JP3431589B2 - 指 輪 - Google Patents
指 輪Info
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- JP3431589B2 JP3431589B2 JP2000304088A JP2000304088A JP3431589B2 JP 3431589 B2 JP3431589 B2 JP 3431589B2 JP 2000304088 A JP2000304088 A JP 2000304088A JP 2000304088 A JP2000304088 A JP 2000304088A JP 3431589 B2 JP3431589 B2 JP 3431589B2
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- finger
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、指の部位による太
さの違いに対応し、装着部位でずれることのない指輪に
関するものである。
さの違いに対応し、装着部位でずれることのない指輪に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、指輪のサイズは、指の最も太い部
位が通過する大きさで決定されており、実際に指輪を装
着する部位である指の付け根部分が、指全体において最
も太い部位であれば問題はないが、例えば、装着部位よ
りも関節の方が太かった場合には、関節を通過する大き
さで指輪のサイズを決定するので、関節を通過した指輪
が指の付け根の装着部位に移動したときには、装着部位
の太さよりも指輪の内径の方が大きく、指輪が指の周り
を回転してしまっていた。
位が通過する大きさで決定されており、実際に指輪を装
着する部位である指の付け根部分が、指全体において最
も太い部位であれば問題はないが、例えば、装着部位よ
りも関節の方が太かった場合には、関節を通過する大き
さで指輪のサイズを決定するので、関節を通過した指輪
が指の付け根の装着部位に移動したときには、装着部位
の太さよりも指輪の内径の方が大きく、指輪が指の周り
を回転してしまっていた。
【0003】特に、中央に宝石等の装飾物を配置した指
輪の場合には、指輪が指の周りを回転すると、装飾物の
位置が指の中央からずれるので、全体にわたって同じよ
うなデザインが施された指輪に比べ、指輪が定所に装着
されていなのが目立ってしまっていた。また、装飾物が
隣の指に当接して痛みを覚えることもあった。
輪の場合には、指輪が指の周りを回転すると、装飾物の
位置が指の中央からずれるので、全体にわたって同じよ
うなデザインが施された指輪に比べ、指輪が定所に装着
されていなのが目立ってしまっていた。また、装飾物が
隣の指に当接して痛みを覚えることもあった。
【0004】そこで、指の太さに対応した調整機能を有
するフリーサイズの指輪が考案されており、登録実用新
案公報第3006203号に開示されているように、宝
石等を取り付ける飾台部200を具備する既存の指輪L'に
おいて、指を挿入する環状部100の内周面に突起又は穴3
00を設け、同内周面に即した円弧状に形成した指輪止め
400を、その一端側を前記内周面上に浮かせて前記突起
又は穴300の部分にろう付け500したものがある(図
9)。
するフリーサイズの指輪が考案されており、登録実用新
案公報第3006203号に開示されているように、宝
石等を取り付ける飾台部200を具備する既存の指輪L'に
おいて、指を挿入する環状部100の内周面に突起又は穴3
00を設け、同内周面に即した円弧状に形成した指輪止め
400を、その一端側を前記内周面上に浮かせて前記突起
又は穴300の部分にろう付け500したものがある(図
9)。
【0005】かかる指輪止め400は弾性素材からなり、
同指輪止め400を取り付けた指輪L'を装着すると、指の
太さに合わせて指輪止め400が伸縮して指を締め付ける
ので、指輪L'がずれることがない。
同指輪止め400を取り付けた指輪L'を装着すると、指の
太さに合わせて指輪止め400が伸縮して指を締め付ける
ので、指輪L'がずれることがない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記指輪止め
は、既存の指輪の内周面に突起又は穴を設け、その部分
にろう付けされるために、指輪本体自体に加工を施さな
ければならず手間がかかると共に、例えば、加工を施す
指輪本体が婚約指輪や結婚指輪のように特別な記念の指
輪である場合は、その記念の指輪にろう付け等の加工を
施して指輪の原型を変えることは、指輪の所有者にとっ
て抵抗のあるものであった。
は、既存の指輪の内周面に突起又は穴を設け、その部分
にろう付けされるために、指輪本体自体に加工を施さな
ければならず手間がかかると共に、例えば、加工を施す
指輪本体が婚約指輪や結婚指輪のように特別な記念の指
輪である場合は、その記念の指輪にろう付け等の加工を
施して指輪の原型を変えることは、指輪の所有者にとっ
て抵抗のあるものであった。
【0007】また、上記指輪止めは、指を締め付けるこ
とによって指輪のずれを防いでいるため、同指輪止めを
取り付けた指輪を長時間装着すると、指輪止めによって
指が圧迫されて、装着部位が鬱血してしまうおそれがあ
った。
とによって指輪のずれを防いでいるため、同指輪止めを
取り付けた指輪を長時間装着すると、指輪止めによって
指が圧迫されて、装着部位が鬱血してしまうおそれがあ
った。
【0008】
【課題を解決するための手段】そこで、上記問題点を解
決すべく、本発明では、指を挿入する環状部の内周面
に、同環状部の内方に向かって突出した複数の凸部を設
けた指輪において、環状部の一側半部に飾台係止部を設
け、宝石等を取り付ける飾台部を具備した既存の指輪と
組み合わせたときに、同飾台係止部で、前記飾台部を係
止可能としたことを特徴とする指輪を提供せんとするも
のである。
決すべく、本発明では、指を挿入する環状部の内周面
に、同環状部の内方に向かって突出した複数の凸部を設
けた指輪において、環状部の一側半部に飾台係止部を設
け、宝石等を取り付ける飾台部を具備した既存の指輪と
組み合わせたときに、同飾台係止部で、前記飾台部を係
止可能としたことを特徴とする指輪を提供せんとするも
のである。
【0009】また、本発明は、以下の点にも特徴を有す
る。 (1)環状部の少なくとも一側半部に円周に沿ったスリ
ットを設けて、同スリットから既存の指輪の環状部を挿
入して嵌め合わせ可能とすると共に、前記スリットの対
向する内側縁の一部を拡幅して飾台係止部としたこと。 (2)環状部の少なくとも一側半分に円周に沿ったスリ
ットを設けて、同スリットから既存の指輪の環状部を挿
入して嵌め合わせ可能とすると共に、前記スリットの略
中央に形成した切離部を飾台係止部としたこと。 (3)複数の凸部を環状部の内周面の前後両端縁に設け
たこと。 (4)凸部を環状部の一側半分に設けたこと。 (5)複数の凸部を滑らかな波形に形成したこと。 (6)環状部の前後両端縁にそれぞれ設けた凸部を、周
方向に互い違いになるようにしたこと。
る。 (1)環状部の少なくとも一側半部に円周に沿ったスリ
ットを設けて、同スリットから既存の指輪の環状部を挿
入して嵌め合わせ可能とすると共に、前記スリットの対
向する内側縁の一部を拡幅して飾台係止部としたこと。 (2)環状部の少なくとも一側半分に円周に沿ったスリ
ットを設けて、同スリットから既存の指輪の環状部を挿
入して嵌め合わせ可能とすると共に、前記スリットの略
中央に形成した切離部を飾台係止部としたこと。 (3)複数の凸部を環状部の内周面の前後両端縁に設け
たこと。 (4)凸部を環状部の一側半分に設けたこと。 (5)複数の凸部を滑らかな波形に形成したこと。 (6)環状部の前後両端縁にそれぞれ設けた凸部を、周
方向に互い違いになるようにしたこと。
【0010】
【発明の実施の形態】指輪のサイズを決定するとき、実
際の指輪の装着部位である指の付け根部分よりも関節の
方が太い人の場合は、関節を通過可能な大きさで指輪の
サイズを選ぶと、装着部位では指輪が弛んでしまう。
際の指輪の装着部位である指の付け根部分よりも関節の
方が太い人の場合は、関節を通過可能な大きさで指輪の
サイズを選ぶと、装着部位では指輪が弛んでしまう。
【0011】本発明に係る指輪は、上記問題を解決する
ものであり、指を挿入する環状部の内周面に、同環状部
の内方に向かって突出した複数の凸部を設けているの
で、同指輪を指に装着する場合に、指輪が関節を通過す
るときには凸部間の間隙に指の皮及び肉等の変形自由度
の高い組織を逃がし、装着部位である指の付け根部分に
位置するときには凸部で指を押圧することができ、関節
のほうが指の付け根部分より太い人であっても、装着部
位で指輪がずれないようにすることができる。
ものであり、指を挿入する環状部の内周面に、同環状部
の内方に向かって突出した複数の凸部を設けているの
で、同指輪を指に装着する場合に、指輪が関節を通過す
るときには凸部間の間隙に指の皮及び肉等の変形自由度
の高い組織を逃がし、装着部位である指の付け根部分に
位置するときには凸部で指を押圧することができ、関節
のほうが指の付け根部分より太い人であっても、装着部
位で指輪がずれないようにすることができる。
【0012】しかも、指を押圧する凸部は、指輪の装着
部位である指の付け根部分の太さに合わせて突出させて
おり、同凸部による押圧によって、指が鬱血しないよう
にしている。
部位である指の付け根部分の太さに合わせて突出させて
おり、同凸部による押圧によって、指が鬱血しないよう
にしている。
【0013】複数の凸部は、環状部の内周面の前後両端
縁にだけ設けることもでき、この場合は、前端縁沿いの
凸部と後端縁沿いの凸部との間にも空間が生じるので、
指の皮及び肉等を逃がす空間を大きくすることができ
る。なお、環状部の内周面を窪ませて、皮及び肉等を逃
がす空間をさらに大きくすることもできる。
縁にだけ設けることもでき、この場合は、前端縁沿いの
凸部と後端縁沿いの凸部との間にも空間が生じるので、
指の皮及び肉等を逃がす空間を大きくすることができ
る。なお、環状部の内周面を窪ませて、皮及び肉等を逃
がす空間をさらに大きくすることもできる。
【0014】また、指において、皮及び肉等の変形自由
度の高い組織は指の甲側よりも腹側に多く存在するの
で、凸部を環状部の内周円の一側半分にだけ設けて、同
凸部を設けた側が指の腹側に位置するように指輪を装着
することで、効率よく皮及び肉等を逃がすこともでき
る。
度の高い組織は指の甲側よりも腹側に多く存在するの
で、凸部を環状部の内周円の一側半分にだけ設けて、同
凸部を設けた側が指の腹側に位置するように指輪を装着
することで、効率よく皮及び肉等を逃がすこともでき
る。
【0015】凸部は、滑らかな波形に形成するのが好ま
しく、このような形状にすることによって、指輪を装着
した場合に凸部が食い込んで指が鬱血するのを防ぐこと
ができ、指輪の装着感を向上させることができる。
しく、このような形状にすることによって、指輪を装着
した場合に凸部が食い込んで指が鬱血するのを防ぐこと
ができ、指輪の装着感を向上させることができる。
【0016】また、環状部の前後両端縁にそれぞれ設け
た凸部を、周方向に互い違いになるようにすると、凸部
が雄ねじ代わりとなって、指輪をスムーズに挿入するこ
とができる。
た凸部を、周方向に互い違いになるようにすると、凸部
が雄ねじ代わりとなって、指輪をスムーズに挿入するこ
とができる。
【0017】本発明に係る指輪は、単独で装着するだけ
でなく、既存の指輪と組み合わせて装着することもでき
る。すなわち、既存の指輪が宝石等を取り付ける飾台部
を具備している場合に備えて、環状部の一側半部に同装
飾部を係止可能な飾台係止部を設けておき、同飾台係止
部で既存の指輪の飾台部を係止することで、本発明に係
る指輪と既存の指輪とを組み合わせ可能としている。
でなく、既存の指輪と組み合わせて装着することもでき
る。すなわち、既存の指輪が宝石等を取り付ける飾台部
を具備している場合に備えて、環状部の一側半部に同装
飾部を係止可能な飾台係止部を設けておき、同飾台係止
部で既存の指輪の飾台部を係止することで、本発明に係
る指輪と既存の指輪とを組み合わせ可能としている。
【0018】既存の指輪を本発明に係る指輪と組み合わ
せた場合、本発明に係る指輪は装着部位でずれないよう
に構成しているので、同指輪に係止された既存の指輪も
装着位置でずれないようにすることができる。
せた場合、本発明に係る指輪は装着部位でずれないよう
に構成しているので、同指輪に係止された既存の指輪も
装着位置でずれないようにすることができる。
【0019】従って、既存の指輪自体にずれ防止用の加
工を施さなくても、同既存の指輪の装着部位におけるず
れを防止することができ、特に、既存の指輪が婚約指輪
や結婚指輪のように特別な記念の指輪である場合は、そ
の記念の指輪自体に手を加えなくとも指輪のずれを防止
できることは大きな効果を発揮する。
工を施さなくても、同既存の指輪の装着部位におけるず
れを防止することができ、特に、既存の指輪が婚約指輪
や結婚指輪のように特別な記念の指輪である場合は、そ
の記念の指輪自体に手を加えなくとも指輪のずれを防止
できることは大きな効果を発揮する。
【0020】また、環状部の少なくとも一側半部に円周
に沿ったスリットを設けて、同スリットから既存の指輪
の環状部を挿入して嵌め合わせ可能とすると共に、前記
スリットの対向する内側縁の一部を拡幅して飾台係止部
とすることができ、この場合は、既存の指輪の環状部は
本発明に係る指輪の環状部内に完全に収容されるので、
既存の指輪の装着位置でのずれを確実に防止することが
できる。
に沿ったスリットを設けて、同スリットから既存の指輪
の環状部を挿入して嵌め合わせ可能とすると共に、前記
スリットの対向する内側縁の一部を拡幅して飾台係止部
とすることができ、この場合は、既存の指輪の環状部は
本発明に係る指輪の環状部内に完全に収容されるので、
既存の指輪の装着位置でのずれを確実に防止することが
できる。
【0021】また、上記したようにスリットの対向する
内側縁の一部を拡幅して飾台係止部とする代わりに、ス
リットの略中央に切離部を形成して、同切離部を飾台係
止部とすることもでき、この場合は、既存の指輪の環状
部が本発明に係る指輪の環状部内に完全に収容されて、
既存の指輪の装着位置でのずれが確実に防止されるだけ
でなく、飾台係止部はスリット略中央の切離部なので、
既存の指輪の飾台部はかかる切離部に収容されることに
なり、同飾台部の大きさが大小様々であったとしても、
飾台係止部は、その大きさに対応して飾台部を係止する
ことができる。
内側縁の一部を拡幅して飾台係止部とする代わりに、ス
リットの略中央に切離部を形成して、同切離部を飾台係
止部とすることもでき、この場合は、既存の指輪の環状
部が本発明に係る指輪の環状部内に完全に収容されて、
既存の指輪の装着位置でのずれが確実に防止されるだけ
でなく、飾台係止部はスリット略中央の切離部なので、
既存の指輪の飾台部はかかる切離部に収容されることに
なり、同飾台部の大きさが大小様々であったとしても、
飾台係止部は、その大きさに対応して飾台部を係止する
ことができる。
【0022】
【実施例】本発明に係る指輪を図面に基づき説明する。
【0023】図1に示すように、人の指60,60',60''の
形状は、大きく3つのタイプに分けることができる。す
なわち、指60'の先端部分から付け根部分61までがほぼ
同じ太さのストレートタイプと(図1(a))、指60の付
け根部分61よりも第2関節部分62の方が太い関節太りタ
イプと(図1(b))、指60''の付け根部分61に近づくほ
ど太くなる下膨れタイプ(図1(c))である。
形状は、大きく3つのタイプに分けることができる。す
なわち、指60'の先端部分から付け根部分61までがほぼ
同じ太さのストレートタイプと(図1(a))、指60の付
け根部分61よりも第2関節部分62の方が太い関節太りタ
イプと(図1(b))、指60''の付け根部分61に近づくほ
ど太くなる下膨れタイプ(図1(c))である。
【0024】指輪L'の装着部位61は、通常、指60,60',6
0''の付け根部分61であるが、指輪L'のサイズは、指60
の最大径部分が通過可能な大きさに決定される。ここ
で、ストレートタイプ及び下膨れタイプは、指輪L'の装
着部位61と指60',60''の最大径部分とが一致しており、
どちらとも指60',60''の付け根部分61なので、従来の指
輪L'でも装着部位61で指輪がずれることはない。
0''の付け根部分61であるが、指輪L'のサイズは、指60
の最大径部分が通過可能な大きさに決定される。ここ
で、ストレートタイプ及び下膨れタイプは、指輪L'の装
着部位61と指60',60''の最大径部分とが一致しており、
どちらとも指60',60''の付け根部分61なので、従来の指
輪L'でも装着部位61で指輪がずれることはない。
【0025】しかし、関節太りタイプは指60の最大径部
分が第2関節部分62であり、同最大径部分が装着部位61
である指60の付け根部分61と一致しておらず、第2関節
部分62を通過可能な大きさで指輪L'のサイズを決定する
と、同指輪L'は、装着部位61では径が大きすぎて指60の
周りを回転してずれてしまう。
分が第2関節部分62であり、同最大径部分が装着部位61
である指60の付け根部分61と一致しておらず、第2関節
部分62を通過可能な大きさで指輪L'のサイズを決定する
と、同指輪L'は、装着部位61では径が大きすぎて指60の
周りを回転してずれてしまう。
【0026】そこで、本発明にかかる指輪L1は、指60の
部位による太さの違いを考慮して、関節太りタイプの指
60であっても装着部位61でずれることのないように構成
しており、どのタイプの指60,60',60''にもずれること
なく装着可能としている。
部位による太さの違いを考慮して、関節太りタイプの指
60であっても装着部位61でずれることのないように構成
しており、どのタイプの指60,60',60''にもずれること
なく装着可能としている。
【0027】(第1実施例)図4(a)は本発明に係る指
輪L1の斜視図、図4(b)は同正面図、図4(c)はI−I線
における同断面図である。
輪L1の斜視図、図4(b)は同正面図、図4(c)はI−I線
における同断面図である。
【0028】本発明に係る指輪L1は、指60を挿入する環
状部1の内周を第2関節部分62が通過可能な大きさとし
ており、同環状部1の内周面の前後両端縁に、同環状部
1の内方に向かって突出した複数の凸部2を設けてい
る。なお、凸部2は、環状部1の内周面の前後幅方向全
体に設けることもできる。指輪L1の装着部位61である指
60の付け根部分61は第2関節部分62よりも細いので、指
輪L1が指60の付け根部分61に位置するときにはかかる凸
部2によって指60を押圧し、指輪L1がずれないようにし
ている。
状部1の内周を第2関節部分62が通過可能な大きさとし
ており、同環状部1の内周面の前後両端縁に、同環状部
1の内方に向かって突出した複数の凸部2を設けてい
る。なお、凸部2は、環状部1の内周面の前後幅方向全
体に設けることもできる。指輪L1の装着部位61である指
60の付け根部分61は第2関節部分62よりも細いので、指
輪L1が指60の付け根部分61に位置するときにはかかる凸
部2によって指60を押圧し、指輪L1がずれないようにし
ている。
【0029】指60を押圧する凸部2は、装着部位61であ
る指60の付け根部分61の太さに合わせて突出させてお
り、同凸部2による押圧で指60が鬱血しないようにして
いる。従って、本発明に係る指輪L1が装着部位61である
指60の付け根部分61に位置するときには、凸部2と凸部
2との間の間隙には空間ができるので、指輪L1の装着時
に装着部位61が蒸れるのを防止できる。
る指60の付け根部分61の太さに合わせて突出させてお
り、同凸部2による押圧で指60が鬱血しないようにして
いる。従って、本発明に係る指輪L1が装着部位61である
指60の付け根部分61に位置するときには、凸部2と凸部
2との間の間隙には空間ができるので、指輪L1の装着時
に装着部位61が蒸れるのを防止できる。
【0030】また、凸部2と凸部2との間の間隙は、指
輪L1が第2関節部分62を通過するときには、指60の皮及
び肉等の変形自由度の高い組織65が逃げ込む空間とな
る。すなわち、前記したように、第2関節部分62が通過
可能な大きさに形成した環状部1の内周は、前記凸部2
を設けることによってその大きさが狭まるが、皮及び肉
等のように変形自由度の高い組織65を凸部2と凸部2と
の間の間隙に逃がして、環状部1の内周面に凸部2を設
けていても、第2関節部分62に指輪を通すことができる
ようにしている。
輪L1が第2関節部分62を通過するときには、指60の皮及
び肉等の変形自由度の高い組織65が逃げ込む空間とな
る。すなわち、前記したように、第2関節部分62が通過
可能な大きさに形成した環状部1の内周は、前記凸部2
を設けることによってその大きさが狭まるが、皮及び肉
等のように変形自由度の高い組織65を凸部2と凸部2と
の間の間隙に逃がして、環状部1の内周面に凸部2を設
けていても、第2関節部分62に指輪を通すことができる
ようにしている。
【0031】なお、指60は甲63側よりも腹64側の方が変
形自由度の高い組織65が多いので、前記凸部2は環状部
1の内周円の一側半分にだけ設けて、指輪L1を装着する
場合には、同凸部2を設けた側が指60の腹64側に位置す
るように装着し、指60の変形自由度の高い組織65を凸部
2と凸部2との間に効率よく逃がしている。
形自由度の高い組織65が多いので、前記凸部2は環状部
1の内周円の一側半分にだけ設けて、指輪L1を装着する
場合には、同凸部2を設けた側が指60の腹64側に位置す
るように装着し、指60の変形自由度の高い組織65を凸部
2と凸部2との間に効率よく逃がしている。
【0032】加えて、環状部1の内周面には、円周に沿
って中央部分を窪ませて凹部3を設けており、指60の変
形自由度の高い組織65が逃げ込み可能な空間をさらに大
きくしている。
って中央部分を窪ませて凹部3を設けており、指60の変
形自由度の高い組織65が逃げ込み可能な空間をさらに大
きくしている。
【0033】また、凸部2同士は、滑らかな波形を形成
するように連設させており、指輪L1を装着した場合に凸
部2が指60に食い込むのを防いで、装着感を向上させて
いる。
するように連設させており、指輪L1を装着した場合に凸
部2が指60に食い込むのを防いで、装着感を向上させて
いる。
【0034】さらに、環状部1の前端縁沿いの凸部2と
後端縁沿いの凸部2とは、周方向に互い違いになるよう
に構成しており、このような構成とすることによって、
指輪L1を装着する場合に同凸部2を雄ねじ代わりとし、
指輪L1の装着がスムーズに行えるようにしている。
後端縁沿いの凸部2とは、周方向に互い違いになるよう
に構成しており、このような構成とすることによって、
指輪L1を装着する場合に同凸部2を雄ねじ代わりとし、
指輪L1の装着がスムーズに行えるようにしている。
【0035】なお、環状部1に宝石を埋めたり、環状部
1に宝石等を取り付ける飾台部を形成したりすること
で、指輪L1の装飾性を向上させることもできる。
1に宝石等を取り付ける飾台部を形成したりすること
で、指輪L1の装飾性を向上させることもできる。
【0036】次に、関節太りタイプの指60であっても、
本発明に係る指輪L1が装着部位61でずれない理由を、図
2に基づいてさらに詳しく説明する。
本発明に係る指輪L1が装着部位61でずれない理由を、図
2に基づいてさらに詳しく説明する。
【0037】図2(a)は、本発明に係る指輪L1の正面図
であり、一点鎖線は指60の最大径部分、すなわち第2関
節部分62でサイズを決定した指輪の内周円(以下、円
a)、二点鎖線は装着部位61である指60の付け根部分61
でサイズを決定した指輪の内周円(以下、円b)を示し
ている。
であり、一点鎖線は指60の最大径部分、すなわち第2関
節部分62でサイズを決定した指輪の内周円(以下、円
a)、二点鎖線は装着部位61である指60の付け根部分61
でサイズを決定した指輪の内周円(以下、円b)を示し
ている。
【0038】環状部1の内周円の径は円a(図2(c))
の径よりも大きくしており、そのままの状態であれば第
2関節部分62は環状部1を通過可能である。しかし、環
状部1の一側半分には前記したように凸部2を設けてお
り、同凸部2に外接すると共に環状部1の内周円に内接
する真円が円bとなるように構成して、指輪L1を指60の
付け根部分61に位置させたときには、前記凸部2で指60
を押圧するようにしている。従って、実際に指60を挿入
することができる領域cの面積(図2(b))は、内周円
の面積よりも小さくなっている。
の径よりも大きくしており、そのままの状態であれば第
2関節部分62は環状部1を通過可能である。しかし、環
状部1の一側半分には前記したように凸部2を設けてお
り、同凸部2に外接すると共に環状部1の内周円に内接
する真円が円bとなるように構成して、指輪L1を指60の
付け根部分61に位置させたときには、前記凸部2で指60
を押圧するようにしている。従って、実際に指60を挿入
することができる領域cの面積(図2(b))は、内周円
の面積よりも小さくなっている。
【0039】ここで、第2関節部分62が環状部1を通過
するためには、前記した実際に指60を挿入可能な領域c
の面積が、円aの面積よりも大きくなればよい。従っ
て、本発明では、環状部1の内周円の大きさを調整し
て、実際に指60を挿入可能な領域cの面積が、円aの面
積よりも大きくなるように構成し、第2関節部分62が環
状部1を通過できるようにしている。
するためには、前記した実際に指60を挿入可能な領域c
の面積が、円aの面積よりも大きくなればよい。従っ
て、本発明では、環状部1の内周円の大きさを調整し
て、実際に指60を挿入可能な領域cの面積が、円aの面
積よりも大きくなるように構成し、第2関節部分62が環
状部1を通過できるようにしている。
【0040】また、本実施例のように、環状部1の内周
面の前後両端縁沿いに凸部2を設け、さらに、同内周面
の前後幅方向の中央部分を窪ませて凹部3を設けた場合
には、前端縁沿いの凸部2と後端縁沿いの凸部2との間
や前記凹部3にも指60の変形自由度の高い組織65が逃げ
込み可能なので、充分に第2関節部分62を環状部1に通
すことができる。
面の前後両端縁沿いに凸部2を設け、さらに、同内周面
の前後幅方向の中央部分を窪ませて凹部3を設けた場合
には、前端縁沿いの凸部2と後端縁沿いの凸部2との間
や前記凹部3にも指60の変形自由度の高い組織65が逃げ
込み可能なので、充分に第2関節部分62を環状部1に通
すことができる。
【0041】本発明に係る指輪L1は、上記した構成によ
って、関節太りタイプの指60における装着部位61での指
輪L1のずれを解消するものであるが、上記構成に加えて
環状部1の一側半部に飾台係止部41,42,43,44を設け、
宝石等を取り付ける飾台部200を具備した既存の指輪L'
と組み合わせたときに、同飾台係止部41,42,43,44で前
記飾台部200を係止可能とすると、本発明に係る指輪L2,
L3,L4,L5を既存の指輪L'と組み合わせて、既存の指輪L'
の指周りにおけるずれも防ぐことができる。以下に、そ
の実施例を説明する。
って、関節太りタイプの指60における装着部位61での指
輪L1のずれを解消するものであるが、上記構成に加えて
環状部1の一側半部に飾台係止部41,42,43,44を設け、
宝石等を取り付ける飾台部200を具備した既存の指輪L'
と組み合わせたときに、同飾台係止部41,42,43,44で前
記飾台部200を係止可能とすると、本発明に係る指輪L2,
L3,L4,L5を既存の指輪L'と組み合わせて、既存の指輪L'
の指周りにおけるずれも防ぐことができる。以下に、そ
の実施例を説明する。
【0042】(第2実施例)図5は他実施例としての指
輪L2を示す斜視図、図5(b)は同正面図、図5(c)はII−
II線における同断面図である。
輪L2を示す斜視図、図5(b)は同正面図、図5(c)はII−
II線における同断面図である。
【0043】本実施例では、第1実施例と同様に、環状
部1の一側半分の内周面前後両端縁に、同環状部1の内
方に向かって突出した複数の凸部2を設けると共に、同
凸部2同士が滑らかな波形を形成するようにしており、
しかも、環状部1の前端縁沿いの凸部2と後端縁沿いの
凸部2とは、周方向に互い違いになるように構成してい
る。また、環状部1の内周面には、円周に沿って中央部
分を窪ませて凹部3を設けている。
部1の一側半分の内周面前後両端縁に、同環状部1の内
方に向かって突出した複数の凸部2を設けると共に、同
凸部2同士が滑らかな波形を形成するようにしており、
しかも、環状部1の前端縁沿いの凸部2と後端縁沿いの
凸部2とは、周方向に互い違いになるように構成してい
る。また、環状部1の内周面には、円周に沿って中央部
分を窪ませて凹部3を設けている。
【0044】ここで、前記凸部2を設けた側を本実施例
に係る指輪L2の下部側とすると、本実施例では、環状部
1の上部側端面に凹部を設け、同凹部を飾台係止部41と
しており、本実施例に係る指輪L2と、飾台部200を具備
した既存の指輪L'とを、それぞれの環状部1,100が並列
するように組み合わせたときに、前記飾台係止部41の凹
状部分に既存の指輪L'の飾台部200が嵌め合わされて、
同飾台係止部41で飾台部200を係止可能としている。
に係る指輪L2の下部側とすると、本実施例では、環状部
1の上部側端面に凹部を設け、同凹部を飾台係止部41と
しており、本実施例に係る指輪L2と、飾台部200を具備
した既存の指輪L'とを、それぞれの環状部1,100が並列
するように組み合わせたときに、前記飾台係止部41の凹
状部分に既存の指輪L'の飾台部200が嵌め合わされて、
同飾台係止部41で飾台部200を係止可能としている。
【0045】従って、既存の指輪L'を本発明に係る指輪
L2と組み合わせると、本発明に係る指輪L2は装着部位61
でずれないように構成しているので、同指輪L2に係止さ
れた既存の指輪L'も装着部位61でずれないようにするこ
とができる。
L2と組み合わせると、本発明に係る指輪L2は装着部位61
でずれないように構成しているので、同指輪L2に係止さ
れた既存の指輪L'も装着部位61でずれないようにするこ
とができる。
【0046】また、飾台係止部41を、環状部1の側端面
に凹部を設けただけの単純な構造で構成できるので、飾
台係止部41を具備した指輪L2を簡単に製造することがで
きる。
に凹部を設けただけの単純な構造で構成できるので、飾
台係止部41を具備した指輪L2を簡単に製造することがで
きる。
【0047】さらに、本実施例に係る指輪L2は単純な円
環状をしており、同本実施例に係る指輪L2を実際に既存
の指輪L'と組み合わせて用いても、見た目としては既存
の指輪L'だけを装着しただけのときとあまり変わらない
ので、既存の指輪L'を装着したときのイメージを変える
ことなく、同既存の指輪L'の指周りにおけるずれを防止
することができる。
環状をしており、同本実施例に係る指輪L2を実際に既存
の指輪L'と組み合わせて用いても、見た目としては既存
の指輪L'だけを装着しただけのときとあまり変わらない
ので、既存の指輪L'を装着したときのイメージを変える
ことなく、同既存の指輪L'の指周りにおけるずれを防止
することができる。
【0048】(第3実施例)図6(a)は他実施例として
の指輪L3を示す斜視図、図6(b)は同正面図、図6(c)は
III−III線における同断面図である。
の指輪L3を示す斜視図、図6(b)は同正面図、図6(c)は
III−III線における同断面図である。
【0049】本実施例では、第1実施例と同様に、環状
部1の一側半分の内周面前後両端縁に、同環状部1の内
方に向かって突出した複数の凸部2を設けると共に、同
凸部2同士が滑らかな波形を形成するようにしており、
しかも、環状部1の前端縁沿いの凸部2と後端縁沿いの
凸部2とは、周方向に互い違いになるように構成してい
る。また、環状部1の内周面には、円周に沿って中央部
分を窪ませて凹部3を設けている。
部1の一側半分の内周面前後両端縁に、同環状部1の内
方に向かって突出した複数の凸部2を設けると共に、同
凸部2同士が滑らかな波形を形成するようにしており、
しかも、環状部1の前端縁沿いの凸部2と後端縁沿いの
凸部2とは、周方向に互い違いになるように構成してい
る。また、環状部1の内周面には、円周に沿って中央部
分を窪ませて凹部3を設けている。
【0050】ここで、前記凸部2を設けた側を本実施例
に係る指輪L3の下部側とすると、本実施例では、環状部
1の上部を端面方向に略U字状に折り曲げて凹部を設
け、同凹部を飾台係止部42としており、本実施例に係る
指輪L3と、飾台部200を具備した既存の指輪L'とを、そ
れぞれの環状部1が並列するように組み合わせたとき
に、前記飾台係止部42の凹状部分に既存の指輪L'の飾台
部200が挿入されて、同飾台係止部42で飾台部200が係止
されるようにしている。
に係る指輪L3の下部側とすると、本実施例では、環状部
1の上部を端面方向に略U字状に折り曲げて凹部を設
け、同凹部を飾台係止部42としており、本実施例に係る
指輪L3と、飾台部200を具備した既存の指輪L'とを、そ
れぞれの環状部1が並列するように組み合わせたとき
に、前記飾台係止部42の凹状部分に既存の指輪L'の飾台
部200が挿入されて、同飾台係止部42で飾台部200が係止
されるようにしている。
【0051】このように、飾台係止部42の凹部に既存の
指輪L'の飾台部200を挿入するので、同飾台係止部42に
飾台部200を確実に係止でき、既存の指輪L'の装着部位6
1でのずれが確実に防止される。
指輪L'の飾台部200を挿入するので、同飾台係止部42に
飾台部200を確実に係止でき、既存の指輪L'の装着部位6
1でのずれが確実に防止される。
【0052】また、本実施例に係る指輪L3を実際に既存
の指輪L'と組み合わせて装着したときに、飾台係止部42
の凹部の開口が指先方向を向くように装着するか、指60
の付け根方向を向くように装着するかによって、装着時
のイメージを変えることができる。
の指輪L'と組み合わせて装着したときに、飾台係止部42
の凹部の開口が指先方向を向くように装着するか、指60
の付け根方向を向くように装着するかによって、装着時
のイメージを変えることができる。
【0053】(第4実施例)図7(a)は他実施例として
の指輪L4を示す斜視図、図7(b)は同正面図、図7(c)は
IV−IV線における同断面図である。
の指輪L4を示す斜視図、図7(b)は同正面図、図7(c)は
IV−IV線における同断面図である。
【0054】本実施例では、環状部1の前後方向に所定
幅を持たせ、同所定幅の中央部分にスリット5を設けて
いる。かかるスリット5は、環状部1の円周を一周する
ように数カ所に分けて設けており、特に、環状部1の一
側半分は一個のスリット5からなるようにし、同スリッ
ト5から既存の指輪L'の環状部100を挿入して嵌め合わ
せ可能としている。
幅を持たせ、同所定幅の中央部分にスリット5を設けて
いる。かかるスリット5は、環状部1の円周を一周する
ように数カ所に分けて設けており、特に、環状部1の一
側半分は一個のスリット5からなるようにし、同スリッ
ト5から既存の指輪L'の環状部100を挿入して嵌め合わ
せ可能としている。
【0055】なお、本実施例では、スリット5を環状部
1の前後幅の中央部分に設けているが、同スリット5
は、環状部1の前後幅内のどの位置に設けてもよい。
1の前後幅の中央部分に設けているが、同スリット5
は、環状部1の前後幅内のどの位置に設けてもよい。
【0056】また、既存の指輪L'を挿入可能とした側を
本実施例に係る指輪L4の上部側とすると、スリット5に
よって前後に分かれた環状部1a,1bの下側半分には、前
後環状部1a,1bのそれぞれの内周面前後両端縁に、同前
後環状部1a,1bの内方に向かって突出した複数の凸部2
を設けると共に、同凸部2同士が滑らかな波形を形成す
るようにしており、しかも、前後環状部1a,1bのそれぞ
れの内周面の前端縁沿いに設けた凸部2と後端縁沿いに
設けた凸部2とは、周方向に互い違いになるように構成
している。
本実施例に係る指輪L4の上部側とすると、スリット5に
よって前後に分かれた環状部1a,1bの下側半分には、前
後環状部1a,1bのそれぞれの内周面前後両端縁に、同前
後環状部1a,1bの内方に向かって突出した複数の凸部2
を設けると共に、同凸部2同士が滑らかな波形を形成す
るようにしており、しかも、前後環状部1a,1bのそれぞ
れの内周面の前端縁沿いに設けた凸部2と後端縁沿いに
設けた凸部2とは、周方向に互い違いになるように構成
している。
【0057】また、前後環状部1a,1bの内周面には、円
周に沿って中央部分を窪ませて凹部3を設けている。
周に沿って中央部分を窪ませて凹部3を設けている。
【0058】本実施例では、上記前後環状部1a,1bの上
部略中央において、スリット5の対向する内側縁の一部
を拡幅して飾台係止部43としており、スリット5から既
存の指輪L'の環状部100を挿入して、同既存の指輪L'を
本実施例に係る指輪L4に嵌め合わせたときに、同飾台係
止部43の拡幅部分に既存の指輪L'の飾台部200が係止さ
れるようにしている。
部略中央において、スリット5の対向する内側縁の一部
を拡幅して飾台係止部43としており、スリット5から既
存の指輪L'の環状部100を挿入して、同既存の指輪L'を
本実施例に係る指輪L4に嵌め合わせたときに、同飾台係
止部43の拡幅部分に既存の指輪L'の飾台部200が係止さ
れるようにしている。
【0059】従って、本実施例に係る指輪L4の環状部1
内に既存の指輪L'の環状部100が収容されることにな
り、本発明に係る指輪L4と既存の指輪L'とが強固に一体
化するので、既存の指輪L'の装着部位61でのずれが確実
に防止される。
内に既存の指輪L'の環状部100が収容されることにな
り、本発明に係る指輪L4と既存の指輪L'とが強固に一体
化するので、既存の指輪L'の装着部位61でのずれが確実
に防止される。
【0060】また、環状部1に設けたスリット5は、同
環状部1に既存の指輪L'を挿入収容するためのものであ
るが、同スリット5内に既存の指輪L'が収容されていて
も、スリット5と既存の指輪L'との間にはわずかに間隙
が生じるので、同間隙を、指60の皮及び肉等の変形自由
度の高い組織65を逃がす空間として利用することができ
る。
環状部1に既存の指輪L'を挿入収容するためのものであ
るが、同スリット5内に既存の指輪L'が収容されていて
も、スリット5と既存の指輪L'との間にはわずかに間隙
が生じるので、同間隙を、指60の皮及び肉等の変形自由
度の高い組織65を逃がす空間として利用することができ
る。
【0061】(第5実施例)図8は他実施例としての指
輪L5を示す斜視図、図8(b)は同正面図、図8(c)はV−
V線における同断面図である。
輪L5を示す斜視図、図8(b)は同正面図、図8(c)はV−
V線における同断面図である。
【0062】本実施例では、第5実施例と同様に、環状
部1の前後方向に所定幅を持たせ、同所定幅の中央部分
にスリット5を設けている。かかるスリット5は、環状
部1の円周を一周するように数カ所に分けて設けてお
り、特に、環状部1の一側半分は一個のスリット5から
なるようにし、同スリット5から既存の指輪L'の環状部
100を挿入して嵌め合わせ可能としている。
部1の前後方向に所定幅を持たせ、同所定幅の中央部分
にスリット5を設けている。かかるスリット5は、環状
部1の円周を一周するように数カ所に分けて設けてお
り、特に、環状部1の一側半分は一個のスリット5から
なるようにし、同スリット5から既存の指輪L'の環状部
100を挿入して嵌め合わせ可能としている。
【0063】なお、本実施例では、スリット5を環状部
1の前後幅の中央部分に設けているが、同スリット5
は、環状部1の前後幅内のどの位置に設けてもよい。
1の前後幅の中央部分に設けているが、同スリット5
は、環状部1の前後幅内のどの位置に設けてもよい。
【0064】また、既存の指輪L'を挿入可能とした側を
本実施例に係る指輪L5の上部側とすると、スリット5に
よって前後に分かれた環状部1の下側半分には、前後環
状部1a,1bのそれぞれの内周面前後両端縁に、同前後環
状部1a,1bの内方に向かって突出した複数の凸部2を設
けると共に、同凸部2同士が滑らかな波形を形成するよ
うにしており、しかも、前後環状部1a,1bのそれぞれの
内周面の前端縁沿いに設けた凸部2と後端縁沿いに設け
た凸部2とは、周方向に互い違いになるように構成して
いる。
本実施例に係る指輪L5の上部側とすると、スリット5に
よって前後に分かれた環状部1の下側半分には、前後環
状部1a,1bのそれぞれの内周面前後両端縁に、同前後環
状部1a,1bの内方に向かって突出した複数の凸部2を設
けると共に、同凸部2同士が滑らかな波形を形成するよ
うにしており、しかも、前後環状部1a,1bのそれぞれの
内周面の前端縁沿いに設けた凸部2と後端縁沿いに設け
た凸部2とは、周方向に互い違いになるように構成して
いる。
【0065】また、前後環状部1a,1bの内周面には、円
周に沿って中央部分を窪ませて凹部3を設けている。
周に沿って中央部分を窪ませて凹部3を設けている。
【0066】本実施例では、上記した前後環状部1a,1b
の上部略中央を切り離してその先端部をそれぞれ外側方
向に広げ、かかる切離部を飾台係止部44としており、ス
リット5から既存の指輪L'の環状部100を挿入して、同
既存の指輪L'を本実施例に係る指輪L5に嵌め合わせたと
きに、同飾台係止部44の切り離し部分に既存の指輪L'の
飾台部200が係止されるようにしている。
の上部略中央を切り離してその先端部をそれぞれ外側方
向に広げ、かかる切離部を飾台係止部44としており、ス
リット5から既存の指輪L'の環状部100を挿入して、同
既存の指輪L'を本実施例に係る指輪L5に嵌め合わせたと
きに、同飾台係止部44の切り離し部分に既存の指輪L'の
飾台部200が係止されるようにしている。
【0067】従って、本実施例に係る指輪L5の環状部1
内に既存の指輪L'の環状部100が収容されることにな
り、本発明に係る指輪L5と既存の指輪L'とが強固に一体
化するので、既存の指輪L'の装着部位61でのずれを確実
に防止することができる。
内に既存の指輪L'の環状部100が収容されることにな
り、本発明に係る指輪L5と既存の指輪L'とが強固に一体
化するので、既存の指輪L'の装着部位61でのずれを確実
に防止することができる。
【0068】また、前後環状部1a,1bの上部略中央を切
り離して飾台係止部44としており、既存の指輪L'の飾台
部200は同飾台係止部44の切離部に収容されるので、既
存の指輪L'の飾台部200が大小様々であったとしても、
前記飾台係止部44はその大きさに対応することができ
る。
り離して飾台係止部44としており、既存の指輪L'の飾台
部200は同飾台係止部44の切離部に収容されるので、既
存の指輪L'の飾台部200が大小様々であったとしても、
前記飾台係止部44はその大きさに対応することができ
る。
【0069】また、環状部1に設けたスリット5は、同
環状部1に既存の指輪L'を挿入収容するためのものであ
るが、同スリット5内に既存の指輪L'が収容されていて
も、スリット5と既存の指輪L'との間にはわずかに間隙
が生じるので、同間隙を、指60の皮及び肉等の変形自由
度の高い組織65を逃がす空間として利用することができ
る。
環状部1に既存の指輪L'を挿入収容するためのものであ
るが、同スリット5内に既存の指輪L'が収容されていて
も、スリット5と既存の指輪L'との間にはわずかに間隙
が生じるので、同間隙を、指60の皮及び肉等の変形自由
度の高い組織65を逃がす空間として利用することができ
る。
【0070】上記したように、既存の指輪L'と組み合わ
せ可能に構成した第2実施例〜第5実施例に記載の指輪
L2,L3,L4,L5を用いれば、既存の指輪L'自体にずれ防止
用の加工を施さなくても、同既存の指輪L'の装着部位61
におけるずれを防止することができる。
せ可能に構成した第2実施例〜第5実施例に記載の指輪
L2,L3,L4,L5を用いれば、既存の指輪L'自体にずれ防止
用の加工を施さなくても、同既存の指輪L'の装着部位61
におけるずれを防止することができる。
【0071】なお、第2実施例〜第5実施例に記載の指
輪L2,L3,L4,L5は、第1実施例に記載の指輪L1と同様
に、環状部1に宝石を埋めたりすることで、装飾性を向
上させることもできる。
輪L2,L3,L4,L5は、第1実施例に記載の指輪L1と同様
に、環状部1に宝石を埋めたりすることで、装飾性を向
上させることもできる。
【0072】また、環状部1の前後幅を狭く構成すると
共に装飾性を押さえることで、既存の指輪L'のイメージ
を壊さずに、同既存の指輪L'の装着位置におけるずれを
防止することができ、反対に、環状部1の前後幅を広く
構成すると共に装飾性を高めることで、既存の指輪L'を
単独で付けたときよりも豪華なイメージを生起させ、し
かも、既存の指輪L'の装着位置におけるずれを防止する
ことができる。
共に装飾性を押さえることで、既存の指輪L'のイメージ
を壊さずに、同既存の指輪L'の装着位置におけるずれを
防止することができ、反対に、環状部1の前後幅を広く
構成すると共に装飾性を高めることで、既存の指輪L'を
単独で付けたときよりも豪華なイメージを生起させ、し
かも、既存の指輪L'の装着位置におけるずれを防止する
ことができる。
【0073】さらに、第2実施例〜第5実施例に記載の
指輪L2,L3,L4,L5は、既存の指輪L'と組み合わせ可能に
構成しているが、同既存の指輪L'と組み合わせずに、単
独で装着することもできる。
指輪L2,L3,L4,L5は、既存の指輪L'と組み合わせ可能に
構成しているが、同既存の指輪L'と組み合わせずに、単
独で装着することもできる。
【0074】以上、第1実施例〜第5実施例に係る指輪
L1,L2,L3,L4,L5においては、図2を用いて説明したよう
に、指輪L1,L2,L3,L4,L5の装着部位61である指60の付け
根部分61でサイズを決定した指輪の内周円、すなわち、
環状部1に内接すると共に環状部1の内周面に設けた凸
部2に外接する円bが真円であるが、同円bが楕円とな
るような指輪を形成することもできる。それは、実際の
指60の断面が真円ではないからである。以下、図3に基
づきさらに詳しく説明する。
L1,L2,L3,L4,L5においては、図2を用いて説明したよう
に、指輪L1,L2,L3,L4,L5の装着部位61である指60の付け
根部分61でサイズを決定した指輪の内周円、すなわち、
環状部1に内接すると共に環状部1の内周面に設けた凸
部2に外接する円bが真円であるが、同円bが楕円とな
るような指輪を形成することもできる。それは、実際の
指60の断面が真円ではないからである。以下、図3に基
づきさらに詳しく説明する。
【0075】図3(a)は、本発明に係る指輪L1が、実際
に指60の第2関節部分62に位置しているときの状態を示
しており、図2と同じく、一点鎖線は指60の最大径部
分、すなわち第2関節部分62でサイズを決定した指輪の
内周円(円a)、二点鎖線は装着部位61である指60の付
け根部分61でサイズを決定した指輪の内周円(円b)を
示している。なお、円a、円bは真円である。また、図
3(d)は第2関節部分62の指60の断面を示している。
に指60の第2関節部分62に位置しているときの状態を示
しており、図2と同じく、一点鎖線は指60の最大径部
分、すなわち第2関節部分62でサイズを決定した指輪の
内周円(円a)、二点鎖線は装着部位61である指60の付
け根部分61でサイズを決定した指輪の内周円(円b)を
示している。なお、円a、円bは真円である。また、図
3(d)は第2関節部分62の指60の断面を示している。
【0076】図3(d)に示すように、指60を断面から見
た場合、中央部分には変形自由度の低い骨66が位置して
おり、その周りを変形自由度の高い皮及び肉等の組織65
で取り囲んでいる。前記骨66は断面視で横方向に長い略
楕円形をしており、同骨66を取り囲む皮及び肉等の組織
65は、骨66の周りを一様の厚さで取り囲んでいるわけで
はなく、骨66の短径側、すなわち、指60の側面では薄
く、略楕円形の骨66の長径側、すなわち、指60の甲63や
腹64では厚くなっている。そして、指60の断面全体とし
ては、横方向に長い略楕円形となっている。
た場合、中央部分には変形自由度の低い骨66が位置して
おり、その周りを変形自由度の高い皮及び肉等の組織65
で取り囲んでいる。前記骨66は断面視で横方向に長い略
楕円形をしており、同骨66を取り囲む皮及び肉等の組織
65は、骨66の周りを一様の厚さで取り囲んでいるわけで
はなく、骨66の短径側、すなわち、指60の側面では薄
く、略楕円形の骨66の長径側、すなわち、指60の甲63や
腹64では厚くなっている。そして、指60の断面全体とし
ては、横方向に長い略楕円形となっている。
【0077】ここで、円aの直径は、変形自由度の低い
骨66が最も長くなる部分、すなわち、指60の横幅によっ
て決定されているので、円aの面積よりも第2関節部分
62の断面積の方が小さく、図2の説明においては、第2
関節部分62が環状部1を通過するためには、実際に指60
を挿入可能な領域cの面積(図3(b))が円aの面積よ
りも大きくなればよいとしたが、厳密には、前記指60を
挿入可能な領域cの面積が第2関節部分62の断面積(図
3(c)、(d))よりも大きくなればよい。
骨66が最も長くなる部分、すなわち、指60の横幅によっ
て決定されているので、円aの面積よりも第2関節部分
62の断面積の方が小さく、図2の説明においては、第2
関節部分62が環状部1を通過するためには、実際に指60
を挿入可能な領域cの面積(図3(b))が円aの面積よ
りも大きくなればよいとしたが、厳密には、前記指60を
挿入可能な領域cの面積が第2関節部分62の断面積(図
3(c)、(d))よりも大きくなればよい。
【0078】また、円aと同様に、円bの直径も変形自
由度の低い骨66が最も長くなる部分、すなわち、指60の
付け根部分61の横幅によって決定されているので、指60
の付け根部分61と見立てた真円からなる円bと外接する
ように凸部2を突出させているが、実際の指60の付け根
部分61の断面積は円bより小さい。
由度の低い骨66が最も長くなる部分、すなわち、指60の
付け根部分61の横幅によって決定されているので、指60
の付け根部分61と見立てた真円からなる円bと外接する
ように凸部2を突出させているが、実際の指60の付け根
部分61の断面積は円bより小さい。
【0079】従って、指60の断面の形状に合わせて凸部
2を突出させて、環状部1の内周円に内接し、しかも、
環状部1の内周面に設けた凸部2に外接する円が楕円と
なるようにすることで、凸部2による指60の押圧がより
確実となり、装着部位61における指輪L1のフィット感が
向上する。
2を突出させて、環状部1の内周円に内接し、しかも、
環状部1の内周面に設けた凸部2に外接する円が楕円と
なるようにすることで、凸部2による指60の押圧がより
確実となり、装着部位61における指輪L1のフィット感が
向上する。
【0080】
【発明の効果】請求項1に記載の本発明によれば、指を
挿入する環状部の内周面に、同環状部の内方に向かって
突出した複数の凸部を設けたことによって、同指輪を指
に装着する場合に、指輪が関節を通過するときには凸部
間の間隙に指の皮及び肉等を逃がし、装着部位である指
の付け根部分に位置するときには凸部で指を押圧するこ
とができ、関節のほうが指の付け根部分より太い人であ
っても、装着部位で指輪がずれないようにすることがで
きる。
挿入する環状部の内周面に、同環状部の内方に向かって
突出した複数の凸部を設けたことによって、同指輪を指
に装着する場合に、指輪が関節を通過するときには凸部
間の間隙に指の皮及び肉等を逃がし、装着部位である指
の付け根部分に位置するときには凸部で指を押圧するこ
とができ、関節のほうが指の付け根部分より太い人であ
っても、装着部位で指輪がずれないようにすることがで
きる。
【0081】また、環状部の一側半部に飾台係止部を設
け、宝石等を取り付ける飾台部を具備した既存の指輪と
組み合わせたときに、同飾台係止部で、前記飾台部を係
止可能としたことによって、既存の指輪を本発明に係る
指輪と組み合わせた場合、本発明に係る指輪は装着部位
でずれないように構成しているので、同指輪に係止され
た既存の指輪も装着位置でずれないようにすることがで
きる。このように、既存の指輪自体にずれ防止用の加工
を施さなくても、同既存の指輪の装着部位におけるずれ
を防止することができることは、特に、既存の指輪が婚
約指輪や結婚指輪のように特別な記念の指輪であり、同
記念の指輪の原型を変えたくない場合には大きな効果を
発揮する。
け、宝石等を取り付ける飾台部を具備した既存の指輪と
組み合わせたときに、同飾台係止部で、前記飾台部を係
止可能としたことによって、既存の指輪を本発明に係る
指輪と組み合わせた場合、本発明に係る指輪は装着部位
でずれないように構成しているので、同指輪に係止され
た既存の指輪も装着位置でずれないようにすることがで
きる。このように、既存の指輪自体にずれ防止用の加工
を施さなくても、同既存の指輪の装着部位におけるずれ
を防止することができることは、特に、既存の指輪が婚
約指輪や結婚指輪のように特別な記念の指輪であり、同
記念の指輪の原型を変えたくない場合には大きな効果を
発揮する。
【0082】請求項2に記載の本発明によれば、環状部
の少なくとも一側半部に円周に沿ったスリットを設け
て、同スリットから既存の指輪の環状部を挿入して嵌め
合わせ可能とすると共に、前記スリットの対向する内側
縁の一部を拡幅して飾台係止部としたことによって、本
発明に係る指輪と既存の指輪とを組み合わせた場合、既
存の指輪の環状部は、本発明に係る指輪の環状部内に完
全に収容されるので、既存の指輪の装着位置でのずれを
確実に防止することができる。
の少なくとも一側半部に円周に沿ったスリットを設け
て、同スリットから既存の指輪の環状部を挿入して嵌め
合わせ可能とすると共に、前記スリットの対向する内側
縁の一部を拡幅して飾台係止部としたことによって、本
発明に係る指輪と既存の指輪とを組み合わせた場合、既
存の指輪の環状部は、本発明に係る指輪の環状部内に完
全に収容されるので、既存の指輪の装着位置でのずれを
確実に防止することができる。
【0083】請求項3に記載の本発明によれば、環状部
の少なくとも一側半分に円周に沿ったスリットを設け
て、同スリットから既存の指輪の環状部を挿入して嵌め
合わせ可能とすると共に、前記スリットの略中央に形成
した切離部を飾台係止部としたことによって、本発明に
係る指輪と既存の指輪とを組み合わせた場合、既存の指
輪の環状部が本発明に係る指輪の環状部内に完全に収容
されて、既存の指輪の装着位置でのずれが確実に防止さ
れるだけでなく、飾台係止部は環状部を切り離した部分
なので、既存の指輪の飾台部はかかる切離部に収容され
ることになり、同飾台部の大きさが大小様々であったと
しても、飾台係止部は、その大きさに対応して飾台部を
係止することができる。
の少なくとも一側半分に円周に沿ったスリットを設け
て、同スリットから既存の指輪の環状部を挿入して嵌め
合わせ可能とすると共に、前記スリットの略中央に形成
した切離部を飾台係止部としたことによって、本発明に
係る指輪と既存の指輪とを組み合わせた場合、既存の指
輪の環状部が本発明に係る指輪の環状部内に完全に収容
されて、既存の指輪の装着位置でのずれが確実に防止さ
れるだけでなく、飾台係止部は環状部を切り離した部分
なので、既存の指輪の飾台部はかかる切離部に収容され
ることになり、同飾台部の大きさが大小様々であったと
しても、飾台係止部は、その大きさに対応して飾台部を
係止することができる。
【0084】請求項4に記載の本発明によれば、複数の
凸部を環状部の内周面の前後両端縁に設けたことによっ
て、前後の凸部間にも空間が生じるので、指の皮及び肉
等を逃がす空間を大きくすることができる。
凸部を環状部の内周面の前後両端縁に設けたことによっ
て、前後の凸部間にも空間が生じるので、指の皮及び肉
等を逃がす空間を大きくすることができる。
【0085】請求項5に記載の本発明によれば、凸部を
環状部の一側半分に設けて、同凸部を設けた側が指の腹
側に位置するように指輪を装着することによって、指の
甲側よりも腹側に多く存在する皮及び肉等の変形自由度
の高い組織を、凸部間の空間に効率よく逃がすことがで
きる。
環状部の一側半分に設けて、同凸部を設けた側が指の腹
側に位置するように指輪を装着することによって、指の
甲側よりも腹側に多く存在する皮及び肉等の変形自由度
の高い組織を、凸部間の空間に効率よく逃がすことがで
きる。
【0086】請求項6に記載の本発明によれば、複数の
凸部を滑らかな波形に形成したことによって、指輪を装
着した場合に凸部が指に食い込むのを防ぐことができ、
装着感を向上させることができる。
凸部を滑らかな波形に形成したことによって、指輪を装
着した場合に凸部が指に食い込むのを防ぐことができ、
装着感を向上させることができる。
【0087】請求項7に記載の本発明によれば、環状部
の前後両端縁にそれぞれ設けた凸部を、周方向に互い違
いになるようにしたことによって、凸部を雄ねじ代わり
として、指輪をスムーズに挿入することができる。
の前後両端縁にそれぞれ設けた凸部を、周方向に互い違
いになるようにしたことによって、凸部を雄ねじ代わり
として、指輪をスムーズに挿入することができる。
【図1】指の形状のタイプを示す説明図。
【図2】本発明に係る指輪に指の関節部分が挿入された
状態を模式的に示す説明図。
状態を模式的に示す説明図。
【図3】本発明に係る指輪に指の関節部分が挿入された
状態を示す説明図。
状態を示す説明図。
【図4】本発明に係る指輪の説明図。
【図5】他実施例の説明図。
【図6】他実施例の説明図。
【図7】他実施例の説明図。
【図8】他実施例の説明図。
【図9】従来例の一部断面正面図。
L1,L2,L3,L4,L5,L' 指輪
1,100 環状部
2 凸部
41,42,43,44 飾台係止部
5 スリット
60 指
200 飾台部
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
A44C 9/00 - 9/02
Claims (7)
- 【請求項1】 指(60)を挿入する環状部(1)の内周面
に、同環状部(1)の内方に向かって突出した複数の凸部
(2)を設けた指輪において、 環状部(1)の一側半部に飾台係止部(41,42,43,44)を設
け、宝石等を取り付ける飾台部(200)を具備した既存の
指輪(L')と組み合わせたときに、同飾台係止部(41,42,4
3,44)で、前記飾台部(200)を係止可能とした ことを特徴
とする指輪。 - 【請求項2】 環状部(1)の少なくとも一側半部に円周
に沿ったスリット(5)を設けて、同スリット(5)から既
存の指輪(L')の環状部(100)を挿入して嵌め合わせ可能
とすると共に、前記スリット(5)の対向する内側縁の一
部を拡幅して飾台係止部(43)としたことを特徴とする請
求項1に記載の指輪。 - 【請求項3】 環状部(1)の少なくとも一側半分に円周
に沿ったスリット(5)を設けて、同スリット(5)から既
存の指輪(L')の環状部(100)を挿入して嵌め合わせ可能
とすると共に、前記スリット(5)の略中央に形成した切
離部を飾台係止部(44)としたことを特徴とする請求項1
に記載の指輪。 - 【請求項4】 複数の凸部(2)を環状部(1)の内周面の
前後両端縁に設けたことを特徴とする請求項1〜3のい
ずれか1項に記載の指輪。 - 【請求項5】 凸部(2)を環状部(1)の一側半分に設け
たことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載
の指輪。 - 【請求項6】 複数の凸部(2)を滑らかな波形に形成し
たことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載
の指輪。 - 【請求項7】 環状部(1)の前後両端縁にそれぞれ設け
た凸部(2)を、周方向に互い違いになるようにしたこと
を特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の指
輪。
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---|---|---|---|
JP2000304088A JP3431589B2 (ja) | 2000-10-03 | 2000-10-03 | 指 輪 |
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---|---|---|---|
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Publications (2)
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---|---|
JP2002101927A JP2002101927A (ja) | 2002-04-09 |
JP3431589B2 true JP3431589B2 (ja) | 2003-07-28 |
Family
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---|---|---|---|
JP2000304088A Expired - Fee Related JP3431589B2 (ja) | 2000-10-03 | 2000-10-03 | 指 輪 |
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CN107232702B (zh) * | 2017-07-27 | 2022-11-29 | 深圳市爱盟科技有限公司 | 戒指配件、戒指头结构以及戒指 |
CN108477775A (zh) * | 2018-04-06 | 2018-09-04 | 深圳市百宝廊珠宝首饰有限公司 | 一种戒指 |
CN108669723A (zh) * | 2018-08-31 | 2018-10-19 | 法斗时尚(深圳)投资有限责任公司 | 一种易拆卸戒指 |
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- 2000-10-03 JP JP2000304088A patent/JP3431589B2/ja not_active Expired - Fee Related
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