JP3443370B2 - 塗料改質材 - Google Patents

塗料改質材

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、合成樹脂塗料に配
合して、その取り扱い作業性、化学的特性、物理的特性
等を改善するための塗料改質材に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、エポキシ樹脂、ウレタン樹脂
等の架橋樹脂から成る合成樹脂塗料には、塗料改質材が
用いられている。塗料改質材は合成樹脂と併用して、樹
脂配合物の粘度を下げ、その取り扱い作業性を改善した
り、あるいは耐水性、耐薬品性、耐屈曲性、耐衝撃性、
伸び、引っ張り強度等を改良するものである。これま
で、塗料改質材としては、コールタール、ピッチ、膨潤
炭等の瀝青物が多用されているが、瀝青物は黒色であっ
て淡色カラー用の合成樹脂塗料には使用できない。この
他に、石油樹脂、クマロン樹脂、キシレン樹脂、トルエ
ン樹脂等も使用されているが、これらは架橋樹脂との相
溶性、耐候性等に問題があった。
【0003】最近、液状低重合物を塗料改質材として使
用することが試みられ、特に、入手が容易なスチレンに
注目しスチレンモノマーを酸触媒の存在下に重合した液
状オリゴマーから成る塗料改質材が提案されている。こ
のスチレンオリゴマーは架橋樹脂との相溶性が悪いので
単独では使用できず、スチレンモノマーとホルムアルデ
ヒド類とを同じく酸触媒で重縮合して得られるオリゴマ
ーと混合すべきものとされている(特公平6−5185
2)。しかしながら後者のオリゴマーは低粘度であるが
揮発成分を多く含むため、大気汚染の問題を引き起こす
可能性がある。そこでスチレンモノマーにフェノールを
加え酸触媒で一次重合し、この一次重合物にさらにホル
ムアルデヒド類を重縮合する方法も提案されている(特
公平5−67668)。この方法で得られる塗料改質材
は揮発成分が減少するものの得られた樹脂の粘度は20
〜1000Pと高くて作業性に問題があり、また、ホル
ムアルデヒド類で重縮合するためメチロール基等を含み
耐候性が悪くなり黄変化することが予想される。近年、
地球環境問題や作業者の安全衛生の観点から、ハイソリ
ッド型や無溶剤型合成樹脂塗料の開発が要望され、各種
液状樹脂が市販されているが、これらの要望を充分に満
足する塗料改質材は未だ開発されていない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、合成
樹脂塗料の化学的特性、物理的特性を改善し、特に、低
粘度、低揮発分で合成樹脂塗料(架橋樹脂)との相溶性
に富み耐候性においても優れた新しいタイプの塗料改質
材を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者は、スチレン類
とフェノール類とを酸触媒により共重合させることによ
って得られる液状オリゴマーから成る塗料改質材につい
て研究を重ねた結果、スチレン類の少なくとも一部にα
−メチルスチレンおよび/またはβ−メチルスチレンを
使用することにより上記のごとき目的を達成し得る優れ
た塗料改質材が得られることを見出した。
【0006】かくして、本発明は、スチレン類とフェノ
ール類とを酸触媒により共重合させることにより得られ
る液状オリゴマーから成る塗料改質材であって、スチレ
ン類1モルに対してフェノール類0.1〜2.0モルを
添加し、該スチレン類がスチレン0〜90重量%とα−
メチルスチレンおよびβ−メチルスチレンのうち少なく
とも一方が10〜100重量%とから成ることを特徴と
する塗料改質材を提供するものである。
【0007】本発明の塗料改質材においては、好ましく
は、フェノール類がフェノール、ナフトール、クレゾー
ル、tert−ブチルフェノール、tert−オクチルフェノー
ル、ノニルフェノール等から成るアルキルフェノールよ
