JP3432720B2 - プラズマ処理装置及びプラズマ処理方法 - Google Patents

プラズマ処理装置及びプラズマ処理方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子サイクロトロ
ン共鳴を用いたプラズマ処理装置及びプラズマ処理方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】最近において、成膜処理やエッチングな
どをプラズマを用いて行う手法の一つとして、磁場中で
の電子のサイクロトロン運動とマイクロ波との共鳴現象
を用いてマイクロ波放電を起こすECR(Electr
on Cycrotron Resonance)プラ
ズマ処理方法が注目されている。この方法によれば、高
真空で高密度のプラズマを無電極放電で生成できるた
め、高速な表面処理を実現でき、またウエハの汚染のお
それがないなどの利点がある。
【0003】このECRプラズマ処理を行なう従来のプ
ラズマ処理装置の一例を、成膜処理を例にとって図7に
基づいて説明すると、プラズマ生成室1A内に例えば
2.45GHzのマイクロ波を導波管11を介して供給
すると同時に例えば図7の点線の位置の磁場の強さが8
75ガウスとなるように電磁コイル12により印加して
マイクロ波と磁界との相互作用(共鳴)でプラズマ生成
用ガス例えばArガス及びO2 ガスを高密度にプラズマ
化し、このプラズマにより、成膜室1B内に導入された
反応性ガス例えばSiH4 ガスを活性化させて活性種を
形成し、載置台13上の半導体ウエハW表面にスパッタ
エッチングと堆積とを同時進行で施すようになってい
る。相反するスパッタエッチング操作と堆積操作はマク
ロ的に見れば堆積操作の方が優勢となるようにコントロ
ール(制御)され、全体としては堆積が行われる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】真空容器内において8
75ガウスの磁場が形成される領域はECRポイントな
どと呼ばれ、図7の点線領域で示すように電磁コイル1
2の下端付近のレベルに位置している。ECRポイント
では磁力線はウエハWの表面に対してほぼ垂直であり、
プラズマの密度が最も大きい。磁力線はウエハWに向か
って広がり、この広がりに対応してプラズマも広がって
いく。
【0005】ところでウエハW表面において磁力線が斜
めに横切ると、つまり磁場の水平方向の強さ(磁場の強
さの水平成分)Brが存在すると、イオンと電子の入射
の不均一が起きたり、シース近傍の電子のE(電界)×
B(磁界)ドリフト等により、膜を電気的に損傷するお
それがあり、このためBrがほぼ零になるように、例え
ば真空容器の下方側に別の電磁コイルを配置して磁場を
調整することも検討されている。そしてBrの値として
は30ガウス以内であれば膜の損傷が抑えられることが
把握されている。
【0006】しかしながらECRポイントで束ねられた
磁束が末広がりになって外側に膨らむ格好になるため、
磁場の強さの垂直成分BzがウエハWの中心から外側へ
離れるにつれて小さくなる。プラズマ中の活性粒子は磁
力線に絡んで降りてくるため、Bzの大きさのばらつき
がプラズマ密度に反映され、このため成膜処理であれば
中央の膜厚が大きくなり、膜厚分布が山形になり、高い
面内均一性を得ることが難しいという問題がある。
【0007】本発明は、このような事情の下になされた
ものでありその目的は、ECRを用いたプラズマ処理装
置において面内均一性の高いプラズマ処理を行うことの
できる装置及び方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、真空室内に磁
場形成手段により磁場を形成すると共にマイクロ波を伝
播させ、かつ処理ガスを導入して電子サイクロトロン共
鳴によりプラズマを発生させ、このプラズマに基づいて
載置部に載置された被処理基板を処理する装置におい
て、磁場形成手段は、被処理基板の被処理面に対向する
領域を囲むように被処理基板の中心軸の周りに設けられ
た第1の電磁コイルと、少なくとも前記被処理基板より
も下方側の領域で前記中心軸の周りに設けられ、第1の
電磁コイルよりもコイル径が大きい第2の電磁コイル
と、からなり、前記被処理基板の表面に平行な磁場の強
さを30ガウス以下とし、前記被処理基板における当該
被処理基板の表面に垂直な磁場の強さの最大値と最小値
との差を30ガウス以内とし、前記垂直な磁場の強さ
は、基板の中心から外に向かうほど小さくなっていく
とを特徴とする。なお本発明は、方法としても成立する
ものである。
【0009】磁場形成手段は、例えば被処理基板の被処
理面に対向する領域を囲むように被処理基板の中心軸の
周りに設けられた第1の電磁コイルと、少なくとも前記
被処理基板よりも下方側の領域を囲むように前記中心軸
の周りに設けられた第2の電磁コイルと、からなり、ま
た例えば第2の電磁コイルは、第1の電磁コイルよりも
コイル径が大きいものが用いられる。
【0010】
【発明の実施の形態】図1は、この実施の形態に用いら
れるプラズマ処理装置の一例を示す図である。図示する
ようにこのプラズマ処理装置は、例えばアルミニウム等
により形成された真空容器2を有しており、この真空容
器2は上方に位置してプラズマを発生させる円筒状の第
1の真空室21と、この下方に連通するように連結され
た円筒状の第2の真空室22とからなる。なおこの真空
容器2は接地されてゼロ電位になっている。
【0011】この真空容器2の上端は、開口されてこの
部分にマイクロ波を透過する部材例えば石英等の材料で
形成された透過窓23が気密に設けられており、真空容
器2内の真空状態を維持するようになっている。この透
過窓23の外側には、例えば2.45GHzのプラズマ
発生用高周波供給手段としての高周波電源部24に接続
された導波管25が設けられており、高周波電源部24
により発生したマイクロ波Mを例えばTEモードにより
導波管25で案内して透過窓23から第1の真空室21
内へ導入し得るようになっている。
【0012】第1の真空室21を区画する側壁には例え
ばその周方向に沿って均等に配置したガスノズル31が
設けられると共にこのノズル31には、図示しないガス
源、例えばArガスやO2 ガス源が接続されており、第
1の真空室21内の上部にArガスやO2 ガス等をムラ
なく均等に供給し得るようになっている。なお図中ノズ
ル31は図面の煩雑化を避けるため2本しか記載してい
ないが、実際にはそれ以上設けている。
【0013】一方前記第2の真空室22の上部即ち第1
の真空室21と連通している部分には、リング状の成膜
ガス供給部32が設けられており、内周面から成膜ガス
が噴出するようになっている。また第2の真空室22内
には、載置台4が処理位置とウエハWの受け渡し位置の
間で昇降自在に設けられている。この載置台4は、例え
ばアルミニウム製の本体41の上に、ヒータを内蔵した
静電チャック42を設けてなり、静電チャック42の電
極にはウエハWにイオンを引き込むためのバイアス電圧
を印加するように例えば高周波電源部43が接続されて
いる。また第2の真空室22の底部には排気管44が接
続されている。
【0014】前記第1の真空室21を区画する側壁の外
周には、これに接近させて磁場形成手段として例えばリ
ング状の第1の電磁コイル3が載置台4上のウエハWの
中心軸を囲むように配置されると共に、第2の真空室2
2を区画する側壁の外周には、これに接近させて磁場形
成手段をなすリング状の第2の電磁コイル5が前記ウエ
ハWの中心軸を囲むように配置されている。
【0015】第1の電磁コイル3は、点線で示すガス供
給部32の若干上方位置Pに電子サイクトロン共鳴(E
CR)条件が満たされるように例えば875ガウスの磁
場を形成する役割を主として有する。なおこの位置P
(ECPポイント)においては、磁場の水平成分Brが
ほぼ零となるようにかつ磁場の垂直成分のばらつきΔB
zが例えば30ガウス以内となるように電流が設定され
る。第2の電磁コイル5は、第1の電磁コイル3で形成
された末広がりの磁束を絞って、ウエハW表面における
磁場の水平成分(水平方向の磁場の強さ)Brがほぼ零
となるように、またウエハW表面における磁場の垂直成
分(垂直方向の磁場の強さ)Bzの最大値と最小値との
差がほぼ零となるように磁場を形成するための役割を主
として有する。
【0016】このような条件を満たすために、第1の電
磁コイル3の下端は、処理位置に置かれたウエハWより
も例えば180mm上方に位置し、第2の電磁コイル5
の上端は処理位置に置かれたウエハWよりも例えば40
mm下方に位置している。また第1の電磁コイル3及び
第2の電磁コイル5の内径は夫々例えば350mm及び
500mmとされ、第1の電磁コイル3及び第2の電磁
コイル5に流す励磁電流は夫々例えば79A及び90A
に設定される。
【0017】次に上述の装置を用いて被処理基板である
ウエハW上に例えばSiO2 膜よりなる層間絶縁膜を形
成する方法について説明する。先ず、真空容器2の側壁
に設けた図示しないゲートバルブを開いて図示しない搬
送アームにより、例えば表面にアルミニウム配線が形成
された被処理基板であるウエハWを図示しないロードロ
ック室から搬入して載置台4上に載置する。
【0018】続いて、このゲートバルブを閉じて内部を
密閉した後、載置台4を処理位置まで上昇させ、排気管
44より内部雰囲気を排出して所定の真空度まで真空引
きし、プラズマガスノズル31から第1の真空室21内
へプラズマ発生用ガス例えばArガス及びO2 ガスを導
入すると共に成膜ガス供給部32から第2真空室22内
へ成膜ガス例えばSiH4 ガスを所定の流量で導入す
る。そして真空容器2内を所定のプロセス圧に維持し、
かつ高周波電源部43により載置台4に13.56MH
z、1500Wのバイアス電圧を印加すると共に、載置
台4の表面温度をおよそ300℃に設定する。
【0019】高周波電源部24からの2.45GHzの
高周波(マイクロ波)は、導波管25を搬送されて真空
容器2の天井部に至り、ここの透過窓23を透過してマ
イクロ波Mが第1の真空室21内へ導入される。一方真
空室2内には第1の電磁コイル3により上から下に向か
う磁場が、また第2の電磁コイル5により上から下に向
かう磁場が夫々形成され、結果として図2に示すように
第1の真空室21の上部から第2の真空室22の下部に
向かう磁場が形成される。そして前記位置P(ECRポ
イント)では磁場の強さが875ガウスとなり、磁場と
マイクロ波Mとの相互作用により電子サイクロトロン共
鳴が生じ、この共鳴によりArガスがプラズマ化され、
且つ高密度化される。なおArガスを用いることにより
プラズマが安定する。
【0020】第1の真空室21より第2の真空室22内
に流れ込んだプラズマ流は、ここに供給されているSi
4 ガスを活性化させて活性種を形成する。一方プラズ
マイオンこの例ではArイオンはプラズマ引き込み用の
バイアス電圧によりウエハWに引き込まれ、ウエハW表
面のパターン(凹部)に堆積されたSiO2 膜の角をA
rイオンのスパッタエッチング作用により削り取って間
口を広げながら、SiO2 膜が成膜されて凹部内に埋め
込まれる。
【0021】ここで上述のように電磁コイル3、5を配
置することにより図2に示すようにウエハW表面におけ
る磁場の水平成分Brがほぼ零となり、また磁場の垂直
成分Bzのばらつき(最大値と最小値との差)ΔBzが
ほぼ零となる。この点について実施の形態に係る装置に
対して比較する図3の装置を引き合いに出しながら述べ
ると、図3の比較装置では第2の電磁コイル5’を第1
の電磁コイル3とほぼ同じ内径とし、真空室2の下方側
にて第1の電磁コイル3のほぼ真下に設けてある。この
場合磁場はウエハWの高さレベル付近において膨らんだ
形状となっており、磁場の水平成分Brはほぼ零となっ
ている。
【0022】図4は、比較装置におけるECRポイント
及びウエハW間の磁場の形状を模式的に示すと共に、ウ
エハWに成膜された薄膜の膜厚についての面内均一性を
示す説明図であり、ECRポイントにて束ねられている
磁力線が下に向かって広がっている様子が分かる。EC
Rポイントでは875ガウスであった磁場は、この広が
りによって小さくなると共に、中心から外に向かう程小
さくなっていく。このため磁場領域の外縁とウエハWの
中心部とでは磁場の垂直成分Bzの差ΔBzが大きくな
ってしまう。
【0023】これに対して本実施の形態の場合にはEC
Rポイントから下に向かって広がろうとしている磁束が
載置台4の側方に設けられた第2の電磁コイル5によっ
てECRポイントとウエハWとの間においてかなり絞り
込まれ、このため図5に示すようにウエハW表面におけ
る磁場の広がりは比較例の場合よりも小さい。例えば比
較例ではウエハWの中心(センター)及び端部(エッ
ジ)の磁場は夫々およそ350ガウス及び290ガウス
であり、ΔBzはおよそ60ガウスであったが、本実施
の形態ではこれらの磁場は夫々およそ500ガウス及び
490ガウスであり、ΔBzはおよそ10ガウスであっ
た。
【0024】本実施の形態の装置と比較装置とを用い
て、磁場以外については、例えば上述のプロセス条件で
夫々成膜を行うと図4及び図5に示してあるように本実
施の形態の方が膜厚の面内均一性が高い。これはプラズ
マ中の活性粒子が磁力線に絡んで降りてくるため、ウエ
ハW表面における磁場の垂直成分Bzの大きさの差がプ
ラズマ密度の差となって現われ、この結果比較例ではウ
エハWの中心部の膜厚が周縁部の膜厚よりもかなり大き
くなるが、本実施の形態ではその差が小さく、面内均一
性が高いと推察される。
【0025】このようにΔBzがほぼ零であること、即
ち本発明者の後述の実験によれば30ガウス以内であれ
ば、膜厚について高い面内均一性を確保することができ
る。なお本発明は、磁場の水平成分Brがほぼ零である
ことを前提としているが、ウエハ表面のダメージを抑え
るためには「課題」の項で述べたようにBrが30ガウ
ス以内であればよい。また本発明は磁場形成手段として
永久磁石を用いてもよい。
【0026】(実施例)第2の電磁コイル5の高さ位
置、コイルの径及び励磁電流を変えてBrを30ガウス
以内に保ちながら磁場の広がりの程度を変え、ウエハW
表面上のBzの分布と膜厚の面内均一性との関係を調べ
た。なおBr、Bzの測定についてはホール素子を使用
したガウスメータで測定した。成膜プロセスについては
いずれも同じ条件で行い、上述のガスノズル31からは
Arガス及びO2 ガスを、ガス供給部32からはSiH
4 ガスを夫々真空室2内に導入し、8インチウエハWの
表面に厚さ約4000オングストロームのSiO2 膜を
成膜した。結果は図6に示す通りである(図中Gはガウ
スを意味する)。この結果から分かるようにΔBzが3
0ガウス以内であれば膜厚の面内均一性が4.0%以下
に収まっているが、ΔBzが30ガウスを越えると膜厚
の面内均一性が悪くなり、40ガウスを越えるとかなり
悪くなってくる。従ってΔBzは30ガウス以内であれ
ば高い面内均一性が得られる。
【0027】
【発明の効果】以上のように本発明によれば被処理基板
に対して面内均一性の高いプラズマ処理を行うことがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るプラズマ処理装置を
示す縦断側面図である。
【図2】本発明の実施の形態における磁場を示す説明図
である。
【図3】比較例における磁場を示す説明図である。
【図4】比較例において磁場の広がり方とウエハ表面の
膜厚分布とを対応付けて模式的に示した説明図である。
【図5】実施の形態において磁場の広がり方とウエハ表
面の膜厚分布とを対応付けて模式的に示した説明図であ
る。
【図6】本発明の実施例の結果を示す説明図である。
【図7】従来のECRプラズマ処理装置を示す概略断面
図である。
【符号の説明】
2 真空容器 21 第1の真空室 22 第2の真空室 23 導波管 3 第1の電磁コイル 31 ガスノズル 32 ガス供給部 5 第2の電磁コイル W 半導体ウエハ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI H05H 1/46 H01L 21/302 101D (56)参考文献 特開 平9−50991(JP,A) 特開 平5−21391(JP,A) 特開 昭64−37009(JP,A) 特開 平7−183095(JP,A) 特開 平3−6381(JP,A) 特開 平5−267237(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/31 C23C 16/511 C23F 4/00 H01L 21/205 H01L 21/3065 H05H 1/46

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 真空室内に磁場形成手段により磁場を形
    成すると共にマイクロ波を伝播させ、かつ処理ガスを導
    入して電子サイクロトロン共鳴によりプラズマを発生さ
    せ、このプラズマに基づいて載置部に載置された被処理
    基板を処理する装置において、磁場形成手段は、被処理基板の被処理面に対向する領域
    を囲むように被処理基板の中心軸の周りに設けられた第
    1の電磁コイルと、少なくとも前記被処理基板よりも下
    方側の領域で前記中心軸の周りに設けられ、第1の電磁
    コイルよりもコイル径が大きい第2の電磁コイルと、か
    らなり、 前記被処理基板の表面に平行な磁場の強さを30ガウス
    以下とし、 前記被処理基板における当該被処理基板の表面に垂直な
    磁場の強さの最大値と最小値との差を30ガウス以内と
    し、 前記垂直な磁場の強さは、基板の中心から外に向かうほ
    ど小さくなっていく ことを特徴とするプラズマ処理装
    置。
  2. 【請求項2】 真空室内に磁場形成手段により磁場を形
    成すると共にマイクロ波を伝播させ、かつ処理ガスを導
    入して電子サイクロトロン共鳴によりプラズマを発生さ
    せ、このプラズマに基づいて載置部に載置された被処理
    基板を処理する方法において、被処理基板の被処理面に対向する領域を囲むように被処
    理基板の中心軸の周りに設けられた第1の電磁コイル
    と、少なくとも前記被処理基板よりも下方側の領域で前
    記中心軸の周りに設けられ、第1の電磁コイルよりもコ
    イル径が大きい第2の電磁コイルと、からなる磁場形成
    手段を用い、 前記被処理基板の表面に平行な磁場の強さを30ガウス
    以下とする工程と、 前記被処理基板における当該被処理基板の表面に垂直な
    磁場の強さの最大値と最小値との差を30ガウス以内と
    し、前記垂直な磁場の強さは、基板の中心から外に向か
    うほど小さくなっていく工程と、を備えたことを特徴と
    するプラズマ処理方法。
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