JP3506291B2 - Processing method of photosensitive lithographic printing plate - Google Patents

Processing method of photosensitive lithographic printing plate

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JP3506291B2
JP3506291B2 JP24614495A JP24614495A JP3506291B2 JP 3506291 B2 JP3506291 B2 JP 3506291B2 JP 24614495 A JP24614495 A JP 24614495A JP 24614495 A JP24614495 A JP 24614495A JP 3506291 B2 JP3506291 B2 JP 3506291B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は感光性平版印刷版の
処理方法に関し、詳しくは比較的pHが低い現像液が使
用でき、不溶化物が発生し難く、且つ良好な現像性と画
像強度を達成する感光性平版印刷版の処理方法に関する
ものである。 【0002】 【従来の技術】従来より、広く使用されているポジ型感
光性平版印刷版は支持体としてのアルミニウム板上にo
−キノンジアジド化合物からなる感光層を設けたもので
ある。o−キノンジアジド化合物は紫外線露光によりカ
ルボン酸に変化することが知られており、従って、これ
をアルカリ水溶液で現像すると当該感光層の露光部のみ
が除去されて支持体表面が露出する。アルミニウム支持
体の表面は親水性なので現像で支持体の表面が露出され
た部分(非画像部)は水を保持して油性インキを反発す
る。一方、現像によって感光層が除去されなかった領域
(画像部)は、親油性なので水を反発し、インキを受け
つける。これらのポジ型感光性平版印刷版の感光層に
は、上記のo−キノンジアジド化合物の結合剤(以下バ
インダーと称す)として通常はクレゾールノボラック樹
脂が用いられてきた。そのため、現像液としては、クレ
ゾールノボラック樹脂を溶解可能なpH13前後の強ア
ルカリ性の珪酸塩を用いることが一般的であった。かか
るポジ型感光性平版印刷版の現像液として使用されるア
ルカリ水溶液は、種々のものが知られているが、最も好
ましいのは珪酸ナトリウム、珪酸カリウム等の珪酸塩水
溶液である。その理由は珪酸塩の成分である酸化珪素S
iO2 とアルカリ金属酸化物M2 Oの比率(一般に[S
iO2 ]/[M2 O]のモル比で表す)と濃度によって
ある程度現像性の調節が可能とされるためである。しか
し、この様な高pHの現像液は皮膚や粘膜へ付着した場
合の刺激性が強く、取扱いには十分な注意を必要とし
た。 【0003】この問題点を解決すべく、ポジ型感光性平
版印刷版用の現像液のpHを下げるための種々検討がな
されてきたが、現在のところpH12.5以下で現像でき
るポジ型PS版およびその現像液は市場には見あたらな
い。その主な理由として、感光層の現像性と画像強度の
両立の難しさが挙げられる。即ち、pH12.5以下で現
像できるような感光層の未露光部(画像部)は物理的に
脆弱であり、印刷中の摩耗が早く十分な耐刷力が得られ
ていない。また、その画像部は化学的にも弱く、印刷中
にインキ洗浄溶剤やプレートクリーナー等で拭いた部分
の画像がダメージを受け、その結果、十分な耐刷力(以
下、耐薬品性と称す)が得られていない。他方、特開昭
60−143345号公報、特開昭61−107352
号公報、特開昭62−133452号公報、特開昭62
−133461号公報および特公平3−15176号公
報には画像部の物理的、化学的強度の向上に関して種々
のo−キノンジアジド化合物やバインダーが記載されて
いるが、これら記載の感光層は何れもpH13前後で現
像可能なものばかりである。 【0004】更に、特開昭61−205933号公報に
は、耐刷性を向上させる目的でo−キノンジアジド化合
物と重量平均分子量が6.0×103 〜2.0×104 であ
るノボラック樹脂からなる感光性組成物が開示されてい
る。しかしながら、該ノボラック樹脂がクレゾールのよ
うな耐薬品性のあるモノマーが共縮合されていない通常
のフェノール・ホルムアルデヒド樹脂である場合、特に
親水性の下塗層が設けられた支持体上や親水性の珪酸塩
処理を施された支持体上では十分な耐薬品性を得ること
が出来なかっり、また、感光層に感度アップおよび現像
性向上のために現像促進剤である酸無水物等を添加した
場合も、十分な耐薬品性を得ることが出来ない等の欠点
を有していた。 【0005】一方、近年、製版・印刷業界では製版作業
の合理化および標準化のため、感光性平版印刷版用の自
動現像機が広く用いられている。この自動現像機は、一
般に感光性平版印刷版を搬送する装置と、現像液槽およ
びスプレー装置からなり、露光済みの感光性平版印刷版
を水平に搬送しながら、ポンプで汲み上げた現像液をス
プレーノズルから吹き付けて現像処理するものである。
また、最近は現像液が満たされた現像処理槽中に液中ガ
イドロールなどによって感光性平版印刷版を浸漬搬送さ
せて現像処理する方法も知られている。かかる自動現像
機を用いて、ポジ型感光性平版印刷版を現像する場合
に、現像液としてSiO2 /Na2 Oのモル比が1.0〜
1.5(即ち[SiO2 ]/[Na 2 O]が1.0〜1.5)
であって、SiO2 の含有量が1〜4重量%のケイ酸ナ
トリウムの水溶液を使用し、しかもポジ型感光性平版印
刷版の処理量に応じて連続的または断続的にSiO2
Na2 Oのモル比が0.5〜1.5(即ち[SiO2 ]/
[Na2 O]が0.5〜1.5)の珪酸ナトリウム水溶液
(補充液)を現像液に加えることによって、長時間タン
ク中の現像液を交換することなく、多量のポジ型感光性
平版印刷版を処理することができる旨、特開昭54−6
2004号公報に開示されている。また、特公昭57−
7427号公報は、[SiO2 ]/[M]が0.5〜0.7
5(即ち[SiO2 ]/[M2 O]が1.0〜1.5)であ
って、SiO2 濃度が1〜4重量%であるアルカリ金属
珪酸塩の現像液を用い、補充液として用いるアルカリ金
属珪酸塩の[SiO2 ]/[M]が0.25〜0.75(即
ち[SiO2 ]/[M2 O]が0.5〜1.5)であり、か
つ該現像液および該補充液のいずれもがその中に存在す
る全アルカリ金属のグラム原子を基準にして少なくとも
20%のカリウムを含有していることからなる現像方法
を開示している。 【0006】しかしながら、現像液の主成分である珪酸
塩は、アルカリ性領域では安定であるが、中性ではゲル
化、不溶化し、また蒸発乾固するとフッ化水素酸のよう
な強烈な酸にしか溶けなくなる欠点を持っている。実
際、自動現像機の現像槽周辺の液はねによる固化物の汚
れや、現像廃液を廃棄する際の中和による不溶化物の析
出などがその実害として挙げられる。特開昭58−95
349号公報には、感光性プレートの非画像部の感光層
の溶出度合いを電気的に測定するセンサーを設け、溶出
度合いが所定のレベルに低下した時に現像補充液が補充
される方法が開示されている。現像液が珪酸塩系の場
合、このセンサーに珪酸塩の不溶化物が堆積して検出感
度を落とすため正常な補充ができず、処理の安定性が著
しく低下する問題があった。この問題点を解決するた
め、珪酸塩以外のアルカリ剤をポジ型感光性平版印刷版
用現像液に用いる試みがなされ、燐酸三ナトリウムや、
水酸化ナトリウムと燐酸三ナトリウムを組み合わせた強
アルカリが現像液として評価されたが、何れも緩衝作用
が弱く、安定した現像ができなかった。 【0007】 【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は、皮膚や粘膜への刺激性が比較的低く、安全性を高め
た現像液を用い、且つ十分な画像強度(耐刷性および耐
薬品性)を得ることのできる感光性平版印刷版の処理方
法を提供することである。更に本発明の目的は、不溶化
物が発生し難く、自動現像機の洗浄性に適した感光性平
版印刷版の処理方法を提供することである。本発明の目
的はまた、珪酸塩を用いない現像安定性の高い感光性平
版印刷版の処理方法を提供することである。本発明の目
的はまた、長期間に渡って極めて安定した処理を行うこ
とができるとともに、現像液の電導度又はインピーダン
スを測定するセンサ等に、不溶解物が付着し難く、良好
なメンテナンス性を確保することができる感光性平版印
刷版の処理方法を提供することである。 【0008】 【課題を解決するための手段】本発明者らは上記目的を
達成すべく鋭意検討を重ねた結果、1分子中に芳香族基
を3つ以上有する成分の含有量が90重量%以上で、重
量平均分子量が10,000以上の特定のフェノール・
ホルムアルデヒド樹脂と、重量平均分子量2,000以
上の、ポリヒドロキシ化合物のo−ナフトキノンジアジ
ドスルホン酸エステルを含有する感光層を有する感光性
平版印刷版を、糖類、オキシム類、フェノール類及びフ
ッ素化アルコール類から選ばれる少なくとも1種の化合
物を含有し、液のpH値が10.0〜12.7の範囲である
現像液で現像することにより、十分な画像強度(耐刷性
および耐薬品性)が得られ、不溶化物が発生し難く、且
つ高い現像安定性が発揮されることを見出し本発明を完
成させるに至った。即ち本発明は、(a) 1分子中に芳香
族基を3つ以上有する成分の含有量が90重量%以上
で、重量平均分子量が10,000以上のフェノール・
ホルムアルデヒド樹脂および(b) 重量平均分子量2,0
00以上の、ポリヒドロキシ化合物のo−ナフトキノン
ジアジドスルホン酸エステルを含有する感光層を有する
感光性平版印刷版を、糖類、オキシム類、フェノール類
及びフッ素化アルコール類からなる群から選ばれる少な
くとも1種の化合物を含有し、液のpH値が10.0〜1
2.7の範囲である現像液で現像することを特徴とする感
光性平版印刷版の処理方法である。本発明はまた、感光
層がさらに現像促進剤として環状酸無水物を含有するこ
とを特徴とする上記感光性平版印刷版の処理方法に関す
る。また本発明の上記目的は、o−ナフトキノンジアジ
ドスルホン酸エステルを含有する感光層を有する感光性
平版印刷版を、糖類、オキシム類、フェノール類及びフ
ッ素化アルコール類からなる群から選ばれる少なくとも
1種の化合物を含有し、液のpH値が10.0〜12.
7の範囲である現像液で現像するとともに、前記感光性
平版印刷版の処理によって生じる前記現像液の劣化を、
現像液の電導度又はインピーダンスを測定することによ
り検知し、該検知結果に基づいて補充液を補充すること
により、前記現像液の活性度をほぼ一定に保つことを特
徴とする感光性平版印刷版の処理方法により達成され
る。以下本発明の感光性平版印刷版(以後PS版と称
す)の処理方法に使用するPS版について詳しく述べ
る。 【0009】 【感光性組成物】本発明で使用するPS版における感光
性組成物の主成分はo−キノンジアジド化合物と高分子
バインダーからなる。 [バインダー]本発明で使用するPS版を特徴付ける高
分子バインダーは、1分子中に芳香族基を3つ以上有す
る成分の含有量が90重量%以上で、重量平均分子量が
10,000以上のノボラック型フェノール・ホルムア
ルデヒド樹脂である。以下、本明細書中では上記の1分
子中に芳香族基を3つ以上有する成分を3核体以上の成
分と称する。ここで、重量平均分子量はゲルパーミエー
ションクロマトグラフィー(GPC)のポリスチレン換
算値をもって定義される。かかるフェノール・ホルムア
ルデヒド樹脂はフェノールとホルムアルデヒドもしくは
パラホルムアルデヒド等のアルデヒド類とを酸性触媒を
用いて縮合することにより合成される。特に本発明に用
いられる重量平均分子量が10,000以上のフェノー
ル・ホルムアルデヒド樹脂を得るにはフェノール1モル
に対して0.7〜0.9モルのアルデヒド類を用いることが
好ましい。アルデヒド類が0.7モル以下では十分な分子
量が得られず、また0.9モルを越えるとゲル化物が生成
し易くなり好ましくない。縮合反応に用いる酸性触媒と
しては塩酸、硫酸、蟻酸、酢酸および蓚酸等を使用する
ことができ、中でも蓚酸が好ましい。 【0010】かくして得られたフェノール・ホルムアル
デヒド樹脂が2核体以下の成分を10重量%以上含む場
合は低分子量成分を、例えば分別沈澱、分別溶解、カラ
ムクロマトグラフィー等の方法により除去し2核体以下
の成分を10重量%以下にする必要がある。2核体以下
の成分を10重量%以上含むフェノール・ホルムアルデ
ヒド樹脂は溶解性が高く、十分な耐薬品性が得られな
い。また、重量平均分子量10,000未満のフェノー
ル・ホルムアルデヒド樹脂でも十分な画像強度が得られ
ず、本発明の目的を達成できない。特に、感光層に後述
の感度アップおよび現像性向上のために酸無水物等を添
加した場合、後述の支持体の表面処理として親水性の珪
酸塩処理がなされている場合、更に該支持体上に種々下
塗層が設けられている場合も、2核体以下を10重量%
以上含むかあるいは重量平均分子量が10,000未満
のフェノール・ホルムアルデヒド樹脂では同様に十分な
画像強度が得られない。また、従来のポジ型感光性平版
印刷版のバインダーに用いられてきたクレゾール・ホル
ムアルデヒド樹脂ではpH12.5以下の現像液では現像
できず、本発明の目的を達しない。感光性組成物全量中
に占める分子量10、000以上の該フェノール・ホル
ムアルデヒド樹脂の量は30〜90重量%が適当であ
り、より好ましくは40〜70重量%である。 【0011】本発明で使用するPS版の感光性組成物は
場合により、他のノボラック以外のアルカリ可溶性樹脂
を併用することが出来る。かかるアルカリ可溶性樹脂と
しては、pH12.5のアルカリ水に可溶で[ここで、p
H12.5のアルカリ水に可溶な樹脂とは、水酸化ナトリ
ウム0.11モルおよび塩化カリウム0.4モルを水に溶解
して1リットルにした水溶液(pH12.5のアルカリ水
溶液)1リットルを準備し、これに30.0gの樹脂を加
え攪拌し、30分間で溶解するような樹脂を言う]、且
つ重量平均分子量が10,000〜100,000であ
り、以下に示す(1)〜(4)のアルカリ可溶性基含有
モノマーから選ばれる少なくとも一つ以上を重合成分と
して有する皮膜形成性樹脂が好ましい。 【0012】(1)N−(4−ヒドロキシフェニル)ア
クリルアミドまたはN−(4−ヒドロキシフェニル)メ
タクリルアミド、o−、m−またはp−ヒドロキシスチ
レン、o−またはm−ブロモ−p−ヒドロキシスチレ
ン、o−またはm−クロル−p−ヒドロキシスチレン、
o−、m−またはp−ヒドロキシフェニルアクリレート
またはメタクリレート等の芳香族水酸基を有するアクリ
ルアミド類、メタクリルアミド類、アクリル酸エステル
類、メタクリル酸エステル類およびヒドロキシスチレン
類、(2)アクリル酸、メタクリル酸、マレイン酸、無
水マレイン酸およびそのハーフエステル、イタコン酸、
無水イタコン酸およびそのハーフエステルなどの不飽和
カルボン酸、 【0013】(3)N−(o−アミノスルホニルフェニ
ル)アクリルアミド、N−(m−アミノスルホニルフェ
ニル)アクリルアミド、N−(p−アミノスルホニルフ
ェニル)アクリルアミド、N−〔1−(3−アミノスル
ホニル)ナフチル〕アクリルアミド、N−(2−アミノ
スルホニルエチル)アクリルアミドなどのアクリルアミ
ド類、N−(o−アミノスルホニルフェニル)メタクリ
ルアミド、N−(m−アミノスルホニルフェニル)メタ
クリルアミド、N−(p−アミノスルホニルフェニル)
メタクリルアミド、N−〔1−(3−アミノスルホニ
ル)ナフチル〕メタクリルアミド、N−(2−アミノス
ルホニルエチル)メタクリルアミドなどのメタクリルア
ミド類、また、o−アミノスルホニルフェニルアクリレ
ート、m−アミノスルホニルフェニルアクリレート、p
−アミノスルホニルフェニルアクリレート、1−(3−
アミノスルホニルフェニルナフチル)アクリレートなど
のアクリル酸エステル類などの不飽和スルホンアミド、
o−アミノスルホニルフェニルメタクリレート、m−ア
ミノスルホニルフェニルメタクリレート、p−アミノス
ルホニルフェニルメタクリレート、1−(3−アミノス
ルホニルフェニルナフチル)メタクリレートなどのメタ
クリル酸エステル類などの不飽和スルホンアミド、 【0014】(4)トシルアクリルイミドのように置換
基があってもよいフェニルスルホニルアクリルイミド、
およびトシルメタクリルイミドのような置換基があって
もよいフェニルスルホニルメタクリルイミド。更に、こ
れらのアルカリ可溶性基含有モノマーの他に以下に記す
(5)〜(14)のモノマーを共重合した皮膜形成性樹
脂が好適に用いられる。(5)脂肪族水酸基を有するア
クリル酸エステル類およびメタクリル酸エステル類、例
えば、2−ヒドロキシエチルアクリレートまたは2−ヒ
ドロキシエチルメタクリレート、(6)アクリル酸メチ
ル、アクリル酸エチル、アクリル酸プロピル、アクリル
酸ブチル、アクリル酸アミル、アクリル酸ヘキシル、ア
クリル酸シクロヘキシル、アクリル酸オクチル、アクリ
ル酸フェニル、アクリル酸ベンジル、アクリル酸−2−
クロロエチル、アクリル酸4−ヒドロキシブチル、グリ
シジルアクリレート、N−ジメチルアミノエチルアクリ
レートなどの(置換)アクリル酸エステル、(7)メタ
クリル酸メチル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸プ
ロピル、メタクリル酸ブチル、メタクリル酸アミル、メ
タクリル酸ヘキシル、メタクリル酸シクロヘキシル、メ
タクリル酸オクチル、メタクリル酸フェニル、メタクリ
ル酸ベンジル、メタクリル酸−2−クロロエチル、メタ
クリル酸4−ヒドロキシブチル、グリシジルメタクリレ
ート、N−ジメチルアミノエチルメタクリレートなどの
(置換)メタクリル酸エステル、 【0015】(8)アクリルアミド、メタクリルアミ
ド、N−メチロールアクリルアミド、N−メチロールメ
タクリルアミド、N−エチルアクリルアミド、N−エチ
ルメタクリルアミド、N−ヘキシルアクリルアミド、N
−ヘキシルメタクリルアミド、N−シクロヘキシルアク
リルアミド、N−シクロヘキシルメタクリルアミド、N
−ヒドロキシエチルアクリルアミド、N−ヒドロキシエ
チルアクリルアミド、N−フェニルアクリルアミド、N
−フェニルメタクリルアミド、N−ベンジルアクリルア
ミド、N−ベンジルメタクリルアミド、N−ニトロフェ
ニルアクリルアミド、N−ニトロフェニルメタクリルア
ミド、N−エチル−N−フェニルアクリルアミドおよび
N−エチル−N−フェニルメタクリルアミドなどのアク
リルアミドもしくはメタクリルアミド、(9)エチルビ
ニルエーテル、2−クロロエチルビニルエーテル、ヒド
ロキシエチルビニルエーテル、プロピルビニルエーテ
ル、ブチルビニルエーテル、オクチルビニルエーテル、
フェニルビニルエーテルなどのビニルエーテル類、 【0016】(10)ビニルアセテート、ビニルクロロ
アセテート、ビニルブチレート、安息香酸ビニルなどの
ビニルエステル類、(11)スチレン、α−メチルスチ
レン、メチルスチレン、クロロメチルスチレンなどのス
チレン類、(12)メチルビニルケトン、エチルビニル
ケトン、プロピルビニルケトン、フェニルビニルケトン
などのビニルケトン類、(13)エチレン、プロピレ
ン、イソブチレン、ブタジエン、イソプレンなどのオレ
フィン類、(14)N−ビニルピロリドン、N−ビニル
カルバゾール、4−ビニルピリジン、アクリロニトリ
ル、メタクリロニトリルなど。このようなアルカリ可溶
性の皮膜形成性樹脂は1種類あるいは2種類以上を組み
合わせて用いることができ、全感光性組成物の1〜50
重量%の添加量で用いられる。また、上記共重合体の他
に、ポリビニルブチラール樹脂、ポリウレタン樹脂、ポ
リアミド樹脂およびエポキシ樹脂等も用いられる。 【0017】[o−キノンジアジド化合物]本発明で使
用するPS版において、感光性組成物のもう一方の主成
分であるo−ナフトキノンジアジド化合物は、分子量
2,000以上の、ポリヒドロキシ化合物のo−キノン
ジアジドスルホン酸エステルからなる。該ポリヒドロキ
シ化合物としてはピロガロール・アセトン樹脂、フェノ
ール−ホルムアルデヒド樹脂、クレゾールホルムアルデ
ヒド樹脂、ヒドロキシスチレン樹脂およびハロゲン化ヒ
ドロキシスチレン樹脂などが挙げられる。本発明におい
ては、分子量が2,000以下の場合は十分な画像強度
が得られない。これらのポリヒドロキシ化合物からo−
ナフトキノンジアジド化合物を合成する際は、ポリヒド
ロキシ化合物のヒドロキシル基に対して1,2−ジアゾ
ナフトキノンスルホン酸クロリドを0.2〜1.2当量反応
させることが好ましく、0.3〜1.0当量反応させること
が更に好ましい。1,2−ジアゾナフトキノンスルホン
酸クロリドとしては、1,2−ジアゾナフトキノン−5
−スルホン酸クロリドまたは、1,2−ジアゾナフトキ
ノン−4−スルホン酸クロリドを用いることができる。
また、得られるo−ナフトキノンジアジド化合物は、
1,2−ジアゾナフトキノンスルホン酸エステル基の位
置および導入量の種々異なるものの混合物となるが、ヒ
ドロキシル基の全てが1,2−ジアゾナフトキノンスル
ホン酸エステル化された化合物が、この混合物中に占め
る割合(完全にエステル化された化合物の含有率)は5
モル%以上であることが好ましく、更に好ましくは20
〜99モル%である。感光性組成物全量中に占めるこれ
らのo−キノンジアジド化合物の量は10〜50重量%
が適当であり、より好ましくは15〜40重量%であ
る。 【0018】本発明で使用するPS版の感光性組成物に
おいては、上述のo−キノンジアジド化合物の他に、分
子量2,000未満の、ポリヒドロキシ化合物と1,2
−ジアゾナフトキノンスルホン酸との反応により得られ
る化合物を本発明の効果が損なわれない範囲で併用でき
る。このようなo−キノンジアジド化合物の具体例は、
特開昭51−139402号、同58−150948
号、同58−203434号、同59−165053
号、同60−121445号、同60−134235
号、同60−163043号、同61−118744
号、同62−10645号、同62−10646号、同
62−153950号、同62−178562号、同6
4−76047号、米国特許第3,102,809号、
同第3,126,281号、同第3,130,047
号、同第3,148,983号、同第3,184,31
0号、同第3,188,210号、同第4,639,4
06号などの各公報または明細書に記載されているもの
を挙げることができる。この場合併用するo−キノンジ
アジド化合物の割合は、全o−キノンジアジド化合物に
たいして50重量%以下であることが好ましく、更に好
ましくは30重量%以下である。 【0019】[感脂化剤]更に、米国特許第4,12
3,279号明細書に記載されているように、t−ブチ
ルフェノールホルムアルデヒド樹脂、オクチルフェノー
ルホルムアルデヒド樹脂のような炭素数3〜8のアルキ
ル基を置換基として有するフェノールとホルムアルデヒ
ドとの縮合物を併用することは画像の感脂性を向上させ
る上で好ましい。 【0020】[現像促進剤]本発明で使用するPS版の
感光性組成物中には、感度アップおよび現像性の向上の
ために環状酸無水物類、フェノール類および有機酸類を
添加することが好ましい。特に環状酸無水物類を使用す
ることが好ましい。環状酸無水物としては米国特許4,
115,128号明細書に記載されている無水フタル
酸、テトラヒドロ無水フタル酸、ヘキサヒドロ無水フタ
ル酸、3,6−エンドオキシ−△4 −テトラヒドロ無水
フタル酸、テトラクロル無水フタル酸、無水マレイン
酸、クロル無水マレイン酸、α−フェニル無水マレイン
酸、無水コハク酸、無水ピロメリット酸などが使用でき
る。フェノール類としては、ビスフェノールA、p−ニ
トロフェノール、p−エトキシフェノール、2,4,
4’−トリヒドロキシベンゾフェノン、2,3,4−ト
リヒドロキシベンゾフェノン、4−ヒドロキシベンゾフ
ェノン、4,4’,4”−トリヒドロキシ−トリフェニ
ルメタン、4,4’,3”,4”−テトラヒドロキシ−
3,5,3’,5’−テトラメチルトリフェニルメタン
などが挙げられる。 【0021】更に、有機酸類としては、特開昭60−8
8942号、特開平2−96755号公報などに記載さ
れている、スルホン酸類、スルフィン酸類、アルキル硫
酸類、ホスホン酸類、リン酸エステル類およびカルボン
酸類などがあり、具体的には、p−トルエンスルホン
酸、ドデシルベンゼンスルホン酸、p−トルエンスルフ
ィン酸、エチル硫酸、フェニルホスホン酸、フェニルホ
スフィン酸、リン酸フェニル、リン酸ジフェニル、安息
香酸、イソフタル酸、アジピン酸、p−トルイル酸、
3,4−ジメトキシ安息香酸、フタル酸、テレフタル
酸、1,4−シクロヘキセン−2,2−ジカルボン酸、
エルカ酸、ラウリン酸、n−ウンデカン酸、アスコルビ
ン酸などが挙げられる。上記の環状酸無水物類、フェノ
ール類および有機酸類の感光性組成物中に占める割合
は、0.05〜15重量%が好ましく、より好ましくは0.
