JP3387027B2

JP3387027B2 - Nursing air cushion

Info

Publication number: JP3387027B2
Application number: JP23440499A
Authority: JP
Inventors: 敏雄久野
Original assignee: 敏雄久野
Priority date: 1999-08-20
Filing date: 1999-08-20
Publication date: 2003-03-17
Anticipated expiration: 2019-08-20
Also published as: JP2001057927A

Description

【発明の詳細な説明】【０００１】【発明の属する技術分野】本発明は、座面の角度を調整
できる介護用空気座布団に関するものである。【０００２】【従来の技術】介護者による補助があれば起立できる程
度の被介護者を、車椅子等に座らせる場合または車椅子
等から立たせる場合、介護者は中腰の姿勢で被介護者を
支えて、被介護者を移動させていた。【０００３】【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この補
助の動作は静かにかつ安全に行う必要があるため、介護
者の腰に大きな負担がかかり、介護者には重労働であっ
た。【０００４】本発明は、上記の問題点を解決するために
なされたもので、その目的は、被介護者の起立動作を補
助して、介護者の負担を軽減することができる介護用空
気座布団を提供することにある。【０００５】【課題を解決するための手段】本発明の介護用空気座布
団は、上記の課題を解決するために、内部の空気量に応
じて座面の角度を調整可能な座面支持エアー室と、上記
座面を使用者の臀部に接触させて装着するための装着部
材とを具備することを特徴としている。【０００６】上記の構成により、装着部材で座面を臀部
に接触させて被介護者（使用者）に装着し、座面を支持
する座面支持エアー室を膨張させて、座面を被介護者の
臀部とともに傾斜させることができる。【０００７】よって、被介護者の臀部を斜め上方に押し
上げることができる。しかも、内部の空気量に応じて、
被介護者の臀部を押し上げる量を調整することができ
る。ゆえに、座面支持エアー室を膨張させて被介護者を
起立させることができる。また、空気を調整しながら排
出することにより、被介護者を座らせる、あるいは寝か
せることができる。さらに、装着部材により、被介護者
が装着したまま移動することができる。【０００８】したがって、例えば、座面支持エアー室を
膨張させて被介護者を車椅子から起立させ、ベッドに移
動させ、空気を抜きながらベッドに寝かせることができ
る。つまり、被介護者を起立させる、座らせる、寝かせ
る等の動作を補助することができる。ゆえに、介護用空
気座布団によって被介護者がほぼ起立した姿勢まで押し
上がられるので、介護者は低い姿勢から被介護者を持ち
上げる必要がなく、起立のための補助動作が容易とな
る。【０００９】また、空気量を調整することにより、車椅
子のクッションや、横臥した被介護者の頭・腰・足等の
下に敷き楽な姿勢を保持するクッションとして使用する
ことができる。【００１０】本発明の介護用空気座布団は、上記の課題
を解決するために、さらに、内部の空気量に応じて上記
座面の形状を調整可能な座面エアー室を具備することを
特徴としている。【００１１】上記の構成により、さらに、座面エアー室
に空気を注入することによって、座面の形状を調整する
ことができる。【００１２】よって、座面の形状を、被介護者のどのよ
うな好みにも対応して調整することができる。すなわ
ち、車椅子のクッションやベッド上での床擦れ防止用ク
ッション等の様々な形状で利用することができる。【００１３】本発明の介護用空気座布団は、上記の課題
を解決するために、さらに、上記座面エアー室に空気注
入口および空気排出口が設けられているとともに、上記
座面エアー室と上記座面支持エアー室との接合面に空気
が移動する連通孔が設けられていることを特徴としてい
る。【００１４】上記の構成により、さらに、空気注入口か
ら注入された空気が座面エアー室を膨張させ、さらに連
通孔を通って座面支持エアー室を膨張させる。また、座
面支持エアー室の空気は連通孔を通って座面エアー室へ
移動し、さらに座面エアー室の空気が空気排出口から排
出される。【００１５】よって、座面エアー室および座面支持エア
ー室の２つのエアー室を、１つの空気注入口／空気排出
口で空気の注入／排出を行うことができる。したがっ
て、座面エアー室の形状の調整と座面支持エアー室によ
る座面の傾斜角調整とを、一組の空気注入口および空気
排出口で行うことができる。ゆえに、介護用空気座布団
が簡単な構造となる。【００１６】本発明の介護用空気座布団は、上記の課題
を解決するために、さらに、上記座面支持エアー室の膨
張を阻止する膨張阻止部材が着脱自在に設けられている
ことを特徴としている。【００１７】上記の構成により、さらに、膨張阻止部材
をかけた状態では、座面エアー室が完全に膨張すると、
それ以上には空気を注入できない。そのため、この状態
では、座面支持エアー室が膨張せず、座面が傾斜しな
い。そして、膨張阻止部材を外し、さらに空気を注入す
ると、座面支持エアー室が膨張して座面が傾斜する。そ
の結果、被介護者の腰から上部が浮き、足が伸びた姿勢
になる。【００１８】よって、座面を傾斜させる必要のないとき
は、膨張阻止部材をかけておくことにより、座面エアー
室のみに空気を注入して、座面の形状を調整することが
できる。また、座面を傾斜させるときには、座面エアー
室および座面支持エアー室を連通孔を介してともに膨張
させることにより、被介護者の起立動作を補助すること
ができる。【００１９】なお、上記構成の介護用空気座布団におい
て、上記連通孔および上記膨張阻止部材を設けずに、上
記の座面エアー室と上記座面支持エアー室とに、空気注
入口および空気排出口がそれぞれ設けられていてもよ
い。【００２０】上記の構成により、さらに、エアー室ごと
に空気注入口および空気排出口が独立して設けられるた
め、座面エアー室の形状の調整と座面支持エアー室によ
る座面の傾斜角調整とを独立して行うことができる。【００２１】よって、座面エアー室を好みの形状に調整
しておき、被介護者を起立させたい場合にのみ座面支持
エアー室に空気を注入し、その後座面支持エアー室から
空気を排出して、調整された形状の座面エアー室のみに
戻すことができる。【００２２】【発明の実施の形態】〔実施の形態１〕本発明の一実施の形態について図１，２，４，５に基づ
いて説明すれば、以下のとおりである。【００２３】図１に示すように、本実施の形態に係る介
護用空気座布団１は、空気により膨張した箱状体の座面
エアー室２を、空気により膨張した三角柱状体の座面支
持エアー室３により傾斜させて支持するものである。特
に、本実施の形態に係る介護用空気座布団１には、空気
注入口４、空気排出口５が座面エアー室２に設けられる
とともに、座面エアー室２と座面支持エアー室３との間
の仕切り壁（接合面）６に空気が移動する連通孔７が設
けられている。【００２４】上記介護用空気座布団１は、車椅子の座面
上に敷くことができる大きさである。介護用空気座布団
１の設置面（底面）の寸法は、使用する車椅子の座面よ
り、幅・奥行きとも２〜５ｃｍ程度小さくすることが望
ましい。なお、一般に市販されている車椅子の座面は幅
４０ｃｍ×奥行き４０ｃｍのものが多い。【００２５】上記座面エアー室２は、内部に注入される
空気により膨張収縮可能な、ほぼ矩形厚板の箱状体であ
る。本実施の形態では、座面エアー室２は、完全に収縮
すると、幅３８ｃｍ×奥行き２８ｃｍのほぼ平板状とな
り、完全に膨張すると、幅３８ｃｍ×奥行き２８ｃｍ×
厚さ６ｃｍの空気座布団になる。【００２６】また、座面エアー室２には、直径１０ｃｍ
の凹部である床擦れ防止穴８が、座面２ａの中央よりや
