JP3365790B2 - Magnetic recording media - Google Patents
Magnetic recording mediaInfo
- Publication number
- JP3365790B2 JP3365790B2 JP18993492A JP18993492A JP3365790B2 JP 3365790 B2 JP3365790 B2 JP 3365790B2 JP 18993492 A JP18993492 A JP 18993492A JP 18993492 A JP18993492 A JP 18993492A JP 3365790 B2 JP3365790 B2 JP 3365790B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fluorinated alkyl
- alkyl ester
- ester compound
- thin film
- metal thin
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Lubricants (AREA)
- Paints Or Removers (AREA)
- Magnetic Record Carriers (AREA)
- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は強磁性金属薄膜層を記
録層とする磁気記録媒体に関し、さらに詳しくは、スチ
ル耐久性が良好で信頼性に優れた前記の磁気記録媒体に
関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、強磁性金属またはそれらの合金
などを真空蒸着等によって非磁性支持体上に被着してつ
くられる強磁性金属薄膜型磁気記録媒体は、塗布型の磁
気記録媒体に比し磁性層の高抗磁力化や薄膜化が図れや
すくて、高記録密度特性に優れる。しかしながら反面、
結合剤樹脂を用いず、また強磁性金属薄膜層の表面平滑
性がよいため、記録再生時に摺接する磁気ヘッドとの摩
擦係数が大きくて、強磁性金属薄膜層が摩耗や損傷を受
けやすく、耐久性や走行性に劣る。
【0003】このため、たとえば、パ−フルオロポリエ
−テル系潤滑剤、カルボン酸エステル系潤滑剤、部分フ
ッ素化カルボン酸エステル系潤滑剤等の潤滑剤を、強磁
性金属薄膜層上に存在させて、耐久性および走行性を改
善することが行われている。(特開昭60−85427
号、特開昭62−236118号、特開平2−2106
15号)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、これらの潤
滑剤を強磁性金属薄膜層上に存在させると、優れた潤滑
効果が発揮されるものの、同じ箇所を連続して摺接する
ビデオテ−プにおける静止画面のように、スチル状態の
過酷な条件下では未だ充分でなく、スチル時間が極端に
短くなるなどして、充分な信頼性が得られない。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明はかかる現状に
鑑み、種々検討を行った結果なされたもので、強磁性金
属薄膜層の表面に、一般式
R1 −COO−R2 −(CF2 )n−R3 −OOC−R4 または R 1 −OOC−R 2 −(CF 2 )n−R 3 −COO−R 4
〔但し、R1 およびR4 は炭素数が3〜18の炭化水素
基またはR5 Aで、R5は炭素数が2〜17の炭化水素
基、Aは−COOM基(但し、Mは水素原子またはアル
カリ金属原子)、アミノ基またはブトキシ基から選ばれ
る極性官能基、またR2 およびR3 は炭素数が0〜8の
炭化水素基であり、nは2〜40の整数である。〕で表
されるフッ化アルキルエステル化合物を、潤滑剤成分と
して存在させたことによって、過酷な条件下でのスチル
耐久性を充分に向上させ、高信頼性の強磁性金属薄膜型
磁気記録媒体が得られるようにしたものである。
【0006】この発明において使用されるフッ化アルキ
ルエステル化合物は、前記の一般式で示されるように、
フッ化アルキル鎖の両末端に、少なくとも2個のエステ
ル結合を持つ炭化水素鎖を有する化合物で、分子の両末
端に存在するエステル結合が適当な極性を有しているた
め、強磁性金属薄膜層上に存在させると、強磁性金属薄
膜層との間で適度な相互作用が生じ、安定に保持され
る。
【0007】また、フッ化アルキル鎖とその両末端にあ
る炭化水素鎖の長さを変えることにより、適度な粘度が
付与され、低粘度で磁気ヘッドとの摺接の繰り返しによ
り摺接部から消失してしまったり、高粘度で磁気ヘッド
に張りついてしまったりすることがない。
【0008】従って、この種のフッ化アルキルエステル
化合物を強磁性金属薄膜層の表面に存在させると、磁気
ヘッドとの強い摺接に耐え、過酷な使用条件下でもその
優れた潤滑効果が充分に発揮されて、スチル耐久性が充
分に向上される。
【0009】これに対し、従来のパ−フルオロポリエ−
テル系潤滑剤は、極性基を有するものでは、末端の水酸
基やカルボキシル基等の極性基がフッ素鎖に取り囲まれ
てしまいやすく、またエステル結合が単独のものは極性
がそれほど高くない官能基を有するものであるため、強
磁性金属薄膜層の表面に安定に保持されず、また粘度も
不充分で磁気ヘッドと繰り返し摺接させると摺接部から
消失してしまい、過酷な使用条件下では充分なスチル耐
久性が得られない。
【0010】このようなフッ化アルキルエステル化合物
は、前記の一般式において、R1 およびR4 は炭素数が
3〜18の炭化水素基またはR5 Aで、R5 は炭素数が
2〜17の炭化水素基、Aは−COOM基(但し、Mは
水素原子またはアルカリ金属原子)、アミノ基またはブ
トキシ基から選ばれる極性官能基であることが好まし
い。
【0011】また、R2 およびR3 は炭素数が0〜8の
炭化水素基であり、さらにnは2〜40の整数であるこ
とが好ましく、ここでの炭化水素基は分岐鎖を持ったも
のでもよく、また不飽和結合を有するものであってもよ
