JP3510473B2 - 伝送特性測定装置 - Google Patents

伝送特性測定装置

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JP3510473B2
JP3510473B2 JP07363398A JP7363398A JP3510473B2 JP 3510473 B2 JP3510473 B2 JP 3510473B2 JP 07363398 A JP07363398 A JP 07363398A JP 7363398 A JP7363398 A JP 7363398A JP 3510473 B2 JP3510473 B2 JP 3510473B2
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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04MTELEPHONIC COMMUNICATION
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    • H04M1/24Arrangements for testing
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04MTELEPHONIC COMMUNICATION
    • H04M3/00Automatic or semi-automatic exchanges
    • H04M3/22Arrangements for supervision, monitoring or testing
    • H04M3/26Arrangements for supervision, monitoring or testing with means for applying test signals or for measuring
    • H04M3/28Automatic routine testing ; Fault testing; Installation testing; Test methods, test equipment or test arrangements therefor
    • H04M3/30Automatic routine testing ; Fault testing; Installation testing; Test methods, test equipment or test arrangements therefor for subscriber's lines, for the local loop
    • H04M3/302Automatic routine testing ; Fault testing; Installation testing; Test methods, test equipment or test arrangements therefor for subscriber's lines, for the local loop using modulation techniques for copper pairs
    • H04M3/303Automatic routine testing ; Fault testing; Installation testing; Test methods, test equipment or test arrangements therefor for subscriber's lines, for the local loop using modulation techniques for copper pairs and using PCM multiplexers, e.g. pair gain systems

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高速ディジタルデ
ータを通信する電話回線等の通信回線の伝送特性測定装
置に関し、特に高速測定や長時間測定が可能な伝送特性
測定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の電話回線等の通信回線では減衰特
性、クロストーク特性やノイズ特性等の伝送特性の測定
を行う。その伝送特性は被試験体である被測定通信回線
の一端から信号を供給し、被測定通信回線の他端でその
信号を測定することにより測定されていた。
【0003】図16はこのような従来の伝送特性装置の
一例を示す構成ブロック図である。図16において1は
トラッキング発振器やスイープ発振器等の信号発生器、
2は選択レベル計やスペクトラムアナライザ等の測定
器、100は被試験体である被測定通信回線である。
【0004】信号発生器1は被測定通信回線100の一
端に接続され、被測定通信回線100の他端には測定器
2が接続される。
【0005】ここで、図16に示す従来例の動作を図1
7及び図18を用いて説明する。図17は被測定通信回
線100の減衰特性を示す特性曲線図、図18は被測定
通信回線100のノイズ特性を示す特性曲線図である。
【0006】例えば、被測定通信回線100の減衰特性
を測定する場合には、信号発生器1により被測定通信回
線100に出力する信号の周波数をスイープさせる。一
方、測定器2側では被測定通信回線100を伝播してき
た信号を取り込みスペクトラムを得て表示手段等に表示
する。このような測定をすることにより図17に示すよ
うな減衰特性が得られる。
【0007】また、例えば、被測定通信回線100のノ
イズ特性を測定する場合には、信号発生器1により被測
定通信回線100からの信号の出力を停止させる。一
方、測定器2側では被測定通信回線100から入力され
るノイズ信号を取り込みスペクトラムを得て表示手段等
に表示する。このような測定をすることにより図18に
示すようなノイズ特性が得られる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、図16に示す
ような伝送特性測定装置では信号発生器1を動作させな
がら測定器2で測定する時、測定器2が選択レベル計の
場合には選択周波数を自動捕捉しながらレベル測定を行
い、測定器2がスペクトラムアナライザの場合には最大
値保持モードで変化する信号周波数のピークのスペクト
ラムを測定する必要があり、測定周波数範囲が広い場合
には測定時間が長くなってしまうと言った問題点があっ
た。
【0009】また、被測定通信回線100が実際に敷設
されたものであり、その長さが数キロメートル等と長い
場合には、被測定通信回線100の両端に設置された信
号発生器1及び測定器2を並行して動作させるために信
号発生器1及び測定器2の各1人以上の操作者を配置す
ると共に、互いに連絡を取りあって伝送特性を測定する
必要性があり、伝送特性測定が容易ではないと言った問
題点があった。
【0010】また、電話回線等の通信回線では減衰特性
のみならずノイズ特性が通信性能に大きく影響するた
め、通信回線に伝播しているノイズがどのようなノイズ
源からクロストークしているかを推定する場合には操作
者のノイズ・スペクトラムに関するスキルに左右されて
しまうと言った問題点があった。
【0011】さらに、ノイズが非定常的に発生する場合
には長時間に渡るノイズ特性の測定が必要になるもの
の、単純に測定データを蓄積した場合には測定時間に伴
い蓄積されるデータが膨大になり、一定周期で測定する
場合には蓄積データ量は少なくなるものの非定常的なノ
イズを捕捉できない恐れがあると言った課題があった。
従って本発明が解決しようとする課題は、高速測定や長
時間測定等が可能な伝送特性測定装置を実現することに
ある。
【0012】
【課題を解決するための手段】このような課題を達成す
るために、本発明のうち請求項1記載の発明は、高速デ
ィジタルデータを通信する通信回線の伝送特性測定装置
において、前記通信回線の一端に接続された信号発生器
と、この信号発生器を制御する第1の制御回路とから構
成され、測定周波数領域を複数のブロックに分割してこ
のブロック内で複数周波数の正弦波を合波したマルチサ
イン波を発生させて前記通信回線に出力する送信側測定
器と、前記通信回線の他端に接続されたA/D変換回路
と、記憶回路と、前記A/D変換回路及び前記記憶回路
を制御する第2の制御回路とから構成され、前記各ブロ
ックに最も適した測定レンジで測定し前記各ブロックに
対して得られるスペクトラムを合成するする受信側測定
器とを備えたことにより、分割された各ブロックに最も
適した測定レンジで測定されるのでダイナミックレンジ
が広くなる。また、信号の周波数スイープが不要で、測
定周波数領域を複数のブロックに分割した周波数範囲で
測定処理を行い各ブロックに対するスペクトラムを合成
することにより、測定周波数範囲が広い場合であっても
測定時間の短縮が可能になる。
【0013】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明である伝送特性測定装置において、前記マルチサイン
波を繰り返し波形で発生させ、これらのマルチサイン波
を一旦平均処理してからフーリエ変換処理を行うことに
より、測定ノイズを低減してからFFT処理を行うこと
になり、FFT処理等が遅い比較的廉価な受信側測定器
であっても短時間の測定で広いダイナミックレンジが得
られることになる。
【0014】請求項3記載の発明は、高速ディジタルデ
ータを通信する通信回線の伝送特性測定装置において、
前記通信回線の一端に信号を出力する送信側測定器と、
前記通信回線の他端から入力される前記信号を測定して
スペクトラムを得る受信側測定器とを備え、前記送信側
測定器及び前記受信側測定器にそれぞれ設けられた通信
回路を用いて前記通信回線上で通信を行い前記送信側測
定器と前記受信側測定器との同期をとることにより、操
作者は受信側測定器若しくは受信側測定器に側に1人以
上配置すればよく、伝送特性測定自体も自動的に行われ
るので容易になる。
【0015】請求項4記載の発明は、請求項1及び請求
項2記載の発明である伝送特性測定装置において、前記
送信側測定器及び前記受信側測定器にそれぞれ設けられ
た通信回路を用いて前記通信回線上で通信を行い前記送
信側測定器と前記受信側測定器との同期をとることによ
り、操作者は送信側測定器若しくは受信側測定器に側に
1人以上配置すればよく、伝送特性測定自体も自動的に
行われるので容易になる。
【0016】請求項5記載の発明は、請求項3及び請求
項4記載の発明である伝送特性測定装置において、前記
送信側測定器及び前記受信側測定器がそれぞれマスター
及びスレーブとして動作することにより、操作者はマス
ター側である送信側測定器に側に1人以上配置すればよ
く、伝送特性測定自体も自動的に行われるので容易にな
る。
【0017】請求項6記載の発明は、請求項3及び請求
項4記載の発明である伝送特性測定装置において、前記
送信側測定器及び前記受信側測定器がそれぞれスレーブ
及びマスターとして動作することにより、操作者はマス
ター側である受信側測定器に側に1人以上配置すればよ
く、伝送特性測定自体も自動的に行われるので容易にな
る。
【0018】請求項7記載の発明は、請求項3及び請求
項4記載の発明である伝送特性測定装置において、測定
結果を操作者が居る側の送信側測定器若しくは受信側測
定器に前記通信回線を介して送信して表示することによ
り、操作者はどちらの測定器がマスターか否かを認識す
る必要がなくなる。
【0019】請求項8記載の発明は、請求項3及び請求
項4記載の発明である伝送特性測定装置において、測定
結果を前記通信回線若しくは他の通信回線を介して遠隔
地に送信して表示することにより、操作者が現地に赴く
必要がなくなる。
【0020】請求項9記載の発明は、高速ディジタルデ
ータを通信する通信回線の伝送特性測定装置において、
前記通信回線の測定されたノイズ特性が表示された表示
手段の画面上に典型的なノイズ・スペクトラムを重ね書
きすることにより、操作者のノイズ・スペクトラムに関
するスキルに左右されることなく被測定通信回線にクロ
ストークするノイズのノイズ源を推定することが可能に
なる。
【0021】請求項10記載の発明は、請求項1及び請
求項2記載の発明である伝送特性測定装置において、前
記通信回線の測定されたノイズ特性が表示された表示手
段の画面上に典型的なノイズ・スペクトラムを重ね書き
することにより、操作者のノイズ・スペクトラムに関す
るスキルに左右されることなく被測定通信回線にクロス
トークするノイズのノイズ源を推定することが可能にな
る。
【0022】請求項11記載の発明は、請求項9及び請
求項10記載の発明である伝送特性測定装置において、
複数種類の前記ノイズ・スペクトラムを前記表示手段の
画面上に同時に重ね書きすることにより、操作者のノイ
ズ・スペクトラムに関するスキルに左右されることなく
被測定通信回線にクロストークするノイズのノイズ源を
推定することが可能になる。
【0023】請求項12記載の発明は、請求項11記載
の発明である伝送特性測定装置において、複数種類の前
記ノイズ・スペクトラムを色分け表示することにより、
同時表示された典型的なノイズ・スペクトラムの識別が
容易になる。
【0024】請求項13記載の発明は、請求項9及び請
求項10記載の発明である伝送特性測定装置において、
1種類の前記ノイズ・スペクトラムを前記表示手段の画
面上に重ね書きし、入力手段の操作により前記ノイズ・
スペクトラムの種類を切り換えることにより、典型的な
ノイズ・スペクトラムが個々に重ね書きされるのでノイ
ズ源の推定がし易くなる。
【0025】請求項14記載の発明は、高速ディジタル
データを通信する通信回線の伝送特性測定装置におい
て、前記通信回線の一端から入力される前記信号を測定
してスペクトラムを得る受信側測定器とを備え、前記受
信側測定器が一定周期内の最大の振幅値のフーリエ変換
処理に必要なデータを求めこのデータをフーリエ変換処
理して得られたノイズ・スペクトラムを順次蓄積するこ
とにより、長時間に渡るノイズ特性の測定であってもが
蓄積データ量は少なく、非定常的なノイズを捕捉の漏れ
を防止することができる。
【0026】請求項15記載の発明は、請求項1及び請
求項2記載の発明である伝送特性測定装置において、前
記受信側測定器が一定周期内の最大の振幅値のフーリエ
変換処理に必要なデータを求めこのデータをフーリエ変
換処理して得られたノイズ・スペクトラムを順次蓄積す
ることにより、長時間に渡るノイズ特性の測定であって
もが蓄積データ量は少なく、非定常的なノイズを捕捉の
漏れを防止することができる。
【0027】
【発明の実施の形態】以下本発明を図面を用いて詳細に
説明する。図1は本発明に係る伝送特性測定装置の一実
施例を示す構成ブロック図である。図1において100
は図16と同一符号を付してあり、3及び7は制御回
路、4は信号発生回路、5はA/D変換回路、6は記憶
回路、8は表示手段である。また3及び4は送信側測定
器50を、5〜8は受信側測定器51をそれぞれ構成し
ている。
【0028】送信側測定器50において制御回路3から
の制御信号は信号発生回路4に接続され、信号発生回路
4の出力は被測定通信回線100の一端に接続される。
一方、受信側測定器51において被測定通信回線100
の他端にはA/D変換回路5が接続され、A/D変換回
路5の出力は制御回路7に接続される。また、制御回路
7の入出力は記憶回路6及び表示手段8に相互に接続さ
れる。
【0029】ここで、図1に示す実施例の動作を図2、
図3、図4、図5、図6、図7、図8及び図9を用いて
説明する。図2、図3及び図4は送信側測定器50から
出力される信号のスペクトラムを示す特性曲線図、図5
は被測定通信回線100の減衰特性を示す特性曲線図、
図6、図7及び図8は受信側測定器51で測定されるス
ペクトラムの一例を示す特性曲線図、図9は合成された
スペクトラムの一例を示す特性曲線図である。
【0030】制御回路3は測定周波数領域を複数のブロ
ックに分割し、信号発生回路4を制御してその分割され
たブロック内で複数周波数の正弦波を合波したマルチサ
イン波を発生させて被測定通信回線100に出力する。
例えば、図2に示すように”20kHz〜300kH
z”の範囲で”20Hz”間隔の15種類の周波数の正
弦波を合波して被測定通信回線100に出力する。
【0031】このマルチサイン波は”20kHz〜30
0kHz”の範囲に対応する図5中”AT01”に示す
部分の減衰特性により減衰されて受信側測定器51に入
力される。この入力信号をA/D変換回路5を介して取
り込み制御回路7においてフーリエ変換処理(以下、F
FT処理と呼ぶ。)を行うことにより、例えば、図6に
示すようなスペクトラムが得られる。制御回路7は得ら
れたスペクトラムを記憶回路6に格納する。この場合に
は制御回路7は”20kHz〜300kHz”の範囲で
のみFFT処理を行っても良いし、測定周波数領域全般
に渡ってFFT処理を行い該当するスペクトラムのみを
用いても良い。
【0032】同様にして、図3及び図4に示すように”
320kHz〜600kHz”及び”620kHz〜9
00kHz”の範囲で”20Hz”間隔の15種類の周
波数の正弦波をそれぞれ合波して被測定通信回線100
に出力すれば、図5中”AT02”及び”AT03”に
示す部分の減衰特性によりそれぞれ減衰されるので、こ
れらの入力信号をA/D変換回路5を介して取り込み制
御回路7においてFFT処理を行うことにより、例え
ば、図7及び図8に示すようなスペクトラムがそれぞれ
得られる。そして、制御回路7は得られたスペクトラム
を記憶回路6にそれぞれ格納する。この場合には制御回
路7は”320kHz〜600kHz”及び”620k
Hz〜900kHz”の範囲でのみFFT処理を行って
も良いし、測定周波数領域全般に渡ってFFT処理を行
い該当するスペクトラムのみを用いても良い。
【0033】この時、図5に示す減衰特性では周波数範
囲が高周波数側にシフトするに従い減衰量が大きくなる
ため、受信側測定器51で受信される信号の振幅も高周
波数側にシフトするに従い小さくなる。このため、受信
側測定器51では制御回路7により周波数範囲が高周波
数側にシフトするに従い測定レンジを高感度に切り換え
て行く。
【0034】すなわち、制御回路7では自動レンジ機能
を用いてピークの振幅が飽和しない測定レンジで入力さ
れたマルチサイン波をFFT処理する。例えば、受信側
測定器51では図6のスペクトラムを得るためには図6
中”MR01”に示す測定レンジで測定し、図7及び及
び図8のスペクトラムを得るためには図7及び図8中”
MR02”及び”MR03”に示す測定レンジでそれぞ
れ測定する。
【0035】最後に、全ての測定周波数領域の測定を終
了した時点で制御回路7は記憶回路6に格納されている
図6〜図8に示すような各スペクトラムを合成して図9
に示すような全体のスペクトラムである”20kHz〜
900kHz”の範囲の減衰特性を得る。そして、制御
回路7は得られた減衰特性を記憶回路6に格納すると共
に必要に応じて表示手段8にその減衰特性を表示させ
る。
【0036】この結果、測定周波数領域を複数のブロッ
クに分割し、その分割されたブロック内で複数周波数の
正弦波を合波したマルチサイン波を発生させて被測定通
信回線100に出力することにより、分割された各ブロ
ックに最も適した測定レンジで測定されるのでダイナミ
ックレンジが広くなる。
【0037】また、信号の周波数スイープが不要で、測
定周波数領域を複数のブロックに分割した周波数範囲で
測定処理を行い各ブロックに対するスペクトラムを合成
することにより、測定周波数範囲が広い場合であっても
測定時間の短縮が可能になる。
【0038】また、図10は同一のマルチサイン波を繰
り返し発生させた場合の波形を示す特性曲線図であり、
図10に示すように送信側測定器50で同一のマルチサ
イン波を繰り返し波形で発生させると共に受信側測定器
51でこれらのマルチサイン波を一旦平均処理して測定
ノイズを低減してからFFT処理を行うことにより、F
FT処理等が遅い比較的廉価な受信側測定器であっても
短時間の測定で広いダイナミックレンジが得られること
になる。
【0039】また、図11は被測定通信回線100の長
さが数キロメートル等と長い場合における問題点を解決
した本発明に係る伝送特性測定装置の他の実施例を示す
構成ブロック図である。図11において3〜8及び10
0は図1と同一符号を付してあり、9及び11は周波数
分離回路、10及び12はモデム等の通信回路である。
また、3,4,9及び10は送信側測定器50aを、5
〜8,11及び12は受信側測定器51aをそれぞれ構
成している。
【0040】送信側測定器50aにおいて制御回路3か
らの制御信号は信号発生回路4に接続され、通信回路1
0の入出力は制御回路3に接続され、信号発生回路4の
出力及び通信回路10の入出力は周波数分離回路9を介
して被測定通信回線100の一端に接続される。
【0041】一方、受信側測定器51aにおいて被測定
通信回線100の他端には周波数分離回路11を介して
A/D変換回路5及び通信回路12の入出力が接続さ
れ、A/D変換回路5の出力及び通信回路12の入出力
は制御回路7に接続される。また、制御回路7の入出力
は記憶回路6及び表示手段8に相互に接続される。
【0042】ここで、図11に示す実施例の動作を図1
2を用いて説明する。図12は送信側測定器50aと受
信側測定器51aの動作を説明するフロー図である。ま
た、図12に示すフロー図では送信側測定器50a及び
受信側測定器51aが”スレーブ”及び”マスター”と
して動作する場合を示している。
【0043】先ず第1に、図12中”MS01”に示す
ように受信側測定器51aは制御回路7で通信回路12
を制御して”スレーブ”である送信側測定器50aに対
して”20kHz〜300kHz”のマルチサイン波を
発生させる”コマンド”を周波数分離回路11を介して
被測定通信回線100に出力する。
【0044】図12中”SS01”に示すように送信側
測定器50aは被測定通信回線100を伝播してくる”
コマンド”を周波数分離回路9で分離して通信回路10
に取り込み受信する。
【0045】そして、図12中”SS02”に示すよう
に制御回路3は”コマンド”に従い信号発生回路4を制
御して”20kHz〜300kHz”のマルチサイン波
を発生させると共に周波数分離回路9を介して被測定通
信回線100に出力する。同時に図12中”SS03”
に示すように制御回路3は通信回路10を制御して指定
のマルチサイン波の”発生通知”を周波数分離回路9を
介して被測定通信回線100に出力する。
【0046】図12中”MS02”に示すように送信側
測定器51aは被測定通信回線100を伝播してくる”
発生通知”を周波数分離回路11で分離して通信回路1
2に取り込み受信する。
【0047】そして、制御回路7は”発生通知”を確認
すると図12中”MS03”に示すように”20kHz
〜300kHz”のマルチサイン波に対するFFT処理
等の測定処理を前述のように行う。
【0048】一連の測定処理が終了したら同様にして、
図12中”MS04”に示すように受信側測定器51a
は制御回路7で通信回路12を制御して”スレーブ”で
ある送信側測定器50aに対して今度は”320kHz
〜600kHz”のマルチサイン波を発生させる”コマ
ンド”を周波数分離回路11を介して被測定通信回線1
00に出力する。
【0049】図12中”SS04”に示すように送信側
測定器50aは被測定通信回線100を伝播してくる”
コマンド”を周波数分離回路9で分離して通信回路10
に取り込み受信する。
【0050】そして、図12中”SS05”に示すよう
に制御回路3は”コマンド”に従い信号発生回路4を制
御して”320kHz〜600kHz”のマルチサイン
波を発生させると共に周波数分離回路9を介して被測定
通信回線100に出力する。同時に図12中”SS0
6”に示すように制御回路3は通信回路10を制御して
指定のマルチサイン波の”発生通知”を周波数分離回路
9を介して被測定通信回線100に出力する。
【0051】図12中”MS05”に示すように送信側
測定器51aは被測定通信回線100を伝播してくる”
発生通知”を周波数分離回路11で分離して通信回路1
2に取り込み受信する。
【0052】そして、制御回路7は”発生通知”を確認
すると図12中”MS06”に示すように”320kH
z〜600kHz”のマルチサイン波に対するFFT処
理等の測定処理を前述のように行ってゆく。
【0053】ちなみに、通信回路10及び12として”
V.34モデム”等を用いればその信号帯域は”4kH
z”以下であるので測定の対象となる”20kHz”以
上ののマルチサインとの干渉は生じない。
【0054】この結果、送信側測定器50aの通信回路
10及び受信側測定器51aの通信回路12を用いて被
測定通信回線100上で低周波の通信を行い互いにマル
チサイン波の発生処理や測定処理を同期させることによ
り、図12に示す事例の場合には操作者は”マスター”
である受信側測定器51aに側に1人以上配置すればよ
く、伝送特性測定自体も自動的に行われるので容易にな
る。
【0055】また、被測定通信回線100のノイズ特性
を測定する場合にはノイズ特性が表示された表示手段の
画面上に典型的なノイズ・スペクトラムを重ね書きする
ことにより、操作者のノイズ・スペクトラムに関するス
キルに左右されずにノイズ源の推定が可能になる。
【0056】すなわち、図13は複数種類のクロストー
クによる典型的なノイズ・スペクトラムを示す特性曲線
図であり、図13に示すような複数種類のクロストーク
による典型的なノイズ・スペクトラムをノイズ特性が表
示された表示手段の画面上に重ね書きすることにより、
被測定通信回線100にクロストークするノイズのノイ
ズ源を推定することが可能になる。
【0057】例えば、図13中”NS01”に示すよう
な特徴を有するノイズ・スペクトルがノイズ特性に重畳
していればISDN(米国)からのノイズがクロストー
クしていることが推定できる。
【0058】また、例えば、図13中”NS02”及
び”NS03”に示すような特徴を有するノイズ・スペ
クトルがノイズ特性に重畳していればADSL(Asymme
tric Digital Subscriber Line)の送受信信号からのノ
イズがクロストークしていると推定できる。
