JP3505231B2 - コンピュータシステム - Google Patents

コンピュータシステム

Info

Publication number
JP3505231B2
JP3505231B2 JP23579494A JP23579494A JP3505231B2 JP 3505231 B2 JP3505231 B2 JP 3505231B2 JP 23579494 A JP23579494 A JP 23579494A JP 23579494 A JP23579494 A JP 23579494A JP 3505231 B2 JP3505231 B2 JP 3505231B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
memory
access
attribute information
write
read
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP23579494A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH08101802A (ja
Inventor
伸隆 中村
功一 瀬沼
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP23579494A priority Critical patent/JP3505231B2/ja
Priority to US08/364,720 priority patent/US5706407A/en
Publication of JPH08101802A publication Critical patent/JPH08101802A/ja
Priority to US08/893,926 priority patent/US6016548A/en
Application granted granted Critical
Publication of JP3505231B2 publication Critical patent/JP3505231B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えばパーソナルコ
ンピュータ等のコンピュータシステムに関し、特に複数
種のメモリデバイスを含むコンピュータシステムに関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、携行が容易でバッテリにより動作
可能なノートブックタイプまたはラップトップタイプの
ポータブルパーソナルコンピュータが種々開発されてい
る。この種のパーソナルコンピュータにおいては、低価
格でしかも高い性能を得るために、様々な種類のメモリ
デバイスが用いられている。
【0003】これらメモリデバイスは、互いに異なるメ
モリアドレス空間に配置される。この場合、各メモリデ
バイスがどのメモリアドレス空間に配置されるかは、そ
のメモリデバイスに対応するアドレスデコーダのデコー
ド条件の設定内容によって決定される。
【0004】従って、システム全体のメモリアドレスマ
ップを決定するためには、全てのアドレスデコーダのデ
コード条件をデコーダ毎に個々に設定するという複雑な
操作が必要となる。
【0005】また、最近のパーソナルコンピュータにお
いては、システム性能を高めるために、いわゆる“高速
ROM”機能を実現するためのメモリアーキテクチャが
採用されている。“高速ROM”機能は、低速なROM
デバイスの内容を高速アクセス可能なRAMデバイスか
ら読み出させるようにする機能であり、ROMデバイス
の内容をRAMデバイスにコピーし、そのRAMデバイ
スをROMデバイスと同一のメモリアドレス空間に再配
置することによって実現される。
【0006】この“高速ROM”機能を採用すると、R
OMデバイスの代わりにRAMデバイスがアクセスされ
る。従って、BIOSの命令コードなどをRAMデバイ
スから高速にフェッチすることが可能となり、BIOS
ルーチンを頻繁に使用するアプリケーションプログラム
などの実行速度を早めることができる。
【0007】ところで、このようにROMデバイスとR
AMデバイスとを同一のメモリアドレス空間に配置した
場合には、それらメモリデバイスの同時リードアクセ
ス、および同時ライトアクセスを防止するために、それ
ら2つのメモリデバイスに対応する2つのアドレスデコ
ーダの一方を有効とし、他方を無効とすることが必要と
なる。
【0008】従来では、このようなアドレスデコーダの
有効/無効の設定は、アドレスデコーダ毎に設けられた
I/O制御レジスタを用いて行われていた。I/O制御
レジスタにイネーブルフラグがセットされると、そのI
/O制御レジスタに対応するアドレスデコーダが有効と
なる。これにより、そのアドレスデコーダに対応するメ
モリデバイスのアクセスが許可される。一方、I/O制
御レジスタにディスエーブルフラグがセットされると、
そのI/O制御レジスタに対応するアドレスデコーダが
無効となることにより、それに対応するメモリデバイス
のアクセスは禁止される。
【0009】したがって、前述したようにROMデバイ
スとその内容がコピーされているRAMデバイスとを同
一アドレス空間に配置した場合には、ROMデバイスの
アドレスデコーダに対応するI/O制御レジスタにディ
スエーブルフラグをセットし、RAMデバイスのアドレ
スデコーダに対応する別のI/O制御レジスタにイネー
ブルフラグをセットする事が必要となる。このようなI
/O制御レジスタの操作を行うことにより、ROMデバ
イスのアクセスを禁止して、RAMデバイスのアクセス
だけを許可することができる。
【0010】しかしながら、もしI/O制御レジスタの
操作に何らかの誤りが生じると、それによって複数のメ
モリデバイスのアクセスが同時に許可されてしまうとい
う危険がある。この場合、それら2つのメモリデバイス
が同時にリードアクセスまたはライトアクセスされるこ
とにより、リードデータの衝突による誤動作や、ライト
データの誤書き込みによる記憶内容の破壊といった重大
なエラーが引き起こされる。
【0011】また、前述のI/O制御レジスタの操作に
よって設定できるのはアドレスデコーダの動作を有効に
するか、無効にするかだけであり、アドレスデコーダの
有効/無効をライトサイクルとリードサイクルとに別け
て別個に設定することはできない。
【0012】このため、前述の“高速ROM”機能を実
現するためには、次の1〜3の処理をパワーオン時に実
行する必要があり、システム立ち上げに多くの時間を要
する欠点があった。
【0013】処理1:BIOS ROMのアドレス空間
(F0000H〜FFFFH)とは異なるメモリアドレ
ス空間上にRAMデバイスをアクセスするためのウイン
ドウを開き、そのウインドウに対応するRAMエリアに
BIOM ROMの内容をコピーする。
【0014】処理2:RAMエリアのアドレスデコード
条件を変更して、そのRAMエリアをBIOS ROM
と同じF0000HからFFFFHまでのメモリアドレ
ス空間に再配置する。 処理3:I/O制御レジスタの操作によってBIOS
ROMのアドレスデコーダを無効にし、BIOS RO
Mのアクセスを禁止する。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】従来では、複数のアド
レスデコーダを用いてメモリデバイス毎にメモリ配置を
決定する構成であるため、システム全体のメモリアドレ
スマップを決定するためには、全てのアドレスデコーダ
のデコード条件をデコーダ毎に個々に設定するという複
雑な操作が必要となる欠点があった。
【0016】また、各アドレスデコーダの有効/無効を
ライトサイクルとリードサイクルとに別けて別個に設定
することができないため、“高速ROM”機能を実現す
るためには、特定のRAMエリアにROMの内容を一旦
コピーした後、そのRAMエリアをBIOS ROMと
同じメモリアドレス空間に再配置し、その後I/O制御
レジスタの操作によってBIOS ROMのアドレスデ
コーダを無効にするという繁雑な処理を行う必要があっ
た。
【0017】この発明はこのような点に鑑みてなされた
もので、メモリアドレスエリア毎にそこに配置すべきメ
モリデバイスの種類を規定できるようにし、複数のアド
レスデコーダに個々にデコード条件を設定すること無
く、システム全体のメモリアドレスマップを容易に決定
することが可能なコンピュータシステムを提供すること
を第1の目的とする。
【0018】また、この発明は、メモリアドレスエリア
毎にライトアクセスを許可するメモリデバイスとリード
アクセスを許可するメモリデバイスとを別個に設定でき
るようにし、同一番地に対するリードアクセスとライト
アクセスによって“高速ROM”機能実現のためのRO
M/RAMコピーを行うことが可能なコンピュータシス
テムを提供することを第2の目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段および作用】この発明によ
るコンピュータシステムは、CPUと、複数種のメモリ
デバイスと、これら複数種のメモリデバイスにそれぞれ
結合され、それらメモリデバイスのアクセスをそれぞれ
制御する複数のメモリコントローラと、前記CPUによ
ってアドレッシング可能なメモリアドレス空間を構成す
る複数のメモリアドレスエリアにそれぞれ対応して設け
られた複数のI/O制御レジスタを含むレジスタファイ
ルであって、各レジスタには、それに対応するメモリア
ドレスエリアに配置すべきメモリデバイスの種類を指定
する属性情報が設定されているレジスタファイルと、こ
のレジスタファイルに結合され、前記CPUがメモリア
クセスのためのバスサイクルを実行した時、前記CPU
からのメモリアドレスの値に対応するメモリアドレスエ
リアの属性情報に従ってアクセス対象のメモリデバイス
を決定し、そのアクセス対象のメモリデバイスに対応す
るメモリコントローラに対してメモリアクセスの実行を
指示するデコード手段とを具備することを特徴とする。
【0020】このコンピュータシステムにおいては、C
PUのメモリアドレス空間が複数のメモリアドレスエリ
アに分割して管理され、それらメモリアドレスエリア毎
にそこに配置すべきメモリデバイスの種類を示す属性情
報が定義される。
【0021】CPUがメモリアクセスのためのバスサイ
クルを実行した時、CPUからのメモリアドレスの値に
対応するメモリアドレスエリアの属性情報がデコード手
段によって参照され、その属性情報に従ってアクセス対
象のメモリデバイスが決定される。このため、複数のア
ドレスデコーダに個々にデコード条件を設定すること無
く、システム全体のメモリアドレスマップをレジスタフ
ァイルの属性情報の内容のみによって容易に決定するこ
とができる。また、1つの属性情報によってアクセス許
可されるのは1つのメモリデバイスでけであるので、メ
モリアドレスエリア毎にそれに配置すべきメモリデバイ
スを一義的に規定できる。従って、異なる2つのメモリ
デバイスが誤って同一メモリアドレス空間に配置される
といった事態の発生を確実に防止できる。
【0022】また、この発明のコンピュータシステム
は、リードサイクル用とライトサイクル用の2つの属性
情報(リード属性情報、ライト属性情報)を各メモリア
ドレスエリア毎に定義し、前記デコード手段をリードサ
イクルにおいてはリード属性情報に従ってデコード動作
を行い、ライトサイクルにおいてはライト属性情報に従
ってデコード動作を行うように構成したことを第2の特
徴とする。
【0023】このコンピュータシステムにおいては、前
述のリード属性情報およびライト属性情報によってリー
ドサイクル用のメモリアドレスマップとライトサイクル
用のメモリアドレスマップが決定される。このため、例
えば、同一メモリエリアに対応するリード属性情報およ
びライト属性情報によってROMデバイスおよびRAM
デバイスをそれぞれアクセス許可すれば、同一番地に対
するリードアクセスとライトアクセスとによって“高速
ROM”機能実現のためのROM/RAMコピーを行う
ことが可能となる。したがって、ROMのアドレス空間
とは異なるメモリアドレス空間上にRAMデバイスをア
クセスするためのウインドウを開くとい操作が不要とな
る。
【0024】また、1つのリード属性情報によってリー
ドアクセス許可されるのは1つのメモリデバイスでけで
あり、また1つのライト属性情報によってライトアクセ
ス許可されるのも1つのメモリデバイスでけである。し
たがって、2つの異なるメモリデバイスが同時にリード
アクセス、または同時にライトアクセスされるという事
態の発生を確実に防止することができる。
【0025】
【実施例】以下、図面を参照してこの発明の実施例を説
明する。図1には、この発明の一実施例に係わるコンピ
ュータシステムが示されている。このシステムはノート
ブックタイプまたはラップトップタイプのポータブルパ
ーソナルコンピュータを実現するためのものであり、シ