い。
【0012】なお、分子中におけるフッ化アルキル鎖の
割合は、30重量%より少なくなると、フッ素元素の優
れた潤滑特性が充分に発揮されなくなるため、30重量
%以上であることが好ましい。
【0013】また、このフッ化アルキルエステル化合物
は、分子量が小さすぎると潤滑特性が不充分となるた
め、500以上の分子量を有しているのが好ましい。一
方、分子量が大きすぎると有機溶剤に対する溶解性が低
下してくるため、このような問題のない分子量を有して
いるのが好ましい。
【0014】このようなフッ化アルキルエステル化合物
の合成法は特に限定されず、いかなる合成法で合成され
たものでもよい。たとえば、工業的に有効な合成法とし
て、カルボキシル基を有する炭化水素化合物あるいは水
酸基を有する炭化水素化合物と、両末端にカルボキシル
基あるいは水酸基を持ったフッ化アルキルエステル化合
物とを用い、通常のエステル化反応を行って得られたも
のなどが好適に使用される。
【0015】また、この種のフッ化アルキルエステル化
合物は、単独で使用される他、二種以上混合して用いて
もよく、さらに種々の潤滑剤、たとえば、脂肪酸または
その金属塩、脂肪族エステル、脂肪族アミド、脂肪族ア
ルコ−ル、モノサルファイド、パラフィン類、シリコ−
ン化合物、脂肪族化合物とフッ素化合物とのエステル、
パ−フルオロポリエ−テル、ポリテトラフルオロエチレ
ン等のフッ素樹脂微粉末などと、相溶性よく併用され
る。
【0016】このようなフッ化アルキルエステル化合物
を強磁性金属薄膜層の表面に存在させるには、この種の
フッ化アルキルエステル化合物をフレオン等のフッ素系
溶媒、テトラヒドロフラン等の炭化水素系溶媒等に溶解
し、これを予めポリエステルフィルム等の非磁性支持体
上に形成した強磁性金属薄膜層上に、塗布または噴霧し
て乾燥するか、もしくは逆にこの溶液中に強磁性金属薄
膜層を浸漬して乾燥するなどの方法で行われる。
【0017】被着量は 0.5〜20mg/m2 の範囲内に
するのが好ましく、 0.5mg/m2より少ないと、とき
として均一に存在させることができず、スチル耐久性を
充分に向上させることができない。また反対に20mg
/m2 より多いと、強磁性金属薄膜層が磁気ヘッドに張
りついたりするため好ましくない。
【0018】なお、このときこの種のフッ化アルキルエ
ステル化合物を存在させる強磁性金属薄膜層は、表面に
微量の水分が付着していてもよく、さらに、ベンゾトリ
アゾ−ル系防錆剤等の防錆剤を塗布したものであっても
よい。また、真空蒸着、スパッタリング、プラズマ等
で、有機化合物、炭素、酸化珪素等からなる保護膜層を
強磁性金属薄膜層上に設けたものであってもよい。
【0019】強磁性金属薄膜層は、強磁性材を真空蒸
着、イオンプレ−ティング、スパッタリング、メッキ等
の手段によって非磁性支持体上の片面もしくは両面に被
着するなどの方法で形成され、厚さは0.03〜1μmの範
囲内にするのが好ましい。
【0020】ここで、強磁性材としては、Co、Ni、
Fe、Co−Ni、Co−Cr、Co−P、Co−Ni
−P、Fe−Co−B、Fe−Co−Ni、Co−Ni
−Fe−B、Fe−Ni、Fe−Co、Co−Pt、C
o−Ni−Ptやこれらに酸素を加えたものなど、一般
に強磁性金属薄膜層の形成に使用される強磁性材がいず
れも使用される。
【0021】強磁性金属薄膜層は、これらいずれの強磁
性材を用いて形成されたものでもよいが、Co−Ni−
Oを用いて形成した強磁性金属薄膜層に対して、フッ化
アルキルエステル化合物を存在させると、特に優れた効
果が発揮される。このため、CoとNiとOとを主成分
とする強磁性金属薄膜層に特に効果的であり、Co/N
iの重量比が97/3〜60/40のCoとNiとOと
を主成分とする強磁性金属薄膜層に最も効果的である。
【0022】このような強磁性金属薄膜層を非磁性支持
体の片面に設けた場合、非磁性支持体の裏面にバックコ
−ト層を設けてもよく、バックコ−ト層は、カ−ボンブ
ラック、炭酸カルシウム等の非磁性粉末を、結合剤樹脂
および有機溶剤等とともに混合分散してバックコ−ト層
用塗料を調製し、このバックコ−ト層用塗料を、表面に
強磁性金属薄膜層を形成した非磁性支持体の裏面に、塗
布、乾燥して形成される。
【0023】非磁性支持体としては、ポリエチレンテレ
フタレ−ト、ポリエチレンナフタレ−ト、ポリカ−ボネ
−ト、ポリイミド、ポリ塩化ビニル等のプラスチック
や、アルミニウム合金、チタン合金などが好適に使用さ
れ、これらの非磁性支持体の形状は、テ−プ、シ−ト、
ディスク、カ−ド等のいずれであってもよく、表面に突
起を形成していてもよい。
【0024】
【実施例】次に、この発明の実施例について説明する。
実施例1
厚さ10μmのポリエチレンテレフタレ−トフィルムを
真空蒸着装置に装填し、酸素ガス圧5×10-5ト−ルの
残留ガス圧の下で、Co−Ni合金を加熱蒸発させ、連
続的に斜め入射蒸着して、ポリエチレンテレフタレ−ト
フィルム上に、Co−Ni−O(Co:Ni=80:2
0)からなる厚さ 0.2μmの強磁性金属薄膜層を形成し
た。
【0025】一方、化学式 HOCH2 (CF2 )8 C
H2 OH で表される両末端に水酸基を有するフッ化ア
ルキル化合物50重量部と、n−ヘプタン酸110重量
部とを、反応容器に入れ、窒素をバブリングさせながら
150℃で5時間反応させて、下記の化学式で表される
フッ化アルキルエステル化合物を得た。
C6 H13COOCH2 (CF2 )8 CH2 OOCC6 H13
【0026】次いで、このようにして得られたフッ化ア
ルキルエステル化合物をテトラヒドロフランに溶解し
て、フッ化アルキルエステル化合物の 0.2重量%テトラ
ヒドロフラン溶液を得、この溶液中に前記のポリエチレ
ンテレフタレ−トフィルム上に形成されたCo−Ni−
Oからなる強磁性金属薄膜層を浸漬し、乾燥して被着さ
せた。しかる後、8mm幅にスリットしてビデオテ−プ
を作製した。
【0027】実施例2
実施例1におけるフッ化アルキルエステル化合物の合成
