JP3484309B2 - 空間オブジェクトネットワーク自動取得方法、および、装置 - Google Patents

空間オブジェクトネットワーク自動取得方法、および、装置

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JP3484309B2
JP3484309B2 JP00419497A JP419497A JP3484309B2 JP 3484309 B2 JP3484309 B2 JP 3484309B2 JP 00419497 A JP00419497 A JP 00419497A JP 419497 A JP419497 A JP 419497A JP 3484309 B2 JP3484309 B2 JP 3484309B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、デジタル地図を取
り扱う分野において、空間オブジェクト間の位置関係を
表現するネットワークを自動的に取得する空間オブジェ
クトネットワーク自動取得方法、および、装置に関する
ものである。ここでいう空間オブジェクトとは、地図上
に表示されている図形(例えば、建物図形など)、ひと
つひとつのことである。
【0002】
【従来の技術】近年、カーナビゲーション、あるいは、
パソコンなどで、デジタル地図を手軽に取り扱えるよう
になってきている。これらで提供されているデジタル地
図では、その空間オブジェクトが緯度経度、あるいは、
x,y座標といった絶対的な位置を表す指標で管理され
ている。そのため、例えば、地図上の建物、施設といっ
た空間オブジェクトの検索には、その座標、あるいは、
絶対的な位置関係を利用するしかなく、その検索手段が
限られたものとなっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、現在
のデジタル地図では、その空間オブジェクトを絶対的な
位置座標を用いて、管理しているため、相対的な表現を
用いた空間オブジェクトの検索、あるいは、異なるメデ
ィアへの地図情報変換が、非常に困難である。
【0004】本発明は、上述したような従来技術が有す
る問題点に鑑みてなされたものであって、空間オブジェ
クト間の位置関係を表現するネットワークを自動的に取
得する方法、および、装置を提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の空間オブジェク
トネットワーク自動取得方法は、空間オブジェクト間の
位置関係を表現するネットワークを自動的に取得する方
法であって、利用者の要求に基づき、地図データベー
ス、道路ネットワークデータベースから空間オブジェク
トネットワークを取得する範囲の地図データと道路ネッ
トワークデータを抽出する第1の手順と、前記第1の手
順にて抽出されたデータに関して、そのリンクが構成す
る街区を抽出し、その街区中に含まれる空間オブジェク
トを抽出する第2の手順と、前記第2の手順にて抽出さ
れた空間オブジェクトに関して、その隣接関係から基準
となるリンクを抽出し、そのリンクが複数の場合には、
各リンクまでの距離により、その基準となるリンクを決
定する第3の手順と、前記第3の手順にて基準となるリ
ンクの決定した空間オブジェクトに関して、そのリンク
をもとに、位置関係を同定するための座標軸を設定する
第4の手順と、前記第4の手順にて設定された座標軸に
関して、選択された空間オブジェクトの1次近接位置に
ある空間オブジェクトを抽出する第5の手順と、前記第
5の手順にて設定された1次近接位置関係同士の空間オ
ブジェクトに対して、その相互の位置関係を検査する第
6の手順と、前記第6の手順にて相互の位置関係に矛盾
が生じている空間オブジェクトに対して、その位置関係
を補正する第7の手順と、を有することを特徴とする。
【0006】このとき、各空間オブジェクトに対して、
座標系を設定する第4の手順は、従来の1元的な座標に
対して、局所的な座標の組み合わせにより、その位置関
係を表現することを実現する。
【0007】なお、第5の手順は、1次近接位置にある
空間オブジェクトのみを対象とすることにより、各種の
メディア変換、あるいは、位置検索に、柔軟に対応する
ことを実現する。
【0008】
【0009】本発明の空間オブジェクトネットワーク自
動取得装置は、空間オブジェクト間の位置関係を表現す
るネットワークを自動的に取得する装置であって、利用
者の要求に基づき、地図データベース、道路ネットワー
クデータベースから空間オブジェクトネットワークを取
得する範囲の地図データと道路ネットワークデータを抽
出する第1の処理部と、前記第1の処理部にて抽出され
たデータに関して、そのリンクが構成する街区を抽出
し、その街区中に含まれる空間オブジェクトを抽出する
第2の処理部と、前記第2の処理部にて抽出された空間
オブジェクトに関して、その隣接関係から基準となるリ
ンクを抽出し、そのリンクが複数の場合には、各リンク
までの距離により、その基準となるリンクを決定する第
3の処理部と、前記第3の処理部にて基準となるリンク
の決定した空間オブジェクトに関して、そのリンクをも
とに、位置関係を同定するための座標軸を設定する第4
の処理部と、前記第4の処理部にて設定された座標軸に
関して、選択された空間オブジェクトの1次近接位置に
ある空間オブジェクトを抽出する第5の処理部と、前記
第5の処理部にて設定された1次近接位置関係同士の空
間オブジェクトに対して、その相互の位置関係を検査す
る第6の処理部と、前記第6の処理部にて相互の位置関
係に矛盾が生じている空間オブジェクトに対して、その
位置関係を補正する第7の処理部と、を有することを特
徴とする。
【0010】本発明の空間オブジェクトネットワーク自
動取得方法、および、装置は、デジタル地図において、
空間オブジェクト間の位置関係を表現するネットワーク
の自動取得に関するものであって、リンクが構成する街
区に着目し、その街区中に含まれる空間オブジェクトを
対象として、リンクに接する空間オブジェクトを検索す
ることにより、検索効率を高めるという作用を持つ。
【0011】各空間オブジェクトに対して、その空間オ
ブジェクトに隣接するリンクを基に、局所的な座標を設
定し、その組み合わせにより、空間オブジェクト間の位
置関係を把握し、ネットワークを取得することにより、
従来の1元的な座標管理では実現不可能であった、各種
のメディア変換、あるいは、位置検索が可能になるとい
う作用を持つ。
【0012】局所的な座標軸に対して、1次近接位置に
ある空間オブジェクトを対象として、その関連をネット
ワーク化することにより、各種のメディア変換、あるい
は、位置検索に、柔軟に対応することができるという作
用を持つ。
【0013】
【0014】また、計算機による画一処理によって、人
間の作業の個人差を解放したことで、空間オブジェクト
間の位置関係を表現するネットワークの品質を一定に保
つことが可能になる。
【0015】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施例について図
面を参照して説明する。図1は、本発明による空間オブ
ジェクトネットワーク自動取得装置の要部構成を示すブ
ロック図、図2は、図1に示したブロック図の各部で行
われている処理を具体的に示す図である。
【0016】この装置は、入力受付処理部110、基準
座標抽出処理部120、位置関係抽出処理部130、位
置関係再検査処理部140の4つから構成される。入力
受付処理部110は、利用者からの要求に基づいて、地
図データベース101、および、道路ネットワークデー
タベース102を受け付けて、処理を行う。
【0017】基準座標抽出処理部120には、入力受付
処理部110の処理結果に基づいて処理を行う、探索範
囲抽出処理部121、および、隣接軸抽出処理部12
2、が設けられている。
【0018】位置関係抽出処理部130には、基準座標
抽出処理部120の処理結果に基づいて処理を行う、座
標軸設定処理部131、および、1次近接位置抽出処理
部132、が設けられている。
【0019】位置関係再検査処理部140には、位置関
係抽出処理部130の処理結果に基づいて処理を行う、
相互関係検査処理部141、および、位置関係補正処理
部142、が設けられている。
【0020】なお、地図データベース101には、地図
中に存在する図形の座標点列のデータ、および、その図
形に付与されている属性が含まれている。ここで、付与
されている属性は、住所や電話番号といった住人情報で
ある。また、道路ネットワークデータベース102に
は、道路のネットワークをあらわす、リンク、ノードデ
ータを含むデータベースである。空間オブジェクトネッ
トワークデータベース103には、各空間オブジェクト
に対して、基準となるリンクのデータ、1次近接位置関
係にある空間オブジェクトのデータ、および、その位置
関係が含まれている。
【0021】上記の各処理部での処理について、図2を
参照して説明する。入力受付処理S210では、利用者
からの入力に対して、空間オブジェクトネットワークを
抽出する範囲の地図データ201、および、道路ネット
ワークデータ202が抽出される。
【0022】基準座標抽出処理S220では、入力受付
処理S210で抽出された地図データ201、および、
道路ネットワークデータ202に対して、各空間オブジ
ェクトに対して設定される座標軸を決定するための基準
となるリンクが抽出される。
【0023】位置関係抽出処理S230では、基準座標
抽出処理S220で抽出された基準となるリンクに対し
て、座標軸が設定され、その1次近接位置に存在する空
間オブジェクトが抽出される。
【0024】位置関係再検査処理S240では、位置関
係抽出処理S230で抽出された1次近接位置関係をも
つ空間オブジェクトに対して、その相互関係を再検査
し、矛盾が存在する場合には、その位置関係を補正する
ことが行われ、この一連の処理で決定されたデータは、
空間オブジェクトネットワークデータとして、出力され
る。
【0025】また、各処理のフローについては、入力受
付処理S210は図3に、基準座標抽出処理S220は
図4に、位置関係抽出処理S230は図7に、位置関係
再検査処理S240は図10に、探索範囲抽出処理S2
21は図5に、隣接軸抽出処理S222は図6に、座標
軸設定処理S231は図8に、1次近接位置抽出処理S
232は図9に、相互関係検査処理S241は図11
に、位置関係補正処理S242は図12に示されてい
る。
【0026】入力受付処理S210では、図3に示され
るようなフローで処理が行われる。データ範囲が入力さ
れると該当範囲の地図データの有無を調べて、また該当
範囲の道路の有無を調べて、該当する地図データ、およ
び、道路ネットワークデータを抽出することが行われ、
基準座標抽出処理S220へ処理を移す。
【0027】基準座標抽出処理S220では、図4に示
されるようなフローで処理が行われる。入力受付処理S
210で抽出された道路ネットワークデータのリンクデ
ータに対して、探索範囲抽出処理S221、および、隣
接軸抽出処理S222が行われ、位置関係抽出処理S2
30へ処理を移す。
【0028】探索範囲抽出処理S221では、図5に示
されるようなフローで処理が行われる。リンクを選択し
た上でリンクデータに対して、そのリンクが構成する街
区を抽出することが行われる。そしてこの街区の中に含
まれる空間オブジェクトのデータが抽出することが行わ
れ、隣接軸抽出処理S222へ処理を移す。
【0029】隣接軸抽出処理S222では、図6に示さ
れるようなフローで処理が行われる。探索範囲抽出処理
S221で抽出された空間オブジェクトに対して、その
リンクとの間に、他の空間オブジェクトが存在するかど
うかの判断をし、存在しない場合には、そのリンクを基
準となるリンクとして、決定することが行われ、位置関
係抽出処理S230へ処理を移す。また、複数候補が存
在する場合には、そのリンクとの距離の比により、基準
となるリンクを決めることとする。
【0030】位置関係抽出処理S230では、図7に示
されるようなフローで処理が行われる。基準座標抽出処
理S220で決定された基準となるリンクに対して、座
標軸設定処理S231、および、1次近接位置抽出処理
S232が行われ、位置関係再検査処理S240へ処理
を移す。
【0031】座標軸設定処理S231では、図8に示さ
れるようなフローで処理が行われる。基準座標抽出処理
S220で決定された基準となるリンクに対して、その
リンクの数により、座標軸を設定することが行われ、1
次近接位置抽出処理S232へ処理を移す。
【0032】1次近接位置抽出処理S232では、図9
に示されるようなフローで処理が行われる。座標軸設定
処理S231で設定された座標軸に対して、空間オブジ
ェクトの1次近接位置に存在する空間オブジェクトを抽
出することが行われ、位置関係再検査処理S240へ処
理を移す。ここで、図9に示されている位置A〜Hと
は、図21に示す位置A〜Hに該当する位置関係を表現
している。
【0033】位置関係再検査処理S240では、図10
に示されるようなフローで処理が行われる。位置関係抽
出処理S230で抽出された1次近接位置関係をもつ空
間オブジェクト同士に対して、相互関係検査処理S24
1、および、位置関係補正処理S242が行われ、これ
らの一連のデータを、空間オブジェクトネットワークデ
ータ203へ出力することが行われる。
【0034】相互関係検査処理S241では、図11に
示されるようなフローで処理が行われる。位置関係抽出
処理S230で抽出された1次近接位置関係をもつ空間
オブジェクト同士に対して、その相互関係を検査し、矛
盾が存在する場合には、位置関係補正処理S242へ処
理を移す。また、矛盾が存在しない場合には、これらの
一連のデータを、空間オブジェクトネットワークデータ
203へ出力することが行われる。
【0035】位置関係補正処理S242では、図12に
示されるようなフローで処理が行われる。相互関係検査
処理S241で選択された矛盾のある位置関係をもつ空
間オブジェクトに対して、基準軸との角度関係を計算
し、その位置関係を補正することが行われる。
【0036】以上により、本発明を用いると、地図デー
タ、および、道路ネットワークデータを用意することに
より、利用者の要求する範囲の空間オブジェクトの位置
関係を表現するネットワークが取得できる。
【0037】図13、14、15、16、17、18
は、上述した処理手順を実際のデータに即して、説明す
るための図である。いま、ある地域の空間オブジェクト
ネットワークを抽出する利用者からの要求があり、入力
受付処理S210により、図13に示される地図デー
タ、および、道路ネットワークデータが抽出されたこと
とする。
【0038】探索範囲抽出処理S221では、図14に
示されるように、あるリンクデータ(L)に対して、そ
のリンクが構成する街区を抽出することが行われる。こ
の街区の中に含まれる空間オブジェクトのデータが抽出
することが行われ、隣接軸抽出処理S222へ処理を移
す。
【0039】隣接軸抽出処理S222では、図15に示
されるように、探索範囲抽出処理S221で抽出された
空間オブジェクトに対して、そのリンク(L)との間
に、他の空間オブジェクトが存在するかどうかの判断を
する。この場合、ある空間オブジェクト(O)は隣接す
ると判断できるので、そのリンク(L)を基準となるリ
ンクとして、決定することが行われ、位置関係抽出処理
S230へ処理を移す。ここで、空間オブジェクト
(P)は、リンク(L)との間に、他の空間オブジェク
トが存在するので、そのリンク(L)は基準となるリン
クとならないと判断される。
【0040】座標軸設定処理S231、および、1次近
接位置抽出処理S232では、図16に示されるよう
に、基準座標抽出処理S220で決定された基準となる
リンク(L)を座標軸として設定し、空間オブジェクト
の1次近接位置に存在する空間オブジェクト(A,B,
C,D)を抽出することが行われ、位置関係再検査処理
S240へ処理を移す。この場合、図21のA,B,
C,Dの各位置に対応しているが、同様に、図21の
E,F,G,Hの各位置に対応している場合は、図17
に示されるようになる。
【0041】相互関係検査処理S241では、位置関係
抽出処理S230で抽出された1次近接位置関係をもつ
空間オブジェクト同士に対して、その相互関係を検査
し、この場合、矛盾が存在しないので、これらの一連の
データを、空間オブジェクトネットワークデータ203
へ出力することが行われる。また、矛盾が生じる場合に
は、位置関係補正処理S242により、その位置関係を
補正することが行われる。
【0042】この一連の処理を行うことにより、図18
に示されるように、空間オブジェクト間の位置関係を表
現するネットワークを取得することができる。ここで
は、そのつながりがわかりやすいように、1次近接位置
に存在するオブジェクト同士を線でつないで表現してい
る。
【0043】最後に、本発明の空間オブジェクトネット
ワーク自動取得方法、および、装置により、取得した空
間オブジェクトネットワークを用いた、位置検索、ある
いは、異種メディア変換の一例を示すことにする。
【0044】図19は、相対的な位置表現「Aの左にあ
る建物は?」という検索がなされた場合の一例である。
この検索に対し、空間オブジェクトネットワークを用い
て、位置関係を抽出し、Bを検索している。このとき、
この「左」という語が示す方向は、利用状況によって変
わってくる。この場合、位置の検索の例であるので、対
象となる建物に対して、向かい合う方向が設定され、リ
ンク側から建物を見たときの「左」と判断できる。この
ように、この空間オブジェクトネットワークは、種々の
状況に柔軟に対応することができる。
【0045】図20は、「Aは、どこにある?」という
検索がなされて、その検索結果を言語メディアで答える
という場合の一例である。本発明の空間オブジェクトネ
ットワークを用いると、従来の住所を提示するなど以外
に、この位置を代表的なランドマークを基準とする相対
的な位置で表現することが可能となる。ここでは、「B
の隣の、Cの斜め前の建物です。」とAの場所を、ラン
ドマークとなるB,Cを基準とする相対的な位置関係を
用いて表現することができる。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
以下に記載するような効果を奏する。請求項1に記載の
方法においては、デジタル地図において、空間オブジェ
クト間の位置関係を表現するネットワークを自動的に取
得することができ、大幅な人手とコストの削減が期待で
きる効果がある。
【0047】また、計算機が画一的な処理を施すので、
複数の人による個人差もなく、均質な品質を維持するこ
とができる効果がある。請求項2に記載のものにおいて
は、各空間オブジェクトに対して、その空間オブジェク
トに隣接するリンクを基に、局所的な座標を設定し、そ
の組み合わせにより、空間オブジェクト間の位置関係を
把握し、ネットワークを取得することにより、従来の1
元的な座標管理では実現不可能であった、各種のメディ
ア変換、あるいは、位置検索が可能になるという効果が
ある。
【0048】請求項3に記載のものにおいては、局所的
な座標軸に対して、1次近接位置にある空間オブジェク
ト対象として、その関連をネットワーク化することによ
り、各種のメディア変換、あるいは、位置検索に、柔軟
に対応することができる効果がある。
【0049】請求項4に記載のものにおいては、1次近
接位置にある空間オブジェクト相互の位置関係を検査
し、補正することにより、その空間オブジェクト間のネ
ットワークの信頼性を高め、各種のメディア変換、ある
いは、位置検索の際の、誤りを防ぐことができる効果が
ある。
【0050】請求項5に記載の装置においては、上記効
果を備えた装置を実現することができる効果がある。ま
た、本発明の空間オブジェクトネットワーク自動取得方
法、および、装置により、地図情報の他のメディアへの
変換、あるいは、相対的表現を用いた位置検索を可能と
する地図を作成できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による空間オブジェクトネットワーク自
動取得装置の要部構成を示すブロック図である。
【図2】図1に示したブロック図の各部で行われている
処理を具体的に示す図である。
【図3】図2に示した実際の処理フローを説明するため
の図である。
【図4】図2に示した実際の処理フローを説明するため
の図である。
【図5】図2に示した実際の処理フローを説明するため
の図である。
【図6】図2に示した実際の処理フローを説明するため
の図である。
【図7】図2に示した実際の処理フローを説明するため
の図である。
【図8】図2に示した実際の処理フローを説明するため
の図である。
【図9】図2に示した実際の処理フローを説明するため
の図である。
【図10】図2に示した実際の処理フローを説明するた
めの図である。
【図11】図2に示した実際の処理フローを説明するた
めの図である。
【図12】図2に示した実際の処理フローを説明するた
めの図である。
【図13】図2に示した実際の処理を行った結果を示し
て、説明するための図である。
【図14】図2に示した実際の処理を行った結果を示し
て、説明するための図である。
【図15】図2に示した実際の処理を行った結果を示し
て、説明するための図である。
【図16】図2に示した実際の処理を行った結果を示し
て、説明するための図である。
【図17】図2に示した実際の処理を行った結果を示し
て、説明するための図である。
【図18】図2に示した実際の処理を行った結果を示し
て、説明するための図である。
【図19】図2に示した実際の処理を行った結果を用い
た、検索の例を説明するための図である。
【図20】図2に示した実際の処理を行った結果を用い
た、検索の例を説明するための図である。
【図21】1次近接位置を説明するための図である。
【符号の説明】
101 地図データベース 102 道路ネットワークデータベース 103 空間オブジェクトネットワークデータベース 110 入力受付処理部 120 基準座標抽出処理部 121 探索範囲抽出処理部 122 隣接軸抽出処理部 130 位置関係抽出処理部 131 座標軸設定処理部 132 1次近接位置抽出処理部 140 位置関係再検査処理部 141 相互関係検査処理部 142 位置関係補正処理部 201 地図データ 202 道路ネットワークデータ 203 空間オブジェクトネットワークデータ S210 入力受付処理 S220 基準座標抽出処理 S221 探索範囲抽出処理 S222 隣接軸抽出処理 S230 位置関係抽出処理 S231 座標軸設定処理 S232 1次近接位置抽出処理 S240 位置関係再検査処理 S241 相互関係検査処理 S242 位置関係補正処理
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 若林 佳織 東京都新宿区西新宿三丁目19番2号 日 本電信電話株式会社内 (72)発明者 土屋 秀幸 東京都新宿区西新宿三丁目19番2号 日 本電信電話株式会社内 (56)参考文献 特開 昭63−285674(JP,A) 特開 平7−282221(JP,A) 特開 平8−305838(JP,A) 特開 平4−141783(JP,A) 特開 平8−221553(JP,A) 特開 平1−169675(JP,A) 特開 平3−7488(JP,A) 長嶋良太 外2名,”市街地地図理解 システムの構築について”,電子情報通 信学会技術研究報告(KBSE94−57〜 69 知識ソフトウェア工学),社団法人 電子情報通信学会,1995年 3月18日, 第94巻,第565号,p.1−8 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06T 11/60 G06F 17/30 CSDB(日本国特許庁)

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 デジタル地図において、空間オブジェク
    ト間の位置関係を表現するネットワークを自動的に取得
    する方法であって、 利用者の要求に基づき、地図データベース、道路ネット
    ワークデータベースから空間オブジェクトネットワーク
    を取得する範囲の地図データと道路ネットワークデータ
    を抽出する第1の手順と、 前記第1の手順にて抽出されたデータに関して、そのリ
    ンクが構成する街区を抽出し、その街区中に含まれる空
    間オブジェクトを抽出する第2の手順と、 前記第2の手順にて抽出された空間オブジェクトに関し
    て、その隣接関係から基準となるリンクを抽出し、その
    リンクが複数の場合には、各リンクまでの距離により、
    その基準となるリンクを決定する第3の手順と、 前記第3の手順にて基準となるリンクの決定した空間オ
    ブジェクトに関して、そのリンクをもとに、位置関係を
    同定するための座標軸を設定する第4の手順と、 前記第4の手順にて設定された座標軸に関して、選択さ
    れた空間オブジェクトの1次近接位置にある空間オブジ
    ェクトを抽出する第5の手順と、 前記第5の手順にて設定された1次近接位置関係同士の
    空間オブジェクトに対して、その相互の位置関係を検査
    する第6の手順と、 前記第6の手順にて相互の位置関係に矛盾が生じている
    空間オブジェクトに対して、その位置関係を補正する第
    7の手順と、 を有することを特徴とする空間オブジェクトネットワー
    ク自動取得方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の空間オブジェクトネット
    ワーク自動取得方法において、 各空間オブジェクトに対して、その空間オブジェクトに
    隣接するリンクを基に、局所的な座標を設定し、その組
    み合わせにより、空間オブジェクト間の位置関係を把握
    し、ネットワークを取得することを特徴とする空間オブ
    ジェクトネットワーク自動取得方法。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の空間オブジェクトネット
    ワーク自動取得方法において、 局所的な座標軸に対して、1次近接位置にある空間オブ
    ジェクトを対象として、その関連をネットワーク化する
    ことを特徴とする空間オブジェクトネットワーク自動取
    得方法。
  4. 【請求項4】 デジタル地図において、空間オブジェク
    ト間の位置関係を表現するネットワークを自動的に取得
    する装置であって、 利用者の要求に基づき、地図データベース、道路ネット
    ワークデータベースから空間オブジェクトネットワーク
    を取得する範囲の地図データと道路ネットワークデータ
    を抽出する第1の処理部である入力受付処理部と、 前記第1の処理部にて抽出されたデータに関して、その
    リンクが構成する街区を抽出し、その街区中に含まれる
    空間オブジェクトを抽出する第2の処理部である探索範
    囲検出処理部と、 前記第2の処理部にて抽出された空間オブジェクトに関
    して、その隣接関係から基準となるリンクを抽出し、そ
    のリンクが複数の場合には、各リンクまでの距離によ
    り、その基準となるリンクを決定する第3の処理部であ
    る隣接軸抽出処理部と、 前記第3の処理部にて基準となるリンクの決定した空間
    オブジェクトに関して、そのリンクをもとに、位置関係
    を同定するための座標軸を設定する第4の処理部である
    座標軸設定処理部と、 前記第4の処理部にて設定された座標軸に関して、選択
    された空間オブジェクトの1次近接位置にある空間オブ
    ジェクトを抽出する第5の処理部である1次近接位置抽
    出処理部と、 前記第5の処理部にて設定された1次近接位置関係同士
    の空間オブジェクトに対して、その相互の位置関係を検
    査する第6の処理部である相互関係検査処理部と、 前記第6の処理部にて相互の位置関係に矛盾が生じてい
    る空間オブジェクトに対して、その位置関係を補正する
    第7の処理部である位置関係補正処理部と、 を有することを特徴とする空間オブジェクトネットワー
    ク自動取得装置。
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長嶋良太 外2名,"市街地地図理解システムの構築について",電子情報通信学会技術研究報告(KBSE94−57〜69 知識ソフトウェア工学),社団法人電子情報通信学会,1995年 3月18日,第94巻,第565号,p.1−8

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