JP3452339B2 - 適応的制御方法 - Google Patents
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Description
ンセラー、能動騒音制御等について、適応フィルタの推
定誤差のパワーを最小にする適応制御方法に関する。
れる、適応フィルタと適応アルゴリズムについて説明
し、次に、その適応フィルタを更新するための適応アル
ゴリズムの中の射影法を説明し、さらに、射影法の演算
量低減法として、演算手順を工夫した高速射影法と適応
フィルタ更新を逐次行わないブロック処理に基づく射影
法について説明する。最後に、ブロック処理に基づく射
影法の問題点を述べる。適応フィルタと適応アルゴリズム 図5Aは適応フィルタを用いた適応制御系のブロック図
を示す。図において、入力信号をx(k) 、出力信号をy
(k) 、所望信号をd(k) 、誤差信号をe(k) で表す。た
だし、この明細書では、時間(時刻)の表現は離散時間
として整数kで時間を表すものとする。また、適応フィ
ルタはFIR形フィルタであって、時変係数{h1(k),
h2 (k) ,…,hL (k) }を持つものとする。ただし、
Lはフィルタ係数の数である。また、フィルタ係数はベ
クトルとして、 H(k) =[h1(k),h2 (k) ,…,hL (k) ]T (1) と表す。ただし、[ ]T はベクトルまたは行列の転置
を表す。適応フィルタは、誤差信号e(k) と入力信号x
(k) に基づいて、フィルタ係数H(k) を調整して、誤差
信号e(k) のパワーを最小にする。この時の係数修正の
手順は適応アルゴリズムとして知られている。
る。適応フィルタは機能的には、例えば図5Aに示すよ
うに入力信号x(k) がフィルタリング部11に供給さ
れ、フィルタリング部11の出力信号y(k) と所望信号
d(k) との誤差信号e(k) が差回路13でとられ、誤差
信号e(k) と入力信号x(k) とがフィルタ係数更新部1
2に入力され、フィルタリング部11のフィルタ係数H
(k+1) の更新がなされる。適応アルゴリズムはこのよう
な適応フィルタの内部の演算手順であって、時刻kにお
いて、フィルタ係数H(k) をフィルタ係数更新部12で
修正して、誤差信号e(k+1) がなるべく小さくなるよう
な係数H(k+1) を得る方法である。その修正は、次式で
表される。
制御する量でステップサイズと呼ばれる。現在、最も多
く利用されている適応アルゴリズムとしては、LMS法
や学習同定法などが知られている。LMS法において
は、修正ベクトルは誤差信号e(k) と入力ベクトルx
(k) との積として、 ΔH(k) =e(k) XL (k) (2.2) と表され、修正式は、 H(k+1) =H(k) +μe(k) XL (k) (2.3) となる。ただし、 XL (k) =[x(k) ,x(k-1) ,…,x(k-L+1)]T (3.1) であって、これを入力(信号)ベクトルまたは単に、入
力と呼ぶ。また、次の時刻k+1のフィルタ出力y(k+
1) は、図5Aのフィルタリング部11で次式による内
積演算により合成される。
に基づいて次の時刻の出力を合成するという適応フィル
タの動作に必要な積和演算量は2L(Lはフィルタ係数
の数)である。この2Lという演算量は現在知られてい
る適応アルゴリズムのなかでは最小の演算量となってい
る。射影法 このように、LMS法や学習同定法は演算量が少ないと
いう長所を持っている。しかし、その反面、有色信号や
周期性雑音などに対しては、収束速度が遅い(適切なフ
ィルタ係数を得るまでの時間が長い)という欠点をもっ
ている。
法として、1984年に射影法が提案されたが、射影法
では演算量が多くなるという欠点をもっていた。しかし
近年、この射影法の欠点を改善して、低演算量で実行す
る高速射影法が提案されている。ここではその概要を以
下に説明する。射影法において、誤差を小さくするため
には、フィルタ係数の修正は、次のp個の式 d(k) =XL (k) T H(k+1) d(k+1) =XL (k+1) T H(k+1) (4) … d(k-p+1) =XL (k-p+1)T H(k+1) を満たすように行われる。ただし、p(p<L)は射影
の次数と呼ばれる。この式(4)の意味は、修正を行っ