ステムボード上には、図示のように、CPU11、シス
テムコントローラ12、メインシステムメモリ13、B
IOS ROM14、リアルタイムクロック(RTC)
15、割り込みコントローラ(PIC)16、キーボー
ドコントローラ(KBC)17、ディスプレイコントロ
ーラ18などが実装されている。
【0026】また、システムボード上には、CPUロー
カルバス(プロセッサバスと称する場合もある)31、
ISA仕様のシステムバス32(以下、ISAバスと称
する)、およびメモリアドレスバス33などが配設され
ている。
【0027】CPU11は、大規模なキャッシュメモリ
を内蔵したマイクロプロセッサであり、例えば米インテ
ル社のIntel486CPUなどが使用される。CP
U11は、CPUローカルバス31を介してシステムコ
ントローラ12に接続されている。CPUローカルバス
31は、CPU11を構成するマイクロプロセッサの入
出力ピンに直接繋がる信号群である。
【0028】ここには、32ビットデータバス、32ビ
ットアドレスバス、およびW/R#,MIO#などの信
号線を含む各種ステータス信号線などが含まれている。
W/R#線は、それが“H”レベルの時は現在のバスサ
イクルがライトアクセスサイクルであることを示し、
“L”レベルの時はリードアクセスサイクルであること
を示す。MIO#線は、それが“H”レベルの時は現在
のバスサイクルがメモリアクセスサイクルであることを
示し、“L”レベルの時はI/Oアクセスサイクルであ
ることを示す。
【0029】システムコントローラ12は、CPUロー
カルバス31とISAバス32との間に接続されてお
り、CPU11からの要求に応じてシステム内の全ての
メモリおよびI/Oデバイスを制御する。このシステム
コントローラ12は、ゲートアレイによって構成された
1個のLSIによって実現されており、その中にはシス
テム内の全てのメモリおよびI/Oを制御するためのロ
ジックが組み込まれている。
【0030】メインシステムメモリ13には、オペレー
ティングシステム、実行対象のアプリケーションプログ
ラム、および各種処理データなどが格納される。このメ
インシステムメモリ13は、システムボード上に実装さ
れた複数のDRAMバンクから構成されている。各DR
AMバンクは、複数のDRAMチップを有している。
【0031】メインシステムメモリ13は32ビットの
メモリデバイスであり、そのデータポートはCPUロー
カルバス31の32ビットデータバスに接続され、ま
た、アドレス入力ポートはメモリアドレスバス33に接
続されている。メモリアドレスバス33はDRAM専用
のアドレスバスであり、このメモリアドレスバス33上
にはDRAMの物理アドレス(ロウアドレスRA/カラ
ムアドレスCA)がシステムコントローラ12から出力
される。また、メインシステムメモリ13には、ロウア
ドレスストローブ信号線RAS0〜RAS5、カラムア
ドレスストローブ信号線CAS、ライトイネーブル信号
線WE、アウトプットイネーブル信号線OE、チップセ
レクト信号線CSが接続されている。この場合、RAS
0〜RAS5はメインシステムメモリ13を構成する複
数のDRAMバンクにそれぞれ接続され、CAS,W
E,OE,CSは全てのDRAMバンクに共通接続され
る。
【0032】このシステムでは、メインシステムメモリ
13の記憶空間の一部は、BIOSROM14の内容が
コピーされるコピーエリア131として使用される。こ
のコピーエリア131に対するリード/ライトアクセス
は、メインシステムメモリ13の他の記憶エリアと同様
にシステムコントローラ12からのメモリアドレスおよ
び各種制御信号(RAS,CAS,WE,OE,CSな
ど)によって制御される。この場合、システムコントロ
ーラ12の制御によりコピーエリア131をライトプロ
テクトして、そのコピーエリア131に対するライトア
クセスを禁止することもできる。
【0033】BIOS ROM14は、ISA仕様のI
SAバス32に接続された8ビットまたは16ビットの
デバイスであり、ここには各種BIOSルーチンを含む
システムBIOS、およびVGA BIOSが格納され
ている。システムBIOSには、システムの電源投入時
に実行されるIRTルーチン、および各種ハードウェア
制御のためのBIOSドライバ群が含まれている。IR
Tルーチンは、BIOS ROM14の内容をメインシ
ステムメモリ13のコピーエリア131にコピーするR
OM/RAMコピールーチン、各種ハードウェアのテス
トおよび初期化ルーチン、およびブートルーチンなどを
含んでいる。
【0034】リアルタイムクロック(RTC)15、割
り込みコントローラ(PIC)16、およびキーボード
コントローラ(KBC)17は、それぞれISA仕様の
8ビットまたは16ビットのI/Oデバイスである。
【0035】ディスプレイコントローラ18はVGA仕
様に準拠したものであり、コンピュータ本体に標準装備
されたLCDパネルの表示制御、およびオプション接続
されるCRTディスプレイの表示制御を行う。ビデオメ
モリ(VRAM)181には、表示データが格納され
る。このビデオメモリ(VRAM)181のリード/ラ
イト制御は、ディスプレイコントローラ18によって行
われる。
【0036】次に、システムコントローラ12に設けら
れたメモリ制御サブシステムの構成について説明する。
メモリ制御サブシステムは、図示のように、CPUコン
トローラ121、アクセスコントローラ122、DRA
Mマッパ123、DRAMコントローラ124、および
ISAコントローラ125から構成されている。
【0037】また、このシステムが、32ビットのPC
Iバス、および32ビットのVLバスをサポートする場
合には、それらPCIバスおよびVLバス上の32ビッ
トデバイスをそれぞれ制御するために、DRAMコント
ローラ124およびISAコントローラ125に加え、
図示のように、PCIコントローラ126およびVLバ
スコントローラ127が設けられる。この場合、例えば
ディスプレイコントローラ18はCPUローカルバス3
1から分離され、代わりに32ビットのVLバスまたは
PCIバス上に接続することができる。
【0038】CPUコントローラ121は、アクセスコ
ントローラ122と共同して、CPU11のバスサイク
ル制御、およびCPUアドレスデコードを行う。CPU
アドレスデコードには、CPUコントローラ121に設
けられたアトリビュートレジスタファイル201が利用
される。
【0039】アトリビュートレジスタファイル201
は、このコンピュータシステムのメモリアドレスマップ
を定義するためのものであり、CPU11のメモリアド
レス空間を構成する複数のメモリアドレスエリアにそれ
ぞれ対応する複数のアトリビュートレジスタから構成さ
れている。
【0040】各アトリビュートレジスタはCPU11に
よってリード/ライト可能なI/O制御レジスタであ
り、各レジスタには、それに対応するメモリアドレスエ
リアに配置すべきメモリデバイスの種類(DRAM、I
SAバス上のメモリ、PCIバス上のメモリ、VLバス
上のメモリ)を指定するための属性情報(ATTRIB
UTE)がCPU11によって予め設定されている。属
性情報はメモリリードサイクル用のリード属性情報とメ
モリライトサイクル用のライト属性情報を含んでおり、
これによって各メモリアドレスエリアに配置すべきメモ
リデバイスの種類をメモリリードサイクルとメモリライ
トサイクルとで別個に指定することができる。
【0041】CPU11がメモリアクセスのためのバス
サイクルを実行した時、CPUアドレス(A31:0
2)の値に対応するメモリアドレスエリアの属性情報が
アトリビュートレジスタファイル201から読み出さ
れ、それがアクセスコントローラ122に送られる。
【0042】アクセスコントローラ122は、アトリビ
ュートレジスタファイル201からから読み出された属
性情報に従ってアクセス対象のメモリデバイスの種類を
決定し、そのメモリデバイスの種類に対応する1つのメ
モリコントローラ、すなわち、DRAMコントローラ1
24、ISAコントローラ125、PCIコントローラ
126、またはVLバスコントローラ127、にメモリ
サイクルの実行を指示する。この場合、アクセス対象の
メモリデバイスの種類は、CPU11のバスサイクルが
メモリリードサイクルの場合にはアトリビュートレジス
タファイル201から読み出された属性情報の中のリー
ド属性情報によって決定され、メモリライトサイクルの
場合にはライト属性情報によって決定される。CPU1
1のバスサイクルがメモリリードサイクル/メモリライ
トサイクルのどちらであるかは、W/R#の論理レベル
によって検出できる。
【0043】DRAMマッパー123は、CPUアドレ
ス(A31:02)をDRAM論理アドレス(MA3
1:02)に変換する。この変換は、CPU11のメモ
リアドレス空間に分散配置されているDRAMメモリエ
リアをDRAMアクセス専用の連続した論理アドレス空
間に割り付けるために行われる。ここで、このアドレス
変換動作の一例を図2を参照して説明する。
【0044】図2(A)はこのシステムで使用されるメ
モリアドレスマップであり、また図2(B)は図2
(A)のメモリアドレスマップに対応するDRAM論理
アドレス空間である。
【0045】図2(A)に示されているように、CPU
11によってアドレッシング可能なメモリアドレ空間に
はコンベンショナルメモリエリア、拡張メモリエリアの
ようなDRAMを配置するためのDRAMアドレスエリ
アの他に、DRAM以外の他のメモリデバイス(VRA
M、BIOS ROM、オプションROM、SM−RA
Mなど)を配置するためのアドレスエリアが確保されて
いる。このシステムでは、BIOS ROM14のVG
A BIOSおよびシステムBIOSはDRAM上にコ
ピーして使用され、またSM−RAMはDRAM上で実
現されている。したがって、実際には、VRAMおよび
オプションROMを除く全てのメモリアドレエリアに属
するCPUアドレス(A31:02)がDRAM論理ア
ドレス(MA31:02)に変換される。このアドレス
変換により、VRAMおよびオプションROMそれぞれ
のアドレスエリアの直前および直後のDRAMアドレス
エリアのCPUアドレスは、DRAM論理アドレス空間
上では連続したアドレスとなる。
【0046】このようなCPUアドレスからDRAM論
理アドレスへの変換は、16Kバイト単位で行われる。
このため、DRAM論理アドレスの下位ビット部(MA
13:02)は、アドレス変換後においても、CPUア
ドレスの下位ビット部(A13:02)と等しい。
【0047】DRAMマッパー123によって得られた
DRAM論理アドレス(MA31:02)は、DRAM
コントローラ124に送られる。DRAMコントローラ
124は、アクセスコントローラ122によってCPU
11のバスサイクルがDRAMサイクルであることが指
示された時、アクセス制御信号(RAS,CAS,W
E,OE,CS)およびDRAM物理アドレス(ロウア
ドレスRA、カラムアドレスCA)を用いて、メインシ
ステムメモリ13、すなわちDRAMのアクセスサイク
ルを実行する。ロウアドレスRAおよびカラムアドレス
CAは、DRAM論理アドレス(MA31:02)を分
解する事によって得られる。
【0048】ISAコントローラ125は、アクセスコ
ントローラ122によってCPU11のバスサイクルが
ISAバス上のメモリのアクセスサイクルであることが
指示された時、ISAバス上のBIOS ROM14に
チップセレクト信号を発行し、そのBIOS ROM1
4をISAバスのバスサイクルに対応するタイミングで
アクセス制御する。
【0049】PCIコントローラ126は、アクセスコ
ントローラ122によってCPU11のバスサイクルが
PCIバス上のメモリのアクセスサイクルであることが
指示された時、PCIバス上の所定のメモリにチップセ
レクト信号を発行し、そのメモリをPCIバスのバスサ
イクルに対応するタイミングでアクセス制御する。
【0050】VLバスコントローラ127は、アクセス
コントローラ122によってCPU11のバスサイクル
がVLバス上のメモリのアクセスサイクルであることが
指示された時、VLバス上の所定のメモリにチップセレ
クト信号を発行し、そのメモリをPCIバスのバスサイ
クルに対応するタイミングでアクセス制御する。
【0051】次に、アトリビュートレジスタファイル2
01によって管理される属性情報について具体的に説明
する。まず、図3を参照して、CPU11のメモリアド
レス空間とアトリビュートレジスタファイル201によ
ってエリア毎に管理される属性情報との関係を説明す
る。
【0052】前述したようにアトリビュートレジスタフ
ァイル201によって管理される1つのアドレスエリア
のサイズは16Kバイトであり、図3に示されているよ
うに、CPUメモリアドレス空間00000000H〜
0000FFFFHは000000Hから順番にARE
A00〜AREA63と定義される。
【0053】これらAREA00〜AREA63の内、
DRAMを含む複数種のメモリデバイスが配置される可
能性があるAREA40〜AREA63に対応する各ア
トリビュートレジスタには、図4に示すような8ビット
の属性情報が設定される。
【0054】図4に示されているように、8ビットの属
性情報のうち、bit7とbit6の2ビットはリード
属性情報(READ ATTRIBUTE)、bit5
とbit4の2ビットはライト属性情報(WRITE
ATTRIBUTE)、bit3はDRAMライトプロ
テクト情報(WP)、bit2とbit1の2ビットは
キャッシング制御情報(CASH)として使用される。
【0055】リード属性情報(READ ATTRIB
UTE)は、リードアクセス対象のメモリデバイスの種
類を示すものであり、図5に示されているように、その
bit7とbit6の2ビットの組み合わせによって、
DRAM、VLバス上のメモリ、PCIバス上のメモ
リ、ISAバス上のメモリのいずれかが指定される。
【0056】ライト属性情報(WRITE ATTRI
BUTE)は、ライトアクセス対象のメモリデバイスの
種類を示すものであり、図6に示されているように、そ
のbit5とbit4の2ビットの組み合わせによっ
て、DRAM、VLバス上のメモリ、PCIバス上のメ
モリ、ISAバス上のメモリのいずれかが指定される。
【0057】DRAMライトプロテクト情報(WP)
は、ライト属性情報によってDRAMがライトアクセス
対象のメモリデバイスとして指定されている時、図7に
示されているように、bit3の内容によってDRAM
に対する書き込み保護を行うか否かを示す。
【0058】キャッシング制御情報(CASH)は、リ
ード属性情報およびライト属性情報によって共にDRA
Mが指定されている時に於いて、そのRAMのキャッシ
ング操作の有効/無効を制御するためのものであり、図
8に示されているように、そのbit2とbit1の2
ビットの組み合わせによって、ライトバックキャシュイ
ネーブル、ライトスルーキャシュイネーブル、キャシュ
ディセーブルのいずれかが指定される。例えば、VGA
BIOSや、システムBIOSがコピーされたDRA
Mエリアについては、キャシュディセーブルの設定が成
される。
【0059】次に、図9のフローチャートを参照して、
アトリビュートレジスタファイル201の属性情報を利
用して行われるCPUアドレスのデコード処理について
説明する。
【0060】ここでは、CPUアドレスが000A00
00H〜00100000Hに属する時、つまりARE
A40〜AREA63に対するデコード処理について説
明する。
【0061】まず、アクセスコントローラ122は現在
のCPUバスサイクルがメモリリードサイクルであるか
メモリライトサイクルであるかを判断する(ステップS
11)。メモリリードサイクルであれば、アクセスコン
トローラ122は、CPUアドレス(A31−14)に
よって指定されたアトリビュートレジスタのbit7と
bit6(リード属性情報)を参照し(ステップS1
2)、bit7=“H”、bit6=“H”であれば、
DRAMコントローラ124にDRAMサイクルである
ことを通知してDRAMリードサイクルを実行させる
(ステップS13)。
【0062】一方、bit7=“H”、bit6=
“H”以外の場合は、それらbit7とbit6の組み
合わせに応じて、ISAコントローラ125、PCIコ
ントローラ126、およびVLバスコントローラ127
のいずれかにメモリリードサイクルの実行を指示する
(ステップS14)。
【0063】現在のCPUバスサイクルがメモリライト
サイクルの場合には、アクセスコントローラ122は、
CPUアドレス(A31−14)によって指定されたア
トリビュートレジスタのbit5とbit4(ライト属
性情報)を参照する(ステップS15)。bit5=
“H”、bit4=“H”であれば、アクセスコントロ
ーラ122は、アトリビュートレジスタのbit3(D
RAMライトプロテクト情報WP)を参照して、該当す
るDRAMエリアが書き込み保護(ライトプロテクト)
領域であるか否かを調べる(ステップS16)。書き込
み保護領域でなければ、DRAMコントローラ124に
DRAMサイクルであることを通知してDRAMライト
サイクルを実行させる(ステップS17)。一方、書き
込み保護領域であれば、DRAMサイクルであり、且つ
ライトプロテクトであることをDRAMコントローラ1
24に通知して、WE信号の出力を禁止させた状態でD
RAMコントローラ124にDRAMライトサイクルを
実行させる(ステップS18)。
【0064】一方、bit5=“H”、bit4=
“H”以外の場合は、それらbit5とbit4の組み
合わせに応じて、ISAコントローラ125、PCIコ
ントローラ126、およびVLバスコントローラ127
のいずれかにメモリライトサイクルの実行を指示する
(ステップS19)。
【0065】このように、このシステムにおいては、C
PU11のメモリアドレス空間が複数のメモリアドレス
エリアAREA00〜AREA63に分割して管理さ
れ、それらメモリアドレスエリア毎にそこに配置すべき
メモリデバイスの種類などを示す属性情報を利用して、
CPUアドレスのデコードが行われる。このため、従来
のように複数のアドレスデコーダに個々にデコード条件
を設定すること無く、システム全体のメモリアドレスマ
ップをアトリビュートレジスタファイル201の属性情
報の内容のみによって容易に決定することができる。ま
た、1つの属性情報によってアクセス許可されるのは1
つのメモリデバイスでけであるので、メモリアドレスエ
リア毎にそれに配置すべきメモリデバイスを一義的に規
定できる。従って、異なる2つのメモリデバイスが誤っ
て同一メモリアドレス空間に配置されるといった事態の
発生を確実に確実に防止できる。
【0066】また、リード属性情報とライト属性情報を
各メモリアドレスエリア毎に定義しているので、リード
サイクル用のメモリアドレスマップとライトサイクル用
のメモリアドレスマップを別個に定義することができ
る。
【0067】次に、図10のフローチャートを参照し
て、“高速ROM”機能を実現するためのROM/RA
Mコピー処理について説明する。システム電源が投入さ
れると、CPU11によってBIOS ROM14のI
RTルーチンが実行される。IRTルーチンは、まず、
アトリビュートレジスタファイル201の各アトリビュ
ートレジスタに属性情報をセットして、このシステムの
メモリアドレスマップを定義する(ステップS21)。
この場合、BIOS ROM14のVGA BIOSに
割り当てられるメモリアドレス000C0000H〜0
00C7FFFHに対応するAREA48とAREA4
9の各々には、ISAバス上のBIOS ROMを指定
するリード属性情報(bit7=“L”,bit6=
“L”)とDRAMを指定するライト属性情報(bit
5=“H”,bit4=“H”)がセットされる。同様
に、BIOS ROM14のシステムBIOSに割り当
てられるメモリアドレス000F0000H〜000F
FFFFHに対応するAREA60〜AREA63の各
々にも、ISAバス上のBIOS ROMを指定するリ
ード属性情報(bit7=“L”,bit6=“L”)
とDRAMを指定するライト属性情報(bit5=
“H”,bit4=“H”)がセットされる。
【0068】これにより、図3に点線で示されているよ
うに、VGA BIOSのアドレス空間およびシステム
BIOSのアドレスエリアの各々には、それぞれBIO
SROMとDRAMの双方が配置される。
【0069】次いで、IRTルーチンは、VGA BI
OSおよびシステムBIOSをBIOS ROMからD
RAMにコピーするために、AREA48,AREA4
9,AREA60〜AREA63それぞれの先頭番地か
ら最終番地までのデータを読み込むためのリードアクセ
スと、そのリードアクセスによって読み取ったデータを
同じ番地に書き込むためのライトアクセスを行う(ステ
ップS22)。
【0070】例えば、AREA48のBIOS ROM
の内容をAREA48のDRAMにコピーする場合に
は、CPU11によって次のような命令が実行される。 MOV AX ,C000H …上位アドレスの設定 MOV ES ,AX MOV DS ,AX MOV SI ,0 …下位アドレスの設定 MOV DI ,0 CLD …アドレスインクリメント MOV CX ,1000H …転送回数の設定 REP MOVSD …ダブルワード転送命令 また、上述の命令は次のように記述することもできる。
【0071】 MOV AX ,C000H …上位アドレスの設定 MOV DS ,AX MOV CX ,4000H …転送回数 MOV BX ,0 …下位アドレスの設定 L1 : MOV AL ,[BX] …転送命令(リード) MOV [BX],AL …転送命令(ライト) INC BX …アドレスインクリメント LOOP L1 次に、IRTルーチンは、AREA48,49,60〜
63それぞれの属性情報を再設定して、BIOS RO
Mのアクセスを無効、AREA48,49,60〜63
を通したDRAMアクセスをリードオンリーに設定する
(ステップS23)。
【0072】この場合、AREA48,49,60〜6
3の各々には、DRAMを指定するリード属性情報(b
it7=“H”,bit6=“H”)と、DRAMを指
定するライト属性情報(bit5=“H”,bit4=
“H”)と、ライトプロテキトを指示するDRAMライ
トプロテクト情報(bit3=“H”)が設定される。
【0073】この後、オペレーティングシステムが実行
された後は、8ビットまたは16ビットデータ幅のBI
OS ROM14の代わりにそれよりも高速アクセス可
能な32ビットデータ幅のDRAMがアプリケーション
プログラムなどによってアクセスされるようになり、V
GA BIOSおよびシステムBIOSの高速アクセス
が可能となる。
【0074】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、複数のアドレスデコーダに個々にデコード条件を設
定すること無く、システム全体のメモリアドレスマップ
をアトリビュートレジスタファイル201の属性情報の
内容のみによって決定することができる。また、1つの
属性情報によってアクセス許可されるのは1つのメモリ
デバイスでけであるので、メモリアドレスエリア毎にそ
れに配置すべきメモリデバイスを一義的に規定できる。
従って、異なる2つのメモリデバイスが誤って同一メモ
リアドレス空間に配置されるといった事態の発生を確実
に防止できる。
【0075】また、リードサイクル用とライトサイクル
用の2つの属性情報(リード属性情報、ライト属性情
報)を各メモリアドレスエリア毎に定義しているので、
同一メモリエリアに対応するリード属性情報およびライ
ト属性情報によってROMデバイスおよびRAMデバイ
スをそれぞれアクセス許可することにより、同一番地に
対するリードアクセスとライトアクセスとによって“高
速ROM”機能実現のためのROM/RAMコピーを行
うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例に係るコンピュータシステ
ムの構成を示すブロック図。
【図2】図1のシステムに設けられているDRAMマッ
パーによって実行されるCPUメモリアドレス空間から
DRAM論理アドレス空間への変換動作の示す図。
【図3】図1のシステムに設けられているアトリビュー
トレジスタファイルによって管理される属性情報とCP
Uメモリアドレス空間との関係を示す図。
【図4】図1のシステムに設けられているアトリビュー
トレジスタファイルに設定される属性情報のフォーマッ
トを示す図。
【図5】図4の属性情報に含まれるリード属性情報の内
容を示す図。
【図6】図4の属性情報に含まれるライト属性情報の内
容を示す図。
【図7】図4の属性情報に含まれるDRAMライトプロ
テクト情報の内容を示す図。
【図8】図4の属性情報に含まれるキャッシング制御情
報の内容を示す図。
【図9】同実施例のシステムにおけるCPUアドレスの
デコード処理の手順を示すフローチャート。
【図10】同実施例のシステムにおけるROM/RAM
コピー処理の手順を示すフローチャート。
【符号の説明】
11…CPU、12…システムコントローラ、13…メ
インシステムメモリ、14…BIOS ROM、18…
ディスプレイコントローラ、121…CPUコントロー
ラ、122…アクセスコントローラ、124…DRAM
コントローラ、125…ISAコントローラ、126…
PCIコントローラ、127…VLバスコントローラ、
201…アトリビュートレジスタファイル。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−116344(JP,A) 特開 昭64−19446(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 13/14 G06F 12/06

Claims (13)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 CPUと、 複数種のメモリデバイスと、 これら複数種のメモリデバイスにそれぞれ結合され、そ
    れらメモリデバイスのアクセスをそれぞれ制御する複数
    のメモリコントローラと、 前記CPUによってアドレッシング可能なメモリアドレ
    ス空間を構成する複数のメモリアドレスエリアにそれぞ
    れ対応して設けられた複数のI/O制御レジスタを含む
    レジスタファイルであって、各レジスタには、それに対
    応するメモリアドレスエリアに配置すべきメモリデバイ
    スの種類を指定する属性情報が設定されているレジスタ
    ファイルと、 このレジスタファイルに結合され、前記CPUがメモリ
    アクセスのためのバスサイクルを実行した時、前記CP
    Uからのメモリアドレスの値に対応するメモリアドレス
    エリアの属性情報に従ってアクセス対象のメモリデバイ
    スを決定し、そのアクセス対象のメモリデバイスに対応
    するメモリコントローラに対してメモリアクセスの実行
    を指示するデコード手段とを具備することを特徴とする
    コンピュータシステム。
  2. 【請求項2】 前記複数種のメモリデバイスは、第1バ
    スに接続されたRAMデバイスと、前記第1バスよりも
    バス幅の小さい第2バスに接続されたROMデバイスと
    を含むことを特徴とする請求項1記載のコンピュータシ
    ステム。
  3. 【請求項3】 前記複数のメモリコントローラは、前記
    RAMデバイスのアクセスを制御する第1のメモリコン
    トローラと、前記ROMデバイスのアクセスを制御する
    第2のメモリコントローラを含むことを特徴とする請求
    項2記載のコンピュータシステム。
  4. 【請求項4】 前記RAMデバイスは32ビットデバイ
    スであり、前記ROMデバイスは8ビットまたは16ビ
    ットデバイスであることを特徴とする請求項2記載のコ
    ンピュータシステム。
  5. 【請求項5】 前記属性情報は、リードアクセスを許可
    すべきメモリデバイスの種類を指定するリード属性情報
    と、ライトアクセスを許可すべきメモリデバイスの種類
    を指定するライト属性情報とを含み、 前記アクセス制御手段は、 前記CPUによって実行されるバスサイクルがメモリリ
    ードサイクルの時、前記CPUからのメモリアドレスの
    値に対応するメモリアドレスエリアのリード属性情報に
    従ってリードアクセス対象のメモリデバイスを決定し、
    そのリードアクセス対象のメモリデバイスに対応するメ
    モリコントローラに対してメモリアクセスの実行を指示
    する手段と、 前記CPUによって実行されるバスサイクルがメモリラ
    イトサイクルの時、前記CPUからのメモリアドレスの
    値に対応するメモリアドレスエリアのライト属性情報に
    従ってライトアクセス対象のメモリデバイスを決定し、
    そのライトアクセス対象のメモリデバイスに対応するメ
    モリコントローラに対してメモリアクセスの実行を指示
    する手段とを含むことを特徴とする請求項1記載のコン
    ピュータシステム。
  6. 【請求項6】 CPUと、 RAMデバイスおよびROMデバイスと、 これらRAMデバイスおよびROMデバイスにそれぞれ
    結合され、それらRAMデバイスおよびROMデバイス
    のアクセスをそれぞれ制御する第1および第2のメモリ
    コントローラと、 前記CPUによってアドレッシング可能なメモリアドレ
    ス空間を構成する複数のメモリアドレスエリアにそれぞ
    れ対応して設けられた複数のI/O制御レジスタを含む
    レジスタファイルであって、各レジスタには、前記RA
    MデバイスおよびROMデバイスの中で、そのレジスタ
    に対応するメモリアドレスエリアに配置し且つリードア
    クセス許可すべきメモリデバイスの種類を指定するリー
    ド属性情報および前記メモリアドレスエリアに配置し且
    つライトアクセス許可すべきメモリデバイスの種類を指
    定するライト属性情報を含む属性情報が設定されている
    レジスタファイルと、 このレジスタファイルに結合され、前記CPUがメモリ
    アクセスのためのバスサイクルを実行した時、前記CP
    Uからのメモリアドレスの値に対応するメモリアドレス
    エリアの属性情報に従って前記第1および第2のメモリ
    コントローラの1つにメモリアクセスの実行を指示する
    デコード手段とを具備し、 このデコード手段は、 前記バスサイクルがメモリリードサイクルである時、前
    記CPUからのメモリアドレスの値に対応するメモリア
    ドレスエリアのリード属性情報に従ってリードアクセス
    対象のメモリデバイスを決定し、そのリードアクセス対
    象のメモリデバイスに対応するメモリコントローラに対
    してメモリアクセスの実行を指示する手段と、 前記バスサイクルがメモリライトサイクルである時、前
    記CPUからのメモリアドレスの値に対応するメモリア
    ドレスエリアのライト属性情報に従ってライトアクセス
    対象のメモリデバイスを決定し、そのライトアクセス対
    象のメモリデバイスに対応するメモリコントローラに対
    してメモリアクセスの実行を指示する手段とを含むこと
    を特徴とするコンピュータシステム。
  7. 【請求項7】 システムの電源投入に応答して、前記R
    OMデバイスが配置されるべきメモリアドレス空間に対
    応する前記レジスタファイルのI/O制御レジスタに、
    前記ROMデバイスを指定するリ−ド属性情報と前記R
    AMデバイスを指定するライト属性情報を含む属性情報
    を設定して、前記ROMデバイスとRAMデバイスを同
    一メモリアドレス空間に配置する手段と、 前記ROMデバイスとRAMデバイスが配置されている
    メモリアドレス空間の先頭番地から最終番地までを順次
    リードし、読み取ったデータを同じ番地に順次ライトす
    ることによって、前記ROMデバイスの内容を前記RA
    Mデバイスにコピーする手段と、 前記ROMデバイスのアクセスを無効にするために前記
    ROMデバイスを指定するリ−ド属性情報を前記RAM
    デバイスを指定する値に変更する属性情報変更手段とを
    さらに具備することを特徴とする請求項6記載のコンピ
    ュータシステム。
  8. 【請求項8】 前記属性情報は、さらに、前記ライト属
    性情報によって前記RAMデバイスがライトアクセスを
    許可すべきメモリデバイスとして指定されている時、そ
    のRAMデバイスを書き込み禁止にするか否かを指定す
    るライトプロテクト情報を含み、 前記デコード手段は、前記属性情報に前記RAMデバイ
    スを書き込み禁止にすることを指定するライトプロテク
    ト情報が含まれている時、前記第1のメモリコントロー
    ラに前記RAMデバイスのライトアクセスを禁止させる
    手段をさらに含むことを特徴とする請求項6記載のコン
    ピュータシステム。
  9. 【請求項9】 システムの電源投入に応答して、前記R
    OMデバイスが配置されるべきメモリアドレス空間に対
    応する前記レジスタファイルのI/O制御レジスタに、
    前記ROMデバイスを指定するリ−ド属性情報と前記R
    AMデバイスを指定するライト属性情報を含む属性情報
    を設定して、前記ROMデバイスとRAMデバイスを同
    一メモリアドレス空間に配置する手段と、 前記ROMデバイスとRAMデバイスが配置されている
    メモリアドレス空間の先頭番地から最終番地までを順次
    リードし、読み取ったデータを同じ番地に順次ライトす
    ることによって、前記ROMデバイスの内容を前記RA
    Mデバイスにコピーする手段と、 前記ROMデバイスのアクセスを無効にするために前記
    ROMデバイスを指定するリ−ド属性情報を前記RAM
    デバイスを指定する値に変更する手段と、 前記RAMデバイスのアクセス許可をリードアクセスだ
    けに変更するために、前記RAMデバイスを書き込み禁
    止にすることを指定するライトプロテクト情報を前記I
    /O制御レジスタに設定する手段とをさらに具備するこ
    とを特徴とする請求項8記載のコンピュータシステム。
  10. 【請求項10】 前記RAMデバイスは第1バスに接続
    され、前記ROMデバイスは前記第1バスよりもバス幅
    の小さい第2バスに接続されていることを特徴とする請
    求項6記載のコンピュータシステム。
  11. 【請求項11】 前記第1のメモリコントローラは前記
    第1バスのバススサイクルに対応するタイミングで前記
    RAMデバイスのアクセスを制御し、前記第2のメモリ
    コントローラは、前記第2バスのバスサイクルに対応す
    るタイミングで前記ROMデバイスのアクセスを制御す
    ることを特徴とする請求項6記載のコンピュータシステ
    ム。
  12. 【請求項12】 前記ROMデバイスは、前記コンピュ
    ータシステムのハードウェアを制御するためのBIOS
    ルーチンが格納されシステムROMであることを特徴と
    する請求項7記載のコンピュータシステム。
  13. 【請求項13】 CPUと、複数種のバスを有し、これ
    らバスに互いに異なるメモリデバイスまたは周辺装置が
    接続されるコンピュータシステムにおいて、 前記複数種のバスにそれぞれ対応して設けられ、対応す
    るバス上のメモリデバイスのアクセスを制御する複数の
    コントローラと、 前記CPUによってアドレッシング可能なメモリアドレ
    ス空間を構成する複数のメモリアドレスエリアにそれぞ
    れ対応して設けられた複数のI/O制御レジスタを含む
    レジスタファイルであって、各レジスタには、それに対
    応するメモリアドレスエリアに配置すべきメモリデバイ
    スの種類を指定する属性情報が設定されているレジスタ
    ファイルと、 このレジスタファイルに結合され、前記CPUがメモリ
    アクセスのためのバスサイクルを実行した時、前記CP
    Uからのメモリアドレスの値に対応するメモリアドレス
    エリアの属性情報に従ってアクセス対象のメモリデバイ
    スを決定し、そのアクセス対象のメモリデバイスに対応
    するメモリコントローラに対してメモリアクセスの実行
    を指示するデコード手段とを具備することを特徴とする
    コンピュータシステム。
JP23579494A 1993-12-28 1994-09-30 コンピュータシステム Expired - Lifetime JP3505231B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23579494A JP3505231B2 (ja) 1994-09-30 1994-09-30 コンピュータシステム
US08/364,720 US5706407A (en) 1993-12-28 1994-12-27 System for reallocation of memory banks in memory sized order
US08/893,926 US6016548A (en) 1993-12-28 1997-07-15 Apparatus for controlling duty ratio of power saving of CPU