や上方位置（中心が上から約１０ｃｍ）に設けられてい
る。床擦れ防止穴８は、被介護者（使用者）の臀部等が
座面２ａと長時間接触して床擦れが生じるのを防止する
ために設けられる。なお、床擦れ防止穴８から空気が漏
れないように、床擦れ防止穴８は座面エアー室２の内部
で閉じられている。例えば、床擦れ防止穴８の下端が仕
切り壁６に接続されている。また、床擦れ防止穴８は、
後述する水平位置から傾斜位置までの動作を考慮して位
置・形状等が設計される。【００２７】上記座面支持エアー室３は、内部に注入さ
れる空気により膨張収縮可能な、ほぼ正三角柱状体であ
る。座面支持エアー室３は、三角柱の一側面を介護用空
気座布団１の設置面３ａとし、他の一側面を座面エアー
室２の座面２ａとは反対面との接合面（仕切り壁６）と
する。残る一側面３ｂおよび両底面３ｃ・３ｃは、仕切
り壁６を設置面３ａに対向して平板状に折り畳めるよう
に、例えば蛇腹に形成されている。本実施の形態では、
座面支持エアー室３は、完全に収縮すると、幅３８ｃｍ
×奥行き２８ｃｍのほぼ平板状となり、完全に膨張する
と、一辺２８ｃｍの正三角形を両底面３ｃ・３ｃとする
高さ３８ｃｍのほぼ正三角柱状になる。なお、座面支持
エアー室３の形状は正三角柱に限定されず、必要な座面
２ａの傾斜角に応じて決定される。【００２８】上記空気注入口４は、座面エアー室２の一
方の側面の下端近傍に配設されている。空気注入口４
は、座面エアー室２および座面支持エアー室３に空気を
注入するための開口であり、空気の漏出を防ぐために、
例えば一定圧力以上で開く弁が取り付けられている。ま
た、空気注入口４には、空気ポンプ２１から空気を導く
ホース２２を取り付けるための取付具（図示しない）が
設けられている。なお、この取付具は、ホース２２がワ
ンタッチで着脱できるものが好ましい。【００２９】上記空気ポンプ２１には、足踏み式空気ポ
ンプや自動式空気ポンプを利用することができる。【００３０】上記空気排出口５は、座面エアー室２のも
う一方の側面の下端近傍に配設されている。空気排出口
５は、座面エアー室２および座面支持エアー室３から空
気を排出するための開口である。空気排出口５には、排
出する空気量を調整可能な調整弁（図示しない）が設け
られている。なお、この調整弁を手元での操作に適した
長さのホース２３の先端に設けて、空気排出口５から延
長することにより、介護者あるいは被介護者が手元で空
気量の調整ができるようにすることも可能である。よっ
て、この調整弁は、ネジ式やコック式等が可能である
が、被介護者自身でも操作可能な突起のない安全な形状
とする。【００３１】上記仕切り壁６は、座面エアー室２と座面
支持エアー室３との接合面に形成される。そして、上記
連通孔７が、仕切り壁６のほぼ中央に、上記床擦れ防止
穴８と重ならない位置に設けられている。【００３２】さらに、座面支持エアー室３の設置面３ａ
の左右端には、介護用空気座布団１を車椅子の座面に固
定する車椅子用固定具９・９がそれぞれ設けられてい
る。【００３３】また、座面エアー室２の座面２ａの左右端
には、座面２ａを被介護者の臀部に接触させて介護用空
気座布団１を装着するための装着ベルト（装着部材）１
０・１０がそれぞれ設けられている。なお、装着ベルト
１０・１０には、自動車等のシートベルトを利用するこ
とができる。ただし、装着部材としては、被介護者の身
体の前面に掛け渡す構造の装着ベルト１０・１０に限定
されず、被介護者が介護用空気座布団１を装着したまま
移動できればよく、例えば被介護者が身に付けた装着具
と係合するものであってもよい。【００３４】また、介護用空気座布団１の両側面には、
座面支持エアー室３の膨張を阻止する膨張阻止ベルト
（膨張阻止部材）１１・１１がそれぞれ設けられてい
る。具体的には、座面エアー室２の座面２ａの左右端
に、留め具１１ａ・１１ａがそれぞれ設けられている。
一方、座面支持エアー室３の設置面３ａの左右端には、
先端に留め具１１ａに係合する係合部（図示しない）を
備えたベルト１１ｂ・１１ｂがそれぞれ設けられてい
る。係合した留め具１１ａおよびベルト１１ｂの長さ
は、完全に膨張した座面エアー室２の厚さに等しい。こ
れにより、膨張阻止ベルト１１・１１を固定した状態で
は、座面エアー室２が完全に膨張するまで空気を注入で
きるが、それ以上には注入できない。なお、留め具１１
ａおよびベルト１１ｂの係合部には、ワンタッチで着脱
自在なボタン等が利用できる。【００３５】また、介護用空気座布団１の両側面の上端
近傍には、座面エアー室２および座面支持エアー室３を
安定させる安定化ベルト１２・１２がそれぞれ設けられ
ている。安定化ベルト１２の両端は、座面エアー室２の
座面２ａの端部および座面支持エアー室３の側面３ｂの
端部に接続されている。なお、安定化ベルト１２の長さ
を調節することにより、膨張した介護用空気座布団１の
全体の形状を安定させることができる。【００３６】上記の座面エアー室２および座面支持エア
ー室３は、ゴムやビニール樹脂等の耐久性の強い素材で
あればよい。【００３７】上記介護用空気座布団１は被介護者が車椅
子やベッドの上で身体の下に敷いて使用するため、各部
品は突起のない安全な形状であることが望ましい。同様
に、介護用空気座布団１の各部品はワンタッチで着脱自
在であることが望ましい。特に、ホース２２・２３、車
椅子用固定具９、装着ベルト１０、膨張阻止ベルト１１
は、動作時以外は不要である。よって、動作時以外に不
要な部品を取り外しておくことは、邪魔にならず、安全
のためにも望ましい。【００３８】また、ホース２２・２３、膨張阻止ベルト
１１の係合部は、車椅子に被介護者が座っていても、着
脱が容易であることが望ましい。さらに、車椅子用固定
具９の着脱は、被介護者が介護用空気座布団１を装着ベ
ルト１０で装着した状態でも、容易に行えるようになっ
ている。【００３９】さらに、上記の座面エアー室２、座面支持
エアー室３、空気ポンプ２１、空気注入口４、空気排出
口５（調整弁）は、座面エアー室２および座面支持エア
ー室３の空気量すなわち座面２ａの傾斜角度を無段階に
調整できるようになっている。これにより、介護用空気
座布団１の形状を、被介護者のどのような好みにも対応
して調整することができる。【００４０】つぎに、図２（ａ）〜（ｃ）を参照しなが
ら、上記介護用空気座布団１の動作について説明する。【００４１】図２（ａ）は、上記介護用空気座布団１の
座面エアー室２および座面支持エアー室３に空気が入っ
ていない状態を示している。【００４２】座面エアー室２への空気注入に先立って、
膨張阻止ベルト１１の留め具１１ａおよびベルト１１ｂ
を係合して固定する。ここで、膨張阻止ベルト１１は、
長さが座面エアー室２の膨張時の厚さに等しいため、座
面エアー室２に空気が入っていない時には、介護用空気
座布団１の側部で弛んだ状態になる。また、空気注入口
４にホース２２および空気ポンプ２１を取り付けるとと
もに、空気排出口５を閉鎖する。【００４３】以上の準備を整えて、介護用空気座布団１
を車椅子に取り付け、車椅子用固定具９で固定する。そ
の後、被介護者が座面２ａ上に座り、装着ベルト１０で
被介護者の臀部に座面２ａを接触させた状態に装着す
る。なお、空気の入っていない介護用空気座布団１を車
椅子に取り付け、被介護者に装着した様子が図４（ａ）
（後述）である。【００４４】図２（ｂ）は、上記座面エアー室２に空気
が入った状態を示している。【００４５】空気が注入されて座面エアー室２が完全に
膨張すると、膨張阻止ベルト１１が張った状態になる。
よって、さらに空気を注入しても、座面支持エアー室３
は膨らまない。なお、この状態で、空気座布団、床擦れ
防止用クッション、腰当て用クッションとして使用する
ことができる。また、空気排出口５の調整弁により、座
面エアー室２の空気量を調整して、好みの高さに調整す
ることができる。【００４６】図２（ｃ）は、上記の座面エアー室２およ
び座面支持エアー室３に空気が入った状態を示してい
る。【００４７】膨張阻止ベルト１１の留め具１１ａとベル
ト１１ｂとの係合を解除して、さらに空気を注入する
と、空気が連通孔７を介して移動して、座面支持エアー
室３が膨張する。座面支持エアー室３が膨張するにつれ
て、座面エアー室２が持ち上げられて、座面２ａが傾斜
する。なお、座面支持エアー室３が完全に膨張すると、
ほぼ正三角柱状となり、座面エアー室２の座面２ａがほ
ぼ６０度に傾斜することになる。また、適当な傾斜に空
気量を調整し、安定化ベルト１２で固定することによ
り、腰当て座布団（図５（ａ））等として使用すること
ができる。【００４８】ここで、図４（ａ）〜（ｄ）を参照しなが
ら、上記介護用空気座布団１の使用方法を、被介護者が
車椅子からベッドへ移動する場合について説明する。【００４９】図４（ａ）に示すように、車椅子の座面に
介護用空気座布団１を座面支持エアー室３が膨張すると
被介護者の臀部を斜め前方（車椅子から起立させる方
向）へ押し上げるように置き、左右の車椅子用固定具９
で固定した後、被介護者がその上に座り、装着ベルト１
０で装着する。【００５０】なお、この状態で座面エアー室２にのみ空
気を入れて使用すると、空気入り座布団となる。市販の
車椅子の座面は、ビニールのシート状のものが多く、長
時間座っていると腰や尻が痛くなる。そこで、介護用空
気座布団１を空気入り座布団として使用すると、クッシ
ョンになり、痛みを和らげることができる。【００５１】つぎに、図４（ｂ）に示すように、介護用
空気座布団１を使用して被介護者を車椅子からベッドへ
移動させる時には、まず、車椅子が移動しないようにサ
イドブレーキをセットする。そして、介護者が足踏み式
あるいは自動式の空気ポンプ２１で座面エアー室２のみ
に空気を送り込み、高さが２〜３ｃｍ位になったら、車
椅子用固定具９を外す。【００５２】つづいて、膨張阻止ベルト１１を外し、さ
らに空気を送り込むと、座面支持エアー室３が膨張して
座面２ａが傾斜するため、被介護者は腰から上部が浮
き、足が伸びた姿勢になる。このとき、被介護者が横に
倒れないように、介護者が注意して補助の動作をする。【００５３】このように、座面支持エアー室３が膨張し
て座面エアー室２が傾斜することにより、被介護者の臀
部が押し上げられるため、起立の姿勢に容易に移行する
ことができる。【００５４】つぎに、図４（ｃ）に示すように、被介護
者がほぼ直立に近い姿勢になったら、両脇の下に介護者
が両腕を入れて、介護用空気座布団１を付けたまま被介
護者をベッドへ移動させる。【００５５】このように、介護用空気座布団１によって
被介護者がほぼ起立した姿勢まで起立しているので、介
護者は低い姿勢から被介護者を持ち上げる必要がなく、
起立のための補助動作が容易である。【００５６】つぎに、図４（ｄ）に示すように、被介護
者をベッドに介護用空気座布団１を装着したまま座ら
せ、座面支持エアー室３の空気を空気排出口５の調整弁
で少しずつ抜きながら、被介護者を寝かせる。このと
き、適当な空気量を残して、そのまま床擦れ防止用クッ
ション等として使用することもできる。【００５７】なお、以上の動作は、重度の被介護者でな
ければ、被介護者が自分で自動式の空気ポンプ２１を操
作して、行うことができる。すなわち、介護者の補助が
不要となる。【００５８】また、ベッドから車椅子へは、以下のよう
に移動することができる。まず、ベッドの端に座面支持
エアー室３が膨張すると被介護者の臀部を斜め前方（ベ
ッドから起立させる方向）へ押し上げるように介護用空
気座布団１を置き、その上に被介護者を座らせ、装着ベ
ルト１０で装着する。その後の動作は、上述した図４
（ｂ）〜（ｄ）と同じ要領で、空気ポンプ２１で介護用
空気座布団１に空気を送り込んで被介護者を起立させた
後、介護用空気座布団１を装着したままベッドに移動さ
せ、空気を抜きながら車椅子に座らせる。このとき、ベ
ッドの横に車椅子をくっつけた状態にしておけば、移動
距離がほとんどなく、被介護者の向きを変えさせるだけ
でよい。【００５９】図５（ａ）〜（ｄ）を参照しながら、車椅
子とベッドとの間の移動以外の、介護用空気座布団１の
使用方法を説明する。介護用空気座布団１は、被介護者
をベッド等で座らせる時、身体が不安定になるのを防い
だり、疲れを軽減するために腰にあてがう腰当て座布団
として利用できる（図５（ａ））。また、介護用空気座
布団１は、好みの高さに調整して疲れを軽減する腰座布
団や、床擦れ防止のための床擦れ防止用クッションとし
て利用できる（図５（ｂ））。また、介護用空気座布団
１は、好みの高さに調整できる枕（図５（ｃ））・足枕
（図５（ｄ））として利用できる。なお、いずれの方法
も、空気量を調整することにより、被介護者を楽な姿勢
にすることができる。【００６０】〔実施の形態２〕本発明の他の実施の形態について図３に基づいて説明す
れば、以下のとおりである。なお、説明の便宜上、前記
の実施の形態１において示した部材と同一の機能を有す
る部材には、同一の符号を付し、その説明を省略する。【００６１】図３に示すように、本実施の形態に係る介
護用空気座布団１′は、基本的構成が前記実施の形態１
に係る介護用空気座布団１と同一である。本実施の形態
に係る介護用空気座布団１′は、前記介護用空気座布団
１に設けられていた連通孔７および膨張阻止ベルト１１
の代わりに、第二空気注入口（空気注入口）３１および
第二空気排出口（空気排出口）３２が設けられている。【００６２】上記第二空気注入口３１は、座面支持エア
ー室３の一方の底面３ｃの後部下端近傍に配設されてい
る。第二空気注入口３１は、座面支持エアー室３に空気
を注入するための開口であり、空気の漏出を防ぐため
に、例えば一定圧力以上で開く弁が取り付けられてい
る。また、第二空気注入口３１には、空気ポンプ２１′
から空気を導くホース２２′を取り付けるための取付具
（図示しない）が設けられている。なお、この取付具
は、ホース２２′がワンタッチで着脱できるものが好ま
しい。【００６３】上記第二空気排出口３２は、座面支持エア
ー室３のもう一方の底面３ｃの後部下端近傍に配設され
ている。第二空気排出口３２は、座面支持エアー室３か
ら空気を排出するための開口である。第二空気排出口３
２には、排出する空気量を調整可能な調整弁（図示しな
い）が設けられている。なお、この調整弁を手元での操
作に適した長さのホース２３′の先端に設けて、第二空
気排出口３２から延長することにより、介護者あるいは
被介護者が手元で空気量の調整ができるようにすること
も可能である。よって、この調整弁は、ネジ式やコック
式等が可能であるが、被介護者自身でも操作可能な突起
のない安全な形状とする。【００６４】そして、介護用空気座布団１′には、連通
孔７が設けられていない。したがって、座面エアー室２
および座面支持エアー室３に対する空気の注入排出は、
それぞれ独立して行うことができる。すなわち、座面エ
アー室２に対する空気の注入排出は空気注入口４および
空気排出口５を介して行う。また、座面支持エアー室３
に対する空気の注入排出は第二空気注入口３１および第
二空気排出口３２を介して行う。【００６５】さらに、上記座面支持エアー室３、空気ポ
ンプ２１′、第二空気注入口３１、第二空気排出口３２
（調整弁）は、座面支持エアー室３の空気量を無段階に
調整できるようになっている。これにより、座面エアー
室２の傾斜角度を、被介護者のどのような好みにも対応
して調整することができる。【００６６】また、ホース２２・２３は、車椅子に被介
護者が座っていても、着脱が容易であることが望まし
い。また、ホース２２′・２３′および空気ポンプ２
１′と、ホース２２・２３および空気ポンプ２１とを共
用してもよい。【００６７】つぎに、上記介護用空気座布団１′の動作
について説明する。なお、介護用空気座布団１′は、実
施の形態１に係る介護用空気座布団１と基本的動作が同
一であるため、動作の概略は図２（ａ）〜（ｃ）に示す
とおりである。【００６８】図２（ａ）は、上記介護用空気座布団１′
の座面エアー室２および座面支持エアー室３に空気が入
っていない状態である。なお、図中の膨張阻止ベルト１
１は、介護用空気座布団１′には設けられていない。【００６９】まず、空気注入口４にホース２２および空
気ポンプ２１を取り付けるとともに、空気排出口５を閉
鎖する。また、空気排出口３２を閉鎖する。そして、介
護用空気座布団１′を車椅子に取り付け、車椅子用固定
具９で固定する。その後、被介護者が座面２ａ上に座
り、装着ベルト１０で被介護者の臀部に座面２ａを接触
させた状態に装着する。【００７０】図２（ｂ）は、上記座面エアー室２に空気
が入った状態を示している。【００７１】このとき、空気排出口５の調整弁により、
座面エアー室２の空気量を調整して、好みの高さに調整
することができる。そして、この状態で、空気座布団、
床擦れ防止用クッション、腰当て用クッションとして使
用することができる。なお、介護用空気座布団１′で
は、空気が注入されて座面エアー室２が完全に膨張した
後、さらに座面エアー室２に空気を注入しても座面支持
エアー室３は膨らまない。【００７２】図２（ｃ）は、上記の座面エアー室２およ
び座面支持エアー室３に空気が入った状態を示してい
る。【００７３】座面支持エアー室３には、空気ポンプ２
１′で空気注入口３１から空気を注入する。座面支持エ
アー室３が膨張するにつれて、座面エアー室２が持ち上
げられて、座面２ａが傾斜する。なお、座面支持エアー
室３が完全に膨張すると、ほぼ正三角柱状となり、座面
エアー室２の座面２ａがほぼ６０度に傾斜することにな
る。【００７４】ここで、図４（ａ）〜（ｄ）を参照しなが
ら、上記介護用空気座布団１′の使用方法を、被介護者
が車椅子からベッドへ移動する場合について説明する。【００７５】図４（ａ）に示すように、車椅子の座面に
介護用空気座布団１′を座面支持エアー室３が膨張する
と被介護者の臀部を斜め前方（車椅子から起立させる方
向）へ押し上げるように置き、左右の車椅子用固定具９
で固定した後、被介護者がその上に座り、装着ベルト１
０で装着する。【００７６】つぎに、図４（ｂ）に示すように、介護用
空気座布団１′を使用して被介護者を車椅子からベッド
へ移動させる時には、まず、車椅子が移動しないように
サイドブレーキをセットする。そして、介護者が足踏み
式あるいは自動式の空気ポンプ２１で座面エアー室２に
空気を送り込み、高さが２〜３ｃｍ位になったら、車椅
子用固定具９を外す。【００７７】つづいて、空気ポンプ２１′で座面支持エ
アー室３に空気を送り込むと、座面支持エアー室３が膨
張して座面２ａが傾斜するため、被介護者は腰から上部
が浮き、足が伸びた姿勢になる。【００７８】このように、座面支持エアー室３が膨張し
て座面エアー室２が傾斜することにより、被介護者の臀
部が押し上げられるため、起立の姿勢に容易に移行する
ことができる。【００７９】つぎに、図４（ｃ）に示すように、被介護
者がほぼ直立に近い姿勢になったら、両脇の下に介護者
が両腕を入れて、介護用空気座布団１′を付けたまま被
介護者をベッドへ移動させる。【００８０】このように、介護用空気座布団１′によっ
て被介護者がほぼ起立した姿勢まで起立しているので、
介護者は低い姿勢から被介護者を持ち上げる必要がな
く、起立のための補助動作が容易である。【００８１】つぎに、図４（ｄ）に示すように、被介護
者をベッドに介護用空気座布団１′を装着したまま座ら
せ、座面支持エアー室３の空気を空気排出口３２の調整
弁で少しずつ抜きながら、被介護者を寝かせる。座面支
持エアー室３から空気を完全に排出すると、高さが調整
された座面エアー室２に戻る。【００８２】ここで、車椅子とベッドとの間の移動以外
の、介護用空気座布団１′の使用方法は、実施の形態１
において図５（ａ）〜（ｄ）を参照しながら説明したも
のと同じであるので省略する。【００８３】なお、以上の各実施の形態は本発明の範囲
を限定するものではなく、本発明の範囲内で種々の変更
が可能である。【００８４】【発明の効果】本発明の介護用空気座布団は、以上のよ
うに、内部の空気量に応じて座面の角度を調整可能な座
面支持エアー室と、上記座面を使用者の臀部に接触させ
て装着するための装着部材とを具備する構成である。【００８５】それゆえ、被介護者の臀部を斜め上方に押
し上げることができる。しかも、内部の空気量に応じ
て、被介護者の臀部を押し上げる量を調整することがで
きる。よって、座面支持エアー室を膨張させて被介護者
を起立させることができる。また、空気を調整しながら
排出することにより、被介護者を座らせる、あるいは寝
かせることができる。さらに、装着部材により、被介護
者が装着したまま移動することができる。【００８６】したがって、例えば、座面支持エアー室を
膨張させて被介護者を車椅子から起立させ、ベッドに移
動させ、空気を抜きながらベッドに寝かせることができ
るという効果を奏する。つまり、被介護者を起立させ
る、座らせる、寝かせる等の動作を補助することができ
るという効果を奏する。ゆえに、介護用空気座布団によ
って被介護者がほぼ起立した姿勢まで押し上がられるの
で、介護者は低い姿勢から被介護者を持ち上げる必要が
なく、起立のための補助動作が容易となるという効果を
奏する。【００８７】また、空気量を調整することにより、車椅
子のクッションや、横臥した被介護者の頭・腰・足等の
下に敷き楽な姿勢を保持するクッションとして使用する
ことができるという効果を奏する。【００８８】本発明の介護用空気座布団は、以上のよう
に、さらに、内部の空気量に応じて上記座面の形状を調
整可能な座面エアー室を具備する構成である。【００８９】それゆえ、さらに、座面の形状を、被介護
者のどのような好みにも対応して調整することができる
という効果を奏する。すなわち、車椅子のクッションや
ベッド上での床擦れ防止用クッション等の様々な形状で
利用することができるという効果を奏する。【００９０】本発明の介護用空気座布団は、以上のよう
に、さらに、上記座面エアー室に空気注入口および空気
排出口が設けられているとともに、上記座面エアー室と
上記座面支持エアー室との接合面に空気が移動する連通
孔が設けられている構成である。【００９１】それゆえ、さらに、座面エアー室および座
面支持エアー室の２つのエアー室を、１つの空気注入口
／空気排出口で空気の注入／排出を行うことができる。
したがって、座面エアー室の形状の調整と座面支持エア
ー室による座面の傾斜角調整とを、一組の空気注入口お
よび空気排出口で行うことができるという効果を奏す
る。よって、介護用空気座布団が簡単な構造となるとい
う効果を奏する。【００９２】本発明の介護用空気座布団は、以上のよう
に、さらに、上記座面支持エアー室の膨張を阻止する膨
張阻止部材が着脱自在に設けられている構成である。【００９３】それゆえ、さらに、座面を傾斜させる必要
のないときは、膨張阻止部材をかけておくことにより、
座面エアー室のみに空気を注入して、座面の形状を調整
することができるという効果を奏する。また、座面を傾
斜させるときには、座面エアー室および座面支持エアー
室を連通孔を介してともに膨張させることにより、被介
護者の起立動作を補助することができるという効果を奏
する。 DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION [0001] BACKGROUND OF THE INVENTION 1. Field of the Invention The present invention adjusts the angle of a seat surface.
The present invention relates to an air cushion for nursing care. [0002] 2. Description of the Related Art It is possible to stand up with the assistance of a caregiver.
If the cared person is seated in a wheelchair or a wheelchair
When taking care of the care receiver, the caregiver
Supporting and moving the care receiver. [0003] SUMMARY OF THE INVENTION
The assistant's movement needs to be done quietly and safely.
This puts a heavy burden on the back of the caregiver,
Was. [0004] The present invention has been developed to solve the above problems.
The purpose is to supplement the caregiver's standing motion.
Nursing care sky that can help and reduce the burden on caregivers
To provide a cushion. [0005] SUMMARY OF THE INVENTION A care air cushion according to the present invention.
The delegation responds to the internal air volume to solve the above issues.
Seat surface support air chamber that can adjust the angle of the seat surface
A mounting section for mounting the seat surface in contact with the user's buttocks
And materialsare doing. [0006] With the above structure, the seating surface is attached to the buttocks by the mounting member.
To be attached to the care receiver (user) by contacting the
Inflate the seat support air chamber to
Can be tilted with the buttocks. Therefore, the buttocks of the care receiver are pushed diagonally upward.
Can be raised. Moreover, depending on the amount of air inside,
The amount of pushing up the buttocks of the cared person can be adjusted
You. Therefore, the seat support air chamber is inflated to
Can be erected. Also, while adjusting the air,
Sit out or sleep by taking out
Can be made. Furthermore, depending on the mounting member, the care receiver
Can be moved while wearing. Therefore, for example, the seat surface supporting air chamber is
Inflate to raise the cared person from the wheelchair and move to bed.
Can be moved to lie on the bed while deflating
You. In other words, raise, sit, and lay the care receiver
The operation such as the operation can be assisted. Therefore, the nursing care sky
The carousel pushes the care receiver to an almost upright position.
The caregiver holds the caregiver from a low
There is no need to raise it, making it easier to stand up
You. Further, by adjusting the amount of air, the wheelchair can be adjusted.
The child's cushion, head, waist, feet, etc.
Use it as a cushion to lay down and maintain a comfortable posture
be able to. [0010] The air cushion for nursing care of the present invention has the above problems.
To further solve the above, according to the amount of air inside
It is necessary to provide a seat air chamber that can adjust the shape of the seat.
Features. With the above structure, the seat air chamber is further provided.
The shape of the seating surface by injecting air into it
be able to. Therefore, the shape of the seat surface should be
It can be adjusted according to the taste. Sand
Wheelchair cushions and floor rubbing
It can be used in various shapes such as a cushion. [0013] The air cushion for nursing care of the present invention has the above problems.
In order to solve this problem, air
Inlet and air outlet are provided
Air is applied to the joint surface between the seat air chamber and the seat support air chamber.
A communication hole through which the
You. [0014] With the above structure, the air inlet is further provided.
The air injected from this expands the seat air chamber,
The seat support air chamber is inflated through the through hole. Also the seat
Air in the surface support air chamber passes through the communication hole to the seat air chamber
The air in the seat air chamber through the air outlet.
Will be issued. Therefore, the seat air chamber and the seat support air
-Two air chambers, one air inlet / air exhaust
Air can be injected / exhausted at the mouth. Accordingly
Adjustment of the seat air chamber shape and the seat support air chamber.
Adjusting the inclination angle of the seat
Can be done at the outlet. Therefore, air cushion for nursing care
Has a simple structure. [0016] The air cushion for nursing care of the present invention has the above problems.
In addition, in order to solve
An expansion preventing member for preventing tension is detachably provided.
It is characterized by: [0017] With the above arrangement, the expansion preventing member is further provided.
When the seat air chamber is completely inflated,
No more air can be injected. Therefore, this state
In this case, the seat support air chamber does not expand and the seat
No. Then, remove the expansion prevention member and inject air further.
Then, the seating surface support air chamber expands and the seating surface tilts. So
As a result, the upper part was lifted from the waist of the cared person and the legs were extended.
become. Therefore, when it is not necessary to tilt the seat surface
The seat surface air can be
Air can be injected only into the chamber to adjust the shape of the seat.
it can. Also, when tilting the seat,
The chamber and the seat support air chamber expand together through the communication hole
Assisting the care receiver in standing up
Can be. [0019]In addition, the air cushion for nursing care of the above configuration
Without providing the communication hole and the expansion prevention member,
Air is supplied to the seat air chamber and the seat support air chamber.
Inlet and air outlet may be provided respectively
No. [0020] With the above structure, further, for each air chamber.
Air inlet and air outlet are provided independently
Adjustment of the seat air chamber shape and the seat support air chamber.
The adjustment of the inclination angle of the seat surface can be performed independently. Therefore, the seat air chamber is adjusted to the desired shape.
In addition, support the seat only when you want to raise the cared person
Inject air into the air chamber and then from the seat support air chamber
Exhaust air to only the adjusted seat air chamber
You can go back. [0022] DESCRIPTION OF THE PREFERRED EMBODIMENTS [First Embodiment] An embodiment of the present invention will be described with reference to FIGS.
This will be described below. As shown in FIG. 1, an interface according to the present embodiment
The protective air cushion 1 is a seat surface of a box-shaped body expanded by air.
The air chamber 2 is supported by a bearing surface of a triangular prism expanded by air.
It is supported by being inclined by the holding air chamber 3. Special
The air cushion for nursing care 1 according to the present embodiment
An inlet 4 and an air outlet 5 are provided in the seat air chamber 2.
At the same time, between the seat air chamber 2 and the seat support air chamber 3
A communication hole 7 through which air moves is provided in a partition wall (joining surface) 6 of
Have been killed. The air cushion for nursing care 1 is a seat surface of a wheelchair.
It is large enough to be laid on top. Nursing air cushion
The size of the installation surface (bottom) of 1 is the seating surface of the wheelchair to be used.
It is desirable to reduce both width and depth by about 2 to 5 cm.
Good. The seating surface of wheelchairs on the market is generally wide.
Many are 40 cm x 40 cm deep. The seat air chamber 2 is injected into the interior.
It is a box-like body of a substantially rectangular plate that can be expanded and contracted by air.
You. In this embodiment, the seat air chamber 2 is completely contracted.
Then, it becomes almost flat with a width of 38 cm and a depth of 28 cm.
When fully inflated, 38 cm wide x 28 cm deep x
It becomes a 6 cm thick air cushion. The seat air chamber 2 has a diameter of 10 cm.
The floor rubbing prevention hole 8 which is a concave portion of
And above (center is about 10cm from above)
You. The floor rubbing prevention hole 8 is used for the buttocks of the care receiver (user).
Prevents floor rubbing caused by prolonged contact with the seating surface 2a
Provided for. Air leaks from the floor rubbing prevention hole 8.
The floor rubbing prevention hole 8 is located inside the seat
Is closed by. For example, the lower end of the floor rubbing prevention hole 8 is
It is connected to the cutting wall 6. The floor rubbing prevention hole 8 is
Considering the operation from the horizontal position to the tilt position described later,
The placement and shape are designed. The seat supporting air chamber 3 is filled inside.
Almost equilateral triangular prism that can expand and contract due to air
You. The seat-side support air chamber 3 is used for nursing care on one side
The seating surface 3a of the air cushion 1 is used as the seating surface 3a, and the other side is seated air
A joint surface (partition wall 6) with a surface opposite to the seating surface 2a of the chamber 2;
I do. The remaining one side 3b and both bottoms 3c, 3c are partitioned
So that the wall 6 can be folded into a flat plate facing the installation surface 3a.
For example, it is formed in a bellows. In the present embodiment,
The seat support air chamber 3 is 38 cm wide when completely contracted.
× It becomes almost flat with a depth of 28 cm and expands completely
And the equilateral triangle having a side of 28 cm is defined as both bottom surfaces 3c.
It is almost equilateral triangular prism with a height of 38 cm. In addition, seat surface support
The shape of the air chamber 3 is not limited to a regular triangular prism, but a necessary seat surface
It is determined according to the inclination angle of 2a. The air inlet 4 is connected to the seat air chamber 2.
It is arranged near the lower end of one side. Air inlet 4
Air is supplied to the seat air chamber 2 and the seat support air chamber 3.
It is an opening for injecting, to prevent air leakage
For example, a valve that opens at a certain pressure or higher is attached. Ma
In addition, air is guided from the air pump 21 to the air inlet 4.
An attachment (not shown) for attaching the hose 22 is provided.
Is provided. In addition, this fitting has a hose 22
Those that can be attached and detached by touching are preferred. The air pump 21 has a foot-operated air pump.
Pumps and automatic air pumps can be used. The air outlet 5 is connected to the seat air chamber 2.
It is arranged near the lower end of the other side. Air outlet
5 is empty from the seat air chamber 2 and the seat support air chamber 3.
This is an opening for discharging air. The air outlet 5 has
Adjustment valve (not shown) that can adjust the amount of air to be provided is provided
Have been. In addition, this adjustment valve is suitable for operation at hand.
It is provided at the tip of a hose 23 having a length and extends from the air discharge port 5.
The longer the caregiver or cared person is,
It is also possible to adjust the volume. Yo
The adjusting valve can be of screw type or cock type.
But safe shape without protrusions that can be operated by the care receiver itself
And The partition wall 6 includes the seat air chamber 2 and the seat surface.
It is formed on the joint surface with the support air chamber 3. And the above
The communication hole 7 is located almost at the center of the partition wall 6 to prevent the floor from being rubbed.
It is provided at a position that does not overlap with the hole 8. Further, the installation surface 3a of the seat support air chamber 3
At the left and right ends, attach the air cushion for nursing care 1 to the seat surface of the wheelchair.
Wheelchair fixtures 9
You. The right and left ends of the seat 2a of the seat air chamber 2
, The contact surface 2a is brought into contact with the buttocks of the
Wearing belt (wearing member) 1 for wearing the air cushion 1
0 and 10 are provided. In addition, wearing belt
For 10.10, use seat belts for automobiles, etc.
Can be. However, the wearing member should be
Limited to wearing belts 10 and 10 with a structure that hangs over the front of the body
Not, the care receiver wears the air cushion for care 1
It is only necessary to be able to move, for example, wearing equipment worn by the cared person
May be engaged. On both sides of the care air cushion 1,
Expansion prevention belt for preventing expansion of the seat support air chamber 3
(Expansion preventing members) 11 and 11 are provided respectively.
You. Specifically, the left and right ends of the seat 2a of the seat air chamber 2
Are provided with fasteners 11a.
On the other hand, at the left and right ends of the installation surface 3a of the seat support air chamber 3,
At the tip, an engaging portion (not shown) that engages with the fastener 11a is provided.
Provided belts 11b are provided respectively.
You. Length of engaged fastener 11a and belt 11b
Is equal to the thickness of the fully expanded seat air chamber 2. This
Thereby, with the expansion prevention belts 11 fixed,
Inject air until the seat air chamber 2 is completely inflated.
Yes, but no more. Note that the fastener 11
a and the attachment part of the belt 11b with one touch
Free buttons can be used. The upper ends of both sides of the care air cushion 1
In the vicinity, seat air chamber 2 and seat support air chamber 3
Stabilizing belts 12 are provided for stabilization, respectively.
ing. Both ends of the stabilization belt 12 are
The end of the seat 2a and the side 3b of the seat support air chamber 3
Connected to the end. The length of the stabilizing belt 12
By adjusting the air cushion 1
The overall shape can be stabilized. The above-mentioned seat air chamber 2 and seat support air
-Room 3 is made of a highly durable material such as rubber or vinyl resin.
I just need. The care air cushion 1 is provided to the care recipient in a wheelchair.
Each part should be laid under the body on a child or bed.
It is desirable that the article has a safe shape without protrusions. As well
Each part of the air cushion for nursing care 1 can be attached and detached with one touch.
It is desirable to be present. In particular, hoses 22 and 23, cars
Chair fixing device 9, wearing belt 10, expansion prevention belt 11
Is unnecessary except during operation. Therefore, other than during operation,
Removing important parts is not an obstacle and safe
Also desirable for. Further, the hoses 22 and 23, the expansion prevention belt
The engaging portion 11 can be worn even when the care receiver is sitting in a wheelchair.
It is desirable that removal is easy. In addition, wheelchair fixed
The attachment / detachment of the caregiver 9 is performed by the care receiver wearing the air cushion 1 for care.
It can be easily performed even when mounted with the
ing. Further, the seat air chamber 2 and the seat support are provided.
Air chamber 3, air pump 21, air inlet 4, air discharge
The port 5 (adjustment valve) is connected to the seat air chamber 2 and the seat support air.
-The amount of air in the chamber 3, that is, the inclination angle of the seating surface 2a is steplessly adjusted.
It can be adjusted. This allows care air
The shape of the cushion 1 can be adapted to any care recipient's preference
Can be adjusted. Next, referring to FIGS. 2A to 2C, FIG.
The operation of the care air cushion 1 will be described. FIG. 2A shows the nursing air cushion 1.
Air enters seat air chamber 2 and seat support air chamber 3
It indicates that it is not. Prior to injecting air into the seat air chamber 2,
Fastener 11a and belt 11b of expansion prevention belt 11
Is engaged and fixed. Here, the expansion prevention belt 11 is
Since the length is equal to the expanded thickness of the seat air chamber 2, the seat
When there is no air in the surface air chamber 2, care air
The cushion becomes loose on the side of the cushion. Also air inlet
When the hose 22 and the air pump 21 are attached to 4,
Finally, the air outlet 5 is closed. With the above preparations in place, the air cushion for nursing care 1
Is mounted on a wheelchair and fixed with a wheelchair fixing device 9. So
After that, the care receiver sits on the seating surface 2a, and
Wear while the seat 2a is in contact with the buttocks of the care receiver
You. In addition, the air cushion for nursing care without air 1
Fig. 4 (a) shows a state of being attached to a chair and attached to a care receiver.
(Described later). FIG. 2 (b) shows that air is
Indicates the state in which. The air is injected and the seat air chamber 2 is completely
When expanded, the expansion prevention belt 11 is in a stretched state.
Therefore, even if air is further injected, the seating surface support air chamber 3
Does not swell. In addition, in this state, air cushion, floor rubbing
Used as a cushion for prevention and cushion for waist
be able to. In addition, the adjustment valve at the air discharge port 5 allows
Adjust the air volume in the surface air chamber 2 to adjust to the desired height
Can be FIG. 2 (c) shows the seat air chamber 2 and
Shows the state where air has entered the air chamber 3
You. The fastener 11a of the expansion prevention belt 11 and the bell
Release the engagement with the gate 11b and inject more air
Then, the air moves through the communication hole 7 and the seat supporting air
The chamber 3 expands. As the seat support air chamber 3 expands
The seat air chamber 2 is lifted, and the seat 2a is inclined.
I do. When the seat support air chamber 3 is completely expanded,
It has a substantially equilateral triangular prism shape, and the seat surface 2a of the seat air chamber 2 is almost
It will be inclined at about 60 degrees. Also, the sky is suitable
By adjusting the air volume and fixing with the stabilizing belt 12
And use it as a waist cushion (Fig. 5 (a)), etc.
Can be. Here, referring to FIGS. 4 (a) to 4 (d),
The care recipient uses the air cushion for care 1 described above.
The case of moving from a wheelchair to a bed will be described. [0049] As shown in FIG.
When the air cushion 3 for supporting the air cushion 1 is expanded,
Diagonally forward the buttocks of the cared person (when standing from a wheelchair)
To the left and right wheelchair fixtures 9
After fixation, the care receiver sits on the
Mount at 0. In this state, only the seat air chamber 2 is empty.
If used with care, it becomes a pneumatic cushion. Commercially available
Wheelchair seats are often vinyl seats
My back and hips hurt when I sit for hours. So, the nursing care sky
If you use the air cushion 1 as a pneumatic cushion,
And reduce pain. Next, as shown in FIG.
Using the air cushion 1 to move the care recipient from a wheelchair to a bed
When moving, first support the wheelchair so that it does not move.
Set the id brake. And the caregiver is foot-operated
Alternatively, only the seat air chamber 2 with the automatic air pump 21
Air into the car and when the height is about 2-3 cm,
Remove the fixture 9 for the chair. Subsequently, the expansion prevention belt 11 is removed, and
When air is blown into the air, the seat support air chamber 3 expands.
Since the seating surface 2a is inclined, the care-receiver has an upper part floating from the waist.
The legs are in a stretched position. At this time, the care receiver
The caregiver takes care of the assistance so as not to fall down. As described above, the seat supporting air chamber 3 expands.
The seat air chamber 2 is tilted to allow the care recipient
The part is pushed up, so it easily transitions to a standing position
be able to. Next, as shown in FIG.
When the caregiver is almost upright, the caregiver
Puts both arms and puts caregiver air cushion 1 on
Move guardian to bed. As described above, the care air cushion 1 is used.
Since the cared person is almost upright,
The guardian does not need to lift the cared person from a low position,
Auxiliary operation for standing up is easy. Next, as shown in FIG.
The person sits on the bed with the air cushion 1 for care.
And the air in the seat support air chamber 3 is adjusted to the air outlet 5
Put the care receiver asleep while pulling it out little by little. This and
And leave an appropriate amount of air in place.
It can also be used as an option. It should be noted that the above operation is not performed by a severely cared person.
If the cared person operates the automatic air pump 21 by himself,
You can make and do. In other words, caregiver assistance
It becomes unnecessary. Also, from the bed to the wheelchair,
Can be moved to. First, support the seat on the edge of the bed
When the air chamber 3 is inflated, the buttocks of the care receiver are moved diagonally forward (be
Nursing sky as if pushing up from
Place the comforter 1 on which the care receiver sits,
Attach with 10 The subsequent operation is the same as that of FIG.
In the same manner as in (b) to (d), use the air pump 21 for nursing care.
Air was sent to the air cushion 1 to raise the care receiver.
Later, the patient is moved to the bed with the air cushion 1 for nursing care.
And let them sit in a wheelchair while deflating. At this time,
If you keep a wheelchair attached to the side of the bed, you can move
There is almost no distance, just change the direction of the cared person
Is fine. Referring to FIGS. 5 (a) to 5 (d),
Other than moving between child and bed, care air cushion 1
The usage will be described. The care air cushion 1 is a care receiver.
Prevents the body from becoming unstable when sitting in a bed
A waist pad cushion applied to the waist to reduce fatigue
(FIG. 5A). In addition, care air seat
Futon 1 is a waist cushion that adjusts to your preferred height and reduces fatigue
And as a cushion to prevent floor rubbing to prevent floor rubbing
(FIG. 5B). In addition, air cushion for care
1 is a pillow that can be adjusted to your preferred height (Fig. 5 (c)) and foot pillow
(FIG. 5D). Any method
Adjusting the air volume also makes the care recipient easier
Can be [Embodiment 2] Another embodiment of the present invention will be described with reference to FIG.
If so, it is as follows. For convenience of explanation,
It has the same function as the member shown in the first embodiment.
The same reference numerals are given to the same members, and the description thereof will be omitted. As shown in FIG. 3, the interface according to the present embodiment
The basic structure of the protective air cushion 1 'is the same as that of the first embodiment.
Is the same as the nursing air cushion 1. This embodiment
The air cushion for nursing care 1 ′ according to
Communication hole 7 and expansion prevention belt 11 provided in
Instead of a second air inlet (air inlet) 31 and
A second air outlet (air outlet) 32 is provided. The second air inlet 31 is provided with a seat supporting air.
-It is disposed near the rear lower end of one bottom surface 3c of the chamber 3.
You. The second air inlet 31 is provided with air for the seat support air chamber 3.
Opening for injecting air to prevent air leakage
Is equipped with a valve that opens, for example, above a certain pressure.
You. The second air inlet 31 has an air pump 21 '.
For attaching a hose 22 'for guiding air from the
(Not shown) is provided. In addition, this fixture
It is preferable that the hose 22 'can be attached and detached with one touch.
New The second air outlet 32 is provided with a seating surface supporting air.
-It is arranged near the rear lower end of the other bottom surface 3c of the chamber 3.
ing. The second air outlet 32 is provided in the seat support air chamber 3
It is an opening for exhausting air from it. Second air outlet 3
2 is a regulating valve (not shown) capable of adjusting the amount of air to be discharged.
I) is provided. In addition, operate this adjustment valve at hand.
At the end of a hose 23 'of a length suitable for
By extending from the air outlet 32, the caregiver or
Allow the care recipient to adjust the air volume at hand
Is also possible. Therefore, this adjustment valve is screw type or cock
A projection that can be operated by the cared person himself
Safe shape without any. The air cushion for care 1 'is connected to the air cushion.
The hole 7 is not provided. Therefore, the seat air chamber 2
And the injection and discharge of air into the seat supporting air chamber 3 are as follows:
Each can be performed independently. That is,
The air injection into and out of the air chamber 2 is performed by the air injection port 4 and
This takes place via the air outlet 5. Also, the seat support air chamber 3
Of the air to the second air inlet 31 and the second
This is performed through the air outlet 32. Further, the seat surface support air chamber 3 and the air port
Pump 21 ', second air inlet 31, second air outlet 32
(Adjustment valve) continuously adjusts the air volume in the seat support air chamber 3
It can be adjusted. This allows seat air
The inclination angle of the room 2 can be adapted to any preference of the cared person
Can be adjusted. The hoses 22 and 23 are connected to a wheelchair.
It is desirable that it is easy to attach and detach
No. The hoses 22 'and 23' and the air pump 2
1 ′, the hoses 22 and 23 and the air pump 21
May be used. Next, the operation of the care air cushion 1 'will be described.
Will be described. Note that the care air cushion 1 '
The basic operation is the same as that of the care air cushion 1 according to the first embodiment.
2 (a) to 2 (c).
It is as follows. FIG. 2 (a) shows the care air cushion 1 '.
Air enters the seat air chamber 2 and seat support air chamber 3
It is not in the state. It should be noted that the expansion prevention belt 1 shown in FIG.
1 is not provided on the nursing air cushion 1 '. First, the hose 22 and the empty
Attach air pump 21 and close air outlet 5
Chain. Further, the air outlet 32 is closed. And
Attach the protective air cushion 1 'to the wheelchair and fix it for the wheelchair
Fix with the tool 9. Thereafter, the care receiver sits on the seating surface 2a.
Contact the seat surface 2a to the buttocks of the care receiver with the wearing belt 10.
Attach it in the state where it was made. FIG. 2 (b) shows that air is supplied to the seat air chamber 2.
Indicates the state in which. At this time, the adjustment valve of the air discharge port 5
Adjust the amount of air in the seat air chamber 2 to the desired height
can do. And in this state, the air cushion,
Used as a cushion to prevent floor rubbing and a cushion for the waist
Can be used. In addition, in air cushion for care 1 '
Means that air is injected and the seat air chamber 2 is completely expanded
Later, even if air is further injected into the seat air chamber 2, the seat is supported.
The air chamber 3 does not expand. FIG. 2C shows the seat air chamber 2 and the seat air chamber 2.
Shows the state where air has entered the air chamber 3
You. The air pump 2 is provided in the seat supporting air chamber 3.
At 1 ', air is injected from the air injection port 31. Seat support
As the air chamber 3 expands, the seat air chamber 2 lifts
As a result, the seating surface 2a is inclined. The seat support air
When the chamber 3 expands completely, it becomes almost equilateral triangular prism-shaped and the seat surface
The seating surface 2a of the air chamber 2 is inclined at approximately 60 degrees.
You. Here, referring to FIGS. 4A to 4D,
Use of the air cushion for care 1 '
The case where the person moves from the wheelchair to the bed will be described. As shown in FIG. 4A, the wheelchair
The seat support air chamber 3 expands the care air cushion 1 '.
And the buttocks of the cared person diagonally forward (for those who stand up from a wheelchair)
To the left and right wheelchair fixtures 9
After fixation, the care receiver sits on the
Mount at 0. Next, as shown in FIG.
Bed the care recipient from the wheelchair using the air cushion 1 '
First, make sure that the wheelchair does not move
Set the handbrake. And the caregiver steps on
To the seat air chamber 2 by the air pump 21
When the air is blown in and the height is about 2-3 cm,
Remove the child fixing device 9. Then, the air pump 21 'supports the seating surface.
When air is blown into the air chamber 3, the seat support air chamber 3 expands.
Because the seating surface 2a is inclined and the care receiver is
Is lifted and the legs are in a stretched position. As described above, the seat supporting air chamber 3 expands.
The seat air chamber 2 is tilted to allow the care recipient
The part is pushed up, so it easily transitions to a standing position
be able to. Next, as shown in FIG.
When the caregiver is almost upright, the caregiver
With his arms in place and with the air cushion 1 '
Move caregiver to bed. In this manner, the care air cushion 1 'is used.
Because the cared person is almost upright,
The caregiver does not need to lift the cared
In addition, the auxiliary operation for standing up is easy. Next, as shown in FIG.
The person sits on the bed with the air cushion 1 '
The air in the seat support air chamber 3 is adjusted to the air outlet 32.
Lay out the care receiver while slowly pulling out the valve. Seat support
When the air is completely exhausted from the holding air chamber 3, the height is adjusted
It returns to the seat surface air chamber 2 which was done. Here, except for the movement between the wheelchair and the bed
The method of using the air cushion 1 'for nursing care is described in Embodiment 1.
Have been described with reference to FIGS.
The description is omitted because it is the same as the above. The above embodiments are not limited to the scope of the present invention.
It is not intended to limit the scope of the present invention, and various changes may be made within the scope of the present invention.
Is possible. [0084] The air cushion for nursing care of the present invention is as described above.
The seat can adjust the angle of the seat according to the amount of air inside.
The surface support air chamber and the seating surface are brought into contact with the user's buttocks.
And a mounting member for mounting. Therefore, the buttocks of the care receiver are pushed obliquely upward.
Can be lifted. And according to the amount of air inside
Can adjust the amount that pushes up the buttocks of the cared person.
Wear. Therefore, the seat support air chamber is inflated,
Can be erected. While adjusting the air
Evacuation can cause the care recipient to sit or sleep.
You can make it. In addition, by the wearing member,
The person can move while wearing. Therefore, for example, the seat support air chamber is
Inflate to raise the cared person from the wheelchair and move to bed.
Can be moved to lie on the bed while deflating
It has the effect of In other words, raise the cared person
Can assist in activities such as sitting, sleeping, etc.
It has the effect of Therefore, the care air cushion
The cared person can be pushed up to a nearly upright position.
And the caregiver needs to lift the cared
And the auxiliary movement for standing up becomes easier.
Play. Further, by adjusting the amount of air, the wheelchair can be adjusted.
The child's cushion, head, waist, feet, etc.
Use it as a cushion to lay down and maintain a comfortable posture
It has the effect of being able to do so. The nursing air cushion of the present invention is as described above.
In addition, the shape of the seat surface is adjusted according to the amount of air inside.
It is a configuration including an adjustable seat air chamber. Therefore, the shape of the seat can be further changed by the care recipient.
Can be adjusted according to any taste of the person
This has the effect. That is, wheelchair cushions,
Various shapes such as cushions to prevent floor rubbing on the bed
It has the effect that it can be used. The air cushion for nursing care of the present invention is as described above.
In addition, an air inlet and air
A discharge port is provided and the seat air chamber and
Communication that air moves to the joint surface with the above-mentioned seat support air chamber
In this configuration, holes are provided. Therefore, the seat air chamber and the seat
Two air chambers of the surface support air chamber are connected to one air inlet
The air can be injected / discharged at the air discharge port.
Therefore, adjustment of the seat air chamber shape and the seat support air
-Adjust the inclination angle of the seating surface by the chamber
And can be performed at the air outlet
You. Therefore, the air cushion for nursing care has a simple structure.
Has the effect of The nursing air cushion of the present invention is as described above.
Further, an expansion for preventing the expansion of the seat supporting air chamber.
In this configuration, the tension preventing member is provided detachably. Therefore, it is necessary to further tilt the seat surface.
When there is no, by covering the expansion prevention member,
Inject air only into the seat air chamber to adjust the shape of the seat
It has the effect that it can be done. Also tilt the seat
When tilting, the seat air chamber and seat support air
By inflating the chambers together through the communication holes,
Has the effect of assisting the guardian in standing up.
Do.

【図面の簡単な説明】【図１】本発明の一実施の形態に係る介護用空気座布団
を示す斜視図である。【図２】図１に示す介護用空気座布団の各状態を示す斜
視図であり、（ａ）は空気が入っていない状態、（ｂ）
は座面エアー室に空気が入った状態、（ｃ）は座面エア
ー室および座面支持エアー室に空気が入った状態を示
す。【図３】本発明の他の実施の形態に係る介護用空気座布
団を示す斜視図である。【図４】図１および図３に示す介護用空気座布団の使用
方法の説明図であり、（ａ）は被介護者が車椅子上で介
護用空気座布団を装着した状態、（ｂ）は介護者が座面
支持エアー室に空気を注入している状態、（ｃ）は被介
護者が臀部に介護用空気座布団を装着したまま車椅子か
らベッドへ移動している状態、（ｄ）はベッド上で座面
支持エアー室の空気を抜きながら被介護者が横になる状
態を示す。【図５】図１および図３に示す介護用空気座布団の他の
使用方法の説明図であり、（ａ）は腰当て座布団として
使用した状態、（ｂ）は床擦れ防止用クッションあるい
は腰座布団として使用した状態、（ｃ）は枕として使用
した状態、（ｄ）は足枕として使用した状態を示す。【符号の説明】１，１′ 介護用空気座布団２座面エアー室２ａ座面３座面支持エアー室４空気注入口５空気排出口６仕切り壁（接合面）７連通孔１０装着ベルト（装着部材）１１膨張阻止ベルト（膨張阻止部材）３１第二空気注入口（空気注入口）３２第二空気排出口（空気排出口）BRIEF DESCRIPTION OF THE DRAWINGS FIG. 1 is a perspective view showing a care air cushion according to an embodiment of the present invention. FIGS. 2A and 2B are perspective views showing respective states of the nursing air cushion shown in FIG. 1, wherein FIG.
Shows a state where air has entered the seat air chamber, and (c) shows a state where air has entered the seat air chamber and the seat support air chamber. FIG. 3 is a perspective view showing an air cushion for nursing care according to another embodiment of the present invention. 4A and 4B are explanatory diagrams of a method of using the air cushion for care shown in FIGS. 1 and 3, wherein FIG. 4A is a state in which the care receiver wears the air cushion for care on a wheelchair, and FIG. Is a state in which air is injected into the seat supporting air chamber, (c) is a state in which the cared person is moving from a wheelchair to a bed with a care air cushion on his buttocks, and (d) is on a bed. This shows a state in which the care receiver is lying down while bleeding air from the seat support air chamber. FIGS. 5A and 5B are explanatory views of another method of using the air cushion for care shown in FIGS. 1 and 3, in which FIG. 5A is used as a waist cushion, and FIG. (C) shows a state used as a pillow, and (d) shows a state used as a foot pillow. [Description of Signs] 1,1 'Nursing care cushion 2 Seat air chamber 2a Seat 3 Seat support air chamber 4 Air inlet 5 Air outlet 6 Partition wall (joining surface) 7 Communication hole 10 Wearing belt (wearing) Member) 11 expansion prevention belt (expansion prevention member) 31 second air inlet (air inlet) 32 second air outlet (air outlet)

Claims

(57) [Claims 1] A seating surface supporting air chamber in which the angle of the seating surface can be adjusted according to the amount of air in the interior, and the seating surface is mounted in contact with the buttocks of the user. the mounting member and adjustable seating surface shape of the seat surface in accordance with the internal air quantity for
An air chamber and an air inlet and an air outlet are provided in the seat air chamber.
Together we are, on the joint surface between the seat surface air chamber and the seat face supporting air chamber
A communication hole through which air moves is provided, and an expansion preventing member for preventing expansion of the seat surface supporting air chamber is provided.
Nursing care air characterized by being detachably provided
Cushion.