JP3384745B2 - インターネット・ウェブ・ページの階層においてネットワーク・ページに迅速に戻る装置および方法 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、一般には改良され
たブラウザ装置および方法に関する。特に、本発明は一
般に情報処理システムに関する。

【０００２】

【従来の技術】「インターネット」などのコンピュータ
化情報資源によって、ユーザはサーバやネットワークに
リンクすることができ、したがって、これまで電子媒体
で入手することができなかった膨大な量の電子情報を検
索することができる。このような電子情報は、新聞、雑
誌、さらにはテレビジョンなど、従来の情報伝達手段に
取って代わりつつある。「インターネット」という用語
は「インターネットワーク」の略語であり、コンピュー
タ・ネットワークの技術分野で公知のＴＣＰ／ＩＰプロ
トコルを使用するコンピュータ・ネットワークの集まり
を一般に指す。ＴＣＰ／ＩＰは、「トランスポート・コ
ントロール・プロトコル／インタフェース・プログラ
ム」の頭字語であり、コンピュータ間の通信用に米国国
防総省が開発したソフトウェア・プロトコルである。

【０００３】コンピュータ・ネットワーク間（たとえば
インターネット）で伝送される電子情報はハイパーテキ
ストでユーザに提供することができる。ハイパーテキス
トは、テキスト、画像、音声、およびアクションが一緒
にリンクされて、ユーザが関連性のあるトピックをそれ
らのトピックの提供順序に関係なく「ブラウズ」するこ
とができるようにするアソシエーションの複合非順次的
ウェブになっている情報提供のメタファである。これら
のリンクは、ハイパーテキスト文書の意図に応じてハイ
パーテキスト文書の作者とユーザの両方によって確立さ
れることが多い。たとえば、ユーザはコンピュータ・シ
ステムのグラフィカル・ユーザ・インタフェース内に表
示された記事中で「鉄」という語へのリンク間をたどっ
ていくと、化学元素の周期律表や（すなわち「鉄」とい
う語によってリンクされている）、暗黒時代のヨーロッ
パの武器における鉄の使用を示す参考資料にたどりつ
く。「ハイパーテキスト」という用語は、本、映画、講
演などの線形の形式ではなく、概念の非線形構造を表す
コンピュータによって提示される文書を説明するために
使用される。

【０００４】特に選択がユーザによって制御される対話
形式のハイパーテキストは、人間の思考に類似した仕事
や学習の環境、すなわち、ユーザがアルファベット順の
リストのように１つのトピックから次のトピックへと順
次に移動するのではなく、トピック間にアソシエーショ
ンを作ることができるようにする環境を提供するという
概念を中心に構築されている。ハイパーテキストのトピ
ックは、ユーザが情報の検索中に１つのトピックから他
の関連するトピックにジャンプすることができるような
方式でリンクされている。

【０００５】ハイパーテキスト規則を使用したネットワ
ーク・システムは、クライアント／サーバ・アーキテク
チャに従っている。「クライアント」とは、関連のない
他のクラスまたはグループのサービスを使用するクラス
またはグループのメンバーである。インターネットなど
のコンピュータ・ネットワークにおいては、クライアン
トとは、他のプログラムによって提供されるサービスを
要求するプロセス（すなわち大ざっぱに言えばプログラ
ムまたはタスク）である。クライアント・プロセスは、
他のプログラムまたはサービス自体に関する機能の詳細
をまったく「知る」必要なしに、要求したサービスを利
用する。ネットワーク化されたシステムでは、クライア
ントは通例、他のコンピュータ（すなわちサーバ）によ
って提供される共用ネットワーク資源にアクセスするコ
ンピュータである。

【０００６】「サーバ」とは一般に、インターネットな
どの通信媒体を介してアクセス可能な遠隔コンピュータ
・システムである。サーバは、なまの（たとえば加工さ
れていない）情報源（たとえばニューズワイヤ・フィー
ドやニューズグループ）を走査して探索する。サーバが
クライアント・プロセスに応答するとき、サーバはこの
ようなユーザによる要求に基づいてふるいにかけられた
電子情報をユーザに提供する。クライアント・プロセス
およびサーバ・プロセスはそれぞれ異なったコンピュー
タ・システムでアクティブになっていてもよく、複数の
クライアントがサーバの情報収集機能を利用することが
できるようにする通信媒体を介して互いに通信する。

【０００７】クライアントとサーバはハイパーテキスト
転送プロトコル（ＨＴＴＰ）が備える機能を使用して互
いに通信することができる。ワールド・ワイド・ウェブ
（ＷＷＷ）または単に「ウェブ」は、このプロトコルに
準拠したすべてのサーバを含み、これらのサーバにはク
ライアントがユニバーサル・リソース・ロケータ（ＵＲ
Ｌ）を介してアクセスすることができる。インターネッ
ト・サービスには、使用するプロトコルとオブジェクト
・パス名という２つの基本構成要素を有するユニバーサ
ル・リソース・ロケータを指定することによってアクセ
スすることができる。たとえば、「ｈｔｔｐ：／／ｗｗ
ｗ．ｕｓｐｔｏ．ｇｏｖ」というユニバーサル・リソー
ス・ロケータ・アドレス（すなわち米国特許商標庁のホ
ーム・ページ）は、ハイパーテキスト転送プロトコル
（「ｈｔｔｐ」）とサーバのパス名（「ｗｗｗ．ｕｓｐ
ｔｏ．ｇｏｖ」）を指定している。サーバ名は固有の数
値（ＴＣＰ／ＩＰアドレス）に関連づけられている。ク
ライアント内では「ブラウザ」と呼ばれる第１のプロセ
スがアクティブになっており、サーバとの接続を確立
し、ユーザに情報を提示する。サーバ自体は、ＨＴＴＰ
応答の形でクライアントに情報を提供する対応するサー
バ・ソフトウェアを実行する。ＨＴＴＰ応答は、ハイパ
ーテキスト・マークアップ言語（ＨＴＭＬ）で作成され
た「ウェブ・ページ」またはその他のサーバ生成データ
に対応する。

【０００８】「ウェブ・ページ」（設計者によっては単
に「ページ」と呼ぶこともある）はハイパーテキスト言
語で書かれたデータ・ファイルであり、そのデータ・フ
ァイルに付随するテキスト、グラフィック画像、さらに
録音や動画ビデオ・クリップなどのマルチメディア・オ
ブジェクトまで備えることができる。ウェブ・ページは
コンピュータ・システム内で可視オブジェクトとして表
示することができる。可視オブジェクトは、スプレッド
シート、テキスト、ホットリンク、画像、音声、ビデオ
のオブジェクトなど、１つまたは複数の構成要素を含む
ことができる。ウェブ・ページは、１つまたは複数の別
々のファイルをアクティブ・ディレクトリまたはファイ
ル構造にロードすることによって作成することができ、
その後でそれをグラフィカル・ユーザ・インタフェース
内に可視オブジェクトとして表示される。

【０００９】クライアント・ワークステーションがウェ
ブ・ページを求める要求をサーバに送ると、サーバはま
ずそのページに関連する主ハイパーテキスト・ファイル
（少なくともその一部）を送信し、次にそのページに関
連する他のファイルを順次または同時にロードする。Ｔ
ＣＰ／ＩＰプロトコルを介して所与のファイルをいくつ
かの別々の断片として送信することができる。次に、構
築されたページはワークステーションのモニタ上に可視
オブジェクトとして表示される。ページはモニタ画面の
物理的サイズよりも「大きい」ことがあり、表示ソフト
ウェア（すなわちブラウザ）はグラフィカル・ユーザ・
インタフェースのスクロール・バーなどの手段を使用し
てそのページの様々な箇所を表示することができる。

