る。
【０００６】また請求項３に係る発明は、クサギ（Cler
odendron trichotomum Thunb.)、ノトパナックス スク
テラリウム（Nothopanax scutellarium Mer.）、ククイ
ノキ（Aleurites moluccana Willd.）、カユプテ（Mela
leuca leucadendra L.）或いはツルグミ（Elaeagnus gl
abra Thunb.)それぞれの抽出物のうちの少なくとも１種
からなり、育毛剤組成物の有効成分として配合されるこ
とを特徴とする育毛剤原料に関し、請求項４に係る発明
は、前記抽出物が、一価アルコール、多価アルコール又
はその誘導体、ケトン、エステル、エーテル、石油エー
テル、脂肪族炭化水素又はそのハロゲン化物、芳香族炭
化水素より選択された１種以上が含まれてなる無水、或
いは含水有機溶媒による抽出物であることを特徴とする
請求項３記載の育毛剤原料に関する。
odendron trichotomum Thunb.)、ノトパナックス スク
テラリウム（Nothopanax scutellarium Mer.）、ククイ
ノキ（Aleurites moluccana Willd.）、カユプテ（Mela
leuca leucadendra L.）或いはツルグミ（Elaeagnus gl
abra Thunb.)それぞれの抽出物のうちの少なくとも１種
からなり、育毛剤組成物の有効成分として配合されるこ
とを特徴とする育毛剤原料に関し、請求項４に係る発明
は、前記抽出物が、一価アルコール、多価アルコール又
はその誘導体、ケトン、エステル、エーテル、石油エー
テル、脂肪族炭化水素又はそのハロゲン化物、芳香族炭
化水素より選択された１種以上が含まれてなる無水、或
いは含水有機溶媒による抽出物であることを特徴とする
請求項３記載の育毛剤原料に関する。
【０００７】更に請求項５に係る発明は、請求項１乃至
４いずれかに記載の育毛剤原料のうちの少なくとも１種
が有効成分として含有されてなる化粧品、医薬品、医薬
部外品であることを特徴とする育毛剤組成物に関する。
４いずれかに記載の育毛剤原料のうちの少なくとも１種
が有効成分として含有されてなる化粧品、医薬品、医薬
部外品であることを特徴とする育毛剤組成物に関する。
【０００８】
【発明の実施の形態】本発明に係る育毛剤原料には、ク
サギ（Clerodendron trichotomum Thunb.)、ノトパナッ
クス スクテラリウム（Nothopanax scutellarium Me
r.）、ククイノキ（Aleurites moluccana Willd.）、カ
ユプテ（Melaleuca leucadendra L.）、ツルグミ（Elae
agnus glabra Thunb.)より選択された１種以上の植物が
用いられる。
サギ（Clerodendron trichotomum Thunb.)、ノトパナッ
クス スクテラリウム（Nothopanax scutellarium Me
r.）、ククイノキ（Aleurites moluccana Willd.）、カ
ユプテ（Melaleuca leucadendra L.）、ツルグミ（Elae
agnus glabra Thunb.)より選択された１種以上の植物が
用いられる。
【０００９】クサギ（Clerodendron trichotomum Thun
b.)は、クマツヅラ科クサギ属に属する高さ１ｍ〜数ｍ
の落葉低木で、主に日本、中国、韓国に分布しており、
山野の道端や林の縁などに多く見られる。ノトパナック
ス スクテラリウム（Nothopanax scutellarium Mer.）
は、高さ１．５〜４ｍの灌木或いは低木で、主にインド
ネシアのジャワ島低地で栽培されている。
b.)は、クマツヅラ科クサギ属に属する高さ１ｍ〜数ｍ
の落葉低木で、主に日本、中国、韓国に分布しており、
山野の道端や林の縁などに多く見られる。ノトパナック
ス スクテラリウム（Nothopanax scutellarium Mer.）
は、高さ１．５〜４ｍの灌木或いは低木で、主にインド
ネシアのジャワ島低地で栽培されている。
【００１０】ククイノキ（Aleurites moluccana Will
d.）は、トウダイグサ科の亜高木で、中国、台湾で広く
栽培されており、種子の殻は細工物に利用されている。
カユプテ（Melaleuca leucadendra L.）は、フトモモ科
コバノブラッシノキ属に属する高さ１０ｍ〜２０ｍの常
緑高木で、マレーシアからオーストラリア北部に分布し
ている。ツルグミ（Elaeagnus glabra Thunb.)は、グミ
科のつる性常緑低木で高さは１．５〜２ｍ、本州中部か
ら西の山地に分布している。
d.）は、トウダイグサ科の亜高木で、中国、台湾で広く
栽培されており、種子の殻は細工物に利用されている。
カユプテ（Melaleuca leucadendra L.）は、フトモモ科
コバノブラッシノキ属に属する高さ１０ｍ〜２０ｍの常
緑高木で、マレーシアからオーストラリア北部に分布し
ている。ツルグミ（Elaeagnus glabra Thunb.)は、グミ
科のつる性常緑低木で高さは１．５〜２ｍ、本州中部か
ら西の山地に分布している。
【００１１】本発明においては、上記植物の地上部、地
下部の全部位が使用可能で、全草を使用しても、種子、
果実部、花部、葉部、茎部等の各部位を単独で或いは混
合して使用してもよい。また、乾燥状態のもの、非乾燥
状態のものいずれも好適に用いられる。
下部の全部位が使用可能で、全草を使用しても、種子、
果実部、花部、葉部、茎部等の各部位を単独で或いは混
合して使用してもよい。また、乾燥状態のもの、非乾燥
状態のものいずれも好適に用いられる。
【００１２】上記植物の使用形態は特に限定されず、植
物の粉砕物や乾燥粉末等をそのまま育毛剤原料としても
よい。また、前記した５種の植物のうちククイノキ（Al
eurites moluccana Willd.）については、その種子から
得られる乾性油であるククイナッツ油が特に優れた育毛
効果を有しているため、これを育毛剤原料とすると、よ
り優れた育毛効果を発揮することができる。
物の粉砕物や乾燥粉末等をそのまま育毛剤原料としても
よい。また、前記した５種の植物のうちククイノキ（Al
eurites moluccana Willd.）については、その種子から
得られる乾性油であるククイナッツ油が特に優れた育毛
効果を有しているため、これを育毛剤原料とすると、よ
り優れた育毛効果を発揮することができる。
【００１３】上記ククイナッツ油は淡黄色の透明液体
で、ハワイでは古来より日焼けによる苦痛や炎症を鎮め
るために用いられており、現在でも薬及び皮膚の回復剤
やボディケアオイルとして使用されている。また、皮膚
によく浸透して肌に潤いを与え乾燥肌を柔軟にする作用
や、紫外線によるダメージを和らげる作用も有してお
り、美容オイル、クリーム、乳液、サンケア製品、メイ
クアップ化粧品などの皮膚用化粧料に使用される他、ヘ
アトリートメントやシャンプーなどの毛髪用化粧料にも
使用される。更に、必須脂肪酸が７０％も含まれている
ため、健康食品の油材としても使用される。
で、ハワイでは古来より日焼けによる苦痛や炎症を鎮め
るために用いられており、現在でも薬及び皮膚の回復剤
やボディケアオイルとして使用されている。また、皮膚
によく浸透して肌に潤いを与え乾燥肌を柔軟にする作用
や、紫外線によるダメージを和らげる作用も有してお
り、美容オイル、クリーム、乳液、サンケア製品、メイ
クアップ化粧品などの皮膚用化粧料に使用される他、ヘ
アトリートメントやシャンプーなどの毛髪用化粧料にも
使用される。更に、必須脂肪酸が７０％も含まれている
ため、健康食品の油材としても使用される。
【００１４】このククイナッツ油の組成は、オレイン
酸、リノール酸、リノレン酸などの不飽和脂肪酸を主成
分とするトリグリセリドであり、ＮＩＫＫＯＬククイナ
ッツ油（日光ケミカル株式会社）としても市販されてい
る。尚、ククイナッツ油は安全性が高く、ＬＤ50は１６
ｇ／ｋｇ以上（経口）、皮膚１次刺激及び眼刺激もな
い。
酸、リノール酸、リノレン酸などの不飽和脂肪酸を主成
分とするトリグリセリドであり、ＮＩＫＫＯＬククイナ
ッツ油（日光ケミカル株式会社）としても市販されてい
る。尚、ククイナッツ油は安全性が高く、ＬＤ50は１６
ｇ／ｋｇ以上（経口）、皮膚１次刺激及び眼刺激もな
い。
【００１５】また、本発明においては、上記した５種の
植物の抽出物を育毛剤原料とすることもでき、更に、抽
出物を濃縮や乾燥により軟エキス、乾燥エキスとしたも
のを用いることもできる。
植物の抽出物を育毛剤原料とすることもでき、更に、抽
出物を濃縮や乾燥により軟エキス、乾燥エキスとしたも
のを用いることもできる。
【００１６】抽出物を育毛剤原料とする場合、使用する
溶媒は特に限定されないが、無水、或いは含水有機溶
媒、特に一価アルコール、多価アルコール又はその誘導
体、ケトン、エステル、エーテル、石油エーテル、脂肪
族炭化水素又はそのハロゲン化物、芳香族炭化水素より
選択された１種以上が含まれてなる無水、或いは含水有
機溶媒を用いると育毛効果が十分発揮され好ましい。具
