JP3397649B2 - Dryer felt for papermaking - Google Patents
Dryer felt for papermakingInfo
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Description
【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】 本発明は抄紙機のドライヤ
ーパートにおいて使用されるドライヤーフェルトに関す
る。
【０００２】
【従来の技術】 抄紙機におけるドライヤーパートでの
紙の水分プロファイルは、一般に幅方向に中高傾向であ
り、両端部が過乾燥になりやすい。この過乾燥は両端部
において気流を妨げる障害物がないことや、排気に伴う
上昇気流があることから、水分の少ない空気との接触が
多いために発生しやすい。
【０００３】そのため両端部の過乾燥の是正対策として
は、ドライヤーフェルトを製造する際、実開昭４８−５
０７９号公報記載にみられるように、基布上に積層する
繊維ウエブの単位当たりの重量を幅方向に異ならしめて
ニードルパンチングする方法、あるいは実開昭５５−４
６６１４号公報記載にみられるように、ドライヤーフェ
ルト両端部の表面に合成樹脂フィルムを溶融固着して両
端部における繊維間の空隙を減少する方法、実開平３−
１２８６９５号公報記載にみられるように、基布とフェ
ルト層の間に中間ウエブが介挿されニードルパンチング
する方法等が提案されている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】 しかしながら、上記
した実開昭４８−５０７９号公報記載にみられる方法の
ように、基布上に積層する繊維ウエブの幅方向の重量を
変えてドライヤーフェルトの通気度を調整する方法は、
工程数、労力、時間等の経済性を無視すれば極めて有効
であるが、実際上ドライヤーフェルトの幅方向に繊維ウ
エブの密度勾配を形成し、且つこの密度勾配をドライヤ
ーフェルトの長さ方向にむらなく維持することは非常に
困難である。
【０００５】また、実開昭５５−４６６１４号公報記載
による出来上がったドライヤーフェルトの両端部の繊維
空間を合成樹脂の溶融によって減少させて通気度を調整
する方法は、実開昭４８−５０７９号公報記載の方法に
比べて簡便であり、コスト面においても有利であるが、
一定位置に一定幅、所要量だけ塗布することは高度の技
術もしくは装置が必要であり、また、塗った樹脂が使用
中に剥落して紙やローラー等に転移したりするという問
題がある。
【０００６】実開平３−１２８６９５号公報記載の方法
は、中間ウエブ層が介挿されているため、中間ウエブ層
の嵩高性の影響により幅方向でのドライヤーフェルトの
厚みの差が大きく、抄紙機のドライヤーパートの熱シリ
ンダーへの接圧の差が生じ、その結果、乾燥斑が発生す
るといったような問題がある。また、中間ウエブ層は寸
法安定性に欠け、その取り扱いが困難である。
【０００７】本発明は、このような従来技術の課題を解
決し、ドライヤーフェルトの幅方向の厚み差による乾燥
斑の発生防止を図り、且つ幅方向における通気度が調整
されたドライヤーフェルトを提供することにより、抄紙
機のドライヤーパートにおける紙の水分プロファイルの
均一化を図るものである。
【０００８】
【課題を解決するための手段】本発明は、合成繊維ウエ
ブを製織によって得られた基布にニードルパンチングし
てなる抄紙用ドライヤーフェルトにおいて、基布の両耳
側に通気度調整用のスパンボンド不織布を、基布の表面
又は裏面に積層し、フェルト層を形成する合成繊維ウエ
ブと共にニードルパンチングされることにより得られ
る。
【０００９】
【作用】 基布の両耳側に通気度調整用のスパンボンド
不織布が、基布の表面又は裏面に積層され、フェルト層
を形成する合成繊維ウエブと共にニードルパンチングさ
れることにより基布と一体化されているため、幅方向に
おける通気度が調整される。また、この通気度調整用の
スパンボンド不織布は、ドライヤーフェルトの両耳側に
おける通気度を適度に調整する作用と共に空気に含まれ
た蒸気とか水分を停滞させて過乾燥防止抑制作用を果た
すため紙の幅方向の水分プロファイルを均一化させる。
また、通気度調整用のスパンボンド不織布は嵩高性の影
響がなく、ドライヤーフェルトの幅方向の厚み差が極め
て小さいため、抄紙機のドライヤーパートにおける熱シ
リンダーとの接圧の差による乾燥斑を防止できる。
【００１０】
【実施例】 本発明によって得られたドライヤーフェル
トについて実施例１に具体的に説明する。尚、実開平３
−１２８６９５号公報記載による方法によって得られた
ドライヤーフェルトについて比較例１に示し、両者につ
いてドライヤーフェルトの幅方向における通気度と厚み
差について比較した。
【００１１】（実施例１） 以下に実施例１について説
明する。図１は本発明におけるドライヤーフェルトの平
面図であり、図２は図１の幅方向のＡ（Ｒ）−Ａ（Ｌ）
断面層略図である。経糸及び緯糸に線形０．４５ｍｍΦ
のポリエステルのモノフィラメントを用いて製織された
幅３８０ｃｍ、経糸密度６４本／インチ、緯糸密度３２
本／インチ、通気度２５０００ｃｃ／ｃｍ2 ／ｍｉｎの
二重織りカンバス基布（５）上に、太さ１０デニールの
アクリル繊維からなる目付３２０ｇ／ｍ2 のフェルト層
を形成する繊維ウエブ（２）を積層してニードルパンチ
ングを施すのに先立ち、目付５０ｇ／ｍ2 、幅４０ｃｍ
のポリエステル繊維よりなるスパンボンド不織布（３）
と、同仕様で幅８０ｃｍの不織布（４）をカンバス基布
（５）両端耳部に沿って、長さ方向に連続して配しなが
ら上記フェルト層を形成する繊維ウエブ（２）をカンバ
ス基布（５）に積載し、ニードルパンチングを施し、そ
の後、プレス、ヒートセット、樹脂加工等の仕上げ加工
を施してドライヤーフェルト（１）を得た。
【００１２】こうして得られたドライヤーフェルト
（１）の通気度は中央部において８０００ｃｃ／ｃｍ2
／ｍｉｎであり、不織布（３）と不織布（４）の両者が
重なった基布両端部より４０ｃｍの部分の通気度は３７
００ｃｃ／ｃｍ2 ／ｍｉｎ、中央部との厚み差は０．０
８ｍｍ、不織布（４）のみが重なった基布両端部より４
０〜８０ｃｍの部分の通気度は５０００ｃｃ／ｃｍ2 ／
ｍｉｎ、中央部との厚み差は０．０５ｍｍであった。
【００１３】（比較例１） 以下に比較例１について説
明する。図３は比較例におけるドライヤーフェルトの平
面図であり、図４は図３の幅方向のＢ（Ｒ）−Ｂ（Ｌ）
断面層略図である。基布及びフェルト層を形成するため
の合成繊維ウエブの仕様は、上記実施例１と同様にて、
経糸及び緯糸に線形０．４５ｍｍΦのポリエステルのモ
ノフィラメントを用いて製織された幅３８０ｃｍ、経糸
密度６４本／インチ、緯糸密度３２本／インチ、通気度
２５０００ｃｃ／ｃｍ2 ／ｍｉｎの二重織りカンバス基
布（５）上に、太さ１０デニールのアクリル繊維からな
る目付３２０ｇ／ｍ2 のフェルト層を形成する繊維ウエ
ブ（２）を積層してニードルパンチングを施すのに先立
ち、目付５０ｇ／ｍ2 、幅４０ｃｍのポリエステル繊維
よりなる中間ウエブ層（６）と、同仕様で幅８０ｃｍの
中間ウエブ層（７）をカンバス基布（５）両端耳部に沿
って、長さ方向に連続して配しながら上記フェルト層を
形成する繊維ウエブ（２）をカンバス基布（５）に積載
し、ニードルパンチングを施し、その後、プレス、ヒー
トセット、樹脂加工等の仕上げ加工を施してドライヤー
フェルト（８）を得た。
【００１４】こうして得られたドライヤーフェルト
（８）の通気度は中央部においては８０００ｃｃ／ｃｍ
2 ／ｍｉｎであり、中間ウエブ（６）と中間ウエブ
（７）の両者が重なった基布両端部より４０ｃｍの部分
の通気度は５０００ｃｃ／ｃｍ2 ／ｍｉｎ、中央部との
厚み差は０．５６ｍｍ、中間ウエブ（７）のみが重なっ
た基布両端部より４０〜８０ｃｍの部分の通気度は６０
００ｃｃ／ｃｍ2 ／ｍｉｎ、中央部との厚み差は０．２
８ｍｍであった。
【００１５】尚、通気度の測定方法は、ＪＩＳ Ｌ−１
０９６法に準じ、フラジール型通気度試験機にて実施し
た。
【００１６】以上の実施例１と比較例１との比較におい
て、ドライヤーフェルトを形成する基布とフェルト層と
の間に、不織布を介在させた場合（実施例１）と、同一
素材、同一目付の中間ウエブを介在させた場合（比較例
１）において、ドライヤーフェルトの幅方向における通
気度及び中央部との厚み差が異なっている。中間ウエブ
を介在させたものは、ドライヤーフェルトの幅方向の通
気度の調整幅が小さいにもかかわらず厚み差が大きい結
果となっている。特に厚み差が先に説明した乾燥斑の原
因となる。これに対して、不織布を介在させたものは、
ドライヤーフェルトの幅方向の通気度の調整幅が約１．
５倍であり、厚み差は約１／７と極めて小さくなってお
り、熱シリンダーへの接圧の差による影響を及ぼさない
範囲におさえられている。よって、乾燥斑の防止を図る
ことができるようになる。また、不織布は、ウエブ層に
比較し寸法安定性に優れ、取り扱いが容易であると同時
に一定位置に一定幅に配置することも簡易にできる。
【００１７】通気度調整用のスパンボンド不織布は、抄
紙機のドライヤーパートでの紙の水分プロファイルによ
り、通気度を調整するものであり、適宜に目付、幅寸
法、及び配置枚数を決定するものであり特に限定される
ものではない。また、スパンボンド法によって得られる
不織布は、寸法安定性に優れ、且つ嵩高性が少ない点で
好ましい。
【００１８】通気度調整用のスパンボンド不織布の素材
は細繊度で熱成形性の優れたポリエチレン、ポリプロピ
レン、ポリエステル等の合成繊維が好ましい。また、通
気度調整用のスパンボンド不織布に耐熱性繊維を用いる
場合には、繊維特性を活用して基布の表面ではなく裏面
に、すなわち熱シリンダーの高熱部と直接に接触する層
に用いて通気度調整と共に耐熱性の機能を備えさせても
よい。
【００１９】また、本発明に使用される基布及びフェル
ト層を形成する合成繊維ウエブは、使用条件、仕様等に
より異なり、特に限定されるものではない。
【００２０】
【発明の効果】 紙の乾燥し易い部分におけるドライヤ
ーフェルトに通気度調整用のスパンボンド不織布を介挿
することにより、過乾燥が防止され、結果として均一な
紙の水分プロファイルが得られることになる。さらに本
発明によるドライヤーフェルトは、幅方向における厚み
差が極めて小さいため、抄紙機のドライヤーパートの熱
シリンダーへの接圧の差が生ずることなく、乾燥斑の発
生防止を可能とする。また、通気度調整幅が大きいた
め、使用するスパンボンド不織布も少量にて通気度調整
が可能となった。取り扱いについても容易であり、一定
位置に一定幅の配置が簡易にできる。以上のように従来
の技術に比較し、様々なメリットを有し、且つ安価に通
気度が調整されたドライヤーフェルトを提供することが
できるようになった。Description: BACKGROUND OF THE INVENTION 1. Field of the Invention The present invention relates to a dryer felt used in a dryer part of a paper machine. 2. Description of the Related Art The moisture profile of paper in a dryer part of a paper machine generally tends to be high in the width direction, and both ends are likely to be over-dried. This overdrying is likely to occur because there are no obstacles to the airflow at both ends and there is an upward airflow accompanying the exhaust, so that there is a lot of contact with air having little moisture. [0003] Therefore, as a countermeasure for overdrying of both ends, when manufacturing a dryer felt, it is necessary to reduce the number of times of drying.
No. 079, a method of performing needle punching by varying the weight per unit of the fiber web laminated on the base fabric in the width direction,
As described in JP-A-6614, a method of melting and fixing a synthetic resin film to the surfaces of both ends of a dryer felt to reduce the gap between fibers at both ends,
As described in Japanese Patent No. 128695, there has been proposed a method in which an intermediate web is inserted between a base fabric and a felt layer to perform needle punching. [0004] However, as in the method described in Japanese Utility Model Application Laid-Open No. 48-5079, a dryer is used in which the weight in the width direction of a fiber web laminated on a base fabric is changed. To adjust the air permeability of the felt,
It is extremely effective if the economics such as the number of steps, labor, time, etc. are ignored, but in practice a density gradient of the fiber web is formed in the width direction of the dryer felt, and this density gradient is uneven in the length direction of the dryer felt. Very difficult to maintain without. A method of adjusting the air permeability by reducing the fiber space at both ends of a completed dryer felt by melting a synthetic resin described in Japanese Utility Model Laid-Open No. 55-46614 is disclosed in Japanese Utility Model Laid-Open No. 48-5079. Although it is simpler than the method described and is also advantageous in terms of cost,
Applying a predetermined amount and a predetermined amount to a predetermined position requires a high level of technology or equipment, and there is a problem that the coated resin may be peeled off during use and transferred to paper or a roller. In the method described in Japanese Utility Model Application Laid-Open No. 3-1288695, since the intermediate web layer is interposed, the thickness difference of the dryer felt in the width direction is large due to the bulkiness of the intermediate web layer. However, there is a problem that a difference in contact pressure of the dryer part with the heat cylinder occurs, and as a result, dry spots occur. Further, the intermediate web layer lacks dimensional stability and is difficult to handle. The present invention solves the above-mentioned problems of the prior art, and provides a dryer felt in which the occurrence of dry spots due to the thickness difference in the width direction of the dryer felt is prevented and the air permeability in the width direction is adjusted. By doing so, the moisture profile of the paper in the dryer part of the paper machine is made uniform. SUMMARY OF THE INVENTION The present invention relates to a papermaking dryer felt obtained by needle-punching a synthetic fiber web into a base fabric obtained by weaving. Is laminated on the front or back surface of the base fabric and needle-punched together with a synthetic fiber web forming a felt layer. A spunbond nonwoven fabric for adjusting the air permeability is laminated on the front or back surface of the base fabric on both ear sides of the base fabric and needle-punched together with a synthetic fiber web forming a felt layer. Thus, the air permeability is adjusted in the width direction because the air permeability is integrated with the base cloth. In addition, this air permeability adjustment
Spunbonded non-woven fabric has a function to adjust the air permeability on both ear sides of the dryer felt, and also to prevent steam and moisture contained in the air to prevent overdrying. To
In addition, the spunbonded nonwoven fabric for air permeability adjustment is not affected by bulkiness, and the thickness difference in the width direction of the dryer felt is extremely small, so that drying unevenness due to the difference in contact pressure with the heat cylinder in the dryer part of the paper machine is prevented. it can. EXAMPLE 1 The dryer felt obtained by the present invention is specifically described in Example 1. In addition, 3
Comparative Example 1 shows the dryer felt obtained by the method described in JP-A-1288695, and the air permeability and the thickness difference in the width direction of the dryer felt were compared for both. Embodiment 1 Embodiment 1 will be described below. 1 is a plan view of a dryer felt according to the present invention, and FIG. 2 is a cross-sectional view of A (R) -A (L) in FIG.
FIG. Linear 0.45mmΦ for warp and weft
380 cm wide, woven using polyester monofilament of the following, warp density 64 yarns / inch, weft density 32
A fiber web (2) forming a felt layer of 10 g denier acrylic fiber with a basis weight of 320 g / m 2 on a double-woven canvas base fabric (5) having book / inch and air permeability of 25000 cc / cm 2 / min. Before laminating and performing needle punching, the basis weight is 50 g / m 2 and the width is 40 cm.
Spunbond nonwoven fabric made of polyester fiber (3)
And a nonwoven fabric (4) having a width of 80 cm with the same specifications and a fiber web (2) forming the felt layer while continuously arranging in the longitudinal direction along both ends of the canvas base fabric (5). The cloth was loaded on the cloth (5), subjected to needle punching, and then subjected to finishing such as pressing, heat setting, and resin processing to obtain a dryer felt (1). The air permeability of the thus obtained dryer felt (1) is 8000 cc / cm 2 at the center.
/ Min, and the air permeability of a portion 40 cm from both ends of the base fabric where both the nonwoven fabric (3) and the nonwoven fabric (4) overlap is 37.
00 cc / cm 2 / min, the thickness difference from the center is 0.0
8 mm, 4 mm from both ends of the base fabric where only the nonwoven fabric (4) overlaps
The air permeability of the portion from 0 to 80 cm is 5000 cc / cm 2 /
min, the difference in thickness from the center was 0.05 mm. Comparative Example 1 Comparative Example 1 will be described below. FIG. 3 is a plan view of the dryer felt in the comparative example, and FIG. 4 is B (R) -B (L) in the width direction of FIG.
FIG. The specifications of the synthetic fiber web for forming the base cloth and the felt layer were the same as those in Example 1 above.
Double woven canvas fabric woven at 380 cm in width, having a warp density of 64 yarns / inch, a weft density of 32 yarns / inch, and having an air permeability of 25,000 cc / cm 2 / min, woven using a polyester monofilament of linear 0.45 mmΦ for the warp and the weft. (5) Prior to laminating a fiber web (2) formed of an acrylic fiber having a thickness of 10 denier and forming a felt layer having a basis weight of 320 g / m 2 and performing needle punching, a basis weight of 50 g / m 2 and a width were provided. An intermediate web layer (6) made of 40 cm polyester fiber and an intermediate web layer (7) having the same specifications and a width of 80 cm are continuously arranged in the length direction along both ends of the canvas base fabric (5). The fiber web (2) forming the felt layer is loaded on a canvas base fabric (5), subjected to needle punching, and then pressed, heat-set, and resin-processed. Finishing such as was performed to obtain a dryer felt (8). The air permeability of the thus obtained dryer felt (8) is 8000 cc / cm at the center.
2 / min, the air permeability at the portion 40 cm from both ends of the base fabric where both the intermediate web (6) and the intermediate web (7) overlap is 5000 cc / cm 2 / min, and the difference in thickness from the center is 0. The air permeability of the portion of 40 to 80 cm from both ends of the base cloth where only the middle web (7) overlaps with 56 mm is 60
00 cc / cm 2 / min, the thickness difference from the center is 0.2
It was 8 mm. The method for measuring the air permeability is based on JIS L-1.
The measurement was carried out with a Frazier-type air permeability tester according to the 096 method. In the comparison between Example 1 and Comparative Example 1, the same material and the same basis weight are used as in the case where the nonwoven fabric is interposed between the base fabric forming the dryer felt and the felt layer (Example 1). In the case where the intermediate web is interposed (Comparative Example 1), the air permeability in the width direction of the dryer felt and the thickness difference from the central portion are different. In the case where the intermediate web is interposed, the thickness difference is large despite the small adjustment width of the air permeability in the width direction of the dryer felt. In particular, the thickness difference causes the dry spots described above. On the other hand, those with a non-woven fabric
The adjustment width of the air permeability in the width direction of the dryer felt is approximately 1.
It is five times, and the thickness difference is extremely small, about 1/7, which is within a range that does not affect the difference in the contact pressure with the heating cylinder. Therefore, prevention of dry spots can be achieved. Further, the nonwoven fabric has excellent dimensional stability as compared with the web layer, is easy to handle, and can be easily arranged at a predetermined position and a predetermined width. The spunbonded nonwoven fabric for adjusting the air permeability adjusts the air permeability according to the moisture profile of the paper in the dryer part of the paper machine, and appropriately determines the basis weight, the width dimension, and the number of sheets to be arranged. There is no particular limitation. Also obtained by spunbonding method
Non-woven fabrics have excellent dimensional stability and low bulkiness.
preferable. The material of the spun-bonded nonwoven fabric for adjusting the air permeability is preferably a synthetic fiber such as polyethylene, polypropylene, polyester or the like having a fine fineness and excellent thermoformability. In addition, when heat-resistant fibers are used for the spunbonded nonwoven fabric for adjusting the air permeability, the fibers are used not on the front surface of the base fabric but on the back surface thereof, that is, for the layer directly in contact with the hot portion of the heat cylinder. A heat resistance function may be provided together with air permeability adjustment. The synthetic fabric web forming the base fabric and the felt layer used in the present invention varies depending on the use conditions, specifications and the like, and is not particularly limited. According to the present invention, by inserting a spunbonded nonwoven fabric for air permeability adjustment into a dryer felt in a portion where paper is easily dried, overdrying is prevented, and as a result, a uniform paper moisture profile can be obtained. Will be. Furthermore, since the dryer felt according to the present invention has a very small thickness difference in the width direction, it is possible to prevent the occurrence of dry spots without causing a difference in contact pressure with the heating cylinder of the dryer part of the paper machine. In addition, since the degree of adjustment of the air permeability is large, the air permeability can be adjusted with a small amount of the spunbonded nonwoven fabric to be used. Handling is easy, and arrangement of a fixed width at a fixed position can be simplified. As described above, it is possible to provide a dryer felt having various merits as compared with the conventional technology and having an adjusted air permeability at low cost.
【図面の簡単な説明】 【図１】本発明を実施したドライヤーフェルトの平面図 【図２】図１の幅方向のＡ（Ｒ）−Ａ（Ｌ）断面層略図 【図３】比較例を実施したドライヤーフェルトの平面図 【図４】図３の幅方向のＢ（Ｒ）−Ｂ（Ｌ）断面層略図 【符号の説明】 １ ドライヤーフェルト ２ フェルト層を形成する繊維ウエブ ３ スパンボンド不織布 ４ スパンボンド不織布 ５ カンバス基布 ６ 中間ウエブ層 ７ 中間ウエブ層BRIEF DESCRIPTION OF THE DRAWINGS FIG. 1 is a plan view of a dryer felt embodying the present invention; FIG. 2 is a schematic cross-sectional view of an A (R) -A (L) section in the width direction of FIG. 1 FIG. FIG. 4 is a schematic view of a cross-sectional layer of B (R) -B (L) in the width direction of FIG. 3 [Description of reference numerals] 1 Dryer felt 2 Fiber web forming felt layer 3 Spunbond nonwoven fabric 4 Spunbond nonwoven fabric 5 Canvas base fabric 6 Intermediate web layer 7 Intermediate web layer
Claims (1)
布にニードルパンチングしてなる抄紙用ドライヤーフェ
ルトにおいて、基布の両耳側に通気度調整用のスパンボ
ンド不織布が、基布の表面又は裏面に積層され、フェル
ト層を形成する合成繊維ウエブと共にニードルパンチン
グされることにより基布と一体化され、幅方向における
通気度が調整されたことを特徴とする抄紙用ドライヤー
フェルト。(57) [Claim 1] In a papermaking dryer felt obtained by needle-punching a base fabric obtained by weaving a synthetic fiber web, a spun hole for adjusting air permeability is provided on both ear sides of the base fabric.
A non-woven fabric is laminated on the front surface or the back surface of the base fabric, and is integrated with the base fabric by needle punching together with a synthetic fiber web forming a felt layer, and the air permeability in the width direction is adjusted. Dryer felt for papermaking.
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| JPH1161675A JPH1161675A (en) | 1999-03-05 |
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| DE10341183A1 (en) * | 2003-09-06 | 2005-03-31 | Voith Paper Patent Gmbh | Drying sieve for paper, tissue paper or cardboard is air-permeable at the center and air impermeable at the outer margins |
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