JP3486622B1 - 雪上滑走具用緩衝装置、雪上滑走具用緩衝装置の製造方法、雪上滑走具、及び雪上滑走具の製造方法 - Google Patents

雪上滑走具用緩衝装置、雪上滑走具用緩衝装置の製造方法、雪上滑走具、及び雪上滑走具の製造方法

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JP3486622B1
JP3486622B1 JP2002127543A JP2002127543A JP3486622B1 JP 3486622 B1 JP3486622 B1 JP 3486622B1 JP 2002127543 A JP2002127543 A JP 2002127543A JP 2002127543 A JP2002127543 A JP 2002127543A JP 3486622 B1 JP3486622 B1 JP 3486622B1
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Abstract

【要約】 【課題】雪上滑走具の走行安定性、品質安定性を安価で
ありながら効果的に向上させる目的のコイルバネ 【解決手段】丸状断面の線材をコイル状に巻いたコイル
バネそれぞれに、止め板を溶接又は接着し、該止め板そ
れぞれの中央軸線上に雄ネジを設けた雪上滑走具用緩衝
装置を、ボードの接合部に用いることで、雪上滑走具の
走行安定性を向上させ、またボードの曲げこわさを減少
させることによってボード及び接合金具の破損を抑制す
る効果を持つ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フロント・ボード
とリア・ボードとを備え、該ボードに接続された本体を
備え、リア・ボードの上にある本体の足支持板の上に足
を置いて、ハンドルの操作によってフロント・ボードの
方向を操作できる雪上滑走具に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、雪上滑走具の一例としては米国特
許4773659号、米国特許5351975号特開平
09−295582号等が挙げられる。特開平09−2
95582号は、スノースクートとも呼ばれ、支持滑走
部と、その前方に設けられたステアリング滑走部とを備
え、支持滑走部の最大幅よりも、ステアリング滑走部の
最大幅が大きくされ、ステアリング滑走部の接地面部
が、実質的に後方から前方に広がる台形に形成されてい
るものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ウィン
タースポーツの定番であるスノースクートの構造には未
開発な部分が多く、安価で効果的に滑走性能を実現させ
る機構がなかった。例えば、フレームとボードとが取り
付けブラケットによって固定されているためボードがし
ならず、雪面と理想的な接地が行えないためにボードは
本来の滑走性能を発揮できず、また、操縦が難しく、場
合によっては走行不安定になるおそれがある。さらにボ
ードのボルト取付部及びボルトに負荷がかかるので、ボ
ードにおいては、接合部周辺の板がめくれあがる、又は
剥れ、ボルトにおいてはボルト自体が折れるといった破
損が起こり易く、ボード及びボルトが破損することによ
って、走行安定性が減少、又は走行不能になるおそれも
ある。また、破損しないまでもボードには常に負荷がか
かり続けることになるので、ボードの寿命が極端に短く
なってしまう。
【0004】
【課題を解決するための手段及び効果】
【0005】本発明は、安価で簡単化構造でスノースク
ートの滑走性能や強度を向上させ、尚且つ様々なセッテ
ィング(仕様変更)ができる雪上滑走具を提供すること
にある。
【0006】そこで、上記課題を解決するため、請求項
1記載の発明は、フロント・ボードと、リア・ボード
と、上部にハンドルとハンドル軸を収容するハンドル軸
収容体を有し、該ハンドルによって前記フロント・ボー
ドを操作できるステアリング部、及び前記ハンドル軸収
容体に接続するフレームと、該フレームに固定される足
支持板により構成された本体と、を備えた雪上滑走具に
取付けられる雪上滑走具用緩衝装置であって、線材をコ
イル状に巻いたコイルバネと、該コイルバネの両端部
に、それぞれ、固定された一対の止め板と、該コイルバ
ネの軸線上に前記止め板から外方向に延び出す一対の雄
ネジと、を備え、前記リア・ボード、前記ステアリング
部の下端並びに前記足支持板下方に、前後方向に夫々形
成した取付部に、前記雄ネジを脱着自在に接合できる構
造を有し、雪面から前記リア・ボードに入力が加わった
とき、前記リア・ボードが前後方向に下側に反り、前後
方向に配置される前記コイルバネの内側に、該コイルバ
