JP3416861B2 - フレーム変換装置の機能試験方法及びフレーム変換装置の機能試験装置 - Google Patents

フレーム変換装置の機能試験方法及びフレーム変換装置の機能試験装置

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JP3416861B2
JP3416861B2 JP02081395A JP2081395A JP3416861B2 JP 3416861 B2 JP3416861 B2 JP 3416861B2 JP 02081395 A JP02081395 A JP 02081395A JP 2081395 A JP2081395 A JP 2081395A JP 3416861 B2 JP3416861 B2 JP 3416861B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、フレーム変換装置の機
能試験方法及びフレーム変換装置の機能試験装置に係
り、特に、通信処理で広く利用される非同期転送型フレ
ーム(以下、ATMセルという)と同期転送型フレーム
(以下、STMフレームという)の相互フレーム変換を
行う装置の機能試験を行う場合に使用するフレーム変換
装置の機能試験方法及びフレーム変換装置の機能試験装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ATMセルとSTMセルの相互フ
レームの変換装置の機能試験は、その都度試験データを
設計することにより行われる。図68は、従来の試験手
順を示すフローチャートである。
【0003】ステップ10) 第1の工程として、入力
STMフレームデータファイルを生成する。 ステップ11) 第2の工程として、ATMセルとST
Mフレームの変換設定データを作成する。
【0004】ステップ12) 第3の工程として、入力
用のATMセルデータファイルの作成を行う。 ステップ13) 第4の工程として、ATMセルとST
Mフレームの相互試験を行う。この試験の詳細な動作
は、『CCITT勧告Iシリーズ』等に記載されてい
る。
【0005】ステップ14) 第5の工程として、試験
結果照合プログラムを作成する。 ステップ15) 第6の工程として、上記の第5の工程
で生成された試験結果照合プログラムを起動させて、試
験結果の照合を行う。 ステップ16) 第7の工程として、全てのATMセル
及びSTMフレームデータの試験が終了したかを判断
し、終了すれば、上記の処理を終了させ、まだ、試験す
べきデータが残っている場合には、上記のステップ10
からの処理を実施する。
【0006】上記のステップ10〜ステップ12の試験
データの作成工程は、入力STMフレーム作成、ATM
セルとSTMフレームの変換設定データの作成、入力A
TMセル列の作成の3種類のデータ作成作業から構成さ
れている。ここで、ATMセルとSTMフレームの変換
設定データとは、被試験対象の装置によって、ATMセ
ルとSTMフレームを相互にフレーム変換する際に変換
の対応付けを定義する設定の内容のことである。
【0007】また、入力STMフレームとは、被試験対
象の装置によって、ATMセルに変換されるSTMフレ
ーム形式のデータである。入力ATMセル列とは、被試
験対象装置によって、STMフレーム形式に変換される
ATMセル形式のデータである。
【0008】従来、これらのデータ作成内容は、予め、
結果の照合が簡易となるように、上記のフローチャート
の工程5の試験結果照合プログラムの作成工程(ステッ
プ14)において、コンピュータプログラムをその都度
作成して行われている。また、結果の正解値との照合
も、紙の上に印刷して人間が確認したり、簡易なコンピ
ュータプログラムをその都度作成して行われている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の方法では、試験項目に対応させてこれらのデータの
セットを必要数だけ作成していかなければならず、試験
項目数の増加に応じて、データの設計に要する時間が長
くなってしまうという問題がある。
【0010】さらに、入力STMフレーム作成、ATM
セルとSTMフレームの変換設定データの作成、入力A
TMセル列の作成の3種類のデータの対応関係の維持も
設計時間の増大の原因となっている。加えて、試験の内
容が複雑になるにつれ、結果の照合のためのコンピュー
タプログラムも複雑になり、試験の内容に僅かな変更が
加わると、その都度記述しなおすために結果の照合に必
要な工数が増大するという問題がある。
【0011】本発明は、上記の点に鑑みなされたもの
で、試験項目が増加する、または、複雑になっても試験
に要する時間を短縮できるフレーム変換装置の機能試験
方法及びフレーム変換装置の機能試験装置を提供するこ
とを目的とする。本発明の更なる目的は、被試験装置が
正常動作が保証される試験データを生成することが可能
なフレーム変換装置の機能試験方法及びフレーム変換装
置の機能試験装置を提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】図1は、本発明の第1の
原理を説明するためのフローチャートである。本発明
は、同期転送型フレームと非同期転送型フレームを相互
変換する装置の試験を行う際に、被試験装置を試験する
物理的な信号を生成し、試験により該被試験装置が生成
する物理的な信号を検査するフレーム変換装置の機能試
験方法であって、被試験装置が同期転送型フレームと非
同期転送型フレームをどのように相互変換するかを該同
期転送型フレームのタイムスロット番号で区分された第
1の表形式Tでタイムスロット毎に記述し(ステップ1
0)、第1の表形式Tに基づいて同期転送型フレームと
非同期転送型フレームをどのように相互変換するかの形
態を被試験装置に与える信号を生成し(ステップ2
0)、第1の表形式Tと被試験装置に入力する試料フレ
ームの構造の特徴をフレーム番号に対して表示した第2
の表形式Fに基づいて、被試験装置に与える同期転送型
フレームの信号を生成し(ステップ30)、第1の表形
式Tと被試験装置に入力する試料セルの入力順序を非同
期転送型フレームヘッダと1対1に対応するパラメタに
よって表した第3の表形式Cに基づいて、被試験装置に
与える非同期転送型フレームの信号を生成し(ステップ
40)、試験により被試験装置が生成する非同期転送型
のフレームの信号を第1の表形式Tと第2の表形式Fに
基づいて検査照合し(ステップ50)、試験により被試
験装置が生成する同期転送型のフレームの信号を第1の
表形式Tと第3の表形式Cに基づいて検査照合する(ス
テップ60)。
【0013】図2は、本発明の第2の原理を説明するた
めのフローチャートである。本発明は、ステップ10を
実行する前に、被試験装置がまとめて変換する同期転送
型フレームのいくつかのタイムスロットを集合とし、該
集合に番号を付与し、該番号毎に被試験装置が同期転送
型フレームと非同期転送型フレームをどのように相互変
換するかを第4の表形式Sに記述しておき(ステップ
8)、第4の表形式Sから第1の表形式を生成する処理
を行う(ステップ9)。
【0014】図3は、本発明の第3の原理を説明するた
めのフローチャートである。本発明は、図1におけるス
テップ10、ステップ20の処理を省略し、ステップ3
0を実行する前に、第1の表形式Tによる設定を行った
第1の内容T1と別の設定を行う第2の内容T2のいず
れか一方の内容を有効とするか、または両方の内容とも
無効にするかの選択を同期転送型フレームのタイムスロ
ット番号で区分された第5の表形式Uでタイムスロット
毎に記述しておき(ステップ1)、第5の表形式Uに基
づいて、第5の表形式Uの中の記述の矛盾を検出し(ス
テップ2)、検出された矛盾を訂正して、第5の表形式
Uを再構成し(ステップ3)、再構成された第5の表形
式U’に基づいて同期転送型フレームと非同期転送型フ
レームの相互変換形式を被試験装置に与える信号を生成
し(ステップ4)、再構成された第5の表形式U’に基
づいて被試験装置に現在設定されている設定内容を第1
の表形式で生成する処理を行う(ステップ5)。
【0015】図4は、本発明の第4の原理を説明するた
めのフローチャートである。本発明は、ステップ40の
処理を行う前に、第1の表形式Tに基づいて、非同期転
送型フレーム信号のパケットヘッダ表を生成する(ステ
ップ35)。本発明は、同期転送型フレームと非同期転
送型フレームを相互変換する装置の試験を行う物理的な
信号を生成し、該装置が生成する物理的な信号を検査す
るフレーム変換装置の機能試験装置において、被試験装
置が同期転送型フレームと非同期転送型フレームの相互
変換データをタイムスロット毎に設定された第1の変換
設定表を生成する変換設定データ生成手段と、第1の変
換設定表に基づいて同期転送型フレームと非同期転送型
フレームをどのように相互変換するかの情報に従って被
試験装置に与える試験データを生成する試験データ生成
手段と、試験データ生成手段により生成された試験デー
タを被試験装置に入力し、試験を行う試験実行手段と、
試験実行手段により実行された試験結果と、期待値と照
合する照合手段を有する。
【0016】また、上記の変換設定データ生成手段は、
被試験装置がまとめて変換する同期転送型フレームにい
くつかのタイムスロットを集合とし、該集合毎に番号を
付与し、該番号毎に被試験装置がどのように相互変換す
るかをパラメタ与えて第2の変換設定表を記述するパラ
メタ化変換設定表生成手段と、パラメタ化変換設定表生
成手段により生成された第2の変換設定表の情報から第
1の変換設定表を生成する第2の変換設定データ生成手
段とを有する。
【0017】また、本発明の変換設定データ生成手段
は、第1の変換設定表の設定を行う第1の内容と、該第
1の内容と別の設定を行う第2の内容とを有し、該第1
の内容と該第2の内容のいずれを有効するか、どちらも
無効とするかの選択情報により同期転送型フレームのタ
イムスロット番号で区分された状態管理表を生成する状
態管理表生成手段と、状態管理表の矛盾を検出し、該矛
盾を訂正して、訂正済状態管理表を生成する矛盾訂正手
段と、矛盾訂正手段により訂正された訂正済状態管理表
に基づいて第1の変換設定表を生成する第3の変換設定
データ生成手段とを有し、試験データ生成手段は、訂正
済状態管理表に基づいて、被試験装置に現在設定されて
いる設定内容を第1の変換設定表を用いて生成する手段
を有する。
【0018】また、上記の試験データ生成手段は、第1
の変換設定表と被試験装置に入力する試料フレームの構
造の特徴をフレーム番号に対応する表に基づいて同期転
送型フレームの信号を生成する同期転送型フレーム生成
手段と、第1の変換設定表と被試験装置に入力する試料
セルの入力順序を非同期転送型フレームヘッダと1対1
に対応するパラメタによって表された表に基づいて、非
同期転送型フレーム信号を生成する非同期転送型フレー
ム生成手段とを有する。
【0019】また、上記の非同期転送型フレーム生成手
段は、第1の変換設定表に記述されている各チャネルの
呼速度に比例する数のセルをチャネル毎に均等に分散さ
れた入力セルの被試験装置への入力順序情報を生成する
順序情報生成手段と、順序情報生成手段に基づいて、非
同期転送型フレーム信号を生成する第2の非同期転送型
フレーム信号生成手段とを含む。
【0020】
【作用】本発明は、被試験装置に与える入力同期フレー
ム(以下、入力STMフレーム)/非同期セル(以下、
ATMセル)とSTMフレームの変換設定データ/入力
ATMセル列の3種類のデータを同一のファイルから自
動生成するものである。これにより、データ作成時間
や、データ対応関係のための作業時間が短縮される。ま
た、試験結果の正解(期待値)と試験結果との照合処理
を自動化することが可能となるため、試験条件をさまざ
まに変えた場合にその都度発生する照合プログラムの再
記述作業が簡略化される。
【0021】本発明の変換設定データ生成処理は、AT
MセルとSTMフレームの変換設定データがSTMフレ
ームのタイムスロット単位で管理できることに着目し、
タイムスロット(STMフレームを構成するデータの格
納場所の最小単位)に応じた設定内容を記述した表(第
1の表形式)を用いて試験に必要なデータを生成する。
このタイムスロットに予めタイムスロット番号を付与し
ておき、タイムスロット番号に対応して、そのタイムス
ロットを変換の対象とするか否か、チャネル番号、呼速
度、変換後に付与するヘッダ等の設定内容を記述する。
【0022】本発明の変換設定データ生成処理は、AT
MセルとSTMフレームの変換設定データの生成を行う
ものであり、ATMセルとSTMフレームの変換設定デ
ータは、被試験装置に与える設定であり、被試験装置
は、これらのデータが与えられると、この設定に基づい
てATMセルのデータをSTMフレームのデータに変換
する。この内容は、第1の表形式に基づいて被試験装置
の仕様によって一意に決定される処理仕様で生成され
る。この変換設定データ生成処理は、第1の表形式の構