【0059】この結果、被測定通信回線100のノイズ
特性を測定する場合には測定したノイズ特性が表示され
た表示手段の画面上に典型的なノイズ・スペクトラムを
重ね書きすることにより、操作者のノイズ・スペクトラ
ムに関するスキルに左右されることを防止できる。
【0060】また、蓄積データ量が少なく非定常的なノ
イズの捕捉が可能な伝送特性測定装置について図14及
び図15を用いて説明する。但し、基本的な構成につい
ては図1中の受信側測定器と同様であるので説明は省略
する。図14は非定常的なノイズの発生状況の一例を示
す説明図、図15は受信側測定器の動作を説明するフロ
ー図である。
【0061】例えば、図14中”EX”に示す交換局か
らの複数の通信回線が配線され、そのうちの図14中”
L001”及び”L002”に示す通信回線が図14
中”HM01”及び”HM02”に示す家屋にそれぞれ
配線されている場合を考える。さらに、図14中”L0
02”に示す通信回線は平日は使用されず休日のみ使用
され、この使用に伴うノイズが図14中”L001”に
示す通信回線にクロストークしている場合を想定する。
【0062】このような状況下では図14中”L00
1”に示す通信回線には平日はノイズが重畳されず、休
日にのみノイズが重畳されることになる。言い換えれ
ば、1週間に渡ってノイズ測定をしなければこのような
非定常的なノイズの捕捉ができないことになる。
【0063】この場合、受信側測定器51を図14中”
HM01”に示す家屋に設置する。そして、図15中”
S001”に示すように制御回路7はA/D変換回路5
を制御してFFT処理に必要なデータ数を1単位をデー
タセットとして測定する。
【0064】図15中”S002”に示すように制御回
路7は今回測定したデータセットと先に測定したデータ
セットとを比較して振幅値が大きい場合には、図15
中”S003”に示すように制御回路7は先に測定した
データセットの代わりに今回測定したデータセットを記
憶回路6に一時的に格納する。
【0065】また、図15中”S004”に示すように
一定周期が経過したか否かを判断し、もし、一定周期を
経過していなければ図15中”S001”に示す処理に
戻る。一方、一定周期を経過していれば図15中”S0
05”に示すように記憶回路6に格納されているデータ
セットをFFT処理して結果を記憶回路6に格納すると
共に図15中”S001”に示す処理に戻る。
【0066】例えば、前記一定周期を”10分”として
1週間測定した場合には一定周期”10分間”のうちの
最大のノイズ・スペクトラムが1つだけ記憶回路6に格
納されることになるので、単純に測定データを記憶回路
6に蓄積した場合のように測定時間に伴い蓄積されるデ
ータが膨大ならず、一定周期の間での最大のノイズ・ス
ペクトラムを蓄積するので非定常的なノイズを捕捉の漏
れを防止することが可能になる。
【0067】この結果、一定周期内の最大の振幅値のF
FT処理に必要なデータを求めこのデータをFFT処理
して得られたノイズ・スペクトラムを順次蓄積すること
により、長時間に渡るノイズ特性の測定であってもが蓄
積データ量は少なく、非定常的なノイズを捕捉の漏れを
防止することができる。
【0068】なお、図1等の説明においては送信側測定
器50ではマルチサイン波を発生させているがDMT
(Discrete Multi Tone)、直交振幅変調(QAM:Qua
drature Amplitude Modulation)やOFDM(Orthogon
al Frequency Division Multiplex)等を用いても構わ
ない。また、表示手段は必須の構成要素ではない。
【0069】図11の説明においては送信側測定器50
a及び受信側測定器51a”を”スレーブ”及び”マス
ター”としたが、勿論その逆であっても構わない。例え
ば、送信側測定器50aが受信側測定器51aからのF
FT処理の”終了通知”を受信したら次のマルチサイン
波を発生させ出力する方式であっても良い。
【0070】また、図11の説明においては測定結果を
被測定通信回線100を介して操作者が居る側の測定器
に送信してその測定器の表示手段に表示させたり、さら
に、測定データを管理する遠隔地の事務所等に被測定通
信回線100若しくは他の通信回線を介して送信して表
示させても構わない。前者の場合には操作者はどちらの
測定器がマスターか否かを認識する必要がなくなる。ま
た、後者の場合には操作者が現地に赴く必要がなくな
る。
【0071】また、図13の説明においては典型的な複
数のノイズ・スペクトラムを測定したノイズ特性に同時
に重ね書きしたが操作者のボタン、マウス等の入力手段
の操作により順次典型的ノイズ・スペクトラムを1種類
ずつ切り換えて表示させても構わない。これにより典型
的なノイズ・スペクトラムが個々に重ね書きされるので
ノイズ源の推定がし易くなる。さらに、同時に重ね書き
する場合には各ノイズ・スペクトル毎に色分けしても良
い。この場合には同時表示された典型的なノイズ・スペ
クトラムの識別が容易になる。
【0072】
【発明の効果】以上説明したことから明らかなように、
本発明によれば次のような効果がある。請求項1の発明
によれば、測定周波数領域を複数のブロックに分割し、
その分割されたブロック内で複数周波数の正弦波を合波
したマルチサイン波を発生させて被測定通信回線に出力
することにより、分割された各ブロックに最も適した測
定レンジで測定されるのでダイナミックレンジが広くな
る。また、信号の周波数スイープが不要で、測定周波数
領域を複数のブロックに分割した周波数範囲で測定処理
を行い各ブロックに対するスペクトラムを合成すること
により、測定周波数範囲が広い場合であっても測定時間
の短縮が可能になる。
【0073】また、請求項2の発明によれば、送信側測
定器で同一のマルチサイン波を繰り返し波形で発生させ
ると共に受信側測定器でこれらのマルチサイン波を一旦
平均処理して測定ノイズを低減してからFFT処理を行
うことにより、FFT処理等が遅い比較的廉価な受信側
測定器であっても短時間の測定で広いダイナミックレン
ジが得られることになる。
【0074】また、請求項3及び請求項4の発明によれ
ば、送信側測定器の通信回路及び受信側測定器の通信回
路を用いて被測定通信回線上で低周波の通信を行い互い
にマルチサイン波の発生処理や測定処理を同期させるこ
とにより、操作者は送信側測定器若しくは受信側測定器
に側に1人以上配置すればよく、伝送特性測定自体も自
動的に行われるので容易になる。
【0075】また、請求項5及び請求項6の発明によれ
ば、前記送信側測定器若しくは前記受信側測定器の一方
をマスターとして動作させることにより、操作者はマス
ター側である受信側測定器に側に1人以上配置すればよ
く、伝送特性測定自体も自動的に行われるので容易にな
る。
【0076】また、請求項7の発明によれば、測定結果
を操作者が居る側の送信側測定器若しくは受信側測定器
に前記通信回線を介して送信して表示することにより、
操作者はどちらの測定器がマスターか否かを認識する必
要がなくなる。
【0077】また、請求項8の発明によれば、測定結果
を前記通信回線若しくは他の通信回線を介して遠隔地に
送信して表示することにより、操作者が現地に赴く必要
がなくなる。
【0078】また、請求項9及び請求項10の発明によ
れば、被測定通信回線のノイズ特性を測定する場合には
測定したノイズ特性が表示された表示手段の画面上に典
型的なノイズ・スペクトラムを重ね書きすることによ
り、操作者のノイズ・スペクトラムに関するスキルに左
右されることなくノイズ源を推定できる。
【0079】また、請求項11の発明によれば、複数種
類の前記ノイズ・スペクトラムを前記表示手段の画面上
に同時に重ね書きすることにより、操作者のノイズ・ス
ペクトラムに関するスキルに左右されることなく被測定
通信回線にクロストークするノイズのノイズ源を推定す
ることが可能になる。
【0080】また、請求項12の発明によれば、複数種
類の前記ノイズ・スペクトラムを色分け表示することに
より、同時表示された典型的なノイズ・スペクトラムの
識別が容易になる。
【0081】また、請求項13の発明によれば、1種類
の前記ノイズ・スペクトラムを前記表示手段の画面上に
重ね書きし、入力手段の操作により前記ノイズ・スペク
トラムの種類を切り換えることにより、典型的なノイズ
・スペクトラムが個々に重ね書きされるのでノイズ源の
推定がし易くなる。
【0082】また、請求項14及び請求項15の発明に
よれば、一定周期内の最大の振幅値のFFT処理に必要
なデータを求めこのデータをFFT処理して得られたノ
イズ・スペクトラムを順次蓄積することのより、長時間
に渡るノイズ特性の測定であってもが蓄積データ量は少
なく、非定常的なノイズを捕捉の漏れを防止することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る伝送特性測定装置の一実施例を示
す構成ブロック図である。
【図2】送信側測定器から出力される信号のスペクトラ
ムを示す特性曲線図である。
【図3】送信側測定器から出力される信号のスペクトラ
ムを示す特性曲線図である。
【図4】送信側測定器から出力される信号のスペクトラ
ムを示す特性曲線図である。
【図5】被測定通信回線の減衰特性を示す特性曲線図で
ある。
【図6】受信側測定器で測定されるスペクトラムの一例
を示す特性曲線図である。
【図7】受信側測定器で測定されるスペクトラムの一例
を示す特性曲線図である。
【図8】受信側測定器で測定されるスペクトラムの一例
を示す特性曲線図である。
【図9】合成されたスペクトラムの一例を示す特性曲線
図である。
【図10】同一のマルチサイン波を繰り返し発生させた
場合の波形を示す特性曲線図である。
【図11】本発明に係る伝送特性測定装置の他の実施例
を示す構成ブロック図である。
【図12】送信側測定器と受信側測定器の動作を説明す
るフロー図である。
【図13】複数種類のクロストークによる典型的なノイ
ズ・スペクトラムを示す特性曲線図である。
【図14】非定常的なノイズの発生状況の一例を示す説
明図である。
【図15】受信側測定器の動作を説明するフロー図であ
る。
【図16】従来の伝送特性装置の一例を示す構成ブロッ
ク図である。
【図17】被測定通信回線の減衰特性を示す特性曲線図
である。
【図18】被測定通信回線のノイズ特性を示す特性曲線
図である。
【符号の説明】