ネの線条間を開こうとする力が加わり、前記コイルバネ
が外側に圧縮しようとする力が加わることを特徴とする
雪上滑走具用緩衝装置である。
【0007】従って、本雪上滑走具用緩衝装置を雪上滑
走具に装着すれば、本体からフロント・ボード、リア・
ボードにかかる負荷を軽減し、またボードの曲げこわさ
を減少させるので、ボードがしなりやすく、常に雪面に
対して理想的に接地できる効果を有する。
【0008】コイルバネは、その構造上、外部からの入
力に対応する許容範囲がゴムよりも広く、ボードと本体
との接合に用いた場合、ボードにかかる負荷をコイルバ
ネの形状変化によって、ボード全体に分散することで、
ボード及びボルトの破損を抑制し、
【0009】コイルバネの構造は単純であるため安価で
あり、従来のフレーム及びボードに対しても特別な加工
をすること無く装着、換装が可能であり、温度の変化に
も影響されにくく、ゴムに比べて耐久性も高く、接合に
用いられた時に高い品質安定性を提供することができ
る。
【0010】ここでいう線材の材質は問わないが、温度
変化に強く、且つ耐久性のある等の材質が好ましい。線
材の断面形状は丸状、角状、楕円状等の所定形状でよい
が、丸状断面が好ましい。コイルバネの種類は問わず、
従来品でも構わないが、より高い効果の得られる線材間
が密着した密着コイルバネであることが好ましい。コイ
ルバネは、前記ボードを脱着自在に本体の下部に接合で
きることが好ましい。
【0011】前記コイルバネの止め板は主として3つの
タイプの構造が挙げられる。1つはコイルバネの軸端穴
に前記止め板を接合するもの、2つは、板状であってコ
イルバネの端面を覆うもの、3つは、キャップ構造であ
って、コイルバネの軸端部に被せるものである。前記3
つのタイプを組み合わせたものも実施できる。
【0012】請求項2記載の雪上滑走具用緩衝装置は、
前記コイルバネのバネ定数が50〜500N/mmを取る
ことを特徴とする請求項1記載の雪上滑走具用緩衝装置
である。コイルバネのバネ定数は50〜500N/mmの
間を取り、好ましくは80〜350N/mm、最も好まし
くは130〜280N/mmである。
【0013】請求項3記載の雪上滑走具用緩衝装置は、
前記線材の巻き数が2〜8巻きの値を取ることを特徴と
する請求項1又は2記載の雪上滑走具用緩衝装置であ
る。線材の巻き数は2〜8巻きの値を取り、好ましくは
3〜6巻き、最も好ましくは4〜5巻きである。
【0014】請求項4記載の雪上滑走具用緩衝装置は、
前記線材の線径が2〜10mmの値を取ることを特徴と
する請求項1乃至3いずれかに記載の雪上滑走具用緩衝
装置である。線材の線径は2〜10mmの値を取り、好
ましくは3〜8mm、最も好ましくは4〜6mmであ
る。
【0015】請求項5記載の雪上滑走具用緩衝装置は、
前記コイルバネの高さが13〜45mmの値を取ること
を特徴とする請求項1乃至4いずれかに記載の雪上滑走
具である。前記コイルバネの高さは13〜45mmの値
を取り、好ましくは20〜30mmである。
【0016】請求項6記載の雪上滑走具用緩衝装置は、
前記コイルバネの平均直径が12〜40mmの値を取る
ことを特徴とする請求項1乃至5いずれかに記載の雪上
滑走具用緩衝装置である。前記コイルバネの平均直径は
12〜40mmの値を取り、好ましくは18〜27mm
である。
【0017】請求項7記載の雪上滑走具用緩衝装置は、
前記コイルバネの線材が密着したものであることを特徴
とする請求項1乃至6いずれかに記載の雪上滑走具用緩
衝装置である。
【0018】請求項8記載の雪上滑走具用緩衝装置の製
造方法は、線材をコイル状に巻いたコイルバネの両端部
を、該コイルバネの軸線方向と直交する方向に切断して
一対の切断面を形成し、該一対の切断面及び/又は前記
コイルバネの両端部の穴に、それぞれ、一対の止め板を
固定するとともに、該止め板に、前記コイルバネの軸線
上の外方向に延び出す一対の雄ネジを固定することを特
徴とする請求項1記載の雪上滑走具用緩衝装置の製造方
法である。
【0019】請求項9記載の雪上滑走具は、フロント・
ボードと、リア・ボードと、上部にハンドルとハンドル
軸を収容するハンドル軸収容体を有し、該ハンドルによ
って前記フロント・ボードを操作できるステアリング部
と、及び前記ハンドル軸収容体に接続するフレームと、
該フレームに固定される足支持板により構成された本体
と、前記フロント・ボード、リア・ボード、前記ステア
リング部の下端及び前記足支持板下方に、前後方向に、
夫々、形成された取付部と、線材をコイル状に巻いたコ
イルバネと、該コイルバネの両端部に、それぞれ固定さ
れた一対の止め板と、該コイルバネの軸線上に前記止め
板から外方向に延び出す一対の雄ネジと、を備え、前記
リア・ボードと前記足支持板とを、少なくとも一対の前
記コイルバネで脱着自在に接合できる構造を有し、雪面
から前記リア・ボードに入力が加わったとき、前記リア
・ボードが前後方向に下側に反り、前後方向に配置され
前記コイルバネの内側に、該コイルバネの線条間を開
こうとする力が加わり、前記コイルバネが外側に圧縮し
ようとする力が加わることを特徴とする雪上滑走具であ
る。
【0020】請求項9の雪上滑走具によれば、前記雪上
滑走具用緩衝装置でボードを接合することでボードの負
荷を分散、減少させ、ボードの破損を抑制し、また、ボ
ードはコイルバネの伸縮によって、雪面に対して理想的
な接地を行うことができるため、走行安定性、安全性が
向上する。
【0021】本体(フレーム)とボードとの接合にコイ
ルバネを用いた雪上滑走具は、ボードが固定された従来
の雪上滑走具に比べ、ボードの曲げこわさ(フレクシュ
ラル・リジディティ)が小さくなるため、しなりやす
く、雪面と理想的な接地状態となるため、ボードは高い
滑走性能を発揮でき、操縦が容易となり、初心者にも扱
いやすくなり、走行安定性、安全性は格段に向上する。
また、負荷がボードの一点に集中しないため、ボードの
寿命が延びる効果も有する。
【0022】コイルバネの圧縮や伸びの強さの変更によ
って、簡単に仕様変更ができるので、滑走性能の調整が
容易である。
【0023】前記コイルバネは線材が密着したもの、隙
間の開いたものいずれも含まれる。密着コイルバネを用
いることによってフレームとボードとの間で、滑走時に
必要の無いコイルバネの収縮が減少し、使用者の体重差
による滑走性能の変化が小さくなり、また超高速滑走時
にも使用者は雪面に対して効率良く力を伝えることが可
能となっている。
【0024】ここでいうフロント・ボード及びリア・ボ
ードの形状は角状でも良いし、丸みを帯びていても構わ
ない。長さも適宜で構わないが、フロント・ボードはリ
ア・ボードよりも短くすることが好ましい。また、前記
固定は、溶接、溶着又は接着が好ましい。各ボードをコ
イルバネで脱着自在に本体に接合することが好ましい。
コイルバネを各ボード及び/又は本体に固定しても良
い。
【0025】請求項10記載の雪上滑走具は、前記ステ
アリング部の取付部とフロント・ボードとを、少なくと
も一対の前記雪上滑走具用緩衝装置で接合していること
を特徴としている請求項9に記載の雪上滑走具である。
従って、カーブを曲がるときに前記雪上滑走具用緩衝装
置が、フロント・ボードを雪面と理想的な接地状態に
し、カーブ時の走行安定性を向上させる。フロント・ボ
ードにかかる負荷を、かかる方向に関係なく分散、軽減
する。取付部の巾が狭い前記フロント・ボードにおいて
も、安定した反り、しなりを提供する。
【0026】請求項11記載の雪上滑走具は、前記足支
持板下方の取付部とリア・ボードとを、少なくとも一対
の前記雪上滑走具用緩衝装置で接合していることを特徴
としている請求項9に記載の雪上滑走具である。従っ
て、前記リア・ボードにかかる負荷を前記雪上滑走具用
緩衝装置が軽減し、前記足支持板にかかる操縦者の体
重、及び体重移動を円滑にリア・ボードに伝達し、走行
安定性を向上させている。また前記雪上滑走具用緩衝装
置の特性から、前記リア・ボード及び接合部の破損を抑
制する効果も有する。
【0027】請求項12記載の雪上滑走具は、前記フロ
ント・ボード及び前記リア・ボード夫々を、少なくとも
一対の前記雪上滑走具用緩衝装置を用いて、前記ステア
リング部及び前記足支持板へと接合していることを特徴
としている請求項9記載の雪上滑走具である。従って、
両ボードにかかる負荷を分散、軽減して、両ボードの破
損を抑制し、前記雪上滑走具用緩衝装置の伸縮によっ
て、両ボードが雪面と理想的な接地状態になるので走行
安定性、安全性が向上する。
【0028】請求項13記載の雪上滑走具は、前記雪上
滑走具用緩衝装置を長手方向に対して左右一対用いて、
前記取付部と接合していることを特徴とする請求項9乃
至12いずれかに記載の雪上滑走具である。
【0029】請求項14記載の雪上滑走具は、前記各取
付部において、前記コイルバネの少なくとも4個を方
形、台形、又は少なくとも3個を角形に配置したことを
特徴とする請求項9乃至13いずれかに記載の雪上滑走
具である。従って、ボード上の本体が安定的な姿勢を保
持するとともに、ボードの角度を好適に調節し、安定し
た接地面積を提供する。コイルバネの配置は三角形又は
四角形が好ましい。
【0030】請求項15記載の発明は、フロント・ボー
ドと一体に回動するハンドルを上部に備えたハンドル軸
と、該ハンドル軸を収容するハンドル軸収容体とを備え
たステアリング部と、前記ハンドル軸収容体に固定され
た足支持板を備えた本体に、前記フロント・ボード及び
/又はリア・ボードの前後の雌ねじ穴に、請求項1乃至
