JP3443073B2 - Pesticide waste liquid treatment equipment - Google Patents

Pesticide waste liquid treatment equipment

Info

Publication number
JP3443073B2
JP3443073B2 JP2000163889A JP2000163889A JP3443073B2 JP 3443073 B2 JP3443073 B2 JP 3443073B2 JP 2000163889 A JP2000163889 A JP 2000163889A JP 2000163889 A JP2000163889 A JP 2000163889A JP 3443073 B2 JP3443073 B2 JP 3443073B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ozone
tank
liquid
reaction
waste liquid
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2000163889A
Other languages
Japanese (ja)
Other versions
JP2001340881A (en
Inventor
勉 廣見
宏 錦織
Original Assignee
株式会社ティアンドエーエンジニアリング
ユーシンエンジニアリング株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社ティアンドエーエンジニアリング, ユーシンエンジニアリング株式会社 filed Critical 株式会社ティアンドエーエンジニアリング
Priority to JP2000163889A priority Critical patent/JP3443073B2/en
Publication of JP2001340881A publication Critical patent/JP2001340881A/en
Application granted granted Critical
Publication of JP3443073B2 publication Critical patent/JP3443073B2/en
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Treatment Of Water By Oxidation Or Reduction (AREA)
  • Removal Of Floating Material (AREA)
  • Water Treatment By Electricity Or Magnetism (AREA)
  • Water Treatment By Sorption (AREA)
  • Physical Water Treatments (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】この発明は、オゾンによる強
い酸化反応と電気分解による還元反応を用いて農薬廃液
を無機化する農薬廃液の処理装置に関する。 【0002】 【従来の技術】これまでの農薬廃液の処理方法は、概し
て農薬廃液に凝集剤を添加し、これを活性炭に通して農
薬成分を吸着除去するのが一般的である。或いは、農薬
廃液に凝集剤を添加し、これを脱水処理し、その濾過水
を活性炭に通して農薬成分を吸着除去する方法もある。 【0003】いずれにしても、従来の処理方法では、薬
剤(凝集剤)を用いる凝集処理方式が主流であり、処理
形態も、 pH調整(中和剤)→凝集反応槽(凝集剤注入)→高分子反応槽(高分子注入) →沈殿槽→pH調整(中和剤)→活性炭塔→放流 └→フィルタプレス(プレコート剤注入)→脱水ケーキ の順に行うのが一般的である。また、余剰汚泥は、例え
ば脱水処理後に乾燥させてから、又は含水ケーキとして
廃棄処分している。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記処
理方法は、従来の凝集沈殿処理を目的とする水処理形態
を単に農薬廃液用に普及させたに過ぎず、特に浸種廃液
等は凝集沈殿過程を経ないで放流するなど、農薬成分の
分解性の根拠がなく、活性炭吸着だけで排水しようとす
る極めて曖昧な処理であった。 【0005】また、この農薬廃液処理分野における処理
装置の普及が遅く、処理装置が高価なことも相まって、
未処理で放流したり、地下に浸透させたりすることも後
を絶たず、地下水、河川、土壌等の汚染が問題視されて
きている。 【0006】本発明は、そのような実情に鑑みてなされ
たもので、様々な用途に使用される農薬廃液を無機化
(無害化)処理し、その処理水を生物や環境を汚染する
ことなく河川や海に放流したり、再利用したりすること
が可能な農薬廃液の処理方法及び処理装置を提供するこ
とを目的としている。 【0007】 【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明の農薬廃液の処理装置は、構成要素として受
水槽、オゾン反応槽、オゾン発生機、電気分解槽及び活
性炭槽を備える。 受水槽は、当該装置の外部から流入し
た農薬廃液の液面レベルを検知するレベルセンサと、液
面レベルが所定以上であるときに農薬廃液をオゾン反応
槽に導入するポンプとを有する。 オゾン反応槽は、受水
槽から導入された農薬廃液の液面レベルを検知するレベ
ルセンサと、当該槽の農薬廃液をオゾン発生機に送出す
る第1のポンプと、当該槽の農薬廃液を電気分解槽に導
入する第2のポンプと、下方が開口し、内面にチタン膜
を形成すると共に内部に紫外線照射用のランプを設けた
反応用内筒と、当該槽の農薬廃液の酸化還元電位を計測
する酸化還元電位計とを有する。 オゾン発生機は、オゾ
ン反応槽の第1のポンプにより送出された農薬廃液とオ
ゾンを加圧しながら混合するオゾン気液混合塔を有す
る。 電気分解槽は、オゾン反応槽の第2のポンプにより
送出された農薬廃液の還元反応により生じるスカムを収
集し、スカムと液体を分離するスカム収集機構を有す
る。 活性炭槽は、電気分解槽から送られてきた処理液に
残存する汚濁物質を吸着除去するものである。 これらの
構成要素において、次の第1、第2及び第3の段階を実
行することを特徴とする。 受水槽からオゾン反応槽に送
られてきた農薬廃液がオゾン反応槽に所定量以上溜まる
と、その農薬廃液を第1のポンプによりオゾン発生機の
オゾン気液混合塔に導入してオゾンと加圧・混合した
後、その混合気液をオゾン反応槽内の反応用内筒の上か
ら導入し、下方の開口からオゾン反応槽内に出るまでの
所定時間、内筒に滞留させながら内筒内で紫外線を照射
する第1の段階。 酸化還元電位計により計測されたオゾ
ン反応槽内の液体の酸化電位に基づきオゾンによる酸化
反応が進行した後に、オゾン反応槽内の農薬廃液を第2
のポンプにより電気分解槽に順次送り、電気分解槽での
還元反応により生じるスカムをス カム収集機構で除去
し、電気分解処理が済んだ液体を再びオゾン反応槽内の
反応用内筒に導入し、オゾン反応槽からオゾン気液混合
塔、内筒及び電気分解槽を循環させる第2の段階。 酸化
還元電位計により計測されたオゾン反応槽内の液体の酸
化電位が農薬廃液ごとに設定された所定値になれば、オ
ゾンによる酸化反応を終了し、オゾン反応槽内の液体を
電気分解槽に順次送り、更に電気分解によりスカムが除
去された処理水を活性炭槽に送り、活性炭槽で残存の汚
濁物質を吸着除去してから放流する第3の段階。 【0008】この処理装置は、農薬廃液の無機化処理に
オゾンによる酸化反応と電気分解による還元反応を用い
るものであり、オゾンの強い酸化力により廃液中の化学
物質とオゾンが反応する結果、オゾンの加水分解により
ヒドロパーオキシラジカル(HO2 ・)が生成し、電位
を有する化学物質がこのヒドロパーオキシラジカルによ
り短時間で無機化する。更に、オゾン反応後の廃液に通
電することにより、オゾン酸化で互いに反発分散してい
たマイナス帯電の汚濁物質電荷が中和され、還元状況下
において汚濁物質が互いに吸着凝集し、フロックの成長
が速やかになる。 【0009】そのメカニズムについては、次のとおりで
ある。農薬廃液に通電すると電気分解が生じ、微細な気
泡が発生する。この発生ガスは、水素2:酸素1からな
り、フロックに多く吸着されるためにフロックの浮上分
離が促進される。特に農薬成分は、白灯油を乳化剤に用
いるものが多く、油成分が微細化しエマルジョン化して
いると、従来技術の凝集沈殿処理では除去するのは困難
である。この油粒子径は10-7〜10-4cmであり、オ
ゾン反応後に重油化し、マイナスに帯電している。この
マイナス電荷が電気分解により中和され、互いに吸着成
長し、油水が分離する。 【0010】以上のオゾンによる酸化反応と電気分解に
よる還元反応の効果で、発生したスカムを分離除去する
ことが可能となる。 【0011】酸化反応と還元反応の順序は、最初にオゾ
ンによる酸化反応を行い、次に電気分解による還元反応
を行うこととする。そして、電気分解後の反応水を酸化
反応と還元反応に循環させることにより、汚濁物質の7
0〜99%を除去することができる。更に、還元反応後
の処理水を活性炭に通し、処理水に含まれる残存化学物
質を除去することにより、汚濁物質の除去率99%を常
に維持できる。 【0012】また、活性炭の表面に農薬成分によるマイ
クロ濾過膜を形成させることにより、即ち農薬成分が有
している電解質等によるマイクロフロックを形成させる
ことで、濾過精度が向上する。農薬成分には電解質とな
る界面活性剤や金属及び有機バインダーを有するものが
多く、電気分解反応時に凝集補助剤として自家浮上す
る。その一部が活性炭の表面に濾過膜を形成するのであ
る。 【0013】しかしながら、電気分解後は還元状態で水
質が維持しているため、濾過膜のゼーター電位が強固に
成り易く、活性炭の目詰まりを起こし易い。これを防ぐ
ために、活性炭を農薬廃液の処理終了後又は時間設定に
より逆洗し、この逆洗廃水を再び酸化反応と還元反応に
し、電気分解により生じたスカムを浮上させて分離除
去するようにしている。 【0014】他方、農薬廃液の成分に応じてオゾンによ
る酸化反応時に添加剤、即ち廃液基質によっては反応形
態に則してpH調整剤(酸性又はアルカリ性)、凝集補
助剤(PAC)、高分子凝集剤(カチオン系、ノニオン
系、アニオン系)、酸化促進剤〔H2 2 、Fe(O
H)3 、MnO2 、TiO2 等〕を用いることがある。 【0015】更に、農薬廃液の成分に応じて、つまり微
量な農薬成分であっても、分解に難易分解性を有する物
質や重金属、或いは変異原生をもたらす物質について
は、オゾンによる酸化反応時に紫外線を照射することと
する。 【0016】下記に化学物質に対する処理事例を示す。 ・カドニウム及びその化合物、鉛及びその化合物、六価
クロム化合物、砒素及びその化合物、水銀及びアルキル
水銀、セレン:Fe(OH)3 +MnO2 と電気分解浮
上 ・シアン化合物(オゾン酸化分解)、有機リン化合物:
オゾン酸化+電気分解浮上+活性炭吸着 ・トリクロロエチレン、テトラクロロエチレン:pH8
/オゾン+チタンUV・電気分解浮上+活性炭 ・四塩化炭素、ジクロロメタン、1,2 −ジクロロエタ
ン、1,1,1 −トリクロロエタン、1,1,2 −トリクロロエ
タン:電気分解+活性炭吸着 ・ポリ塩化ビフェニール(PCB):オゾン+チタンU
V ・1,1 −ジクロロエチレン、シス−1,2 −ジクロロエチ
レン:オゾン酸化分解・電気分解+活性炭吸着 ・1,3 −ジクロロプロペン、チウラム、シマジン、チオ
ベンカルプ、ベンゼン:オゾン酸化分解+電気分解浮上 ・ダイオキシン:過酸化水素+pH調整+オゾン+チタ
ンUV分解・電気分解浮上・活性炭 ・環境ホルモン様物質:ノニルフェノール・ビスフェノ
ールA、又はオゾン酸化分解+チタンUV・活性炭 農薬廃液の処理後の処理水が排水基準値に達しているか
どうかを簡易COD反応(パックテスト)で確認するこ
とについては、事前に反応調査した結果に基づき、農薬
成分とCOD換算を定め、例えば(株)共立理化学研究
所社製の簡易CODパックテストで判別できる。また、
限定した物質については、バイオコンセントレーター法
を用いた農薬検出キット(例えば和光純薬工業(株)
製)も用いることができる。 【0017】以上のように、本発明の農薬廃液の処理装
置は、受水槽、オゾン反応槽、オゾン発生機、電気分解
槽及び活性炭槽を備え、これらの構成要素を用いた一連
の廃棄処理流れに特徴がある。 【0018】この処理装置により、前記したとおり、農
薬廃液中に含まれる汚濁物質の70〜99%を除去する
ことができる。 【0019】最終的に、電気分解槽からの処理水から残
存化学物質を除去する活性炭槽を備えることにより、汚
濁物質の除去率を常に99%に維持することができる。 【0020】この処理装置において、電気分解槽は、還
元反応により生じるスカムを収集し、スカムと液体を分
離するスカム収集機構を有するが、具体例としてはスカ
ムを掻き寄せるスクレパーと、掻き寄せられたスカム中
の液体を分離する濾過布を有する網かごとを有すること
とすれば、例えば電気分解処理に伴って浮上するスカム
の含水率を任意に調整することが可能である。基本動作
では97%の含水率でスクレパーによってスカムを掻き
寄せて取り除き、これを網かごに設けられた濾過布(例
えば網目30μm)で固液分離し、自然乾燥を経て、含
水率50%以下で廃棄物処理をする。 【0021】また、農薬廃液の種別に応じてオゾン反応
による酸化還元電位を測定し、酸化還元の2点間におけ
る一定の酸化電位に達した時点で酸化反応及び還元反応
を自動制御するようにすることにより、装置運転時にお
いてセット化することによってオゾン酸化と電気分解の
処理時間を短縮又は延長することが容易となり、万一の
濃度変化でも化学処理としての安全性を確保できる。 【0022】更に、オゾン発生機の周辺にオゾン濃度監
視センサを配置し、このオゾン濃度監視センサが所定値
以上のオゾン濃度を検知したときに、オゾン発生機によ
るオゾン発生を自動停止するようにすることにより、万
一の場合に素早く対処でき、安全性を確保できる。但
し、この場合のオゾン濃度の所定値は0.05ppm以
上であり、オゾン濃度がこの値に達すると、オゾン発生
が自動停止する。なお、本発明において、第1の段階で
は、混合気液を内筒に滞留させるが、ここでいう「滞
留」とは、単に内筒に留まって移動しないことを意味す
るのではなく、混合気液が内筒の上から導入され、下方
の開口からオゾン反応槽内に出るまでの所定時間、内筒
をゆっくりと通過し、その間は内筒内に位置することを
意味する。そして、混合気液は、その通過する間は内筒
内に在って、その間に紫外線が照射される。 また、第2
の段階では、酸化還元電位計により計測されたオゾン反
応槽内の液体の酸化電位に基づきオゾンによる酸化反応
が進行した後に、オゾン反応槽内の農薬廃液を第2のポ
ンプにより電気分解槽に順次送るが、ここでの酸化電位
は、無処理の農薬廃液の酸化電位がオゾンによる酸化反
応で或る程度変化したときの電位を指す。 更に、第3の
段階では、酸化還元電位計により計測されたオゾン反応
槽内の液体の酸化電位が農薬廃液ごとに設定された所定
値になれば、オゾンによる酸化反応を終了するが、ここ
での酸化電位は、オゾンによる酸化反応が続いた結果、
農薬廃液の種別に応じて設定された酸化電位が不動点
(これ以上酸化反応を続けても電位が殆ど変化しない
点)に達したときの電位を指す。 酸化電位について更に
いうと、液中の酸化電位を有する物質は、酸化が進むと
無機化(固化)し、酸化電位が上がる。また、有機態
は、酸化が進むと浮遊化し、酸化電位が上がる。つま
り、酸化の過程により、汚濁物質を固化、浮遊化する。
これを根拠にして、酸化電位に基づいて酸化反応の進行
を判断し、酸化電位が所定値になると、酸化反応が終了
したと判断している。 このように本発明では、酸化還元
電位計により計測されたオゾン反応槽内の液体の酸化電
位を自動化に用いている。 【0023】 【発明の実施の形態】以下、本発明を実施の形態に基づ
いて説明する。 【0024】その一実施形態に係る農薬廃液の処理装置
の概略構造図を図1に示す。この処理装置は、農薬廃液
を貯留する受水槽(貯液槽)1と、酸素濃縮機2aを有
するオゾン発生機2と、受水槽1からの廃液にオゾン発
生機2からのオゾンを注入して廃液をオゾンにより酸化
反応させるオゾン反応槽3と、オゾン反応槽3の反応水
を電気分解により還元反応させる電気分解槽4と、電気
分解槽4からの処理水から残存化学物質を吸着除去する
活性炭槽5と、各部を制御する制御盤6とを備える。ま
た、受水槽1の横には農薬廃液から土、籾殻、ゴミ等を
除去する除塵ピット7が配備され、オゾン反応槽3内に
投入する添加剤としての凝集剤を入れた容器8が設けら
れている。各部は、図中に実線で示す必要な径の配管で
相互に接続されている。 【0025】次に、各部について説明する。 【0026】受水槽1、オゾン反応槽3及び除塵ピット
7は、図2に拡大図で示すように、地面Gよりも下に設
置されており、コンクリートで一体形成されている。受
水槽1、オゾン反応槽3及び除塵ピット7は、それぞれ
地面Gから現出するマンホール10,11,12を有す
る。除塵ピット7には流入配管15が接続され、この流
入配管15を通じて種子洗浄廃液等の農薬廃液が処理装
置に流入する。 【0027】受水槽1と除塵ピット7は流路17で連通
され、除塵ピット7に流入した農薬廃液は流路17を通
じて隣の受水槽1に入る。受水槽1にはレベルセンサ2
0とポンプ21が配置され、レベルセンサ20で受水槽
1内の農薬廃液の液面レベルの上限と下限が検知され、
ポンプ21によって受水槽1内の農薬廃液が隣のオゾン
反応槽3内に導入される。なお、受水槽1はオゾン反応
槽3と流路18で連通しており、受水槽1内の廃液が上
限レベルを万一越えたときでも、廃液が流路18を通じ
てオゾン反応槽3に流れるようになっている。 【0028】オゾン反応槽3にはレベルセンサ30、ポ
ンプ31,32、酸化還元電位計35及び反応用内筒4
0が配置されている。レベルセンサ30はオゾン反応槽
3内の廃液の液面レベルの上限と下限を検知し、ポンプ
31はオゾン反応槽3内の廃液をオゾン発生機2に送出
し、ポンプ32はオゾン反応槽3内の廃液を電気分解槽
4に導入する。酸化還元電位計35はオゾン反応槽3内
の廃液の電位を計測する。内筒40にはオゾン発生機2
によってオゾンが混合された廃液が導入され、内筒40
はオゾンによる酸化反応を促進するために紫外線照射用
のランプ41を有すると共に、内面にチタン膜42が形
成されている。紫外線照射とチタン膜42との組合せ
は、特に微量な農薬成分であっても、分解に難易分解性
を有する物質や重金属、或いは変異原生をもたらす物質
の処理時に有効である。 【0029】なお、内筒40での農薬廃液とオゾンとの
混合気液の滞留時間は少なくとも2分以上になるように
設定されている。これは、下記にも記載するように、オ
ゾンによるヒドロパーオキシラジカル(HO2 ・)と、
更に連鎖反応によるヒドロキシラジカル(OH・)とを
生成させるためには、少なくとも2分程度は必要だから
である。 【0030】酸素濃縮機2aを有するオゾン発生機2
は、図3に示すようなオゾン気液混合塔50及びライン
ポンプ51を有する。オゾン気液混合塔50には、オゾ
ン反応槽3からポンプ31によって送られた廃液が導入
される一方、オゾン発生機2からのオゾンが導入され、
ラインポンプ51によって加圧されながら廃液とオゾン
が混合される。また、凝集剤容器8からは凝集剤がオゾ
ン反応槽3に投入される。但し、種子消毒等に含まれる
電解質を凝集剤として活用してもよい。 【0031】オゾンによる酸化反応により分解・無機化
される農薬は、後記実験例で取り上げたものの他に、有
機塩素系、有機リン系、フエノキシ系、カーバメイト
系、トリジン系、トリアゾール系、ジチオカーバメイト
系、ピレスロイド系が公知である。 【0032】なお、図3には示されていないが、オゾン
発生機2の周辺にはオゾン濃度監視センサが配置され、
このオゾン濃度監視センサが所定値(0.05ppm)
以上のオゾン濃度を検知したときに、オゾン発生機2に
よるオゾン発生が自動停止するようになっている。 【0033】電気分解槽4及び活性炭槽5は、図4に拡
大図で示すような構造になっている。電気分解槽4は、
還元反応により生じるスカムを収集し、スカムと液体を
分離するスカム収集機構を有する。スカム収集機構は、
ここでは電気分解槽4の上部に設けられたスプロケット
60、スプロケット60に掛けられたチェーン61、チ
ェーン61に取付けられたスクレパー(図示せず)、ス
プロケット60を回転駆動するモータ62、内部に濾過
布(図示せず)を有する網かご63等で構成される。 【0034】前記したように電気分解槽4では電気分解
によりスカムが発生し浮上するが、このスカム収集機構
によると、浮上したスカムは、スクレパーによって掻き
集められて電気分解槽4の液面から除去され、網かご6
3に収容される。網かご63内には濾過布が設けられて
いるので、濾過布でスカムから液体が分離され、スカム
だけが濾過布に残ることになる。 【0035】また、電気分解槽4は陽極と陰極を有する
が、陽極及び陰極の材質としては白金、チタン等が用い
られる。この陽極と陰極は、制御盤6内に設けられた定
電流発生器65に接続されている。電気分解に要する電
気は例えばDC24V、20A/m3 であり、電気分解
による還元反応(例えばマイナス250mV ORP/
滞留30分以上)を用いて化学物質を無機化する。電気
分解槽4での電気分解により、周知の凝集・凝結、浮上
分離、酸化・還元、油分浄化、脱窒素、脱リンの各作用
効果が得られるが、各作用効果は次のとおりである。 <凝集・凝結>廃液に凝集剤を添加し通電すると、マイ
ナスに帯電して互いに反発・分散していた汚濁物質の電
荷が中和され、汚濁物質が互いに吸着して凝集・凝結
し、フロックの成長が速やかになる。 <浮上分離>廃液を電気分解すると、水の電気分解が起
こり、微細な気泡が発生する。この微細な気泡はフロッ
クに多く吸着されるため、フロックの浮上分離が促進さ
れる。 <酸化・還元>廃液を電気分解すると、電極では汚濁物
質の陽極酸化分解と陰極還元分解が起こり、廃液中のB
OD、COD等の浄化が可能となるだけでなく、廃液の
色度の低減も可能となる。 <油分浄化>含油廃液中に油成分が微細化しエマルジョ
ン化していると、一般的にこの廃液処理は非常に困難で
ある。油粒子径は10-7〜10-4cmで、マイナスに帯
電しているので、電気分解を行うことで、マイナス電荷
が中和され、油粒子が互いに吸着成長する結果、油分の
分離除去が可能となる。 <脱窒素>廃液中の窒素の形態には種々あるが、一般的
なアンモニア性窒素は、次のような反応機構で分解され
る。 【0036】2NH4 + +2e → N2 ↑+4H2 ↑ 理論的にアンモニアイオン18gを酸化分解するには、
96500クーロン(1A、27分)の電気量が必要で
ある。 <脱リン>リンイオン物質は、凝集剤に使用されるアル
ミニウムや鉄により、リン酸塩として浮上分離される。 【0037】Al3++PO4 3- → AlPO4 ↓ Fe3++PO4 3- → FePO4 ↓ 一方、活性炭槽5は、散水器70、活性炭層71及び攪
拌翼72を有する。電気分解槽4から送られた処理液
は、散水器70で活性炭層71に散水され、活性炭層7
1を通過する過程で、残存の汚濁物質が活性炭層71に
吸着除去される。また、活性炭槽5の底部で回転する攪
拌翼72により、活性炭層71の吸着作用がバラツキ無
く安定して発揮される。 【0038】活性炭層71の表面には、農薬成分による
マイクロ濾過膜が形成されるので、即ち農薬成分が有し
ている電解質塔によるマイクロフロックが形成されるこ
とで、活性炭の濾過精度が向上する。これは、農薬成分
には電解質となる界面活性剤や金属及び有機バインダー
を有するものが多く、電気分解反応時に凝集補助剤とし
て自家浮上し、その一部が活性炭層71の表面に濾過膜
を形成するからである。 【0039】しかしながら、電気分解後は還元状態で水
質が維持しているため、濾過膜のゼーター電位が強固に
成り易く、活性炭の目詰まりを起こし易い。これを防ぐ
ために、活性炭を農薬廃液の処理終了後又は時間設定に
より逆洗し、この逆洗廃水を再び酸化反応と還元反応に
戻し、電気分解により生じたスカムを浮上させて分離除
去するようにしてもよい。 【0040】その逆洗のために、具体例として図4に示
すように、上水を供給すると共にブロア75により必要
量の空気を圧入し、活性炭槽5の活性炭層71の上部の
スカムを洗い流し、この洗浄水をオゾン反応槽3や電気
分解槽4に戻し、再度、電気分解槽4で電気分解により
スカム除去を行う。逆洗工程は、農薬廃液を連続処理す
る場合は、一定時間毎に行われるように自動設定してお
く。 【0041】上記のように構成した処理装置では、農薬
廃液が流入配管15を通じて除塵ピット7に流入し、
土、籾殻、ゴミ等が除去されてから、流路17から受水
槽1に入る。受水槽1ではレベルセンサ20で特に液面
の下位レベルが常時検知されているので、液面レベルが
下限以上であると、ポンプ21により受水槽1内の農薬
廃液が吸い上げられてオゾン反応槽3に導入される。オ
ゾン反応槽3でもレベルセンサ30で液面レベルが検知
されているので、液面が下限レベル以上の必要な容量に
なるまで、農薬廃液がオゾン反応槽3内に溜められる。 【0042】農薬廃液がオゾン反応槽3に必要量溜まる
と、ポンプ31によりオゾン反応槽3内の農薬廃液がオ
ゾン気液混合塔50に導入され、オゾン発生機2で製造
されたオゾンがオゾン気液混合塔50に注入されること
で、農薬廃液とオゾンはオゾン気液混合塔50で2秒間
接触した後、その気液がオゾン反応槽3内の反応用内筒
40に導入される。気液は内筒40内で2分以上滞留
し、その間にランプ41からの紫外線照射とチタン膜4
2との相乗作用により、オゾンによる酸化反応が促進さ
れる。 【0043】即ち、内筒40内では、農薬廃液とオゾン
との滞留反応において、加水分解によるヒドロパーオキ
シラジカル(HO2 ・)と、更に連鎖反応によるヒドロ
キシラジカル(OH・)とを生成させるための2分以上
の反応時間を経て、少なくとも2kg/cm2 の加圧状
況下で、農薬廃液に含まれる化学物質が無機化される。
なお、このオゾンによる酸化反応時に、必要に応じて凝
集剤容器8から凝集剤がオゾン反応槽3に投入される。 【0044】オゾンによる酸化反応が或る程度進行する
と、ポンプ32によりオゾン反応槽3内の農薬廃液が電
