JP3435644B2 - 放射線照射表示付き輸血用血液保存袋 - Google Patents
放射線照射表示付き輸血用血液保存袋Info
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- JP3435644B2 JP3435644B2 JP09007093A JP9007093A JP3435644B2 JP 3435644 B2 JP3435644 B2 JP 3435644B2 JP 09007093 A JP09007093 A JP 09007093A JP 9007093 A JP9007093 A JP 9007093A JP 3435644 B2 JP3435644 B2 JP 3435644B2
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、放射線照射済みの輸血
用血液保存袋と未照射の輸血用血液保存袋を容易に判別
可能とした放射線照射表示体及び放射線照射表示付き輸
血用血液保存袋に関するものである。
用血液保存袋と未照射の輸血用血液保存袋を容易に判別
可能とした放射線照射表示体及び放射線照射表示付き輸
血用血液保存袋に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】近年、輸血によるＧＶＨＤ（Graft Vers
us Host Disease：移植片対宿主病）の発症が問題とな
っている。この予防には、輸血前血液に適宜線量のＸ
線、γ線、電子線などの放射線、例えば１５〜５０グレ
イ（１５００〜５０００ラド）のＸ線を照射することが
有効であるとされ、現在普及しつつある。
us Host Disease：移植片対宿主病）の発症が問題とな
っている。この予防には、輸血前血液に適宜線量のＸ
線、γ線、電子線などの放射線、例えば１５〜５０グレ
イ（１５００〜５０００ラド）のＸ線を照射することが
有効であるとされ、現在普及しつつある。
【０００３】ところでこのような血液への放射線照射
は、通常、血液をその保存用の袋（輸血用血液保存袋）
に入れた状態で行われるが、放射線照射前の輸血用血液
保存袋と照射後の輸血用血液保存袋とでは外見上何ら変
化も見られず、放射線照射前の輸血用血液保存袋を誤っ
て照射後の輸血用血液保存袋として使用される虞があっ
た。
は、通常、血液をその保存用の袋（輸血用血液保存袋）
に入れた状態で行われるが、放射線照射前の輸血用血液
保存袋と照射後の輸血用血液保存袋とでは外見上何ら変
化も見られず、放射線照射前の輸血用血液保存袋を誤っ
て照射後の輸血用血液保存袋として使用される虞があっ
た。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】上記のように従来の輸
血用血液保存袋では、放射線照射前と後とで外見上何ら
変化も見られないため、放射線照射前の輸血用血液保存
袋を誤って照射後の輸血用血液保存袋として使用される
虞があり、前記ＧＶＨＤに対する安全性が低いという問
題点があった。
血用血液保存袋では、放射線照射前と後とで外見上何ら
変化も見られないため、放射線照射前の輸血用血液保存
袋を誤って照射後の輸血用血液保存袋として使用される
虞があり、前記ＧＶＨＤに対する安全性が低いという問
題点があった。
【０００５】本発明の目的は、放射線照射済みの輸血用
血液保存袋と未照射の輸血用血液保存袋を容易に判別可
能として、放射線照射前の輸血用血液保存袋を誤って照
射後の輸血用血液保存袋として使用されることを防止
し、ＧＶＨＤに対する安全性を高めることができる放射
線照射表示体及び放射線照射表示付き輸血用血液保存袋
を提供することにある。
血液保存袋と未照射の輸血用血液保存袋を容易に判別可
能として、放射線照射前の輸血用血液保存袋を誤って照
射後の輸血用血液保存袋として使用されることを防止
し、ＧＶＨＤに対する安全性を高めることができる放射
線照射表示体及び放射線照射表示付き輸血用血液保存袋
を提供することにある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上記目的は、放射線照射
により色変化を生ずる感放射線物質，該感放射線物質を
表面側に有する基体，及び該基体の一端部分を裏面他端
側に回して他端側と相互に結合させる結合手段を備える
放射線照射表示体と、輸血用血液が入れられた輸血用血
液保存袋と、から成り、且つ前記結合手段が、前記基体
の一端部分の裏紙を剥がすことにより接着面が露出する
ように構成され、前記基体の一端部分を袋周辺部分に穿
設されたスリット又は孔に挿通して前記基体の他端側に
回し、前記基体の一端部分の裏紙を剥がして接着面を露
出させ、この接着面により前記基体の一端部分と裏面他
端側とを接着することによって、前記放射線照射表示体
と前記輸血用血液保存袋とが一体的に取着されることに
より達成される。また、前記結合手段が、矢先状の係止
用舌片が前記基体の一端部分に設けられると共に、前記
係止用舌片の矢先部を挿通することにより係止用舌片を
前記基体の他端部分に掛止め可能とした小孔が前記基体
の他端部分に設けられて成り、前記基体の一端部分を袋
周辺部分に穿設されたスリット又は孔に挿通して前記基
体の他端側に回し、前記係止用舌片の矢先部を前記小孔
に挿通して係止用舌片を前記基体の他端部分に掛止めす
ることによって、前記放射線照射表示体と前記輸血用血
液保存袋とが一体的に取着されるようにしてもよい。さ
らに、前記結合手段が、前記基体の裏面側の一端部分と
他端部分相互間に設けられたホックから成り、前記基体
の一端部分を袋周辺部分に穿設されたスリット又は孔に
挿通して前記基体の他端側に回し、前記基体の裏面側の
一端部分と他端部分相互間に設けられたホックで前記基
体の一端部分と他端部分とを留めることによって、前記
放射線照射表示体と前記輸血用血液保存袋とが一体的に
取着されるようにしてもよい。
により色変化を生ずる感放射線物質，該感放射線物質を
表面側に有する基体，及び該基体の一端部分を裏面他端
側に回して他端側と相互に結合させる結合手段を備える
放射線照射表示体と、輸血用血液が入れられた輸血用血
液保存袋と、から成り、且つ前記結合手段が、前記基体
の一端部分の裏紙を剥がすことにより接着面が露出する
ように構成され、前記基体の一端部分を袋周辺部分に穿
設されたスリット又は孔に挿通して前記基体の他端側に
回し、前記基体の一端部分の裏紙を剥がして接着面を露
出させ、この接着面により前記基体の一端部分と裏面他
端側とを接着することによって、前記放射線照射表示体
と前記輸血用血液保存袋とが一体的に取着されることに
より達成される。また、前記結合手段が、矢先状の係止
用舌片が前記基体の一端部分に設けられると共に、前記
係止用舌片の矢先部を挿通することにより係止用舌片を
前記基体の他端部分に掛止め可能とした小孔が前記基体
の他端部分に設けられて成り、前記基体の一端部分を袋
周辺部分に穿設されたスリット又は孔に挿通して前記基
体の他端側に回し、前記係止用舌片の矢先部を前記小孔
に挿通して係止用舌片を前記基体の他端部分に掛止めす
ることによって、前記放射線照射表示体と前記輸血用血
液保存袋とが一体的に取着されるようにしてもよい。さ
らに、前記結合手段が、前記基体の裏面側の一端部分と
他端部分相互間に設けられたホックから成り、前記基体
の一端部分を袋周辺部分に穿設されたスリット又は孔に
挿通して前記基体の他端側に回し、前記基体の裏面側の
一端部分と他端部分相互間に設けられたホックで前記基
体の一端部分と他端部分とを留めることによって、前記
放射線照射表示体と前記輸血用血液保存袋とが一体的に
取着されるようにしてもよい。
【０００７】また上記目的は、前記放射線照射表示体
を、複数の輸血用血液保存袋におけるスリット又は孔に
跨がって取着するようにしてもよい。
を、複数の輸血用血液保存袋におけるスリット又は孔に
跨がって取着するようにしてもよい。
【０００８】
【作用】放射線照射表示体に放射線が照射されると、そ
れに備わる感放射線物質に色変化が生じ、その放射線照
射表示体が取着された輸血用血液保存袋（輸血用血液）
が放射線照射済みであることが表示される。
れに備わる感放射線物質に色変化が生じ、その放射線照
射表示体が取着された輸血用血液保存袋（輸血用血液）
が放射線照射済みであることが表示される。
【０００９】これにより、前記輸血用血液保存袋が放射
線照射済みか未照射かが目視でき、放射線照射済みの輸
血用血液保存袋と未照射の輸血用血液保存袋が容易に判
別される。したがって、放射線照射前の輸血用血液保存
袋を誤って照射後の輸血用血液保存袋として使用される
ことが防止され、ＧＶＨＤに対する安全性が高められ
る。
線照射済みか未照射かが目視でき、放射線照射済みの輸
血用血液保存袋と未照射の輸血用血液保存袋が容易に判
別される。したがって、放射線照射前の輸血用血液保存
袋を誤って照射後の輸血用血液保存袋として使用される
ことが防止され、ＧＶＨＤに対する安全性が高められ
る。
【００１０】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。図１は本発明による放射線照射表示体及び放射線
照射表示付き輸血用血液保存袋の一実施例を示す平面
図、図２は図１の要部拡大断面図である。これらの図に
おいて、１１は輸血用血液（図示せず）が入れられた輸
血用血液保存袋で、この袋１１自体は、その材質，形状
など従来公知のものと同様であり、血液入れ口１２ａ、
血液出し口１２ｂ及び輸血時での当該輸血用血液保存袋
１１の掛止めなどのためのスリット１２ｃ〜１２ｅを備
えている。
する。図１は本発明による放射線照射表示体及び放射線
照射表示付き輸血用血液保存袋の一実施例を示す平面
図、図２は図１の要部拡大断面図である。これらの図に
おいて、１１は輸血用血液（図示せず）が入れられた輸
血用血液保存袋で、この袋１１自体は、その材質，形状
など従来公知のものと同様であり、血液入れ口１２ａ、
血液出し口１２ｂ及び輸血時での当該輸血用血液保存袋
１１の掛止めなどのためのスリット１２ｃ〜１２ｅを備
えている。
【００１１】１３は放射線照射表示体である。放射線照
射表示体１３は、ここでは図３に取り出して示すよう
に、ほぼ円板状に形成された上記感放射線物質１４と、
この感放射線物質（放射線感光物質）１４を表面側に有
し、かつ一端部分を前記輸血用血液保存袋１１周辺部分
に穿設されたスリット又は孔、ここではスリット１２ｃ
に挿通させて裏面他端側に回し得る寸法、形状及び材質
をもって形成された基体である帯状体１５と、前記スリ
ット１２ｃに挿通させて裏面他端側に回した前記帯状体
１５の一端部分を前記他端側と相互に結合させる結合手
段１６及び前記帯状体１５の表面側の前記感放射線物質
１４近傍にその感放射線物質１４の放射線照射前後の各
々の色見本又は色説明印刷、ここでは色説明印刷１７を
備えてなる。なお、前記感放射線物質１４は前記帯状体
１５上に透明体（図示せず）で覆われた状態で設けられ
ている。
射表示体１３は、ここでは図３に取り出して示すよう
に、ほぼ円板状に形成された上記感放射線物質１４と、
この感放射線物質（放射線感光物質）１４を表面側に有
し、かつ一端部分を前記輸血用血液保存袋１１周辺部分
に穿設されたスリット又は孔、ここではスリット１２ｃ
に挿通させて裏面他端側に回し得る寸法、形状及び材質
をもって形成された基体である帯状体１５と、前記スリ
ット１２ｃに挿通させて裏面他端側に回した前記帯状体
１５の一端部分を前記他端側と相互に結合させる結合手
段１６及び前記帯状体１５の表面側の前記感放射線物質
１４近傍にその感放射線物質１４の放射線照射前後の各
々の色見本又は色説明印刷、ここでは色説明印刷１７を
備えてなる。なお、前記感放射線物質１４は前記帯状体
１５上に透明体（図示せず）で覆われた状態で設けられ
ている。
【００１２】この放射線照射表示体１３は、その一端部
分を袋１１周辺部分に穿設されたスリット１２ｃに挿通
させ他端側に回し結合手段１６にて相互に結合されるこ
とにより輸血用血液保存袋１１に一体的に取着される
が、上記結合手段１６としては、次のものがある。すな
わち、図３に示すように、帯状体１５一端部分の裏紙２
１を剥がす（矢印イ参照）と接着面２２が露出して、帯
状体１５の裏面他端側と接着できるようにしたものがあ
る。また図４に示すように、帯状体１５一端部分に矢先
状の係止用舌片３１を設けると共に、帯状体１５他端部
分に上記係止用舌片３１の矢先部３２を挿通する（矢印
ロ参照）ことにより係止用舌片３１を帯状体１５他端部
分に掛止め可能とした小孔３３を設けたものがある。更
に、帯状体１５の裏面側の一端部分と他端部分相互間に
設けたホック（図示せず）によるものなどがある。
分を袋１１周辺部分に穿設されたスリット１２ｃに挿通
させ他端側に回し結合手段１６にて相互に結合されるこ
とにより輸血用血液保存袋１１に一体的に取着される
が、上記結合手段１６としては、次のものがある。すな
わち、図３に示すように、帯状体１５一端部分の裏紙２
１を剥がす（矢印イ参照）と接着面２２が露出して、帯
状体１５の裏面他端側と接着できるようにしたものがあ
る。また図４に示すように、帯状体１５一端部分に矢先
状の係止用舌片３１を設けると共に、帯状体１５他端部
分に上記係止用舌片３１の矢先部３２を挿通する（矢印
ロ参照）ことにより係止用舌片３１を帯状体１５他端部
分に掛止め可能とした小孔３３を設けたものがある。更
に、帯状体１５の裏面側の一端部分と他端部分相互間に
設けたホック（図示せず）によるものなどがある。
【００１３】なお、前記感放射線物質（放射線感光物
質）１４としては、例えば特願平１−６６２８５号（特
開平２−２４５６８８号）及び実願平１−９５７９８号
（実開平３−３５４９３号）に記載のものがある。
質）１４としては、例えば特願平１−６６２８５号（特
開平２−２４５６８８号）及び実願平１−９５７９８号
（実開平３−３５４９３号）に記載のものがある。
【００１４】前記ＧＶＨＤ発症の予防のための輸血用血
液への放射線照射に当たっては、上述輸血用血液保存袋
１１に放射線、ここではＸ線を図１の紙面上方（又は下
方）から照射する。輸血用血液保存袋１１に放射線を照
射すると、その袋１１に一体的に取着された放射線照射
表示体１３へも必然的に放射線が照射される。このた
め、放射線照射表示体１３の感放射線物質１４に色変化
が生じ、当該輸血用血液保存袋１１（輸血用血液）が放
射線照射済みであることが表示される。
液への放射線照射に当たっては、上述輸血用血液保存袋
１１に放射線、ここではＸ線を図１の紙面上方（又は下
方）から照射する。輸血用血液保存袋１１に放射線を照
射すると、その袋１１に一体的に取着された放射線照射
表示体１３へも必然的に放射線が照射される。このた
め、放射線照射表示体１３の感放射線物質１４に色変化
が生じ、当該輸血用血液保存袋１１（輸血用血液）が放
射線照射済みであることが表示される。
【００１５】これにより、輸血用血液保存袋１１が放射
線照射済みか未照射かが目視でき、放射線照射済みの輸
血用血液保存袋と未照射の血液保存袋が容易に判別され
る。色見本又は色説明印刷、ここでは色説明印刷１７
は、この際の色変化の判別を判別者の記憶に頼らず明確
に行わせる。放射線照射表示体１３が輸血用血液保存袋
１１に一体的に取着されて放射線が照射されることによ
り、放射線照射前の輸血用血液保存袋を誤って照射後の
輸血用血液保存袋として使用されることが、確実に防止
される。
線照射済みか未照射かが目視でき、放射線照射済みの輸
血用血液保存袋と未照射の血液保存袋が容易に判別され
る。色見本又は色説明印刷、ここでは色説明印刷１７
は、この際の色変化の判別を判別者の記憶に頼らず明確
に行わせる。放射線照射表示体１３が輸血用血液保存袋
１１に一体的に取着されて放射線が照射されることによ
り、放射線照射前の輸血用血液保存袋を誤って照射後の
輸血用血液保存袋として使用されることが、確実に防止
される。
【００１６】なお上述実施例では、放射線照射表示体１
３をスリット１２ｃに取着したが、スリット１２ｄ又は
１２ｅに取着してもよいことは勿論である。また、放射
線照射表示体１３を複数の、例えば２つの輸血用血液保
存袋１１のスリット（１２ｃ，１２ｄ又は１２ｅ）に跨
がって取着してもよい。
３をスリット１２ｃに取着したが、スリット１２ｄ又は
１２ｅに取着してもよいことは勿論である。また、放射
線照射表示体１３を複数の、例えば２つの輸血用血液保
存袋１１のスリット（１２ｃ，１２ｄ又は１２ｅ）に跨
がって取着してもよい。
【００１７】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、放
射線照射により色変化を生ずる感放射線物質と、この感
放射線物質を表面側に有し、かつ一端部分を輸血用血液
保存袋周辺部分に穿設されたスリット又は孔に挿通させ
て裏面他端側に回し得る寸法、形状及び材質をもって形
成された基体と、前記スリット又は孔に挿通させて裏面
他端側に回した前記基体の一端部分を前記他端側と相互
に結合させる結合手段とを設けて放射線照射表示体を構
成したので、これを放射線照射前に輸血用血液保存袋に
取着し、放射線照射することにより、輸血用血液保存袋
が放射線照射済みか未照射かが前記感放射線物質の色変
化で目視でき、放射線照射済みの輸血用血液保存袋と未
照射の輸血用血液保存袋が容易に判別される。
射線照射により色変化を生ずる感放射線物質と、この感
放射線物質を表面側に有し、かつ一端部分を輸血用血液
保存袋周辺部分に穿設されたスリット又は孔に挿通させ
て裏面他端側に回し得る寸法、形状及び材質をもって形
成された基体と、前記スリット又は孔に挿通させて裏面
他端側に回した前記基体の一端部分を前記他端側と相互
に結合させる結合手段とを設けて放射線照射表示体を構
成したので、これを放射線照射前に輸血用血液保存袋に
取着し、放射線照射することにより、輸血用血液保存袋
が放射線照射済みか未照射かが前記感放射線物質の色変
化で目視でき、放射線照射済みの輸血用血液保存袋と未
照射の輸血用血液保存袋が容易に判別される。
【００１８】また、放射線照射により色変化を生ずる感
放射線物質と、この感放射線物質を表面側に有する基体
と、この基体の一端部分を裏面他端側に回して他端側と
相互に結合させる結合手段とを備えた放射線照射表示体
を、その一端部分を袋周辺部分に穿設されたスリット又
は孔に挿通させ他端側に回し前記結合手段にて相互に結
合して放射線照射表示付き輸血用血液保存袋を構成した
ので、その輸血用血液保存袋が放射線照射済みか未照射
かが前記感放射線物質の色変化で目視でき、放射線照射
済みの輸血用血液保存袋と未照射の輸血用血液保存袋が
容易に判別される。
放射線物質と、この感放射線物質を表面側に有する基体
と、この基体の一端部分を裏面他端側に回して他端側と
相互に結合させる結合手段とを備えた放射線照射表示体
を、その一端部分を袋周辺部分に穿設されたスリット又
は孔に挿通させ他端側に回し前記結合手段にて相互に結
合して放射線照射表示付き輸血用血液保存袋を構成した
ので、その輸血用血液保存袋が放射線照射済みか未照射
かが前記感放射線物質の色変化で目視でき、放射線照射
済みの輸血用血液保存袋と未照射の輸血用血液保存袋が
容易に判別される。
【００１９】これにより、放射線照射前の輸血用血液保
存袋を誤って照射後の輸血用血液保存袋として使用され
ることが防止され、ＧＶＨＤに対する安全性を高めるこ
とができるという効果がある。
存袋を誤って照射後の輸血用血液保存袋として使用され
ることが防止され、ＧＶＨＤに対する安全性を高めるこ
とができるという効果がある。
【図１】本発明による放射線照射表示体及び放射線照射
表示付き輸血用血液保存袋の一実施例を示す平面図であ
る。
表示付き輸血用血液保存袋の一実施例を示す平面図であ
る。
【図２】図１中の要部拡大断面図である。
【図３】図１中の放射線照射表示体の一例を拡大して示
す斜視図である。
す斜視図である。
【図４】同じく放射線照射表示体の他の例を拡大して示
す斜視図である。
す斜視図である。
１１ 輸血用血液保存袋
１２ａ 血液入れ口
１２ｂ 血液出し口
１２ｃ〜１２ｅ スリット
１３ 放射線照射表示体
１４ 感放射線物質（放射線感光物質）
１５ 帯状体（基体）
１６ 結合手段
１７ 色説明印刷
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名)
A61J 1/00
A61J 3/00 300
B01D 17/038
Claims (4)
- 【請求項１】 放射線照射により色変化を生ずる感放射
線物質，該感放射線物質を表面側に有する基体，及び該
基体の一端部分を裏面他端側に回して他端側と相互に結
合させる結合手段を備える放射線照射表示体と、輸血用
血液が入れられた輸血用血液保存袋と、から成り、 前記結合手段は、前記基体の一端部分の裏紙を剥がすこ
とにより接着面が露出するように構成され、 前記基体の一端部分を袋周辺部分に穿設されたスリット
又は孔に挿通して前記基体の他端側に回し、前記基体の
一端部分の裏紙を剥がして接着面を露出させ、この接着
面により前記基体の一端部分と裏面他端側とを接着する
ことによって、前記放射線照射表示体と前記輸血用血液
保存袋とが一体的に取着されて成ることを特徴とする放
射線照射表示付き輸血用血液保存袋。 - 【請求項２】 放射線照射により色変化を生ずる感放射
線物質，該感放射線物質を表面側に有する基体，及び該
基体の一端部分を裏面他端側に回して他端側と相互に結
合させる結合手段を備える放射線照射表示体と、輸血用
血液が入れられた輸血用血液保存袋と、から成り、 前記結合手段は、矢先状の係止用舌片が前記基体の一端
部分に設けられると共に、前記係止用舌片の矢先部を挿
通することにより係止用舌片を前記基体の他端部分に掛
止め可能とした小孔が前記基体の他端部分に設けられて
成り、 前記基体の一端部分を袋周辺部分に穿設されたスリット
又は孔に挿通して前記基体の他端側に回し、前記係止用
舌片の矢先部を前記小孔に挿通して係止用舌片を前記基
体の他端部分に掛止めすることによって、前記放射線照
射表示体と前記輸血用血液保存袋とが一体的に取着され
て成ることを特徴とする放射線照射表示付き輸血用血液
保存袋。 - 【請求項３】 放射線照射により色変化を生ずる感放射
線物質，該感放射線物質を表面側に有する基体，及び該
基体の一端部分を裏面他端側に回して他端側と相互に結
合させる結合手段を備える放射線照射表示体と、輸血用
血液が入れられた輸血用血液保存袋と、から成り、 前記結合手段は、前記基体の裏面側の一端部分と他端部
分相互間に設けられたホックから成り、 前記基体の一端部分を袋周辺部分に穿設されたスリット
又は孔に挿通して前記基体の他端側に回し、前記基体の
裏面側の一端部分と他端部分相互間に設けられたホック
で前記基体の一端部分と他端部分とを留めることによっ
て、前記放射線照射表示体と前記輸血用血液保存袋とが
一体的に取着されて成ることを特徴とする放射線照射表
示付き輸血用血液保存袋。 - 【請求項４】 前記放射線照射表示体が、複数の輸血用
血液保存袋におけるスリット又は孔に跨がって取着して
成ることを特徴とする請求項１，２又は３に記載の放射
線照射表示付き輸血用血液保存袋。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP09007093A JP3435644B2 (ja) | 1993-04-16 | 1993-04-16 | 放射線照射表示付き輸血用血液保存袋 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP09007093A JP3435644B2 (ja) | 1993-04-16 | 1993-04-16 | 放射線照射表示付き輸血用血液保存袋 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06296659A JPH06296659A (ja) | 1994-10-25 |
| JP3435644B2 true JP3435644B2 (ja) | 2003-08-11 |
Family
ID=13988280
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP09007093A Expired - Fee Related JP3435644B2 (ja) | 1993-04-16 | 1993-04-16 | 放射線照射表示付き輸血用血液保存袋 |
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1993
- 1993-04-16 JP JP09007093A patent/JP3435644B2/ja not_active Expired - Fee Related
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