JP3506416B2 - Chemical injection nozzle for tree trunk - Google Patents
Chemical injection nozzle for tree trunkInfo
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Description
【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、樹幹用薬剤注入ノ
ズルに関する。マツ類の突然の枯死は、マツクイムシに
よる被害と云われている。真の加害者は、マツノザイセ
ンチュウで、これをマツノマダラカミキリが伝播してい
る。センチュウをもったカミキリは、マツ枝の表皮を食
物としてかじりながら分散するが、この傷口からセンチ
ュウは健全なマツの樹体内へ、樹脂道を通って移動す
る。このセンチュウの分泌物がマツの生理を狂わせ、こ
れによってマツの細胞内に変質が起こり、初期病微とし
て樹脂の分泌が止まり、続いて夏の高温と乾燥でしおれ
て枯れる。本発明は、上記連鎖を予防するために、マツ
類等の樹体内に、液状の注入薬剤を注入するための樹幹
用薬剤注入ノズルに関する。
【０００２】
【従来の技術】従来より、健全なマツへのセンチュウ侵
入を防ぐために、マツ林への殺虫剤の予防散布が行われ
ている。しかし、殺虫剤の予防散布は、マツ林の地域住
民への農薬中毒を引き起こす可能性が高い。マツ林の地
域住民は、農薬中毒の症状、すなわち、頭痛、めまい、
吐き気、全身倦怠感などの症状に悩まされることになる
のである。
【０００３】そこで、最近では、樹木の内部に殺虫剤等
の注入薬剤を直接注入する方式が採られている。図５は
従来の樹幹用薬剤注入ノズル101 の使用説明図である。
同図において、符号Ｔは樹木を示している。まず、樹木
Ｔの側部に、穿孔ドリル等によって、直径６〜９mmで、
深さ約100 mmの注入用孔Ｓを穿孔する。他方、液状の注
入薬剤の入ったボトルＢに樹幹用薬剤注入ノズル101 を
取り付ける。樹幹用薬剤注入ノズル101 の直径は、７〜
８mmである。そして、この樹幹用薬剤注入ノズル101 を
樹木Ｔの注入用孔Ｓに挿入する。しかる後、ボトルＢ内
部の注入薬剤は自重によって、ボトルＢの先端孔から樹
木Ｔの内部に注入されるのである。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、樹木Ｔの側
部に穿孔される注入用孔Ｓの直径が大きいと、樹木Ｔの
導管や繊維が切断されるので、樹木Ｔに与えるダメージ
やストレスが大きく、樹木Ｔが弱ってしまうことがある
という問題がある。また、注入用孔Ｓの直径が大きい
と、雨水等が注入用孔Ｓから樹木Ｔの内部に入り、樹木
Ｔが腐敗してしまう。そこで、注入用孔Ｓにコルク栓を
嵌合して、注入用孔Ｓを塞いでいる。しかし、コルク栓
を嵌合しない場合には、樹木Ｔの自己修復力によって、
注入用孔Ｓは自然に塞がるのであるが、注入用孔Ｓにコ
ルク栓が嵌合されている場合には、コルク栓が邪魔にな
って、注入用孔Ｓが塞がれない。このため、コルク栓と
注入用孔Ｓとの間に隙間が生じる場合があり、結局、こ
の隙間から雨水等が樹木Ｔの内部に浸入し、樹木Ｔが腐
敗する。注入用孔Ｓの直径が大きいと、注入用孔Ｓにコ
ルク栓を嵌合してもしなくても、樹木Ｔが腐敗する頻度
が高くなるという問題がある。
【０００５】かと云って、単に、注入用孔Ｓの直径を小
さくすると、注入用孔Ｓの内周面部から滲み出てくるヤ
ニによって、注入ノズル101 の先端孔が塞閉してしま
い、注入薬剤が樹木Ｔの内部に注入されないので、注入
用孔Ｓの直径を大きくせざるをえないという問題があ
る。
【０００６】本発明はかかる事情に鑑み、樹木に穿孔す
る注入用孔を小さくしても、注入薬剤を樹木の内部に注
入でき、この結果、樹木に与えるダメージやストレスを
小さく抑えることができ、注入用孔にコルク栓をしなく
ても、雨水等が樹木の内部に浸入するのを防止できる樹
幹用薬剤注入ノズルを提供することを目的とする。
【０００７】
【課題を解決するための手段】請求項１の樹幹用薬剤注
入ノズルは、加圧して薬剤を排出する注入器にパイプで
接続して使用され、薬剤を樹木の内部に注入させるノズ
ルであって、基端部とストッパと挿入部と先端部が、そ
の順で形成されたステンレス製の筒状部材であり、前記
先端部は、外径が1.0〜3.0mmに形成され、かつ該先端部
の先端には先端孔が形成され、さらに該先端部の側部に
は、その長手方向に間隔をもって、前記注入薬剤を注入
させる側部注入孔が複数個形成されており、前記挿入部
は前記先端部よりも直径が大きく、かつ等径に形成され
ており、前記ストッパの挿入部側の外径は挿入部と同径
であり、基端部側に向けてしだいに外径が大きくなるよ
うにテーパ状に形成されており、前記基端部は前記注入
器と連結するためのパイプを差し込む部分であって、前
記ストッパの大径側と同じ太い外径を有し、その外周に
は、環状の細溝が形成されていることを特徴とする。
【０００８】
【発明の実施の形態】つぎに、本発明の実施形態を図面
に基づき説明する。図１は本実施形態の樹幹用薬剤注入
ノズル１の正面図である。図２は本実施形態の樹幹用薬
剤注入ノズル１の一部断面図である。図１および図２に
示すように、本実施形態の樹幹用薬剤注入ノズル１は、
基端部２、ストッパ３、挿入部６および先端部４からな
る筒状部材であり、基端部２の基端孔２ｈから受け入れ
た液状の注入薬剤を先端部４の先端孔４ｈから樹木Ｔの
内部に注入させるためのものである。本実施形態の樹幹
用薬剤注入ノズル１は、その素材がステンレス製であ
る。このため、本実施形態の樹幹用薬剤注入ノズル１
は、錆びにくく、頑丈で、注入薬剤によって腐食しない
のである。
【０００９】先端部４は、基端部２よりも細く、細長く
形成されている。先端部４は、その外径が1.0 〜3.0 mm
の細長い円筒形であるが、その理由は後述する。先端部
４とストッパ３との間には挿入部６が形成されている。
挿入部６は前記先端部４よりも直径が少し大きく、かつ
等径に形成されている。この挿入部６は図４に示すよう
に、注入用孔Ｓ内にほぼ密着するように挿入される部分
である。挿入部６と基端部２との間には、ストッパ３が
テーパ状に形成されている。このストッパ３は、本実施
形態の樹幹用薬剤注入ノズル１が、樹木Ｔの注入用孔Ｓ
に落ち込むのを防止するためのものである。ストッパ３
の挿入部６側の外径は挿入部と同径であり、基端部２側
に向けてしだいに外径が大きくなっている。基端部２は
ストッパ３の大径側と同じ太い外径を有している。この
基端部２は後述する 注入器と連結するためのパイプＰを
差し込む部分である。また、基端部２の外周には、環状
の細溝７が形成されている。
【００１０】つぎに、先端部４の詳細を説明する。図３
は図２の要部拡大図である。図１〜３に示すように、先
端部４の側部には、その長手方向に間隔をもって、複数
の側部注入孔５ｈが形成されている。このため、基端部
２の基端孔２ｈから注入された注入薬剤を、先端部４の
先端孔４ｈからだけでなく、側部注入孔５ｈからも注入
させることができるのである。なお、先端部４の長さ
は、適用する樹木Ｔに応じて所望の長さにすればよい。
また、側部注入孔５ｈは、樹木Ｔの内部の辺材部に注入
薬剤を注入させうる位置に形成しておくと、好適であ
る。
【００１１】本実施形態の樹幹用薬剤注入ノズル１にお
ける先端部４の外径は、1.0 〜3.0 mmである。もし、先
端部４の外径が3.0 mmより大きい場合には、この先端部
４を樹木Ｔの内部に挿入するための注入用孔Ｓの直径を
大きくせざるをえない。このため、樹木Ｔに与えるダメ
ージやストレスを小さく抑えることができないという不
具合が生じる。さもなくばもし、先端部４の外径が1.0
mmより小さい場合には、注入薬剤を樹木Ｔの内部に注入
させるための注入圧力を極端に大きくする必要があり、
注入器の薬剤ボトル等が爆発する危険性がある。しか
も、先端孔４ｈや側部注入孔５ｈの形成が困難であり、
強度も弱くなり、樹木Ｔの注入用孔Ｓへの挿入・抜出時
に折れたり曲がったりするという不具合が生じる。した
がって、先端部４の外径は、1.0 〜3.0 mmが好適で、特
に2.4 mm前後が最適であり、樹木Ｔに穿孔する注入用孔
Ｓの直径を小さく抑えることができるとともに、製造が
簡単で、強度も高いという効果を奏する。
【００１２】つぎに、本実施形態の樹幹用薬剤注入ノズ
ル１の作用効果を説明する。図４は本実施形態の樹幹用
薬剤注入ノズル１の使用説明図である。同図に示すよう
に、まず、樹木Ｔの側部に、穿孔ドリル等によって、直
径2.0 〜3.5 mmで、深さ約100 mm程度の注入用孔Ｓを穿
孔する。この注入用孔Ｓは、従来の注入用孔Ｓよりも、
その直径が小さいのである。
【００１３】そして、本実施形態の樹幹用薬剤注入ノズ
ル１の先端部４を注入用孔Ｓ内の奥に挿入し、挿入孔６
を注入用孔Ｓの入口部付近に挿入する。このとき、挿入
部６は注入用孔Ｓにほぼ密着すると共に、ストッパ３で
落ち込みを防止する。そして、基端部２に、パイプＰの
一端を連結し、パイプＰの他端には、図示しない注入器
を連結しておく。注入器には、液状の注入薬剤を入れて
おく。注入薬剤としては、殺虫剤、栄養剤、樹勢回復剤
等、液状のものであれば、種々の薬剤を採択しうる。
【００１４】そして、注入器によって、前記注入薬剤を
樹木Ｔの内部に注入する。すると、注入薬剤は、先端部
４の先端孔４ｈからだけでなく、側部注入孔５ｈからも
出る。このため、たとえ先端孔４ｈがヤニによって塞閉
したとしても、側部注入孔５ｈから注入薬剤を、樹木Ｔ
の内部に注入させることができるという効果を奏する。
なお、注入器内の注入剤に加える圧力は、ＬＰガスや空
気、バネ、ゴムなどの種々の加圧手段を用いることがで
きる。
【００１５】上記のごとく、先端部４の側部注入孔５ｈ
から注入薬剤を、樹木Ｔの内部に注入できるからこそ、
樹木Ｔの側部に穿孔する注入用孔Ｓを小さくすることが
できるという効果を奏する。この結果、樹木に与えるダ
メージやストレスを小さく抑えることができ、径が小さ
い注入用孔Ｓは自然に塞がれるので、注入用孔Ｓにコル
ク栓をしなくても、雨水等が樹木の内部に浸入するのを
防止できる。
【００１６】
【発明の効果】請求項１の発明によれば、つぎの効果を
奏する。
（１）ノズルの先端部が従来品より細いので樹木に穿孔
する注入用孔を小さくして、樹木に与えるダメージやス
トレスを小さく抑えることができ、注入用孔にコルク栓
をしなくても、雨水等が樹木の内部に浸入するのを防止
できる。
（２）ノズルの先端部が細いにも拘らずステンレス製で
あるので強度が十分であり、したがって先端部を樹木の
内部の辺材部まで届く長さにすることができ、薬剤を効
果的に樹木に注入することができる。
（３）ノズルの先端部には、先端孔のほかに複数の側部
注入孔があるので、ヤニによって閉塞されることなく、
薬剤注入が容易に行える。
（４）ストッパは、テーパ−状であり、ノズルを注入用
孔に差し込むと、ノズルが落ち込まない。 Description: BACKGROUND OF THE INVENTION 1. Field of the Invention The present invention relates to a trunk chemical injection nozzle. Sudden death of pine is said to be caused by pine bark beetles. The true perpetrator is the pine wood nematode, which is transmitted by the pine wood beetle. The nematode with the nematode disperses while biting the epidermis of the pine branch as food, but from this wound the nematode moves through the resin path into a healthy pine tree. The secretion of this nematode disrupts the physiology of the pine, which causes alteration in the cells of the pine and stops the secretion of resin as an early disease, followed by withering due to high temperature and drying in summer. The present invention relates to a tree trunk drug injection nozzle for injecting a liquid injection drug into a tree such as pine to prevent the above chain. 2. Description of the Related Art Conventionally, in order to prevent nematodes from invading healthy pine, preventive application of insecticides to pine forests has been performed. However, preventive spraying of pesticides is likely to cause pesticide poisoning in local residents of pine forests. The local population of the pine forests may have symptoms of pesticide poisoning: headache, dizziness,
You will suffer from nausea and general malaise. Therefore, recently, a method has been adopted in which an injection agent such as an insecticide is directly injected into a tree. FIG. 5 is an explanatory view of the use of a conventional tree trunk chemical injection nozzle 101.