造を1タイムスロット毎に1行としたため、自由に設定
可能であり、かつ被試験装置のATMセルとSTMフレ
ームの変換設定データを生成する過程において人間によ
る作業は介在しない。第1の表形式を編集するのは人間
であるが、誤った記述は検出されるため、生成される設
定内容の矛盾は除去される。
【0023】また、本発明の被試験装置に与えるデータ
生成における入力STMフレームの生成処理は、被試験
装置に与えるフレームの各タイムスロットの値の列であ
る。そこで、第1の表形式の該当タイムスロットの変換
動作に用いるかどうかのフィールドに応じて値を決める
ことにすれば、変換動作に用いていないタイムスロット
に適切な既定値等を与えることにより、試験に適切ない
フレームを生成できる。第1の表形式で与えきれない内
容としては、入力フレームの長さや、フレーム間の構成
等があるが、これらは別の手法で与える。これにより、
試験項目に応じて第1の表形式を変えた場合には、再
び、入力フレームの作成を設計からやり直さなくても、
同じ手順によって第1の表形式に基づいて再生成すれば
よい。
【0024】また、本発明の被試験装置に与えるデータ
生成における入力ATMセルの生成処理において、入力
ATMセル列は、被試験装置に予め与えてある変換の対
応付けの定義により、各セルのATMヘッダの値とセル
の送出頻度が適切になるように作成しなければならな
い。第1の表形式では、各タイムスロットに対応するA
TMヘッダの値や呼速度を記述してある。セルの送出頻
度は、呼速度に比例しており、一意に決定できるので、
第1の表形式に基づいて入力セル列を生成する。これに
より、試験項目に合わせて、第1の表形式を変えた場合
には、再び入力セル列の作成を設計からやり直さなくと
も同じ手順によって第1の表形式に基づいて再生成すれ
ばよい。
【0025】本発明の試験結果の検査照合処理は、AT
MセルとSTMフレームの変換設定データ/入力STM
フレーム/入力ATMセル列を被試験装置に与えた場合
の結果として、出力ATMセル列/出力STMフレーム
をATMセルとSTMフレームの変換設定データ等に基
づいて期待値と自動照合する。
【0026】
【実施例】以下、図面と共に本発明の実施例を説明す
る。以下、本発明の実施例は、第1〜第4の実施例を記
載する。第1の実施例では、変換設定データ生成処理、
STMフレーム生成処理、ATMセル生成処理、及び検
査・照合処理の一連の処理を説明する。第2の実施例で
は、変換設定データ生成処理において、第1の表形式
(以下STM設定表)を生成する前に、複数のタイムス
ロットを組み合わせてチャネルを構成する場合に、タイ
ムスロットの設定を整合させる必要があるため、パラメ
タを用意して、STM設定表に与えるものである。第3
の実施例は、STM設定表に複数組の状態の呼設定を用
意しておき、チャネル毎に呼設定の状態を変更可能とす
るものである。第4の実施例は、STM設定表に記述さ
れた各チャネルの呼速度に比例する数のセルをチャネル
毎に均等に分配しておき、入力ATMセルが正常な比率
から変動した条件での被試験装置の動作を試験するため
のデータ(ファイル)の作成を行う処理である。
【0027】1. [第1の実施例] 図5は、本発明の第1の実施例の機能試験装置のシステ
ム構成図である。同図に示す機能試験装置は、記憶装置
100、処理装置200、操作装置30、入力装置40
0、出力装置500及び被試験装置600より構成され
る。
【0028】記憶装置100は、図6に示すように、試
験内容ファイル、内部一時記憶データ、被試験装置との
インタフェイース用のファイルより構成される。このう
ち、内部一時記憶データはワークメモリを用いるものと
する。試験内容ファイルには、STM設定表、入力セル
順序ファイル(SCF)、入力フレーム属性ファイル等
がある。
【0029】STM設定表は、ATMセルとSTMフレ
ームの変換設定データがSTMフレームのタイムスロッ
ト単位で管理できることに着目し、タイムスロットに応
じた設定内容を記述したものである。なお、タイムスロ
ットとは、STMフレームを構成するデータの格納場所
の最小単位である。また、タイムスロットには予め番号
を付与しておくものとし、これをタイムスロット番号
(TS番号)と呼ぶ。
【0030】また、ワークメモリ1000内に一時的に
格納されるデータとして、被試験装置設定内容(タイム
スロット毎)構造データ(CT)、被試験装置設定内容
(チャネル毎)構造データ(CC)、出力セルペイロー
ド期待値(チャネル毎)構造データ(EC)、出力フレ
ームペイロード期待値(チャネル毎)構造データ(E
F)、被試験装置出力セルペイロード(チャネル毎)構
造データ(SC)、被試験装置出力フレームペイロード
(チャネル毎)構造データ(SF)、出力セルのAAL
ヘッダの期待値(チャネル毎)構造データ(AC)、被
試験装置出力セルのAALヘッダのエラー(チャネル
毎)構造データ(EA)、被試験装置出力セルのペイロ
ード検査結果(チャネル毎)構造データ(RC)、被試
験装置出力フレームのペイロード検査結果(チャネル
毎)構造データ(RF)等がある。
【0031】さらに、被試験装置600とのインタフェ
ースとして、被試験装置設定ファイル、被試験装置入力
STMフレームファイル、被試験装置入力ATMセルフ
ァイル、被試験装置出力STMフレームファイル、被試
験装置出力ATMセルファイル等がある。
【0032】処理装置200は、所定の手順に従って、
各データの変換を行ったり、記憶装置100からSTM
設定表や各種データを取り出したり、また、処理途中の
各種データ構造を、自装置内の一時記憶部や記憶装置1
00に格納したり、取り出したりする制御を行う。
【0033】処理装置200として、被試験設定ファイ
ル生成部201、入力STMフレームファイル生成部2
02、入力ATMセルファイル生成部203、信号生成
部204、被試験装置出力ATMセル照合部205、被
試験装置出力STMフレーム照合部206、及び処理装
置内一時記憶部207等がある。
【0034】操作装置300は、処理装置200に処理
の種類や開始を指示したり、記憶装置100の内容を操
作するために人間により操作される。また、処理装置2
00からの出力内容を表示したり、印字したりする。入
力装置400は、被試験装置600の出力を処理装置2
00に与える。
【0035】出力装置500は、処理装置200から与
えられたATMセルとSTMフレームの変換設定データ
を被試験装置600に与える機能を有する。また、入力
フレームデータや入力セルデータを任意の回数繰り返し
て被試験装置600に与える。
【0036】図7、図8は、本発明の第1の実施例のシ
ステム関係図である。図5と同一構成部分には同一符号
を付す。また、図5において、記憶装置100には、S
TM設定表1001を格納する第1の記憶部101、入
力フレーム属性ファイル1002を格納する第2の記憶
部102、入力セル順序ファイル1003を格納する第
3の記憶部103、被試験装置設定ファイル1004を
格納する第4の記憶部104、入力STMフレームファ
イル1005を格納する第5の記憶部105、入力AT
Mセルファイルを保持する第6の記憶部106、被試験
装置出力ATMセルファイル1007を格納する第7の
記憶部107、被試験装置出力STMフレームファイル
1008を格納する第8の記憶部108、変換機能(フ
レームからセルへ)試験結果1009を格納する第9の
記憶部109、変換機能(セルからフレームへ)試験結
果1010を格納する第10の記憶部110及び信号記
録部111がある。
【0037】処理装置200には、被試験装置設定ファ
イル1004を生成する被試験装置設定ファイル生成部
201、入力ATMセルファイル1006を生成する入
力ATMセルファイル203、信号生成部204、被試
験装置出力ATMセル照合部205、及び被試験装置出
力STMフレーム照合部206がある。
【0038】次に、図7、図8に示す動作を説明する。 (1) 最初に、被試験装置設定ファイル生成部201
は、第1の記憶部101からSTM設定表1001を読
み出して被試験装置設定ファイル1004を生成し、第
4の記憶部104に格納する。
【0039】(2) 入力ATMセルファイル生成部2
03は、STM設定表1001と第3の記憶部103に
格納されている入力セル順序ファイル1003より入力
ATMセルファイル1006を生成し、第6の記憶部1
06に格納する。 (3) 入力STMフレームファイル生成部202は、
第2の記憶部102に格納されている入力フレーム属性
ファイル1002とSTM設定表1001を用いて被試
験装置600に入力するための入力STMフレームファ
イル1005を生成する。
【0040】(4) (1)〜(3)において生成され
た被試験装置設定ファイル1004、入力ATMファイ
ル1006、入力STMフレームファイル1005を信
号生成部204に入力する。信号生成部204は、入力
された各データを被試験装置600に入力する。
【0041】(5) 被試験装置600は、被試験装置
設定ファイル1004、入力ATMファイル1006、
入力STMフレームファイル1005を用いて試験を実
施し、その結果を信号記録部111に格納する。 (6) 信号記録部111は、被試験装置600が生成
した被試験装置出力STMフレームを、被試験装置出力
フレームファイル1008に格納する。
【0042】(7) 信号記録部111は、被試験装置
600が生成した被試験装置出力ATMセルを被試験装
置出力ATMセルファイル1007に格納する。 (8) 被試験装置出力ATMセル照合部205は、S
TM設定表1001、入力フレーム属性ファイル100
2、被試験装置出力ATMセルファイル1007により
被試験装置600のSTMフレームからATMセルへの
変換動作を試験して、変換機能(フレームからセルへ)
試験結果1009を第9の記憶部109に格納する。
【0043】(9) 被試験装置出力STMフレーム照
合部206は、STM設定表1001、入力セル順序フ
ァイル1003、被試験装置出力STMフレームファイ
ル1008により、被試験装置600のATMセルから
STMフレームへの変換動作を試験して、変換機能(セ
ルからフレームへ)試験結果110を第10の記憶部1
10に格納する。
【0044】1.1 概要説明 次に、本実施例の一連の動作の概要を説明する。図9
は、本発明の第1の実施例の概要動作を示すフローチャ
ートである。 ステップ201) まず、STM設定表1001を生成
する。STM設定表1001は、タイムスロット単位で
構成されているので、同じタイムスロットに誤って矛盾
する設定を行う危険を防止できる。被試験装置600の
試験にあたって、試験項目に合わせてタイムスロット毎
に必要な設定内容を書込み、記憶装置100にファイル
をとして格納する。このSTM設定表の作成自体を自動
化してもよい。図10は、本発明の第1の実施例のST
M設定表の構成を示す。STM設定表1001は、タイ
ムスロット番号、チャネル番号毎に、呼速度、ATMヘ
ッダ、コメントより構成される。
【0045】ステップ202) 次に、入力セル順序フ
ァイル1003を作成する。図11に本発明の第1の実
施例の入力セル順序ファイルの構成を示す。入力セル順
序ファイル1003は、装置に入力される順序(シーケ
ンス番号)、及びル属性より構成され、1セル分の属性
∈{空きセル指定|チャネル番号}が成り立つ。つま
り、1行で1セルを表し、ファイルの先頭から順に被試
験装置600に供給される。セルの属性は、空きセルの
表示、もしくは、チャネル番号の表示によって表す。被
試験装置600の試験にあたって、試験項目に合わせ
て、入力セル順序ファイル1003に必要な設定内容を
書込み、記憶装置100の第3の記録部103に保持す
る。なお、この入力セル順序ファイル1003の作成処
理自体を自動化してもよい。
【0046】ステップ203) 次に、入力フレーム属
性ファイル1002の作成を行う。図12は、本発明の
第1の実施例の入力フレーム属性ファイルの構成を示
す。入力フレーム属性ファイル1002は、整数値であ
るフレーム番号、変換に使用するタイムスロットの属
性、変換に使用しないタイムスロットの属性の2つの属
性値の組によってフレームを表し、前の行のフレーム番
号との差がDである場合には、前の行に表されたフレー
ムがD回繰り返されることを表す。これにより、非常に
多くのフレームであっても、簡約して短い表現で表すこ
とが可能である。各表にある2つの属性値は、被試験装
置600がSTMフレームからATMセルへの変換を行
っているタイムスロットと行っていないタイムスロット
に分けて指定する。これにより、被試験装置600の人
為的設定の誤りや被試験装置600の設定の誤りや、被
試験装置600の故障の検出の可能性が高くなる。
【0047】入力フレーム属性ファイル1002の作成
は、被試験装置600の試験項目に合わせて、必要な設
定内容を書込み、記憶装置100の第2の記憶部102
に保持する。なお、この入力フレーム属性ファイル10
02の作成処理を自動化してもよい。
【0048】また、上記のステップ201からステップ
203の各工程は、任意の順序で行ってよい。 ステップ204) 試験データの自動生成処理を行う。
本工程では、変換設定データ生成、STMフレーム生
成、及びATMセル生成の各処理を適用して、被試験装
置600に提供するデータを生成し、記憶装置100に
格納する。詳細は、後述する。
【0049】ステップ205) 被試験装置600によ
る変換データの試験を実施して、試験結果である被試験
装置出力ATMセルファイル1007と被試験装置出力
STMフレームファイル1008とを記憶装置100
(第7の記録部107、第8の記憶部108)に格納す
る。詳細は後述する。
【0050】ステップ206) 被試験装置出力ATM
セル照合部205、被試験装置出力STMフレーム照合
部206がそれぞれ検査照合処理を適用して、試験結果
の判定を行う。 ステップ207) ここまでの処理を必要に応じて繰り
返すが、必要な試験項目を終了した場合は、繰り返しを
停止する。
【0051】以下、図9に示した各概要動作を詳細に説
明する。 1.1.1〈変換設定データ生成処理〉 最初に、図9のステップ204の試験データの自動生成
処理における変換設定データの生成処理を説明する。
【0052】図13は、本発明の第1の実施例のデータ
変換設定処理のフローチャートである。 ステップ301) 被試験装置設定ファイル生成部20
1は、最初に図10に示すSTM設定表1001から1
行読み込み、処理装置200内部の一時記憶部207に
保持する。
【0053】ステップ302) ステップ301におい
て、1行読み込んだSTM設定表1001の内容を記憶
装置100内のワークメモリ1000にタイムスロット
毎に整理した構造CTに格納する。図14は、本発明の
第1の実施例の被試験装置600の設定内容(タイムス
ロット毎)の構造データCTを示す。被試験装置設定内
容CTは、タイムスロット毎にタイムスロット番号を付
与し、チャネル番号、呼速度、ATMヘッダ等の各種内
容を設定する。
【0054】ステップ303) ステップ301で読み
込んだ内容を記憶装置100内のワークメモリ1000
のチャネル毎に整理した構造CCに格納する。図15
は、本発明の第1の実施例の被試験装置の設定内容(チ
ャネル毎)の構造データCCを示す。被試験装置設定フ
ァイル生成部201は、ワークメモリ1000内のCC
にチャネル毎にチャネル番号付し、チャネル番号毎に割
り当てるタイムスロット番号、呼速度、ATMヘッダ等
の各種内容を設定する。
【0055】ステップ304) 繰り返しにより直前に
読んだ行を再び読み込まないように、次に読み込むST
M設定表1001の行を1行進める(行のインクリメン
ト)。 ステップ305) STM設定表1001の全ての読み
込みが終了したら、ステップ306に移行し、残ってい
る場合は、ステップ301〜304を繰り返す判断を行
う。
【0056】ステップ306) STM設定表1001
の読み込みが終了したら、設定ファイル生成部201
は、STM設定表1001をタイムスロット毎、あるい
はチャネル毎に再構成したワークメモリ1000内の構
造CT(図14)、CC(図15)に格納し、格納した
内容を参照して、ATMセルとSTMフレームの変換設
定データを格納した被試験装置設定ファイル1004を
生成する。詳細は、図17に示すフローチャートにより
後述する。
【0057】図16は、本発明の第1の実施例の被試験
装置設定ファイルの構成を示す。被試験装置設定ファイ
ル1004は、装置に入力される順序に、1単位の設定
内容∈{チャネル番号、ATMヘッダ、タイムスロット
番号、…}を設定する。つまり、被試験装置設定ファイ
ル1004は、被試験装置600に与える変換設定デー
タ等を、与える順序で並べたファイルである。
【0058】〔被試験装置設定ファイルの生成〕次に、
本発明の第1の実施例の図13に示すステップ306の
被試験装置設定ファイルの生成処理について説明する。
図17は、本発明の第1の実施例の被試験装置設定ファ
イルの生成処理のフローチャートである。
【0059】ステップ3061) 処理対象チャネル番
号の初期化を行う。 ステップ3062) 記憶装置100内のワークメモリ
1000の構造CCから処理対象チャネルの内容を取り
出し、処理装置200内の一時記憶部207に保持す
る。
【0060】ステップ3063) 処理装置200の被
試験装置設定ファイル生成部201によって処理対象チ
ャネル分の設定内容を生成し、生成したレコードを記憶
装置100内の第4の記憶部104の被試験装置設定フ
ァイル1004の末尾に追加する。
【0061】ステップ3064) 処理対象のチャネル
番号を1つ進める。 ステップ3065) 全チャネルの処理が終了したかを
判断し、終了していなければ繰り返す。終了していれば
繰り返しの処理を終了する。 これにより、STM設定表1001に含まれた全チャネ
ルの設定を含む被試験装置設定ファイル1004が生成
される。
【0062】1.1.2 〈STMフレーム生成処理〉 以下に、図9におけるステップ204の処理に該当する
試験データの自動生成処理におけるSTMフレーム生成
処理の概要を説明する。図18は、本発明の第1の実施
例のSTMフレーム生成処理のフローチャートである。
【0063】ステップ401) 最初に入力STMフレ
ームファイル生成部202は、図10に示すSTM設定
表1001より1行読み込み、処理装置200内部の一
時記憶部207に保持する。 ステップ402) 上記のステップで読み込んだ内容を
記憶装置100内のワークメモリ1000のタイムスロ
ット毎に整理した構造CT(図14)に格納する。つま
り、前述の図14に示すようにタイムスロット毎に、チ
ャネル番号、呼速度、ATMヘッダ等を設定する。
【0064】ステップ403) STM設定表1001
の読み込みの繰り返しにより直前に読み込んだ行を読み
込まないように、行をインクリメントする ステップ404) STM設定表1001を全て読み込
んだかを判定し、まだ、残りのSTM設定表1001の
内容がある場合には、ステップ401に移行し、全て読
み込んだ場合には、ステップ405に移行する。上記の
ステップ401からステップ404を繰り返すことによ
り、STM設定表1001をワークメモリ1000のタ
イムスロット毎に再構成した構造CT(図14)に格納
し、格納した内容を参照して、入力STMフレームファ
イル生成部202は、以下のステップで入力用STMフ
レームファイル1005を入力STMフレームファイル
生成部202を作成する。
【0065】ステップ405) 以下のステップでは、
入力STMフレームファイル生成部202が入力用ST
Mフレームを作成する。図12に示す第2の記憶部10
2に格納されているフレーム属性ファイル1002から
1行読み込み、処理装置200内部の一時記憶部207
にに保持する。
【0066】ステップ406) 入力STMフレームフ
ァイル生成部202は、上記のステップ405で読み込
んだフレーム属性ファイル1002の内容と、STM設
定表1001の内容(ワークメモリ1000のCTに格
納されている)に基づいて、被試験装置600への入力
フレームを1フレーム生成して、入力STMフレームフ
ァイル1005の末尾の行に追加する。詳細は、図19
において詳細に後述する。
【0067】ステップ407) 繰り返しによって、直
前に読み込んだフレーム属性ファイル1002の行を再
び読み込まないように、次に読み込む行を1行進める。
但し、行のカウント値がファイルの最後の行を越えてい
る時には、循環的に最初の行を読むようにする。
【0068】ステップ408) 繰り返しの判断であ
り、生成した装置入力フレームが必要なフレーム数に達
していれば、繰り返しを終了する。 ステップ409) フレーム番号の差分を調べるため
に、入力STMフレームファイル1005内のフレーム
番号をNに格納する。
【0069】ステップ410) 図12に示す入力フレ
ーム属性ファイル1002から1行読み込み、処理装置
200内部の一時記憶部207のFに保持する。 ステップ411) ステップ410で読み込んだ、入力
フレーム属性ファイル1002のフレーム番号とNの差
を処理装置200内の一時記憶部207のDに格納す
る。
【0070】ステップ412) 上記Fの内容に基づい
て、被試験装置600へ入力する入力フレームを1フレ
ーム生成する。 ステップ413) 上記工程を所定の回数D回繰り返し
ていれば、処理を終了する。D=1であれば、1回処理
しているので処理を終了する。
【0071】ステップ414) 繰り返しにより、直前
に読み込んだ行を再び読み込まないように、入力フレー
ム属性ファイル1002の次に読み込む行を1行進め
る。但し、入力属性ファイル1002の最後の行を越え
ている場合には、循環的に最初の行を読むようにする。
【0072】ステップ415) 繰り返しの判断であ
り、生成した装置入力フレームが必要なフレーム数に達
していれば、繰り返しを終了する。 上記の被試験装置600の入力フレーム(STMフレー
ム)を1フレーム生成する処理であるSTMフレーム生
成処理では、タイムスロット番号(TS番号)を1フレ
ーム分掃引し、タイムスロット(TS)番号1つに対し
て1オクテットを生成することによって、1フレーム分
の被試験装置600への入力フレームを生成する。
【0073】図19は、本発明の第1の実施例のSTM
フレーム生成処理における1フレームデータの生成処理
のフローチャートである。このフローチャートに示す処
理は、上記の図18に示すSTMフレーム生成処理にお
いて、ステップ406及びステップ412の処理に該当
する。図19のフローチャートでは、タイムスロット番
号(TS番号)を1フレーム分掃引し、TS番号1つの
対して1オクテットを生成することによって、1フレー
ム分の被試験装置入力フレームを生成し、入力STMフ
レームファイル1005を生成する。
【0074】ステップ4061) まず、入力STMフ
レームファイル生成部202は処理対象タイムスロット
番号を初期化する。 ステップ4062) 記憶装置100内のワークメモリ
1000のデータ構造CT(図14)から各種設定値を
読み込み、処理装置200内部の一時記憶部207のT
に保持する。
【0075】ステップ4063) すでに処理装置20
0内部に保持してある、フレーム属性ファイル1002
の1行Fとタイムスロット毎の各種設定値Tとから1タ
イムスロット分のフレームデータ(1オクテット)を生
成し、記憶装置100内の被試験装置入力STMフレー
ムファイル1005の末尾に追加する。図20は、本発
明の第1の実施例の被試験装置入力STMフレームファ
イルを示す図であり、各レコードは、1フレーム分のデ
ータ(オクテット)で構成される。
【0076】ステップ4064) 入力STMフレーム
ファイル生成部202は、処理対象のタイムスロット番
号を1つ進める(インクリメントする)。 ステップ4065) 1フレーム分の全タイムスロット
が処理し終わったかどうか判断し、終わっていなけれ
ば、上記のステップ4062〜ステップ4064の処理
を繰り返す。
【0077】上記のように、入力STMフレームを生成
する場合には、STM設定表1001を読み込み、その
構造から各タイムスロットのチャネル番号、ATMヘッ
ダの値、呼速度、そのチャネルを変換に用いるかどうか
の設定等を取り出し、次にこれらの値を別に用意したフ
レームペイロード生成関数に、タイムスロット番号順に
適用し、オクテットに変換する。その結果、1つのST
Mフレームが生成される。さらに、1つのSTMフレー
ムを生成する作業を繰り返して必要なフレーム数だけ被
試験装置600に与える入力STMフレームを生成す
る。
【0078】入力STMフレームは、被試験装置600
に与えるフレームの各タイムスロットの値の列であるの
で、STM設定表1001の該当タイムスロットの変換
動作に用いるかどうかのフィールドに応じて値を決める
ことにすれば、変換動作に用いていないタイムスロット
に適切な既定値等を与えることによって、試験に適切な
フレームを生成できる。STM設定表1001で与えき
れない内容としては、入力フレームの長さや、フレーム
間の構成等があるが、これらは、別のファイルで与え
る。
【0079】従って、試験項目に合わせてSTM設定表
1001を変更した場合には、再び入力フレームの作成
を設計からやり直さなくても、同じ手順によってSTM
設定表に基づいて再生成すればよい。 1.1.3 〈ATMセル生成処理〉 次に、ATMセル生成処理について説明する。
【0080】入力ATMセル列は、被試験装置600に
ATMセルからSTMフレームへの変換機能試験目的で
与えるためのATMセル列である。ATMセルは、AT
Mヘッダとペイロードによって構成される。入力ATM
セル列は、被試験装置600に予め与えてある変換の対
応付けの定義によって、各セルのATMヘッダの値とセ
ルの送出頻度が適切になるように作成しなければならな
い。STM設定表1001では、各タイムスロットに対
応するATMヘッダの値や呼速度を記述してある。セル
の送出頻度は、呼速度に比例しており、一意的に決定で
きるので、STM設定表に基づいて入力セル列を生成す
る。
【0081】図21は、本発明の第1の実施例の入力A
TMセル生成処理のフローチャートである。ステップ5
01) 最初に、被試験装置600に入力するためのA
TMセルの 生成を行う場合に、入力ATMセルファイル生成部20
3は、図10に示すSTM設定表1001から1行読み
込み、処理装置200内部の一時記憶部207に保持す
る。
【0082】ステップ502) 入力ATMセルファイ
ル生成部203は、読み込まれたSTM設定表1001
の1行の内容を図15に示す記憶装置100内のチャネ
ル毎に整理した構造CCに格納する。 ステップ503) 繰り返しによって、入力ATMセル
ファイル生成部203は、STM設定表1001の直前
に読んだ行を再び読み込まないように、次に読み込む行
を1行進める(インクリメントする)。
【0083】ステップ504) 上記のステップ501
からステップ503を繰り返すことにより、STM設定
表1001をチャネル毎に再構成したワークメモリ10
00の構造CCに格納し、格納した内容(図15)を参
照して、被試験装置入力ATMセルを生成する。
【0084】ステップ505) 入力ATMセルファイ
ル生成部203は、生成するセルに順番を与えるための
番号を初期化する。この番号は生成したセルの個数を知
るためにも用いられる。 ステップ506) 図11に示す第3の記憶部103に
格納されている被試験装置入力セル順序ファイル100
3から1行読み込み、処理装置200内部の一時記憶部
207に保持する。
【0085】ステップ507) 調歩空きセルの生成を
行う。セル列に適当な頻度で空きセルを挿入することに
よって、試験セルのセル入力頻度が一定値を越えないよ
うに、調整する。詳しくは、図23で後述する。 ステップ508) 入力ATMセルファイル生成部20
3は、ステップ506で入力ATMセルファイル生成部
203に読み込んだ被試験入力セル順序ファイル100
3の内容に基づいて試験セル1セルのATMヘッダを生
成する。
【0086】ステップ509) 入力ATMセルファイ
ル生成部203は、ステップ506で入力ATMセルフ
ァイル生成部203に読み込んだ内容に基づいて、試験
セル1セルのペイロードを生成する。 ステップ510) 入力ATMセルファイル生成部20
3は、ステップ508及びステップ509で生成じたA
TMヘッダとペイロードを組み合わせて、試験セルと
し、これを、記憶装置100内の被試験装置入力セルフ
ァイル1006の末尾に追加する。図22は、本発明の
第1の実施例の被試験装置入力ATMセルファイルのセ
ルを示す。
【0087】ステップ511) 繰り返しにより被試験
装置入力ATMセル順序ファイル1003の直前に読ん
だ行を再び読み込まないように、次に読み込む行を1行
進める(インクリメントする)。但し、ファイルの最後
の行を越えている場合には、循環的に最初の行を読むよ
うにする。
【0088】ステップ512) 繰り返しの判断を行
う。生成した装置入力ATMセル必要なフレーム数に達
していれば、繰り返しを終了する。図23は、本発明の
第1の実施例における調歩空きセルの挿入動作のフロー
チャートである。
【0089】以下の処理は、図21のフローチャートの
ステップ507に該当する。入力セル順序ファイル10
03に従って、生成されるセルを試験セルと呼ぶ。予め
決めた、全セルに対する試験セルの比率を予定濃度と呼
ぶ。また、これまでに生成したセルで全セルに対する試
験セルの比率を実質濃度と呼ぶ。
【0090】ステップ5071) 予定濃度が実質濃度
を下回っているかを判断する。下回っていない場合に
は、処理を終了する。 ステップ5072) 予定濃度が実質濃度を下回ってい
る場合には、空きセルを生成して、これを記憶装置10
0内の被試験装置入力ATMセルファイル1006の末
尾に追加する。
【0091】ステップ5073) ステップ5071と
同様の処理を行い、予定濃度が実質濃度を上回っている
場合には、ステップ5072に移行する。 なお、被試験装置入力ATMセルには、セルのチャネル
を表す情報やセルの順序を表す情報や、セルのペイロー
ドが必要であるが、これらは、ATMセル生成処理によ
り自動生成し、人手による操作を図11に示す形式の被
試験装置入力セル順序ファイル1003の変数だけに限
定したために、被試験装置入力ATMセルのチャネル毎
の入力頻度を返す際に必要な、セルの順序を表す情報の
整合やセルのペイロードの整合を行う必要がなく、結果
として誤りが混入しにくく作業効率が向上する。
【0092】また、試験項目に合わせてSTM設定表の
変更を行った場合には、再び入力セル列の作成を設計か
らやり直さなくても、同じ手順によってSTM設定表に
基づいて再生成すればよい。 1.1.4 〈検査照合処理〉 次に、検査照合処理について説明する。
【0093】検査照合処理は、被試験装置600から出
力された被試験装置出力ATMセルを被試験装置出力A
TMセル照合部205が期待値を用いて検査照合する。
また、被試験装置出力STMフレームを被試験装置出力
STMフレーム照合部206が期待値を用いて検査照合
する。
【0094】図24は、本発明の第1の実施例の検査照
合処理を示すフローチャートである。 ステップ601) 最初にSTM設定表1001(図1
0)より1行読み込み、処理装置200内の被試験装置
出力ATMセル照合部205、被試験装置出力STMフ
レーム照合部206に入力する。
【0095】ステップ602) 処理装置200は、各
種設定値をタイムスロット毎の構造を図14に示すよう
に格納する。 ステップ603) ステップ601で読み込んだ内容
(割り当てるタイムスロット番号、呼速度、ATMヘッ
ダ等)をチャネル毎に図15に示すワークメモリ100
0のCCに格納する。
【0096】ステップ604) 繰り返しにより、直前
に読んだ行を再び読み込まないように次に読み込む行を
1行進める(インクリメントする)。 ステップ605) 繰り返しの判断を行う。 上記のステップ601からステップ604を繰り返すこ
とにより、STM設定表1001をタイムスロット毎、
あるいは、チャネル毎に再編成した構造に格納し、格納
された内容を参照して、以下の被試験装置600の出力
照合を行う。
【0097】ステップ606) 被試験装置出力ATM
セル照合部205は、全チャネルの出力セルペイロード
期待値をチャネル毎に格納した構造EC(図25)に格
納する。つまり、出力セルに含まれることが期待される
各チャネルのペイロードの期待値を記憶装置100内の
ワークメモリ1000にあるチャネル毎のデータ構造E
Cに格納する。詳細は、図30に後述する。
【0098】ステップ607) 被試験装置出力STM
フレーム照合部206は、ワークメモリ1000内の全
チャネルの出力フレームペイロードをチャネル毎に格納
する構造EF(図26)に格納する。つまり、出力フレ
ームに含まれることが期待される各チャネルのペイロー
ドの期待値を記憶装置100内にあるチャネル毎のデー
タ構造EFに格納する。詳細は、図32に後述する。
【0099】ステップ608) 被試験装置出力ATM
セル照合部205は、装置出力セル検証・読み込みによ
り装置出力セルペイロードをチャネル毎に格納した構造
SC(図27)に格納する。つまり、記憶装置100内
の試験結果から、被試験装置600が出力したATMセ
ルのペイロードを取り出し、チャネル番号で整理して記
憶装置100内にあるチャネル毎のデータ構造に格納す
る。詳細は、図34に後述する。
【0100】ステップ609) 被試験装置出力STM
フレーム照合部206は、被試験装置出力STMフレー
ムファイル1008より、被試験装置出力フレームを読
み込み、装置出力フレームペイロードをチャネル毎に格
納した構造SF(図28)に格納する。つまり、記憶装
置100内の試験結果である被試験装置出力STMフレ
ームファイル1008から被試験装置600が出力した
STMフレームペイロードを取り出し、チャネル番号で
整理して記憶装置100内にあるチャネル毎のデータ構
造に格納する。詳細は、図38に後述する。
【0101】ステップ610) 被試験装置出力ATM
セル照合部205は、記憶装置100内の出力セルペイ
ロード期待値をチャネル毎に格納した構造(EC)(図
25)及び、装置出力フレームペイロードをチャネル毎
に格納した構造(SC)(図27)を比較し、結果(被
試験装置出力フレームのペイロードの検査結果)を記憶
装置100内にある図25に示すチャネル毎のデータ構
造RC(図29)に格納する。被試験装置出力セルのペ
イロード検査結果(チャネル毎)構造データは、チャネ
ル番号、検査結果より構成される。詳細は、図40に後
述する。
【0102】ステップ611) 被試験装置出力STM
フレーム照合部206は、記憶装置100内の全チャネ
ルの出力フレームペイロード期待値をチャネル毎に格納
した構造(EF)(図26)と装置出力フレームペイロ
ードをチャネル毎に格納した構造(SF)(図28)を
比較する。詳細は図41に後述する。
【0103】図30は、本発明の第1の実施例の全チャ
ネルのEC生成処理のフローチャートである。同図は、
図24のステップ606における被試験装置出力ATM
セル照合部205の処理であり、出力セルペイロード期
待値をチャネル毎に格納した構造を生成する。
【0104】ステップ6061) 被試験装置出力AT
Mセル照合部205は、図12に示す入力フレーム属性
ファイル1002から1行読み込み、処理装置200内
部の一時記憶部207に保持する。 ステップ6062) ステップ6061で読み込んだ、
入力フレーム属性ファイル1002の内容に基づいて記
憶装置100内のEC(出力セルペイロード期待値をチ
ャネル毎に格納した構造(図25))における各チャネ
ルのペイロードの末尾に、1フレームに相当する分のペ
イロードを追加する。詳細は、図31に後述する。
【0105】ステップ6063) 繰り返しにより直前
に読んだ入力フレーム属性ファイル1002の行を再び
読み込まないように、次に読み込む行を1行進める。 ステップ6064) ステップ6061からステップ6
063の繰り返しの判断を行う。図12に示すフレーム
属性ファイル1002を全て読み終わっていれば、処理
を終了する。
【0106】図31は、本発明の第1の実施例の各チャ
ネルのECに1フレーム分を追加する処理のフローチャ
ートである。以下に示す処理は図30のステップ606
2の被試験装置出力ATMセル照合部205がワークメ
モリ1000内の出力セルペイロード期待値をチャネル
毎に格納した構造ECにペイロードを追加する処理であ
る。
【0107】ステップ60621) 処理対象タイムス
ロット番号を初期化する。 ステップ60622) 記憶装置100内の図14に示
すデータ構造CT(被試験装置設定内容(タイムスロッ
ト毎)構造データ)から各種設定値を読み込み、処理装
置200内の一時記憶部207のTに保持する。
【0108】ステップ60623) 既に処理装置内部
に保持してあるフレーム属性ファイル1002の1行分
の内容Fとタイムスロット毎の各種設定値Tとから1タ
イムスロット分のフレームデータ(1オクテット)を生
成し、処理装置200内部の一時記憶部207のOに保
持する。
【0109】ステップ60624) 被試験装置出力A
TMセル照合部205は、CT(被試験装置設定内容
(タイムスロット毎)構造データ)の該当タイムスロッ
ト番号の内容からチャネル番号を読み込み、処理装置2
00内部の一時記憶部207のHに保持する。
【0110】ステップ60625) 被試験装置出力A
TMセル照合部205は、一時記憶部207に保持され
ているフレームデータOをEC(出力セルペイロード期
待値(チャネル毎)構造データ)のHが示すチャネルの
内容の末尾に追加する。 ステップ60626) タイムスロット番号を1つイン
クリメントする。
【0111】ステップ60627) ステップ6062
2からステップ60626の処理の繰り返しの判断を行
う。1フレーム内の全てのタイムスロット番号に対して
処理が終了した場合には繰り返しを終了する。 図32は、本発明の第1の実施例の全チャネルEF生成
処理のフローチャートである。以下に示すフローチャー
トは、図24の被試験装置出力STMフレーム照合部2
06が実行するステップ607の詳細な処理を説明する
ものである。
【0112】ステップ6071) 被試験装置出力ST
Mフレーム照合部206は、図11に示す装置入力セル
順序ファイル1003から1行読み込み、一時記憶部2
07内のCに保持する。 ステップ6072) ステップ6071で読み込んだ内
容Cに基づいて、記憶装置100内のワークメモリ10
00のEF(出力フレームペイロード期待値(チャネル
毎)構造データ)における各チャネルのペイロードの末
尾に1セル分のペイロードを追加する。詳細な追加処理
は、図33に後述する。
【0113】ステップ6073) 繰り返しによって、
入力セル順序ファイル1003の直前に読んだ行を再び
読み込まないように、次に読み込む行を1行進める。 ステップ6074) 上記のステップ6071からステ
ップ6073までの繰り返しの判断を行う。入力セル順
序ファイル1003を全て読み終わっていれば、処理を
終了する。
【0114】図33は、本発明の第1の実施例の各チャ
ネルのEFに1セル分追加する処理のフローチャートで
ある。以下に示す処理は、図32のステップ6072に
おいて被試験装置出力STMフレーム照合部206がチ
ャネル毎に出力フレームペイロード期待値を1セル分追
加する処理である。
【0115】ステップ60721) すでに処理装置2
00の一時記憶部207に保持されている入力セル順序
ファイル1003の1行Cから1セル分のペイロードを
生成し、処理装置200内部の一時記憶部207のPに
保持する。 ステップ60722) 被試験装置出力STMフレーム
照合部206は、Cから該当セルのチャネル番号を生成
し、処理装置200内部の一時記憶部207のHに保持
する。
【0116】ステップ60723) 被試験装置出力S
TMフレーム照合部206は、上記のPをEF(出力フ
レームペイロード期待値(チャネル毎)構造データ)の
Hが示すチャネルの内容の末尾に追加する。 図34は、本発明の第1の実施例の装置セル検証・読み
込み処理のフローチャートである。同図に示す処理は、
被試験装置出力ATMセル照合部205の図24のステ
ップ608の全チャネルのSC生成の処理に対応する詳
細な処理を示す。
【0117】ステップ6081) 被試験装置600A
TMセル照合部205は、記憶装置100内のワークメ
モリ1000内のチャネル毎のデータ構造AC(被試験
装置出力セルのAALヘッダ期待値(チャネル毎)構造
データ(図35))の内容を消去する。図35に示すA
Cは、チャネル番号毎にAALヘッダの期待値を有す
る。
【0118】ステップ6082) 記憶装置100内の
被試験装置出力セルファイル1007から1セル読み込
み、処理装置200内の一時記憶部207のSに保持す
る。被試験装置出力セルファイル1007は、図22に
示す被試験装置入力セルファイル1005と同様の構成
である。
【0119】ステップ6083) 処理装置200内の
一時記憶部207のSからセルヘッダを抽出し、処理装
置200内の一時記憶部207のDに保持する。 ステップ6084) DによってSが空きセルであるか
どうかを判断する。空きセルであると判断された場合に
は、ステップ6089に移行する。
【0120】ステップ6085) Dからチャネル番号
を抽出し、処理装置200内の一時記憶部207のHに
保持する。 ステップ6086) 一時記憶部207のSのAALヘ
ッダを検査し、記憶装置100内のチャネル毎のデータ
構造AC(図35)に結果を記録する。詳細な結果の記
録処理は、図37に後述する。
【0121】ステップ6087) Sのペイロードを抽
出し、処理装置200内の一時記憶部207のPに保持
する。 ステップ6088) 記憶装置100内のSCのHが示
すチャネルの内容の末尾にPを追加する。
【0122】ステップ6089) 繰り返しによって、
第4の記憶部104の被試験装置出力ATMセル出力フ
ァイル1007の直前に読み込んだセルを再び読み込ま
ないように、次に読み込むセルを1セル進める。 ステップ6090) 上記のステップ6082からステ
ップ6089までの繰り返しを判断する。記憶装置10
0内の被試験装置出力ATMセルファイル1007を全
て読み終わっていれば、繰り返しを終了する。
【0123】上記のステップ6086の処理を詳細に説
明する。図37は、本発明の第1の実施例のAALヘッ
ダの検査処理のフローチャートである。同図中、説明に
用いられている各符号を説明する。SAは、セルのAA
Lヘッダであり、XAは次のセルのAALヘッダの期待
値であり、図35に示すACは出力セルのAALヘッダ
の期待値をチャネル毎に格納した構造であり、ず36に
示すAEは出力セルのAALヘッダのエラーをチャネル
毎に格納した構造を示す。
【0124】ステップ60861) 既に処理装置20
0内に読み込んであるセルAからセルのAALヘッダを
抽出し、処理装置200の一時記憶部207のSA(セ
ルのAALヘッダ)に保持する。 ステップ60862) 記憶装置100内のワークメモ
リ1000のAC(出力セルのAALヘッダの期待値を
チャネル毎に格納したデータ構造)に、既に処理装置2
00内に保持してあるHが登録されていれば、ステップ
60863に移行し、登録されていなければ、ステップ
60867に移行する。
【0125】ステップ60863) 記憶装置100内
のAC(出力セルのAALヘッダの期待値をチャネル毎
に格納したデータ構造)のチャネルHの内容が、既に処
理装置200内に保持してあるSA(セルのAALヘッ
ダ)に一致するならば、ステップ60864に移行し、
一致しなければステップ60865に移行する。
【0126】ステップ60864) SAの値とCCの
チャネルHの値からAALヘッダのそのチャネルの次の
セルの期待値を計算し、処理装置200内の一時記憶部
207のXAに保持する。 ステップ60865) ACチャネルHの内容をXAと
する。
【0127】ステップ60866) EAチャネルHの
内容にエラーを記録する。 ステップ60857) ACのチャネルHの値とSAと
の不一致の状況に応じて、例えば、初期化する等の方法
で、SAの値とのCCチャネルHの値からAALヘッダ
のそのチャネルの次のセルの期待値を計算し、処理装置
200内のXAに保持する。
【0128】ステップ60858) SAの値とCCの
チャネルHの値からAALヘッダのそのチャネルの次の
セルの期待値を計算し、処理装置200内のXAに保持
する。 次に、図24のステップ609の被試験装置出力STM
フレーム照合部206による被試験装置出力STMフレ
ームファイル1008の装置出力フレームの読み込み処
理について説明する。
【0129】図38は、本発明の第1の実施例の出力フ
レームの読み込み処理のフローチャートである。 ステップ6091) 被試験装置出力STMフレーム照
合部206は、タイムスロット番号(TS番号)を初期
化する。
【0130】ステップ6092) 第8の記憶部108
の被試験装置出力STMフレームファイル1008から
1タイムスロットを読み込み、処理装置200内の一時
記憶部207のTに保持する。図20は、本発明の第1
の実施例の装置出力フレームファイルの構成を示す。同
図に示す構成は、先に述べた装置入力STMフレームフ
ァイル1005と同様である。
【0131】ステップ6093) 記憶装置100内の
ワークメモリ1000内の構造CTの該当TS番号の内
容からチャネル番号を抽出し、処理装置200内のHに
保持する。 ステップ6094) 記憶装置100内の構造SFのチ
ャネルHの内容の末尾に、Tを追加する。
【0132】ステップ6095) 装置出力フレームフ
ァイル1008から読み込む位置を1TS番号分進め
る。 ステップ6096) TS番号をインクリメントする。 ステップ6097) TS番号が範囲外になっていれ
ば、ステップ6098に移行し、範囲内であればステッ
プ6099に移行する。
【0133】ステップ6098) TS番号を初期化す
る。 ステップ6099) 記憶装置100内の装置出力フレ
ームファイル1008を読み終えていれば繰り返しの処
理を終了し、読み終えていなければ、ステップ6092
に移行する。
【0134】次に、図24のステップ610の全チャネ
ルEC(出力セルのペイロードの期待値をチャネル毎に
格納した構造)、SC(装置出力セルのペイロードをチ
ャネル毎に格納した構造)の比較処理について説明す
る。図39は、本発明の第1の実施例の全チャネルEC
・SCの比較処理のフローチャートである。以下に示す
処理は被試験装置出力ATMセル照合部205により行
われる被試験装置600により出力された被試験装置出
力ATMセルファイル1007の内容の照合処理であ
る。
【0135】ステップ6101) 被試験装置出力AT
Mセル照合部205は、処理対象のチャネル番号を初期
化する。 ステップ6102) 記憶装置100内のワークメモリ
1000のデータ構造SC(被試験装置出力ペイロード
をチャネル毎に格納した構造)に登録されていれば、以
降の処理を行い、登録されていなければ、ステップ61
12に移行する。
【0136】ステップ6103) 被試験装置ATMセ
ル照合部205は、記憶装置100内のデータ構造EC
から該当チャネルのセルペイロードの期待値を読み込
み、処理装置200内のCEC(該当チャネルの出力の
ペイロードの期待値)に保持する。
【0137】ステップ6104) 被試験装置ATMセ
ル照合部205は、記憶装置100内のワークメモリ1
000のデータ構造SC(装置出力セルのペイロードを
チャネル毎に格納した構造)から該当チャネルの被試験
装置出力セルのペイロード標本値を読み込み、処理装置
内のCSC(該当チャネルの装置出力セルのペイロー
ド)に保持する。
【0138】ステップ6105) 処理装置200内の
一時記憶部207のCSCに保持された該当チャネルの
被試験装置出力セルのペイロード標本値から、先頭と末
尾の無音データ(0x7F)の連続を削除する。 ステップ6106) 被試験装置ATMセル照合部20
5は、CSCの長さを測定した測定値LCSCを、処理
装置200内の一時記憶部207のLCSCLに保持す
る。
【0139】ステップ6107) 被試験装置ATMセ
ル照合部205は、CECの長さを測定した測定値LC
ECを処理装置200内の一時記憶部207のLCEC
に保持する。 ステップ6108) 2+int(LCSE/LCE
C)を計算して、処理装置200内の一時記憶部207
のNに保持する。
【0140】ステップ6109) ステップ6108に
おいて一時記憶部207に保持されているCECの内容
をN回分重複させて、再度一時記憶部207のCECに
格納する。 ステップ6110) CSCとCECを比較する。つま
り、被試験装置出力セルのペイロードと期待値を比較す
る。
【0141】ステップ6111) CSCとCECの比
較結果を記憶装置100内のRCの該当チャネルに格納
する。 図40は、本発明の第1の実施例のペイロードの比較方
法を説明するための図である。a…同図中のCECは、
ステップ6103を実行した後のCECの内容を表す。
b…装置出力からステップ6104で得られるCSCの
はじめの部分は、一般に無音データ(0x7F)の連続
となっている。また、終わりの部分も無音データ(0x
7F)の連続となっていることがある。これは、被試験
装置600の機能の不備を示すものではないので、ステ
ップ6105において削除する。同図中のCSCは、ス
テップ6105で得られるCSCの内容を表す。装置入
力STMフレームが繰り返されるとすると、同図中のC
SCはCECの繰り返しとなるはずであるが、CSCの
始まり方は任意なので、同図のように、N回CECを繰
り返して、それと、CSCを比較する。なお、CECの
長さをLCEC,CSCの長さをLCSCと表す。ここ
で、Nは、N=2+int(LCSC/LCEC)であ
る。
【0142】ステップ6112) チャネル番号を1つ
増加させる。 ステップ6113) 繰り返しの条件判断を行う。全チ
ャネルに渡って処理が終了していれば、繰り返し処理を
終了する。全チャネルに渡って処理が終了していなけれ
ば、ステップ6102からステップ6112の処理を繰
り返す。
【0143】次に、図24のステップ611の全チャネ
ルEF・SF比較処理について説明する。図41は、本
発明の第1の実施例の全チャネルEF・SF比較処理の
フローチャートである。以下に示す処理は、被試験装置
出力STMフレーム照合部206により、被試験装置6
00により出力された被試験装置出力STMフレームフ
ァイル1008の照合処理である。
【0144】ステップ61101) 被試験装置出力S
TMフレーム照合部206は、処理対象チャネル番号を
初期化する。 ステップ61102) 記憶装置100内のデータ構造
SF(被試験装置600のSTMフレーム出力ペイロー
ドをチャネル毎に格納した構造)に登録されていれば、
以下の処理を行い、登録されていなければ、ステップ6
1112以降の処理を行う。
【0145】ステップ61103) 記憶装置100内
のデータ構造EF(出力フレームペイロードの期待値を
チャネル毎に格納した構造)から該当チャネルのSTM
フレームペイロードの期待値を読み込み、処理装置20
0内のCEF(該当チャネルの出力フレームのペイロー
ドの期待値)に保持する。
【0146】ステップ61104) 記憶装置100内
のデータ構造SF(装置出力フレームのペイロードをチ
ャネル毎に格納した構造)から該当チャネルの被試験装
置出力STMフレームのペイロード標本値を読み込み、
処理装置200内のCSF(該当チャネルの装置出力フ