気分解槽4に送られる。電気分解槽4では電気分解によ
る還元反応が行われ、前記したとおりガスの発生に伴っ
てスカムが浮上する。浮上したスカムは、スクレパーで
掻き集められ、網かご63に投入され、濾過布によって
スカムと液体が分離され、スカムが濾過布に残る。濾過
布で濾過された液体や電気分解処理が済んだ液体は、再
びオゾン反応槽3内の内筒40に戻され、オゾン気液混
合塔50、内筒40及び電気分解槽4を循環する。 【0045】オゾンによる酸化反応は、オゾン反応槽3
内に配置された酸化還元電位計35で電位が計測されて
いるので、電位が酸化還元の2点間における一定の酸化
電位に達するまで行われる。この酸化電位は、処理する
農薬廃液によって異なり、一例としてスポルタック・ス
ターナ+SE(商品名)では、+250mV(上限)で
あり、電位計35が250mVを計測すれば、酸化反応
を終了する。この酸化反応と還元反応により、農薬廃液
中の汚濁物質の70〜99%が除去される。 【0046】オゾン酸化反応が終わると、即ちオゾン気
液混合塔50への送液が終わると、オゾン反応槽3内の
液体は電気分解槽4に順次送られ、電気分解でスカムの
除去が終了した処理水が活性炭槽5に送られる。活性炭
槽5では、処理水は活性炭層71を通過する過程で、残
存の汚濁物質が活性炭に吸着除去され、攪拌翼72で攪
拌されて基質が常時一定になった後、放流(矢印方向)
される。 【0047】活性炭槽5で残存化学物質を除去すること
により、汚濁物質の除去率99%を常に維持できる。即
ち、オゾン反応と電気分解による汚濁物質の除去率がた
とえ70%であっても、最終的には活性炭槽5により除
去率が必ず99%に到達することになる。 【0048】オゾン反応槽3内の農薬廃液の処理が済ん
で放流され、液面が下限レベルに達すると、受水槽1内
の農薬廃液が再びオゾン反応槽3に一定レベルまで導入
され、同様にオゾンによる酸化反応と電気分解による還
元反応が行われ、その後に活性炭による吸着除去が行わ
れる。この一連の処理は、受水槽1内の農薬廃液の液面
レベルが下限以上である限り順次続行される。 【0049】上記実施形態の処理装置は、受水槽1及び
オゾン反応槽3を地中に設置する大型のものであるが、
処理能力が小さくてもよい場合は、図5(平面図)、図
6(図5の矢視Aから見た正面図)、図7(図5の矢視
Bから見た右側面図)、図8(図5の矢視Cから見た背
面図)に示すように各部をユニット化することができ
る。 【0050】このユニット化処理装置では、基台80上
に、オゾン発生機2(制御盤6を含む)、オゾン反応槽
3、電気分解槽4、梯子77付きの活性炭槽5が配備さ
れている。基台80はキャスター81及び支持脚82を
有し、キャスター81によりユニット化処理装置の移動
が容易であり、支持脚82によりユニット化処理装置を
所定場所に固定することができる。なお、このユニット
化処理装置では、農薬廃液をパイプ等によりオゾン反応
槽3に直接導入する。 【0051】次に、上記の処理装置を用いて、農薬廃液
を無機化する実験例について説明する。但し、下記の実
験例1〜6では、いずれも高速液体クロマトグラフ法
(HPLC)及び赤外分光光度法(JR)によって分解
生成物の構造を推定した。また、農薬成分試薬は純品を
準備して結果を確認した。 <実験例1>処理対象となる農薬は、テクリード水和剤
とスミチオン乳剤(いずれも商品名)の混合液(希釈原
液)であり、オゾンによる酸化反応及び電気分解による
還元反応と、更には活性炭による吸着除去を行った後の
処理水が排水基準値に達しているかどうかを証明する手
段として、簡易COD反応(パックテスト)で確認し
た。但し、限定した物質については、バイオコンセント
レーター法を用いた農薬検出キット(和光純薬工業(株)
製)を用いてもよい。農薬の成分及び測定結果は次のと
おりである。 ・テクリード水和剤(イプコナゾール:5.0%、水酸化第二銅:3.0%、 水・界面活性剤:90.4%) ・スミチオン乳剤(MEP乳剤:50%、有機溶剤・乳化剤:50%)種子消毒剤 テクリード・スミチオンの希釈原液 1回漬処理水 2回漬処理水 イプコナゾール 120mg/l ND ND フェニトロチオン 110mg/l ND 0.08mg/l COD 800mg/l 31mg/l BOD 120mg/l 22mg/l この結果において、NDは検出限界値未満を表し、1回
・2回漬処理水は農薬付きの種子をそれぞれ1回・2回
だけ水に浸漬した後の水を意味する(以下の実験例でも
同じ)。 <実験例2>農薬としてヘルシード水和剤とスミチオン
乳剤(商品名)の混合液を用いて処理を行い、同様に簡
易COD反応で確認した。 ・ヘルシード水和剤(チウラム:26%、ペフラゾエート:16%、水・界面活 性剤:58%) ・スミチオン乳剤(MEP乳剤:50%、有機溶剤・乳化剤:50%)種子消毒剤 ヘルシード・スミチオンの希釈原液 1回漬処理水 2回漬処理水 チウラム ND ND フェニトロチオン 100mg/l ND 0.08mg/l COD 500mg/l 22mg/l BOD 120mg/l 8mg/l <実験例3>農薬のベンレート(商品名)を200倍に
希釈して種子消毒液に使用し、その種子消毒後の廃液の
み200lを、約60分間の酸化反応及び還元反応させ
た。ベンレートの成分及び結果は次のとおりである。 ベンレート(チウラム:20%、ベノミル:20%、鉱物質微粉末:60%、 水和剤、粉体)種子消毒剤 ベンレート希釈原液 処理水 ベノミル 110mg/l 0.02mg/l <実験例4>農薬のダコニール(商品名)を1000倍
に希釈して種子消毒液に使用し、その種子消毒後の廃液
のみ200lを、約60分間の酸化反応及び還元反応さ
せた。ダコニールの成分及び結果は次のとおりである。 ・ダコニール(TPN:40%:界面活性剤:60%、水和剤・フロアブル、 液体)種子消毒剤 ダコニール希釈原液 処理水 クロロタロニル(TPN) 89mg/l 0.08mg/l <実験例5>農薬のスポルタック(商品名)を1000
倍に希釈して種子消毒液に使用し、その種子消毒後の廃
液のみ200lを、1.5〜5時間の酸化反応及び還元
反応させた、結果は次のとおりである。 ・スポルタック(プロクロラズ:25%、水・有機溶剤75%、液体)種子消毒剤 スポルタック希釈原液 処理水 プロクロラズ 76mg/l ND <実験例6>農薬のダコレート(商品名)を1000倍
に希釈して種子消毒液に使用し、その種子消毒後の廃液
のみ200lを、4.5時間の酸化反応及び還元反応さ
せた。ダコレートの成分及び結果は次のとおりである。 ・ダコレート(TPN:50%、ベノミル:20%、鉱物質微粉末・界面活性剤 :30%、水和性粉剤)種子消毒剤 ダコレート希釈原液 処理水 クロロタロニル(TPN) 390mg/l 0.1 mg/l ベノミル 200mg/l 0.06mg/l 上記実験例1〜6のいずれからも明らかなように、処理
装置を使用することによって濃度が大幅に減少してお
り、農薬廃液を無機化できることが分かる。 【0052】これらの実験結果から、次の特長〜が
導き出せる。 比較的少量のオゾン反応であっても、トリフミン・テ
クリードC・スミチオン・サターン・ダコレート・ベノ
ミルについては、処理後の種子消毒農薬成分を0.1mg
/lにすることが可能であると判断できる。 テクリード(フロアブル・酸化銅)・スポルタック乳
剤・スターナー水和剤・ヘルシード乳剤・ベンレートT
(チウラム)については、複合分解技術の併用とスカム
除去が重要である。 ベンレートはオゾン酸化により発泡性が増大する。 スポルタック(プロクロラズ液体)は、時間経過とと
もにエマルジョンが消滅し、透視度が改善する。 <実験例7>水稲育苗施設において下記の種子消毒廃液
に対し、オゾンによる酸化反応と電気分解による還元反
応で化学物質を無機化した処理結果を示す。但し、処理
量は5m3 である。商品名/ 農薬成分名 原液 オゾン電解浮上 除去率 凝集剤添加 除去率 活性炭後タ゛コレート / クロロタロニル(TPN) 0.94mg/l 0.40mg/l(2hr) 57% 0.80mg/l 注2 NDタ゛コレート / ヘ゛ノミル 1.3mg/l 0.70mg/l 〃 46% 0.80mg/l 注2 NDスターナー SE/ オキソニック 酸 130mg/l 110mg/l 〃 15% 82mg/l 37% NDスホ゜ルタック 乳剤/ フ゜ロクロラス゛ 34mg/l 15mg/l 〃 56% 14mg/l 59% ND COD(Mn) 500mg/l 340mg/l 〃 32% 350mg/l 注3 6mg/l BOD 120mg/l 130mg/l 〃 注1 110mg/l 15% 2mg/l 濁度 800mg/l 560mg/l 〃 30% 120mg/l 85% NDヘキサン 抽出物質量 ND ND この水稲育苗施設では、消毒主剤にスポルタック・スタ
ーナーSEを用い、育苗棚殺菌にダコレートを用いた。
スポルタック(基剤はプロクロラズ:25%、水・有機
溶剤:75%、液体)を希釈倍率1000倍に希釈調合
した場合のプロクロラズ濃度指標は76mg/l程度と考え
られる。しかし、上記結果の分析値は、34mg/lである
ことから、希釈倍率2200倍の濃度を処理対象として
いる。上記分析値は、施設廃水の最高濃度を処理したこ
とであり、実態は希釈倍率4000〜8000倍の濃度
の廃水水質(原水)と考えるのが妥当である。 【0053】オゾン電解反応時間を2時間とした除去率
は、クロロタロニル57%、ベノミル46%、プロクロ
ラズ56%であることから、時間経過とともに除去率は
向上する。 【0054】オキソニック酸の除去は、凝集剤の注入効
果に期待すること大であるが、スポルタック・スターナ
ーSE基剤に含まれる電解質があり、凝集剤の注入は微
量でよい。 【0055】注1のBODは、COD(Mn)の分解で
生じる基質変換により増加する。BODは凝集剤の反応
と浮上処理により効果が大である。 【0056】注2のクロロタロニル、ベノミルは、オゾ
ン電解浮上後の凝集剤による除去率向上は期待できな
い。 【0057】注3のCOD(Mn)も凝集剤による除去
率向上は期待できない。 【0058】オゾン電解浮上2時間のCOD(Mn)反
応効率は、 (5m3 ×500mg/l−5m3 ×340mg/l)÷40g
/オゾン=20 となる。よって、COD(Mn)20はオゾンの比例計
算が可能であり、(5m3 ×340mg/l)÷20=85
g/オゾンを比例注入反応させることで分解が完結す
る。 <実験例8>別の水稲育苗施設において下記の種子消毒
廃液に対し、オゾンによる酸化反応と電気分解による還
元反応で化学物質を無機化した処理結果を示す。但し、
処理量は2m3 である。商品名/ 農薬成分名 原液 オゾン電解浮上 除去率 凝集剤添加 除去率 活性炭後ヘ゛ンレート / ヘ゛ノミル 0.04mg/l ND (2hr) 100% ND 100% NDテクリート゛ /イフ゜コナソ゛ール 31mg/l 16mg/l 〃 48% 5.8mg/l 81% ND COD(Mn) 330mg/l 220mg/l 〃 33% 130mg/l 61% 25mg/l BOD 170mg/l 140mg/l 〃 18% 63mg/l 63% 1mg/l 濁度 160mg/l 100mg/l 〃 38% 70mg/l 56% NDヘキサン 抽出物質量 11mg/l ND この水稲育苗施設では、テクリードを消毒主剤として処
理効果を確認した。テクリード水和剤(イプコナゾー
ル:5.0%、水酸化第二銅:3.0%、水・界面活性
剤:90.4%)を200倍に希釈調合した場合のイプ
コナゾール濃度指標は120mg/l程度と考えられる。し
かし、上記結果の分析値は、31mg/lであることから、
希釈倍率800倍の濃度を処理対象としている。 【0059】オゾン電解反応時間を2時間とした除去率
は、イプコナゾール48%、ベノミル100%であるこ
とから、時間経過とともに除去率は向上する。 【0060】イプコナゾールの除去は、水酸化第二銅
3.0%の影響があり、オゾン電解浮上除去率は48%
程度となった。また、凝集剤注入後の除去率が81%に
なっているのも、水酸化第二銅が電解質であり、浮上効
果を加速している。 【0061】オゾン電解浮上2時間のCOD(Mn)反
応効率は、 (2m3 ×330mg/l−2m3 ×220mg/l)÷40g
/オゾン=5.5 となり、凝集剤併用効果により、 (2m3 ×330mg/l−2m3 ×130mg/l)÷40g
/オゾン=10 となる。よって、COD(Mn)10はオゾンの比例計
算が可能であり、(2m3 ×130mg/l)÷10=26
g/オゾンを比例注入反応させることで除去が可能とな
る。 【0062】ベンレートを消毒主剤とした場合、希釈倍
率200倍の消毒廃液であっても、実態は800倍程度
の濃度と考えられ、200倍のベノミル指標濃度が11
0mg/lであることから、希釈倍率800倍では27.5
mg/lが考えられる。以上の質量は酸化反応、還元反応及
び凝集剤の添加により除去可能となる。 【0063】次に、種子消毒廃液処理における発生汚泥
について述べる。 【0064】上記実験例7の水稲育苗施設の場合、消毒
主剤はスポルタック・スターナーSEであるから、負荷
条件は次のとおりになる。 【0065】期間中の廃水量=140m3 ×210mg/l
(COD,BOD 混合質量)≒29.4kg 含水率97%のSS量=29.4kg/日×100/(1
00−97)≒980l(汚泥水量) となり、スカム除去で再凝集して含水率は、70%以下
となる。 【0066】29.4kg/日×100/(100−7
0)=97kg(汚泥水量)(廃棄物引取時80kg) また、上記実験例8の水稲育苗施設の場合、消毒主剤は
ベンレートであるから、負荷条件は次のとおりになる。 【0067】期間中の廃水量=130m3 ×180mg/l
(COD,BOD 混合質量)≒23.4kg 含水率97%のSS量=23.4kg/日×100/(1
00−97)≒780l(汚泥水量) となり、スカム除去で再凝集して含水率は、70%以下
となる。 【0068】23.4kg/日×100/(100−7
0)=77kg(汚泥水量)(廃棄物引取時50kg) 更に、別の実験として、各廃液(原液)について、各処
理によって成分の化学物質が無機化されていくことを次
の流れ結果に示す。 <実験例9> 原液 検査項目 計量値 定量下限値 計量方法 クロロタロニル (TPN) 0.94mg/l 0.01mg/l JIS K 0128 16.2 ベノミル 1.3mg/l 0.01mg/l JIS K 0128 準拠 オキソニック酸 130mg/l 0.01mg/l HPLC法 プロクロラズ 34mg/l 0.01mg/l カ゛スクロマトク゛ラフ 質量分析 法 COD(Mn) 500mg/l 1 mg/l JIS K 0102 17 BOD 120mg/l 1 mg/l JIS K 0102 21 32.3 濁度 800度 1 度 上水試験方法VI-1 3.3 オゾン電解浮上処理2時間 検査項目 計量値 定量下限値 計量方法 クロロタロニル (TPN) 0.40mg/l 0.01mg/l JIS K 0128 16.2 ベノミル 0.70mg/l 0.01mg/l JIS K 0128 準拠 オキソニック酸 110mg/l 0.01mg/l HPLC法 プロクロラズ 15mg/l 0.01mg/l カ゛スクロマトク゛ラフ 質量分析 法 COD(Mn) 340mg/l 1 mg/l JIS K 0102 17 BOD 130mg/l 1 mg/l JIS K 0102 21 32.3 濁度 560度 1 度 上水試験方法VI-1 3.3 凝集剤添加 検査項目 計量値 定量下限値 計量方法 クロロタロニル (TPN) 0.80mg/l 0.01mg/l JIS K 0128 16.2 ベノミル 0.80 0.01 JIS K 0128 準拠 オキソニック酸 82 0.01 HPLC法 プロクロラズ 14 0.01 カ゛スクロマトク゛ラフ 質量分析 法 COD(Mn) 350mg/l 1 mg/l JIS K 0102 17 BOD 110mg/l 1 mg/l JIS K 0102 21 32.3 濁度 120度 1 度 上水試験方法VI-1 3.3 活性炭処理 検査項目 計量値 定量下限値 計量方法 クロロタロニル (TPN) ND 0.01mg/l JIS K 0128 16.2 ベノミル ND 0.01 JIS K 0128 準拠 オキソニック酸 ND 0.01 HPLC法 プロクロラズ ND 0.01 カ゛スクロマトク゛ラフ 質量分析 法 COD(Mn) 6mg/l 1 mg/l JIS K 0102 17 BOD 2mg/l 1 mg/l JIS K 0102 21 32.3 濁度 ND 1 度 上水試験方法VI-1 3.3 原液 検査項目 計量値 定量下限値 計量方法 ヘキサン抽出物質量 ND 5 mg/l 昭和49年環境庁告示 第64号付表4 放流水 検査項目 計量値 定量下限値 計量方法 ヘキサン抽出物質量 ND 5 mg/l 昭和49年環境庁告示 第64号付表4 <実験例10> 原液 検査項目 計量値 定量下限値 計量方法 ベノミル 0.04mg/l 0.01mg/l JIS K 0128 準拠 イプコナゾール 31mg/l 0.05mg/l HPLC法 COD(Mn) 330mg/l 1 mg/l JIS K 0102 17 BOD 170mg/l 1 mg/l JIS K 0102 21 32.3 濁度 160度 1 度 上水試験方法VI-1 3.3 オゾン電解浮上処理2時間 検査項目 計量値 定量下限値 計量方法 ベノミル ND 0.01mg/l JIS K 0128 準拠 イプコナゾール 16mg/l 0.05mg/l HPLC法 COD(Mn) 220mg/l 1 mg/l JIS K 0102 17 BOD 140mg/l 1 mg/l JIS K 0102 21 32.3 濁度 100度 1 度 上水試験方法VI-1 3.3 但し、COD(Mn),BOD,濁度については処理時間は1時間である。 凝集剤添加 検査項目 計量値 定量下限値 計量方法 ベノミル ND 0.01mg/l JIS K 0128 準拠 イプコナゾール 5.8mg/l 0.05mg/l HPLC法 COD(Mn) 130mg/l 1 mg/l JIS K 0102 17 BOD 63mg/l 1 mg/l JIS K 0102 21 32.3 濁度 70度 1 度 上水試験方法VI-1 3.3 活性炭処理 検査項目 計量値 定量下限値 計量方法 ベノミル ND 0.01mg/l JIS K 0128 準拠 イプコナゾール ND 0.05mg/l HPLC法 COD(Mn) 25mg/l 1 mg/l JIS K 0102 17 BOD 1mg/l 1 mg/l JIS K 0102 21 32.3 濁度 ND 1 度 上水試験方法VI-1 3.3 原液 検査項目 計量値 定量下限値 計量方法 ヘキサン抽出物質量 11 5 mg/l 昭和49年環境庁告示 第64号付表4 放流水 検査項目 計量値 定量下限値 計量方法 ヘキサン抽出物質量 ND 5 mg/l 昭和49年環境庁告示 第64号付表4 【0069】 【発明の効果】以上説明したように、本発明の処理装置
によれば、受水槽、オゾン反応槽、オゾン発生機、電気
分解槽及び活性炭槽を備え、これらの構成要素を用いて
廃液処理を行うので、次の効果が得られる。 (1)農薬廃液に含まれる化学物質を短時間で無機化す
ることができ、汚濁物質の70〜99%を除去すること
ができる。 (2)特に微量な農薬成分であっても、分解に難易分解
性を有する物質や重金属、或いは変異原生をもたらす物
質の処理時に有効である。 【0070】このように、本発明の処理装置を用いれ
ば、薬剤の多量投入による従来の凝集沈殿処理に比べ
て、薬剤投入量の設定等の専門的な知識を必要とせず、
施設コストの低減、ランニングコストの低減、人による
管理の省力化、バランスの良い機械効率の配分等、様々
な便益性に優れる。また、処理後の液体は十分に安全な
程度にまで無機化・清浄化されているから、そのまま河
川や海に放流したり、或いは再利用したりすることがで
き、人間を含む生物や環境に対して安全且つ安心であ
る。 【0071】従って、本発明の用途としては、種籾の薬
液浸漬廃液の処理、球根の消毒廃液の処理、バレイショ
種芋の消毒廃液の処理、ゴルフ場で使用の農薬廃液の処
理、農薬散布の残液や散布機具の洗浄水の処理、農薬が
もたらす環境ホルモン様物質の除去、水耕栽培の廃液処
理、難分解性物質の易分解性への転化等があり、水域環
境の保護に極めて有用である。
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION [0001] BACKGROUND OF THE INVENTION 1. Field of the Invention
Pesticide waste liquid using oxidation reaction and reduction reaction by electrolysis
Pesticide wastewater that mineralizesPlaceRelated to a physical device. [0002] 2. Description of the Related Art Conventional methods for treating pesticide waste liquids have been generally described.
A flocculant to the pesticide waste liquid and pass it through activated carbon
It is common to adsorb and remove drug components. Or pesticides
A coagulant is added to the waste liquid, which is subjected to dehydration treatment.
Is passed through activated carbon to remove the pesticide components by adsorption. [0003] In any case, in the conventional treatment method, the medicine
Coagulation treatment method using a coagulant (coagulant) is the mainstream.
As for the form, pH adjustment (neutralizing agent) → flocculation reaction tank (coagulant injection) → polymer reaction tank (polymer injection) → settling tank → pH adjustment (neutralizing agent) → activated carbon tower → discharge     └ → Filter press (injection of pre-coating agent) → Dewatered cake In general, the order is as follows. Also, excess sludge
If dried after dehydration, or as a wet cake
Has been disposed of. [0004] SUMMARY OF THE INVENTION
Water treatment method for conventional coagulation and sedimentation treatment
Was simply spread for pesticide wastewater, especially soaking wastewater.
Etc. are released without going through the coagulation sedimentation process.
There is no basis for decomposability and attempts to drain only by activated carbon adsorption
It was a very vague process. [0005] Further, in the agricultural chemical waste liquid treatment field,
Due to the slow spread of equipment and the expensive processing equipment,
After untreated release and infiltration into the basement
Pollution of groundwater, rivers, soil, etc.
coming. The present invention has been made in view of such circumstances.
Mineralize pesticide waste liquid used for various purposes
(Detoxification) treatment, the treated water pollutes organisms and the environment
Released into rivers and seas without reuse or reused
To provide a method and an apparatus for treating pesticide waste liquid that can be used
And for the purpose. [0007] [MEANS FOR SOLVING THE PROBLEMS] To achieve the above object
The present inventionAgricultureTreatment of chemical wasteThe device is received as a component.
Water tank, ozone reaction tank, ozone generator, electrolysis tank and active
Equipped with a charcoal tank. The receiving tank flows in from outside the device.
A level sensor that detects the liquid level of
Ozone reaction of pesticide waste liquid when surface level is above specified level
And a pump to be introduced into the tank. Ozone reaction tank receives water
Level to detect the liquid level of the pesticide waste liquid introduced from the tank
Sensor and the waste liquid from the tank to the ozone generator
The first pump and the agricultural chemical waste liquid in the tank to the electrolysis tank.
A second pump to enter and a titanium membrane
And a lamp for UV irradiation is provided inside
Measures the oxidation-reduction potential of the reaction inner cylinder and the pesticide waste liquid in the tank
Oxidation-reduction potentiometer. Ozone generator
Pesticide waste liquid sent out by the first pump of the
Has an ozone gas-liquid mixing tower that mixes while pressing the zon
You. The electrolysis tank is operated by the second pump of the ozone reaction tank.
Collect the scum generated by the reduction reaction of the sent pesticide waste liquid.
Has a scum collection mechanism that collects and separates scum and liquid
You. The activated carbon tank is used for processing liquid sent from the electrolysis tank.
The remaining pollutants are adsorbed and removed. these
Perform the following first, second and third steps in the components
It is characterized by performing. From the receiving tank to the ozone reaction tank
Pesticide waste liquid collected accumulates in an ozone reactor over a specified amount
And the agricultural chemical waste liquid is supplied to the ozone generator by the first pump.
Introduced into ozone gas-liquid mixing tower and pressurized and mixed with ozone
After that, mix the gas-liquid mixture on the inner cylinder for reaction in the ozone reactor.
From the lower opening to the inside of the ozone reactor.
Irradiate ultraviolet rays inside the inner cylinder while staying in the inner cylinder for a predetermined time
The first stage to do. Ozone measured by redox potentiometer
Ozone Oxidation Based on Oxidation Potential of Liquid in Reactor
After the reaction has progressed, the pesticide waste liquid in the ozone reactor is
Pump to the electrolysis tank sequentially,
Scum generated by the reduction reaction Removed by cam collecting mechanism
Then, the electrolyzed liquid is returned to the ozone reaction tank again.
Introduced into the inner tube for reaction and mixed with ozone gas-liquid from the ozone reactor
Second stage of circulating the tower, inner cylinder and electrolyzer. Oxidation
Liquid acid in ozone reactor measured by reduction potentiometer
When the activation potential reaches a predetermined value set for each pesticide waste liquid,
Terminates the oxidation reaction by the ozone and removes the liquid in the ozone reactor.
It is sent to the electrolysis tank sequentially, and scum is removed by electrolysis.
The removed treated water is sent to an activated carbon tank, where the remaining
The third stage in which suspended substances are adsorbed and removed and then discharged. This processapparatusIs used for mineralization of pesticide waste liquid
Using oxidation reaction by ozone and reduction reaction by electrolysis
The strong oxidizing power of ozone makes chemicals in waste liquid
The reaction between the substance and ozone results in the hydrolysis of ozone
Hydroperoxy radical (HOTwo・) Generates the potential
The chemical substance having
Mineralize in a short time. Furthermore, it passes through the waste liquid after the ozone reaction.
Is repelled and dispersed by ozone oxidation.
Negatively charged pollutant charges are neutralized and reduced
Pollutant adsorbs and aggregates on each other, resulting in floc growth
Becomes quicker. The mechanism is as follows.
is there. When electricity is applied to the pesticide waste liquid, electrolysis occurs
Bubbles are generated. This generated gas is composed of hydrogen 2: oxygen 1
Float of floc
Separation is promoted. In particular, for pesticide components, white kerosene is used as an emulsifier.
Oil component becomes finer and becomes emulsified
Is difficult to remove with conventional coagulation sedimentation
It is. The oil particle size is 10-7-10-Fourcm
It becomes heavy oil after zon reaction and is negatively charged. this
The negative charge is neutralized by electrolysis and adsorbs each other.
Longer, oil and water separate. The above-described oxidation reaction and electrolysis by ozone
The scum generated is separated and removed by the effect of the reduction reaction
It is possibleYou. The order of the oxidation reaction and the reduction reaction is as follows.
Oxidation reaction, followed by electrolysis reduction reaction
To doYou.And oxidize the reaction water after electrolysis
Circulation for the reaction and the reduction reaction.And toMore pollutants 7
0-99% can be removed. Furthermore, after the reduction reaction
Pass the treated water through activated carbon to remove residual chemicals contained in the treated water.
To remove qualityAnd toMore than 99% of pollutant removal rate
Can be maintained. [0012] In addition, on the surface of activated carbon,
To form a black filtration membrane.And toMore pesticide components
To form micro-flocs due to electrolytes
Thereby, the filtration accuracy is improved. It is an electrolyte for pesticide components.
With surfactants, metals and organic binders
Many, self-emerge as coagulation aid during electrolysis reaction
You. Some of them form a filtration membrane on the surface of activated carbon.
You. However, after the electrolysis, the reduced water
Quality, the zeta potential of the filtration membrane is strong
Activated carbon is easily clogged. Prevent this
Activated carbon after treatment of pesticide waste liquid or after setting
Backwash more, and this backwash wastewater is again subjected to oxidation and reduction reactions.
ReturnAndFloating scum generated by electrolysis for separation and removal
I'm leaving. On the other hand, depending on the components of the agricultural chemical waste liquid, ozone
Depending on the additive, that is, the waste liquid substrate during the oxidation reaction
PH adjusting agent (acidic or alkaline), coagulation
Auxiliaries (PAC), polymer flocculants (cationic, nonionic
System, anion system), oxidation promoter [HTwoOTwo, Fe (O
H)Three, MnOTwo, TiOTwoEtc.)Andis there. Further, depending on the components of the agricultural chemical waste liquid,
Substances that are difficult to decompose even in large amounts of pesticide components
Substances that cause quality, heavy metals, or mutagens
UV irradiation during the oxidation reaction with ozoneAnd
I do. The following is an example of processing for a chemical substance. .Cadnium and its compounds, lead and its compounds, hexavalent
Chromium compounds, arsenic and its compounds, mercury and alkyl
Mercury, selenium: Fe (OH)Three+ MnOTwoAnd electrolysis flotation
Up ・ Cyanide compound (ozone oxidative decomposition), organic phosphorus compound:
Ozone oxidation + electrolysis floating + activated carbon adsorption ・ Trichloroethylene, tetrachloroethylene: pH8
/ Ozone + Titanium UV / Electrolysis floating + Activated carbon ・ Carbon tetrachloride, dichloromethane, 1,2-dichloroethane
1,1,1-trichloroethane, 1,1,2-trichloroethane
Tan: electrolysis + activated carbon adsorption ・ Polychlorinated biphenyl (PCB): ozone + titanium U
V ・ 1,1-dichloroethylene, cis-1,2-dichloroethyl
Ren: Ozone oxidative decomposition / electrolysis + activated carbon adsorption ・ 1,3-dichloropropene, thiuram, simazine, thio
Bencalp, benzene: Ozone oxidative decomposition + electrolysis floating ・ Dioxin: hydrogen peroxide + pH adjustment + ozone + titanium
UV decomposition, electrolysis floating, activated carbon ・ Environmental hormone-like substances: nonylphenol / bispheno
A or ozone oxidative decomposition + titanium UV / activated carbon Does the treated water after treatment of pesticide waste liquid reach the wastewater standard value?
Confirmation by simple COD reaction (pack test)
And toAs for pesticides,
Determine the components and COD conversion, for example, Kyoritsu Riken Research
It can be determined by a simple COD pack test made by Toshosha. Also,
For restricted substances, the bioconcentrator method
Pesticide detection kit using the product (for example, Wako Pure Chemical Industries, Ltd.)
) Can also be used. [0017]As described above, the pesticide waste liquid treatment apparatus of the present invention
The installation is a water receiving tank, ozone reaction tank, ozone generator, electrolysis
Equipped with a tank and an activated carbon tank.
Is characterized by the flow of waste disposal. With this processing apparatus, as described above,
70-99% of pollutants contained in chemical waste
be able to. [0019]Finally, the residual water from the treated water from the electrolysis tank
Provide an activated carbon tank to remove existing chemicalsBy dirty
The removal rate of suspended substances can be always maintained at 99%. In this processing apparatus, the electrolysis tank is
Collect the scum generated by the original reaction and separate the scum and liquid.
Has a scum collecting mechanism to separateBut,As a specific example,
Scraper and scum
Having a net basket having a filter cloth for separating liquid
If, for example, scum that floats with electrolysis processing
Can be arbitrarily adjusted. basic action
Now scrape the scum with a scraper with a water content of 97%
And remove it, and remove it with a filter cloth (eg
(For example, a mesh of 30 μm), solid-liquid separated, dried naturally,
Treat waste with a water content of 50% or less. In addition, the ozone reaction depends on the type of the pesticide waste liquid.
The redox potential is measured between the two points of redox.
Oxidation and reduction reactions at a certain oxidation potential
To automatically controlAnd toWhen operating the device,
And set it to reduce ozone oxidation and electrolysis.
It is easy to shorten or extend the processing time,
Even if the concentration changes, the safety as a chemical treatment can be ensured. Further, an ozone concentration monitor is provided around the ozone generator.
A visual sensor is placed, and this ozone concentration monitoring sensor
When the above ozone concentration is detected, the ozone generator
By automatically stopping the generation of ozone,
In the case of one, it can be dealt with quickly and safety can be ensured. However
In this case, the predetermined value of the ozone concentration is 0.05 ppm or less.
When the ozone concentration reaches this value, ozone is generated
Stops automatically.In the present invention, in the first stage,
Makes the mixed gas-liquid stay in the inner cylinder.
"Stay" means simply staying in the inner cylinder and not moving
Instead, the mixture is introduced from above the inner cylinder,
For a predetermined period of time from the opening of the
Pass slowly, and meanwhile make sure that it is located in the inner cylinder.
means. The gas-liquid mixture is passed through the inner cylinder
Within, during which ultraviolet radiation is applied. Also, the second
In the stage, the ozone reaction measured by the oxidation-reduction potentiometer
Oxidation reaction with ozone based on oxidation potential of liquid in reaction tank
After the progress of the agrochemical waste liquid in the ozone reaction tank,
Pump to the electrolysis tank sequentially, where the oxidation potential
Indicates that the oxidation potential of untreated agricultural chemical wastewater is
It indicates the potential when it changes to some extent. Furthermore, the third
In the stage, the ozone reaction measured by the redox potentiometer
The oxidation potential of the liquid in the tank is set for each pesticide waste liquid.
When the value reaches the value, the oxidation reaction by ozone is terminated.
The oxidation potential at, as a result of the oxidation reaction by ozone,
The oxidation potential set according to the type of pesticide waste liquid is the fixed point
(Even if the oxidation reaction is continued further, the potential hardly changes
Point). More about oxidation potential
In other words, a substance having an oxidation potential in the liquid
It is mineralized (solidified), and the oxidation potential increases. Also organic
Becomes floating as oxidation proceeds, and the oxidation potential rises. Toes
During the oxidation process, the pollutants are solidified and suspended.
Based on this, the oxidation reaction proceeds based on the oxidation potential.
The oxidation reaction is terminated when the oxidation potential reaches a predetermined value.
You have determined that. Thus, in the present invention, the redox
Oxidation voltage of liquid in ozone reactor measured by electrometer
Position is used for automation. [0023] DETAILED DESCRIPTION OF THE PREFERRED EMBODIMENTS Hereinafter, the present invention will be described based on an embodiment.
Will be described. An apparatus for treating a pesticide waste liquid according to one embodiment thereof
Is shown in FIG. This processing equipment is
Tank (liquid storage tank) 1 for storing oxygen and an oxygen concentrator 2a
Ozone generator 2 and ozone generation from wastewater from receiving tank 1
Inject ozone from greige 2 and oxidize waste liquid with ozone
Ozone reaction tank 3 to be reacted and reaction water of ozone reaction tank 3
Electrolysis tank 4 for performing a reduction reaction by electrolysis,
Adsorb and remove residual chemicals from treated water from decomposition tank 4
An activated carbon tank 5 and a control panel 6 for controlling each part are provided. Ma
In addition, besides the receiving tank 1, soil, rice husk, garbage, etc.
A dust removal pit 7 for removal is provided, and the
A container 8 containing a flocculant as an additive to be charged is provided.
Have been. Each part is a pipe of the required diameter indicated by a solid line in the figure.
Interconnected. Next, each part will be described. Water receiving tank 1, ozone reaction tank 3, and dust pit
7 is provided below the ground G as shown in the enlarged view of FIG.
And is integrally formed of concrete. Receiving
The water tank 1, the ozone reaction tank 3 and the dust removal pit 7 are respectively
Has manholes 10, 11, 12 that emerge from the ground G
You. An inflow pipe 15 is connected to the dust removal pit 7,
Agricultural chemical waste such as seed cleaning waste is processed through the inlet piping 15.
Flow into the device. The water receiving tank 1 and the dust removal pit 7 communicate with each other through a flow path 17.
The agricultural chemical waste liquid flowing into the dust removal pit 7 passes through the flow path 17.
First, it enters the adjacent water receiving tank 1. Level sensor 2 is provided in the receiving tank 1
0 and a pump 21 are arranged, and the level sensor 20 detects a water receiving tank.
The upper and lower limits of the liquid level of the pesticide waste liquid in 1 are detected,
The pump 21 removes the agricultural chemical waste liquid in the water receiving tank 1 from the adjacent ozone.
It is introduced into the reaction tank 3. In addition, the water receiving tank 1 has an ozone reaction.
The tank 3 communicates with the channel 18 so that the waste liquid in the water receiving tank 1
Even if the limit level is exceeded, waste liquid is
And flows into the ozone reaction tank 3. The ozone reactor 3 has a level sensor 30
Pumps 31, 32, oxidation-reduction potentiometer 35, and inner cylinder 4 for reaction
0 is arranged. The level sensor 30 is an ozone reaction tank
The upper and lower limits of the liquid level of the waste liquid in 3 are detected and the pump
31 sends out the waste liquid in the ozone reactor 3 to the ozone generator 2
The pump 32 uses the waste liquid in the ozone reaction tank 3 as an electrolysis tank.
Introduce to 4. The oxidation-reduction potentiometer 35 is in the ozone reactor 3
The potential of the waste liquid is measured. The inner tube 40 has an ozone generator 2
The waste liquid mixed with ozone is introduced by the
Is for UV irradiation to accelerate the oxidation reaction by ozone
And a titanium film 42 on the inner surface.
Has been established. Combination of UV irradiation and titanium film 42
Is difficult to decompose, especially for trace amounts of pesticide components
Substances or heavy metals or substances that cause mutagen
It is effective at the time of processing. It should be noted that the agrochemical waste liquid and ozone in the inner cylinder 40
The residence time of the gas / liquid mixture should be at least 2 minutes
Is set. This is as described below.
Hydroperoxy radical (HO)Two·)When,
In addition, the hydroxyl radical (OH.)
It takes at least 2 minutes to generate
It is. Ozone generator 2 having oxygen concentrator 2a
Is an ozone gas-liquid mixing tower 50 and a line as shown in FIG.
It has a pump 51. The ozone gas-liquid mixing tower 50
Waste liquid sent by the pump 31 from the reaction tank 3 is introduced
On the other hand, ozone from the ozone generator 2 is introduced,
Waste liquid and ozone while being pressurized by the line pump 51
Are mixed. In addition, the coagulant is
Into the reaction tank 3. However, it is included in seed disinfection, etc.
The electrolyte may be used as a flocculant. Decomposition and mineralization by oxidation reaction with ozone
The pesticides to be used are, in addition to those mentioned in the experimental examples below,
Chlorine-based, organic phosphorus-based, phenoxy-based, carbamate
System, trizine system, triazole system, dithiocarbamate
And pyrethroids are known. Although not shown in FIG.
An ozone concentration monitoring sensor is arranged around the generator 2.
This ozone concentration monitoring sensor is a predetermined value (0.05 ppm)
When the above ozone concentration is detected, the ozone generator 2
Ozone generation is automatically stopped. The electrolysis tank 4 and the activated carbon tank 5 are shown in FIG.
The structure is as shown in the large diagram. The electrolysis tank 4
Collect the scum generated by the reduction reaction, and remove the scum and liquid.
It has a scum collecting mechanism to separate. The scum collection mechanism
Here, the sprocket provided on the upper part of the electrolysis tank 4
60, a chain 61 hung on a sprocket 60,
A scraper (not shown) attached to the chain 61
A motor 62 for rotating and driving the proket 60, and filtering inside.
It is composed of a net basket 63 having a cloth (not shown). As described above, the electrolysis tank 4
Scum is generated by the
According to the scum that emerged was scraped by a scraper
After being collected and removed from the liquid level of the electrolysis tank 4,
3 A filter cloth is provided in the net basket 63.
Liquid is separated from the scum with a filter cloth
Only will remain on the filter cloth. The electrolytic cell 4 has an anode and a cathode.
However, platinum, titanium, etc. are used as the material of the anode and the cathode.
Can be The anode and the cathode are provided in a fixed form provided in the control panel 6.
It is connected to a current generator 65. Electricity required for electrolysis
For example, DC 24 V, 20 A / mThreeAnd electrolysis
(For example, minus 250 mV ORP /
(Retention 30 minutes or more) to mineralize the chemical. Electrical
Well-known coagulation / coagulation and floating by electrolysis in decomposition tank 4
Separation, oxidation / reduction, oil purification, denitrification, phosphorus removal
The effects are obtained, and the respective effects are as follows. <Aggregation / coagulation> When a flocculant is added to the waste liquid and energized,
Charges of pollutants repelling and dispersing each other
The load is neutralized, and pollutants adsorb to each other and aggregate and condense.
Then, the growth of the flock becomes quick. <Floatation> When waste liquid is electrolyzed, water electrolysis occurs.
This generates fine bubbles. These fine bubbles are
Flocculation of flocs is promoted by the
It is. <Oxidation / reduction> When waste liquid is electrolyzed, pollutants are generated at the electrodes.
Decomposition and cathodic reductive decomposition of the waste occur, and B in the waste liquid
In addition to being able to purify OD and COD,
Chromaticity can also be reduced. <Oil purification> Emuljo
Wastewater treatment is generally very difficult
is there. Oil particle size is 10-7-10-FourIn cm, minus obi
Electrolysis, the negative charge
Is neutralized and the oil particles grow by adsorption on each other,
Separation and removal are possible. <Denitrification> There are various forms of nitrogen in waste liquid,
Ammoniacal nitrogen is decomposed by the following reaction mechanism:
You. 2NHFour ++ 2e → NTwo↑ + 4HTwo↑ To theoretically oxidize and decompose 18 g of ammonia ions,
Requires 96500 coulombs (1A, 27 minutes)
is there. <Dephosphorization> Phosphorus ion substance is used as an aggregating agent.
It is floated and separated as phosphate by minium and iron. Al3++ POFour 3-  → AlPOFour↓ Fe3++ POFour 3-  → FePOFour↓ On the other hand, the activated carbon tank 5 has a sprinkler 70, an activated carbon layer 71,
It has a stirring blade 72. Processing liquid sent from electrolysis tank 4
Is sprinkled on the activated carbon layer 71 by the sprinkler 70 and the activated carbon layer 7
In the process of passing through 1, the remaining pollutants are
Adsorbed and removed. In addition, the stirring rotating at the bottom of the activated carbon tank 5
There is no variation in the adsorption action of the activated carbon layer 71 by the stirring blade 72.
Stable and stable. The surface of the activated carbon layer 71 is coated with an agrochemical component.
Because a microfiltration membrane is formed, that is, the pesticide component has
Microfloc is formed by the
Thus, the filtration accuracy of the activated carbon is improved. This is a pesticide ingredient
Contains surfactants, metals and organic binders that serve as electrolytes
Most of them have an agglomeration aid during electrolysis reaction.
Self-surfacing, part of which is on the surface of the activated carbon layer 71
Is formed. However, after the electrolysis, the reduced water
Quality, the zeta potential of the filtration membrane is strong
Activated carbon is easily clogged. Prevent this
Activated carbon after treatment of pesticide waste liquid or after setting
Backwash more, and this backwash wastewater is again subjected to oxidation and reduction reactions.
And lift the scum generated by electrolysis to separate and remove
It may be left. FIG. 4 shows a specific example of the back washing.
Water supply and blower 75 required
The amount of air is injected and the upper part of the activated carbon layer 71 of the activated carbon tank 5
The scum is washed away, and the washing water is supplied to the ozone reaction tank 3 or the electric
Return to the decomposition tank 4 and again electrolysis in the electrolysis tank 4
Perform scum removal. In the backwashing process, the pesticide waste liquid is continuously treated.
Automatically set to be performed at regular intervals.
Good. In the processing apparatus configured as described above, the pesticide
The waste liquid flows into the dust removal pit 7 through the inflow pipe 15,
After the soil, rice hulls, trash, etc. are removed, water is received from channel 17
Enter tank 1. In the receiving tank 1, the level sensor 20 particularly measures the liquid level.
Level is constantly detected, so the liquid level
If it is not less than the lower limit, the agricultural chemical in the water receiving tank 1 by the pump 21
The waste liquid is sucked up and introduced into the ozone reaction tank 3. Oh
The liquid level is detected by the level sensor 30 even in the zon reaction tank 3.
The liquid level has reached the required volume above the lower limit level.
Until the waste liquid for agrochemicals is stored in the ozone reaction tank 3. A required amount of the agricultural chemical waste liquid is stored in the ozone reactor 3.
And the agrochemical waste liquid in the ozone reactor 3 is turned on by the pump 31.
Introduced into the gas-liquid mixing column 50 and manufactured by the ozone generator 2
The injected ozone is injected into the ozone gas-liquid mixing tower 50
Then, the pesticide waste liquid and ozone are mixed in the ozone gas-liquid mixing tower 50 for 2 seconds.
After contact, the gas-liquid is transferred to the reaction inner cylinder in the ozone reaction tank 3.
40 is introduced. Gas and liquid stay in the inner cylinder 40 for more than 2 minutes
In the meantime, ultraviolet irradiation from the lamp 41 and the titanium film 4
2 promotes oxidation reaction with ozone
It is. That is, in the inner cylinder 40, the pesticide waste liquid and the ozone
In the residence reaction with
Siradical (HOTwo・) And also a hydro-
2 minutes or more for generating xyl radical (OH.)
After a reaction time of at least 2 kg / cmTwoPressurized
Under the circumstances, the chemical substances contained in the pesticide waste liquid are mineralized.
During the oxidation reaction with ozone,
A coagulant is charged into the ozone reaction tank 3 from the collection container 8. The oxidation reaction by ozone proceeds to some extent
And the agrochemical waste liquid in the ozone reaction tank 3 is
It is sent to the gas decomposition tank 4. In the electrolysis tank 4, electrolysis is performed.
The reduction reaction takes place with the generation of gas as described above.
The scum rises. The scum that emerged is scraper
Raked, put into a net basket 63, and filtered with a filter cloth
The scum and liquid are separated and the scum remains on the filter cloth. filtration
Liquids that have been filtered through a cloth or that have been electrolyzed
And returned to the inner cylinder 40 in the ozone reaction tank 3 and mixed with ozone gas and liquid.
The tower 50, the inner cylinder 40 and the electrolysis tank 4 are circulated. The oxidation reaction with ozone is carried out in the ozone reactor 3
The potential is measured by the oxidation-reduction potentiometer 35 arranged in the
The potential is constant oxidation between two points of redox.
This is performed until the potential is reached. This oxidation potential is processed
Depending on the pesticide waste liquid, one example is Sportac
With Turner + SE (product name), at +250 mV (upper limit)
Yes, if electrometer 35 measures 250 mV, oxidation reaction
To end. This oxidation reaction and reduction reaction produce pesticide waste liquid.
70-99% of the pollutants therein are removed. When the ozone oxidation reaction ends, that is, the ozone
When the supply of the liquid to the liquid mixing tower 50 is completed,
The liquid is sent to the electrolysis tank 4 sequentially, and the scum is formed by electrolysis.
The treated water whose removal has been completed is sent to the activated carbon tank 5. Activated carbon
In the tank 5, the treated water passes through the activated carbon layer 71 while remaining.
The existing pollutants are adsorbed and removed by the activated carbon and stirred by the stirring blade 72.
After the substrate has been stirred and the substrate is constantly constant, release it (in the direction of the arrow).
Is done. Removal of residual chemicals in activated carbon tank 5
As a result, a pollutant removal rate of 99% can always be maintained. Immediately
The pollutant removal rate by the ozone reaction and electrolysis
Even if it is 70%, it is finally removed by the activated carbon tank 5.
The departure rate will always reach 99%. The treatment of the pesticide waste liquid in the ozone reaction tank 3 is completed.
When the liquid level reaches the lower limit level,
Pesticide waste liquid is again introduced into the ozone reactor 3 to a certain level
Oxidation by ozone and electrolysis
Primary reaction is performed, followed by adsorption removal with activated carbon
It is. This series of processing is performed by the liquid level of the agricultural chemical waste liquid in the water receiving tank 1.
As long as the level is equal to or higher than the lower limit, the processing is sequentially continued. The processing apparatus according to the above-described embodiment includes a water receiving tank 1 and
Ozone reactor 3 is a large one installed underground,
If the processing capacity may be small, refer to FIG.
6 (a front view as viewed from an arrow A in FIG. 5), FIG. 7 (an arrow in FIG. 5).
B (right side view as viewed from B), FIG. 8 (back view as viewed from arrow C in FIG. 5).
Each part can be unitized as shown in
You. In this unitized processing apparatus, the base 80
, Ozone generator 2 (including control panel 6), ozone reactor
3, electrolysis tank 4, activated carbon tank 5 with ladder 77
Have been. The base 80 includes casters 81 and support legs 82.
Movement of unitized processing equipment by casters 81
Is easy, and the unitized processing device is
It can be fixed in place. In addition, this unit
In a chemical treatment device, an agrochemical waste liquid is subjected to an ozone reaction using a pipe or the like.
It is introduced directly into the tank 3. Next, the agricultural chemical waste liquid is treated by using the above-described processing apparatus.
An experimental example of mineralizing is described. However, the following
In Experimental Examples 1 to 6, all were performed by high-performance liquid chromatography.
(HPLC) and infrared spectrophotometry (JR)
The structure of the product was deduced. Also, use pure products for pesticide component reagents.
Prepared and confirmed the results. <Experimental example 1> The pesticide to be treated is Techlead wettable powder
Mixed solution of Emulsion and Sumithion emulsion (both brand names)
Liquid), by oxidation reaction with ozone and electrolysis
After performing the reduction reaction and the adsorption removal with activated carbon,
Hands to prove whether the treated water has reached the wastewater standard
As a stage, confirm by simple COD reaction (pack test)
Was. However, for restricted substances, bio-consent
Pesticide detection kit using lator method (Wako Pure Chemical Industries, Ltd.)
May be used. The components of pesticides and measurement results are as follows.
It is a cage. -Techlead wettable powder (ipconazole: 5.0%, cupric hydroxide: 3.0%,                     (Water / surfactant: 90.4%) ・ Sumithion emulsion (MEP emulsion: 50%, organic solvent and emulsifier: 50%)Seed disinfectant Techlead Sumithion undiluted solution 1 time pickling water 2 time pickling water Ipconazole 120mg / l ND ND Fenitrothion 110mg / l ND 0.08mg / l COD 800mg / l 31mg / l BOD 120mg / l 22mg / l In these results, ND represents less than the detection limit value,
・ Two times of pickling water is for seeds with pesticides once and twice.
Means water after being immersed only in water.
the same). <Experimental example 2> Healthy seed wettable powder and Sumithion as pesticides
Perform processing using a mixed solution of emulsion (trade name), and
It was confirmed by an easy COD reaction. ・ Helsede wettable powder (thiuram: 26%, pefurazoate: 16%, water / surfactant)                     (Active agent: 58%) ・ Sumithion emulsion (MEP emulsion: 50%, organic solvent and emulsifier: 50%)Seed disinfectant Dilution stock solution of Helseed Sumithion 1 time pickling water 2 time pickling water Thiuram ND ND Fenitrothion 100mg / l ND 0.08mg / l COD 500mg / l 22mg / l BOD 120mg / l 8mg / l <Experimental example 3> Benrate (trade name) of pesticide 200 times
Dilute to use as a seed disinfectant solution.
200 l was subjected to an oxidation reaction and a reduction reaction for about 60 minutes.
Was. The components and results of benlate are as follows. Benlate (thiuram: 20%, benomyl: 20%, mineral fine powder: 60%,             Wettable powder, powder)Seed disinfectant Benlate diluted stock solution Treated water Benomyl 110mg / l 0.02mg / l <Experimental example 4> 1000 times of Daconil (trade name) of pesticide
And used for seed disinfectant, and waste liquid after seed disinfection
Only 200 l are subjected to oxidation reaction and reduction reaction for about 60 minutes.
I let you. The components and results of daconil are as follows. -Daconil (TPN: 40%: surfactant: 60%, wettable powder, flowable,               liquid)Seed disinfectant Daconil diluted stock solution Treated water Chlorothalonil (TPN) 89mg / l 0.08mg / l <Experimental example 5> 1000 pesticides (trade name) of pesticide
Diluted by a factor of 2 to use as a seed disinfectant solution
Oxidation reaction and reduction of 200 l of liquid for 1.5 to 5 hours
The reaction was performed, and the results are as follows. ・ Sportac (Prochloraz: 25%, water / organic solvent 75%, liquid)Seed disinfectant Spoltac stock solution Prochloraz 76mg / l ND <Experimental example 6> Dakolate (trade name) of pesticide was increased 1000 times.
And used for seed disinfectant, and waste liquid after seed disinfection
Only 200 l are subjected to oxidation and reduction reactions for 4.5 hours.
I let you. The components and results of dacolate are as follows. ・ Dakolate (TPN: 50%, Benomyl: 20%, Mineral powder ・ Surfactant               : 30%, wettable powder)Seed disinfectant Dakolate diluted stock solution Treated water Chlorothalonil (TPN) 390 mg / l 0.1 mg / l Benomyl 200mg / l 0.06mg / l As is clear from any of Experimental Examples 1 to 6,
The concentration has been greatly reduced by using the device.
This shows that the pesticide waste liquid can be mineralized. From the results of these experiments, the following features
Can be derived. Trifmin te
Creed C. Sumithion Saturn Dakorate Beno
For mill, 0.1 mg of seed disinfectant pesticide component after treatment
/ L can be determined. Techlead (Floable / Copper oxide) / Sporttac milk
Agent, Starner wettable powder, Healthy seed emulsion, Benlate T
(Thiuram), combined use of complex decomposition technology and scum
Removal is important. Benrate has an increased foaming property due to ozone oxidation. Sportac (Prochloraz liquid)
Finally, the emulsion disappears and the visibility improves. <Experimental example 7> The following seed disinfecting waste liquid in a paddy rice raising facility
Against oxidation reaction with ozone and reduction reaction by electrolysis
This shows the results of the treatment in which the chemical substance was mineralized. However, processing
The amount is 5mThreeIt is.Product name/ Pesticide ingredient name Stock solution Ozone electrolytic floatation Removal rate Addition of flocculant Removal rate After activated carbonTacolate  /  Chlorothalonil (TPN) 0.94mg / l 0.40mg / l (2hr) 57% 0.80mg / l Note 2 ND tacolate  /  Hexnomyl 1.3mg / l 0.70mg / l 〃 46% 0.80mg / l Note 2 ND stirrer  SE /  Oxonic acid 130mg / l 110mg / l 〃 15% 82mg / l 37% ND swelltac emulsion/  Fluorochlors 34mg / l 15mg / l 56% 14mg / l 59% ND COD (Mn) 500mg / l 340mg / l 〃 32% 350mg / l Note 3 6mg / l BOD 120mg / l 130mg / l 〃 Note 1 110mg / l 15% 2mg / l Turbidity 800mg / l 560mg / l 〃 30% 120mg / l 85% ND hexane Extracted substance amount ND ND In this paddy rice nursery, Sportac Sta
Dakolate was used for sterilization of nursery shelves.
Sportac (Base is prochloraz: 25%, water / organic
(Solvent: 75%, liquid) diluted 1000 times
Prochloraz concentration index is estimated to be about 76 mg / l
Can be However, the analytical value of the above result is 34 mg / l
Therefore, the concentration of 2200 times the dilution factor
I have. The above analysis values indicate that the highest concentration of facility wastewater has been treated.
And the actual situation is a concentration of 4000 to 8000 times
It is appropriate to consider the wastewater quality (raw water). Removal rate with ozone electrolysis reaction time of 2 hours
Is 57% chlorothalonil, 46% benomyl,
Raz 56%
improves. Removal of oxonic acid depends on the effect of coagulant injection.
It's a big thing to expect, but Spoltak Stana
-There is an electrolyte contained in the SE base.
Amount is fine. The BOD in Note 1 is obtained by decomposition of COD (Mn).
Increased by the resulting substrate conversion. BOD is the reaction of flocculant
The effect is great due to the floating process. The chlorothalonil and benomyl in Note 2 are
Improvement of removal rate by flocculant after electrolytic levitation cannot be expected
No. Note 3 COD (Mn) is also removed by a coagulant
No improvement in rate is expected. COD (Mn) reaction for 2 hours with ozone electrolytic levitation
The response efficiency is (5mThree× 500mg / l-5mThree× 340mg / l) ÷ 40g
/ Ozone = 20 Becomes Therefore, COD (Mn) 20 is a proportional meter of ozone.
Calculation is possible, (5mThree× 340mg / l) ÷ 20 = 85
Decomposition is completed by g / ozone proportional injection reaction
You. <Experimental example 8> Seed disinfection in the following paddy rice raising facilities
Oxidation reaction with wastewater and return by electrolysis
The result of the treatment in which the chemical substance was mineralized by the original reaction is shown. However,
Processing volume is 2mThreeIt is.Product name/ Pesticide ingredient name Stock solution Ozone electrolytic floatation Removal rate Addition of flocculant Removal rate After activated carbonPay rate  /  Hepnomyl 0.04mg / l ND (2hr) 100% ND 100% ND techrete  / IFCONASOLE 31mg / l 16mg / l 〃 48% 5.8mg / l 81% ND COD (Mn) 330mg / l 220mg / l 〃 33% 130mg / l 61% 25mg / l BOD 170mg / l 140mg / l 〃 18% 63mg / l 63% 1mg / l Turbidity 160mg / l 100mg / l 〃 38% 70mg / l 56% ND hexane Extracted substance amount 11mg / l ND In this paddy rice raising facility, Techlead is treated as the main agent for disinfection.
The effect was confirmed. Techlead wettable powder (Ipconazo
: 5.0%, cupric hydroxide: 3.0%, water / surface activity
(Mixing agent: 90.4%) diluted 200 times
The conazole concentration index is considered to be around 120 mg / l. I
However, the analytical value of the above result is 31 mg / l,
A concentration of 800 times the dilution factor is targeted for processing. Removal rate with ozone electrolysis reaction time of 2 hours
Must be 48% ipconazole and 100% benomyl
Thus, the removal rate improves with time. The removal of ipconazole is carried out by cupric hydroxide.
3.0% influence, ozone electrolytic levitation removal rate is 48%
It was about. The removal rate after coagulant injection is 81%.
The reason is that cupric hydroxide is an electrolyte and has a floating effect.
The fruit is accelerating. COD (Mn) reaction for 2 hours with ozone electrolytic levitation
The response efficiency is (2mThree× 330mg / l-2mThree× 220mg / l) ÷ 40g
/Ozone=5.5 And by the coagulant combination effect, (2mThree× 330mg / l-2mThree× 130mg / l) ÷ 40g
/ Ozone = 10 Becomes Therefore, COD (Mn) 10 is a proportional meter of ozone.
Calculation is possible, (2mThree× 130mg / l) ÷ 10 = 26
g / ozone can be removed by a proportional injection reaction.
You. When benlate is used as the main disinfectant, the dilution factor is
Even with disinfection waste liquid with a rate of 200 times, the actual situation is about 800 times
And the 200 times benomyl index concentration is 11
Since it is 0 mg / l, 27.5 at 800-fold dilution ratio.
mg / l is possible. The above mass indicates the oxidation reaction, reduction reaction and
And can be removed by adding a flocculant. Next, the sludge generated in the treatment of the seed disinfection waste liquid
Is described. In the case of the paddy rice nursery facility of Experimental Example 7, disinfection was performed.
Since the main agent is Spoltak Starner SE,
The conditions are as follows. Wastewater amount during the period = 140 mThree× 210mg / l
(Mixed mass of COD and BOD) ¥ 29.4kg SS amount at a water content of 97% = 29.4 kg / day x 100 / (1
00-97) ¥ 980l (sludge water amount) And re-agglomeration by scum removal, water content is 70% or less
Becomes 29.4 kg / day × 100 / (100-7
0) = 97 kg (sludge water amount) (80 kg at waste collection) In the case of the paddy rice nursery facility of Experimental Example 8, the main disinfectant was
Since it is a Venrate, the load conditions are as follows. Wastewater amount during the period = 130 mThree× 180mg / l
(Mixed mass of COD and BOD) ≒ 23.4kg SS content at a water content of 97% = 23.4 kg / day x 100 / (1
00-97) $ 780l (sludge water volume) And re-agglomeration by scum removal, water content is 70% or less
Becomes 23.4 kg / day × 100 / (100-7
0) = 77 kg (sludge water amount) (50 kg at waste collection) Further, as another experiment, for each waste liquid (stock solution),
The next step is that the chemical substances of the components are mineralized
The results are shown below. <Experimental example 9> Undiluted solutionInspection item Weighing value Lower limit of quantification Weighing method   Chlorothalonil (TPN) 0.94 mg / l 0.01 mg / l JIS K 0128 16.2   Benomyl 1.3mg / l 0.01mg / l JIS K 0128 compliant   Oxonic acid 130mg / l 0.01mg / l HPLC method   Prochloraz 34mg / l 0.01mg / l gas chromatograph mass spectrometry Method COD (Mn) 500 mg / l 1 mg / l JIS K 0102 17   BOD 120mg / l 1mg / l JIS K 0102 21 32.3   Turbidity 800 degrees 1 degree Water supply test method VI-1 3.3 Ozone electrolytic levitation 2 hoursInspection item Weighing value Lower limit of quantification Weighing method   Chlorothalonil (TPN) 0.40mg / l 0.01mg / l JIS K 0128 16.2   Benomyl 0.70mg / l 0.01mg / l JIS K 0128 compliant   Oxonic acid 110mg / l 0.01mg / l HPLC method   Prochloraz 15mg / l 0.01mg / l gas chromatograph mass spectrometry Method COD (Mn) 340mg / l 1mg / l JIS K 0102 17   BOD 130mg / l 1mg / l JIS K 0102 21 32.3   Turbidity 560 degrees 1 degree Water supply test method VI-1 3.3 Add flocculantInspection item Weighing value Lower limit of quantification Weighing method   Chlorothalonil (TPN) 0.80 mg / l 0.01 mg / l JIS K 0128 16.2   Benomyl 0.80 0.01 Conforms to JIS K 0128   Oxonic acid 82 0.01 HPLC method   Prochloraz 14 0.01 Gas chromatograph Mass spectrometry Method COD (Mn) 350mg / l 1mg / l JIS K 0102 17   BOD 110mg / l 1mg / l JIS K 0102 21 32.3   Turbidity 120 ° 1 ° Water test method VI-1 3.3 Activated carbon treatmentInspection item Weighing value Lower limit of quantification Weighing method   Chlorothalonil (TPN) ND 0.01mg / l JIS K 0128 16.2   Benomyl ND 0.01 Conforms to JIS K 0128   Oxonic acid ND 0.01 HPLC method   Prochloraz ND 0.01 Gas chromatograph Mass spectrometry Method COD (Mn) 6mg / l 1mg / l JIS K 0102 17   BOD 2mg / l 1mg / l JIS K 0102 21 32.3   Turbidity ND 1 degree Clean water test method VI-1 3.3 Undiluted solutionInspection item Weighing value Lower limit of quantification Weighing method   Hexane extractables ND 5 mg / l Notification of the Environment Agency in 1974                                                     No. 64 Appendix 4 Discharge waterInspection item Weighing value Lower limit of quantification Weighing method   Hexane extractables ND 5 mg / l Notification of the Environment Agency in 1974                                                     No. 64 Appendix 4 <Experimental example 10> Undiluted solutionInspection item Weighing value Lower limit of quantification Weighing method   Benomyl 0.04mg / l 0.01mg / l JIS K 0128 compliant   Ipconazole 31mg / l 0.05mg / l HPLC method   COD (Mn) 330 mg / l 1 mg / l JIS K 0102 17   BOD 170mg / l 1mg / l JIS K 0102 21 32.3   Turbidity 160 ° 1 ° Water test method VI-1 3.3 Ozone electrolytic levitation 2 hoursInspection item Weighing value Lower limit of quantification Weighing method   Benomyl ND 0.01mg / l JIS K 0128 compliant   Ipconazole 16mg / l 0.05mg / l HPLC method   COD (Mn) 220 mg / l 1 mg / l JIS K 0102 17   BOD 140mg / l 1mg / l JIS K 0102 21 32.3   Turbidity 100 ° 1 ° Water supply test method VI-1 3.3 However, the processing time for COD (Mn), BOD and turbidity is 1 hour. Add flocculantInspection item Weighing value Lower limit of quantification Weighing method   Benomyl ND 0.01mg / l JIS K 0128 compliant   Ipconazole 5.8mg / l 0.05mg / l HPLC method   COD (Mn) 130 mg / l 1 mg / l JIS K 0102 17   BOD 63mg / l 1mg / l JIS K 0102 21 32.3   Turbidity 70 degrees 1 degree Water supply test method VI-1 3.3 Activated carbon treatmentInspection item Weighing value Lower limit of quantification Weighing method   Benomyl ND 0.01mg / l JIS K 0128 compliant   Ipconazole ND 0.05mg / l HPLC method   COD (Mn) 25 mg / l 1 mg / l JIS K 0102 17   BOD 1mg / l 1mg / l JIS K 0102 21 32.3   Turbidity ND 1 degree Clean water test method VI-1 3.3 Undiluted solutionInspection item Weighing value Lower limit of quantification Weighing method   Hexane-extracted substance amount 115 mg / l Notification of the Environment Agency in 1974                                                     No. 64 Appendix 4 Discharge waterInspection item Weighing value Lower limit of quantification Weighing method   Hexane extractables ND 5 mg / l Notification of the Environment Agency in 1974                                                     No. 64 Appendix 4 [0069] As described above, the present inventionPlaceEquipment
According toWater receiving tank, ozone reaction tank, ozone generator, electricity
Equipped with a decomposition tank and an activated carbon tank, using these components
Perform waste liquid treatmentTherefore, the following effects can be obtained. (1AgricultureMineralize chemicals contained in chemical wastewater in a short time
Can remove 70-99% of pollutants
Can be. (2) Easy to decompose, especially for trace amounts of pesticide components
Substances that have properties, heavy metals, or substances that cause mutagenesis
Effective in quality processing. As described above, the present inventionPlaceUsing the
For example, compared to the conventional coagulation and sedimentation treatment by adding a large amount of drug
It does not require specialized knowledge such as setting the amount of drug input,
Facility cost reduction, running cost reduction, human
Various methods such as labor saving of management and distribution of well-balanced mechanical efficiency
Excellent benefits. Also, the liquid after treatment is sufficiently safe.
To the extent that it has been mineralized and purified,
Can be released into rivers and seas or reused
Safe and secure for living organisms, including humans, and the environment.
You. Therefore, the use of the present invention is a
Treatment of liquid immersion waste liquid, treatment of bulb disinfection waste liquid, potato
Treatment of seed potato disinfecting waste liquid, treatment of pesticide waste liquid used at golf courses
Treatment of residual liquid for spraying agricultural chemicals and washing water for spraying equipment,
Removal of endocrine disrupting substances, wastewater treatment of hydroponics
Conversion of hardly decomposable substances to easily decomposable, etc.
It is extremely useful for environmental protection.

【図面の簡単な説明】 【図1】一実施形態に係る処理装置の概略全体構造図で
ある。 【図2】同処理装置における受水槽、オゾン反応槽及び
除塵ピットの拡大図である。 【図3】同処理装置におけるオゾン発生機の拡大図であ
る。 【図4】同処理装置における電気分解槽及び活性炭槽の
拡大図である。 【図5】同処理装置の各部をユニット化した処理装置の
平面図である。 【図6】図5の矢視Aから見た正面図である。 【図7】図5の矢視Bから見た右側面図である。 【図8】図5の矢視Cから見た背面図である。 【符号の説明】 1 受水槽(貯液槽) 2 オゾン発生機 2a 酸素濃縮機 3 オゾン反応槽 4 電気分解槽 5 活性炭槽 6 制御盤 7 除塵ピット 8 凝集剤容器 40 反応用内筒 41 紫外線照射用ランプ
BRIEF DESCRIPTION OF THE DRAWINGS FIG. 1 is a schematic overall structural diagram of a processing apparatus according to one embodiment. FIG. 2 is an enlarged view of a water receiving tank, an ozone reaction tank, and a dust removing pit in the processing apparatus. FIG. 3 is an enlarged view of an ozone generator in the processing apparatus. FIG. 4 is an enlarged view of an electrolysis tank and an activated carbon tank in the processing apparatus. FIG. 5 is a plan view of a processing apparatus in which each unit of the processing apparatus is unitized. FIG. 6 is a front view as viewed from an arrow A in FIG. 5; FIG. 7 is a right side view as viewed from an arrow B in FIG. 5; FIG. 8 is a rear view as viewed from an arrow C in FIG. 5; [Description of Signs] 1 Water receiving tank (liquid storage tank) 2 Ozone generator 2a Oxygen concentrator 3 Ozone reaction tank 4 Electrolysis tank 5 Activated carbon tank 6 Control panel 7 Dust removal pit 8 Coagulant container 40 Reaction inner cylinder 41 Ultraviolet irradiation Lamp

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI C02F 9/00 502 C02F 9/00 502M 502N 502R 502Z 503C 503 504E 504 G01N 27/26 361G G01N 27/26 361 33/18 D 27/416 104 33/18 C02F 1/46 101C 104 G01N 27/46 341N (72)発明者 錦織 宏 寝屋川市出雲町1の2 (56)参考文献 特開 平5−317870(JP,A) 特開 平7−185576(JP,A) 特開 平2−222774(JP,A) 特開 昭53−7593(JP,A) 特公 昭57−14235(JP,B2)────────────────────────────────────────────────── ─── front page continued (51) Int.Cl. 7 identifications FI C02F 9/00 502 C02F 9/00 502M 502N 502R 502Z 503C 503 504E 504 G01N 27/26 361G G01N 27/26 361 33/18 D 27 / 416 104 33/18 C02F 1/46 101C 104 G01N 27/46 341N (72) Inventor Hiroshi Nishikori 1-2-2, Izumo-cho, Neyagawa-shi (56) References JP-A-5-317870 (JP, A) JP-A-5-317870 7-185576 (JP, A) JP-A-2-222774 (JP, A) JP-A-53-7593 (JP, A) JP-B-57-14235 (JP, B2)

Claims (1)

(57)【特許請求の範囲】 【請求項1】受水槽、オゾン反応槽、オゾン発生機、電
気分解槽及び活性炭槽を備え、 前記受水槽は、当該装置の外部から流入した農薬廃液の
液面レベルを検知するレベルセンサと、液面レベルが所
定以上であるときに農薬廃液をオゾン反応槽に導入する
ポンプとを有し、 前記オゾン反応槽は、受水槽から導入された農薬廃液の
液面レベルを検知するレベルセンサと、当該槽の農薬廃
液をオゾン発生機に送出する第1のポンプと、当該槽の
農薬廃液を電気分解槽に導入する第2のポンプと、下方
が開口し、内面にチタン膜を形成すると共に内部に紫外
線照射用のランプを設けた反応用内筒と、当該槽の農薬
廃液の酸化還元電位を計測する酸化還元電位計とを有
し、 前記オゾン発生機は、オゾン反応槽の第1のポンプによ
り送出された農薬廃液とオゾンを加圧しながら混合する
オゾン気液混合塔を有し、 前記電気分解槽は、オゾン反応槽の第2のポンプにより
送出された農薬廃液の還元反応により生じるスカムを収
集し、スカムと液体を分離するスカム収集機構を有し、 前記活性炭槽は、電気分解槽から送られてきた処理液に
残存する汚濁物質を吸着除去するものであり、 受水槽からオゾン反応槽に送られてきた農薬廃液がオゾ
ン反応槽に所定量以上溜まると、その農薬廃液を第1の
ポンプによりオゾン発生機のオゾン気液混合塔に導入し
てオゾンと加圧・混合した後、その混合気液をオゾン反
応槽内の反応用内筒の上から導入し、下方の開口からオ
ゾン反応槽内に出るまでの所定時間、内筒に滞留させな
がら内筒内で紫外線を照射する第1の段階と、 酸化還元電位計により計測されたオゾン反応槽内の液体
の酸化電位に基づきオゾンによる酸化反応が進行した後
に、オゾン反応槽内の農薬廃液を第2のポンプにより電
気分解槽に順次送り、電気分解槽での還元反応により生
じるスカムをスカム収集機構で除去し、電気分解処理が
済んだ液体を再びオゾン反応槽内の反応用内筒に導入
し、オゾン反応槽からオゾン気液混合塔、内筒及び電気
分解槽を循環させる第2の段階と、 酸化還元電位計により計測されたオゾン反応槽内の液体
の酸化電位が農薬廃液ごとに設定された所定値になれ
ば、オゾンによる酸化反応を終了し、オゾン反応槽内の
液体を電気分解槽に順次送り、更に電気分解によりスカ
ムが除去された処理水を活性炭槽に送り、活性炭槽で残
存の汚濁物質を吸着除去してから放流する第3の段階と
を実行するように構成した ことを特徴とする農薬廃液の
処理装置
(57) [Claims] [Claim 1] Water receiving tank, ozone reaction tank, ozone generator, power supply
The apparatus has a gas decomposition tank and an activated carbon tank, and the water receiving tank is provided with a pesticide waste liquid flowing from outside the apparatus.
The level sensor that detects the liquid level and the level
Introduce waste pesticide into the ozone reactor when it is above a certain level
A pump, and the ozone reaction tank is configured to receive the pesticide waste liquid introduced from the water receiving tank.
A level sensor that detects the liquid level and the pesticide waste from the tank
A first pump for delivering liquid to the ozone generator;
A second pump for introducing the pesticide waste liquid into the electrolysis tank,
Is opened, a titanium film is formed on the inner surface and ultraviolet
Reaction inner cylinder equipped with a lamp for X-ray irradiation and pesticide in the tank
It has an oxidation-reduction potentiometer that measures the oxidation-reduction potential of the waste liquid.
The ozone generator is operated by a first pump of an ozone reaction tank.
Of the pesticide waste liquid sent out and the ozone while pressurizing
An ozone gas-liquid mixing tower, wherein the electrolysis tank is operated by a second pump of the ozone reaction tank.
Collect the scum generated by the reduction reaction of the sent pesticide waste liquid.
The activated carbon tank has a scum collection mechanism for collecting and separating scum and liquid, and the activated carbon tank is used for processing liquid sent from the electrolysis tank.
It removes the remaining pollutants by adsorption, and wastes pesticide sent from the receiving tank to the ozone reaction tank.
When more than a predetermined amount is accumulated in the reaction tank,
Pumped into the ozone gas-liquid mixing tower of the ozone generator
After pressurizing and mixing with ozone, the gas-liquid mixture is
Introduce from the top of the reaction inner cylinder in the reaction tank, and open through the lower opening.
Do not stay in the inner cylinder for a predetermined time until the
The first stage of irradiating ultraviolet rays in the inner cylinder, and the liquid in the ozone reaction tank measured by an oxidation-reduction potentiometer
After the oxidation reaction with ozone proceeds based on the oxidation potential of
Then, the agricultural chemical waste liquid in the ozone reaction tank is
It is sent to the gasification tank sequentially, and is produced by the reduction reaction in the electrolysis tank.
The scum is removed by the scum collection mechanism, and electrolysis treatment is performed.
The used liquid is introduced again into the reaction inner cylinder in the ozone reaction tank.
And an ozone gas-liquid mixing tower, inner cylinder and electric
The second stage of circulating the decomposition tank and the liquid in the ozone reaction tank measured by the redox potentiometer
The oxidation potential of the product to the specified value set for each pesticide waste liquid.
If the oxidation reaction with ozone is terminated,
The liquid is sequentially sent to the electrolysis tank, and
The treated water from which the water has been removed is sent to the activated carbon tank and
The third stage of adsorbing and removing existing pollutants before releasing
A pesticide waste liquid treatment apparatus , characterized in that it is configured to perform the following .
JP2000163889A 2000-06-01 2000-06-01 Pesticide waste liquid treatment equipment Expired - Fee Related JP3443073B2 (en)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000163889A JP3443073B2 (en) 2000-06-01 2000-06-01 Pesticide waste liquid treatment equipment

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000163889A JP3443073B2 (en) 2000-06-01 2000-06-01 Pesticide waste liquid treatment equipment

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001340881A JP2001340881A (en) 2001-12-11
JP3443073B2 true JP3443073B2 (en) 2003-09-02

Family

ID=18667581

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000163889A Expired - Fee Related JP3443073B2 (en) 2000-06-01 2000-06-01 Pesticide waste liquid treatment equipment

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3443073B2 (en)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4000508B2 (en) 2001-10-22 2007-10-31 株式会社オメガ Wastewater or wastewater treatment method
JP2014115156A (en) * 2012-12-07 2014-06-26 Dkk Toa Corp Hazardous substance concentration meter
CN111616379A (en) * 2019-02-27 2020-09-04 合肥华凌股份有限公司 Pesticide residue removing device, electrolytic stock solution and household appliance
CN111762969B (en) * 2020-06-30 2023-10-20 北京新林水务科技有限公司 Low-concentration degradation-resistant chemical wastewater treatment method and system
CN112098018B (en) * 2020-08-14 2023-05-16 中国第一汽车股份有限公司 Carbon tank test system and test method

Also Published As

Publication number Publication date
JP2001340881A (en) 2001-12-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Nidheesh et al. An overview on combined electrocoagulation-degradation processes for the effective treatment of water and wastewater
Uğurlu et al. The removal of lignin and phenol from paper mill effluents by electrocoagulation
Drogui et al. Review of electrochemical technologies for environmental applications
US6471873B1 (en) Electrolytic process and apparatus for purifying contaminated aqueous solutions and method for using same to remediate soil
Harper et al. Removal of arsenic from wastewater using chemical precipitation methods
Hamdan et al. An electrocoagulation column (ECC) for groundwater purification
EP1995221A1 (en) Method for treating waters or liquid residues and bank of electrochemical reactors for treating said waters or residues in accordance with said method
WO2009143629A1 (en) Apparatus and method for decontamination of wastes comprising toxic organic molecules
KR101379705B1 (en) Marine wastewater treatment
Abidemi et al. Treatment technologies for wastewater from cosmetic industry-A review
KR100810718B1 (en) Wastewater treatment method using electrolysis for water reuse
US5314629A (en) Method and system for treating drinking water
Cotillas et al. Removal of 2, 4-D herbicide in soils using a combined process based on washing and adsorption electrochemically assisted
Shammas et al. Wastewater treatment by electrocoagulation–flotation
Patel et al. Treatment of sugar processing industry wastewater using copper electrode by electrocoagulation: Performance and economic study
JP2007029825A (en) Apparatus for treating waste water and method for treating waste water using the apparatus
JP3443073B2 (en) Pesticide waste liquid treatment equipment
KR100630279B1 (en) A water treatment equipment
WO2014165998A1 (en) Treatment of a waste stream through production and utilization of oxyhydrogen gas
EP1473278A1 (en) Process for the treatment of wastewater
US8497406B2 (en) Preparation and conditioning of sedimentary materials
Salameh Treatment of olive mill wastewater by ozonation and electrocoagulation processes
Adeyinka et al. Effect of hydrogen peroxide on industrial waste water effluents: a case study of Warri refining and petrochemical industry
EP1218298A1 (en) Method for conditioning slurry, liquid manor, human faeces that are collected in chemical toilets (portable toilets) or the like
Chen et al. Electrolysis

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees