JP3367510B2 - データベース管理方法およびシステム - Google Patents

データベース管理方法およびシステム

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JP3367510B2 JP2000134222A JP2000134222A JP3367510B2 JP 3367510 B2 JP3367510 B2 JP 3367510B2 JP 2000134222 A JP2000134222 A JP 2000134222A JP 2000134222 A JP2000134222 A JP 2000134222A JP 3367510 B2 JP3367510 B2 JP 3367510B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数の記憶領域を有す
るデータベース管理技術に関する。
【0002】
【従来の技術】データベース管理システムとは、データ
を記録し保持するコンピュータシステムである。
【0003】特に、データベース管理システムのうち、
リレーショナルデータベース管理システムでは、データ
ベースはユーザから二次元の表形式で見られる表(ある
いは、リレーション)から成り、かつ、この表は複数の
行(レコード、あるいはタップル)から構成されてい
る。また、行は複数個の列(アトリビュート、あるいは
フィールド)から構成され、各列にはその列の特性を示
すデータ型,データ長などが規定される。
【0004】このようなリレーショナル・データベース
システムの利用時、ユーザまたはアプリケーションプロ
グラムは、データベースに対する要求またはコマンドを
発行する(問合せと呼ぶ)ことにより、データを処理
(選択,更新,挿入または削除)する。SQLなどのリレ
ーショナル・データベース管理システムのデータ問合せ
および処理言語では、問合せは非定型である。すなわ
ち、ユーザまたはアプリケーションプログラムは、必要
なことを指定するだけで、それを実行するための処理手
順を指定する必要がない。また、ユーザやアプリケーシ
ョンプログラムは、問合せによってアクセスする表が格
納されている場所を意識する必要もない。
【0005】しかし、ユーザやアプリケーションプログ
ラムが処理手順を意識しない反面、リレーショナル・デ
ータベース管理システムの負担(問合せによって、デー
タベースのアクセス・プランを最適にする処理)が増加
する傾向が強まる。特に、データベースが格納されてい
る磁気ディスクなどの外部記憶装置との入出力処理が負
担となる。
【0006】そこで、近年では、一つの表を複数の外部
記憶装置に分割して格納し、入出力処理の並列化を行う
ことにより入出力処理の負担を軽減するシステムが増え
てきている。
【0007】また、さらに、データベースの演算処理を
も並列化するために、ネットワークで接続された複数の
プロセッサ配下の各外部記憶装置に、表のデータを分割
して格納するシステムもある。このシステムによれば、
一つの表を異なる外部記憶装置に記憶させ、異なるプロ
セッサがそれらを、それぞれ並列に読み取り処理をする
ことができる。このデータ分散技術は、リレーショナル
・データベース管理システムでますます重要な役割を果
たしてきている。
【0008】ところで、データを分散して格納する形態
として、ラウンドロビン,ハッシュ分割,ユーザ指定キ
ー・レンジ分割および一様分割(uniform partition)と
いうような形態がある。
【0009】最初の分割形態であるラウンドロビンは、
複数の記憶装置に対してデータ量が均一になるように格
納する。次のハッシュ分割は、表のある列に対してハッ
シュ関数を適用することによって該当する記憶装置を決
定する。
【0010】また、次にキー・レンジ分割は、表のある
列について、各記憶装置に格納すべきデータの範囲を条
件として指定することによって、与えられたデータの値
によって条件を満足する記憶装置を選択して格納する。
なお、このようなキー・レンジ分割をユーザの指定条件
に基づいて行う場合、分割した表の格納場所の指定の受
付は、格納する記憶装置の指定を直接受けるのではな
く、少なくとも1台の記憶装置からなる論理的なデータ
ベース領域の指定を受け付けるシステムが知られてい
