JP3360077B2 - 植物の二段式寄せ植え構造 - Google Patents

植物の二段式寄せ植え構造

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、複数の植物を寄
せ植えする植木鉢とくに、植木鉢を上下方向に重ね合わ
せて寄せ植えする植物の二段式寄せ植え構造に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来、ひとつの植木鉢に複数の植物を寄
せ植えして観賞効果を高めることが行なわれ、その大部
分は背丈の高い植物を中央に、その周辺に背丈の短い植
物を植生していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来行
われている複数の植物の寄せ植えでは、ひとつの植木鉢
を用いているため、植物の交換が煩雑となり、寄せ植え
する植物の種類が限定されるとともに植木鉢にセラミッ
ク培養土や活性炭等が土壌に埋設されたりしていたため
セラミック培養土の使用量が多くなったり、活性炭等の
交換に手間がかかり煩雑になっていた。
【0004】この発明は、上記に鑑みてなされたもの
で、植物を選択組合わせて寄せ植えする大小の2つの植
木鉢を用いて重ね合わせ状にして、下段鉢の土壌に虫類
の発生を防ぐセラミック培養土と土壌の酸性化を防いで
アルカリ化を促進する活性炭や木炭等からなる炭状体を
土壌と分離独立して設けて、複数の植物類を効果的に植
生させることができることを目的とする植物の二段式の
寄せ植え構造を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するた
め、本発明にかかる植物の二段式の寄せ植え構造は、下
段鉢とこの下段鉢の略中央に設置される上段鉢とよりな
り、前記下段鉢内にセラミック培養土と木炭や活性炭等
の炭状体を分離独立して取外し可能に設け、その上面に
上段鉢を載置して設置されることを特徴とするものであ
る。
【0006】さらに、前記木炭や活性炭等からなる炭状
体は、内側筒状ネット体に収納し、セラミック培養土は
内側筒状ネット体の外周面と外側筒状ネット体との間に
形成される空間部分に充填されて下段鉢の土壌内に設置
されることを特徴とするものである。
【0007】さらに、前記外側筒状ネット体は、2枚の
ネット部材からなるダブル構造として、その外側のネッ
ト部材を内側のネット部材より大径として組合せてなる
ことを特徴とするものである。
【0008】さらに、前記内側筒状ネット体および外側
筒状ネット体は、その上面側を開放状として、上段鉢を
セラミック培養土や炭状体の上面に載置して着脱可能に
設置してなることを特徴とするものである。
【0009】さらに、前記セラミック培養土および炭状
体は、その下面にその周縁側を下方に向う傾斜面とする
凸面状の受皿を下段鉢の底面に載置して設置されること
を特徴とするものである。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、この発明に係る植物の二段
式寄せ植え構造について、その実施の形態を添付図面に
基づいて説明する。
【0011】図1は、この発明に係る植物の二段式寄せ
植え構造を示す縦断面図であり、図2は、同じく横断面
図である。
【0012】この発明に係る植物の二段式寄せ植え構造
は、下段鉢1とこの下段鉢1の略中央にその上端よりや
や上方に突出状に重ね合わされて着脱可能に立設される
上段鉢2と、木炭、活性炭あるいは竹炭等からなる炭状
体3および粒状のセラミック培養土4とより構成されて
いる。
【0013】木炭、活性炭あるいは竹炭等の棒状に形成
され、下段鉢1および上段鉢2の土壌8の酸性化を防い
でアルカリ化を促進する炭状体3は合成樹脂製の内側筒
状ネット体5に収納されて、その上方を開放状に設けら
れている。
【0014】また、土壌8内に虫類の発生を防ぐために
必要とされる粒状のセラミック培養土4は、内側筒状ネ
ット体5の外周面に適宜間隔をおいて設置される合成樹
脂製の外側筒状ネット体6の空間部分7に充填されて、
下段鉢1の鉢内に充填される土壌8の略中央に炭状体3
や土壌8と分離独立して、その上方を開放状にして設け
られている。
