JP3415572B2 - 水位標 - Google Patents

水位標

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JP3415572B2
JP3415572B2 JP2000223602A JP2000223602A JP3415572B2 JP 3415572 B2 JP3415572 B2 JP 3415572B2 JP 2000223602 A JP2000223602 A JP 2000223602A JP 2000223602 A JP2000223602 A JP 2000223602A JP 3415572 B2 JP3415572 B2 JP 3415572B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、河川の護岸の法
面の傾斜に沿った上下方向に固定し、河川の現在の水位
が洪水に対して安全な安全水位なのか、注意(警戒)水
位なのか、危険水位なのかを知らせ、危険水位のときは
流域の住民に自主避難等の態勢をとらせるための水位標
に関する。
【0002】
【従来の技術】水位標は従来から公知であるが、従来の
ものは、法面の傾斜に沿った上下方向に固定された棒状
体からなり、水位を示す目盛りが上下方向に記してあ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】河川が増水して洪水注
意水位になったのか、洪水危険水位になったのかを知る
には、棒状体に近付き、水面が位置する目盛りを目視し
て判断しなければならず、殊に夜間や荒天時は目盛りを
目視するために電灯を携行して目盛りを照らす必要があ
り、手数がかゝる上に、危険を伴う。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上述した従来の
水位標の問題点を解消するために開発されたもので、請
求項1の水位標は、河川の護岸法面の傾斜に沿った上下
方向に固定され、下端から内部に河川の水が浸入できる
透明な筒体と、フロートを備え、上記筒体の内部に昇降
可能に収容され、筒体の内部に浸入した水によって筒体
の内部で昇降する昇降体とからなり、上記筒体には内部
に浸入した水の水位が洪水に対して危険領域にあるの
か、警戒領域にあるのか、安全領域にあるのかを示す複
数の領域表示を設け、前記昇降体には電源と、電源と接
続して点灯する光源とを搭載したことを特徴とする。前
記筒体は、護岸法面の傾斜に沿い上下方向に固定されて
上流からの水流をそらせる保護部材の下流に固定しても
よいし、上記保護部材の下流側の面に固定してもよい。
又、筒体の下端には昇降体の脱出を防ぐ通水可能な底蓋
を設けておくことが好ましい。
【0005】
【発明の実施の形態】図示の各実施形態において、10
は河川の護岸の法面、11は上下が開放した筒体、21
は筒体中を昇降可能な昇降体を示す。筒体11はプラス
チックや強化ガラス製の透明なもので、直径は約200
mm程度、長さは護岸法面10の上下方向の長さ(護岸
法長)に応じて定めるが、通常は4〜5mでよい。そし
て、図示の実施形態では、上端を法面の上端にほゞ一致
させて法面の傾斜に沿った上下方向に固定した場合、法
面が5部勾配のとき、垂直方向の高さ1mを法長に換算
すると1.118mになるので、筒体の外面の上端から
下1.118mの区間は例えば赤色に着色して危険領域
表示11a、それから下1.118mの区間は例えば黄
色に着色して警戒領域表示11b、それから下端までを
安全領域表示11cとして透明なまゝにする。尚、上記
領域表示11a、11bの長さは法面の勾配に応じ法長
に換算して定める。
【0006】昇降体21は、上記筒体中に下端から浸入
した水の水位に応じて筒体の内部で昇降するためにフロ
ート22を備えた橇形本体21′を有し、本体21′に
は光源23としての電灯や発光ダイオード、及び電源2
4としての太陽電池などを搭載し、光源23は電源24
と接続して24時間点灯状態であってもよいし、自動点
滅器も搭載し、夜間ないし暗い荒天時にのみ点灯するよ
うにしてもよい。尚、昇降体21が筒体11の下端から
脱出するのを防ぐため、筒体の下端には網12などを張
った通水可能な底蓋13を取外し可能に取付け、水が下
端から出入できるようにすると共に、取外して下端から
昇降体を取出し、電源、光源の保守、点検や、交換、筒
体11の内面の汚れを除去する洗浄を可能にすることが
好ましい。
【0007】図1の実施形態では、昇降体21を内蔵し
た筒体11を、前述したように、上端を護岸法面10の
上端にほゞ一致させて法面の傾斜に沿った上下方向に配
置し、下端は平常の水面Wから上に離してある(図1A
参照)。
【0008】筒体11を法面10に対して固定するた
め、例えば筒体の上下方向複数の位置に筒体よりも幅が
広い支持板14をΩ形の支持具15と、ボルト16など
で取付け、各支持板の左右各端部をアンカーボルト17
などで法面10に固定する。
【0009】これにより、河川が増水し、水面W′が筒
体11の下端より上になった場合、上流からの水流は支
持板14の厚さによって生じた法面10と筒体11との
間隔Sを流れ、水流が筒体11に強い衝撃を加えるのを
防ぐ。そして筒体の内部に下端から浸入した水で昇降体
21は上昇し、光源が点灯している領域表示によって現
在の水位が安全領域にあるのか、洪水に対する警戒領
域、或いは危険領域にあるのかを遠方から知ることがで
きる(図1D参照)。
【0010】筒体11を固定した護岸法面10の直ぐ上
流の位置に、筒体11と平行に、断面形状が直角三角形
で、斜面を上流に向けた保護材18を図1(B)に示す
ようにアンカーボルト17などで固定しておくことが好
ましい。この保護材18の長さを筒体11とほゞ同じ
か、それよりも長くしておくと、増水したときに、保護
材の上流に向いた斜面18aが上流から水流に乗って流
れてくる異物を筒体11からそらせ、迂回させるので筒
体を破損から保護することができる。
【0011】図1の実施形態では筒体11と保護材18
を、別々に法面10に上下方向に平行して固定したが、
図2の実施形態のように法面の傾斜に沿って上下方向に
アンカーボルト17などで固定した前記保護部材18の
下流に向いた垂直面18bの上下複数位置に筒体11を
Ω形の支持具15とネジ釘16′などで固定すれば、支
持板14、支持板を法面に固定するアンカーボルト17
を省略でき、且つ固定の手数も減らせる。
【0012】いずれの実施形態においても、昇降体に搭
載した電源24が太陽電池である場合、水面が筒体11
の下端より下にあって昇降体21が底蓋13上に降下し
ているとき、或いは水が筒体内に浸入して昇降体が筒体
中を上昇しても透明な安全領域11cに位置していると
き、昼間であれば太陽電池は太陽の照射により変換した
電気エネルギーを蓄電する。
【0013】又、保護材と併用するとき、昇降体21が
筒体中を昇降する際に回転して、光源23が保護材18
の垂直面18bに向くと、光源が危険、警戒、安全のど
の領域で点灯しているのか、分かりにくゝなるのを防ぐ
ことが好ましい。それには、筒体11の断面形状を円形
以外の多角形、楕円形、小判形など非円形にし、昇降体
の本体21′やフロート22の断面形状も上記筒体の内
形に対応した非円形にして昇降の際に昇降体21が筒体
中で回転するのを阻止し、光源23や、電源が太陽電池
の場合はその受光面が保護材の水直面18bに向かない
ようにする。
【0014】更に、筒体11の上端は開放していてもよ
いが、そうすると上端から筒体内に雨水やゴミが入り、
筒体を汚したり、筒体内の水位による昇降体の昇降を阻
害することがある。従って、筒体の上端はキャップ19
を被せて塞ぎ、筒体の上端部周側に通気孔20を設けて
おくことが好ましい。
【0015】
【発明の効果】以上で明らかなように、本発明によれば
法面の傾斜に沿った上下方向に、洪水に対する危険、警
戒、安全などの領域を表現した筒体を固定し、筒体の内
部に、光源、電源、フロートを備え、且つ筒体の内部に
下端から浸入した水によって昇降可能な昇降体を収納
し、少なくとも夜間、荒天時は光源は点灯するので、昇
降体が筒体の内部に浸入した水で上昇し、そのとき光源
が筒体の危険、警戒、安全のどの領域で点灯しているの
かを離れた場所から視認し、その時点での水位を安全に
識別できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の水位標の一実施形態を示し、(A)
は側面図、(B)は(A)のB−B線での拡大断面図、
(C)は(A)のC−C線での断面図、(D)は水位の
上昇により昇降体が筒体内で上昇した状態の要部の拡大
断面図。
【図2】この発明の水位標の他の一実施形態で、(A)
は正面図、(B)は図1(B)と同様な拡大断面図。
【符号の説明】
10 護岸の法面 11 筒体 11a、11b、11c 洪水に対する領域表示 21 昇降体 23 光源 24 電源
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平8−166276(JP,A) 実開 平6−4627(JP,U) 実開 平1−117523(JP,U) 実公 昭41−6714(JP,Y1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01F 23/00 - 25/00

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 河川の護岸法面の傾斜に沿った上下方向
    に固定され、下端から内部に河川の水が浸入できる透明
    な筒体と、フロートを備え、上記筒体の内部に昇降可能
    に収容され、筒体の内部に浸入した水によって筒体の内
    部で昇降する昇降体とからなり、上記筒体には内部に浸
    入した水の水位が洪水に対して危険領域にあるのか、警
    戒領域にあるのか、安全領域にあるのかを示す複数の領
    域表示を設け、前記昇降体には電源と、電源と接続して
    点灯する光源とを搭載したことを特徴とする水位標。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の水位標において、前記
    筒体を、護岸法面の傾斜に沿い上下方向に固定されて上
    流からの水流をそらせる保護部材の下流に固定したこと
    を特徴とする水位標。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の水位標において、前記
    筒体を、上記保護部材の下流側の面に固定したことを特
    徴とする水位標。
  4. 【請求項4】 請求項1から3のどれか1項に記載の水
    位標において、筒体の下端には昇降体の脱出を防ぐ通水
    可能な底蓋を設けたことを特徴とする水位標。
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