7の雪上滑走具用緩衝装置の下方の雄ネジをそれぞれ
じ込み、前記雪上滑走具用緩衝装置の上方の雄ねじを、
それぞれ、ステアリング部の下部の貫通穴、及び、足支
持体の貫通穴に挿入し、前記上方の雄ネジに上方からナ
ットで締め付けて固定したことを特徴とする雪上滑走具
の製造方法である。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、本発明のコイルバネの一実
施形態である雪上滑走具用緩衝装置1、雪上滑走具20
について図面を参照して詳細に説明する。図1〜図3は
雪上滑走具用緩衝装置1(1a,1b,1c)の拡大
図、図7はボードの接合に雪上滑走具用緩衝装置1を用
いた雪上滑走具20の外観斜視図を示している。
【0032】図1〜図3に示すように雪上滑走具用緩衝
装置1には3つのタイプの雪上滑走具用緩衝装置1a,
1b,1cがある。3つのタイプのいずれか2以上を複
合したタイプも可能である。3つのタイプのいずれかに
他の付加的な構造を設けることも可能である。
【0033】第1のタイプの雪上滑走具用緩衝装置1a
は、図1(a)〜(c)に示す通り、丸断面の線材をコ
イル状に捲いた密着バネと呼ばれるコイルバネ2aと、
このコイルバネ2aの両端部の穴に、嵌め込まれ軸線方
向Yと直交する方向に配置され溶接又は接着された止め
板3a,4aと、これらの止め板3a,4aの中心部に
嵌め込まれて固定され軸線方向Yの外方向にそれぞれ延
び出す雄ネジ5a,6aと、コイルバネ2a及び止め板
3a,4aで密閉される内部空間7aとで構成される。
【0034】第2のタイプの雪上滑走具用緩衝装置1b
は、図2(a)〜(c)に示す通り、丸断面の線材をコ
イル状に捲いたコイルバネ2b、このコイルバネ2bの
両端部の水平面に、軸線方向Yと直交する方向に配置さ
れ溶接又は接着された止め板3b,4bと、これらの止
め板3b,4bの中心部に嵌め込まれて固定され軸線方
向Yの外方向にそれぞれ延び出す雄ネジ5b,6bと、
コイルバネ2b及び止め板3b,4bで密閉される内部
空間7bとで構成される。
【0035】第3のタイプの雪上滑走具用緩衝装置1c
は、図3(a)〜(c)に示す通り、丸断面の線材をコ
イル状に捲いた密着バネと呼ばれるコイルバネ2c、9
0度回転させたときに断面コ字又は逆コ字形状であっ
て、コイルバネ2cの両端部に、上下方向から対向的に
嵌め込まれ、軸線方向Yと直交する方向に配置され溶接
又は接着された止め板3c,4cと、これらの止め板3
c,4cの中心部に嵌め込まれて固定され軸線方向Yの
外方向にそれぞれ延び出す雄ネジ5c,6cと、コイル
バネ2c及び止め板3c,4cで密閉される内部空間7
cとで構成される。
【0036】ところで、前記のコイルバネ2a〜2cの
バネ定数は、50〜500N/mm、好ましくは、80〜
350N/mm、特に好ましくは、130〜280N/mmで
ある。コイルバネ2a〜2cの線径(平均直径)は、2
mm〜10mm、好ましくは、3mm〜8mm、特に好
ましくは、4mm〜6mmである。コイルバネ2a〜2
cの巻数は、2巻〜8巻、好ましくは、3巻〜6巻、特
に好ましくは4巻〜5巻である。コイルバネ2a〜2c
の高さが13〜45mm、好ましくは13〜45mm、
特に好ましくは20〜30mmである。コイルバネ2a
〜2cの平均直径が12〜40mm、好ましくは12〜
40mm、特に好ましくは18〜27mmである。コイ
ルバネ2a〜2cの線間は密着した密着コイルバネであ
る。バネ定数は下式に従って算出した。 k=Gd4/8NaD3 Gは横弾性係数、dは線径、Naは有効巻数、Dは平均
径である。値が大きいほど、硬いバネである。ただし、
上記数値は、ステンレス、バネ鋼の材質によるデータで
ある。他に金属としてはチタン等が挙げられる。樹脂の
ほか、新合成素材等も考えられ、その場合、範囲の変動
があり得る。コイルバネは密着バネが好ましい。
【0037】雪上滑走具用緩衝装置1の製造方法は、線
材をコイル状に巻いたコイルバネの両端部を、コイルバ
ネ2の軸線方向と直交する方向に切断して一対の切断面
を形成し、一対の切断面及び/又はコイルバネ2の両端
部の穴に、それぞれ、一対の止め板3,4を固定すると
ともに、止め板3,4に、コイルバネの軸線上の外方向
に延び出す一対の雄ネジ5,6を固定することを特徴と
する。
【0038】本実施形態の雪上滑走具20を説明する前
に、比較例の雪上滑走具10を説明する。この雪上滑走
具10は、従来技術のステアリング部及び足支持部と
が、夫々、フロント・ボード及びリア・ボードとに固定
されていることによる弊害を解決する手段として、円筒
状のゴムを緩衝材としてフレームとボードとの間に設置
し、円筒状のゴムの穴に雄ネジを貫通して固定すること
である。即ち、図4に示す通り、フロント・ボード11
と本体構造前部13とをボルト・ナット14で連結し、
リア・ボード15と本体構造後部フレーム16とをボル
ト・ナット17で前記の適宜の緩衝材(ゴム等)を介し
て連結し固定したものである。本体構造前部フレーム1
3と本体構造後部フレーム16は連結され、ハンドル1
8とフロント・ボード15とが連動できる構造である。
図5に示す通り、リア・ボードに対する雪面からの入力
1、F2により、bd>a´c´となるような力が働く
ことが理想的である。しかし、図6の構造の通り、比較
例の雪上滑走具10のフレーム側のボルト取り付け位置
であるac間の距離は常に一定に固定され、しなるのは
A−d間、b−B間のみであるため、実際には、リア・
ボード15のフレキシビリティを抑制するおそれがあ
る。つまりソール及びエッジが雪面と理想的な接地を行
えず、リア・ボード15の本来の滑走性能を発揮できな
いのである(コントロール性能が悪い)。またa及びb
の位置に無理な力が加わり、ボードやボード側のボルト
取り付け位置に多大のストレスを与えるおそれがあり、
リア・ボード15が破損したり、無理な力がボルトにも
伝達されて、ボルトが破損し、リア・ボード15の寿命
が短くなるおそれがある。また一方、図4に示す通り、
フロント・ボード11のボード長が短く、ボルト・ナッ
ト14間の間隔Lも短いため、フロント・ボード11の
柔軟性によって雪面との設置面積を確保することが難し
い。またハンドルを左右に動かしてカーブする、いわゆ
るカービング中は、ハンドル18を切ることで、フロン
ト・ボード15のテール側が雪面から浮きやすく、接地
しているエッジ幅は短くなるおそれがある。また、ゴム
は温度変化に対してその弾性が安定せず、使用状況によ
ってはゴムが破損する恐れがある。またゴムの弾性を利
用するため、本来カービング性能の必要のない動き(ゴ
ムの左右方向の動きや縮み)が滑走性能の妨げになるお
それがる。これを金具によって抑制しようとしても構造
部品が複数必要でコスト面で問題があり普及し難く、依
然としてゴム弾性によるデメリットは解消が困難であ
る。さらに、ボルト・ナットの数量、取り付け位置も単
数であって、変更できない不都合があった。
【0039】そこで、図7〜図9に示すように本実施形
態の雪上滑走具20は、上端に回動可能なハンドル21
を有する傾斜したハンドル軸を備えたステアリング部2
2と、ハンドル軸が貫通する筒体であるハンドル軸収容
体23と、ハンドル軸収容体23に溶接、又は固定され
た、後方に向かって下方にカーブしながら二股に伸び、
互いに並行で、かつ水平に前後方向に伸び終端で湾曲状
に合体するパイプ状のフレーム延長部で終わるフレーム
24と、フレーム24に前後方向に固定され足を乗せる
ことが可能な足支持板25と、足支持板25と前記ハン
ドル軸収容体23とを連結するパイプ状の連結部26
と、ステアリング部22の下端に一対の板状の概ね水平
方向に接続されリブで補強された取付部28と、を備え
ている。フレーム24の幅は、リア・ボード30の幅の
同等以下が好ましい。足支持板25の所定位置(ここで
は中央部)に足支持ベルト25aが取り付けられ、足支
持板25に載せた足を支持できるようになっている。足
支持ベルト25aの取り付けは任意である。
【0040】一対の取付部28の下方にフロント・ボー
ド29がネジで脱着自在に取付け可能とされ、コイルバ
ネ1を4個用いて取付部28と接合されている。少なく
とも4個のコイルバネ1は前後左右に方形をなすように
配置されている。また、足支持板25の下方にはリア・
ボード30がネジで脱着自在に取り付け可能とされ、コ
イルバネ1を4個用いて足支持板25と接合されてい
る。4個のコイルバネ1は前後左右に方形(具体例とし
ては長方形又は正方形等)をなすよう配置されている。
足支持板25の表面には滑り止め加工(ここでは滑り止
めシートを貼り付けてある)がしてあることが好まし
い。リア・ボード30よりもフロント・ボード29が幅
広に設定されている。
【0041】図10(a)(b)に示す通り、コイルバ
ネ1の上方の雄ネジ5(5a〜5cのいずれか)を通す
ため、足支持板25と取付部28とに、それぞれ4個ず
つの貫通穴31a〜31d及び32a〜32dが形成さ
れている。貫通穴32a〜32dはそれぞれステアリン
グ部22下端の前後方向に1個ずつ配置されている。貫
通穴31a〜31dはそれぞれ足支持板25の端部に形
成され左右方向にフレーム24に結合する補強板に左右
1個ずつ形成されている。
【0042】4本の雄ネジ5が貫通穴31a〜31dに
下方から貫通されて、4本の雄ネジ5にはナット35a
〜35dがねじ込まれる。4本の雄ネジ5が貫通穴32
a〜32dに下方から貫通されて、4本の雄ネジ5には
ナット36a〜36dがねじ込まれる(図7参照)。こ
れによりコイルバネ1の上部にある雄ねじ5が雪上滑走
具1の本体に確実に固定できる。
【0043】図11(c)(d)に示す通り、コイルバ
ネ1の下方の雄ネジ6(6a〜6cのいずれか)をネジ
込むため、フロント・ボード29、リア・ボード30
に、それぞれ、6個の雌ネジ33a〜33f及び12個
の雌ネジ34a〜34lが形成されている。雌ネジ34
a〜34lは、前方34a〜34fと後方34g〜34
lの2つのグループに分けられている。雄ネジ6と、雌
ネジ33a〜33f及び雌ネジ34a〜34lとが螺合
することにより、コイルバネ1の下部にある雄ねじ6が
フロント・ボード29及びリア・ボード30に確実に固
定できる。前記螺合を解除すれば、分解ができる。
【0044】フロント・ボード29及びリア・ボード3
0はその前後端部が上方に湾曲し、その中央部のみが雪
上と接する構造とすることが好ましく、フロント・ボー
ド29の前方はリア・ボード30のそれよりも大きな角
度を付け湾曲させるのが好ましい。なお、フロント・ボ
ード29及びリア・ボード30に使用される板の材質は
何れも木材、金属、合成樹脂で積層した、従来のスキー
構成材質やスノーボード構成材質で構成する。フロント
・ボード29の幅はリア・ボード30よりも1.01〜
1.1倍に設定されていることが好ましい。フロント・
ボード29及びリア・ボード30は先端部が略円弧状、
後端がU字形状になっている。フロント・ボード29
は、2〜5%の範囲でその前端幅がその後端幅よりも広
幅になっている。リア・ボード30は、5〜10%の範
囲でその前端幅がその後端幅よりも狭幅になっている。
【0045】雪上滑走具30の製造方法は、フロント・
ボード29と一体に回動するハンドル21を上部に備え
たハンドル軸と、該ハンドル軸を収容するハンドル軸収
容体23とを備えたステアリング部22と、ハンドル軸
収容体23に固定された足支持板25を備えた本体に、
フロント・ボード29及び/又はリア・ボード30の雌
ねじ穴33a〜33f、34a〜34lに、雪上滑走具
用緩衝装置1の下方の雄ネジ6をねじ込み、雪上滑走具
用緩衝装置の上方の雄ねじ5を、ステアリング部22の
下部の貫通穴32a〜32d、及び、足支持体25の貫
通穴31a〜31dに挿入し、上方の雄ネジ5に上方か
らナット35a〜32d、36a〜36dで締め付けて
固定したことをことを特徴とするである。
【0046】以上説明した雪上滑走具20は、リア・ボ
ード30の上にある足支持板25の上に足を置いて、手
でハンドル21を左右に操作することによってフロント
・ボード29の走行方向を操作したり、ハンドル21を
上下に上げ下げして操作することによっても、雪上滑走
を楽しむことができるものである。
【0047】雪上滑走具用緩衝装置1を用いた雪上滑走
具20は、図12及び図13に示す通り、コイルバネ1
を用いることで、フロント・ボード29及びリア・ボー
ド30は従来にないような反りやしなりが可能となる。
即ち、コイルバネ1が自在に伸縮することで、図5に示
すような常に自然で理想的なフロント・ボード及びリア
・ボードの曲げこわさ(フレキシブル・リジディティ)
を実現し、フロント・ボード29及びリア・ボード30
が雪面と理想的な接地状態となり、高い滑走性能を発揮
でき、遊技者が雪上滑走具20のコントロールが容易と
なり、初心者にも格段に取り扱いやすくなり、安全性も
向上する。図12の矢印に示す通り、雄ネジ5aの位置
は足支持板25に固定されその距離a−a´が維持され
ようとするので、一対の雄ネジ5aを開こうとする矢印
で示す力が水平方向に加わり、コイルバネ2aの内側
に、矢印のような、コイルバネ2aの線条間を開こうと
する力が加わり、外側に圧縮しようとする力が加わる。
そのため、外力を柔軟に吸収することで、走行性能と強
度を確保できる。また、図13に示す通り、ハンドル2
1を切ることで、フロント・ボード29のノーズ側に雪
面から入力F1が入るが、c−d間にコイルバネ1を取
付けることで、図示の動きを可能とし、フロント・ボー
ド29を雪面に対して適切にそのエッジが接地するよう
にフロント・ボードの角度を傾斜させることができる。
【0048】また、入力Fはコイルバネ1が形状変化す
ることで、外部入力に対する許容範囲が広く、力が分散
するので、破損し難く、フロント・ボード29及びリア
・ボード30の寿命が長くなる。
【0049】さらに、バネ定数の異なるコイルバネ1へ
の変更によって、簡単に仕様変更できる。例えば、体型
に応じて、又は、技量に応じて、バネ定数を自在に変更
でき、滑走性能のセッテイングが容易になる。コイルバ
ネは単体であり雄ネジが合体しているので、ボードと本
体をそのまま利用でき、同一具でも滑走時にボードフレ
ックスを自由に変更でき、様々な乗り味を経験すること
ができる。多少の変更を加えれば、従来製品に対しても
適用が可能な場合がある。コイルバネ1は簡単な構造で
あるので、コスト面の利点は絶大である。コイルバネ1
であるので、温度変化に対してその弾性が安定するとい
う効果もある。特に低温時破壊に対して強い。
【0050】コイルバネ1が密着バネであると、フロン
ト・ボード29及びリア・ボード30と、足支持板25
及び取付部28との間で無用の収縮が無く、超高速滑走
時にも遊技者は雪面に対してリニアに力を加えることが
できる。また体重差によっても滑走性能が左右されるお
それがない。
【0051】このように、従来は固定されていた雪上滑
走具へのボードの接合にコイルバネを用いることによっ
て、安価でありながら効果的に雪上滑走具の滑走性能、
強度性能、構造性能等を格段に向上させることを実現す
ることができる。また、構造が単純なので耐久力に富
み、温度変化から受ける影響も少なく、従来製品に対し
ても特別な加工なしに装着、換装できる汎用性を、有す
る。
【0052】なお、本発明は、上述の実施の形態に限定
されるものではなく、本発明の技術的思想を逸脱しない
範囲において、改変等を加えることができるものであ
り、それらの改変、均等物等も本発明の技術的範囲に含
まれることとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明の実施例におけるコイルバネ1
aの正面図、(b)は同コイルバネ1aの中央縦断面
図、(c)は同コイルバネ1aの平面図である。
【図2】(a)は本発明の他の実施例におけるコイルバ
ネ1bの正面図、(b)は同コイルバネ1bの中央縦断
面図、(c)は同コイルバネ1bの平面図である。
【図3】(a)は本発明の他の実施例におけるコイルバ
ネ1cの正面図、(b)は同コイルバネ1cの中央縦断
面図、(c)は同コイルバネ1cの平面図である。
【図4】比較例の雪上滑走具の組立図である。
【図5】理想的な雪上滑走具のリア・ボードのしなりの
説明図である。
【図6】比較例の雪上滑走具のリア・ボードの説明図で
ある。
【図7】本発明の実施例の雪上滑走具の斜視図である。
【図8】フロント・ボードの接合構造を示す説明図であ
る。
【図9】リア・ボードの接合構造を示す説明図である。
【図10】同実施例の雪上滑走具のコイルバネの上側の
雄ねじを取付けるための雌ねじの取付け位置の説明図で
ある。
【図11】同実施例の雪上滑走具のコイルバネの下側の
雄ねじを取付けるための雌ねじの取付け位置の説明図で
ある。
【図12】同実施例の雪上滑走具のリア・ボードのコイ
ルバネの作用を説明する説明図である。
【図13】同実施例の雪上滑走具のフロント・ボードの
コイルバネの作用を説明する説明図である。
【符号の説明】
雪上滑走具用緩衝装置…1a,1b,1c コイルバネ…2a,2b,2c 止め板…3a,3b,3c,4a,4b,4c 雄ネジ…5a,5b,5c,6a,6b,6c 内部空間…7a,7b,7c 雪上滑走具…20 ハンドル…21 ステアリング部…22 ハンドル軸収容体…23 足支持板…25 フロント・ボード…29 リア・ボード…30 フレーム…24 取付部…28
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A63C 5/00 B62B 13/04

Claims (15)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】フロント・ボードと、 リア・ボードと、 上部にハンドルとハンドル軸を収容するハンドル軸収容
    体を有し、該ハンドルによって前記フロント・ボードを
    操作できるステアリング部、及び前記ハンドル軸収容体
    に接続するフレームと、該フレームに固定される足支持
    板により構成された本体と、を備えた雪上滑走具に取付
    けられる雪上滑走具用緩衝装置であって、 線材をコイル状に巻いたコイルバネと、 該コイルバネの両端部に、それぞれ、固定された一対の
    止め板と、 該コイルバネの軸線上に前記止め板から外方向に延び出
    す一対の雄ネジと、を備え、 前記リア・ボード、前記ステアリング部の下端並びに前
    記足支持板下方に、前後方向に夫々形成した取付部に、
    前記雄ネジを脱着自在に接合できる構造を有し、 雪面から前記リア・ボードに入力が加わったとき、前記
    リア・ボードが前後方向に下側に反り、前後方向に配置
    される前記コイルバネの内側に、該コイルバネの線条間
    を開こうとする力が加わり、前記コイルバネが外側に圧
    縮しようとする力が加わることを特徴とする雪上滑走具
    用緩衝装置。
  2. 【請求項2】前記コイルバネのバネ定数が50〜500
    N/mmを取ることを特徴とする請求項1記載の雪上滑走
    具用緩衝装置。
  3. 【請求項3】前記線材の巻き数が2〜8巻きの値を取る
    ことを特徴とする請求項1又は2記載の雪上滑走具用緩
    衝装置。
  4. 【請求項4】前記線材の線径が2〜10mmの値を取る
    ことを特徴とする請求項1乃至3いずれかに記載の雪上
    滑走具用緩衝装置。
  5. 【請求項5】前記コイルバネの高さが13〜45mmの
    値を取ることを特徴とする請求項1乃至4いずれかに記
    載の雪上滑走具用緩衝装置。
  6. 【請求項6】前記コイルバネの平均直径が12〜40m
    mの値を取ることを特徴とする請求項1乃至5いずれか
    に記載の雪上滑走具用緩衝装置。
  7. 【請求項7】前記コイルバネの線材が密着したものであ
    ることを特徴とする請求項1乃至6いずれかに記載の雪
    上滑走具。
  8. 【請求項8】線材をコイル状に巻いたコイルバネの両端
    部を、該コイルバネの軸線方向と直交する方向に切断し
    て一対の切断面を形成し、 該一対の切断面及び/又は前記コイルバネの両端部の穴
    に、それぞれ、一対の止め板を固定するとともに、該止
    め板に、前記コイルバネの軸線上の外方向に延び出す一
    対の雄ネジを固定することを特徴とする請求項1記載の
    雪上滑走具用緩衝装置の製造方法。
  9. 【請求項9】フロント・ボードと、 リア・ボードと、 上部にハンドルとハンドル軸を収容するハンドル軸収容
    体を有し、該ハンドルによって前記フロント・ボードを
    操作できるステアリング部と、及び前記ハンドル軸収容
    体に接続するフレームと、該フレームに固定される足支
    持板により構成された本体と、 前記フロント・ボード、リア・ボード、前記ステアリン
    グ部の下端及び前記足支持板下方に、前後方向に、
    々、形成された取付部と、 線材をコイル状に巻いたコイルバネと、 該コイルバネの両端部に、それぞれ固定された一対の止
    め板と、 該コイルバネの軸線上に前記止め板から外方向に延び出
    す一対の雄ネジと、を備え、 前記リア・ボードと前記足支持板とを、少なくとも一対
    の前記コイルバネで脱着自在に接合できる構造を有し、 雪面から前記リア・ボードに入力が加わったとき、前記
    リア・ボードが前後方向に下側に反り、前後方向に配置
    される前記コイルバネの内側に、該コイルバネの線条間
    を開こうとする力が加わり、前記コイルバネが外側に圧
    縮しようとする力が加わることを特徴とする雪上滑走
    具。
  10. 【請求項10】前記ステアリング部の取付部とフロント
    ・ボードとを、 少なくとも一対の前記雪上滑走具用緩衝装置で接合して
    いることを特徴としている請求項9に記載の雪上滑走
    具。
  11. 【請求項11】前記足支持板下方の取付部とリア・ボー
    ドとを、 少なくとも一対の前記雪上滑走具用緩衝装置で接合して
    いることを特徴としている請求項9に記載の雪上滑走
    具。
  12. 【請求項12】前記フロント・ボード及び前記リア・ボ
    ード夫々を、 少なくとも一対の前記雪上滑走具用緩衝装置を用いて、 前記ステアリング部及び前記足支持板へと接合している
    ことを特徴としている請求項9記載の雪上滑走具。
  13. 【請求項13】前記雪上滑走具用緩衝装置を長手方向に
    対して左右一対用いて、 前記取付部と接合していることを特徴とする請求項9乃
    至12いずれかに記載の雪上滑走具。
  14. 【請求項14】前記各取付部において、前記コイルバネ
    の少なくとも4個を方形若しくは台形、又は少なくとも
    3個を角形に配置したことを特徴とする請求項9乃至1
    3いずれかに記載の雪上滑走具。
  15. 【請求項15】フロント・ボードと一体に回動するハン
    ドルを上部に備えたハンドル軸と、該ハンドル軸を収容
    するハンドル軸収容体とを備えたステアリング部と、前
    記ハンドル軸収容体に固定された足支持板を備えた本体
    に、 前記フロント・ボード及び/又はリア・ボードの前後の
    雌ねじ穴に、請求項1乃至7の雪上滑走具用緩衝装置の
    下方の雄ネジをそれぞれねじ込み、 前記雪上滑走具用緩衝装置の上方の雄ねじを、それぞ
    れ、ステアリング部の下部の貫通穴、及び、足支持体の
    貫通穴に挿入し、 前記上方の雄ネジに上方からナットで締め付けて固定し
    たことを特徴とする雪上滑走具の製造方法。
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