る。このように、論理的なデータベース領域によって分
割した表の格納場所の指定を受け付けるのは、できるだ
けユーザ(データベースを定義する者)が物理的なシス
テム構成をも意識しなくて済むようにするためである。
【0011】最後の一様分割という形態は、あらかじ
め、ある表を初期ロード時に、複数の記憶装置にラウン
ドロビンの形態でデータを分割する。そして、特定のあ
る列(項目)について全体をソートし、再度、ソートし
た項目の順に複数の記憶装置にデータ量が均等になるよ
うに分割する。そうして、各記憶装置毎に、ソートした
項目の最小値,最大値を求め、その最小値,最大値の間
をその記憶装置のキー・レンジとするものである。
【0012】これらの技術は、タビッド・ジェー・デウ
ィット(David.J.DeWitt)等による1986年VLDB
国際会議資料の『(ガンマ ア ハイ パフォーマンス
データフロー データベース マシン(GAMMA A High
Performance Dataflow Database Machine)』の文献に
集約して記載されている。また、複数のプロセッサによ
るデータベースの並列処理の実現についても述べられて
いる。
【0013】このように、データを複数の異なる記憶装
置に分割して配置することにより、データベース・アク
セスの並列処理が可能となる。データの分割方法として
は、特にラウンドロビンのように複数の記憶装置に均等
にデータを分割すると、問い合わせ要求に対して、各々
同じ処理を要求することができるので並列処理による応
答時間の向上を行うことができる。また、キー・レンジ
分割をした場合には、表に対する問い合わせ要求に指定
された探索条件のうち、キー・レンジ分割を行った列
(項目)に条件が指定されていれば、あらかじめ、条件
を満足するデータが格納されている処理装置のみでデー
タベース処理を行えばよい。これによって、他の処理装
置の負荷が提言されることになり、システム全体のスル
ープットの向上を図ることができる。
【0014】さて、データベース処理を高速化するため
の重要な技術としては、この他に、統計情報を用いて、
データベースのアクセス方法を最適化する技術がある。
統計情報は、システムがユーザに代わって、最適なデー
タベース・アクセス手順を決定するために使用する情報
である。統計情報の一つとして代表される情報には、区
間毎に、ある特定の列に、当該区間に含まれる値を持つ
行の度数を求めた区間度数分布情報がある。
【0015】これにより、問合せによって、区間度数分
布情報をもつ列に条件が設定された場合、その条件を満
足する行の数(選択率)を、当該列についての区間度数
分布情報を参照して算出できるので、問合せのアクセス
処理手順(インデクスを用いるか否か)として最適な手
順を選択することができる。この区間度数分布情報の取
得方法は、グレゴリ ピアテツキー シャピロ(Gregory
Piatetsky Shapiro)等による1984年エイシーエム
シグモド(ACM−SIGMOD)国際会議資料 の
『アキュレート エスティメーション オブ ザー ナ
ンバー オブタプルス サテイスファイング ア コン
ディション(ACCURATE ESTIMATION OFTHE NUMBER OF TUP
LES SATISFYING A CONDITION)』に記載されている。
【0016】一般に、データベース管理システムでは、
データベースの設計に際して、データベース利用者にと
って、最良の性能が出せるようにするための手段を提供
する。特に、データベースを構成する表を外部記憶装置
に格納する場合、1台の外部記憶装置に格納すると、表
に対する問い合わせによって、表を格納した外部記憶装
置に対するアクセスが集中し、入出力処理がボトルネッ
クとなりやすく、システム全体のスループットの低下に
つながる。そこで、表を格納する場所として複数の外部
記憶装置を用意することにより、入出力処理のアクセス
を分散させ、スループットの低下を防止する策がよく知
られている。この場合、複数の外部記憶装置の利用方法
は、単純に1台の外部記憶装置に格納しきれなくなった
場合に次の外部記憶装置へとデータを格納していく方法
や、前述した格納条件(キー・レンジ分割,ハッシュ分
割,ラウンドロビン分割)を利用して複数の外部記憶装
置にデータを分割する方法がよく知られている。
【0017】しかし、後者のような格納条件を指定した
表の分割では、その指定した格納条件に適した効果を発
揮する問い合わせのみが有効な結果を生むことになり、
格納条件に適さない問い合わせの処理性能は保証されな
かった。
【0018】
【0019】
【発明が解決しようとする課題】複数の記憶領域を有す
るデータベースシステムでは、それらの記憶領域へどの
ようにデータを格納するかは固定的であったり、あるい
はユーザに任されていたりした。このため、DB量の増
減により発生する負荷の不均衡が発生するという問題が
あった。
【0020】
【0021】
【0022】 本発明の目的は、負荷の不均衡を軽減する
ことができるデータベース管理方法およびシステムを提
供することにある。
【0023】
【課題を解決するための手段】本発明では、上記課題を
改善するために、複数の第1のレンジの少なくとも一つ
に複数の第2のレンジを対応付け、上記複数の第2のレ
ンジと記憶装置に設けられた複数のデータ格納領域とを
対応付け、データを格納するとき、該データを含む上記
第1のレンジに対応付けられた上記第2のレンジを探
し、当該第2のレンジに対応するデータ格納領域に該デ
ータを格納するよううにした。
【0024】
【作用】本発明の原理について説明する。まず、複数の
第1のレンジの少なくとも一つに複数の第2のレンジを
対応付ける。次に、上記複数の第2のレンジと記憶装置
に設けられた複数のデータ格納領域とを対応付ける。こ
のように第1のレンジと第2のレンジを階層的に用い
て、データ格納領域に対応付ける。つまり、第1のレン
ジに複数の第2のレンジが割り付けられ、この第2のレ
ンジに対応してデータ格納領域が割り付けられることに
なる。データをデータ格納領域に格納する場合には、ま
ず、そのデータが含まれる第1のレンジを探し、当該第
1のレンジに対応する複数の第2のレンジからそのデー
タが含まれるものを探す。次に、当該第2のレンジに対
応付けられたデータ格納エリアにそのデータを格納す
る。以上のように、データベースを分割格納する記憶領
域の割り付けを階層的に行うことにより、負荷の不均衡
を軽減することができる
【0025】
【作用】リレーショナル・データベースを構成する表を
ある任意の階層において利用者の分割方法の指定に対応
させて分割して記憶させ、前記任意の階層に対して指定
された分割定義情報を階層に対応させた情報として記憶
させる本発明に係るリレーショナルデータベースの管理
システムによれば、利用者からの問い合わせに対して、
前記分割定義情報に基づいてデータを処理する処理装置
およびデータが格納されている記憶装置を限定すること
ができるのでシステム全体のスループットを低下させる
ことなく、処理の負荷を増加させないようにすることが
できる。
【0026】
【実施例】本発明に係るデータベース管理システムは、
ネットワークに接続した複数のプロセッサにより、各プ
ロセッサに接続された外部記憶装置に、表のデータを分
割する。
【0027】本実施例に係るデータベース管理システム
のハードウエアを図2ないし図4に示す。
【0028】図2において、本発明に係るデータベース
管理システムの最小構成単位は、プロセッサ12,プロ
セッサ12に接続された外部記憶装置14からなり、こ
れをノード15と呼ぶ。ノードを構成するプロセッサは
1台だけでなく、密結合された複数プロセッサであるこ
ともある。また、プロセッサ12に接続される外部記憶
装置14も複数台接続されることがある。ノードは、ネ
ットワーク10に接続される。ノードを最小構成単位と
する処理装置を複数ノードの集合としてみなしたものを
クラスタ16とする。さらに、図3及び図4では、クラ
スタ16を複数まとめたものをクラスタグループ18と
する。クラスタ16およびクラスタグループ18は、論
理的なシステムの構成単位であり、特別なハードウエア
を指し示すものではない。本発明に係るデータベース管
理システムは、ノード15,クラスタ16およびクラス
タグループを単位としたシステムの構成変更を可能とす
る。
【0029】次に、図2ないし図4で示したハードウエ
ア構成により、本発明に係るデータベース管理システム
のシステム構成を図5に示す。
【0030】図5において、本発明に係るデータベース
管理システムの各処理部(以後サーバと呼ぶ)の構成
と、サーバと資源の対応関連,ノード構成,通信路(ネ
ットワーク)の位置付けを示す。フロントエンド・サー
バ103(以下FESと略す)はアプリケーション・プ
ログラム104(以下APと略す)からの問い合わせを
受信し、処理手順を生成する。バックエンド・サーバ1
01(以下BESと略す)はFESからの処理手順を受信
して、データベース102(以下DBと略す)をアクセ
スしてデータを取得しFESに渡す。ジャーナル・サー
バ107(以下JSと略す)はFESやBESが発生す
るデータベースの変更履歴情報やトランザクションの状
態情報を記録する。データディクショナリ・サーバ10
5(以下DDSと略す)はFESやBES(またはJ
S)が利用するメタ情報、例えば、リレーショナルデー
タベースにおける表定義情報や各表の列情報をデータデ
ィクショナリ(以後DDと略す)に保持する。図5にお
ける項番15は図2で示したノードである。また、項番
10は、図2で示したネットワークであり、ノード間の
通信を行うための通信バックボーンである。ノードに
は、そのノード固有のノード・アドレスが付与される。
ノード・アドレスは、物理的なノード識別子であり、ネ
ットワーク上ではこのノードアドレスを指定した通信を
行う。
【0031】ネットワークは、通信システムにおけるプ
ロトコルの違いやネットワークインタフェースの違いを
吸収し、ネットワーク上に存在する全てのサーバに対し
て相手サーバを識別するための識別子を指定して送受信
を行うことを可能とする。
【0032】次に、本発明に係るデータベースの表の分
割実施例を図1に示す。
【0033】図1において、表T1 20は、リレーシ
ョナルデータベースにおいてSQLのデータ定義言語で
あるCREATE TABLE文によって定義されるものである。表
T120は、図2で示したクラスタグループ18のある
クラスタグループ1に格納されている。さらに、表T1
(20)は、クラスタグループ1に含まれる複数のクラ
スタ16(Cluster1〜ClusterO)に分割して格納され
る。さらに、各クラスタにおいては、クラスタに含まれ
る複数のノード15に分割して格納され、最終的に各ノ
ードに含まれる複数の外部記憶装置14に分割して記憶
される。
【0034】図6にこのときの表T1の定義例を示す。
表T1を格納するクラスタグループ,クラスタ,ノード
および外部記憶装置の指定を階層的に指定し、各階層に
おいてその階層における表の分割方法を指定する方法を
とる。この場合、表T1は、ますクラスタグループ1に
格納し、クラスタグループ1に含まれるクラスタでは、
表T1の列C1をキー・レンジで分割し、クラスタ1か
ら8までに分割する。
【0035】次に、各クラスタでは、クラスタ中のノー
ドに対して表T1の列C2でハッシュ分割し、さらに、
各ノードでは、ノード中の外部記憶装置に対して均等分
割するように指定している。
【0036】図7に示すように、これらのクラスタグル
ープ,クラスタ,ノードおよび外部記憶装置の構成情報
は、システム構成情報30によって管理され、図5にお
けるDDSに記憶される。また、定義された表の分割定
義情報は、図8に示す三つのテーブルで管理され、これ
らのテーブルも図5におけるDDSで記憶する。クラス
タグループ管理情報テーブル32では、表を分割するク
ラスタグループに関する情報を記憶し、クラスタ管理情
報テーブル34では、表を分割するクラスタに関する情
報を記憶し、ノード管理情報テーブル36では、表を分
割するノードとノードに含まれる外部記憶装置(ディス
ク)に関する情報を記憶する。
【0037】図9は本発明に係る表の分割情報に基づい
て、表に対するデータの挿入処理がどのように実施され
るかを示す。図9において、挿入処理解析処理40は図
5におけるデータベース管理システムの構成において、
AP104からSQLのINSERT文によってFES103に要求
が渡され、処理を開始する。データの挿入対象となる表
の分割格納場所を決定するために、図8に示した三つの
テーブルを参照する。三つのテーブルの参照の際は、FE
S103からDDS105に対してテーブル情報の取得要求を送信
し、受信したDDS105は要求された表の分割情報を検索し
た結果を要求元のFES103に返す。まず、クラスタグルー
プ管理テーブル32を参照し、表の分割情報を取得する
(ステップ410)。そこで、クラスタグループにおけ
る分割情報があれば(ステップ412)、データを挿入
するべきクラスタグループおよびクラスタを決定する
(ステップ414)。次に、クラスタグループにおける分
割情報がないか、先に決定したクラスタ情報に基づい
て、クラスタ管理テーブル34を参照し、表のクラスタ
における分割情報を取得する(ステップ416)。
【0038】そこで、クラスタにおける分割情報があれ
ば(ステップ418)、データを挿入するべきクラスタ
およびノードを決定する(ステップ420)。次に、ク
ラスタにおける分割情報がないか、先に決定したノード
情報に基づいて、ノード管理テーブル36を参照し、表
のノードにおける分割情報を取得する(ステップ422)。
【0039】そこで、ノードにおける分割情報があれば
(ステップ424)、データを挿入するべきノードを決
定する(ステップ426)。さらに、ノードが決定され
るとノード内のディスク分割情報を参照し、挿入すべき
ディスクを決定する(ステップ428)。こうして決定
された表のデータの挿入場所(どのクラスタグループの
どのクラスタのどのノードのどのディスク)に基づい
て、データの挿入要求を該当するサーバ(図5における
BES101)に送信する(ステップ430)。
【0040】次に、本発明に係る表の分割情報に基づい
て、表に対するデータの検索処理がどのように実施され
るかについて図10および図11に示す。
【0041】図10で、最適化処理50は図5における
データベース管理システムの構成において、AP104
からSQLのSELECT文によってFES103に要求が渡され、
構文解析処理が行われた後、処理を開始する。データの
検索対象となる表の分割格納場所を決定するために、図
8に示した三つのテーブルを参照する。三つのテーブル
の参照の際は、FES103からDDS105に対してテーブル情報
の取得要求を送信し、受信したDDS105は要求された表の
分割情報を検索した結果を要求元のFES103に返す。
【0042】最適化処理50は、三つのフェーズに分け
られる。まず、表の分割格納条件を三つのテーブルを参
照し、指定された問い合わせ中の探索条件から、検索の
対象範囲を評価する(ステップ510)。次に、決定し
た表の検索範囲を基にアクセス手順を決定する処理を行
う(ステップ520)。そして、決定したアクセス手順
を基に処理するサーバ(BES)で実行する処理手続き
を生成する(ステップ30)。生成された処理手順は、
FES103から処理の対象となるBES101に対して送信され、
BES101は送信された処理手順に基づいてデータベース・
アクセス処理を行い、結果をFES103に返す。
【0043】図11に図10のステップ510の表分割
格納条件評価処理の処理の流れを示す。
【0044】まず、クラスタグループ管理テーブル32
を参照し、当該表の分割情報を取得する(ステップ51
10)。そこで、クラスタグループにおける分割情報が
あれば(ステップ5112)、データを検索するべきク
ラスタグループおよびクラスタを決定する(ステップ5
114)。図1における表T1(20)の場合、クラス
タグループ1が探索の対象となる。クラスタグループに
おいて、クラスタに分割する場合の分割条件がキー・レ
ンジ分割であるので、キー・レンジ分割の対象となって
いる列C1についての探索条件が指定されていれば、そ
の探索条件に指定された比較値を基に探索するクラスタ
を決定する。次に、クラスタグループにおける分割情報
がないか、先に決定したクラスタ情報に基づいて、クラ
スタ管理テーブル34を参照し、表のクラスタにおける
分割情報を取得する(ステップ5116)。
【0045】その他の実施例として、プロセッサとプロ
セッサに接続された複数の外部記憶装置からなる単独の
システムにおいても、外部記憶装置を論理的な階層に分
割管理させ、外部記憶装置の階層によって任意の分割方
法を実現する方法が挙げられる。
【0046】本実施例によれば、システムを構成するハ
ードウエアの階層を考慮したデータベース分割を行って
いるので、分割のアンバランスを改善することが容易に
できる
【0047】また、このようなデータの分割方式をとる
ことによって、各分割方式の得意なデータ並列検索処理
方式を選択できる。さらに、表の分割が階層的に行われ
るので、データの再編成時にも、任意の階層で再編成を
行う事ができ、再編成処理の範囲を局所化できる。
【0048】
【発明の効果】本発明によれば、データベースを分割格
納するデータ格納領域の割り付けを階層的に行うことに
より、負荷の不均衡を軽減できる。
【0049】また、このようなデータの分割方式をとる
ことによって、各分割方式の得意なデータ並列検索処理
方式を選択できる。
【0050】さらに、表の分割が階層的に行われるの
で、データの再編成時にも、任意の階層で再編成を行う
事ができ、再編成処理の範囲を局所化できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例の表の分割実施例を示す説明図。
【図2】本実施例のハードウエア構成のクラスタからノ
ードまでの構成を示すブロック図。
【図3】本実施例のハードウエア構成のクラスタグルー
プからノードまでの構成を示すブロック図。
【図4】本実施例のハードウエア構成の最大構成を示す
ブロック図。
【図5】本実施例のデータベース管理システムの構成を
示すブロック図。
【図6】本実施例に係る表の分割定義例を示す説明図。
【図7】本実施例のハードウエア構成のシステム構成情
報を示す説明図。
【図8】本実施例の表の分割情報を示す説明図。
【図9】本実施例に係る表へのデータの挿入処理解析処
理の処理フローチャート。
【図10】本実施例に係る表の検索処理における最適化
処理の処理フローチャート。
【図11】本実施例に係る表の検索処理における表分割
格納条件評価処理の処理フローチャート。
【符号の説明】
10…ネットワーク、12…プロセッサ、14…記憶装
置、15…ノード、16…クラスタ、18…クラスタグ
ループ。
フロントページの続き (56)参考文献 DEWITT,D.GRAY,J., Parallel database systems:the future of high performan ce database,Commun ications of the AC M,1992年6月,Vol.35,No. 6,p.85−98 GHANDEHARIZADEH, S.et al.,Hybrid−Ra nge Paritioning St rategy:A New Declu streing Strategy f or Multiprocessor Database Machines, 16th International Conference on Very Large Data Bases, 1990年,p.481−492 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 17/30 G06F 12/00 JICSTファイル(JOIS)

Claims (16)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の第1のレンジの少なくとも一つに複
    数の第2のレンジを対応付け、上記複数の第2のレンジ
    と記憶装置に設けられた複数のデータ格納領域とを対応
    付け、 データを格納するとき、該データを含む上記第1のレン
    ジに対応付けられた上記第2のレンジを探し、当該第2
    のレンジに対応するデータ格納領域に該データを格納す
    ることを特徴とするデータベース管理方法。
  2. 【請求項2】請求項1記載のデータベース管理方法にお
    いて、 データを参照するとき、該データを含む上記第1のレン
    ジに対応付けられた上記第2のレンジを探し、当該第2
    のレンジに対応するデータ格納領域に格納された上記デ
    ータを参照することを特徴とするデータベース管理方
    法。
  3. 【請求項3】複数の第1のレンジの少なくとも一つに複
    数の第2のレンジを対応付け、上記複数の第2のレンジ
    と記憶装置に設けられた複数のデータ格納領域とを対応
    付け、 データを格納するとき、該データを含む上記第1のレン
    ジに対応付けられた上記第2のレンジを決定し、当該第
    2のレンジに対応するデータ格納領域に該データを格納
    することを特徴とするデータベース管理方法。
  4. 【請求項4】請求項1記載のデータベース管理方法にお
    いて、 データを参照するとき、該データを含む上記第1のレン
    ジに対応付けられた上記第2のレンジを決定し、当該第
    2のレンジに対応するデータ格納領域に格納された該デ
    ータを参照することを特徴とするデータベース管理方
    法。
  5. 【請求項5】請求項1または請求項3記載のデータベー
    ス管理方法において、 上記第1のレンジは、キーレンジであることを特徴とす
    るデータベース管理方法。
  6. 【請求項6】請求項1または請求項3記載のデータベー
    ス管理方法において、 上記第2のレンジは、ハッシュコードのキーレンジであ
    ることを特徴とするデータベース管理方法。
  7. 【請求項7】請求項1または請求項3記載のデータベー
    ス管理方法において、 上記第1のレンジと上記第2のレンジとは異なる種類の
    レンジを用いることを特徴とするデータベース管理方
    法。
  8. 【請求項8】請求項1または請求項3記載のデータベー
    ス管理方法において、 上記第2のレンジの一つを少なくとも上記データ格納領
    域の一つに対応付けることを特徴とするデータベース管
    理方法。
  9. 【請求項9】複数の第1のレンジの少なくとも一つに複
    数の第2のレンジを対応付け、上記複数の第2のレンジ
    と記憶装置に設けられた複数のデータ格納領域とを対応
    付ける第1の手段と、 データを格納するとき、該データを含む上記第1のレン
    ジに対応付けられた上記第2のレンジを探し、当該第2
    のレンジに対応するデータ格納領域に該データを格納す
    る第2の手段とを備えたことを特徴とするデータベース
    管理システム。
  10. 【請求項10】請求項9記載のデータベース管理システ
    ムにおいて、 上記第2の手段は、データを参照するとき、該データを
    含む上記第1のレンジに対応付けられた上記第2のレン
    ジを探し、当該第2のレンジに対応するデータ格納領域
    に格納された上記データを参照することを特徴とするデ
    ータベース管理システム。
  11. 【請求項11】複数の第1のレンジの少なくとも一つに
    複数の第2のレンジを対応付け、上記複数の第2のレン
    ジと記憶装置に設けられた複数のデータ格納領域とを対
    応付ける第3の手段と、 データを格納するとき、該データを含む上記第1のレン
    ジに対応付けられた上記第2のレンジを決定し、当該第
    2のレンジに対応するデータ格納領域に該データを格納
    する第4の手段とを備えたことを特徴とするデータベー
    ス管理システム。
  12. 【請求項12】請求項9記載のデータベース管理システ
    ムにおいて、 データを参照するとき、該データを含む上記第1のレン
    ジに対応付けられた上記第2のレンジを決定し、当該第
    2のレンジに対応するデータ格納領域に格納された該デ
    ータを参照することを特徴とするデータベース管理シス
    テム。
  13. 【請求項13】請求項9または請求項11記載のデータ
    ベース管理システムにおいて、 上記第1のレンジは、キーレンジであることを特徴とす
    るデータベース管理システム。
  14. 【請求項14】請求項9または請求項11記載のデータ
    ベース管理システムにおいて、 上記第2のレンジは、ハッシュコードのキーレンジであ
    ることを特徴とするデータベース管理システム。
  15. 【請求項15】請求項9または請求項11記載のデータ
    ベース管理システムにおいて、 上記第1のレンジと上記第2のレンジとは異なる種類の
    レンジを用いることを特徴とするデータベース管理シス
    テム。
  16. 【請求項16】請求項9または請求項11記載のデータ
    ベース管理システムにおいて、 上記第2のレンジの一つを少なくとも上記データ格納領
    域の一つに対応付けることを特徴とするデータベース管
    理システム。
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