JP3494966B2 - 無線装置 - Google Patents

無線装置

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JP3494966B2
JP3494966B2 JP2000267400A JP2000267400A JP3494966B2 JP 3494966 B2 JP3494966 B2 JP 3494966B2 JP 2000267400 A JP2000267400 A JP 2000267400A JP 2000267400 A JP2000267400 A JP 2000267400A JP 3494966 B2 JP3494966 B2 JP 3494966B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、無線回線を通じて
ソフトウェアをダウンロード可能な無線装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の携帯電話機やPHS電話機などの無
線端末装置は、あらかじめ規格によって規定された変調
方式や伝送レート専用に設計・製造されていた。したが
って、1台の無線装置で異なる変調方式や伝送レートに
対応することはできなかった。ところが、近年の移動通
信システムの爆発的な普及に伴い、利用者の利用形態も
従来の音声通話から、メールや、データ・ファックス通
信、Webのブラウジングなど、多様性を帯びて来てい
る。このような利用形態の多様化に伴い、たとえば、携
帯電話とPHSを1台の電話機で利用する、いわゆる「マ
ルチモード端末」への要求が高まっている。
【0003】このようなマルチモード化に対応するため
には、1台の無線端末装置で、仕様の異なる複数の変復
調方式を送受信する必要性が生じる。しかし、従来の無
線装置は、上述の如くある1つの変復調方式や伝送レー
トに特化して作られていたため、従来の装置を用いて異
なる変調方式の信号を発生させるためには、複数の変復
調装置を1台の装置に用意し、それらを切換えて利用す
るなど、によって対応する必要があった。現在、携帯電
話とPHSを1台の端末で利用するデュアルモード端末が
製造され、市場に投入されているが、これは、上記の従
来の技術を用いて製造された2つのシステムに対応した
2つの無線装置を、ハードウエア的に1つの筐体に収め
て両方のシステムを利用可能とするものである。
【0004】しかしながら、このような構成で無線装置
を実現した場合、あくまでも装置内部は従来の無線装置
が2つ存在するだけなので、新規に別の通信システムに
対応したり、あるいはすでに内蔵している機能をバージ
ョンアップするなどといった機能向上が不可能であっ
た。
【0005】以上のような欠点を解決するための1つの
手法として、ディジタルシグナルプロセッサ(DSP)な
どを用いて無線機の一部機能をソフトウエア処理によっ
て実現することで、ソフトウェアの入れ替えによって、
ハードウェアの変更なしに、変調方式や伝送レートなど
の無線特性を変更可能な無線機、いわゆるソフトウェア
無線機、が提案され、実用化が検討されている。このソ
フトウェア無線機の技術を用いることで、ソフトウェア
の入れ替えによって携帯電話やPHSなどのシステム変更
に対応し、あるいは、システムに導入された最新の機能
を取り入れることが可能となり、無線装置の利便性は画
期的に向上する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】さて、このようなソフ
トウェア無線機において、新規入れ替えソフトウェアの
入手方法としていくつかの形態が考えられるが、その一
つとして、無線回線経由で必要なプログラムをダウンロ
ードする方法が挙げられる。たとえば、特開平9−33
1579などで、このような無線回線経由によるプログ
ラムダウンロード可能な無線装置がすでに提案されてい
る。無線ダウンロード機能を有した無線装置は、有線ケ
ーブル等で無線装置をPC等に接続してダウンロードする
方法や、メモリカードを無線装置に差してプログラムを
ダウンロードする方法に比べ、余計なインターフェイス
を備える必要がないため無線装置の小型化や低コスト化
が可能となる。さらに、時間や場所に依存せずにダウン
ロードが可能であるため、非常にフレキシビリティに富
んでおり、ソフトウェア無線機のソフトウェアダウンロ
ード方法としてはもっとも適している。
