JP3424869B2 - テレビジョン信号を用いた新聞配布方法および新聞受信装置 - Google Patents

テレビジョン信号を用いた新聞配布方法および新聞受信装置

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JP3424869B2
JP3424869B2 JP34116294A JP34116294A JP3424869B2 JP 3424869 B2 JP3424869 B2 JP 3424869B2 JP 34116294 A JP34116294 A JP 34116294A JP 34116294 A JP34116294 A JP 34116294A JP 3424869 B2 JP3424869 B2 JP 3424869B2
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池 曜 蓮
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、新聞紙面の情報を電
子的に配布する方法およびその情報を受信するための受
信装置に関し、既存の設備を有効活用して、最新の情報
を、低コストで、多数の読者に一度に配布できるように
したものである。
【0002】
【従来の技術】新聞が森林資源破壊の元凶であるとし
て、新聞配布の電子化(電子新聞)が叫ばれて久しい
が、なかなか電子化が進まない。従来の新聞の電子化へ
の試みは、文字情報が中心となる新聞の記事内容をデー
タベース化し、電話回線による通信を使用して検索し、
目的の記事を探し出すものであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の新聞の電子
化方法では次のような問題があった。 (1) 新聞の記事内容をデータベース化する作業が必
要なため、その作業に手間と時間を要し、新聞の命であ
る即時性が阻害されていた。このため、過去の新聞の情
報を調査するデータベースとしては有効でも、毎日配送
される紙の新聞の置き換えとしては不向きであった。
【0004】(2) 電送する情報は検索結果の情報な
ので、新聞社の大きな収入源である広告を載せることが
難しく、利用料が高かった。
【0005】(3) コード化された情報を電送するた
め、データの受け手が送り手と同じデータを保有するこ
とになり、受け手に自由にデータを再利用されるおそれ
があった。
【0006】(4) 検索の作業は端末装置を使用する
が、検索の文字の入力などが要求されるため、使用に熟
練が必要となり、場合によっては専門のサーチャーが必
要になっていた。
【0007】(5) 電話回線を利用して送り手と受け
手が1対1で電送するので、多数の読者に電送するには
不向きであり、電送のためのコストも高くついていた。
【0008】この発明は、前記従来の技術における問題
点を解決して、データベース化等の手間を要せずしたが
って最新の情報を送ることができ、また広告も載せるこ
とができ、しかも熟練を要せずに利用することができ、
利用者によるデータの再利用を防止でき、さらには既存
の設備を利用して実現することができる新聞配布方法お
よび新聞受信装置を提供しようとするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明は、新聞紙面の
イメージデータを白黒を示す2値あるいは特定の原色の
有無を示す2値のディジタル情報として作成し、当該デ
ィジタル情報をテレビジョン信号の映像信号に変調し
て、新聞紙面1ページ分のイメージデータを前記映像信
号の複数フレームに分散して、新聞各ページのイメージ
データをテレビ放送してなるものである。
【0010】この発明は、電子編集システムで作成した
新聞紙面のラスタイメージデータまたは印刷された新聞
紙面をスキャナーで読み取って作成したラスタイメージ
データをテレビジョン信号の映像信号に変調して、新聞
紙面1ページ分のラスタイメージデータを前記映像信号
の複数フレームに分散して、新聞各ページのイメージデ
ータをテレビ放送してなるものである。
【0011】この発明は、新聞社の電子編集システムで
作成した新聞紙面のラスタイメージデータまたは印刷さ
れた新聞紙面をスキャナーで読み取って作成したラスタ
イメージデータをテレビ局に伝送し、テレビ局はこのラ
スタイメージデータをテレビジョン信号の映像信号とし
てテレビ放送してなるものである。
【0012】この発明は、前記新聞紙面のイメージデー
タを、前記テレビジョン信号のカラーバースト信号に同
期したあるいは水平同期信号にフェイズロックされたク
ロック信号に同期した擬似乱数によってスクランブルし
て前記テレビ放送してなるものである。
【0013】この発明は、前記新聞紙面のイメージデー
タを放送中に、当該イメージデータを放送中であること
を示すメッセージを音声チャンネルを利用して放送して
なるものである。
【0014】この発明は、前記新聞紙面の記事に関する
ハイパーテキストデータおよび検索用キーワードデータ
を併せて放送してなるものである。
【0015】この発明は、前記放送されている映像信号
が前記新聞紙面のイメージデータであることを示す識別
信号を当該映像信号に付加して放送してなるものであ
る。
【0016】この発明は、この発明の新聞配布方法によ
って放送された新聞紙面のイメージデータを受信するた
めの新聞受信装置であって、当該放送を受信して、この
受信信号から前記新聞紙面のイメージデータを復調する
イメージデータ復調手段と、この復調されたイメージデ
ータを記憶する記憶手段と、この記憶されたイメージデ
ータの画像に相当する映像信号を作成する映像信号作成
手段と、この作成された映像信号を表示する表示手段と
を具備してなるものである。
【0017】この発明は、この発明の新聞配布方法によ
って放送された新聞紙面のイメージデータを受信するた
めの新聞受信装置であって、当該放送を受信して、前記
擬似乱数でスクランブルされた状態の新聞紙面のイメー
ジデータを映像信号復調する映像信号復調手段と、前記
受信された放送信号に含まれるカラーバースト信号に同
期してあるいは水平同期信号にフェイズロックされたク
ロック信号に同期して前記擬似乱数を発生させる擬似乱
数発生手段と、この発生された擬似乱数を用いて、前記
映像信号復調された新聞紙面のイメージデータのスクラ
ンブルを解除するスクランブル解除手段と、このスクラ
ンブル解除された新聞紙面のイメージデータを記憶する
記憶手段と、この記憶されたイメージデータの画像に相
当する映像信号を作成する映像信号作成手段と、この作
成された映像信号を表示する表示手段とを具備してなる
ものである。
【0018】この発明は、この発明の新聞配布方法によ
って放送された新聞紙面のイメージデータを受信するた
めの新聞受信装置であって、当該放送を受信して、この
受信信号から前記識別信号を検出して前記新聞紙面のイ
メージデータを復調するイメージデータ復調手段と、こ
の復調されたイメージデータを記憶する記憶手段と、こ
の記憶されたイメージデータの画像に相当する映像信号
を作成する映像信号作成手段と、この作成された映像信
号を表示する表示手段とを具備してなるものである。
【0019】この発明は、前記記憶手段に記憶されたイ
メージデータがビットマップで構成されるデータであっ
て、前記映像信号作成手段が、前記記憶手段に記憶され
たイメージデータに基づき、このイメージデータの縦横
複数のドットで構成される所定の領域ごとに、当該領域
内に含まれる同一レベルのドット個数を計数する計数手
段と、この領域ごとの計数値に応じた階調で前記表示手
段の該当部分の単一の画素をそれぞれ表示するための映
像信号を生成する映像信号生成装置とを具備してなるも
のである。
【0020】
【作用】この発明の配布方法によれば、新聞紙面のイメ
ージデータを映像信号に変調して、テレビ放送によって
配布したので、一度に多数の読者に配布することがで
き、電送コストも安くすむ。また、既存のテレビジョン
放送設備をそのまま使用して、その一部の合間の時間を
使って配布することができる。また、イメージデータを
白黒を示す2値あるいは原色の有無を示す2値のディジ
タル情報として作成し、新聞紙面1ページ分のイメージ
データを映像信号の複数フレームに分散して放送するの
で、新聞紙面の画像をそのまま静止画像として放送する
場合に比べて高い解像度で送ることができ、しかも受信
側で自由に倍率を変えて1ページ分全体を表示すると
か、その中の特定の記事部分を拡大して表示するという
ことも容易であり、紙の新聞を読むのと同様の感覚で表
示画面上に映し出された新聞を読むことができる。ま
た、イメージデータで送るので、紙の新聞と同様に広告
を載せることもできる。また、イメージデータで送るの
で、コードデータで送るのと異なり読者がデータを再利
用するのを防止することができる。
【0021】この発明の配布方法によれば、電子編集シ
ステムで作成した新聞紙面のラスタイメージデータまた
は印刷された新聞紙面をスキャナーで読み取って作成し
たラスタイメージデータを利用するので、新聞の記事内
容をデータベース化するのに比べてデータの作成が容易
であり、即時性が確保される。
【0022】この発明の配布方法によれば、新聞社の電
子編集システムで作成した新聞紙面のラスタイメージデ
ータまたは印刷された新聞紙面をスキャナーで読み取っ
て作成したラスタイメージデータをテレビ局に伝送し、
テレビ局から放送するようにしたので、新聞社、テレビ
局とも既存の設備を使用できる。また、作成されたラス
タイメージデータを放送局に電送で送るので、即時性も
確保される。
【0023】この発明の配布方法によれば、新聞紙面の
イメージデータを、テレビジョン信号のカラーバースト
信号に同期したあるいは水平同期信号にフェイズロック
されたクロック信号に同期した擬似乱数によってスクラ
ンブルしてテレビ放送したので契約した購読者にのみ配
布することができ料金徴収は容易である。
【0024】この発明の配布方法によれば、新聞紙面の
イメージデータを放送中に、当該イメージデータを放送
中であることを示すメッセージを音声チャンネルを利用
して放送したので、テレビの視聴者は新聞紙面のイメー
ジデータを放送中であることを知ることができる。
【0025】この発明の配布方法によれば、新聞紙面の
記事に関するハイパーテキストデータおよび検索用キー
ワードデータを併せて放送したので、読者が新聞紙面の
特定の記事を探し出すのが容易になる。
【0026】この発明の配布方法によれば、放送されて
いる映像信号が新聞紙面のイメージデータであることを
示す識別信号を映像信号に付加して放送したので、受信
装置でこの識別信号を検出して新聞紙面のイメージデー
タを復調して記憶手段に取り込むことができる。
【0027】この発明の受信装置によれば、放送を受信
して、新聞紙面のイメージデータを復調して記憶装置に
記憶することにより、記憶装置からいつでも読み出して
表示手段に表示して新聞紙面を読むことができる。ま
た、記憶装置に記憶するので、放送する側は常時配布し
続ける必要はなく、通常の放送の合い間の時間を利用し
て配布することができ、通常のテレビ放送に支障をきた
さなくてすむ。
【0028】この発明の受信装置によれば、受信した放
送信号に含まれるカラーバースト信号に同期してあるい
は水平同期信号にフェイズロックされたクロック信号に
同期して送信側と同じ擬似乱数を発生させてスクランブ
ルを解除することにより、契約した購読者のみ新聞紙面
を読むことができる。
【0029】この発明の受信装置によれば、受信信号か
ら識別信号を検出して新聞紙面のイメージデータを復調
し記憶するので、通常のテレビ放送の合い間に送られて
くる新聞紙面のイメージデータを記憶装置に確実に取り
込むことができる。
【0030】この発明の受信装置によれば、ビットマッ
プデータの縦横複数のドットで構成される所定の領域ご
とに、その領域内に含まれる同一レベルのドットの個数
(ビットマップデータが例えば白と黒の2種類のドット
を表わすデータで構成される場合は、例えば黒のドット
の個数)に応じた階調(すなわち色の濃さ)で表示装置
の該当部分の単一の画素を表示するようにしたので、色
の塗られているドット個数が多い領域に該当する位置の
画素は濃い色に表示され、色の塗られているドット個数
が少ない領域に該当する位置の画素は薄い色に表示され
る。したがって、新聞紙面を表示手段に縮小表示する場
合でも、線と線の間が塗りつぶされにくくなり(線は濃
い色に表示され、線と線の間は薄い色に表示される)、
判読しやすくなる。
【0031】
【実施例】この発明の一実施例を以下説明する。図1は
送信側のシステム構成の一例を示すものである。新聞社
10において、電子編集システム(CTS:Computeriz
edTypesetting System )12は文字、写真、図形など
の新聞紙面の構成要素を電気信号に変換して、コンピュ
ータのメモリ上でレイアウトに従って組版するものであ
る。そして、組版された新聞紙面(広告等も含む)を1
ページずつ画素にドット展開(ラスタスキャン)して、
一連のラスタイメージデータ(ビットマップデータ)を
出力する。このラスタイメージデータは、新聞紙面が白
黒画像である場合は、白黒を示す2値のディジタルデー
タとして構成することができる。また、新聞紙面にカラ
ー画像が含まれる場合は、色彩の原色であるシアン、マ
ゼンタ、イエロー(または赤、緑、青)ごとに、当該原
色の有無を示す2値のディジタルデータとしてそれぞれ
構成することができる(黒色の有無を示す2値のディジ
タルデータを別途用いることもできる。)。
【0032】これら電子編集システム12は、従来から
新聞社10に用意されているものである。通常は、電子
編集システム12から出力されるラスタイメージデータ
は印刷用に版下を作成したり、遠隔地の発行所へ当該デ
ータを電送するのに用いられる。ここでは、この既存の
設備を利用して、新聞の電子配布を行なう。ただし、通
常の印刷用のラスタイメージデータが例えば1200D
PIあるいは2400DPI位の密度であるのに対し、
電子配布用には200〜300DPI程度の密度にす
る。この密度にすると、8分の1の画像に縮小したと
き、通常のパソコンの画面(1024×768画素)に
新聞1ページ全体を収めることができる。280DPI
では、新聞1ページは、図2に示すように約6000×
4000ドットで表わされる。
【0033】なお、余裕があれば、電子編集システム1
2にて新聞記事に関するハイパーテキストデータと検索
用キーワードデータを作成編集する。これは、データを
受け取った購読者が、パソコン上で例えば、記事中に現
われる「12ページに関連記事」いう文字の上のポイン
トをマウス等でクリックすると、その位置に自動的に飛
んでいったり(その文字のあるX−Y座標上の位置にカ
ーソルを当ててクリックすると、特定の位置の画像を表
示する指令をデータ中に入れておく)、キーボードから
「経済摩擦」などと入力すると、それに関連した記事に
飛んでいくようにするためのデータである。
【0034】電子編集システム12から出力される電子
配布用のイメージデータはデータ圧縮回路16にてM
R,MMR,JBIG等のデータ圧縮をされる。この圧
縮データは、ISDN等の有線またはマイクロ波等の無
線で放送局18に電送される。
【0035】放送局18では、電送されたイメージデー
タを暗号化するため、擬似乱数発生器20から擬似乱数
列を発生する。擬似乱数列は、放送する映像信号のカラ
ーバースト信号に同期して(あるいは、当該映像信号の
水平同期信号にフェイズロックされたクロック信号に同
期して)、例えばカラーバースト信号の4倍の周波数
(4fsc)のビットレートで発生される。変調器22
(ダブルバランストモジュレータ)はイメージデータを
擬似乱数でスクランブルして暗号化する。バースト誤り
訂正用冗長信号発生器26は、スクランブルされたイメ
ージデータにバースト誤り訂正用冗長信号を付加する。
変調回路28は、スクランブルされかつバースト誤り訂
正用冗長信号が付加されたデータ(場合によっては、前
記ハイパーテキストデータ、検索用キーワードデータを
さらに付加)をテレビジョン信号の映像信号に変調する
(映像信号のレベルをディジタルデータの“1”,
“0”に応じて変化させる。)。変調された映像信号
(1H分)を図3に示す。バースト的にイメージデータ
を電送する際に、その電波を受信しているテレビジョン
の同期が外れないように、放送局のマスタージェネレー
タに同期した同期信号のある映像信号とする。また、受
信側でイメージデータのスクランブルを解くため、カラ
ーバースト信号もそのまま残しておく。映像信号に変調
されたイメージデータはカラーバースト信号に同期して
おり、例えば擬似乱数列と同じ4fscのビットレート
を有する。
【0036】ここで、新聞の朝刊の全体(約40ペー
ジ)を白黒2値のディジタルデータで送信するのに要す
る時間について説明する。クロックを4fsc(14.
318MHz)とすると、1Hは910クロックとな
る。そのうち水平同期信号やカラーバーストの領域は使
用しないので、その分を差し引くと例えば768クロッ
クとなる。1フレームの走査数525H(NTSCの場
合)のうち上下をカットして488Hを使用するものと
すると、768×488クロックとなる。1クロックに
イメージデータの1ビットを割り当てるとすると、1フ
レームでは、 768×488=374784ビット/フレーム のイメージデータを送ることができる。また、1秒=3
0フレーム(NTSCの場合)であるので、1秒間で
は、 30×374784=11243520ビット/秒 のイメージデータを送ることができる。これは、バイト
に直すと約1.4メガバイト/秒となる。イメージデー
タの密度を280DPIとすると、これをJBIGで圧
縮すると新聞1ページが300〜400キロバイト(全
面広告は100キロバイトくらい)のデータ量になるの
で、40ページ位の朝刊で10〜15秒位で全体を送れ
ることになる。すなわち、新聞1ページのイメージデー
タが数フレーム以上にわたって分散して送られることに
なる。この場合、イメージデータ(ラスタイメージデー
タ)の同期信号はこのイメージデータ中に含まれている
ので(映像信号の同期信号とは無関係)、数フレームに
わたって分散して送っても、受信側でそのイメージデー
タの同期信号を基にイメージデータをもとの新聞紙面の
画像の形に戻すことができる。なお、カラー紙面の場合
は原色ごとにイメージデータを映像信号に変調して送
る。
【0037】映像信号生成回路26で10〜15秒間
(夕刊の場合はこれより短い)バースト的に生成された
新聞紙面のイメージデータ(2値ディジタル信号)を有
する映像信号は、変調回路28にて搬送波で変調され
て、アンテナ30から送信される(すなわち、通常の放
送を一時中断して新聞全ページ分のイメージデータが連
続して送信される。)。
【0038】なお、新聞紙面のイメージデータを放送し
ている間テレビ画面は乱れるので、通常のテレビ放送の
休止時間(例えば朝刊であれば午前4時等)に送るのが
望ましい。また、イメージデータを放送している間、音
声チャンネルで「ただいま、毎朝新聞朝刊東京午前4時
版の新聞紙面情報を放送しています。これを受信するに
は、専用の受信機が必要です。森林資源の保護のため、
新聞は電波で受信しましょう。」というようなメッセー
ジを放送すると、視聴者は、新聞紙面のイメージデータ
が現在送られていることを知ることができる。また、さ
らに時間が余れば、株式情報(市場の終わり値等)、円
相場等のニュースを音声で流すこともできる。
【0039】図4に、購読者側の受信装置の一実施例を
示す。新聞受信装置32は電源が常時オンされており、
アンテナ34でテレビ放送を受信し、チューナ36で電
子新聞の配布を行なっている放送局の信号を抽出する。
映像信号復調回路38は受信した映像信号を復調しても
との2値ディジタルデータを取り出す。バースト誤り訂
正回路40は、復調されたディジタルデータに付加され
ているバースト誤り訂正用冗長信号を用いてイメージデ
ータの誤りを訂正する。
【0040】カラーバースト抽出回路42は、受信した
映像信号からカラーバースト信号を抽出する。擬似乱数
発生器44は、送信側と同じ擬似乱数列をカラーバース
ト信号に同期して送信側と同じビットレート(例えば4
fsc)で発生する。あるいは擬似乱数発生器44は、
受信した映像信号から水平同期信号を抽出して、この水
平同期信号にフェイズロックされたクロック信号に同期
して擬似乱数列を送信側と同じビットレートで発生す
る。
【0041】復調器46は、バースト誤り訂正が終了し
たイメージデータに擬似乱数を掛け合わせてスクランブ
ルを解除する。スクランブルが解除されたイメージデー
タは、ハードディスク等の記憶装置48に自動的に記憶
される。記憶されたイメージデータは、購読者によるパ
ソコン50操作に基づき読み出されて、データ伸長回路
52でデータ伸長されて、パソコン50内で表示のため
の処理をされて、パソコン50のCRTや液晶の表示装
置の画面に表示される。購読者はこれにより、紙による
新聞と同様にパソコン50の画面上で新聞を読むことが
できる。尚、音声復調回路39は、受信信号の音声チャ
ンネルを復調して、前記メッセージをアンプ41を介し
てスピーカ43から流す。
【0042】パソコン50による表示制御の一例を説明
する。放送局から送られてくる新聞1ページ分イメージ
データのドット数は、通常のパソコンの表示画面の画素
数の例えば8倍程度あり、1ビットを1画素に対応させ
ると、個々の記事を読むのには都合のよい字の大きさと
なるが、紙面全体を把握することができないので、読み
たい記事を探し出すのに不便である。そこで、表示倍率
を何段階かに自由に設定して縮小表示できるようにす
る。
【0043】従来の縮小表示は、図5(a)に示すよう
に、例えば白、黒に相当する2値データのビットマップ
で構成されるイメージデータを縦横所定ドット数(n×
nドット)で構成される領域に分割し、領域ごとに黒の
ドットの論理和をとり、領域内に1つでも黒のドットが
あれば、同(b)に示すように、表示画面の該当する部
分の1画素を黒で表示することにより、元のイメージデ
ータを1/(n×n)に縮小して表示するようにしてい
たが、この方法によれば、画数の多い文字は線と線の間
が塗りつぶされて、判読不能になることが多かった。
【0044】そこで、ここではイメージデータ(ビット
マップデータ)の縦横複数のドットで構成される所定の
領域ごとに、その領域内に含まれる同一レベルのドット
の個数(イメージデータが例えば白と黒の2種類のドッ
トを表わすデータで構成される場合は、例えば黒のドッ
トの個数)に応じた階調(すなわち色の濃さ)で表示装
置の該当部分の単一の画素を表示するようにする。この
ようにすると、色の塗られているドット個数が多い領域
に該当する位置の画素は濃い色に表示され、色の塗られ
ているドット個数が少ない領域に該当する位置の画素は
薄い色に表示されるので、画数が多い文字であっても線
と線の間が塗りつぶされにくくなり(線は濃い色に表示
され、線と線の間は薄い色に表示される)、判読しやす
くなる。
【0045】図6は、この実施例における受信したイメ
ージデータと縮小したイメージデータの対応関係を示し
たものである。すなわち、図6(a)は紙面1ページ分
の受信したイメージデータである。このイメージデータ
は、例えば縦方向が6000ドット、横方向が4000
ドットで構成されている。
【0046】図6(b)は、図6(a)の左上部分の一
部拡大図である。ここでは、縦、横8×8ドットを1つ
の領域として6000×4000ドットのイメージデー
タ全体を分割し、縦、横750×500の領域に分割す
る。そして、分割された領域1−1,1−2,……を図
6(c)に示すように、表示装置51の単一の画素にそ
れぞれ割り当てる。
【0047】図7は、図6のように元のイメージデータ
と縮小したイメージデータを対応させた場合のこの実施
例による縮小画面表示の一例を示したもので、領域ごと
に黒のドットの個数に応じて、表示画面の対応する画素
の表示階調を白から黒まで例えば16段階で表示する
(端数は例えば切り上げる。)。すなわち、領域Aは黒
のドットが無いので、対応する画素Aを(0÷64)×
16=0レベル(白)で表示する。領域Bは黒のドット
が6個なので、対応する画素Bを(6÷64)×16=
2レベル(薄い灰色)で表示する。領域Cは黒のドット
が30個なので、対応する画素Cを(30=64)×1
6=8レベル(白と黒の中間の灰色)で表示する。領域
Dは黒のドットが62個なので、対応する画素Dを(6
2÷64)×16=16レベル(黒)で表示する。
【0048】図7の縮小画面表示処理を行なう映像信号
作成手段(例えば図4のパソコン50で構成される。)
の一実施例を図8に示す。データ伸長回路52で伸長さ
れたイメージデータは、前記図6(a)の紙面全体を、
同(b)の第1行から順次横方向に走査して1ビットの
ビット列(“0”=白、“1”=黒)としたものであ
る。
【0049】データ伸長回路52からクロック信号CK
の周期で出力されるビット列は、計数手段63の加算器
14の一方入力端に入力される。加算器64は、その加
算出力をDフリップフロップ回路66で1ビット(1ド
ット分)遅延して他方入力端に帰還入力することによ
り、ビット列の“1”の個数(すなわち、黒のドット
数)を累算する。Dフリップフロップ回路66はタイミ
ング信号発生装置68から出力されるクリア信号CL1
によってクリアされる。このクリア信号CL1は、走査
位置が1つの行の1つの領域を通過するごとに出力され
る信号である。ここでは、ビットマップデータの横方向
8ドットが1つの領域に含まれるから、クリア信号CL
1はクロック信号CKの8クロックに1回発生される。
これにより、Dフリップフロップ回路66がクリアされ
る直前には、Dフリップフロップ回路66からは、走査
している行の走査している領域に含まれる黒のドット数
の累算値が出力される。
【0050】加算器68は、Dフリップフロップ回路6
6の出力とFIFO(先入れ先出し)メモリ70の出力
を加算して、その加算値をFIFOメモリ70に入力す
る。FIFOメモリ70は、横方向に分割された500
領域ごとの黒のドット数の累算値を記憶する記憶領域を
具え、最も古いデータを出力し、新たにデータを読み込
むと、最も古いデータを消去する。すなわち、FIFO
メモリ70は、タイミング信号発生装置68からクロッ
ク信号CKの8周期に1回出力される書込み信号W1に
よって、Dフリップフロップ回路66がクリアされる直
前のタイミングで、Dフリップフロップ回路66の出力
とFIFOメモリ70の出力(同一領域における1つ手
前の行までの黒のドットの累算値)の加算値を新たなデ
ータとして読み込み、最も古いデータを消去する。これ
により、FIFOメモリ70には、横方向に分割された
領域ごとに黒のドット数が順次累算されていく。
【0051】FIFOメモリ70は、タイミング信号発
生装置69から出力されるクリア信号CL2によってク
リアされる。このクリア信号CL2は、走査位置が8行
通過するごとに出力される信号である。これにより、F
IFOメモリ70がクリアされる直前の1行分の走査期
間では、加算器68からは、Dフリップフロップ回路6
6がクリアされる直前のタイミングごとに、横方向に5
00分割された領域ごとの黒のドット数の計数値が順次
出力され、書込み信号W2によってメモリ72の各分割
領域に対応したアドレスに順次記憶されていく。そし
て、以上の処理を1ページ分のビットマップデータ全体
について行なうことにより、メモリ72には750×5
00個の領域ごとの黒のドット数の計数値が保持され
る。
【0052】メモリ72に記憶されたデータは、表示用
の同期信号に従って順次走査して読み出され、映像信号
生成装置74で黒のドット数に応じて対応する画素を白
と黒の間を16分割したいずれかの階調で表示するため
の映像信号に変換される。そして、この映像信号はD/
A変換器76でアナログ映像信号に変換されて、出力端
子78から出力され、CRTや液晶等の表示装置38で
表示される。
【0053】以上の構成の映像信号作成手段62による
文字画像の表示例について図9を参照して説明する。図
9は“像”という文字を表示する場合の例(画素を拡大
して示している。)で、(a)は元のビットマップデー
タである。(b)は、領域ごとに黒のドットの論理和を
とって縮小表示した従来方法による画像で、線と線の間
が塗りつぶされて、判読不能になっている。これに対
し、(c)は図8の縮小画面表示装置62による縮小表
示画像で、線と線の間もつぶされずに表わされている
(少し離して見るとよくわかる。)。以上のようにし
て、この実施例によれば、文字を縮小画面表示する際の
判読性を向上させることができる。
【0054】なお、上記実施例では8×8ドットを1画
素に対応させるものとして説明したが、図8の映像信号
作成手段62は外部からの指示操作により縮小倍率が可
変とされている。すなわち、縮小倍率が設定されると、
タイミング信号発生装置69はその倍率に応じた周期で
クリア信号CL1,CL2および書込信号W1,W2等
を出力し、FIFOメモリ70は横方向の領域分割数に
応じた数のデータを記憶する。また、縮小倍率が低い
(表示画像が大きい)場合には、一度に紙面全体を表示
装置80の画面に表示できないので、外部からの指示操
作により表示領域を任意に指示して、映像信号生成装置
74で該当する領域について映像信号を生成して表示す
る。
【0055】受信した新聞紙面のイメージデータをこの
縮小倍率可変機能を利用して読む場合は、読者ははじめ
に縮小倍率を高くして(紙面を小さくして)表示装置8
0に新聞紙面の1ページ分全体を表示する。この状態で
は、記事の1文字は非常に小さくなり、表示装置80の
解像度の限界から判読不能となる場合が多いが、見出し
などの比較的大きな文字は、上記縮小表示方法により判
読できるようになり、読みたい記事を探すことができ
る。読みたい記事が見つかれば、表示する領域を指示し
て縮小倍率を低くする(例えば等倍)ことにより、記事
の文字を読むことができる。
【0056】また、上記の例では、白黒画像で表示する
場合について説明したが、カラー表示も可能である。す
なわち、紙面がカラーの場合は3原色(赤、緑、青ある
いはシアン、マゼンタ、イエロー)ごとに各ドットの色
の有無を示す2値データ(“1”=該当する原色あり、
“0”=該当する原色なし)によるイメージデータごと
に前述の信号処理により各分割領域における色のついて
いるドット数を計数し、その計数値に応じて該当する位
置の画素を白から純原色に至る複数段階の階調のいずれ
かで表示するデータを作成する。そして、三原色ごとの
階調データを重ね合わせて映像信号を生成して表示装置
で表示することにより、カラーによる縮小画面表示が実
現される。
【0057】
【他の実施例】前記図1の実施例では、データ圧縮後の
イメージデータを放送局18に伝送したが、映像信号生
成回路26による処理までを新聞社10にて行ない、映
像信号の形にして放送局18に電送することもできる。
【0058】また、前記図1の実施例では、電子編集シ
ステムで作成したラスタイメージデータをそのまま用い
て映像信号を作成したが、図10に示すように、新聞社
10のプリンタ82で校閲用等に印刷した紙面(校正刷
り)をイメージデータ作成業者82が受け取って、スキ
ャナー84で読み取ってラスタイメージデータを作成
し、これをデータ圧縮回路16で圧縮して放送局18に
電送することもできる。あるいは、放送局18自体がス
キャナー84以降の処理を行なえば、圧縮データの電送
は不要である。
【0059】また、前記実施例では、新聞受信装置32
(図4)の電源は常時オンしておくものとしたが、新聞
データを放送する時間が決められていれば、タイマを内
蔵しておいて、その時間だけ自動的に電源をオンするよ
うに構成することもできる。また、前記実施例では電波
で放送する場合について示したが、ケーブルテレビ等有
線で放送することもできる。また、放送する新聞紙面の
画像は、紙の新聞と全く同一のレイアウトである必要は
ない。放送用にレイアウトし直したものであってもよ
い。
【0060】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の配布方
法によれば、新聞紙面のイメージデータを映像信号に変
調して、テレビ放送によって配布したので、一度に多数
の読者に配布することができ、電送コストも安くすむ。
また、既存のテレビジョン放送設備をそのまま使用し
て、その一部の合間の時間を使って配布することができ
る。また、イメージデータを白黒を示す2値あるいは原
色の有無を示す2値のディジタル情報として作成し、新
聞紙面1ページ分のイメージデータを映像信号の複数フ
レームに分散して放送するので、新聞紙面の画像をその
まま静止画像として放送する場合に比べて高い解像度で
送ることができ、しかも受信側で自由に倍率を変えて1
ページ分全体を表示するとか、その中の特定の記事部分
を拡大して表示するということも容易であり、紙の新聞
を読むのと同様の感覚で表示画面上に映し出された新聞
を読むことができる。また、イメージデータで送るの
で、紙の新聞と同様に広告を載せることもできる。ま
た、イメージデータで送るので、コードデータで送るの
と異なり読者がデータを再利用するのを防止することが
できる。
【0061】この発明の配布方法によれば、電子編集シ
ステムで作成した新聞紙面のラスタイメージデータまた
は印刷された新聞紙面をスキャナーで読み取って作成し
たラスタイメージデータを利用するので、新聞の記事内
容をデータベース化するのに比べてデータの作成が容易
であり、即時性が確保される。
【0062】この発明の配布方法によれば、新聞社の電
子編集システムで作成した新聞紙面のラスタイメージデ
ータまたは印刷された新聞紙面をスキャナーで読み取っ
て作成したラスタイメージデータをテレビ局に伝送し、
テレビ局から放送するようにしたので、新聞社、テレビ
局とも既存の設備を使用できる。また、作成されたラス
タイメージデータを放送局に電送で送るので、即時性も
確保される。
【0063】この発明の配布方法によれば、新聞紙面の
イメージデータを、テレビジョン信号のカラーバースト
信号に同期したあるいは水平同期信号にフェイズロック
されたクロック信号に同期した擬似乱数によってスクラ
ンブルしてテレビ放送したので契約した購読者にのみ配
布することができ料金徴収は容易である。
【0064】この発明の配布方法によれば、新聞紙面の
イメージデータを放送中に、当該イメージデータを放送
中であることを示すメッセージを音声チャンネルを利用
して放送したので、テレビの視聴者は新聞紙面のイメー
ジデータを放送中であることを知ることができる。
【0065】この発明の配布方法によれば、新聞紙面の
記事に関するハイパーテキストデータおよび検索用キー
ワードデータを併せて放送したので、読者が新聞紙面の
特定の記事を探し出すのが容易になる。
【0066】この発明の配布方法によれば、放送されて
いる映像信号が新聞紙面のイメージデータであることを
示す識別信号を映像信号に付加して放送したので、受信
装置でこの識別信号を検出して新聞紙面のイメージデー
タを復調して記憶手段に取り込むことができる。
【0067】この発明の受信装置によれば、放送を受信
して、新聞紙面のイメージデータを復調して記憶装置に
記憶することにより、記憶装置からいつでも読み出して
表示手段に表示してあるいは水平同期信号にフェイズロ
ックされたクロック信号に同期して新聞紙面を読むこと
ができる。また、記憶装置に記憶するので、放送する側
は常時配布し続ける必要はなく、通常の放送の合い間の
時間を利用して配布することができ、通常のテレビ放送
に支障をきたさなくてすむ。
【0068】この発明の受信装置によれば、受信した放
送信号に含まれるカラーバースト信号に同期して送信側
と同じ擬似乱数を発生させてスクランブルを解除するこ
とにより、契約した購読者のみ新聞紙面を読むことがで
きる。
【0069】この発明の受信装置によれば、受信信号か
ら識別信号を検出して新聞紙面のイメージデータを復調
し記憶するので、通常のテレビ放送の合い間に送られて
くる新聞紙面のイメージデータを記憶装置に確実に取り
込むことができる。
【0070】この発明の受信装置によれば、ビットマッ
プデータの縦横複数のドットで構成される所定の領域ご
とに、その領域内に含まれる同一レベルのドットの個数
に応じた階調で表示装置の該当部分の単一の画素を表示
するようにしたので、色の塗られているドット個数が多
い領域に該当する位置の画素は濃い色に表示され、色の
塗られているドット個数が少ない領域に該当する位置の
画素は薄い色に表示される。したがって、新聞紙面を表
示手段に縮小表示する場合でも、線と線の間が塗りつぶ
されにくくなり、判読しやすくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の配布方法を実現するための送信側の
構成の一実施例を示すブロック図である。
【図2】新聞1ページ分のドット数の一例を示す図であ
る。
【図3】図1の映像信号生成回路26で生成される映像
信号の一例を示す波形図である。
【図4】この発明の新聞受信装置の一実施例を示すブロ
ック図である。
【図5】従来の縮小画面表示方法を示す図である。
【図6】縮小画面表示する場合の元のイメージデータと
縮小したイメージデータの対応関係を示す図である。
【図7】図8の映像信号作成手段62による縮小画面表
示方法を示す図である。
【図8】受信側の映像信号作成手段の一実施例を示すブ
ロック図である。
【図9】図8の映像信号作成手段による縮小表示画像の
一例を拡大して示した図である。
【図10】この発明の他の実施例を示すブロック図であ
る。
【符号の説明】
10 新聞社 12 電子編集システム 18 テレビ局 32 新聞受信装置 38 映像信号復調回路(映像信号復調手段) 44 擬似乱数発生器(擬似乱数発生手段) 45 イメージデータ復調手段 46 復調器(スクランブル解除手段) 48 記憶装置(記憶手段) 62 映像信号作成手段 63 計数手段 74 映像信号生成装置 80 表示装置(表示手段)
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 1/00 - 1/00 108 H04N 7/08 - 7/088 H04L 12/18

Claims (14)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】新聞紙面のイメージデータを白黒を示す2
    値あるいは原色の有無を示す2値のディジタル情報とし
    て作成し、当該ディジタル情報をテレビジョン信号の映
    像信号に変調して、新聞紙面1ページ分のイメージデー
    タを前記映像信号の複数フレームに分散して、新聞各ペ
    ージのイメージデータをテレビ放送してなるテレビジョ
    ン信号を用いた新聞配布方法において、 前記新聞紙面のイメージデータを放送中に、当該イメー
    ジデータを放送中であることを示すメッセージを音声チ
    ャンネルを利用して放送してなるテレビジョン信号を用
    いた新聞配布方法。
  2. 【請求項2】電子編集システムで作成した新聞紙面のラ
    スタイメージデータまたは印刷された新聞紙面をスキャ
    ナーで読み取って作成したラスタイメージデータをテレ
    ビジョン信号の映像信号に変調して、新聞紙面1ページ
    分のラスタイメージデータを前記映像信号の複数フレー
    ムに分散して、新聞各ページのイメージデータをテレビ
    放送してなるテレビジョン信号を用いた新聞配布方法
    おいて、 前記新聞紙面のイメージデータを放送中に、当該イメー
    ジデータを放送中であることを示すメッセージを音声チ
    ャンネルを利用して放送してなるテレビジョン信号を用
    いた新聞配布方法。
  3. 【請求項3】新聞社の電子編集システムで作成した新聞
    紙面のラスタイメージデータまたは印刷された新聞紙面
    をスキャナーで読み取って作成したラスタイメージデー
    タをテレビ局に伝送し、テレビ局はこのラスタイメージ
    データをテレビジョン信号の映像信号としてテレビ放送
    してなるテレビジョン信号を用いた新聞配布方法におい
    て、 前記新聞紙面のイメージデータを放送中に、当該イメー
    ジデータを放送中であることを示すメッセージを音声チ
    ャンネルを利用して放送してなるテレビジョン信号を用
    いた新聞配布方法。
  4. 【請求項4】新聞紙面のイメージデータを白黒を示す2
    値あるいは原色の有無を示す2値のディジタル情報とし
    て作成し、当該ディジタル情報をテレビジョン信号の映
    像信号に変調して、新聞紙面1ページ分のイメージデー
    タを前記映像信号の複数フレームに分散して、新聞各ペ
    ージのイメージデータをテレビ放送してなるテレビジョ
    ン信号を用いた新聞配布方法において、 前記新聞紙面の記事に関するハイパーテキストデータお
    よび検索用キーワードデータを併せて放送してなるテレ
    ビジョン信号を用いた新聞配布方法。
  5. 【請求項5】電子編集システムで作成した新聞紙面のラ
    スタイメージデータまたは印刷された新聞紙面をスキャ
    ナーで読み取って作成したラスタイメージデータをテレ
    ビジョン信号の映像信号に変調して、新聞紙面1ページ
    分のラスタイメージデータを前記映像信号の複数フレー
    ムに分散して、新聞各ページのイメージデータをテレビ
    放送してなるテレビジョン信号を用いた新聞配布方法
    おいて、 前記新聞紙面の記事に関するハイパーテキストデータお
    よび検索用キーワードデータを併せて放送してなるテレ
    ビジョン信号を用いた新聞配布方法。
  6. 【請求項6】新聞社の電子編集システムで作成した新聞
    紙面のラスタイメージデータまたは印刷された新聞紙面
    をスキャナーで読み取って作成したラスタイメージデー
    タをテレビ局に伝送し、テレビ局はこのラスタイメージ
    データをテレビジョン信号の映像信号としてテレビ放送
    してなるテレビジョン信号を用いた新聞配布方法におい
    て、 前記新聞紙面の記事に関するハイパーテキストデータお
    よび検索用キーワードデータを併せて放送してなるテレ
    ビジョン信号を用いた新聞配布方法。
  7. 【請求項7】新聞紙面のイメージデータを白黒を示す2
    値あるいは原色の有無を示す2値のディジタル情報とし
    て作成し、当該ディジタル情報をテレビジョン信号の映
    像信号に変調して、新聞紙面1ページ分のイメージデー
    タを前記映像信号の複数フレームに分散して、新聞各ペ
    ージのイメージデータをテレビ放送してなるテレビジョ
    ン信号を用いた新聞配布方法において、 前記放送されている映像信号が前記新聞紙面のイメージ
    データであることを示す識別信号を当該映像信号に付加
    して放送してなるテレビジョン信号を用いた新聞配布方
    法。
  8. 【請求項8】電子編集システムで作成した新聞紙面のラ
    スタイメージデータまたは印刷された新聞紙面をスキャ
    ナーで読み取って作成したラスタイメージデータをテレ
    ビジョン信号の映像信号に変調して、新聞紙面1ページ
    分のラスタイメージデータを前記映像信号の複数フレー
    ムに分散して、新聞各ページのイメージデータをテレビ
    放送してなるテレビジョン信号を用いた新聞配布方法
    おいて、 前記放送されている映像信号が前記新聞紙面のイメージ
    データであることを示す識別信号を当該映像信号に付加
    して放送してなるテレビジョン信号を用いた新聞配布方
    法。
  9. 【請求項9】新聞社の電子編集システムで作成した新聞
    紙面のラスタイメージデータまたは印刷された新聞紙面
    をスキャナーで読み取って作成したラスタイメージデー
    タをテレビ局に伝送し、テレビ局はこのラスタイメージ
    データをテレビジョン信号の映像信号としてテレビ放送
    してなるテレビジョン信号を用いた新聞配布方法におい
    て、 前記放送されている映像信号が前記新聞紙面のイメージ
    データであることを示す識別信号を当該映像信号に付加
    して放送してなるテレビジョン信号を用いた新聞配布方
    法。
  10. 【請求項10】前記新聞紙面のイメージデータを、前記
    テレビジョン信号のカラーバースト信号に同期したある
    いは水平同期信号にフェイズロックされたクロック信号
    に同期した擬似乱数によってスクランブルして前記テレ
    ビ放送してなる請求項1〜のいずれかに記載のテレビ
    ジョン信号を用いた新聞配布方法。
  11. 【請求項11】請求項1〜10のいずれかに記載のテレ
    ビジョン信号を用いた新聞配布方法によって放送された
    新聞紙面のイメージデータを受信するための新聞受信装
    置であって、当該放送を受信して、この受信信号から前
    記新聞紙面のイメージデータを復調するイメージデータ
    復調手段と、この復調されたイメージデータを記憶する
    記憶手段と、この記憶されたイメージデータの画像に相
    当する映像信号を作成する映像信号作成手段と、この作
    成された映像信号を表示する表示手段とを具備してなる
    新聞受信装置。
  12. 【請求項12】請求項10記載のテレビジョン信号を用
    いた新聞配布方法によって放送された新聞紙面のイメー
    ジデータを受信するための新聞受信装置であって、当該
    放送を受信して、前記擬似乱数でスクランブルされた状
    態の新聞紙面のイメージデータを映像信号復調する映像
    信号復調手段と、前記受信された放送信号に含まれるカ
    ラーバースト信号に同期してあるいは水平同期信号にフ
    ェイズロックされたクロック信号に同期して前記擬似乱
    数を発生させる擬似乱数発生手段と、この発生された擬
    似乱数を用いて、前記映像信号復調された新聞紙面のイ
    メージデータのスクランブルを解除するスクランブル解
    除手段と、このスクランブル解除された新聞紙面のイメ
    ージデータを記憶する記憶手段と、この記憶されたイメ
    ージデータの画像に相当する映像信号を作成する映像信
    号作成手段と、この作成された映像信号を表示する表示
    手段とを具備してなる新聞受信装置。
  13. 【請求項13】請求項7〜9のいずれかに記載のテレビ
    ジョン信号を用いた新聞配布方法によって放送された新
    聞紙面のイメージデータを受信するための新聞受信装置
    であって、当該放送を受信して、この受信信号から前記
    識別信号を検出して前記新聞紙面のイメージデータを復
    調するイメージデータ復調手段と、この復調されたイメ
    ージデータを記憶する記憶手段と、この記憶されたイメ
    ージデータの画像に相当する映像信号を作成する映像信
    号作成手段と、この作成された映像信号を表示する表示
    手段とを具備してなる新聞受信装置。
  14. 【請求項14】前記記憶手段に記憶されたイメージデー
    タがビットマップで構成されるデータであって、前記映
    像信号作成手段が、前記記憶手段に記憶されたイメージ
    データに基づき、このイメージデータの縦横複数のドッ
    トで構成される所定の領域ごとに、当該領域内に含まれ
    る同一レベルのドット個数を計数する計数手段と、この
    領域ごとの計数値に応じた階調で前記表示手段の該当部
    分の単一の画素をそれぞれ表示するための映像信号を生
    成する映像信号生成装置とを具備してなる請求項11
    13のいずれかに記載の新聞受信装置。
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