た後の係数H(k+1) を過去の入力XL (k-i+1) Tと畳み
込んだ結果XL (k-i+1) T H(k+1) が、過去の所望信号
d(k-i+1) と一致する、という関係が過去p個の入力に
対して成立するように、H(k+1) を決定するというもの
である。このように、過去の入力に対して所望信号と同
一の値を出力するようにフィルタ係数を定めれば、未来
の時刻の入力XL (k+1) に対する出力y(k+1) も所望信
号d(k+1) に近い値が出力できるものと考えられる。そ
の結果、未来の誤差信号e(k+1) =d(k+1) −y(k+1)
も小さな値となるものと考えられる。さて、式(2.1)を
式(4)に代入して解けば、 ΔH(k) =XL,p (k) [XL,p (k) T XL,p (k) ]-1Ep (k) (5) と表される。ただし、 XLp(k) =[XL (k),XL (k-1) ,…,XL (k-p+1)] (6) Ep (k) =[d(k),d(k-1),…,d(k-p+1) ]T −XL,p (k) T H(k) (7.1) である。Xの下付き添え字L,pはXがL行p列である
ことを示す。また、このEp (k) は、次式のように、再
帰的にも表すことができる。 ただし、 Ep-1(k-1)=[e(k-1),(1−μ)e(k-2),…,(1−μ)p-2 e(k-p+1) ]T (7.3) である。
差信号e(k) を用いてフィルタ係数を修正して、係数H
(k+1) を求め、これを用いて時刻k+1の出力y(k+1)
を合成する手順は、次式のように表すことができる。 G(k) =[XL,p (k) T XL,p (k) ]-1Ep (k) (8) H(k+1) =H(k) +μXLp(k) G(k) (9) y(k+1) =XL (k+1) T H(k+1) (10) ただし、G(k) は式(5)の後半を表し、プレフィルタ
係数と呼ばれる。この式(8),(9),(10)が従来
の射影法の原理的手順を表す式であり、これを機能ブロ
ック図で表したものを図5Bに示す。図5Bにおいてプ
レフィルタ係数計算部21で入力信号x(k) と誤差信号
e(k) とから式(8)の演算を行い、得られたプレフィ
ルタ係数G(k) と入力信号x(k) とによりフィルタ係数
更新部22で式(9)の演算を行いその更新されたフィ
ルタ係数と入力信号とによりフィルタリング部11で式
(10)の演算を実行する。
ず、プレフィルタ係数計算部21で行う式(8)の演算
は、p行p列の行列XL,p (k) T XL,p (k) の逆行列の
計算を含んでいるので、pの3乗に比例する積和演算量
(以降、O(p3) と表す)が必要となる。これは、pが
大きくなると、たいへん大きな演算量となる。次に、フ
ィルタ係数更新部22で行う式(9)の演算はX
L,p (k) がL行p列の行列、G(k) がp次のベクトルで
あることより、pL回の積和演算が必要である。更にフ
ィルタリング部11で行う式(10)の演算はL次のベク
トルの内積であるので、L回の積和演算が必要である。
従って、合計(p+1)L+O(p3) の積和演算量が必要と
なる。例えば、p=20、L=1000の場合には、2
1000回以上もの積和演算が必要となる。
を工夫した高速射影法と適応フィルタ更新を毎時刻には
行わず、あるブロック間隔で行うブロック処理に基づく
射影法について説明する。高速射影法 これに対して近年提案された高速射影法では、演算の工
夫により積和演算量を2L+20pにまで低減すること
が可能である。以下、高速射影法を簡単に説明する。
演算を直接行わずに、線形予測法を利用してプレフィル
タ係数G(k) を計算することで、O(p3) の積和演算量
を16pの積和演算量に低減している。この演算量の低
減に関してはこの発明とは直接関連しないので、詳細は
省略する。次に、高速射影法では、平滑化係数Si (k)
と近似的フィルタ係数Z(k) を利用することで、図5B
中のフィルタ係数更新部22およびフィルタリング部1
1で行っている(p+1)Lの積和演算を2L+4pの積和
演算量にまで低減している。この方法について図6Aに
基づいて説明を行う。
31はプレフィルタ係数を平滑化して平滑係数ベクトル
を得、近似的フィルタ係数更新部32では平滑係数ベク
トルの要素を加重係数として入力信号ベクトルの方向に
近似的フィルタ係数ベクトルを修正し、その近似的フィ
ルタ係数ベクトルと入力信号ベクトルとの内積をフィル
タリング部36で行い、相関計算部33で入力信号ベク
トルの自己相関ベクトルを求め、これと平滑係数ベクト
ルとの内積演算が内積計算部35で行われ、この出力と
フィルタリング部11の出力とが出力信号合成部34で
加算されて出力信号とされる。この各構成要素では、以
下の演算が行われる。即ち、プレフィルタ係数平滑部3
1では式(11)の演算、近似的フィルタ係数更新部32
では式(12)の演算、相関計算部33では式(13)の演
算、内積演算計算部35では、式(14)の右辺第2項の
内積演算、出力合成部34では式(14)の右辺の第1項
と第2項との加算が行われる。なお、図6Aに対応する
高速射影法の計算手順を図7に示す。
よびp−1次の平滑化係数ベクトルであって、 Sp (k) =[s1(k), s2(k),…,sp (k) ]T (15) Sp-1 (k) =[s1(k), s2(k),…,sp-1 (k) ]T (16) と表される。式(11)からわかるように、Sp (k) はプ
レフィルタ係数ベクトルG(k) を用いて再帰的に計算さ
れる。また、Z(k) は、近似的フィルタ係数ベクトルで
あり、XL (k-p+1) とsp (k) を用いて再帰的に計算さ
れる。更に、Rp- 1(k+1)は、次式で表される相関ベクト
ルである。
または式(11)−(14)の演算により、入力信号x(k)
および誤差信号e(k) を用いて出力信号y(k+1) を合成
することができる。なお、式(13)(14)の時間パラメ
ータがk+1となっているのに図6Aではkとなってい
る。これは時刻kにおいて式(13),(14),(11),
(12)の順に計算することを表したものである。
ず第1は、以上の方法の演算量に関して、式(11)では
p、式(12)ではL、式(13)では2p、式(14)では
L+p、合計2L+4pの積和演算量で実行できる。こ
のことは、図5Bに示した従来の射影法のフィルタ係数
更新部22およびフィルタリング部11で行う式(9)
(10)の演算が(p+1)Lの積和演算を必要とするのに比
べて大幅な低減となっている。例えばp=20,L=1
000の場合、従来法が21000であるのに対して、
高速射影法では2080と、約1/10の演算量となっ
ている。
は、フィルタ係数H(k+1) を陽に求めることなく出力信
号y(k) を合成している点が、図5Bに示した従来の射
影法との大きな相違点である。より具体的には、フィル
タ係数H(k+1) の代わりに、近似的フィルタ係数Z(k+
1) を利用し、また、H(k+1) とZ(k+1) との差を補正
するために、相関ベクトルRp-1(k+1)を利用している。
そして、このことが演算量削減に効果をなしている。従来のブロック射影法 これまで説明してきた高速射影法では、フィルタ係数H
(k) の代わりに近似的フィルタ係数Z(k) を毎時刻更新
することで、演算量の低減が可能になった。これとは別
に、フィルタ係数H(k) をN(>1)時刻毎に更新する
(ブロック処理する)ことで、演算量を削減することが
可能である。
ロック射影法では、Ep (k),G(k)の計算、そして、H
(k+N) の更新は各々式(7.1) ,(8),(9)と同様に
行われる。 Ep (k+N-1) =[d(k+N-1),d(k+N-2),…,d(k+N-p)]T −XL,p (k+N-1) T H(k) (18) G(k+N-1) =[XL,p (k+N-1) T XL,p (k+N-1) ]-1Ep (k+N-1) (19) H(k+N) =H(k) +μXL,p (k+N-1) G(k+N-1) (20) 出力yの計算は式(10)による1時刻の出力y(k+1) 計
算の代わりに、次式でN時刻分y(k+N) ,…,y(k+2N-
1)を一度に計算する。
k+2Nをk+Nとした式で計算される。式(18),
(19),(20),(21)が従来のブロック射影法の計算
手順であり、図5Bにその機能ブロックを表わす。同図
において、プレフィルタ係数計算部21、フィルタ係数
更新部22、ブロックフィルタリング部41、ブロック
誤差計算部42はそれぞれ式(19),(20),(21),