1〜5重量%である。 【0022】[現像安定剤]また、本発明で使用するP
S版の感光性組成物中には、現像条件に対する処理の安
定性(いわゆる現像ラチチュード)を広げるため、特開
昭62−251740号公報や特開平4−68355号
公報に記載されているような非イオン界面活性剤、特開
昭59−121044号公報、特開平4−13149号
公報に記載されているような両性界面活性剤を添加する
ことができる。非イオン界面活性剤の具体例としては、
ソルビタントリステアレート、ソルビタンモノパルミテ
ート、ソルビタントリオレート、ステアリン酸モノグリ
セリド、ポリオキシエチレンソルビタンモノオレート、
ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテルなどが挙げ
られる。両性界面活性剤の具体例としては、アルキルジ
(アミノエチル)グリシン、アルキルポリアミノエチル
グリシン塩酸塩、2−アルキル−N−カルボキシエチル
−N−ヒドロキシエチルイミダゾリニウムベタインやN
−テトラデシル−N,N−ベタイン型(例えば、商品名
アモーゲンK、第一工業(株)製)およびアルキルイミ
ダゾリン系(例えば、商品名レボン15、三洋化成
(株)製)などが挙げられる。上記非イオン界面活性剤
および両性界面活性剤の感光性組成物中に占める割合
は、0.05〜15重量%が好ましく、より好ましくは0.
1〜5重量%である。 【0023】[焼き出し剤と染料]本発明で使用するP
S版の感光性組成物中には、露光後直ちに可視像を得る
ための焼き出し剤や、画像着色剤としての染料や顔料を
加えることができる。焼き出し剤としては、露光によっ
て酸を放出する化合物(光酸放出剤)と塩を形成し得る
有機染料の組合せを代表として挙げることができる。具
体的には、特開昭50−36209号、同53−812
8号の各公報に記載されているo−ナフトキノンジアジ
ド−4−スルホン酸ハロゲニドと塩形成性有機染料の組
合せや、特開昭53−36223号、同54−7472
8号、同60−3626号、同61−143748号、
同61−151644号および同63−58440号の
各公報に記載されているトリハロメチル化合物と塩形成
性有機染料の組合せを挙げることができる。かかるトリ
ハロメチル化合物としては、オキサゾール系化合物とト
リアジン系化合物とがあり、どちらも経時安定性に優
れ、明瞭な焼き出し画像を与える。 【0024】画像の着色剤としては、前述の塩形成性有
機染料以外に他の染料も用いることができる。塩形成性
有機染料も含めて、好適な染料として油溶性染料と塩基
性染料を挙げることができる。具体的には、オイルイエ
ロー#101、オイルイエロー#103、オイルピンク
#312、オイルグリーンBG、オイルブルーBOS、
オイルブルー#603、オイルブラックBY、オイルブ
ラックBS、オイルブラックT−505(以上、オリエ
ント化学工業(株)製)、ビクトリアピュアブルー、ク
リスタルバイオレット(CI42555)、メチルバイ
オレット(CI42535)、エチルバイオレット、ロ
ーダミンB(CI145170B)、マラカイトグリー
ン(CI42000)、メチレンブルー(CI5201
5)などを挙げることができる。また、特開昭62−2
93247号公報に記載されている染料は特に好まし
い。 【0025】 【塗布溶剤】本発明で使用するPS版における感光性組
成物は、上記各成分を溶解する溶媒に溶かして支持体の
アルミニウム板上に塗布される。ここで使用される溶媒
としては、特開昭61−95463号公報に記載されて
いるような有機溶剤が単独あるいは混合して用いられ
る。感光性組成物は、一般に2〜50重量%の固形分濃
度で溶解、分散され、支持体上に塗布・乾燥される。 【塗布量】支持体上に塗設される感光性組成物の層(感
光層)の塗布量は用途により異なるが、一般的には、乾
燥後の重量にして0.3〜4.0g/m2 が好ましい。塗布
量が小さくなるにつれて画像を得るための露光量は小さ
くて済むが、膜強度は低下する。塗布量が大きくなるに
つれ、露光量を必要とするが感光膜は強くなり、例え
ば、印刷版として用いた場合、印刷可能枚数の高い(高
耐刷の)印刷版が得られる。 【0026】 【塗布面質の向上】感光性組成物中には、塗布面質を向
上するための界面活性剤、例えば、特開昭62−170
950号公報に記載されているようなフッ素系界面活性
剤を添加することができる。好ましい添加量は、全感光
性組成物の0.001〜1.0重量%であり、更に好ましく
は0.005〜0.5重量%である。 【マット層】上記のようにして設けられた感光層の表面
には、真空焼き枠を用いた密着露光の際の真空引きの時
間を短縮し、且つ焼きボケを防ぐため、マット層を設け
ることが好ましい。具体的には、特開昭50−1258
05号、特公昭57−6582号、同61−28986
号の各公報に記載されているようなマット層を設ける方
法、特公昭62−62337号公報に記載されているよ
うな固体粉末を熱融着させる方法などが挙げられる。 【0027】 【支持体】本発明で使用するPS版における支持体は、
寸度的に安定な板状物である。かかる支持体としては、
紙、プラスチックス(例えば、ポリエチレン、ポリプロ
ピレン、ポリスチレンなど)がラミネートされた紙、例
えば、アルミニウム(アルミニウム合金も含む)、亜
鉛、鉄、銅などの金属板などが用いられるが、特にアル
ミニウム板などの金属板において本発明の効果が著しく
発揮される。好適なアルミニウム板は、純アルミニウム
板およびアルミニウムを主成分とし、微量の異元素を含
む合金板であり、更にアルミニウムがラミネ−トもしく
は蒸着されたプラスチックフィルムでもよい。アルミニ
ウム合金に含まれる異元素には、ケイ素、鉄、マンガ
ン、銅、マグネシウム、クロム、亜鉛、ビスマス、ニッ
ケル、チタンなどがある。合金中の異元素の含有量は高
々10重量%以下である。本発明に好適なアルミニウム
は、純アルミニウムであるが、完全に純粋なアルミニウ
ムは精錬技術上製造が困難であるので、僅かに異元素を
含有するものでもよい。このように本発明に適用される
アルミニウム板は、その組成が特定されるものではな
く、従来より公知公用の素材のものを適宜利用すること
が出来る。本発明に用いられるアルミニウム板の厚み
は、およそ0.1mm〜0.6mm程度である。 【0028】アルミニウム板を粗面化するに先立ち、所
望により、表面の圧延油を除去するための例えば界面活
性剤、有機溶剤またはアルカリ性水溶液などによる脱脂
処理が行われる。まず、アルミニウム板の表面は粗面化
処理されるが、その方法としては、機械的に粗面化する
方法、電気化学的に表面を溶解粗面化する方法および化
学的に表面を選択溶解させる方法がある。機械的方法と
しては、ボール研磨法、ブラシ研磨法、ブラスト研磨
法、バフ研磨法などと称せられる公知の方法を用いるこ
とが出来る。また、電気化学的な粗面化法としては塩酸
または硝酸電解液中で交流または直流により行う方法が
ある。また、特開昭54−63902号公報に開示され
ているように両者を組み合わせた方法も利用することが
出来る。 【0029】このように粗面化されたアルミニウム板
は、必要に応じてアルカリエッチング処理及び中和処理
された後、所望により表面の保水性や耐摩耗性を高める
ために陽極酸化処理が施される。アルミニウム板の陽極
酸化処理に用いられる電解質としては多孔質酸化皮膜を
形成するものならばいかなるものでも使用することがで
き、一般には硫酸、リン酸、蓚酸、クロム酸あるいはそ
れらの混酸が用いられる。それらの電解質の濃度は電解
質の種類によって適宜決められる。陽極酸化の処理条件
は用いる電解質により種々変わるので一概に特定し得な
いが、一般的には電解質の濃度が1〜80重量%溶液、
液温は5〜70℃、電流密度5〜60A/dm2 、電圧
1〜100V、電解時間10秒〜5分の範囲にあれば適
当である。陽極酸化皮膜の量は1.0g/m2 以上が好適
であるが、より好ましくは2.0〜6.0g/m2 の範囲で
ある。陽極酸化皮膜が1.0g/m2 より少ないと耐刷性
が不十分であったり、平版印刷版の非画像部に傷が付き
易くなって、印刷時に傷の部分にインキが付着するいわ
ゆる「傷汚れ」が生じ易くなる。 【0030】陽極酸化処理を施された後、アルミニウム
表面は必要により親水化処理が施される。本発明に好適
に使用される親水化処理としては、米国特許第2,71
4,066号、第3,181,461号、第3,28
0,734号および第3,902,734号に開示され
ているようなアルカリ金属珪酸塩(例えば珪酸酸ナトリ
ウム水溶液)法がある。この方法に於いては、支持体が
珪酸酸ナトリウム水溶液中で浸漬処理されるかまたは電
解処理される。他に、特公昭36−22063号公報に
開示されている弗化ジルコン酸カリウムおよび米国特許
第3,276,868号、第4,153,461号およ
び第4,689,272号に開示されているようなポリ
ビニルホスホン酸で処理する方法などが用いられる。 【0031】 【有機下塗層】本発明で使用するPS版において、支持
体に感光層を塗設する前に有機下塗層を設けることが非
画像部の感光層残りを減らす上で好ましい。かかる有機
下塗層に用いられる有機化合物としては例えば、カルボ
キシメチルセルロース、デキストリン、アラビアガム、
2−アミノエチルホスホン酸などのアミノ基を有するホ
スホン酸類、置換基を有してもよいフェニルホスホン
酸、ナフチルホスホン酸、アルキルホスホン酸グリセロ
ホスホン酸、メチレンジホスホン酸およびエチレンジホ
スホン酸などの有機ホスホン酸、置換基を有してもよい
フェニルリン酸、ナフチルリン酸、アルキルリン酸およ
びグリセロリン酸などの有機リン酸、置換基を有しても
よいフェニルホスフィン酸、ナフチルホスフィン酸、ア
ルキルホスフィン酸およびグリセロホスフィン酸などの
有機ホスフィン酸、グリシンやβ−アラニンなどのアミ
ノ酸類、およびトリエタノールアミンの塩酸塩などのヒ
ドロキシル基を有するアミンの塩酸塩などから選ばれる
が、二種以上混合して用いてもよい。 【0032】この有機下塗層は次のような方法で設ける
ことが出来る。即ち、水またはメタノール、エタノー
ル、メチルエチルケトンなどの有機溶剤もしくはそれら
の混合溶剤に上記の有機化合物を溶解させた溶液をアル
ミニウム板上に塗布、乾燥して設ける方法と、水または
メタノール、エタノール、メチルエチルケトンなどの有
機溶剤もしくはそれらの混合溶剤に上記の有機化合物を
溶解させた溶液に、アルミニウム板を浸漬して上記有機
化合物を吸着させ、しかる後、水などによって洗浄、乾
燥して有機下塗層を設ける方法である。前者の方法で
は、上記の有機化合物の0.005〜10重量%の濃度の
溶液を種々の方法で塗布できる。例えば、バーコーター
塗布、回転塗布、スプレー塗布、カーテン塗布などいず
れの方法を用いてもよい。また、後者の方法では、溶液
の濃度は0.01〜20重量%、好ましくは0.05〜5重
量%であり、浸漬温度は20〜90℃、好ましくは25
〜50℃であり、浸漬時間は0.1秒〜20分、好ましく
は2秒〜1分である。これに用いる溶液は、アンモニ
ア、トリエチルアミン、水酸化カリウムなどの塩基性物
質や、塩酸、リン酸などの酸性物質によりpHを調節
し、pH1〜12の範囲で使用することもできる。ま
た、感光性平版印刷版の調子再現性改良のために黄色染
料を添加することもできる。有機下塗層の乾燥後の被覆
量は、2〜200mg/m2 が適当であり、好ましくは
5〜100mg/m2 である。上記の被覆量が2mg/
2 より少ないと十分な耐刷性能が得られない。また、
200mg/m2 より大きくても同様である。 【0033】 【バックコート】支持体の裏面には、必要に応じてバッ
クコートが設けられる。かかるバックコートとしては特
開平5−45885号公報記載の有機高分子化合物およ
び特開平6−35174号公報記載の有機または無機金
属化合物を加水分解および重縮合させて得られる金属酸
化物からなる被覆層が好ましく用いられる。これらの被
覆層のうち、Si(OCH3 )4、Si(OC2 5 )4
Si(OC 37)4 、Si(OC4 9)4 、などの珪素
のアルコキシ化合物が安価で入手し易く、それから得ら
れる金属酸化物の被覆層が耐現像液に優れており特に好
ましい。 【0034】 【現像処理】かくして得られたPS版は透明原画を通し
てカーボンアーク灯、水銀灯、メタルハライドランプ、
キセノンランプ、タングステンランプなどを光源とする
活性光線により露光された後、現像処理される。 【0035】本発明に使用される現像液は、糖類、オキ
シム類、フェノール類及びフッ素化アルコール類からな
る群から選ばれる少なくとも1種の化合物と少なくとも
1種の塩基を含有し、液のpH値が10.0〜12.7であ
ることを特徴とする。以下本発明の感光性平版印刷版の
処理方法に使用する現像液について詳しく説明する。 【糖類、オキシム類、フェノール類、フッ素化アルコー
ル類】本発明で使用する現像液に含有させる糖類、オキ
シム類、フェノール類及びフッ素化アルコール類は、特
に5×10-14 〜1×10 -11の酸解離定数を持つ化合
物が好適である。ここでいう酸解離定数とは第1のも
の、第2のもの、第3のもの等いずれかのものが5×1
-14 〜1×10 -11にある化合物であることを意味す
る。即ち、上記化合物多塩基酸の場合、少なくとも一つ
の酸解離定数が上記範囲内にあれば好ましい。酸解離定
数がこの範囲であると、pHの安定保持力がより強くな
る。現像液におけるこれらの化合物の添加量は、一般的
に0.01モル/リットル以上が適当であり、好ましくは0.03
〜3モル/リットルである。添加量が0.01モル/リットル未満では
現像安定化効果は不十分となり、また3モル/リットルを越え
ると、感光層の溶解性が悪くなる場合があるため好まし
くない。 [糖類]糖類として例えば、下記一般式(I)又は(I
I) で表わされるものが挙げられる。 【0036】 【化1】 【0037】上記式中X1 、X2 、X3 は各々独立に、
水素原子、水酸基、アミノ基、ハロゲン原子、アシロキ
シ基、アルコキシ基、アシルアミノ基またはホスホリル
オキシ基を表す。R1 、R2 は各々独立に、水素原子、
アルキル基(例えばメチル基)、置換アルキル基(例え
ばヒドロキシメチル基、1,2-ジヒドロキシエチル基、ア
セトキシメチル基、ベンゾイルオキシメチル基、メトキ
シメチル、ベンジルオキシメチルなど) または、カルボ
キシル基を表す。Yは水素原子、アシル基、アルコキシ
カルボニル基、カルバモイル基またはアルキル基を表
す。さらにX1 、X2 、X3 、R1 、R2 ならびにYで
表現される置換基が水酸基もしくは水酸基含有基の場
合、いずれか二つの水酸基間のエーテル結合形成によ
り、または更にアセトンやベンズアルデヒドなどのカル
ボニル化合物を加えてアセタール化により、5員または
6員環を形成してもよい。 【0038】一般式(I)または(II)のYが、更に他
の(I)または(II)のX1 、X2、X3 、R1 、R2
ならびにYで表現される水酸基と(n−1)個のグルコ
キシド結合を形成することにより、完成されるn個の
(I)または(II)のユニットからなる小糖類を形成し
てもよい。ここでnは2から6までの整数を表す。
1 、X2 、X3 として好ましいのは水素原子または水
酸基で、さらに好ましくは水酸基である。R1 、R2
して好ましいものは、水素原子、ヒドロキシメチル基、
1,2−ジヒドロキシエチル基またはカルボキシル基
で、さらに好ましくは水素原子、ヒドロキシメチル基ま
たは1,2−ジヒドロキシエチル基である。Yとして好
ましいものは水素原子である。一般式(I)または(I
I)で表される糖類の具体例としては次の化合物を挙げ
ることができる。 【0039】 I−1 D−エリトロース(D-Erythrose) * I−2 D−スレオース(D-Threose) * I−3 D−アラビノース(D-Arabinose) I−4 D−リボース(D-Ribose) I−5 D−キシロース(D-Xylose) I−6 D−エリスロ−ペンテュロース(D-Erythro-P
entulose) * I−7 D−アルロース(D-Allose) I−8 D−ガラクトース(D-Galactose) I−9 D−グルコース(D-Glucose) I−10 D−マンノース(D-Mannose) I−11 D−タロース(D-Talose) I−12 β−D−フラクトース(β-D-Fructose) I−13 α−L−ソルボース(α-L-Sorbose) I−14 6−デオキシ−D−グルコース(6-deoxy-D-G
lucose) I−15 D−グリセロ−D−ガラクトース(D-glycero
-D-galacto-Heptose) I−16 α−D−アルロ−ヘプチュロース(α-D-all
o-Heptulose) I−17 β−D−アルトロ−3−ヘプチュロース(β
-D-altro-3-Heptulose) I−18 サッカロース(Sucrose) I−19 ラクトース(Lactose) I−20 D−マルトース(D-maltose) I−21 イソマルトース(Isomaltose) I−22 イヌロビオース(Inulobiose) * I−23 ヒアルビオウロン(Hyalbiouronic acid) I−24 マルトトリオース(Maltotriose) 【0040】 【化2】 【0041】*を付した化合物は一般式(II) に属する
ものである。これらの化合物は、大部分市販されており
容易に入手可能である。市販されていないものは、(1)
「大有機化学第3巻、脂肪族化合物II」小竹無二雄監
修、朝倉書店、1957年発行、または(2) 「The Carbonhy
drates, Chemistry and Bicchemistry」2nd EdIA(197
2)、およびIIA(1970) 、W. Pibman およびD. Horton 監
修、Academic Pressを参照すれば容易に合成できる。 【0042】糖類としてまた、非還元糖が好ましく使用
できる。かかる非還元糖とは、遊離のアルデヒド基やケ
トン基を持たず、還元性を示さない糖類であり、還元基
同士の結合したトレハロース型少糖類、糖類の還元基と
非糖類が結合した配糖体および糖類に水素添加して還元
した糖アルコールに分類され、何れも本発明で使用する
現像液に好適に用いられる。トレハロース型少糖類に
は、サッカロースやトレハロースがあり、配糖体として
は、アルキル配糖体、フェノール配糖体、カラシ油配糖
体などが挙げられる。また糖アルコールとしてはD,L
−アラビット、リビット、キシリット、D,L−ソルビ
ット、D,L−マンニット、D,L−イジット、D,L
−タリット、ズリシットおよびアロズルシットなどが挙
げられる。更に二糖類の水素添加で得られるマルチトー
ル及びオリゴ糖の水素添加で得られる還元体(還元水あ
め)が好適に用いられる。これらの中でさらに好ましい
非還元糖は糖アルコールとサッカロースであり、特にD
−ソルビット、サッカロース、還元水あめが適度なpH
領域に緩衝作用があることと、低価格であることで好ま
しい。還元糖は塩基と組み合わせたときに経時的に褐色
に変色し、pHが徐々に低下するという問題があるが、
非還元糖は経時的に安定している。これらの非還元糖
は、単独もしくは二種以上を組み合わせて使用でき、そ
れらの現像液中に占める割合は0.1〜30重量%が好ま
しく、更に好ましくは1〜20重量%である。この範囲
以下では十分な緩衝作用が得られず、またこの範囲以上
の濃度では、高濃縮化し難く、また原価アップの問題が
出てくる。 【0043】[オキシム類]オキシム類としては例え
ば、下記一般式(III) で表されるオキシムが挙げられ
る。 【0044】 【化3】 【0045】上記式中R3 、R4 は各々独立に、水素原
子、アルキル基(置換基を有してもよい)、アリール基
(置換基を有してもよい)、アシル基または複素環を表
す。R3 、R4 が互いに結合して5または6員の環(特
にシクロアルキル環)を形成してもよい。アルキル基と
しては、炭素数1〜18のもので直鎖、分枝およびシク
ロアルキル基を含む。置換基としては例えばヒドロキシ
基、カルボキシル基、アルコキシ基、ハロゲン原子、ス
ルホ基、スルファモイル基、カルバモイル基、スルホニ
ルアミノ基、アシルアミノ基、シアノ基、またはアシロ
キシ基などが挙げられる。アリール基としては例えばフ
ェニル基、ナフチル基が挙げられ、その置換基として
は、例えば上記に挙げたアルキル基の置換基と同様のも
のが挙げられる。アシル基としては、ホルミル基、アセ
チル基、プロピオニル基、ブチリル基、オキサリル基、
マロニル基、ベンゾイル基、トルオイル基、サリチロイ
ル基、フロイル基等を挙げることができる。複素環とし
ては例えばチアゾール、オキサゾール、イミダゾール、
トリアゾール、テトラゾール、チアジアゾール、オキサ
ジアゾール、テトラヒドロフラン、モルホリン、ピリジ
ン、ピペリジン、ベンゾチアゾール、ベンゾオキサゾー
ル、またはベンズイミダゾールなどが挙げられる。一般
式(III)で示される化合物の具体例としては下記のもの
がある。 【0046】 【化4】 【0047】 【化5】【0048】これらの化合物は市販品として、または
「Organic Functional Group Preparations 第3巻」36
5 頁 S. R. Sandler 及びW. Karo 監修、Academic Pre
ss(1972)に記載されている方法で合成することにより容
易に入手できる。 【0049】[フェノール類]フェノール類としては、
例えば下記一般式(IV) のフェノール類が挙げられる。 【0050】 【化6】 【0051】上記式中R5 、R6 、R7 、R8 は各々独
立に、水素原子、アミノ基、カルボン酸基、スルホン酸
基、炭素数1〜4のアルキル基(置換基を有していても
よい)、アルコキシ基(置換基を有していてもよい)を
表す。置換基としては一般式(III)のR3 およびR4
アルキル基またはアリール基の置換基と同様のものが挙
げられる。一般式(IV) で示される化合物の具体例とし
ては次のものがある。 【0052】 【化7】【0053】これらの化合物の多くは市販されており、
その他の化合物も公知であって、容易に合成することが
できる。 【0054】[フッ素化アルコール類]フッ素化アルコ
ール類として例えば下記一般式(V)のフッ素化アルコ
ールが挙げられる。 【0055】 【化8】 【0056】上記式中Rは水素原子、置換または無置換
のアルキル基、置換または無置換のシクロアルキル基、
置換または無置換のアリール基を表し、nは1または2
を表し、Jはnが1の場合には水素原子、フッ素原子、
置換または無置換のアルキル基、置換または無置換のシ
クロアルキル基、置換または無置換のアリール基、置換
または無置換のアルアルキル基、カルボキシ基を表し、
nが2の場合には置換または無置換のアルキレン基、置
換または無置換のシクロアルキレン基、置換または無置
換のアリーレン基、置換または無置換のアルアルキレン
基を表す。これらの置換基としては、前記一般式(III)
で示された置換基を挙げることができる。一般式(V)
で示される化合物のうち好ましいものにおいては、Rは
水素原子またはフッ素置換アルキル基を表し、nは1ま
たは2を表し、Jはnが1の場合には水素原子、フッ素
原子置換のアルキル基を表し、nが2の場合にはフッ素
置換アルキレン基を表す。これらの好ましい化合物のう
ち、炭素原子数が水酸基、カルボン酸基、スルホン酸基
などの親水性基1個あたり6個以下であるものが処理液
に対して充分な溶解度を有する点で好ましい。一般式
(V)で表される化合物の具体例を次に示す。 【0057】 【化9】【0058】これらの化合物の多くは市販されており、
その他の化合物も公知であって容易に合成できる。上述
の化合物のうち、糖類、フェノール類が好ましく使用で
きる。特に好ましいものはD-サッカロース、D-ソルビッ
ト、IV−1、IV−2、V−8で示される化合物である。
本発明で使用する現像液において、上述した糖類、オキ
シム類、フェノール類及びフッ素化アルコール類の中か
ら、単独もしくは2種以上を組み合わせて使用できる。 【0059】上述の糖類、オキシム類、フェノール類、
フッ素化アルコール類に組み合わせてpHを10.0〜1
2.7にする塩基として従来より知られているアルカリ剤
が使用できる。例えば、水酸化ナトリウム、同カリウ
ム、同リチウム、同アンモニウム、燐酸三ナトリウム、
同カリウム、同アンモニウム、燐酸二ナトリウム、同カ
リウム、同アンモニウム、炭酸ナトリウム、同カリウ
ム、同アンモニウム、炭酸水素ナトリウム、同カリウ
ム、同アンモニウム、硼酸ナトリウム、同カリウム、同
アンモニウムなどの無機アルカリ剤が挙げられる。ま
た、モノメチルアミン、ジメチルアミン、トリメチルア
ミン、モノエチルアミン、ジエチルアミン、トリエチル
アミン、モノイソプロピルアミン、ジイソプロピルアミ
ン、トリイソプロピルアミン、n−ブチルアミン、モノ
エタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノー
ルアミン、モノイソプロパノールアミン、ジイソプロパ
ノールアミン、エチレンイミン、エチレンジアミン、ピ
リジン、テトラメチルアンモニウムヒドロキシド、テト
ラエチルアンモニウムヒドロキシド、テトラプロピルア
ンモニウムヒドロキシド、テトラブチルアンモニウムヒ
ドロキシド、トリエチルブチルアンモニウムヒドロキシ
ドなどの有機アルカリ剤も用いられる。 【0060】これらのアルカリ剤は単独もしくは二種以
上を組み合わせて用いられ、一部を例えばハロゲン化し
たような塩の形で添加してもよい。これらのアルカリ剤
の中で好ましいのは水酸化ナトリウム、同カリウムであ
って、その量を調節することにより広いpH領域でpH
調製が可能となるためである。また、燐酸三ナトリウ
ム、同カリウム、炭酸ナトリウム、同カリウムなどもそ
れ自身に緩衝作用があるので好ましい。これらのアルカ
リ剤は現像液のpHが10.0〜12.7の範囲になるよう
に添加され、その添加量は所望のpH、上述した糖類、
オキシム類、フェノール類及びフッ素化アルコール類の
種類と添加量によって決められる。より好ましいpH範
囲は11.5〜12.5である。pHが10.0未満の場合、現
像が不十分で印刷汚れが発生し易く、またpHが12.7
を越えると過現像となり画像部にダメージを受け、十分
な枚数の印刷物が得られない。 【0061】本発明で使用する現像液にはさらに、上記
の糖類、オキシム類、フェノール類及びフッ素化アルコ
ール類以外の弱酸と強塩基からなるアルカリ性緩衝液を
併用してもよい。かかる緩衝液として用いられる弱酸と
しては、解離定数(pKa)が10.0〜13.2のものが
好ましい。このような弱酸としては、Pergamon Press社
発行のIONISATION CONSTANTS OF ORGANIC ACIDS IN AQU
EOUS SOLUTION などに記載されているものから選ばれ、
例えばトリクロロエタノール(pKa12.24)、ピリ
ジン−2−アルデヒド(同12.68)、ピリジン−4−
アルデヒド(同12.05)などのアルデヒド類、3-ヒド
ロキシ-2−ナフトエ酸(同12.84)、カテコール(同
12.6)、没食子酸(同12.4)、3,4-ジヒドロキシス
ルホン酸(同12.2)、3,4-ジヒドロキシ安息香酸(同
11.94)、1,2,4-トリヒドロキシベンゼン(同11.8
2)、ハイドロキノン(同11.56)、ピロガロール
(同11.34)、レゾルシノール(同11.27)2−キ
ノロン(同11.76)、2−ピリドン(同11.65)、
4−キノロン(同11.28)、4−ピリドン(同11.1
2)、5−アミノ吉草酸(同10.77)、2−メルカプ
トキノリン(同10.25)、3−アミノプロピオン酸
(同10.24)などのアミノ酸類、フルオロウラシル
(同13.0)、グアノシン(同12.6)、ウリジン(同
12.6)、アデノシン(同12.56)、イノシン(同1
2.5)、グアニン(同12.3)、シチジン(同12.