り選ばれた少なくとも一つの化合物である。本発明に従
う塗料改質材は粘度が充分に低く、得られる液状オリゴ
マーの粘度は25℃で0.1〜100P(ポアズ)であ
る。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の塗料改質材は、スチレン
類(少なくともその一部としてα−メチルスチレンおよ
び/またはβ−メチルスチレンを用いる)とフェノール
類との共重合オリゴマーから成り、上記の特公平5−6
7668に記載の塗料改質材のように更にホルムアルデ
ヒド類と重縮合させるようなことは要しない。本発明
は、このように1段階の共重合反応のみにより、低粘度
で塗料との相溶性、耐候性等において優れた液状オリゴ
マーが得られることに基づくものである。
【0009】塗料改質材としてスチレン−フェノール系
共重合オリゴマーは、OH極性基が導入されることによ
りスチレン化フェノールが生成し、硬化剤との反応促
進、極性基によりエポキシ樹脂等の塗料成分との相溶性
改善、相溶性改善による塗膜の強化などの効果を与える
が、一方、フェノールの過度の添加は親水基(OH基)
があるため耐水性を劣化させ、更に、樹脂粘度が著しく
高くなるという問題もある。
【0010】本発明に従えば、メチルスチレンを添加す
ることによりフェノール量が増加しても粘度低下が実現
でき、また、塗膜の黄変性が少なく耐候性にも優れた塗
料改質剤が得られる。このような効果が奏される理由は
未だ完全には解明されていないが、メチルスチレンはス
チレンに比べ反応性が低いため、重合度が上がらず低粘
度樹脂が生成するのではないかと思われる。塗膜の黄変
は、塗膜が光酸化により生じた過酸化物ラジカルによっ
て低級アルデヒドが生成して起こるといわれている。こ
のラジカル成長をスチレン化フェノールの水素ラジカル
が抑止するが、メチルスチレンとフェノールにより合成
されたスチレン化フェノールのほうがメチル基があるだ
け水素ラジカルを放出しやすく抗酸化性が高いと思われ
る。
【0011】本発明の塗料改質材においては、スチレン
−フェノール系共重合オリゴマーを構成するスチレン類
が、スチレン:メチルスチレン=0:100〜90:1
0重量%の範囲にあり、スチレン類の少なくとも一部が
メチルスチレン(α−メチルスチレン、β−メチルスチ
レン)から成る。
【0012】そして、本発明の塗料改質材を構成するス
チレン−フェノール共重合オリゴマーを得るには、スチ
レン類(スチレン+メチルスチレン)1モルに対してフ
ェノール類0.1〜2モル、好ましくは0.1〜1.0
モル(重量でスチレン類に対してフェノール類9〜90
重量%)を使用する。これは、上述の特公平5−676
68に記載の場合(フェノール類の添加量0.1〜3重
量%)に比べてフェノール類の量が多いが、得られる液
状オリゴマーは25℃で0.1〜100P(10〜10
000cP)と低粘度である。フェノール類の量が0.
1モル未満では得られる液状オリゴマーの架橋樹脂との
相溶性が悪くなり塗膜性能に悪影響を及ぼし、また2モ
ルより多くした場合には耐水性が低下するので好ましく
ない。
【0013】本発明の塗料改質材を構成するスチレン−
フェノール系共重合オリゴマーを得るのに用いられるフ
ェノール類はフェノール、ナフトール、クレゾール、te
rt−ブチルフェノール、tert−オクチルフェノール、ノ
ニルフェノール等から成るアルキルフェノールであり、
これらは単独または混合して使用できる。
【0014】スチレン類とフェノール類との共重合反応
そのものは、酸触媒を用いる既知の方法に従って行われ
る。酸触媒としては、例えば、硫酸、塩化アルミニウ
ム、三弗化ホウ素、シリカアルミナ、活性白土、イオン
交換樹脂、有機スルフォン酸等が挙げられ、これらは単
独または混合して使用できる。反応温度は40〜200
℃、好ましくは80〜120℃である。反応時間は0.
5〜10時間好ましくは1〜6時間である。共重合反応
に際して反応抑制剤として水やトルエン、キシレン等の
有機溶剤を使用してもよい。重合終了後、適宜の方法で
触媒を除去し、常法の蒸留等の操作により、未反応成分
を除去すれば液状オリゴマー(2分子重合体および3分
子重合体が主体)が得られる。このようにして得られた
液状オリゴマーから成る本発明の塗料改質材は淡色、低
粘度、低揮発分で架橋樹脂との相溶性に富む優れた合成
樹脂塗料の改質材である。
【0015】本発明の塗料改質材は、一般に、合成樹脂
塗料中に架橋樹脂固形分100部に対して10〜200
部、好ましくは20〜100部配合して使用される。こ
の配合割合が少なすぎると希釈、改質効果が不十分にな
り、また多すぎると合成樹脂塗料が本来有する化学的お
よび物理的な特性を損なう結果となる。本発明の塗料改
質材を合成樹脂塗料に配合するに際しては他の添加物、
例えば各種の顔料、充填剤、消泡剤、揺変剤等や必要に
応じて溶剤を配合できる。また、本発明の塗料改質材は
合成樹脂塗料に配合して使用されるほか、合成樹脂に配
合され、床材、シール材、防水材等としても使用でき、
このような用途も本発明に包含される。
【0016】
【実施例】以下、本発明の特徴を更に明らかにするため
実施例を示すが、本発明はこれらの実施例によって限定
されるものではない。実施例1: スチレンモノマー167.7g、α−メチル
スチレンモノマー47.5g、フェノール37.9g、
p−トルエンスルフォン酸9.5g、水3.1g、トル
エン84.3gを反応器に仕込み、昇温して90℃で3
時間反応させた。反応終了後、分液ロートを用いて触媒
層を分離除去した。油層は苛性ソーダ水溶液で中和した
後、水洗し、減圧蒸留により未反応成分を除去して液状
樹脂239.4gを得た。得られた樹脂の性状は粘度1
7.6P、加熱残分94.6%であった。また、この液
状樹脂をGPCにより分析したところ、スチレンあるい
はメチルスチレンの2分子重合体、3分子重合体、モノ
(ジ,トリ)−(α−ベンジル)−フェノール等から成
るスチレン−フェノールオリゴマーであることが確認さ
れた。この液状オリゴマーを本発明に従う塗料改質材サ
ンプルNo.1とした。
【0017】メチルスチレンモノマー(MST)とスチ
レンモノマー(ST)の合計量を上述の場合と同じ値に
一定にするがMST/ST比を変えながら、サンプルN
o.1の場合と同様の反応を行うことにより液状樹脂を
調製し、本発明に従う塗料改質材サンプルNo.2〜N
o.4とした。
【0018】さらに、α−メチルスチレンを全く用いず
にスチレン(ST)とフェノール(PH)だけでPH/
STの比を変えながらサンプルNo.1の場合と同様の
反応を行うことにより比較用の塗料改質材サンプルN
o.C1〜No.C3を調製した。
【0019】これらの塗料改質材サンプルについて改質
材としての性能評価を行った。すなわち、各改質材サン
プル11部、エポミックR140−90X25部、タル
ク37部、酸化チタン6部、シンナー15部を混合、分
散して主剤とし、これに脂肪族変性ポリアミン硬化剤6
部を塗装直前に添加し、混合、攪拌して塗料組成物を調
整し、この塗料組成物を下記の性能試験に供した。
【0020】(1)温度勾配性試験 ショットブラスト鋼板(150×70×3.2mm)を
JIS K 5400に準拠して前処理した後、上記で
得た各塗料組成物を約250μm塗布し20℃×65%
RHの雰囲気で7日間乾燥して、試験板を得た。該塗板
の塗装面が40℃、裏面が20℃の水に接する温度勾配
試験装置にセットし、フクレが発生するまでの日数を観
察することにより評価した(○:7日以上、△:5〜6
日、×:4日以下)。
【0021】(2)耐塩水性試験 上記と同様にして得た試験板にカッターナイフで傷をつ
け、40℃、3%食塩水に6ヵ月浸漬して傷面からのハ
クリ幅で評価した(○:4mm以下、△:5〜9mm、
×:10mm以上)。
【0022】(3)耐水性試験 40℃、水道水を用いた以外は上記(2)と同様に実施
した(○2mm以下、△:3〜5mm、×:6mm以
上)。
【0023】(4)耐電防性試験 (1)と同様にして得た試験板にカッターナイフでクロ
ス状に傷をつけ、亜鉛電極を取り付け、40℃、3%食
塩水に1ヵ月浸漬してクロスカット部分からのハクリ幅
で評価した(○:2mm以下、△:3〜8mm、×:9
mm以上)。
【0024】(5)黄変性及び上塗り付着性 ミガキ鋼板(150×70×0.5mm)を用いた以外
は(1)と同様に実施して試験板を得た。黄変性は該試
験板をW−O−Mで50時間照射し、黄変度を色差計で
測定した(Δb値;○:5.0未満、△:5.0〜7.