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23579494A JP3505231B2 (ja) 1994-09-30 1994-09-30 コンピュータシステム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08101802A JPH08101802A (ja) 1996-04-16
JP3505231B2 true JP3505231B2 (ja) 2004-03-08

Family

ID=16991365

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP23579494A Expired - Lifetime JP3505231B2 (ja) 1993-12-28 1994-09-30 コンピュータシステム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3505231B2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7426625B2 (en) 2004-03-31 2008-09-16 International Business Machines Corporation Data processing system and computer program product for support of system memory addresses with holes
EP1862909A4 (en) * 2005-03-24 2009-09-09 Fujitsu Ltd MEMORY ADDRESS MANAGEMENT THROUGH FIRMWARE
JP4800701B2 (ja) * 2005-08-02 2011-10-26 株式会社リコー コンピュータシステム
US9864548B2 (en) 2015-09-10 2018-01-09 Toshiba Memory Corporation Memory module, electronic device and method
US11275520B2 (en) * 2020-03-02 2022-03-15 Micron Technology, Inc. Media type selection using a processor in memory

Also Published As

Publication number Publication date
JPH08101802A (ja) 1996-04-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100338446B1 (ko) 메모리액세스제어를제공하는방법및데이타처리시스템
US5551006A (en) Low cost writethrough cache coherency apparatus and method for computer systems without a cache supporting bus
US7401358B1 (en) Method of controlling access to control registers of a microprocessor
US7043616B1 (en) Method of controlling access to model specific registers of a microprocessor
EP0461924B1 (en) Memory address space determination using programmable limit registers with single-ended comparators
US5909696A (en) Method and apparatus for caching system management mode information with other information
US7130977B1 (en) Controlling access to a control register of a microprocessor
US6397301B1 (en) Preventing access to secure area of a cache
US5418927A (en) I/O cache controller containing a buffer memory partitioned into lines accessible by corresponding I/O devices and a directory to track the lines
US5497458A (en) Cache testability circuit for embedded diagnostics
JPH0345407B2 (ja)
US7082507B1 (en) Method of controlling access to an address translation data structure of a computer system
US5544344A (en) Apparatus for caching smram in an intel processor based computer system employing system management mode
JPH06309216A (ja) 線形ラム・バンクとして使用可能なキャッシュ・メモリを有するデータ・プロセッサ
US7146477B1 (en) Mechanism for selectively blocking peripheral device accesses to system memory
US5638532A (en) Apparatus and method for accessing SMRAM in a computer based upon a processor employing system management mode
US5161219A (en) Computer system with input/output cache
US5802598A (en) Data memory access control and method using fixed size memory sections that are sub-divided into a fixed number of variable size sub-sections
US5287482A (en) Input/output cache
JP3505231B2 (ja) コンピュータシステム
JPH10293684A (ja) コンピュータシステムおよびその立ち上げ制御方法
US4628450A (en) Data processing system having a local memory which does not use a directory device with distributed resident programs and a method therefor
JP3614956B2 (ja) メモリ制御システム
JPH09114768A (ja) コンピュータシステム
AU632542B2 (en) Ring reduction logic mechanism

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20031209

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20031215

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071219

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081219

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091219

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091219

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101219

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111219

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121219

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121219

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131219

Year of fee payment: 10

EXPY Cancellation because of completion of term