【0007】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
であり、無線回線を介してソフトウェアをダウンロード
可能な無線装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の特徴は、受信部および送信部を備えた無線
部と、その無線部を介して伝送される信号を変調および
復調する変復調部と、その変復調部に固有で、その変復
調部によって直接実行可能な変復調用実行ファイルを、
一時的に格納する実行ファイル格納部と、実行ファイル
のソースファイルを無線通信によって取得し、ソースフ
ァイルから実行ファイルを生成する実行ファイル生成装
置と、から構成される無線装置であることである。そし
て、上記の実行ファイル生成装置は、ソースファイルを
コンパイルするコンパイラと、ライブラリとして登録さ
れた複数のデータファイルとコンパイル済みのファイル
とをリンクして、実行ファイルを生成するリンカと、ソ
ースファイルで定義された、ライブラリに未登録のデー
タファイルをさらに取得し、ライブラリに登録するライ
ブラリエクステンダと、から構成される。
【0009】ここで、「変復調部」は、たとえば、ディ
ジタルシグナルプロセッサ(DSP)、PLA、FPGA、から成
る。また、「ソースファイル」は、特定の装置、ここで
は、特定のDSP、PLA、FPGA等から成る変復調部に固有の
ものではなく、装置に依存しないものである。一方、
「実行ファイル」は、特定の装置、ここでは、上記の
「変復調部」に固有のものであり、他の装置では使用不
可能のものである。さらに、「ソースファイル」には、
ソースファイルのみならず、ソースファイルとそれに対
応する実行ファイルの間の中間ステップとして使用され
る中間ファイルも含まれる。この中間ファイルも、装置
依存性のないものである。
【0010】本発明の特徴によれば、装置依存性のない
ソースファイルをダウンロードし、必要に応じて、ライ
ブラリにデータファイルを登録する。このため、少ない
ダウンロード量で、変復調部の新規の実行ファイルを取
得することができ、容易に、かつ、高速に、変復調部の
再設定が実行可能となる。さらに、ダウンロードの際の
ミス率も低減され、ダウンロードの信頼性を向上でき
る。
【0011】
【発明の実施の形態】以下図面を参照して、本発明の実
施の形態を説明する。以下の図面の記載において、同一
または類似の部分には同一または類似の符号を付してい
る。
【0012】(第1の実施の形態)図1は、本発明の第
1の実施の形態に係るソフトウェア無線装置の要部を示
すブロック図である。この第1の実施の形態に係るソウ
フトウェア無線装置10は、アンテナを備え、無線基地
局(図示しない)と無線通信する無線部1001と、変
復調処理を実行するデジタルシグナルプロセッサ(DS
P)1002と、無線装置10内での各種の制御を実行
する中央処理装置(CPU)1003と、CPU1003に備
えられた記憶装置1004と、DSP1002とCPU100
3との間のインターフェース1005と、から構成され
ている。DSP1002は、実行プログラムを格納するプ
ログラムメモリ1006を内蔵している。図1では、説
明の簡単化を図るため、たとえば、CPU1003から無
線部1001に対する制御信号を送出するための制御線
等その他の信号線は省略されている。無線部1001
は、受信した電波を周波数変換し、ディジタル化し、そ
の信号をDSP1002に送出する。一方、DSP1002で
生成された送信信号を受け取り、アナログ信号に変換
し、高周波信号に周波数変換して、電波を送信する。
【0013】DSP1002は、プログラムメモリ100
6に格納された実行プログラムの命令を逐次的に実行す
る。その実行により、無線部1001からの受信信号に
対して復調処理し、もとのデータを取り出す。一方、送
信信号に対しては変調処理し、その信号を無線部100
1に送る。
【0014】CPU1003は、無線装置10内の各部、
たとえば、DSP1002の動作制御や、無線部1001
の設定の変更を実行する。
【0015】インターフェイス1005は、DSP100
2とCPU1003との間で信号をやりとりするためのも
のである。CPU1003からの命令や制御信号、DSP10
02の実行プログラムなどを、CPU1003からDSP10
02に送ったり、あるいは、DSP1002からの復調デ
ータをCPU1003に送ったりするために用いられる。
【0016】記憶装置1004は、CPU1003が用い
るプログラムやデータファイルなどの保存に用いられ、
ハードディスク装置やフラッシュメモリなどで構成され
る。
【0017】次に、本発明の第1の実施の形態について
説明する。図2は、図1のソフトウェア無線装置10の
ソフトウェアダウンロード動作の処理手順を示すフロー
チャートである。まず最初に、ダウンロード要求がCPU
1003に対してなされると(ステップS101)、必
要な実行形式のDSPプログラムがデータとして無線回線
経由で無線部1001を通してDSP1002に送られ
る。DSP1002では、受け取ったデータを復調し、元
のデータを復元する。この復調されたデータ、すなわ
ち、DSP1002の実行形式のプログラムは、インター
フェイス4を経由してCPU3へ送られる(ステップS
102)。CPU1003は、受け取ったプログラムをフ
ァイルとして一旦記憶装置1004に保存する(ステッ
プS103)。
【0018】CPU1003は、一旦保存したDSPプログラ
ムファイルをDSP1002のプログラムメモリ1006
にロードする。この際、プログラムメモリ1006内
の、今まで実行されていた実行プログラムは、上書きさ
れることになる。ロード完了後、CPU1002は、DSP1
003をリセットし、動作を再開させる。
【0019】以上の一連の動作によって、DSP1002
で動作する実行プログラムが変更され、DSP1002に
おける変復調処理等の無線機能が変更される。
【0020】本発明の第1の実施の形態によれば、無線
回線経由でプログラムのダウンロードを実行し、DSP1
002のソフトウェアを書き換えて動作を再開すること
ができる。それにより、無線装置10が有する無線機能
の再設定が実現されることになる。
【0021】(第2の実施形態)次に、本発明の第2の
実施の形態について説明する。上記の第1の実施の形態
では、ダウンロードデータが実行形式のバイナリプログ
ラムである必要がある。このため、ダウンロードデータ
のサイズが大きく、ダウンロードに時間がかかってしま
う、あるいは、不安定な無線回線に起因するビット誤り
等によりダウンロードに失敗する可能性が大きくなって
しまう。さらに、ダウンロードデータが実行形式のファ
イルであるため、そのデータは装置に依存するものであ
る。したがって、ダウンロード元の基地局(サーバ)に
は、あらゆる種類の装置に対応した実行形式のプログラ
ムをデータとして用意しておく必要が生じ、非常に無駄
が多い。
【0022】このため、本発明の第2の実施の形態は、
ダウンロードデータを装置(ハード)に依存しないオブ
ジェクトファイルとし、ダウンロードされたデータから
実行ファイルを生成するものである。
【0023】図3は、本発明の第2の実施の形態に係る
ソフトウェア無線装置の要部を示すブロック図である。
この第2の実施の形態に係るソウフトウェア無線装置2
0は、アンテナを備え、無線基地局(図示しない)と無
線通信する無線部2001と、変復調処理を実行するデ
ジタルシグナルプロセッサ(DSP)2002と、無線装
置20内での各種の制御を実行する中央処理装置(CP
U)2003と、CPU2003に備えられた記憶装置20
04と、DSP2002とCPU2003との間のインターフ
ェース2005と、から構成されている。DSP2002
は、実行プログラムを格納するプログラムメモリ200
6を内蔵している。
【0024】ここまでは、第1の実施の形態と同様であ
り、本発明の第2の実施の形態に係る無線装置20は、
さらに、記憶装置2004内に格納されたライブラリ2
007と、コンパイラ2008、リンカ2009および
ライブラリエクステンダ2010とから構成される実行
ファイル生成装置2011と、を備えている。なお、図
1と同様、図3においても、説明の簡単化を図るため、
たとえば、CPU2003から無線部2001に対する制
御信号を送出するための制御線等その他の信号線は省略
されている。
【0025】無線部2001、DSP2002、CPU200
3、記憶装置2004およびインターフェース2005
については、図1の第1の実施の形態に係る無線部10
01、DSP1002、CPU1003、記憶装置1004お
よびインターフェース1005と同様であるので、説明
を省略する。
【0026】ライブラリ2007は、無線装置20で用
いるDSPプログラムの実行に必要な関数を実行形式のフ
ァイルとしてまとめた関数群である。ライブラリ200
7は、図3に示すように、たとえば、記憶装置2004
内の記憶領域の一部に格納される。ライブラリ2007