0未満、×:7.0以上)。
【0025】付着性は該試験板を屋外で1ヵ月暴露した
後、同種の塗料を250μm塗布し、さらに3%塩水に
1ヵ月間浸漬し2mm×25個の碁盤目試験を実施した
(○:25個、△:24〜16個、×:15個以下)。
【0026】試験の結果を表1に示す。表1におけるC
1〜C3の比較用塗料改質材サンプルの結果に示される
ように、スチレンとフェノールのみから成る共重合樹脂
においては、フェノールの添加により相溶性、防食性な
どが改善される効果はある。しかし、フェノールの増加
による樹脂粘度の上昇が著しく低粘度の改質材を製造す
るにはフェノールの添加量を抑える必要があることが分
かる。
【0027】これに対して、本発明に従いメチルスチレ
ンを添加することにより、フェノール添加量が同程度に
増加しても粘度低下が実現できる(表1のサンプルN
o.C3と本発明のサンプルNo.1〜No.4を比較
するとよく分かる)。そして、表1のサンプルNo.1
〜No.4の結果から示されるように、本発明の改質材
は、黄変性が少なく耐候性においても優れている。
【0028】
【表1】
【0029】実施例2 本発明に従う塗料改質材としてサンプルNo.5〜N
o.7を以下のように調製した。さらに、比較のための
サンプルNo.C4〜C7も調製した。 〔サンプルNo.5〕スチレンモノマー97.9g、α
−メチルスチレンモノマー111.0g、フェノール4
4.2gを用いること以外は実施例1のサンプルNo.
1と同様の操作を行い、液状樹脂243.0gを得た。
得られた樹脂の性状は粘度1060cP、加熱残分9
4.3%であった。
【0030】〔サンプルNo.6〕α−メチルスチレン
88.4g、ノニルフェノール164.7gを用いるこ
と以外は実施例1のサンプルNo.1の場合と同様に操
作を行い、液状樹脂241.8gを得た。得られた樹脂
の性状は粘度972cP、加熱残分95.0%であっ
た。
【0031】〔サンプルNo.7〕α−メチルスチレン
135.1g、tert−オクチルフェノール118.0g
を用いること以外は実施例1のサンプルNo.1の場合
と同様の操作を行い、液状樹脂240.0gを得た。得
られた樹脂の性状は粘度372cP、加熱残分88.0
%であった。
【0032】〔サンプルNo.C4〕市販のキシレン樹
脂(ニカノールY−1000;商標、三菱ガス化学株式
会社製)を塗料改質材として使用した。該樹脂の粘度は
1100cP、加熱残分は91.8%であった。
【0033】〔サンプルNo.C5〕市販のトルエン樹
脂(ゼネライト6015;商標、ゼネラル石油株式会社
製)を塗料改質材として使用した。該樹脂の粘度は68
cP、加熱残分は83.1%であった。
【0034】〔サンプルNo.C6〕市販の液状石油樹
脂(TRE−100;商標、東邦化学株式会社製)を塗
料改質材として使用した。該樹脂の粘度は139cP、
加熱残分は90.8%であった。
【0035】〔サンプルNo.C7〕塗料改質材を含ま
ない、塗料のみ。
【0036】これらのサンプルについて実施例1と同様
に塗料改質材としての性能評価試験を行った。その結果
を表2に示す。表2に示す結果から理解されるように、
本発明の塗料改質材は、塗料改質材として市販されてい
る液状樹脂に匹敵し得る低粘度を有し揮発分も少なく、
しかも、塗料との相溶性、乾燥特性、防食性、耐水性、
黄変性などにおいても優れている。
【0037】
【表2】
【0038】
【発明の効果】本発明の塗料改質材は、架橋樹脂から成
る合成樹脂塗料との相溶性に富み耐候性が高くて黄変化
することが少なく、さらに、乾燥性、防食性、耐水性、
付着性などにおいても優れている。本発明の塗料改質材
は、低粘度であり、揮発分も少ないので、希釈または改
質を目的としてハイソリッド型や無溶剤型の合成樹脂塗
料にも使用できる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−73315(JP,A) 特開 昭63−86767(JP,A) 特開 昭62−53350(JP,A) 特開 平4−277575(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C09D 201/00 C09D 7/00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スチレン類とフェノール類とを酸触媒に
    より共重合させることにより得られる液状オリゴマーか
    ら成る塗料改質材であって、スチレン類1モルに対して
    フェノール類0.1〜2.0モルを添加し、該スチレン
    類がスチレン0〜90重量%とα−メチルスチレンおよ
    びβ−メチルスチレンのうち少なくとも一方が10〜1
    00重量%とから成ることを特徴とする塗料改質材。
  2. 【請求項2】 フェノール類がフェノール、ナフトー
    ル、クレゾール、tert−ブチルフェノール、tert−オク
    チルフェノール、ノニルフェノール等から成るアルキル
    フェノールより選ばれた少なくとも一つの化合物である
    請求項1記載の塗料改質材。
  3. 【請求項3】 得られる液状オリゴマーの粘度が25℃
    で0.1〜100Pである請求項1または請求項2に記
    載の塗料改質材。
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