JP3404677B2 - ローラ刷毛の洗浄方法 - Google Patents
ローラ刷毛の洗浄方法Info
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- JP3404677B2 JP3404677B2 JP2001185195A JP2001185195A JP3404677B2 JP 3404677 B2 JP3404677 B2 JP 3404677B2 JP 2001185195 A JP2001185195 A JP 2001185195A JP 2001185195 A JP2001185195 A JP 2001185195A JP 3404677 B2 JP3404677 B2 JP 3404677B2
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Description
【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は、ローラ刷毛の洗
浄方法に関するものである。 【０００２】 【従来の技術】従来、水溶性塗料を使用した刷毛および
ローラ刷毛は、多量な水を使用し、かつ、長時間かけ
て、しかも人力によって洗浄作業をしていた。また、溶
剤系塗料の場合には、具体的な洗浄技術およびその方法
が、現場では確立されていないのが実情であった。 【０００３】しかしながら、前者の洗浄作業では、貴重
な資源である水を大量に消費するとともに、川、池、海
及び公共下水に放流された、洗浄廃液が水質汚染につな
がる事が大いに危惧されている。 【０００４】また、後者の場合には、溶剤の中に浸漬し
て保存する方法が殆どであり、その他の場合は、刷毛や
ローラー刷毛は、産業廃棄物として処理されており、ゼ
ロエミッションの観点から問題になっている。また、前
者の場合でも洗浄作業ができない現場では、そのほとん
どが同様に廃棄されている。 【０００５】 【発明が解決しようとする課題】そこで、この発明は、
これらの欠点を除去するために、発明されたものであ
り、塗装作業後の刷毛およびローラー刷毛を、短時間で
洗浄処理し、洗浄液体の再利用も可能な刷毛およびロー
ラ刷毛の洗浄方法を開発・提供することにある。 【０００６】 【課題を解決するための手段】そこで、この発明は、ロ
ーラー刷毛を洗浄するに当たり、ブース本体内で洗浄処
理し、しかも、液体圧を利用し、しかも、ローラー刷毛
が回転可能であることを利用して、遠心力を発生せさせ
ることにより 短時間で洗浄を行い、少量の液体で洗浄
するローラ刷毛の洗浄方法である。 【０００７】 【発明の実施の形態】次に、この発明の好適な一実施例
を図１に基づいて説明すると、液体の飛散を防止するブ
ース本体（１）に、スライド軸（２）を設け、該スライ
ド軸（２）に固定されたノズル受け具（３）、あるい
は、該スライド軸（２）に手動あるいは動力によりスラ
イドするノズル受け具（３）を装着し、該ノズル受け具
（３）に、先端にノズル（４）を有するホース（５）を
装着し、前記スライド軸（２）の近傍に、使用済のロー
ラ刷毛（Ｘ）のローラ部（Ｙ）を、ブース本体（１）に
設けたスライド軸（２）に沿わせて回転可能に差し込み
セットし、該ノズル（４）より液体を、ローラ刷毛
（Ｘ）に向けて噴射し、該ローラ刷毛（Ｘ）を回転させ
ながら洗浄することを特徴とするローラ刷毛の洗浄方法
から構成されるものである。 【０００８】尚、ブース本体（１）には、スライド軸
（２）を設けており、ノズル受け具（３）のノズル
（４）が該スライド軸（２）に固定されている場合に
は、ローラ刷毛（Ｘ）のローラ部（Ｙ）を移動して洗浄
すればよいものである。また、ノズル受け具（３）のノ
ズル（４）がスライド軸（２）上を、移動可能な場合に
は、ノズル（４）が、該スライド軸（２）に沿ってスラ
イドするため、ローラ刷毛（Ｘ）のローラ部（Ｙ）を、
スライド軸（２）と平行にセットすると噴射された液体
が均等にあたり、効率よく洗浄できるものである。 【０００９】また、ノズル受け具（３）が容易にスライ
ド軸（２）上をスライドするように、ブース本体（１）
の縁部（１ａ）を該スライド軸（２）と平行に設け、ノ
ズル受け具（３）を、スライド軸（２）とブース本体
（１）の縁部（１ａ）とに、移動可能に嵌挿入するよう
に設けてもよく、他の手段であってもよい。 【００１０】さらに、使用済のローラ刷毛（Ｘ）のロー
ラ部（Ｙ）を、ブース本体（１）に設けたスライド軸
（Ｙ）に沿わせて回転可能にセットするために、ブース
本体（１）の挿入口（１ｂ）に載置部（１ｃ）を設け、
ローラ刷毛（Ｘ）の柄部（Ｚ）を該載置部（１ｃ）に係
止、あるいは置き、ノズル受け具（３）が固定されてい
る場合には、柄部（Ｚ）を手で握り、ローラ刷毛（Ｘ）
のローラ部（Ｙ）を、移動しながら洗浄し、ノズル受け
具（３）が動力でスライドする場合には、柄部（Ｚ）は
手で握ったままか、あるいは、載置部（１ｃ）に固定し
ておき、自動的に洗浄できるものである。 【００１１】また、使用する液体は、清水、水道水、溶
剤等であり、使用済みのローラ刷毛（Ｘ）のローラ部
（Ｙ）には、口径が、０．１〜２０ｍｍ程度のノズル
（４）がよく、また、ノズル（４）に接続するホース
（５）内の液体の圧力は、０．２cm 2／kg〜２０cm2／kg
程度がよい。さらに、この発明は、ローラ刷毛（Ｘ）に
ついての洗浄を記載しているが、塗装作業後の刷毛であ
っても使用できるものであることはもちろんである。 【００１２】 【発明の効果】この発明によると、液体の飛散を防止す
るブース本体（１）に、スライド軸（２）を設け、該ス
ライド軸（２）に、固定されたノズル受け具（３）、あ
いは、該スライド軸に手動あるいは動力によりスライド
するノズル受け具（３）を装着し、該ノズル受け具
（３）に、先端にノズル（４）を有するホース（５）を
装着し、前記スライド軸（２）の近傍に、使用済のロー
ラ刷毛（Ｘ）のローラ部（Ｙ）を、ブース本体（１）に
設けたスライド軸（２）に沿わせて回転可能にセット
し、該ノズル（４）より液体を、ローラ刷毛（Ｘ）に向
けて噴射し、該ローラ刷毛（Ｘ）を回転させながら洗浄
することにより、液体圧と遠心力の相乗効果により、短
時間にローラ刷毛を洗浄することができ、従って、ロー
ラ刷毛の再利用も可能となり、ブース本体（１）内で洗
浄することにより、洗浄排水を外部に漏らさないことに
より、環境保全を図ることも可能である。 【００１３】また、この発明を実施することにより、従
来、水溶性のローラ刷毛を１本洗浄する際、清水を３０
〜５０l使用し、５〜１０分かかっていたが、この方法
によと約２lで、３０秒で洗浄ができる等極めて有益な
る効果を奏するものである。
浄方法に関するものである。 【０００２】 【従来の技術】従来、水溶性塗料を使用した刷毛および
ローラ刷毛は、多量な水を使用し、かつ、長時間かけ
て、しかも人力によって洗浄作業をしていた。また、溶
剤系塗料の場合には、具体的な洗浄技術およびその方法
が、現場では確立されていないのが実情であった。 【０００３】しかしながら、前者の洗浄作業では、貴重
な資源である水を大量に消費するとともに、川、池、海
及び公共下水に放流された、洗浄廃液が水質汚染につな
がる事が大いに危惧されている。 【０００４】また、後者の場合には、溶剤の中に浸漬し
て保存する方法が殆どであり、その他の場合は、刷毛や
ローラー刷毛は、産業廃棄物として処理されており、ゼ
ロエミッションの観点から問題になっている。また、前
者の場合でも洗浄作業ができない現場では、そのほとん
どが同様に廃棄されている。 【０００５】 【発明が解決しようとする課題】そこで、この発明は、
これらの欠点を除去するために、発明されたものであ
り、塗装作業後の刷毛およびローラー刷毛を、短時間で
洗浄処理し、洗浄液体の再利用も可能な刷毛およびロー
ラ刷毛の洗浄方法を開発・提供することにある。 【０００６】 【課題を解決するための手段】そこで、この発明は、ロ
ーラー刷毛を洗浄するに当たり、ブース本体内で洗浄処
理し、しかも、液体圧を利用し、しかも、ローラー刷毛
が回転可能であることを利用して、遠心力を発生せさせ
ることにより 短時間で洗浄を行い、少量の液体で洗浄
するローラ刷毛の洗浄方法である。 【０００７】 【発明の実施の形態】次に、この発明の好適な一実施例
を図１に基づいて説明すると、液体の飛散を防止するブ
ース本体（１）に、スライド軸（２）を設け、該スライ
ド軸（２）に固定されたノズル受け具（３）、あるい
は、該スライド軸（２）に手動あるいは動力によりスラ
イドするノズル受け具（３）を装着し、該ノズル受け具
（３）に、先端にノズル（４）を有するホース（５）を
装着し、前記スライド軸（２）の近傍に、使用済のロー
ラ刷毛（Ｘ）のローラ部（Ｙ）を、ブース本体（１）に
設けたスライド軸（２）に沿わせて回転可能に差し込み
セットし、該ノズル（４）より液体を、ローラ刷毛
（Ｘ）に向けて噴射し、該ローラ刷毛（Ｘ）を回転させ
ながら洗浄することを特徴とするローラ刷毛の洗浄方法
から構成されるものである。 【０００８】尚、ブース本体（１）には、スライド軸
（２）を設けており、ノズル受け具（３）のノズル
（４）が該スライド軸（２）に固定されている場合に
は、ローラ刷毛（Ｘ）のローラ部（Ｙ）を移動して洗浄
すればよいものである。また、ノズル受け具（３）のノ
ズル（４）がスライド軸（２）上を、移動可能な場合に
は、ノズル（４）が、該スライド軸（２）に沿ってスラ
イドするため、ローラ刷毛（Ｘ）のローラ部（Ｙ）を、
スライド軸（２）と平行にセットすると噴射された液体
が均等にあたり、効率よく洗浄できるものである。 【０００９】また、ノズル受け具（３）が容易にスライ
ド軸（２）上をスライドするように、ブース本体（１）
の縁部（１ａ）を該スライド軸（２）と平行に設け、ノ
ズル受け具（３）を、スライド軸（２）とブース本体
（１）の縁部（１ａ）とに、移動可能に嵌挿入するよう
に設けてもよく、他の手段であってもよい。 【００１０】さらに、使用済のローラ刷毛（Ｘ）のロー
ラ部（Ｙ）を、ブース本体（１）に設けたスライド軸
（Ｙ）に沿わせて回転可能にセットするために、ブース
本体（１）の挿入口（１ｂ）に載置部（１ｃ）を設け、
ローラ刷毛（Ｘ）の柄部（Ｚ）を該載置部（１ｃ）に係
止、あるいは置き、ノズル受け具（３）が固定されてい
る場合には、柄部（Ｚ）を手で握り、ローラ刷毛（Ｘ）
のローラ部（Ｙ）を、移動しながら洗浄し、ノズル受け
具（３）が動力でスライドする場合には、柄部（Ｚ）は
手で握ったままか、あるいは、載置部（１ｃ）に固定し
ておき、自動的に洗浄できるものである。 【００１１】また、使用する液体は、清水、水道水、溶
剤等であり、使用済みのローラ刷毛（Ｘ）のローラ部
（Ｙ）には、口径が、０．１〜２０ｍｍ程度のノズル
（４）がよく、また、ノズル（４）に接続するホース
（５）内の液体の圧力は、０．２cm 2／kg〜２０cm2／kg
程度がよい。さらに、この発明は、ローラ刷毛（Ｘ）に
ついての洗浄を記載しているが、塗装作業後の刷毛であ
っても使用できるものであることはもちろんである。 【００１２】 【発明の効果】この発明によると、液体の飛散を防止す
るブース本体（１）に、スライド軸（２）を設け、該ス
ライド軸（２）に、固定されたノズル受け具（３）、あ
いは、該スライド軸に手動あるいは動力によりスライド
するノズル受け具（３）を装着し、該ノズル受け具
（３）に、先端にノズル（４）を有するホース（５）を
装着し、前記スライド軸（２）の近傍に、使用済のロー
ラ刷毛（Ｘ）のローラ部（Ｙ）を、ブース本体（１）に
設けたスライド軸（２）に沿わせて回転可能にセット
し、該ノズル（４）より液体を、ローラ刷毛（Ｘ）に向
けて噴射し、該ローラ刷毛（Ｘ）を回転させながら洗浄
することにより、液体圧と遠心力の相乗効果により、短
時間にローラ刷毛を洗浄することができ、従って、ロー
ラ刷毛の再利用も可能となり、ブース本体（１）内で洗
浄することにより、洗浄排水を外部に漏らさないことに
より、環境保全を図ることも可能である。 【００１３】また、この発明を実施することにより、従
来、水溶性のローラ刷毛を１本洗浄する際、清水を３０
〜５０l使用し、５〜１０分かかっていたが、この方法
によと約２lで、３０秒で洗浄ができる等極めて有益な
る効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明に使用する装置の一実施例を示す正面図
である。 【図２】本発明に使用する装置の一実施例を示す側面図
である。 【図３】本発明に使用する装置の一実施例を示す要部拡
大一部欠截正面図である。 【図４】本発明に使用する装置の一実施例を示す要部拡
大側面図である。 【図５】本発明に使用するローラ刷毛の一実施例を示す
平面図である。 【符号の説明】 １ ブース本体 １ａ 縁部 １ｂ 挿入口 １ｃ 載置部 ２ スライド軸 ３ ノズル受け具 ４ ノズル ５ ホース Ｘ ローラ刷毛 Ｙ ローラ部 Ｚ 柄部
である。 【図２】本発明に使用する装置の一実施例を示す側面図
である。 【図３】本発明に使用する装置の一実施例を示す要部拡
大一部欠截正面図である。 【図４】本発明に使用する装置の一実施例を示す要部拡
大側面図である。 【図５】本発明に使用するローラ刷毛の一実施例を示す
平面図である。 【符号の説明】 １ ブース本体 １ａ 縁部 １ｂ 挿入口 １ｃ 載置部 ２ スライド軸 ３ ノズル受け具 ４ ノズル ５ ホース Ｘ ローラ刷毛 Ｙ ローラ部 Ｚ 柄部
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 【請求項１】 液体の飛散を防止するブース本体（１）
に、スライド軸（２）を設け、該スライド軸（２）に固
定されたノズル受け具（３）、あるいは、該スライド軸
（２）に手動あるいは動力によりスライドするノズル受
け具（３）を装着し、該ノズル受け具（３）に、先端に
ノズル（４）を有するホース（５）を装着し、前記スラ
イド軸（２）の近傍に、使用済のローラ刷毛（Ｘ）のロ
ーラ部（Ｙ）を、ブース本体（１）に設けたスライド軸
（２）に沿わせて回転可能に差し込みセットし、該ノズ
ル（４）より液体を、ローラ刷毛（Ｘ）に向けて噴射
し、該ローラ刷毛（Ｘ）を回転させながら洗浄すること
を特徴とするローラ刷毛の洗浄方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001185195A JP3404677B2 (ja) | 2001-06-19 | 2001-06-19 | ローラ刷毛の洗浄方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001185195A JP3404677B2 (ja) | 2001-06-19 | 2001-06-19 | ローラ刷毛の洗浄方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2003001198A JP2003001198A (ja) | 2003-01-07 |
| JP3404677B2 true JP3404677B2 (ja) | 2003-05-12 |
Family
ID=19024820
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2001185195A Expired - Fee Related JP3404677B2 (ja) | 2001-06-19 | 2001-06-19 | ローラ刷毛の洗浄方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3404677B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2016195517A1 (en) * | 2015-06-04 | 2016-12-08 | Roller Blaster Limited | A paint roller cover cleaner |
| US11407251B2 (en) | 2015-06-04 | 2022-08-09 | Roller Blaster Limited | Paint roller cover cleaner |
-
2001
- 2001-06-19 JP JP2001185195A patent/JP3404677B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2003001198A (ja) | 2003-01-07 |
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Legal Events
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|---|---|---|---|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
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