JP3463616B2 - Control device for internal combustion engine for hybrid vehicle - Google Patents
Control device for internal combustion engine for hybrid vehicleInfo
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- Y02T10/60—Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
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- Hybrid Electric Vehicles (AREA)
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- Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)
- Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
Abstract
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、排気浄化用触媒を
有する筒内噴射内燃機関と電動モータとをそなえた所謂
ハイブリッド車における内燃機関の制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、ガソリンエンジン等の内燃機
関(以下、エンジンという)の排気通路には、排気浄化
用触媒(以下、単に触媒という)が設けられている。こ
の触媒は、一般的に所定の活性温度領域まで温度が上昇
しないと十分な排気浄化機能を発揮することができない
ため、特に、エンジンの冷態始動時などには、如何に触
媒を早期に活性温度領域まで昇温させるかが課題であっ
た。
【0003】そこで、例えば、特開平10−15313
8号公報には、エンジンの気筒内に直接燃料を噴射し火
花点火により燃焼を行なわせる筒内噴射内燃機関(筒内
噴射ガソリンエンジン)において、エンジントルクを発
生させる主燃焼のための燃料噴射(アイドル時では、通
常、圧縮行程時にこの燃料噴射を行なう)とは別に、エ
ンジントルクに寄与しない膨張行程中に追加燃料を噴射
(以下、膨張行程噴射とも言う)することにより、触媒
ヒータ等を設置せずに触媒を早期に活性化させるように
した技術が開示されている。この技術では、追加燃料が
主燃焼の火炎伝播により着火され主燃焼に寄与しなかっ
た余剰の空気を利用して燃焼し、これにより発生した高
温の燃焼ガスが機関の出力に寄与することなく触媒に供
給されるため、触媒を早期に活性温度領域まで昇温でき
る。このように主燃焼とともに膨張行程中に追加燃料を
噴射し燃焼(追加燃焼)させることを二段燃焼という。
【0004】なお、触媒の昇温が最も要求されるのはエ
ンジンの冷態始動時である。筒内噴射エンジンの場合、
始動時には吸気行程噴射による予混合燃焼によって確実
な始動を行ない、始動完了後のアイドル時には、圧縮行
程噴射による層状燃焼に切り換えて燃費の節約を図って
いる。冷態始動時には、この圧縮行程噴射による主燃焼
に加えて膨張行程噴射による追加燃焼を行なって二段燃
焼を実行することになる。なお、圧縮行程噴射による主
燃焼では空燃比を極めてリーンにするので燃費節約効果
があるが、これに加えて多量の余剰空気が発生するので
多量の燃料を膨張行程噴射してもこれを燃焼させること
ができ触媒昇温効果も高くなる。
【0005】このような技術を、オートマチックトラン
スミッション(AT)を装備した自動車(以下、AT車
と言う)に適用すると、例えば、図4に示すような触媒
の昇温効果が得られる。図4に示すように、エンジンが
始動して、エンジン回転数(回転速度)Neが上昇した
ら、圧縮行程噴射に切り換えるが、この時、圧縮行程時
とは別に膨張行程時にもインジェクタにパルス信号が出
力され、この信号のパルス幅に応じてインジェクタから
筒内に追加燃料が噴射される。これにより、所定時間、
二段燃焼が行なわれて、触媒が早期に活性化される。
【0006】なお、図4に示すように、ATのシフトポ
ジションが、ドライブ位置(Dレンジ)にある場合より
も、ニュートラル位置(Nレンジ)にある場合のほう
が、二段燃焼によって速やかに触媒温度を上昇させるこ
とができる。つまり、追加燃焼は主燃焼の余剰空気を利
用して行なうもので、二段燃焼時のトータル空燃比(A
/F)は図4に示すように理論空燃比近傍に制限される
ため、吸気量が一定なら主燃焼にかかるA/Fがリーン
なほど追加燃料を増量して効率よく触媒を昇温できる。
主燃焼が圧縮行程噴射による層状燃焼の場合、エンジン
の負荷状態に応じて燃料量を調整するが、確実に層状燃
焼を行なうために吸気量はあまり変化させないので、D
レンジに比べて負荷の小さいNレンジでは主燃焼のため
の圧縮噴射A/Fをリーンにでき、その分だけ追加燃焼
のための膨張行程噴射量(パルス幅)を増量して効率よ
く触媒を昇温できるのである。
【0007】しかし、AT車のNレンジの場合も、エン
ジン内部の負荷に加えてトルクコンバータ等も負荷とな
るので、マニュアルトランスミッション(MT)をそな
えた車両(MT車)のニュートラル状態のようにエンジ
ン内部の負荷のみの場合に比べるとエンジン負荷は大き
く、この分だけ触媒昇温効果は低くなる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年、電動
モータ(以下、単にモータという)だけでなくエンジン
によっても車両を駆動しうるパラレル式ハイブリッド電
気自動車(以下、単にハイブリッド車という)が開発さ
れている。このハイブリッド車の駆動系には、例えば、
エンジンの出力軸と駆動輪側の入力軸との間にモータの
回転軸を介装し、エンジン出力軸とモータ回転軸との間
にクラッチを、モータ回転軸と駆動輪側の入力軸との間
にトランスミッションをそれぞれ介装したものがある。
【0009】こうしたパラレル式のハイブリッド車のエ
ンジンに、筒内噴射内燃機関を適用することが考えられ
る。この場合、エンジン出力軸とモータ回転軸との間の
クラッチを切り離せば、エンジン負荷はエンジン内部の
負荷のみとなるので、二段燃焼時の追加燃焼を促進する
ことができ触媒昇温効果を高めることができる。しか
し、近年、環境問題が益々重要視される中で、冷態始動
時において触媒をより早期に活性化させ、触媒による排
気浄化をさらに促進することが望まれている。
【0010】本発明は、このような要望に応えるべく創
案されたもので、二段燃焼による触媒昇温効果を向上さ
せ、冷態始動直後の排気浄化を促進できるようにした、
ハイブリッド車用内燃機関の制御装置を提供することを
目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】このため、本発明のハイ
ブリッド車用内燃機関の制御装置では、冷態始動時には
圧縮行程と膨張行程とでそれぞれ燃料噴射を行なう二段
燃焼運転モードが実行され、同時に電動モータ制御手段
の制御により電動モータを作動させ内燃機関の回動をア
シストする。よって、内燃機関の負荷が低減され、この
分、圧縮行程での空燃比をリーンとして主燃焼に寄与し
ない余剰空気を増やすことができ、この余剰空気を使用
して、膨張行程でより多くの燃料を噴射して燃焼させ、
より多量の熱エネルギにより排気浄化用触媒を速やかに
昇温させることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態について説明する。図1〜図3は本発明の一実
施形態としてのハイブリッド車用内燃機関の制御装置に
ついて示す図であり、図1は本発明が適用されたハイブ
リッド車の構成を示すものである。図1に示すように、
本ハイブリッド車は、駆動輪(走行用車輪)12a,1
2bを駆動する駆動源として、エンジン(内燃機関)1
及び電動モータ(以下、単にモータという)2をそなえ
ており、これらの駆動源は、トランスミッション3を介
して各駆動軸11a,11bに連結されたデフ4に接続
されている。また、エンジン1とモータ2との間にはエ
ンジンクラッチ(以下、単にクラッチともいう)5が、
トランスミッション3とデフ4との間には発進クラッチ
(以下、単にクラッチともいう)6がそれぞれそなえら
れている。
【0013】エンジンクラッチ5は、走行モードに応じ
て、エンジン1の出力軸10aとモータ2の出力軸10
bとの間の断接を行なうようになっており、例えば、エ
ンジン1の出力のみによる走行、又は、エンジン1の出
力とモータ2の出力とによる走行を行なう場合には、エ
ンジンクラッチ5を接続してエンジン1の出力をトラン
スミッション3まで伝達するようになっている。一方、
モータ2の出力のみにより走行する場合には、エンジン
クラッチ5を解放してエンジン1を停止し、燃費の向上
を図るとともにエンジン1がモータ2の負荷とならない
ようにして走行負荷を軽減するようになっている。ま
た、エンジン1の始動時には、エンジンクラッチ5を接
続して、モータ2をスタータモータとして利用する。
【0014】また、発進クラッチ6は、トランスミッシ
ョン3の出力軸10cとデフ4の入力軸10dとの間の
断接を行ない、エンジン1による発進時や停車中の図示
しない走行用バッテリの充電時に用いられる。エンジン
1による発進時には、発進クラッチ6を解放状態から徐
々に接続していく(これを発進クラッチスリップ制御と
いう)ことによって滑らかに発進できるようになってい
る。また、停車中に走行用バッテリの充電をする場合
は、発進クラッチ6を解放してデフ4以後の駆動系を切
り離し、エンジン1でモータ2を駆動して発電するよう
になっている。
【0015】本ハイブリッド車では、エンジン1やモー
タ2の運転制御及びクラッチ5,6の断接制御をECU
(制御装置)20により行なうようになっている。EC
U20では、車両の走行状態に応じて適宜の走行モード
を選択し、この走行モードに応じてエンジン1,モータ
2,クラッチ5,6を制御するようになっている。例え
ば、加速時等のように大出力が必要とされる場合には、
エンジン1のみ又はエンジン1とモータ2との併用によ
り走行するモードを選択する。一方、定常走行時のよう
に低負荷の場合には、主としてモータ2により走行する
モードを選択する。この場合には、エンジン1を停止
し、エンジン1がモータ2の負荷とならないようにエン
ジンクラッチ5を解放して、モータ2のみを運転する。
【0016】ところで、エンジン1は、気筒内に直接燃
料を噴射し火花点火により燃焼させる筒内噴射内燃機関
(筒内噴射ガソリンエンジン)として構成され、エンジ
ン1の排気通路7には排気浄化用触媒(以下、単に触媒
という)8が介装され、エンジン1の冷態始動時には、
触媒8を早期活性化すべく二段燃焼運転モード(以下、
二段燃焼モードという)を実行するようになっている。
【0017】二段燃焼モードでは、従来技術と同様に、
エンジントルクを発生させる主燃焼のための燃料噴射
(エンジン始動時には、前述のとおり圧縮行程噴射)と
は別に、膨張行程中に筒内に追加燃料を噴射するように
なっている。そして、この追加燃料が、主燃焼の火炎伝
播により着火され、これにより高温の燃焼ガスが触媒に
供給されて、触媒を早期に活性温度領域まで昇温できる
ようになっている。
【0018】この二段燃焼では、膨張行程中に噴射する
追加燃料量が多いほど、排気を通じてより多量の熱エネ
ルギを触媒8に供給することができ、触媒の早期活性化
を促進することができる。追加燃焼は、主燃焼に寄与し
なかった余剰の空気を利用して行なわれるため、圧縮行
程噴射による層状燃焼時のように吸気量を大幅増量でき
ない場合、主燃焼のための燃料噴射のA/Fがリーンで
あるほど、追加燃料の噴射量を多くして高い触媒昇温効
果を得ることができる。しかし、主燃焼にかかるA/F
をリーンにするにはエンジン負荷を小さくすることが必
要になる。
【0019】そこで、本装置では、エンジン1の冷態始
動時(始動完了後のアイドル時)に、モータ2を作動さ
せてエンジン1の回動をアシストして(これをアシスト
駆動という)エンジン負荷を減少させ、これにより、従
来よりも、主燃焼にかかる圧縮行程噴射のA/Fをリー
ンにして追加燃料の噴射量を増加させ、触媒の早期活性
化を行なえるようしている。このため、ECU20にそ
なえられた電動モータ制御手段21では、モータ2の作
動を制御してアシスト駆動を行なわせるようになってい
る。なお、二段燃焼は車両の停止時に行なわれ、この
時、発進クラッチ6は、エンジン1に掛かる負荷を減ら
すべく切断される。
【0020】本装置では、エンジンの冷態始動時の始動
完了後のアイドル時であることを条件に、モータアシス
トを用いた二段燃焼を行なう。このため、本ハイブリッ
ド車には、エンジンの冷却水温(以下、単に水温とい
う)TW を検出する冷却水温センサ(以下、単に水温セ
ンサという)31,アイドル信号Pを出力するアイドル
スイッチ32,クランクシャフト(図示略)に設けられ
クランク角信号θcrを出力するクランク角センサ3
3,イグニッションオン信号及び始動指令信号(スター
タオン信号)Sを出力するイグニションスイッチ34等
の種々のセンサが設けられており、各センサからの検出
信号はECU20へ送られるようになっている。なお、
ECU20では、クランク角センサ33により検出され
たクランク角信号θcrに基づいてエンジン回転数Ne
を算出するようになっている。
【0021】エンジン1が冷態か否かは水温センサ31
からの信号に基づき判定され、始動操作(クランキン
グ)の完了は始動指令信号Sの出力時にエンジン回転数
Neが所定値に達したことで判定される。冷態始動時に
は通常の吸気行程噴射による予混合燃焼により燃焼を開
始して、始動が完了したら、モータ2の作動を停止し
て、以後、アイドルスイッチ32からアイドル信号Pが
出力されてエンジンが無負荷状態にある場合には、EC
U20からの制御指令を受けて、圧縮行程噴射による層
状燃焼へと切り換えられる。これと同時に膨張行程中に
追加燃料を噴射して二段燃焼を所定期間行ない、同時
に、電動モータ制御手段21からの制御指令によりモー
タ2を作動させてアシスト駆動を行なうようになってい
る。
【0022】ここで、水温センサ31で検出された水温
TW が所定水温TW0よりも低い場合には、エンジン1は
冷態状態にあると判定される。また、スタータ作動指令
が出力され、且つ、エンジン回転数Neが始動モード離
脱回転数Ne0 よりも大きい場合には、クランキングは
完了したと判定されるようになっている。以下、クラン
キング中のエンジンモードを始動モードといい、クラン
キング完了後のエンジンモードを通常モードという。
【0023】なお、二段燃焼時の圧縮行程噴射のA/F
及び膨張行程噴射のA/Fは、それぞれECU20に予
め記憶された第1の水温マップ,第2の水温マップに従
い水温TW に応じて決定され、水温TW が低いほどエン
ジン1内のフリクションによる負荷が大きくなり、主燃
焼にかかるA/Fをリッチにする必要があるが、後述の
ように水温TW が低いほどモータ2のアシストトルクが
増加されるので、ここでは、水温TW が低くても主燃焼
のためのA/Fを比較的リーンにできる。したがって、
膨張行程噴射のA/Fを比較的リッチに設定するように
なっている。なお、膨張行程燃焼でのA/Fとは、圧縮
行程で燃焼に寄与しなかった余剰の空気量Warと追加
燃料量Wf2 との比(War/Wf2 )を示す。また、
圧縮行程での吸入空気量Wa,圧縮行程での燃料噴射量
Wf1 ,膨張行程での燃料噴射量Wf2 は、燃料が過剰
とならないように、圧縮行程噴射と膨張行程噴射とのト
ータルのA/Fが所定範囲内(例えば、15〜17)と
なるように設定される。
【0024】また、二段燃焼及びモータ2によるアシス
ト駆動は所定時間(二段燃焼継続時間)t0 行なわれる
が、この所定時間t0 はECU20に予め記憶された第
3の水温マップにしたがい決定され、水温TW が低いほ
ど、所定時間t0 は長く設定されるようになっている。
また、モータ2のアシスト駆動時のモータトルク(アシ
ストトルク)TQは、ECU20に予め記憶された第4
の水温マップにしたがい、水温TW が低いほど、二段燃
焼を効果的に行なうべく大きく設定されるようになって
いる。なお、車両発進時には、アイドルスイッチ32が
オフになるので二段燃焼は終了し、アイドル発進クラッ
チ6を発進クラッチスリップ制御により緩やかに接続す
る。
【0025】本発明の一実施形態としてのハイブリッド
車用内燃機関の制御装置は上述のように構成されている
ので、例えば図2に示すように、二段燃焼が行なわれ、
まず、イグニションスイッチ34がオンとなると制御が
スタートし、ステップS10でエンジン1が始動してい
るか否かが判定され、エンジン回転数Neが0であれ
ば、エンジン1は始動していない(この状態をエンスト
モードという)として、ステップS20に進み、一方、
エンジン回転数Neが0でなければ、エンジン1は始動
モード又は通常モードにあるとしてステップS70に進
む。
【0026】ステップS20では、エンジン1が冷態状
態であるか否かが水温センサ31に検出された水温TW
に基づき判定される。水温TW が所定水温TW0よりも低
い場合には、エンジン1は冷態状態にあるため触媒8を
早期活性化すべく二段燃焼が必要であるとして、ステッ
プS30で第1の水温マップに従い圧縮行程噴射でのA
/Fが、ステップS40で第2の水温マップに従い膨張
行程噴射でのA/Fが、ステップS50で第3の水温マ
ップに従い二段燃焼継続時間(所定時間)t0が、ステ
ップS60で第4の水温マップに従いモータ2のアシス
トトルクTQが、それぞれ水温TW に応じて決定され、
ステップS70に進む。一方、ステップS20で、水温
TW が所定水温TW0以上の場合には、エンジン1は冷態
状態ではなく、二段燃焼は必要ないとしてリターンす
る。
【0027】ステップS70では、通常モードフラグが
セットされているかが判定され、通常モードフラグがセ
ットされていれば、既に通常モードにあるとしてステッ
プS120に進み、通常モードフラグがセットされてい
なければ、ステップS80に進んで始動モードに入る。
ステップS80で、ECU20から、モータ2にスター
タ作動指令が出力されていれば、ステップS90で、エ
ンジンクラッチ5が接続され、モータ2によりクランキ
ングが行なわれてステップS100に進み、一方、モー
タ2にスタータ作動指令が出力されていなければリター
ンする。
【0028】ステップS100では、エンジン回転数N
eによりクランキングの完了が判定され、エンジン回転
数Neが始動モード離脱回転Ne0 よりも大きければ、
クランキングは完了したとして、通常モードフラグがセ
ットされて(ステップS110)ステップS120へ進
み、エンジン回転数Neが始動モード離脱回転Ne0以
下であれば、クランキングは完了していないとしてリタ
ーンする。
【0029】ステップS120ではエンジン1が無負荷
状態にあるか否かが判定され、アイドルスイッチ32か
ら検出信号Pが出力されエンジンが無負荷状態にある場
合はステップS130に進み、一方、アイドルスイッチ
32から検出信号Pが出力されずエンジンが負荷状態に
ある場合は二段燃焼は行なわれずにリターンする。ステ
ップS130では、二段燃焼開始後の経過時間tがステ
ップS50で設定された所定時間(始動後二段燃焼継続
時間)t0 よりも大きいかが判定され、経過時間tが所
定時間t0 に達するまで、ステップS140により二段
燃焼が行なわれる。なお、二段燃焼開始後の経過時間t
は、ECU20がそなえる図示しないタイマにより演算
される。
【0030】ここで、ステップS140による二段燃焼
では、ステップS30で設定された圧縮行程噴射でのA
/F、ステップS40で設定された膨張行程噴射でのA
/Fに基づき、圧縮行程及び膨張行程で燃料噴射が行な
われ、ステップS60で設定されたアシストトルクTQ
でモータ2によりアシスト駆動が行なわれる。この冷態
始動時に行なわれるアシスト駆動付きの二段燃焼の効果
を図3を参照して説明する。図3中の実線は本実施形態
の制御を示し、一点鎖線は、従来のように、モータ2に
よりエンジン1のアシストを行なわず、単に発進クラッ
チ6を切断してトランスミッション3のシフトポジショ
ンをNレンジにして二段燃焼を行なった場合を示す。図
3に示すように、エンジンが始動し、エンジン回転数N
eが始動モード離脱回転Ne0 を超えて通常モードに入
ると、所定時間t0 、モータ2によりエンジン1にモー
タアシストトルクTQが加えられてアシスト駆動され、
同時に、膨張行程時にインジェクタへの駆動信号のパル
ス幅に応じて筒内に追加燃料が噴射されて二段燃焼が行
なわれ、図3中に実線で示すように従来に比べ触媒を速
やかに昇温させることができる。
【0031】つまり、エンジン1がアシストされるた
め、Nレンジモードのように単に発進クラッチ6を切断
した場合よりもエンジン負荷を軽減させることができ、
主燃焼をよりリーンにして余剰の空気を増加させること
で追加燃料を増加させて(即ち、膨張噴射行程でのイン
ジェクタへの出力信号のパルス幅を長くして)、さらに
高温の排気を触媒8に供給し、触媒温度を、一点鎖線の
従来例よりも、実線で示すように速やかに昇温させるこ
とができるのである。よって、従来よりも触媒8を早期
活性化して排気中の有害成分の排出を抑制できるという
利点がある。
【0032】なお、本発明は、上述の実施形態のものに
限定されず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変
形が可能である。例えば、上述の実施形態では、二段燃
焼は、水温TW に応じて所定時間t0 だけ行なわれるよ
うになっているが、水温TWが所定温度を超えるまで行
なうようにしたり、触媒温度が活性温度領域になるまで
二段燃焼を行なうようにしてもよい。この場合、触媒8
の下流側に温度計を設けて触媒温度を検出するように構
成すればよい。
【0033】また、上述の実施形態では、停車中は、発
進クラッチ6を切断するようしているが、例えば、トラ
ンスミッション3をATで構成する場合には、停車中も
発進クラッチ6を接続して、発進クラッチ6が車両クリ
ープ分のトルクを伝達するようにしてもよい。この場
合、アシストトルクTQに車両クリープ分のトルクを加
算したトルクで、モータ2がエンジン1をアシスト駆動
するように制御することになり、モータ2の出力トルク
がより要求されることになる。
【0034】また、トランスミッション3は、ATだけ
でなく、MT等、他形式のトランスミッションを用いて
もよい。また、上述の実施形態では冷態始動時に二段燃
焼を行なっているが、冷態始動時に限らず触媒昇温が必
要なときには二段燃焼を行なうようにしてもよい。
【0035】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明のハイブリ
ッド車用内燃機関の制御装置では、二段燃焼運転モード
を実行するときには、電動モータが筒内噴射内燃機関の
回動をアシストするので、筒内噴射内燃機関の負荷が低
減し、この分、主燃焼に寄与しない余剰空気を増やし、
この余剰空気を利用して、膨張行程でより多くの燃料を
燃焼させることができる。これにより、二段燃焼による
触媒昇温効果を向上させ、冷態始動直後の排気浄化を促
進できるという利点がある。Description: BACKGROUND OF THE INVENTION 1. Field of the Invention The present invention relates to a control apparatus for a so-called hybrid vehicle having a direct injection internal combustion engine having an exhaust purification catalyst and an electric motor. 2. Description of the Related Art Conventionally, an exhaust purification catalyst (hereinafter simply referred to as a catalyst) is provided in an exhaust passage of an internal combustion engine (hereinafter referred to as an engine) such as a gasoline engine. In general, this catalyst cannot exhibit a sufficient exhaust gas purification function unless its temperature rises to a predetermined activation temperature range. The issue was how to raise the temperature to the temperature range. For example, Japanese Patent Application Laid-Open No. H10-15313
No. 8 discloses a fuel injection for main combustion that generates engine torque in a direct injection internal combustion engine (direct injection gasoline engine) in which fuel is directly injected into a cylinder of the engine and combustion is performed by spark ignition. During idling, normally, apart from performing the fuel injection during the compression stroke, additional fuel is injected during the expansion stroke that does not contribute to engine torque (hereinafter, also referred to as expansion stroke injection) to install a catalyst heater or the like. There is disclosed a technique for activating a catalyst at an early stage without using the catalyst. In this technology, the additional fuel is ignited by the flame propagation of the main combustion and burns using the excess air that has not contributed to the main combustion, and the high-temperature combustion gas generated thereby does not contribute to the output of the engine without catalyzing. , The temperature of the catalyst can be quickly raised to the activation temperature range. Injecting additional fuel and burning (additional combustion) during the expansion stroke together with main combustion in this way is called two-stage combustion. It is to be noted that the catalyst is most required to be heated when the engine is cold started. For a direct injection engine,
At the time of starting, a reliable start is performed by premixed combustion by the intake stroke injection, and at the time of idling after the completion of the start, stratified combustion by the compression stroke injection is switched to save fuel consumption. During a cold start, two-stage combustion is performed by performing additional combustion by expansion stroke injection in addition to main combustion by compression stroke injection. In addition, in the main combustion by the compression stroke injection, the air-fuel ratio is made extremely lean, so that there is an effect of saving fuel consumption. Therefore, the effect of raising the temperature of the catalyst is increased. When such a technique is applied to an automobile equipped with an automatic transmission (AT) (hereinafter, referred to as an AT car), an effect of increasing the temperature of the catalyst as shown in FIG. 4 is obtained, for example. As shown in FIG. 4, when the engine is started and the engine speed (rotation speed) Ne increases, the injection is switched to the compression stroke injection. At this time, a pulse signal is sent to the injector also during the expansion stroke separately from the compression stroke. Then, additional fuel is injected into the cylinder from the injector according to the pulse width of this signal. Thereby, for a predetermined time,
Two-stage combustion is performed, and the catalyst is activated early. As shown in FIG. 4, when the AT shift position is in the neutral position (N range) than in the drive position (D range), the catalyst temperature is more quickly increased by the two-stage combustion. Can be raised. That is, the additional combustion is performed by using the excess air of the main combustion, and the total air-fuel ratio (A
/ F) is limited to the vicinity of the stoichiometric air-fuel ratio as shown in FIG. 4. Therefore, if the intake air amount is constant, the leaner the A / F for the main combustion, the more additional fuel is increased, and the temperature of the catalyst can be raised efficiently.
When the main combustion is stratified combustion by the compression stroke injection, the fuel amount is adjusted according to the load condition of the engine. However, the amount of intake air is not changed so much to ensure the stratified combustion.
In the N range where the load is smaller than the range, the compression injection A / F for the main combustion can be made lean, and the expansion stroke injection amount (pulse width) for the additional combustion is increased by that amount to efficiently raise the catalyst. You can warm up. However, also in the case of the N range of an AT car, a torque converter and the like become loads in addition to the internal load of the engine, so that the engine (MT car) having a manual transmission (MT) is in a neutral state as in a neutral state. The engine load is larger than in the case of only the internal load, and the catalyst temperature raising effect is reduced by that much. In recent years, there has been developed a parallel hybrid electric vehicle (hereinafter simply referred to as a hybrid vehicle) that can drive a vehicle not only with an electric motor (hereinafter simply referred to as a motor) but also with an engine. Is being developed. For example, the drive system of this hybrid vehicle includes:
A motor rotation shaft is interposed between the output shaft of the engine and the input shaft on the drive wheel side, and a clutch is provided between the engine output shaft and the motor rotation shaft. Some have transmissions between them. It is conceivable to apply a direct injection internal combustion engine to such a parallel type hybrid vehicle engine. In this case, if the clutch between the engine output shaft and the motor rotation shaft is disengaged, the engine load becomes only the load inside the engine, so that additional combustion during two-stage combustion can be promoted and the catalyst temperature increasing effect can be enhanced. be able to. However, in recent years, as environmental issues have become increasingly important, it has been desired to activate the catalyst earlier at the time of cold start to further promote exhaust gas purification by the catalyst. The present invention has been devised in response to such a demand, and has been made to improve the catalyst temperature increasing effect by two-stage combustion and to promote the purification of exhaust gas immediately after a cold start.
An object of the present invention is to provide a control device for an internal combustion engine for a hybrid vehicle. For this reason, in the control apparatus for an internal combustion engine for a hybrid vehicle according to the present invention, a two-stage combustion operation mode in which fuel injection is performed in each of a compression stroke and an expansion stroke during a cold start is provided. At the same time, the electric motor is operated under the control of the electric motor control means to assist the rotation of the internal combustion engine. Therefore, the load on the internal combustion engine is reduced, and the excess air that does not contribute to the main combustion can be increased by making the air-fuel ratio in the compression stroke lean, and more fuel is used in the expansion stroke by using this excess air. Inject and burn
The temperature of the exhaust gas purifying catalyst can be quickly raised by a larger amount of thermal energy. Embodiments of the present invention will be described below with reference to the drawings. 1 to 3 are views showing a control device for an internal combustion engine for a hybrid vehicle as one embodiment of the present invention, and FIG. 1 shows a configuration of a hybrid vehicle to which the present invention is applied. As shown in FIG.
This hybrid vehicle has drive wheels (running wheels) 12a, 1
An engine (internal combustion engine) 1 as a drive source for driving
And an electric motor (hereinafter simply referred to as a motor) 2, and these drive sources are connected to a differential 4 connected to the drive shafts 11 a and 11 b via a transmission 3. An engine clutch (hereinafter, also simply referred to as a clutch) 5 is provided between the engine 1 and the motor 2.
A starting clutch (hereinafter, also simply referred to as a clutch) 6 is provided between the transmission 3 and the differential 4. The engine clutch 5 has an output shaft 10a of the engine 1 and an output shaft 10 of the motor 2 according to the traveling mode.
The engine clutch 5 is connected when the vehicle is driven only by the output of the engine 1 or when the vehicle is driven by the output of the engine 1 and the output of the motor 2. Thus, the output of the engine 1 is transmitted to the transmission 3. on the other hand,
When the vehicle runs only by the output of the motor 2, the engine clutch 5 is released to stop the engine 1, thereby improving fuel efficiency and reducing the running load by preventing the engine 1 from becoming a load on the motor 2. Has become. When the engine 1 is started, the engine clutch 5 is connected, and the motor 2 is used as a starter motor. The starting clutch 6 connects and disconnects the output shaft 10c of the transmission 3 and the input shaft 10d of the differential 4, and is used when starting the engine 1 or charging a running battery (not shown) while the vehicle is stopped. Can be At the time of starting by the engine 1, the starting clutch 6 is gradually connected from the disengaged state (this is referred to as starting clutch slip control) so that the starting can be started smoothly. When the running battery is charged while the vehicle is stopped, the starting clutch 6 is released, the drive system after the differential 4 is disconnected, and the engine 1 drives the motor 2 to generate power. In this hybrid vehicle, the operation control of the engine 1 and the motor 2 and the connection / disconnection control of the clutches 5 and 6 are controlled by the ECU.
(Control device) 20. EC
In U20, an appropriate traveling mode is selected according to the traveling state of the vehicle, and the engine 1, the motor 2, the clutches 5, 6 are controlled according to the traveling mode. For example, when a large output is required, such as during acceleration,
A mode in which the vehicle travels using only the engine 1 or a combination of the engine 1 and the motor 2 is selected. On the other hand, when the load is low, such as during steady running, a mode in which the vehicle travels mainly by the motor 2 is selected. In this case, the engine 1 is stopped, the engine clutch 5 is released so that the engine 1 does not become a load on the motor 2, and only the motor 2 is operated. The engine 1 is configured as an in-cylinder injection internal combustion engine (in-cylinder injection gasoline engine) that injects fuel directly into a cylinder and burns by spark ignition. An exhaust purification catalyst is provided in an exhaust passage 7 of the engine 1. (Hereinafter, simply referred to as a catalyst) 8, and when the engine 1 is cold started,
In order to activate the catalyst 8 at an early stage, a two-stage combustion operation mode (hereinafter referred to as
A two-stage combustion mode). In the two-stage combustion mode, as in the prior art,
Apart from fuel injection for main combustion for generating engine torque (compression stroke injection at the time of engine start as described above), additional fuel is injected into the cylinder during the expansion stroke. Then, the additional fuel is ignited by the flame propagation of the main combustion, whereby high-temperature combustion gas is supplied to the catalyst, so that the temperature of the catalyst can be quickly raised to the active temperature region. In this two-stage combustion, as the amount of additional fuel injected during the expansion stroke is larger, a larger amount of heat energy can be supplied to the catalyst 8 through the exhaust gas, and the early activation of the catalyst can be promoted. . The additional combustion is performed by using the excess air that has not contributed to the main combustion. Therefore, when the intake air amount cannot be significantly increased as in the case of the stratified combustion by the compression stroke injection, the A / A of the fuel injection for the main combustion is performed. As F is leaner, the amount of additional fuel injected can be increased to obtain a higher catalyst temperature increasing effect. However, A / F for main combustion
In order to make the engine lean, it is necessary to reduce the engine load. Therefore, in the present apparatus, at the time of cold start of the engine 1 (idle after completion of the start), the motor 2 is operated to assist the rotation of the engine 1 (this is referred to as assist drive). As a result, the A / F of the compression stroke injection relating to the main combustion is made leaner to increase the injection amount of additional fuel, thereby enabling early activation of the catalyst. For this reason, the electric motor control means 21 provided in the ECU 20 controls the operation of the motor 2 to perform the assist drive. The two-stage combustion is performed when the vehicle is stopped, and at this time, the starting clutch 6 is disconnected to reduce the load applied to the engine 1. In the present apparatus, two-stage combustion using motor assist is performed on condition that the engine is in the idling state after the completion of the cold start of the engine. Therefore, in this hybrid vehicle, the cooling water temperature of the engine (hereinafter, simply temperature hereinafter) coolant temperature sensor for detecting the T W (hereinafter, simply water temperature as sensor) 31, an idle switch 32 which outputs an idle signal P, crankshaft (Not shown), which outputs a crank angle signal θcr.
3, various sensors such as an ignition switch 34 for outputting an ignition-on signal and a start command signal (starter-on signal) S are provided, and a detection signal from each sensor is sent to the ECU 20. In addition,
The ECU 20 determines the engine speed Ne based on the crank angle signal θcr detected by the crank angle sensor 33.
Is calculated. A water temperature sensor 31 determines whether the engine 1 is cold.
The completion of the starting operation (cranking) is determined by the fact that the engine speed Ne has reached a predetermined value when the start command signal S is output. At the time of cold start, combustion is started by premixed combustion by normal intake stroke injection, and when the start is completed, the operation of the motor 2 is stopped, and thereafter, the idle signal P is output from the idle switch 32 and the engine is turned off. EC under load
In response to a control command from U20, the mode is switched to stratified combustion by compression stroke injection. At the same time, additional fuel is injected during the expansion stroke to perform two-stage combustion for a predetermined period, and at the same time, the motor 2 is operated by a control command from the electric motor control means 21 to perform assist driving. Here, when the water temperature T W detected by the water temperature sensor 31 is lower than the predetermined water temperature T W0 , it is determined that the engine 1 is in a cold state. When a starter operation command is output and the engine speed Ne is higher than the start mode departure speed Ne 0 , it is determined that cranking has been completed. Hereinafter, the engine mode during cranking is referred to as a start mode, and the engine mode after completion of cranking is referred to as a normal mode. A / F of compression stroke injection during two-stage combustion
The A / F of the expansion stroke injection is determined according to the water temperature T W according to the first water temperature map and the second water temperature map stored in the ECU 20 in advance, and the lower the water temperature T W , the higher the friction in the engine 1. load is increased, it is necessary to such a / F rich in main combustion, since more water temperature T W is lower assist torque of the motor 2 is increased as described below, here, the water temperature T W is lower However, the A / F for main combustion can be made relatively lean. Therefore,
The A / F of the expansion stroke injection is set to be relatively rich. Note that the A / F in the expansion stroke combustion indicates the ratio (War / Wf 2 ) of the surplus air amount War that did not contribute to combustion in the compression stroke and the additional fuel amount Wf 2 . Also,
The intake air amount Wa during the compression stroke, the fuel injection amount Wf 1 during the compression stroke, and the fuel injection amount Wf 2 during the expansion stroke are determined by the total A of the compression stroke injection and the expansion stroke injection so that the fuel does not become excessive. / F is set so as to be within a predetermined range (for example, 15 to 17). The two-stage combustion and the assist drive by the motor 2 are performed for a predetermined time (two-stage combustion continuation time) t 0 , and the predetermined time t 0 is determined according to a third water temperature map stored in the ECU 20 in advance. The predetermined time t 0 is set longer as the water temperature T W is lower.
The motor torque (assist torque) TQ at the time of assist driving of the motor 2 is a fourth torque stored in the ECU 20 in advance.
According to the water temperature map, the lower the water temperature T W is, the larger the water temperature T W is set to effectively perform the two-stage combustion. When the vehicle starts, the two-stage combustion ends because the idle switch 32 is turned off, and the idle start clutch 6 is gently connected by the start clutch slip control. Since the control apparatus for an internal combustion engine for a hybrid vehicle according to one embodiment of the present invention is configured as described above, for example, as shown in FIG.
First, when the ignition switch 34 is turned on, the control starts. In step S10, it is determined whether or not the engine 1 is started. If the engine speed Ne is 0, the engine 1 is not started (this state). Is referred to as an engine stall mode), and the process proceeds to step S20.
If the engine speed Ne is not 0, the engine 1 is determined to be in the start mode or the normal mode, and the process proceeds to step S70. In step S20, whether or not the engine 1 is in a cold state is detected by the water temperature sensor 31 as the water temperature T W.
Is determined based on If the water temperature T W is lower than the predetermined water temperature T W0, it is determined that two-stage combustion is required to quickly activate the catalyst 8 because the engine 1 is in a cold state, and compression is performed in step S30 according to the first water temperature map. A in stroke injection
A / F in the expansion stroke injection according to the second water temperature map in step S40, the two-stage combustion continuation time (predetermined time) t 0 in accordance with the third water temperature map in step S50, and the fourth time in step S60. The assist torque TQ of the motor 2 is determined according to the water temperature T W according to the water temperature map of
Proceed to step S70. On the other hand, if the water temperature T W is equal to or higher than the predetermined water temperature T W0 in step S20, the engine 1 is not in a cold state, and the routine returns assuming that two-stage combustion is unnecessary. In step S70, it is determined whether or not the normal mode flag is set. If the normal mode flag is set, the process proceeds to step S120 assuming that the normal mode is already set, and if the normal mode flag is not set, Proceed to step S80 to enter the start mode.
In step S80, if the starter operation command is output from the ECU 20 to the motor 2, the engine clutch 5 is connected in step S90, cranking is performed by the motor 2, and the process proceeds to step S100. If the starter operation command has not been output, the routine returns. In step S100, the engine speed N
e, the completion of cranking is determined, and if the engine speed Ne is higher than the start mode departure rotation Ne 0 ,
As cranking is completed, the process proceeds is set normal mode flag to (step S110) step S120, if the engine speed Ne is starting mode disengaged rotation Ne 0 or less, the cranking is returned as not completed. In step S120, it is determined whether or not the engine 1 is in a no-load state. When the detection signal P is output from the idle switch 32 and the engine is in a no-load state, the process proceeds to step S130. Does not output the detection signal P and the engine is in the load state, the routine returns without performing the two-stage combustion. In step S130, the elapsed time t after the start the two-stage combustion for a predetermined time (two-stage combustion duration after startup) set in step S50 is greater than t 0 is determined, the elapsed time t reaches the predetermined time t 0 Until the two-stage combustion is performed in step S140. The elapsed time t after the start of the two-stage combustion is t
Is calculated by a timer (not shown) provided in the ECU 20. Here, in the two-stage combustion in step S140, A in the compression stroke injection set in step S30.
/ F, A in the expansion stroke injection set in step S40
/ F, fuel injection is performed in the compression stroke and the expansion stroke, and the assist torque TQ set in step S60 is used.
, The assist drive is performed by the motor 2. The effect of the two-stage combustion with the assist drive performed at the time of the cold start will be described with reference to FIG. The solid line in FIG. 3 indicates the control of the present embodiment, and the dashed line indicates the shift position of the transmission 3 by simply disengaging the starting clutch 6 without using the motor 2 to assist the engine 1 as in the prior art. Shows a case where two-stage combustion is performed. As shown in FIG. 3, the engine starts and the engine speed N
When e exceeds the start mode departure rotation Ne 0 and enters the normal mode, the motor 2 applies the motor assist torque TQ to the engine 1 by the motor 2 for a predetermined time t 0 , and the engine 1 is assisted,
At the same time, during the expansion stroke, additional fuel is injected into the cylinder in accordance with the pulse width of the drive signal to the injector, and two-stage combustion is performed. As shown by the solid line in FIG. Can be done. That is, since the engine 1 is assisted, the engine load can be reduced as compared with the case where the starting clutch 6 is simply disconnected as in the N range mode.
The additional fuel is increased by making the main combustion leaner and the excess air is increased (that is, the pulse width of the output signal to the injector in the expansion injection stroke is increased), and the hotter exhaust gas is discharged to the catalyst 8. And the catalyst temperature can be raised more rapidly as shown by the solid line than in the conventional example indicated by the dashed line. Therefore, there is an advantage that the catalyst 8 can be activated earlier and the emission of harmful components in the exhaust gas can be suppressed as compared with the related art. The present invention is not limited to the above-described embodiment, and various modifications can be made without departing from the gist of the present invention. For example, in the embodiment described above, two-stage combustion is depending on the water temperature T W is adapted to be performed for a predetermined time t 0, or to carry out until the water temperature T W is higher than a predetermined temperature, the catalyst temperature Two-stage combustion may be performed until the temperature reaches the activation temperature range. In this case, the catalyst 8
A thermometer may be provided on the downstream side to detect the catalyst temperature. In the above-described embodiment, the start clutch 6 is disconnected while the vehicle is stopped. For example, when the transmission 3 is configured by the AT, the start clutch 6 is connected even when the vehicle is stopped. Alternatively, the starting clutch 6 may transmit the torque corresponding to the vehicle creep. In this case, the motor 2 is controlled so as to assist the engine 1 with the torque obtained by adding the torque corresponding to the vehicle creep to the assist torque TQ, and the output torque of the motor 2 is more required. The transmission 3 may use not only the AT but also other types of transmission such as MT. In the above-described embodiment, the two-stage combustion is performed at the time of the cold start. However, the two-stage combustion may be performed not only at the time of the cold start but also when the temperature of the catalyst needs to be raised. As described in detail above, in the control apparatus for an internal combustion engine for a hybrid vehicle according to the present invention, when the two-stage combustion operation mode is executed, the electric motor rotates the in-cylinder injection internal combustion engine. The assist reduces the load on the in-cylinder injection internal combustion engine, increasing the excess air that does not contribute to main combustion,
This excess air can be used to burn more fuel in the expansion stroke. Thereby, there is an advantage that the catalyst temperature increasing effect by the two-stage combustion can be improved and the exhaust gas purification immediately after the cold start can be promoted.
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態にかかるハイブリッド車の
構成を示す模式図である。
【図2】本発明の一実施形態としてのハイブリッド車用
内燃機関の制御装置にかかる二段燃焼制御の流れを示す
フローチャートである。
【図3】本発明の一実施形態としてのハイブリッド車用
内燃機関の制御装置による排気浄化用触媒の昇温効果の
一例を示す図である。
【図4】従来の筒内噴射内燃機関の二段燃焼により得ら
れる排気浄化用触媒の昇温効果の一例を示す図である。
【符号の説明】
1 エンジン(内燃機関)
2 電動モータ
8 排気浄化用触媒
12a,12b 駆動輪(走行用車輪)
20 ECU(制御装置)
21 電動モータ制御手段BRIEF DESCRIPTION OF THE DRAWINGS FIG. 1 is a schematic diagram showing a configuration of a hybrid vehicle according to an embodiment of the present invention. FIG. 2 is a flowchart showing a flow of a two-stage combustion control according to a control device for an internal combustion engine for a hybrid vehicle as one embodiment of the present invention. FIG. 3 is a diagram illustrating an example of a temperature increasing effect of an exhaust purification catalyst by a control device for an internal combustion engine for a hybrid vehicle as one embodiment of the present invention. FIG. 4 is a diagram showing an example of a temperature increasing effect of an exhaust purification catalyst obtained by two-stage combustion of a conventional direct injection internal combustion engine. [Description of Signs] 1 Engine (internal combustion engine) 2 Electric motor 8 Exhaust purification catalysts 12a, 12b Driving wheels (running wheels) 20 ECU (control device) 21 Electric motor control means
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI B60K 6/04 730 B60K 6/04 730 ZHV F01N 3/20 D F01N 3/20 3/24 R 3/24 3/36 B 3/36 F02D 41/02 325A F02D 41/02 325 B60K 6/04 ZHV (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F01N 3/20 F01N 3/36 B60K 6/02 - 6/04 B60L 11/00 - 11/18 F02D 29/00 - 29/06 ──────────────────────────────────────────────────の Continued on the front page (51) Int.Cl. 7 Identification code FI B60K 6/04 730 B60K 6/04 730 ZHV F01N 3/20 D F01N 3/20 3/24 R 3/24 3/36 B 3 / 36 F02D 41/02 325A F02D 41/02 325 B60K 6/04 ZHV (58) Fields investigated (Int.Cl. 7 , DB name) F01N 3/20 F01N 3/36 B60K 6/02-6/04 B60L 11/00-11/18 F02D 29/00-29/06
Claims (1)
ータとをそなえ、 該内燃機関は、排気浄化用触媒を有する筒内噴射内燃機
関であって、該排気浄化用触媒の昇温を促進するため
に、少なくとも冷態始動時に圧縮行程と膨張行程とで燃
料噴射を行なう二段燃焼運転モードを有し、 該二段燃焼運転モード時に該電動モータを作動させて該
筒内噴射内燃機関の回動をアシストする電動モータ制御
手段をそなえていることを特徴とする、ハイブリッド車
用内燃機関の制御装置。(57) [Claim 1] An internal combustion engine for driving a traveling wheel and an electric motor, wherein the internal combustion engine is a direct injection internal combustion engine having an exhaust purification catalyst. In order to promote the temperature rise of the exhaust gas purifying catalyst, there is provided a two-stage combustion operation mode in which fuel is injected at least during the compression stroke and the expansion stroke at the time of a cold start, and the electric motor is operated during the two-stage combustion operation mode A control device for an internal combustion engine for a hybrid vehicle, comprising an electric motor control means for assisting the rotation of the direct injection internal combustion engine.
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