JP3348032B2 - 立木の伐採・チップ化放出装置 - Google Patents
立木の伐採・チップ化放出装置Info
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- JP3348032B2 JP3348032B2 JP771099A JP771099A JP3348032B2 JP 3348032 B2 JP3348032 B2 JP 3348032B2 JP 771099 A JP771099 A JP 771099A JP 771099 A JP771099 A JP 771099A JP 3348032 B2 JP3348032 B2 JP 3348032B2
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- chipping
- cutting
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- Debarking, Splitting, And Disintegration Of Timber (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、山林などの立木
伐採現場において立木を伐採と同時にチップ状に破砕
し、破砕片を現場の所望する場所に散布放出する林業用
装置に関する。
伐採現場において立木を伐採と同時にチップ状に破砕
し、破砕片を現場の所望する場所に散布放出する林業用
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】林業において苗木から木材を生産するま
での作業には、下刈り、つる伐り、除伐、間伐及び枝打ちな
どの各種作業がある。下刈り、つる伐り及び枝打ちは手
道具の他、比較的小規模の機械で作業できるが、除伐や間
伐は樹木が生長した段階で行なう作業であるからチェー
ンソーその他の大型機械が要求される。また、これらの
機械で作業しても立木を倒したまま放置するのは滑落事
故のおそれの他、生長樹木の育成に悪影響を及ぼすこと
から撤去作業が不可欠である。しかし伐採現場に一般の
運搬機械を導入することは極めて困難であるから伐採の
搬出には伐採作業以上の手間と費用が伴う。
での作業には、下刈り、つる伐り、除伐、間伐及び枝打ちな
どの各種作業がある。下刈り、つる伐り及び枝打ちは手
道具の他、比較的小規模の機械で作業できるが、除伐や間
伐は樹木が生長した段階で行なう作業であるからチェー
ンソーその他の大型機械が要求される。また、これらの
機械で作業しても立木を倒したまま放置するのは滑落事
故のおそれの他、生長樹木の育成に悪影響を及ぼすこと
から撤去作業が不可欠である。しかし伐採現場に一般の
運搬機械を導入することは極めて困難であるから伐採の
搬出には伐採作業以上の手間と費用が伴う。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、立木を立姿
のまま幹下部において破断しつつ伐採してチップ化し、
破断後そのままの姿勢で押圧して下部から順次チップ状
に破砕し、旋回気流により任意の個所に肥料用などとし
て散布できる移動用装置を提供するものである。
のまま幹下部において破断しつつ伐採してチップ化し、
破断後そのままの姿勢で押圧して下部から順次チップ状
に破砕し、旋回気流により任意の個所に肥料用などとし
て散布できる移動用装置を提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明装置は、底面中心
に空気吸込口が開口され、周壁にチップ排出口が設けら
れ、前記周壁及び上面板の一部が切欠されて立木導入部
が形成された偏平円筒状ケースがブラケットを介して自
走式作業車アームに角度調節自在に連結され、前記ケー
ス内部には板上に多数の破砕用ビットが植設固定される
と共に旋回気流発生用螺旋翼を備えた環状円板が前記ケ
ース上面板に固設した油圧モータ回転軸に軸着され、前
記立木導入部のケース上面板上には少なくとも一つの駆
動用受けローラと押圧ローラとからなる伐採立木押下装
置が設けられてなるものである。なお、底面板にも上面
板の立木導入部に対応して切欠部を設けるのがよい。
に空気吸込口が開口され、周壁にチップ排出口が設けら
れ、前記周壁及び上面板の一部が切欠されて立木導入部
が形成された偏平円筒状ケースがブラケットを介して自
走式作業車アームに角度調節自在に連結され、前記ケー
ス内部には板上に多数の破砕用ビットが植設固定される
と共に旋回気流発生用螺旋翼を備えた環状円板が前記ケ
ース上面板に固設した油圧モータ回転軸に軸着され、前
記立木導入部のケース上面板上には少なくとも一つの駆
動用受けローラと押圧ローラとからなる伐採立木押下装
置が設けられてなるものである。なお、底面板にも上面
板の立木導入部に対応して切欠部を設けるのがよい。
【0005】
【発明の実施の形態】図において、1は偏平な円筒状ケー
スであってブラケット2を介して図示しない自走式作業
車アームの先端に角度調節自在に且つ着脱可能に連結さ
れている。3はケースの底板であって中心に空気吸込口4
が開口されると共に前方に位置して切欠部3aが設けられ
ている。5は胴部周壁であってチップ排出口6を備えてい
る。7は上面板であってブラケット2の反対側即ち前方に
位置して周壁に及ぶ立木導入用切欠部8が設けられると
共に中心に油圧モータ9が立設固定されている。切欠部8
は底面板の切欠部3aに対応して設けられている。10は環
状回転板であって底板の空気吸込口4とほぼ同径の中心
孔11が開口され、上面10aに3〜5枚の螺旋翼12が垂設固定
されると共に夫々の螺旋翼の内周上部13には皿状ハブ14
が連設され、該ハブはフランジ15を介してモータ軸9aに
連結している。螺旋翼12の上縁12aを皿状ハブの垂直壁1
4aの中間に留めると共に皿状ハブ垂直壁の上端縁14bを
上面板に近接させることが破砕チップの咬込み防止と除
去のために有効である。更に、モータ軸9aと上面板との
間には間隙Gを設けておくのがよい。16は、円板上面10a
及び円板周面10bに交換可能に取付けられている破砕用
ビットである。ビットは路面切削用コニカルビットであ
って台座又はホルダ17を介して先端を円板回転方向に向
けて種々の角度で取付けられている。即ち、図6、図7に示
す如く円板上面10aに取付けられるビット16の先端は、螺
旋翼の上縁12aより高く突出させると共に円板外周部及
び周面10bには取付けるビット先端は螺旋翼の上縁12aよ
り上方から回転円板底面より下方に散在位置するように
固定される。20は、立木導入用切欠部8を囲むようにして
上面板7上に立設された立木導入押下装置であって、上面
板を前方に延長した取付基板7a,7b上に取付けたC状の機
枠21の受側21aに一対の受けローラ23,24が支持されると
共に対面する押圧側21bに1個の押圧ローラ25が設けられ
ている。受けローラの一方は油圧モータ26に連結されて
駆動ローラとされている。22は導入開口部である。押圧
ローラ25は二又のフォーク状アーム27間に支持されると
共にアーム中間部が枢軸28に枢着され他端29が複数の引
張りスプリング30に連結されている。31はスプリング調
節ナットである。支持アーム27の外側部には立木案内棒
32が連着され、これが立木に接することによって押圧ロ
ーラ25が後退して受けローラ23,24との間隔を広げて立
木の導入を容易にする。ローラ23,24,25は図2、図3に示
すようにローラ胴部40の軸方向に6〜10枚の羽根状突片4
1を放射状に固設してなり、各突片は外端側に広がる導入
斜辺部42が形成され、山部43を介して立木抱込用谷部44
が形成されている。45はC状機枠21上に連設した断面コ
状のホッパである。
スであってブラケット2を介して図示しない自走式作業
車アームの先端に角度調節自在に且つ着脱可能に連結さ
れている。3はケースの底板であって中心に空気吸込口4
が開口されると共に前方に位置して切欠部3aが設けられ
ている。5は胴部周壁であってチップ排出口6を備えてい
る。7は上面板であってブラケット2の反対側即ち前方に
位置して周壁に及ぶ立木導入用切欠部8が設けられると
共に中心に油圧モータ9が立設固定されている。切欠部8
は底面板の切欠部3aに対応して設けられている。10は環
状回転板であって底板の空気吸込口4とほぼ同径の中心
孔11が開口され、上面10aに3〜5枚の螺旋翼12が垂設固定
されると共に夫々の螺旋翼の内周上部13には皿状ハブ14
が連設され、該ハブはフランジ15を介してモータ軸9aに
連結している。螺旋翼12の上縁12aを皿状ハブの垂直壁1
4aの中間に留めると共に皿状ハブ垂直壁の上端縁14bを
上面板に近接させることが破砕チップの咬込み防止と除
去のために有効である。更に、モータ軸9aと上面板との
間には間隙Gを設けておくのがよい。16は、円板上面10a
及び円板周面10bに交換可能に取付けられている破砕用
ビットである。ビットは路面切削用コニカルビットであ
って台座又はホルダ17を介して先端を円板回転方向に向
けて種々の角度で取付けられている。即ち、図6、図7に示
す如く円板上面10aに取付けられるビット16の先端は、螺
旋翼の上縁12aより高く突出させると共に円板外周部及
び周面10bには取付けるビット先端は螺旋翼の上縁12aよ
り上方から回転円板底面より下方に散在位置するように
固定される。20は、立木導入用切欠部8を囲むようにして
上面板7上に立設された立木導入押下装置であって、上面
板を前方に延長した取付基板7a,7b上に取付けたC状の機
枠21の受側21aに一対の受けローラ23,24が支持されると
共に対面する押圧側21bに1個の押圧ローラ25が設けられ
ている。受けローラの一方は油圧モータ26に連結されて
駆動ローラとされている。22は導入開口部である。押圧
ローラ25は二又のフォーク状アーム27間に支持されると
共にアーム中間部が枢軸28に枢着され他端29が複数の引
張りスプリング30に連結されている。31はスプリング調
節ナットである。支持アーム27の外側部には立木案内棒
32が連着され、これが立木に接することによって押圧ロ
ーラ25が後退して受けローラ23,24との間隔を広げて立
木の導入を容易にする。ローラ23,24,25は図2、図3に示
すようにローラ胴部40の軸方向に6〜10枚の羽根状突片4
1を放射状に固設してなり、各突片は外端側に広がる導入
斜辺部42が形成され、山部43を介して立木抱込用谷部44
が形成されている。45はC状機枠21上に連設した断面コ
状のホッパである。
【0006】上記装置において円板10を高速回転させると共
にケースの立木導入部を立木に対面させて作業車を前進
させると立木の幹(直径15〜20cmまで)は回転円板の周面
ビット列巾で破砕されながら切断されローラ25と23,24
の各谷部44に抱持される。モータ26は予め駆動されてお
り切断立木が抱持されると同時にローラによって押下げ
られて回転円板上のビット群によってチップ化され破砕
チップ片は空気吸込口4からの空気と立木導入切欠部8及
び3aからの空気による旋回気流に運ばれて排出口6から
放出される。排出口6からは周囲にチップが放出される
が、ダクトを接続すればダンプ等所望する個所に放出で
きる。
にケースの立木導入部を立木に対面させて作業車を前進
させると立木の幹(直径15〜20cmまで)は回転円板の周面
ビット列巾で破砕されながら切断されローラ25と23,24
の各谷部44に抱持される。モータ26は予め駆動されてお
り切断立木が抱持されると同時にローラによって押下げ
られて回転円板上のビット群によってチップ化され破砕
チップ片は空気吸込口4からの空気と立木導入切欠部8及
び3aからの空気による旋回気流に運ばれて排出口6から
放出される。排出口6からは周囲にチップが放出される
が、ダクトを接続すればダンプ等所望する個所に放出で
きる。
【0007】
【効果】本装置は、伐採現場で使用できる他、作業車アー
ムの先端に角度変更可能に取付けられているから立木の
木幹部切断だけでなく大木の枝など斜め又は水平な枝の
切断にも適用できる。
ムの先端に角度変更可能に取付けられているから立木の
木幹部切断だけでなく大木の枝など斜め又は水平な枝の
切断にも適用できる。
【図1】作業車を除去した取付状態を示す側面図。
【図2】本装置の要部正面図。
【図3】同上上面図。
【図4】ケースと回転板の関係を示す平面図。
【図5】同縦断側面図。
【図6】環状回転板の平面図。
【図7】円板外周部におけるビット取付状態を示す概念
図。
図。
1 円筒ケース 2 ブラケット 3 底板 4 空気吸込口 5 周壁 6 チップ排出口 7 上面板 8 切欠部 9 油圧モータ 9a モータ軸 10 環状回転板 10a 上面 10b 周面 11 中心孔 12 螺旋翼 12a 上縁 13 内周上部 14 皿状ハブ 14a 垂直壁 14b 上端縁 15 フランジ 16 ビット 17 ホルダ 20 立木導入押下装置 21 機枠 21a 受側 21b 押圧側 22 導入開口部 23,24,25 ローラ 26 油圧モータ 27 二又アーム 28 枢軸 29 他端 30 引張りスプリング 31 調節ナット 32 案内棒 40 ローラ胴部 41 突片 42 導入斜辺部 43 山部 44 谷部 45 ホッパ
Claims (2)
- 【請求項1】 底面中心に空気吸込口が開口され、周壁に
チップ排出口が設けられ、前記周壁及び上面板の一部が
切欠されて立木導入部が形成された偏平円筒状ケースが
ブラケットを介して自走式作業車アームに角度調節自在
に連結され、前記ケース内部には板上に多数の破砕用ビ
ットが植設固定されると共に旋回気流発生用螺旋翼を備
えた環状円板が前記ケース上面板に固設した油圧モータ
回転軸に軸着され、前記立木導入部のケース上面板上に
は少なくとも一つの駆動用受けローラと押圧ローラとか
らなる伐採立木押下装置が設けられてなる立木伐採・チ
ップ化放出装置。 - 【請求項2】 上面板の切欠立木導入部に対応して底面
板に切欠部が設けられてなる請求項1記載の立木伐採・チ
ップ化放出装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP771099A JP3348032B2 (ja) | 1999-01-14 | 1999-01-14 | 立木の伐採・チップ化放出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP771099A JP3348032B2 (ja) | 1999-01-14 | 1999-01-14 | 立木の伐採・チップ化放出装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000201550A JP2000201550A (ja) | 2000-07-25 |
| JP3348032B2 true JP3348032B2 (ja) | 2002-11-20 |
Family
ID=11673308
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP771099A Expired - Fee Related JP3348032B2 (ja) | 1999-01-14 | 1999-01-14 | 立木の伐採・チップ化放出装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3348032B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5773324B2 (ja) * | 2010-01-19 | 2015-09-02 | 独立行政法人国立高等専門学校機構 | 竹伐採機、及び竹伐採方法 |
| FR3021496B1 (fr) * | 2014-05-27 | 2017-01-27 | Emile Jacquier | Outil d’abattage d’arbres muni d’un disque de coupe |
-
1999
- 1999-01-14 JP JP771099A patent/JP3348032B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2000201550A (ja) | 2000-07-25 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
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