には、頻繁に利用される関数や装置のハードウェアに依
存した関数が含まれる。コンパイラ2008は、無線回
線経由でダウンロードされたソースファイルまたは中間
ファイルを実行形式のファイルに変換する。リンカ20
09は、複数の実行形式ファイルをリンクし、最終的な
1つの実行形式のファイルを生成する。本発明の重要部
分であるライブラリエクステンダ10は、入力されたフ
ァイルと、ライブラリ2007の内容を比較し、不足し
たサブプログラムの要求を出す役割を果たす。
【0027】コンパイラ2008、リンカ2009およ
びライブラリエクステンダ2010から成る実行ファイ
ル生成装置2011は、CPU2003上で動作するソフ
トウェアや、専用ハードウェア等によって実現可能であ
る。
【0028】次に、本発明の第2の実施の形態の動作に
ついて説明する。図4は、図3のソフトウェア無線装置
20のソフトウェアダウンロード動作の処理手順を示す
フローチャートである。まず最初に、利用者からのダウ
ンロード要求がCPU2003に対してなされると(ステ
ップS201)、必要なプログラムがデータとして無線
回線経由で無線部2001を通してDSP2002に送ら
れる。DSP2002では復調処理をおこない、元のデー
タを復元する。
【0029】ここで重要な点は、上記の第1の実施の形
態に係る無線装置10では、ダウンロードされるデータ
はDSP1002で用いられる実行形式プログラムファイ
ルであったのに対し、本発明の第2の実施の形態に係る
無線装置20では、ダウンロードされるデータがソース
ファイルまたは中間ファイルであることである。すなわ
ち、この第2の実施の形態では、ダウンロードされるデ
ータが、ハードウェアに依存する処理が記述されていな
いファイルである点である。図4のステップS202で
ダウンロードされるデータは、DSP2002で用いられ
る「メインプログラム」に相当する。このメインプログ
ラムはハードウェアに依存しないため、たとえば他のハ
ードウェアから構成される、同種の無線装置においても
同様に動作可能なものである。
【0030】このダウンロードデータ、すなわちメイン
プログラムは、インターフェイス2005を経由してCP
U2003に渡される。CPU2003は、受け取ったプロ
グラムをファイルとして一旦記憶装置2005内に格納
する(ステップS202)。記憶装置2005内のファ
イル(メインプログラム)に対して、ライブラリエクス
テンダ2010は、そのファイルの中で用いられている
すべてのサブプログラム(関数)を検出する(ステップ
S203)。そして、検出されたサブプログラムと記憶
装置2005内のライブラリ2007に保持されている
関数群とを比較し、すべてのサブプログラムがライブラ
リ7に存在するかどうかを判定する。ライブラリ200
7に存在しない関数がサブプログラムにあれば(ステッ
プS204NO)、ライブラリエクステンダ2010
は、CPU2003に対して、その存在しない関数のダウ
ンロード要求を出す。そして、上記のステップS202
と同様に、サブプログラムをダウンロードし、記憶装置
2005に保存する(ステップS205)。記憶装置2
005にあらたに保存されたサブプログラムは、コンパ
イラ2008によって実行ファイルに変換され、ライブ
ラリ2007に関数群の一つとして追加される(ステッ
プS206)。
【0031】次に、ダウンロードされたメインプログラ
ムは、コンパイラ2008によって実行形式のファイル
に変換される(ステップS207)。変換されたメイン
プログラムは、リンカ2009によって、ライブラリ2
007とリンクされる。その結果、最終的にDSP200
3で動作するべき1つの実行形式のプログラムが生成さ
れることになる(ステップS208)。そして、生成さ
れた実行形式プログラムは、インターフェース2005
を介して、DSP2002内のプログラムメモリ2006
内にロードされる(ステップS209)。この際、今ま
で実行されていた実行プログラムは上書きされる。実行
ファイルのロード完了後、CPU2003は、DSP2002
をリセットして、その動作を再開させる(ステップS2
10)。
【0032】以上の一連の動作によって、DSP2002
で動作する実行プログラムが変更され、DSP2002が
有する変復調処理等の無線機能の変更されることにな
る。
【0033】ここで、具体例を用いてさらに説明する。
たとえば、ダウンロードされたメインプログラムに下記
の記述が含まれていたとする。