2)、シトシン(同12.2)、ヒポキサンチン(同12.
1)、キサンチン(同11.9)などの核酸関連物質、他
に、ジエチルアミノメチルホスホン酸(同12.32)、
1-アミノ-3,3,3−トリフルオロ安息香酸(同12.2
9)、イソプロピリデンジホスホン酸(同12.10)、
1,1-エチリデンジホスホン酸(同11.54)、1,1-エチ
リデンジホスホン酸1-ヒドロキシ(同11.52)、ベン
ズイミダゾール(同12.86)、チオベンズアミド(同
12.8)、ピコリンチオアミド(同12.55)、バルビ
ツル酸(同12.5)などの弱酸が挙げられる。 【0062】これらの弱酸に組み合わせる強塩基として
は、水酸化ナトリウム、同アンモニウム、同カリウムお
よび同リチウムが用いられる。これらのアルカリ剤は単
独もしくは二種以上を組み合わせて用いられる。上記の
各種アルカリ剤は濃度および組み合わせによりpHが1
0.0〜12.7になるように使用される。 【0063】 【界面活性剤】本発明に用いられる現像液には、現像性
の促進や現像カスの分散および印刷版画像部の親インキ
性を高める目的で、必要に応じて種々界面活性剤や有機
溶剤を添加できる。好ましい界面活性剤としては、アニ
オン系、カチオン系、ノニオン系および両性界面活性剤
が挙げられる。界面活性剤の好ましい例としては、ポリ
オキシエチレンアルキルエーテル類、ポリオキシエチレ
ンアルキルフェニルエーテル類、ポリオキシエチレンポ
リスチリルフェニルエーテル類、ポリオキシエチレンポ
リオキシプロピレンアルキルエーテル類、グリセリン脂
肪酸部分エステル類、ソルビタン脂肪酸部分エステル
類、ペンタエリスリトール脂肪酸部分エステル類、プロ
ピレングリコールモノ脂肪酸エステル類、しょ糖脂肪酸
部分エステル類、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸
部分エステル類、ポリオキシエチレンソルビトール脂肪
酸部分エステル類、ポリエチレングリコール脂肪酸エス
テル類、ポリグリセリン脂肪酸部分エステル類、ポリオ
キシエチレン化ひまし油類、ポリオキシエチレングリセ
リン脂肪酸部分エステル類、脂肪酸ジエタノールアミド
類、N,N−ビス−2−ヒドロキシアルキルアミン類、
ポリオキシエチレンアルキルアミン、トリエタノールア
ミン脂肪酸エステル、トリアルキルアミンオキシドなど
の非イオン性界面活性剤、 【0064】脂肪酸塩類、アビエチン酸塩類、ヒドロキ
シアルカンスルホン酸塩類、アルカンスルホン酸塩類、
ジアルキルスルホ琥珀酸エステル塩類、直鎖アルキルベ
ンゼンスルホン酸塩類、分岐鎖アルキルベンゼンスルホ
ン酸塩類、アルキルナフタレンスルホン酸塩類、アルキ
ルフェノキシポリオキシエチレンプロピルスルホン酸塩
類、ポリオキシエチレンアルキルスルホフェニルエーテ
ル塩類、N−メチル−N−オレイルタウリンナトリウム
塩、N−アルキルスルホ琥珀酸モノアミド二ナトリウム
塩、石油スルホン酸塩類、硫酸化牛脂油、脂肪酸アルキ
ルエステルの硫酸エステル塩類、アルキル硫酸エステル
塩類、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸エステ
ル塩類、脂肪酸モノグリセリド硫酸エステル塩類、ポリ
オキシエチレンアルキルフェニルエーテル硫酸エステル
塩類、ポリオキシエチレンスチリルフェニルエーテル硫
酸エステル塩類、アルキルリン酸エステル塩類、ポリオ
キシエチレンアルキルエーテルリン酸エステル塩類、ポ
リオキシエチレンアルキルフェニルエーテルリン酸エス
テル塩類、スチレン/無水マレイン酸共重合物の部分鹸
化物類、オレフィン/無水マレイン酸共重合物の部分鹸
化物類、ナフタレンスルホン酸塩ホルマリン縮合物類な
どのアニオン界面活性剤、アルキルアミン塩類、テトラ
ブチルアンモニウムブロミド等の第四級アンモニウム塩
類、ポリオキシエチレンアルキルアミン塩類、ポリエチ
レンポリアミン誘導体などのカチオン性界面活性剤、カ
ルボキシベタイン類、アミノカルボン酸類、スルホベタ
イン類、アミノ硫酸エステル類、イミダゾリン類などの
両性界面活性剤が挙げられる。以上挙げた界面活性剤の
中でポリオキシエチレンとあるものは、ポリオキシメチ
レン、ポリオキシプロピレン、ポリオキシブチレンなど
のポリオキシアルキレンに読み替えることもでき、それ
らの界面活性剤もまた包含される。 【0065】更に好ましい界面活性剤は分子内にパーフ
ルオロアルキル基を含有するフッ素系の界面活性剤であ
る。かかるフッ素系界面活性剤としては、パーフルオロ
アルキルカルボン酸塩、パーフルオロアルキルスルホン
酸塩、パーフルオロアルキルリン酸エステルなどのアニ
オン型、パーフルオロアルキルベタインなどの両性型、
パーフルオロアルキルトリメチルアンモニウム塩などの
カチオン型およびパーフルオロアルキルアミンオキサイ
ド、パーフルオロアルキルエチレンオキシド付加物、パ
ーフルオロアルキル基および親水性基含有オリゴマー、
パーフルオロアルキル基および親油性基含有オリゴマ
ー、パーフルオロアルキル基、親水性基および親油性基
含有オリゴマー、パーフルオロアルキル基および親油性
基含有ウレタンなどの非イオン型が挙げられる。上記の
界面活性剤は、単独もしくは2種以上を組み合わせて使
用することができ、現像液中に0.001〜10重量%、
より好ましくは0.01〜5重量%の範囲で添加される。 【0066】 【有機溶剤】本発明で使用する現像液には更に必要によ
り有機溶剤が加えられる。かかる有機溶剤としては、水
に対する溶解度が約10重量%以下のものが適してお
り、好ましくは5重量%以下のものから選ばれる。例え
ば、1−フェニルエタノール、2−フェニルエタノー
ル、3−フェニル−1−プロパノール、4−フェニル−
1−ブタノール、4−フェニル−2−ブタノール、2−
フェニル−1−ブタノール、2−フェノキシエタノー
ル、2−ベンジルオキシエタノール、o−メトキシベン
ジルアルコール、m−メトキシベンジルアルコール、p
−メトキシベンジルアルコール、ベンジルアルコール、
シクロヘキサノール、2−メチルシクロヘキサノール、
3−メチルシクロヘキサノールおよび4−メチルシクロ
ヘキサノール、N−フェニルエタノールアミンおよびN
−フェニルジエタノールアミンなどを挙げることができ
る。有機溶剤の含有量は使用液の総重量に対して0.1
〜5重量%である。その使用量は界面活性剤の使用量と
密接な関係があり、有機溶剤の量が増すにつれ、界面活
性剤の量は増加させることが好ましい。これは界面活性
剤の量が少なく、有機溶剤の量を多く用いると有機溶剤
が完全に溶解せず、従って、良好な現像性の確保が期待
できなくなるからである。 【0067】 【現像安定化剤】本発明に用いられる現像液には、種々
現像安定化剤が用いられてもよい。それらの好ましい例
として、特開平6−282079号公報記載の糖アルコ
ールのポリエチレングリコール付加物、テトラブチルア
ンモニウムヒドロキシドなどのテトラアルキルアンモニ
ウム塩、テトラブチルホスホニウムブロマイドなどのホ
スホニウム塩およびジフェニルヨードニウムクロライド
などのヨードニウム塩が好ましい例として挙げられる。
更には、特開昭50−51324号公報記載のアニオン
界面活性剤または両性界面活性剤、また特開昭55−9
5946号公報記載の水溶性カチオニックポリマー、特
開昭56−142528号公報に記載されている水溶性
の両性高分子電解質がある。更に、特開昭59−842
41号公報のアルキレングリコールが付加された有機ホ
ウ素化合物、特開昭60−111246号公報記載のポ
リオキシエチレン・ポリオキシプロピレンブロック重合
型の水溶性界面活性剤、特開昭60−129750号公
報のポリオキシエチレン・ポリオキシプロピレンを置換
したアルキレンジアミン化合物、特開昭61−2155
54号公報記載の重量平均分子量300以上のポリエチ
レングリコール、特開昭63−175858号公報のカ
チオン性基を有する含フッ素界面活性剤、特開平2−3
9157号公報の酸またはアルコールに4モル以上のエ
チレンオキシドを付加して得られる水溶性エチレンオキ
シド付加化合物と、水溶性ポリアルキレン化合物などが
挙げられる。 【0068】 【還元剤】本発明に用いられる現像液には更に還元剤を
加えてもよい。これは印刷版の汚れを防止するものであ
り、特に感光性ジアゾニウム塩化合物を含むネガ型感光
性平版印刷版を現像する際に有効である。好ましい有機
還元剤としては、チオサリチル酸、ハイドロキノン、メ
トール、メトキシキノン、レゾルシン、2−メチルレゾ
ルシンなどのフェノール化合物、フェニレンジアミン、
フェニルヒドラジンなどのアミン化合物が挙げられる。
更に好ましい無機の還元剤としては、亜硫酸、亜硫酸水
素酸、亜リン酸、亜リン酸水素酸、亜リン酸二水素酸、
チオ硫酸および亜ジチオン酸などの無機酸のナトリウム
塩、カリウム塩、アンモニウム塩などを挙げることがで
きる。これらの還元剤のうち汚れ防止効果が特に優れて
いるのは亜硫酸塩である。これらの還元剤は使用時の現
像液に対して好ましくは、0.05〜5重量%の範囲で含
有される。 【0069】 【有機カルボン酸】本発明に用いられる現像液には更に
有機カルボン酸を加えることもできる。好ましい有機カ
ルボン酸は炭素原子数6〜20の脂肪族カルボン酸およ
び芳香族カルボン酸である。脂肪族カルボン酸の具体的
な例としては、カプロン酸、エナンチル酸、カプリル
酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸およびス
テアリン酸などがあり、特に好ましいのは炭素数8〜1
2のアルカン酸である。また炭素鎖中に二重結合を有す
る不飽和脂肪酸でも、枝分かれした炭素鎖のものでもよ
い。芳香族カルボン酸としてはベンゼン環、ナフタレン
環、アントラセン環などにカルボキシル基が置換された
化合物で、具体的には、o−クロロ安息香酸、p−クロ
ロ安息香酸、o−ヒドロキシ安息香酸、p−ヒドロキシ
安息香酸、o−アミノ安息香酸、p−アミノ安息香酸、
2,4−ジヒドロキシ安息香酸、2,5−ジヒドロキシ
安息香酸、2,6−ジヒドロキシ安息香酸、2,3−ジ
ヒドロキシ安息香酸、3,5−ジヒドロキシ安息香酸、
没食子酸、1−ヒドロキシ−2−ナフトエ酸、3−ヒド
ロキシ−2−ナフトエ酸、2−ヒドロキシ−1−ナフト
エ酸、1−ナフトエ酸、2−ナフトエ酸などがあるがヒ
ドロキシナフトエ酸は特に有効である。上記脂肪族およ
び芳香族カルボン酸は水溶性を高めるためにナトリウム
塩やカリウム塩またはアンモニウム塩として用いるのが
好ましい。本発明で用いる現像液の有機カルボン酸の含
有量は格別な制限はないが、0.1重量%より低いと効果
が十分でなく、また10重量%以上ではそれ以上の効果
の改善が計れないばかりか、別の添加剤を併用する時に
溶解を妨げることがある。従って、好ましい添加量は使
用時の現像液に対して0.1〜10重量%であり、より好
ましくは0.5〜4重量%である。 【0070】 【その他】本発明で用いられる現像液には、更に必要に
応じて、消泡剤および硬水軟化剤などを含有させること
もできる。硬水軟化剤としては例えば、ポリリン酸およ
びそのナトリウム塩、カリウム塩およびアンモニウム
塩、エチレンジアミンテトラ酢酸、ジエチレントリアミ
ンペンタ酢酸、トリエチレンテトラミンヘキサ酢酸、ヒ
ドロキシエチルエチレンジアミントリ酢酸、ニトリロト
リ酢酸、1,2−ジアミノシクロヘキサンテトラ酢酸お
よび1,3−ジアミノ−2−プロパノールテトラ酢酸な
どのアミノポリカルボン酸およびそれらのナトリウム
塩、カリウム塩およびアンモニウム塩、アミノトリ(メ
チレンホスホン酸)、エチレンジアミンテトラ(メチレ
ンホスホン酸)、ジエチレントリアミンペンタ(メチレ
ンホスホン酸)、トリエチレンテトラミンヘキサ(メチ
レンホスホン酸)、ヒドロキシエチルエチレンジアミン
トリ(メチレンホスホン酸)および1−ヒドロキシエタ
ン−1,1−ジホスホン酸やそれらのナトリウム塩、カ
リウム塩およびアンモニウム塩を挙げることができる。
このような硬水軟化剤はそのキレート化力と使用される
硬水の硬度および硬水の量によって最適値が変化する
が、一般的な使用量を示せば、使用時の現像液に0.01
〜5重量%、より好ましくは0.01〜0.5重量%の範囲
である。この範囲より少ない添加量では所期の目的が十
分に達成されず、添加量がこの範囲より多い場合は、色
抜けなど、画像部への悪影響がでてくる。現像液の残余
の成分は水であるが、更に必要に応じて当業界で知られ
た種々の添加剤を含有させることができる。本発明に用
いられる現像液は使用時よりも水の含有量を少なくした
濃縮液としておき、使用時に水で希釈するようにしてお
くことが運搬上有利である。この場合の濃縮度は各成分
が分離や析出を起こさない程度が適当である。 【0071】 【現像および後処理】本発明における感光性平版印刷版
の現像は、上述の組成の現像液を用いて常法に従って行
うことができる。現像液で現像処理されたPS版は水洗
水、界面活性剤等を含有するリンス液、アラビアガムや
澱粉誘導体等を主成分とするフィニッシャーや保護ガム
液で後処理を施される。本発明のPS版の処理方法にお
いて、後処理にはこれらの処理を種々組み合わせて用い
ることができる。近年、製版・印刷業界では製版作業の
合理化および標準化のため、PS版用の自動現像機が広
く用いられている。この自動現像機は、一般に現像部と
後処理部からなり、PS版を搬送する装置と、各処理液
槽およびスプレー装置からなり、露光済みのPS版を水
平に搬送しながら、ポンプで汲み上げた各処理液をスプ
レーノズルから吹き付けて現像および後処理するもので
ある。また、最近は処理液が満たされた処理液槽中に液
中ガイドロールなどによってPS版を浸漬搬送させて現
像処理する方法や、現像後一定量の少量の水洗水を版面
に供給して水洗し、その廃水を現像液原液の希釈水とし
て再利用する方法も知られている。このような自動処理
においては、各処理液に処理量や稼動時間等に応じてそ
れぞれの補充液を補充しながら処理することができる。
また、実質的に未使用の処理液で処理するいわゆる使い
捨て処理方式も適用できる。このような自動現像機を利
用した処理に、本発明の感光性平版印刷版の処理方法は
有利に適用できる。上記処理によって得られた平版印刷
版はオフセット印刷機に掛けられ、多数枚の印刷に用い
られる。 【0072】 【発明の実施の形態】次に、本発明の一実施形態である
感光性平版印刷版の処理方法を適用した自動現像機を、
図1を参照して説明する。図1において、シート状の感
光性平版印刷版(以下、PS版という)10は、感光層
を上面にした状態で、所定の搬送方向(矢印A方向)に
水平に又は湾曲されつつ連続して搬送され、現像部2
0、水洗部50及びフィニッシャー部60においてそれ
ぞれ所定の処理を施される。現像部20の現像槽21内
に貯留された現像液の活性度は、図示しない制御部の制
御に基づく現像補充液の現像槽21への供給によって、
ほぼ一定に保たれる。 【0073】現像部20においては、現像槽21に貯留
された現像液の作用によって、PS版10の感光層に現
像処理が施される。現像部20には、搬送ローラ22、
スクイズローラ23,24がそれぞれPS版10を挟む
ように上下一対ずつと、回転ブラシローラ25がそれぞ
れ、ガイドローラ26又は28との間でPS版10を挟
むように設けられる。 【0074】搬送ローラ22は、PS版10を挟持した
状態で回転することによって、PS版10をガイドロー
ラ27及びガイド板30に案内させて湾曲させつつ搬送
し、現像槽21内の現像液中に浸漬させる。スクイズロ
ーラ23は、現像槽21のほぼ中央に配置され、現像液
に浸漬されており、現像液中を通過するPS版10を挟
持した状態で回転することによって、PS版10を搬送
するとともに、PS版10の感光層の表面に付着した現
像液中の老廃物等を除去する。スクイズローラ24は、
現像槽21における搬送方向A下流側に配置されてお
り、現像液中を通過したPS版10を挟持した状態で回
転することによって、PS版10を搬送するとともに、
PS版10表面に付着した過剰な現像液を除去する。ブ
ラシローラ25はそれぞれ、現像液中に浸漬されるよう
に配置されており、図示しないブラシローラ用モータに
よって回転されることにより、PS版10の表面の溶出
層を掻き取る。 【0075】現像槽21内におけるガイド板30の下端
部近傍と、スクイズローラ23及びガイドローラ26に
挟まれる位置にはそれぞれ、スプレーパイプ31が設け
られる。各スプレーパイプ31は、多数の吐出口(図示
しない)を有しており、各吐出口はそれぞれ、循環パイ
プ32及び循環ポンプ33を介して現像槽21と連通し
ている。各スプレーパイプ31は、制御部の制御に基づ
く循環ポンプ33の作動に伴って、現像槽21から吸い
上げた現像液を、各吐出口から再び現像槽21の底部に
向けて噴出させることにより、現像槽21内の現像液を
循環させる。各スプレーパイプ31と循環ポンプ33を
連通する循環パイプ32には、センサ34が設けられ
る。センサ34は、現像液の電導度又はインピーダンス
を測定することにより、画像露光されたPS版10の処
理によって生じる現像液の劣化を検知する。 【0076】現像槽21には、現像補充液原液タンク3
5が連結パイプ36及び原液補充ポンプ37を介して連
通されており、制御部の制御に基づく原液補充ポンプ3
7の作動に伴って、現像補充液原液タンク35から現像
槽21に所要量の現像補充液原液が供給される。また現
像槽21には、液面蓋38が、貯留された現像液に接触
して、その表面を覆うように配置されている。液面蓋3
8は、ポリ塩化ビニル、ポリエチレン又はポリアミド等
の軽量な材質からなる。液面蓋38は、搬送方向A両端
部を図示しない機体フレームに上下動可能に支持されて
おり、現像液の液面の変化に応じて上下動することによ
り、現像液表面と空気との接触を極力抑制する。液面蓋
38の搬送方向A両端部近傍には、ブレード39がそれ
ぞれ、液面蓋38と外板パネル11との間に渡って設け
られる。各ブレード39は、液面蓋38の図1中上面と
外板パネル11の内面とに囲まれた空間を、外気からほ
ぼ完全に隔離することにより、現像液の蒸発を極力抑制
する。 【0077】水洗部50においては、PS版10に所要
の水洗処理が施される。水洗部50には、搬送ローラ5
1がそれぞれPS版10を挟むように二対設けられると
ともに、各搬送ローラ51の間には、スプレーパイプ5
2が設けられる。 【0078】スプレーパイプ52は、図示しない多数の
吐出口を有しており、各吐出口はそれぞれ、連結パイプ
53及び水洗ポンプ54を介して水洗水タンク55に連
通している。スプレーパイプ52は、下流側の搬送ロー
ラ51の上面に、水洗ポンプ54の作動に伴って多量の
水を吐出口から吹き付けることにより、現像処理後のP
S版10表面を搬送ローラ51を介して水洗する。搬送
ローラ51はそれぞれ、図1中下側の搬送ローラ51を
受け皿56に貯留された水に浸漬するように配置されて
おり、PS版10を挟持した状態で回転することによっ
てPS版10をほぼ水平に搬送するとともに、受け皿5
6からくみ上げた水によって、PS版10の図1中下面
を水洗する。受け皿56は、図1中下側の搬送ローラ5
1の下半分を覆うように設けられており、PS版10の
図1中上面を水洗したスプレーパイプ52からの水を貯
留する。 【0079】受け皿56の下方には、水洗槽57が設け
られており、受け皿56から溢れた水を貯留する。水洗
槽57は、連結パイプ58及び水補充ポンプ59を介し
て現像槽21と連通されている。すなわち水洗槽57内
の水は、制御部の制御に基づく水補充ポンプ59の作動
に伴って現像槽21に所要量供給され、現像補充液原液
の希釈水となる。 【0080】フィニッシャー部60においては、ガム液
の作用によってPS版10に所要の仕上げ処理が施され
る。フィニッシャー部60には、スプレーパイプ61
が、PS版10を挟んだ上下に一対設けられるととも
に、スプレーパイプ61の下流側に、スクイズローラ6
2がPS版10を挟んだ上下に一対設けられる。 【0081】スプレーパイプ61はそれぞれ、図示しな
い多数の吐出口を有しており、各吐出口はそれぞれ、連
結パイプ63及びガム液ポンプ64を介してガム液タン
ク65に連通している。スプレーパイプ61はそれぞ
れ、ガム液ポンプ64の作動に伴って、吐出口に対向す
る各案内板66に向けてガム液(フィニッシング液)を
吹き付けることにより、水洗処理後のPS版10の図1
中上面及び下面に、各案内板66を介してガム液を吹き
付ける。スクイズローラ62はそれぞれ、PS版10を
挟持した状態で回転することによって、PS版10を搬
送するとともに、仕上げ処理後のPS版10表面に付着
した過剰なガム液を除去する。スクイズローラ62によ
って除去されたガム液は、ガム液槽67に回収される。
また図1中下側のスクイズローラ62は、下半分をガム
液槽67内のガム液に浸漬されており、ガム液槽67か
らくみ上げたガム液をPS版10の図1中下面に塗布す
る。 【0082】なお現像部20、水洗部50及びフィニッ
シャー部60において、現像槽21、水洗槽57及びガ
ム液槽67にはそれぞれ、オーバーフロー管12が設け
られる。各オーバーフロー管12は、連結パイプ13を
介して廃液タンク14に連通しており、各槽の液面が所
定の高さを超えると、各槽から溢れた液体を、連結パイ
プ13を介して廃液タンク14に排出する。 【0083】制御部は、センサ34による現像液の電導
度又はインピーダンスの検知結果に基づいて、補充液量
m及び希釈比率を演算する。そして制御部は、原液補充
ポンプ37及び水補充ポンプ59を制御することによ
り、演算された比率で希釈された所要量の現像補充液を
現像槽21に供給する、すなわち現像補充液原液タンク
35から所要量の現像補充液原液を現像槽21に供給す
るとともに、水洗槽57から所要量の水を現像槽21に
供給する。これにより制御部は、現像槽21内に貯留さ
れた現像液の活性度を常時ほぼ一定に保つ。 【0084】図2は、制御部による現像槽21への現像
補充液補充の制御フローチャートである。以下、図2に
沿って(符号については図1を参照)現像補充液の補充
制御について説明する。自動現像機の運転が開始される
と、ステップS1においてブラシローラ用モータが作動
され、ブラシローラ25が回転する。これにより、現像
槽21内の現像液が攪拌される。そしてステップS2に
おいて、循環ポンプ33が作動され、現像槽21内の現
像液の循環が開始される。このように運転開始直後か
ら、現像液の攪拌及び循環が行われるため、自動現像機
の運転停止中に生じた現像液の濃度ムラを、比較的早期
に解消することができる。 【0085】次にステップS3において、電導度(又は
インピーダンス)の測定時期か否かが判断され、測定時
期である場合には、ステップS4に進む。一方、測定時
期でない場合には、ステップS3の判断が繰り返され
る。ステップS4において、センサ34によって現像液
の電導度(又はインピーダンス)が測定され、ステップ
S5において、電導度(又はインピーダンス)の測定値
に基づいて、電導度(又はインピーダンス)が所定の許
容範囲内であるか否か、すなわち現像補充液の補充が必
要であるか否かが判断される。 【0086】ステップS5において、現像補充液の補充
が必要であると判断された場合には、ステップS6に進
み、電導度(又はインピーダンス)の測定値に基づい
て、制御部のメモリに記憶されているマップから、現像
液1リットル当たりの補充量nを読み出すとともに、ス
テップS7において、現像槽21に貯留されている現像
液量Dを読み出す。一方、ステップS5において、補充
が必要でないと判断された場合には、ステップS13に
進む。ステップS8においては、現像液量Dに見合う現
像補充液量mが演算され(m=n×D)、ステップS9
において、演算された現像補充液量m及び希釈比率に基
づいて、現像補充液原液量及び希釈水量がそれぞれ設定
され、更にステップS10において、原液補充ポンプ3
7及び水補充ポンプ59が作動され、演算された比率に
希釈された所要量の現像補充液が、現像槽21内に供給
される。 【0087】ステップS11においては、現像槽21内
に所定の現像補充液量mを補充し終えたか否かが判断さ
れる。補充し終えたと判断された場合には、ステップS
12に進み、ステップS12において、原液補充ポンプ
37及び水補充ポンプ59が停止される。一方、補充し
終えていないと判断された場合には、ステップS11の
判断が繰り返される。ステップS13においては、電導
度(又はインピーダンス)が測定されてから所定時間経
過したか否かが判断される。電導度(又はインピーダン
ス)測定後、所定時間経過したと判断された場合には、
ステップS14に進み、ステップS14において、ブラ
シローラ用モータが停止され、ブラシローラ25の回転
が停止される。更にステップS15において、循環ポン
プ33が停止された後、リセットされる。一方、ステッ
プS13において、電導度(又はインピーダンス)測定
後、所定時間経過していないと判断された場合には、ス
テップS13の判断が繰り返される。 【0088】なお上述した補充制御において、2回目以
降の電導度(又はインピーダンス)測定については、ブ
ラシローラ用モータによるブラシローラ25の駆動がP
S版の通過中のみ行われるように、かつ、循環ポンプ3
3が電導度(又はインピーダンス)測定時期毎に作動さ
れるように制御される。 【0089】 【発明の効果】本発明の感光性平版印刷版の処理方法に
よれば、比較的pHの低い安全な現像液で現像ができ、
現像性と画像強度(耐刷性および耐薬品性)の両立が可
能となる。また不溶化物が発生し難いことから、自動現
像機を利用した処理に適している。また本発明によれ
ば、感光性平版印刷版を、珪酸塩を使用しないpH値が
10.0〜12.7の範囲である現像液で現像するとと
もに、感光性平版印刷版の処理によって生じる前記現像
液の劣化を、現像液の電導度又はインピーダンスを測定
することにより検知し、該検知結果に基づいて補充液を
補充することにより、前記現像液の活性度をほぼ一定に
保つ。したがって、長期間に渡って極めて安定した処理
を行うことができるとともに、現像液の電導度又はイン
ピーダンスを測定するセンサ等に、不溶解物が堆積し難
く、良好なメンテナンス性を確保することができる。 【0090】 【実施例】以下実施例及び比較例を以て本発明を詳細に
説明する。 実施例 1 厚さ0.24mmのアルミニウム板を、ナイロンブラシと
400メッシュのパミストン−水懸濁液を用いその表面
を砂目立てした後、よく水で洗浄した。10%水酸化ナ
トリウムに70℃で20秒間浸漬してエッチングした
後、流水で水洗し、次いで20%HNO3 で中和洗浄、
水洗した。これをVA =12.7Vの条件下で正弦波の交
番波形電流を用いて0.7%硝酸水溶液中で400クーロ
ン/dm2の電気量で電解粗面化処理を行った。この基
板を10%水酸化ナトリウム水溶液中で表面のアルミニ
ウムの溶解量が0.9g/m2 になるように処理した。水
洗後、20%硝酸溶液中で中和、洗浄してスマットを除
いた後、18%H2 SO4 水溶液中で、酸化皮膜量が3
g/m2 になるように陽極酸化した。次いで、35℃、
2%の珪酸ナトリウム水溶液で親水化処理を行った。か
くして製作した支持体上に下記組成の下塗液aを乾燥後
の重量にして10mg/m2 となるように塗布して90
℃で1分間乾燥し、下塗層を設けた。 下塗液a フェニルホスホン酸 0.06g 硫酸 0.12g メタノール 100 g 【0091】続いて、下記組成の感光液を調整し、上記
基板上に乾燥後の重量にして1.8g/m2 となるように
感光層を設けた。 感光液 フェノール−ホルムアルデヒド樹脂 (3核体以上の成分含有量 95.5重量%、 分子量 13,500) 1.9g 1,2−ジアゾナフトキノン−5−スルホニルクロリドと ピロガロール−アセトン樹脂とのエステル化物 (分子量2,500) 0.76g テトラヒドロ無水フタル酸 0.2g 4−〔p−N−(p−ヒドロキシベンゾイル)アミノフェニル〕 −2,6−ビス(トリクロロメチル)−s−トリアジン 0.02g ビクトリアピュアブルーBOH (保土谷化学工業(株)製) 0.03g メガファック F−177 (大日本インキ化学工業(株)製フッ素系界面活性剤) 0.006g メチルエチルケトン 15g プロピレングリコールモノメチルエーテル 15g 【0092】このようにして作成した感光層の表面に下
記の様にしてマット層形成用樹脂液を吹き付けてマット
層を設けた。マット層形成用樹脂液としてメチルメタク
リレート/エチルアクリレート/アクリル酸(仕込重量
比 65:20:15)共重合体の一部をナトリウム塩
とした12%水溶液を準備し、回転霧化静電塗装機で霧
化頭回転数25,000rpm、樹脂液の送液量は40
ml/分、霧化頭への印加電圧は−90kv、塗布時の
周囲温度は25℃、相対湿度は50%とし、塗布後2.5
秒で塗布面に蒸気を吹き付けて湿潤させ、ついで湿潤し
た3秒後に温度60℃、湿度10%の温風を5秒間吹き
付けて乾燥させた。マットの高さは約6μm、大きさは
約30μm、個数は150個/mm2 であった。このよ
うにして得られたPS版Aを1,003mm×800mm
の大きさに裁断したものを用意し、これらに原稿フィル
ムを通して1mの距離から3kwのメタルハライドラン
プを用いて、60秒間露光した。次に浸漬型現像槽を有
する市販の自動現像機PS−900D(富士写真フイル
ム(株)製)の現像槽に、下記現像液イ(pH12.5)
を20リットル仕込み、30℃に保温した。PS−90
0Dの第二浴目には水道水を8リットル、第三浴目には
FP−2(富士写真フイルム(株)製):水=1:1希
釈したフィニッシング液を8リットル仕込んだ。 【0093】 現像液 イ D−サッカロース 5.1 重量% 水酸化ナトリウム 0.51 重量% 炭酸ナトリウム 0.74 重量% テトラブチルアンモニウムブロマイド 0.03 重量% 水 93.62 重量% このPS−900Dに前述の露光済みのPS版を通し、
現像処理した。このとき、ステップタブレット(1段の
光学濃度差が0.15で15段のもの)を用いて段階的に
光量を変化させて前記PS版に焼き付けたものを同時に
現像し、その版上の光量に対応して残った画像の段数
(クリア/ベタ段数)を読み取り、その値をPS版Aの
現像液イで現像した時の感度と定義し表1に記した。か
くして得られた平版印刷版をオフセット印刷機スプリン
ト25(小森印刷機製造(株)製)にセットし、印刷を
行った。尚、5,000枚印刷する毎に印刷版の半分を
ウルトラプレートクリーナー(ABC Chemica
l社製)を含ませたスポンジで拭いて、版面を洗浄し
た。この時の印刷結果を表1に示した。比較的低pH
(pH12.5)で現像可能なPS版Aで、現在市場で広
く用いられている高pH系と同等の耐刷性および耐薬品
性が得られた。 【0094】実施例 2 実施例1で下記の感光液を用いた以外は、全て実施例1
と同様にしてPS版Bを作製し、現像液イを用いた他は
全て実施例1と同様に処理し、評価した。実施例1と同
様に良好な耐刷性と耐薬品性が得られた。 感光液 フェノール−ホルムアルデヒド樹脂 (3核体以上の成分含有量 95.5重量%、 分子量 13,500) 1.7g メチルメタクリレート/メタクリル酸共重合体 (重合時モノマー仕込比76/24、分子量60,000) 0.2g 1,2−ジアゾナフトキノン−5−スルホニルクロリドと ピロガロール−アセトン樹脂とのエステル化物 (分子量2,500) 0.76g テトラヒドロ無水フタル酸 0.2g 4−〔p−N−(p−ヒドロキシベンゾイル)アミノフェニル〕 −2,6−ビス(トリクロロメチル)−s−トリアジン 0.02g ビクトリアピュアブルーBOH (保土谷化学工業(株)製) 0.03g メガファック F−177 (大日本インキ化学工業(株)製フッ素系界面活性剤) 0.006g メチルエチルケトン 15g プロピレングリコールモノメチルエーテル 15g 【0095】実施例 3 実施例1で下記の現像液ロを用いた以外は全て実施例1
と同様にしてPS版Aを処理し、評価した。実施例1と
同様に良好な耐刷性と耐薬品性が得られた。 現像液 ロ D−ソルビット 3.41 重量% 水酸化ナトリウム 0.28 重量% 炭酸ナトリウム 1.05 重量% テトラブチルアンモニウムブロマイド 0.03 重量% 水 95.23 重量% 【0096】実施例 4 実施例1の感光液のo−キノンジアジド化合物を、1,
2−ジアゾナフトキノン−5−スルホニルクロリドとm
−クレゾールホルムアルデヒド樹脂とのエステル化物
(分子量3,200)に替えた他は、全て実施例1と同
様にして作製したPS版Cを実施例1と全く同じ方法で
処理し、得られた平版印刷版の評価を行った。実施例1
と同様に良好な耐刷性と耐薬品性が得られた。 【0097】比較例 1 実施例1の感光液のフェノールホルムアルデヒドノボラ
ック樹脂を、3核体以上の成分の含有量が88.6重量
%で、分子量8,400のものに替えた他は全て実施例
1と同様にして作製したPS版Dを実施例1と全く同じ
方法で処理し、得られた平版印刷版の評価を行った。P
S版Dから得られた印刷板の耐刷性と耐薬品性は不十分
であり、特に耐薬品性が大きく劣った。 【0098】実施例 5 陽極酸化処理まで実施例1と同様にして作製した支持体
上に下記組成の下塗液bを乾燥後の重量にして10mg
/m2 となるように塗布して90℃で1分間乾燥し、下
塗層を設けた。 下塗液b トリエタノールアミン・塩酸塩 0.5 g メタノール 95 g 水 5 g 【0099】続いて、下記組成の感光液を調整し、上記
基板上に乾燥後の重量にして1.8g/m2 となるように
感光層を設けた。 感光液 フェノール−ホルムアルデヒド樹脂 (3核体以上の成分含有量 94.6重量%、 分子量 12,500) 1.9g 1,2−ジアゾナフトキノン−5−スルホニルクロリドと ピロガロール−アセトン樹脂とのエステル化物 (分子量2,500) 0.76g テトラヒドロ無水フタル酸 0.2g 4−〔p−N−(p−ヒドロキシベンゾイル)アミノフェニル〕 −2,6−ビス(トリクロロメチル)−s−トリアジン 0.02g ビクトリアピュアブルーBOH (保土谷化学工業(株)製) 0.03g メガファック F−177 (大日本インキ化学工業(株)製フッ素系界面活性剤) 0.006g メチルエチルケトン 15g プロピレングリコールモノメチルエーテル 15g このようにして作成した感光層の表面に、実施例1のよ
うにしてマット層形成用樹脂液を吹き付けて、マット層
を設けたPS版Eを作製し、実施例1と同様に現像液イ
を用いて処理し、得られた印刷板を評価した結果、十分
な耐刷性と耐薬品性が得られた。 【0100】比較例 2 実施例5の感光液のo−キノンジアジド化合物を1,2
−ジアゾナフトキノン−5−スルホニルクロリドとトリ
ヒドロキシベンゾフェノンとのエステル化物(平均分子
量 870)に替えた他は、全て実施例5と同様にして
作製したPS版Fを実施例5と全く同じ方法で処理し、
得られた平版印刷版の評価を行った。PS版Fから得ら
れた印刷版の耐刷性と耐薬品性は著しく劣った。 比較例 3 実施例5の感光液のフェノールホルムアルデヒドノボラ
ック樹脂をm−クレゾールホルムアルデヒド樹脂(3核
体以上の成分の含有量86.5重量%で分子量4,80
0)のものに替えた他は、全て実施例5と同様にして作
製したPS版Gを実施例5と全く同じ方法で処理したと
ころ、露光部は溶解せず現像できなかった。 【0101】実施例 6 実施例5の感光液からテトラヒドロ無水フタル酸を除い
た他は、全て実施例5と同様にして作製したPS版Hを
実施例5と全く同じ方法で処理した。露光部の現像液へ
の溶解が遅れ、その結果感度が若干低下したが、得られ
た平版印刷版は良好な耐刷性と耐薬品性を示した。 実施例 7 実施例5の感光液のテトラヒドロ無水フタル酸を無水マ
レイン酸に替えた他は、全て実施例5と同様にして作製
したPS版Iを実施例5と全く同じ方法で処理した。こ
のPS版は現像性に優れ、十分な感度を有し、得られた
印刷版を評価した結果、十分は耐刷性と耐薬品性が得ら
れた。 【0102】下記表1及び表2に上記実施例及び比較例
の結果をまとめた。本発明の実施例は何れも比較的低い
pHでの現像性と膜強度(耐刷性および耐薬品性)が両
立出来ており、従来の高pH現像の系とほぼ同等の印刷
性能が得られた。なお、表において各成分は次のように
示す。 バインダー a-1 :フェノール−ホルムアルデヒド樹脂 a-2 :m-クレゾール−ホルムアルデヒド樹脂 ポリヒドロキシ化合物 b-1 :ピロガロール−アセトン樹脂 b-2 :m-クレゾール−ホルムアルデヒド樹脂 b-3 :トリヒドロキシベンゾフェノン pH12.5可溶樹脂 MMA/MA:メチルメタクリレート/メタクリル酸共重合体 現像促進剤 THPA:テトラヒドロ無水フタル酸 MALA:無水マレイン酸 現像液 イ及びロはそれぞれ上記実施例1、3に記載されている
もの 【0103】 【表1】 実施例1 実施例2 実施例3 実施例4 比較例1 ─────────────────────────────────── PS版 A B A C D ─────────────────────────────────── 〔支持体〕 親水化処理 珪酸塩 珪酸塩 珪酸塩 珪酸塩 珪酸塩 有機下塗層 フェニルホスホンフェニルホスホンフェニルホスホンフェニルホスホンフェニルホスホン 酸 酸 酸 酸 酸 ─────────────────────────────────── 〔感光層〕 バインダー a-1 a-1 a-1 a-1 a-1 3核体以上成分 の含有量(%) 95.5 95.5 95.5 95.5 88.6 重量平均分子量 13,500 13,500 13,500 13,500 8,400 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− pH12.5可溶樹脂 − MMA/MA − − − 重量平均分子量 − 60,000 − − − −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ポリヒドロキシ 化合物 b-1 b-1 b-1 b-2 b-1 o-ナフトキノンシ゛アシ゛ト゛化合物の 重量平均分子量 2,500 2,500 2,500 3,200 2,500 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 現像促進剤 THPA THPA THPA THPA THPA ─────────────────────────────────── 現像液 イ イ ロ イ イ 緩衝剤 D-サッカロース D-サッカロース D-ソルヒ゛ット D-サッカロース D-サッカロース pH 12.5 12.5 12.5 12.5 12.5 ─────────────────────────────────── 感度(クリア/ベタ) 4.5/11.5 4.5/11.5 4.5/11.5 4.5/11.5 4.8/12.0 ─────────────────────────────────── 耐刷性(枚数) 100,000 100,000 100,000 100,000 83,000 ─────────────────────────────────── 耐薬品性(枚数) 80,000 80,000 80,000 83,000 56,000 ─────────────────────────────────── 【0104】 【表2】 実施例5 比較例2 比較例3 実施例6 実施例7 ─────────────────────────────────── PS版 E F G H I ─────────────────────────────────── 〔支持体〕 親水化処理 − − − − − 有機下塗層 トリエタノールトリエタノールトリエタノールトリエタノールトリエタノールアミン塩酸塩 アミン塩酸塩 アミン塩酸塩 アミン塩酸塩 アミン塩酸塩 ─────────────────────────────────── 〔感光層〕 バインダー a-1 a-1 a-2 a-1 a-1 3核体以上成分 の含有量(%) 94.6 94.6 86.5 94.6 94.6 重量平均分子量 13,500 13,500 4,800 13,500 13,500 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− pH12.5可溶樹脂 − − − − − 重量平均分子量 − − − − − −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ポリヒドロキシ 化合物 b-1 b-3 b-1 b-1 b-1 o-ナフトキノンシ゛アシ゛ト゛化合物の 重量平均分子量 2,500 870 2,500 2,500 2,500 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 現像促進剤 THPA THPA THPA − MALA ─────────────────────────────────── 現像液 イ イ イ イ イ 緩衝剤 D-サッカロース D-サッカロース D-サッカロース D-サッカロース D-サッカロース pH 12.5 12.5 12.5 12.5 12.5 ─────────────────────────────────── 感度(クリア/ベタ) 4.5/11.5 4.5/11.5 現像不可 4.0/11.0 4.7/11.7 ─────────────────────────────────── 耐刷性(枚数) 100,000 87,000 − 100,000 100,000 ─────────────────────────────────── 耐薬品性(枚数) 82,000 68,000 − 82,000 82,000 ─────────────────────────────────── 【0105】実施例 8 厚さ0.24mmのアルミニウム板を、ナイロンブラシと
400メッシュのパミストン−水懸濁液を用いその表面
を砂目立てした後、よく水で洗浄した。10%水酸化ナ
トリウムに70℃で20秒間浸漬してエッチングした
後、流水で水洗し、次いで20%HNO3 で中和洗浄、
水洗した。これをVA =12.7Vの条件下で正弦波の交
番波形電流を用いて0.7%硝酸水溶液中で400クーロ
ン/dm2の電気量で電解粗面化処理を行った。この基
板を10%水酸化ナトリウム水溶液中で表面のアルミニ
ウムの溶解量が0.9g/m2 になるように処理した。水
洗後、20%硝酸溶液中で中和、洗浄してスマットを除
いた後、18%H2 SO4 水溶液中で、酸化皮膜量が3
g/m2 になるように陽極酸化した。次いで、35℃、
2%の珪酸ナトリウム水溶液で親水化処理を行った。な
お、親水化処理は行わなくともよい。かくして製作した
支持体上に下記組成の下塗液aを乾燥後の重量にして1
0mg/m2 となるように塗布して90℃で1分間乾燥
し、下塗層を設けた。 下塗液a フェニルホスホン酸 0.06g 硫酸 0.12g メタノール 100 g 【0106】続いて、下記組成の感光液を調整し、上記
基板上に乾燥後の重量にして1.8g/m2 となるように
感光層を設けた。 感光液 フェノール−ホルムアルデヒド樹脂 (3核体以上の成分含有量 95.5重量%、 分子量 13,500) 1.9g 1,2−ジアゾナフトキノン−5−スルホニルクロリドと ピロガロール−アセトン樹脂とのエステル化物 (分子量2,500) 0.76g テトラヒドロ無水フタル酸 0.2g 4−〔p−N−(p−ヒドロキシベンゾイル)アミノフェニル〕 −2,6−ビス(トリクロロメチル)−s−トリアジン 0.02g ビクトリアピュアブルーBOH (保土谷化学工業(株)製) 0.03g メガファック F−177 (大日本インキ化学工業(株)製フッ素系界面活性剤) 0.006g メチルエチルケトン 15g プロピレングリコールモノメチルエーテル 15g 【0107】このようにして作成した感光層の表面に下
記の様にしてマット層形成用樹脂液を吹き付けてマット
層を設けた。マット層形成用樹脂液としてメチルメタク
リレート/エチルアクリレート/アクリル酸(仕込重量
比 65:20:15)共重合体の一部をナトリウム塩
とした12%水溶液を準備し、回転霧化静電塗装機で霧
化頭回転数25,000rpm、樹脂液の送液量は40
ml/分、霧化頭への印加電圧は−90kv、塗布時の
周囲温度は25℃、相対湿度は50%とし、塗布後2.
5秒で塗布面に蒸気を吹き付けて湿潤させ、ついで湿潤
した3秒後に温度60℃、湿度10%の温風を5秒間吹
き付けて乾燥させた。マットの高さは約6μm、大きさ
は約30μm、個数は150個/mm2 であった。この
ようにして得られたPS版Aを1,003mm×800m
mの大きさに裁断したものを用意し、これらに原稿フィ
ルムを通して1mの距離から3kwのメタルハライドラ
ンプを用いて、60秒間露光した。次に浸漬型現像槽を
有する市販の自動現像機PS−900V(富士写真フイ
ルム(株)製)の現像槽に、下記の現像液原液1を水道
水で9倍に希釈したpH12.5の現像液ロを18リッ
トル仕込み、30℃に加温した。自動現像機PS−90
0Vの第2浴目である水洗槽には、水道水が自動的に供
給され、PS版を洗浄できるようになっている。第3浴
目であるガム液槽には、FP−2(富士写真フイルム
(株)製)を水道水で2倍に希釈したフィニッシング液
を4リットル仕込んだ。別に、現像補充液原液タンクに
は、下記の現像補充液原液1を5リットル仕込んだ。ま
た自動現像機PS−900Vは、PS版の処理及び空気
中の炭酸ガスによる現像液活性度の低下を、内蔵されて
いる電導度センサによって検出し、検出値に基づくコン
ピュータのフィードバック制御により、現像補充液原液
1に対して水5の比率で希釈された現像補充液を現像槽
に補充する。これにより、現像槽に貯留された現像液イ
の活性度がほぼ一定に保たれる。なお自動現像機PS−
900Vは、市販状態での電導度の設定可能範囲が4
0.0〜80.0ms/cmであるため、現像液イの電
導度が測定できるよう、自動現像機PS−900Vに改
造を施した。また電導度の設定値は、25.0ms/c
mとした。その他の条件は、PS−900Vの標準条件
とした。 【0108】 <現像液原液1> D−サッカロース 45.0 重量% 水酸化ナトリウム 4.5 重量% 炭酸ナトリウム 6.5 重量% テトラブチルアンモニウムブロマイド 0.27 重量% 水 43.73 重量% <現像補充液原液1> D−サッカロース 45.0 重量% 水酸化ナトリウム 7.1 重量% 炭酸ナトリウム 4.7 重量% テトラブチルアンモニウムブロマイド 0.3 重量% 水 42.9 重量% 【0109】このような条件の下で、前述した露光済み
のPS版を、1日当たり120版ずつ、土曜・日曜・休
日を除く毎日、6か月間に渡って処理した。活性度チェ
ックは、ステップタブレット(1段の光学濃度差が0.
15で15段のもの)を用いて、段階的に光量を変化さ
せて前記PS版に焼き付けたものを現像し、その版上の
光量に対応して残った画像の段数を読み取り、処理開始
時の段数と比較することによって行った。6か月のテス
ト期間中、ステップタブレットのベタ部(画像残存部)
の段数は11段に保たれ、安定した処理が維持された。
処理後、現像槽から現像液イを抜き取ったが、現像槽の
底部に不溶解物の堆積は見られなかった。また、電導度
センサの表面をチェックしたところ、全く汚れが付着し
ておらず、良好な状態であった。 【0110】比較例4 厚さ0.30mmのアルミニウム板の表面を、ナイロン
ブラシと400メッシュのパミストンの水懸濁液を用い
て砂目立てした後、水でよく洗浄した。10%水酸化ナ
トリウムに70℃で60秒間浸漬してエッチングした
後、流水で水洗後20%HNO3 で中和洗浄、水洗し
た。これをVA =12.7Vの条件下で正弦波の交番波
形電流を用いて1%硝酸水溶液中で160クーロン/d
2 の陽極時電気量で電解粗面化処理を行った。その表
面粗さを測定したところ、0.6μ(Ra表示)であっ
た。引き続いて、30%H2 SO4 水溶液中に浸漬し5
5℃で2分間デスマットした後、20%H2 SO4 水溶
液中で、砂目立てした面に陰極を配置して、電流密度2
A/dm2 において厚さが2.7g/m2 になるように
陽極酸化し、基板を作製した。なお、この時の裏面の陽
極酸化皮膜は、基板の中央部で約0.2g/m2 、端部
で約0.5g/m2 であった。続いて、上記基板の表面
に下記感光液Iを塗布し、乾燥後の塗布重量が2.5g
/m2 となるように感光層を設けた。 【0111】 感光液I 1,2−ジアゾナフトキノン−5−スルホニルクロリドと ピロガロール−アセトン樹脂とのエステル化物 (米国特許第3,635,709 号明細書の実施例1に記載されているもの) 45重量部 クレゾールホルムアルデヒドノボラック樹脂 110重量部 2−(p−メトキシフェニル)−4,6− ビス(トリクロロメチル)−s−トリアジン 2重量部 オイルブルー♯603 (オリエント化学工業(株)製) 1重量部 メガファック F−177 (大日本インキ化学工業(株)製、フッ素系界面活性剤) 0.4重量部 メチルエチルケトン 1000重量部 プロピレングリコールモノメチルエーテル 1000重量部 【0112】このようにして作製した感光層の表面に、
下記のようにしてマット層形成用樹脂液を吹き付け、マ
ット層を設けたPS版Jを得た。マット層形成用樹脂液
として、メチルメタクリレート/エチルアクリレート/
アクリル酸(仕込み重量比65:20:15)共重合体
の一部をナトリウム塩とした12%水溶液を準備し、回
転霧化静電塗布機で霧化頭回転数25,000rpm、
樹脂液の送液量40ml/分、霧化頭への印加電圧−9
0kv、塗布時の周囲温度25℃、相対湿度50%と
し、塗布後2.5秒で塗布面に蒸気を吹き付けて湿潤さ
せ、ついで湿潤した3秒後に温度60℃、湿度10%の
温風を5秒間吹き付けて乾燥させた。マットの高さは平
均約6μm、大きさは平均径30μm、塗布量は150
mg/m2 であった。このようにして得られたPS版J
を、1,003mm×800mmの大きさに裁断したも
のを多数枚用意し、これらに原稿フィルムを通して1m
の距離から3kwのメタルハライドランプを用いて、6
0秒間露光した。 【0113】次に、下記のような現像液2及び現像補充
液2の濃縮原液を準備した。 <現像液原液2> 〔SiO2 〕/〔K2 O〕モル比1.2、 SiO2 12.2重量%の珪酸カリウム水溶液 1000重量部 ポリオキシエチレン(付加モル数n=12)ソルビトール 2重量部 <現像補充液原液2> 〔SiO2 〕/〔K2 O〕モル比1.0、 SiO2 19.9重量%の珪酸カリウム水溶液 1000重量部 ポリオキシエチレン(付加モル数n=12)ソルビトール 4重量部 【0114】浸漬型現像槽を有する市販の自動現像機P
S−900V(富士写真フイルム(株)製)の現像槽
に、上記の現像液原液2を水道水で9倍に希釈したpH
13.1の現像液ハを18リットル仕込んだ。別に、現
像補充液原液供給タンクには、上記の現像補充液原液2
を5リットル仕込んだ。このような条件の下で、前述し
た露光済みのPS版Jを、1日当たり120版ずつ処理
した。なお処理中、PS版Jの処理及び空気中の炭酸ガ
スによる現像液活性度の低下を、PS900−Vに内蔵
されている電導度センサによって検出し、検出値に基づ
くコンピュータのフィードバック制御により、現像補充
液原液2に対し水6.5の比率で希釈された現像補充液
を現像槽に補充し、現像槽内の現像液ハの活性度をほぼ
一定に保った。また電導度の設定値は、62.5ms/
cmとした。活性度チェックは、ステップタブレット
(1段の光学濃度差が0.15で15段のもの)を用い
て段階的に光量を変化させて、前記PS版Jに焼き付け
たものを現像し、その版上の光量に対応して残った画像
の段数を読み取り、処理開始時の段数と比較することに
よって行った。3か月目くらいから、ステップタブレッ
トの段数が徐々に上がり始めた。そこで現像槽から現像
液ハを抜き取ったところ、現像槽の底部に不溶解物の堆
積が見られた。また電導度センサの表面には、不溶解物
が付着していた。
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION [0001] TECHNICAL FIELD The present invention relates to a photosensitive lithographic printing plate.
Regarding the processing method, use a developer with a relatively low pH.
It is easy to use, hardly generates insolubilized matter, and has good developability and image quality.
Regarding processing method of photosensitive lithographic printing plate to achieve image intensity
Things. [0002] 2. Description of the Related Art Conventionally, a positive feeling has been widely used.
The light-sensitive lithographic printing plate is placed on an aluminum plate as a support.
-Provided with a photosensitive layer comprising a quinonediazide compound
is there. The o-quinonediazide compound is exposed to ultraviolet light.
It is known to convert to rubonic acid and therefore
Is developed with an alkaline aqueous solution, only the exposed portion of the photosensitive layer
Is removed to expose the support surface. Aluminum support
Since the surface of the body is hydrophilic, the surface of the support is exposed during development.
Part (non-image part) retains water and repels oil-based ink
You. On the other hand, areas where the photosensitive layer was not removed by development
(Image area) is lipophilic, so it repels water and receives ink
Put on. For the photosensitive layer of these positive photosensitive lithographic printing plates
Is a binder of the above-mentioned o-quinonediazide compound (hereinafter referred to as ba)
Usually called cresol novolak tree
Fat has been used. Therefore, as a developer,
Strong pH around pH 13 that can dissolve sol novolak resin
It was common to use a lukalic silicate. Heel
Used as a developer for positive-type photosensitive lithographic printing plates
Various types of lukari aqueous solutions are known, but
Preferred is silicate water such as sodium silicate and potassium silicate.
Solution. The reason is that silicon oxide S which is a component of silicate
iOTwoAnd alkali metal oxide MTwo O ratio (generally [S
iOTwo] / [MTwoO] molar ratio) and concentration
This is because the developability can be adjusted to some extent. Only
However, such a high pH developer may not adhere to the skin or mucous membranes.
Is very irritating and requires careful handling.
Was. In order to solve this problem, a positive photosensitive photosensitive
Various studies have been made to lower the pH of the developer for printing plates.
Has been developed, but currently it can be developed at pH 12.5 or less.
Positive PS plate and its developer are not found in the market
No. The main reason is that the developability of the photosensitive layer and the image strength
Difficulty in balancing. That is, at pH 12.5 or less
The unexposed area (image area) of the photosensitive layer that can be imaged is physically
It is fragile, wears quickly during printing, and provides sufficient press life.
Not. Also, the image area is chemically weak,
Area that has been wiped with an ink cleaning solvent, plate cleaner, etc.
Image is damaged and as a result
Below, referred to as chemical resistance). On the other hand,
60-143345, JP-A-61-107352.
JP, JP-A-62-133452, JP-A-62-133452
No. 133461 and Japanese Patent Publication No. 3-15176
There are various reports on improving the physical and chemical strength of the image area.
O-quinonediazide compounds and binders are described
However, all of the photosensitive layers described above are present at pH around 13.
Only things that can be imaged. Further, Japanese Patent Application Laid-Open No. 61-205933 discloses
Is an o-quinonediazide compound for the purpose of improving printing durability.
Product and weight average molecular weight 6.0 × 10Three~ 2.0 × 10FourIn
A photosensitive composition comprising a novolak resin is disclosed.
You. However, the novolak resin is more like cresol.
Normally no monomer with chemical resistance is co-condensed
Phenol-formaldehyde resin, especially
On a support provided with a hydrophilic undercoat layer or on a hydrophilic silicate
Sufficient chemical resistance on the treated support
Not work, and increase sensitivity and development of photosensitive layer
Acid anhydride, etc. as a development accelerator was added to improve
In some cases, it is not possible to obtain sufficient chemical resistance
Had. On the other hand, in recent years, plate making and printing industries have
For the photosensitive lithographic printing plate to streamline and standardize
Dynamic developing machines are widely used. This automatic processor
Generally, a device for transporting a photosensitive lithographic printing plate, a developer tank and
And exposed lithographic printing plate
While transporting the developer horizontally, remove the developer pumped up by the pump.
The developing process is performed by spraying from a play nozzle.
Also, recently, a submerged gas is placed in a developing tank filled with developer.
The photosensitive lithographic printing plate is immersed and transported by an
Also, a method of performing development processing is known. Such automatic development
A positive-type photosensitive lithographic printing plate using a printing machine
And SiO 2 as a developing solutionTwo/ NaTwoWhen the molar ratio of O is 1.0 to 1.0
1.5 (ie [SiOTwo] / [Na TwoO] is 1.0 to 1.5)
And SiOTwoContent of sodium silicate of 1 to 4% by weight
Uses an aqueous solution of thorium and has a positive photosensitive lithographic stamp
Continuous or intermittent SiO 2 depending on the throughput of the printing plateTwo/
NaTwoThe molar ratio of O is 0.5-1.5 (ie [SiOTwo] /
[NaTwoO] is 0.5 to 1.5) aqueous sodium silicate solution
(Replenisher) to the developer for a longer
A large amount of positive-type photosensitivity without changing the developing solution
Japanese Patent Application Laid-Open No. 54-6 / 1979 discloses that a lithographic printing plate can be processed.
2004. Also,
No. 7427 discloses [SiOTwo] / [M] is 0.5 to 0.7
5 (ie [SiOTwo] / [MTwoO] is 1.0 to 1.5)
What is SiOTwoAlkali metal with a concentration of 1 to 4% by weight
Alkali gold used as replenisher using silicate developer
The group silicate [SiOTwo] / [M] is 0.25 to 0.75 (immediately
Chi [SiOTwo] / [MTwoO] is 0.5 to 1.5),
Both the developer and the replenisher are present therein.
At least based on gram atoms of all alkali metals
Development method comprising 20% potassium
Is disclosed. However, silicic acid, which is a main component of the developer,
Salts are stable in the alkaline region, but gel in neutral
Like hydrofluoric acid when converted to insolubilized and evaporated to dryness
It has the disadvantage of being soluble only in strong acids. Real
Of the solidified matter due to liquid splash around the developing tank of the automatic developing machine
Precipitation of insolubles due to neutralization when disposing of waste developer
Outing is one of the real harms. JP-A-58-95
No. 349 discloses a photosensitive layer in a non-image portion of a photosensitive plate.
A sensor that electrically measures the degree of elution of
When the level drops to the specified level, replenish the developer
A method is disclosed. If the developer is silicate based
In this case, silicate insolubilized matter accumulates on this sensor and
Normal replenishment was not possible due to the decrease in the degree of
There was a problem that it deteriorated. To solve this problem
The positive type photosensitive lithographic printing plate
Attempts have been made to use it as a developer for
Strong combination of sodium hydroxide and trisodium phosphate
Alkali was evaluated as a developer, but all of them had a buffer action
, And stable development was not possible. [0007] SUMMARY OF THE INVENTION Accordingly, an object of the present invention is as follows.
Is relatively less irritating to the skin and mucous membranes and increases safety
With sufficient image strength (press life and printing durability)
Processing of photosensitive lithographic printing plates that can obtain chemical properties)
Is to provide the law. It is a further object of the present invention to
Photosensitive flat material that is less likely to generate debris and is suitable for cleaning of automatic developing machines
An object of the present invention is to provide a printing plate processing method. Eye of the invention
The target is a photosensitive plate with high development stability without using silicate.
An object of the present invention is to provide a printing plate processing method. Eye of the invention
It is also important to perform extremely stable processing over a long period of time.
And the conductivity of the developer or the impedance
Insoluble material is unlikely to adhere to sensors for measuring
Planographic printing plate that can ensure easy maintenance
An object of the present invention is to provide a method of processing a printing plate. [0008] Means for Solving the Problems The present inventors have achieved the above object.
As a result of intensive studies to achieve this, aromatic groups are contained in one molecule.
When the content of the component having three or more
Specific phenol with a weight average molecular weight of 10,000 or more
Formaldehyde resin, weight average molecular weight 2,000 or less
Above, the o-naphthoquinonediadi of the polyhydroxy compound
Having a photosensitive layer containing dosulfonic acid ester
Use lithographic printing plates to prepare sugars, oximes, phenols,
At least one compound selected from fluorinated alcohols
PH value of the solution is in the range of 10.0 to 12.7
Sufficient image strength (press life)
And chemical resistance), hardly generate insoluble matter, and
The present invention was found to exhibit high development stability and completed the present invention.
It has led to. That is, the present invention provides (a) an aromatic compound in one molecule.
90% by weight or more of the component having three or more group groups
Phenol with a weight average molecular weight of 10,000 or more
A formaldehyde resin and (b) a weight average molecular weight of 2,0
O-naphthoquinone as a polyhydroxy compound
Having a photosensitive layer containing diazidosulfonic acid ester
Use photosensitive lithographic printing plates to prepare sugars, oximes, phenols
And fluorinated alcohols
It contains at least one compound and has a pH value of 10.0-1.
Developed with a developer in the range of 2.7
This is a method for processing an optical planographic printing plate. The present invention also provides
The layer further contains a cyclic acid anhydride as a development accelerator.
And a method for processing the photosensitive lithographic printing plate.
You. Further, the object of the present invention is to provide an o-naphthoquinone diazine
Having a photosensitive layer containing dosulfonic acid ester
Use lithographic printing plates to prepare sugars, oximes, phenols,
At least selected from the group consisting of fluorinated alcohols
It contains one compound and the pH value of the solution is 10.0 to 12.
7 with the developer in the range of 7
Deterioration of the developer caused by the processing of the lithographic printing plate,
By measuring the conductivity or impedance of the developer
And replenish the replenisher based on the detection result.
Thereby keep the activity of the developer almost constant.
Achieved by the processing method of photosensitive lithographic printing plate
You. Hereinafter, the photosensitive lithographic printing plate of the present invention (hereinafter referred to as PS plate).
The details of the PS plate used for the processing method
You. [0009] [Photosensitive composition] Photosensitivity in PS plate used in the present invention
O-quinonediazide compound and polymer
Consists of a binder. [Binder] Characterizing the PS plate used in the present invention
Molecular binder has three or more aromatic groups in one molecule
Is 90% by weight or more and the weight average molecular weight is
10,000 or more novolak-type phenol-forma
It is a aldehyde resin. Hereinafter, in the present specification, the above one minute
A component having three or more aromatic groups in the
Called minutes. Here, the weight average molecular weight is gel permeation.
Polystyrene exchange for chromatography (GPC)
It is defined with an arithmetic value. Such phenol formua
Phenol and formaldehyde or aldehyde resin
Use aldehydes such as paraformaldehyde with an acidic catalyst.
It is synthesized by condensation using Especially for the present invention
Phenol with weight average molecular weight of 10,000 or more
1 mole of phenol to obtain a formaldehyde resin
0.7 to 0.9 mole of aldehyde is used
preferable. Aldehydes less than 0.7 mol are sufficient molecules
When the amount is not obtained and the amount exceeds 0.9 mol, a gel is formed.
It is not preferable because it is easy to perform. Acid catalyst used for condensation reaction
Use hydrochloric acid, sulfuric acid, formic acid, acetic acid and oxalic acid
Oxalic acid is preferred. [0010] The phenol formal thus obtained
If the aldehyde resin contains 10% by weight or more of a component having a binuclear content or less,
Low molecular weight components, e.g., fractional precipitation,
2 or less nuclei
Must be 10% by weight or less. 2 or less nucleolus
Phenol formaldehyde containing at least 10% by weight of
Hyd resin has high solubility and does not provide sufficient chemical resistance.
No. Also, phenol having a weight average molecular weight of less than 10,000
Sufficient image strength can be obtained even with Le formaldehyde resin
Therefore, the object of the present invention cannot be achieved. In particular, the photosensitive layer
Acid anhydride, etc. to increase the sensitivity of
When added, hydrophilic silica is used as a surface treatment for the support described below.
When a salt treatment has been performed, various additional treatments may be performed on the support.
Even when a coating layer is provided, 10% by weight
Or containing less than 10,000
Phenol-formaldehyde resin
Image intensity is not obtained. In addition, conventional positive-type photosensitive lithographic plates
Cresol phor used for binders in printing plates
Develop with a developer of pH 12.5 or less for mualdehyde resin
Cannot achieve the object of the present invention. In the total amount of photosensitive composition
The phenol / phore having a molecular weight of 10,000 or more
An appropriate amount of the aldehyde resin is 30 to 90% by weight.
More preferably, it is 40 to 70% by weight. The PS plate photosensitive composition used in the present invention is
In some cases, other alkali-soluble resins other than novolak
Can be used together. With such an alkali-soluble resin
Is soluble in alkaline water of pH 12.5 [here, p
H12.5 resin soluble in alkaline water is sodium hydroxide
0.11 mol of potassium and 0.4 mol of potassium chloride dissolved in water
Aqueous solution (pH 12.5 alkaline water)
Solution) 1 liter was prepared, and 30.0 g of resin was added thereto.
And a resin that dissolves in 30 minutes.]
And the weight average molecular weight is 10,000 to 100,000.
Containing the alkali-soluble groups of (1) to (4) shown below.
At least one selected from monomers as a polymerization component
Are preferred. (1) N- (4-hydroxyphenyl) a
Acrylamide or N- (4-hydroxyphenyl) meth
Tacrylamide, o-, m- or p-hydroxysty
Len, o- or m-bromo-p-hydroxystyrene
O- or m-chloro-p-hydroxystyrene,
o-, m- or p-hydroxyphenyl acrylate
Or an acrylic resin having an aromatic hydroxyl group such as methacrylate.
Luamides, methacrylamides, acrylates
, Methacrylates and hydroxystyrene
, (2) acrylic acid, methacrylic acid, maleic acid, none
Water maleic acid and its half ester, itaconic acid,
Unsaturation such as itaconic anhydride and its half ester
carboxylic acid, (3) N- (o-aminosulfonylphenyi)
L) acrylamide, N- (m-aminosulfonylfe)
Nyl) acrylamide, N- (p-aminosulfonyl)
Enyl) acrylamide, N- [1- (3-aminosulfur)
Honyl) naphthyl] acrylamide, N- (2-amino
Acrylamide such as sulfonylethyl) acrylamide
Compounds, N- (o-aminosulfonylphenyl) methacryl
Luamide, N- (m-aminosulfonylphenyl) meth
Crylamido, N- (p-aminosulfonylphenyl)
Methacrylamide, N- [1- (3-aminosulfoni
Ru) naphthyl] methacrylamide, N- (2-aminos
Methacrylures such as ruphonylethyl) methacrylamide
Amides and o-aminosulfonylphenyl acryle
, M-aminosulfonylphenyl acrylate, p
-Aminosulfonylphenyl acrylate, 1- (3-
Aminosulfonylphenylnaphthyl) acrylate
Unsaturated sulphonamides such as acrylates of
o-Aminosulfonylphenyl methacrylate, m-a
Minosulfonylphenyl methacrylate, p-aminos
Rufonylphenyl methacrylate, 1- (3-aminos
Meta such as rufonylphenylnaphthyl) methacrylate
Unsaturated sulfonamides such as acrylates, (4) Substitution as in tosylacrylimide
Phenylsulfonylacrylimide which may have a group,
And substituents such as tosyl methacrylimide
Phenylsulfonyl methacrylimide. In addition,
In addition to these alkali-soluble group-containing monomers,
(5) A film-forming resin obtained by copolymerizing the monomers of (14) to (14).
Fat is preferably used. (5) A having an aliphatic hydroxyl group
Crylate and methacrylate esters, eg
For example, 2-hydroxyethyl acrylate or 2-
Droxyethyl methacrylate, (6) methyl acrylate
, Ethyl acrylate, propyl acrylate, acrylic
Butyl acrylate, amyl acrylate, hexyl acrylate,
Cyclohexyl acrylate, octyl acrylate, acrylic
Phenyl luate, benzyl acrylate, acrylic acid-2-
Chloroethyl, 4-hydroxybutyl acrylate, gly
Sidyl acrylate, N-dimethylaminoethylacryl
(Substituted) acrylates such as acrylates, (7) meta
Methyl acrylate, ethyl methacrylate, methacrylate
Ropyl, butyl methacrylate, amyl methacrylate,
Hexyl methacrylate, cyclohexyl methacrylate,
Octyl acrylate, phenyl methacrylate, methacrylate
Benzyl acrylate, 2-chloroethyl methacrylate, meta
4-hydroxybutyl acrylate, glycidyl methacrylate
And N-dimethylaminoethyl methacrylate
(Substituted) methacrylates, (8) Acrylamide, methacrylamid
, N-methylolacrylamide, N-methylolmethyl
Tacrylamide, N-ethylacrylamide, N-ethyl
Rumethacrylamide, N-hexylacrylamide, N
-Hexylmethacrylamide, N-cyclohexylac
Rilamide, N-cyclohexyl methacrylamide, N
-Hydroxyethyl acrylamide, N-hydroxy
Tylacrylamide, N-phenylacrylamide, N
-Phenylmethacrylamide, N-benzylacrylia
Amide, N-benzyl methacrylamide, N-nitrophen
Nylacrylamide, N-nitrophenyl methacrylate
Amide, N-ethyl-N-phenylacrylamide and
An accelerator such as N-ethyl-N-phenylmethacrylamide
Rilamide or methacrylamide, (9) ethyl bi
Nyl ether, 2-chloroethyl vinyl ether, hydr
Roxyethyl vinyl ether, propyl vinyl ether
Butyl vinyl ether, octyl vinyl ether,
Vinyl ethers such as phenyl vinyl ether, (10) Vinyl acetate, vinyl chloro
Acetate, vinyl butyrate, vinyl benzoate, etc.
Vinyl esters, (11) styrene, α-methylstyrene
Styrene, methylstyrene, chloromethylstyrene, etc.
Tylenes, (12) methyl vinyl ketone, ethyl vinyl
Ketone, propyl vinyl ketone, phenyl vinyl ketone
Vinyl ketones such as (13) ethylene, propylene
Olefin such as butane, isobutylene, butadiene, isoprene
Fins, (14) N-vinylpyrrolidone, N-vinyl
Carbazole, 4-vinylpyridine, acrylonitrile
And methacrylonitrile. Such alkali soluble
One or more types of conductive film-forming resins
Can be used in combination, from 1 to 50 of the total photosensitive composition.
It is used in a weight% addition amount. In addition, other than the above copolymers
In addition, polyvinyl butyral resin, polyurethane resin,
A amide resin and an epoxy resin are also used. [O-Quinonediazide compound]
In the PS plate to be used, the other main component of the photosensitive composition
O-naphthoquinonediazide compound having a molecular weight of
2,000 or more polyhydroxy compound o-quinone
Consists of diazidesulfonic acid esters. The polyhydroxy
Compounds include pyrogallol-acetone resin, pheno
-Formaldehyde resin, cresol formaldehyde
Hydresin, hydroxystyrene resin and halogenated arsenic
Doxystyrene resin and the like. In the present invention
If the molecular weight is 2,000 or less, sufficient image intensity
Can not be obtained. From these polyhydroxy compounds, o-
When synthesizing naphthoquinonediazide compounds,
1,2-diazo to hydroxyl group of roxy compound
0.2 to 1.2 equivalent reaction of naphthoquinone sulfonic acid chloride
It is preferable to react 0.3 to 1.0 equivalent.
Is more preferred. 1,2-diazonaphthoquinone sulfone
Examples of the acid chloride include 1,2-diazonaphthoquinone-5.
-Sulfonic acid chloride or 1,2-diazonaphthoxy
Non-4-sulfonic acid chloride can be used.
Further, the obtained o-naphthoquinonediazide compound is
Position of 1,2-diazonaphthoquinonesulfonic acid ester group
A mixture of components with different placement and introduction amounts is obtained.
All of the droxyl groups are 1,2-diazonaphthoquinone sulf
Phosphonated compounds account for this mixture.
Ratio (content of completely esterified compound) is 5
Mol% or more, and more preferably 20 mol% or more.
~ 99 mol%. This accounts for the total amount of the photosensitive composition
The amount of the o-quinonediazide compound is 10 to 50% by weight.
Is suitable, more preferably 15 to 40% by weight.
You. In the photosensitive composition of the PS plate used in the present invention,
In addition to the above-mentioned o-quinonediazide compound,
A polyhydroxy compound having a molecular weight of less than 2,000 and 1,2
-Obtained by reaction with diazonaphthoquinone sulfonic acid
Compounds can be used in combination as long as the effects of the present invention are not impaired.
You. Specific examples of such an o-quinonediazide compound include:
JP-A-51-139402 and JP-A-58-150948.
No. 58-203434, No. 59-165053
No., No. 60-112445, No. 60-134235
No., No. 60-163443, No. 61-118744
No. 62-10645, No. 62-10646, No.
No. 62-153950, No. 62-178562, No. 6
4-76047, U.S. Pat. No. 3,102,809,
No. 3,126,281, No. 3,130,047
No. 3,148,983, No. 3,184,31
No. 0, No. 3,188,210, No. 4,639, 4
What is described in each gazette or specification such as No. 06
Can be mentioned. In this case, o-quinone di
The ratio of the azide compound is based on the total o-quinonediazide compound.
It is preferably at most 50% by weight, more preferably
It is preferably at most 30% by weight. [Oil Sensitizer] Further, US Pat.
As described in US Pat. No. 3,279, t-butyl
Lephenol formaldehyde resin, octyl phenol
Alkyl having 3 to 8 carbon atoms, such as formaldehyde resin
And formaldehyde having a phenyl group as a substituent
The use of a condensate with a compound improves the oil sensitivity of the image.
It is preferable in terms of performance. [Development accelerator] The PS accelerator used in the present invention
In the photosensitive composition, the sensitivity is improved and the developability is improved.
Acid anhydrides, phenols and organic acids
It is preferred to add. In particular, use cyclic acid anhydrides.
Preferably. U.S. Pat.
No. 115,128, anhydrous phthalate
Acid, tetrahydrophthalic anhydride, hexahydrophthalic anhydride
Luic acid, 3,6-endooxy- △Four-Tetrahydroanhydride
Phthalic acid, tetrachlorophthalic anhydride, maleic anhydride
Acid, chloromaleic anhydride, α-phenylmaleic anhydride
Acid, succinic anhydride, pyromellitic anhydride etc. can be used
You. Examples of phenols include bisphenol A, p-d
Trophenol, p-ethoxyphenol, 2,4
4'-trihydroxybenzophenone, 2,3,4-to
Lihydroxybenzophenone, 4-hydroxybenzoph
Enone, 4,4 ', 4 "-trihydroxy-triphenyl
Methane, 4,4 ', 3 ", 4" -tetrahydroxy-
3,5,3 ', 5'-tetramethyltriphenylmethane
And the like. Further, as organic acids, JP-A-60-8
8942 and JP-A-2-96755.
Sulfonic acids, sulfinic acids, alkyl sulfur
Acids, phosphonic acids, phosphate esters and carboxyls
Acids and the like, specifically, p-toluene sulfone
Acid, dodecylbenzene sulfonic acid, p-toluene sulf
Acid, ethyl sulfate, phenylphosphonic acid, phenylpho
Sphinic acid, phenyl phosphate, diphenyl phosphate, benzoate
Perfume acid, isophthalic acid, adipic acid, p-toluic acid,
3,4-dimethoxybenzoic acid, phthalic acid, terephthalic acid
Acid, 1,4-cyclohexene-2,2-dicarboxylic acid,
Erucic acid, lauric acid, n-undecanoic acid, ascorbic
Acid and the like. The above cyclic acid anhydrides, pheno
Of Photochemicals and Organic Acids in Photosensitive Composition
Is preferably 0.05 to 15% by weight, more preferably 0.05 to 15% by weight.
1 to 5% by weight. [Development Stabilizer] The P used in the present invention
In the photosensitive composition of the S plate, the processing stability with respect to the developing conditions is included.
To expand the qualitative (so-called development latitude)
62-251740 and JP-A-4-68355.
Non-ionic surfactant as described in Japanese Patent Application Publication
JP-A-59-121044, JP-A-4-13149
Add an amphoteric surfactant as described in the gazette
be able to. Specific examples of the nonionic surfactant include:
Sorbitan tristearate, sorbitan monopalmites
Salt, sorbitan triolate, monoglyceryl stearate
Cerides, polyoxyethylene sorbitan monooleate,
And polyoxyethylene nonyl phenyl ether.
Can be Specific examples of amphoteric surfactants include alkyl
(Aminoethyl) glycine, alkyl polyaminoethyl
Glycine hydrochloride, 2-alkyl-N-carboxyethyl
-N-hydroxyethylimidazolinium betaine or N
-Tetradecyl-N, N-betaine type (for example, trade name
Amogen K, manufactured by Daiichi Kogyo Co., Ltd.) and alkylimi
Dazoline type (for example, trade name Levon 15, Sanyo Chemical
(Manufactured by Co., Ltd.). The above nonionic surfactant
Of Photosensitive Compositions of Ammonium and Amphoteric Surfactants
Is preferably 0.05 to 15% by weight, more preferably 0.05 to 15% by weight.
1 to 5% by weight. [Print-out agent and dye] P used in the present invention
In the S-plate photosensitive composition, a visible image is obtained immediately after exposure.
Printing agents and dyes and pigments as image colorants
Can be added. As a printing-out agent,
Can form a salt with a compound that releases an acid (photoacid releasing agent)
Combinations of organic dyes can be mentioned as representatives. Ingredient
Physically, JP-A-50-36209 and 53-812
No. 8, the o-naphthoquinone diazine described in each publication
Combination of do-4-sulfonic acid halogenide and salt-forming organic dye
And JP-A-53-36223 and JP-A-54-7472.
No. 8, No. 60-3626, No. 61-143748,
Nos. 61-151644 and 63-58440
Trihalomethyl compounds described in each publication and salt formation
And organic dyes. Such birds
Halomethyl compounds include oxazole-based compounds and
There are riadin-based compounds, both of which have excellent stability over time.
To give clear print-out images. As the colorant for the image, the above-mentioned salt-forming agent is used.
Other dyes besides mechanical dyes can also be used. Salt-forming
Suitable dyes, including organic dyes, are oil-soluble dyes and bases.
Dyes. Specifically, oily
Row # 101, Oil Yellow # 103, Oil Pink
# 312, Oil Green BG, Oil Blue BOS,
Oil blue # 603, oil black BY, oil black
Rack BS, Oil Black T-505 (or more, Orie
Chemical Pure Chemical Co., Ltd.), Victoria Pure Blue,
Listal Violet (CI42555), methylbi
Olet (CI42535), ethyl violet, b
-Damine B (CI145170B), Malachite Glee
(CI42000), methylene blue (CI5201)
5) and the like. Also, Japanese Unexamined Patent Publication No.
The dyes described in JP-A-93247 are particularly preferred.
No. [0025] [Coating solvent] Photosensitive group in PS plate used in the present invention
The product is dissolved in a solvent that dissolves the above components, and
It is applied on an aluminum plate. Solvent used here
As described in JP-A-61-95463,
Organic solvents such as
You. The photosensitive composition generally has a solid content of 2 to 50% by weight.
It is dissolved and dispersed at different temperatures, coated and dried on a support. [Coating amount] The layer of the photosensitive composition to be coated on the support (sensitivity)
The coating amount of the optical layer varies depending on the application, but in general,
0.3 to 4.0 g / m in weight after dryingTwoIs preferred. Application
The smaller the amount, the smaller the exposure to obtain an image
However, the film strength is reduced. As the amount of application increases
As a result, the amount of exposure is required, but the photosensitive film becomes stronger.
For example, when used as a printing plate, the number of printable sheets is high (high
A (durable) printing plate is obtained. [0026] [Improvement of coating surface quality] In the photosensitive composition, the coating surface quality is improved.
Surfactants, for example, JP-A-62-170
No. 950, fluorinated surfactant
Agents can be added. The preferred addition amount is
0.001 to 1.0% by weight of the hydrophilic composition, more preferably
Is 0.005 to 0.5% by weight. [Matte layer] The surface of the photosensitive layer provided as described above
In the case of vacuum evacuation during contact exposure using a vacuum
A mat layer is provided to shorten the interval and prevent baking.
Preferably. Specifically, JP-A-50-1258
No. 05, Japanese Patent Publication No. 57-6582, No. 61-28986
To provide a mat layer as described in each gazette
The method is described in Japanese Patent Publication No. 62-62337.
And a method of thermally fusing such a solid powder. [0027] [Support] The support in the PS plate used in the present invention includes:
It is a dimensionally stable plate. As such a support,
Paper, plastics (eg polyethylene, polypropylene
Paper laminated with pyrene, polystyrene, etc.)
For example, aluminum (including aluminum alloy),
Metal plates such as lead, iron, and copper are used.
The effect of the present invention is remarkable in metal plates such as minium plates.
Be demonstrated. The preferred aluminum plate is pure aluminum
Plate and aluminum as main components and trace amounts of foreign elements
Alloy plate, and aluminum may be laminated or
May be a deposited plastic film. Armini
The different elements contained in the alloys are silicon, iron, and manga.
, Copper, magnesium, chromium, zinc, bismuth, nickel
Kel, titanium and the like. High content of foreign elements in alloy
At most 10% by weight. Aluminum suitable for the present invention
Is pure aluminum, but completely pure aluminum
Is difficult to manufacture due to refining technology,
May be contained. Thus applied to the present invention
The composition of aluminum plates is not specified.
In addition, use materials of publicly known and publicly known materials as appropriate.
Can be done. The thickness of the aluminum plate used in the present invention
Is about 0.1 mm to 0.6 mm. Before roughening the aluminum plate,
If desired, e.g. surfactants to remove rolling oil on the surface
Degreasing with a surfactant, organic solvent or alkaline aqueous solution
Processing is performed. First, the surface of the aluminum plate is roughened
Processed, but the method is mechanically roughening
Method and surface roughening method for electrochemically dissolving and roughening a surface
There is a method of chemically dissolving the surface. Mechanical methods and
Then, ball polishing method, brush polishing method, blast polishing
A known method called a buffing method or buffing method should be used.
Can be. Hydrochloric acid is used as an electrochemical roughening method.
Alternatively, there is a method that uses AC or DC in nitric acid electrolyte.
is there. Further, Japanese Patent Application Laid-Open No. 54-63902 discloses
It is also possible to use a method that combines the two as
I can do it. The aluminum plate thus roughened
Is alkali etching and neutralization if necessary
After the surface treatment, if necessary, increase the water retention and abrasion resistance of the surface
Anodizing is performed for this purpose. Aluminum plate anode
A porous oxide film is used as the electrolyte used for the oxidation treatment.
Anything that forms can be used
Generally sulfuric acid, phosphoric acid, oxalic acid, chromic acid or
These mixed acids are used. The concentration of those electrolytes
It is determined as appropriate depending on the type of quality. Anodizing treatment conditions
Varies depending on the electrolyte used, so it cannot be specified
However, generally, the concentration of the electrolyte is 1 to 80% by weight solution,
Liquid temperature is 5 to 70 ° C, current density is 5 to 60 A / dmTwo,Voltage
1 to 100 V, electrolysis time 10 seconds to 5 minutes
That's right. The amount of anodized film is 1.0 g / mTwoAbove is preferred
But more preferably from 2.0 to 6.0 g / mTwoIn the range
is there. Anodized film is 1.0g / mTwoLess press life
Is insufficient or the non-image area of the lithographic printing plate is scratched.
It is easy for ink to adhere to scratches during printing.
Loose "scratch dirt" is likely to occur. After being subjected to anodizing treatment, aluminum
The surface is subjected to a hydrophilic treatment if necessary. Suitable for the present invention
US Pat. No. 2,71
4,066, 3,181,461, 3,28
0,734 and 3,902,734
Alkali metal silicates such as sodium silicate
Aqueous solution) method. In this method, the support is
Immersion in sodium silicate aqueous solution
It is solved. In addition, Japanese Patent Publication No. 36-22063
Disclosed potassium fluoride zirconate and US patents
Nos. 3,276,868, 4,153,461 and
And poly as disclosed in U.S. Pat. No. 4,689,272.
For example, a method of treating with vinylphosphonic acid is used. [0031] [Organic undercoat layer] In the PS plate used in the present invention,
It is not possible to provide an organic subbing layer before applying the photosensitive layer to the body.
This is preferable for reducing the remaining photosensitive layer in the image area. Such organic
Organic compounds used in the undercoat layer include, for example,
Xymethylcellulose, dextrin, gum arabic,
E having an amino group such as 2-aminoethylphosphonic acid;
Sulfonic acids, optionally substituted phenylphosphone
Glyceroacid, naphthylphosphonic acid, alkylphosphonic acid
Phosphonic acid, methylene diphosphonic acid and ethylene dipho
Organic phosphonic acids such as sulfonic acid, which may have a substituent
Phenyl phosphate, naphthyl phosphate, alkyl phosphate and
And organic phosphoric acids such as glycerophosphoric acid
Good phenylphosphinic acid, naphthylphosphinic acid,
Such as rukyphosphinic acid and glycerophosphinic acid
Amino acids such as organic phosphinic acid, glycine and β-alanine
Acids and triethanolamine hydrochloride
Selected from hydrochlorides of amines having a droxyl group
However, two or more kinds may be used in combination. This organic undercoat layer is provided by the following method.
I can do it. That is, water or methanol, ethanol
Or organic solvents such as methyl ethyl ketone or
A solution of the above organic compound dissolved in a mixed solvent of
Coating and drying on a minium plate, water or
Yes, such as methanol, ethanol, methyl ethyl ketone
The above organic compounds in organic solvents or their mixed solvents
An aluminum plate is immersed in the dissolved solution to
Absorb the compound, then wash with water and dry.
This is a method of drying to provide an organic undercoat layer. In the former way
Has a concentration of 0.005 to 10% by weight of the above organic compound.
The solution can be applied in various ways. For example, a bar coater
Coating, spin coating, spray coating, curtain coating, etc.
These methods may be used. In the latter method, the solution
Is 0.01 to 20% by weight, preferably 0.05 to 5 weight%.
%, And the immersion temperature is 20 to 90 ° C., preferably 25 to 90 ° C.
5050 ° C., and the immersion time is 0.1 second to 20 minutes, preferably
Is 2 seconds to 1 minute. The solution used for this was ammonia
A, basic substances such as triethylamine and potassium hydroxide
PH adjusted by quality and acidic substances such as hydrochloric acid and phosphoric acid
However, it can be used in a pH range of 1 to 12. Ma
Yellow dye to improve the tone reproducibility of photosensitive lithographic printing plates.
Additives can also be added. Coating of organic undercoat after drying
The amount is 2-200 mg / mTwoIs suitable, preferably
5-100mg / mTwoIt is. The above coating amount is 2 mg /
mTwoIf the amount is smaller, sufficient printing durability cannot be obtained. Also,
200mg / mTwoThe same is true for larger values. [0033] [Back coat] The back of the support
A coat is provided. As such a back coat,
An organic polymer compound described in JP-A-5-45885 and
And organic or inorganic gold described in JP-A-6-35174
Acid obtained by hydrolysis and polycondensation of genus compounds
A coating layer made of a compound is preferably used. These
Of the covering layers, Si (OCHThree)Four, Si (OCTwoHFive)Four,
Si (OC Three H7)Four, Si (OCFourH9)Four, Such as silicon
Alkoxy compounds are inexpensive and readily available, and
Metal oxide coating layer is excellent in developer resistance
Good. [0034] [Development processing] The PS plate thus obtained passes through the transparent original image
Carbon arc lamp, mercury lamp, metal halide lamp,
Xenon lamp, tungsten lamp, etc. as the light source
After being exposed to actinic rays, it is developed. The developer used in the present invention may be a saccharide,
Shims, phenols and fluorinated alcohols
At least one compound selected from the group consisting of
It contains one base and has a pH of 10.0 to 12.7.
It is characterized by that. The photosensitive lithographic printing plate of the present invention
The developer used in the processing method will be described in detail. [Sugars, oximes, phenols, fluorinated alcohol
Saccharides and oxic acid contained in the developer used in the present invention.
Shims, phenols and fluorinated alcohols are
5 × 10-14~ 1 × 10-11With an acid dissociation constant of
Things are preferred. The acid dissociation constant here is the first
Any of the second, third, etc. is 5 × 1
0-14~ 1 × 10-11Means the compound is
You. That is, in the case of the compound polybasic acid, at least one
Is preferably within the above range. Acid dissociation determination
If the number is within this range, the pH stable holding power becomes stronger.
You. The amount of these compounds added in the developer is generally
0.01 mol / l or more is suitable, and preferably 0.03 mol / l.
33 mol / liter. If the added amount is less than 0.01 mol / liter,
Insufficient development stabilizing effect and more than 3 mol / l
In this case, the solubility of the photosensitive layer may be deteriorated.
I don't. [Saccharides] Examples of the saccharide include the following general formula (I) or (I)
And I). [0036] Embedded image In the above formula, X1, XTwo, XThreeAre each independently
Hydrogen atom, hydroxyl group, amino group, halogen atom, acyloxy
Si, alkoxy, acylamino or phosphoryl
Represents an oxy group. R1, RTwoIs independently a hydrogen atom,
Alkyl group (eg, methyl group), substituted alkyl group (eg,
For example, a hydroxymethyl group, a 1,2-dihydroxyethyl group,
Sethoxymethyl group, benzoyloxymethyl group, methoxy
(Simethyl, benzyloxymethyl, etc.)
Represents a xyl group. Y is a hydrogen atom, an acyl group, an alkoxy
Represents carbonyl, carbamoyl or alkyl groups
You. Further X1, XTwo, XThree, R1, RTwoAnd in Y
When the substituent represented is a hydroxyl group or a hydroxyl group-containing group
The formation of an ether bond between any two hydroxyl groups.
Or even acetone or benzaldehyde
By adding a bonyl compound and acetalizing, a 5-member or
A six-membered ring may be formed. In the general formula (I) or (II), Y
X of (I) or (II)1, XTwo, XThree, R1, RTwo
And the hydroxyl group represented by Y and (n-1)
By forming the oxide bond, the n completed
Forming small sugars consisting of units (I) or (II)
You may. Here, n represents an integer from 2 to 6.
X1, XTwo, XThreeIs preferably a hydrogen atom or water
It is an acid group, more preferably a hydroxyl group. R1, RTwoWhen
Are preferably a hydrogen atom, a hydroxymethyl group,
1,2-dihydroxyethyl group or carboxyl group
And more preferably a hydrogen atom or a hydroxymethyl group.
Or a 1,2-dihydroxyethyl group. Good as Y
Preferred is a hydrogen atom. Formula (I) or (I
Specific examples of the saccharide represented by I) include the following compounds
Can be [0039] I-1 D-Erythrose* I-2 D-Threose* I-3 D-Arabinose I-4 D-Ribose I-5 D-Xylose I-6 D-Erythro-Pentulose
entulose)* I-7 D-Allose I-8 D-Galactose I-9 D-Glucose I-10 D-Mannose I-11 D-Talose I-12 β-D-Fructose I-13 α-L-Sorbose I-14 6-deoxy-D-glucose
lucose) I-15 D-glycero-D-galactose
-D-galacto-Heptose) I-16 α-D-Alluro-Heptulose (α-D-all
o-Heptulose) I-17 β-D-Altro-3-hepturose (β
-D-altro-3-Heptulose) I-18 Sucrose I-19 Lactose I-20 D-maltose I-21 Isomaltose I-22 Inulobiose* I-23 Hyalbiouronic acid I-24 Maltotriose [0040] Embedded image Compounds marked with * belong to the general formula (II)
Things. Most of these compounds are commercially available
It is readily available. Those not on the market are (1)
"Large Organic Chemistry Vol. 3, Aliphatic Compounds II" by Kouji Takeshi
Osamu, Asakura Shoten, published in 1957, or (2) `` The Carbonhy
drates, Chemistry and Bicchemistry '' 2nd EdIA (197
2), and IIA (1970), W. Pibman and D. Horton
Osamu Osamu, you can easily synthesize by referring to Academic Press. As the saccharide, a non-reducing sugar is preferably used.
it can. Such non-reducing sugars include free aldehyde groups and
A saccharide that does not have a reducing group
Trehalose-type oligosaccharides linked to each other,
Hydrogenation and reduction of glycosides and sugars to which non-saccharides are bound
Sugar alcohols, all of which are used in the present invention.
It is suitably used for a developer. Trehalose-type oligosaccharides
Has saccharose and trehalose, and as a glycoside
Means alkyl glycoside, phenol glycoside, mustard oil glycoside
Body and the like. D and L are sugar alcohols.
-Arabit, Rebit, Xylit, D, L-Sorbi
D, L-mannit, D, L-idit, D, L
-Talit, Zuricit and Allozurshit
I can do it. Multi-toe obtained by hydrogenation of disaccharides
Reduced product obtained by hydrogenation of
Is preferably used. More preferred among these
Non-reducing sugars are sugar alcohols and saccharose, especially D
-PH suitable for sorbitol, saccharose and reduced starch syrup
It is preferable that the area has a buffering effect and that the price is low.
New Reducing sugar turns brown over time when combined with a base
There is a problem that the color changes to and the pH gradually decreases,
Non-reducing sugars are stable over time. These non-reducing sugars
Can be used alone or in combination of two or more.
The proportion of these in the developer is preferably 0.1 to 30% by weight.
And more preferably 1 to 20% by weight. This range
Below, sufficient buffering action cannot be obtained, and above this range
Concentration, it is difficult to achieve high concentration, and the problem of cost increase
Come out. [Oximes] Examples of oximes
Examples include oximes represented by the following general formula (III).
You. [0044] Embedded image In the above formula, RThree, RFourAre each independently a hydrogen source
, An alkyl group (which may have a substituent), an aryl group
(Optionally having a substituent), an acyl group or a heterocyclic ring
You. RThree, RFourAre bonded to each other to form a 5- or 6-membered ring
To form a cycloalkyl ring). Alkyl group and
Straight-chain, branched and cyclic compounds having 1 to 18 carbon atoms
Including a low alkyl group. As the substituent, for example, hydroxy
Group, carboxyl group, alkoxy group, halogen atom,
Ruho group, sulfamoyl group, carbamoyl group, sulfoni
Ruamino, acylamino, cyano, or acylo
And a xy group. Examples of the aryl group include, for example,
Phenyl, naphthyl, and the like.
Are, for example, the same as the above-mentioned substituents of the alkyl group.
Is included. Acyl groups include formyl group and acetyl group.
Tyl group, propionyl group, butyryl group, oxalyl group,
Malonyl group, benzoyl group, toluoyl group, salicyloi
And a furyl group. As a heterocycle
For example, thiazole, oxazole, imidazole,
Triazole, tetrazole, thiadiazole, oxa
Diazole, tetrahydrofuran, morpholine, pyridi
, Piperidine, benzothiazole, benzoxazo
Or benzimidazole. General
Specific examples of the compound represented by the formula (III) are as follows
There is. [0046] Embedded image [0047] Embedded imageThese compounds are commercially available or
"Organic Functional Group Preparations Volume 3" 36
Page 5 S.R.Sandler and W. Karo, Academic Pre
ss (1972).
It is easily available. [Phenols] As phenols,
For example, phenols of the following general formula (IV) can be mentioned. [0050] Embedded image In the above formula, RFive, R6, R7, R8Is German
First, hydrogen atom, amino group, carboxylic acid group, sulfonic acid
Group, an alkyl group having 1 to 4 carbon atoms (even if it has a substituent
Good), an alkoxy group (which may have a substituent)
Represent. As the substituent, R of the general formula (III)ThreeAnd RFourof
The same substituents as the alkyl or aryl group include
I can do it. Specific examples of the compound represented by the general formula (IV)
The following are available. [0052] Embedded imageMany of these compounds are commercially available,
Other compounds are known and can be easily synthesized.
it can. [Fluorinated alcohols] Fluorinated alcohols
For example, fluorinated alcohols of the following general formula (V)
For example. [0055] Embedded image In the above formula, R is a hydrogen atom, substituted or unsubstituted
An alkyl group, a substituted or unsubstituted cycloalkyl group,
Represents a substituted or unsubstituted aryl group, wherein n is 1 or 2
J represents a hydrogen atom, a fluorine atom when n is 1,
A substituted or unsubstituted alkyl group,
Chloroalkyl group, substituted or unsubstituted aryl group, substituted
Or represents an unsubstituted aralkyl group, a carboxy group,
When n is 2, a substituted or unsubstituted alkylene group,
Substituted or unsubstituted cycloalkylene group, substituted or unsubstituted
Substituted arylene group, substituted or unsubstituted aralkylene
Represents a group. These substituents include those represented by the general formula (III)
May be mentioned. General formula (V)
In a preferable compound represented by the formula, R is
Represents a hydrogen atom or a fluorine-substituted alkyl group;
J represents a hydrogen atom or fluorine when n is 1.
Represents an atom-substituted alkyl group, and when n is 2, fluorine
Represents a substituted alkylene group. These preferred compounds
Where the number of carbon atoms is hydroxyl, carboxylic, sulfonic
The treatment liquid is less than 6 per hydrophilic group such as
It is preferable in that it has a sufficient solubility for General formula
Specific examples of the compound represented by (V) are shown below. [0057] Embedded imageMany of these compounds are commercially available,
Other compounds are known and can be easily synthesized. Above
Of the above compounds, saccharides and phenols are preferably used.
Wear. Particularly preferred are D-saccharose and D-sorbitol.
And compounds represented by IV-1, IV-2 and V-8.
In the developer used in the present invention, the saccharide and ox
Among shims, phenols and fluorinated alcohols
These can be used alone or in combination of two or more. The above sugars, oximes, phenols,
Combine with fluorinated alcohols to adjust pH to 10.0-1
Alkali agent conventionally known as a base for 2.7
Can be used. For example, sodium hydroxide, potassium hydroxide
Lithium, ammonium, trisodium phosphate,
Same potassium, same ammonium, disodium phosphate, same
Lium, ammonium, sodium carbonate, potassium
Ammonium, sodium bicarbonate, potassium
Ammonium, sodium borate, potassium,
An inorganic alkali agent such as ammonium is exemplified. Ma
Monomethylamine, dimethylamine, trimethyla
Min, monoethylamine, diethylamine, triethyl
Amine, monoisopropylamine, diisopropylamido
, Triisopropylamine, n-butylamine, mono
Ethanolamine, diethanolamine, triethanol
Luamine, monoisopropanolamine, diisopropa
Nolamine, ethyleneimine, ethylenediamine,
Lysine, tetramethylammonium hydroxide, tet
Laethylammonium hydroxide, tetrapropyla
Ammonium hydroxide, tetrabutyl ammonium arsenide
Droxide, triethylbutylammonium hydroxy
An organic alkali agent such as metal is also used. These alkali agents may be used alone or in combination of two or more.
Used in combination with the above, partially halogenated
It may be added in the form of such a salt. These alkaline agents
Of these, sodium hydroxide and potassium hydroxide are preferred.
Therefore, by adjusting the amount, pH can be adjusted over a wide pH range.
This is because preparation becomes possible. Also, trisodium phosphate
And potassium, sodium carbonate, potassium, etc.
This is preferable because it has a buffering effect. These arca
The dispersant is adjusted so that the pH of the developer is in the range of 10.0 to 12.7.
At the desired pH, the sugars described above,
Of oximes, phenols and fluorinated alcohols
It is determined by the type and the amount added. More preferred pH range
The box is 11.5 to 12.5. If the pH is below 10.0, the current
Insufficient image easily causes print stains, and pH is 12.7
If it exceeds, over-development occurs and the image area is damaged,
A large number of prints cannot be obtained. The developer used in the present invention further comprises
Sugars, oximes, phenols and fluorinated alcohols
Alkaline buffers consisting of weak acids and strong bases other than
You may use together. With a weak acid used as such a buffer
Therefore, those with a dissociation constant (pKa) of 10.0 to 13.2
preferable. Examples of such weak acids include Pergamon Press
Issued IONISATION CONSTANTS OF ORGANIC ACIDS IN AQU
EOUS SOLUTION
For example, trichloroethanol (pKa12.24), pyri
Gin-2-aldehyde (12.68) and pyridine-4-
Aldehydes such as aldehyde (12.05), 3-Hydro
Roxy-2-naphthoic acid (12.84) and catechol (12
12.6), gallic acid (12.4), 3,4-dihydroxys
Sulfonic acid (12.2), 3,4-dihydroxybenzoic acid (1)
11.94), 1,2,4-trihydroxybenzene (11.94)
2), hydroquinone (11.56), pyrogallol
(11.34) and resorcinol (11.27)
Noron (11.76), 2-pyridone (11.65),
4-quinolone (11.28) and 4-pyridone (11.1.1)
2), 5-aminovaleric acid (10.77), 2-mercap
Toquinoline (same as 0.25), 3-aminopropionic acid
Amino acids such as (10.24) and fluorouracil
(13.0), guanosine (12.6), uridine (same as above)
12.6), adenosine (12.56) and inosine (1)
2.5), guanine (12.3), cytidine (12.
2), cytosine (12.2), hypoxanthine (11.2)
1), nucleic acid-related substances such as xanthine (11.9), etc.
In addition, diethylaminomethylphosphonic acid (12.32),
1-amino-3,3,3-trifluorobenzoic acid (12.2
9), isopropylidene diphosphonic acid (12.10.)
1,1-ethylidene diphosphonic acid (11.54), 1,1-ethyl
1-hydroxy lidendiphosphonic acid (11.52), ben
Zimidazole (12.86), thiobenzamide (12)
12.8), picolinethioamide (12.55), barbi
And weak acids such as turic acid (12.5). As a strong base combined with these weak acids
Are sodium hydroxide, ammonium hydroxide, potassium
And the same lithium is used. These alkaline agents are simply
It is used alone or in combination of two or more. above
Various alkaline agents have a pH of 1 depending on the concentration and combination.
Used to be 0.0-12.7. [0063] [Surfactant] The developer used in the present invention has a developing property.
Of ink, dispersion of development residue, and ink affinity for the printing plate image area
Various surfactants and organics as needed to enhance
Solvents can be added. Preferred surfactants include aniline
On, cationic, nonionic and amphoteric surfactants
Is mentioned. Preferred examples of the surfactant include poly
Oxyethylene alkyl ethers, polyoxyethylene
Alkyl phenyl ethers, polyoxyethylene
Listyryl phenyl ethers, polyoxyethylene poly
Lioxypropylene alkyl ethers, glycerin fat
Fatty acid partial esters, sorbitan fatty acid partial esters
, Pentaerythritol fatty acid partial esters, pro
Pyrene glycol monofatty acid esters, sucrose fatty acids
Partial esters, polyoxyethylene sorbitan fatty acid
Partial esters, polyoxyethylene sorbitol fat
Acid partial esters, polyethylene glycol fatty acid esters
Ters, polyglycerin fatty acid partial esters, polio
Xyethylenated castor oil, polyoxyethylene glycer
Phosphoric acid partial esters, fatty acid diethanolamide
, N, N-bis-2-hydroxyalkylamines,
Polyoxyethylene alkylamine, triethanol alcohol
Min fatty acid ester, trialkylamine oxide, etc.
A nonionic surfactant, Fatty acid salts, abietic acid salts, hydroxy
Sialkanesulfonates, alkanesulfonates,
Dialkyl sulfosuccinates, straight-chain alkyl
Benzene sulfonates, branched-chain alkylbenzene sulfo
Acid salts, alkyl naphthalene sulfonates, alkyl
Rufenoxy polyoxyethylene propyl sulfonate
, Polyoxyethylene alkyl sulfophenylate
Salts, N-methyl-N-oleyltaurine sodium
Salt, disodium N-alkyl sulfosuccinate monoamide
Salt, petroleum sulfonates, sulfated tallow oil, fatty acid alk
Sulfates of alkyl esters, alkyl sulfates
Salts, polyoxyethylene alkyl ether sulfate
Salts, fatty acid monoglyceride sulfate salts, poly
Oxyethylene alkyl phenyl ether sulfate
Salts, polyoxyethylene styryl phenyl ether sulfur
Acid ester salts, alkyl phosphate ester salts, polio
Xylethylene alkyl ether phosphate salts,
Lioxyethylene alkyl phenyl ether phosphate
Ter salts, styrene / maleic anhydride copolymer partial soap
Compounds, partial soap of olefin / maleic anhydride copolymer
And naphthalene sulfonate formalin condensates
Which anionic surfactants, alkylamine salts, tetra
Quaternary ammonium salts such as butyl ammonium bromide
, Polyoxyethylene alkylamine salts, polyethylene
Cationic surfactants such as lenpolyamine derivatives,
Ruboxitanes, aminocarboxylic acids, sulfobeta
Ins, aminosulfates, imidazolines, etc.
Amphoteric surfactants are included. Of the surfactants listed above
Among them, polyoxyethylene refers to polyoxymethyl
, Polyoxypropylene, polyoxybutylene, etc.
Can also be read as polyoxyalkylene,
These surfactants are also included. A further preferred surfactant is a perfume in the molecule.
Fluorosurfactants containing fluoroalkyl groups
You. Such fluorosurfactants include perfluoro
Alkyl carboxylate, perfluoroalkyl sulfone
Salts such as acid salts and perfluoroalkyl phosphates
On-type, amphoteric type such as perfluoroalkyl betaine,
Such as perfluoroalkyltrimethylammonium salts
Cationic and perfluoroalkylamine oxides
Perfluoroalkyl ethylene oxide adduct,
-Fluoroalkyl group and hydrophilic group-containing oligomer,
Oligomers containing perfluoroalkyl groups and lipophilic groups
-, Perfluoroalkyl group, hydrophilic group and lipophilic group
Containing oligomers, perfluoroalkyl groups and lipophilicity
Non-ionic types such as group-containing urethanes are included. above
Surfactants may be used alone or in combination of two or more.
0.001 to 10% by weight in the developer,
More preferably, it is added in the range of 0.01 to 5% by weight. [0066] [Organic solvent] The developer used in the present invention
An organic solvent is added. Such an organic solvent includes water
With a solubility of about 10% by weight or less
And preferably 5% by weight or less. example
For example, 1-phenylethanol, 2-phenylethanol
3-phenyl-1-propanol, 4-phenyl-
1-butanol, 4-phenyl-2-butanol, 2-
Phenyl-1-butanol, 2-phenoxyethanol
, 2-benzyloxyethanol, o-methoxybenz
Zyl alcohol, m-methoxybenzyl alcohol, p
-Methoxybenzyl alcohol, benzyl alcohol,
Cyclohexanol, 2-methylcyclohexanol,
3-methylcyclohexanol and 4-methylcyclo
Hexanol, N-phenylethanolamine and N
-Phenyldiethanolamine, etc.
You. The content of the organic solvent is 0.1% based on the total weight of the used solution.
~ 5% by weight. The amount used depends on the amount of surfactant used.
There is a close relationship, and as the amount of organic solvent increases,
It is preferable to increase the amount of the activating agent. This is a surfactant
If the amount of the agent is small and the amount of the organic solvent is large,
Does not completely dissolve, and therefore good developability is expected
It is not possible. [0067] [Development stabilizer] Various types of developers are used in the present invention.
Development stabilizers may be used. Preferred examples of them
As sugar alcohols described in JP-A-6-282079.
Polyethylene glycol adduct, tetrabutyl alcohol
Tetraalkylammonium such as ammonium hydroxide
Potassium salt, tetrabutylphosphonium bromide, etc.
Suphonium salt and diphenyliodonium chloride
Preferred examples thereof include iodonium salts.
Further, an anion described in JP-A-50-51324
Surfactants or amphoteric surfactants and JP-A-55-9
No. 5946, water-soluble cationic polymer,
Water solubility described in JP-A-56-142528
There is an amphoteric polymer electrolyte. Further, Japanese Patent Application Laid-Open No. 59-842
No. 41, an organic resin to which an alkylene glycol is added.
Iodine compounds described in JP-A-60-111246
Lioxyethylene / polyoxypropylene block polymerization
Type water-soluble surfactant, JP-A-60-129750
Polyoxyethylene and polyoxypropylene
Alkylene diamine compound, JP-A-61-2155
No. 54, a polyethylene having a weight average molecular weight of 300 or more
Len glycol, described in JP-A-63-175858.
Fluorinated surfactant having a thionic group, JP-A 2-3
No. 9157, acid or alcohol of 4 moles or more
Water-soluble ethylene oxide obtained by adding tylene oxide
Sid addition compound, water-soluble polyalkylene compound, etc.
No. [0068] [Reducing agent] The developing solution used in the present invention further contains a reducing agent.
May be added. This is to prevent the printing plate from becoming dirty.
Negative photosensitive, especially containing photosensitive diazonium salt compounds
It is effective when developing a lithographic printing plate. Preferred organic
Reducing agents include thiosalicylic acid, hydroquinone,
Thor, methoxyquinone, resorcinol, 2-methylreso
Phenolic compounds such as rusin, phenylenediamine,
Examples include amine compounds such as phenylhydrazine.
Further preferred inorganic reducing agents include sulfurous acid and sulfurous acid aqueous solution.
Acid, phosphorous acid, hydrogen phosphite, dihydrogen phosphite,
Sodium of inorganic acids such as thiosulfuric acid and dithionous acid
Salts, potassium salts, ammonium salts, etc.
Wear. Among these reducing agents, the stain prevention effect is particularly excellent.
It is sulfite. These reducing agents are used at the time of use.
Preferably, it is contained in the range of 0.05 to 5% by weight with respect to the image liquid.
Have. [0069] [Organic carboxylic acid] The developer used in the present invention further comprises
Organic carboxylic acids can also be added. Preferred organic mosquito
Rubonic acid is an aliphatic carboxylic acid having 6 to 20 carbon atoms and
And aromatic carboxylic acids. Specific of aliphatic carboxylic acid
Examples are caproic acid, enantiic acid, capryl
Acids, lauric, myristic, palmitic and sulfuric acids
And the like. Particularly preferred are those having 8 to 1 carbon atoms.
2 alkanoic acids. Also has a double bond in the carbon chain
Unsaturated fatty acids or branched carbon chains
No. As aromatic carboxylic acids, benzene ring, naphthalene
Ring, anthracene ring, etc. substituted with carboxyl group
Compounds, specifically, o-chlorobenzoic acid, p-chloro
B-benzoic acid, o-hydroxybenzoic acid, p-hydroxy
Benzoic acid, o-aminobenzoic acid, p-aminobenzoic acid,
2,4-dihydroxybenzoic acid, 2,5-dihydroxy
Benzoic acid, 2,6-dihydroxybenzoic acid, 2,3-di
Hydroxybenzoic acid, 3,5-dihydroxybenzoic acid,
Gallic acid, 1-hydroxy-2-naphthoic acid, 3-hydrid
Roxy-2-naphthoic acid, 2-hydroxy-1-naphtho
Acetic acid, 1-naphthoic acid, 2-naphthoic acid and the like.
Droxynaphthoic acid is particularly effective. The above aliphatic and
And aromatic carboxylic acids are sodium to increase water solubility
Used as salts, potassium salts or ammonium salts
preferable. The developer used in the present invention contains an organic carboxylic acid.
There is no special restriction on the amount, but it is effective if it is less than 0.1% by weight.
Is not enough, and more than 10% by weight has more effect
Not only cannot be improved, but also when using other additives
May hinder dissolution. Therefore, the preferred amount is
0.1 to 10% by weight with respect to the developing solution when used.
More preferably, it is 0.5 to 4% by weight. [0070] [Others] The developer used in the present invention further requires
If necessary, contain antifoaming agent and water softener
You can also. Examples of water softeners include polyphosphoric acid and
And its sodium, potassium and ammonium salts
Salt, ethylenediaminetetraacetic acid, diethylenetriami
Pentaacetic acid, triethylenetetramine hexaacetic acid,
Droxyethylethylenediaminetriacetic acid, nitrilot
Acetic acid, 1,2-diaminocyclohexanetetraacetic acid
And 1,3-diamino-2-propanoltetraacetic acid
Which aminopolycarboxylic acids and their sodium
Salts, potassium and ammonium salts, aminotri
Tylene phosphonic acid), ethylene diamine tetra (methyle
Phosphonic acid), diethylene triamine penta (methyle
Phosphonic acid), triethylenetetraminehexa (meth
Lenphosphonic acid), hydroxyethylethylenediamine
Tri (methylene phosphonic acid) and 1-hydroxy eta
1,1-diphosphonic acid and their sodium salts,
Lium and ammonium salts can be mentioned.
Such water softeners are used with their chelating power
The optimum value changes depending on the hardness of hard water and the amount of hard water
However, if the general usage amount is shown, 0.01% is used for the developer at the time of use.
To 5% by weight, more preferably 0.01 to 0.5% by weight.
It is. If the amount is less than this range, the intended purpose is not sufficient.
If this is not achieved in minutes and the amount added is
An adverse effect on the image portion, such as omission, appears. Residual developer
The component is water, but it is also known in the art as needed.
And various additives. For use in the present invention
The developer contains less water than when used
Keep as a concentrate and dilute with water before use.
Is advantageous for transportation. In this case, the concentration of each component
Is suitable so that no separation or precipitation occurs. [0071] [Development and post-processing] The photosensitive lithographic printing plate of the present invention
Is carried out according to a conventional method using a developer having the composition described above.
I can. The PS plate developed with a developer is washed with water
Rinse solution containing water, surfactant, etc., gum arabic and
Finishers and protective gums based on starch derivatives
The liquid is post-treated. The processing method of the PS plate of the present invention
In post-processing, these processes are used in various combinations.
Can be In recent years, the plate making and printing industry has
Automatic processing machines for PS plates are widely used for rationalization and standardization.
Commonly used. This automatic processor generally has a developing section
A post-processing unit that transports PS plates and each processing solution
Consists of a bath and a spray device, and exposes the exposed PS plate to water
While transporting flat, each processing solution pumped up by the pump is
Is developed and post-processed by spraying from a laser nozzle.
is there. Also, recently, a processing solution tank filled with
The PS plate is immersed and transported by a middle guide roll, etc.
The image processing method, and a certain amount of small amount of washing water after development
And wash it with water, and use the wastewater as dilution water for the undiluted developer solution.
There is also known a method of reuse. Automatic processing like this
In each case, the amount of each processing solution depends on the processing amount, operating time, etc.
Processing can be performed while replenishing each replenisher.
In addition, the so-called use of treating with a substantially unused treating solution
A discarding method can also be applied. Use of such an automatic developing machine
The processing method of the photosensitive lithographic printing plate of the present invention is
It can be applied advantageously. Lithographic printing obtained by the above process
The plate is set on an offset printing machine and used for printing many sheets.
Can be [0072] Next, an embodiment of the present invention will be described.
Automatic developing machine to which the processing method of photosensitive lithographic printing plate is applied,
This will be described with reference to FIG. In FIG. 1, a sheet-like feeling
The light-sensitive lithographic printing plate (hereinafter, referred to as PS plate) 10 includes a photosensitive layer.
In a predetermined transport direction (direction of arrow A) with
The developing unit 2 is transported horizontally or continuously while being curved.
0, in the washing section 50 and the finisher section 60
Each is subjected to a predetermined process. In the developing tank 21 of the developing unit 20
The activity of the developer stored in the controller is controlled by a control unit (not shown).
By supplying the developing replenisher to the developing tank 21 based on the
It is kept almost constant. In the developing section 20, the developer is stored in a developing tank 21.
Due to the action of the developed developer, the photosensitive layer of the PS plate 10
Image processing is performed. The developing roller 20 includes a transport roller 22,
Squeeze rollers 23 and 24 sandwich PS plate 10 respectively
And the rotating brush roller 25
The PS plate 10 is sandwiched between the guide plate 26 and the guide roller 26 or 28.
Provided. The transport roller 22 holds the PS plate 10 therebetween.
By rotating the PS plate 10 in the state, the PS plate 10 is
And guided by the guide plate 27 and the guide plate 30 while being curved.
Then, it is immersed in the developing solution in the developing tank 21. Squeeze
The roller 23 is disposed substantially at the center of the developing tank 21 and has a developer
The PS plate 10 that is immersed in
The PS plate 10 is transported by rotating while holding it
Of the PS plate 10
Removal of waste and the like in the image liquid. The squeeze roller 24
It is arranged downstream of the transport direction A in the developing tank 21 and
And rotate while holding the PS plate 10 that has passed through the developing solution.
By rotating, the PS plate 10 is transported,
Excess developer adhering to the surface of the PS plate 10 is removed. B
The lash rollers 25 are respectively immersed in the developer.
The brush roller motor (not shown)
Therefore, the elution of the surface of the PS plate 10 is caused by the rotation.
Scrape layer. The lower end of the guide plate 30 in the developing tank 21
Around the squeeze roller 23 and the guide roller 26
A spray pipe 31 is provided at each of the sandwiched positions.
Can be Each spray pipe 31 has a number of discharge ports (shown in FIG.
No), and each outlet is individually
Communicating with the developing tank 21 through the pump 32 and the circulation pump 33
ing. Each spray pipe 31 is controlled based on the control of the control unit.
With the operation of the circulation pump 33, suction from the developing tank 21 is performed.
The raised developer is again supplied from each discharge port to the bottom of the developing tank 21.
The developer in the developing tank 21
Circulate. Each spray pipe 31 and circulation pump 33
A sensor 34 is provided in the communicating pipe 32.
You. The sensor 34 indicates the conductivity or impedance of the developer.
Of the PS plate 10 that has been image-exposed,
The deterioration of the developer caused by the process is detected. The developing tank 21 contains a stock solution for developing replenisher 3
5 is connected via a connecting pipe 36 and a stock solution replenishing pump 37
The stock solution replenishment pump 3 which is
7, the replenisher stock solution tank 35
The tank 21 is supplied with a required amount of a stock solution of the developing replenisher. In addition
In the image tank 21, a liquid surface cover 38 is brought into contact with the stored developer.
And it is arranged so that the surface may be covered. Liquid cover 3
8 is polyvinyl chloride, polyethylene or polyamide, etc.
Made of lightweight material. The liquid level cover 38 is at both ends in the transport direction A.
Part is supported by a body frame (not shown) so that it can move up and down.
And moves up and down in response to changes in the developer level.
This minimizes contact between the developer surface and air. Liquid lid
In the vicinity of both ends in the conveyance direction A of the blade 38, a blade 39 is provided.
Each is provided between the liquid level cover 38 and the outer panel 11.
Can be Each blade 39 is in contact with the upper surface in FIG.
The space surrounded by the inner surface of the outer panel 11 is
By completely isolating the developer, evaporation of the developer is minimized
I do. In the washing section 50, the PS plate 10 is required.
Is performed. The washing unit 50 includes the transport roller 5
When two pairs of 1 are provided so as to sandwich the PS plate 10 respectively.
In both cases, a spray pipe 5
2 are provided. The spray pipe 52 is made up of a number of
Each outlet has a connecting pipe
53 and a washing water tank 55 through a washing pump 54.
Through. The spray pipe 52 is connected to the downstream conveying row.
A large amount of water is placed on the upper surface of the
By spraying water from the discharge port, P
The surface of the S plate 10 is washed with water via the transport roller 51. Transport
The rollers 51 respectively correspond to the lower transport rollers 51 in FIG.
It is arranged to be immersed in the water stored in the saucer 56
By rotating the PS plate 10 while holding it,
To transport the PS plate 10 almost horizontally,
The bottom surface of PS plate 10 in Fig. 1
Is washed with water. The receiving tray 56 is provided at the lower transport roller 5 in FIG.
1 is provided so as to cover the lower half of the PS plate 10.
The water from the spray pipe 52 whose upper surface is washed with water in FIG. 1 is stored.
To stay. A washing tank 57 is provided below the receiving tray 56.
And stores the water overflowing from the tray 56. Washing
The tank 57 is connected via a connecting pipe 58 and a water replenishing pump 59.
To the developing tank 21. That is, in the washing tank 57
Of the water supply pump 59 based on the control of the control unit.
A required amount is supplied to the developing tank 21 with the
It becomes dilution water. In the finisher section 60, the gum solution
The required finishing treatment is applied to the PS plate 10 by the action of
You. The finisher section 60 includes a spray pipe 61.
However, a pair is provided above and below the PS plate 10 and
The squeeze roller 6 is located downstream of the spray pipe 61.
A pair 2 is provided above and below the PS plate 10. The spray pipes 61 are not shown.
It has a large number of outlets, and each outlet
The gum liquid tank is connected via the connecting pipe 63 and the gum liquid pump 64.
6565 is connected. Spray pipe 61
With the operation of the gum solution pump 64 and facing the discharge port.
Gum solution (finishing solution) toward each guide plate 66
By spraying, the PS plate 10 after the water washing process is shown in FIG.
A gum solution is sprayed on the middle upper surface and the lower surface via each guide plate 66.
wear. Each of the squeeze rollers 62 holds the PS plate 10
The PS plate 10 is transported by rotating while holding it.
Attached to the surface of PS plate 10 after finishing
Remove excess gum solution. By the squeeze roller 62
The gum solution thus removed is collected in the gum solution tank 67.
The lower half of the squeeze roller 62 in FIG.
It is immersed in the gum solution in the solution tank 67,
Apply the lubricated gum solution to the lower surface of PS plate 10 in FIG.
You. The developing unit 20, the washing unit 50, and the finish
In the shear section 60, the developing tank 21, the washing tank 57 and the
Each of the liquid tanks 67 is provided with an overflow pipe 12.
Can be Each overflow pipe 12 has a connecting pipe 13
Through the waste liquid tank 14, and the liquid level in each tank is
When the height exceeds a certain level, the liquid overflowing from each tank is
The liquid is discharged to a waste liquid tank 14 via a pump 13. The controller controls the conduction of the developer by the sensor 34.
Replenisher volume based on degree or impedance detection results
Calculate m and dilution ratio. And the control unit replenishes the stock solution
By controlling the pump 37 and the water refill pump 59
And replenish the required amount of developer replenisher diluted at the calculated ratio.
Supply to the developing tank 21, that is, a stock solution for developing replenisher
From 35, a required amount of the undiluted replenisher is supplied to the developing tank 21.
And the required amount of water from the washing tank 57 to the developing tank 21.
Supply. As a result, the control unit stores the image in the developing tank 21.
The activity of the developer is kept almost constant at all times. FIG. 2 is a view showing the development in the developing tank 21 by the control unit.
It is a control flowchart of replenisher replenishment. Hereinafter, FIG.
Along the way (refer to FIG. 1 for symbols)
The control will be described. Automatic processor starts operation
And the brush roller motor operates in step S1
Then, the brush roller 25 rotates. This allows development
The developer in the tank 21 is stirred. And to step S2
Then, the circulation pump 33 is operated, and the current in the developing tank 21 is changed.
The circulation of the image liquid is started. Like immediately after starting operation
Since the developer is stirred and circulated,
The unevenness in the concentration of the developer caused during the
Can be eliminated. Next, in step S3, the electric conductivity (or
It is determined whether it is time to measure impedance)
If so, the process proceeds to step S4. On the other hand, when measuring
If not, the determination in step S3 is repeated.
You. In step S4, the developing solution is detected by the sensor 34.
The conductivity (or impedance) of the
In S5, measured value of electric conductivity (or impedance)
The electrical conductivity (or impedance) is
The replenishment of the developer replenisher is required.
It is determined whether it is necessary. In step S5, replenishment of the developer replenisher is performed.
If it is determined that is necessary, proceed to step S6.
Based on conductivity (or impedance) measurements
From the map stored in the memory of the control unit.
Read the replenishment amount n per liter of liquid, and
In step S7, the development stored in the developing tank 21
The liquid amount D is read. On the other hand, in step S5,
If it is determined that is not necessary, the process proceeds to step S13.
move on. In step S8, the current value corresponding to the developer amount D
The image replenisher amount m is calculated (m = n × D), and step S9 is performed.
At the calculated replenisher volume m and the dilution ratio
The replenisher stock solution and dilution water volume respectively
Then, in step S10, the stock solution replenishing pump 3
7 and the water replenishment pump 59 are activated, and the calculated ratio is
A required amount of the diluted developing replenisher is supplied into the developing tank 21.
Is done. In step S11, the inside of the developing tank 21 is
It is determined whether the replenishment of the predetermined developer replenisher amount m has been completed.
It is. If it is determined that replenishment has been completed, step S
Then, in step S12, the stock solution replenishment pump
37 and the water refill pump 59 are stopped. Meanwhile, replenish
If it is determined that the processing has not been completed, the process proceeds to step S11.
The judgment is repeated. In step S13,
After a predetermined time has passed since the degree (or impedance) was measured
It is determined whether or not it has passed. Conductivity (or impedance
S) If it is determined that a predetermined time has elapsed after measurement,
Proceed to step S14, and in step S14,
The motor for the roller is stopped, and the rotation of the brush roller 25 is stopped.
Is stopped. Further, in step S15, the circulation pump
After the step 33 is stopped, it is reset. On the other hand,
In step S13, conductivity (or impedance) measurement
Later, if it is determined that the predetermined time has not passed,
The determination in step S13 is repeated. In the above-mentioned replenishment control, the second and subsequent times
For the conductivity (or impedance) measurement of
The drive of the brush roller 25 by the brush roller motor is P
It is performed only during the passage of the S plate, and the circulation pump 3
3 is activated every time the conductivity (or impedance) is measured
Is controlled to be [0089] The method for processing a photosensitive lithographic printing plate according to the present invention is described below.
According to this, it can be developed with a safe developer having a relatively low pH,
Both developability and image strength (printing and chemical resistance) are compatible
It works. Also, since insolubilized substances are hardly generated,
Suitable for processing using an image machine. Also according to the invention
For example, if the photosensitive lithographic printing plate is
When developed with a developer in the range of 10.0 to 12.7
The development caused by the processing of a photosensitive lithographic printing plate
Measures the deterioration of the solution and the conductivity or impedance of the developer
To perform replenishment based on the detection result.
By replenishing, the activity of the developer becomes almost constant.
keep. Therefore, extremely stable processing over a long period of time
And the conductivity of the developer or the
It is difficult for insolubles to accumulate on sensors that measure impedance.
And good maintainability can be secured. [0090] The present invention will be described in detail with reference to the following Examples and Comparative Examples.
explain. Example 1 0.24mm thick aluminum plate and nylon brush
Surface using 400 mesh pumicestone-water suspension
Was grained and washed well with water. 10% hydroxide
Etched in thorium at 70 ° C for 20 seconds
After that, it is washed with running water and then 20% HNOThreeWith neutralization washing,
Washed with water. Under the condition of VA = 12.7V, the sine wave
400 coulombs in 0.7% nitric acid aqueous solution using waveform current
In / dmTwoThe electrolytic surface roughening treatment was performed with the quantity of electricity. This group
The aluminum plate of the surface is placed in a 10% aqueous sodium hydroxide solution.
0.9 g / mTwoIt was processed to become. water
After washing, neutralize and wash in a 20% nitric acid solution to remove smut.
18% HTwoSOFourIn aqueous solution, the amount of oxide film is 3
g / mTwoAnodized so that Then, at 35 ° C,
Hydrophilic treatment was performed with a 2% aqueous solution of sodium silicate. Or
After drying the undercoat liquid a of the following composition on the support thus manufactured
10mg / m in weightTwo90
It dried at 1 degreeC for 1 minute, and provided the undercoat layer. Undercoat liquid a   Phenylphosphonic acid 0.06 g   0.12 g of sulfuric acid   100 g of methanol Subsequently, a photosensitive solution having the following composition was prepared, and
1.8 g / m in weight after drying on the substrateTwoSo that
A photosensitive layer was provided. Photosensitive liquid   Phenol-formaldehyde resin   (95.5% by weight of trinuclear or higher component content,     Molecular weight 13,500) 1.9 g   1,2-diazonaphthoquinone-5-sulfonyl chloride and   Esterified product with pyrogallol-acetone resin   (Molecular weight 2,500) 0.76 g   0.2 g of tetrahydrophthalic anhydride   4- [p-N- (p-hydroxybenzoyl) aminophenyl]   -2,6-bis (trichloromethyl) -s-triazine 0.02 g   Victoria Pure Blue BOH   (Manufactured by Hodogaya Chemical Industry Co., Ltd.) 0.03 g   Mega Fuck F-177   (Fluorine surfactant manufactured by Dainippon Ink and Chemicals, Inc.) 0.006 g   15 g of methyl ethyl ketone   Propylene glycol monomethyl ether 15g The surface of the photosensitive layer thus prepared is
Spray the mat layer forming resin liquid as described above
Layers were provided. Methyl methacrylate as a resin solution for mat layer formation
Relate / ethyl acrylate / acrylic acid (charged weight
Ratio 65:20:15) Part of the copolymer is sodium salt
A 12% aqueous solution was prepared and sprayed with a rotary atomizing electrostatic coating machine.