体的には、メタノール、エタノール、イソプロピルアル
コール、ｎ−プロピルアルコール、イソブタノール、ｎ
−ヘキサノール、メチルアミルアルコール、２−エチル
ブタノール、ｎ−オクタノール等の炭素数１〜８の一価
アルコール、エチレングリコール、プロピレングリコー
ル、１、３−ブチレングリコール、ヘキシレングリコー
ル、エチレングリコールモノメチルエーテル、エチレン
グリコールモノエチルエーテル、プロピレングリコール
モノメチルエーテル、プロピレングリコールモノエチル
エーテル等の炭素数２〜６の多価アルコール或いはその
誘導体、アセトン、メチルアセトン、エチルメチルケト
ン、イソブチルメチルケトン、メチル−ｎ−プロピルケ
トン等の炭素数３〜６のケトン、酢酸エチル、酢酸イソ
プロピル等の炭素数４〜５のエステル、エチルエーテ
ル、イソプロピルエーテル、ｎ−ブチルエーテル等の炭
素数４〜８のエーテルや石油エーテル、ｎ−ブタン、ｎ
−ペンタン、ｎ−ヘキサン、ｎ−オクタン等の炭素数４
〜８の脂肪族炭化水素、四塩化炭素、クロロホルム、ジ
クロロエタン、トリクロロエチレン等の炭素数１〜２の
脂肪族炭化水素のハロゲン化物、ベンゼン、トルエン等
の炭素数６〜７の芳香族炭化水素のうちの１種、或いは
２種以上が含まれてなる無水或いは含水有機溶媒を好ま
しい例として挙げることができる。
溶媒は特に限定されないが、無水、或いは含水有機溶
媒、特に一価アルコール、多価アルコール又はその誘導
体、ケトン、エステル、エーテル、石油エーテル、脂肪
族炭化水素又はそのハロゲン化物、芳香族炭化水素より
選択された１種以上が含まれてなる無水、或いは含水有
機溶媒を用いると育毛効果が十分発揮され好ましい。具
体的には、メタノール、エタノール、イソプロピルアル
コール、ｎ−プロピルアルコール、イソブタノール、ｎ
−ヘキサノール、メチルアミルアルコール、２−エチル
ブタノール、ｎ−オクタノール等の炭素数１〜８の一価
アルコール、エチレングリコール、プロピレングリコー
ル、１、３−ブチレングリコール、ヘキシレングリコー
ル、エチレングリコールモノメチルエーテル、エチレン
グリコールモノエチルエーテル、プロピレングリコール
モノメチルエーテル、プロピレングリコールモノエチル
エーテル等の炭素数２〜６の多価アルコール或いはその
誘導体、アセトン、メチルアセトン、エチルメチルケト
ン、イソブチルメチルケトン、メチル−ｎ−プロピルケ
トン等の炭素数３〜６のケトン、酢酸エチル、酢酸イソ
プロピル等の炭素数４〜５のエステル、エチルエーテ
ル、イソプロピルエーテル、ｎ−ブチルエーテル等の炭
素数４〜８のエーテルや石油エーテル、ｎ−ブタン、ｎ
−ペンタン、ｎ−ヘキサン、ｎ−オクタン等の炭素数４
〜８の脂肪族炭化水素、四塩化炭素、クロロホルム、ジ
クロロエタン、トリクロロエチレン等の炭素数１〜２の
脂肪族炭化水素のハロゲン化物、ベンゼン、トルエン等
の炭素数６〜７の芳香族炭化水素のうちの１種、或いは
２種以上が含まれてなる無水或いは含水有機溶媒を好ま
しい例として挙げることができる。
【００１７】上記抽出溶媒により得られた抽出液から溶
媒を留去して得られた抽出物を育毛剤原料とすることが
できるが、抽出溶媒としてエタノールを用いた場合に
は、エタノールは皮膚に対する安全性が高いため、抽出
液から溶媒を留去することなく育毛剤原料とすることが
できる。
媒を留去して得られた抽出物を育毛剤原料とすることが
できるが、抽出溶媒としてエタノールを用いた場合に
は、エタノールは皮膚に対する安全性が高いため、抽出
液から溶媒を留去することなく育毛剤原料とすることが
できる。
【００１８】本発明に係る育毛剤組成物には、上記育毛
剤原料のうちの１種以上が有効成分として配合される。
育毛剤原料の配合量は特に限定されないが、少なすぎる
と育毛剤原料配合による効果が十分発揮されないため、
全組成物中０．０１〜１００重量％とするのが望まし
く、植物の乾燥粉末やククイナッツ油、或いは植物の抽
出物のみを育毛剤組成物とすることも可能である。
剤原料のうちの１種以上が有効成分として配合される。
育毛剤原料の配合量は特に限定されないが、少なすぎる
と育毛剤原料配合による効果が十分発揮されないため、
全組成物中０．０１〜１００重量％とするのが望まし
く、植物の乾燥粉末やククイナッツ油、或いは植物の抽
出物のみを育毛剤組成物とすることも可能である。
【００１９】本発明に係る育毛剤組成物には、上記育毛
剤原料以外に、育毛・養毛成分として、例えば、ビタミ
ンＥ及びその誘導体、センブリエキス、ニンニクエキ
ス、セファランチン、塩化カルプロニウム、アセチルコ