レームのペイロード)に保持する。 ステップ61105) 処理装置200内の一時記憶部
207のCSFに保持された該当チャネルの被試験装置
出力STMフレームのペイロード標本値から、先頭と末
尾の無音データ(0x7F)の連続を削除する。
【0147】ステップ61106) CSFの長さを測
定した測定値LCSFを処理装置200内の一時記憶部
207のLCSFに格納する。 ステップ61107) CEFの長さを測定した測定値
LCEFを処理装置200内の一時記憶部207のLC
EFに格納する。
【0148】ステップ61108) 2+int(LC
SE/LCEC)を計算して、処理装置200内のNに
保持する。 ステップ61109) CEFの内容をN回重複させ
て、再び処理装置200の一時記憶部207のCEFに
格納する。
【0149】ステップ61110) CSFと重複され
たCEFを比較する。 ステップ61111) CSFとCEFの比較結果を図
42に示す記憶装置100内のワークメモリ1000内
の被試験装置出力フレームのペイロード検査結果(チャ
ネル毎)構造データRFの該当チャネルに格納する。ペ
イロードの比較方法は、セルペイロードについて説明し
た図40と同様である。
【0150】ステップ61112) チャネル番号をイ
ンクリメントする。 ステップ61113) 全チャネルに渡って処理が終了
していれば、繰り返しを終了し、全チャネルに渡って処
理が終了していなければ、ステップ61102からステ
ップ61112の処理を繰り返す。
【0151】このように、被試験装置600により出力
された被試験装置出力ATMセルファイル1007の内
容を、被試験装置出力ATMセル照合部205により期
待値と比較することにより一致したか、否かを判定す
る。また、被試験装置600により出力された被試験装
置600STMフレームファイル1008の内容と期待
値を被試験装置出力STMフレーム照合部206により
比較する。
【0152】2. [第2の実施例] 次に、本発明の第2の実施例を説明する。上記の第1の
実施例では、STM設定表1001の作成をパラメタに
よって、自動化している。複数のタイムスロットを組み
合わせてチャネルを構成する場合には、組み合わせる複
数のタイムスロットの設定を整合させる必要がある。S
TM設定表は、多くの試験の場合、呼速度とそのチャネ
ルをいくつ設定するかのみが重要であり、それ以外の情
報は任意に決めてよいことに着目し、本実施例では、パ
ラメタを与えることによって、STM設定表を生成する
機能を備えている。
【0153】図43、図44は、本発明の第2の実施例
のシステム関係図である。同図中、図7、図8と同一構
成部分には、同一符号を付し、その説明を省略する。第
1の実施例の図7と図8に加えられた構成は、STM設
定パラメタファイル1011、第11の記憶部111及
び、STM設定表生成部209である。図45は、本発
明の第2の実施例のSTM設定パラメタファイル101
1の構成を示す。STM設定パラメタファイル1011
は、チャネル番号、呼速度、チャネル属性により構成さ
れる。
【0154】このSTM設定パラメタファイル1011
を用いてSTM設定表生成部209がSTM設定表を生
成することにより、複数のタイムスロットの設定の整合
性を維持するための手数が削減できる。以下、図46に
基づいて、STM設定表生成部209の処理を説明す
る。
【0155】図47は、本発明の第2の実施例のパラメ
タ化STM設定表生成部209の処理のフローチャート
である。 ステップ701) STM設定表生成部209は、ST
M設定パラメタファイル1011を読み込み、図48に
示す一時記憶部207の構造NCにチャネル番号毎に格
納し、図49に示す一時記憶部207の構造PC(チャ
ネル固有のその他のパラレタ(例えば、データ区切りを
どのように示すか等))にチャネル番号毎に格納する。
【0156】ステップ702) パラメタ化STM設定
表生成部209は、次に、タイムスロット番号を初期化
する。初期値として、タイムスロット番号TS=1と
し、第11の記憶部111のTQに格納する。 ステップ703) 一時的に格納された一時記憶部20
7の当該NCから内容を1つ取り出し、これを一時的
に、一時記憶部207のN(呼速度)に格納する。Nの
内容は、呼速度であるから自然数の値である。さらに、
同じチャネルの構造PCに格納された内容を1つ取り出
し、これを一時的に一時記憶部207にPとして格納す
る。
【0157】ステップ704) タイムスロット順序番
号を図50に示すタイムスロット順序番号からタイムス
ロット番号順序表TTの対応によって生成し、これを一
時的にTSとして一時記憶部207内に格納する。一時
記憶部207に一時的に記憶されているTQに格納され
ているタイムスロット順序番号の大きさを値1だけ増加
させて、TQに再格納する。図50に示すタイムスロッ
ト番号順序表は左側にはタイムスロット順序番号として
の整数が1から昇順に格納されている。例えば、STM
1フレームの場合には、タイムスロット順序番号として
1から2016までの整数が昇順に格納されている。右
側には、タイムスロット順序番号と対応付けてCCIT
T勧告書の規定等によってペイロードとして使用できる
有限個のタイムスロットの番号としての1以上の整数
が、昇順に格納されている。例えば、STM1フレーム
の場合には、2430個のタイムスロットのうち、ST
Mの規定等によってペイロードとして使用できる201
6個のタイムスロットの番号としての整数が昇順に登録
されている。
【0158】ステップ705) 一時記憶部207内の
N及びPに格納されている内容と結合させて、STM設
定表の1行を構成する。これをTSに格納されている値
をタイムスロット番号としてタイムスロット毎の構造C
Tに格納する。 ステップ706) Nが2以上であれば、その回数だけ
上記のステップ704とステップ705の処理を繰り返
す。
【0159】ステップ707) ステップ702からス
テップ706の処理を一時記憶部207内の構造NC,
PCに含まれる全てのチャネルに対して繰り返す。 ステップ708) タイムスロット毎の構造CTを図1
0に示すSTM設定表1001の形式のSTM設定ファ
イル(STM設定表)1001に出力する。
【0160】ステップ709) CTに含まれる全ての
タイムスロットの対してステップ708の処理を繰り返
す。 3. [第3の実施例] 次に、本発明の第3の実施例を説明する。
【0161】本実施例は、前述の第1の実施例の図10
のSTM設定表の形式を図51に示す形式に変更し、図
13に示すフローチャートを図54に示すように変更し
たものである。本実施例では、STM設定表を図51に
示すように複数組の状態の呼設定を用意しておき、チャ
ネル毎に呼設定の状態を変更することとする。
【0162】図52、図53は、本発明の第3の実施例
のシステム関係図である。STM設定表状態管理部20
8は、図10に示すSTM設定表1001を出力するも
ので、被試験装置600に通話中の設定をしてあるチャ
ネルのみに関するSTM設定表であって、前述の第1の
実施例における入力STMフレームファイル生成部20
2や入力ATMセルファイル生成部203にそのまま与
えることができるため、STMフレーム生成処理ATM
セル生成処理及び検査照合処理において、そのまま使用
することが可能である。
【0163】また、矛盾する状態の変更を設定した場合
には、STM設定表状態管理部208によって状態遷移
と被試験装置設定ファイル1004の生成が抑制され
る。呼設定を変更する場合、典型的な変更であれば、図
51に示す形式のSTM設定表の通話設定の状態を書き
換えるだけであるので、STM設定表の変更箇所を必要
最小限とすることができる。その結果、異なる状態のチ
ャネルを1つのSTM設定表で管理できるため、データ
管理の手数と設定を変更する手数を削減し、作業上の誤
りを減少させることができる。
【0164】次に、処理装置200のSTM設定表状態
管理部208の動作を以下に説明する。STM設定表状
態管理部208は、図51に示す形式のSTM設定表1
001を読み込んで、図55に示す形式のタイムスロッ
ト毎の構造CTに格納し、状態遷移内容の矛盾を検査す
る。矛盾のある部分は、注意を促す記述を加え、矛盾の
ない部分は設定に合わせて変更を加えた図51に示す形
式のSTM設定表ファイル1001(STM設定表)を
出力する。また、状態遷移記述に従って、図16に示す
形式の被試験装置設定ファイル1004を出力する。さ
らに、その時点で被試験装置600が作動している設定
内容に則して、図10に示す形式の(第1の実施例の)
STM設定表ファイル1001を出力する。
【0165】図54は、本発明の第3の実施例のSTM
設定表状態管理部の処理のフローチャートである。 ステップ801) 図51に示す形式のSTM設定表を
読み込んで、図56に示す形式のタイムスロット毎の構
造CTに格納する。また、図56に示す形式のチャネル
毎のタイムスロット番号の構造CL1及びCL2に、チ
ャネル毎にそのチャンスを構成するタイムスロット番号
を格納する。本実施例では、CL1には1セット目の呼
設定内容での、そのチャネルを構成するタイムスロット
番号を、本実施例では、CL2には2セット目の呼設定
内容での、そのチャネルを構成するタイムスロット番号
を、それぞれ格納する。
【0166】ステップ802) 図55に示す形式のタ
イムスロット毎の構造CTから、本ステップで処理して
いないタイムスロットの1つのタイムスロットに相当す
る設定内容を取り出し、1セット目の設定内容を一時的
にワークメモリ1000のS1に、2セット目の設定内
容を一時的にワークメモリ1000のS2に、状態遷移
のフィールドをワークメモリ1000のSTに格納す
る。また、エラーメッセージを格納するためのワークメ
モリ1000のEMを空にする。
【0167】ステップ803) STの内容に従って、
現在の状態と遷移先の状態を解釈し、現在の状態を一時
的なワークメモリSAに、遷移先の状態を一時的なワー
クメモリSBにそれぞれ格納する。本実施例における解
釈の方法を図57に示す。解釈できない状態遷移の表記
はエラーである。『タイムスロット《タイムスロット番
号》で、遷移できない記述をしています。』というメッ
セージをワークメモリ1000のEMに記憶する。
【0168】ステップ804) 状態遷移の矛盾の検出
を行う。設定は、タイムスロット単位ではなく、チャネ
ル単位で切り替えなければならないため、複数のタイム
スロットで1つのチャネルを構成する場合、構成するタ
イムスロット間で状態に矛盾があることは許されない。
ここで、現在の状態と、遷移先の状態の組合せに従っ
て、図56に示す形式のCL1もしくはCL2から、そ
のタイムスロットが属するチャネルを構成する他のタイ
ムスロット番号の系列を取り出し、ワークメモリCLに
格納しておき、CLに格納された系列に含まれるタイム
スロット番号の1つのタイムスロットに相当する設定内
容を図55に示す形式のタイムスロット毎の構造CTか
ら取り出し、相互に矛盾の検出を行う。本実施例におけ
る現在の状態と遷移先の状態の組合せに対してCLの取
り出し先をCL1とするか、CL2とするかの選択表を
図58に示す。同図において、例えば、現在の状態が
[0]であり、遷移先の状態が[3:CDF1]である
とき、CL2よりCLを取り出すことを示す。
【0169】ステップ805) CTのすべての要素に
対して上記のステップ802〜ステップ804の処理を
繰り返す。 ステップ806) ステップ804で矛盾やエラーを検
出しなかった要素に対して被試験装置設定ファイル10
04への出力を行う。その際、状態に合わせて、CL1
もしくは、CL2でそのタイムスロットと共にチャネル
を構成する他のタイムスロットに対しても一括して被試
験装置600への設定内容を生成し、図16に示す被試
験装置設定ファイル1004に出力する。図59は、本
発明の第3の実施例の状態遷移と被試験装置600への
設定内容の関係を示す図である。なお、エラーや矛盾が
検出された状態遷移に関しては、図16に示す被試験装
置設定ファイル1004に何も出力しない。
【0170】ステップ807) CTの全ての要素に対
してステップ806の処理を繰り返す。 ステップ808) ステップ804で矛盾やエラーを検
出しなかった要素に対して状態遷移を行う。図55に示
す形式のタイムスロット毎の構造CTから、1つのタイ
ムスロットに相当する設定内容を取り出して、状態遷移
のフィールドの記述に基づいて状態遷移を行う。図57
に、本実施例が従う状態遷移のフィールドの記述と状態
遷移の関係を示す。図57に従って、遷移した状態名を
現在の状態として状態遷移のフィールドを書き換えて、
図55に示す形式のタイムスロット毎の構造CTに再格
納する。なお、エラーや矛盾が検出されているものは、
状態遷移を行わずに、即ち、状態遷移のフィールドを書
換えないで、図55に示す形式のタイムスロット毎の構
造CTに再格納する。
【0171】ステップ809) CTの全ての要素に対
してステップ808の処理を繰り返す。 ステップ810) 図55に示す形式のタイムスロット
毎の構造CTを図51に示す形式のSTM設定表ファイ
ル1001に出力する。出力されるSTM設定表ファイ
ル1001は、状態遷移フィールドの記述が遷移先の状
態の置き換えられているので、さらに、状態遷移を行な
いたい場合には、現在状態を書き込む手間を省くことが
できるものとなっている。
【0172】ステップ811) 前述の第1の実施例の
図10に示した形式のSTM設定表1001を出力す
る。図55に示す形式のタイムスロット毎の構造CTか
ら、1つのタイムスロットに相当する設定内容を取り出
し、図60に示すように、状態遷移のフィールドの記述
に基づいて、現在の状態が[1:CDS]または、
[4:CDS1]であれば、それに合わせて、現在の状
態が[1:CDS]であれば、1セットの設定内容を、
現在の状態が[4:CDS1]であれば、2セット目の
設定内容を、それぞれ第1の実施例の図10に示した形
式のSTM設定表1001に出力する。
【0173】上記の図54に示すフローチャートにおい
てステップ804における設定内容の矛盾の検出処理に
ついて説明する。矛盾を検出する際に、あるタイムスロ
ットに関して遷移先の状態が省略されていた時には、そ
のタイムスロットと共にチャネルを構成するチャネルの
状態に従って、状態遷移することにしてあるため、多く
のタイムスロットからなるチャネルであっても、そのう
ちの1つのタイムスロットを状態遷移させるだけで、整
合性のある状態遷移を実現することができる。矛盾やエ
ラーを検出しなかった場合には、そのまま、図55に示
す形式のタイムスロット毎の構造CTに再格納し、矛盾
やエラーを検出した場合には、設定内容に注意を促す記
述を加えて、図55に示す形式のタイムスロット毎の構
造CTに再格納する。図61に、矛盾やエラーを検出し
た場合に、設定内容に加えられる注意を促す記述の例を
示す。
【0174】図62は、本発明の第3の実施例の設定内
容の矛盾検出処理を説明するためのフローチャートであ
る。 ステップ8041) CLに格納されたタイムスロット
の系列からタイムスロットを1つ取り出して、一時的に
一時記憶部207のT1に格納する。
【0175】ステップ8042) CTに格納されたタ
イムスロット毎の設定内容から、TIに格納されたタイ
ムスロットに対応するものを取り出し、状態遷移フィー
ルドの内容をSIに格納する。 ステップ8043) SIの内容に従って、現在の状態
と遷移先の状態を解釈し、現在の状態を一時記憶部20
7のIAに、遷移先の状態を一時記憶部207のIBに
それぞれ格納する。この実施例における解釈の方法につ
いては図57を参照されたい。
【0176】ステップ8044) 一時記憶部207の
IAとSAを比較する。等しくない場合には、ステップ
8045に移行し、等しい場合にはステップ8046に
移行する。 ステップ8045) 『現在状態の設定が矛盾していま
す』というエラーメッセージを一時記憶部207EMの
現在の内容の後に格納し、ステップ8048に移行す
る。
【0177】ステップ8046) 一時記憶部207I
Bの内容を検査する。IBが空だった場合には、ステッ
プ8048に移行し、IBの内容がそれ以外であった場
合には、ステップ8047に移行する。 ステップ8047) 『遷移先状態の設定が矛盾してい
ます。』というエラーメッセージをワークメモリ100
0のEMの現在の内容の後に格納する。
【0178】ステップ8048) CLに格納された全
てのタイムスロット番号に対して処理が終わるまでステ
ップ8041からステップ8047の処理を繰り返す。 ステップ8049) 一時記憶部207のEMが空だっ
た場合には、ステップ8050に移行する。空でなかっ
た場合には、ステップ8050に移行する。
【0179】ステップ8050) 状態遷移を行う。図
55に示す形式のタイムスロット毎の構造CTの状態遷
移のフィールドをSBの内容に基づいて書き換える。 ステップ8051) CLに格納された全てのタイムス
ロット番号に対して処理が終わるまで、ステップ805
0の処理を繰り返す。
【0180】ステップ8052) エラーメッセージの
書込みを行う。図55に示す形式のタイムスロット毎の
CTの状態遷移のフィールドに一時記憶部207のEM
の内容を書き加える。 ステップ8053) CLに格納されたすべてのタイム
スロット番号に対して処理が終わるまで、ステップ80
52の処理を繰り返す。
【0181】4. [第4の実施例] 次に、本発明の第4の実施例を説明する。図63、図6
4は、本発明の第4の実施例のシステム関係図である。
本実施例では、前述の第1の実施例における入力セル順
序ファイル1003を入力セル順序ファイル生成部21
0によって、自動的に作成するものである。入力セル順
序ファイル生成部210は、STM設定表1001に記
された各チャネルの呼速度に比例する数のセルをチャネ
ル毎に均等に分散させたセル列順序ファイル1003を
得ることができる。入力セル順序ファイル生成部210
により自動生成された入力セル順序ファイル1003
は、正常な比率を生成することができるので、このファ
イルに適当な編集を加えることによって、入力ATMセ
ルファイル1006に正常な場合からの変動を容易に加
えることができる。そのため、入力ATMセルが正常な
比率から変動した条件での被試験装置600の動作を試
験するための入力ATMセルファイルの作成が容易とな
る。
【0182】図65は、本発明の第4の実施例の入力セ
ル順序ファイル生成処理のフローチャートである。 ステップ901) 前述の第1の実施例の図10に示し
た形式のSTM設定表1001を読み込み、図15に示
す形式のタイムスロット毎の構造CCに格納する。
【0183】ステップ902) 図15に示す形式のタ
イムスロット毎の構造CCから全てのチャネルの呼速度
の値を加算していき、合計値を計算し、これを一時記憶
部207のMに格納する。 ステップ903) 図11に示す形式の入力セル順序フ
ァイル1003に出力したセル属性数の総数を初期化す
る。値を1としてこれを一時記憶部207のLに格納す
る。
【0184】ステップ904) 図11に示す形式の入
力セル順序ファイル1003に出力したセル属性数をチ
ャネル番号毎に記録しておく構造CDの初期化を行う。
CCに属しているすべてのチャネルをCDにも登録し、
すべての要素の値を0とする。図66は、本発明の第4
の実施例のチャネル毎の既出力セル数を記録する構造C
Dを示す。
【0185】ステップ905) 入力セル順序ファイル
生成部210のセルチャネル番号選択部は、セル属性と
なるチャネル番号を選択する。詳細は、図67に後述す
る。 ステップ906) ステップ905で選択したチャネル
番号をセル属性として図11に示す形式の入力セル順序
ファイル1003に1セル分の属性を出力する。
【0186】ステップ907) 図66に示すワークメ
モリ100内の形式の構造CDの要素を更新する。出力
したセル属性のチャネル番号に対応する構造CDの内容
を値1だけ増加させる。 ステップ908) 図11に示す形式の入力セル順序フ
ァイル1003に出力したセル属性数の総数を更新す
る。一時記憶部207のLの値をインクリメントする。
【0187】ステップ909) 一時記憶部207のL
の値がMを越えていないければ、ステップ905、90
6、907、908の処理を繰り返して実行する。 上記のステップ905のチャネル番号選択部の処理を説
明する。図67は、本発明の第4の実施例のチャネル番
号選択処理のフローチャートである。
【0188】ステップ9051) 作業変数を初期化す
る。値(−1)をDに格納する。 ステップ9052) 作業変数を初期化する。値(−
1)をCに格納する。 ステップ9053) CCに属する未処理のチャネル番
号を選んでその値をiに格納する。
【0189】ステップ9054)
【0190】
【数1】 を計算して、その値をXに格納する。ここで、CD
(i)は構造CDのチャネル番号iに格納されている
値、N(i)は、構造CCのチャネル番号iに格納され
ている値を意味する。
【0191】ステップ9055) 条件分岐である。X
の値がDの値よりも大きければ、以下ステップ905
6、ステップ9057を省略して、ステップ9058に
移行する。 ステップ9056) Xの値をDに格納する。
【0192】ステップ9057) チャネル番号iの値
をCに格納する。 ステップ9058) チャネル番号iに格納されている
値に対応するチャネルを処理済みとする。 ステップ9059) CCに属する未処理のチャネル番
号を選択することができなければ繰り返しを終了する。
選択することができた場合には、ステップ9053から
ステップ9058を繰り返す。
【0193】ステップ9060) 上記のステップでC
に格納されている値をチャネル番号として選択する。 なお、上記の実施例では、一時的に格納する場合に、各
処理装置200内の記憶機能を持たせて、一時記憶部と
して中間的に現れる値を格納しているが、この例に限定
されることなく、記憶装置100内のワークエリアを用
いて行ってもよい。
【0194】なお、本発明は、上記の実施例に限定され
ることなく、特許請求の範囲内において種々変更・応用
が可能である。
【0195】
【発明の効果】上述のように本発明によれば、典型的な
試験データの設計と生成とに伴う人為的なミスが減少
し、作業日数が削減される。さらに、被試験装置が行う
試験項目が複雑になっても試験に要する時間があまり増
大しないため、従来に比べて多くの試験項目を実施し、
問題点を探し出すことが可能となる。
【0196】また、本発明の方法によれば、被試験装置
の正常動作が保証される試験データが生成されるが、イ
ンタフェースとなっているファイルを独立に操作するこ
とができるため、異常動作の試験も行うことが可能であ
る。そのため、正常なデータを加えた場合の動作試験に
引続き、異常なデータを加えた場合の動作試験に速やか
に移行することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の原理を説明するためのフローチ
ャートである。
【図2】本発明の第2の原理を説明するためのフローチ
ャートである。
【図3】本発明の第3の原理を説明するためのフローチ
ャートである。
【図4】本発明の第4の原理を説明するためのフローチ
ャートである。
【図5】本発明の第1の実施例の機能試験装置のシステ
ム構成図である。
【図6】本発明の第1の実施例の記憶装置に格納される
内容を示す図である。
【図7】本発明の第1の実施例のシステム関係図(その
1)である。
【図8】本発明の第1の実施例のシステム関係図(その
2)である。
【図9】本発明の第1の実施例の概要動作を示すフロー
チャートである。
【図10】本発明の第1の実施例のSTM設定表の構成
図である。
【図11】本発明の第1の実施例の入力セル順序ファイ
ルの構成図である。
【図12】本発明の第1の実施例の入力フレーム属性フ
ァイルの構成図である。
【図13】本発明の第1の実施例のデータ変換設定処理
のフローチャートである。
【図14】本発明の第1の実施例の被試験装置の設定内
容を示す図である。
【図15】本発明の第1の実施例の被試験装置の設定内
容を示す図である。
【図16】本発明の第1の実施例の被試験装置設定ファ
イルの構成図である。
【図17】本発明の第1の実施例の被試験装置設定ファ
イルの生成処理のフローチャートである。
【図18】本発明の第1の実施例のSTMフレーム生成
処理のフローチャートである。
【図19】本発明の第1の実施例のSTMフレーム生成
処理における1フレームデータの生成処理のフローチャ
ートである。
【図20】本発明の第1の実施例の被試験装置入力ST
Mフレームファイルを示す図である。
【図21】本発明の第1の実施例の入力ATMセル生成
処理のフローチャートである。
【図22】本発明の第1の実施例の被試験装置入力AT
Mセルファイルを示す図である。
【図23】本発明の第1の実施例における調歩空きセル
の挿入動作のフローチャートである。
【図24】本発明の第1の実施例の検査照合処理を示す
フローチャートである。
【図25】本発明の第1の実施例の出力ペイロード期待
値(チャネル毎)構造データを示す図である。
【図26】本発明の第1の実施例の出力フレームペイロ
ード期待値(チャネル毎)構造データを示す図である。
【図27】本発明の第1の実施例の被試験装置出力セル
ペイロード(チャネル毎)構造データを示す図である。
【図28】本発明の第1の実施例の被試験装置出力ペイ
ロード(チャネル毎)構造データを示す図である。
【図29】本発明の第1の実施例の被試験装置出力セル
のペイロード検査結果(チャネル毎)構造データを示す
図である。
【図30】本発明の第1の実施例の全チャネルのEC生
成処理のフローチャートである。
【図31】本発明の第1の実施例の各チャネルのECに
1フレーム分を追加する処理のフローチャートである。
【図32】本発明の第1の実施例の全チャネルEF生成
処理のフローチャートである。
【図33】本発明の第1の実施例の各チャネルのEFに
1セル分追加する処理のフローチャートである。
【図34】本発明の第1の実施例の装置セル検証・読み
込み処理のフローチャートである。
【図35】本発明の第1の実施例の被試験装置出力セル
のAALヘッダ期待値(チャネル毎)構造データを示す
図である。
【図36】本発明の第1の実施例の被試験装置出力セル
のAALヘッダエラー(チャネル毎)構造データを示す
図である。
【図37】本発明の第1の実施例のAALヘッダ検査処
理のフローチャートである。
【図38】本発明の第1の実施例の装置出力フレーム読
み込み処理のフローチャートである。
【図39】本発明の第1の実施例の全チャネルEC・S
Cの比較処理のフローチャートである。
【図40】本発明の第1の実施例のペイロードの比較方
法を説明するための図である。
【図41】本発明の第1の実施例の全チャネルEF・S
F比較処理のフローチャートである。
【図42】本発明の第1の実施例の被試験装置出力フレ
ームのペイロード検査結果(チャネル毎)構造データを
示す図である。
【図43】本発明の第2の実施例のシステム関係図(そ
の1)である。
【図44】本発明の第2の実施例のシステム関係図(そ
の2)である。
【図45】本発明の第2の実施例のSTM設定表パラメ
ータファイルの構成図である。
【図46】本発明の第2の実施例のSTM設定表生成部
の動作を説明するための図である。
【図47】本発明の第2の実施例のSTM設定表生成部
の処理のフローチャートである。
【図48】本発明の第2の実施例の呼速度をチャネル番
号毎に格納した構造NCを示す図である。
【図49】本発明の第2の実施例の属性をチャネル番号
毎に格納した構造PCを示す図である。
【図50】本発明の第2の実施例のタイムスロット番号
順序表を示す図である。
【図51】本発明の第3の実施例のSTM設定表の形式
を示す図である。
【図52】本発明の第3の実施例のシステム関係図(そ
の1)である。
【図53】本発明の第3の実施例のシステム関係図(そ
の2)である。
【図54】本発明の第3の実施例のSTM設定表状態管
理部の処理フローチャートである。
【図55】本発明の第3の実施例のタイムスロット毎の
構造CT(状態つき)を示す図である。
【図56】本発明の第3の実施例のチャネル毎のタイム
スロット構造を示す図である。
【図57】本発明の第3の実施例の状態遷移の解釈を示
す図である。
【図58】本発明の第3の実施例のチャネル毎の構成タ
イムスロット格納構造読出し決定を示す図である。
【図59】本発明の第3の実施例の状態遷移と被試験装
置への設定内容の関係を示す図である。
【図60】本発明の第3の実施例の状態遷移図である。
【図61】本発明の第3の実施例のSTM設定状態管理
部での矛盾やエラー検出のメッセージの例を示す図であ
る。
【図62】本発明の第3の実施例の設定内容の矛盾検出
処理を説明するためのフローチャートである。
【図63】本発明の第4の実施例のシステム関係図(そ
の1)である。
【図64】本発明の第4の実施例のシステム関係図(そ
の2)である。
【図65】本発明の第4の実施例の入力セル順序ファイ
ル生成処理のフローチャートである。
【図66】本発明の第4の実施例のチャネル毎の既出力
セル数を記録する構造を示す図である。
【図67】本発明の第4の実施例のチャネル番号選択処
理のフローチャートである。
【図68】従来の試験手順を示すフローチャートであ
る。
【符号の説明】
100 記憶装置 101 第1の記憶部 102 第2の記憶部 103 第3の記憶部 104 第4の記憶部 105 第5の記憶部 106 第6の記憶部 107 第7の記憶部 108 第8の記憶部 109 第9の記憶部 110 第10の記憶部 111 第11の記憶部 114 第12の記憶部 115 第13の記憶部 120 信号記録部 200 処理装置 201 被試験装置設定ファイル生成部 202 入力STMフレームファイル生成部 203 入力ATMセルファイル生成部 204 信号生成部 205 被試験装置出力ATMセル照合部 206 被試験装置出力STMフレーム照合部 207 一時記憶部 208 STM設定表状態管理部 209 STM設定表生成部 300 操作装置 400 入力装置 500 出力装置 600 被試験装置 1001 STM設定表 1002 入力フレーム属性ファイル 1003 入力セル順序ファイル 1004 被試験装置設定ファイル 1005 入力STMフレームファイル 1006 入力ATMフレームファイル 1007 被試験装置出力ATMセルファイル 1008 被試験装置出力STMフレームファイル 1009 変換機能(フレームからセルへ)試験結果 1010 変換機能(セルからフレームへ)試験結果 1011 STM設定パラメータファイル 1020 STM設定管理表 1030 設定矛盾
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04L 12/56 400

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 同期転送型フレームと非同期転送型フレ
    ームを相互変換する装置の試験を行う際に、被試験装置
    を試験する物理的な信号を生成し、試験により該被試験
    装置が生成する物理的な信号を検査するフレーム変換装
    置の機能試験方法であって、 前記被試験装置が同期転送型フレームと非同期転送型フ
    レームをどのように相互変換するかを該同期転送型フレ
    ームのタイムスロット番号で区分された第1の表形式T
    でタイムスロット毎に記述する第1のステップと、 前記第1の表形式Tに基づいて前記同期転送型フレーム
    と前記非同期転送型フレームをどのように相互変換する
    かの形態を前記被試験装置に与える信号を生成する第2
    のステップと、 前記第1の表形式Tと前記被試験装置に入力する試料フ
    レームの構造の特徴をフレーム番号に対して表示した第
    2の表形式Fに基づいて、前記被試験装置に与える同期
    転送型フレームの信号を生成する第3のステップと、 前記第1の表形式Tと前記被試験装置に入力する試料セ
    ルの入力順序を非同期転送型フレームヘッダと1対1に
    対応するパラメタによって表した第3の表形式Cに基づ
    いて、前記被試験装置に与える非同期転送型フレームの
    信号を生成する第4のステップと、 試験により前記被試験装置が生成する非同期転送型のフ
    レームの信号を前記第1の表形式Tと前記第2の表形式
    Fに基づいて検査照合する第5のステップと、 試験により前記被試験装置が生成する同期転送型のフレ
    ームの信号を前記第1の表形式Tと前記第3の表形式C
    に基づいて検査照合する第6のステップよりなることを
    特徴とするフレーム変換装置機能試験方法。
  2. 【請求項2】 前記第1のステップを実行する前に、 前記被試験装置がまとめて変換する同期転送型フレーム
    のいくつかのタイムスロットを集合とし、該集合に番号
    を付与し、該番号毎に前記被試験装置が同期転送型フレ
    ームと非同期転送型フレームをどのように相互変換する
    かを前記第4の表形式Sに記述しておき、 前記第4の表形式Sから前記第1の表形式を生成する処
    理を行う請求項1記載のフレーム変換装置機能試験方
    法。
  3. 【請求項3】 前記第1、第2のステップの処理を省略
    し、前記第3のステップを実行する前に、 前記第1の表形式Tによる設定を行った第1の内容T1
    と別の設定を行う第2の内容T2のいずれか一方の内容
    を有効とするか、または両方の内容とも無効にするかの
    選択を前記同期転送型フレームのタイムスロット番号で
    区分された第5の表形式Uでタイムスロット毎に記述し
    ておき、 前記第5の表形式Uに基づいて、前記第5の表形式Uの
    中の記述の矛盾を検出し、 検出された前記矛盾を訂正して、前記第5の表形式U’
    を再構成し、 再構成された前記第5の表形式U’に基づいて前記同期
    転送型フレームと前記非同期転送型フレームの相互変換
    形式を前記被試験装置に与える信号を生成し、 前記再構成された前記第5の表形式U’に基づいて前記
    被試験装置に現在設定されている設定内容を前記第1の
    表形式で生成する処理を行う請求項1記載のフレーム変
    換装置機能試験方法。
  4. 【請求項4】 前記第4のステップを行う前に、 前記第1の表形式Tに基づいて、非同期転送型フレーム
    信号のパケットヘッダ表を生成する請求項1記載のフレ
    ーム変換装置機能試験方法。
  5. 【請求項5】 同期転送型フレームと非同期転送型フレ
    ームを相互変換する装置の試験を行う物理的な信号を生
    成し、該装置が生成する物理的な信号を検査するフレー
    ム変換装置の機能試験装置において、 被試験装置毎に一意に決定される同期転送型フレームと
    非同期転送型フレームの相互変換データをタイムスロッ
    ト毎に設定された第1の変換設定表を生成する変換設定
    データ生成手段と、 前記第1の変換設定表に基づいて同期転送型フレームと
    非同期転送型フレームをどのように相互変換するかの情
    報に従って、形前記被試験装置に与える試験データを生
    成する試験データ生成手段と、 前記試験データ生成手段により生成された前記試験デー
    タを前記被試験装置に入力し、試験を行う試験実行手段
    と、 前記試験実行手段により実行された試験結果と、期待値
    とを照合する照合手段を有することを特徴とするフレー
    ム変換装置の機能試験装置。
  6. 【請求項6】 前記第1の変換設定表は、 前記タイムスロット毎に付与されるタイムスロット番号
    と、該タイムスロット番号を列方向とし、各行に前記タ
    イムスロットに与えた設定内容とを有する請求項6記載
    のフレーム変換装置の機能試験装置。
  7. 【請求項7】 前記変換設定データ生成手段は、 前記被試験装置がまとめて変換する同期転送型フレーム
    にいくつかのタイムスロットを集合とし、該集合毎に番
    号を付与し、該番号毎に前記被試験装置がどのように相
    互変換するかをパラメタ与えて第2の変換設定表を記述
    するパラメタ化変換設定表生成手段と、 前記パラメタ化変換設定表生成手段により生成された前
    記第2の変換設定表の情報から前記第1の変換設定表を
    生成する第2の変換設定データ生成手段とを有する請求
    項5記載のフレーム変換装置の機能試験装置。
  8. 【請求項8】 前記変換設定データ生成手段は、 前記第1の変換設定表の設定を行う第1の内容と、該第
    1の内容と別の設定を行う第2の内容とを有し、該第1
    の内容と該第2の内容のいずれを有効するか、どちらも
    無効とするかの選択情報により前記同期転送型フレーム
    のタイムスロット番号で区分された状態管理表を生成す
    る状態管理表生成手段と、 前記状態管理表の矛盾を検出し、該矛盾を訂正して、訂
    正済状態管理表を生成する矛盾訂正手段と、 前記矛盾訂正手段により訂正された前記訂正済状態管理
    表に基づいて前記第1の変換設定表を生成する第3の変
    換設定データ生成手段とを有し、 前記試験データ生成手段は、 前記訂正済状態管理表に基づいて、前記被試験装置に現
    在設定されている設定内容を前記第1の変換設定表を用
    いて生成する手段を有する請求項5記載のフレーム変換
    装置の機能試験装置。
  9. 【請求項9】 前記試験データ生成手段は、 前記第1の変換設定表と前記被試験装置に入力する試料
    フレームの構造の特徴をフレーム番号に対応する表に基
    づいて前記同期転送型フレームの信号を生成する同期転
    送型フレーム生成手段と、 前記第1の変換設定表と前記被試験装置に入力する試料
    セルの入力順序を非同期転送型フレームヘッダと1対1
    に対応するパラメタによって表された表に基づいて、前
    記非同期転送型フレーム信号を生成する非同期転送型フ
    レーム生成手段とを有する請求項5記載のフレーム変換
    装置の機能試験装置。
  10. 【請求項10】 前記非同期転送型フレーム生成手段
    は、 前記第1の変換設定表に記述されている各チャネルの呼
    速度に比例する数のセルをチャネル毎に均等に分散され
    た入力セルの前記被試験装置への入力順序情報を生成す
    る順序情報生成手段と、 前記順序情報生成手段に基づいて、前記非同期転送型フ
    レーム信号を生成する第2の非同期転送型フレーム信号
    生成手段とを含む請求項9記載のフレーム変換装置の機
    能試験装置。
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