In the figure, the symbol T indicates a tree. First, on the side of the tree T, using a drill or the like, a diameter of 6 to 9 mm,
An injection hole S having a depth of about 100 mm is formed. On the other hand, a trunk chemical injection nozzle 101 is attached to a bottle B containing a liquid injection chemical. The diameter of the stem injection nozzle 101 is 7 ~
8 mm. Then, the stem injection nozzle 101 is inserted into the injection hole S of the tree T. Thereafter, the injection medicine in the bottle B is injected into the tree T from the tip hole of the bottle B by its own weight. [0004] However, if the diameter of the injection hole S drilled on the side of the tree T is large, the conduit or the fiber of the tree T is cut off, so that the tree T is damaged. There is a problem that the tree T may be weakened due to high stress. If the diameter of the injection hole S is large, rainwater or the like enters the inside of the tree T from the injection hole S, and the tree T rots. Therefore, a cork stopper is fitted into the injection hole S to close the injection hole S. However, when the cork stopper is not fitted, the self-healing force of the tree T causes
Although the injection hole S is naturally closed, when a cork stopper is fitted into the injection hole S, the cork stopper hinders the injection hole S from being closed. For this reason, a gap may be generated between the cork stopper and the injection hole S. Eventually, rainwater or the like enters the inside of the tree T from this gap, and the tree T rots. If the diameter of the injection hole S is large, there is a problem that the frequency of decay of the tree T increases even if a cork stopper is fitted into the injection hole S or not. However, if the diameter of the injection hole S is simply reduced, the tip hole of the injection nozzle 101 is closed and closed by the tar leaking out from the inner peripheral surface of the injection hole S, and the injection medicine is inactivated. Is not injected into the tree T, there is a problem that the diameter of the injection hole S must be increased. In view of such circumstances, the present invention can inject an injection chemical into a tree even if the injection hole to be drilled in the tree is reduced, and as a result, damage and stress on the tree can be reduced. It is an object of the present invention to provide a trunk trunk chemical injection nozzle capable of preventing rainwater or the like from entering the inside of a tree without using a cork stopper in the injection hole. According to the first aspect of the present invention, there is provided a chemical injection nozzle for a trunk, which is provided with a pipe to an injector for discharging a chemical under pressure.
Is used to connect the drug to a nozzle to be injected into the tree, the base end portion and the stopper and the insertion portion and the distal portion, its
A stainless steel tubular member formed in this order, before Symbol tip, the outer diameter is made form the 1.0 to 3.0 mm, and the tip hole is formed at the tip of the tip portion, further tip A plurality of side injection holes for injecting the injection drug are formed at intervals in the longitudinal direction on the side of the section, and the insertion section
Has a larger diameter than the tip and is formed to have the same diameter.
And the outer diameter of the stopper on the insertion part side is the same as the insertion part.
The outer diameter gradually increases toward the base end side.
It is formed in a tapered shape so that
The part to insert the pipe to connect with the container
The outer diameter of the stopper is the same as that of the large diameter side.
Is characterized in that an annular narrow groove is formed . An embodiment of the present invention will be described below with reference to the drawings. FIG. 1 is a front view of a trunk chemical injection nozzle 1 of the present embodiment. FIG. 2 is a partial cross-sectional view of the tree trunk chemical injection nozzle 1 of the present embodiment. As shown in FIG. 1 and FIG. 2, the trunk chemical injection nozzle 1 of the present embodiment
The base 2, the stopper 3, the insertion section 6, and the tip 4
This is a cylindrical member for injecting the liquid injection medicine received from the base hole 2h of the base end 2 into the tree T through the front end hole 4h of the front end portion 4. The material of the stem injection nozzle 1 of the present embodiment is made of stainless steel. For this reason, the trunk chemical injection nozzle 1 of the present embodiment
Is resistant to rust, durable, and does not corrode by injection chemicals. The distal end 4 is thinner and longer than the base end 2. The tip 4 has an outer diameter of 1.0 to 3.0 mm
The reason for this will be described later. Tip
An insertion part 6 is formed between the stopper 4 and the stopper 3.
The insertion portion 6 is slightly larger in diameter than the tip portion 4, and
It is formed in the same diameter. As shown in FIG.
And a portion which is inserted into the injection hole S so as to be substantially in close contact with the injection hole S.
It is. The stopper 3 is formed in a tapered shape between the insertion portion 6 and the base end portion 2 . The stopper 3 is provided in such a manner that the trunk chemical injection nozzle 1 of the present embodiment is used for the injection hole S of the tree T.
This is to prevent falling. Stopper 3
The outer diameter of the insertion portion 6 is the same as that of the insertion portion,
The outer diameter is gradually increasing toward. The base end 2
The stopper 3 has the same large outer diameter as the large diameter side. this
The base end 2 is connected to a pipe P for connecting to an injector described later.
This is the part to be inserted. In addition, the outer periphery of the base end portion 2 has an annular shape.
Are formed. Next, the details of the tip portion 4 will be described. FIG.
FIG. 3 is an enlarged view of a main part of FIG. 2. As shown in FIGS. 1 to 3, a plurality of side injection holes 5 h are formed in the side portion of the distal end portion 4 at intervals in the longitudinal direction. For this reason, the injection medicine injected from the base end hole 2h of the base end part 2 can be injected not only from the front end hole 4h of the front end part 4 but also from the side injection hole 5h. In addition, what is necessary is just to make the length of the front-end | tip part 4 into a desired length according to the tree T to apply.
It is preferable that the side injection hole 5h is formed at a position where the injection agent can be injected into the sapwood portion inside the tree T. The outer diameter of the tip portion 4 of the trunk chemical injection nozzle 1 of this embodiment is 1.0 to 3.0 mm. If the outer diameter of the tip 4 is larger than 3.0 mm, the diameter of the injection hole S for inserting the tip 4 into the tree T must be increased. For this reason, there arises a problem that damage and stress applied to the tree T cannot be suppressed to a small level. Otherwise, if the outer diameter of the tip 4 is 1.0
When the diameter is smaller than mm, it is necessary to extremely increase the injection pressure for injecting the injection agent into the tree T,
There is a risk of explosion of the drug bottle of the injector. Moreover, it is difficult to form the tip hole 4h and the side injection hole 5h,
The strength is also weakened, and there is a problem that the tree T breaks or bends when the tree T is inserted into or extracted from the injection hole S. Therefore, the outer diameter of the tip portion 4 is preferably 1.0 to 3.0 mm, and particularly preferably about 2.4 mm. The diameter of the injection hole S drilled in the tree T can be kept small, and the manufacturing is simple. This has the effect of increasing the strength. Next, the operation and effect of the tree trunk chemical injection nozzle 1 of this embodiment will be described. FIG. 4 is an explanatory view of the use of the tree trunk chemical injection nozzle 1 of the present embodiment. As shown in the drawing, first, an injection hole S having a diameter of 2.0 to 3.5 mm and a depth of about 100 mm is formed in a side portion of the tree T by a drill or the like. The injection hole S is, than the injection hole S of traditional,
Its diameter is small. Then, the tip 4 of the trunk-drug injection nozzle 1 of the present embodiment is inserted deep into the injection hole S, and the insertion hole 6 is inserted.
Is inserted near the inlet of the injection hole S. At this time, insert
The part 6 is almost in close contact with the injection hole S, and the stopper 3
Prevent dips. Then, one end of the pipe P is connected to the base end 2, and an injector (not shown) is connected to the other end of the pipe P. The syringe is filled with a liquid injection drug . The Note incoming agents, pesticides, nutrients, vigor recovery agent, as long as a liquid, can adopt a variety of agents. [0014] The injection agent is injected into the tree T by an injector. Then, the injection medicine exits not only from the distal end hole 4h of the distal end portion 4 but also from the side injection hole 5h. For this reason, even if the tip hole 4h is closed by a dent, the injection medicine is injected from the side injection hole 5h into the tree T.
This has the effect of being able to be injected into the inside of the device.
