JP3407945B2 - 光回路部品 - Google Patents

光回路部品

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JP3407945B2
JP3407945B2 JP23249193A JP23249193A JP3407945B2 JP 3407945 B2 JP3407945 B2 JP 3407945B2 JP 23249193 A JP23249193 A JP 23249193A JP 23249193 A JP23249193 A JP 23249193A JP 3407945 B2 JP3407945 B2 JP 3407945B2
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健男 清水
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光通信システムにおい
て、光の分波や合波を行う光回路部品に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】光通信システムにおいて、光の分波や合
波が行われており、図6には、スターカップラ(ツリー
スプリッタ)による光の分波伝送システムの一例が示さ
れている。同図において、1×8型のスターカップラ
(1つの光通路から入射される光を8つの光通路に分け
るカップラ)20の入射側には、入射側の伝送路31が接続
されており、スターカップラ20の出射側には、それぞ
れ、狭帯域バンドパスフィルタ8c1〜8c8を介し
て、複数の出射側の伝送路9c1〜9c8が接続されて
いる。狭帯域バンドパスフィルタ8c1〜8c8は、フ
ィルタ8c1〜8c8の受光面で受光した光のうち、例
えば、フィルタ8c1は波長がλ0 とλc1の光を透過
し、それ以外の波長の光は反射、又は吸収し、フィルタ
8c2は波長がλ0とλc2の光を透過するといったよう
に、所定の波長の光のみを選択的に透過させるフィルタ
である。
【0003】図6のシステムは、入射側の伝送路31か
ら、例えば、波長がλ0 のパワー光と、波長がλc1〜λ
c8までの複数の異なる波長を有する多波長光を共に入射
させて、パワー光の強度を8等分し、多波長光を各波長
ごとに8つの異なる波長の光に分配し、同図に示される
ように、出射側の伝送路9c1には波長がλ0 とλc1
光を通し、伝送路9c2には波長がλ0 とλc2の光を通
すといったように、各出射側の伝送路9c1〜9c8
に、λ0 の波長の光とλc1〜λc8の異なる波長の光とを
1つずつ組み合わせて通すように構成したものである。
【0004】このシステムにおいては、入射側の伝送路
31から光を入射させると、スターカップラ20により、各
波長λ0 ,λc1〜λc8の光の強度が8等分されて、出射
側の伝送路9c1〜9c8側に送られるが、そのとき、
所定の波長の光のみが狭帯域バンドパスフィルタ8c1
〜8c8により選択的に透過され、他の光はフィルタ8
c1〜8c8を透過しないために、前記のように、例え
ば、伝送路9c1にはλ0 とλc1の波長の光が通される
といったように、λ0 の波長の光とλc1〜λc8の各波長
の光が1つずつ組み合わされて、各出射側の伝送路9c
1〜9c8に通されるしくみとなっている。
【0005】このような光分波伝送システムを利用し
て、光ファイバ等の出射側の伝送路の欠陥の有無を検出
することも行われており、その場合は、まず、図6にお
いて、入射側の伝送路31の端面32側に、後方散乱光法に
よる計測装置であるOTDR(Optical Time Domain Re
flectmeter)を接続し、OTDRから、例えば、波長が
λ0 のパワー光と波長がλc1〜λc8の多波長光を入射さ
せる。そして、その光がスターカップラ20で分波され
て、各出射側の伝送路9c1〜9c8に出射されると、
光は各伝送路9c1〜9c8の行き止まり端側で反射し
て、全波長λc1〜λc8の光がOTDRに戻ってくるため
に、その光(戻り光)のうち、例えば、λc1の波長の光
のみを選択してOTDRで検出し、その検出レベルが基
準レベルに達しているか否かにより、図の1番上の伝送
路9c1に欠陥があるかどうかを検出することができ、
同様に、λc2の波長の光のみOTDRで検出すれば、伝
送路9c2の欠陥検出を行うことができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図6で
示したような1×N型のスターカップラ(図6ではN=
8)や、2×N型のスターカップラを用いて光の分波を
行う場合は、入射側の伝送路から通した光は、通常全て
の波長領域の光のパワーがN等分されるため、図6にお