リン等の血行促進剤、トウガラシチンキ、カンタリスチ
ンキ、ショウキョウチンキ、ノニル酸バニルアミド等の
局所刺激剤、サリチル酸、レゾルシン、乳酸などの角質
溶解剤、プラセンタエキス、ペンタデカン酸グリセリ
ド、パントテニルエチルエーテル、ビオチン、ヒノキチ
オール、アラントイン等の代謝賦活剤、グリチルリチン
酸、グリチルレチン酸等の消炎剤、イソプロピルメチル
フェノール、トリクロサン、ジンクピリチオン、ヒノキ
チオール等の殺菌剤、メントール、カンフル等の清涼
剤、その他女性ホルモン等を適宜配合することも可能で
ある。
剤原料以外に、育毛・養毛成分として、例えば、ビタミ
ンＥ及びその誘導体、センブリエキス、ニンニクエキ
ス、セファランチン、塩化カルプロニウム、アセチルコ
リン等の血行促進剤、トウガラシチンキ、カンタリスチ
ンキ、ショウキョウチンキ、ノニル酸バニルアミド等の
局所刺激剤、サリチル酸、レゾルシン、乳酸などの角質
溶解剤、プラセンタエキス、ペンタデカン酸グリセリ
ド、パントテニルエチルエーテル、ビオチン、ヒノキチ
オール、アラントイン等の代謝賦活剤、グリチルリチン
酸、グリチルレチン酸等の消炎剤、イソプロピルメチル
フェノール、トリクロサン、ジンクピリチオン、ヒノキ
チオール等の殺菌剤、メントール、カンフル等の清涼
剤、その他女性ホルモン等を適宜配合することも可能で
ある。
【００２０】更に、本発明の効果を損なわない範囲で、
アルコ−ル、多価アルコール、水溶性高分子、酸化防止
剤、ｐＨ調整剤、紫外線防止剤、金属イオン封鎖剤、増
粘剤、界面活性剤、精製水、香料、防腐剤、抗菌剤、油
剤、高級脂肪酸、脂肪酸エステル、保湿剤、清涼剤、色
素等の通常の化粧品成分、或いはホルモン類、ビタミン
類、アミノ酸類、収れん剤及び胎盤抽出物、エラスチ
ン、コラーゲン、ムコ多糖、アロエ抽出物、ヘチマ水、
ローヤルゼリー、バーチ、ニンジンエキス、カモミラエ
キス、甘草エキス、サルビアエキス、アルテアエキス、
セイヨウノコギリソウエキス等の生薬成分をはじめとす
る動植物抽出成分等の特殊配合成分を、目的に応じて適
宜任意に配合してもよい。
アルコ−ル、多価アルコール、水溶性高分子、酸化防止
剤、ｐＨ調整剤、紫外線防止剤、金属イオン封鎖剤、増
粘剤、界面活性剤、精製水、香料、防腐剤、抗菌剤、油
剤、高級脂肪酸、脂肪酸エステル、保湿剤、清涼剤、色
素等の通常の化粧品成分、或いはホルモン類、ビタミン
類、アミノ酸類、収れん剤及び胎盤抽出物、エラスチ
ン、コラーゲン、ムコ多糖、アロエ抽出物、ヘチマ水、
ローヤルゼリー、バーチ、ニンジンエキス、カモミラエ
キス、甘草エキス、サルビアエキス、アルテアエキス、
セイヨウノコギリソウエキス等の生薬成分をはじめとす
る動植物抽出成分等の特殊配合成分を、目的に応じて適
宜任意に配合してもよい。
【００２１】尚、本発明に係る育毛剤組成物は化粧品、
医薬部外品或いは医薬品として用いることができ、例え
ば、ヘアトニック、ヘアクリーム、ヘアトリートメント
として用いることができる。
医薬部外品或いは医薬品として用いることができ、例え
ば、ヘアトニック、ヘアクリーム、ヘアトリートメント
として用いることができる。
【００２２】
（実施例１）乾燥したクサギ（Clerodendron trichotom
um Thunb.)の葉の粉砕物１００ｇに７０％エタノール５
００ｍｌを加えて７日間浸漬抽出し、抽出液を濾過後、
溶媒を留去して抽出物１５．５ｇを得た。この抽出物
１．５ｇに９９％エタノールを加え、全量を３０ｍｌと
して実施例１の検体溶液を得た。
um Thunb.)の葉の粉砕物１００ｇに７０％エタノール５
００ｍｌを加えて７日間浸漬抽出し、抽出液を濾過後、
溶媒を留去して抽出物１５．５ｇを得た。この抽出物
１．５ｇに９９％エタノールを加え、全量を３０ｍｌと
して実施例１の検体溶液を得た。
【００２３】（実施例２）乾燥したノトパナックス ス
クテラリウム（Nothopanax scutellarium Mer.）の葉の
粉砕物１００ｇにメタノール５００ｍｌを加えて２時間
還流抽出し、抽出液を濾過後、溶媒を留去して抽出物１
３．５ｇを得た。この抽出物１．５ｇに９９％エタノー
ルを加え、全量を３０ｍｌとして実施例２の検体溶液を
得た。
クテラリウム（Nothopanax scutellarium Mer.）の葉の
粉砕物１００ｇにメタノール５００ｍｌを加えて２時間
還流抽出し、抽出液を濾過後、溶媒を留去して抽出物１
３．５ｇを得た。この抽出物１．５ｇに９９％エタノー
ルを加え、全量を３０ｍｌとして実施例２の検体溶液を
得た。
【００２４】（実施例３）乾燥したククイノキ（Aleuri
tes moluccana Willd.）の種子の粉砕物１００ｇにクロ
ロホルム５００ｍｌを加えて２時間還流抽出し、抽出液
を濾過後、溶媒を留去して抽出物４１．１ｇを得た。こ
の抽出物１．５ｇにポリオキシエチレン硬化ヒマシ油
（ＨＣ５０）を０．１８ｇ加えた後、９９％エタノール
を加えて全量を３０ｍｌとし、実施例３の検体溶液を得
た。
tes moluccana Willd.）の種子の粉砕物１００ｇにクロ
ロホルム５００ｍｌを加えて２時間還流抽出し、抽出液
を濾過後、溶媒を留去して抽出物４１．１ｇを得た。こ
の抽出物１．５ｇにポリオキシエチレン硬化ヒマシ油
（ＨＣ５０）を０．１８ｇ加えた後、９９％エタノール
を加えて全量を３０ｍｌとし、実施例３の検体溶液を得
た。
【００２５】（実施例４）乾燥したカユプテ（Melaleuc
a leucadendra L.）の葉の粉砕物１００ｇにメタノール
５００ｍｌを加えて２時間還流抽出し、抽出液を濾過
後、溶媒を留去して抽出物１２．７ｇを得た。この抽出
物１．５ｇに９９％エタノールを加え、全量を３０ｍｌ
として実施例４の検体溶液を得た。
a leucadendra L.）の葉の粉砕物１００ｇにメタノール
５００ｍｌを加えて２時間還流抽出し、抽出液を濾過
後、溶媒を留去して抽出物１２．７ｇを得た。この抽出
物１．５ｇに９９％エタノールを加え、全量を３０ｍｌ
として実施例４の検体溶液を得た。
【００２６】（実施例５）乾燥したツルグミ（Elaeagnu
s glabra Thunb.)の葉の粉砕物１００ｇに７０％エタノ
ール５００ｍｌを加えて７日間浸漬抽出し、抽出液を濾
過後、溶媒を留去して抽出物１１．２ｇを得た。この抽
出物１．５ｇに９９％エタノールを加え、全量を３０ｍ
ｌとして実施例５の検体溶液を得た。
s glabra Thunb.)の葉の粉砕物１００ｇに７０％エタノ
ール５００ｍｌを加えて７日間浸漬抽出し、抽出液を濾
過後、溶媒を留去して抽出物１１．２ｇを得た。この抽
出物１．５ｇに９９％エタノールを加え、全量を３０ｍ
ｌとして実施例５の検体溶液を得た。
【００２７】（比較例１）９９％エタノール３０ｍｌを
比較例１の検体溶液とした。
比較例１の検体溶液とした。
【００２８】〔試験方法〕Ｃ３Ｈ／ＨｅＮ Ｃｒｊマウ
ス（８週齢、体重２１〜２６ｇ）を一週間以上馴化飼育
を行ったあと、異常のなかったものについて、背部被毛
を電気バリカンで、２ｃｍ×４ｃｍの広さに毛刈りし、
さらに電気シェーバーにて除毛し、検体溶液の投与部位
とした。除毛してから３日後、実施例１〜５及び比較例
１の検体溶液を各１０匹のマウスに連続１９日間、１０
０μｌずつ、１日１回午前中に塗布した。試験期間中、
Ｃ３Ｈ／ＨｅＮ Ｃｒｊマウスは、温度２２±２℃、相
対湿度５５±１５％、換気回数２０回／時、照射時間を
午前６時から午後６時に設定した飼育室で、プラスチッ
クケージ（１４．５ｃｍ×２６ｃｍ×１２．５ｃｍ）を
用いて５匹ずつ飼育した。
ス（８週齢、体重２１〜２６ｇ）を一週間以上馴化飼育
を行ったあと、異常のなかったものについて、背部被毛
を電気バリカンで、２ｃｍ×４ｃｍの広さに毛刈りし、
さらに電気シェーバーにて除毛し、検体溶液の投与部位
とした。除毛してから３日後、実施例１〜５及び比較例
１の検体溶液を各１０匹のマウスに連続１９日間、１０
０μｌずつ、１日１回午前中に塗布した。試験期間中、
Ｃ３Ｈ／ＨｅＮ Ｃｒｊマウスは、温度２２±２℃、相
対湿度５５±１５％、換気回数２０回／時、照射時間を
午前６時から午後６時に設定した飼育室で、プラスチッ
クケージ（１４．５ｃｍ×２６ｃｍ×１２．５ｃｍ）を
用いて５匹ずつ飼育した。
【００２９】検体塗布部位の状態を定期的に観察し、以
下の評価基準に従ってスコアをつけ、１０匹の平均点を
算出した。 皮膚がピンク色を呈する…０点 皮膚が灰色に変化（１００％未満）…１点 皮膚が灰色に変化（１００％）…２点 発毛が茶色に変化（１００％未満）…３点 発毛が茶色に変化（１００％）…４点 発毛が黒色に変化…５点
下の評価基準に従ってスコアをつけ、１０匹の平均点を
算出した。 皮膚がピンク色を呈する…０点 皮膚が灰色に変化（１００％未満）…１点 皮膚が灰色に変化（１００％）…２点 発毛が茶色に変化（１００％未満）…３点 発毛が茶色に変化（１００％）…４点 発毛が黒色に変化…５点
【００３０】結果を表１に示す。
【表１】
【００３１】〔試験例；ククイナッツ油の育毛効果〕
ククイノキ（Aleurites moluccana Willd.）の種子を圧
搾して得られたククイナッツ油３０ｍｌを実施例６の検
体溶液とし、このククイナッツ油及びポリオキシエチレ
ン硬化ヒマシ油（ＨＣ５０）を９９％エタノールに添加
したものを、実施例７の検体溶液とした。尚、実施例７
においては、ククイナッツ油の濃度が５％、ポリオキシ
エチレン硬化ヒマシ油（ＨＣ５０）の濃度が０．７％と
なるようにした。また、９９％エタノール３０ｍｌを比
較例２の検体溶液とした。
ククイノキ（Aleurites moluccana Willd.）の種子を圧
搾して得られたククイナッツ油３０ｍｌを実施例６の検
体溶液とし、このククイナッツ油及びポリオキシエチレ
ン硬化ヒマシ油（ＨＣ５０）を９９％エタノールに添加
したものを、実施例７の検体溶液とした。尚、実施例７
においては、ククイナッツ油の濃度が５％、ポリオキシ
エチレン硬化ヒマシ油（ＨＣ５０）の濃度が０．７％と
なるようにした。また、９９％エタノール３０ｍｌを比
較例２の検体溶液とした。
【００３２】前記試験例と同様の方法でククイナッツ
油の育毛効果を調べた。結果を表２に示す。
油の育毛効果を調べた。結果を表２に示す。
【表２】
【００３３】表１及び表２の結果から、クサギ（Clerod
endron trichotomum Thunb.)、ノトパナックス スクテ
ラリウム（Nothopanax scutellarium Mer.）、ククイノ
キ（Aleurites moluccana Willd.）、カユプテ（Melale
uca leucadendra L.）及びツルグミ（Elaeagnus glabra
Thunb.)の抽出物、更にはククイナッツ油が優れた育毛
効果を有していることがわかる。
endron trichotomum Thunb.)、ノトパナックス スクテ
ラリウム（Nothopanax scutellarium Mer.）、ククイノ
キ（Aleurites moluccana Willd.）、カユプテ（Melale
uca leucadendra L.）及びツルグミ（Elaeagnus glabra
Thunb.)の抽出物、更にはククイナッツ油が優れた育毛
効果を有していることがわかる。
【００３４】以下、本発明に係る育毛剤原料を配合し
た、育毛剤組成物の処方例を示す。
た、育毛剤組成物の処方例を示す。
【００３５】
（処方例２）育毛剤
配合率（重量％）
実施例２で得られた
ノトパナックス スクテラリウム抽出物 ５．０
酢酸トコフェロール ０．１
パントテニルアルコール ０．２
グリチルリチン酸ジカリウム ０．１
キナエキス ０．５
ポリオキシエチレン(EO60)硬化ヒマシ油 ０．３
香料 ０．１
プロピレングリコール ２．０
エタノール ６０．０
精製水 残 部
合 計 １００．０
【００３６】
【００３７】
噴射剤 配合率（重量％）
ＬＰＧ（20℃、1.5kg/cm2 ） ８６．２窒素 １３．８
合 計 １００．０
原液 ９７．１１噴射剤 ２．８９
合 計 １００．０
【００３８】
噴射剤 配合率（重量％）
ＬＰＧ（20℃、1.5kg/cm2) ８６．２窒素 １３．８
合 計 １００．０
原液 ９７．１１噴射剤 ２．８９
合 計 １００．０
【００３９】
【００４０】
【発明の効果】以上詳述した如く、請求項１に係る発明
は、クサギ（Clerodendron trichotomum Thunb.)、ノト
パナックス スクテラリウム（Nothopanax scutellariu
m Mer.）、ククイノキ（Aleurites moluccana Will
d.）、カユプテ（Melaleuca leucadendra L.）或いはツ
ルグミ（Elaeagnus glabra Thunb.)のうちの少なくとも
１種からなり、育毛剤組成物の有効成分として配合され
ることを特徴とする育毛剤原料に関し、請求項２に係る
発明は、前記ククイノキ（Aleurites moluccana Will
d.）が、その種子を圧搾して得られるククイナッツ油で
あることを特徴とする請求項１記載の育毛剤原料に関す
るものであるから、優れた育毛効果を有するという効果
を奏する。また、天然物由来であるから、頭皮に対して
アレルギー反応を起こすことがなく安全であるという優
れた効果を奏する。
は、クサギ（Clerodendron trichotomum Thunb.)、ノト
パナックス スクテラリウム（Nothopanax scutellariu
m Mer.）、ククイノキ（Aleurites moluccana Will
d.）、カユプテ（Melaleuca leucadendra L.）或いはツ
ルグミ（Elaeagnus glabra Thunb.)のうちの少なくとも
１種からなり、育毛剤組成物の有効成分として配合され
ることを特徴とする育毛剤原料に関し、請求項２に係る
発明は、前記ククイノキ（Aleurites moluccana Will
d.）が、その種子を圧搾して得られるククイナッツ油で
あることを特徴とする請求項１記載の育毛剤原料に関す
るものであるから、優れた育毛効果を有するという効果
を奏する。また、天然物由来であるから、頭皮に対して
アレルギー反応を起こすことがなく安全であるという優
れた効果を奏する。
【００４１】また請求項３に係る発明は、クサギ（Cler
odendron trichotomum Thunb.)、ノトパナックス スク
テラリウム（Nothopanax scutellarium Mer.）、ククイ
ノキ（Aleurites moluccana Willd.）、カユプテ（Mela
leuca leucadendra L.）或いはツルグミ（Elaeagnus gl
abra Thunb.)それぞれの抽出物のうちの少なくとも１種
からなり、育毛剤組成物の有効成分として配合されるこ
とを特徴とする育毛剤原料に関し、請求項４に係る発明
は、前記抽出物が、一価アルコール、多価アルコール又
はその誘導体、ケトン、エステル、エーテル、石油エー
テル、脂肪族炭化水素又はそのハロゲン化物、芳香族炭
化水素より選択された１種以上が含まれてなる無水、或
いは含水有機溶媒による抽出物であることを特徴とする
請求項３記載の育毛剤原料に関するものであるから、植
物中の有効成分が効率よく育毛効果を発揮するという効
果を奏する。
odendron trichotomum Thunb.)、ノトパナックス スク
テラリウム（Nothopanax scutellarium Mer.）、ククイ
ノキ（Aleurites moluccana Willd.）、カユプテ（Mela
leuca leucadendra L.）或いはツルグミ（Elaeagnus gl
abra Thunb.)それぞれの抽出物のうちの少なくとも１種
からなり、育毛剤組成物の有効成分として配合されるこ
とを特徴とする育毛剤原料に関し、請求項４に係る発明
は、前記抽出物が、一価アルコール、多価アルコール又
はその誘導体、ケトン、エステル、エーテル、石油エー
テル、脂肪族炭化水素又はそのハロゲン化物、芳香族炭
化水素より選択された１種以上が含まれてなる無水、或
いは含水有機溶媒による抽出物であることを特徴とする
請求項３記載の育毛剤原料に関するものであるから、植
物中の有効成分が効率よく育毛効果を発揮するという効
果を奏する。
【００４２】更に請求項５に係る発明は、請求項１乃至
４いずれかに記載の育毛剤原料のうちの少なくとも１種
が有効成分として含有されてなる化粧品、医薬品、医薬
部外品であることを特徴とする育毛剤組成物に関するも
のであるから、優れた育毛効果を有し、しかも頭皮に対
してアレルギー反応を起こすことがなく安全であるとい
う優れた効果を奏する。
４いずれかに記載の育毛剤原料のうちの少なくとも１種
が有効成分として含有されてなる化粧品、医薬品、医薬
部外品であることを特徴とする育毛剤組成物に関するも
のであるから、優れた育毛効果を有し、しかも頭皮に対
してアレルギー反応を起こすことがなく安全であるとい
う優れた効果を奏する。
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 松山 芳浩
大阪市中央区十二軒町５番12号 株式会
社マンダム中央研究所内
(72)発明者 岡本 裕也
大阪市中央区十二軒町５番12号 株式会
社マンダム中央研究所内
(72)発明者 橋垣 智至
大阪市中央区十二軒町５番12号 株式会
社マンダム中央研究所内
(72)発明者 藤原 延規
大阪市中央区十二軒町５番12号 株式会
社マンダム中央研究所内
(72)発明者 桂田 正徳
大阪市中央区十二軒町５番12号 株式会
社マンダム中央研究所内
(72)発明者 大西 一禎
大阪市中央区十二軒町５番12号 株式会
社マンダム中央研究所内
(56)参考文献 特開 平９−301884（ＪＰ，Ａ)
特開 平11−228337（ＪＰ，Ａ)
特開 平７−61918（ＪＰ，Ａ)
特開 平10−158187（ＪＰ，Ａ)
特開 昭51−41415（ＪＰ，Ａ)
堀田 満，世界有用植物事典，株式会
社平凡社，1989年
(58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名)
A61K 7/00 - 7/50
A61K 35/78 - 35/84
ＣＡ（ＳＴＮ)
Claims (5)
- 【請求項１】 クサギ（Clerodendron trichotomum Thu
nb.)、ノトパナックススクテラリウム（Nothopanax scu
tellarium Mer.）、ククイノキ（Aleuritesmoluccana W
illd.）、カユプテ（Melaleuca leucadendra L.）或い
はツルグミ（Elaeagnus glabra Thunb.)のうちの少なく
とも１種からなり、育毛剤組成物の有効成分として配合
されることを特徴とする育毛剤原料。 - 【請求項２】 前記ククイノキ（Aleurites moluccana
Willd.）が、その種子を圧搾して得られるククイナッツ
油であることを特徴とする請求項１記載の育毛剤原料。 - 【請求項３】 クサギ（Clerodendron trichotomum Thu
nb.)、ノトパナックススクテラリウム（Nothopanax scu
tellarium Mer.）、ククイノキ（Aleuritesmoluccana W
illd.）、カユプテ（Melaleuca leucadendra L.）或い
はツルグミ（Elaeagnus glabra Thunb.)それぞれの抽出
物のうちの少なくとも１種からなり、育毛剤組成物の有
効成分として配合されることを特徴とする育毛剤原料。 - 【請求項４】 前記抽出物が、一価アルコール、多価ア
ルコール又はその誘導体、ケトン、エステル、エーテ
ル、石油エーテル、脂肪族炭化水素又はそのハロゲン化
物、芳香族炭化水素より選択された１種以上が含まれて
なる無水、或いは含水有機溶媒による抽出物であること
を特徴とする請求項３記載の育毛剤原料。 - 【請求項５】 請求項１乃至４いずれかに記載の育毛剤
原料のうちの少なくとも１種が有効成分として含有され
てなる化粧品、医薬品、医薬部外品であることを特徴と
する育毛剤組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP01334299A JP3514370B2 (ja) | 1998-02-06 | 1999-01-21 | 育毛剤原料及び育毛剤組成物 |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4122898 | 1998-02-06 | ||
| JP10-41228 | 1998-02-06 | ||
| JP01334299A JP3514370B2 (ja) | 1998-02-06 | 1999-01-21 | 育毛剤原料及び育毛剤組成物 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11286414A JPH11286414A (ja) | 1999-10-19 |
| JP3514370B2 true JP3514370B2 (ja) | 2004-03-31 |
Family
ID=26349120
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP01334299A Expired - Fee Related JP3514370B2 (ja) | 1998-02-06 | 1999-01-21 | 育毛剤原料及び育毛剤組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3514370B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5175437B2 (ja) * | 2005-01-28 | 2013-04-03 | ライオン株式会社 | 育毛養毛剤、および育毛養毛用組成物 |
| JP5342076B1 (ja) * | 2012-01-13 | 2013-11-13 | 株式会社アドバンジェン | 生化学的評価方法 |
-
1999
- 1999-01-21 JP JP01334299A patent/JP3514370B2/ja not_active Expired - Fee Related
Non-Patent Citations (1)
| Title |
|---|
| 堀田 満，世界有用植物事典，株式会社平凡社，１９８９年 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH11286414A (ja) | 1999-10-19 |
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