The head rotation speed is 25,000 rpm, and the amount of resin solution sent is 40
ml / min, the applied voltage to the atomizing head is -90 kv,
Ambient temperature is 25 ° C and relative humidity is 50%, after application 2.5
In a second, steam is applied to the surface to be wetted, and then moistened.
After 3 seconds, blow hot air at a temperature of 60 ° C and a humidity of 10% for 5 seconds.
And dried. The height of the mat is about 6μm and the size is
Approximately 30 μm, the number is 150 / mmTwoMet. This
The PS plate A obtained in this way is 1,003 mm x 800 mm
Prepare the paper cut to the size of
3km metal halide run from 1m distance
Exposure was performed for 60 seconds using a pump. Next, an immersion type developing tank
Commercial automatic processor PS-900D (Fuji Photo File
The following developer a (pH 12.5)
Was charged and kept at 30 ° C. PS-90
8 liters of tap water in the second bath of 0D, and in the third bath
FP-2 (Fuji Photo Film Co., Ltd.): Water = 1: 1 diluted
8 liters of the finished finishing solution was charged. [0093] Developer a   D-saccharose 5.1% by weight   0.51% by weight of sodium hydroxide   0.74% by weight of sodium carbonate   Tetrabutylammonium bromide 0.03% by weight   93.62% by weight of water Pass the exposed PS plate through this PS-900D,
Developed. At this time, a step tablet (one stage
(15 steps with an optical density difference of 0.15)
Change the amount of light and print on the PS plate at the same time
After developing, the number of steps of the remaining image corresponding to the amount of light on the plate
(Clear / solid number) and read the value of PS version A
The sensitivity was defined as that obtained when the film was developed with the developer A and is shown in Table 1. Or
The lithographic printing plate obtained in this way is offset printing press spring
To 25 (Komori Printing Machine Manufacturing Co., Ltd.)
went. Each time 5,000 sheets are printed, half of the printing plate
Ultra Plate Cleaner (ABC Chemica
wiped with a sponge soaked in
Was. Table 1 shows the printing results at this time. Relatively low pH
PS plate A that can be developed at (pH 12.5)
Printing durability and chemical resistance equivalent to commonly used high pH systems
Sex was obtained. Embodiment 2 Example 1 was repeated except that the following photosensitive solution was used.
Except that a PS plate B was prepared in the same manner as in
All were processed and evaluated in the same manner as in Example 1. Same as Example 1
Thus, good printing durability and chemical resistance were obtained. Photosensitive liquid   Phenol-formaldehyde resin   (95.5% by weight of trinuclear or higher component content,     Molecular weight 13,500) 1.7 g   Methyl methacrylate / methacrylic acid copolymer   (Polymer charge ratio during polymerization: 76/24, molecular weight: 60,000) 0.2 g   1,2-diazonaphthoquinone-5-sulfonyl chloride and   Esterified product with pyrogallol-acetone resin   (Molecular weight 2,500) 0.76 g   0.2 g of tetrahydrophthalic anhydride   4- [p-N- (p-hydroxybenzoyl) aminophenyl]   -2,6-bis (trichloromethyl) -s-triazine 0.02 g   Victoria Pure Blue BOH   (Manufactured by Hodogaya Chemical Industry Co., Ltd.) 0.03 g   Mega Fuck F-177   (Fluorine surfactant manufactured by Dainippon Ink and Chemicals, Inc.) 0.006 g   15 g of methyl ethyl ketone   Propylene glycol monomethyl ether 15g Embodiment 3 Example 1 was repeated except that the following developer B was used.
The PS plate A was processed and evaluated in the same manner as described above. Example 1 and
Similarly, good printing durability and chemical resistance were obtained. Developer b   D-Sorbit 3.41% by weight   0.28% by weight of sodium hydroxide   Sodium carbonate 1.05% by weight   Tetrabutylammonium bromide 0.03% by weight   95.23% by weight of water Embodiment 4 The o-quinonediazide compound of the photosensitive solution of Example 1 was replaced with 1,
2-diazonaphthoquinone-5-sulfonyl chloride and m
-Esterified product with cresol formaldehyde resin
(Molecular weight 3,200), except that all were the same as in Example 1.
PS plate C produced in the same manner as in Example 1
The lithographic printing plate was processed and evaluated. Example 1
As in the above, good printing durability and chemical resistance were obtained. Comparative Example 1 Phenol formaldehyde novola in the photosensitive solution of Example 1
The content of the tri- or higher nucleus component is 88.6% by weight.
%, Except that the molecular weight was changed to 8,400.
PS plate D produced in the same manner as
The resulting lithographic printing plate was evaluated by the method described above. P
Insufficient printing and chemical resistance of the printing plate obtained from S-plate D
In particular, the chemical resistance was significantly poor. Embodiment 5 Support prepared in the same manner as in Example 1 up to anodizing treatment
10 mg of the undercoat liquid b having the following composition as a weight after drying
/ MTwoAnd dried at 90 ° C for 1 minute.
A coating layer was provided. Undercoating liquid b 0.5 g of triethanolamine hydrochloride 95 g of methanol 5 g of water Subsequently, a photosensitive solution having the following composition was prepared, and
1.8 g / m in weight after drying on the substrateTwoSo that
A photosensitive layer was provided. Photosensitive liquid   Phenol-formaldehyde resin   (The content of components of 3 or more nuclei is 94.6 wt%,   Molecular weight 12,500) 1.9g   1,2-diazonaphthoquinone-5-sulfonyl chloride and   Esterified product with pyrogallol-acetone resin   (Molecular weight 2,500) 0.76 g   0.2 g of tetrahydrophthalic anhydride   4- [p-N- (p-hydroxybenzoyl) aminophenyl]   -2,6-bis (trichloromethyl) -s-triazine 0.02 g   Victoria Pure Blue BOH   (Manufactured by Hodogaya Chemical Industry Co., Ltd.) 0.03 g   Mega Fuck F-177   (Fluorine surfactant manufactured by Dainippon Ink and Chemicals, Inc.) 0.006 g   15 g of methyl ethyl ketone   Propylene glycol monomethyl ether 15g The surface of the photosensitive layer thus prepared was applied as in Example 1.
Spray the mat layer forming resin liquid
A PS plate E provided with was prepared.
And the resulting printing plate was evaluated.
Excellent printing durability and chemical resistance were obtained. Comparative Example 2 The o-quinonediazide compound of the photosensitive solution of Example 5 was replaced with 1,2
-Diazonaphthoquinone-5-sulfonyl chloride and tri
Esterified product with hydroxybenzophenone (average molecule
Except that the amount was changed to 870).
The prepared PS plate F was treated in exactly the same manner as in Example 5,
The obtained lithographic printing plate was evaluated. Obtained from PS version F
The resulting printing plates had significantly poorer press and chemical resistance. Comparative Example 3 Phenol formaldehyde novola of the photosensitive solution of Example 5
M-cresol formaldehyde resin (trinuclear)
With a molecular weight of 4,80 at a content of 86.5% by weight
Except for changing to (0), all were made in the same manner as in Example 5.
The produced PS plate G was treated in exactly the same manner as in Example 5.
At this time, the exposed portion was not dissolved and could not be developed. Embodiment 6 Excluding tetrahydrophthalic anhydride from the photosensitive solution of Example 5
Otherwise, a PS plate H produced in the same manner as in Example 5 was used.
Treated in exactly the same way as in Example 5. To the developer in the exposed area
Was delayed, resulting in a slight decrease in sensitivity.
The lithographic printing plate showed good printing durability and chemical resistance. Example 7 The tetrahydrophthalic anhydride of the photosensitive solution of Example 5 was
Except for changing to the maleic acid, all were prepared in the same manner as in Example 5.
The treated PS version I was treated in exactly the same way as in example 5. This
PS plate was excellent in developability, had sufficient sensitivity, and was obtained.
As a result of evaluating the printing plate, sufficient printing durability and chemical resistance were obtained.
Was. Tables 1 and 2 below show the above Examples and Comparative Examples.
The results are summarized. All embodiments of the present invention are relatively low
Both pH developability and film strength (printing and chemical resistance)
Printable, almost equivalent to conventional high pH development system
Performance was obtained. In the table, each component is as follows
Show. binder a-1: Phenol-formaldehyde resin a-2: m-cresol-formaldehyde resin Polyhydroxy compound b-1: Pyrogallol-acetone resin b-2: m-cresol-formaldehyde resin b-3: trihydroxybenzophenone pH12.5 soluble resin MMA / MA: Methyl methacrylate / methacrylic acid copolymer Development accelerator THPA: Tetrahydrophthalic anhydride MALA: Maleic anhydride Developer A and B are described in Examples 1 and 3, respectively.
thing [0103] [Table 1]                   Example 1 Example 2 Example 3 Example 4 Comparative Example 1 ─────────────────────────────────── PS version A B A C D ─────────────────────────────────── (Support) Hydrophilic treatment silicate silicate silicate silicate silicate silicate Organic undercoat layer Phenylphosphon phenyl phosphon phenyl phosphon phenyl phosphon phenyl phosphone                   Acid Acid Acid Acid Acid ─────────────────────────────────── (Photosensitive layer) Binder a-1 a-1 a-1 a-1 a-1 Trinuclear or higher components   95.5 95.5 95.5 95.5 88.6 Weight average molecular weight 13,500 13,500 13,500 13,500 8,400 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− pH12.5 soluble resin − MMA / MA − − − Weight average molecular weight-60,000--- −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− Polyhydroxy         Compound b-1 b-1 b-1 b-2 b-1 o-Naphthoquinone thiocyanate compound Weight average molecular weight 2,500 2,500 2,500 3,200 2,500 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− Development accelerator THPA THPA THPA THPA THPA ─────────────────────────────────── Developer solution   Buffer D-Saccharose D-Saccharose D-Sorbid D-Saccharose D-Saccharose   pH 12.5 12.5 12.5 12.5 12.5 ─────────────────────────────────── Sensitivity (clear / solid) 4.5 / 11.5 4.5 / 11.5 4.5 / 11.5 4.5 / 11.5 4.8 / 12.0 ─────────────────────────────────── Printing durability (number of sheets) 100,000 100,000 100,000 100,000 83,000 ─────────────────────────────────── Chemical resistance (number) 80,000 80,000 80,000 83,000 56,000 ─────────────────────────────────── [0104] [Table 2]                   Example 5 Comparative Example 2 Comparative Example 3 Example 6 Example 7 ─────────────────────────────────── PS version EFGHI ─────────────────────────────────── (Support) Hydrophilic treatment----- Organic undercoat layer Triethanol triethanol Triethanol triethanol triethanolamine hydrochloride Amine hydrochloride Amine hydrochloride Amine hydrochloride Amine hydrochloride ─────────────────────────────────── (Photosensitive layer) Binder a-1 a-1 a-2 a-1 a-1 Trinuclear or higher components   94.6 94.6 86.5 94.6 94.6 Weight average molecular weight 13,500 13,500 4,800 13,500 13,500 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− pH12.5 soluble resin − − − − − Weight average molecular weight----- −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− Polyhydroxy         Compound b-1 b-3 b-1 b-1 b-1 o-Naphthoquinone thiocyanate compound Weight average molecular weight 2,500 870 2,500 2,500 2,500 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− Development accelerator THPA THPA THPA − MALA ─────────────────────────────────── Developer solution   Buffer D-Saccharose D-Saccharose D-Saccharose D-Saccharose D-Saccharose   pH 12.5 12.5 12.5 12.5 12.5 ─────────────────────────────────── Sensitivity (clear / solid) 4.5 / 11.5 4.5 / 11.5 Not developable 4.0 / 11.0 4.7 / 11.7 ─────────────────────────────────── Printing durability (number of sheets) 100,000 87,000 − 100,000 100,000 ─────────────────────────────────── Chemical resistance (number) 82,000 68,000 − 82,000 82,000 ─────────────────────────────────── Embodiment 8 0.24mm thick aluminum plate and nylon brush
Surface using 400 mesh pumicestone-water suspension
Was grained and washed well with water. 10% hydroxide
Etched in thorium at 70 ° C for 20 seconds
After that, it is washed with running water and then 20% HNOThreeWith neutralization washing,
Washed with water. Under the condition of VA = 12.7V, the sine wave
400 coulombs in 0.7% nitric acid aqueous solution using waveform current
In / dmTwoThe electrolytic surface roughening treatment was performed with the quantity of electricity. This group
The aluminum plate of the surface is placed in a 10% aqueous sodium hydroxide solution.
0.9 g / mTwoIt was processed to become. water
After washing, neutralize and wash in a 20% nitric acid solution to remove smut.
18% HTwoSOFourIn aqueous solution, the amount of oxide film is 3
g / mTwoAnodized so that Then, at 35 ° C,
Hydrophilic treatment was performed with a 2% aqueous solution of sodium silicate. What
Note that the hydrophilic treatment may not be performed. Thus produced
On the support, the undercoating liquid a having the following composition was converted into a weight of 1 after drying.
0mg / mTwoAnd dried at 90 ° C for 1 minute
Then, an undercoat layer was provided. Undercoat liquid a   Phenylphosphonic acid 0.06 g   0.12 g of sulfuric acid   100 g of methanol Subsequently, a photosensitive solution having the following composition was prepared, and
1.8 g / m in weight after drying on the substrateTwoSo that
A photosensitive layer was provided. Photosensitive liquid   Phenol-formaldehyde resin   (95.5% by weight of trinuclear or higher component content,     Molecular weight 13,500) 1.9 g   1,2-diazonaphthoquinone-5-sulfonyl chloride and   Esterified product with pyrogallol-acetone resin   (Molecular weight 2,500) 0.76 g   0.2 g of tetrahydrophthalic anhydride   4- [p-N- (p-hydroxybenzoyl) aminophenyl]   -2,6-bis (trichloromethyl) -s-triazine 0.02 g   Victoria Pure Blue BOH   (Manufactured by Hodogaya Chemical Industry Co., Ltd.) 0.03 g   Mega Fuck F-177   (Fluorine surfactant manufactured by Dainippon Ink and Chemicals, Inc.) 0.006 g   15 g of methyl ethyl ketone   Propylene glycol monomethyl ether 15g The surface of the photosensitive layer thus formed is
Spray the mat layer forming resin liquid as described above
Layers were provided. Methyl methacrylate as a resin solution for mat layer formation
Relate / ethyl acrylate / acrylic acid (charged weight
Ratio 65:20:15) Part of the copolymer is sodium salt
A 12% aqueous solution was prepared and sprayed with a rotary atomizing electrostatic coating machine.
The head rotation speed is 25,000 rpm, and the amount of resin solution sent is 40
ml / min, the applied voltage to the atomizing head is -90 kv,
The ambient temperature was 25 ° C. and the relative humidity was 50%.
Spray steam on the coated surface in 5 seconds to wet, then wet
After 3 seconds, blow hot air at a temperature of 60 ° C and a humidity of 10% for 5 seconds.
Squeezed and dried. The height of the mat is about 6μm and the size
Is about 30 μm, the number is 150 / mmTwoMet. this
PS plate A obtained in this way is 1,003 mm x 800 m
m, and prepare a manuscript file
3km metal halide rider from 1m distance through LUM
Exposure was performed for 60 seconds using a pump. Next, immersion type developing tank
Has a commercially available automatic processor PS-900V (Fuji Photo
Lum Co., Ltd.) in the developing tank
18 liters of pH 12.5 developer solution diluted 9 times with water
The mixture was heated to 30 ° C. Automatic developing machine PS-90
Tap water is automatically supplied to the washing bath, which is the second bath of 0V.
It is supplied so that the PS plate can be washed. 3rd bath
FP-2 (Fuji Photo Film)
Finishing liquid obtained by diluting (made by) with tap water
4 liters. Separately, the developer replenisher stock solution tank
Was prepared by charging 5 liters of the following stock solution 1 of a replenisher. Ma
Automatic developing machine PS-900V, PS plate processing and air
Built-in reduction of developer activity due to carbon dioxide gas inside
Is detected by a conductivity sensor that is
With the feedback control of the computer, the stock solution of the developing replenisher
Developing replenisher diluted with water at a ratio of 5 to 1
Replenish. As a result, the developer solution stored in the developing tank is removed.
Is kept almost constant. The automatic processor PS-
900V has a conductivity setting range of 4
0.0 to 80.0 ms / cm.
Modified to an automatic processor PS-900V to measure conductivity.
Construction. The set value of the conductivity is 25.0 ms / c.
m. Other conditions are standard conditions of PS-900V
And [0108] <Developer stock solution 1>   D-saccharose 45.0% by weight   4.5% by weight of sodium hydroxide   6.5% by weight of sodium carbonate   Tetrabutylammonium bromide 0.27% by weight   43.73% by weight of water <Development replenisher stock solution 1>   D-saccharose 45.0% by weight   Sodium hydroxide 7.1% by weight   4.7% by weight of sodium carbonate   Tetrabutylammonium bromide 0.3% by weight   42.9% by weight of water Under these conditions, the above-described exposed
120 editions per day, Saturday, Sunday and holidays
Every day, except for days, treatment was performed for 6 months. Activity che
The tablet is a step tablet (the optical density difference of one stage is 0.
15 and 15 steps), and the light amount is changed stepwise.
The PS plate is baked and developed,
Read the number of remaining image steps corresponding to the amount of light and start processing
This was done by comparing with the number of stages at the time. 6 month test
Solid portion of the step tablet (image remaining portion)
Was maintained at 11 stages, and stable processing was maintained.
After processing, the developer A was removed from the developing tank,
No insoluble deposits were found at the bottom. Also, conductivity
When I checked the surface of the sensor,
In good condition. Comparative Example 4 The surface of an aluminum plate with a thickness of 0.30 mm is
Using a brush and an aqueous suspension of 400 mesh pamistone
After sanding, it was washed well with water. 10% hydroxide
Etched by dipping in thorium at 70 ° C for 60 seconds
After washing with running water, 20% HNOThreeNeutralizing and washing with water
Was. This is VA= 12.7V alternating wave of sine wave under the condition of 12.7V
160 coulomb / d in 1% nitric acid aqueous solution
mTwoThe electrolytic surface roughening treatment was performed with the amount of electricity at the time of anode. The table
When the surface roughness was measured, it was 0.6 μ (Ra display).
Was. Subsequently, 30% HTwoSOFourDipped in aqueous solution 5
After desmutting at 5 ° C for 2 minutes, 20% HTwoSOFourWater soluble
In the solution, place the cathode on the grained surface,
A / dmTwo2.7 g / m in thicknessTwoTo be
Anodizing was performed to produce a substrate. In addition, the sun on the back side at this time
The extreme oxide film is approximately 0.2 g / m2 at the center of the substrate.Two,edge
About 0.5g / mTwoMet. Next, the surface of the substrate
The following photosensitive solution I was applied to the mixture, and the applied weight after drying was 2.5 g.
/ MTwoThe photosensitive layer was provided so that [0111] Photosensitive solution I   1,2-diazonaphthoquinone-5-sulfonyl chloride and   Esterified product with pyrogallol-acetone resin   (As described in Example 1 of U.S. Pat. No. 3,635,709)                                                           45 parts by weight   Cresol formaldehyde novolak resin 110 parts by weight   2- (p-methoxyphenyl) -4,6-   Bis (trichloromethyl) -s-triazine 2 parts by weight   Oil blue $ 603   (Orient Chemical Industry Co., Ltd.) 1 part by weight   Mega Fuck F-177   (Dai Nippon Ink Chemical Industry Co., Ltd., fluorine surfactant) 0.4 parts by weight   1000 parts by weight of methyl ethyl ketone   Propylene glycol monomethyl ether 1000 parts by weight On the surface of the photosensitive layer thus prepared,
Spray the mat layer forming resin liquid as follows and
Thus, a PS plate J provided with a cut layer was obtained. Mat layer forming resin liquid
As methyl methacrylate / ethyl acrylate /
Acrylic acid (65:20:15 charged weight ratio) copolymer
Prepare a 12% aqueous solution with a part of
Atomizing head rotation speed of 25,000 rpm with atomizing electrostatic coating machine,
40 ml / min of resin solution flow rate, applied voltage to atomization head -9
0kv, ambient temperature at the time of application 25 ° C, relative humidity 50%
2.5 seconds after application, steam is sprayed on the application surface
3 seconds after wetting, at a temperature of 60 ° C and a humidity of 10%
Hot air was blown for 5 seconds to dry. The height of the mat is flat
Average 6μm, average size 30μm, coating amount 150
mg / mTwoMet. PS plate J obtained in this way
Was cut into a size of 1,003 mm x 800 mm.
1m
Using a 3 kw metal halide lamp from a distance of 6
Exposure was for 0 seconds. Next, the following developer 2 and development replenishment were performed.
A concentrated stock solution of Liquid 2 was prepared. <Developer stock solution 2>   [SiOTwo] / [KTwoO] molar ratio 1.2,     SiOTwo1000 parts by weight of 12.2% by weight aqueous potassium silicate solution   2 parts by weight of polyoxyethylene (additional mole number n = 12) sorbitol <Development replenisher stock solution 2>   [SiOTwo] / [KTwoO] molar ratio 1.0,     SiOTwo1000 parts by weight of 19.9% by weight aqueous solution of potassium silicate   Polyoxyethylene (additional mole number n = 12) sorbitol 4 parts by weight Commercially available automatic developing machine P having an immersion type developing tank
Developing tank for S-900V (Fuji Photo Film Co., Ltd.)
The pH of the above-mentioned undiluted developer 2 was diluted 9 times with tap water.
18 liters of the developer C of 13.1 was charged. Separately,
The image replenisher stock solution supply tank contains the above-described developer replenisher stock solution 2
Was charged in 5 liters. Under these conditions,
Exposed PS plate J processed 120 plates per day
did. During the treatment, the treatment of PS plate J and carbon dioxide in air
Built-in PS900-V reduces developer activity drop
Detected by the conductivity sensor that is
Replenishment by computer feedback control
Developing replenisher diluted at a ratio of water 6.5 to liquid stock solution 2
To the developer tank to reduce the activity of the developer C in the developer tank.
Kept constant. The set value of the conductivity is 62.5 ms /
cm. Activity check, step tablet
(One step optical density difference of 0.15 and 15 steps)
Change the amount of light step by step and print on the PS plate J
Is developed, and the remaining image corresponding to the amount of light on the plate
Is read and compared with the number of stages at the start of processing.
I did it. From about 3 months, step tablet
The number of stages started to rise gradually. So we developed from the developing tank
When the solution was removed, a deposit of insoluble material was found at the bottom of the developing tank.
Product was seen. In addition, the surface of the conductivity sensor
Had adhered.

【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の一実施例である感光性平版印刷版の処
理方法を適用した自動現像機の概略断面図である。 【図2】制御部による現像槽への現像補充液補充の制御
フローチャートである。 【図3】制御部による現像槽への現像補充液補充の制御
フローチャートである。 【符号の説明】 10 感光性平版印刷版(PS版) 20 現像部 21 現像槽 33 循環ポンプ 34 センサ 35 現像補充液原液タンク 37 原液補充ポンプ 50 水洗部 57 水洗槽 59 水補充ポンプ 60 フィニッシャー部
BRIEF DESCRIPTION OF THE DRAWINGS FIG. 1 is a schematic sectional view of an automatic developing machine to which a method for processing a photosensitive lithographic printing plate according to an embodiment of the present invention is applied. FIG. 2 is a control flowchart of replenishment of a developing replenisher to a developing tank by a control unit. FIG. 3 is a control flowchart of replenishment of a developing replenisher to a developing tank by a control unit. [Description of Signs] 10 Photosensitive lithographic printing plate (PS plate) 20 Developing unit 21 Developing tank 33 Circulating pump 34 Sensor 35 Developing replenisher stock solution tank 37 Stock solution replenishing pump 50 Washing unit 57 Washing tank 59 Water refilling pump 60 Finisher unit

フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭60−143345(JP,A) 特開 平2−96164(JP,A) 特開 昭55−25100(JP,A) 特開 昭63−200154(JP,A) 特開 昭61−162049(JP,A) 特開 平7−114178(JP,A) 特開 平8−272092(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03F 7/00 - 7/42 Continuation of the front page (56) References JP-A-60-143345 (JP, A) JP-A-2-96164 (JP, A) JP-A-55-25100 (JP, A) JP-A-63-200154 (JP) JP-A-61-162049 (JP, A) JP-A-7-114178 (JP, A) JP-A-8-272092 (JP, A) (58) Fields investigated (Int. Cl. 7 , DB Name) G03F 7/00-7/42

Claims (1)

(57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 o−ナフトキノンジアジドスルホン酸エ
ステルを含有する感光層を有する感光性平版印刷版を、
珪酸塩を含有せず、糖類、オキシム類、フェノール類及
びフッ素化アルコール類からなる群から選ばれる少なく
とも1種の化合物を含有し、液のpH値が10.0〜1
2.7の範囲である現像液で現像するとともに、前記感
光性平版印刷版の処理によって生じる前記現像液の劣化
を、現像液の電導度又はインピーダンスを測定すること
により検知し、該検知結果に基づいて補充液を補充する
ことにより、前記現像液の活性度をほぼ一定に保つこと
を特徴とする感光性平版印刷版の処理方法。
(57) Claims 1. A photosensitive lithographic printing plate having a photosensitive layer containing o-naphthoquinonediazidesulfonic acid ester,
It contains no silicate, contains at least one compound selected from the group consisting of sugars, oximes, phenols, and fluorinated alcohols, and has a pH of 10.0 to 1
While developing with the developing solution in the range of 2.7, the deterioration of the developing solution caused by the processing of the photosensitive lithographic printing plate is detected by measuring the conductivity or impedance of the developing solution. A method for processing a photosensitive lithographic printing plate, wherein the activity of the developer is maintained substantially constant by replenishing the replenisher based on the replenisher.
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