いて、波長がλc1〜λc8の光のうち、例えば、λc1の波
長の光に着目すると、光のパワーが8等分されて対応す
るフィルタ8c1を通して出射側の伝送路9c1を透過
することになり、光のパワーが非常に小さくなってしま
う。同様に、各伝送路9c2〜9c8に通される各光の
パワーも非常に弱くなってしまうため、それを防ぐため
には光のパワーの減少分を補うための強い光を入射させ
ることが必要となり、そのためには、光源のパワーを高
めるための強い電力が必要となり、光源等の装置が大型
化してしまうといった問題があった。
【0007】しかも、スターカップラ20の入射側からパ
ワーの強い多波長光を入射させておきながら、スターカ
ップラ20の出射端側に設けたバンドパスフィルタ8c1
〜8c8等により、所定の波長の光以外をわざわざカッ
トして、所定の波長の光のみを通すようにすることは非
効率的であり、光エネルギの無駄であった。
【0008】また、OTDRを用いて出射側の伝送路の
欠陥を検出する際には、前記のように、OTDRにより
戻り光の検出を行うが、この戻り光の強度は原理上スタ
ーカップラ20で分波されるチャンネル数であるNの2乗
分の1に減衰するため、たとえ、パワーの強い多波長光
を入射させたとしても、Nが大きくなると戻り光の強度
が非常に小さくなって、OTDRによる戻り光の検出が
困難になり、各伝送路9c1〜9c8の欠陥検出ができ
なくなるといった問題があった。
【0009】本発明は、上記従来の課題を解決するため
になされたものであり、その目的は、多波長光の光パワ
ーを分配することなく複数の異なる波長の光に分配し、
多波長光のパワー分配によるエネルギ損失のない光回路
部品を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は次のように構成されている。すなわち、本
発明は、光のパワーを分配する第1の回路と、複数の異
なる波長を有する光を各波長ごとの異なる光に分配する
第2の回路と、複数組の光を1組ずつ合波する第3の回
路を有し、第1の回路に入力するパワー光を第1の回路
で分配して各分配光を第3の回路に入力し、その一方で
複数の異なる波長を有する多波長光を第2の回路で各波
長ごとに異なる波長の複数の光に分配して各波長の分配
光を第3の回路に入力し、第3の回路は前記第1の回路
からの各光に第2の回路から加えられる各光を1つずつ
組み合わせて、パワーが分配されたパワー光と多波長光
の各波長の光を合波する構成とし、さらに、第2の回路
と第3の回路を一体化して1つの回路にまとめ、該回路
を第5の回路として構成し、第5の回路は、光の反射と
透過を共に行う第1のフィルタと、第1のフィルタで反
射した光を受光面で受けて該光を第1のフィルタ側に反
射し、受光面と反対側の背面側から照射される光を透過
する第2のフィルタを有して構成され、第1のフィルタ
は多波長光を入射する入射側の光通路に対向して配設
し、第1のフィルタの受光面と反対側の背面には入射側
の光通路から通された光が第1および第2のフィルタ受
光面間で1回以上反射してから第1のフィルタ受光面に
入る位置に対応させて複数の出射側の光通路を配設し、
入射側の光通路から複数の波長を有する多波長光を入射
したときに第1のフィルタの各出射側光通路の位置に達
した光が各位置で異なる光に選択的に分波されるような
入射角度となるように第1のフィルタ受光面と第2のフ
ィルタ受光面とで形成される角度を設定し、第2のフィ
ルタの背面側から第1の回路によってパワー分配された
パワー光を入射させ、該パワー光が第1のフィルタに達
した位置で該第1のフィルタで選択的に分波される光と
合わせて出射側の伝送路側に出射する構成としたことを
特徴として構成されている。
【0011】また、パワー光と多波長光が合わされた光
をパワー光と多波長光とに分波する第4の回路を第1お
よび第2の回路の入射側に設け、第4の回路で分波した
パワー光を第1の回路に入射させ、多波長光を第2の回
路に入射させる構成としたことも本発明の特徴的な構成
とされている。
【0012】
【0013】
【0014】
【作用】上記構成の本発明において、パワー光は第1の
回路に入力され、第1の回路で光のパワーが分配され
て、各分配光が第3の回路に入力される一方で、多波長
光は第2の回路に入力されて、第2の回路で各波長ごと
に異なる波長の複数の光に分配され、各波長の光が第3
の回路に入力される。そして、第3の回路は、第1の回
路からの各光に第2の回路から加えられる各光を1つず
つ組み合わせて、パワーが分配されたパワー光と多波長
光の各波長の光を合波する。このように、多波長光は光
のパワーを分配されることなく、各波長の分配光に分配
され、パワー分配されたパワー光と合わされるため、多
波長光の各波長の分配光のパワーは維持されたまま、パ
ワー光の分配光と合波される。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1には、本発明と同様な光の分波と合波を行
う、本発明者が提案した光回路部品の第1例が示されて
いる。同図において、入射側の光ファイバ5aは、入射
光を波長が1.3μm帯の光と、波長が1.55μm帯
の光とに分波する第4の回路として機能する光ファイバ
溶融型カップラ4に接続されており、光ファイバ溶融型
カップラ4は、光のパワーを8等分して分配する第1の
回路として機能する石英導波路型の1×8ツリースプリ
ッタ1に、接続用光ファイバ5b2により接続されてお
り、ツリースプリッタ1は、8本の接続用光ファイバ5
c1〜5c8により、複数組の光を1組ずつ合波する第
3の回路として機能する光合波器3に接続されており、
光合波器3には、8本の出射側の光ファイバ5e1〜5
e8がそれぞれ接続されている。
【0016】また、前記光ファイバ溶融型カップラ4
は、多波長光を波長ごとに異なる波長の8つの光に分配
する第2の回路として機能する光分波器2に、接続用光
ファイバ5b1によって接続されており、光分波器2
は、8本の接続用光ファイバ5d1〜5d8により、前
記光合波器3に接続されている。なお、接続用光ファイ
バ5b1は、光ファイバ溶融型カップラ4から伸設され
ている光ファイバの端面と、光分波器2から伸設されて
いる光ファイバの端面を融着接続することにより形成さ
れており、その他の接続用光ファイバも同様に、光合波
器3等の光素子から伸設されている光ファイバの融着接
続により形成されている。前記光分波器2は、グレーテ
ィング素子を用いて多波長光を分配する回路であり、中
心波長1.51〜1.58μmの光を、波長間隔10nm、各波長
での透過半値幅5nmで分配する機能を有している。
【0017】光合波器3は、図2に示すように、8本の
光合波回路6a1〜6a8を有しており、接続用光ファ
イバ5c1の出射側の端部から出射される光が、光合波
器3内に形成されている回路6a1に入射するようにな
っており、接続用光ファイバ5c2の端部から出射され
る光が、光合波器3の回路6a2に入射するようになっ
ているといったように、接続用光ファイバ5c1〜5c
8の出射側の端部から光合波器3に入射した光は、それ
ぞれ、光合波器3の回路6a1〜6a8に入射するよう
になっている。また、同様にして、接続用光ファイバ5
d1〜5d8の出射側の端部から光合波器3に入射した
光は、それぞれ、光合波器3の回路6a1〜6a8に入
射するようになっている。また、光合波器3の各回路6
a1〜6a8の出射端側には、それぞれ、前記出射側の
光ファイバ5e1〜5e8が接続されている。
【0018】第1例の光回路部品は以上のように構成さ
れており、次に、その動作について図1,2に基づいて
説明する。例えば、入射側の光ファイバ5aから、波長
が1.3μm帯のパワー光と、波長が1.51μm〜
1.58μmまでの0.01μm間隔で8個の波長の光
を有する多波長光を合わせて入射すると、その光は、光
ファイバ溶融型カップラ4により、波長が1.3μm帯
のパワー光と、波長が1.55μm帯の多波長光に分配
されて、パワー光は光ファイバ5b2を通ってツリース
プリッタ1に加えられ、多波長光は光ファイバ5b1を
通って光分波器2に加えられる。そして、パワー光はツ
リースプリッタ1により光のパワーが8等分されて、そ
の分配光が光ファイバ5c1〜5c8にそれぞれ通さ
れ、光ファイバ5c〜5c8の端部側から光合波器3の
光合波回路6a1〜6a8にそれぞれ入射する。
【0019】また、その一方で、光分波器2に加えられ
た多波長光は、光分波器2により、中心波長が1.51μ
m,1.52μmといったように、波長間隔0.01μmの8つ
の異なる波長の光に分配され、その波長分配された光が
光ファイバ5d1〜5d8にそれぞれ通され、光ファイ
バ5d1〜5d8の端部側から光合波器3の光合波回路
6a1〜6a8にそれぞれ入射する。
【0020】そして、光合波器3は、光ファイバ5c1
から加えられる波長1.3 μm帯のパワー光の分配光と、
光ファイバ5d1から加えられる波長1.51μmの多波長
光の波長分配光を、光合波回路6a1で組み合わせて合
波し、光ファイバ5c2から加えられる波長1.3 μm帯
のパワー光の分配光と、光ファイバ5d2から加えられ
る波長1.52μmの多波長の波長分配光を、光合波回路6
a2で組み合わせて合波するといったように、ツリース
プリッタ1から光ファイバ5c1〜5c8を通って加え
られる各光と、光分波器2から光ファイバ5d1〜5d
8を通って加えられる各光を、各回路6a1〜6a8で
1つずつ組み合わせて合波する。そして、合波された各
光は、それぞれ光合波器3の各回路6a1〜6a8から
出射側の光ファイバ5e1〜5e8に通される。
【0021】実際に、波長が1.3μm帯のパワー光
と、DFB(DistributedFeed Bac
k )レーザから出射した波長が、1.51〜1.58
μmまでの波長間隔0.01μmの多波長光を合わせ
て、第1例の光回路部品に入射したところ、上記の動作
により光の分波および合波が行われた。そして、出射側
の光ファイバ5e1〜5e8に接続した受光装置によ
り、波長1.31μmのパワー光の各分配光の通過損失
を検出したところ、平均10.5dB、最大10.0d
Bであった。また、同様に、光ファイバ5e1〜5e8
に接続した受光装置により、中心波長1.51μm〜
1.58μmまでの波長間隔0.01μmの各波長の分
配光の通過損失を検出したところ、最大4dBであっ
た。
【0022】第1の光回路部品によれば、上記のよう
な動作により、パワー光は光のパワーを8等分して分配
され、多波長光はパワー分配されずに8つの異なる波長
の光に分配されて、各分配光が1つずつ組み合わされて
合波される。したがって、従来例のように、多波長光も
そのパワーが分配されて光の強度が弱まることはない。
そのため、例えば、入射側の光ファイバ5a側にOTD
Rを接続し、OTDRから光を照射した後、出射側の光
ファイバ5e1〜5e8の行き止まり端側で反射して戻
って来る光のうち、特定の波長の光の強度をOTDRに
より選択的に検出して、光ファイバ5e1〜5e8の欠
陥検出を行う場合にも、従来例のように、多波長光のパ
ワーが分配されて戻り光の検出が困難となり、光ファイ
バ5e1〜5e8の欠陥検出ができなくなるということ
はない。
【0023】また、この回路部品を光通システムに組み
込んで使用するときにも、従来例のように、多波長光の
パワーが分配されることを考慮して、入射側からパワー
の強い多波長光を入射させる必要もなく、従来例のよう
に、パワーの強い光を入射させておきながら、その後、
出射側の光ファイバ5e1〜5e8側で、フィルタ等を
用いて必要な波長の光を選択的に取り出し、他の波長の
光は除くといった非効率的な操作も必要なくなり、非常
に効率的に光の分波・合波を行うことができる。
【0024】そして、実際に、各光の透過損失を検出し
た結果からもわかるように、光回路部品を通過して光回
路部品から出射される各光の通過損失も小さく、光の分
波・合波を精度良く行うことができる。
【0025】図3には、本発明と同様な光の分波と合波
を行う、本発明者が提案した光回路部品の第2例が示さ
れている。第2例が第1例と違う点は、光分波器2と光
合波器3の代わりに、それらを一体化した第5の回路と
して機能する光分波合波器10を設け、この光分波合波
器10により、多波長光を各波長ごとの異なる光に分配
すると共に、その分配した各光をツリースプリッタ1で
分配された各光と1つずつ組み合わせる構成としたこと
である。
【0026】第2例も第1例と同様に動作するが、第
では、図4に示すように、多波長光は光分波合波器1
0により、1.51μm,1.52μmといったよう
に、1.51μm〜1.58μmの波長間隔10μmの
異なる波長の光に分配されて、それぞれ回路6b1〜6
b8に通され、波長分配された各光がツリースプリッタ
1でパワー分配された1.3μm帯の各光と1つずつ組
み合わされて、各出射側の光ファイバ5e1〜5e8か
ら出射される。第2例も第1例と同様の効果を奏し、さ
らに、第2例では、光分波合波器10内で多波長光の波
長分配された各光を、パワー光の分配光と合波すること
ができるために、より通過損失の小さいものとすること
ができる。
【0027】図5には、本発明の光回路部品の実施例が
示されている。なお、本実施例の説明において、前記第
1例および第2例と共通の構成部分には共通用語を使用
して説明する。この実施例の光回路部品は、チップ寸法
が横30mm,縦4mmのシリコン基板上に形成した石
英導波路チップに、光導波路である8μm角のコア7に
より導波路パターンが形成されたものであり、コア7と
その周りのクラッドとの比屈折率差が0.25%、コア
7の屈曲部曲げ半径が50mmとなっている。この光回
路部品では、図の点線枠内に囲まれた方向性結合部分1
4が、1.3μm帯のパワー光と1.55μm帯の多波
長光に分波する第4の回路として機能し、スプリッタ部
分11がパワー光のパワーを8等分する第1の回路とし
て機能し、光分波合波部分16が多波長光を波長ごとに
異なる8つの光に分配すると共に、その分配光をスプリ
ッタ部11でパワー分配された各光と1つずつ組み合わ
せて合波する第5の回路の役割を果たすようになってい
る。
【0028】方向性結合部分14は、2本の平行なコア7
aを近接させることにより形成されており、コア7b1
と7b2に分けられ、スプリッタ部分11はコア7gによ
りY分岐導波路パターンを形成し、そのY分岐導波路パ
ターンを7個ツリー状に配置することにより形成されて
いる。光分波合波部分16は、光導波路の一部に第1のフ
ィルタ17aと第2のフィルタ17bを嵌合するために、ダ
イシングソウにより幅20μm、深さ200 μmの2本のス
リット溝(図示せず)を形成し、各スリット溝に、ぞれ
ぞれ、厚さ15μmの第1のフィルタ17aと第2のフィル
タ17bを嵌合し、エポキシ系接着剤等により固定するこ
とにより形成されている。
【0029】第1、第2のフィルタ17a,17bは、共に
ポリイミド基板上に誘電体多層膜を積層することにより
形成したものであり、第1のフィルタ17aは、受光面18
aで受けた光の反射と透過を共に行い、複数の異なる波
長の光が第1のフィルタ17aの受光面18aに入射したと
きに、光の入射角度により所定の波長の光のみを透過
し、残りの光は反射する入射角対応波長選択透過型のフ
ィルタであり、例えば、受光面18aに入射する光の入射
角度が4度のときには、1.535 μm未満の波長の光を透
過し、1.535 μm以上の波長の光を反射するようになっ
ており、光の入射角度が5度のときには、1.537 μm未
満の波長の光を透過し、1.537 μm以上の波長の光を反
射するようになっている。
【0030】すなわち、第1のフィルタ17aは、表1に
示すように、光の入射角度によってカットオフ波長の異
なる短波長透過フィルタとして機能するものであり、光
の入射角度が4度のときにはカットオフ波長1.535 μm
の短波長透過フィルタとして機能し、入射角度が5度の
ときにはカットオフ波長1.537 μmの短波長透過フィル
タとして機能する。そして、同様に、入射角度が6度の
ときにはカットオフ波長1.540 μm、入射角度が7度の
ときにはカットオフ波長1.543 μmの短波長透過フィル
タとして機能する。
【0031】
【表1】
【0032】また、第2のフィルタ17bも同様に、受光
面18bに入射した光の入射角度によって、所定の波長の
光のみを透過し、残りの光は反射するフィルタであり、
入射角度4度〜12度のとき、波長1.40μm以下の光を透
過し、1.45μm以上の光は全て反射するようになってお
り、さらに、第2のフィルタ17bは、受光面18bと反対
側の背面19b側から入射した光も波長1.40μm以下の光
を透過し、1.45μm以上の光を全て反射させるようにも
なっている。各フィルタ溝に各フィルタ17a,17bを嵌
合固定することにより、第1のフィルタ17aの受光面18
aと、第2のフィルタ17bの受光面18bとが間隔を介し
て対向し、第1のフィルタ17aの受光面18aと、第2の
フィルタ17bの受光面18bとで形成される角度αは0.5
度となっている。
【0033】第1のフィルタ17aは方向性結合部分14に
より分波された多波長光が入射する入射側のコア7b1
に対向して設けられており、コア7b1の第1のフィル
タ17aの受光面18aに対する入射角度θ0 は4度となっ
ており、コア7b1から入射して第1のフィルタ17aで
反射した光を受ける側に第2のフィルタ17bが設けられ
ており、第1および第2のフィルタ受光面18a,18b間
には第1および第2のフィルタ受光面18a,18b間で光
が反射しながら進む光路に沿ってコア7nが形成されて
いる。
【0034】非平行状態で対向している第1のフィルタ
17aの受光面18aと第2のフィルタ17bの受光面18b間
で反射して、各フィルタ17a,17bの受光面18a,18b
に入射する光は、本実施例のように各フィルタ17a,17
bの間隔が先端側(図の下部側)に行くほど広がって配
設されている場合は、基部側(図の上部側)から入射し
た光が先端側に進むほど、すなわち、各フィルタ17a,
17bの受光面18a,18b間で反射する回数が増える程、
光の入射角度が増加していく。そして、第1のフィルタ
17aの受光面18aヘの光の入射角度は次式(1)で表す
ことができる。
【0035】θi =θ0 +2×α×i
【0036】この式ではiは整数であり、θiは第1の
フィルタ17aの受光面18aでi回反射してから第1のフ
ィルタ17aの受光面18aに入射する入射角度であり、α
は第1のフィルタ17aの受光面18aと第2のフィルタ17
bの受光面18bとで形成される角度である。本実施例で
はθ0 が4度,αが0.5 度であるから、式(1)より、
θ1 〜θ8 を求めると、図のθ1 は5度,θ2 は6度と
いうように1度ずつ入射角度が増加していき、θ8 は12
度となる。
【0037】また、第1のフィルタ17aの受光面18aの
反対側の背面19aには、入射側のコア7b1から第1の
フィルタ17aに入射した光が第1および第2のフィルタ
17a,17bの受光面18a,18b間で1回以上反射してか
ら第1のフィルタ受光面18aに入る各位置33〜34に対応
して、出射側のコア7d1〜7d8が形成されており、
コア7d1〜7d8は第1,第2のフィルタ17a,17b
間に形成されたコア7nの延長線上に形成され、その出
射端においてピッチ間隔が250 μmとなっている。
【0038】第2のフィルタ17bの背面19bには光が第
1および第2のフィルタ17a,17bの受光面18a,18b
間で1回以上、反射してから第2のフィルタ17bの受光
面18bに入る各位置41〜48に対応してスプリッタ部分11
から伸設したコアが配設されている。
【0039】実施例は以上のように構成されており、
入射側のコア5aから入射した光は方向性結合部分14
で上記実施例と同様にパワー光と多波長光とに分波さ
れ、パワー光はコア7b2を通ってスプリッタ部分11
に入射し、スプリッタ部分11でパワーを8等分され、
分配された各光はそれぞれ、コア7c1〜7c8を通
り、光分波合波部分16の第2のフィルタ17bの背面
19b側の各位置41〜48から第2のフィルタ17b
に入射する。
【0040】また、その一方で多波長光はコア7b1を
通って光分波合波部分16に入射し、第1のフィルタ1
7aの受光面18aに入射角度θが4度で入射する。
そうすると、第1のフィルタ17aは表1に示したよう
に、入射角度が4度のときはカットオフ波長が1.53
5μmの短波長透過フィルタとして機能するため、波長
が1.535μm以上の光は第1のフィルタ17aの受
光面18aで第2のフィルタ17b側に反射し、第2の
フィルタ17bの受光面18bで再び反射してコア7n
を通って第1のフィルタ17aの受光面18aに戻り、
位置33において入射角度θが5度で第1のフィルタ
17aの受光面18aに入射する。
【0041】そうすると、上記と同様に、第1のフィル
タ17aは入射角度が5度のときはカットオフ波長が1.53
7 μmの短波長透過フィルタとして機能するため、1.53
7 μm以上の波長の光は受光面18aの位置33で反射さ
れ、1.535 μm以上1.537 μm未満の波長の光は第1の
フィルタ17aを透過してコア7d1に通される。また、
第1のフィルタ17aの受光面18aの位置33で反射した光
は第2のフィルタ17b側に進み、第2のフィルタ17bの
受光面18bで反射して第1のフィルタ17aの受光面18a
の位置34で入射角度が6度で入射し、上記と同様の動作
により、1.540 μm以上の波長の光は反射され、1.537
μm以上1.540 μm未満の波長の光が第1のフィルタ17
aを透過して出射側のコア7d2側に出射される。そし
て、このような動作を繰り返して、多波長光は波長ごと
に異なる波長の光に分配されて、各出射側のコア7d1
〜7d8側に出射される。
【0042】また、このとき同時に、第2のフィルタ17
bの背面19b側の各位置41〜48からは、前述のように、
スプリッタ部分11で分配されたパワー光の分配光がそれ
ぞれコア7nに入射されるため、第1のフィルタ17aの
受光面18aの各位置33〜40に対応する背面19a側の各位
置において、多波長光の波長分配された各光と、パワー
光のパワー分配された光が1つずつ組み合わされて合波
され、コア7nを通り、コア7d1〜7d8に通され
る。
【0043】実施例も上記第1,第2例と同様の効果
を奏することができ、1.3μm帯の波長の光をパワー
光として用い、DFBレーザを用いて、レーザチップの
温度を変化させることにより、1.55μm帯の波長の
多波長光の発振波長を様々に変化させて入射し、各出射
側のコア7d1〜7d8から出射される光を検出し、光
回路部の通過損失の確認実験を行ったところ、1.31
μmの波長光の通過損失は平均10.5dB,最大1
1.0dBであった。
【0044】また、多波長光の通過損失は第1のフィル
タ17aへ入射する光の波長が第1のフィルタ17aの各入
射角度でのカットオフ波長とカットオフ波長のほぼ中間
の波長、すなわち、1.536 μm,1.5385μm,1.53415
μm等の波長の光を入射させたときが最小となり、その
時の通過損失値は平均5dB,最大7dBであり、出射
側のコア7d1〜7d8間でのアイソレーションは5d
B以上であることが確認され、光分波合波部分16によ
り、多波長光を精度よく波長ごとの異なる波長の光に分
波し、さらに、その各光とパワー分配されたパワー光と
を合波して、通過損失の小さい状態で各光が通過できる
ことが確認された。
【0045】なお、本発明は上記実施例に限定されるも
のではなく、様々な実施の態様を採り得る。例えば、上
記実施例では、波長が1.3μm帯のパワーと波長が
1.55μm帯の多波長光を分波合波する例について述
べたが、分波合波する光の波長帯は特に限定されるもの
ではなく、光を照射する光源も上記実施例のようにDF
Bレーザに限定されるものではない。
【0046】また、上記実施例では、パワー光のパワー
を8等分し、多波長光を8つの異なる波長に分配して、
各光を1つずつ組み合わせて合波したが、パワー光のパ
ワー分配は8等分するは限らず、また、多波長光を8つ
の異なる波長に分配するとも限らず、分配する数は適宜
設定されるものである。
【0047】また、上記実施例では、第1のフィルタ1
の受光面17aと、第2のフィルタ2の受光面17bと
で形成される角度αを0.5度とし、第1のフィルタ1
の第1の受光面17aに直接入射する光の入射角度θ
を4度としたが、第1のフィルタ17aの受光面18a
と第2のフィルタ17bの受光面18bとで形成される
角度αや、第1の受光面17aに直接入射する光の入射
角度θは、特に限定されるものではなく、光回路部品
5で分波したり合波したりしたい光の波長に合わせて、
適宜設定されるものである。
【0048】さらに、第1のフィルタ17aにより分波さ
れる光の波長範囲は、特に限定されるものではなく、第
1のフィルタ17aは受光面18aに光が入射したときに、
その光の入射角度に応じて所定範囲内の波長を透過さ
せ、残りの光を反射する入射角対応波長選択透過型のフ
ィルタであればよい。
【0049】さらに、上記実施例では、第1のフィルタ
17aと第2のフィルタ17bを配設するときに、その
間隔は、先端側(図の下部側)が広がるような状態に配
設して光分波合波部分16を形成させ、光分波合波部分
16の基部側(図の上部側)から光を入射させたが、第
1のフィルタ17aがその受光面18aに入射する光の
入射角度によって、例えば、入射角度が10度のときに
は、1.5μm未満の光を透過して1.5μm以上の光
を反射し、入射角度が8度のときには、1.7μm未満
の光を透過して1.7μm以上の光を反射するといった
ように、入射角度が小さくなるよほど透過させる波長の
上限値が大きくなるようなフィルタであれば、上記実
例とは逆に、第1および第2のフィルタ17a,17b
の間隔を先端側が狭くなるような状態に配設し、光分波
合波部分16の基部側から光を入射させるようにするこ
ともできる。
【0050】さらに、上記実施例では、光回路部品の入
射側および出射側の光通路や光回路部品内の光通路を光
ファイバや平面光導波路に形成された導波路パターンで
あるコア7としたが、光通路は光ファイバやコア7に限
定されるものではなく、例えば、図5に示した実施例
の光部品において、光分波合波部分16の第1および第
2のフィルタ17a,17b間に、図7に示すような、
2次元スラブ導波路により形成した、光が平面方向(図
のXY方向)に自由に伝搬する2次元自由伝搬領域23
を設け、この領域23内においては光通路として光ファ
イバやコア7を設けずに光を伝搬させ、第1および第2
のフィルタ17a,17b間で光が図の点線のように進
むように構成する等して光の分波や合波を行うこともで
きる。
【0051】さらに、第1〜第5の回路として機能する
部品は、上記実施例で示した部分11,14,16とは
限らず、例えば、実施例の方向性結合部分14の代わ
りにY分岐導波路等を設けて構成することもできる。こ
のように、光回路部品は第1〜第5の回路として機能す
る部分を有していて、上記実施例と同様に動作するもの
であれば構わない。
【0052】さらに、上記実施例では、パワー光と多波
長光が合わされた光を分波する第4の回路として機能す
る方向性結合部分14を設けて構成したが、本発明の光
回路部品は方向性結合部分14等を設けない構成とする
こともできる。
【0053】
【発明の効果】本発明によれば、パワー光は第1の回路
に入力されて第1の回路で光のパワーが分配されて各分
配光が第3の回路に入力されるが、多波長光は第2の回
路に入力され、各光のパワーは維持されたまま、第2の
回路で各波長ごとに異なる波長の複数の光に分配されて
各波長の光が第3の回路に入力され、第3の回路で第1
の回路からの各光と第2の回路から加えられる各光が1
つずつ組み合わされるため、多波長光の光のパワーを維
持したままの状態で、第3の回路によりパワー光の各分
配光と合波させて出射することができる。
【0054】そのため、例えば、本発明の光回路部品の
入射側にOTDRを接続し、光回路部品の出射側に対応
させて複数の伝送路を接続し、OTDRにより各伝送路
の欠陥検出を行う場合にも、従来例のように、多波長光
のパワーが分配されてOTDRから照射した光の戻り光
の検出が困難となり、各伝送路の欠陥検出ができなくな
るということはない。
【0055】また、本発明の光回路部品を光通信システ
ムに組み込んで使用するときにも、従来例のように、多
波長光のパワーが分配されることを考慮して入射側から
パワーの強い多波長光を入射させる必要もなく、そのた
めに装置を大型化させる必要もなく、従来例のように、
パワーの強い光を入射させておきながら、その後、出射
側の光ファイバ5e1〜5e8側でフィルタ等を用いて
必要な波長の光を選択的に取り出し、他の波長の光は除
くといった非効率的な操作も必要なくなり、非常に効率
的に精度よく低通過損失で光の分波合波を行うことがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明と同様な光の分波と合波を行う、本発明
者が提案した光回路部品の第1例を示すブロック構成図
である。
【図2】図1のツリースプリッタ1および光分波器2と
光合波器3との接続状態を示す説明図である。
【図3】本発明と同様な光の分波と合波を行う、本発明
者が提案した光回路部品の第2例を示すブロック構成図
である。
【図4】図3の光ファイバ5b1およびツリースプリッ
タ1と光分波合波器10の接続状態を示す説明図であ
る。
【図5】本発明の光回路部品の実施例を示す平面構成図
である。
【図6】従来の光分波伝送システムを示す説明図であ
る。
【図7】本発明の光回路部品の他の実施例を示す平面説
明図である。
【符号の説明】
1 ツリースプリッタ 2 光分波器 3 光合波器 4 光ファイバ溶融型カップラ 7 コア 10 光分波合波器 11 スプリッタ部分 14 方向性結合部分 16 光分波合波部分
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G02B 6/12 - 6/14 G02B 6/28 - 6/293 H04B 10/00 - 10/20 H04J 14/00 - 14/02

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光のパワーを分配する第1の回路と、複
    数の異なる波長を有する光を各波長ごとの異なる光に分
    配する第2の回路と、複数組の光を1組ずつ合波する第
    3の回路を有し、第1の回路に入力するパワー光を第1
    の回路で分配して各分配光を第3の回路に入力し、その
    一方で複数の異なる波長を有する多波長光を第2の回路
    で各波長ごとに異なる波長の複数の光に分配して各波長
    の分配光を第3の回路に入力し、第3の回路は前記第1
    の回路からの各光に第2の回路から加えられる各光を1
    つずつ組み合わせて、パワーが分配されたパワー光と多
    波長光の各波長の光を合波する構成とし、さらに、第2
    の回路と第3の回路を一体化して1つの回路にまとめ、
    該回路を第5の回路として構成し、第5の回路は、光の
    反射と透過を共に行う第1のフィルタと、第1のフィル
    タで反射した光を受光面で受けて該光を第1のフィルタ
    側に反射し、受光面と反対側の背面側から照射される光
    を透過する第2のフィルタを有して構成され、第1のフ
    ィルタは多波長光を入射する入射側の光通路に対向して
    配設し、第1のフィルタの受光面と反対側の背面には入
    射側の光通路から通された光が第1および第2のフィル
    タ受光面間で1回以上反射してから第1のフィルタ受光
    面に入る位置に対応させて複数の出射側の光通路を配設
    し、入射側の光通路から複数の波長を有する多波長光を
    入射したときに第1のフィルタの各出射側光通路の位置
    に達した光が各位置で異なる光に選択的に分波されるよ
    うな入射角度となるように第1のフィルタ受光面と第2
    のフィルタ受光面とで形成される角度を設定し、第2の
    フィルタの背面側から第1の回路によってパワー分配さ
    れたパワー光を入射させ、該パワー光が第1のフィルタ
    に達した位置で該第1のフィルタで選択的に分波される
    光と合わせて出射側の伝送路側に出射するように構成し
    ことを特徴とする光回路部品。
  2. 【請求項2】 パワー光と多波長光が合わされた光をパ
    ワー光と多波長光とに分波する第4の回路を第1および
    第2の回路の入射側に設け、第4の回路で分波したパワ
    ー光を第1の回路に入射させ、多波長光を第2の回路に
    入射させる構成とした請求項1記載の光回路部品。
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