【００１０】ブラウザは一般に、ユーザがインターネッ
ト検索を行えるようにする何らかの形のインターネット
検索エンジンを組み込んでいるかまたはそれに依存して
いる。そのような検索エンジンは、ユーザが入力した検
索基準に応答して、他のウェブ・ページへのハイパーテ
キスト・リンク（単に「リンク」とも呼ぶ）の索引ペー
ジを返すことができる。検索基準は一般に、ユーザによ
ってキーワードの形で検索エンジンに供給される。たと
えば、インターネットで「腎臓移植」というトピックに
ついて検索したいユーザは、検索エンジンに「医療」、
「外科」、「移植」、「腎臓」、および「臓器」などの
キーワード（すなわち検索基準）を入力する。そうする
と検索エンジンは、「腎臓移植」というトピックに少な
くとも一般的に関連する多くのハイパーテキスト・リン
クを含む索引ページを返す。

【００１１】このタイプのインターネット検索に付随す
る問題は、ユーザが索引ページからリンクを探索すると
き、ユーザはウェブ・ページの階層内の数ページの深さ
に達することがある。索引ページに戻るために、ユーザ
はすべての中間ページを経由して手動で戻ったり、ブラ
ウザが備える履歴リストで探索したりしなければならな
い。このようにして中間ページを通って手動で戻った
り、そのような履歴リストを探索したりするのは、時間
のかかるプロセスであり、誤りを犯す可能性がある。た
とえば、ユーザは履歴リストの探索中に望まないリンク
に誤ってアクセスする可能性がある。

【００１２】以上のことから、ユーザが手動でウェブ・
ページの階層に含まれている各ウェブ・ページを経由し
て戻らなくても索引ページ情報を入手することができる
ようにする方法およびシステムが必要であることがわか
る。この問題を解決する機構があれば、ユーザはインタ
ーネット検索セッション中に前にアクセスしたウェブ・
サイトを検索する時間と労力を節約することができるで
あろう。

【００１３】

【発明が解決しようとする課題】したがって、本発明の
目的は改良されたブラウザ装置および方法を提供するこ
とである。

【００１４】したがって、本発明の他の目的は、ユーザ
が現在表示中のネットワーク・ページから前に表示され
たネットワーク・ページにすばやく戻ることができるよ
うにする改良されたブラウザ検索エンジンを提供するこ
とである。

【００１５】

【課題を解決するための手段】上記およびその他の目的
は以下に述べるようにして達成される。コンピュータ・
システム・インタフェース内に表示されたネットワーク
・ページの階層の探索中に、検索エンジンのネットワー
ク・ページにすばやく戻るためのネットワーク・ナビゲ
ータにおける装置および方法を提供する。最初に、一般
に使用される検索エンジン・ネットワーク・アドレスの
リストを編成する。次に、ネットワーク・ナビゲート・
セッション中にネットワーク・ナビゲータがアクセスし
たネットワーク・アドレスの階層を構成する。その後、
ネットワーク・アドレスの階層の中で、一般に使用され
る検索エンジン・ネットワーク・アドレスのリストにリ
ストされている検索エンジン・ネットワーク・アドレス
に対応するネットワーク・アドレスが特定されるまで、
ネットワーク・アドレスの階層を走査する。最後に、ネ
ットワーク・ナビゲータはその検索エンジン・ネットワ
ーク・アドレスに対応するネットワーク・アドレスにジ
ャンプする。さらに、ネットワーク・アドレスの階層の
中で、コンピュータ・インタフェース内に現在表示され
ているネットワーク・ページに関連づけられたサーバ以
外のサーバに関連づけられたネットワーク・アドレスに
対応するネットワーク・アドレスが特定されるまでネッ
トワーク・アドレスの階層を走査することができ、その
後、ネットワーク・ナビゲータはコンピュータ・インタ
フェース内に現在表示されているネットワーク・ページ
に関連づけられたサーバ以外のサーバに関連づけられた
ネットワーク・アドレスにジャンプする。

【００１６】

【発明の実施の形態】図面、特に図１を参照すると、本
発明の好ましい実施形態によるコンピュータ・システム
の図が図示されている。システム・ユニット２２と、ビ
デオ表示端末２４と、キーボード２６と、マウス２８と
を含むコンピュータ・システム２０が図示されている。
コンピュータ・システム２０は、ＡＳ／４００コンピュ
ータ・システムまたはＩＢＭ「Ａｐｔｉｖａ」コンピュ
ータ（両方とも米国ニューヨーク州アーモンクにあるイ
ンターナショナル・ビジネス・マシーンズ・コーポレイ
ションの製品である）などの任意の適当なコンピュータ
を使用して実現することができる。しかし、本発明の機
構および装置は、コンピュータ・システムが複雑なマル
チユーザ・コンピュータ装置であるかシングル・ユーザ
・ワークステーションであるかを問わず、どのようなコ
ンピュータ・システムにも等しく適用される。図１およ
び図２では、同様の部分は同様の参照番号によって示さ
れている。

【００１７】図２に、本発明の好ましい実施形態のコン
ピュータ・システムの代表的ハードウェアを図示する。
コンピュータ・システム２０は、従来のマイクロプロセ
ッサなどの中央処理装置（「ＣＰＵ」）３１およびシス
テム・バス３２を介して相互接続されたいくつかのその
他の装置を含む。コンピュータ・システム２０のこのよ
うな構成要素および装置は、図１のシステム・ユニット
２２などのシステム・ユニット内に実装することができ
る。コンピュータ・システム２０はさらに、ランダム・
アクセス・メモリ（「ＲＡＭ」）３４、読取り専用メモ
リ（「ＲＯＭ」）３６、システム・バス３２をビデオ表
示端末２４に接続するディスプレイ・アダプタ３７、周
辺装置（たとえばディスク・ドライブおよびテープ・ド
ライブ３３）をシステム・バス３２に接続する入出力
（Ｉ／Ｏ）アダプタ３９も含む。

【００１８】ビデオ表示端末２４はコンピュータ・シス
テム２０の可視出力装置である。ビデオ表示端末２４
は、コンピュータ・ハードウェアの技術分野で周知のＣ
ＲＴを使用したビデオ表示装置とすることができる。し
かし、携帯用またはノートブック式コンピュータでは、
ビデオ表示端末２４はＬＣＤまたはプラズマを使用した
フラットパネル・ディスプレイに置き換えることができ
る。コンピュータ・システム２０はさらに、キーボード
２６、マウス２８、スピーカ４６、マイクロフォン４８
や、タッチ・スクリーン装置（図示せず）などのその他
のユーザ・インタフェース装置をシステム・バス３２に
接続するユーザ・インタフェース・アダプタ４０を含
む。通信アダプタ４９がコンピュータ・システム２０を
コンピュータ・ネットワークに接続する。コンピュータ
・システム２０は１つのＣＰＵと１本のシステム・バス
しか含まないように図示されているが、本発明は、それ
ぞれ異なる方法で異なる機能を実行する複数のＣＰＵを
有するコンピュータ・システムおよび複数のバスを有す
るコンピュータ・システムにも等しく適用されるものと
理解されたい。

【００１９】コンピュータ・システム２０は、コンピュ
ータ・システム２０の動作を指示する、機械可読媒体内
にあるインタフェースも含む。このインタフェースは、
ＲＡＭ３４、ＲＯＭ３６、磁気ディスケット、磁気テー
プ、光ディスクなど（最後の３つはディスク／テープ・
ドライブ３３内に入れられる）任意の適当な機械可読媒
体によって保持することができる。任意の適当なオペレ
ーティング・システムおよび関連インタフェース（たと
えばマイクロソフトＷｉｎｄｏｗｓ）によってＣＰＵ３
１に指示を出すことができる。たとえば、ＡＩＸオペレ
ーティング・システムおよびＡＩＸｗｉｎｄｏｗｓウィ
ンドウイング・システムによってＣＰＵ３１に指示する
ことができる。ＡＩＸオペレーティング・システムは、
ＵＮＩＸオペレーティング・システムのＩＢＭによる実
施形態である。ＵＮＩＸはＵＮＩＸシステムズ・ラボラ
トリーズ社の商標である。タッチ・スクリーンやヒュー
マン・ボイス・コントロールなどその他の技法もＣＰＵ
３１と共に使用することができる。当業者なら、図２に
図示されているハードウェアは特定の応用分野によって
異なることがあることがわかるであろう。たとえば、コ
ンピュータ・ハードウェアの技術分野で周知の光ディス
ク媒体、オーディオ・アダプタ、ＰＡＬやＥＰＲＯＭプ
ログラミング・デバイスなどのチップ・プログラミング
・デバイスなど、他の周辺装置もすでに図示されている
ハードウェアに追加して、またはその代わりに使用する
ことができる。

【００２０】メイン・メモリ５０がシステム・バス３２
に接続され、その中に制御プログラム５１が入ってい
る。制御プログラム５１はメイン・メモリ５０内にあ
り、ＣＰＵ３１上で実行されると本明細書で説明する図
７および図８の論理フローチャートに図示されている操
作を実行する命令を含んでいる。このコンピュータ・プ
ログラム製品をプログラム製品とも呼ぶことがある。制
御プログラム５１はさらに、アイコン機構５３、階層機
構５５、走査機構５７、転送機構５９、編成（コンパイ
ル）機構６１も含む様子が図示されており、それぞれに
ついては図９に関連する説明で詳述する。

【００２１】本明細書では、本発明を完全機能コンピュ
ータ・システムを例にとって説明するが、当業者なら本
発明は、様々な形態のプログラム製品として配布するこ
とができ、本発明はその配布を実際に行うために使用さ
れる特定の信号保持媒体に関係なく等しく適用されるこ
とに留意することが重要である。信号保持媒体の例とし
ては、フロッピィ・ディスク、ハード・ディスク・ドラ
イブ、ＣＤ ＲＯＭなどの記録可能型媒体、ならびにデ
ィジタルおよびアナログ通信リンクなどの伝送型媒体が
ある。

【００２２】図３、図４、および図５では、同様の部分
は同様の番号によって示されている。図３に、本発明の
好ましい実施形態によるクライアント／サーバ・アーキ
テクチャを図示するブロック図を示す。図３では、ニュ
ースを求めるユーザ要求９１がクライアント・アプリケ
ーション・プログラム９２からサーバ８８に送られる。
サーバ８８は、インターネットまたはその他の通信ネッ
トワークを介してアクセス可能な遠隔コンピュータ・シ
ステムとすることができる。クライアント・アプリケー
ション・プログラム９２は図１および図２に示すコンピ
ュータ・システム２０と共に使用することができる。サ
ーバ８８は、ユーザ要求に基づいてなま（たとえば未加
工）情報源（たとえばニューズワイヤ・フィードまたは
ニューズグループ）の走査と探索を行い、ふるいにかけ
られた電子情報をサーバ応答９３としてクライアント・
プロセスに提示する。

【００２３】図４に、本発明の好ましい実施形態による
クライアント／サーバ・アーキテクチャの詳細なブロッ
ク図を示す。クライアントとサーバは２つのコンピュー
タ・システム内で動作可能なプロセスであり、この２つ
のプロセスは高水準プログラミング言語（たとえばＰＥ
ＲＬ）から生成され、実行時にコンピュータ・システム
（たとえばワークステーション）で解釈され、実行され
るが、当業者ならこれらのプロセスは、プログラム式装
置と専用装置とを問わず様々なハードウェア装置で実装
することができることがわかる。

【００２４】クライアント９２とサーバ８８はＨＴＴＰ
が備える機能を使用して通信する。クライアント９２内
では第１のプロセスであるブラウザ７２がアクティブに
なっており、サーバ８８との接続を確立し、ユーザに情
報を提示する。本発明の好ましい実施形態では、任意の
数の市販または公的に入手可能なブラウザを使用するこ
とができる。たとえば、米国イリノイ州アーバナ・シャ
ンペインのＮａｔｉｏｎａｌ Ｃｅｎｔｅｒ ｆｏｒ
Ｓｕｐｅｒｃｏｍｐｕｔｉｎｇ Ａｐｐｌｉｃａｔｉｏ
ｎｓ（ＮＣＳＡ）が提供するＭｏｓａｉｃブランドのブ
ラウザを、本発明の好ましい実施例により使用すること
ができる。Ｎｅｔｓｃａｐｅ^TMなど、その他のブラウザ
もＨＴＴＰで指定されている機能を備える。「Ｎｅｔｓ
ｃａｐｅ」はネットスケープ社の商標である。

【００２５】サーバ８８は対応するサーバ・ソフトウェ
アを実行する。サーバ・ソフトウェアはＨＴＴＰ応答９
０の形でクライアントに情報を提示する。ＨＴＴＰ応答
９０はＨＴＭＬを使用して表現されたウェブ・ページ、
またはサーバ８８によって生成されたその他のデータに
対応する。サーバ８８はＨＴＭＬ９４を備える。本明細
書に記載のＭｏｓａｉｃブランドのブラウザなどの特定
のブラウザでは、共通ゲートウェイ・インタフェース
（ＣＧＩ）９６も備え、ＣＧＩ９６はクライアント・プ
ログラムがサーバ８８に対してサーバ８８内に含まれて
いる指定されたプログラムの実行を開始するように指示
することを可能にする。これには、クライアントを制御
するユーザへの提示のために、サーバで受信した情報を
走査する検索エンジンを含めることができる。このイン
タフェースとＨＴＴＰ応答９０を使用して、サーバは実
行の完了時に実行結果をクライアントに通知することが
できる。共通ゲートウェイ・インタフェース（ＣＧＩ）
９６は、異種ネットワーク（すなわち異なる通信プロト
コルを使用するネットワーク）に接続して一方のネット
ワークから他方のネットワークに電子情報を渡すことが
できるようにするために使用される装置であるゲートウ
ェイの一形態である。ゲートウェイは、電子情報を第２
のネットワークが伝送と配信に使用するプロトコルと互
換性のある形態に変換して転送する。

【００２６】このサーバ常駐プロセスの実行のパラメー
タを制御するために、クライアントはブラウザから特定
の「書式」の記入を指示することができる。これは、本
明細書に記載のＭｏｓａｉｃブランドのブラウザなどい
くつかのブラウザが備える「記入書式」（すなわち書式
９８）によって行われる。この機能によって、ユーザは
クライアント・アプリケーション・プログラムを介し
て、サーバがアプリケーション・プログラムを機能させ
る用語（たとえばユーザが関心を持っているタイプの記
事に含まれる用語またはキーワード）を指定することが
できる。この機能は検索エンジンの一部として組み込ま
れている。

【００２７】図５は、本発明の好ましい実施形態により
実施することができるコンピュータ・ネットワーク８０
を示す図である。コンピュータ・ネットワーク８０はイ
ンターネットを表したものであり、本明細書に記載のク
ライアント−サーバ・モデルに基づく周知のコンピュー
タ・ネットワークであると言うことができる。概念的に
は、インターネットは、典型的にはパーソナル・コンピ
ュータのユーザであるクライアント９２が何らかの民間
インターネット・アクセス・プロバイダ８４（たとえば
Ｉｎｔｅｒｎｅｔ Ａｍｅｒｉｃａなど）またはオンラ
イン・サービス・プロバイダ８６（たとえばＡｍｅｒｉ
ｃａ Ｏｎ−Ｌｉｎｅ、Ｐｒｏｄｉｇｙ、Ｃｏｍｐｕｓ
ｅｒｖｅなど）を介してアクセスすることができるサー
バ８８の大規模なネットワークを含む。各クライアント
９２はアクセス・プロバイダを介してサーバ８８にアク
セスするためにブラウザを実行することができる。各サ
ーバ８８は、文書およびページの形態のファイルをサポ
ートするいわゆる「ウェブ・サイト」を動作させてい
る。サーバ８８へのネットワーク経路はネットワークの
集合を定義する既知のシンタクスを有するユニバーサル
・リソース・ロケータによって識別される。