1,4 信号発生器 2 測定器 3,7 制御回路 5 A/D変換回路 6 記憶回路 8 表示手段 9,11 周波数分離回路 10,12 通信回路 50,50a 送信側測定器 51,51a 受信側測定器 100 被測定通信回線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01R

Claims (15)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】高速ディジタルデータを通信する通信回線
    の伝送特性測定装置において、 前記通信回線の一端に接続された信号発生器と、この
    号発生器を制御する第1の制御回路とから構成され、測
    定周波数領域を複数のブロックに分割してこのブロック
    内で複数周波数の正弦波を合波したマルチサイン波を発
    生させて前記通信回線に出力する送信側測定器と、 前記通信回線の他端に接続されたA/D変換回路と、記
    憶回路と、前記A/D変換回路及び前記記憶回路を制御
    する第2の制御回路とから構成され、前記各ブロックに
    最も適した測定レンジで測定し前記各ブロックに対して
    得られるスペクトラムを合成するする受信側測定器とを
    備えたことを特徴とする伝送特性測定装置。
  2. 【請求項2】前記マルチサイン波を繰り返し波形で発生
    させ、これらのマルチサイン波を一旦平均処理してから
    フーリエ変換処理を行うことを特徴とする請求項1記載
    の伝送特性測定装置。
  3. 【請求項3】高速ディジタルデータを通信する通信回線
    の伝送特性測定装置において、 前記通信回線の一端に信号を出力する送信側測定器と、 前記通信回線の他端から入力される前記信号を測定して
    スペクトラムを得る受信側測定器とを備え、 前記送信側測定器及び前記受信側測定器にそれぞれ設け
    られた通信回路を用いて前記通信回線上で通信を行い前
    記送信側測定器と前記受信側測定器との同期をとること
    を特徴とする伝送特性測定装置。
  4. 【請求項4】前記送信側測定器及び前記受信側測定器に
    それぞれ設けられた通信回路を用いて前記通信回線上で
    通信を行い前記送信側測定器と前記受信側測定器との同
    期をとることを特徴とする請求項1及び請求項2記載の
    伝送特性測定装置。
  5. 【請求項5】前記送信側測定器及び前記受信側測定器が
    それぞれマスター及びスレーブとして動作することを特
    徴とする請求項3及び請求項4記載の伝送特性測定装
    置。
  6. 【請求項6】前記送信側測定器及び前記受信側測定器が
    それぞれスレーブ及びマスターとして動作することを特
    徴とする請求項3及び請求項4記載の伝送特性測定装
    置。
  7. 【請求項7】測定結果を操作者が居る側の送信側測定器
    若しくは受信側測定器に前記通信回線を介して送信して
    表示することを特徴とする請求項3及び請求項4記載の
    伝送特性測定装置。
  8. 【請求項8】測定結果を前記通信回線若しくは他の通信
    回線を介して遠隔地に送信して表示することを特徴とす
    る請求項3及び請求項4記載の伝送特性測定装置。
  9. 【請求項9】高速ディジタルデータを通信する通信回線
    の伝送特性測定装置において、 前記通信回線の測定されたノイズ特性が表示された表示
    手段の画面上に典型的なノイズ・スペクトラムを重ね書
    きすることを特徴とする伝送特性測定装置。
  10. 【請求項10】前記通信回線の測定されたノイズ特性が
    表示された表示手段の画面上に典型的なノイズ・スペク
    トラムを重ね書きすることを特徴とする請求項1及び請
    求項2記載の伝送特性測定装置。
  11. 【請求項11】複数種類の前記ノイズ・スペクトラムを
    前記表示手段の画面上に同時に重ね書きすることを特徴
    とする請求項9及び請求項10記載の伝送特性測定装
    置。
  12. 【請求項12】複数種類の前記ノイズ・スペクトラムを
    色分け表示することを特徴とする請求項11記載の伝送
    特性測定装置。
  13. 【請求項13】1種類の前記ノイズ・スペクトラムを前
    記表示手段の画面上に重ね書きし、入力手段の操作によ
    り前記ノイズ・スペクトラムの種類を切り換えることを
    特徴とする請求項9及び請求項10記載の伝送特性測定
    装置。
  14. 【請求項14】高速ディジタルデータを通信する通信回
    線の伝送特性測定装置において、 前記通信回線の一端から入力される前記信号を測定して
    スペクトラムを得る受信側測定器とを備え、 前記受信側測定器が一定周期内の最大の振幅値のフーリ
    エ変換処理に必要なデータを求めこのデータをフーリエ
    変換処理して得られたノイズ・スペクトラムを順次蓄積
    することを特徴とする伝送特性測定装置。
  15. 【請求項15】前記受信側測定器が一定周期内の最大の
    振幅値のフーリエ変換処理に必要なデータを求めこのデ
    ータをフーリエ変換処理して得られたノイズ・スペクト
    ラムを順次蓄積することを特徴とする請求項1及び請求
    項2記載の伝送特性測定装置。
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