において、実施例1で使用したフッ化アルキル化合物に
代えて、化学式 HOCH2 (CF2 )18CH2 OH
で表される両末端に水酸基を有するフッ化アルキル化合
物を同量使用した以外は、実施例1と同様にして下記の
化学式で表されるフッ化アルキルエステル化合物を得
た。
C6 H13COOCH2 (CF2 )18CH2 OOCC6 H13
【0028】次いで、実施例1と同様にして上記の化学
式で表されるフッ化アルキルエステル化合物の 0.2重量
%テトラヒドロフラン溶液を得、これを実施例1で使用
したフッ化アルキルエステル化合物の 0.2重量%テトラ
ヒドロフラン溶液に代えて使用した以外は、実施例1と
同様にしてビデオテ−プを作製した。
【0029】実施例3
化学式 HOOC(CF2 )8 COOH で表される両
末端にカルボキシル基を有するフッ化アルキル化合物5
0重量部と、イソプロピルアルコール110重量部と
を、反応容器に入れ、窒素をバブリングさせながら15
0℃で5時間反応させて、下記の化学式で表されるフッ
化アルキルエステル化合物を得た。(CH 3 ) 2 CHOOC(CF2 )8 COOCH(CH 3 ) 2
【0030】次いで、実施例1と同様にして上記の化学
式で表されるフッ化アルキルエステル化合物の 0.2重量
%テトラヒドロフラン溶液を得、これを実施例1で使用
したフッ化アルキルエステル化合物の 0.2重量%テトラ
ヒドロフラン溶液に代えて使用した以外は、実施例1と
同様にしてビデオテ−プを作製した。
【0031】実施例4
実施例3におけるフッ化アルキルエステル化合物の合成
において、実施例3で使用したフッ化アルキル化合物に
代えて、化学式 HOOC(CF2 )18COOH で表
される両末端にカルボキシル基を有するフッ化アルキル
化合物を同量使用した以外は、実施例3と同様にして下
記の化学式で表されるフッ化アルキルエステル化合物を
得た。(CH 3 ) 2 CHOOC(CF2 )18COOCH(CH 3 ) 2
【0032】次いで、実施例3と同様にして上記の化学
式で表されるフッ化アルキルエステル化合物の 0.2重量
%テトラヒドロフラン溶液を得、これを実施例3で使用
したフッ化アルキルエステル化合物の 0.2重量%テトラ
ヒドロフラン溶液に代えて使用した以外は、実施例3と
同様にしてビデオテ−プを作製した。
【0033】実施例5
実施例3におけるフッ化アルキルエステル化合物の合成
において、実施例3で使用したイソプロピルアルコ−ル
に代えて、2−ブトキシエチルアルコ−ルを同量使用し
た以外は、実施例3と同様にして下記の化学式で表され
るフッ化アルキルエステル化合物を得た。
C4 H9 OC2 H4 OOC(CF2 )8 COOC2 H4 OC4 H9
【0034】次いで、実施例3と同様にして上記の化学
式で表されるフッ化アルキルエステル化合物の 0.2重量
%テトラヒドロフラン溶液を得、これを実施例3で使用
したフッ化アルキルエステル化合物の 0.2重量%テトラ
ヒドロフラン溶液に代えて使用した以外は、実施例3と
同様にしてビデオテ−プを作製した。
【0035】実施例6
実施例5におけるフッ化アルキルエステル化合物の合成
において、実施例5で使用したフッ化アルキル化合物に
代えて、化学式 HOOC(CF2 )18COOH で表
される両末端にカルボキシル基を有するフッ化アルキル
化合物を同量使用した以外は、実施例5と同様にして下
記の化学式で表されるフッ化アルキルエステル化合物を
得た。
C4 H9 OC2 H4 OOC(CF2 )18COOC2 H4 OC4 H9
【0036】次いで、実施例5と同様にして上記の化学
式で表されるフッ化アルキルエステル化合物の 0.2重量
%テトラヒドロフラン溶液を得、これを実施例5で使用
したフッ化アルキルエステル化合物の 0.2重量%テトラ
ヒドロフラン溶液に代えて使用した以外は、実施例5と
同様にしてビデオテ−プを作製した。
【0037】実施例7
実施例3におけるフッ化アルキルエステル化合物の合成
において、実施例3で使用したイソプロピルアルコール
に代えて、リシノール酸を同量使用した以外は、実施例
3と同様にして下記の化学式で表されるフッ化アルキル
エステル化合物を得た。
HOOCC17H 32 OOC(CF2 )8 COOC17H 32 COOH
【0038】次いで、実施例3と同様にして上記の化学
式で表されるフッ化アルキルエステル化合物の 0.2重量
%テトラヒドロフラン溶液を得、これを実施例3で使用
したフッ化アルキルエステル化合物の 0.2重量%テトラ
ヒドロフラン溶液に代えて使用した以外は、実施例3と
同様にしてビデオテ−プを作製した。
【0039】実施例8
実施例7におけるフッ化アルキルエステル化合物の合成
において、実施例7で使用したフッ化アルキル鎖に代え
て、化学式 HOOC(CF2 )18COOHで表される
両末端にカルボキシル基を有するフッ化アルキル化合物
を同量使用した以外は、実施例7と同様にして下記の化
学式で表されるフッ化アルキルエステル化合物を得た。
HOOCC17H 32 OOC(CF2 )18COOC17H 32 COOH
【0040】次いで、実施例7と同様にして上記の化学
式で表されるフッ化アルキルエステル化合物の 0.2重量
%テトラヒドロフラン溶液を得、これを実施例7で使用
したフッ化アルキルエステル化合物の 0.2重量%テトラ
ヒドロフラン溶液に代えて使用した以外は、実施例7と
同様にしてビデオテ−プを作製した。
【0041】実施例9
実施例1におけるフッ化アルキルエステル化合物の合成
において、実施例1で使用したn−ヘプタン酸に代え
て、6−アミノ−n−ヘキサン酸を同量使用した以外
は、実施例1と同様にして下記の化学式で表されるフッ
化アルキルエステル化合物を得た。
H2 NC5 H10COOCH2 (CF2 )8 CH2 OOCC5 H10NH2
【0042】次いで、実施例1と同様にして上記の化学
式で表されるフッ化アルキルエステル化合物の0.2重
量%テトラヒドロフラン溶液を得、これを実施例1で使
用したフッ化アルキルエステル化合物の0.2重量%テ
トラヒドロフラン溶液に代えて使用した以外は、実施例
1と同様にしてビデオテープを作製した。
【0043】実施例10
実施例9におけるフッ化アルキルエステル化合物の合成
において、実施例9で使用したフッ化アルキル鎖に代え
て、化学式 HOCH2 (CF2 )18CH2 OH で表
される両末端に水酸基を有するフッ化アルキル化合物を
同量使用した以外は、実施例9と同様にして下記の化学
式で表されるフッ化アルキルエステル化合物を得た。
H2 NC5 H10COOCH2 (CF2 )18CH2 OOCC5 H10NH2
【0044】次いで、実施例9と同様にして上記の化学
式で表されるフッ化アルキルエステル化合物の 0.2重量
%テトラヒドロフラン溶液を得、これを実施例9で使用
したフッ化アルキルエステル化合物の 0.2重量%テトラ
ヒドロフラン溶液に代えて使用した以外は、実施例9と
同様にしてビデオテ−プを作製した。
【0045】比較例1
実施例1におけるフッ化アルキルエステル化合物の被着
処理において、実施例1で使用したフッ化アルキルエス
テル化合物の 0.2重量%テトラヒドロフラン溶液に代え
て、パ−フルオロポリエ−テル(モンテジソン社製;フ
ォンブリンZDOL)の 0.2重量%フレオン溶液を用い
た以外は、実施例1と同様にして強磁性金属薄膜層上に
被着し、ビデオテ−プを作製した。
【0046】各実施例および比較例で得られたビデオテ
−プについて、スチル耐久性を試験した。スチル耐久性
試験は、20℃、50%RHの条件下で、8mmVTR
(ソニ−社製;EV−S900)を用い、再生出力が初
期に比べて6dB低下するまでのスチル時間を測定して
行った。下記表1はその結果である。
【0047】
【0048】
【発明の効果】上記の表1から明らかなように、この発
明で得られたビデオテ−プ(実施例1〜10)は、いず
れも従来のビデオテ−プ(比較例1)に比べて、スチル
時間が長く、このことからこの発明によって得られる磁
気記録媒体は、スチル耐久性が良好で信頼性に優れてい
ることがわかる。DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
[0001]
This invention relates to a ferromagnetic metal thin film layer.
For more information on magnetic recording media used as recording layers, see
The magnetic recording medium described above has excellent durability and excellent reliability.
Related.
[0002]
BACKGROUND OF THE INVENTION Generally, ferromagnetic metals or their alloys
Etc. on a non-magnetic support by vacuum evaporation, etc.
The ferromagnetic metal thin film type magnetic recording medium is
The magnetic layer can be made higher coercive force and thinner than a magnetic recording medium.
It is excellent in high recording density characteristics. However, on the other hand,
No binder resin is used, and the surface of the ferromagnetic metal thin film layer is smooth.
The magnetic head that slides during recording and reproduction.
The friction coefficient is large and the ferromagnetic metal thin film layer is worn or damaged.
It is easy to burn and has poor durability and running properties.
[0003] For this reason, for example,
-Ter lubricants, carboxylate lubricants, partial lubricants
Lubricants such as fluorinated carboxylic acid ester lubricants
On the conductive metal thin film layer to improve durability and runnability.
Good things are being done. (JP-A-60-85427)
JP-A-62-236118, JP-A-2-2106
No. 15)
[0004]
SUMMARY OF THE INVENTION
Excellent lubrication when lubricant is present on the ferromagnetic metal thin film layer
Although the effect is exhibited, the same location is slid continuously
As in the case of a still picture on a video tape,
It is still not enough under severe conditions, and still time is extremely
Sufficient reliability cannot be obtained due to shortening.
[0005]
SUMMARY OF THE INVENTION The present invention relates to this situation.
In view of the above, ferromagnetic gold
General formula on the surface of the metal thin film layer
R1-COO-RTwo− (CFTwo) N-RThree-OOC-RFour Or R 1 -OOC-R Two − (CF Two ) N-R Three -COO-R Four
[However, R1And RFourHas a carbon number3~ 18 hydrocarbons
Group or RFiveA, RFiveHas a carbon number2~ 17 hydrocarbons
Group, A is-COOM group (where M is a hydrogen atom or
Potassium atom), amino group or butoxy groupChosen from
Polar functional group, RTwoAnd RThreeHas 0 to 8 carbon atoms
Hydrocarbon groupIs, N is an integer of 2 to 40. ]
Fluorinated alkyl ester compound
Still under severe conditions
Highly reliable ferromagnetic metal thin film type with sufficiently improved durability
A magnetic recording medium is obtained.
Alkyl fluoride used in the present invention
As shown in the above general formula,
At least two esters at each end of the fluorinated alkyl chain
A compound having a hydrocarbon chain with a monovalent bond at both ends of the molecule.
The ester bond at the end has the appropriate polarity
Therefore, if it is present on the ferromagnetic metal thin film layer,
Moderate interaction with the membrane layer occurs and is maintained stably
You.
[0007] In addition, the alkyl fluoride chain and both ends thereof
By changing the length of the hydrocarbon chain, moderate viscosity
With low viscosity and repeated sliding contact with the magnetic head.
Magnetic head with high viscosity
There is no sticking to.
Accordingly, this type of fluorinated alkyl ester
When the compound is present on the surface of the ferromagnetic metal thin film layer,
Withstands strong sliding contact with the head, even under severe operating conditions.
Excellent lubrication effect is fully exhibited, and still durability is enhanced.
Improved in minutes.
On the other hand, conventional perfluoropolyethers
Tell-based lubricants have polar hydroxyl groups at the terminal
Polar groups such as carboxyl groups and carboxyl groups are surrounded by fluorine chains
It is easy to have
Has a functional group that is not so high,
It is not stably held on the surface of the magnetic metal thin film layer,
Insufficient and repeated sliding contact with the magnetic head will cause
It disappears and has sufficient still resistance under severe use conditions.
I cannot get longevity.
[0010] Such a fluorinated alkyl ester compound
Is a group represented by the general formula1And RFourHas a carbon number
3~ 18 hydrocarbon groups or RFiveA, RFiveHas a carbon number
2To 17 hydrocarbon groups, A is-COOM group (where M is
Hydrogen atom or alkali metal atom), amino group or
Toxic groupPreferably a polar functional group selected from
No.
Further, RTwoAnd RThreeHas 0 to 8 carbon atoms
Hydrocarbon groupAndFurther, n is an integer of 2 to 40.
Preferably, the hydrocarbon group here has a branched chain.
And may have an unsaturated bond.
No.
It should be noted that the alkyl fluoride chain in the molecule
If the proportion is less than 30% by weight, the superiority of the elemental fluorine is obtained.
30 lubrication characteristics are not obtained
% Is preferable.
The fluorinated alkyl ester compound
IsInsufficient lubrication properties if the molecular weight is too smallBecame
Therefore, it is preferable to have a molecular weight of 500 or more. one
The molecular weightIf too large, the solubility in organic solvents is low.
underAnd have a molecular weight that does not have such a problem.
Is preferred.
Such a fluorinated alkyl ester compound
The synthesis method of is not particularly limited, and may be synthesized by any synthesis method.
May be used. For example, an industrially effective synthesis method
And a hydrocarbon compound having a carboxyl group or water
Hydrocarbon compound having acid group and carboxyl at both ends
Fluorinated alkyl ester compounds having a hydroxyl group or a hydroxyl group
The product obtained by performing a normal esterification reaction using
Is preferably used.
Also, this type of fluorinated alkyl esterification
Compounds can be used alone or as a mixture of two or more
And various lubricants, such as fatty acids or
Its metal salts, fatty esters, fatty amides, fatty acids
Alcohol, monosulfide, paraffins, silicone
Compounds, esters of aliphatic compounds and fluorine compounds,
Perfluoropolyether, polytetrafluoroethylene
With good compatibility with fine powder of fluororesin such as
You.
Such a fluorinated alkyl ester compound
Must be present on the surface of the ferromagnetic metal thin-film layer.
Fluorinated alkyl ester compounds used as fluorine
Dissolves in solvents, hydrocarbon solvents such as tetrahydrofuran
Then, a non-magnetic support such as a polyester film
Spray or spray on the ferromagnetic metal thin film layer formed on
To dry or vice versa.
This is performed by a method such as dipping and drying the film layer.
The amount to be deposited is 0.5 to 20 mg / mTwoWithin the range of
0.5 mg / mTwoIf less, sometimes
Can not be evenly distributed as
It cannot be improved sufficiently. 20mg on the contrary
/ MTwoIf more, the ferromagnetic metal thin film layer
It is not preferable because it sticks.
At this time, this kind of alkyl fluoride
The ferromagnetic metal thin film layer in which the stele compound is present
A small amount of water may be attached.
Even those coated with rust preventives such as azole rust preventives
Good. In addition, vacuum deposition, sputtering, plasma, etc.
A protective film layer made of an organic compound, carbon, silicon oxide, or the like.
It may be provided on a ferromagnetic metal thin film layer.
The ferromagnetic metal thin film layer is formed by vacuum evaporation of a ferromagnetic material.
Dressing, ion plating, sputtering, plating, etc.
On one or both sides of the non-magnetic support by means of
The thickness is in the range of 0.03 to 1 μm.
Preferably, it is within the box.
Here, as the ferromagnetic material, Co, Ni,
Fe, Co-Ni, Co-Cr, Co-P, Co-Ni
-P, Fe-Co-B, Fe-Co-Ni, Co-Ni
-Fe-B, Fe-Ni, Fe-Co, Co-Pt, C
General materials such as o-Ni-Pt and those obtained by adding oxygen to them
No ferromagnetic materials used to form ferromagnetic metal thin film layers
This is also used.
The ferromagnetic metal thin film layer is made of any of these strong magnetic
Although it may be formed using a conductive material, Co-Ni-
Fluoride is applied to the ferromagnetic metal thin film layer formed using O.
The presence of an alkyl ester compound is particularly effective.
The fruit is exerted. Therefore, Co, Ni, and O are the main components.
Is particularly effective for a ferromagnetic metal thin film layer of
Co, Ni and O having a weight ratio of i of 97/3 to 60/40
This is most effective for a ferromagnetic metal thin film layer whose main component is.
Such a ferromagnetic metal thin film layer is nonmagnetically supported.
When provided on one side of the body, the back cover
A back coat layer may be provided with a carbon
Lac, non-magnetic powder such as calcium carbonate, binder resin
Mixed with organic solvent and back coat layer
A paint for the back coat layer is prepared on the surface.
The back surface of the non-magnetic support on which the ferromagnetic metal thin film layer is formed
Cloth, formed by drying.
As the non-magnetic support, polyethylene
Phthalate, polyethylene naphthalate, polycarbonate
-Plastics such as glass, polyimide, polyvinyl chloride, etc.
Or aluminum alloy, titanium alloy, etc.
The shape of these non-magnetic supports is tape, sheet,
It may be a disc, card, etc.
May be formed.
[0024]
Next, an embodiment of the present invention will be described.
Example 1
Polyethylene terephthalate film with a thickness of 10 μm
Loaded in a vacuum deposition apparatus, oxygen gas pressure 5 × 10-FiveOf the tour
Under the residual gas pressure, the Co-Ni alloy is heated and evaporated,
Polyethylene terephthalate is continuously deposited at an oblique incidence.
On the film, Co-Ni-O (Co: Ni = 80: 2)
0) to form a ferromagnetic metal thin film layer having a thickness of 0.2 μm
Was.
On the other hand, the chemical formula HOCHTwo(CFTwo)8C
HTwoFluoride having hydroxyl groups at both ends represented by OH
50 parts by weight of a alkyl compound,n-heptanoic acid110 weight
Parts into a reaction vessel, while bubbling nitrogen through
Reaction at 150 ° C. for 5 hours, represented by the following chemical formula
A fluorinated alkyl ester compound was obtained.
C6H13COOCHTwo(CFTwo)8CHTwoOOCC6H13
Next, the fluoride thus obtained is obtained.
Dissolve the alkyl ester compound in tetrahydrofuran
0.2% by weight of fluorinated alkyl ester compound
A hydrofuran solution is obtained, and the polyethylene
Co-Ni- formed on a terephthalate film
Immerse the ferromagnetic metal thin film layer consisting of O, dry and adhere
I let you. After that, slit to 8mm width and tape
Was prepared.
Embodiment 2
Synthesis of fluorinated alkyl ester compound in Example 1
In the fluorinated alkyl compound used in Example 1,
Alternatively, the chemical formula HOCHTwo(CFTwo)18CHTwoOH
Fluorinated alkyl compounds having hydroxyl groups at both ends represented by
Except that the same amount of the product was used,
Obtaining a fluorinated alkyl ester compound represented by the chemical formula
Was.
C6H13COOCHTwo(CFTwo)18CHTwoOOCC6H13
Next, the above-mentioned chemical reaction was carried out in the same manner as in Example 1.
0.2 weight of the fluorinated alkyl ester compound represented by the formula
% Tetrahydrofuran solution, which was used in Example 1
0.2% by weight of the fluorinated alkyl ester compound
Example 1 was repeated except that the hydrofuran solution was used instead.
A video tape was produced in the same manner.
Embodiment 3
Chemical formula HOOC (CFTwo)8COOH
Fluorinated alkyl compound having a terminal carboxyl group 5
0 parts by weight and 110 parts by weight of isopropyl alcohol
Into a reaction vessel, while bubbling nitrogen through,
The reaction is carried out at 0 ° C for 5 hours.
Thus, an alkylated alkyl ester compound was obtained.(CH Three ) Two CHOOC (CFTwo)8COOCH (CH Three ) Two
Then, the same procedure as in Example 1
0.2 weight of the fluorinated alkyl ester compound represented by the formula
% Tetrahydrofuran solution, which was used in Example 1
0.2% by weight of the fluorinated alkyl ester compound
Example 1 was repeated except that the hydrofuran solution was used instead.
A video tape was produced in the same manner.
Embodiment 4
Synthesis of fluorinated alkyl ester compound in Example 3
In the above, the alkyl fluoride compound used in Example 3
Instead, the chemical formula HOOC (CFTwo)18Table by COOH
Alkyl fluorides with carboxyl groups at both ends
The same procedure as in Example 3 was repeated except that the same amount of the compound was used.
A fluorinated alkyl ester compound represented by the chemical formula
Obtained.(CH Three ) Two CHOOC (CFTwo)18COOCH (CH Three ) Two
Then, the same procedure as in Example 3
0.2 weight of the fluorinated alkyl ester compound represented by the formula
% Tetrahydrofuran solution, which is used in Example 3
0.2% by weight of the fluorinated alkyl ester compound
Example 3 was repeated except that the hydrofuran solution was used instead.
A video tape was produced in the same manner.
Embodiment 5
Synthesis of fluorinated alkyl ester compound in Example 3
Isopropyl alcohol used in Example 3
Instead, use the same amount of 2-butoxyethyl alcohol
Other than the above, the compound was represented by the following chemical formula in the same manner as in Example 3.
Thus, a fluorinated alkyl ester compound was obtained.
CFourH9OCTwoHFourOOC (CFTwo)8COOCTwoHFourOCFourH9
Next, the above-mentioned chemical reaction was carried out in the same manner as in Example 3.
0.2 weight of the fluorinated alkyl ester compound represented by the formula
% Tetrahydrofuran solution, which is used in Example 3
0.2% by weight of the fluorinated alkyl ester compound
Example 3 was repeated except that the hydrofuran solution was used instead.
A video tape was produced in the same manner.
Embodiment 6
Synthesis of fluorinated alkyl ester compound in Example 5
In the above, the alkyl fluoride compound used in Example 5
Instead, the chemical formula HOOC (CFTwo)18Table by COOH
Alkyl fluorides with carboxyl groups at both ends
The same procedure as in Example 5 was repeated except that the same amount of the compound was used.
A fluorinated alkyl ester compound represented by the chemical formula
Obtained.
CFourH9OCTwoHFourOOC (CFTwo)18COOCTwoHFourOCFourH9
Then, the same procedure as described in Example 5
0.2 weight of the fluorinated alkyl ester compound represented by the formula
% Tetrahydrofuran solution, which is used in Example 5
0.2% by weight of the fluorinated alkyl ester compound
Example 5 except that the hydrofuran solution was used instead.
A video tape was produced in the same manner.
Embodiment 7
Synthesis of fluorinated alkyl ester compound in Example 3
Isopropyl alcohol used in Example 3
Example 2 except that the same amount of ricinoleic acid was used instead of
Alkyl fluoride represented by the following chemical formula in the same manner as in 3.
An ester compound was obtained.
HOOCC17H 32 OOC (CFTwo)8COOC17H 32 COOH
Then, the same procedure as in Example 3
0.2 weight of the fluorinated alkyl ester compound represented by the formula
% Tetrahydrofuran solution, which is used in Example 3
0.2% by weight of the fluorinated alkyl ester compound
Example 3 was repeated except that the hydrofuran solution was used instead.
A video tape was produced in the same manner.
Embodiment 8
Synthesis of fluorinated alkyl ester compound in Example 7
In the above, instead of the fluorinated alkyl chain used in Example 7,
And the chemical formula HOOC (CFTwo)18Represented by COOH
Fluorinated alkyl compounds having carboxyl groups at both ends
Was used in the same manner as in Example 7 except that the same amount of
A fluorinated alkyl ester compound represented by the formula was obtained.
HOOCC17H 32 OOC (CFTwo)18COOC17H 32 COOH
Then, the same procedure as in Example 7 was carried out.
0.2 weight of the fluorinated alkyl ester compound represented by the formula
% Tetrahydrofuran solution, which is used in Example 7
0.2% by weight of the fluorinated alkyl ester compound
Example 7 except that it was used instead of the hydrofuran solution.
A video tape was produced in the same manner.
Embodiment 9
Example1Of Fluorinated Alkyl Ester Compounds in Water
In the embodiment1Used inn-heptanoic acidInstead of
Except that the same amount of 6-amino-n-hexanoic acid was used.
Is an example1In the same manner as
Thus, an alkylated alkyl ester compound was obtained.
HTwoNCFiveHTenCOOCHTwo(CFTwo)8CHTwoOOCCFiveHTenNHTwo
Next, the embodiment1Chemistry as above
0.2 weight of the fluorinated alkyl ester compound represented by the formula
% Tetrahydrofuran solution was obtained.1Used in
0.2% by weight of the fluorinated alkyl ester compound used
Example 1 except that it was used instead of the trahydrofuran solution
1A video tape was produced in the same manner as described above.
Embodiment 10
Synthesis of fluorinated alkyl ester compound in Example 9
In place of the alkyl fluoride chain used in Example 9,
And the chemical formula HOCHTwo(CFTwo)18CHTwoTable by OH
Fluorinated alkyl compounds having hydroxyl groups at both ends
Except for using the same amount, the following chemical
A fluorinated alkyl ester compound represented by the formula was obtained.
HTwoNCFiveHTenCOOCHTwo(CFTwo)18CHTwoOOCCFiveHTenNHTwo
Next, the same procedure as in Example 9
0.2 weight of the fluorinated alkyl ester compound represented by the formula
% Tetrahydrofuran solution, which is used in Example 9
0.2% by weight of the fluorinated alkyl ester compound
Example 9 was repeated except that the hydrofuran solution was used instead.
A video tape was produced in the same manner.
Comparative Example 1
Deposition of fluorinated alkyl ester compound in Example 1
In the treatment, the alkyl fluoride used in Example 1 was used.
Instead of a 0.2% by weight solution of the tellurium compound in tetrahydrofuran
And perfluoropolyether (manufactured by Montedison Co .;
Using a 0.2% by weight Freon solution of Fomblin ZDOL)
Other than that described above, the ferromagnetic metal thin film layer was formed in the same manner as in Example 1.
A videotape was prepared.
The video tapes obtained in each of the examples and comparative examples were used.
The steels were tested for still durability. Still durability
The test was conducted under the conditions of 20 ° C. and 50% RH under the condition of 8 mm VTR.
(Sony Corporation; EV-S900)
Measuring the still time until 6dB lower than the period
went. Table 1 below shows the results.
[0047]
[0048]
As is clear from Table 1 above,
The videotapes obtained in the light (Examples 1 to 10)
These are still still compared to the conventional video tape (Comparative Example 1).
The time is long, and the
Air recording media have good still durability and excellent reliability.
You can see that
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI C10N 40:18 C10N 40:18 (56)参考文献 特開 平2−210615(JP,A) 特開 平2−163194(JP,A) 特開 平3−241523(JP,A) 特開 平5−274659(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11B 5/71 C07C 69/63 C07C 69/67 C10M 107/38 Continuation of the front page (51) Int.Cl. 7 identification code FI C10N 40:18 C10N 40:18 (56) References JP-A-2-210615 (JP, A) JP-A-2-163194 (JP, A) JP-A-3-241523 (JP, A) JP-A-5-274659 (JP, A) (58) Fields investigated (Int. Cl. 7 , DB name) G11B 5/71 C07C 69/63 C07C 69/67 C10M 107/38
Claims (1)
性金属薄膜層を設け、この強磁性金属薄膜層の表面に、
一般式 R1 −COO−R2 −(CF2 )n−R3 −OOC−R4 または R 1 −OOC−R 2 −(CF 2 )n−R 3 −COO−R 4 〔但し、R1 およびR4 は炭素数が3〜18の炭化水素
基またはR5 Aで、R5は炭素数が2〜17の炭化水素
基、Aは−COOM基(但し、Mは水素原子またはアル
カリ金属原子)、アミノ基またはブトキシ基から選ばれ
る極性官能基、またR2 およびR3 は炭素数が0〜8の
炭化水素基であり、nは2〜40の整数である。〕で表
されるフッ化アルキルエステル化合物を、潤滑剤成分と
して存在させたことを特徴とする磁気記録媒体(57) [Claim 1] A ferromagnetic metal thin film layer is provided on one or both surfaces of a non-magnetic support, and the surface of the ferromagnetic metal thin film layer is
General formula R 1 —COO—R 2 — (CF 2 ) n—R 3 —OOC—R 4 or R 1 —OOC—R 2 — (CF 2 ) n—R 3 —COO—R 4 [where R 1 And R 4 are a hydrocarbon group having 3 to 18 carbon atoms or R 5 A, R 5 is a hydrocarbon group having 2 to 17 carbon atoms, and A is a —COOM group (where M is a hydrogen atom or
A polar functional group selected from a potassium metal atom), an amino group or a butoxy group , R 2 and R 3 are a hydrocarbon group having 0 to 8 carbon atoms , and n is an integer of 2 to 40. Wherein the fluorinated alkyl ester compound represented by the formula (1) is present as a lubricant component:
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18993492A JP3365790B2 (en) | 1992-06-24 | 1992-06-24 | Magnetic recording media |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18993492A JP3365790B2 (en) | 1992-06-24 | 1992-06-24 | Magnetic recording media |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH064855A JPH064855A (en) | 1994-01-14 |
JP3365790B2 true JP3365790B2 (en) | 2003-01-14 |
Family
ID=16249658
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18993492A Expired - Fee Related JP3365790B2 (en) | 1992-06-24 | 1992-06-24 | Magnetic recording media |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3365790B2 (en) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5750747A (en) * | 1994-12-14 | 1998-05-12 | Hitachi Maxell, Ltd. | Organic triblock compound solid lubricant comprising the same and magnetic recording medium |
US5998340A (en) * | 1997-03-07 | 1999-12-07 | Hitachi Maxell, Ltd. | Lubricant and magnetic recording medium using the same |
-
1992
- 1992-06-24 JP JP18993492A patent/JP3365790B2/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH064855A (en) | 1994-01-14 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
WO1994019433A1 (en) | Lubricant | |
JPH08106628A (en) | Magnetic recording medium | |
JP3365790B2 (en) | Magnetic recording media | |
US6103677A (en) | Lubricant and magnetic recording medium comprising the same | |
JP3193114B2 (en) | Magnetic recording medium using fluorinated polyether | |
JPH08259482A (en) | Lubricating substance and magnetic recording medium using the same | |
JP3428970B2 (en) | Fluorinated polyether | |
JP2990682B2 (en) | Magnetic recording media | |
JP3124978B2 (en) | Magnetic recording media | |
JPH06309654A (en) | Magnetic recording medium | |
JP2526545B2 (en) | Magnetic recording media | |
JP2005139429A (en) | Lubricant, recording medium and carboxylic acid-based compound | |
JPH07216375A (en) | Lubricant | |
JP3321241B2 (en) | Magnetic recording media | |
JP2005120146A (en) | Lubricant and recording medium | |
JPH1053781A (en) | Production of lubricant | |
JPH06274857A (en) | Magnetic recording medium | |
JPH06274858A (en) | Magnetic recording medium | |
JP3321242B2 (en) | Magnetic recording media | |
JP2003067912A (en) | Magnetic recording medium | |
JPH0278016A (en) | Magnetic recording medium | |
JPH09316474A (en) | Lubricating substance and magnetic recording medium using the same | |
JPH08259976A (en) | Lubricating substance and magnetic recording medium using the same | |
JPH09157674A (en) | Production of lubricant | |
JPH0628665A (en) | Magnetic recording medium and its production |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20021001 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |