JP3406564B2 - 無動力撹拌による発酵方法及び装置 - Google Patents

無動力撹拌による発酵方法及び装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、家畜ふん尿、食品
廃液等の湿潤有機性廃棄物(液状有機性廃棄物)を無動
力撹拌装置(機構)を利用して発酵させる方法及び装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】発酵槽、例えばメタン発酵槽の撹拌は、
機械撹拌又はガス撹拌が主流に行われており、発生ガス
の利用はなされているものも見られるが、ファン等を使
用して吹き込む型式のものであり、ガスの発生エネルギ
ーは直接利用されていない。
【0003】実開昭59−131296号公報には、嫌
気性消化槽内にポンプ本体を設置し、このポンプ本体に
連結管を介して排出口を接続し、この排出口に多数の吐
出口を形成し、さらに連結管に、発生したガスをブロワ
又はコンプレッサで圧送するためのガス圧送管を接続し
た嫌気性消化槽の撹拌装置が記載されている。
【0004】また、実開昭61−7999号公報には、
密閉された箱形本体内に下部及び上部を除いて縦隔壁に
より隔てられたガス撹拌室と発酵液流動室とが形成さ
れ、この流動室に曲げられた発酵液流動路を形成するよ
うに隔壁が設けられ、箱形本体の頂部にガス流通管の一
端が接続され、ガス流通管の他端は多孔体が配置された
ガス撹拌室底部と接続され、ガス流通管に発生ガスをガ
ス撹拌室へ送給するためのポンプが設けられた発酵槽が
記載されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記の公報記載の発酵
槽における撹拌機構は、機械撹拌又は/及びガス撹拌に
よるものであり、ポンプ、ファン、コンプレッサ等を必
要とし、動力(電力)によるユーティリティコストが発
生する。また、発酵槽は嫌気性発酵を行わすため、気密
性を保持しなければならず、駆動部を設けることによ
り、発酵槽の製作が複雑化しコスト高になる。
【0006】本発明は上記の諸点に鑑みなされたもの
で、本発明の目的は、発生したガス、例えばメタンガス
をガス室内に充満させ、サイフォン効果により液中に一
度(一気)に吹き出させることにより、十分な撹拌を無
動力で行うことができ、かつ、撹拌用モータ、ファンを
通常は使用しないため必要電力を大幅に低減することが
でき、さらに、発酵槽設備が簡素化されてシンプルな構
造となり、装置のコンパクト化、製作コスト低減化を図
ることができる無動力撹拌による発酵方法及び装置を提
供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の無動力撹拌による発酵方法は、湿潤有機
性廃棄物を発酵させる発酵槽内で発生したガスを該発酵
槽内に鉛直方向又は略鉛直方向に設けられた筒体底部の
略U字管又は略V字管を備えたガス室に回収し、所定量
を充満させた後、ガス室内の発生ガスを筒体内部へ一度
に吹き出させて筒体内を上昇させるとともに、筒体底部
のガス室、及びガス室の上側の筒体に上端が接続され発
酵槽内に下端が位置する複数の吸液管から液を吸い上
げ、発酵槽内に対流を発生させて撹拌しつつ発酵させる
ように構成されている(図1〜図3、図6参照)。
【0008】上記の方法において、発酵の一例として、
メタン発酵を挙げることができ、この場合は、発生した
ガスはメタンガスである。発生ガスが少ない時期、例え
ば、発酵の初期等は、発生済みガスを強制的に筒体底部
のガス室へ送り込むようにする(図1参照)。
【0009】本発明の無動力撹拌による発酵装置は、上
部に液状廃棄物投入口及び発生ガス出口を有し、上側部
に液出口を有する発酵槽と、この発酵槽内の液中に位置
するように鉛直方向又は略鉛直方向に設けられた筒体
と、この筒体の下部にガス噴出し口を介して接続された
ガス室と、このガス室の下部に、先端と発酵槽内壁との
間に間隙が生じるように接続されたガス回収用部材と、
ガス室の上側のガス噴出し口近傍に上端が接続され、発
酵槽内に下端が位置するように、前記ガス回収用部材を
貫通して設けられた複数の吸液管とを備え、前記ガス室
は下端が開口し、上端はガス噴出孔を有する上面部材で
被覆されており、ガス室内に略U字管又は略V字管が設
けられて、略U字管又は略V字管の一端はガス室内に開
口し、他端は上面部材のガス噴出孔に連通していること
を特徴としている(図1〜図3、図6参照)。
【0010】上記の装置において、ガス回収用部材が、
発酵槽水平位置の断面積に近い面積を有しているように
構成することが好ましい(図1〜図3、図6参照)。例
えば、ガス回収用部材として陣笠状部材を用いることが
好ましい(図1〜図3、図6参照)。ガス回収用部材と
しては、板状(図1〜図3、図6参照)、格子状及びル
ーバー状(図4参照)の部材等のいずれかが用いられ
る。また、ガス回収用部材として、金属製、合成樹脂
製、木製、繊維質体製(図5参照)及び多孔質体製(図
5参照)等のいずれかが用いられる。
【0011】また、ガス室の下端から上側のガス室、ガ
ス噴出し口、筒体及び吸液管の一部と、ガス室の下端か
ら下側のガス回収用部材及び吸液管の残部とに分割でき
る構造とすることが好ましい(図2参照)。さらに、発
酵槽の気相部とガス室とを、発酵の初期等に気相部のガ
スをガス室に送り込めるようにファンを備えたガス循環
ラインで接続した構成とすることが好ましい(図1参
照)。発酵の初期等に、このファンを駆動して撹拌して
いる場合は、無動力撹拌ではないが、発酵が進むにつれ
て発生ガス量が多くなると、ファンを駆動させる必要は
なく、ファンを停止して発生ガスのみでの撹拌に切り替
える。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て説明するが、本発明は下記の実施の形態に何ら限定さ
れるものではなく、適宜変更して実施することができる
ものである。図1は本発明の実施の第1形態による無動
力撹拌による発酵装置を示し、図2は図1における撹拌
部の詳細を示し、図3は図2に示す撹拌部の上面(平
面)を示している。10は発酵槽で、この発酵槽10の
上部には液状廃棄物投入口12及び発生ガス出口14が
設けられ、上側部には液出口16が設けられている。こ
の発酵槽10内の液中に位置するように、鉛直方向又は
略鉛直方向に筒体18が設けられている。この筒体18
は、発酵槽10の高さ及び発酵液特性に応じて、短筒体
をフランジで接続して高さが調整される。
【0013】この筒体18の下部にガス噴出し口20を
介してガス室22が接続されている。このガス室22の
下部には、先端(下端)と発酵槽10の内壁との間に間
隙24が生じるように、ガス回収用部材、例えばガス回
収用陣笠状板(略スカート状の板)26が接続されてい
る。ガス室22の上側のガス噴出し口20の近傍には、
複数本の吸液管28の上端が接続され、吸液管28の下
端は発酵槽10内に位置している。これらの吸液管28
はいずれもガス回収用陣笠状板26を貫通して設けられ
ている。図1〜図3では、吸液管28を2本設ける場合
を示しているが、図3に二点鎖線で示すように、4本等
にする場合もある。要は、ガス噴出し口20の近傍に合
流するように、複数本接続すればよい。
【0014】ガス室22は下端が開口し、上端はガス噴
出孔30を有する上面部材32で被覆されている。ガス
室22内には略U字管又は略V字管34(以下、単に略
U字管34と記す)が設けられて、略U字管34の上端
の一端はガス室内に開口し、上端の他端は上面部材のガ
ス噴出孔30に連通している。ガス回収用陣笠状板26
は、発酵槽10の水平位置の断面積に近い面積を有して
おり、発生したガスをガス室22内に導くとともに、陣
笠状板26の下端と槽10内壁との間の間隙24に液が
流れるようになっている。
【0015】上記のように、筒体18、ガス噴出し口2
0、ガス室22、ガス回収用陣笠状板26及び吸液管2
8で撹拌部36が構成される。この撹拌部36におい
て、図2で破線で示す分割線38を境にして、ガス室2
2の下端から上側のガス室22、ガス噴出し口20、筒
体18及び吸液管28の一部(上部)と、ガス室22の
下端から下側のガス回収用陣笠状板26及び吸液管28
の残部(下部)とに分割できる構造としている。なお、
吸液管28は分割線38の部分をフランジ接続しておく
ことが好ましい。
【0016】発酵槽10の気相部40とガス室22と
は、気相部40のガスをガス室22に送り込めるよう
に、ファン42を備えたガス循環ライン(強制通気管)
44で接続されている。発酵の初期の段階等では、発生
ガス量が少ないので、このような場合に、ファン42を
駆動して気相部40内のガスを強制的にガス室22内に
送り込み、発生ガス量が多くなると、ファン42を停止
し、発生ガスのみで撹拌するように切り替える。なお、
図示を省略しているが、発酵槽10には加温設備が設け
られている。例えば、メタン発酵の場合は、嫌気性条件
下で約35〜55℃の範囲で制御され発酵が行われる。
【0017】ガス回収用部材の形状としては、板状部
材、格子状部材、図4に示すようなルーバー状部材46
等のものが用いられる。また、これらのガス回収用部材
の材質としては、金属製部材、合成樹脂製部材、木製部
材、図5に示すような繊維質体製部材又は多孔質体製部
材48等が用いられる。図4に示すようなルーバー状部
材46を用いる場合は、ガス回収部の液の対流を活発化
させることができるという利点がある。また、図5に示
すような繊維質体製部材又は多孔質体製部材48を用い
る場合は、この部材48が菌床となって発酵を促進させ
るという利点がある。
【0018】上記のように構成された無動力撹拌による
発酵装置において、湿潤有機性廃棄物、例えば家畜ふん
尿の脱水搾汁液等の流動性が十分にある液状廃棄物を発
酵槽10内に供給する。ガス回収用陣笠状板26の下側
で発生したガスは上昇してガス室22に回収され、所定
量が充満された後、略U字管34内の液を押し下げ、サ
イフォンの原理によりガス噴出孔30及びガス噴出し口
20からガスを一度に(一気に)筒体18内に吹き出
す。この場合、「所定量」とは、ガス室22内を満た
し、さらに、略U字管の入口から略最下点まで満たすガ
ス量を言う。
【0019】ガス室22内から吹き出したガスは、ガス
室近傍の液体と混合しながら比重が小さくなって筒体1
8内を上昇する。このとき、筒体内の液の見かけ比重が
小さくなる現象により、ガス室22近傍及びガス噴出し
口20付近から任意の個所に延びた吸液管28の吸液口
から液が吸引され、筒体18内に導かれる。筒体18内
を上昇した気液混合物は筒体18の先端(上端)から液
中に吹き出され、ガスは上昇し、液は矢印で示すように
下方に流れ、陣笠状板26と槽内壁との間隙24を通る
対流が生じて液が撹拌される。液の一部は、液出口16
からオーバーフローして排出される。
【0020】このように、ガス回収用陣笠状板26を貫
通して陣笠状板26の下側から吸液するように、吸液管
28を自由(任意)に設置することにより、発酵槽10
内全系の混合性を良好に確保する。揚液する際の吸液口
となる吸液管28を、発酵槽形状、発酵基質の特性(粘
度等)に合わせて自由に設置することができる。吸液管
28の径や本数、吸液口の設置個所等により、槽形状に
合わせて撹拌に適した吸込み量を調整することができ
る。撹拌部36の下部、具体的にはガス回収用陣笠状板
26及び吸液管28の略下半分は発酵槽10に固定され
ているが、ガス室22より上部(図2における分割線3
8より上側)は交換可能なユニットとし、ガス室22等
のメンテナンスを容易にしている。筒体18は数ピース
に分割することができ、対象物や槽形状に合わせて自由
に調節できるように構成されている。
【0021】図6は本発明の実施の第2形態による無動
力撹拌による発酵装置を示している。本実施形態は、実
施の第1形態におけるファン42を備えたガス循環ライ
ン44の設置を省略したものである。本実施形態では、
運転の初期等発生ガス量が少ない時期でも強制通気する
ことなく、液が加温され発酵が進んで発生ガス量が多く
なるのを待ち、発生ガスのみのエネルギーで槽内を撹拌
する。他の構成及び作用は実施の第1形態の場合と同様
である。
【0022】
【発明の効果】本発明は上記のように構成されているの
で、つぎのような効果を奏する。 (1) 発酵槽内で発生するガスをガス室内に溜めサイ
フォンの原理により液中に吹き出させることにより、外
部動力を必要とすることなく発酵槽内を撹拌することが
でき、電力の低減化を図ることができる。 (2) 発生ガスをガス室内に所定量充満させ、間欠的
に一度(一気)に液中に放出することにより、より効率
的に発酵槽内に対流を生じさせ液を撹拌することができ
る。 (3) 発酵槽内に可動部や摺動部がないので、気密を
保持し易く、かつ、吸液管の数、設置場所等設計の自由
度が高い。 (4) 撹拌部に弁等の可動部、及びセンサー等の精密
部品が全く用いられないので、メンテナンスが容易であ
るとともに故障等の不具合が生じにくい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の第1形態による無動力撹拌によ
る発酵装置の概略構成立断面図である。
【図2】図1における撹拌部の拡大立面図である。
【図3】図2に示す撹拌部の上面(平面)図である。
【図4】ガス回収用部材の他の例を示す断面説明図であ
る。
【図5】ガス回収用部材のさらに他の例を示す断面説明
図である。
【図6】本発明の実施の第2形態による無動力撹拌によ
る発酵装置の概略構成立断面図である。
【符号の説明】
10 発酵槽 12 液状廃棄物投入口 14 発生ガス出口 16 液出口 18 筒体 20 ガス噴出し口 22 ガス室 24 間隙 26 ガス回収用陣笠状板 28 吸液管 30 ガス噴出孔 32 上面部材 34 略U字管又は略V字管 36 撹拌部 38 分割線 40 気相部 42 ファン 44 ガス循環ライン 46 ルーバー状部材 48 繊維質体製部材又は多孔質体製部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI C12M 1/107 C12M 1/107 (72)発明者 一色 泰志 神戸市中央区東川崎町1丁目1番3号 川崎重工業株式会社 神戸本社内 (56)参考文献 特開 昭64−4300(JP,A) 特開 平10−195463(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C02F 11/04 ZAB

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 湿潤有機性廃棄物を発酵させる発酵槽内
    で発生したガスを該発酵槽内に鉛直方向又は略鉛直方向
    に設けられた筒体底部の略U字管又は略V字管を備えた
    ガス室に回収し、所定量を充満させた後、ガス室内の発
    生ガスを筒体内部へ一度に吹き出させて筒体内を上昇さ
    せるとともに、筒体底部のガス室、及びガス室の上側の
    筒体に上端が接続され発酵槽内に下端が位置する複数の
    吸液管から液を吸い上げ、発酵槽内に対流を発生させて
    撹拌しつつ発酵させることを特徴とする無動力撹拌によ
    る発酵方法。
  2. 【請求項2】 発酵がメタン発酵であり、発生したガス
    がメタンガスである請求項1記載の無動力撹拌による発
    酵方法。
  3. 【請求項3】 発生ガスが少ない時期は、発生済みガス
    を強制的に筒体底部のガス室へ送り込む請求項1又は2
    記載の無動力撹拌による発酵方法。
  4. 【請求項4】 上部に液状廃棄物投入口及び発生ガス出
    口を有し、上側部に液出口を有する発酵槽と、 この発酵槽内の液中に位置するように鉛直方向又は略鉛
    直方向に設けられた筒体と、 この筒体の下部にガス噴出し口を介して接続されたガス
    室と、 このガス室の下部に、先端と発酵槽内壁との間に間隙が
    生じるように接続されたガス回収用部材と、 ガス室の上側のガス噴出し口近傍に上端が接続され、発
    酵槽内に下端が位置するように、前記ガス回収用部材を
    貫通して設けられた複数の吸液管とを備え、 前記ガス室は下端が開口し、上端はガス噴出孔を有する
    上面部材で被覆されており、ガス室内に略U字管又は略
    V字管が設けられて、略U字管又は略V字管の一端はガ
    ス室内に開口し、他端は上面部材のガス噴出孔に連通し
    ていることを特徴とする無動力撹拌による発酵装置。
  5. 【請求項5】 ガス回収用部材が、発酵槽水平位置の断
    面積に近い面積を有している請求項4記載の無動力撹拌
    による発酵装置。
  6. 【請求項6】 ガス回収用部材が陣笠状部材である請求
    項4又は5記載の無動力撹拌による発酵装置。
  7. 【請求項7】 ガス回収用部材が板状、格子状及びルー
    バー状の部材のいずれかである請求項4、5又は6記載
    の無動力撹拌による発酵装置。
  8. 【請求項8】 ガス回収用部材が金属製、合成樹脂製、
    木製、繊維質体製及び多孔質体製のいずれかである請求
    項4〜7のいずれかに記載の無動力撹拌による発酵装
    置。
  9. 【請求項9】 ガス室の下端から上側のガス室、ガス噴
    出し口、筒体及び吸液管の一部と、ガス室の下端から下
    側のガス回収用部材及び吸液管の残部とに分割できる構
    造とした請求項4〜8のいずれかに記載の無動力撹拌に
    よる発酵装置。
  10. 【請求項10】 発酵槽の気相部とガス室とを、気相部
    のガスをガス室に送り込めるようにファンを備えたガス
    循環ラインで接続した請求項4〜9記載の無動力撹拌に
    よる発酵装置。
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