JP3424647B2 - Cdma送受信機 - Google Patents

Cdma送受信機

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JP3424647B2
JP3424647B2 JP2000102227A JP2000102227A JP3424647B2 JP 3424647 B2 JP3424647 B2 JP 3424647B2 JP 2000102227 A JP2000102227 A JP 2000102227A JP 2000102227 A JP2000102227 A JP 2000102227A JP 3424647 B2 JP3424647 B2 JP 3424647B2
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    • H04W52/00Power management, e.g. TPC [Transmission Power Control], power saving or power classes
    • H04W52/04TPC
    • H04W52/06TPC algorithms
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    • H04W52/04TPC
    • H04W52/18TPC being performed according to specific parameters
    • H04W52/24TPC being performed according to specific parameters using SIR [Signal to Interference Ratio] or other wireless path parameters
    • HELECTRICITY
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    • H04W52/04TPC
    • H04W52/18TPC being performed according to specific parameters
    • H04W52/22TPC being performed according to specific parameters taking into account previous information or commands
    • H04W52/228TPC being performed according to specific parameters taking into account previous information or commands using past power values or information

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、対向局の送信電
力の増加を抑制することによって、上り干渉波レベルの
急激な増加を防止した、CDMA(Code Division Mult
iple Access :符号分割多元接続)送受信機に関する。
【0002】
【従来の技術】CDMA方式を用いたセルラーシステム
においては、基地局との通信時、呼び出されたすべての
移動機が、同一周波数を共有して、符号分割によるマル
チパスの通信を行う。そのため、フェージング等による
受信品質劣化や、遠近問題による干渉波レベルの増加に
よって、加入者容量が低下する等の問題があり、これを
改善するために、高速閉ループの送信電力制御が必須と
なる。以下、従来のCDMA送受信機における、送信電
力制御の概要を説明する。
【0003】図7は、従来のCDMA送受信機の構成例
を示す図、図8は、従来のCDMA送受信機における送
信電力制御(通常の送信電力制御)の処理を示すフロー
チャートである。なお、以下においては、基地局(BT
S)における、移動機(MS)からの上り受信品質に基
づく、移動機に対する上り送信電力制御の場合について
説明するが、移動機における下り送信電力制御の場合
も、上りと下り、及び基地局と移動機の関係を入れ替え
れば、同様の処理となる。基地局のCDMA送受信機
は、図7に示すように、無線周波数(以下、RFとい
う)受信部1と、サーチャ(Searcher)処理部
2と、フィンガ(FINGER) 処理部3と、復号処理
部4と、符号処理部5と、RF送信部6と、SIR(Si
gnal to Interference Ratio)算出部7と、比較部8と
から概略構成されている。
【0004】RF受信部1では、無線受信信号に対し
て、帯域制限,周波数変換等の処理を行って、受信ベー
スバンド信号に変換する。受信ベースバンド信号は、サ
ーチャ処理部2とフィンガ処理部3に入力される。サー
チャ処理部2では、入力された受信ベースバンド信号か
ら、対向局間の有効パスの受信タイミングを検出して、
フィンガ処理部3へ通知する。フィンガ処理部3では、
受信ベースバンド信号に対して、サーチャ処理部2から
通知された受信タイミングで、所定の逆拡散信号による
逆拡散処理を行ったのち、検波処理とレイク(RAK
E)合成処理を行って、処理結果の信号を復号処理部4
へ送る。復号処理部4では、レイク合成後のデータに対
して、デインタリーブを行ったのち、誤り訂正復号処
理,CRC(Cyclic Redundancy Check )チエック等の
復号処理を行って、受信データ列を生成する。符号処理
部5では、送信データ列に対して、CRC符号化,誤り
訂正符号化の処理を行ったのち、インターリーブの処理
を行って無線フレームを作成し、所定の拡散符号による
拡散処理を行って、送信ベースバンド信号を生成して、
RF送信部6へ送る。RF送信部6では、送信ベースバ
ンド信号から、無線送信信号に変換し、この無線送信信
号は、図示されないアンテナへ送出される。
【0005】この際、SIR算出部7では、フィンガ処
理部3から、レイク合成処理後のデータを受け取って、
スロットごとに受信SIR値を算出する。比較部8は、
受信SIR値と基準SIR(Rfsir)とを比較し
て、受信SIR値がRfsir以上のときは送信電力を
ダウンさせるための送信電力制御コマンドを生成し、受
信SIR値がRfsirより小さければ、送信電力をア
ップさせるための送信電力制御コマンドを生成して、符
号処理部5に送る。符号処理部5では、入力された送信
電力制御コマンドを、無線フレーム中の所定の位置に挿
入する。
【0006】次に、図8を参照して、従来のCDMA送
受信機における、送信電力制御の処理を説明する。ま
ず、SIR算出部7で受信SIRを算出して、現在のS
IR値としてSIR(n)を求める(ステップS1)。
次に、比較部8において、SIR(n)とRFsirと
の差を求めて(ステップS2)、差が0より小さけれ
ば、送信電力のアップを指示する送信電力制御コマンド
として例えば1を出力し(ステップS3)、差が0以上
であれば、送信電力のダウンを指示する送信電力制御コ
マンドとして0を出力する(ステップS4)。これによ
って、符号処理部5は、作成された送信電力制御コマン
ドを、下り無線フレームに挿入する(ステップS5)。
これによって、移動機では、受信した下り無線フレーム
に挿入されている送信電力制御コマンドの指示に応じ
て、上り送信電力の増減の制御を行うので、基地局の上
り受信品質が劣化すれば、移動機の送信電力を増加し、
上り受信品質が改善されれば、移動機の送信電力を低下
する、送信電力制御が行われる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】基地局において、上り
の無線フレームが常に受信できている場合には、安定に
上り送信電力制御が行われるが、例えば、移動機がビル
の影に入った等の場合に、それまで基地局で捕捉してい
た有効パスの信号が低下した等の理由で、一時的に、上
りのパスの同期は外れないまでも、受信品質が急激に低
下する場合がある。このような状況のとき、基地局で
は、上りの受信品質が低下したことによって、移動機に
対して、上り送信電力をアップすることを指示する送信
電力制御コマンドを送出するので、上りの送信電力が急
に増加する。しかしながら基地局が、複数の移動機から
の信号を受信している場合に、ある1台の移動機の送信
電力が急に増加すると、他の移動機からの上り受信信号
に対しては、それが結果的に干渉波の増加と同じ影響を
与えるため、同時接続可能な移動機台数が、システムに
よって定まる容量を満たさなくなる。そのため、このよ
うな現象が発生すると、CDMA通信のシステムが、破
綻してしまうことになる。そこで、このような、一時的
な上り受信品質の劣化に基づく、上り送信電力の急激な
増加の現象が発生しないようにする仕組みが必要になる
が、従来、これに対する有効な手段は、全く提案されて
いなかった。
【0008】この発明は、上述の事情に鑑みてなされた
ものであって、対向局からの受信品質が急激に低下した
場合に、当該対向局の送信電力の増加を抑制するような
送信電力制御を行うことによって、加入者容量の減少を
防止することが可能な、CDMA送受信機を提供するこ
とを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1記載の発明は、受信入力におけるSIR
(Signal to Interference Ratio)値を算出するSIR
算出手段と、受信SIR値の減少又は増加に応じて、対
向局における送信電力をダウンしまたはアップするため
の送信電力制御コマンドを出力するとともに、上記受信
SIR値の減少が所定数以上のスロットにおいて連続し
て生じたとき、上記送信電力制御を停止するための送信
電力制御オフコマンドを出力するコマンド生成手段とを
備え、該出力コマンドを送信フレームに挿入して上記対
向局へ送信することを特徴としている。
【0010】また、請求項2記載の発明は、請求項1記
載のCDMA送受信機に係り、上記コマンド生成手段
が、現スロットの受信SIR値と基準SIRとの差が0
以上か否かに応じて、対向局における送信電力をダウン
し、又はアップするための送信電力制御コマンドを発生
する送信電力制御コマンド生成手段と、連続して前スロ
ットの受信SIR値と現スロットの受信SIR値との差
が受信SIR値についての所定のしきい値以上となるス
ロット数を計数し、上記差が上記所定のしきい値より小
さいか、又は上記計数値が所定スロット数より少ないと
きと、上記差が上記所定のしきい値以上であり、かつ上
記計数値が所定スロット数以上のときとで変化するコマ
ンド選択信号を発生するコマンド選択信号生成手段と、
上記コマンド選択信号に応じて上記送信電力制御コマン
ド又は上記送信電力制御を無効にするための送信電力制
御オフコマンドを選択して出力するセレクタとからなる
ことを特徴としている。また、請求項3記載の発明は、
請求項2記載のCDMA送受信機に係り、上記コマンド
選択信号生成手段が、現スロットの受信SIR値を記憶
して前スロットの受信SIR値を出力するSIR記憶手
段と、前スロットの受信SIR値から現スロットの受信
SIR値を減算する減算手段と、上記減算結果が、連続
して上記受信SIR値についての所定のしきい値以上と
なるスロット数を計数するカウンタ手段とを備え、上記
減算結果が上記受信SIR値についての所定のしきい値
より小さいか、又は、上記計数値が前記スロット数につ
いての所定のしきい値より少ないときと、上記減算結果
が前記受信SIR値についての所定のしきい値以上であ
り、かつ、上記計数値が前記スロット数についての所定
のしきい値以上であるときとで変化するコマンド選択信
号を発生することを特徴としている。
【0011】また、請求項4記載の発明は、請求項1記
載のCDMA送受信機に係り、上記コマンド生成手段
が、現スロットの受信SIR値と基準SIRとの差が0
以上か否かに応じて、対向局における送信電力をダウン
し、又はアップするための送信電力制御コマンドを発生
する送信電力制御コマンド生成手段と、連続して基準S
IRと現スロットの受信SIR値との差が受信SIR値
についての所定のしきい値以上となるスロット数を計数
し、上記差が上記所定のしきい値より小さいか、又は上
記計数値が所定スロット数より少ないときと、上記差が
上記所定のしきい値以上であり、かつ上記計数値が所定
スロット数以上のときとで変化するコマンド選択信号を
発生するコマンド選択信号生成手段と、上記コマンド選
択信号に応じて上記送信電力制御コマンド又は上記送信
電力制御を無効にするための送信電力制御オフコマンド
を選択して出力するセレクタとからなることを特徴とし
ている。また、請求項5記載の発明は、請求項4記載の
CDMA送受信機に係り、上記コマンド選択信号生成手
段が、基準SIRから現スロットの受信SIR値を減算
する減算手段と、上記減算結果が、連続して上記受信S
IR値についての所定のしきい値以上となるスロット数
を計数するカウンタ手段とを備え、上記減算結果が上記
受信SIR値についての所定のしきい値より小さいか、
又は上記計数値が上記スロット数についての所定のしき
い値より少ないときと、上記減算結果が上記受信SIR
値についての所定のしきい値以上であり、かつ上記計数
値が上記スロット数についての所定のしきい値以上であ
るときとで変化するコマンド選択信号を発生することを
特徴としている。
【0012】また、請求項6記載の発明は、請求項1記
載のCDMA送受信機に係り、上記コマンド生成手段
が、現スロットの受信SIR値と基準SIRとの差が0
以上か否かに応じて、対向局における送信電力をダウン
し、又はアップするための送信電力制御コマンドを発生
する送信電力制御コマンド生成手段と、連続して前スロ
ットの受信SIR値と現スロットの受信SIR値との差
が0以上となるスロット数を計数し、上記差が0より小
さいか、又は上記計数値が所定スロット数より少ないと
きと、上記差が0以上であり、かつ上記計数値が所定ス
ロット数以上のときとで変化するコマンド選択信号を発
生するコマンド選択信号生成手段と、上記コマンド選択
信号に応じて上記送信電力制御コマンド又は上記送信電
力制御を無効にするための送信電力制御オフコマンドを
選択して出力するセレクタとからなることを特徴として
いる。また、請求項7記載の発明は、請求項6記載のC
DMA送受信機に係り、上記コマンド選択信号生成手段
が、現スロットの受信SIR値を記憶して前スロットの
受信SIR値を出力するSIR記憶手段と、前スロット
の受信SIR値から現スロットの受信SIR値を減算す
る減算手段と、上記減算結果が、連続して0以上となる
スロット数を計数するカウンタ手段とを備え、上記減算
結果が0より小さいか、又は、上記計数値が上記スロッ
ト数についての所定のしきい値より少ないときと、上記
減算結果が0以上であり、かつ上記計数値が上記スロッ
ト数についての所定のしきい値以上であるときとで変化
するコマンド選択信号を発生することを特徴としてい
る。また、請求項8記載の発明は、請求項1乃至7のい
ずれか1記載のCDMA送受信機に係り、上記送信電力
制御オフコマンドが、送信電力をダウンする送信電力制
御コマンドと、送信電力をアップする送信電力制御コマ
ンドとを、スロットごとに交互に出力するものであるこ
とを特徴としている。
【0013】
【作用】この発明の構成では、受信入力におけるSIR
値を算出して、受信SIR値の減少又は増加に応じて、
対向局における送信電力をダウンしまたはアップする送
信電力制御を行うためのコマンドを出力するとともに、
受信SIR値の減少が所定数以上のスロットにおいて連
続して生じたとき、送信電力制御をオフにするためのコ
マンドを出力して、この出力コマンドを送信フレームに
挿入して対向局へ送信する。このように、対向局からの
受信信号のSIR値が減少し続けたとき、上り送信電力
制御を一時的に停止状態にするので、上り送信電力が急
激に増加することに基づく、他の局に対する、見かけ上
の上り干渉波レベルの増加を抑制して、加入者容量の減
少を防止することができる。この際における受信SIR
値の減少の検出は、受信スロット間のSIR値の差が所
定のしきい値以上になるスロット数が、所定値以上とな
ったことの検出によってもよく、又は、基準SIRと受
信SIR値との差が所定しきい値以上になるスロット数
が、所定値以上となったことの検出によってもよく、又
は、受信スロット間のSIR値の差が0以上になるスロ
ット数が、所定値以上となったことの検出によってもよ
い。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、この発明
の実施の形態について説明する。説明は、実施例を用い
て具体的に行う。 ◇第1実施例 図1は、この発明の第1実施例であるCDMA送受信機
の構成を示すブロック図、図2は、本実施例のCDMA
送受信機における送信電力制御の処理を示すフローチャ
ートである。この例のCDMA送受信機は、RF受信部
1と、サーチャ処理部2と、フィンガ処理部3と、復号
処理部4と、符号処理部5と、RF送信部6と、SIR
算出部7と、比較部8と、コマンド選択信号生成部10
と、セレクタ18とから概略構成されている。これらの
うら、比較部8,コマンド選択信号生成部10,セレク
タ18は、コマンド生成部100を形成している。RF
受信部1,サーチャ処理部2,フィンガ処理部3,復号
処理部4,符号処理部5,RF送信部,SIR算出部
7,比較部8の構成,機能は、図7に示された従来例の
場合と同様なので、以下においては、これらについての
詳細な説明は省略する。
【0015】コマンド選択信号生成部10は、SIR記
憶部11と、減算部12と、比較器13と、スロット数
カウンタ14と、比較器15と、アンド回路16と、ア
ンド回路17とから概略構成されている。SIR記憶部
11は、例えばシフトレジスタからなり、SIR算出部
7で算出された受信SIR値を、受信スロットごとに記
憶して、現在のスロットより一つ前のスロット(以下、
前スロットという)のSIR値を出力する。減算部12
は、SIR記憶部11に記憶されていた前スロットのS
IR値から、SIR算出部7で求められた現在のスロッ
ト(以下、現スロットという)のSIR値を減算する処
理を行う。比較器13は、減算部12の減算結果と、受
信SIR値の変動量のしきい値Dsirとの大小を比較
して、減算結果がDsir以上のとき1を出力し、Ds
irより小さいとき0を出力する。スロット数カウンタ
14は、比較器13の出力をリセット入力に与えられて
いて、比較器13の出力が0のときクリアされるととも
に、アンド回路16の出力によってイネーブルになっ
て、スロットごとにカウントアップされる。比較器15
は、スロット数カウンタ14のカウント値Ctと、カウ
ント値のしきい値Sttpcとの大小を比較して、カウ
ント値CtがSttpc以上のとき1を出力し、Ctが
Sttpcより小さいとき0を出力する。アンド回路1
6は、比較器13の出力が1であって、かつ、比較器1
5の出力が0のとき、スロット数カウンタ14をイネー
ブルにする信号を発生する。アンド回路17は、比較器
13の出力と比較器15の出力がともに1のとき、1と
なる出力を発生し、それ以外のとき0となる出力を発生
する。アンド回路17の出力は、コマンド選択信号とし
て、セレクタ18に与えられる。
【0016】セレクタ18は、コマンド選択信号の値が
0のとき、比較器8からの送信電力制御コマンドを選択
し、コマンド選択信号の値が1のとき、図示されないコ
マンド発生部からの送信電力制御オフコマンドを選択し
て、符号処理部5に入力する。符号処理部5では、無線
フレーム中の所定の位置に、セレクタ18から出力され
た、送信電力制御コマンド又は送信電力制御オフコマン
ドを挿入して、送信ベースバンド信号を生成して、RF
送信部6へ送る。RF送信部6では、送信ベースバンド
信号から無線送信信号に変換して、図示されないアンテ
ナに送出する。
【0017】次に、図1,図2を参照して、この例のC
DMA送受信機における、コマンド生成部100の上り
送信電力制御の処理を説明する。SIR算出部7では、
フィンガ処理部3のレイク合成後のデータからスロット
単位で、現スロットの受信SIR値(SIR(n))
(nはスロット番号)を算出している(ステップS1
1)。SIR記憶部11では、現スロットの受信SIR
値(SIR(n))を記憶して、前スロットの受信SI
R値(SIR(n−1))を出力する。減算部12で
は、前スロットのSIR値と、現スロットのSIR値と
の差を求める。比較器13では、減算部12で求められ
た差と、しきい値Dsirとの大小を比較する(ステッ
プS12)。比較器13における比較結果、スロット間
の受信SIR値の差が、しきい値Dsirより小さいと
きは、スロット数カウンタ14をクリアし(ステップS
13)、アンド回路17からのコマンド選択信号の0に
よって、セレクタ18を介して、比較部8からの通常の
送信電力制御を行うコマンドを選択して出力し(ステッ
プS14)、符号処理部5において、下りの送信フレー
ムに挿入する。この場合は、比較部8における比較結
果、受信SIR値が、基準SIR(Rfsir)以上の
ときは、送信電力をダウンし、受信SIR値が、基準S
IR(Rfsir)よりも小さければ、送信電力をアッ
プすることを指示する、送信電力制御コマンドを作成し
て移動機へ送ることによって、従来と同様の送信電力制
御が行われる。このとき、スロット数カウンタ14で
は、比較器13における比較結果、スロット間の受信S
IR値の差が、しきい値Dsir以上のときであって
(ステップS12)、かつ、比較器15における比較結
果、カウント値Ctとしきい値Sttpcとの差が0よ
り小さいとき(ステップS16)、アンド回路16の出
力によってイネーブルにされて、スロットごとにインク
リメントしている(ステップS15)。
【0018】比較器13で求められたスロット間の受信
SIR値の差がしきい値Dsir以上のときは、スロッ
ト数カウンタ14はクリアされない。この状態で、比較
器15で、スロット数カウンタ14のカウント値Ctと
カウント値についてのしきい値Sttpcとの差を求め
て(ステップS16)、得られた差が0以上になったと
き、アンド回路17の出力であるコマンド選択信号が1
になることによって、セレクタ18を介して、送信電力
制御オフコマンドを選択して出力する(ステップS1
7)。送信電力制御オフコマンドは、符号処理部5にお
いて下りの送信フレームに挿入される。ここで、送信電
力制御オフコマンドは、例えば、送信電力をダウンする
ための送信電力制御コマンドと、送信電力をアップする
ための送信電力制御コマンドとを、例えば、0,1,
0,1,0,1,…のように、スロットごとに交互に、
下りの送信フレームに挿入することによって、移動機の
送信電力値が変化しないようにするものである。
【0019】このような処理を行うことによって、スロ
ット間の受信SIR値の減少が、しきい値Dsir以上
の幅で、連続してSttpc回以上、発生した場合に、
送信電力制御をオフにして、移動機の送信電力が増加し
ないように制御することができる。この場合、受信SI
R値の減少量のしきい値Dsirと減少回数のしきい値
Sttpcとは、送信電力制御によって追従することを
想定している、フェージングの変化に十分対応できるよ
うな値に、設定するものとする。
【0020】このように、この例のCDMA送受信機で
は、移動機からの受信信号の品質である受信SIR値を
監視して、受信SIR値が、順次、所定のしきい値以上
の幅で、所定スロット数以上、減少し続けたとき、上り
送信電力制御を一時的に停止状態にすることによって、
当該移動機の送信に基づく、他の移動機に対する、見か
け上の上り干渉波レベルの増加を抑制して、加入者容量
の急激な減少を防止することができる。
【0021】◇第2実施例 図3は、この発明の第2実施例であるCDMA送受信機
の構成を示すブロック図、図4は、本実施例のCDMA
送受信機における送信電力制御の処理を示すフローチャ
ートである。この例のCDMA送受信機は、RF受信部
1と、サーチャ処理部2と、フィンガ処理部3と、復号
処理部4と、符号処理部5と、RF送信部6と、SIR
算出部7と、比較部8と、コマンド選択信号生成部20
と、セレクタ27とから概略構成されている。これらの
うち、比較部8,コマンド選択信号生成部20,セレク
タ27は、コマンド生成部100Aを形成している。R
F受信部1,サーチャ処理部2,フィンガ処理部3,復
号処理部4,符号処理部5,RF送信部6,SIR算出
部7,比較器8の構成,機能は、図1に示された第1実
施例の場合と同様である。
【0022】コマンド選択信号生成部20は、減算部2
1と、比較器22と、スロット数カウンタ23と、比較
器24と、アンド回路25と、アンド回路26とから概
略構成されている。減算部21は、基準SIR(Rfs
ir)から、SIR算出部7で求められた現スロットの
受信SIR値(SIR(n))を減算する処理を行う。
比較器22は、減算部21の減算結果と、受信SIR値
の変動量のしきい値Dsir1との大小を比較して、減
算結果がDsir1以上のとき1を出力し、Dsir1
より小さいとき0を出力する。スロット数カウンタ23
は、比較器22の出力をリセット入力に与えられてい
て、比較器22の出力が0のときクリアされるととも
に、アンド回路25の出力によってイネーブルになっ
て、スロットごとにカウントアップされる。比較器24
は、スロット数カウンタ23のカウント値Ctと、カウ
ント値のしきい値Sttpcとの大小を比較して、カウ
ント値CtがSttpc以上のとき1を出力し、Ctが
Sttpcより小さいとき0を出力する。アンド回路2
5は、比較器22の出力が1であって、かつ、比較器2
4の出力が0のとき、スロット数カウンタ23をイネー
ブルにする信号を発生する。アンド回路26は、比較器
22の出力と比較器24の出力がともに1のとき、1と
なる出力を発生し、それ以外のとき0となる出力を発生
する。アンド回路26の出力は、コマンド選択信号とし
て、セレクタ27に与えられる。
【0023】セレクタ27は、コマンド選択信号の値が
0のとき、比較器8からの送信電力選択コマンドを選択
し、コマンド選択信号の値が1のとき、図示されないコ
マンド発生部からの送信電力制御オフコマンドを選択し
て、符号処理部5に入力する。符号処理部5では、無線
フレーム中の所定の位置に、セレクタ27から出力され
た、送信電力制御コマンド又は送信電力制御オフコマン
ドを挿入して、送信ベースバンド信号を生成して、RF
送信部6へ送る。RF送信部6では、送信ベースバンド
信号から無線送信信号に変換して、図示されないアンテ
ナに送出する。
【0024】次に、図3,図4を参照して、この例のC
DMA送受信機における、コマンド生成部100Aの上
り送信電力制御の処理を説明する。SIR算出部7で
は、フィンガ処理部3のレイク合成後のデータからスロ
ット単位で、現スロットの受信SIR値(SIR
(n))を算出している(ステップS21)。減算部2
1では、基準SIR(RFsir)と、受信SIR値
(SIR(n))との差を求める。比較器22では、減
算部21で求められた差と、しきい値Dsir1との大
小を比較する(ステップS22)。比較器22における
比較結果、基準SIR(RFsir)と受信SIR値
(SIR(n))との差が、しきい値Dsir1より小
さいときは、スロット数カウンタ23をクリアして(ス
テップS23)、アンド回路26からのコマンド選択信
号の0によって、セレクタ27を介して、比較部8から
の通常の送信電力制御を行うコマンドを選択して出力し
(ステップS24)、符号処理部5において、下りの送
信フレームに挿入する。この場合は、比較部8における
比較結果、受信SIR値が、基準SIR(Rfsir)
以上のときは、送信電力をダウンし、受信SIR値が、
基準SIR(Rfsir)よりも小さければ、送信電力
をアップすることを指示する、送信電力制御コマンドを
作成して移動機へ送ることによって、従来と同様の送信
電力制御が行われる。このとき、スロット数カウンタ2
3では、比較器22における比較結果、基準SIR(R
fsir)と受信SIR値(SIR(n))との差が、
しきい値Dsir1以上のときであって(ステップS2
2)、かつ、比較器24における比較結果、カウント値
Ctとしきい値Sttpcとの差が0より小さいとき
(ステップS26)、アンド回路25の出力によってイ
ネーブルにされて、スロットごとにインクリメントして
いる(ステップS25)。
【0025】比較器22で求められた、基準SIRと受
信SIR値との差が、しきい値Dsir1以上のとき
は、スロット数カウンタ23はクリアされない。この状
態で、比較器24で、スロット数カウンタ23のカウン
ト値Ctとカウント値についてのしきい値Sttpcと
の差を求めて(ステップS26)、得られた差が0以上
になったとき、アンド回路26の出力であるコマンド選
択信号が1になることによって、セレクタ27を介し
て、送信電力制御オフコマンドを選択して出力する(ス
テップS27)。送信電力制御オフコマンドは、符号処
理部5において、下りの送信フレームに挿入される。こ
こで、送信電力制御オフコマンドの内容は、第1実施例
の場合と同様である。
【0026】このような処理を行うことによって、受信
SIR値が基準SIRよりも、しきい値Dsir1以上
の幅で、連続してSttpc回以上、減少した場合に、
送信電力制御をオフにして、移動機の送信電力が増加し
ないように制御することができる。この場合、受信SI
R値の減少量のしきい値Dsir1と減少回数のしきい
値Sttpcとは、送信電力制御によって追従すること
を想定している、フェージングの変化に十分対応できる
ような値に、設定するものとする。
【0027】このように、この例のCDMA送受信機で
は、移動機からの受信信号の品質である受信SIR値を
監視して、受信SIR値が基準SIRよりも、所定のし
きい値以上の幅で減少する状況が、所定スロット数以
上、連続的に発生したとき、上り送信電力制御を一時的
に停止状態にするので、受信SIR値が基準SIRを大
幅に下回る状況が連続的に発生したときのみ、当該移動
機の送信に基づく、他の移動機に対する、見かけ上の上
り干渉波レベルの増加を抑制して、加入者容量の急激な
減少を防止することができる。
【0028】◇第3実施例 図5は、この発明の第3実施例であるCDMA送受信機
の構成を示すブロック図、図6は、本実施例のCDMA
送受信機における送信電力制御の処理を示すフローチャ
ートである。この例のCDMA送受信機は、RF受信部
1と、サーチャ処理部2と、フィンガ処理部3と、復号
処理部4と、符号処理部5と、RF送信部6と、SIR
算出部7と、比較部8と、コマンド選択信号生成部30
と、セレクタ37とから概略構成されている。これらの
うち、比較部8,コマンド選択信号生成部30,セレク
タ37は、コマンド生成部100Bを形成している。R
F受信部1,サーチャ処理部2,フィンガ処理部3,復
号処理部4,符号処理部5,RF送信部6,SIR算出
部7,比較部8の構成,機能は、図1に示された第1実
施例の場合と同様である。
【0029】コマンド選択信号生成部30は、SIR記
憶部31と、減算部32と、スロット数カウンタ33
と、比較器34と、アンド回路35と、アンド回路36
とから概略構成されている。SIR記憶部31は、例え
ばシフトレジスタからなり、SIR算出部7で算出され
た受信SIR値を、受信スロットごとに記憶して、前ス
ロットのSIR値を出力する。減算部32は、SIR記
憶部31に記憶されていた前スロットのSIR値から、
SIR算出部7で求められた現スロットのSIR値を減
算する処理を行う。スロット数カウンタ33は、減算器
32の出力をリセット入力に与えられていて、減算器3
2の減算結果が0より小さいときクリアされるととも
に、アンド回路35の出力によってイネーブルになっ
て、スロットごとにカウントアップされる。比較器34
は、スロット数カウンタ33のカウント値Ctと、カウ
ント値のしきい値Sttpcとの大小を比較して、カウ
ント値CtがSttpc以上のとき1を出力し、Ctが
Sttpcより小さいとき0を出力する。アンド回路3
5は、減算部32の出力が0以上であって、かつ、比較
器34の出力が0のとき、スロット数カウンタ33をイ
ネーブルにする信号を発生する。アンド回路36は、減
算部32の減算結果が0以上であって、かつ、比較器3
4の出力が1のとき、1となる出力を発生し、それ以外
のとき、0となる出力を発生する。アンド回路36の出
力は、コマンド選択信号として、セレクタ37に与えら
れる。
【0030】セレクタ37は、コマンド選択信号の値が
0のとき、比較器8からの送信電力制御コマンドを選択
し、コマンド選択信号の値が1のとき、図示されないコ
マンド発生部からの送信電力制御オフコマンドを選択し
て、符号処理部5に入力する。符号処理部5では、無線
フレーム中の所定の位置に、セレクタ37から出力され
た、送信電力制御コマンド又は送信電力制御オフコマン
ドを挿入して、送信ベースバンド信号を生成して、RF
送信部6へ送る。RF送信部6では、送信ベースバンド
信号から無線送信信号に変換して、図示されないアンテ
ナに送出する。
【0031】次に、図5,図6を参照して、この例のC
DMA送受信機における、コマンド生成部100Bの上
り送信電力制御の処理を説明する。SIR算出部7で
は、フィンガ処理部3のレイク合成後のデータからスロ
ット単位で、現スロットの受信SIR値(SIR
(n))を算出している(ステップS31)。SIR記
憶部31では、現スロットの受信SIR値(SIR
(n))を記憶し、前スロットの受信SIR値(SIR
(n−1))を出力する。減算部32で、前スロットの
SIR値と、現スロットのSIR値との差を求める(ス
テップS32)。減算部32で求められた差が0より小
さいときは、スロット数カウンタ33をクリアし(ステ
ップS33)、コマンド選択信号の0によって、セレク
タ37を介して、通常の送信電力制御を行うコマンドを
選択して、符号処理部5において、下りの送信フレーム
に挿入する(ステップS34)。この場合は、比較部8
における比較結果、受信SIR値が、基準SIR(Rf
sir)以上のときは、送信電力をダウンし、受信SI
R値が、基準SIR(Rfsir)よりも小さければ、
送信電力をアップすることを指示する、送信電力制御コ
マンドを作成して移動機へ送る、従来と同様の送信電力
制御が行われる。このとき、スロット数カウンタ33で
は、減算部32における減算結果、スロット間の受信S
IR値の差が、0以上であって(ステップS22)、か
つ、比較器34における比較結果、カウント値Ctとし
きい値Sttpcとの差が0より小さいとき(ステップ
S36)、アンド回路35の出力によってイネーブルに
されて、スロットごとにインクリメントしている(ステ
ップS35)。
【0032】減算部32で求めてられた、スロット間の
受信SIR値の差が0以上のときは、スロット数カウン
タ33はクリアされない。この状態で、比較器34で、
スロット数カウンタ33のカウント値Ctとカウント値
についてのしきい値Sttpcとの差を求めて(ステッ
プS36)、得られた差が0以上になったとき、アンド
回路36の出力であるコマンド選択信号が1になること
によって、セレクタ37を介して、送信電力制御オフコ
マンドを選択して出力する(ステップS37)。送信電
力制御オフコマンドは、符号処理部5において、下りの
送信フレームに挿入される。ここで、送信電力制御オフ
コマンドの内容は、第1実施例の場合と同様である。
【0033】このような処理を行うことによって、スロ
ット間の受信SIRの減少が、連続してSttpc回以
上、発生した場合に、送信電力制御をオフにして、移動
機の送信電力が増加しないように制御することができ
る。この場合、受信SIRの減少回数のしきい値Stt
pcは、送信電力制御によって追従することを想定して
いる、フェージングの変化に十分対応できるような値に
設定するものとする。
【0034】このように、この例のCDMA送受信機で
は、移動機からの受信信号の品質である受信SIR値を
監視して、受信SIR値が所定のスロット数以上、減少
し続けたとき、上り送信電力制御を一時的に停止状態に
するので、受信SIR値の減少をきめ細かく監視して、
当該移動機の送信に基づく、他の移動機に対する、見か
け上の上り干渉波レベルの増加を抑制して、加入者容量
の急激な減少を防止することができる。
【0035】以上、この発明の実施例を図面により詳述
してきたが、具体的な構成はこの実施例に限られたもの
ではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変
更等があってもこの発明に含まれる。例えば、上記の各
実施例においては、基地局における、移動機からの上り
受信品質に基づく、移動機に対する上り送信電力制御の
場合について説明したが、移動機における下り送信電力
制御の場合も、上りと下り、及び基地局と移動機の関係
を入れ替えることによって、同様の制御が行われる。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように、この発明のCDM
A送受信機によれば、移動機(又は基地局)からの受信
信号の品質である受信SIRを監視して、受信SIR値
が、所定の期間以上、減少し続けたときに、移動機(又
は基地局)に対する送信電力制御を一時的に停止状態に
するので、移動機(又は基地局)からの送信信号に基づ
く、他の局における、見かけ上の干渉波レベルの増加を
抑制して、加入者容量の急激な減少を防止することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施例であるCDMA送受信機
の構成を示すブロック図である。
【図2】本実施例のCDMA送受信機における送信電力
制御の処理を示すフローチャートである。
【図3】この発明の第2実施例であるCDMA送受信機
の構成を示すブロック図である。
【図4】本実施例のCDMA送受信機における送信電力
制御の処理を示すフローチャートである。
【図5】この発明の第3実施例であるCDMA送受信機
の構成を示すブロック図である。
【図6】本実施例のCDMA送受信機における送信電力
制御の処理を示すフローチャートである。
【図7】従来のCDMA送受信機の構成例を示す図であ
る。
【図8】従来のCDMA送受信機における送信電力制御
(通常の送信電力制御)の処理を示すフローチャートで
ある。
【符号の説明】
1 RF受信部 2 サーチャ処理部 3 フィンガ処理部 4 復号処理部 5 符号処理部 6 RF送信部 7 SIR算出部(SIR算出手段) 8 比較部(送信電力制御コマンド生成手段) 10 コマンド選択信号生成部 11 SIR記憶部(SIR記憶手段) 12 減算部(減算手段) 14 スロット数カウンタ(カウンタ手段) 18 セレクタ 20 コマンド選択信号生成部 21 減算部(減算手段) 23 スロット数カウンタ(カウンタ手段) 27 セレクタ 30 コマンド選択信号生成部 31 SIR記憶部(SIR記憶手段) 32 減算部(減算手段) 33 スロット数カウンタ(カウンタ手段) 37 セレクタ 100,100A,100B コマンド生成部(コ
マンド生成手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04B 7/24 - 7/26 H04Q 7/00 - 7/38 H04J 13/00 - 13/06

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受信入力におけるSIR(Signal to In
    terference Ratio)値を算出するSIR算出手段と、 受信SIR値の減少又は増加に応じて、対向局における
    送信電力をダウンしまたはアップするための送信電力制
    御コマンドを出力するとともに、前記受信SIR値の減
    少が所定数以上のスロットにおいて連続して生じたと
    き、前記送信電力制御を停止するための送信電力制御オ
    フコマンドを出力するコマンド生成手段とを備え、 該出力コマンドを送信フレームに挿入して前記対向局へ
    送信することを特徴とするCDMA送受信機。
  2. 【請求項2】 前記コマンド生成手段が、 現スロットの受信SIR値と基準SIRとの差が0以上
    か否かに応じて、対向局における送信電力をダウンし、
    又はアップするための送信電力制御コマンドを発生する
    送信電力制御コマンド生成手段と、 連続して前スロットの受信SIR値と現スロットの受信
    SIR値との差が受信SIR値についての所定のしきい
    値以上となるスロット数を計数し、前記差が前記所定の
    しきい値より小さいか、又は前記計数値が所定スロット
    数より少ないときと、前記差が前記所定のしきい値以上
    であり、かつ前記計数値が所定スロット数以上のときと
    で変化するコマンド選択信号を発生するコマンド選択信
    号生成手段と、 前記コマンド選択信号に応じて前記送信電力制御コマン
    ド又は前記送信電力制御を無効にするための送信電力制
    御オフコマンドを選択して出力するセレクタとからなる
    ことを特徴とする請求項1記載のCDMA送受信機。
  3. 【請求項3】 前記コマンド選択信号生成手段が、 現スロットの受信SIR値を記憶して前スロットの受信
    SIR値を出力するSIR記憶手段と、 前スロットの受信SIR値から現スロットの受信SIR
    値を減算する減算手段と、 前記減算結果が、連続して前記受信SIR値についての
    所定のしきい値以上となるスロット数を計数するカウン
    タ手段とを備え、 前記減算結果が前記受信SIR値についての所定のしき
    い値より小さいか、又は、前記計数値が前記スロット数
    についての所定のしきい値より少ないときと、前記減算
    結果が前記受信SIR値についての所定のしきい値以上
    であり、かつ、前記計数値が前記スロット数についての
    所定のしきい値以上であるときとで変化するコマンド選
    択信号を発生することを特徴とする請求項2記載のCD
    MA送受信機。
  4. 【請求項4】 前記コマンド生成手段が、 現スロットの受信SIR値と基準SIRとの差が0以上
    か否かに応じて、対向局における送信電力をダウンし、
    又はアップするための送信電力制御コマンドを発生する
    送信電力制御コマンド生成手段と、 連続して基準SIRと現スロットの受信SIR値との差
    が受信SIR値についての所定のしきい値以上となるス
    ロット数を計数し、前記差が前記所定のしきい値より小
    さいか、又は前記計数値が所定スロット数より少ないと
    きと、前記差が前記所定のしきい値以上であり、かつ前
    記計数値が所定スロット数以上のときとで変化するコマ
    ンド選択信号を発生するコマンド選択信号生成手段と、 前記コマンド選択信号に応じて前記送信電力制御コマン
    ド又は前記送信電力制御を無効にするための送信電力制
    御オフコマンドを選択して出力するセレクタとからなる
    ことを特徴とする請求項1記載のCDMA送受信機。
  5. 【請求項5】 前記コマンド選択信号生成手段が、 基準SIRから現スロットの受信SIR値を減算する減
    算手段と、 前記減算結果が、連続して前記受信SIR値についての
    所定のしきい値以上となるスロット数を計数するカウン
    タ手段とを備え、 前記減算結果が前記受信SIR値についての所定のしき
    い値より小さいか、又は前記計数値が前記スロット数に
    ついての所定のしきい値より少ないときと、前記減算結
    果が前記受信SIR値についての所定のしきい値以上で
    あり、かつ前記計数値が前記スロット数についての所定
    のしきい値以上であるときとで変化するコマンド選択信
    号を発生することを特徴とする請求項4記載のCDMA
    送受信機。
  6. 【請求項6】 前記コマンド生成手段が、 現スロットの受信SIR値と基準SIRとの差が0以上
    か否かに応じて、対向局における送信電力をダウンし、
    又はアップするための送信電力制御コマンドを発生する
    送信電力制御コマンド生成手段と、 連続して前スロットの受信SIR値と現スロットの受信
    SIR値との差が0以上となるスロット数を計数し、
    記差が0より小さいか、又は前記計数値が所定スロット
    数より少ないときと、前記差が0以上であり、かつ前記
    計数値が所定スロット数以上のときとで変化するコマン
    ド選択信号を発生するコマンド選択信号生成手段と、 前記コマンド選択信号に応じて前記送信電力制御コマン
    ド又は前記送信電力制御を無効にするための送信電力制
    御オフコマンドを選択して出力するセレクタとからなる
    ことを特徴とする請求項1記載のCDMA送受信機。
  7. 【請求項7】 前記コマンド選択信号生成手段が、 現スロットの受信SIR値を記憶して前スロットの受信
    SIR値を出力するSIR記憶手段と、 前スロットの受信SIR値から現スロットの受信SIR
    値を減算する減算手段と、 前記減算結果が、連続して0以上となるスロット数を計
    数するカウンタ手段とを備え、 前記減算結果が0より小さいか、又は、前記計数値が前
    記スロット数についての所定のしきい値より少ないとき
    と、前記減算結果が0以上であり、かつ、前記計数値が
    前記スロット数についての所定のしきい値以上であると
    きとで変化するコマンド選択信号を発生することを特徴
    とする請求項6記載のCDMA送受信機。
  8. 【請求項8】 前記送信電力制御オフコマンドが、送信
    電力をダウンする送信電力制御コマンドと、送信電力を
    アップする送信電力制御コマンドとを、スロットごとに
    交互に出力するものであることを特徴とする請求項1乃
    至7のいずれか1記載のCDMA送受信機。
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