【００２８】図６に、本発明の好ましい実施形態により
使用可能な、グラフィカル・ユーザ・インタフェース・
ウィンドウ１０４内に入っているハイパーテキスト文書
１２３の例を示す。ウィンドウ１０４にはマークアップ
言語で作成された可視オブジェクト（すなわちハイパー
テキスト文書１２３）の一部が表示されている。図６に
示す例により使用可能な１つのこのようなマークアップ
言語はハイパーテキスト・マークアップ言語（ＨＴＭ
Ｌ）である。スクロール・バー１１６内のエレベータ１
２０のサイズと位置は、ハイパーテキスト文書１２３に
対する現在の可視ページのサイズと位置に対応してい
る。ハイパーテキスト文書１２３には、インターネット
などのコンピュータ・ネットワーク内に含まれているコ
ンピュータ・システムからアクセスすることができる。

【００２９】図６の例では、ハイパーテキスト文書１２
３には同時に表示できないほど多くのページが含まれて
いるため、ユーザはマウス・カーソルをスクロール・バ
ー１１６内の上向き矢印部分１０６または下向き矢印部
分１０８の上に配置してポインティング・デバイス（た
とえばマウス）をクリックし、ハイパーテキスト文書１
２３をそれに応じて上方または下方にスクロールするこ
とができる。水平スクロール・バー１１８には、ハイパ
ーテキスト文書１２３をそれぞれ左または右にスクロー
ルする矢印部分１１２および矢印部分１１０が含まれて
いる。また、オプションの矢印部分１１４を使用すれば
ユーザは文書を右にスクロールすることができる。した
がって、ウィンドウ１０４とハイパーテキスト文書１２
３を含むグラフィカル・ユーザ・インタフェースは、ユ
ーザが画面上の絵（すなわちアイコン）やメニュー項目
のリストを指し示すことによってコマンドを選択し、プ
ログラムを始動させ、ファイルおよびその他のオプショ
ンのリストを見ることができるようにするコンピュータ
表示形式の１タイプである。選択は一般に、キーボード
またはマウスを使用して行うことができる。

【００３０】ハイパーテキスト文書１２３には、画面上
で周りのテキストから目立つように表されている特定の
ストリング・テキスト１２４が含まれている。ストリン
グ・テキスト１２４は異なる形式で表される。図６の例
では、ストリング・テキスト１２４はＩＢＭ（実際は斜
体）のように表されている。ストリング・テキスト１２
４の異なるフォント形式は、そのテキストがハイパーリ
ンクされて別の文書に「ジャンプ」するようになってい
ることを示す標識である。ユーザがマウスまたはその他
のポインティング・デバイスを使用してストリング・テ
キスト１２４をクリックすると、グラフィカル・ユーザ
・インタフェースは現在表示されているハイパーテキス
ト文書１２３からハイパーリンクされた別の文書に移動
する。

【００３１】図７は、本発明の好ましい実施形態による
装置および方法を実施するために使用することができる
特定のステップを示す流れ図１３０である。最初に、ブ
ロック１３１に図示されているように、ＹａｈｏｏやＡ
ｌｔａ Ｖｉｓｔａなどの一般に使用される検索エンジ
ンのリストが編成される。ブロック１３２で説明してい
るように、編成された一般に使用される検索エンジンの
リストが、所与のブラウザがアクセスすることができる
ディレクトリ内に入れられ、維持される。このような一
般に使用される検索エンジンのリストには、それぞれ所
与のネットワーク内の各検索エンジンの場所に対応する
ユニバーサル・リソース・ロケータ（すなわちネットワ
ーク・アドレス）が入っている。最初に、ブロック１３
４に示すようにブラウザがグラフィカル・ユーザ・イン
タフェースの作業ディレクトリにロードされる。ブロッ
ク１４０に示すように、インターネットのウェブ・ナビ
ゲーション・セッションが行われる。このようなナビゲ
ーション・セッションは検索エンジンに対して行われる
検索の形をとる。たとえば、ユーザが検索エンジンを使
用して検索を行うと、検索エンジンの検索機能がユーザ
の検索基準に合致するリンクの索引ページを返す。ユー
ザはこのページからリンクを探索し、ウェブの「ナビゲ
ート」を開始すると、ページの階層内の数ページの深さ
にいることがわかることがある。このようなナビゲーシ
ョン・セッションは、ユーザが最初にブラウザにアクセ
スすると始まり、ブラウザを終了させると終わる。

【００３２】ブロック１４２に示すように、ナビゲーシ
ョン・セッション中に訪れたｎ個のサイトのユニバーサ
ル・リソース・ロケータの表が、ブラウザ内に含まれて
いるデータから編成される。たとえば、ブラウザの機能
は典型的なブラウザ・ナビゲーション・セッション中に
前に訪れたサイトの内部リストを保持することができ
る。このような表には、特定のサイトの１語または２語
の簡単な説明を含めることができる。ユーザが各１語ま
たは２語の説明の上にカーソルを置くと、その特定の１
語または２語の説明に対応するユニバーサル・リソース
・ロケータが典型的にはユーザのブラウザ・インタフェ
ース内のどこかに表示される。ユニバーサル・リソース
・ロケータの表はこのリストから編成することができ
る。

【００３３】ブロック１４４に示すように、編成された
ユニバーサル・リソース・ロケータの表を順次に逆方向
走査する。ブロック１４６に示すように、各ユニバーサ
ル・リソース・ロケータを１つずつ走査し、編成された
一般に使用される検索エンジンのリストと比較する。ブ
ロック１４６に示すように、編成されたユニバーサル・
リソース・ロケータの表内のユニバーサル・リソース・
ロケータが、編成された一般に使用される検索エンジン
のリストにリストされている検索エンジンのユニバーサ
ル・リソース・ロケータと一致するかどうかを質問す
る。ブロック１４６で出された質問の答えが否定の場
合、ブロック１５０に示すように、プロセスは、所望の
サーバを探すために、編成されたリストの走査を再試行
し、次のユニバーサル・リソース・ロケータを調べる。
ｎ回の試行を行った後、そのようなサーバが特定されな
かった場合、プロセスは終了する。しかし、ブロック１
４６で出された質問の答えが肯定の場合、ブロック１４
８に示すようにブラウザはその所望のサーバが見つかっ
たサイト（すなわち検索エンジンのサイト）に「ジャン
プ」する。以上のプロセス・ステップは、ブラウザのツ
ール・バーまたはメニューを使用して起動することがで
きる。

【００３４】図８は、本発明の好ましい実施形態による
本発明の装置および方法を実施するために使用する一般
的なステップを示す流れ図１６０である。ブロック１６
２に示すように、まずブラウザがグラフィカル・ユーザ
・インタフェースの作業ディレクトリにロードされる。
ブロック１６４に示すように、ハイパーテキスト・リン
クの起動後、ウェブ・ページがブラウザにロードされ
る。ブロック１６６に示すように、最後に訪れたｎ個の
サイトのユニバーサル・リソース・ロケータ（すなわち
ネットワーク・アドレス）の表がネットワーク・ナビゲ
ータまたはブラウザ内に保持されているデータから編成
される。たとえば、ブラウザの機能は前に訪れたサイト
の内部リストを含むことができる。ユニバーサル・リソ
ース・ロケータの表はこのリストから編成することがで
きる。ブロック１６８に示すように、現ウェブ・ページ
に関連づけられたサーバが、後で行う比較操作のために
記録される。

【００３５】ブロック１７０に示すように、編成された
ユニバーサル・リソース・ロケータの表を順次に逆方向
走査する。ブロック１７２に示すように、現ウェブ・ペ
ージに関連づけられたサーバ以外のサーバが編成された
ユニバーサル・リソース・ロケータの表内にあるかどう
かを質問する。ブロック１７２で出された質問の答えが
否定の場合、ブロック１７６に示すようにプロセスは、
所望のサーバを探すために、編成されたリストの走査を
再試行し、次のユニバーサル・リソース・ロケータを調
べる。ｎ回の試行を行った後、そのようなサーバが特定
されなかった場合、プロセスは終了する。しかしブロッ
ク１７２で出された質問の答えが肯定の場合、ブロック
１７４に示すようにブラウザは所望のサーバが見つかっ
たサイトに「ジャンプ」する。以上のプロセス・ステッ
プは、ブラウザのツール・バーまたはメニューを使用し
て起動することができる。

【００３６】図９に、本発明の好ましい実施形態で使用
することができるネットワーク・ナビゲータ装置１９０
のブロック図を示す。ネットワーク・ナビゲータ装置１
９０は制御プログラム１９２を含み、制御プログラム１
９２にはアイコン機構１９４と、走査機構１９６と、階
層機構２０２と、編成機構２０４と、転送機構２０６と
が接続されている。図９に図示されているネットワーク
・ナビゲータ装置１９０は、図７および図８に示す方法
を実施する。ネットワーク・ナビゲータ装置１９０は、
図２に図示するメイン・メモリ５０などのコンピュータ
・メモリ内にある複数の機構から成り、それらは図２に
図示するＣＰＵ３１などのコンピュータ・プロセッサで
実行される。したがって、図９には特にネットワーク・
ナビゲータ装置１９０の代表的な構成要素が図示されて
いる。図９に図示されている構成要素は図２に図示する
ように制御プログラム５１内に入っている。

【００３７】アイコン機構１９４はネットワーク・ナビ
ゲータ装置１９０の構成要素であり、グラフィカル・ユ
ーザ・インタフェース内にアイコンを表示する。アイコ
ンはユーザによって選択されると走査機構を示す。走査
機構１９６は、ネットワーク・アドレスのリストまたは
表を探索する機構である。走査機構１９６は、一般に使
用される検索エンジンのネットワーク・アドレスのリス
トにリストされている検索エンジン・ネットワーク・ア
ドレスに対応するネットワーク・アドレスがネットワー
ク・アドレスの階層（たとえばユニバーサル・リソース
・ロケータのリスト）中で特定されるまで、ネットワー
ク・アドレスの階層を走査する第１のネットワーク・ア
ドレス走査機構２００を含むことができる。走査機構１
９６はさらに、ブラウザまたはネットワーク・ナビゲー
タ・アプリケーションが表示されるグラフィカル・ユー
ザ・インタフェース内に現在表示されているネットワー
ク・ページに関連づけられたサーバ以外のサーバに関連
づけられたネットワーク・アドレスに対応するネットワ
ーク・アドレスがネットワーク・アドレスの階層中で特
定されるまで、ネットワーク・アドレスの階層を探索す
る第２のネットワーク・アドレス走査機構１９８を含む
ことができる。

【００３８】階層機構２０２はネットワーク・ナビゲー
タ装置１９０の構成要素であり、ネットワーク・ナビゲ
ーション・セッション中にブラウザまたはネットワーク
・ナビゲータによってアクセスされたネットワーク・ア
ドレスの階層を編成する。編成機構２０４は、一般に使
用される検索エンジンのネットワーク・アドレスのリス
トを編成する、ネットワーク・ナビゲータ装置１９０の
構成要素である。転送機構２０６は、目的ウェブ・ペー
ジまたは所望のネットワーク・サイトに「ジャンプ」す
る、ネットワーク・ナビゲータ装置１９０の構成要素で
ある。転送機構２０６は、図７のブロック１４８および
図８のブロック１７４に示す機能を実行する。したがっ
て、転送機構２０６は２つの機能を持っている。第１の
機能は、編成された検索エンジン・ネットワーク・アド
レスのリストにリストされている検索エンジン・ネット
ワーク・アドレスに対応するネットワーク・アドレスに
ジャンプする機能である。第２の機能は、図１および図
２のコンピュータ・システム２０のようなコンピュータ
・システム内のグラフィカル・ユーザ・インタフェース
内に現在表示されているネットワーク・ページに関連づ
けられたサーバ以外のサーバに関連づけられたネットワ
ーク・アドレスにジャンプする機能である。

【００３９】ネットワーク・ナビゲータ装置１９０はよ
り高いレベルでは、現ネットワーク・ナビゲーション・
セッション中にネットワーク・サイトをナビゲートして
いるユーザが、前に訪れたネットワーク・サイトに遭遇
した時点と現在のネットワーク・サイトに遭遇した時点
との間に遭遇したネットワーク・サイトにアクセスせず
に、現ネットワーク・サイト（たとえば現在表示されて
いるウェブ・ページ）から現ネットワーク・ナビゲーシ
ョン・セッション中にアクセスした前に訪れたネットワ
ーク・サイトにすばやく戻ることができるようにするネ
ットワーク・ナビゲーション機構（図示せず）を構成す
るものであると言うことができる。このシステムはさら
に、現ネットワーク・ナビゲーション・セッション中に
遭遇したネットワーク・アドレス・サイトを記憶する記
憶機構（図示せず）も備えることができる。ネットワー
ク・ナビゲータ装置１９０は、現ネットワーク・サイト
に遭遇する前および前に訪れたネットワーク・サイトに
遭遇した後に少なくとも１つの中間ネットワーク・サイ
トに遭遇する場合に最もよく機能する。

【００４０】図１０に、好ましい実施例によるアイコン
機構を実施するために使用するステップを示す流れ図２
３０を図示する。ブロック２３２に示すように、アイコ
ン機構を実施するプロセスが開始される。アイコン機構
は、グラフィカル・ユーザ・インタフェース内にあるア
イコンを制御し、アイコンのユーザ選択に応答してアイ
コンが走査機構を提供するようにする。ブロック２３４
に示すように、ボタン（すなわちアイコン）を押すとグ
ラフィカル・ユーザ・インタフェース・イベントがトリ
ガされる。グラフィカル・ユーザ・インタフェースの観
点では、イベントとはタスクにとって有意の事象の発生
である。たとえば、コンピュータのキーボード・データ
入力キーまたはポインティング・デバイスから得られた
ユーザ入力によって、スクロールや特定のファイルの保
存などのイベントをトリガすることができる。ブロック
２３６に記載されているように、ボタンが実際に押され
たかどうかを判断する検査が行われる。

【００４１】検査の結果が肯定で実際にボタンが押され
たと判断された場合、ブロック２４０に示すように、走
査機構がトリガされ、図１３に関して説明するプロセス
が実行される。検査の結果が否定でボタンが実際には押
されていないと判断された場合、ブロック２３８に示す
ようにアイコン機構を開始するのに必要な情報によって
ブラウザを更新すべきかどうかを判断する第２の検査が
行われる。このような情報には、グラフィカル・ユーザ
・インタフェースとブラウザとの間、またはブラウザと
コンピュータ・ハードウェアとの間で通信するのに必要
なプロトコルを含めることができる。このような更新情
報は、本発明を実施しようとするブラウザ設計者の判断
に任せられる。ブラウザを更新する必要があると判断さ
れた場合、ブロック２４２に示すようにブラウザが更新
される。ブラウザを更新する必要がないと判断された場
合、ブロック２４４に示すように、アイコン機構を開始
するアイコンを含むブラウザが表示されているグラフィ
カル・ユーザ・インタフェースが、通常のように論理演
算のプロセスを続行し、ブラウザのユーザが他のブラウ
ザ・タスクに移れるようにする。

【００４２】図１１に、本発明の好ましい実施形態によ
る編成機構を実施するために使用するステップを示す流
れ図２５０を図示する。ブロック２４６に示すように、
編成機構の論理ステップを実行するプロセスが開始され
る。ブロック２５２に示すように、編成イベントが処理
され、対応するユニバーサル・リソース・ロケータを含
む一般的な検索エンジン・サイトのリストが編成され
る。ブロック２５４に示すように、このリストが完成し
ているかどうかを判断する検査が行われる。リストが完
成していない場合、ブロック２５６に示すようにリスト
を更新すべきかどうかを判断する質問を尋ねる。この質
問の答えが肯定の場合、ブロック２５７に示すようにリ
ストに検索エンジンが追加され、ブロック２５２に示す
ようにプロセスが通常通り続けられる。しかし、この質
問の答えが否定の場合は、ブロック２５８に示すように
リストは後でブラウザによって取り出されるようにブラ
ウザ・キャッシュまたはメモリに入れられる。ブロック
２５４での検査でリストが完成されている場合にも、リ
ストはブラウザ・キャッシュに入れられ、後の論理処理
操作の際に取り出して使用することができる。ブロック
２６０に示すように、編成されたリストはブラウザ・キ
ャッシュからアクティブ・ディレクトリに移動またはコ
ピーすることができる。このようなアクティブ・ディレ
クトリは本明細書に記載の他の機構および構成要素が共
用することができる。ブロック２６１に示すように、ア
クティブ・ディレクトリに記憶された情報（すなわち編
成された検索エンジンのリスト）が走査機構に送られ
る。最後に、ブロック２６２に示すように、編成機構を
実施する論理プロセスは終了する。

【００４３】図１２に、本発明の好ましい実施例による
階層機構を実施するために使用されるステップの流れ図
２７０を図示する。ブロック２７２に示すように、階層
機構を開始するプロセスが開始される。階層機構はネッ
トワーク・ナビゲーション・セッション中にアクセスさ
れたネットワーク・アドレスの階層を整理する。ブラウ
ザを使用してナビゲーション・セッション中にアクセス
された各ネットワーク・サイトは関連ネットワーク・ア
ドレス（すなわちユニバーサル・リソース・ロケータ）
を有する。ナビゲーション・セッション中にアクセスさ
れた各ネットワーク・アドレスまたはＵＲＬはネットワ
ーク・アドレスの階層内で維持される。ネットワーク・
アドレスの階層はスタックの形に配置される。新しいネ
ットワークまたはウェブ・サイトに遭遇すると、各新規
サイトに関連するネットワーク・アドレスがこのスタッ
クに順次に追加される。すなわち、最も最近に遭遇した
サイトが、ブラウザ設計者の所望に応じてスタックの最
上部または最下部に追加される。たとえば、本発明を実
施するブラウザ設計者は、新しいネットワークに遭遇す
るたびに各新規ネットワーク・アドレスをこのようなス
タックの最上部に追加することができる。したがって、
階層機構はソータの役割は果たさない。階層機構は、新
しいウェブまたはネットワーク・サイトに遭遇するたび
に単に新しいネットワーク・アドレスをスタックに追加
するに過ぎない。

【００４４】ブロック２７４に示すように、階層イベン
トが起動され、その後、ブロック２７６に示すように、
階層の編成を希望するかどうかを質問する。質問の答え
が否定の場合、ブロック２７８に示すように通常のグラ
フィカル・ユーザ・インタフェース操作が実行される。
質問の答えが肯定の場合、ブロック２８０に示すよう
に、階層内の先頭項目からＮ番目の項目までが配列され
ているかどうかを判断する検査が行われる。質問の答え
が肯定の場合、ブロック２８２に示すようにＮ番目の項
目（すなわちＵＲＬ）が現ネットワーク・ナビゲーショ
ン・セッション中にアクセスされたネットワーク・アド
レスの階層内に含まれているかどうかを判断する検査が
行われる。Ｎ番目のＵＲＬは、現在表示されているネッ
トワークまたはウェブ・サイトのネットワーク・アドレ
スに等しい。

【００４５】ブロック２８２に示すように、この検査に
よってＮ番目の項目がリストに含まれていないことが示
された場合、ブロック２８４に示すように追加の検査を
行って新しいＵＲＬ（すなわちネットワーク・アドレ
ス）を編成されたネットワーク・アドレスの階層内のネ
ットワーク・アドレスに関連づけるべきかどうかを判断
する。ブロック２８４での検査の結果、新しいＵＲＬを
ネットワーク・アドレスに関連づけるべきであるとわか
った場合、ブロック２８０に示すようにこのプロセスが
繰り返される。しかし、新しいＵＲＬが見つからなかっ
た場合、プロセスは終了し、階層機構を再び起動する必
要がある。ブロック２８０での答えが否定の場合、ブロ
ック２８６に示すように、走査機構で使用するようにネ
ットワーク・アドレスの階層が更新される。ブロック２
８２でのテストの結果、Ｎ番目のＵＲＬが特定され、ネ
ットワーク・アドレスの階層内に含まれている場合も、
ブロック２８６に示す操作が行われる。このプロセスは
最後にブロック２８８に示すように 終了する。

【００４６】図１３に、本発明の好ましい実施形態によ
る走査機構を実施するために使用されるステップを示す
流れ図２９０を図示する。ブロック２９２に示すよう
に、走査機構を実施するプロセスが開始される。ブロッ
ク２９４に示すように走査イベントが発生する。走査イ
ベントはネットワーク・アドレスの階層を検査して一般
に使用される検索エンジンのリストと比較したり、現在
表示されている文書の提供元のサーバ以外のサーバのネ
ットワーク・アドレスがあるかどうかを検査したりする
イベントである。ネットワーク・アドレスの階層はスタ
ックの形で構築することができる。ブラウザがハイパー
テキスト・リンクを介して新しいウェブ・サイトに遭遇
すると、各ウェブ・サイトを表すユニバーサル・リソー
ス・ロケータが、その特定のネットワーク・ナビゲーシ
ョン・セッション中にブラウザが前にアクセスしたユニ
バーサル・リソース・ロケータのスタックに追加され
る。ユニバーサル・リソース・ロケータ（すなわちネッ
トワーク・アドレス）のスタックは、上から下または下
から上に配列することができる。この場合も、その選択
は本発明を実施することができるブラウザ設計者または
「プラグイン」機能もしくはブラウザ・アドオン機能の
設計者に任される。

【００４７】したがって、ブロック２９６に示すよう
に、スタック（すなわちネットワーク・アドレスの階
層）が空かどうかを判断する検査が行われる。ブロック
２９６に示すようにスタックが空の場合は階層データ
（すなわちユニバーサル・リソース・ロケータ）が使用
可能でないことを意味し、ブロック２９８に示すよう
に、本明細書に記載の階層機構がトリガされ、それによ
って所与のネットワーク・ナビゲーションセッション中
にブラウザが遭遇した各新規ユニバーサル・リソース・
ロケータがスタックに入れられる。スタックが空の場
合、このプロセスが再び開始され、図１３に図示するス
テップで説明するように、走査に使用可能な少なくとも
１つのユニバーサル・リソース・ロケータを有するスタ
ックが形成されるまでは先に進まない。データが使用可
能であり、処理する準備ができている場合は、ブロック
３００に記載のように、第１の走査機構を開始するかど
うかを判断する検査が行われる。第１の走査機構は、図
７で概説されているフローチャートのイベントを実行
し、ネットワーク・アドレスの階層が一般的検索エンジ
ンのリストと比較される。ブロック３０２に示すよう
に、第１の走査機構がトリガされる。ブロック３０４に
示すように、所望のデータが特定された場合（すなわち
ネットワーク・アドレスの階層内で検索エンジン・ネッ
トワーク・アドレスが特定された場合）、ブロック３０
６に示すように転送機構がトリガされ、ブラウザは特定
されたネットワーク・アドレスに関連づけられたウェブ
・サイトまたはウェブ・ページに「ジャンプ」する。

【００４８】ブロック３００に示すように、第１の走査
機構を実施しないことを選択した場合、ブロック３０８
に示すように、第２の走査機構を実施すべきかどうかを
判断する検査が行われる。第２の走査機構を実施しない
場合、ブロック３０９に示すようにプロセスは単に終了
する。第２の走査機構を実施することを選択した場合、
ブロック３１０に示すように第２の走査機構がトリガさ
れる。第２の走査機構は図８で概説されている論理演算
を行い、ネットワーク・アドレス（すなわちＵＲＬ）の
階層に現在表示されているウェブ・ページのウェブ・ペ
ージ・サイトに関連づけられたサーバ以外のサーバのネ
ットワーク・アドレスが含まれているかどうかを調べ
る。ネットワーク・アドレス（すなわちＵＲＬ）には特
定のサーバを示すデータが含まれている。

【００４９】ブロック３１２に示すように、そのような
ネットワーク・アドレスが特定された場合、ブロック３
０６に示すように転送機構がトリガされ、ブラウザは現
在表示されているウェブ・ページに関連づけられていな
いサーバのウェブ・ページに「ジャンプ」する。ブロッ
ク３１２に示すように、そのようなネットワーク・アド
レスが特定されない場合、ブロック３１８に示すよう
に、所望のウェブ・サイトを検索する別の試行を行う
か、それともこのプロセスを終了するかを決定する。プ
ロセスを終了することに決定した場合、ブロック３２０
に示すようにプロセスは終了する。他の試行を行うこと
に決定した場合、ブロック２９２に示すようにプロセス
が再び開始される。さらに、図１３のブロック３０４で
は、第１の走査機構に加えて第２の走査機構を実施する
かどうかも決定することができる。ブロック３０４に示
すように、一般的検索エンジンの所望のネットワーク・
アドレス・データがネットワーク・アドレス・データの
階層内で特定されない場合、ブロック３１０に示すよう
に第２の走査機構がトリガされ、それに従ってプロセス
が続けられる。

【００５０】図１４に、本発明の好ましい実施形態によ
る転送機構を実施するステップを示す流れ図３３０を図
示する。ブロック３３２に示すように、転送機構を実施
する論理ステップが開始する。転送機構は、ブラウザ
（すなわちネットワーク・ナビゲータ）の構成要素であ
り、ユーザが図６に図示するようなハイパーテキスト・
リンクを介して異なるウェブ・ページに「ジャンプ」す
ることができるようにする。ブロック３３４に示すよう
に、転送イベントが実施される。ブロック３３６に示す
ように、所望のネットワーク・アドレス（すなわちＵＲ
Ｌ）が特定されたかどうかを判断する検査が行われる。
所望のネットワーク・アドレスは、図１３のブロック３
０４または３１２に示すように特定されたネットワーク
・アドレスである。ネットワーク・アドレスが特定され
なかった場合、ブロック３３８に示すように、走査機構
がトリガされ、図１３で概説されている操作の流れを実
施する。ネットワーク・アドレスが特定された場合、ブ
ロック３４０に示すようにその情報がブラウザに送られ
る。ブロック３４２に示すようにブラウザは次に、特定
されたネットワーク・アドレス（すなわちＵＲＬ）に関
連づけられた新しいウェブ・サイトにハイパーテキスト
・リンクを介してアクセスする。

【００５１】まとめとして、本発明の構成に関して以下
の事項を開示する。

【００５２】（１）前に訪れたネットワーク・サイトに
迅速に戻るネットワーク装置であって、現ナビゲーショ
ン・セッション中に遭遇したネットワーク・アドレス・
サイトを記憶する記憶機構と、前記現ナビゲーション・
セッション中にネットワーク・サイトをナビゲートする
ユーザが、現ネットワーク・サイトから現ナビゲーショ
ン・セッション中にアクセスした前に訪れたネットワー
ク・サイトに、前記前に訪れたネットワーク・サイトと
前記現ネットワーク・サイトとの間に遭遇した中間ネッ
トワーク・サイトにアクセスすることなく迅速に戻るこ
とができるようにするネットワーク・ナビゲーション機
構と、を含むネットワーク装置。 （２）ユーザ選択に応答してネットワーク・アドレス走
査機構を提供するアイコン機構と、一般に使用される検
索エンジンのリストを編成する編成機構と、前記現ネッ
トワーク・ナビゲーション・セッション中にアクセスさ
れたネットワーク・アドレスの階層を構成する階層機構
と、前記リストにリストされている検索エンジン・ネッ
トワーク・アドレスに対応する所望のネットワーク・ア
ドレスが前記階層中で特定されるまで前記階層を走査す
る走査機構と、前記所望のネットワーク・アドレスにジ
ャンプする転送機構とを含む、上記（１）に記載のネッ
トワーク装置。 （３）前記走査機構は、現在表示されているネットワー
ク・サイトに関連づけられたサーバ以外のサーバに関連
づけられたネットワーク・アドレスに対応するネットワ
ーク・アドレスが前記階層中で特定されるまで前記階層
を走査する手段を含み、前記転送機構は、前記現在表示
されているネットワーク・サイトに関連づけられたサー
バ以外の前記サーバに関連づけられた前記ネットワーク
・アドレスにその後でジャンプする手段を含む、上記
（２）に記載のネットワーク装置。 （４）コンピュータ・システム内のコンピュータ・メモ
リに常駐するプログラム製品であって、現ナビゲーショ
ン・セッション中に遭遇したネットワーク・アドレス・
サイトを記憶する記憶機構と、前記現ナビゲーション・
セッション中にネットワーク・サイトをナビゲートする
ユーザが現ネットワーク・サイトから前記現ナビゲーシ
ョン・セッション中にアクセスした前に訪れたネットワ
ーク・サイトに、それらの間に遭遇した中間ネットワー
ク・サイトにアクセスすることなく迅速に戻ることがで
きるようにするネットワーク・ナビゲーション機構と、
前記記憶機構および前記ネットワーク・ナビゲーション
機構を保持する信号保持媒体と、を含むプログラム製
品。 （５）ユーザ選択に応答してネットワーク・アドレス走
査機構を提供するアイコン機構と、一般に使用される検
索エンジンのリストを編成する編成機構と、前記現ナビ
ゲーション・セッション中にアクセスされたネットワー
ク・アドレスの階層を構成する階層機構と、前記リスト
にリストされている検索エンジン・ネットワーク・アド
レスに対応する所望のネットワーク・アドレスが前記階
層中で特定されるまで前記階層を走査する走査機構と、
前記所望のネットワーク・アドレスにジャンプする転送
機構とをさらに含み、前記信号保持媒体が前記アイコン
機構、前記編成機構、前記階層機構、前記走査機構、お
よび前記転送機構をさらに保持する、上記（４）に記載
のプログラム製品。 （６）前記走査機構は、現在表示されているネットワー
ク・サイトに関連づけられたサーバ以外のサーバに関連
づけられたネットワーク・アドレスに対応するネットワ
ーク・アドレスが前記階層中で特定されるまで前記階層
を走査する手段を含み、前記転送機構は、前記現在表示
されているネットワーク・サイトに関連づけられたサー
バ以外の前記サーバに関連づけられた前記ネットワーク
・アドレスにその後でジャンプする手段を含む、上記
（５）に記載のプログラム製品。 （７）前記信号保持媒体が伝送媒体を含む、上記（６）
に記載のプログラム製品。 （８）前記信号保持媒体が記録可能媒体を含む、上記
（６）に記載のプログラム製品。 （９）ネットワーク・ナビゲータにおいて、コンピュー
タ・システム・インタフェース内に表示されたネットワ
ーク・ページの階層を探索している間に検索エンジン・
ネットワーク・ページに迅速に戻る方法であって、一般
に使用される検索エンジンのネットワーク・アドレスの
リストを編成するステップと、ネットワーク・ナビゲー
ト・セッション中に前記ネットワーク・ナビゲータによ
ってアクセスされたネットワーク・アドレスの階層を編
成するステップと、前記リストにリストされた検索エン
ジン・ネットワーク・アドレスに対応する、ネットワー
ク・アドレスが前記階層中で特定されるまで前記階層を
走査するステップと、前記検索エンジン・ネットワーク
・アドレスに対応する前記ネットワーク・アドレスにジ
ャンプするステップと、を含む方法。 （１０）前記コンピュータ・システム・インタフェース
内に表示されているネットワーク・ページに関連づけら
れたサーバ以外のサーバに関連づけられたネットワーク
・アドレスに対応するネットワーク・アドレスが前記階
層中で特定されるまで前記階層を走査するステップと、
前記対応するネットワーク・アドレスにジャンプするス
テップとをさらに含む、上記（９）に記載の方法。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の好ましい実施形態を実施するために使
用することができるコンピュータ・システムを示す図で
ある。

【図２】本発明の好ましい実施形態のコンピュータ・シ
ステムの代表的ハードウェア環境を示す図である。

【図３】本発明の好ましい実施形態によるクライアント
／サーバ・アーキテクチャを示すブロック図である。

【図４】本発明の好ましい実施形態によるクライアント
／サーバ・アーキテクチャを示す詳細ブロック図であ
る。

【図５】本発明の好ましい実施形態により実施すること
ができるコンピュータ・ネットワークを示す図である。

【図６】グラフィカル・ユーザ・インタフェース・ウィ
ンドウ内に含まれ、本発明の方法およびシステムにより
使用することができるハイパーテキスト文書の例を示す
図である。

【図７】本発明の好ましい実施形態による、装置および
方法を実施するために使用する具体的なステップを示す
流れ図である。

【図８】本発明の好ましい実施形態による、本発明の装
置および方法を実施するために使用されるステップを一
般的に示す流れ図である。

【図９】本発明の好ましい実施形態で使用することがで
きるネットワーク・ナビゲータ装置を示すブロック図で
ある。

【図１０】好ましい実施例による、アイコン機構を実施
するために使用されるステップを示す流れ図である。

【図１１】本発明の好ましい実施例による編成機構を実
施するために使用されるステップを示す流れ図である。

【図１２】本発明の好ましい実施形態による、階層機構
を実施するために使用するステップを示す流れ図であ
る。

【図１３】本発明の好ましい実施形態による、走査機構
を実施するために使用されるステップを示す流れ図であ
る。

【図１４】本発明の好ましい実施形態による、転送機構
を実施するために使用されるステップを示す流れ図であ
る。

【符号の説明】

２０ コンピュータ・システム ２２ システム・ユニット ２４ ビデオ表示端末 ３１ 中央処理装置 ３２ システム・バス ３４ ランダム・アクセス・メモリ ３６ 読取り専用メモリ ３７ ディスプレイ・アダプタ ３９ 入出力アダプタ ４０ ユーザ・インタフェース・アダプタ ４９ 通信アダプタ ５０ メイン・メモリ ５１ 制御プログラム

フロントページの続き (56)参考文献 特開 平10−260973（ＪＰ，Ａ) 特開 平４−354059（ＪＰ，Ａ) 特開 平８−263525（ＪＰ，Ａ) 米国特許6052716（ＵＳ，Ａ) Ｓｏｆｔｗａｒｅ Ｔｒｙ＆Ｔｒｙ第 13回 Ｎｅｔｓｃａｐｅ Ｃｏｍｍｕｎ ｉｃａｔｏｒ 新機能解説，ＡＳＣＩＩ ＤＯＳ／Ｖ ＩＳＳＵＥ，日本，株式 会社アスキー，1997年３月１日，Ｖｏ ｌ．３，Ｎｏ．３，ｐｐ．232−234 (58)調査した分野(Int.Cl.⁷，ＤＢ名) G06F 17/30 G06F 3/00 G06F 13/00 ＪＩＣＳＴファイル（ＪＯＩＳ)

Claims (10)

(57)【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】現ネットワーク・サイトから前に訪れたネ
   ットワーク・サイトに迅速に戻るナビゲーションの方法
   であって、 現ナビゲーション・セッション中に遭遇したネットワー
   ク・アドレスの階層を記憶するステップを含み、 前記ネットワーク・アドレスの階層は、 現在表示されているネットワーク・サイトに関連付けら
   れたサーバ以外のサーバに関連付けられた前に訪れたネ
   ットワーク・サイトのネットワーク・アドレスと、 前記前に訪れたネットワーク・サイトに遭遇した時点と
   前記現ネットワーク・サイトに遭遇した時点との間に遭
   遇した中間のネットワーク・サイトのネットワーク・ア
   ドレスとを含み、 ユーザ選択に応答して、前記現在表示されているネット
   ワーク・サイトに関連付けられたサーバ以外のサーバに
   関連付けられた前に訪れたネットワーク・アドレスに対
   応するネットワーク・アドレスが前記ネットワーク・ア
   ドレスの階層中で特定されるまで走査し、ジャンプする
   ステップと、 を含む方法。
2. 【請求項２】前記走査するステップは、ネットワーク・
   アドレスの階層を逆方向走査して、前記現在表示されて
   いるネットワーク・サイトのアドレスに関連付けられた
   サーバ以外のサーバに関連付けられた最後に訪れた前記
   前のネットワーク・アドレスのネットワーク・サイトを
   識別すること、 を特徴とする請求項１に記載の方法。
3. 【請求項３】前記ユーザ選択は、グラフィカル・ユーザ
   ・インタフェース内に表示されたアイコンの選択により
   行われることを特徴とする請求項１に記載の方法。
4. 【請求項４】前記ネットワーク・アドレスの階層は、特
   定サイトの簡単な説明で表され、ユーザが前記説明の上
   にカーソルを置くと、対応するネットワーク・アドレス
   がユーザ・インターフェース内に表示されることを特徴
   とする請求項１に記載の方法。
5. 【請求項５】少なくとも１つの検索エンジン・アドレス
   を含む検索エンジンのリストを含み、 ユーザ選択に応答して前記検索エンジンのリストにリス
   トされている検索エンジン・ネットワーク・アドレスに
   対応するネットワーク・アドレスが、前記ネットワーク
   ・アドレスの階層中で特定されるまで走査し、ジャンプ
   するステップ、 を含む請求項１に記載の方法。
6. 【請求項６】現ネットワーク・サイトから前に訪れたネ
   ットワーク・サイトに迅速に戻るナビゲーションの装置
   であって、 現ナビゲーション・セッション中に遭遇したネットワー
   ク・アドレスの階層を記憶する手段を含み、 前記ネットワーク・アドレスの階層は、 現在表示されているネットワーク・サイトに関連付けら
   れたサーバ以外のサーバに関連付けられた前に訪れたネ
   ットワーク・サイトのネットワーク・アドレスと、 前記前に訪れたネットワーク・サイトに遭遇した時点と
   前記現ネットワーク・サイトに遭遇した時点との間に遭
   遇した中間のネットワーク・サイトのネットワーク・ア
   ドレスとを含み、 ユーザ選択に応答して、前記現在表示されているネット
   ワーク・サイトに関連付けられたサーバ以外のサーバに
   関連付けられた前に訪れたネットワーク・アドレスに対
   応するネットワーク・アドレスが前記ネットワーク・ア
   ドレスの階層中で特定されるまで走査し、ジャンプする
   手段と、 を含む装置。
7. 【請求項７】前記走査する手段は、ネットワーク・アド
   レスの階層を逆方向走査して、前記現在表示されている
   ネットワーク・サイトのアドレスに関連付けられたサー
   バ以外のサーバに関連付けられた最後に訪れた前記前の
   ネットワーク・アドレスのネットワーク・サイトを識別
   すること、 を特徴とする請求項６に記載の装置。
8. 【請求項８】前記ユーザ選択は、グラフィカル・ユーザ
   ・インタフェース内に表示されたアイコンの選択により
   行われることを特徴とする請求項６に記載の装置。
9. 【請求項９】前記ネットワーク・アドレスの階層は、特
   定サイトの簡単な説明で表され、ユーザが前記説明の上
   にカーソルを置くと、対応するネットワーク・アドレス
   がユーザ・インターフェース内に表示されることを特徴
   とする請求項６に記載の装置。
10. 【請求項１０】少なくとも１つの検索エンジン・アドレ
    スを含む検索エンジンのリストを含み、 ユーザ選択に応答して前記検索エンジンのリストにリス
    トされている検索エンジン・ネットワーク・アドレスに
    対応するネットワーク・アドレスが、前記ネットワーク
    ・アドレスの階層中で特定されるまで走査し、ジャンプ
    する手段、 を含む請求項６に記載の装置。