JP3433225B2 - 岩盤中の亀裂探査方法 - Google Patents

岩盤中の亀裂探査方法

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JP3433225B2 JP2000279237A JP2000279237A JP3433225B2 JP 3433225 B2 JP3433225 B2 JP 3433225B2 JP 2000279237 A JP2000279237 A JP 2000279237A JP 2000279237 A JP2000279237 A JP 2000279237A JP 3433225 B2 JP3433225 B2 JP 3433225B2
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  • Investigation Of Foundation Soil And Reinforcement Of Foundation Soil By Compacting Or Drainage (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、岩盤の亀裂探査方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来岩盤斜面内部の亀裂探査方法として
は、(1)弾性波探査、地中レーダー、電気探査等によ
る物理探査方法、(2)ボーリング調査、(3)ボーリ
ング孔壁のボアホールテレビカメラによる観察が知られ
ている。この中で(1)の物理探査方法のうち弾性波探
査は岩盤に振動を発生させて、その振動(弾性波)が亀
裂で反射してきたものを、岩盤表面に設置した地震計を
用いて測定する方法である。地中レーダーは地中に電波
を発信し、その反射波を測定する方法である。電気探査
は、地中に電気を流し、地中の比抵抗を測定する方法で
ある。つぎに(2)のボーリング調査は、岩盤中に孔径
数cmの孔を掘ると同時に岩盤試料を採集して、その試
料の状況より開口亀裂の状況を観察する。(3)のボア
ホールテレビカメラによる観察は、ボーリング孔の中に
小さなテレビカメラを挿入して孔壁にある開口亀裂等の
状況を観察する方法である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、(1)
の弾性波探査、地中レーダー、電気探査等の物理探査で
は、急傾斜の岩盤斜面に探査機器を設置しなければなら
なくて、安全上の問題があるのに加えて、岩盤斜面内部
にある幅数mm〜10cm程度の開口亀裂を検出するのが
技術的に困難であるという問題がある。また(2)ボー
リング調査、(3)ボーリング孔壁のボアホールテレビ
カメラ観察等では、開口亀裂の存在を確認することがで
きても、その開口亀裂から他の開口地点の亀裂との連続
性を把握することができないという問題がある。また、
これらとは別に地下水に蛍光色素のトレーサーを混入し
て亀裂の連続性を把握するトレーサー試験もあるが、岩
盤斜面のような地下水面より高く、通常水が存在しない
条件下においては、測定することが困難であるという問
題がある。以上のようにいずれの調査においても緩んだ
岩盤斜面のように地下水位より上の条件下で、特定の亀
裂の連続性については測定することができないという問
題がある。このため、開口亀裂の連続性や開口亀裂によ
ってゆるんだ岩盤ブロックの形状を的確に把握すること
もできないという問題がある。
【0004】そこで本発明の目的は、前記のような岩盤
の亀裂探査方法のもつ問題を解消するもので、急傾斜の
岩盤斜面においても安全上のリスクが少なく、岩盤斜面
のような地下水のないところにおいて、幅数mm以上の
開口亀裂の存在、特定の開口亀裂から他の特定の開口亀
裂との連続性を確認した上で、開口亀裂によってゆるん
だ岩盤ブロックの形状を検出することができる亀裂探査
方法を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は前記のよう
な目的を達成するために、岩盤中の亀裂探査方法におい
て、請求項1に記載の発明は、岩盤中の開口亀裂に、煙
をトレーサーとして挿入し、地表面又は他のボーリング
孔内又は他の調査坑又は他のトンネルの坑壁において、
映像装置又はボアホールテレビカメラ又は目視により、
トレーサーの出現位置、移動時間、濃度、流出量を面的
計測することにより、岩盤中の開口亀裂間の連続性、
開口亀裂の開口度、ゆるんだ岩盤ブロックの形状を面的
かつ定量的に評価することを特徴とするものである。
求項2に記載の発明は、岩盤中の開口亀裂に、熱気又は
蒸気をトレーサーとして挿入し、地表面又は他のボーリ
ング孔内又は他の調査坑又は他のトンネルの坑壁におい
て、熱赤外線映像装置により、トレーサーの出現位置、
移動時間、温度を面的に計測することにより、岩盤中の
開口亀裂の連続性、開口亀裂の開口度、ゆるんだ岩盤ブ
ロックの形状を面的かつ定量的に評価することを特徴と
するものである。 請求項3に記載の発明は、岩盤中の開
口亀裂に、粉体をトレーサーとして挿入し、地表面又は
他のボーリング孔内又は他の調査坑又は他のトンネルの
坑壁において、映像装置又はボアホールテレビカメラ又
は目視により、トレーサーの出現 位置、移動時間、濃
度、流出量を面的に計測することにより、岩盤中の開口
亀裂間の連続性、開口亀裂の開口度、ゆるんだ岩盤ブロ
ックの形状を面的かつ定量的に評価することを特徴とす
るものである。
【0006】
【発明の実施形態】図1〜6には本発明の亀裂探査方法
に使用される探査装置の一例が示されており、この探査
装置は送風機1と、送風機1から順次着脱可能な、トレ
ーサー混成装置2と、計測器3と、送気管4とを有し、
送気管4より先は岩盤表面の開口亀裂に直接トレーサー
を挿入する場合は、表面開口亀裂挿入パッカー5が、ボ
ーリング孔内の開口亀裂に挿入する場合はロッド6とダ
ブルパッカー7がそれぞれ装着可能に接続される。表面
開口亀裂挿入パッカー5は先端にトレーサー流出孔8−
1があり、ダブルパッカー7は中間にトレーサー流出孔
8−2が設けられている。
【0007】前記の探査装置において、トレーサー混成
装置2は、トレーサーとなる発煙筒の煙を外部から送
り込み、送風機1からの空気と混合する装置であり、計
測器3は送気量、送気圧、濃度、温度等を測定する器具
である。
【0008】このような探査装置による亀裂探査方法を
示すのが図2、図3、図4である。 (1)探査方法Iは図2のA、図3に示すとおりで、岩
盤11の表面にある開口亀裂12−1に直接トレーサーを挿
入する場合である。また(2)探査方法IIは図2のB、
図4に示すとおりで、ボーリング孔13−1内の開口亀裂
12−2にトレーサーを挿入する場合である。これらの探
査方法I,IIを実施するに際しては、探査装置を探査現
場に設置し、送風機1を作動するとともに、図示を省略
した下記のトレーサー発生手段からのトレーサーを、ト
レーサー混成装置2で空気と混成させ、計測器3、送気
管4を経由して、探査方法Iにおいては表面開口亀裂挿
入パッカー5の先端のトレーサー流出孔8−1から、探
査方法IIにおいてはロッド6を経てダブルパッカー7の
トレーサー流出孔8−2から、それぞれ開口亀裂12−
1、開口亀裂12−2の亀裂内にトレーサーを挿入するこ
ととなる。この場合トレーサーとしては、煙、熱等が使
用され、煙を発生するのに発煙筒、熱については蒸気発
生装置等の図示を省略したトレーサー発生手段が使用さ
れる。
【0009】まず探査方法Iについて説明すると、この
場合は岩盤11の表面にある開口亀裂12−1にトレーサー
を挿入して調査する方法であって、トレーサーの種類別
に説明することとする。煙をトレーサーとして使用し
た場合について述べると、挿入された煙が開口亀裂12の
中を移動し、岩盤表面の流出した開口亀裂12−3の位置
と移動時間を目視、岩盤表面を常時撮影する映像装置10
で、ボーリング孔13−2の中で流出した開口亀裂12−4
の位置、移動時間を、ボーリング孔内に設置し、特定の
亀裂の位置で、又は複数の亀裂を孔内でカメラを移動さ
せながらボアホールテレビ9のカメラで観察する。濃度
変化については岩盤表面の流出した開口亀裂12−3と、
ボーリング孔13−2内にボアホールテレビのカメラと接
近して設置した濃度計で、常時定位置で又は孔内で移動
しながら計測する。
【0010】つぎに熱をトレーサーとして使用した場
合について述べると、蒸気をトレーサーとして送入し、
開口亀裂12を通じて移動してきた位置、移動時間を、岩
盤表面が撮影できるように設置され、定位置でトレーサ
ー送気前後を撮影する熱赤外線映像装置からなる映像装
置10、及び岩盤表面の代表的な部分に設置され、トレー
サー送気前後の測定を行う温度計等で計測する。
【0011】前記の煙をトレーサーとして使用した場合
の実験例について、図3を参照して述べることとする
と、ここで探査される開口亀裂12−1,5,6,7,8
は、南南東方向に突出した岩盤11−1の斜面に存在す
る。図はこの実験の一部で、開口亀裂12−1にトレーサ
ーを挿入することによって行われた。その結果はトレー
サーが矢印に示すように、開口亀裂12−5,6,7,8
から流出して開口亀裂の連続性が確認できた。開口亀裂
12−1から各開口亀裂12−5,6,7,8までの見かけ
の移動距離(ここでは流入口から流出口までの直線距
離)及び移動速度は、開口亀裂12−5が6.5m及び0.28m
/sec、開口亀裂12−6が9.5m及び0.06m/sec、開口亀裂
12−7が2.7m及び0.04m/sec、開口亀裂12−8が11.2m
及び0.10m/secであった。このように移動時間/距離か
ら開口亀裂12−6と12−8への連続性が良いことが判明
し、他の実験結果を総合して検討すると、開口亀裂12−
5,6を結んだ開口亀裂、及び開口亀裂12−1,8を結
んだ開口亀裂の連続性の良いことが判明した。
【0012】つぎに探査方法IIについてトレーサーとし
て煙を使用した例を、図2のB、図4を参照して説明す
ると、ボーリング孔13−1にある各開口亀裂12−1の前
後をダブルパッカー7で閉塞して煙を挿入し、岩盤11−
2の表面では目視によって流出した開口亀裂12−3の位
置の確認と移動時間の計測、またボーリング孔13−2の
内部にボアホールテレビカメラ9を設置し、常時定位置
又は移動しながら流出した開口亀裂12−9、10、11の位
置の確認と移動時間の計測とを行った。
【0013】前記のようにして亀裂の探査を行った結
果、岩盤11−2の表面にある開口亀裂12−3、ボーリン
グ孔13−2内の開口亀裂12−9、10、11にてトレーサー
の移動が確認することができ、とくに、挿入した開口亀
裂12−2と岩盤11−2表面の開口亀裂12−3を結んだ開
口亀裂、挿入した開口亀裂12−2とボーリング孔13−2
の開口亀裂12−9を結んだ開口亀裂の連続性が良いこと
が判明した。また、手法適応の範囲として開口幅2〜3
mm以下の小さい亀裂においても、この亀裂探査方法が
活用できることが判明した。このほかトレーサーの流出
個所の面的な分布状況から、岩盤が数m四方にブロック
化している状況、斜面安定対策として行われている目地
詰めの良否、岩盤内の亀裂の発達状況推測に役立つこと
がわかった。
【0014】この探査方法IIにおいて、熱をトレーサー
として使用した場合についての実験例について、図5、
図6を参照して述べることとすると、図5、図6はボー
リング孔13内に熱気を挿入し、岩盤11の表面について熱
赤外線映像装置からなる映像装置10を使用して観察した
場合の、同映像装置による熱赤外線映像であって、図5
は蒸気挿入直後の、また図6は蒸気を挿入してから3分
後の状況を示す。
【0015】前記のことから、蒸気挿入直後のボーリン
グ孔13の周辺では、熱源によるフレアーが発生している
こととともに、蒸気挿入位置から左右2mくらいのとこ
ろで亀裂を伝わって熱による高温域が出現していること
が矢印a、bによってわかり、高温域は蒸気送入終了後
に急速に減衰し、1分後に消滅した。このように岩盤斜
面内の亀裂を通じて、熱の移動が行われていることを確
認することができ、開口亀裂の連続性を面的に把握する
ことができた。
【0016】つぎに探査方法IIIについて、トレーサー
の挿入部は、調査坑・トンネルの坑壁の開口亀裂からな
り、トレーサーとして煙を使用した例を、図7を参照し
て説明すると、岩盤11には掘削された調査用トンネル14
−1と14−2が存在する。調査用トンネル14−1にある
開口亀裂12−2の前後をトンネル用のダブルパッカー7
で閉塞してトレーサーを挿入し、岩盤11の表面にある開
口亀裂12−3と調査用トンネル14−2の坑壁にある開口
亀裂12−4から流出したトレーサーを目視によって、開
口亀裂12−3の位置の確認と移動時間の計測とを行っ
た。
【0017】つぎに探査方法IVについて、トレーサーと
して粉体を使用した例を、図2を参照して説明すると、
この場合は岩盤11の表面にある開口亀裂12−1にトレー
サーを挿入して調査する方法であって、噴霧状にして挿
入された粉体が開口亀裂12の中を移動し、岩盤11の表面
に流出した開口亀裂12−3の位置と移動時間を目視、岩
盤表面を常時撮影する映像装置10で、ボーリング孔13−
2の中で流出した開口亀裂12−4の位置、移動時間をボ
ーリング孔内に設置し、特定の亀裂の位置で、又は複数
の亀裂を孔内でカメラを移動させながらボアホールテレ
ビカメラ9で観察する。濃度変化については岩盤表面の
流出した開口亀裂12−3と、ボーリング孔内にボアホー
ルテレビカメラ9と接近して設置した濃度計で、常時定
位置で又は孔内を移動しながら計測する。この例のよう
にトレーサーとして粉体を使用することができ、使用し
た粉体は2μm以下の重炭酸カルシウムであって、無公
害物質による環境負荷低減効果を期待することができる
が、同効のものであればこれに限定されることはない。
【0018】
【発明の効果】この発明は、前記のように、岩盤中の亀
裂探査方法であって、岩盤中の開口亀裂に、煙、熱、粉
体等をトレーサーとして挿入し、地表面又は他のボーリ
ング孔内において、トレーサーの出現位置、移動時間、
濃度、温度を計測することにより、岩盤中の開口亀裂間
の連続性を確認するとともに、岩盤表面やボーリング
孔、調査用トンネル等で観察された岩盤亀裂の状況と、
トレーサー試験によってえられた流出量等から開口亀裂
全体としての開口度やゆるみの度合いとを推定して評価
するので、岩盤斜面内部の幅数mm〜10cm程度の特定
の亀裂から他の特定の亀裂との連続性を確認した上で、
開口亀裂によってゆるんだ岩盤ブロックの形状を検出す
ることができ、また安全上問題となるような急傾斜な岩
盤斜面に計測機材の設置が少なく、岩盤斜面のように地
下水のない条件下で測定することができるという効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の際に使用される亀裂探査の1
例の各部の配置状態の説明図である。
【図2】この発明による亀裂探査方法の概略説明図であ
る。
【図3】図2のAに示す亀裂探査方法I、II、IVの実験
例の概略説明図である。
【図4】図2のBに示す亀裂探査方法IIの実験例の概略
説明図である。
【図5】図4に示す実験例の熱気送入直後の状態を示す
図面代用写真である。
【図6】図4に示す実験例の熱気挿入2分後の状態を示
す図面代用写真である。
【図7】この発明による亀裂探査方法IIIの実験例の概
略説明図である。
【符号の説明】
1 送風機 2 トレーサー混成装置 3 計測器 4 送気管 5 表面開口亀裂挿入パッカー 6 ロッド 7 ダブルパッカー 8−1 トレーサー流出孔 8−2 トレーサー流出孔 9 ボアホールテレビカメラ 10 映像装置 11 岩盤 11−1 岩盤表面の特定の開口亀裂からトレーサーを挿
入した岩盤 11−2 ボーリング孔の特定の開口亀裂からトレーサー
を挿入した岩盤 12 開口亀裂 12−1 岩盤斜面の表面にありトレーサーを挿入する開
口亀裂 12−2 ボーリング孔内にありトレーサーを挿入する開
口亀裂 12−3 岩盤斜面の表面にありトレーサーの流出する開
口亀裂 12−4 ボーリング孔内にありトレーサーの流出する開
口亀裂 12−5〜11 トレーサーの流出した開口亀裂 13 ボーリング孔 13−1 トレーサーを挿入するボーリング孔 13−2 ボアホールテレビ観察を行うボーリング孔 14 調査坑・トンネル 14−1 トレーサーを挿入する調査坑・トンネル 14−2 トレーサーを観察する調査坑・トンネル
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E21B 47/10 E02D 1/02

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 岩盤中の開口亀裂に、煙をトレーサーと
    して挿入し、地表面又は他のボーリング孔内又は他の調
    査坑又は他のトンネルの坑壁において、映像装置又はボ
    アホールテレビカメラ又は目視により、トレーサーの出
    現位置、移動時間、濃度、流出量を面的に計測すること
    により、岩盤中の開口亀裂間の連続性、開口亀裂の開口
    、ゆるんだ岩盤ブロックの形状を面的かつ定量的に評
    価することを特徴とする岩盤中の亀裂探査方法。
  2. 【請求項2】 岩盤中の開口亀裂に、熱気又は蒸気をト
    レーサーとして挿入し、地表面又は他のボーリング孔内
    又は他の調査坑又は他のトンネルの坑壁において、熱赤
    外線映像装置により、トレーサーの出現位置、移動時
    間、温度を面的に計測することにより、岩盤中の開口亀
    裂の連続性、開口亀裂の開口度、ゆるんだ岩盤ブロック
    の形状を面的かつ定量的に評価することを特徴とする岩
    盤中の亀裂探査方法。
  3. 【請求項3】 岩盤中の開口亀裂に、粉体をトレーサー
    として挿入し、地表面又は他のボーリング孔内又は他の
    調査坑又は他のトンネルの坑壁において、映像装置又は
    ボアホールテレビカメラ又は目視により、トレーサーの
    出現位置、移動時間、濃度、流出量を面的に計測するこ
    とにより、岩盤中の開口亀裂間の連続性、開口亀裂の開
    口度、ゆるんだ岩盤ブロックの形状を面的かつ定量的に
    評価することを特徴とする岩盤中の亀裂探査方法。
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