JP3418342B2 - グループ通信装置および方法 - Google Patents

グループ通信装置および方法

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JP3418342B2 JP17496298A JP17496298A JP3418342B2 JP 3418342 B2 JP3418342 B2 JP 3418342B2 JP 17496298 A JP17496298 A JP 17496298A JP 17496298 A JP17496298 A JP 17496298A JP 3418342 B2 JP3418342 B2 JP 3418342B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ネットワークを利
用してコンピュータ装置間でパケットを伝送するコンピ
ュータ通信で、所定のグループに属するコンピュータ装
置の間でのみ通信を行うことのできるグループ通信に関
するものである。ここで、アドレスとは、MAC(Media
Access Control:媒体アクセス制御) アドレスのことを
いう。
【0002】
【従来の技術】これまで、ホームユーザ向けのコンピュ
ータ通信システムとして、ダイヤルアップの通信回線を
利用してコンピュータ装置間でデータをパケット化して
伝送するシステムやCATV回線を利用してケーブルモ
デムによりコンピュータ装置間の通信を行う方式が広く
構築されている。
【0003】前者の場合には、離れた地点にあるイーサ
ネット間の接続には、両端にブリッジあるいはルータを
設置し、イーサネットパケット(ルータの場合はIPパ
ケット等)を通信回線上のプロトコルに変換して通信す
る形態が一般的である。即ち、イーサネットパケットあ
るいはIPパケットをHDLC(High Level Data Link
Control)やPPP(Point-to-Point Protocol) 等の通信
プロトコルを用いて伝送している。
【0004】HDLCプロトコルは開始フラグと終了フ
ラグの間にパケットをマッピングし、通信回線上を伝送
する。一方、後者の場合には、宅内に設置されるケーブ
ルモデムがユーザ側にイーサネット接続インタフェース
を提供し、センタLANと接続する。
【0005】上記のケーブルモデムシステムにより、市
販LANスイッチ等を用いて、予め登録されたメンバの
端末間でのみ通信可能とするグループ通信サービスを提
供することができる。その従来例を図18を参照して説
明する。図18は従来例のグループ通信装置の全体構成
図である。図18では、符号1−1は加入者宅内用のケ
ーブルモデム、符号1−2は加入者システム(CATV
回線等の加入者線)、符号1−3は中継増幅器、符号1
−4はイーサネットインタフェース、符号1−5はケー
ブルモデムを制御するためのヘッドエンド部、符号1−
6はセンタ側のケーブルモデム、符号1−7はセンタL
AN、符号1−8は端末、符号1−9はLANスイッ
チ、符号3はセンタ処理装置である。ここで、端末1−
8はコンピュータ装置である。以下に動作を説明する。
【0006】ケーブルモデムはケーブルテレビの空きチ
ャネルを使って、高速ディジタル伝送を実現するもので
あり、上り(ユーザ側からセンタ側へ向かう)/下り
(センタ側からユーザ側へ向かう)の伝送速度が同じ対
称型と下り速度が上り速度より高速の非対称型とがあ
る。ケーブルモデム1−1ではユーザ側にイーサネット
インタフェース1−4を提供して端末1−8を接続す
る。端末1−8からの信号をディジタル変調し、加入者
システム(同軸ケーブル)1−2を経由してセンタ処理
装置3に伝送する。センタ処理装置3ではケーブルモデ
ム1−6を介してセンタLAN1−7に接続する。モデ
ムの通信制御はヘッドエンド(トランスレータ等を含
む)部1−5が行い、ユーザは通信用チャネルを共有す
る。したがって、空いているときは伝送速度を目一杯使
えるが、他のユーザが割込むと速度が低下する。
【0007】センタLAN1−7にはLANスイッチ1
−9が接続される。一般のケーブルモデムシステムでは
LANスイッチ1−9ではなく、ルータが接続されてい
るが、限定されたメンバ間でのグループ通信を実現する
ためにはLANスイッチ1−9が必要となる。すなわ
ち、センタ側にVLAN(Virtual LAN) 機能を有するス
イッチを設置することによりグルーピングを行う。
【0008】上記LANスイッチ1−9にグループ通信
を行う、あるいはVLANを組む方式として、(1)ポ
ート単位、(2)IPサブネット単位、および(3)M
ACアドレス単位の3種類がある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記の方法では、
(1)ポート単位の設定では、グループ数が増えるとポ
ート数が不足すること、(2)IPレイヤのVLANで
はユーザが容易にIPアドレスを設定変更できるために
セキュリティの確保が困難であること、(3)MACレ
イヤのVLANでは端末のアドレスを個別に設定する必
要があり、端末が増えるとその管理の手間が膨大になる
こと、また、ブロードキャストパケットがポートに接続
されている全端末に届くため、端末の処理負荷が大きい
という問題がある。
【0010】本発明は、このような背景に行われたもの
であって、登録されたメンバのエッジ装置に接続されて
いる端末間でのみ通信を行うグループ通信における端末
のアドレスを用いたフィルタリングによりセキュリティ
を向上させることができるグループ通信装置を提供する
ことを目的とする。本発明は、端末のアドレス情報の登
録処理を自動化することによりユーザの利便性を向上さ
せることができるグループ通信装置を提供することを目
的とする。本発明は、ブロードキャストパケットの到達
範囲の制限によりセキュリティ向上と端末の処理負荷の
低減を図ることができるグループ通信装置を提供するこ
とを目的とする。本発明は、アドレス検索処理およびア
ドレス処理時間を低減させることができるグループ通信
装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の第一の観点はグ
ループ通信装置であって、本発明の特徴とするところ
は、多数の端末と、この端末を通信回線を介して収容す
るセンタ処理装置と、前記端末の1または複数毎に前記
通信回線に介挿されたエッジ装置とを備え、前記エッジ
装置は複数のグループに割付けられ、同一グループに属
するエッジ装置に接続された端末相互間でパケットの送
受信を許容するグループ通信手段を備え、前記エッジ装
置と前記センタ処理装置との間で送受信され前記端末の
送受信するパケットを含むフレームを構成する手段を備
え、前記グループ通信手段は、同一グループに属するエ
ッジ装置相互間で前記フレームの送受信を許容するグル
ープ通信手段を含む通信装置である。
【0012】ここで、本発明の特徴とするところは、前
記パケットは、イーサネットパケットであり、前記フレ
ームを構成する手段は、当該イーサネットパケットがそ
のデータ領域に書込まれたIPパケットを構成する手段
を含むところにある。
【0013】前記グループ通信手段には、前記エッジ装
置が属するグループと当該エッジ装置に接続された前記
端末のアドレスとが記録されたテーブルを含むことが望
ましい。
【0014】このように、前記グループ通信手段は、グ
ループ通信をエッジ装置を用いて管理するため、グルー
プ通信における端末のアドレスを用いたフィルタリング
のセキュリティを向上させることができる。例えば、他
のグループに属する端末に対し、ルールに違反してアク
セスを図ろうとする端末が存在するとき、当該ルールに
違反する端末が自己のアドレスを偽ってパケットを送信
したとしても、その端末が接続されたエッジ装置のアド
レスを調べることによってその正当性が判定されるた
め、当該ルールに違反する端末が送信するパケットを無
効とすることができる。
【0015】さらに、アドレスチェックの際には、同一
グループに属するエッジ装置配下の端末アドレスのみを
検索するだけでよくなるため、アドレス検索処理および
アドレス検索時間を低減させることができる。
【0016】前記エッジ装置は、自己に接続された端末
のアドレス情報を前記グループ通信手段に通知する手段
を含むことが望ましい。このように、端末のアドレス情
報の登録処理を自動化することによりユーザの利便性を
向上させることができる。
【0017】このとき、前記通知する手段は、所定周期
毎に前記端末のアドレス情報を確認し前記グループ通信
手段に通知する手段を含む構成としてもよいし、あるい
は、前記通知する手段は、前記自己に接続された端末の
構成に変化が生じたときに前記端末のアドレス情報を確
認し前記グループ通信手段に通知する手段を含む構成と
してもよい。
【0018】前記グループ通信手段は、前記IPパケッ
トに含まれる前記イーサネットパケットが同一グループ
に属する全ての端末に宛てたブロードキャストパケット
であるか否かを判定する手段と、この判定する手段の判
定結果がブロードキャストパケットを示すときには、当
該ブロードキャストパケットを含む前記IPパケットに
グループ識別子を付与して全ての前記エッジ装置に宛て
それぞれ送信する手段を含む構成とすることが望まし
い。このときには、前記エッジ装置は、前記グループ識
別子を参照し自己が属するグループのグループ識別子を
有するIPパケットを受信し自己が属するグループ以外
のグループ識別子を有するIPパケットを廃棄する手段
を含む構成とすることが望ましい。
【0019】このようにして各エッジ装置にブロードキ
ャストされたIPパケットは、各エッジ装置にてそのグ
ループ識別子が参照され、そのグループ識別子が、自己
が属するグループを示すものであればそのIPパケット
を受付け、他のグループを示すものであればそのIPパ
ケットを廃棄することにより、ブロードキャストされた
イーサネットパケットを所定のグループに分配すること
ができる。
【0020】あるいは、前記グループ通信手段は、前記
IPパケットに含まれる前記イーサネットパケットが同
一グループに属する全ての端末に宛てたブロードキャス
トパケットであるか否かを判定する手段と、この判定す
る手段の判定結果がブロードキャストパケットを示すと
きには、当該ブロードキャストパケットを含む前記IP
パケットを当該同一グループに属する前記エッジ装置に
宛てそれぞれ送信する手段を含む構成としてもよい。
【0021】このように、初めから所定のグループに属
するエッジ装置に対してだけブロードキャストされたI
Pパケットを分配することにより、廃棄される無効IP
パケットの転送を行わず、帯域を有効に利用することが
できる。
【0022】また、前記エッジ装置と前記センタ処理装
置との間で送受信され制御情報伝達用イーサネットパケ
ットを含む制御用IPパケットを構成する手段を設け、
前記グループ通信手段は、同一グループに属するエッジ
装置相互間で前記制御用IPパケットの送受信を許容す
るグループ通信手段を含む構成とすることが望ましい。
【0023】これにより、端末に転送する必要のない制
御情報伝達用イーサネットパケットをエッジ装置とセン
タ処理装置との間でグループ通信を用いて転送すること
ができる。したがって、制御情報が不必要に端末に伝達
されることがなくセキュリティが向上するとともに、端
末では、不必要な制御情報伝達用イーサネットパケット
を処理する必要がなく処理負荷を低減することができ
る。
【0024】このとき、前記グループ通信手段は、前記
制御用IPパケットに含まれる前記制御情報伝達用イー
サネットパケットが同一グループに属する全てのエッジ
装置に宛てたブロードキャストパケットであるか否かを
判定する手段と、この判定する手段の判定結果がブロー
ドキャストパケットを示すときには、当該ブロードキャ
ストパケットを含む前記制御用IPパケットにグループ
識別子を付与して全ての前記エッジ装置に宛てそれぞれ
送信する手段を含む構成としてもよい。このときには、
前記エッジ装置は、前記グループ識別子を参照し自己が
属するグループのグループ識別子を有する制御用IPパ
ケットを受信し自己が属するグループ以外のグループ識
別子を有する制御用IPパケットを廃棄する手段を含む
構成とすることが望ましい。
【0025】あるいは、前記グループ通信手段は、前記
制御用IPパケットに含まれる前記制御情報伝達用イー
サネットパケットが同一グループに属する全てのエッジ
装置に宛てたブロードキャストパケットであるか否かを
判定する手段と、この判定する手段の判定結果がブロー
ドキャストパケットを示すときには、当該ブロードキャ
ストパケットを含む前記制御用IPパケットを当該同一
グループに属する前記エッジ装置に宛てそれぞれ送信す
る手段を含む構成としてもよい。
【0026】本発明の第二の観点は、グループ通信方法
であって、端末の1または複数毎にこの端末を収容する
センタ処理装置との間の通信回線にエッジ装置を介挿
し、このエッジ装置は複数のグループに割付けられ、同
一グループに属するエッジ装置に接続された端末相互間
でパケットの送受信を許容し、前記エッジ装置と前記セ
ンタ処理装置との間で送受信され前記端末の送受信する
パケットを含むフレームを構成し、同一グループに属す
るエッジ装置相互間で前記フレームの送受信を許容する
グループ通信方法である。
【0027】ここで、本発明の特徴とするところは、前
記パケットは、イーサネットパケットであり、前記フレ
ームは、当該イーサネットパケットがそのデータ領域に
書込まれたIPパケットであり、このIPパケットに含
まれる前記イーサネットパケットが同一グループに属す
る全ての端末に宛てたブロードキャストパケットである
か否かを判定し、この判定結果がブロードキャストパケ
ットを示すときには、当該ブロードキャストパケットを
含む前記IPパケットにグループ識別子を付与して全て
の前記エッジ装置に宛てそれぞれ送信するところにあ
る。
【0028】あるいは、前記IPパケットに含まれる前
記イーサネットパケットが同一グループに属する全ての
端末に宛てたブロードキャストパケットであるか否かを
判定し、この判定結果がブロードキャストパケットを示
すときには、当該ブロードキャストパケットを含む前記
IPパケットを当該同一グループに属する前記エッジ装
置に宛てそれぞれ送信するところにある。
【0029】
【発明の実施の形態】発明の実施の形態を図1ないし図
7を参照して説明する。図1は本発明実施例のグループ
通信装置の全体構成を示す図である。図2は本発明実施
例の端末からのイーサネットパケットおよびエッジ装置
/ノード部からのイーサネットパケットの構成を示す図
である。図3はイーサネットパケットの構成を示す図で
ある。図4はIPパケットの構成を示す図である。図5
は本発明実施例のエッジ装置の要部ブロック構成図であ
る。図6は本発明実施例のノード部の要部ブロック構成
図である。図7は本発明実施例のテーブルの構成図であ
る。
【0030】本発明はグループ通信装置であって、本発
明の特徴とするところは、図1に示すように、多数の端
末1−8と、この端末1−8を通信回線を含む加入者シ
ステム1−2を介して収容するセンタ処理装置3と、端
末1−8毎に通信回線に介挿されたエッジ装置2−1と
を備え、エッジ装置2−1は複数のグループに割付けら
れ、同一グループに属するエッジ装置2−1に接続され
た端末1−8相互間でパケットの送受信を許容するグル
ープ通信手段としての管理部2−2およびノード部2−
3を備え、エッジ装置2−1およびノード部2−3に
は、図5および図6に示すように、エッジ装置2−1と
センタ処理装置3との間で送受信され端末1−8の送受
信するパケットを含むフレームを構成する手段としての
プロセッサ6−1および7−1を備え、ノード部2−3
は、同一グループに属するエッジ装置2−1相互間で前
記フレームの送受信を許容するグループ通信装置であ
る。
【0031】ここで、本発明の特徴とするところは、前
記パケットは、図3に示すイーサネットパケットであ
り、プロセッサ6−1および7−1は、図2に示すよう
に、当該イーサネットパケット3−1がそのデータ領域
に書込まれたIPパケット3−2を構成する。
【0032】さらに、本発明実施例では、図1に示すケ
ーブルモデム1−1および1−6間で、図2に示すイー
サネットパケット3−3を送受信することにより通信を
行うとして説明するが、エッジ装置2−1とセンタ処理
装置3との間の通信の形態については本発明とは直接関
係がなく、他の通信形態を用いてもよい。
【0033】ノード部2−3には、図7に示すように、
管理部2−2からの情報にしたがって作成されたエッジ
装置2−1が属するグループと当該エッジ装置2−1に
接続された端末1−8のアドレスとが記録されたテーブ
ルを含む。
【0034】また、エッジ装置2−1のプロセッサ6−
1は、自己に接続された端末1−8のアドレス情報を管
理部2−2に通知する。このとき、プロセッサ6−1
は、所定周期毎に端末1−8のアドレス情報を確認し管
理部2−2に通知するようにしてもよいし、あるいは、
プロセッサ6−1は、自己に接続された端末1−8の構
成に変化が生じたときに端末1−8のアドレス情報を確
認し管理部2−2に通知するようにしてもよい。
【0035】また、本発明第一実施例では、ノード部2
−3のプロセッサ7−1は、前記IPパケットに含まれ
る前記イーサネットパケットが同一グループに属する全
ての端末1−8に宛てたブロードキャストパケットであ
るか否かを判定し、この判定結果がブロードキャストパ
ケットを示すときには、当該ブロードキャストパケット
を含む前記IPパケットにグループ識別子を付与して全
てのエッジ装置2−1に宛てそれぞれ送信する。
【0036】本発明第二実施例では、ノード部2−3の
プロセッサ7−1は、前記IPパケットに含まれる前記
イーサネットパケットが同一グループに属する全ての端
末1−8に宛てたブロードキャストパケットであるか否
かを判定し、この判定結果がブロードキャストパケット
を示すときには、当該ブロードキャストパケットを含む
前記IPパケットを当該同一グループに属するエッジ装
置2−1に宛てそれぞれ送信する。
【0037】また、エッジ装置2−1とセンタ処理装置
3との間で送受信され制御情報伝達用イーサネットパケ
ットを含む制御用IPパケットを構成する手段としての
プロセッサ6−1および7−1を設け、プロセッサ6−
1および7−1は、同一グループに属するエッジ装置2
−1相互間で前記制御用IPパケットの送受信を許容す
る。
【0038】本発明第一実施例では、ノード部2−3の
プロセッサ7−1は、前記制御用IPパケットに含まれ
る前記制御情報伝達用イーサネットパケットが同一グル
ープに属する全てのエッジ装置2−1に宛てたブロード
キャストパケットであるか否かを判定し、この判定結果
がブロードキャストパケットを示すときには、当該ブロ
ードキャストパケットを含む前記制御用IPパケットに
グループ識別子を付与して全てのエッジ装置2−1に宛
てそれぞれ送信する。
【0039】本発明第二実施例では、ノード部2−3の
プロセッサ7−1は、前記制御用IPパケットに含まれ
る前記制御情報伝達用イーサネットパケットが同一グル
ープに属する全てのエッジ装置2−1に宛てたブロード
キャストパケットであるか否かを判定し、この判定結果
がブロードキャストパケットを示すときには、当該ブロ
ードキャストパケットを含む前記制御用IPパケットを
当該同一グループに属するエッジ装置2−1に宛てそれ
ぞれ送信する。
【0040】
【実施例】本発明実施例を説明する。図1に示す本発明
実施例のグループ通信装置は、図18に示した従来例の
グループ通信装置と比較し、符号2−1のエッジ装置、
符号2−2の管理部、符号2−3のノード部、符号2−
4のイーサネットインタフェースが異なる。これらの装
置は図18に示す従来例で説明したケーブルモデム1−
1および1−6により接続されているため、一つのLA
Nに接続されているものと等価であり相互に通信可能で
ある。
【0041】以下に動作概要を説明する。エッジ装置2
−1はイーサネットインタフェース2−4で接続された
配下の端末1−8のアドレス情報を検出し、管理部2−
2に通知する。このときの通信プロトコルとしてはSN
MPプロトコルが利用可能である。管理部2−2では、
予めユーザからのグループ登録情報に基づいて、エッジ
装置2−1と配下の端末1−8とをグループ情報にリン
クさせ、その情報をノード装置2−3にSNMPプロト
コルにより通知する。
【0042】また、グループ登録情報はグループ識別用
IDとしてノード部2−3とエッジ装置2−1に通知し
ておく。この端末1−8のアドレス情報の通知によりユ
ーザは端末1−8を追加あるいは変更する際、そのアド
レス情報をネットワーク側に申請する必要がなくなる。
さらに、端末1−8がユーザ間を移動したときも移動先
のエッジ装置2−1から新規端末として通知されるた
め、管理部2−2におけるアドレス重複チェックにより
移動であることを確認でき、情報更新により端末移動を
サポートすることが可能となる。ノード部2−3では、
エッジ装置2−1に接続された端末1−8からのイーサ
ネットパケットの宛先アドレスに基づいてパケットフィ
ルタリングを行う。
【0043】次にイーサネットパケットの伝送方法とフ
ィルタリング動作について説明する。エッジ装置2−1
では端末1−8からのイーサネットパケットをIPパケ
ットのデータ領域に書込み、エッジ装置2−1から送信
したIPパケットとしてノード部2−3宛に送信し、ノ
ード部2−3では端末1−8からのイーサネットパケッ
トを復元し、そのイーサネットパケットがユニキャスト
パケットであり、かつ、その送受信アドレスを管理部2
−2から先に通知されたグループ情報と照合した結果、
同一グループに登録されていれば、そのイーサネットパ
ケットをIPパケットのデータ領域に書込み、ノード部
2−3からのIPパケットとして宛先端末1−8が接続
されているエッジ装置2−1宛に送信する。
【0044】また、前記イーサネットパケットがブロー
ドキャストパケットであればグループ識別子を付加して
IPパケットのデータ領域に書込み、ノード部2−3か
ら送信したブロードキャストのIPパケットとして送信
する。このとき、端末1−8からのイーサネットパケッ
ト全部を伝送するか、FCS(誤りチェックビット)を
除く部分を伝送するかは必要に応じて変更可能である。
【0045】また、イーサネットパケットをIPパケッ
トに書込むことにより、最大データ長(MTU)を越え
た場合は、イーサネットパケットを分割して伝送する。
このとき、オーバヘッド情報として、分割の有無やサイ
ズ等を示すフラグが必要となるが、このような分割処理
はIPパケットの伝送で一般的に実施されている処理で
あるため説明は省略する。
【0046】上記の処理により端末1−8のアドレスを
隠蔽することができ、エッジ装置2−1のアドレスとリ
ンクすることにより、送受端末アドレス情報の検索の
際、同一グループ内の端末アドレスのみをチェックする
だけでよく、検索処理および検索時間を大幅に低減可能
である。
【0047】次に図2により本発明におけるパケットの
伝送フォーマットの概要について説明する。符号3−1
は端末1−8からのイーサネットパケットのフォーマッ
ト、符号3−2はエッジ装置2−1あるいはノード部2
−3の送信IPパケットのフォーマット、符号3−3は
エッジ装置2−1あるいはノード部2−3の送信イーサ
ネットパケットのフォーマットを表している。
【0048】同図に示すように、エッジ装置2−1ある
いはノード部2−3では端末1−8からのイーサネット
パケット3−1をエッジ装置2−1あるいはノード部2
−3からのIPパケット3−2としてデータ領域に書込
む。さらに、このIPパケットを別のイーサネットパケ
ットのデータ領域にマッピングすることにより、エッジ
装置2−1あるいはノード部2−3からのイーサネット
パケット3−3として伝送する。このように、端末1−
8からのイーサネットパケット3−1がデータ領域に書
込まれたIPパケット3−2を、さらに、別のイーサネ
ットパケット3−3のデータ領域にマッピングすること
をカプセル化という。
【0049】イーサネットパケット3−1、3−3およ
びIPパケット3−2のフォーマットは標準化されてお
り、詳細は図3および図4に示すとおりである。符号4
−1はIPヘッダ、符号4−2はIPデータである。な
お、イーサネットヘッダの構造はIEEE802.3規
格では若干異なる(TYPEではなくLENGTHとな
りヘッダ長も異なる)が、本発明の動作とは関係しな
い。また、端末1−8からのイーサネットパケットをI
Pパケットのデータ領域(IPデータ4−2)に書込む
際、本発明第一実施例ではブロードキャストパケットに
ついてはグループ識別子を付加するがこれについては後
述する(グループ識別子はIPデータ4−2の領域に含
めるが図2では省略して図示する)。
【0050】次にエッジ装置2−1の構成について図5
を参照して説明する。符号6−1はプロセッサ、符号6
−2はデータRAM、符号6−3はプロセッサの処理プ
ログラムを格納するプログラムメモリ、符号6−4およ
び6−5はイーサネットインタフェース、符号6−6は
バスである。端末1−8からのイーサネットパケットは
イーサネットインタフェース6−4からバス6−6経由
でデータRAM6−2をバッファとして、プロセッサ6
−1においてIPパケットのデータ領域に書込まれ、さ
らに、図2の符号3−3に示すようにカプセル化され、
イーサネットインタフェース6−5からセンタ処理装置
3に転送される。
【0051】センタ処理装置3からのパケットはイーサ
ネットインタフェース6−5から同様にバス6−6経由
でデータRAM6−2をバッファとして、プロセッサ6
−1において処理される。
【0052】次にノード部2−3の構成について図6を
参照して説明する。符号7−1はプロセッサ、符号7−
2はデータRAM、符号7−3はプロセッサの処理プロ
グラムを格納するプログラムメモリ、符号7−4はイー
サネットインタフェース、符号7−5はバスである。端
末1−8からのパケットはイーサネットインタフェース
7−4からバス7−5経由でデータRAM7−2をバッ
ファとして、プロセッサ7−1においてフィルタリング
およびカプセル化され、イーサネットインタフェース7
−4に転送される。
【0053】(第一実施例)本発明第一実施例を図8な
いし図12を参照して説明する。図8は端末(PCと記
す)1−8間のユニキャストパケットの伝送フォーマッ
トを示す図である。図9は本発明第一実施例の端末(P
C)1−8間のブロードキャストパケットの伝送フォー
マットを示す図である。図10はエッジ装置(LECと
記す)2−1と管理部(RMSと記す)2−2との間の
ユニキャストパケットの伝送フォーマットを示す図であ
る。図11はエッジ装置(LEC)2−1から管理部
(RMS)2−2への間のブロードキャストパケットの
伝送フォーマットを示す図である。図12は本発明第一
実施例の管理部(RMS)2−2からエッジ装置(LE
C)2−1への間のブロードキャストパケットの伝送フ
ォーマットを示す図である。
【0054】各フォーマットはイーサネットパケットの
場合を想定し、ヘッダ情報の内、アドレス情報部のみを
示している。他のヘッダ情報(プロトコルタイプ等)は
記載を省略した。また、エッジ装置2−1あるいはノー
ド部2−3からのイーサネットパケット上のIPパケッ
トのIPアドレスはエッジ装置2−1あるいはノード部
2−3のIPアドレスに対応するアドレスである。
【0055】まず、端末1−8間で行われるユーザ情報
の送受信のためのユニキャストパケットおよびブロード
キャストパケットの伝送フォーマットについて説明す
る。
【0056】図8において端末1−8からのユニキャス
トパケット(PC−B、PC−A)としてのイーサネッ
トパケットはエッジ装置2−1においてIPパケットの
データ領域に書込まれ、さらに、カプセル化され、送信
元がエッジ装置2−1、宛先がノード部2−3のイーサ
ネットパケット(RSN−1、LEC−1、H、PC−
B、PC−A)としてセンタ側に転送される。これを受
信したノード部2−3ではカプセル化されたIPパケッ
トの送受アドレス情報をグループ情報と照合し、このI
Pパケットを同一グループであれば宛先端末1−8が接
続されているエッジ装置2−1宛のイーサネットパケッ
ト(LEC−2、RSN─1、H、PC−B、PC−
A)にカプセル化し、ユーザ側に転送する。これを受信
したエッジ装置2−1ではカプセル化されたIPパケッ
ト(H、PC−B、PC−A)を取り出し、さらに、こ
のIPパケットのデータ領域からイーサネットパケット
(PC−B、PC−A)を取り出してイーサネットイン
タフェース2−4経由で配下の端末1−8宛に転送す
る。
【0057】図9において端末1−8からのブロードキ
ャストパケット(BC、PC−A)としてのイーサネッ
トパケットはエッジ装置2−1においてIPパケットの
データ領域に書込まれ、さらに、カプセル化され、送信
元がエッジ装置2−1、宛先がノード部2−3のユニキ
ャストのイーサネットパケット(RSN−1、LEC−
1、H、BC、PC−A)としてセンタ側に転送され
る。これを受信したノード部2−3ではカプセル化され
たIPパケットのアドレス情報をグループ情報と照合
し、このIPパケットを複写して所属するグループ数に
相当する数のブロードキャストのイーサネットパケット
にカプセル化すると共に、各イーサネットパケットにグ
ループ識別子(グループID)を付加したブロードキャ
ストのイーサネットパケット(BC、RSN−1、H、
ID−1〜k、BC、PC−A)としてユーザ側に転送
する。これを受信したエッジ装置2−1ではカプセル化
されたIPパケット(H、ID−k、BC、PC−A)
のデータ領域からイーサネットパケット(ID−k、B
C、PC−A)を取り出してグループ識別子をチェック
し、同一グループに所属していればイーサネットインタ
フェース2−4経由で配下の端末1−8宛にブロードキ
ャストパケット(BC、PC−A)を転送する。所属し
ていなければ破棄する。
【0058】次に、エッジ装置2−1と管理部2−2と
の間で行われる端末1−8のアドレス情報その他の制御
情報用パケット送受信のためのユニキャストパケットお
よびブロードキャストパケットの伝送フォーマットにつ
いて説明する。
【0059】図10においてエッジ装置2−1からのユ
ニキャストパケットとしてのイーサネットパケット(R
MS−1、LEC−1)はエッジ装置2−1自身におい
てIPパケットのデータ領域に書込まれ(H、RMS−
1、LEC−1)、さらに、カプセル化され、宛先がノ
ード部2−3のイーサネットパケット(RMS−1、L
EC−1、H、RMS−1、LEC−1)としてセンタ
側に転送される。これを受信したノード部2−3ではカ
プセル化されたIPパケット(H、RMS−1、LEC
−1)を取り出し、さらに、そのデータ領域に書込まれ
たイーサネットパケット(RMS−1、LEC−1)を
取り出し、送受アドレス情報をグループ情報と照合し、
同一グループであればイーサネットパケット(RMS−
1、LEC−1)をセンタLAN1−7に転送する。管
理部2−2は汎用のワークステーションを想定し、セン
タLAN1−7に直結するため、カプセル化せずに転送
する。管理部2−2からエッジ装置2−1へのユニキャ
スト通信は逆の手順により行われる。なお、エッジ装置
2−1と管理部2−2は同一グループとして予め登録し
ておく。
【0060】図11においてエッジ装置2−1からのブ
ロードキャストパケットとしてのイーサネットパケット
(BC、LEC−1)はエッジ装置2−1自身において
IPパケットのデータ領域に書込まれ(H、BC、LE
C−1)、さらに、カプセル化され、ブロードキャスト
のイーサネットパケット(BC、LEC−1、H、B
C、LEC−1)としてセンタ側に転送される。これを
受信したノード部2−3ではカプセル化されたIPパケ
ット(H、BC、LEC−1)を取り出し、さらに、そ
のデータ領域に書込まれたイーサネットパケット(B
C、LEC−1)を取り出し、そのままセンタLAN1
−7に転送する。
【0061】図12において管理部2−2からのブロー
ドキャストパケットとしてのイーサネットパケット(B
C、RMS−1)はノード部2−3においてIPパケッ
トのデータ領域に書込まれ(H、BC、RMS−1)、
さらに、カプセル化され(BC、RMS−1、H、B
C、RMS−1)、グループ識別子を付加され(BC、
RSN−1、H、ID、BC、RMS−1)、エッジ装
置2−1に転送される。これを受信したエッジ装置2−
1ではこのイーサネットパケット(BC、RSN−1、
H、ID、BC、RMS−1)のグループ識別子をチェ
ックし、自己のグループと一致するエッジ装置2−1が
これを受信し、自己のグループと一致しないエッジ装置
2−1はこれを廃棄する。
【0062】なお、ノード部2−3のテーブルには、図
7に示すように、グループ識別情報とそのグループに属
するエッジ装置2−1と各エッジ装置2−1配下の端末
1−8のアドレス情報がリンクされており、端末アドレ
スからエッジ装置2−1あるいはグループ情報を検索で
きる構造とする。これらの情報は管理部2−2で生成さ
れてノード部2−3に転送され、ノード部2−3ではこ
の情報をテーブルに記録する。また、エッジ装置2−1
には所属するグループの識別情報を通知する。
【0063】図13は本発明第一実施例の動作を示すフ
ローチャートである。本発明第一実施例の動作を図13
に示すフローチャートとしてまとめた。ケーブルモデム
1−1と1−6との間はIPパケットをさらにイーサネ
ットパケットにカプセル化して転送するが、この手順は
本発明とは直接関係がないのでここでは省略した。
【0064】まず、端末1−8はイーサネットパケット
をエッジ装置2−1に送信する(S1)。これを受けた
エッジ装置2−1は、このイーサネットパケットをIP
パケットのデータ領域に書込み、ノード部2−3に送信
する(S2)。これを受信したノード部2−3では、I
Pパケットからイーサネットパケットを復元する(S
3)。ノード部2−3で、復元されたイーサネットパケ
ットがユニキャストパケットであるか否かを判定する
(S4)。判定の結果がユニキャストパケットであれ
ば、送受信アドレスが同一グループか否かを判定する
(S5)。その判定結果が同一グループであれば、この
イーサネットパケットをIPパケットのデータ領域に書
込み、宛先となる端末1−8が接続されているエッジ装
置2−1に送信する(S6)。また、判定結果が異なる
グループであれば、そのイーサネットパケットを廃棄す
る(S9)。また、ノード部2−3で復元されたイーサ
ネットパケットがブロードキャストパケットであれば
(S7)、そのイーサネットパケットにグループ識別子
を付加し、ブロードキャストのIPパケットとして各グ
ループに属するエッジ装置2−1に送信する(S8)。
これを受信したエッジ装置2−1ではグループ識別子を
チェックし、自己のグループのグループ識別子が付加さ
れたIPパケットであればこれを受信し、自己のグルー
プ以外のグループ識別子が付加されたIPパケットであ
ればこれを廃棄する。
【0065】(第二実施例)本発明第二実施例を図14
および図15を参照して説明する。図14は本発明第二
実施例の端末(PC)1−8間のブロードキャストパケ
ットの伝送フォーマットを示す図である。図15は本発
明第二実施例の管理部(RMS)2−2からエッジ装置
(LEC)2−1への間のブロードキャストパケットの
伝送フォーマットを示す図である。各フォーマットはイ
ーサネットパケットの場合を想定し、ヘッダ情報の内、
アドレス情報部のみを示している。他のヘッダ情報(プ
ロトコルタイプ等)は記載を省略した。
【0066】なお、端末1−8間のユニキャストパケッ
トの伝送フォーマット、エッジ装置2−1と管理部2−
2との間のユニキャストパケットの伝送フォーマット、
エッジ装置2−1から管理部2−2へのブロードキャス
トパケットの伝送フォーマットは本発明第一実施例と共
通である。
【0067】まず、端末1−8間で行われるユーザ情報
の送受信のためのブロードキャストパケットの伝送フォ
ーマットについて説明する。
【0068】図14において端末1−8からのブロード
キャストパケットとしてのイーサネットパケット(B
C、PC−A)はエッジ装置2−1でIPパケットのデ
ータ領域に書込まれ、さらに、カプセル化され、送信元
がエッジ装置2−1、宛先がノード部2−3のユニキャ
ストのイーサネットパケット(RSN−1、LEC−
1、H、BC、PC−A)としてセンタ側に転送され
る。これを受信したノード部2−3ではカプセル化され
たパケット(BC、PC−A)のアドレス情報をグルー
プ情報と照合し、所属するエッジ装置2−1に相当する
数のユニキャストのイーサネットパケット(LEC−2
〜n、RSN−1、H、BC、PC−A)にカプセル化
し、各エッジ装置2−1宛に転送する。これを受信した
エッジ装置2−1ではカプセル化されたIPパケット
(H、BC、PC−A)を取り出し、さらに、そのデー
タ領域に書込まれたイーサネットパケット(BC、PC
−A)を取り出してイーサネットインタフェース経由で
配下の端末1−8宛に転送する。
【0069】次に、エッジ装置2−1と管理部2−2と
の間で行われる端末1−8のアドレス情報その他の制御
情報用パケット送受信のためのブロードキャストパケッ
トの伝送フォーマットについて説明する。
【0070】図15において管理部2−2からのブロー
トキャストパケットとしてのイーサネットパケット(B
C、RMS−1)はノード部2−3においてIPパケッ
トのデータ領域に書込まれ(H、BC、RMS−1)、
さらに、カプセル化され(BC、RMS−1、H、B
C、RMS−1)、全エッジ装置2−1宛のユニキャス
トのイーサネットパケットにカプセル化され(LEC−
1〜n、RMS−1、H、BC、RMS−1)、転送さ
れる。これを受信したエッジ装置2−1では、カプセル
化されたイーサネットパケット(LEC−1、RMS−
1、H、BC、RMS−1)の送信元アドレスをチェッ
クして受信する。このとき、管理部2−2からのパケッ
トは配下の端末1−8宛に転送しないように設定してお
くことにより管理通信のセキュリティが向上する。
【0071】図16は本発明第二実施例の動作を示すフ
ローチャートである。本発明第二実施例の動作を図16
に示すフローチャートとしてまとめた。ケーブルモデム
1−1と1−6との間はIPパケットをさらにイーサネ
ットパケットにカプセル化して転送するが、この手順は
本発明とは直接関係がないのでここでは省略した。ステ
ップS1〜S7およびS9は本発明第一実施例と同様で
ある。本発明第二実施例では、ノード部2−3で復元さ
れたイーサネットパケットがブロードキャストパケット
であれば(S7)、同一グループに属するエッジ装置2
−1宛のユニキャストIPパケットとして送信するとこ
ろが異なる(S10)。
【0072】(第三実施例)本発明第三実施例を図17
を参照して説明する。図17は本発明第三実施例のグル
ープ通信装置の全体構成図である。本発明第三実施例
は、アクセス系として光アクセスシステムを想定した場
合の例であり、符号8−1は光終端装置(ONU)、符
号8−2は光加入者回線、符号8−3は光分配器(スプ
リッタ)、符号8−4は加入者終端装置(SLT/OL
T)である。
【0073】光終端装置8−1では実装されているライ
ンカードによりイーサネットインタフェースが提供され
る。また、加入者終端装置8−4では光終端装置8−1
からの信号を終端し、センタLAN1−7と接続する。
上記アクセスシステムに対しても、ユーザ側にエッジ装
置2−1、センタLAN1−7側に管理部2−2とノー
ド部2−3を設置することにより、ケーブルモデムシス
テムの場合と同様に本発明を実施可能である。このよう
に、本発明では、LAN接続される環境にエッジ装置2
−1、管理部2−2およびノード部2−3を接続するこ
とにより容易にグループ通信システムを構築することが
可能であり、汎用的であると言える。
【0074】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
登録されたメンバのエッジ装置に接続されている端末間
でのみ通信を行うグループ通信における端末のアドレス
を用いたフィルタリングによりセキュリティを向上させ
ることができる。端末のアドレス情報の登録処理を自動
化することによりユーザの利便性を向上させることがで
きる。ブロードキャストパケットの到達範囲の制限によ
りセキュリティ向上と端末の処理負荷の低減を図ること
ができる。アドレスチェックの際に、アドレス検索処理
およびアドレス処理時間を低減させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例のグループ通信装置の全体構成を
示す図。
【図2】本発明実施例の端末からのイーサネットパケッ
トおよびエッジ装置/ノード部からのイーサネットパケ
ットの構成を示す図。
【図3】イーサネットパケットの構成を示す図。
【図4】IPパケットの構成を示す図。
【図5】本発明実施例のエッジ装置の要部ブロック構成
図。
【図6】本発明実施例のノード部の要部ブロック構成
図。
【図7】本発明実施例のテーブルの構成図。
【図8】端末間のユニキャストパケットの伝送フォーマ
ットを示す図。
【図9】本発明第一実施例の端末間のブロードキャスト
パケットの伝送フォーマットを示す図。
【図10】エッジ装置と管理部との間のユニキャストパ
ケットの伝送フォーマットを示す図。
【図11】エッジ装置から管理部への間のブロードキャ
ストパケットの伝送フォーマットを示す図。
【図12】本発明第一実施例の管理部からエッジ装置へ
の間のブロードキャストパケットの伝送フォーマットを
示す図。
【図13】本発明第一実施例の動作を示すフローチャー
ト。
【図14】本発明第二実施例の端末間のブロードキャス
トパケットの伝送フォーマットを示す図。
【図15】本発明第二実施例の管理部からエッジ装置へ
の間のブロードキャストパケットの伝送フォーマットを
示す図。
【図16】本発明第二実施例の動作を示すフローチャー
ト。
【図17】本発明第三実施例のグループ通信装置の全体
構成図。
【図18】従来例のグループ通信装置の全体構成図。
【符号の説明】
1−1、1−6 ケーブルモデム 1−2 加入者システム 1−3 中継増幅器 1−4、2−4 イーサネットインタフェース 1−5 ヘッドエンド部 1−7 センタLAN 1−8 端末 1−9 LANスイッチ 2−1 エッジ装置 2−2 管理部 2−3 ノード部 3 センタ処理装置 3−1、3−3 イーサネットパケット 3−2 IPパケット 4−1 IPヘッダ 4−2 IPデータ 6−1、7−1 プロセッサ 6−2、7−2 データRAM 6−3、7−3 プログラムメモリ 6−4、6−5、7−4 イーサネットインタフェース 6−6、7−5 バス 8−1 光終端装置 8−2 光加入者回線 8−3 光分配器 8−4 加入者終端装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平8−256167(JP,A) 特開 平11−341036(JP,A) 特開 平6−164594(JP,A) 特開 平9−191309(JP,A) 特開 平10−257074(JP,A) 特開 平11−331254(JP,A) 特開 平10−322365(JP,A) 特開 平10−242983(JP,A) 特開 平11−55292(JP,A) 早瀬千善他,「地域情報ネットワーク システムのATM系構成に関する検 討」,1997年電子情報通信学会総合大会 B−7−124,1997年 3月 6日 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04L 12/00 - 12/66

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多数の端末と、この端末を通信回線を介
    して収容するセンタ処理装置と、前記端末の1または複
    数毎に前記通信回線に介挿されたエッジ装置とを備え、 前記エッジ装置は複数のグループに割付けられ、前記エッジ装置が属するグループと当該エッジ装置に接
    続された前記端末のアドレスとが記録されたテーブルを
    含み、 前記端末のアドレス情報に基づいて 同一グループに属す
    るエッジ装置に接続された端末相互間でパケットの送受
    信を許容するグループ通信手段を備え、 前記エッジ装置と前記センタ処理装置との間で送受信さ
    れ前記端末の送受信するパケットを含むフレームを構成
    する手段を備え、 前記グループ通信手段は、同一グループに属するエッジ
    装置相互間で前記フレームの送受信を許容するグループ
    通信手段を含むグループ通信装置において、 前記パケットは、イーサネットパケットであり、 前記フレームを構成する手段は、前記端末相互間で送受
    信される当該イーサネットパケットをIPパケットのデ
    ータ領域に書込むことによりカプセル化されたIPパケ
    ットを構成する手段を含むことを特徴とするグループ通
    信装置。
  2. 【請求項2】 前記グループ通信手段は、前記IPパケ
    ットに含まれる前記イーサネットパケットが同一グルー
    プに属する全ての端末に宛てたブロードキャストパケッ
    トであるか否かを判定する手段と、この判定する手段の
    判定結果がブロードキャストパケットを示すときには、
    当該ブロードキャストパケットを含む前記IPパケット
    にグループ識別子を付与して全ての前記エッジ装置に宛
    てそれぞれ送信する手段とを含み、 前記エッジ装置は、前記グループ識別子を参照し自己が
    属するグループのグループ識別子を有するIPパケット
    を受信し自己が属するグループ以外のグループ識別子を
    有するIPパケットを廃棄する手段を含む 請求項1記載
    のグループ通信装置。
  3. 【請求項3】 前記グループ通信手段は、前記IPパケ
    ットに含まれる前記イ ーサネットパケットが同一グルー
    プに属する全ての端末に宛てたブロードキャストパケッ
    トであるか否かを判定する手段と、この判定する手段の
    判定結果がブロードキャストパケットを示すときには、
    当該ブロードキャストパケットを含む前記IPパケット
    を当該同一グループに属する前記エッジ装置に宛てそれ
    ぞれ送信する手段を含む請求項1記載のグループ通信装
    置。
  4. 【請求項4】 前記エッジ装置と前記センタ処理装置と
    の間で送受信され制御情報伝達用イーサネットパケット
    を含む制御用IPパケットを構成する手段を設け、前記
    グループ通信手段は、同一グループに属するエッジ装置
    相互間で前記制御用IPパケットの送受信を許容するグ
    ループ通信手段を含む請求項1記載のグループ通信装
    置。
  5. 【請求項5】 前記グループ通信手段は、前記制御用I
    Pパケットに含まれる前記制御情報伝達用イーサネット
    パケットが同一グループに属する全てのエッジ装置に宛
    てたブロードキャストパケットであるか否かを判定する
    手段と、この判定する手段の判定結果がブロードキャス
    トパケットを示すときには、当該ブロードキャストパケ
    ットを含む前記制御用IPパケットにグループ識別子を
    付与して全ての前記エッジ装置に宛てそれぞれ送信する
    手段を含み、前記エッジ装置は、前記グループ識別子を
    参照し自己が属するグループのグループ識別子を有する
    制御用IPパケットを受信し自己が属するグループ以外
    のグループ識別子を有する制御用IPパケットを廃棄す
    る手段を含む請求項記載のグループ通信装置。
  6. 【請求項6】 前記グループ通信手段は、前記制御用I
    Pパケットに含まれる前記制御情報伝達用イーサネット
    パケットが同一グループに属する全てのエッジ装置に宛
    てたブロードキャストパケットであるか否かを判定する
    手段と、この判定する手段の判定結果がブロードキャス
    トパケットを示すときには、当該ブロードキャストパケ
    ットを含む前記制御用IPパケットを当該同一グループ
    に属する前記エッジ装置に宛てそれぞれ送信する手段を
    含む請求項記載のグループ通信装置。
  7. 【請求項7】 端末の1または複数毎にこの端末を収容
    するセンタ処理装置との間の通信回線にエッジ装置を介
    挿し、このエッジ装置は複数のグループに割付けられ、
    前記エッジ装置が属するグループと当該エッジ装置に接
    続された前記端 末のアドレスとが記録されたテーブルを
    含み、前記端末のアドレス情報に基づいて同一グループ
    に属するエッジ装置に接続された端末相互間でパケット
    の送受信を許容し、前記エッジ装置と前記センタ処理装
    置との間で送受信され前記端末の送受信するパケットを
    含むフレームを構成し、同一グループに属するエッジ装
    置相互間で前記フレームの送受信を許容するグループ通
    信方法において、前記パケットは、イーサネットパケッ
    トであり、前記フレームは、前記端末相互間で送受信さ
    れるイーサネットパケットがそのデータ領域に書込まれ
    てカプセル化されたIPパケットであり、このIPパケ
    ットに含まれる前記イーサネットパケットが同一グルー
    プに属する全ての端末に宛てたブロードキャストパケッ
    トであるか否かを判定し、この判定結果がブロードキャ
    ストパケットを示すときには、当該ブロードキャストパ
    ケットを含む前記IPパケットにグループ識別子を付与
    して全ての前記エッジ装置に宛てそれぞれ送信すること
    を特徴とするグループ通信方法。
  8. 【請求項8】 端末の1または複数毎にこの端末を収容
    するセンタ処理装置との間の通信回線にエッジ装置を介
    挿し、このエッジ装置は複数のグループに割付けられ、
    前記エッジ装置が属するグループと当該エッジ装置に接
    続された前記端末のアドレスとが記録されたテーブルを
    含み、前記端末のアドレス情報に基づいて同一グループ
    に属するエッジ装置に接続された端末相互間でパケット
    の送受信を許容し、前記エッジ装置と前記センタ処理装
    置との間で送受信され前記端末の送受信するパケットを
    含むフレームを構成し、同一グループに属するエッジ装
    置相互間で前記フレームの送受信を許容するグループ通
    信方法において、前記パケットは、イーサネットパケッ
    トであり、前記フレームは、前記端末相互間で送受信さ
    れるイーサネットパケットがそのデータ領域に書込まれ
    てカプセル化されたIPパケットであり、このIPパケ
    ットに含まれる前記イーサネットパケットが同一グルー
    プに属する全ての端末に宛てたブロードキャストパケッ
    トであるか否かを判定し、この判定結果がブロードキャ
    ストパケットを示すときには、当該ブロードキャストパ
    ケットを含む前記IPパケットを当該同一グループに属
    する前記エッジ装置に宛てそれぞれ送信することを特徴
    とするグループ通信方法。
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早瀬千善他,「地域情報ネットワークシステムのATM系構成に関する検討」,1997年電子情報通信学会総合大会B−7−124,1997年 3月 6日

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