JP3477521B2 - Jib trolley type horizontal retraction crane - Google Patents
Jib trolley type horizontal retraction craneInfo
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- JP3477521B2 JP3477521B2 JP2000178438A JP2000178438A JP3477521B2 JP 3477521 B2 JP3477521 B2 JP 3477521B2 JP 2000178438 A JP2000178438 A JP 2000178438A JP 2000178438 A JP2000178438 A JP 2000178438A JP 3477521 B2 JP3477521 B2 JP 3477521B2
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Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術の分野】本発明は、起伏動作するジ
ブを有し、かつ該ジブの起伏動作に伴なって吊荷を水平
移動させる形式の水平引込式ジブクレーン、特に前記ジ
ブ上を移動するトロリーを備え、吊荷の水平移動時の揺
れをなくし、吊荷の高速水平引込および装置全体のコン
パクト化を可能にしたジブトロリー式水平引込クレーン
に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の起伏形ジブを有する水平引込式
ジブクレーンでは、ジブ先端から吊ロープで吊り下げら
れた吊具(したがって吊荷)を横移動させる場合、前記
ジブを起立あるいは横倒させることで吊具の送り出しあ
るいは引き込みの動作を行うが、その場合、吊具の横揺
れや吊ロープのねじれが生じないように吊具の上下動作
をなくし、できるだけ水平に移動させることが必要とさ
れる。
【0003】図4は岸壁上を走行する一般の水平引込式
ジブクレーンの概略的な全体側面図である。走行車輪を
もつクレーン本体1の上部に垂直支柱2が立設され、該
支柱2の基部近くで前記本体1上にジブ3の基端が起伏
動作可能に枢支され、さらにその側方位置にジブ3の起
伏ドラム5および吊具6の巻上ドラム7が設置されてい
る。ジブ3の先端には吊具巻上用のジブ先端シーブ8が
軸支され、支柱2の上端にはジブ起伏用と吊具巻上用の
支柱上端シーブ9,10が軸支されている。図5に明示
されるように、起伏ドラム5の片側の端部には該ドラム
5と同芯に吊具引込ドラム11が一体回転するように固
着されている。起伏ロープ12は一端がジブ先端3aに
固着され、起伏用の支柱上端シーブ9を経て他端が起伏
ドラム5に巻き付けられている。吊ロープ13は一端が
引込ドラム11に巻き付けられ、図5の如く該ドラム1
1から引き出されて一方の吊具巻上用の支柱上端シーブ
10aに掛けられ、一方のジブ先端シーブ8aを経て吊
具シーブ15に掛け渡され、さらに他方のジブ先端シー
ブ8bおよび他方の吊具巻上用支柱上端シーブ10bを
経て他端が巻上ドラム7に巻き付けられている。起伏ロ
ープ12の起伏ドラム5への巻付方向と吊ロープ13の
引込ドラム11への巻付方向は互いに逆向きとなってい
る。
【0004】吊具6の上下動作のみを行うときは、起伏
ドラム5および引込ドラム11を固定状態とし、巻上ド
ラム7を駆動することにより、吊ロープ13を介して吊
具6を上下動させる。吊具6の引込動作は、起伏ドラム
5を駆動し、起伏ロープ12によりジブ3を起立動作さ
せて吊具6を陸側へ引き寄せる。これと同時に引込ドラ
ム11から吊ロープ13が繰り出されて吊具6が下降
し、これによって海側から陸側へ吊具6の引き込みがな
される。吊具6の送り出しは、この逆操作となる。しか
し、この方法では吊具6は完全に水平状態の引込経路を
とらず、図4の符号Aで示すような引込中途位置で中高
になった高低差のある経路で移動し、揺れ等の原因とな
る。このような高低差をできるだけ少なくし、水平状態
の引込動作を行わせるために従来から種々の対策が講じ
られている。
【0005】1つの従来例として前記引込ドラムの外径
をテーパ状に変化させて前記ジブの起伏角度θが大きい
程その角度に対応して前記引込ドラムの外径が小となる
ようにし、これによって前記ジブの起立が大きくなるに
つれて前記吊具の降下量を小さくして吊具移動の水平化
を図ったものがある(例えば特開昭60−56792号
公報)。また他の例としては、特開平10−18206
9号公報に開示されるように、前記起伏ロープおよび前
記引込ロープともそれぞれのドラムに対して多重巻きと
し、両ドラムに対するロープの巻量の増減が逆になるよ
うに、つまり前記起伏ドラムのロープ巻量が最大のとき
前記引込ドラムのロープ巻量が最小となるようにし、こ
れによって実質的に各ドラムの実外径を異ならしめた水
平引込式ジブクレーンが提案されている。具体的には、
前記ジブが起立状態になる程、前記起伏ドラムへの前記
起伏ロープの巻量を大きくして実ドラム径が大となるよ
うに、また前記引込ドラムへの引込ロープの巻量が少な
くなるようにして前記吊具の降下量を小さくし、吊具引
込の水平化を図っている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述したテーパ形の引
込ドラムを起伏ドラムの端部に連結したものは、各ドラ
ムが1層巻きであるためドラム巾を広くせざるを得ず、
引込ドラムに巻き付けられる吊ロープの振れ角度が大き
くなる欠点がある。ドラム軸に対して前記ロープが傾斜
して巻き付けられると、前記ロープを案内するドラム上
の溝からロープが外れ、前記ドラムに乱巻されることに
なり、前記ロープにかかる引張力に制限を受ける。ま
た、正確な水平引込を行うためには、前記ドラムの周面
をテーパ形でなくジブ傾斜角をパラメータとした特定の
曲面で形成しなければならず、製作コストが高くなる。
【0007】前記起伏ドラムおよび前記引込ドラムを多
重巻きとして各ドラムの実外径を変えるタイプ(特開平
10−182069号)のものは、各ドラムの巾長さを
小さくでき、ドラム周面のロープ案内溝も少なくて済
み、クレーンがコンパクト化され、製作コストの低減も
図られる点で有利であるが、前記起伏ドラムと前記引込
ドラムの実際の外径比が予定通りにならない場合があ
り、前記吊具の正確な水平引込を達成する上でやや難点
がある。前述のテーパ形引込ドラムを有する水平式ジブ
クレーンおよび前記多重巻きドラムをもつ水平引込式ジ
ブクレーンともジブ先端の巻上ロープ車と吊具間の吊ロ
ープが長く、引込、旋回中の吊荷の揺れが大きくなり、
吊荷の高速安定引込みやクレーン旋回時の吊荷の安定と
いう点で未だ満足できない面があった。
【0008】本発明は上述した従来の不具合をなくし、
吊ロープの懸垂長が短く、吊荷の揺れや吊ロープのねじ
れを低減でき、精度の高い水平引込が実現でき、また、
引込運動にはジブの起伏とトロリーの移動によって行わ
れるため、前記ジブの起伏範囲が小さくなるとともに、
作業半径の最大/最小比が大きくとれ、広い作業領域が
得られ、これらによって引込動作や旋回動作の高速化が
容易となり、またドラム製作の上でもコスト低減が図ら
れるジブトロリー式水平引込クレーンを提供するもので
ある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、基台に
設置された巻上ドラムおよびジブ起伏ドラムと、前記基
台に設置された支柱と、前記基台に基端が枢着されて起
伏動作するジブと、吊ロープによって吊り下げられた吊
具とを有するジブクレーンにおいて、前記ジブ上に保持
されて該ジブに沿って移動可能でかつ前記吊具を吊り下
げるように前記吊ロープを掛け渡すシーブを備えたトロ
リーと、一端が前記トロリーに固着され、他端が第1の
ジブ先端シーブおよび第1の支柱上部シーブを経て前記
ジブに固着される第1の起伏ロープと、一端が前記トロ
リーに固着され、他端がジブ基部シーブおよび第2の支
柱上部シーブを経て前記起伏ドラムに固着される第2の
起伏ロープと、一端が前記起伏ドラムに、他端が前記巻
上ドラムにそれぞれ固着され、かつ第3の支柱上部シー
ブから第2のジブ先端シーブを経て前記トロリー上のシ
ーブおよび前記吊具上の吊具シーブへと巻き掛けられる
吊ロープとを有し、前記起伏ドラムに対して前記第2の
起伏ロープと前記吊ロープが互いに逆向きに巻き付けら
れたジブトロリー式水平引込クレーンが提供される。
【0010】
【発明の実施の形態】次に、本発明を好適な実施形態に
ついて図面を参照して説明する。図1は本発明の1実施
形態によるジブトロリー式水平引込クレーンの基台より
上側部分を示した側面図、図2は図1の実施形態におけ
るシーブ構成並びに起伏ロープおよび吊ロープの巻き掛
け状態を示す斜視図である。従来構造と同様に、図示し
ないクレーン基台上の旋回台14に垂直支柱2およびそ
の補強支柱16が設置され、またジブ3が起伏可能にそ
の基端で旋回台14に枢支されている。また旋回台14
にはそれぞれ回転駆動装置(図示せず)に連結された起
伏ドラム5および巻上ドラム7が設置されている。ジブ
3上には後述するトロリー17が該ジブ3に沿って走行
するように設けられている。
【0011】図3はジブ3上のトロリー17の正面図で
ある。この実施形態のトロリー17は側面視(図3矢視
F)T形のフレーム18を有し、このT形フレーム18
の両腕部の端部内側に車輪19が軸支されており、この
車輪19がジブ3の上面を転動するように該上面に支持
され、したがってトロリー全体が車輪19を介してジブ
3に懸架されて走行するようになっている。トロリー1
7のT形フレーム18の脚部20下端にトロリーシーブ
21が軸支されている。また図1,図2に示すように吊
具6にはトロリー17上のシーブ21から垂下する吊ロ
ープ13が掛け渡される吊具シーブ22が連結されてい
る。
【0012】ジブ3の基端にはジブ基端シーブ23が軸
支され、ジブ先端には第1,第2のジブ先端シーブ2
5,26が軸支されている。また支柱上端には第1,第
2および第3の支柱上部シーブ27,28,29が軸支
されている。なお、これらの各シーブは実際には複数の
シーブ群で構成され、例えば図示の実施形態ではトロリ
ーシーブ21は同一軸上に4体のシーブが配置され、ジ
ブ基端シーブ23は2体のシーブで構成される。第1の
ジブ先端シーブ25,第1の支柱上部シーブ27および
第2の支柱上部シーブ28もそれぞれ2体づつのシーブ
群で構成され、第2のジブ先端シーブ26および第3の
支柱上部シーブ29はそれぞれ同一軸線上の4体のシー
ブ群で構成されている。
【0013】第1の起伏ロープ30の一端30aがトロ
リー17の前端に固着され、ここからジブ3に沿ってジ
ブ先端側へ延び、第1のジブ先端シーブ25に掛け渡さ
れた後、ジブ3の上方に張り延ばされて第1の支柱上部
シーブ27に掛け渡されてから再びジブ3の先端近くの
適当な箇所で該ジブ3にロープ他端30bが固着されて
いる。第2の起伏ロープ31は一端31aがトロリー1
7の後端に固着され、ここからジブ3に沿ってジブ基端
側へ延ばされてジブ基端シーブ23に掛け渡され、さら
に第2の支柱上部シーブ28に掛け渡されてから起伏ド
ラム5に巻き掛けられて該ドラム5に固着されている。
なお、明瞭化のため図2では第1,第2の起伏ロープ3
0,31は太線で示してある。
【0014】吊ロープ13は一端が起伏ドラム5に固着
され、かつ第2の起伏ロープ31の巻き方向とは逆向き
に起伏ドラム5に巻き掛けられ、起伏ドラム5から引き
出された吊ロープ13は第3の支柱上部シーブ29に掛
け渡されてからジブ先端側へ延ばされて第2のジブ先端
シーブ26に掛け渡され、さらにトロリーシーブ21を
経て吊具シーブ22に掛け廻され、再びトロリーシーブ
21を経て第2のジブ先端シーブ26および第3の支柱
上部シーブ29に掛けられた後、巻上ドラム7に巻き付
けられて該ドラム7に固着される。
【0015】このような構成で、吊具6の上下動作のみ
を行うときは、起伏ドラム5を固定して巻上ドラム7を
回転駆動し、該巻上ドラム7から延ばされた吊ロープ1
3によって吊具6がトロリー17の下方位置で上昇ある
いは降下する。引込動作させる場合は、まず起伏ドラム
5を駆動し、これに巻き付けた第2の起伏ロープ31を
巻き込むことにより、トロリー17はジブ3上をシーブ
基端側へ移動し、トロリー17を介して第1の起伏ロー
プ30の前記一端、即ちトロリー17に固着したロープ
端部30aがジブ基端側へ引き寄せられるが、該第1の
起伏ロープ30の他端30bはジブ先端近傍位置に固着
されているため、ジブ3は第2の起伏ロープ31の巻取
量に対応した角度で起立し、結局トロリー17の高さ位
置はジブ起立前と略同等になる。同時に第2の起伏ロー
プ31の巻取量と同量だけ吊ロープ13は起伏ドラム5
から繰り出され、その際巻上ドラム7は固定されている
ので、吊ロープ13の繰り出し量はトロリー17のジブ
基端側への移動量に充当され、トロリー17上のトロリ
ーシーブ21から吊具シーブ22までのロープ長さは変
化しない。したがって吊具6はその高さ位置を変えるこ
となくトロリー17とともに水平経路をたどって引き込
みがなされる。
【0016】吊具6を陸側から海側へ送り出すときは、
上述と逆に起伏ドラム5を逆転させて起伏ロープ31を
繰り出すにより、この繰り出し量に対応する起伏角度で
ジブ3が横倒し、同時に吊ロープ13が起伏ドラム5に
同量だけ巻き込まれ、この巻き込み量はトロリー17の
ジブ先端側への移動量に充当され、トロリー17の高さ
位置は変わらず、またトロリー17から吊具シーブ22
までの吊ロープ13の長さは変化がなく、これによって
吊具6の水平送出がなされる。
【0017】上述の実施形態では起伏ロープをトロリー
17の前端側と後端側の2本のロープ30,31に分離
して設けたが、これを1本のロープにして、その中途部
分をトロリー17に固着するようにしてもよい。この場
合もトロリー17からジブ先端側へ延びるロープを第1
の起伏ロープ30とし、トロリー17からジブ基端側延
びる方のロープを第2の起伏ロープ31とすれば、図
1,図2の実施形態と同様にトロリー17の牽引を介し
てジブの起立および自重によるジブの横倒(起伏ドラム
5の巻き戻し)がなされる。また、クレーン本体は走行
する形式のものに限定されず、定置式であってもよく、
さらにクレーン本体に対して旋回機構を有しないものに
対しても同様に適用できる。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、起
伏ジブ上にトロリーを設け、該トロリーの移動を起伏ロ
ープの牽引で行い、吊具の吊ロープを前記トロリー上の
シーブから垂下させるようにしたので、前記吊ロープが
従来のものより短くて済み、またトロリーの高さ位置が
変わらず、吊荷の水平引込がなされるので、荷揺れや吊
ロープのねじれが少なくなり、引込動作および旋回動作
の高速化が実現できる等、安定した荷役作業が可能とな
る。引込運動にはジブの起伏とトロリーの移動によって
行われるため、前記ジブの起伏範囲が小さくなるととも
に、作業半径の最大/最小比が大きくとれ、広い作業領
域が得られる。また、従来のように起伏ドラムに引込ド
ラムを連結する必要はなく、起伏ドラムと巻上ドラムだ
けでよく、従来のダブルリンク式水平引込クレーンと比
べても構造が簡素であり、製作コストの低減を図ること
ができるなどの効果がもたられる。Description: BACKGROUND OF THE INVENTION 1. Field of the Invention The present invention relates to a horizontal pull-in type having a jib which moves up and down, and in which a suspended load is horizontally moved in accordance with the up-down movement of the jib. More particularly, the present invention relates to a jib trolley-type horizontal retraction crane provided with a trolley that moves on the jib, eliminates shaking during horizontal movement of the load, and enables high-speed horizontal retraction of the load and downsizing of the entire apparatus. 2. Description of the Related Art In a horizontal retractable jib crane having an up-and-down jib of this kind, when a hanging tool (hence a suspended load) suspended by a hanging rope from the jib tip is moved laterally, the jib stands up or down. The lifting device is sent out or retracted by laying it down.In this case, it is necessary to eliminate the vertical movement of the lifting device and to move the lifting device horizontally as much as possible so that the lifting device does not roll or twist. Needed. FIG. 4 is a schematic overall side view of a general horizontal retractable jib crane traveling on a quay. A vertical column 2 is erected on the upper part of a crane main body 1 having traveling wheels, and a base end of a jib 3 is pivotally supported on the main body 1 near the base of the column 2 so as to be able to move up and down. The hoisting drum 5 of the jib 3 and the hoisting drum 7 of the hanging tool 6 are provided. A jib tip sheave 8 for hoisting the hoisting tool is pivotally supported at the tip of the jib 3, and upper end sheaves 9 and 10 for supporting the jib up and down and for hoisting the hoisting tool are pivotally supported at the upper end of the support column 2. As clearly shown in FIG. 5, a lifting tool pulling drum 11 is fixed to one end of the undulating drum 5 so as to rotate integrally with the drum 5. One end of the hoisting rope 12 is fixed to the jib tip 3 a, and the other end is wound around the hoisting drum 5 through a hoisting column upper sheave 9. One end of the hanging rope 13 is wound around the pull-in drum 11, and as shown in FIG.
1 and is hung on one of the upper end sheaves 10a for hoisting the hoisting tool, is passed over the one jib tip sheave 8a, and is hung over the hoisting sheave 15, and further has the other jib tip sheave 8b and the other hanger. The other end is wound around the hoisting drum 7 via the hoisting support upper end sheave 10b. The winding direction of the hoisting rope 12 around the hoisting drum 5 and the winding direction of the suspension rope 13 around the pull-in drum 11 are opposite to each other. When only the up-and-down operation of the hanging tool 6 is performed, the hoisting drum 6 is moved up and down via the hanging rope 13 by driving the hoisting drum 7 while the hoisting drum 5 and the retracting drum 11 are fixed. . The pulling-in operation of the hanging tool 6 drives the up-and-down drum 5, causes the jib 3 to stand up by the up-and-down rope 12, and draws the hanging tool 6 to the land side. At the same time, the suspending rope 13 is paid out from the retracting drum 11 and the suspender 6 is lowered, whereby the suspender 6 is retracted from the sea side to the land side. Sending out the hanging tool 6 is the reverse operation. However, in this method, the hanging tool 6 does not take a completely horizontal retraction path, but moves on a path having a height difference at an intermediate height as shown by reference symbol A in FIG. Becomes Conventionally, various measures have been taken to minimize such a height difference and to perform a horizontal retracting operation. As one conventional example, the outer diameter of the draw-in drum is changed into a tapered shape so that the larger the undulation angle θ of the jib, the smaller the outer diameter of the draw-in drum becomes. In some cases, as the standing of the jib becomes larger, the descending amount of the hanger is reduced to level the movement of the hanger (for example, JP-A-60-56792). Another example is disclosed in Japanese Patent Application Laid-Open No. 10-18206.
As disclosed in Japanese Unexamined Patent Application Publication No. 9-205, both the up-and-down rope and the pull-in rope are multiply wound on each drum, and the increase and decrease of the winding amount of the rope around both drums are reversed, that is, the rope of the up-and-down drum There has been proposed a horizontal retractable jib crane in which the rope winding amount of the pull-in drum is minimized when the winding amount is maximum, whereby the actual outer diameter of each drum is substantially different. In particular,
As the jib is raised, the winding amount of the hoisting rope around the hoisting drum is increased to increase the actual drum diameter, and the winding amount of the pulling rope around the pulling drum is reduced. Thus, the amount of drop of the hanger is reduced, and the hanger is drawn in horizontally. [0006] In the above-mentioned tapered draw-in drum connected to the end of the undulating drum, the width of the drum has to be widened because each drum has a single-layer winding.
There is a disadvantage that the swing angle of the hanging rope wound around the pull-in drum becomes large. When the rope is wound obliquely with respect to the drum shaft, the rope comes off from the groove on the drum that guides the rope, and the rope is turbulently wound, and the pulling force applied to the rope is limited. . Further, in order to perform accurate horizontal retraction, the peripheral surface of the drum must be formed not with a tapered shape but with a specific curved surface using a jib inclination angle as a parameter, which increases the manufacturing cost. [0007] The type in which the undulating drum and the retracting drum are wrapped in multiple windings to change the actual outer diameter of each drum (Japanese Patent Laid-Open No. Hei 10-182609) can reduce the width of each drum and provide a rope on the drum peripheral surface. It is advantageous in that the number of guide grooves is also small, the crane is made compact, and the production cost is reduced.However, the actual outer diameter ratio of the undulating drum and the retracting drum may not be as planned. There are some difficulties in achieving accurate horizontal retraction of the lifting gear. In both the horizontal jib crane having the above-described tapered retractable drum and the horizontal retractable jib crane having the multiple winding drum, the suspension rope between the hoisting rope wheel at the end of the jib and the hanging tool is long, and the swing of the suspended load during retracting and turning is reduced. Get bigger,
There were still unsatisfactory aspects in terms of high-speed stable pull-in of suspended loads and stability of suspended loads during crane slewing. The present invention eliminates the above-mentioned conventional disadvantages,
The suspension length of the hanging rope is short, the swing of the suspended load and the twist of the hanging rope can be reduced, and a highly accurate horizontal retraction can be realized.
Since the retracting motion is performed by the movement of the trolley and the undulation of the jib, the undulation range of the jib is reduced,
Provided is a jib trolley-type horizontal retractable crane that can increase the maximum / minimum ratio of the working radius and provide a wide working area, thereby facilitating the speeding up of the retracting operation and the turning operation, and reducing the cost even in drum production. Is what you do. According to the present invention, a hoisting drum and a jib hoisting drum installed on a base, a support installed on the base, and a base end mounted on the base. In a jib crane having a jib pivoted and raised and lowered, and a suspender suspended by a suspension rope, the jib is held on the jib, is movable along the jib, and suspends the suspender. A trolley provided with a sheave for hanging a suspension rope, a first undulating rope fixed at one end to the trolley, and fixed at the other end to the jib via a first jib tip sheave and a first column upper sheave; One end is fixed to the trolley, the other end is fixed to the undulating drum via a jib base sheave and a second column upper sheave, a second undulating rope, one end is to the undulating drum, and the other end is the winding Upper c And a suspension rope fixed to the ram and wound around a sheave on the trolley and a hanger sheave on the hanger from a third post upper sheave via a second jib tip sheave. A jib trolley type horizontal retraction crane is provided in which the second hoisting rope and the hanging rope are wound around the drum in opposite directions. Next, preferred embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings. FIG. 1 is a side view showing a portion above a base of a jib trolley type horizontal retraction crane according to one embodiment of the present invention, and FIG. 2 shows a sheave configuration and a winding state of an up-and-down rope and a suspension rope in the embodiment of FIG. It is a perspective view. Similar to the conventional structure, the vertical support 2 and its reinforcing support 16 are installed on a swivel 14 on a crane base (not shown), and the jib 3 is pivotally supported at its base end so that it can be raised and lowered. The swivel 14
Is provided with an up-and-down drum 5 and a hoisting drum 7 which are respectively connected to a rotary drive device (not shown). A trolley 17 described later is provided on the jib 3 so as to travel along the jib 3. FIG. 3 is a front view of the trolley 17 on the jib 3. The trolley 17 of this embodiment has a T-shaped frame 18 when viewed from the side (F in FIG. 3).
A wheel 19 is pivotally supported inside the ends of both arms of the jib 3 and is supported by the upper surface of the jib 3 so as to roll on the upper surface of the jib 3, so that the entire trolley is connected to the jib 3 via the wheel 19. It is designed to be suspended and run. Trolley 1
A trolley sheave 21 is pivotally supported at the lower end of the leg 20 of the T-shaped frame 18 of FIG. Further, as shown in FIGS. 1 and 2, a hanger sheave 22 to which a hanger rope 13 hanging from a sheave 21 on the trolley 17 is hung is connected to the hanger 6. A jib base sheave 23 is pivotally supported at the base end of the jib 3, and first and second jib end sheaves 2 are provided at the jib end.
5, 26 are pivotally supported. In addition, first, second and third post upper sheaves 27, 28 and 29 are pivotally supported at the upper end of the post. Each of these sheaves is actually composed of a plurality of sheave groups. For example, in the illustrated embodiment, the trolley sheave 21 has four sheaves arranged on the same axis, and the jib base sheave 23 has two sheaves. It consists of. The first jib tip sheave 25, the first support upper sheave 27, and the second support upper sheave 28 are also each composed of two sheave groups, and the second jib tip sheave 26 and the third support upper sheave 29. Are each composed of four sheave groups on the same axis. [0013] One end 30a of the first hoisting rope 30 is fixed to the front end of the trolley 17, from which it extends along the jib 3 toward the tip of the jib, and is hung over the first jib tip sheave 25. The rope end 30b is fixed to the jib 3 again at an appropriate position near the tip of the jib 3 after being stretched over the first column upper sheave 27. One end 31a of the second undulating rope 31 is the trolley 1
7, is extended along the jib 3 toward the jib base end side, is hung over the jib base end sheave 23, is further hung over the second support upper sheave 28, and is then undulated. 5 and is fixed to the drum 5.
For clarity, FIG. 2 shows first and second undulating ropes 3.
0 and 31 are indicated by thick lines. One end of the suspension rope 13 is fixed to the undulation drum 5 and wound around the undulation drum 5 in a direction opposite to the winding direction of the second undulation rope 31. After being laid over the third support upper sheave 29, it is extended to the jib tip side, is laid over the second jib tip sheave 26, is further passed through the trolley sheave 21, is hung around the hanging sheave 22, and is again trolley-mounted. After being hung on the second jib tip sheave 26 and the third column upper sheave 29 via the sheave 21, it is wound around the hoisting drum 7 and fixed to the drum 7. When only the up-and-down operation of the hoist 6 is performed in such a configuration, the hoisting drum 7 is rotated while the hoisting drum 5 is fixed, and the hoisting rope 1 extended from the hoisting drum 7 is rotated.
The lifting tool 6 is raised or lowered at a position below the trolley 17 by 3. When the retracting operation is performed, first, the undulating drum 5 is driven, and the second undulating rope 31 wound around the trolley 17 is moved to the sheave base end side on the jib 3 by winding the second undulating rope 31 around the drum. The one end of the first undulating rope 30, that is, the rope end 30a fixed to the trolley 17, is drawn toward the jib base end, while the other end 30b of the first undulating rope 30 is fixed to a position near the tip of the jib. Therefore, the jib 3 stands up at an angle corresponding to the winding amount of the second up-and-down rope 31, and the height position of the trolley 17 becomes substantially equal to that before the jib upright. At the same time, the suspension rope 13 is moved by the same amount as the winding amount of the second
Since the hoisting drum 7 is fixed at this time, the amount of extension of the suspension rope 13 is used for the amount of movement of the trolley 17 to the base end side of the trolley 17 and the trolley sheave 21 on the trolley 17 The rope length up to 22 does not change. Therefore, the hanger 6 is drawn along the horizontal path together with the trolley 17 without changing its height position. When sending the hanging tool 6 from the land side to the sea side,
Contrary to the above, when the undulating drum 5 is reversed and the undulating rope 31 is fed, the jib 3 is turned over at the undulating angle corresponding to the amount of the undulation, and at the same time, the hanging rope 13 is wound around the undulating drum 5 by the same amount. Is allocated to the amount of movement of the trolley 17 toward the jib tip, the height position of the trolley 17 remains unchanged, and
There is no change in the length of the hanging rope 13 up to this point, whereby the hanger 6 is fed horizontally. In the above-described embodiment, the undulating rope is provided separately on the two ropes 30, 31 on the front end side and the rear end side of the trolley 17, but this is made into one rope, and the halfway part thereof is a trolley. 17 may be fixed. Also in this case, the rope extending from the trolley 17 to the jib tip side
If the rope extending from the trolley 17 to the proximal end side of the jib is a second hoisting rope 31, the jib can be raised and pulled through the tow of the trolley 17 as in the embodiment of FIGS. 1 and 2. The jib is turned over by its own weight (rewinding of the undulating drum 5). Further, the crane body is not limited to a traveling type, and may be a stationary type,
Further, the present invention can be similarly applied to a crane body having no turning mechanism. As described above, according to the present invention, the trolley is provided on the undulating jib, the trolley is moved by pulling the undulating rope, and the hanging rope of the hanging tool is connected to the sheave on the trolley. The hanging rope is shorter than the conventional one, and the height position of the trolley does not change and the suspended load is pulled in horizontally, so that the load swing and the twisting of the suspended rope are reduced. Thus, a stable cargo handling operation can be realized, for example, a high-speed pulling-in operation and a turning operation can be realized. Since the retracting movement is performed by raising and lowering the jib and moving the trolley, the undulation range of the jib is reduced, and the maximum / minimum ratio of the working radius can be increased, so that a wide working area can be obtained. Also, there is no need to connect the retracting drum to the hoisting drum as in the past, only the hoisting drum and the hoisting drum are required. And the like.
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施形態によるジブトロリー式水平
引込クレーンの基台より上側部分を示した側面図であ
る。
【図2】図1の実施形態におけるシーブ構成並びに起伏
ロープおよび吊ロープの巻き掛け状態を示す斜視図であ
る。
【図3】本発明の1実施形態に係るジブ上のトロリーの
正面図である。
【図4】岸壁上を走行する一般の水平引込式ジブクレー
ンの概略的な全体側面図である。
【図5】従来の水平引込式ジブクレーンのシーブ構成お
よび吊ロープの巻き掛け状態を示す概略的な斜視図であ
る。
【符号の説明】
2 垂直支柱
3 ジブ
5 起伏ドラム
6 吊具
7 巻上ドラム
11 引込ドラム
13 吊ロープ
17 トロリー
21 トロリーシーブ
22 吊具シーブ
23 ジブ基端シーブ
25 第1のジブ先端シーブ
26 第2のジブ先端シーブ
27 第1の支柱上部シーブ
28 第2の支柱上部シーブ
29 第3の支柱上部シーブ
30 第1の起伏ロープ
31 第2の起伏ロープBRIEF DESCRIPTION OF THE DRAWINGS FIG. 1 is a side view showing a part above a base of a jib trolley type horizontal retraction crane according to one embodiment of the present invention. FIG. 2 is a perspective view showing a sheave configuration and a winding state of an up-and-down rope and a suspension rope in the embodiment of FIG. 1; FIG. 3 is a front view of a trolley on a jib according to an embodiment of the present invention. FIG. 4 is a schematic overall side view of a general horizontal retractable jib crane traveling on a quay. FIG. 5 is a schematic perspective view showing a sheave configuration of a conventional horizontal retractable jib crane and a state in which a suspension rope is wound. DESCRIPTION OF SYMBOLS 2 Vertical support 3 Jib 5 Undulating drum 6 Hanging tool 7 Hoisting drum 11 Pull-in drum 13 Hanging rope 17 Trolley 21 Trolley sheave 22 Hanging tool sheave 23 Jib base end sheave 25 First jib end sheave 26 Second Jib tip sheave 27 of the first pillar upper sheave 28 second pillar upper sheave 29 third pillar upper sheave 30 first undulating rope 31 second undulating rope
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平10−182069(JP,A) 特開 昭47−15850(JP,A) 特開 昭51−45861(JP,A) 実開 昭51−135370(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B66C 23/12 Continuation of front page (56) References JP-A-10-18269 (JP, A) JP-A-47-15850 (JP, A) JP-A-51-45861 (JP, A) , U) (58) Field surveyed (Int.Cl. 7 , DB name) B66C 23/12
Claims (1)
伏ドラムと、前記基台に設置された支柱と、前記基台に
基端が枢着されて起伏動作するジブと、吊ロープによっ
て吊り下げられた吊具とを有するジブクレーンにおい
て、前記ジブ上に保持されて該ジブに沿って移動可能で
かつ前記吊具を吊り下げるように前記吊ロープを掛け渡
すシーブを備えたトロリーと、一端が前記トロリーに固
着され、他端が第1のジブ先端シーブおよび第1の支柱
上部シーブを経て前記ジブに固着される第1の起伏ロー
プと、一端が前記トロリーに固着され、他端がジブ基部
シーブおよび第2の支柱上部シーブを経て前記起伏ドラ
ムに固着される第2の起伏ロープと、一端が前記起伏ド
ラムに、他端が前記巻上ドラムにそれぞれ固着され、か
つ第3の支柱上部シーブから第2のジブ先端シーブを経
て前記トロリー上のシーブおよび前記吊具上の吊具シー
ブへと巻き掛けられる吊ロープとを有し、前記起伏ドラ
ムに対して前記第2の起伏ロープと前記吊ロープが互い
に逆向きに巻き付けられることを特徴とするジブトロリ
ー式水平引込クレーン。(57) Claims 1. A hoisting drum and a jib hoisting drum installed on a base, a support installed on the base, and a base end pivotally attached to the base. In a jib crane having a jib that moves up and down and a hanging tool suspended by a hanging rope, the hanging rope is hung so as to be held on the jib, move along the jib, and suspend the hanging tool. A trolley with a sheave to pass, a first undulation rope secured at one end to the trolley, and a second end secured to the jib through a first jib tip sheave and a first post upper sheave; A second hoisting rope fixed to the trolley, the other end of which is fixed to the hoisting drum via a jib base sheave and a second column upper sheave; one end of the hoisting drum, and the other end of the hoisting drum. Stuck And a suspending rope wound around a sheave on the trolley and a suspender sheave on the suspender from a third support upper sheave via a second jib tip sheave. 2. A jib trolley type horizontal retraction crane, wherein the hoisting rope and the suspension rope are wound in opposite directions.
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