【0034】 この記述の中で、たとえば、正弦関数(sin)および余
弦関数(cos)はあらかじめライブラリ2007に登録
されているが、逆正接関数(atan)は未登録であるとす
る。この場合、図3のライブラリエクステンダ2010
は、この逆正接関数がライブラリ2007に登録されて
いないことを検出し、ダウンロード要求を発効する。そ
の要求によって、逆正接関数のソースファイルあるいは
中間ファイルが無線装置20にダウンロードされる。そ
して、コンパイラ2008は、そのファイルをコンパイ
ルし、ライブラリ2007に追加する。同様にして、ラ
イブラリエクステンダ2010は、すべてのメインプロ
グラムに必要なサブプログラム(関数)がライブラリ2
007に登録されていることが確認されるまで、サブプ
ログラムのダウンロードが実行される。そして、確認
後、メインプログラムのコンパイル→すべてのファイル
のリンクという一連の動作を経て、DSP2002の最終
的な実行プログラムが生成されることになる。
【0035】本発明の第2の実施の形態によれば、ダウ
ンロードデータをハードウェアに依存しない中間ファイ
ルまたはソースファイルとすることにより、ダウンロー
ドデータを必要最小限の容量にすることが可能となる。
このため、不安定な無線伝送路を用いても確実にダウン
ロードが実行でき、さらに、無線装置のダウンロード時
の信頼性を格段に向上させることができるという極めて
高い効果がある。
【0036】(第3の実施形態)次に、本発明の第3の
実施の形態について説明する。この第3の実施の形態で
は、上記の第2の実施の形態に係るソフトウェアダウン
ロード処理を再帰的に実行する例である。図5は、本発
明の第3の実施の形態に係るソフトウェアダウンロード
動作の処理手順を示すフローチャートである。
【0037】図5において、まず最初に、利用者からの
ダウンロード要求がCPU2003に対してなされると
(ステップS301)、必要なメインファンクションが
データとして無線回線経由で無線部2001を通してDS
P2002に送られる。
【0038】ダウンロードデータであるメインファンク
ションは、インターフェイス2005を経由してCPU2
003に渡される。CPU2003は、受け取ったメイン
ファンクションをファイルとして一旦記憶装置2005
内に格納する(ステップS302)。記憶装置2005
内のファイル(メインファンクション)に対して、ライ
ブラリエクステンダ2010は、そのファンクションの
中で用いられているすべての下位のファンクションを検
出する(ステップS303)。そして、下位のファンク
ションが存在する場合には(ステップS304YE
S)、検出された下位ファンクションと記憶装置200
5内のライブラリ2007に保持されている関数群とを
比較し、すべての下位ファンクションがライブラリ20
07に存在するかどうかを判定する。
【0039】検出された下位のファンクションのすべて
がライブラリ2007に存在する場合(ステップS30
5YES)、および、下位のファンクションが存在しな
い場合には(ステップS304NO)、ダウンロードさ
れたファンクションは、コンパイラ2008によってコ
ンパイルされる(ステップS306)。そして、コンパ
イルされたファンクションは、リンカ2009によっ
て、ライブラリ2007とリンクされ、実行形式のファ
ンクションが生成される(ステップS309)。その
後、実行形式のファンクションから実行プログラムファ
イルが生成され(ステップS310)、インターフェー
ス2005を介して、DSP2002内のプログラムメモ
リ2006内にロードされる(ステップS411)。こ
の際、今まで実行されていた実行プログラムは上書きさ
れる。実行ファイルのロード完了後、CPU2003は、D
SP2002をリセットして、その動作を再開させる(ス
テップS412)。
【0040】一方、ライブラリ2007に存在しない関
数が下位ファンクションにあれば(ステップS305N
O)、ライブラリエクステンダ2010は、CPU200
3に対して、その存在しない関数のダウンロード要求を
出す(ステップS307)。そして、コンパイルサブシ
ーケンスが実行される(ステップS308)。
【0041】図6に、図5のステップS308の処理手
順を示す。図6において、必要なファンクションがデー
タとして無線回線経由で無線部2001を通してDSP2
002に送られる。ダウンロードされたファンクション
は、インターフェイス2005を経由してCPU2003
に渡される。CPU2003は、受け取ったメインファン