【0015】このように炭状体3が内側筒状ネット体5
に収納され、外側筒状ネット体6との空間部分7にはセ
ラミック培養土4が充填されているとともに外側筒状ネ
ット体6の外周面は鉢内に充填されている土壌8で押し
付けられているため保形性が維持され、その開放状の上
面に上段鉢2が載置されても形崩れを起こす恐れがな
い。
【0016】下段鉢1に充填されている土壌8と接して
いる外側筒状ネット体6は、2枚のネット部材からなる
ダブル構造として、セラミック培養土4が充填される内
側には、内側筒状ネット体5と同様例えば3mm程度の
ネット部材6aを、また、土壌8と接するその外側は、
例えば、10mm程度の内側のネット部材6aより大径
のネット部材6bを組合わせてなるものが用いられるこ
とが望ましい。
【0017】このように外側筒状ネット体6は、合成樹
脂製のネット部材を用いて腐食等による劣化が防止され
てその耐久性を増すとともにとともにダブルネット構造
とすることにより、充填される粒状のセラミック培養土
4が内側に設けられる木炭等の炭状体5のエリアに入り
込んだり、外側の土壌8に混入されたりして必要以上の
使用量になることを防止しているものである。
【0018】さらに、木炭等の炭状体3とセラミック培
養土4との下面は、周縁側を下方に向う傾斜面9とする
凸面状の受皿10が、下段鉢1の底面に敷設される底石
11に載置されて、木炭等の炭状体3やセラミック培養
土4が下端から鉢内に流出することが防止されている。
【0019】前記上段鉢2は、その底面を内側筒状ネッ
ト体5の上端開口部分と連続して載置され、その下方周
縁は内側筒状ネット体5の上端縁より上方に延出される
外側筒状ネット体6により下段鉢1に充填される土壌8
がみだりに木炭等の炭状体3やセラミック培養土4に混
じり合うことを防いでいる。
【0020】このように構成される本発明にかかる植物
の二段式寄せ植え構造においては、先ず、下段鉢1の底
面に底石11を敷設して、その略中央に周縁側を下方に
向う傾斜面9とする凸面状の受皿10を載置して、所定
の木炭、活性炭あるいは竹炭等の炭状体3を収納した内
側筒状ネット体5をその中央部に上面側を開放して立設
状に設置する。
【0021】次に、2つのネット材を組合わせてなる外
側筒状ネット体6を、内側筒状ネット体5との間に空間
部分7を形成して設置し、この空間部分7に粒状のセラ
ミック培養土4を、その上面を開放し、木炭等の炭状体
3と略面一になる程度まで充填する。
【0022】内側筒状ネット体5に収納されている木炭
や活性炭からなる棒状の固形物からなる炭状体3と粒状
のセラミック培養土3を内側筒状ネット体5と外側筒状
ネット体6との間の空間部分7に充填することにより、
全体として保形性を有して上段鉢2が載置される支持台
を形成することができるものである。
【0023】木炭等の炭状体3とセラミック培養土4
は、下段鉢1の外側筒状ネット体6の周囲に土壌8を充
填することで、木炭等の炭状体3とセラミック培養土4
とがそれぞれ独立して分離された状態で設置され、ま
た、周囲の土壌8とも分離されて設置されるとともにさ
らに保形性が増大されて上段鉢2が安定した状態で載置
される。
【0024】このように形成された後、下段鉢1に選択
された植物、例えば、ボストンタマシダヤやデイフェイ
ンバキヤ等の比較的背丈の短い植物を植設し、その上面
にはセラミック培養土4が敷設される。
【0025】また、アレカシヤや幸福の木などの比較的
背丈の高い植物を植設した上段鉢2が木炭等の炭状体3
の上面にやや突出状に載置してなるものである。
【0026】木炭等の炭状体3は、その上面が開放され
て連続状に上段鉢2を載置することにより、上段鉢2内
の土壌にも作用されてアルカリ化を促進される。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る植物
の二段式寄せ植え構造によれば、下段鉢とこの下段鉢の
略中央に着脱可能に設置される上段鉢とよりなり、下段
鉢内にセラミック培養土と木炭や活性炭等の炭状体を分
離独立して取外し可能に設けられることにより、上段鉢
の交換や下段鉢の植え替えが容易に行なわれるばかりで
なく、セラミック培養土と木炭等の炭状体を容易に交換
したり、清掃することができる。
