JP3422378B2 - 割岩機への送液方法及び装置 - Google Patents

割岩機への送液方法及び装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は岩盤またはコンクリート
等の被破砕対象物の掘削孔にチューブ式割岩機を挿入
し、同割岩機に圧液を送入して前記岩盤またはコンクリ
ートを破砕する際に適用される割岩機への送液方法及び
装置に係るものである。
【0002】
【従来の技術】本出願人は特開平2−115490号公
報において、岩盤またはコンクリート等の被破砕対象物
にゴムチューブ式割岩機を挿入して油圧ユニットのシリ
ンダーより圧液を供給し、同割岩機を膨脹させることに
よって前記被破砕対象物を破砕に至らしめる方法を提案
した。
【0003】この際、圧力を急激に加えることは危険で
あるので、一定の低容量の水を割岩機に注入、加圧する
ことによって、徐々に圧力を高くする方法が採用されて
いた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記割岩機が挿入され
る被破砕対象物の掘削孔は、割岩機を円滑に挿入させる
ため、割岩機本体の径より3〜5mm程度、大径の孔を
削孔してクリアランスを保つ必要がある。従って前記し
たように低容量の水を送水するのでは、割岩機が割岩孔
に密着するまでの低圧時においても、膨脹するのに時間
がかかり、破砕作業全体に可成りの時間が消費される。
【0005】本発明は前記従来技術の有する問題点に鑑
みて提案されたもので、その目的とするところは、割岩
機に対する送水時間を短縮し、破砕に至るまでの高圧時
における割岩機に加わる圧力をゆるやかにし、危険を少
なくした割岩機への送液方法及び装置を提供する点にあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
め、本発明に係る割岩機への送液方法によれば、破砕対
象物に穿設した複数の掘削孔に、液圧ユニットに接続さ
れた複数のチューブ式割岩機を挿入し、それら複数の
岩機前記液圧ユニットから送液してそれら複数の割岩
機を徐々に膨張させることによって前記破砕対象物を破
する方法において、前記液圧ユニットの内蔵ポンプと
して、少なくとも1つの低圧大容量ポートと複数の個別
高圧低容量ポートを有するマルチフローポンプを使
用し、前記複数の割岩機を前記複数の掘削孔に挿入した
のち前記ポンプを作動して前記低圧大容量ポートから共
通する1本の低圧大容量ラインを介して前記複数の割
へ並列的に送液し、前記複数の割岩機のいずれも
記複数の掘削孔の削孔壁に密着することにより発生する
送液圧力の上昇を圧力検知スイッチが検出したならば、
それ以後は前記複数の高圧低容量ポートから複数本の個
別の高圧低容量ラインを介して前記複数の割岩機へ個別
に送液するものである。
【0007】請求項2の発明は、破砕対象物に穿設した
複数の掘削孔に挿入された複数のチューブ式割岩機へ送
液する送液装置において、少なくとも1つの低圧大容量
ポートと複数の個別の高圧低容量ポートとを有するマル
チフローポンプと、前記低圧大容量ポートから前記複数
の割岩機へ並列的に送液するための共通する1本の低圧
大容量送液ラインと、前記複数の高圧低容量ポートから
前記複数の割岩機へ個別に送液するための複数本の個別
の高圧低容量送液ラインと、前記複数の割岩機のいずれ
もが前記複数の掘削孔の削孔壁に密着することにより発
生する送液圧力の上昇を検出するための圧力検知スイッ
チと、前記圧力検知スイッチが送液圧力の上昇を検出し
たならば、前記複数の割岩機へ送液するラインを前記低
圧大容量送油ラインから前記複数本の高圧低容量送油ラ
インに切り替える切り替え手段とを有することを特徴と
する割岩機への送液装置に係るものである。
【0008】
【作用】本発明は前記したように構成されているので、
被破砕対象物に穿設された掘削孔に液圧ユニットに接続
されたチューブ式割岩機を挿入したのち、加圧を開始す
る。先ず、液圧ユニットの内蔵ポンプにおける低圧大容
量ポートより、複数の割岩機に大量の圧液が注入される
ことによって、同各割岩機が掘削孔壁に短時間で密着
し、更に圧力が加わると圧力検知スイッチが作動して高
圧低容量ポートに切り替り、小容量の高圧圧液が割岩機
に送られ、前記被破砕対象物が破砕される。
【0009】
【実施例】以下本発明を図示の実施例について説明す
る。岩盤またはコンクリートに穿設した複数の掘削孔
に、液圧ユニットに接続された複数のチューブ式割岩機
を挿入し、それら割岩機前記液圧ユニットの内蔵ポン
プを介して送液することで油圧を作用させて、それら割
岩機を徐々に膨張させる。これによって、前記複数の掘
削孔の削孔壁に引張力を与えて岩盤またはコンクリート
を破砕する。
【0010】図1は前記油圧ユニットの内部回路を示
し、同ユニットの内蔵ポンプとして、1つの低圧大容量
ポートと複数の個別の高圧低容量ポートとを有するマル
チフローポンプ1が使用されている。送液をはじめると
きには、複数の割岩機と、それらを夫々に挿入した掘削
孔の削孔壁との間には、多少のすきまが存在している。
そこで、先ず、前記ポンプ1の低圧大容量ポート(
3.3L/min)から、共通する1本の低圧大容量
ライン2を介してそれら複数の割岩機へ並列的に送油
する。このように複数の割岩機へ並列的に送油している
ため、それら割岩機のいずれもが夫々の掘削孔の削孔壁
に密着してはじめて、低圧大容量送油ライン2内の送油
圧力が上昇する。そして、その送油圧力の上昇が発生し
段階で、その圧力上昇を検出した圧力検知スイッチ3
が作動して、この油圧ユニットの複数の電磁切換弁5を
切換える。これによって送油ラインが、それまでの低圧
大容量送油ライン2から、複数の高圧低容量ポート
0.3L/min)に個別に接続されている複数本の
個別の高圧低容量送油ライン4に切り替わり、それ以後
は、複数の高圧低容量ポートからそれら複数本の個別の
高圧低容量送油ライン4を介して複数の割岩機へ個別に
送油が行われ、前記岩盤またはコンクリートの破砕に至
るまでの高圧時における割岩機に加わる圧力は緩徐にな
る。
【0011】図中6はリリーフバルブ、7はオイルタン
ク、8はマニホールド、9は割岩機のブースター、10
はゲートバルブ、11は架台である。
【0012】
【発明の効果】本発明によれば前記したように、岩盤、
コンクリートの如き破砕対象物に穿設した複数の掘削孔
に、液圧ユニットに接続された複数のチューブ式割岩機
を挿入し、それら複数の割岩機に前記液圧ユニットを介
して液圧を作用させて徐々に膨張させることによって、
記破砕対象物を破するのに際して、前記液圧ユニッ
トの内蔵ポンプとして少なくとも1つの低圧大容量ポー
トと複数の個別の高圧低容量ポートを有するマルチフ
ローポンプを使用し、複数の割岩機のいずれも夫々の
掘削孔の削孔壁に密着するまでは前記低圧大容量ポート
より割岩機に圧液を送るため、送液時間を短縮すること
ができる。
【0013】また複数の割岩機のいずれも夫々の掘削
孔の削孔壁に密着したことによって低圧大容量送液ライ
ン内に圧力上昇が発生した段階で圧力検知スイッチが働
き、割岩機へ送液するポートが低圧大容量ポートから
圧低容量ポートに切り替わることによって、前記破砕対
象物が破砕に至るまでの高圧時における割岩機に加わる
圧力は緩徐なものとな。請求項2の発明にかかる送液
装置は、破砕対象物に穿設した複数の掘削孔に挿入され
複数のチューブ式割岩機へ送液する送液装置におい
て、少なくとも1つの低圧大容量ポートと複数の個別の
高圧低容量ポートとを有するマルチフローポンプと、前
記低圧大容量ポートから前記複数の割岩機へ並列的に送
液するための共通する1本の低圧大容量送液ラインと、
前記複数の高圧低容量ポートから前記複数の割岩機へ個
別に送液するための複数本の個別の高圧低容量送液ライ
ンと、前記複数の割岩機のいずれもが前記複数の掘削孔
の削孔壁に密着することにより発生する送液圧力の上昇
を検出するための圧力検知スイッチと、前記圧力検知ス
イッチが送液圧力の上昇を検出したならば、前記複数の
割岩機へ送液するラインを前記低圧大容量送油ラインか
ら前記複数本の高圧低容量送油ラインに切り替える切り
替え手段とより構成され、複数の割岩機による破砕対象
物の破砕が速やかに、且つ確実に遂行されるものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に使用される割岩機の送液装置における
油圧ユニットの内部回路図である。
【符号の説明】
1 マルチフローポンプ 2 低圧大容量のライン 3 圧力検知スイッチ 4 高圧低容量のライン 5 電磁切換弁 6 リリーフバルブ 7 オイルタンク 8 マニホールド 9 ブースター 10 ゲートバルブ 11 架台 12 給水タンク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E21C 37/10 E04G 23/08

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 破砕対象物に穿設した複数の掘削孔に、
    液圧ユニットに接続された複数のチューブ式割岩機を挿
    入し、それら複数の割岩機前記液圧ユニットから送液
    してそれら複数の割岩機を徐々に膨張させることによっ
    て前記破砕対象物を破する方法において、前記液圧ユ
    ニットの内蔵ポンプとして、少なくとも1つの低圧大容
    量ポートと複数の個別の高圧低容量ポートを有するマ
    ルチフローポンプを使用し、前記複数の割岩機を前記複
    数の掘削孔に挿入したのち前記ポンプを作動して前記
    圧大容量ポートから共通する1本の低圧大容量ライン
    介して前記複数の割岩機へ並列的に送液し、前記複数の
    割岩機のいずれも前記複数の掘削孔の削孔壁に密着す
    ることにより発生する送液圧力の上昇を圧力検知スイッ
    が検出したならば、それ以後は前記複数の高圧低容量
    ポートから複数本の個別の高圧低容量ラインを介して前
    記複数の割岩機へ個別に送液することを特徴とする割岩
    機への送液方法。
  2. 【請求項2】 砕対象物に穿設した複数の掘削孔に挿
    入された複数のチューブ式割岩機へ送液する送液装置
    おいて、少なくとも 1つの低圧大容量ポートと複数の個別の高圧
    低容量ポートとを有するマルチフローポンプと、 前記低圧大容量ポートから前記複数の割岩機へ並列的に
    送液するための共通する1本の低圧大容量送液ライン
    と、 前記複数の高圧低容量ポートから前記複数の割岩機へ個
    別に送液するための複数本の個別の高圧低容量送液ライ
    ンと、 前記複数の割岩機のいずれもが前記複数の掘削孔の削孔
    壁に密着することにより発生する送液圧力の上昇を検出
    するための 圧力検知スイッチと 前記圧力検知スイッチが送液圧力の上昇を検出したなら
    ば、前記複数の割岩機へ送液するラインを前記低圧大容
    量送油ラインから前記複数本の高圧低容量送油ラインに
    切り替える切り替え手段と、 を有することを特徴とする割岩機への送液装置。
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