JP3479072B2 - フラッタ制動手段からなる、吊り橋構造のための防風障壁手段 - Google Patents

フラッタ制動手段からなる、吊り橋構造のための防風障壁手段

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ストレット・ディ・メッシナ・ソシエタ・ペル・アチオニ
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    • E01D19/10Railings; Protectors against smoke or gases, e.g. of locomotives; Maintenance travellers; Fastening of pipes or cables to bridges
    • E01D19/103Parapets, railings ; Guard barriers or road-bridges
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    • E01D11/02Suspension bridges
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、その上部表面が橋を渡る輸送手段のための
道路を形成する実質的に平坦な主要構造または骨組み、
および橋の端部橋脚に固定される懸垂ケーブルと橋の骨
組みを懸垂ケーブルに吊り下げるための複数の垂直支線
またはハンガーで形成される懸架システムからなる吊り
橋に関係する。
周知のように、これらの吊り橋はそれ自身の振動周波
数を有し、通常、風のない場合、基本曲げ振動周波数は
ねじり振動周波数とは異なり、両方とも一般的に非常に
低い。それにもかかわらず、例えば道路橋のような大き
な横寸法および/または広い径間を有する橋において特
に、実際に側風にさらされる場合、平坦な吊り下げ構造
が、翼表面に似た従って刻々と大いに変化する「揚力」
効果を有してふるまうので特に、風の作用は前記典型的
な振動周波数を変化させる。
風がその力を増すと、2つの上記特定した振動周波数
が一致する点まで接近する傾向となり、これらの環境に
おいて、従ってその構造は、いわゆる「フラッタ」状
態、すなわち橋の骨組み全体の安定性に対して結果とし
て危険になることすらある曲げ−ねじり応力にさらされ
る。
問題が結びつく、これらのフラッタ状態は、同一出願
人により出願された、本発明のよりよい理解のために参
照される欧州特許番号0.233.528により詳細に記載され
ている。
欧州特許番号0.233.528の主要目的は、橋の骨組みの
横端部に堅固に固定され、橋の領域において予測される
風の最高速度を越えて橋のフラッタ速度を増加させるこ
とを意図する翼構造である。
同一の欧州特許番号0.233.528は又防風障壁を開示し
ており、その主要機能は、橋を通行する車両上の横風圧
力を減少させることであり、かかる障壁は本質的に、風
の作用を制御するために、翼構造と協働する傾向にある
典型的な凸状表面を有する格子からなる。
本発明の目的は、付加的な翼構造の使用を制限する、
または少なくともある場合にはその使用を完全に断念す
るように、橋構造上の顕著な空気動力学的な制動作用を
有する防風障壁を提案することである。この結果は、前
記防風障壁が複数の側板および少なくとも2つの根太掛
けで形成される担持骨組み上に装着される格子壁からな
り、前記根太掛けの少なくとも一つがほぼ水平軸で翼表
面として形成される空気動力学的な構成要素からなる、
という事実により本質的に達成される。
本発明によれば、前記翼表面は、100cmから150cmの翼
弦と、その最高点に対応して、20cmから30cmの厚みを有
し、一方前記格子壁は約70%の透過率を有する。
本発明による防風障壁の更なる特徴および利点は、添
付図面に関する例示による、本発明の好適な実施例の以
下の説明からいかようにもより明白になるであろう。添
付図面において、 図1は、本発明による防風障壁を担持する橋の横端部
の部分断面図である。
図2は、図1の防風障壁の部分を形成する翼表面の一
つの拡大断面図である。
図3は、図1の矢印Aの方向の側面図である。
本発明が参照する橋構造は、欧州特許番号0.233.528
に記載されているものに実質的に対応し、それにより本
明細書では橋構造の詳細な説明を行う必要性はない。従
って、図1は、道路2および高さh0が1mと1.5mの間で変
化する側板4上に固定される従来のガードレール3を備
えた橋の横端部1のみを示している。橋の骨組みを吊り
下げるためのハンガーPが、端部1に固定される定着板
P1に接続される。
また図1に示すように、橋から外方向に突き出てその
自由端で側板6を支持するアーム5が、規則正しい間隔
で端部1に固定されており、アーム5は又作業車線を形
成する表面格子7を担持する。
本発明によれば、防風障壁として作用する格子壁10を
支持するために、自身と共に骨組みを形成する根太掛け
8および9が側板6上に固定されている。図面上に明瞭
に示されているように、前記根太掛け8および9は翼表
面としての形状をとる。
側板6の高さh1は、橋を渡ると想定される乗り物の最
も高いものに多かれ少なかれ対応するレベルに側板の上
部があるような高さである。例えば、側板6の高さh
1は、作業車線表面7のレベルから約4mから5mにあり、
その作業車線表面は道路2のレベルの下の約1mの高さh2
にありえる。
翼表面9は側板6の上部で固定され、一方翼表面8は
前記側板に沿った約中間で固定される。これらの翼表面
は、好適にはその垂直および水平軸の両方に関して対称
な断面を有し、かかる翼表面の翼弦l1は1mから1.5mであ
り、最高点に対応するその厚みは20cmから30cmである。
例示する実施例に示すように、防風格子壁10は、好適
には側板6および根太掛け8、9により形成される骨組
み上に直接に装着され、従って完全に垂直に位置決めさ
れる。しかし、前記壁10を、例えば横梁の形式の(不図
示)付加的な支持要素と共に固定し、風の流れに優るよ
り良い制御を可能にする、アーチ型又はいかようにも形
状化される構成をその表面に適切に与えることも可能で
ある。
図3に示すように、格子壁10は、70%程度の透過率
(網状孔の表面と全体表面の間の比率)を有する。
記載の実施例による橋の動的モデルに関して、風洞に
おいて実行される実際の試験は、突風から交通を保護す
るまで、および何よりもフラッタ現象を制動するまでの
両方の最適なふるまいを確認することを可能にしてい
る。
実際、本発明による防風障壁は、橋形態および交通に
より、動揺状態がより容易に生じるまさにその位置にお
いて風の流れを静めることを可能にする制動効果を生み
出すのに適切である。
風洞において実行される試験は特に、フラッタ速度が
90m/sec程度(70m/secを越えるフラッタ速度が得られな
い引例の欧州特許番号0.233.528による構成に対して)
であることを示している。
更に、本発明の改善された効果、すなわち翼形状の根
太掛け8、9が、欧州特許番号0.233.528の翼表面に比
較して、約1/4にかなり減少された表面を実際に有し、
これにもかかわらず、上述のようにフラッタ速度を増大
可能であることに留意することは興味深い。
機能的な観点からの最適なふるまいだけでなく、本発
明による防風障壁は、欧州特許番号0.233.528において
記載されるシステムに対して、その建設コストがかなり
低く、そのアセンブリがかなり容易である、すなわち前
記障壁を実際に別々の前もって製造される断片部に建設
することが可能であることにおいて、建設的な観点から
の付加的な利点をも提供する。
他の重要な利点は、防風格子障壁を平坦に構成し、側
板6と根太掛け8、9により直接支持することが可能で
あり、従って必ずしも特別なアーチ型の支持横梁を設け
る必要がない、という事実にある。
本発明は、本明細書に記載し例示した実施例に限定さ
れず、本発明の同一実施例とは異なり、当業者の容易な
る範囲内の全ての、しかし以下の請求の範囲で規定され
るような上記創意の範囲内に明らかに入る全ての他の実
施例が可能であることをなんとしても理解されたい。
フロントページの続き (56)参考文献 欧州特許出願公開233528(EP,A 1) 西独国特許出願公告1941977(DE, B) 米国特許2333391(US,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E01D 11/00 E01D 19/10

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】懸垂ケーブルおよび垂直支線またはハンガ
    ー(P)で形成される懸架システムと、 前記懸架システムに固定される実質的に頑強で平坦な骨
    組みと、 橋構造上の風の作用を制御するために、前記橋構造に頑
    強に固定される空気動力学的な構成要素と、 からなる吊り橋構造のための防風障壁において、 該防風障壁が、複数の側板(6)および少なくとも2つ
    の根太掛け(8、9)で形成される骨組み上に装着され
    る格子壁(10)からなり、該根太掛けの少なくとも一つ
    が、実質的に水平軸で翼表面として形成される空気動力
    学的な構成要素からなることを特徴とする防風障壁。
  2. 【請求項2】前記翼表面が、100cmから150cmの翼弦と、
    最高点に対応する20cmから30cmの厚みを有する、請求項
    1に記載の防風障壁。
  3. 【請求項3】前記格子壁(10)が、70%程度の透過率を
    有する、請求項1に記載の防風障壁。
  4. 【請求項4】前記根太掛け(8、9)が、対称的な形状
    で翼表面として両方とも形成され、平行配列で位置決め
    される、請求項1に記載の防風障壁。
  5. 【請求項5】前記翼表面の対称の長手方向平面が水平に
    位置決めされる、請求項4に記載の防風障壁。
  6. 【請求項6】前記障壁の上部が、橋を渡る乗り物の最大
    高さと実質的に同じレベルにある、請求項1に記載の防
    風障壁。
  7. 【請求項7】前記障壁の高さが4mから5mである、請求項
    6に記載の防風障壁。
  8. 【請求項8】前記2つの翼表面のうち、一方(9)が格
    子壁(10)の上部に、他方(8)が前記格子壁に沿った
    約中間に位置決めされる、請求項4に記載の防風障壁。
  9. 【請求項9】橋の外方向に突き出て、対応した形状化格
    子壁に適用されるアーチ形状を有する横梁が、格子壁
    (10)を支持する側板(6)に関連付けられる、請求項
    1に記載の防風障壁。
JP51068994A 1992-10-28 1993-10-27 フラッタ制動手段からなる、吊り橋構造のための防風障壁手段 Expired - Lifetime JP3479072B2 (ja)

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IT92A002465 1992-10-28
PCT/EP1993/002986 WO1994010387A1 (en) 1992-10-28 1993-10-27 Windbreak barrier for a suspension bridge structure, comprising flutter damping means

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BR (1) BR9307313A (ja)
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DE (1) DE69311735T2 (ja)
DK (1) DK0666942T3 (ja)
ES (1) ES2105340T3 (ja)
GR (1) GR3024669T3 (ja)
IT (1) IT1256164B (ja)
WO (1) WO1994010387A1 (ja)

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