JP3381666B2 - 眼疲労警告装置 - Google Patents

眼疲労警告装置

Info

Publication number
JP3381666B2
JP3381666B2 JP15715399A JP15715399A JP3381666B2 JP 3381666 B2 JP3381666 B2 JP 3381666B2 JP 15715399 A JP15715399 A JP 15715399A JP 15715399 A JP15715399 A JP 15715399A JP 3381666 B2 JP3381666 B2 JP 3381666B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
eye
eye movement
work
fatigue
data
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP15715399A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2000342537A (ja
Inventor
恵理子 渡辺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Priority to JP15715399A priority Critical patent/JP3381666B2/ja
Publication of JP2000342537A publication Critical patent/JP2000342537A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3381666B2 publication Critical patent/JP3381666B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Eye Examination Apparatus (AREA)
  • Emergency Alarm Devices (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、眼疲労警告装置
関し、特に、ディスプレイを注視するオペレータの疲労
を検出し、オペレータに疲労を警告する眼疲労警告装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、眼疲労警告装置として、特開昭6
3−236120号公報および特開平7−312707
号公報に開示された眼疲労警告装置が知られている。前
者の眼疲労警告装置では、ディスプレイにガイダンスメ
ッセージを表示するエリアを設け、そのガイダンスメッ
セージに適切に応答できているか否かをキーボードから
の応答データで判定する。そして、応答が不適切な場合
は、ガイダンスメッセージを反転表示してその旨を知ら
せる。このようにして、入力操作に視線の移動を少なく
して眼の疲労を防止することを目的としている。
【0003】後者の眼疲労警告装置では、カメラによっ
てモニタ装置、トラックボールおよび指示画面を含む操
作入力装置の全面を撮影する。そして、モニタにオペレ
ータの操作を示す映像信号と映像編集に関する映像信号
とを表示し、操作入力の際の視線移動を最小限としてオ
ペレータの眼の疲労を防ぐことを目的としている。
【0004】以上の眼疲労警告装置では、いずれも眼球
運動を少なくし、疲労を軽減しようとしたものである
が、眼の疲労を皆無にすることはできず、長時間の作業
ではオペレータに過労を生じる可能性があったため、特
開平7−255669号公報に開示された眼疲労警告方
法では、オペレータのまばたき回数により疲労を測定し
て疲労を知らせている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の眼疲労
警告装置においては、次のような課題があった。作業状
態であるか否かを判別できないために、例えば、オペレ
ータが休息している間でもこれを眼の疲労として誤って
判定する可能性がある。また、眼球運動にはオペレータ
個々に個性があり、基準値を固定的にした場合は、オペ
レータの実感に合わない疲労判定を行ない、これも誤っ
た判定を行なうこととなる。
【0006】本発明は、上記課題にかんがみてなされた
もので、オペレータの作業状態での眼球運動を基準に
し、オペレータの実感に則した疲労判定を行うことの可
能な眼疲労警告装置の提供を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1における発明は、単位時間内のデータ入力
の有無を判断し、単位時間内にデータ入力があったとき
にデータ入力の作業状況を検出する作業状況検出手段
と、この作業状況検出手段が単位時間内にデータ入力を
検出したときに、オペレータの眼球運動を検出する眼球
運動検出手段と、この眼球運動検出手段が作業開始後に
検出した眼球運動のデータにもとづいて生成した眼球運
動基準データと、データ入力の作業継続中に検出した眼
球運動の検出データとを比較して眼の疲労の有無を判定
する疲労有無判定手段と、眼の疲労と判定した場合に作
業継続中のオペレータに警告を発する警告手段とを備え
る構成としてある。
【0008】すなわち、眼球運動検出手段は、オペレー
タの眼球運動を検出し、作業状況検出手段は、データ入
力の作業状況を検出する。すると、疲労有無判定手段
は、データ入力の作業継続中に検出した眼球運動の検出
データと眼球運動基準データとを比較し、眼の疲労の有
無を判定して眼の疲労があると判定したとき、警告手段
はオペレータに警告を発する。
【0009】このとき、作業状況検出手段にてデータ入
力の作業状況を検出しているため、作業を継続している
状況下での眼球運動を判定対象とし、休憩中やその他の
オペレーティング作業を行なっていない状況下では判定
しないこととなる。この結果、判定における外乱をなく
し、オペレータの実感にあった疲労判定を行ない、か
つ、判定結果をオペレータに伝えることとなる。
【0010】眼球運動検出手段は、オペレータの眼球運
動を検出するものであれば良く、構成の一例として、請
求項2における発明では、請求項1に記載の眼疲労警告
装置において、眼球運動検出手段は、オペレータにおけ
る視点の位置と眼球の移動速度および加速度から求めた
単位時間あたりのまばたきの回数により眼球運動を検出
する構成としてある。すなわち、このようにして、複雑
な眼球運動を単純なまばたき回数として検出すること
で、以後の比較判定を簡便に行ない、システムの単純化
と判定の正確性を向上させている。
【0011】この場合における眼球運動検出手段の具体
構成の一例として、請求項3における発明では、請求項
2に記載の眼疲労警告装置において、眼球運動検出手段
は、眼球の上下左右の傾きに比例して発生する電位差に
よりオペレータの視点の位置と眼球の移動速度および加
速度を測定する構成としてある。すなわち、眼球運動検
出手段は、眼球の上下左右の傾きに比例して発生する電
位差によりオペレータの視点の位置と眼球の移動速度お
よび加速度を測定し、測定データをコンピュータに入力
する。
【0012】作業状況検出手段は、データ入力の作業状
況を検出するものであれば良く、構成の一例として、請
求項4における発明では、請求項1〜請求項3のいずれ
かに記載の眼疲労警告装置において、眼球運動検出手段
は、作業継続中の眼球運動の検出データを自動的に記録
し、作業状況検出手段は、データ入力回数および作業時
間データを自動的に記録する構成としてある。すなわ
ち、眼球運動検出手段は、作業中の眼球運動データを作
業の状況とともに記録し、記録したデータに基づいて眼
球運動基準データを生成する。
【0013】このように、オペレータのそれぞれの個性
にあった眼球運動基準データに基づいて疲労の判定を行
い、判定をよりオペレータの実感にあったものとする。
疲労有無判定手段は、データ入力の作業継続中に検出し
た眼球運動の検出データと眼球運動基準データとを比較
して眼の疲労の有無を判定するものであれば良く、常に
眼球運動の検出データと眼球運動基準データとを比較し
て眼疲労の有無を判定するものであっても良いし、必要
に応じてオペレータの作業パターンなどに基づいて眼疲
労の有無を判定することが可能なものであっても良い。
【0014】前者の場合における疲労有無判定手段の構
成の一例として、請求項5における発明では、請求項4
に記載の眼疲労警告装置において、疲労有無判定手段
は、作業開始後に記憶した眼球運動の検出データと入力
データとに基づいて眼球運動基準データを自動生成する
構成としてある。すなわち、疲労有無判定手段は、作業
開始後に記憶した眼球運動の検出データと入力データと
に基づいて眼球運動基準データを自動生成することで、
オペレータの個性のみならず、作業の度に変化する可能
性のある体調にも合わせて眼球運動基準データを生成
し、疲労判定をオペレータの体調に合わせて行う。
【0015】眼球運動基準データの一例として、請求項
6における発明では、請求項5に記載の眼疲労警告装置
において、眼球運動基準データは、作業が開始され最初
に記憶された眼球運動の検出データとする構成としてあ
る。すなわち、疲労有無判定手段は、作業が開始され最
初に記憶された眼球運動の検出データとした眼球運動基
準データを自動生成することで、オペレータの個性のみ
ならず、作業の度に変化する可能性のある体調にも合わ
せた疲労判定をシンプルな演算により行う。
【0016】後者の場合における疲労有無判定手段の構
成の一例として、請求項7における発明では、請求項5
または請求項6のいずれかに記載の眼疲労警告装置にお
いて、疲労有無判定手段は、作業開始から警告が発せら
れて作業中断するまでの時間を標準稼動時間として算定
し、この標準稼動時間が算定できた後は眼球運動の検出
によらずに、標準稼動時間の経過によりオペレータの疲
労を判定する構成としてある。すなわち、疲労有無判定
手段は、作業開始から警告が発せられて作業中断するま
での時間を標準稼動時間として算定する。そして、標準
稼動時間が算定できた後は眼球運動の検出によらずに、
標準稼動時間の経過によりオペレータの疲労を判定す
る。
【0017】通常同様なオペレータが使用するコンピュ
ータでは、そのオペレータの個性を反映した疲労判定は
時間的に算定することができるため、過去の判定結果に
基づいて標準稼動時間を自動的に定め、以後はそれを基
準にして疲労判定を行なうようにしたものである。従っ
て、シンプルな判定システムにより、例えば、ノートパ
ソコン等の作業容量が小さく制限されているコンピュー
タにおいて正確な疲労判定を行う。
【0018】
【0019】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実
施形態を説明する。図1は、本発明の第一の実施形態に
おける眼疲労警告装置をブロック図により示している。
【0020】眼疲労警告装置10には、眼球運動出力部
20、コンピュータ30、キーボード40、ポインティ
ングデバイス50、ディスプレイ60およびスピーカ7
