JP3455189B2 - Uスリット端子対を用いた端子盤構造 - Google Patents

Uスリット端子対を用いた端子盤構造

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JP3455189B2 JP2001107202A JP2001107202A JP3455189B2 JP 3455189 B2 JP3455189 B2 JP 3455189B2 JP 2001107202 A JP2001107202 A JP 2001107202A JP 2001107202 A JP2001107202 A JP 2001107202A JP 3455189 B2 JP3455189 B2 JP 3455189B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数のUスリット
端子対が合成樹脂形成体内に設置された構造を有し、複
数の入力側信号線と複数の出力側信号線とを前記複数の
Uスリット端子対における各々対応するUスリット端子
対を用いてそれぞれ相互接続するように構成された端子
盤構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の端子盤構造として、特開平9−
284812号公報「発明の名称:通信機器用保安器」
に開示された構造がある。この構造は、保安器を各素子
単位で挿し抜き可能な形式にすることによって、取替え
を簡単にして作業性を格段に向上させ、かつプリント配
線板を使用しない構成により、経済性を高めるとともに
配線回路における電流耐量及び伝送特性(対地間静電容
量等)の向上を図った構造である。具体的構造として
は、線路又はその線路に接続されるジャンパ線が線路側
端子に収容され、局内側端子には、交換機等の局内施設
への局内側ラインが収容される。端子にはUスリット端
子を用いており、収容又は取外し作業には半田処理が全
く不要である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この従来装置
では、取り付け架に取付けられた端子盤構造体に接続線
を接続し又は取外し作業をする場合に、線路側端子は表
側に、局内側端子は裏側に、それぞれ、配置されている
ために、線路側端子と局内側端子との相互間に比較的長
い接続導体を配置する必要があるために構造寸法が大き
くなる欠点があり、また、端子盤構造体の表と裏の両面
から接続作業を行う必要があり、作業効率を低下させる
ことになるという欠点がある。さらに、Uスリット端子
として、OUT側に、単一のUスリットを設けたUスリ
ット端子を用いているために、線路側の接続線とIN側
のUスリットとの接続が確保された状態において、局内
側の接続線とOUT側のUスリットとの接続点における
接続替えを行う際には、線路側端子と局内側端子との相
互接続路が必ず「断」になることになり、従って、回線
瞬断を許容しない条件では、回線使用中の接続替えを行
うことは出来ない構造である。
【0004】本発明の目的は、従来技術の上記の如き欠
点を解消して、端子盤構造体の表側のような一方向側か
らだけで、接続線の接続収容又は取外しの作業を実行す
ることができ、また、線路側端子に接続された回線の使
用中においてその回線の瞬断を許容しない条件で、その
回線の使用状態の監視と局内側の接続線の接続収容又は
取外しの作業を実行することができるUスリット端子対
を用いた端子盤構造を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本発明によるUスリット端子対を用いた端子盤構造
は、複数のUスリット端子対が擬似直方体形状の合成樹
脂形成体内に設置された構造を有し、複数の入力側信号
線と複数の出力側信号線とを前記複数のUスリット端子
対における各々対応するUスリット端子対を用いてそれ
ぞれ相互接続するように構成された端子盤構造であっ
て、前記複数のUスリット端子対の各々は、前記複数の
入力側信号線のうちの対応する一つの入力側信号線に接
続される一個のUスリットを有し他端側に弾力を保有す
る湾曲部を有する入力側端子と、前記複数の出力側信号
線の対応する二つの出力側信号線に共通接続される二個
のUスリットを有する出力側端子とを備え、さらに前記
入力側端子と前記出力側端子とは当該入力側端子と出力
側端子の各導体の脚部に形成される常時に接であ係合
構造、または、該係合構造及び該各導体の前記Uスリッ
トと前記脚部との間の中間部に形成される平常時に接に
なる可動接点部、または、当該出力側端子の前記Uスリ
ットと前記脚部との中間の導体部分と当該入力側端子の
前記弾性片との間に形成される平常時に接になる可動接
点部により相互接続されているように形成され、前記擬
似直方体形状の合成樹脂形成体は、 該擬似直方体形状に
おける長方形状の対向する一対の端面の一方であるUス
リット取り付け端面内に、長手方向に沿う長方形状の凹
陥部が、矩形状周縁部により取り囲まれるように形成さ
れ、 該長方形状の凹陥部を形成している前記矩形状周縁
部のうちの前記長手方向に沿う対向する一対の長手方向
周縁部内には、前記長手方向に沿って前記複数のUスリ
ット端子対を所要の間隔で順次配列するための複数のU
スリット端子収容孔部が設けられ、該複数のUスリット
端子収容孔部の各々は前記入力側端子を収容するために
前記一対の長手方向周縁部の一方内に順次配置された入
力側端子収容孔と前記出力側端子を収容するために前記
一対の長手方向周縁部の他方内に順次配置された出力側
端子収容孔及び前記凹陥部内に設けられた前記可動接点
部間に一時挿入される断線片または試験プラグ片の如き
挿入プラグ片を一時収容する挿 入プラグ片収容孔とを備
えて、前記複数のUスリット端子収容孔部に前記複数の
Uスリット端子対がそれぞれ収容され、 前記複数のUス
リット端子対は、前記合成樹脂形成体の一表面側に前記
入力側端子と前記出力側端子とが配設されるように構成
され、 前記擬似直方体形状の合成樹脂形成体には、さら
に、前記入力側接続線を案内する側の側壁と前記出力側
接続線を案内する側の側壁とに、試験プローブを挿入す
るための複数の挿入孔を前記複数のUスリット端子収容
孔部に対応するように備え、該複数の挿入孔の何れかに
前記試験プローブが挿入されたとき、該試験プローブが
前記複数のUスリット端子対の各々の前記入力側端子と
前記出力側端子に接続されるように構成されている。ま
た、上記の端子盤構造を複数個配置した同一構成の縦続
回路は、利用者側の要求に適合する別個の機能を持たせ
た使用態様をとることが可能である。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の
実施例について、説明する。
【0007】
【実施例】本発明によるUスリット端子対を用いた端子
盤構造の理解を容易にするために、まず本発明で用いる
Uスリット端子対1について説明する。図1は、本発明
で用いるUスリット端子の代表的具体例の構造を示すも
のであり、は接続線との接続端部2に二個のUスリッ
トU1,U2を有するUスリット端子(W)である。次
に、は、接続端部2に二個のUスリットU1,U2を
有し、さらに、他端側に端子相互接続用の係合溝3aを
備えた相互接続部3を有するUスリット端子(W)であ
る。また、は、接続線との接続端部2に一個のUスリ
ットUを有し、他端側に端子相互接続用の係合溝3aに
係合する相互係合部5を有し、中間部に他の端子との
「接」,「断」動作をするための可動接点形成用の弾性
片4aを有するUスリット端子(S)である。さらに、
は、接続線との接続端部2に一個のUスリットUを有
し、他端側に相手端子の係合溝3aに係合する相互係合
部5を有するUスリット端子(S)である。以上の各端
子において、(イ)は正面図、(ロ)は側面図であり、
Uスリット端子(W)において、(ハ)は相互接続端
部3の底面側端面図である。
【0008】図1に示すUスリット端子,,,
は、本発明においては、図2(a),(b),(c)
に示すように組み合わせてUスリット端子対1を構成し
て使用される。
【0009】図2(a)は、出力側端子OUTであるU
スリット端子と入力側端子INであるUスリット端子
とを組み合わせて構成したUスリット端子対1aであ
り、Uスリット端子とUスリット端子とは、Uスリ
ットUとUスリットU1,U2をそれぞれ備えた各接続
端部2が対向するように配置されて、出力側Uスリット
端子の他端部に設けられた相互接続部3の係合溝部3
aと入力側Uスリット端子の他端部に設けられた相互
係合部5とにより、Uスリット端子とUスリット端子
との組み合わせ係合構造(3,5)が構成される。す
なわち、このUスリット端子対1aは、入力側端子と
出力側端子とが当該入力側端子と出力側端子の各
導体により形成される常時に接になる係合構造(3,
5)より相互接続されるように構成されている。このU
スリット端子対1aは、入力側端子INであるUスリッ
ト端子のUスリットUに接続される図示しない入力側
接続線と出力側端子OUTであるUスリット端子のU
スリットU1,U2に接続される図示しない出力側接続
線とを、図3(a)に示すように、単に相互接続する端
子板タイプの接続回路を形成するために適用される。
【0010】図2(b)は、出力側端子OUTであるU
スリット端子と入力側端子INであるUスリット端子
とを組み合わせて構成したUスリット端子対1bであ
り、Uスリット端子とUスリット端子とは、Uスリ
ットUとUスリットU1,U2とをそれぞれ備えた各接
続端部2が対向するように配置されて、出力側Uスリッ
ト端子の他端部に設けられた相互接続部3の係合溝部
3aと入力側Uスリット端子の他端部に設けられた相
互係合部5とにより、Uスリット端子とUスリット端
子との組み合わせ係合構造(3,5)が構成される。
このUスリット端子対1bでは、さらにUスリット端子
に設けられた弾性片4aとUスリット端子の脚部
aとにより、可動接点部4が形成されている。すなわ
ち、このUスリット端子対1bは、入力側端子と出力
側端子とが当該入力側端子と出力側端子の各導体
により形成される常時に接になる係合構造(3,5)及
平常時接になる可動接点部4により相互接続されるよ
うに構成されている。このUスリット端子対1bは、入
力側端子INであるUスリット端子のUスリットUに
接続される図示しない入力側接続線と出力側端子OUT
であるUスリット端子のUスリットU1,U2に接続
される図示しない出力側接続線とを、図3(b)に示す
ように相互接続し、さらに可動接点部4にモニタ試験プ
ラグ片22aを挿入してその可動接点部4の位置の信号
または電位の状態を取り出すことができるモニタ付き端
子板タイプの接続回路を形成するために適用される。こ
のモニタ試験プラグ片22aの両表面には、モニタ線M
L1,ML2に接続された導体片26a,26bが配置
されている。この場合には、導体片は共通接続された単
一の導体でもよい。
【0011】図2(c)は、出力側端子OUTであるU
スリット端子と入力側端子INであるUスリット端子
とを組み合わせて構成したUスリット端子対1cであ
り、Uスリット端子とUスリット端子とは、Uスリ
ットUとUスリットU1,U2とをそれぞれ備えた各接
続端部2が対向するように配置されて、Uスリット端子
に設けられた弾性片4aとUスリット端子の脚部
aとにより、可動接点部4が形成されている。すなわ
ち、このUスリット端子対1cは、入力側端子と出力
側端子とが当該入力側端子と出力側端子の各導体
により形成される平常時に接になる可動接点部4により
相互接続されるように構成されている。このUスリット
端子対1cは、入力側端子INであるUスリット端子
のUスリットUに接続される図示しない入力側接続線と
出力側端子OUTであるUスリット端子のUスリット
U1,U2に接続される図示しない出力側接続線とを、
図3(c)に示すように可動接点部4により相互接続
し、可動接点部4に切り分け試験プラグ片22bを挿入
して、その可動接点部4の位置で、入力側接続線と出力
側接続線との信号または電位の状態を別々に取り出すこ
とができる試験弾器タイプの接続回路を形成するために
適用される。この切り分け試験プラグ片22bの両表面
には、取り出し線L1,L2にそれぞれ接続された二つ
の導体片26a,26bが分離して配置されている。な
お、単に切りわけのためには、導体片を有しない断線片
23が用いられる。
【0012】このUスリット端子対1cは、入力側端子
INであるUスリット端子のUスリットUに接続され
る図示しない入力側接続線と出力側端子OUTであるU
スリット端子のUスリットU1,U2に接続される図
示しない出力側接続線とを、図3(d)に示すように可
動接点部4により相互接続し、入力側端子であるUスリ
ット端子の他端5aと接地間に保安器モジュール16
を接続して、入力側接続線側から進入するサージ電流を
接地する保安器機能を備えるとともに、可動接点部4に
切り分け試験プラグ片22bを挿入してその可動接点部
4の位置で、入力側接続線と出力側接続線との信号また
は電位の状態を別々に取り出すことができる保安器付き
試験弾器タイプの接続回路を形成するために適用され
る。なお、単に切りわけのためには、断線片23が用い
られる。
【0013】次に、図4を参照して、本発明によるUス
リット端子対を用いた端子盤構造の一例について説明す
る。図4において、(a)は平面図, (b)は正面図,
(c)は底面図である。本発明によるUスリット端子対
を用いた端子盤構造においては、前述の各Uスリット端
子対は、擬似直方体形状の合成樹脂形成体10内に収容
される。以下、この擬似直方体形状の合成樹脂形成体1
0の構造とその合成樹脂形成体10内への各Uスリット
端子対の収容のための構造について説明する。
【0014】図2(a),図3(a)に示す組み合せ係
合構造(3,5)により相互接続されたUスリット端子
対1aを収容するタイプの端子盤では、擬似直方体形状
の合成樹脂形成体10は、擬似直方体形状における長方
形状の対向する一対の端面11a,11bの一方である
Uスリット取り付け端面11a内に、長手方向に沿う長
方形状の凹陥部12が、矩形状周縁部13により取り囲
まれるように形成されている。長方形状の凹陥部12を
形成している矩形状周縁部13のうちの前記長手方向に
沿う対向する一対の長手方向周縁部13a,13b内に
は、長手方向に沿って複数のUスリット端子対1を所要
の間隔で順次配列するための複数のUスリット端子収容
孔部14が設けられている。この複数のUスリット端子
収容孔部14の各々は、前記入力側端子を収容するため
に一方の長手方向周縁部13aに順次配置された入力側
端子収容孔14aと前記出力側端子を収容するために他
方の長手方向周縁部13aに順次配置された出力側端子
収容孔14bとを備えて、複数のUスリット端子収容孔
部14に複数のUスリット端子対1がそれぞれ収容され
ている。矩形状周縁部13のうちの前記長手方向に沿う
対向する一対の長手方向周縁部13a,13bの一方1
3aには、さらに複数のUスリット端子収容孔部14に
収容された複数のUスリット端子対1のうちの各々の前
記入力側端子に入力側接続線を案内する複数の入力側案
内溝15aが設けられている。また、矩形状周縁部13
のうちの前記長手方向に沿う対向する一対の長手方向周
縁部13a,13bの他方13bには、さらに複数のU
スリット端子収容孔部14に収容された複数のUスリッ
ト端子対1のうちの各々の前記出力側端子に出力側接続
線を案内する複数の出力側案内溝15bが設けられてい
る。図4において、合成樹脂形成体10の凹陥部12内
に挿入プラグ片挿入孔14cが配置されているが、Uス
リット端子対1aには、可動接点対を有しないので、こ
のUスリット端子対1aを用いる端子盤構造では挿入プ
ラグ片挿入孔14cは不要であるが、Uスリット端子対
1b,1c,1dを用いる他の実施例に用いる合成樹脂
形成体10と共用し得る構造をとっているものである。
【0015】なお、図4における合成樹脂形成体10で
は、一方の長手方向周縁部13aに順次配置された入力
側端子収容孔14aに対応して、凹陥部12側に、入力
接続線を切断する際にUスリット接続工具の先端を受け
止めるための受け止め部14dと、他方の長手方向周縁
部13bに順次配置された入力側端子収容孔14bに対
応して、凹陥部12側に、出力接続線を切断する際にU
スリット接続工具の先端を受け止めるための受け止め部
14eとが設けられている。この受け止め部14d,1
4eは、図示の三本の平行線のうち外側の二線に囲まれ
た平面領域が最も深い位置にあり、内側の各縁の方に、
傾斜する面を形成する凹部として形成されており、Uス
リット接続工具の先端がこの平面領域の一部に衝突して
接続線を切断することになる。
【0016】図5は、図4に示すUスリット端子収容孔
部14の構造と案内溝15の詳細を示す拡大図であり、
入力側端子収容孔14a,出力側端子収容孔14b,入
力側案内溝15a,出力側案内溝15bの構成と配置が
さらに分かり易く示されている。
【0017】図6(a),(b)は、先に説明したモニ
タ試験プラグ片22aと切り分け領域プラグを総称する
試験プラグ片22と断線片23 との外形をそれぞれ示す
図であり、(イ)は正面図,(ロ)は側面図,(ハ)は
平面図である。
【0018】次に、図4と図7を参照して、本発明によ
るUスリット端子対を用いた端子盤構造の他の例として
図2(b)(c)及び図3(b)(c)に示すUスリッ
ト端子対1b,1cを収容する場合の具体例について説
明する。図4と図7において、(a)は平面図, (b)
は正面図,(c)は底面図である。なお、図7に示す構
造においても、正面図(b)の拡大図は図5に示すもの
と同様である。この具体例において、擬似直方体形状の
合成樹脂形成体10は、擬似直方体形状における長方形
状の対向する一対の端面11a,11bの一方であるU
スリット取り付け端面11a内に、長手方向に沿う長方
形状の凹陥部12が、矩形状周縁部13により取り囲ま
れるように形成されている。長方形状の凹陥部12及び
その凹陥部12を形成してしている矩形状周縁部13の
うちの前記長手方向に沿う対向する一対の長手方向周縁
部13a,13b内には、前記長手方向に沿って前記複
数のUスリット端子対1を所要の間隔で順次配列するた
めの複数のUスリット端子収容孔部14が設けられてい
る。複数のUスリット端子収容孔部14の各々は前記入
力側端子を収容するために一方の長手方向周縁部13a
に順次配置された入力側端子収容孔14aと、前記出力
側端子を収容するために他方の長手方向周縁部13bに
順次配置された出力側端子収容孔14b、及び凹陥部1
2内に設けられた前記可動接点部4間に一時挿入される
試験プラグ片22または断線片23を一時収容する挿入
プラグ片収容孔14cとを備えて、複数のUスリット端
子収容孔部14に前記複数のUスリット端子対1がそれ
ぞれ収容されている。矩形状周縁部13のうちの前記長
手方向に沿う対向する一対の長手方向周縁部13a,1
3bの一方13aには、前記複数のUスリット端子収容
孔部14に収容された前記複数のUスリット端子対1の
うちの各々の前記入力側端子に入力側接続線を案内する
複数の入力側案内溝15aが設けられている。矩形状周
縁部13のうちの前記長手方向に沿う対向する一対の長
手方向周縁部13a,13bの他方13bには、前記複
数のUスリット端子収容孔部14に収容された複数のU
スリット端子対1のうちの各々の前記出力側端子に出力
側接続線を案内する複数の出力側案内溝15bが設けら
れている。この図7に示す構造においても、前述した図
7の正面図(b)の拡大図に相当する図5に示すよう
に、Uスリット接続工具の先端部の受け止め部14d
(入力側接続用),14e(出力側接続線用)とを備え
ている。
【0019】図8は、図7に示すUスリット端子収容孔
部14の背面11b側の構造を示す背面図(a)と側面
図(b)である。
【0020】この図7に示す具体例では、図2(c)に
示すUスリット端子対1c(試験弾器タイプ)に保安器
モジュールを組合せた図3(d)に示す試験弾器タイプ
(保安器付)1dを収容する場合の端子盤構造であり、
図8(a),(b)及び図9の拡大図に示すように、擬
似直方体形状の合成樹脂形成体10において、擬似直方
体形状における長手方向の対向する一対の端面11a,
11bの他方である保安器取り付け端面11b側に、前
記長手方向に沿って複数の保安器モジュール16を所要
の間隔で順次配列するための複数の保安器収容孔部17
が設けられている。この複数の保安器収容孔部17の各
々には、該当する前記Uスリット端子収容孔部14に収
容された該当する前記Uスリット端子対1のうちの前記
入力側端子、即ち入力側端子の他端5a、に接続され
るように前記保安器モジュール16が収容されている。
この入力側端子の他端5aの湾曲形状から理解される
ように(図2(c)参照)、入力端子はその他端5a
の湾曲形状に基づく弾力を利用して、保安器モジュール
16との相互接触を行っていることになる。19は図示
しない外部の接地導体に接続される接地導体、19aは
この接地導体19を合成樹脂形成体10に取付ける接地
導体取付部、19bは接地導体19と保安器モジュール
16の接地部とが接触する接地導体の接触端部、19c
は保安器モジュール16を保安器収容孔部17内に保持
するための保安器モジュールの引き留め部である。
【0021】また、擬似直方体形状の合成樹脂形成体1
0には、該擬似直方体形状における長手方向の対向する
一対の端面11a,11bの他方である保安器取り付け
端面11b側に、図示しない接地体を有する取り付け架
に、合成樹脂形成体10を取り付けるための取り付け機
構18または18aを備え、該取り付け機構18,18
aには前記保安器モジュール16の接地端に接続された
接地導体19が前記取り付け架への取付け時に該取り付
け架の前記接地体に接触するように設置されている。
【0022】擬似直方体形状の合成樹脂形成体10は、
該擬似直方体形状における長方形状の対向する一対の端
面11a,11bの他方である保安器取り付け端面11
b側に、接地導体を兼ねる取り付け架に該合成樹脂形成
体を取り付けるための取り付け機構18または18aを
備え、該取り付け機構18または18aには前記保安器
モジュール16の接地端に接続された接地導体19が前
記接地導体を兼ねる取り付け架への取付け時に該取り付
け架に接触するように構成することができる。
【0023】図4に示す具体例と、図7に示す具体例と
において、さらに次の機能を付加することができる。 (1)擬似直方体形状の合成樹脂形成体10において、
一対の長手方向周縁部13a,13bの各外壁には、入
力側案内溝15aにより案内される前記入力側接続線と
出力側案内溝15bにより案内される前記出力側接続線
とをそれぞれ整線収容するガイド溝付入力側整線収容孔
部20とガイド溝付出力側整線収容孔部21とを備えて
いる。また、合成樹脂形成体10の両端部に、ガイド溝
付入力側整線収容孔部20aとガイド溝付出力側整線収
容孔部21aを備えている。
【0024】(2)また、擬似直方体形状の合成樹脂形
成体10において、入力側接続線を案内する側の側壁2
4aと前記出力側接続線を案内する側の側壁24bと
に、試験プローブを挿入するための複数の挿入孔25
a,25bを前記複数のUスリット端子収容孔部14に
対応するように備え、該複数の挿入孔25a,25bの
何れかに試験プローブが挿入されたとき、該試験プロー
ブが複数のUスリット端子対1の各々の前記入力側端子
と前記出力側端子における前記UスリットU,U1,U
2と前記相互接続機構による相互接続点Pとの各中間位
置P1,P2に接続されるように構成されている。
【0025】以上説明した本発明によるUスリット端子
対を用いた端子盤構造30を複数個使用したマルチ接続
回路例を図10に示すブロック図を参照して説明する。
この図10では、Uスリット端子対を用いた端子盤構造
30を一例として5個(30-1,30-2,30-3,30-4,30-5) 使
用した例を示している。これらのUスリット端子対を用
いた複数個の端子盤構造30(30-1,30-2,30-3,30-4,30
-5) のうちの一つの端子盤構造(30-1) における前記各
々の出力側端子OUTを形成する前記二つのUスリット
(U1,U2)にそれぞれ接続された二つの出力側接続
線群(O1,O2)のうちの一方の出力側接続線群(O
2)は、各接続線が該Uスリット端子対を用いた複数個
の端子盤構造30(30-1,30-2,30-3,30-4,30-5) のうち
の次の一つの端子盤構造(30-2)における前記一つの入力
側端子INを形成する前記一つのUスリットUに接続さ
れる一つの入力側接続線群Iになる。また、Uスリット
端子対を用いた複数個の端子盤構造30(30-1,30-2,30
-3,30-4,30-5) のうちの前記次の端子盤構造(30-2)にお
ける前記二つの出力側端子(O1,O2)を形成する前
記二つのUスリット(U1,U2)にそれぞれ接続され
た二つの出力側接続線群(O1,O2)のうちの一方の
出力側接続線群(O2)は、各接続線が該Uスリット端
子対を用いた複数個の端子盤構造30(30-1,30-2,30-
3,30-4,30-5) のうちのさらに次の一つの端子盤構造(30
-3)における前記各々の入力側端子INを形成する前記
一つのUスリットUに接続される一つの入力側接続線群
Iになる。以下同様に順次接続がなされて、前記Uスリ
ット端子対を用いた複数個の端子盤構造30(30-1,30-
2,30-3,30-4,30-5) が順次縦続接続された構成を有して
いる。
【0026】この縦続接続された構成において、後続の
端子盤構造に接続されない出力側接続線群(O1)は、
当該端子盤構造に本来接続されるべき通信端末TEに接
続される。図10では、5階建てビルに100対ケーブ
ルが引き込まれ、ビルの各階1F,2F,3F,4F,
5Fにそれぞれ端子盤構造30(30-1,30-2,30-3,30-4,
30-5) を配置し、各階1F,2F,3F,4F,5Fで
20対の出力側端子OUTを取り出す場合の構成を示し
ている。この場合の各階の出力側端子OUTの対数は使
用状況により適宜選択することができる。
【0027】すなわち、図10の回路では入力ケーブル
には100対であり、例えば、次の端子構造盤構造(30
-2) における一方の出力側接続線群(O2)の接続線の
対数(60対)は、次の端子盤構造(30-2)における入
力側接続線群の接続線の対数(80対)から当該次の端
子盤構造(30-2)の専用出力となる接続線の対数(20
対)を差し引いた対数(60対)と等しくなるように設
定されている。
【0028】また、図11の回路では、入力ケーブルで
は20対であり、次の端子盤構造(30-2)における一方
の出力側接続線群(O2)の接続線の対数(20対)
は、次の端子盤構造(30-2)における入力側接続線群の
接続線の対数(20対)と等しくなるように設定されて
いる。
【0029】さらに、図12の回路では、入力ケーブル
は60対であり、次の端子盤構造(30-2)における一方
の出力側接続線群(O2)の接続線の対数(40対)
は、次の端子盤構造(30-2)における入力側接続線群の
接続線の対数(50対)から当該次の端子盤構造(30-
2)の専用出力となる接続線の対数(10対)と共用出
力となる接続線の対数(10対)とを差し引いた対数
(30対)に次の端子盤構造(30-2)とさらに次の端子
盤構造(30-3)とで共用する接続線の対数(10対)を
加算した対数(40対)と等しくなるように設定されて
いる。
【0030】これらの図10,図11,図12の実施例
の構成と機能から明らかなように、端子盤構造30を複
数個配置した同一構成、すなわち、これらの実施例では
20対の端子盤構造の縦続回路を用いた同一構成は、利
用者の要求に適合する別個の機能を持たせた使用態様を
とることが可能である。
【0031】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
るUスリット端子対を用いた端子盤構造は、端子盤構造
体の表側のような一方向側からだけで、接続線の接続収
容又は取外しの作業を実行することができ、また、線路
側端子に接続された回線の使用中においてもその回線の
瞬断を許容しない条件で、局内側の接続線の接続収容又
は取外しの作業を実行することができるUスリット端子
対を用いた端子盤構造を提供することができる。さら
に、このような端子盤構造を複数個使用して、順次縦続
接続した場合にも、各端子盤構造では、同様に線路側端
子に接続された回線の使用中においてもその回線の瞬断
を許容しない条件で、その回線の使用状態の監視と局内
側の接続線の接続収容又は取外しの作業を実行すること
ができる効果を発揮することができる。また、端子盤構
造を複数個配置した同一構成の縦続回路は、利用者側の
要求に適合する別個の機能を持たせた使用態様をとるこ
とが可能である。よって、本発明は、局内または回線利
用者側における通信線路の設置と保守運用において、実
用上優れた効果を発揮するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に用いるUスリット端子の構造例を示す
正面図(イ),側面図(ロ),底端面図(ハ)である。
【図2】本発明に用いるUスリット端子対1a,1b,
1cの組合せ態様を示す側面図である。
【図3】本発明に用いるUスリット端子対の組合せ態様
により形成される接続回路例を示す回路図である。
【図4】本発明によるUスリット端子対を用いた端子盤
構造の一実施例を示す平面図(a),正面図(b),底
面図(c)である。
【図5】図4に示す実施例の一部詳細構造を示す拡大正
面図である。
【図6】本発明によるUスリット端子対を用いた端子盤
構造の試験に用いる断線片(a)と試験プラグ片(b)
の構造例を示す正面図(イ),側面図(ロ),平面図
(ハ)である。
【図7】本発明によるUスリット端子対を用いた端子盤
構造の他の実施例を示す平面図(a),正面図(b),
底面図(c)である。
【図8】図7に示す実施例の背面の詳細構造を示す背面
図(a)及び側面構造を示す側面図(b)である。
【図9】図7に示す実施例における保安器収容孔部の一
部詳細構造を示す拡大横断面図である。
【図10】本発明によるUスリット端子対を用いた端子
盤構造を複数個使用したマルチ接続回路例を示すブロッ
ク図である。
【図11】本発明によるUスリット端子対を用いた端子
盤構造を複数個使用した他のマルチ接続回路例を示すブ
ロック図である。
【図12】本発明によるUスリット端子対を用いた端子
盤構造を複数個使用したさらに他のマルチ接続回路例を
示すブロック図である。
【符号の説明】
1 Uスリット端子, , , 1,1a,1b,1c Uスリット端子対 a Uスリット端子の脚部 2 接続端部 a Uスリット端子の脚部 3 相互接続部 3a 係合溝部 4 可動接点部 4a 弾性片 5 相互係合部 5a Uスリット端子の端部 10 合成樹脂形成体 11a,11b 長手形状の対向する一対の端面 12 凹陥部 13 矩形状周縁部 13a,13b 長手方向周縁部 14 Uスリット端子収容孔部 14a 入力側端子収容孔 14b 出力側端子収容孔 14c 挿入プラグ片挿入孔 14d Uスリット接続工具の先端部の受け止め部(入
力側接続線用) 14e Uスリット接続工具の先端部の受け止め部(出
力側接続線用) 15a 入力側案内溝 15b 出力側案内溝 16 保安器モジュール 17 保安器収容孔部 18 取り付け機構 18a 取り付け金具挿入孔 18b 取り付け金具 19 接地導体 19a 接地導体取付け部 19b 接地導体の接触端部 19c 保安器モジュールの引き留め部 20,20a ガイド溝付入力側整線収容孔部 21,21a ガイド溝付出力側整線収容孔部 22 試験プラグ片 22a モニタ試験プラグ片 22b 切り分け試験プラグ片 23 断線片 24a,24b 側壁 25a,25b 試験プローブ挿入孔 26a,26b 導体片 30 本発明によるUスリット端子対を用いた端子構造 U,U1,U2 Uスリット P 相互接続点 P1,P1 中間位置 IN 入力側端子 OUT,OUT1,OUT2 出力側端子 I 入力側接続線群 O,O1,O2 出力側接続線群 L1,L2 取り出し線 ML1,ML2 モニタ線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉田 豊 東京都港区高輪三丁目8番13号 東京通 信機工業株式会社内 (56)参考文献 特開 平9−284812(JP,A) 特開 平11−297390(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01R 9/22

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のUスリット端子対が擬似直方体形
    状の合成樹脂形成体内に設置された構造を有し、複数の
    入力側信号線と複数の出力側信号線とを前記複数のUス
    リット端子対における各々対応するUスリット端子対を
    用いてそれぞれ相互接続するように構成された端子盤構
    造であって、 前記複数のUスリット端子対の各々は、前記複数の入力
    側信号線のうちの対応する一つの入力側信号線に接続さ
    れる一個のUスリットを一端側に有し他端側に弾力を保
    有する湾曲端部を有する入力側端子と、前記複数の出力
    側信号線の対応する二つの出力側信号線に共通接続され
    る二個のUスリットを有する出力側端子とを備え、さら
    に前記入力側端子と前記出力側端子とは当該入力側端子
    と出力側端子の各導体の脚部相互間に形成される常時に
    であ相互係合構造により相互接続されているように
    形成され、前記擬似直方体形状の合成樹脂形成体は、 該擬似直方体形状における長方形状の対向する一対の端
    面の一方であるUスリット取り付け端面内に、長手方向
    に沿う長方形状の凹陥部が、矩形状周縁部により取り囲
    まれるように形成され、 該長方形状の凹陥部を形成している前記矩形状周縁部の
    うちの前記長手方向に沿う対向する一対の長手方向周縁
    部内には、前記長手方向に沿って前記複数のUスリット
    端子対を所要の間隔で順次配列するための複数のUスリ
    ット端子収容孔部が設けられ、該複数のUスリット端子
    収容孔部の各々は前記入力側端子を収容するために前記
    一対の長手方向周縁部の一方内に順次配置された入力側
    端子収容孔と前記出力側端子を収容するために前記一対
    の長手方向周縁部の他方内に順次配置された出力側端子
    収容孔及び前記凹陥部内に設けられた前記可動接点部間
    に一時挿入される断線片または試験プラグ片の如き挿入
    プラグ片を一時収容する挿入プラグ片収容孔とを備え
    て、前記複数のUスリット端子収容孔部に前記複数のU
    スリット端子対がそれぞれ収容され、 前記複数のUスリット端子対は、前記合成樹脂形成体の
    一表面側に前記入力側端子と前記出力側端子とが配設さ
    れるように構成され、 前記擬似直方体形状の合成樹脂形成体には、さらに、前
    記入力側接続線を案内 する側の側壁と前記出力側接続線
    を案内する側の側壁とに、試験プローブを挿入するため
    の複数の挿入孔を前記複数のUスリット端子収容孔部に
    対応するように備え、該複数の挿入孔の何れかに前記試
    験プローブが挿入されたとき、該試験プローブが前記複
    数のUスリット端子対の各々の前記入力側端子と前記出
    力側端子に接続される ように構成されたUスリット端子
    対を用いた端子盤構造。
  2. 【請求項2】 複数のUスリット端子対が擬似直方体形
    状の合成樹脂形成体内に設置された構造を有し、複数の
    入力側信号線と複数の出力側信号線とを前記複数のUス
    リット端子対における各々対応するUスリット端子対を
    用いてそれぞれ相互接続するように構成された端子盤構
    造であって、 前記複数のUスリット端子対の各々は、前記複数の入力
    側信号線のうちの対応する一つの入力側信号線に接続さ
    れる一個のUスリットを一端側に有し他端側に弾力を保
    有する湾曲端部を有するとともに中間部に弾性片を備え
    た入力側端子と、前記複数の出力側信号線の対応する二
    つの出力側信号線に共通接続される二個のUスリットを
    有する出力側端子とを備え、さらに前記入力側端子と前
    記出力側端子とは当該入力側端子と当該出力側端子の各
    導体の脚部相互間に形成される常時に接である相互係合
    構造、及び、当該出力側端子の前記Uスリットと前記脚
    部との中間の導体部分と当該入力側端子の前記弾性片と
    の間に形成される平常時に接になる可動接点部により相
    互接続されているように形成され、 前記擬似直方体形状の合成樹脂形成体は、 該擬似直方体形状における長方形状の対向する一対の端
    面の一方であるUスリット取り付け端面内に、長手方向
    に沿う長方形状の凹陥部が、矩形状周縁部により取り囲
    まれるように形成され、 該長方形状の凹陥部を形成している前記矩形状周縁部の
    うちの前記長手方向に沿う対向する一対の長手方向周縁
    部内には、前記長手方向に沿って前記複数のUスリット
    端子対を所要の間隔で順次配列するための複数のUスリ
    ット端子収容孔部が設けられ、該複数のUスリット端子
    収容孔部の各々は前記入力側端子を収容するために前記
    一対の長手方向周縁部の一方内に順次配置された入力側
    端子収容孔と前記出力側端子を収容するために前記一対
    の長手方向周縁部の他方内に順次 配置された出力側端子
    収容孔及び前記凹陥部内に設けられた前記可動接点部間
    に一時挿入される断線片または試験プラグ片の如き挿入
    プラグ片を一時収容する挿入プラグ片収容孔とを備え
    て、前記複数のUスリット端子収容孔部に前記複数のU
    スリット端子対がそれぞれ収容され、 前記複数のUスリット端子対は、前記合成樹脂形成体の
    一表面側に前記入力側端子と前記出力側端子とが配設さ
    れるように構成され、 前記擬似直方体形状の合成樹脂形成体には、さらに、前
    記入力側接続線を案内する側の側壁と前記出力側接続線
    を案内する側の側壁とに、試験プローブを挿入するため
    の複数の挿入孔を前記複数のUスリット端子収容孔部に
    対応するように備え、該複数の挿入孔の何れかに前記試
    験プローブが挿入されたとき、該試験プローブが前記複
    数のUスリット端子対の各々の前記入力側端子と前記出
    力側端子に接続されるように構成された Uスリット端子
    対を用いた端子盤構造。
  3. 【請求項3】 複数のUスリット端子対が擬似直方体形
    状の合成樹脂形成体内に設置された構造を有し、複数の
    入力側信号線と複数の出力側信号線とを前記複数のUス
    リット端子対における各々対応するUスリット端子対を
    用いてそれぞれ相互接続するように構成された端子盤構
    造であって、 前記複数のUスリット端子対の各々は、前記複数の入力
    側信号線のうちの対応する一つの入力側信号線に接続さ
    れる一個のUスリットを一端側に有し他端側に弾力を保
    有する湾曲端部を有するとともに中間部に弾性片を備え
    た入力側端子と、前記複数の出力側信号線の対応する二
    つの出力側信号線に共通接続される二個のUスリットを
    有する出力側端子とを備え、さらに前記入力側端子と前
    記出力側端子とは当該出力側端子の前記Uスリットと前
    記脚部との中間の導体部分と当該入力側端子の前記弾性
    片との間に形成される常時に接になる可動接点部により
    相互接続されているように形成され、 前記擬似直方体形状の合成樹脂形成体は、 該擬似直方体形状における長方形状の対向する一対の端
    面の一方であるUスリット取り付け端面内に、長手方向
    に沿う長方形状の凹陥部が、矩形状周縁部により取り囲
    まれるように形成され、 該長方形状の凹陥部を形成している前記矩形状周縁部の
    うちの前記長手方向に沿う対向する一対の長手方向周縁
    部内には、前記長手方向に沿って前記複数のUスリット
    端子対を所要の間隔で順次配列するための複数のUスリ
    ット端子収容孔部が設けられ、該複数のUスリット端子
    収容孔部の各々は前記入力側端子を収容するために前記
    一対の長手方向周縁部の一方内に順次配置された入力側
    端子収容孔と前記出力側端子を収容するために前記一対
    の長手方向周縁部の他方内に順次配置された出力側端子
    収容孔及び前記凹陥部内に設けられた前記可動接点部間
    に一時挿入される断線片または試験プラグ片の如き挿入
    プラグ片を一時収容する挿入プラグ片収容孔とを備え
    て、前記複数のUスリット端子収容孔部に前記複数のU
    スリット端子対がそれぞれ収容され、 前記複数のUスリット端子対は、前記合成樹脂形成体の
    一表面側に前記入力側端子と前記出力側端子とが配設さ
    れるように構成され、 前記擬似直方体形状の合成樹脂形成体には、さらに、前
    記入力側接続線を案内する側の側壁と前記出力側接続線
    を案内する側の側壁とに、試験プローブを挿入するため
    の複数の挿入孔を前記複数のUスリット端子収容孔部に
    対応するように備え、該複数の挿入孔の何れかに前記試
    験プローブが挿入されたとき、該試験プローブが前記複
    数のUスリット端子対の各々の前記入力側端子と前記出
    力側端子に接続されるように構成された Uスリット端子
    対を用いた端子盤構造。
  4. 【請求項4】 前記擬似直方体形状の合成樹脂形成体
    は、さらに前記擬似直方体形状における長手方向の対向する一対の
    端面の他方である保安器取り付け端面側に、前記長手方
    向に沿って複数の保安器モジュールを所要の間隔で順次
    配列するための複数の保安器収容孔部が設けられ、 該複数の保安器収容孔部の各々には、該当する前記Uス
    リット端子収容孔部に収容された該当する前記Uスリッ
    ト端子対のうちの前記入力側端子の前記湾曲端部に接続
    されるように前記保安器モジュールが収容される ように
    構成されたことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか
    に記載のUスリット端子対を用いた端子盤構造。
  5. 【請求項5】 前記擬似直方体形状の合成樹脂形成体
    は、該擬似直方体形状 における長手方向の対向する一対
    の端面の他方である保安器取り付け端面側に、接地体を
    有する取り付け架に該合成樹脂形成体を取り付けるため
    の取り付け機構を備え、該取り付け機構には前記保安器
    モジュールの接地端に接続された接地導体が前記取り付
    け架への取付け時に該取り付け架の前記接地体に接触す
    るように設置されていることを特徴とする請求項4に記
    載のUスリット端子対を用いた端子盤構造。
  6. 【請求項6】 前記擬似直方体形状の合成樹脂形成体
    は、該擬似直方体形状における長方形状の対向する一対
    の端面の他方である保安器取り付け端面側に、接地導体
    を兼ねる取り付け架に該合成樹脂形成体を取り付けるた
    めの取り付け機構を備え、該取り付け機構には前記保安
    器モジュールの接地端に接続された接地導体が前記接地
    導体を兼ねる取り付け架への取付け時に該取り付け架に
    接触するように設置されていることを特徴とする請求項
    4に記載のUスリット端子対を用いた端子盤構造。
  7. 【請求項7】 前記一対の長手方向周縁部の各外壁に
    は、前記入力側案内溝により案内される前記入力側接続
    線と前記出力側案内溝により案内される前記出力側接続
    線とをそれぞれ整線収容するガイド溝付入力側整線収容
    孔部とガイド溝付出力側整線収容孔部とを備えたことを
    特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれかに記載のU
    スリット端子対を用いた端子盤構造。
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