【0028】木炭や活性炭等の炭状体は内側筒状ネット
体に収容され、セラミック培養土は内側筒状ネット体の
外周面と外側筒状ネット体との間に形成される空間部分
に充填されて下段鉢に充填される土壌内に設置されるも
ので、木炭や活性炭等の炭状体がセラミック培養土と分
離されて設置されているため、活性炭等の炭状体による
土壌の酸性化を防いでアルカリ化を効果的にかつ土壌内
を均一に促進して植物の育成を高め、また、その上方側
に載置されている上段鉢の下面を開放状とすることによ
り、その土壌のアルカリ化をも高めることができる。
【0029】内側筒状ネット体には炭状体が収納され、
外側筒状ネット体との空間部分にはセラミック培養土が
充填されているとともに外側筒状ネット体の外周面には
鉢内に充填されている土壌で押し付けられているため保
形性が維持され、その開放状の上面に上段鉢が載置され
ても形崩れを起こす恐れがなく上段鉢の支持台として利
用することができる。
【0030】また、粒状のセラミック培養土が木炭や活
性炭等の炭状体や土壌と分離されて交じることがなく、
しかも通孔性をもって浸透されることにより、使用量を
押えて土壌内の虫類の発生を防止されることができる。
【0031】さらに、前記外側筒状ネット体は、2枚の
ネット部材からなるダブル構造として、その外側のネッ
ト部材を内側のネット部材より大径として組合せてなる
ことにより、その強度が増して設置状態における外側筒
状ネット体の破損を防止するとともに粒状のセラミック
培養土が土壌や木炭や活性炭等の炭状体のエリアに流出
して混じることが防止できる。
【0032】前記炭状体およびセラミック培養土は、そ
の下面にその周縁側を下方に向う傾斜面とする凸面状の
受皿を介して下段鉢の底面に設置されることにより、そ
の下端側から土壌内へ流出にすることが防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る植物の二段式寄せ植え構造の設
置状態を示す縦断面図である。
【図2】同じく要部を示す横断面図である。
【図3】外側筒状ネット体の一部を示す正面図である
【符号の説明】
1 下段鉢 2 上段鉢 3 炭状体 4 セラミック培養土 5 内側筒状ネット体 6 外側筒状ネット体 6a 外側筒状ネット体6の内側のネット部材 6b 外側筒状ネット体6の外側のネット部材 7 空間部分 8 土壌 9 傾斜面 10 受皿 11 底石

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下段鉢と、この下段鉢の略中央に設置さ
    れる上段鉢とよりなり、前記下段鉢内にセラミック培養
    土と木炭や活性炭等の炭状体を分離独立して取外し可能
    に設け、その上面に上段鉢を載置して設置されることを
    特徴とする植物の二段式寄せ植え構造。
  2. 【請求項2】 前記木炭や活性炭等からなる炭状体は、
    内側筒状ネット体に収容され、セラミック培養土は内側
    筒状ネット体の外周面と外側筒状ネット体との間に形成
    される空間部分に充填されて、下段鉢の土壌内に設置さ
    れることを特徴とする請求項1記載の植物の二段式寄せ
    植え構造。
  3. 【請求項3】 前記外側筒状ネット体は、2枚のネット
    部材からなるダブル構造として、その外側のネット部材
    を内側のネット部材より大径として組合せてなることを
    特徴とする請求項2記載の植物の二段式寄せ植え構造。
  4. 【請求項4】 前記内側筒状ネット体および外側筒状ネ
    ット体は、その上面側を開放状として、上段鉢をセラミ
    ック培養土や炭状体の上面に載置して着脱可能に設置し
    てなる請求項1ないし3のいずれかに記載の植物の二段
    式寄せ植え構造。
  5. 【請求項5】 前記セラミック培養土および炭状体は、
    その下面にその周縁側を下方に向う傾斜面とする凸面状
    の受皿を下段鉢の底面に載置して設置されることを特徴
    とする請求項1ないし4のいずれかに記載の植物の二段
    式寄せ植え構造。
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