0が備えられている。このような構成により、眼球運動
出力部20は、EOG(眼球の上下・左右の移動により
生じる電位差)により眼球運動をコンピュータ30に出
力する。キーボード40およびポインティングデバイス
50は、コンピュータ30へのデータ入力装置である。
【0021】ディスプレイ60およびスピーカ70は、
コンピュータ30からデータを出力する装置であり、本
発明では、オペレータへの警告を発する警告手段に該当
する。コンピュータ30は、眼球運動検出部31、入力
検出部32、伝達制御部33およびデータ記録部34を
備えている。眼球運動検出部31は、眼球運動出力部2
0からのEOGによりオペレータの眼球の位置(X座
標、Y座標)、眼球の移動速度および加速度を計測し、
計測結果に基づき、単位時間あたりのまばたきの回数を
検出する。この意味で、眼球運動検出部31は、本発明
にいう眼球運動検出手段を構成している。
【0022】入力検出部32は、キーボード40とポイ
ンティングデバイス50からの入力により作業開始と作
業状況を検出する。この意味で、入力検出部32は、本
発明にいう作業状況検出手段を構成している。作業状況
とは、予め設定した単位時間内に入力があればオペレー
タが仕事を持続的に行ったとし、入力がない場合は作業
が中断されたと判定することである。この単位時間は、
3分を1つの目安とするが、オペレータにより変更でき
るようにして、オペレータの個性や作業の種類により適
切な作業状況の判定が行なえるようにしてある。
【0023】伝達制御部33は、眼球運動検出部31か
らの眼球運動データと入力検出部32からの作業データ
により、作業中の眼球運動データをデータ記録部34に
ある眼球運動基準データと比較し、予め設定したしきい
値を超えるか否かでオペレータの眼の疲労状態を判定す
る。そして、疲労状態にある場合は、ディスプレイ60
またはスピーカ70に疲労状態を知らせるための信号を
発する。従って、眼球運動データと眼球運動基準データ
と比較してオペレータの眼疲労状態を判定する伝達制御
部33は、この意味で、本発明にいう疲労有無判定手段
を構成している。
【0024】なお、オペレータの眼は、モニタなどを見
続けているとまばたきの回数が減り、通常時の1/3以
下程度になると言われている。よって、しきい値は、眼
球運動基準データとされた単位時間あたりのまばたき回
数の1/3に設定するのが一般的であるが、オペレータ
の個性や作業の種類によってオペレータにより調整でき
るようにしてある。データ記録部34は、眼球運動検出
部31からの眼球運動データと入力検出部32からの作
業データを記録する。
【0025】次に、図2のフローチャートを参照して本
実施形態の全体の動作について詳細に説明する。キーボ
ード40又はポインティングデバイス50の操作により
最初の入力データが入力検出部32に入力されると(ス
テップS100)、単位時間内に入力をしているか否か
常に判断し、その時間内に入力がなければ作業が持続さ
れていないと判断して作業の持続と判断されるまで、デ
ータ入力と作業持続有無の判断とを繰り返す(ステップ
S110)。単位時間内に入力があれば、作業が継続さ
れていると判断し、キーボード40又はポインティング
デバイス50の作業継続時間をデータ記録部34に記録
する(ステップS120)。
【0026】そして、眼球運動出力部20にて眼球運動
の測定を開始するとともに(ステップS130)、眼球
運動出力部20においてオペレータの視点の位置(X座
標、Y座標)を検出し(ステップS140)、眼球運動
出力部20においてオペレータの眼球の移動速度および
加速度を検出する(ステップS150)。眼球運動検出
部31において、検出したオペレータの視点の位置(X
座標、Y座標)、眼球の移動速度および加速度をもとに
まばたきを抽出し、単位時間あたりのまばたきの回数を
検出する(ステップS160)。すると、単位時間あた
りのまばたきの回数を自動的にデータ記録部34に記録
するとともに、データ記憶部34への記憶に基づき、眼
球運動基準データを生成し、眼球運動基準データの生成
は次の三種類のいずれかを選択して設定する(ステップ
S170)。
【0027】第一に、作業開始後、最初に記録されたさ
れ単位時間あたりのまばたきの回数を眼球運動基準デー
タとする。第二に、作業開始後、次々に記録される単位
時間あたりのまばたきの回数のうち最も大きいものを眼
球運動基準データとする。第三に、作業開始後、次々に
記録される単位時間あたりのまばたきの回数のうち上位
数個の平均値を眼球運動基準データとする。
【0028】なお、この個数は、3個程度とするのが良
いが、作業継続を判定する単位時間が短い場合は、個数
を増やすようにするのも良い。ステップS170で記録
された単位時間あたりのまばたきの回数が眼球運動基準
データより算定されたしきい値以下になっているか否か
を伝達制御部33にて比較し、眼が疲労している可能性
があるか否かを判定する(ステップS180)。疲労と
判定されない場合は、ステップS100へ戻り、上記と
同様の手段を繰り返す。
【0029】一方、疲労と判定した場合は、ディスプレ
イ60またはスピーカ70に眼の疲労に対する警告を出
力する(ステップS190)。例えば、ディスプレイ6
0に対して、「眼が疲れています。リフレッシュしまし
ょう。」といったメッセージを出力すると、ディスプレ
イ60からは疲労の警告が発せられる。従って、キーボ
ード40又はポインティングデバイス50からの単位時
間内の入力の有無により作業継続中か否かを判断する。
【0030】そして、作業継続中であればオペレータの