(18)の演算を実行する。またこの従来のブロック射影
法の計算手順を図8に示す。
2つの側面がある。1つは、フィルタ係数H(k) の更新
が射影法では毎時刻行われるのに対して、ブロック射影
法ではN(>1)時刻に1回に減るというものである。
もう1つは、式(20)の右辺のXL,p (k+N-1) G(k+N-
1)と式(21)右辺のXL,N (k+N) T H(k+N) が高速に
計算可能なことによる演算量の低減である。後者の内の
XL,N (k+N) T H(k+N)の計算について説明する。
るには、次式のように、XL,N をN×Nの部分行列、H
をN要素の部分ベクトルに分解する。ただし、L=NM
(Mは整数)となるように、Hに値が0の要素を加え、
Xを長くする。 XL,N (k+N) T =[XN,N (k+N) T ,XN,N (k) ,…,XN,N (k+N-(M-1)N)T ]T H(k+N) T =[H(k+N) T 0,H(k+N) T 1,…,H(k+N) T M-1 ]T (22) このように分解すると、XL,N (k+N) T H(k+N) は、X
の部分行列、Hの部分ベクトル間の積の和として計算で
きる。
+N-iN)とフィルタH(k+N) i の畳み込みとみなすことが
できる。畳み込みを高速に行う方法として、FFTを用
いる方法、Winogradの高速畳み込み法に基づく方法(詳
しくは文献 Blahut, FAST ALGORITHMS FOR DIGITAL SIG
NAL PROCESSING, ADDISON-WESLEY, 1987,第3,9章)
がある。これらの、高速畳み込み法を式(23)に適用す
ることでYN (k+N) の演算量が低減可能である。
理を簡単に説明する。よく知られているように、時間領
域での畳み込みは周波数領域での積になる。 F[x*h]=F[x]★F[h] (24) ここで、F[ ]はフーリエ変換を、*は畳み込みを、
★は要素ごとの積を表す。この関係を利用すると、xと
hの畳み込みは次式で計算することができる。
変換に高速フーリエ変換(FFT)を用いることで、高
速に畳み込みを行うことが可能である。式(20),(2
1)に適用すると次式になる。 H(k+N) =H(k) +μF-1[F[XL,p (k+N-1) ]★F[G(k+N-1) ]](26) YN (k+2N-1)=F-1[F[XL,N (k+2N-1)]★F[H(k+N) ]](27) 演算の低減量は、用いる手法、ブロック長N、フィルタ
長L、そしてハードウェアの機能に依存する。N=数1
0、L=数100で、一般的なDSP(デジタルシグナ
ルプロセッサ)を用いた場合には、直接式(23)の左辺
を計算するのに比べて、Winogradの高速畳み込みに基づ
く方法で、約50〜80%の演算量となる。
には、ブロック長Nを長くするにつれて、適応フィルタ
の収束が遅くなるという問題点がある。適応フィルタを
毎時刻修正する射影法に比べ、従来のブロック射影法で
は、ブロック長Nに一度しか、適応フィルタを修正しな
い。このために、適応フィルタの収束が遅くなる。
題点に対して、高速射影法における、相関ベクトルR
p-1(k)と平滑係数ベクトルSp (k) の計算範囲を拡張す
ることで解決を図り、適応フィルタの収束速度の低下を
伴うことなく、射影法の演算量のブロック処理による低
減を可能にするものである。
タ処理し、その出力信号と所望信号との誤差信号を求
め、その誤差信号のパワーを最小とするように、上記可
変フィルタの特性を適応的に制御する方法において、上
記入力信号ベクトルの自己相関行列の逆行列と、上記誤
差信号ベクトルとの積に相当する演算を第1ステップで
行ってプレフィルタ係数ベクトルを求め、上記プレフィ
ルタ係数ベクトルを第2ステップで平滑化して平滑係数
ベクトルを得、上記平滑係数ベクトルの要素を加重係数
として、第3ステップで上記入力信号ベクトルの方向に
近似的フィルタ係数ベクトルを修正し、上記入力信号ベ
クトルと上記近似的フィルタ係数ベクトルとの内積演算
を第4ステップで行い、上記入力信号ベクトルの自己相
関ベクトルを第5ステップで求め、上記平滑係数ベクト
ルと上記自己相関ベクトルとの内積演算を第6ステップ
で行い、上記第4ステップで得られた内積演算結果と、
上記第6ステップで得られた内積演算結果とを第7ステ
ップで加算して上記出力信号を得るものであって、この
発明では特に上記第3ステップの修正及び上記第4ステ
ップの演算はN時刻(Nは2以上の整数)ごとに行い、
上記第3、第4ステップ以外の各ステップは各時刻ごと
に演算を行い、上記第3、第4ステップの演算が行われ
るごとに、それが次に演算されるまでの各時刻におい
て、上記第2ステップで得る上記平滑係数ベクトルの次
数を1ずつ増加し、次の第3、第4ステップの演算時刻
での演算でもとの次数に戻し、上記第5ステップでは上
記平滑係数ベクトルの最大次数と等しい次数の上記自己
相関ベクトルを演算し、上記第6ステップでは上記平滑
係数ベクトルの次数と等しい次数だけ上記第5ステップ
で得られた自己相関ベクトルから用いることを特徴とす
る。
る。先に述べた毎時刻適応フィルタを修正する高速射影
法において、式(11)からZ(k+i),(i>=0)はZ(k) を用
いて表すことができる。 Z(k+1+i) =Z(k+i) +sp (k+i) XL (k+1+i-p) =Z(k+i-1) +sp (k+i-1) XL (k+i-p) +sp (k+i) XL (k+1+i-p) … =Z(k) +Σi j=0 sp (k+i-j) XL (k+1+i-p-j) =Z(k) +XL,i+1 (k+1+i-p) Sp+i (k+i) p,P+i (29) であり、特に、i=N−1のときに近似的フィルタ係数
Z(k) からZ(k+N) への更新式になる。
1のSp (k) に対し次数p+iとされたものであり、こ
れを拡張平滑係数ベクトルと呼ぶ、Sp+i (k+i) p,p+i
は拡張平滑ベクトルSp+i (k+i) におけるp番目の要素
からp+i番目の要素までの要素からなるベクトルを意
味する。このSp+i (k+i) p,p+i は次式で再帰的に計算
される。
のSp-1 (k+i) とSp+i(k+i) p,p+i を結合することで
次式で計算される。
(32)に代入することで、拡張平滑ベクトルSp+i (k+
i) の回帰式が得られる。
で、次式が得られる。
式が得られる。 Z(k+i) =Z(k) +XL,i (k+i-p) Sp+i-1(k+i-1)p,p+i-1 (35) 式(35)を式(34)に代入すると、次式となる。 y(k+i) =XL (k+i) T [Z(k) +XL,i (k+i-p) Sp+i-1(k+i-1)p,p+i-1 ] +Rp-1 (k+i) T Sp-1 (k+i-1) =XL (k+i) T Z(k) +XL (k+i) T XL,i (k+i-p) Sp+i-1(k+i-1)p,p+i-1 +Rp-1 (k+i) T Sp-1 (k+i-1) =XL (k+i) T Z(k) +Rp+i-1 (k+i) T p,p+i-1 Sp+i-1(k+i-1)p,p+i-1 +Rp-1 (k+i) T Sp-1 (k+i-1) (36) ここで、Rp+i-1 (k+i) を拡張相関ベクトルと呼び、R
p+i-1 (k+i) p,p+i-1は拡張相関ベクトルのp番目の要
素からp+i−1番目の要素までの要素からなるベクト
ルを意味する。Rp+i-1 (k+i) p,p+i-1 はRN+p-2 (k+
i) p,N+p-2 の一部またはすべての要素であり、R
N+p-2 (k+i) p,N+P-2 は次式で再帰的に計算される。
p+i-1 (k+i) p,p+i-1 を結合することで計算される。
おいてi=N−1とした式を組み合わせて次のようにか
ける。 RN+p-2 (k+i) =x(k+i) XN+p-2(k+i-1)−x(k+i-L) XN+p-2(k+i-L-1)(39) 拡張平滑係数ベクトル、拡張相関ベクトルを用いると、
式(36)は次のようにかける。
順で計算できるので、i=0として式(40)を用いてy
(k) が計算できる。式(7.1),(7.2) を用いてy(k) から
e(k+1) ,Ep (k) が計算でき、Ep (k) から式(8)
を用いてG(k)が計算できる。G(k) から、式(11),
(31),(32) を用いて、Sp+1(k)を計算でき、式(4
0)により、y(k+1) が計算できる。このように、順に
y(k+i) ,(i=0,1,…,N−1)は計算すること
ができ、時刻k+N−1において式(30)からZ(k+N)
が計算できる。
化として、 Rp+N-1(0)=XL (0) T [XL (-1), XL (-2), …,XL (-p-N+1)]T とし、Ep-1(0) =S p-1(0)=Zp-1(0)=[0,0,…,
0]Tとし(S0 )、次にk=1とし(S1 )、次に入
力ベクトルと近似的ベクトルとの内積演算 y′(k+i) =XL (k+i) T Z(k) i=0,…,N−1 を行う(S2 )。その後、i=0,1,…,N−1に対
して、式(39),(40),(7.2),(8),(33)の順
次演算を各時刻ごとに行い、i=N−1の演算が終了す
ると(S3 )、式(30)を演算して、Z(k) からZ(k+
N) に更新する(S 4 )。次にkを+NしてステップS
2 に戻る(S5 )。
を示し、図6A、図6Bと対応する部分と同一符号を付
けて示す。入力信号ベクトルから相関計算部33で式
(13)が演算され、また入力信号ベクトルから相関計算
拡張部52で式(37)が演算され、これら相関計算部3
3からの相関ベクトルと、相関計算拡張部52からの相
関ベクトルの拡張部のベクトルとが相関ベクトル連結部
39で式(38)により連結されて拡張相関ベクトルが得
られる。要はこれら相関計算部33、相関計算拡張部5
2、相関ベクトル連結部53は式(39)を演算するもの
であり、拡張相関ベクトル演算部56を構成する。
クトルと、誤差信号ベクトルとにより式(8)を演算し
てプレフィルタ係数を演算し、このプレフィルタ係数は
プレフィルタ係数平滑部31で式(11)の演算がなされ
て平滑化され、その平滑係数ベクトルは平滑係数拡張部
54で拡張部分のベクトルが式(31)の演算により求め
られ、この拡張部分のベクトルと平滑部31よりの平滑
係数ベクトルとが平滑係数ベクトル連結部55で式(3
2)の演算により連結されて拡張平滑係数ベクトルが得
られる。要はプレフィルタ係数平滑部31、平滑係数拡
張部54、平滑係数ベクトル連結部55は式(33)を演
算する拡張平滑係数ベクトル計算部57を構成してい
る。
部57よりの拡張平滑係数ベクトルとの内積演算、つま
り式(40)の右辺第2項の演算がなされる。平滑係数拡
張部54よりの拡張部分ベクトルが近似的フィルタ係数
ブロック更新部51へ入力されて式(30)が演算され
る。この演算結果の近似的フィルタ係数と入力ベクトル
との内積演算がブロックフィルタリング部41で行わ
れ、その演算結果と、内積演算計算部35からの演算結
果とが出力合成部34で加算されて出力信号とされる。
ィルタ係数ブロック更新部51はN時刻ごとに演算さ
れ、その他の各部は各時刻ごとに行われ、拡張平滑係数
ベクトル計算部57ではブロックフィルタリング部41
で演算され、次の演算までの各時刻ごとに次数がpから
1次づつ拡張され、このことが繰返され、拡張相関ベク
トル計算部56では常時、拡張平滑係数ベクトルの最大
次数p+N−1と同一次数の相関ベクトルが演算され、
内積演算計算部35に対しては、拡張平滑係数ベクトル
計算部57よりのその時刻での拡張平滑係数ベクトルの
次数と同一次数分が入力される。
近似的フィルタZ(k) 、フィルタの出力y(k) は、毎時
刻フィルタ係数を修正する高速射影法と同じ値になり、
従来のブロック射影法のようにフィルタの収束速度が劣
化しないことである、そして、演算量は、ブロック処理
であることにより、式(30)の右辺第2項と式(34)の
右辺第1項における、各入力信号からなる行列とベクト
ルの積に対して、従来のブロック射影法の説明で述べた
高速畳み込み算法を適用することで削減されることであ
る。実施例 第1の例は、音響エコーキャンセラである。図3Aはこ
の発明の方法を適用した音響エコーキャンセラの機能構
成を示す。入力信号x(k) として音声信号がフィルタリ
ング部11、フィルタ係数更新部12、スピーカ61へ
供給されマイクロホン62の出力が所望信号d(k) とし
て差回路13へ供給される。スピーカ61から音響信号
通路、いわゆるエコー伝達経路63を通じてマイクロホ
ン62へ達する信号が音響エコーであり、適応フィルタ
の出力信号y(k) に推定エコー、推定誤差e(k) に残留
エコーが対応している。
テム等の拡声通話系において、ハウリングや、エコーを
防止する装置である。音響エコーキャンセラの場合、適
応フィルタは、スピーカ61からマイクロホン62の間
の伝達経路63を模擬する。適応フィルタの出力y(k)
は推定されたエコーであり、これをマイクロホン62で
受けたエコーから差し引くことでエコーが除去される。
スピーカ61からマイクロホン62の間の伝達経路63
を適応フィルタで模擬する場合に必要なフィルタの長さ
は数百から数千にもなり、多くの演算量が必要となる。
また、スピーカ61からマイクロホン62の間の伝達経
路63が人の動き、ドアの開閉等で変化するので、その
変化に追従できる高速な適応アルゴリズムが必要とされ
ている。
効果を示すために行った実験の結果であって、縦軸がエ
コーの消去量(dB)であり、横軸が音響エコーキャン
セラが動作してからの時間である。曲線71,72,7
3はそれぞれ、高速射影法、従来のブロック射影法、こ
の発明によるエコー消去量の時間変化を示すものであ
る。ただし、高速射影法の曲線71とこの発明法の曲線
72は一致しているので、区別ができない。実験条件
は、入力信号は音声、適応フィルタ長L=1000,射
影の次数p=16、ブロック長N=16である。結果の
曲線は50回の試行の平均である。図3Bから、この発
明法は毎時刻適応フィルタを修正する高速射影法と同じ
収束特性を有し、従来のブロック射影法より、収束速度
が速く4秒以降の定常状態ではエコー消去量が大きいこ
とがわかる。これより、この発明法の従来法に対する優
位性がわかる。
を示す。騒音制御の目的は、騒音源81から騒音伝達経
路82を経て観測される騒音を、スピーカ86から負の
音(音圧がy(k) と表される時に、−y(k) と表される
音圧を、y(k) に対する負の音と呼ぶ)を出すことによ
り消去しようとするものである。この例では、適応フィ
ルタへの入力信号x(k) は、騒音源81の騒音をモニタ
マイクロホン84で観測した騒音であり、所望信号d
(k) は、観測地点における騒音であり、適応フィルタの
出力y(k) は推定騒音であり、誤差信号e(k) は観測地
点で、スピーカから放射された推定騒音と騒音源から到
来した騒音との音圧が合成され、マイクロホン83の出
力に得られる。適応フィルタが、騒音源81から観測マ
イクロホン83までの伝達経路82を良好に模擬してい
れば、スピーカ86から放射される音圧−y(k) によっ
て騒音d(k) は消去される。
合にもエコー、騒音を消去するという目的を達成するた
めには、推定エコー、推定騒音が得られれば十分であ
り、エコー、騒音の伝達経路そのものを求める必要はな
い。従って、どちらの適用例でも近似的フィルタ係数を
使用するこの発明法が適用でき、従来装置と比較して演
算量を削減できる。また、この発明は、図5Aに示した
ような、構成において誤差信号e(k) のパワーを最小と
する基本機能を有している。従って、解決すべき問題が
図5Aに示した誤差信号のパワーの最小化としてモデル
化できる全ての応用例に対して、この発明を適用するこ
とが可能である。Nは2以上であればよく、例えば、3
6,64などが考えられ、Nを大とする程、演算量が減
少するが、動作を開始してから最初の出力が現われる時
間が長くなる、よってこの発明を適用する対象に応じて
好ましいNを決定することになる。
応アルゴリズムの1つである射影法に拡張相関ベクトル
RN+p-1(k)、拡張平滑化係数ベクトルSi+p-1(k+i),(i
=1,…,N)を導入することにより、収束速度を低下
させること無く、ブロック処理による演算量低減を可能
とすることができる。その結果、この発明は収束の遅い
従来のブロック射影法等の手法が利用されていた音響エ
コーキャンセラ装置に対して、収束速度を低下させるこ
となく、ブロック処理による演算量の低減が可能とな
る。即ち、同一のハードウェア規模で収束は速いが多少
演算量の必要なより高い次数の射影法の利用、フィルタ
長を長くすることが可能となり、より高速なエコー低減
や定常時のエコーの低減の実現が達成される。
図。
音響エコーキャンセラに適用した従来、この発明の適応
フィルタの収束特性を示す図である。
ック図、Bは適応アルゴリズムに射影法を適用した適応
フィルタの機能構成を示す図である。
適応フィルタの機能構成を示すブロック図、Bは適応ア
ルゴリズムにブロック射影法を適用した適応フィルタの
機能構成を示すブロック図である。
手順を示す流れ図。
処理手順を示す流れ図。
Claims (2)
- 【請求項1】 入力信号を可変フィルタ処理し、その出
力信号と所望信号との誤差信号を求め、その誤差信号の
パワーを最小とするように、上記可変フィルタの特性を
適応的に制御する方法において、 上記入力信号ベクトルの自己相関行列の逆行列と、上記
誤差信号ベクトルとの積に相当する演算を行ってプレフ
ィルタ係数ベクトルを求める第1ステップと、 上記プレフィルタ係数ベクトルを平滑化して平滑係数ベ
クトルを得る第2ステップと、 上記平滑係数ベクトルの要素を加重係数として、上記入
力信号ベクトルの方向に近似的フィルタ係数ベクトルを
修正する第3ステップと、 上記入力信号ベクトルと上記近似的フィルタ係数ベクト
ルとの内積演算を行う第4ステップと、 上記入力信号ベクトルの自己相関ベクトルを求める第5
ステップと、 上記平滑係数ベクトルと上記自己相関ベクトルとの内積
演算を行う第6ステップと、 上記第4ステップで得られた内積演算結果と、上記第6
ステップで得られた内積演算結果とを加算して上記出力
信号を得る第7ステップとを有するものであって、 上記第3ステップの修正及び上記第4ステップの演算は
N時刻(Nは2以上の整数)ごとに行い、 上記第3、第4ステップ以外の各ステップは各時刻ごと
に演算を行い、 上記第3、第4ステップの演算が行われるごとに、それ
が次に演算されるまでの各時刻において、上記第2ステ
ップで得る上記平滑係数ベクトルの次数を1ずつ増加
し、次の第3、第4ステップの演算時刻での演算でもと
の次数に戻し、 上記第5ステップでは上記平滑係数ベクトルの最大次数
と等しい次数の上記自己相関ベクトルを演算し、 上記第6ステップでは上記平滑係数ベクトルの次数と等
しい次数だけ上記第5ステップで得られた自己相関ベク
トルから用いることを特徴とする適応的制御方法。 - 【請求項2】 請求項1の適応制御方法において、 上記入力信号をx(k) 、上記第6ステップでの相関ベク
トルをRp+N-2(k+i)、上記第6ステップでの平滑係数ベ
クトルをSp+i (k+i),(i=0,…,N−1)、その平
滑係数ベクトルのp番目からp+N−1番目までの要素
からなるベクトルをSp+N-1(k+N-1)p,p+N-1 、上記近似
的フィルタ係数をZ(k) 、上記出力信号をy(k+i) とす
ると、上記出力信号、上記相関ベクトルの更新、上記平
滑係数ベクトルの更新、上記近似的フィルタ係数の更新
をそれぞれ次式 y(k+i) =XL (k+i) T Z(k) +Rp+i-1(k+i)T Sp+i (k+i) Rp+N-2(k+i)=Rp+N-2(k+i-1)+x(k+i) XL (k+i-1) −x(k+i-L) XL (k+i-L-1) Z(k+N) =Z(k) +XL,N (k+N-p) SN+p-1(k+N-1)p,N+p-1 によって実行することを特徴とする適応的制御方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20616395A JP3452339B2 (ja) | 1995-08-11 | 1995-08-11 | 適応的制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0954590A JPH0954590A (ja) | 1997-02-25 |
JP3452339B2 true JP3452339B2 (ja) | 2003-09-29 |
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JP5860383B2 (ja) * | 2012-11-14 | 2016-02-16 | 日本電信電話株式会社 | 伝達系パラメータ推定装置、伝達系パラメータ推定方法、伝達系パラメータ推定プログラム |
JP2019200675A (ja) * | 2018-05-17 | 2019-11-21 | 東芝メモリ株式会社 | 演算デバイス及びデータの処理方法 |
-
1995
- 1995-08-11 JP JP20616395A patent/JP3452339B2/ja not_active Expired - Fee Related
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