The pressure applied to the injection agent in the injector, L P gas or air, a spring, is Rukoto using various pressing means such as rubber
I can . As described above, the side injection hole 5h of the tip 4
It is because injection medicine can be injected into tree T from
There is an effect that the injection hole S formed in the side of the tree T can be reduced. As a result, damage and stress to the tree can be suppressed small, and the injection hole S having a small diameter is naturally closed, so that rainwater or the like can be formed inside the tree without cork plugging the injection hole S. Can be prevented from penetrating into According to the first aspect of the present invention, the following effects can be obtained. (1) Since the tip of the nozzle is narrower than conventional injection hole drilling trees and small fence, it is possible to reduce the damage or stress on the trees, without the cork into the injection hole, It is possible to prevent rainwater and the like from entering the inside of the tree. (2) Although the tip of the nozzle is made of stainless steel in spite of its thinness, it has sufficient strength. Therefore, the tip can be long enough to reach the sapwood inside the tree. Can be injected into trees. (3) At the tip of the nozzle, there are a plurality of side injection holes in addition to the tip hole, so that the nozzle is not closed by a dent.
Drug injection can be performed easily. (4) The stopper has a tapered shape, and when the nozzle is inserted into the injection hole, the nozzle does not fall .
【図面の簡単な説明】
【図１】 本実施形態の樹幹用薬剤注入ノズル１の正面
図である。
【図２】 本実施形態の樹幹用薬剤注入ノズル１の一部
断面図である。
【図３】 図２の要部拡大図である。
【図４】 本実施形態の樹幹用薬剤注入ノズル１の使用
説明図である。
【図５】 従来の樹幹用薬剤注入ノズル101 の使用説明
図である。
【符号の説明】
１ 樹幹用薬剤注入ノズル
２ 基端部
２ｈ 基端孔
４ 先端部
４ｈ 先端孔
５ｈ 側部注入孔
Ｓ 注入用孔
Ｔ 樹木BRIEF DESCRIPTION OF THE DRAWINGS FIG. 1 is a front view of a tree trunk chemical injection nozzle 1 of the present embodiment. FIG. 2 is a partial cross-sectional view of a trunk chemical injection nozzle 1 of the present embodiment. FIG. 3 is an enlarged view of a main part of FIG. 2; FIG. 4 is a diagram illustrating the use of a tree trunk chemical injection nozzle 1 of the present embodiment. FIG. 5 is an explanatory view of use of a conventional tree trunk chemical injection nozzle 101. [Description of Signs] 1 Trunk injection nozzle 2 Base end 2h Base end hole 4 Tip end 4h Tip end hole 5h Side injection hole S Injection hole T Tree
Claims (1)
接続して使用され、薬剤を樹木の内部に注入させるノズ
ルであって、 基端部とストッパと挿入部と先端部が、その順で形成さ
れたステンレス製の筒状部材であり、 前 記先端部は、外径が1.0〜3.0mmに形成され、かつ該先
端部の先端には先端孔が形成され、さらに該先端部の側
部には、その長手方向に間隔をもって、前記注入薬剤を
注入させる側部注入孔が複数個形成されており、 前記挿入部は前記先端部よりも直径が大きく、かつ等径
に形成されており、 前記ストッパの挿入部側の外径は挿入部と同径であり、
基端部側に向けてしだいに外径が大きくなるようにテー
パ状に形成されており、 前記基端部は前記注入器と連結するためのパイプを差し
込む部分であって、前記ストッパの大径側と同じ太い外
径を有し、その外周には、環状の細溝が形成されている
ことを特徴とする樹幹用薬剤注入ノズル。(57) [Claims 1] A pipe is connected to an injector for discharging a medicine under pressure.
Is used to connect the drug to a nozzle to be injected into the tree, the proximal portion and the stopper and the insertion portion and the distal portion is a stainless steel tubular member formed in this order, before Symbol tip parts, the outer diameter is made form the 1.0 to 3.0 mm, and the tip hole is formed at the tip of the tip portion, the more sides of the tip portion, at intervals in the longitudinal direction, the injection agent A plurality of side injection holes to be injected are formed, and the insertion portion has a larger diameter than the tip portion, and has the same diameter.
Is formed on the outer diameter of the insertion portion side of the stopper is the same diameter as the insertion portion,
Tape so that the outer diameter gradually increases toward the proximal end.
The base end has a pipe for connecting to the injector.
And the same thick outside as the large diameter side of the stopper.
A drug injection nozzle for a trunk , having a diameter and having an annular narrow groove formed on an outer periphery thereof .
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| JP2000184819A JP2000184819A (en) | 2000-07-04 |
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