クションをファイルとして一旦記憶装置2005内に格
納する(ステップS401)。記憶装置2005内のフ
ァイル(ファンクション)に対して、ライブラリエクス
テンダ2010は、そのファンクションの中で用いられ
ているすべての下位のファンクションを検出する(ステ
ップS402)。そして、下位のファンクションが存在
する場合には(ステップS403YES)、検出された
下位ファンクションと記憶装置2005内のライブラリ
2007に保持されている関数群とを比較し、すべての
下位ファンクションがライブラリ2007に存在するか
どうかを判定する。ライブラリ2007に存在しない関
数が下位ファンクションにあれば(ステップS404N
O)、ライブラリエクステンダ2010は、CPU200
3に対して、その存在しない関数のダウンロード要求を
出す(ステップS406)。そして、さらに、コンパイ
ルサブシーケンスが実行される(ステップS407)。
【0042】一方、検出された下位のファンクションの
すべてがライブラリ2007に存在する場合(ステップ
S404YES)、および、下位のファンクションが存
在しない場合には(ステップS403NO)、ダウンロ
ードされたファンクションは、コンパイラ2008によ
ってコンパイルされる(ステップS405)。そして、
コンパイルされたファンクションは、リンカ2009に
よって、ライブラリ2007とリンクされ、実行形式の
ファンクションが生成される(ステップS407)。生
成された実行形式のファンクションは、記憶装置200
5内のライブラリ2007に登録される(ステップS4
08)。
【0043】このように、本発明の第3の実施の形態で
は、再帰的に、メインファンクションで用いられる関
数、下位のファンクションで用いられる関数、さらに下
位のファンクションで用いられる関数……とダウンロー
ド→コンパイル→ライブラリ追加が繰り返される。そし
て、最終的にすべての関数がライブラリに取り込まれた
時点で、DSP2002で実行される実行形式のプログラ
ムが生成され、DSP2002にロードされることにな
る。本発明の第3の実施の形態によれば、上記の第2の
実施の形態の効果を飛躍的に向上させることができる。
【0044】(第4の実施の形態)次に、本発明の第4
の実施の形態について説明する。図7は、本発明の第4
の実施の形態に係る無線装置に搭載される実行ファイル
生成装置2011aの構成を示すブロック図である。こ
の第4の実施の形態は、上記の第2および第3の実施の
形態において、実行ファイル生成装置2011を、ライ
ブラリ追加判定装置2012を追加した、新たな実行フ
ァイル生成装置2011aに置き換えた構成となってい
る。
【0045】次に、本発明の第4の実施の形態の動作に
ついて説明する。図8は、本発明の第4の実施の形態に
係るダウンロード方法の処理手順を示すフローチャート
である。また、図9は、図8のステップS508の処理
手順を示すフローチャートである。本発明の第4の実施
の形態が、上記の第3の実施の形態と異なる点は、図9
のステップS609において、ダウンロードされた下位
のファンクションをライブラリ2007に追加登録する
か否かをライブラリ追加判定装置2012によって判定
する点にある。上記の第3の実施の形態では、図6のス
テップS408において、ダウンロードされた下位のフ
ァンクションはすべてライブラリ2007に追加されて
しまう。このため、ダウンロード回数が増すにしたがっ
て、ライブラリ2007の容量がどんどん大きくなると
いう問題点が発生する可能性がある。
【0046】本発明の第4の実施の形態では、たとえ
ば、頻繁に使われるファンクションのみをライブラリ2
007に追加し、あまり使われないファンクションはコ
ンパイルしてリンクした後、削除することが可能とな
る。それにより、ライブラリ2007の容量が無駄に膨
らむことを防止することができる。
【0047】(第5の実施の形態)次に、本発明の第5
の実施の形態について説明する。図10は、本発明の第
5の実施の形態に係る無線装置に搭載されるライブラリ
の構成を示すブロック図である。この第5の実施の形態
は、上記の第2乃至第4の実施の形態において、ライブ
ラリ2007を、基本ライブラリ2007aと拡張ライ
ブラリ2007bとに分割した構成となっている。
【0048】基本ライブラリ2007aには、必要最低
限の関数があらかじめ格納される一方、拡張ライブラリ
2007bには、ダウンロードによって追加登録される
関数群が登録される。このように、ライブラリを基本部
と拡張部とに分けることで、たとえば、記憶装置200
5の容量が限界に達したとき、拡張ライブラリ2007
bの内容を消去することによって記憶容量を確保するこ
とが可能となる。
【0049】また、基本ライブラリ2007aの内容
は、ROMなどの読み出し専用のメモリに記憶し、拡張
ライブラリ2007bの内容だけを、RAMなどの書き
込み読み出し可能なメモリに記憶することで、何らかの
不測事態が発生した場合に、基本ライブラリ2007a
だけは消失することがないように構成することが可能で
ある。
【0050】(その他の実施の形態)上記の第1乃至第
5の実施の形態では、DSP、CPU等はLSIチップを想定
し、インターフェースはCPUのバスであることを前提と
して述べたが、たとえば、DSP、CPUとしては、CPUおよ
び周辺回路からなる基板、いわゆるCPUボード、あるい
はDSPおよび周辺回路からなる基板、いわゆるDSPボー
ド、を用いて、インターフェースに、PCIバスやVMEバス
などの汎用バスを用いても同様の機能を実現することが
できる。
【0051】また、上記の第1乃至第5の実施の形態に
おいては、DSPは、いわゆるソフトウェアで動作するDSP
チップを想定しているが、たとえば、図11に示すよう
に、再設定可能なハードウェア、たとえばPLD(Program
mable Logic Device)やFPGA(Field Programmable Gat
e Array)3001などを用いてももちろん構わない。
この場合、ダウンロードするファイルを、たとえば、VH
DLやVerilogなどのハードウェア記述言語で記述された
データにすれば良い。また、PLD、FPGAの実行プログラ
ムを格納するメモリ3002を設ければ良い。
【0052】
【発明の効果】本発明によれば、ダウンロード量を低減
し、高速、かつ、信頼性高く、ダウンロードを実行でき
るソフトウェア無線装置を実現できる。
【0053】本発明によれば、変調方式の変更を、高
速、かつ、信頼性高く、実行可能なソフトウェア無線装
置を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るソフトウェア
無線装置の要部を示すブロック図である。
【図2】図1のソフトウェア無線装置10のソフトウェ
アダウンロード動作の処理手順を示すフローチャートで
ある。
【図3】本発明の第2の実施の形態に係るソフトウェア
無線装置の要部を示すブロック図である。
【図4】図3のソフトウェア無線装置20のソフトウェ
アダウンロード動作の処理手順を示すフローチャートで
ある。
【図5】本発明の第3の実施の形態に係るソフトウェア
ダウンロード動作の処理手順を示すフローチャートであ
る。
【図6】図5のステップS308の処理手順を示す。
【図7】本発明の第4の実施の形態に係る無線装置に搭
載される実行ファイル生成装置2011aの構成を示す
ブロック図である。
【図8】本発明の第4の実施の形態に係るダウンロード
方法の処理手順を示すフローチャートである。
【図9】図8のステップS508の処理手順を示すフロ
ーチャートである。
【図10】本発明の第5の実施の形態に係る無線装置に
搭載されるライブラリの構成を示すブロック図である。
【図11】本発明の第2の実施の形態に係るソフトウェ
ア無線装置の変形例の要部を示すブロック図である。
【符号の説明】
10,20,30 無線装置 1001,2001 無線部 1002,2002 ディジタルシグナルプロセッサ 1003,2003 中央処理装置(CPU) 1004,2004 記憶装置 1005,2005 インターフェース 1006、2006 プログラムメモリ 2007 ライブラリ 2007a 基本ライブラリ 2007b 拡張ライブラリ 2008 コンパイラ 2009 リンカ 2010 ライブラリエクステンダ 2011 実行ファイル生成装置 2012 ライブラリ追加装置 3001 PLD(FPGA) 3002 メモリ
フロントページの続き (56)参考文献 特開2001−230691(JP,A) 特開2001−160765(JP,A) 国際公開02/001740(WO,A1) 吉田 弘、菅野伸一、鶴見博史、鈴木 康夫,ソフトウェア無線機におけるソフ トウェア実行形態に関する提案,電子情 報通信学会総合大会講演論文集,1999年 3月,通信1,p.430(B−5−79) 原田博士、藤瀬雅行,ソフトウェア無 線通信システムにおけるソフトウェア無 線ダウンロード法に関する一検討,電子 情報通信学会通信ソナイェティ大会講演 論文集1,2000年 9月,p.510−511 (SB−10−5) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04B 1/40 G06F 9/445 G06F 13/00 530 H04M 11/00 302 H04Q 7/38

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受信部および送信部を備えた無線部と、 前記無線部を介して伝送される信号を変調および復調す
    る変復調部と、 前記変復調部に固有で、前記変復調部によって直接実行
    可能な変復調用実行ファイルを、一時的に格納する実行
    ファイル格納部と、 実行ファイルのソースファイルを無線通信によって取得
    し、前記ソースファイルから前記実行ファイルを生成す
    る実行ファイル生成装置とを有し、 前記実行ファイル生成装置は、前記ソースファイルをコ
    ンパイルするコンパイラと、 ライブラリとして登録された複数のデータファイルと前
    記コンパイル済みのファイルとをリンクして、前記実行
    ファイルを生成するリンカと、 前記ソースファイルで定義された、前記ライブラリに未
    登録のデータファイルをさらに取得し、前記ライブラリ
    に登録するライブラリエクステンダとから構成されるこ
    とを特徴とする無線装置。
  2. 【請求項2】 前記ライブラリエクステンダは、前記ソ
    ースファイルで定義された、前記ライブラリに未登録の
    データファイルを検出した場合に、前記未登録のデータ
    ファイルのソースファイルを無線通信によって取得し、
    前記コンパイラによるコンパイルの後に、前記ライブラ
    リに登録する、ことを特徴とする請求項1に記載の無線
    装置。
  3. 【請求項3】 前記無線装置は、さらに、中央処理装置
    と、 前記中央処理装置に接続された記憶装置とを有し、 前記実行ファイル生成装置は、前記中央処理装置によっ
    て実行されるソフトウェアで構成され、 前記ライブラリは、前記記憶装置内に格納される、こと
    を特徴とする請求項1または2に記載の無線装置。
  4. 【請求項4】 前記ライブラリエクステンダは、前記デ
    ータファイルのソースファイルで定義された、前記ライ
    ブラリに未登録のデータファイルをさらに検出した場合
    に、前記未登録のデータファイルのソースファイルを無
    線通信によって取得し、前記コンパイラによるコンパイ
    ルの後に、前記ライブラリに登録する、ことを特徴とす
    る請求項2に記載の無線装置。
  5. 【請求項5】 前記ライブラリエクステンダは、前記ラ
    イブラリに対するデータファイルの登録を、再帰的に実
    行する、ことを特徴とする請求項4に記載の無線装置。
  6. 【請求項6】 前記実行ファイル生成装置は、さらに、
    前記ライブラリエクステンダによって取得されたデータ
    ファイルを、前記ライブラリに追加するか否かを判定す
    るライブラリ追加判定装置を有することを特徴とする請
    求項1乃至5に記載の無線装置。
  7. 【請求項7】 前記ライブラリは、あらかじめ与えられ
    たデータファイルを登録する基本ライブラリと、 前記ライブラリエクステンダによって追加されるデータ
    ファイルを登録する拡張ライブラリとから構成されるこ
    とを特徴とする請求項1乃至6に記載の無線装置。
  8. 【請求項8】 前記変復調部は、ディジタルシグナルプ
    ロセッサ、PLD、FPGAのうちのいずれかである、ことを
    特徴とする請求項1乃至7に記載の無線装置。
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原田博士、藤瀬雅行,ソフトウェア無線通信システムにおけるソフトウェア無線ダウンロード法に関する一検討,電子情報通信学会通信ソナイェティ大会講演論文集1,2000年 9月,p.510−511(SB−10−5)
吉田 弘、菅野伸一、鶴見博史、鈴木康夫,ソフトウェア無線機におけるソフトウェア実行形態に関する提案,電子情報通信学会総合大会講演論文集,1999年 3月,通信1,p.430(B−5−79)

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