視点の位置および眼球の移動速度および加速度から単位
時間当たりのまばたきの回数を検出し、検出した眼球運
動データを眼球運動基準データと比較する。このため、
作業中に眼の疲労となったと判断されると、オペレータ
にディスプレイ60やスピーカ70で眼の疲労を伝達
ことができる。また、キーボード40又はポインティ
ングデバイス50の作業継続中の眼球運動データをもと
に眼球運動基準データを自動的に生成するので、オペレ
ータの個性にあった疲労判定が行なえ、信頼性を高める
ことができる。
【0031】次に、本発明の第二の実施形態について、
図3を参照しながら詳細に説明する。なお、ステップS
200〜ステップS245は、図2におけるステップS
100〜ステップS190と同様の手段である。ステッ
プS245にて警告が出力されると、ディスプレイ60
又はスピーカ70に出力した時の時間をデータ記録部3
4に記録し、オペレータが実際に作業中した時間をデー
タ記録部34に記録する(ステップS250)。
【0032】ステップS200〜ステップS255を繰
り返して、作業開始から眼が疲労するまでの時間および
作業を中断するまでの時間を統計処理し、オペレータの
作業開始から疲労により作業を中断するべき時までの標
準稼動時間Tを算定する(ステップS255)。また、
標準稼動時間Tを算定した後は、ステップS215〜ス
テップS255を実行せずに次の順序でシステムを実行
する。
【0033】キーボード40又はポインティングデバイ
ス50の操作により最初の入力データが入力検出部32
に入力されると(ステップS200)、単位時間内に入
力をしているか否か常に判断し、時間内に入力がなけれ
ば作業が持続されていないと判断して作業の持続と判断
されるまで、データ入力と作業持続有無の判断とを繰り
返す(ステップS205)。
【0034】単位時間内に入力があれば、作業が継続さ
れていると判断し、キーボード40又はポインティング
デバイス50の作業継続時間をデータ記録部34に記録
する(ステップS210)。実作業開始から標準稼動時
間Tを経過したか否かを判定し、標準稼動時間Tを経過
していない間は、ステップS200〜ステップS210
およびステップS260を繰り返し実行する。そして、
標準稼動時間Tを経過すると、ディスプレイ60又はス
ピーカ70に眼の疲労の警告を出力する(ステップS2
65)。すると、ディスプレイ60又はスピーカ70か
らは疲労の警告が発せられる。
【0035】従って、作業の開始からディスプレイ60
又はスピーカ70に眼の疲労を警告するメッセージを出
力してから実際に作業を中断した時間を検出し、時間を
算定基準にして標準稼動時間Tを自動算定する。この結
果、標準稼動時間Tは、これを算定するときに作業して
いたオペレータの個性に合った時間となる。
【0036】そして、次回からは、この標準稼動時間T
の経過により疲労判定するので、同じオペレータがこの
標準稼動時間Tを持つコンピュータ30を使用した場合
は、個性に合った疲労判定をシンプルなシステムで行な
えるようになる。つまり、信頼性の高い疲労判定をシン
プルなシステムで実行できるようになっる。
【0037】このように、眼球運動検出部31がオペレ
ータの眼球運動を検出し、入力検出部32がデータ入力
の作業状況を検出すると、伝達制御部33は、データ入
力の作業継続中に検出した眼球運動の検出データと眼球
運動基準データとを比較し、眼の疲労の有無を判定して
眼の疲労があると判定したとき、ディスプレイ60およ
びスピーカ70から警告を発せさせるため、オペレータ
の作業状態での眼球運動を基準にし、オペレータの実感
に則した疲労判定を行うことが可能となる。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、オペレー
タの作業状態での眼球運動を基準にし、オペレータの実
感に則した疲労判定を行うことの可能な眼疲労警告装置
を提供することができる。
【0039】
【0040】また、オペレータの個性のみならず、作業
の度に変化する体調に合わせ眼球運動基準データを自動
生成するので、疲労判定をオペレータの体調に合わせて
行うことができる。さらに、オペレータの個性のみなら
ず、作業の度に変化する体調に合わせた疲労判定をシン
プルな演算により行うことができる。
【0041】
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態における眼疲労警告装置の構成を示
すブロック図である。
【図2】第一の実施形態における動作を示すフローチャ
ートである。
【図3】第二の実施形態における動作を示すフローチャ
ートである。
【符号の説明】
10 眼疲労警告装置 20 眼球運動出力部 30 コンピュータ 31 眼球運動検出部 32 入力検出部 33 伝達制御部 34 データ記録部 40 キーボード 50 ポインティングデバイス 60 ディスプレイ 70 スピーカ
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平10−207615(JP,A) 特開 平9−218375(JP,A) 特開 平10−222242(JP,A) 特開 平10−146323(JP,A) 特開 平4−193255(JP,A) 特開 平1−320517(JP,A) 特開 昭63−236120(JP,A) 特開 平7−312707(JP,A) 特開 平7−255669(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61B 3/00 - 3/16

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 単位時間内のデータ入力の有無を判断
    し、単位時間内にデータ入力があったときに、データ入
    力の作業状況を検出する作業状況検出手段と、 この作業状況検出手段が単位時間内にデータ入力を検出
    したときに、オペレータの眼球運動を検出する眼球運動
    検出手段と、 この眼球運動検出手段が作業開始後に検出した眼球運動
    のデータにもとづいて生成した眼球運動基準データと、
    データ入力の作業継続中に検出した眼球運動の検出デー
    タとを比較して眼の疲労の有無を判定する疲労有無判定
    手段と、 眼の疲労と判定した場合に作業継続中のオペレータに警
    告を発する警告手段とを備えることを特徴とする眼疲労
    警告装置。
  2. 【請求項2】 上記請求項1に記載の眼疲労警告装置に
    おいて、 上記眼球運動検出手段は、オペレータにおける視点の位
    置と眼球の移動速度および加速度から求めた単位時間あ
    たりのまばたきの回数により眼球運動を検出することを
    特徴とする眼疲労警告装置。
  3. 【請求項3】 上記請求項2に記載の眼疲労警告装置に
    おいて、 上記眼球運動検出手段は、眼球の上下左右の傾きに比例
    して発生する電位差によりオペレータの視点の位置と眼
    球の移動速度および加速度を測定することを特徴とする
    眼疲労警告装置。
  4. 【請求項4】 上記請求項1〜請求項3のいずれかに記
    載の眼疲労警告装置において、 上記眼球運動検出手段は、作業継続中の眼球運動の検出
    データを自動的に記録し、 上記作業状況検出手段は、データ入力回数および作業時
    間データを自動的に記録することを特徴とする眼疲労警
    告装置。
  5. 【請求項5】 上記請求項4に記載の眼疲労警告装置に
    おいて、 上記疲労有無判定手段は、作業開始後に記憶した眼球運
    動の検出データと入力データとに基づいて眼球運動基準
    データを自動生成することを特徴とする眼疲労警告装
    置。
  6. 【請求項6】 上記請求項5に記載の眼疲労警告装置に
    おいて、 上記眼球運動基準データは、作業が開始され最初に記憶
    された眼球運動の検出データとすることを特徴とする眼
    疲労警告装置。
  7. 【請求項7】 上記請求項5または請求項6のいずれか
    に記載の眼疲労警告装置において、 上記疲労有無判定手段は、作業開始から警告が発せられ
    て作業中断するまでの時間を標準稼動時間として算定
    し、この標準稼動時間が算定できた後は眼球運動の検出
    によらずに、標準稼動時間の経過によりオペレータの疲
    労を判定することを特徴とする眼疲労警告装置。
JP15715399A 1999-06-03 1999-06-03 眼疲労警告装置 Expired - Fee Related JP3381666B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15715399A JP3381666B2 (ja) 1999-06-03 1999-06-03 眼疲労警告装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15715399A JP3381666B2 (ja) 1999-06-03 1999-06-03 眼疲労警告装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000342537A JP2000342537A (ja) 2000-12-12
JP3381666B2 true JP3381666B2 (ja) 2003-03-04

Family

ID=15643349

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15715399A Expired - Fee Related JP3381666B2 (ja) 1999-06-03 1999-06-03 眼疲労警告装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3381666B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2018059539A1 (zh) * 2016-09-30 2018-04-05 中兴通讯股份有限公司 工作疲劳提醒方法、装置和系统

Families Citing this family (25)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007226438A (ja) * 2006-02-22 2007-09-06 Sharp Corp 電子装置の検査及び調整システム
GB0608750D0 (en) * 2006-05-04 2006-06-14 Dupres Nigel E Apparatus for and method of determining visual risk assessment
WO2012124259A1 (ja) * 2011-03-14 2012-09-20 株式会社ニコン 情報端末、情報提供サーバ及び制御プログラム
JP2014523039A (ja) * 2011-07-05 2014-09-08 サウジ アラビアン オイル カンパニー 従業員のバイオメカニカル健康の監視および改善のためのシステム、コンピュータ媒体、およびコンピュータにより実行される方法
US9615746B2 (en) 2011-07-05 2017-04-11 Saudi Arabian Oil Company Floor mat system and associated, computer medium and computer-implemented methods for monitoring and improving health and productivity of employees
CA2840804C (en) 2011-07-05 2018-05-15 Saudi Arabian Oil Company Floor mat system and associated, computer medium and computer-implemented methods for monitoring and improving health and productivity of employees
US9844344B2 (en) 2011-07-05 2017-12-19 Saudi Arabian Oil Company Systems and method to monitor health of employee when positioned in association with a workstation
CN103781409B (zh) * 2011-07-05 2016-08-17 沙特阿拉伯石油公司 用于监测和改善雇员的生物力学健康的系统、计算机介质和计算机实现方法
US9710788B2 (en) 2011-07-05 2017-07-18 Saudi Arabian Oil Company Computer mouse system and associated, computer medium and computer-implemented methods for monitoring and improving health and productivity of employees
US9492120B2 (en) 2011-07-05 2016-11-15 Saudi Arabian Oil Company Workstation for monitoring and improving health and productivity of employees
US9526455B2 (en) 2011-07-05 2016-12-27 Saudi Arabian Oil Company Systems, computer medium and computer-implemented methods for monitoring and improving health and productivity of employees
US10307104B2 (en) 2011-07-05 2019-06-04 Saudi Arabian Oil Company Chair pad system and associated, computer medium and computer-implemented methods for monitoring and improving health and productivity of employees
US9722472B2 (en) 2013-12-11 2017-08-01 Saudi Arabian Oil Company Systems, computer medium and computer-implemented methods for harvesting human energy in the workplace
EP3119343A4 (en) 2014-03-19 2017-12-20 Intuitive Surgical Operations, Inc. Medical devices, systems, and methods integrating eye gaze tracking for stereo viewer
KR20230142657A (ko) * 2014-03-19 2023-10-11 인튜어티브 서지컬 오퍼레이션즈 인코포레이티드 눈 시선 추적을 사용하는 의료 디바이스, 시스템, 및 방법
WO2017033516A1 (ja) * 2015-08-24 2017-03-02 富士フイルム株式会社 読影支援装置及び方法
CN105243802A (zh) * 2015-11-02 2016-01-13 广西职业技术学院 一种防儿童疲劳用眼的提醒装置
US10642955B2 (en) 2015-12-04 2020-05-05 Saudi Arabian Oil Company Devices, methods, and computer medium to provide real time 3D visualization bio-feedback
US9889311B2 (en) 2015-12-04 2018-02-13 Saudi Arabian Oil Company Systems, protective casings for smartphones, and associated methods to enhance use of an automated external defibrillator (AED) device
US10475351B2 (en) 2015-12-04 2019-11-12 Saudi Arabian Oil Company Systems, computer medium and methods for management training systems
US10628770B2 (en) 2015-12-14 2020-04-21 Saudi Arabian Oil Company Systems and methods for acquiring and employing resiliency data for leadership development
CN105427553A (zh) * 2015-12-25 2016-03-23 上海应用技术学院 基于无线传感器的眼疲劳检测装置
US10824132B2 (en) 2017-12-07 2020-11-03 Saudi Arabian Oil Company Intelligent personal protective equipment
KR101955293B1 (ko) * 2017-12-15 2019-03-08 가톨릭대학교 산학협력단 시각 피로도 분석 장치 및 그 방법
KR20230024536A (ko) * 2021-08-12 2023-02-21 가톨릭대학교 산학협력단 안구 관리 장치, 방법 및 기록매체

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2018059539A1 (zh) * 2016-09-30 2018-04-05 中兴通讯股份有限公司 工作疲劳提醒方法、装置和系统

Also Published As

Publication number Publication date
JP2000342537A (ja) 2000-12-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3381666B2 (ja) 眼疲労警告装置
JP4252268B2 (ja) 疲労度判別システム、疲労度判別方法、および疲労度判別用プログラム
JP4845886B2 (ja) 個人の警戒レベルの指示を生成するための方法及び装置
CN104835274B (zh) 一种可穿戴设备的防盗方法、装置以及可穿戴设备
US20060132319A1 (en) Driver fatigue assessment device and method
JP5423872B2 (ja) 生体状態判定装置
JP2002538498A (ja) 乗物運転者トレーニングシステム及び乗物運転者評価方法、並びに装置
EP1974662B1 (en) Fall detector
KR102024794B1 (ko) 주제어실 화재 체험을 위한 시뮬레이션 장치 및 방법
US6033072A (en) Line-of-sight-information input apparatus and method
JPH074345B2 (ja) 注視点マスキングによる医療診断装置
JP2002008159A (ja) ドライバ状態判定装置
CN107369273A (zh) 自助取款机防偷窥方法、装置及系统
JP3347008B2 (ja) 対話型処理装置
JP2501288B2 (ja) 注視点推定装置
JP2000259307A (ja) 操作支援システム
JP2012085670A (ja) 作業負担度判定装置
Muller et al. Visual search for conjunctions of motion and form: The efficiency of attention to static versus moving items depends on practice
JP2776797B2 (ja) 重心動揺解析装置
JP4831026B2 (ja) 情報提供装置、情報提供方法および情報提供プログラム
EP4172088A1 (en) Controlling of elevator system
JP2020067711A (ja) 警告報知装置および警告報知方法
JPH03189684A (ja) 情報処理装置
JP2005107981A (ja) 情報処理装置
JP2021131708A (ja) 運転支援装置

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071220

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081220

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091220

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091220

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101220

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101220

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111220

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111220

Year of fee payment: 9

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R371 Transfer withdrawn

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R371

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111220

Year of fee payment: 9

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111220

Year of fee payment: 9

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111220

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121220

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121220

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121220

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131220

Year of fee payment: 11

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees