JP3437462B2 - Insecticide - Google Patents
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Description
【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、新規ヘテロ環式化合物、その製
法及び殺虫剤としての利用に関する。本願出願日前公知
のADVANCES IN PESTICIDE SCIENCE Part 2(1978年
7月24−28日、スイス連邦、チューリッヒで行なわ
れた、国際農薬化学大会のシンポジウム論集、パーガモ
ン プレス出版)206〜217頁には、2−(ニトロ
メチレン)オキサゾリジン等の殺虫活性について記載さ
れている。
【0002】このたび、本発明者等は下記式(I)の新
規ヘテロ環式化合物を見い出した。
【化2】
(式中、Aは、S、O又はNから選ばれるヘテロ原子1
−3個を含む、5員環又は6員環のヘテロアリール基を
示し、該ヘテロアリール基は、ハロゲン原子又は炭素数
1−4のアルキル基によって置換されていてもよい。
【0003】Zは、CH2 、O、S及びN−R2 より成
る群から任意に選ばれる直鎖の3員を示し、ここで、Z
の少なくとも1つは、O、S及びN−R2 を示す、E
は、CH2 、O、S又はN−R2 を示し、R2 は水素原
子、炭素数1−4のアルキル基、炭素数1−4のアルコ
キシ基、又は
【化3】
(ここでR3 は水素原子又はハロゲン原子を示す)を示
し、Xは、CH又はNを示し、Yは、ニトロ基又はシア
ノ基を示し、そしてR1 は水素原子又はメチル基を示
す。)
【0004】本発明の式(I)の化合物は、例えば下記
の方法により合成することができる。
製法a)
【化4】
(式中、A及びR1 は前記と同じ、Hal はハロゲン原子
を示す)で表わされる化合物と、式
【化5】
(式中、Z、E、X及びYは前記と同じ)で表わされる
化合物とを、反応させることを特徴とする、前記式
(I)のヘテロ環式化合物の製造方法。
【0005】本発明式(I)のヘテロ環式化合物は、強
力な殺虫作用を示す。本発明によれば、式(I)のヘテ
ロ環式化合物は、例えば、前記ADVANCES INPESTICIDE S
CIENCE 記載の本発明化合物に類似する化合物と比較
し、実質的に極めて卓越した殺虫作用を現わす。本発明
式(I)に於いて、好ましくは、Aは、2−クロロピリ
ジン−5−イル又は2−クロロチアゾール−5−イルを
示し、Zは、CH2 、O、S及びN−R2 より成る群か
ら選ばれる直鎖の3員を示し、ここで、Zの少なくとも
1つは、O、S又はN−R2 を示す。Eは、CH2 、
O、S又はN−R2 を示し、R2 は、炭素数1−3のア
ルキル基、炭素数1−3のアルコキシ基又は2−クロロ
ピリジン−5−イルメチルを示し、Xは、Nを示し、Y
は、ニトロ基又はシアノ基を示す。
【0006】製法a)に於いて原料として例えば、2−
クロロ−5−クロロメチルピリジンと3−シアノイミノ
モルホリンとを用いると、下記の反応式で表わされる。
【化6】
上記製法a)に於いて、原料である式(II)の化合物
は、前記A、R1 、及びHal の定義に基づいたものを意
味し、A及びR1 は、好ましくは、前記の好ましい定義
と同義を示す。そしてHal は好ましくは、塩素原子を示
す。
【0007】式(II)の化合物はすでに公知のもので
ある、その代表例として例えば、2−クロロ−5−クロ
ロメチルピリジン、5−クロロメチル−3−メチルイソ
オキサゾール、5−クロロメチル−2−クロロチアゾー
ル、5−クロロメチル−2−メチルチアゾール、5−ク
ロロメチル−2−フルオロピリジン、2−ブロモ−5−
クロロメチルピリジン、5−クロロメチル−2−メチル
ピリジン等を例示できる。上記製法a)に於いて原料で
ある式(III)の化合物は、前記Z、E、X及びYの
定義に基づいたものを意味し、好ましくは、前記好まし
い定義である。
【0008】式(III)の化合物は、新規化合物を包
含し、例えば、3−シアノイミノモルホリンは、式
【化7】
(式中R4 は低級アルキルを示す)で表わされる化合物
とシアナミドとを反応させることにより得られる。式
(IV)の化合物は、新規化合物であり、例えば式
【化8】で表わされる3−モルホリノンと式
( R4O )2 SO2 (V)
(式中R4 は前記と同じ)で表わされる化合物とを反応
させることにより得られる。
【0009】3−モルホリノンは、すでに Chemical Ab
stract(ケミカル アブストラクト)47巻−2761e 等
に記載された公知のものであり、また式(V)で表わさ
れる化合物も有機化学の分野ではよく知られたものであ
る。また、式(III)に包含される3−ニトロイミノ
モルホリンは、式
【化9】
で表わされる3−アミノ−2H−1,4−ジヒドロオキ
サジンと発煙硝酸とを反応させることにより得られる。
上記式(VI)の化合物は、新規化合物であり、例え
ば、前記式(IV)の化合物とアンモニアを反応させる
ことにより得られる。
【0010】また、式(III)に包含される3−ニト
ロメチレンモルホリンは、前記式(IV)で表わされる
化合物とニトロメタンとを反応させることにより得られ
る。式(III)の化合物が式
【化10】
(式中、R2 及びYは前記と同じ)で示される場合の化
合物は、
式 R2−NH2 (VII)
(式中、R2 は前記と同じ)で表わされる化合物とホル
マリンおよびニトログアニジン又はシアノグアニジンと
を反応させることにより得られる。
【0011】上記製法a)の実施に際しては、適当な希
釈剤として、すべての不活性な溶媒を挙げることができ
る。斯かる希釈剤の例としては、水;脂肪族、環脂肪族
および芳香族炭化水素類(場合によっては塩素化されて
もよい)例えば、ヘキサン、シクロヘキサン、石油エー
テル、リグロイン、ベンゼン、トルエン、キシレン、メ
チレンクロライド、クロロホルム、四塩化炭素、エチレ
ンクロライド、1,2−ジクロロエタン、クロロベンゼ
ン、ジクロロベンゼン;その他、エーテル類例えば、ジ
エチルエーテル、メチルエチルエーテル、ジ−iso −プ
ロピルエーテル、ジブチルエーテル、プロピレンオキサ
イド、ジオキサン、テトラヒドロフラン;ケトン類例え
ばアセトン、メチルエチルケトン、メチル−iso −プロ
ピルケトン、メチル−iso −ブチルケトン;ニトリル類
例えば、アセトニトリル、プロピオニトリル、アクリロ
ニトリル;アルコール類例えば、メタノール、エタノー
ル、iso −プロパノール、ブタノール、エチレングリコ
ール;エステル類例えば、酢酸エチル、酢酸アミル;酸
アミド類例えば、ジメチルホルムアミド、ジメチルアセ
トアミド;スルホン、スルホキシド類例えば、ジメチル
スルホキシド、スルホラン;および塩基例えば、ピリジ
ン等を挙げることができる。
【0012】製法a)は、酸結合剤の存在下で行うこと
ができ、斯かる酸結合剤としては、例えば、アルカリ金
属の水酸化物、炭酸塩、重炭酸塩およびアルコラート等
や、第3級アミン類例えば、トリエチルアミン、ジエチ
ルアニリン、ピリジン等を挙げることができる。製法
a)は、実質的に広い温度範囲内において実施すること
ができる。一般には、約0〜約100℃、好ましくは約
30〜約80℃の間で実施できる。また、諸反応は常圧
の下で行うことが望ましいが、加圧又は減圧下で操作す
ることもできる。製法a)を実施するに当っては、例え
ば式(III)の化合物1モルに対し、式(II)の化
合物を等モル量乃至1.1倍モル、不活性溶媒例えばア
セトニトリル中、等モル量乃至1.2倍モル量の炭酸カ
リウムの存在下で反応させることによって目的化合物を
得ることができる。
【0013】本発明の式(I)化合物は、強力な殺虫作
用を現わす。従って、それらは、殺虫剤として、使用す
ることができる。そして、本発明の式(I)活性化合物
は、栽培植物に対し、薬害を与えることなく、有害昆虫
に対し的確な防除効果を発揮する。また本発明化合物は
広範な種々の害虫、有害な吸液昆虫、かむ昆虫およびそ
の他の植物寄生害虫、貯蔵害虫、衛生害虫等の防除のた
めに使用でき、それらの駆除撲滅のために適用できる。
【0014】そのような害虫類の例としては、以下の如
き害虫類を例示することができる。昆虫類として、鞘翅
目害虫、例えばアズキゾウムシ(Callosobruchus chinen
sis)、コクゾウムシ(Sitophilus zeamais)、コクヌスト
モドキ (Tribolium castaneum)、オオニジユウヤホシテ
ントウ(Epilachna vigintioctomaculata)、トビイロム
ナボソコメツキ(Agriotes fuscicollis)、ヒメコガネ
(Anomala rufocuprea)、コロラドポテトビートル(Le
ptinotarsa decemlineata )、ジアブロテイカ(Diabro
tica spp. )、マツノマダラカミキリ(Monochamus alt
ernatus )、イネミズゾウムシ(Lissorhoptrus oryzop
hilus)、ヒラタキクイムシ(Lyctus bruneus);
【0015】鱗翅目虫、例えばマイマイガ(Lymantria
dispar)、ウメケムシ(Malacosoma neustria )、アオ
ムシ(Pieris rapae) 、ハスモンヨトウ(Spodoptera l
itura)、ヨトウ(Mamestra brassicae)、ニカメイチニ
ウ(Chilo suppressalis)、アワノメイガ(Pyrausta nub
ilalis) 、コナマダラメイガ(Ephestia cautella)、コ
カクモンハマキ(Adoxophyes orana) 、コドリンガ(Ca
rpocapsa pomonella)、カブラヤガ(Agrotis fucosa
)、ハチミツガ(Galleria mellonella)、コナガ (Plut
ella maculipennis)、ミカンハモグリガ (Phyllocnisti
s citrella) ;
【0016】半翅目虫、例えばツマグロヨコバイ(Neph
otettix cincticeps)、トビイロウンカ(Nilaparvatal
ugens)、クワコナカイガラムシ(Pseudococcus comste
cki)、ヤノネカイガラムシ(Unaspis yanonensis)、
モモアカアブラムシ(Myzus persicae)、リンゴアブラ
ムシ(Aphis pomi) 、ワタアブラムシ(Aphis gossypi
i)、ニセダイコンアブラムシ(Rhopalosiphum psedobr
assicas)、ナシグンバイ(Stephanitis nashi)、アオ
カメムシ(Nezara spp.)、トコジラミ(Cimex lectular
ius )、オンシツコナジラミ(Trialeurodes vaporarior
um) 、キジラミ(Psylla spp. );
【0017】直翅目虫、例えば、チヤバネゴキブリ(Bl
atella germanica)、ワモンゴキブリ(Periplaneta am
ericana )、ケラ(Gryllotalpa africana)、バッタ
(Locusta migratoria migratoriodes);等翅目虫、例
えば、ヤマトシロアリ(Deucotermes speratus)、イエ
シロアリ(Coptotermes formosanus);双翅目虫、例え
ば、イエバエ(Musca domestica)、ネツタイシマカ(Aed
es aegypti) 、タネバエ (Hylemia platura)、アカイエ
カ(Culex pipiens)、シナハマダラカ (Anopheles slne
nsis) 、コガタアカイエカ (Culex tritaeniorhynchu
s)、等を挙げることができる。
【0018】更に、獣医学の医薬分野においては、本発
明の新規化合物を種々の有害な動物寄生虫(内部および
外部寄生虫)、例えば、昆虫類およびぜん虫に対して使
用して有効である。このような動物寄生虫の例として
は、以下の如き害虫を例示することができる。昆虫類と
しては例えば、ウマバエ(Gastrophilus spp.)、サシバ
エ(Stomoxys spp.)、ハジラミ(Trichodectes spp.)、
サシガメ(Rhodnius spp.)、イヌノミ(Ctenocephalide
s canis)等を挙げることができる。
【0019】本発明ではこれらすべてを包含する虫類に
対する殺虫作用を有する物質として殺虫剤と呼ぶことが
ある。本発明の式(I)活性化合物は通常の製剤形態に
することができる。そして斯る形態としては、液剤、エ
マルジョン、懸濁剤、粉剤、泡沫剤、ペースト、粒剤、
エアゾール、活性化合物浸潤−天然及び合成物、マイク
ロカプセル、種子用被覆剤、燃焼装置を備えた製剤(例
えば燃焼装置としては、くん蒸及び煙霧カートリッジ、
かん並びにコイル)、そしてULV〔コールドミスト
(cold mist)、ウオームミスト(warm mist)〕を挙げる
ことができる。
【0020】これらの製剤は公知の方法で製造すること
ができる。斯る方法は、例えば、活性化合物を、展開
剤、即ち、液体希釈剤;液化ガス希釈剤;固体希釈剤、
又は担体、場合によっては界面活性剤、即ち、乳化剤及
び/又は分散剤及び/又は泡沫形成剤を用いて、混合す
ることによって行なうことができる。展開剤として水を
用いる場合には、例えば、有機溶液は、また補助溶媒と
して使用することができる。液体希釈剤又は担体の例と
しては、たとえば、芳香族炭化水素類(例えば、キシレ
ン、トルエン、アルキルナフタレン等)、クロル化芳香
族又はクロル化脂肪族炭化水素類(例えば、クロロベン
ゼン類、塩化エチレン類、塩化メチレン等)、脂肪族炭
化水素類〔例えば、シクロヘキサン等、パラフィン類
(例えば鉱油留分等)〕、アルコール類(例えば、ブタ
ノール、グリコール及びそれらのエーテル、エステル
等)、ケトン類(例えば、アセトン、メチルエチルケト
ン、メチルイソブチルケトン又はシクロヘキサノン
等)、強極性溶媒(例えば、ジメチルホルムアミド、ジ
メチルスルホキシド等)そして水も挙げることができ
る。
【0021】液化ガス希釈剤又は担体は、常温常圧でガ
スであり、その例としては、例えばブタン、プロパン、
窒素ガス、二酸化炭素、そしてハロゲン化炭化水素類の
ようなエアゾール噴射剤を挙げることができる。固体希
釈剤としては、土壌天然鉱物(例えば、カオリン、クレ
ー、タルク、チョーク、石英、アタパルガイド、モンモ
リロナイト、又は珪藻土等)、土壌合成鉱物(例えば、高
分散ケイ酸、アルミナ、ケイ酸塩等)を挙げることがで
きる。粒剤のための固体担体としては、粉砕且つ分別さ
れた岩石(例えば、方解石、大理石、軽石、海泡石、白
雲石等)、無機及び有機物粉の合成粒、そして細粒体又
は有機物質(例えば、おがくず、ココやしの実のから、
とうもろこしの穂軸そしてタバコの茎等)を挙げること
ができる。乳化剤及び/又は泡沫剤としては、非イオン
及び陰イオン乳化剤〔例えば、ポリオキシエチレン脂肪
酸エステル、ポリオキシエチレン脂肪酸アルコールエー
テル(例えば、アルキルアリールポリグリコールエーテ
ル、アルキルスルホン酸塩、アルキル硫酸塩、アリール
スルホン酸塩等)〕、アルブミン加水分解生成物を挙げ
ることができる。
【0022】分散剤としては、例えばリグニンサルファ
イト廃液そしてメチルセルロースを包含する。固着剤
も、製剤(粉剤、粒剤、乳剤)に使用することができ、
斯る固着剤としては、カルボキシメチルセルロースそし
て天然及び合成ポリマー(例えば、アラビアゴム、ポリ
ビニルアルコールそしてポリビニルアセテート等)を挙
げることができる。着色剤を使用することもでき、斯る
着色剤としては、無機顔料(例えば酸化鉄、酸化チタン
そしてプルシアンブルー)、そしてアリザリン染料、ア
ゾ染料又は金属フタロシアニン染料のような有機染料、
そして更に、鉄、マンガン、ボロン、銅、コバルト、モ
リブデン、亜鉛のそれらの塩のような微量要素を挙げる
ことができる。該製剤は、例えば、前記活性成分を0.
1〜95重量%、好ましくは0.5〜90重量%含有す
ることができる。
【0023】本発明の式(I)活性化合物は、それらの
商業上、有用な製剤及び、それらの製剤によって調製さ
れた使用形態で、他の活性化合物、例えば、殺虫剤、毒
餌、殺菌剤、殺ダニ剤、殺センチユウ剤、殺カビ剤、生
長調整剤又は除草剤との混合剤として、利用することも
できる。ここで、上記殺虫剤としては、例えば、有機リ
ン剤、カーバメート剤、カーボキシレート系薬剤、クロ
ル化炭化水素系薬剤、微生物より生産される殺虫性物質
を挙げることができる。更に、本発明の式(I)活性化
合物は、共力剤との混合剤としても、利用することがで
き、斯る製剤及び、使用形態は、商業上有用なものを挙
げることができる。該共力剤は、それ自体、活性である
必要はなく、活性化合物の作用を増幅する化合物であ
る。
【0024】本発明の式(I)活性化合物の商業上有用
な使用形態における含有量は、広い範囲内で、変えるこ
とができる。本発明の式(I)活性化合物の使用上の濃
度は、例えば 0.0000001〜100 重量%であって、好まし
くは、0.0001〜1重量%である。本発明式(I)化合物
は、使用形態に適合した通常の方法で使用することがで
きる。衛生害虫、貯蔵物に対する害虫に使用される際に
は活性化合物は、石灰物質上のアルカリに対する良好な
安定性はもちろんのこと、木材及び土壌における優れた
残効性によって、きわだたされている。次に実施例によ
り本発明の内容を具体的に説明するが、本発明はこれの
みに限定されるべきものではない。
【0025】製造例
実施例1
【化11】
3−モルホリノン(10.1g)をトルエン(100m
l)に溶解し70℃に加熱し、これにジメチル硫酸(1
2.6g)を30分にわたって滴下した。その後、6時
間加熱還流した。放冷後、氷浴にて冷しながら無水炭酸
カリウム(13.8g)を少しづつ加えた。1時間攪拌
後、析出している塩を濾過し、濾液を濃縮すると3−メ
トキシ−5,6−ジヒドロ−2H−オキサジンの粗成物
(8g)が得られた。これを30mlの無水THF(テト
ラヒドロフラン)に溶解し2.9gのシアナミドを加え
3時間加熱還流した。減圧下THFを留去し残渣をクロ
ロホルムより再結晶すれば2gの3−シアノイミノモル
ホリン(mp.169℃〜170℃)が得られた。この
3−シアノイミノモルホリン(1.25g)をアセトニ
トリル(50ml)に溶解し2−クロロ−5−クロロメチ
ルピリジン(1.62g)と無水炭酸カリウム(1.4
g)を加え5時間加熱還流した。放冷後、反応液を氷水
に注入し、ジクロロメタンで抽出する。有機層を常法で
処理したものを更にシリカゲルクロマトグラフィーを用
いて精製(溶出液クロロホルム:エタノール 95:
5)すると目的の4−(2−クロロ−5−ピリジルメチ
ル)−3−シアノイミノモルホリン(0.9g)を得
た。mp.97−98.5℃
【0026】実施例2
【化12】
5−メチル−2−ニトロイミノ−ヘキサヒドロ−1,
3,5−トリアジン(3.0g)をDMF(20ml)に
溶解させ0〜5℃で水素化ナトリウム(950mgoil fr
ee )を少しづつ加えた。0〜5℃で1時間攪拌した
後、DMF(ジメチルホルムアミド)(20ml)に溶解
させた2−クロロ−5−クロロメチルピリジン(3.1
g)をこの温度を保ちながらゆっくり滴下し、さらに5
時間攪拌した。反応混合物を氷水に注ぎ塩化メチレンで
数回抽出し、無水硫酸マグネシウムで乾燥させ溶媒を留
去し、得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィー
(溶出液:エタノール:クロロホルム=1:20)で精
製し目的の1−(2−クロロ−5−ピリジルメチル)−
5−メチル−2−ニトロイミノ−ヘキサヒドロ−1,
3,5−トリアジン(3.7g)が得られた。mp.1
60〜161℃
【0027】実施例3
【化13】
5−メチル−2−シアノイミノ−ヘキサヒドロ−1,
3,5−トリアジン(6.0g)、5−クロロ−2−ク
ロロメチルピリジン(7.0g)、無水炭素カリウム
(6.6g)およびアセトニトリル(80ml)からなる
混合物を10時間加熱還流させた。放冷後、固型物を濾
別し濾液を減圧下濃縮し、得られた残渣をカラムクロマ
トグラフィー(溶出液エタノール:クロロホルム=1:
20)で精製し、目的の1−(2−クロロ−5−ピリジ
ルメチル)−5−メチル−2−シアノイミノ−ヘキサヒ
ドロ−1,3,5−トリアジン(7.9g)が得られ
た。mp.198〜202℃
【0028】実施例4
【化14】
5−メトキシ−2−ニトロイミノ−ヘキサヒドロ−1,
3,5−トリアジンの塩酸塩(10g)をDMF(18
0ml)に懸濁させ0〜5℃で水素化ナトリウム(3.4
g oil free )を少しづつ加えた。0〜5℃で1時間攪
拌した後、DMF(20ml)に溶解させた2−クロロ−
5−クロロメチルピリジン(7.7g)をこの温度を保
ちながらゆっくり滴下しさらに5時間攪拌した。反応混
合物を氷水に注ぎ塩化メチレンで数回抽出し、無水硫酸
マグネシウムで乾燥させ溶媒を留去し、得られた残渣を
シリカゲルクロマトグラフィー(溶出液エタノール:ク
ロロホルム=1:20)で精製し、目的の1−(2−ク
ロロ−5−ピリジルメチル)−5−メトキシ−2−ニト
ロイミノ−ヘキサヒドロ−1,3,5−トリアジン
(8.5g)が得られた。mp.159〜163℃
第1表に上記実施例と同様に合成できる化合物を、上記
化合物と共に示す。
【0029】
【表1】
【0030】
【表2】【0031】
【表3】【0032】
【表4】【0033】
【表5】【0034】
【表6】【0035】
【表7】
【0036】
【中間体の製法】実施例5
【化15】ニトログアニジン(10g)、メトキシアミン・塩酸塩
(9.6g)、75%パラホルムアルデヒド(11.5
g)、トルエン(80ml)及び触媒量の濃塩酸とからな
る混合物を水を除去しながら3時間加熱還流した。減圧
下に溶媒を留去し白色の結晶5−メトキシ−2−ニトロ
イミノ−ヘキサヒドロ−1,3,5−トリアジンの塩酸
塩(16.2g)を得た。mp.160−170℃
【0037】実施例6
【化16】
ニトログアニジン(21g)、40%メチルアミン水溶
液(15.7g)およびホルマリン(40ml)とからな
る混合物を50〜60℃で1時間攪拌する。減圧下に溶
媒を留去して得られる残渣をエタノールから再結して、
5−メチル−2−ニトロイミノ−ヘキサヒドロ−1,
3,5−トリアジン(2.6g)が得られる。mp.2
06〜210℃(分解)
【0038】
【化17】
シアノグアニジン(21g)、40%メチルアミン水溶
液(19.4 g)およびホルマリン(40ml)とからな
る混合物を50〜60℃で1時間攪拌する。減圧下に溶
媒を留去して得られる残渣をエタノールから再結晶さ
せ、5−メチル−2−シアノイミノ−ヘキサヒドロ−
1,3,5−トリアジン(24g)が得られる。mp.
170〜173℃
生物試験例−
【0039】実施例8
有機リン剤抵抗性ツマグロヨコバイに対する試験
供試薬液の調製
溶 剤:キシロール3重量部
乳化剤:ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル
1重量部
適当な活性化合物の調合物を作るために活性化合物1重
量部を前記量の乳化剤を含有する前記量の溶剤と混合
し、その混合物を水で所定濃度まで希釈した。
試験方法:直径12cmのポットに植えた草丈10cm位の
稲に、上記のように調製した活性化合物の所定濃度の水
希釈液を1ポット当り10ml散布した。散布薬液を乾燥
後、直径7cm、高さ14cmの金網をかぶせ、その中に有
機リン剤に抵抗性を示す系統のツマグロヨコバイの雌成
虫を30頭放ち、恒温室に置き2日後に死虫数を調べ殺
虫率を算出した。その結果、化合物No. 2,3,11,
12,14,15,16,17,40は、有効成分量2
00ppm で100%殺虫率を示した。
【0040】実施例9
有機リン剤、及びカーバメート剤抵抗性モモアカアブラ
ムシに対する試験
試験方法:直径15cmの素焼鉢に植えた高さ約20cmナ
ス苗(真黒長ナス)に飼育した有機リン剤、及びカーバ
メート剤抵抗性モモアカアブラムシを1苗当り約200
頭接種し、接種1日後に、実施例8と同様に調製した活
性化合物の所定濃度の水希釈液をスプレーガンを用い
て、充分量散布した。散布後28℃の温度に放置し、散
布24時間後に殺虫率を算出した。尚、試験は2回反復
で行った。その結果、化合物No. 2,3,11,12,
14,15,16,17,40の化合物は、有効成分量
500ppm で100%の殺虫率を示した。Description: The present invention relates to novel heterocyclic compounds, their preparation and use as insecticides. ADVANCES IN PESTICIDE SCIENCE Part 2 (published on July 24-28, 1978 in Zurich, Switzerland, International Symposium on Pesticide Chemistry, Pergamon Press Publishing), pages 206 to 217, published on the date of filing of the present application. Describes insecticidal activity of-(nitromethylene) oxazolidine and the like. The present inventors have now found a novel heterocyclic compound of the following formula (I). Embedded image (Wherein A is a heteroatom 1 selected from S, O or N)
Represents a 5-membered or 6-membered heteroaryl group containing -3, and the heteroaryl group may be substituted with a halogen atom or an alkyl group having 1 to 4 carbon atoms. [0003] Z represents a linear three-membered member arbitrarily selected from the group consisting of CH 2 , O, S and NR 2 , wherein Z represents
At least one of O, S, and N—R 2 ;
Represents CH 2 , O, S or NR 2 , wherein R 2 is a hydrogen atom, an alkyl group having 1 to 4 carbon atoms, an alkoxy group having 1 to 4 carbon atoms, or (Where R 3 represents a hydrogen atom or a halogen atom), X represents CH or N, Y represents a nitro group or a cyano group, and R 1 represents a hydrogen atom or a methyl group. The compound of formula (I) of the present invention can be synthesized, for example, by the following method. Production method a) (Wherein A and R 1 are the same as above and Hal represents a halogen atom), and a compound represented by the formula: (Wherein Z, E, X and Y are the same as defined above), which is reacted with a compound represented by the formula (I). The heterocyclic compounds of the formula (I) according to the invention exhibit a strong insecticidal action. According to the present invention, the heterocyclic compound of formula (I) is, for example, the aforementioned ADVANCES INPESTICIDE S
Compared with the compounds similar to the compounds of the present invention described in CIENCE, they exhibit substantially extremely excellent insecticidal action. In the formula (I) of the present invention, A preferably represents 2-chloropyridin-5-yl or 2-chlorothiazol-5-yl, and Z represents CH 2 , O, S and NR 2. shows a three-membered straight-chain selected from the group consisting of, wherein at least one of Z represents O, and S or N-R 2. E is CH 2 ,
O, S or N-R 2, R 2 is an alkyl group of 1-3 carbon atoms, an alkoxy group, or 2-chloro-5-ylmethyl 1-3 carbon atoms, X is represents a N , Y
Represents a nitro group or a cyano group. In the production method a), for example, 2-
When chloro-5-chloromethylpyridine and 3-cyanoiminomorpholine are used, they are represented by the following reaction formula. Embedded image In the above-mentioned production method a), the compound of the formula (II) as a raw material means a compound based on the definition of A, R 1 and Hal, and A and R 1 are preferably the same as those defined above. Has the same meaning as Hal preferably represents a chlorine atom. The compounds of the formula (II) are already known, representative examples of which are, for example, 2-chloro-5-chloromethylpyridine, 5-chloromethyl-3-methylisoxazole, 5-chloromethyl-2 -Chlorothiazole, 5-chloromethyl-2-methylthiazole, 5-chloromethyl-2-fluoropyridine, 2-bromo-5
Chloromethylpyridine, 5-chloromethyl-2-methylpyridine and the like can be exemplified. The compound of the formula (III) as a raw material in the above-mentioned production method a) means a compound based on the definition of Z, E, X and Y, and preferably has the preferable definition. The compounds of formula (III) include novel compounds, for example, 3-cyanoiminomorpholine has the formula (Wherein R 4 represents lower alkyl) and a cyanamide. The compounds of the formula (IV) are novel compounds, for example of the formula Is obtained by reacting 3-morpholinone represented by the formula with a compound represented by the formula (R 4 O) 2 SO 2 (V) (wherein R 4 is the same as described above). 3-Morpholinone is already available from Chemical Ab
Stract (Chemical Abstract), vol. 47-2762e, and the like, and the compound represented by the formula (V) is also well known in the field of organic chemistry. Further, 3-nitroiminomorpholine included in the formula (III) has the formula: By reacting 3-amino-2H-1,4-dihydrooxazine represented by the following formula with fuming nitric acid.
The compound of the above formula (VI) is a novel compound and is obtained, for example, by reacting the compound of the above formula (IV) with ammonia. The 3-nitromethylene morpholine included in the formula (III) can be obtained by reacting the compound represented by the formula (IV) with nitromethane. The compound of formula (III) has the formula (Wherein R 2 and Y are the same as described above) is a compound represented by the formula R 2 —NH 2 (VII) (wherein R 2 is the same as described above) and formalin and nitroguanidine Or it is obtained by reacting with cyanoguanidine. In carrying out process a) above, suitable inert diluents include all inert solvents. Examples of such diluents are water; aliphatic, cycloaliphatic and aromatic hydrocarbons (optionally chlorinated) such as hexane, cyclohexane, petroleum ether, ligroin, benzene, toluene, xylene Methylene chloride, chloroform, carbon tetrachloride, ethylene chloride, 1,2-dichloroethane, chlorobenzene, dichlorobenzene; and other ethers such as diethyl ether, methyl ethyl ether, di-iso-propyl ether, dibutyl ether, propylene oxide, Dioxane, tetrahydrofuran; ketones such as acetone, methyl ethyl ketone, methyl-iso-propyl ketone, methyl-iso-butyl ketone; nitriles such as acetonitrile, propionitrile, acrylonitrile; alcohols For example, methanol, ethanol, iso-propanol, butanol, ethylene glycol; esters such as ethyl acetate, amyl acetate; acid amides such as dimethylformamide, dimethylacetamide; sulfones and sulfoxides such as dimethyl sulfoxide, sulfolane; and bases such as , Pyridine and the like. Process a) can be carried out in the presence of an acid binder, such as hydroxides, carbonates, bicarbonates and alcoholates of alkali metals, tertiary alcohols and the like. Secondary amines include, for example, triethylamine, diethylaniline, pyridine and the like. Process a) can be carried out within a substantially wide temperature range. Generally, it can be carried out between about 0 and about 100 ° C, preferably between about 30 and about 80 ° C. The various reactions are desirably performed under normal pressure, but can be performed under increased or reduced pressure. In carrying out the process a), for example, the compound of the formula (II) is equimolar to 1.1-fold molar quantity per 1 mol of the compound of the formula (III), and is equimolar in an inert solvent such as acetonitrile. The target compound can be obtained by reacting in the presence of about 1.2-fold molar amount of potassium carbonate. The compounds of the formula (I) according to the invention exhibit a strong insecticidal action. Therefore, they can be used as insecticides. And the active compound of the formula (I) of the present invention exerts an accurate control effect on harmful insects without causing phytotoxicity to cultivated plants. In addition, the compounds of the present invention can be used for controlling a wide variety of pests, harmful sucking insects, biting insects and other plant parasitic pests, storage pests, sanitary pests, and the like, and can be applied for their eradication. [0014] Examples of such pests include the following pests. As insects, Coleoptera pests, for example, Azuki weevil (Callosobruchus chinen)
sis), Sitophilus zeamais, Tribolium castaneum, Epilachna vigintioctomaculata, Agriotes fuscicollis, Anomala ruforea
ptinotarsa decemlineata, Diabrotheica (Diabro)
tica spp.), Monochamus alternatus (Monochamus alt)
ernatus, rice weevil (Lissorhoptrus oryzop)
hilus), Lyctus bruneus; Lepidoptera, such as Lymetria
dispar), Pterodactyla (Malacosoma neustria), Caterpillar (Pieris rapae), Spodoptera (Spodoptera l)
itura), armyworm (Mamestra brassicae), Nikameichiniu (Chilo suppressalis), Awanomeiga (Pyrausta nub)
ilalis), Elephalia cautella (Ephestia cautella), Oleander (Adoxophyes orana), Codling moth (Ca)
rpocapsa pomonella, Kaburayaga (Agrotis fucosa)
), Honeybee (Galleria mellonella), diamondback moth (Plut
ella maculipennis), Citrus leaf moth (Phyllocnisti)
s citrella); Hemiptera, for example, leafhopper (Neph)
otettix cincticeps, brown planthopper (Nilaparvatal)
ugens), Pseudodococcus comste
cki), the wild insect scale (Unaspis yanonensis),
Peach aphid (Myzus persicae), apple aphid (Aphis pomi), cotton aphid (Aphis gossypi
i), radish aphid (Rhopalosiphum psedobr
assicas), Stephanitis nashi, Green stink bug (Nezara spp.), Bed bug (Cimex lectular)
ius), Whitefly (Trialeurodes vaporarior)
um), psyllium (Psylla spp.); Orthoptera, for example, German cockroach (Bl
atella germanica), American cockroach (Periplaneta am)
ericana), Kerato (Gryllotalpa africana), Grasshopper (Locusta migratoria migratoriodes); (Aed
es aegypti), Musca domestica (Hylemia platura), Culex pipiens, and Anopheles slne
nsis) and Culex tritaeniorhynchu
s), and the like. Furthermore, in the field of veterinary medicine, the novel compounds of the present invention are effective against various harmful animal parasites (endo and ectoparasites) such as insects and helminths. . Examples of such animal parasites include the following pests. Examples of insects include horse flies (Gastrophilus spp.), Sand flies (Stomoxys spp.), Lice (Trichodectes spp.),
Red turtle (Rhodnius spp.), Dog flea (Ctenocephalide)
scanis) and the like. In the present invention, a substance having an insecticidal action on insects including all of them is sometimes referred to as an insecticide. The active compounds of the formula (I) according to the invention can be formulated in the customary formulations. And such forms include solutions, emulsions, suspensions, powders, foams, pastes, granules,
Aerosols, active compound infiltration-natural and synthetic, microcapsules, seed coatings, formulations with combustion equipment (for example, fumigation and fume cartridges as combustion equipment,
Cans and coils), and ULV (cold mist, warm mist). These preparations can be manufactured by a known method. Such methods include, for example, converting the active compound into a developing agent, ie, a liquid diluent; a liquefied gas diluent; a solid diluent,
Alternatively, it can be carried out by mixing with a carrier, optionally a surfactant, ie, an emulsifier and / or a dispersant and / or a foam-forming agent. When water is used as the developing agent, for example, organic solutions can also be used as auxiliary solvents. Examples of liquid diluents or carriers include, for example, aromatic hydrocarbons (eg, xylene, toluene, alkylnaphthalene, etc.), chlorinated aromatic or chlorinated aliphatic hydrocarbons (eg, chlorobenzenes, ethylene chlorides) , Methylene chloride, etc.), aliphatic hydrocarbons [eg, cyclohexane, etc., paraffins (eg, mineral oil fractions, etc.)], alcohols (eg, butanol, glycol and their ethers, esters, etc.), ketones (eg, Mention may also be made of acetone, methyl ethyl ketone, methyl isobutyl ketone or cyclohexanone), strong polar solvents (eg dimethylformamide, dimethylsulfoxide, etc.) and water. The liquefied gas diluent or carrier is a gas at normal temperature and normal pressure, for example, butane, propane,
Aerosol propellants such as nitrogen gas, carbon dioxide, and halogenated hydrocarbons can be mentioned. Examples of solid diluents include soil natural minerals (eg, kaolin, clay, talc, chalk, quartz, attapull guide, montmorillonite, or diatomaceous earth), and soil synthetic minerals (eg, highly dispersed silicic acid, alumina, silicate, etc.). Can be mentioned. Solid carriers for granules include crushed and fractionated rocks (e.g., calcite, marble, pumice, sepiolite, dolomite, etc.), synthetic granules of inorganic and organic powders, and fine or organic materials ( For example, from sawdust, coconut,
Corn cobs and tobacco stems). Examples of the emulsifier and / or foaming agent include nonionic and anionic emulsifiers [for example, polyoxyethylene fatty acid ester, polyoxyethylene fatty acid alcohol ether (for example, alkylaryl polyglycol ether, alkyl sulfonate, alkyl sulfate, aryl sulfone). Acid salt)] and albumin hydrolysis products. The dispersants include, for example, lignin sulfite waste liquor and methylcellulose. Fixatives can also be used in formulations (powder, granules, emulsions)
Such fixatives include carboxymethylcellulose and natural and synthetic polymers such as gum arabic, polyvinyl alcohol and polyvinyl acetate. Coloring agents can also be used, such as inorganic pigments (eg, iron oxide, titanium oxide and Prussian blue), and organic dyes such as alizarin dyes, azo dyes or metal phthalocyanine dyes,
And furthermore, trace elements such as iron, manganese, boron, copper, cobalt, molybdenum, zinc salts thereof can be mentioned. The preparation may, for example, contain the active ingredient in an amount of 0.
It can be contained in an amount of 1 to 95% by weight, preferably 0.5 to 90% by weight. The active compounds of the formula (I) according to the invention can be used in their commercially useful preparations and in the use forms prepared by these preparations in the form of other active compounds such as insecticides, baits, fungicides, It can also be used as a mixture with acaricide, centrifugal killer, fungicide, growth regulator or herbicide. Here, examples of the insecticide include organophosphorus agents, carbamates, carboxylates, chlorinated hydrocarbons, and insecticides produced by microorganisms. Further, the active compound of the formula (I) of the present invention can be used also as a mixture with a synergist, and such preparations and forms of use include those which are commercially useful. The synergist itself need not be active, but is a compound that amplifies the action of the active compound. The content of the active compounds of the formula (I) according to the invention in commercially useful forms can vary within wide limits. The working concentrations of the active compounds of the formula (I) according to the invention are, for example, from 0.0000001 to 100% by weight, preferably from 0.0001 to 1% by weight. The compound of the formula (I) of the present invention can be used in a usual manner suitable for the use form. When used in sanitary pests, pests on stored products, the active compounds are distinguished by a good stability against alkali on lime substances, as well as excellent residual action in wood and soil . Next, the content of the present invention will be specifically described with reference to examples, but the present invention should not be limited to these. Production Example Example 1 3-morpholinone (10.1 g) was added to toluene (100 m
l) and heated to 70 ° C.
2.6 g) were added dropwise over 30 minutes. Thereafter, the mixture was heated and refluxed for 6 hours. After cooling, anhydrous potassium carbonate (13.8 g) was added little by little while cooling in an ice bath. After stirring for 1 hour, the precipitated salt was filtered, and the filtrate was concentrated to obtain a crude product of 3-methoxy-5,6-dihydro-2H-oxazine (8 g). This was dissolved in 30 ml of anhydrous THF (tetrahydrofuran), 2.9 g of cyanamide was added, and the mixture was heated under reflux for 3 hours. The THF was distilled off under reduced pressure, and the residue was recrystallized from chloroform to obtain 2 g of 3-cyanoiminomorpholine (mp. 169 ° C to 170 ° C). This 3-cyanoiminomorpholine (1.25 g) was dissolved in acetonitrile (50 ml), and 2-chloro-5-chloromethylpyridine (1.62 g) and anhydrous potassium carbonate (1.4) were dissolved.
g) was added and the mixture was heated under reflux for 5 hours. After allowing to cool, the reaction solution is poured into ice water and extracted with dichloromethane. The organic layer treated in a conventional manner was further purified by silica gel chromatography (eluent: chloroform: ethanol 95:
5) Then, desired 4- (2-chloro-5-pyridylmethyl) -3-cyanoiminomorpholine (0.9 g) was obtained. mp. 97-98.5 ° C. Example 2 5-methyl-2-nitroimino-hexahydro-1,
3,5-Triazine (3.0 g) was dissolved in DMF (20 ml), and sodium hydride (950 mg oil fr
ee) was added little by little. After stirring at 0-5 ° C for 1 hour, 2-chloro-5-chloromethylpyridine (3.1 ml) dissolved in DMF (dimethylformamide) (20 ml).
g) was slowly added dropwise while maintaining this temperature, and 5 g was further added.
Stirred for hours. The reaction mixture was poured into ice water, extracted several times with methylene chloride, dried over anhydrous magnesium sulfate, and the solvent was distilled off. The resulting residue was purified by silica gel chromatography (eluent: ethanol: chloroform = 1: 20). 1- (2-chloro-5-pyridylmethyl)-
5-methyl-2-nitroimino-hexahydro-1,
3,5-Triazine (3.7 g) was obtained. mp. 1
60 to 161 ° C. Example 3 5-methyl-2-cyanoimino-hexahydro-1,
A mixture of 3,5-triazine (6.0 g), 5-chloro-2-chloromethylpyridine (7.0 g), anhydrous potassium carbonate (6.6 g) and acetonitrile (80 ml) was heated under reflux for 10 hours. After cooling, the solid was filtered off, the filtrate was concentrated under reduced pressure, and the resulting residue was subjected to column chromatography (eluent ethanol: chloroform = 1: 1).
Purification by 20) gave the desired 1- (2-chloro-5-pyridylmethyl) -5-methyl-2-cyanoimino-hexahydro-1,3,5-triazine (7.9 g). mp. 198-202 ° C. Example 4 5-methoxy-2-nitroimino-hexahydro-1,
3,5-Triazine hydrochloride (10 g) was added to DMF (18
0 ml) and sodium hydride (3.4 ml) at 0-5 ° C.
g oil free) was added little by little. After stirring at 0-5 ° C for 1 hour, 2-chloro-dissolved in DMF (20 ml).
5-Chloromethylpyridine (7.7 g) was slowly added dropwise while maintaining the temperature, and the mixture was further stirred for 5 hours. The reaction mixture was poured into ice water, extracted several times with methylene chloride, dried over anhydrous magnesium sulfate, and the solvent was distilled off. The resulting residue was purified by silica gel chromatography (eluent: ethanol: chloroform = 1: 20). 1- (2-chloro-5-pyridylmethyl) -5-methoxy-2-nitroimino-hexahydro-1,3,5-triazine (8.5 g) was obtained. mp. 159 to 163 ° C Table 1 shows compounds that can be synthesized in the same manner as in the above Examples, together with the above compounds. [Table 1] [Table 2] [Table 3] [Table 4] [Table 5] [Table 6] [Table 7] [Preparation of Intermediate] Example 5 Nitroguanidine (10 g), methoxyamine hydrochloride (9.6 g), 75% paraformaldehyde (11.5 g)
g), a mixture of toluene (80 ml) and a catalytic amount of concentrated hydrochloric acid was heated to reflux for 3 hours while removing water. The solvent was distilled off under reduced pressure to obtain white crystals of 5-methoxy-2-nitroimino-hexahydro-1,3,5-triazine hydrochloride (16.2 g). mp. 160-170 ° C. Example 6 A mixture of nitroguanidine (21 g), 40% aqueous methylamine solution (15.7 g) and formalin (40 ml) is stirred at 50-60 ° C. for 1 hour. The residue obtained by evaporating the solvent under reduced pressure is reconstituted from ethanol,
5-methyl-2-nitroimino-hexahydro-1,
3,5-Triazine (2.6 g) is obtained. mp. 2
06 to 210 ° C. (decomposition) A mixture of cyanoguanidine (21 g), 40% aqueous methylamine solution (19.4 g) and formalin (40 ml) is stirred at 50-60 ° C. for 1 hour. The residue obtained by distilling off the solvent under reduced pressure was recrystallized from ethanol to give 5-methyl-2-cyanoimino-hexahydro-.
1,3,5-Triazine (24 g) is obtained. mp.
170-173 ° C Biological Test Example- Example 8 Preparation of Test Reagent Solution for Organic Phosphorus-Resistant Leafhoppers Solvent: Xylol 3 parts by weight Emulsifier: Polyoxyethylene alkylphenyl ether 1 part by weight To make the formulation, 1 part by weight of the active compound is mixed with the above-mentioned amount of solvent containing the above-mentioned amount of emulsifier and the mixture is diluted with water to a predetermined concentration. Test method: To a rice plant having a plant height of about 10 cm planted in a pot having a diameter of 12 cm, 10 ml of a water dilution of the active compound prepared as described above having a predetermined concentration was sprayed per pot. After drying the sprayed drug solution, cover it with a wire mesh of 7 cm in diameter and 14 cm in height, and release 30 female adults of the leafhopper leafhopper, which is resistant to the organophosphorus agent, in a constant temperature room and count the number of dead insects 2 days later. The insecticidal rate was calculated. As a result, Compound Nos. 2, 3, 11,
12, 14, 15, 16, 17, and 40 represent the amount of active ingredient 2
At 100 ppm, the insecticidal rate was 100%. Example 9 Test for Organic Phosphorus and Carbamate-Resistant Peach Aphid Test Method: Organophosphorus raised in about 20 cm-high eggplant seedling (Meguro long eggplant) planted in a clay pot having a diameter of 15 cm; About 200 mosquito aphids resistant to carbamate per seedling
The head was inoculated, and one day after the inoculation, a sufficient amount of a diluted water solution of the active compound prepared in the same manner as in Example 8 was sprayed using a spray gun. After spraying, the mixture was allowed to stand at a temperature of 28 ° C., and 24 hours after spraying, the insecticidal rate was calculated. The test was repeated twice. As a result, Compound Nos. 2, 3, 11, 12,
Compounds 14, 15, 16, 17, and 40 showed 100% insecticidal rate at 500 ppm of active ingredient.
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI C07D 417/14 C07D 417/14 (72)発明者 服部 ゆみ 東京都八王子市小比企町598 (72)発明者 本田 育郎 東京都田無市南町3−17−7 (72)発明者 渋谷 克彦 東京都八王子市並木町39−15──────────────────────────────────────────────────続 き Continued on the front page (51) Int.Cl. 7 Identification symbol FI C07D 417/14 C07D 417/14 (72) Inventor Yumi Hattori 598 Kobiki-cho, Hachioji-shi, Tokyo (72) Inventor Ikuo Honda Tokyo 3-17-7 Minamimachi, Tanashi-shi (72) Katsuhiko Shibuya Inventor 39-15 Namikicho, Hachioji-shi, Tokyo
Claims (1)
らの基は、夫々の2位をクロル又はメチルで置換されて
いてもよい、 Z1 はCH2 、O及びSより成る群から任意に選ばれる
直鎖の3員を示し、ここでZ1 の1個はO又はSを示
し、2個の残員はCH2 を示す、 R2 は水素原子、炭素数1〜4のアルキル基又は2−ク
ロロピリジン−5−イルメチルを示し、そしてYはニト
ロ又はシアノを示す〕で表わされる新規ヘテロ環式化合
物を有効成分として含有することを特徴とする殺虫剤。(57) [Claims] (Claim 1) Formula (1) Wherein A represents a 5-pyridyl group or a 5-thiazolyl group, each of which may be substituted at each 2-position with chloro or methyl. Z 1 comprises CH 2 , O and S A linear three-membered member arbitrarily selected from the group, wherein one of Z 1 represents O or S, and the remaining two represent CH 2 ; R 2 is a hydrogen atom; And Y represents nitro or cyano], and Y represents nitro or cyano] as an active ingredient.
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