JP3345088B2 - 心臓細動除去器高圧充電回路 - Google Patents

心臓細動除去器高圧充電回路

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JP3345088B2
JP3345088B2 JP09233093A JP9233093A JP3345088B2 JP 3345088 B2 JP3345088 B2 JP 3345088B2 JP 09233093 A JP09233093 A JP 09233093A JP 9233093 A JP9233093 A JP 9233093A JP 3345088 B2 JP3345088 B2 JP 3345088B2
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    • A61N1/3975Power supply
    • A61N1/3981High voltage charging circuitry

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、心臓細動除去器高圧充
電回路に関し、さらに詳細には、交流電源で駆動される
心臓細動除去器高圧充電回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】心臓細動除去器は、エネルギ蓄積コンデ
ンサから患者に放電されて心臓細動除去または同期心臓
変形を行うために高圧出力を発生する。患者の生命は、
心臓細動除去器の信頼性およびそれが限られた時間内に
充分なエネルギを発生することができるか否かにかかっ
ている。心臓細動除去器の充電回路は、単一電源で動作
するが、ヒユーレット・パッカード取扱説明書、記録計
付き43100A心臓細動除去器/モニタ(43100
A Defibrillator/monitawit
h Record)、May 1988,Part N
o.43100−91909に記載されており、これを
本明細書に引用している。
【0003】心臓細動除去器は、異なる状況で、たとえ
ば、病院の応急処理室で、または救急車のような遠隔の
場所で動作する能力を持っていることが望ましい。それ
故心臓細動除去器の高圧充電変圧器は、異なる出力特性
を有するDC電源から効果的に受電し、変圧できること
が必要である。たとえば、変圧器は典型的に、電力をA
C−DC変換器から(たとえば、「プラグイン」式の1
20ボルトAC電源に対して)またはDCバッテリから
電力を受けることができるものがよい。
【0004】二つ以上の電源で動作する心臓細動除去器
を設計することに関連して、いくつかの問題がある。た
とえば、高電流レベルで動作する電源切替え回路は心臓
細動除去システム全体の信頼性を低下させる。一つの電
源に係わる障害状態は、第2の電源の正常な出力特性を
変えることがある。電源から変圧器への高電流のため、
切替え回路は低エネルギ損失特性を備えていることも必
要である。しかし、高電流定格を備えかつ低エネルギ損
失を示す構成要素は高価であり、かつ通常は別に論理回
路を必要とする。加えて、AC−DC変換器は典型的に
バッテリほど多くのピーク電流を供給することができな
いので、バッテリに対して最適化されている変圧器はA
C−DC変換器に対しては最適化されていない。この差
は心臓細動除去器のエネルギ蓄積コンデンサを適格に充
電するのに必要な時間量に悪影響を及ぼす。
【0005】したがって、確実で、高電圧出力を最小限
の時間で発生することができ、かつ高価ではなく、一方
で複数の電源からエネルギを受けることができる心臓細
動除去器の必要が存在する。
【0006】図1は、上述のヒユーレット・パッカード
43100A記録計付き心臓細動除去器/モニタの充電
回路の全般的構成を示している。電力調節回路18は端
子から電源入力を受ける。電力調節回路18の出力は変
圧器/整流器回路32の一次巻線に結合されている。伝
統的な心臓細動除去器制御盤(図示せず)が制御信号、
すなわち、安全リレードライブ信号(SFRLYDR信
号)、充電イネーブル信号(CHGEN信号),および
充電速さ信号(CHRATE信号),を図1の心臓細動
除去器充電回路にそれぞれ供給する。
【0007】安全回路30は、エネルギ蓄積コンデンサ
(図示せず)を横断して結合され、SFRLYDR信号
を受け取る。充電デイスエーブル回路20は、入力でS
FRLYDR信号およびCHGEN信号の各信号と結合
され、パルス幅変調器(PWM)28の遮断ピンへの出
力を備えている。充電速さランプ発生器回路22は、パ
ルス幅変調器28からの電圧出力により駆動され、パル
ス幅変調器28の発振器/比較器入力に結合されている
出力を備えている。
【0008】充電速さしきい値発生器回路24はその入
力でCHRATE信号を受取り、その出力は、パルス幅
変調器28にある比較器の反転入力に結合されている。
低バッテリ検知回路26は、電源からの入力に結合され
ており、パルス幅変調器28の比較器の反転入力に結合
されている出力を備えている。
【0009】パルス幅変調器28は、Unitrode
3524Aパルス幅変調器である。パルス幅変調器28
は、充電デイスエーブル回路20、充電速さランプ発生
器回路22,充電速さしきい値発生器回路24,低バッ
テリ検知回路26,一次電流検知回路36,コンデンサ
電流検知回路38,およびコンデンサ電圧計測回路40
から入力信号を受け取る。パルス幅変調器28の出力
は、高電流スイッチ34を駆動する。
【0010】変圧器/整流器回路32は、一次巻線の第
1端子で電力調節回路18の出力を受取り、一次巻線の
第2端子で高電流スイッチ34に結合されている。高電
流スイッチ34の出力は、一次電流検知回路36に供給
される。変圧器/整流器回路32の二次巻線はエネルギ
蓄積コンデンサ(図示せず)に結合されている高圧出力
であり、コンデンサ電圧計測回路40およびコンデンサ
電流検知回路38に結合されている信号出力を監視す
る。
【0011】図1の心臓細動除去器充電回路は、単一電
源で動作する可変周波数フライバックDC−DC高圧充
電回路である。バッテリは、DC電圧を電力調節回路1
8に供給する。バッテリが大きな電流サージを発生すれ
ば、電力調節回路18は、心臓細動除去器充電回路に対
する迂回路となる。電流サージがなければ、バッテリ電
圧は、直接変圧器/整流器回路32の一次巻線に供給さ
れる。バッテリ電圧からの電圧は、階段状に上昇し、結
局はエネルギ蓄積コンデンサに放出される。エネルギ蓄
積コンデンサは、充分に充電されると、別の心臓細動除
去器制御回路(図示せず)を通して、患者に放出され
る。
【0012】変圧器の二次巻線は、ダイオード(変圧器
/整流器回路32の内部にある)によりエネルギ蓄積コ
ンデンサに結合されている(図3を参照)。ダイオード
は、変圧器を、以下に図3の説明で述べる、フライバッ
クモードで動作させる。フライバックモードでは、変圧
器は、バッテリが変圧器一次巻線を充電しているときエ
ネルギを蓄積する。バッテリが充電を停止すると、変圧
器は蓄積したエネルギをエネルギ蓄積コンデンサに放出
する。次いで、再び使用可能になれば、バッテリは変圧
器を再充電する。このプロセスは、エネルギ蓄積コンデ
ンサが心臓細動除去器制御盤により設定されたレベルま
でに充電されるまで繰り返される。安全回路30は、エ
ネルギ蓄積コンデンサを放電する切替可能な分路抵抗器
となる。分路抵抗器は、典型的には、電力が心臓細動除
去器充電回路から切り離されると、エネルギ蓄積コンデ
ンサを横断して接続される。
【0013】バッテリからの電流は、高電流スイッチ3
4がパルス幅変調器28により導電したとき変圧器の一
次巻線を通して流れるだけである。パルス幅変調器28
は、今度は、充電デイスエーブル回路20,充電速さラ
ンプ発生器回路22,充電速さしきい値発生器回路2
4,低バッテリ検知回路26,一次電流検知回路36、
コンデンサ電流検知回路38,およびコンデンサ電圧計
測回路40により制御される。
【0014】パルス幅変調器28を最初に使用可能にす
るには、外部心臓細動除去器制御盤がCHGEN信号お
よびSFRLYDR信号をローにする。これにより、充
電デイスイネーブル回路20が高インピーダンス出力を
発生し、パルス幅変調器28の遮断ピンを使用可能にす
る。パルス幅変調器28の出力をハイにするには、その
遮断ピンを使用可能にし、かつ充電速さランプ発生器回
路22の出力電圧を充電速さしきい値発生器回路24の
電圧出力より低くしなければならない。
【0015】充電速さランプ発生器回路22は、時間と
ともにほぼ直線的に増大する出力電圧をパルス幅変調器
28に供給する。この電圧は、パルス幅変調器28で充
電速さしきい値発生器回路24の出力と比較される。充
電速さランプ発生器回路22の出力電圧が増大するにつ
れて、ただし、なお充電速さしきい値発生器回路24の
出力より低いとき、バルス幅変調器28の出力はハイに
なって、高電流スイッチ34を導通させる。
【0016】高電流スイッチが導通すると、バッテリは
変圧器を一次巻線を通して充電し始める。パルス幅変調
器28がオンになっている時間量を増すには、CHRA
TE信号の電圧レベルを心臓細動除去器制御盤により高
くする。電圧が高くなると、充電速さランプ発生器回路
22の出力が充電速さしきい値発生器回路24の出力電
圧に到達するに必要な時間が長くなる。したがって、パ
ルス幅変調器28は、一層長く活性状態になっていて、
電源が一層多くのエネルギを変圧器/整流器回路32に
供給できるようになる。パルス幅変調器28がオンにな
っている時間量を減らすには、CHRATE信号の電圧
を低くする。これにより、充電速さしきい値発生器回路
24の出力での電圧が低くなり、充電速さランプ発生器
回路22が短い時間で充電しきい値電圧に達することが
できる。バッテリはこれにより、短時間動作され、少な
いエネルギをエネルギ蓄積コンデンサに移す。
【0017】充電速さランプ発生器回路22の出力が充
電速さしきい値発生器回路24の出力電圧に等しいと、
バルス幅変調器28の内部の電圧比較器がパルス幅変調
器出力を使用不能にし、充電速さランプ発生器回路22
の出力を0ボルトにリセットする。充電速さランプ発生
器回路22の出力は直ちに増大し始め、他の充電サイク
ルが始まる。パルス幅変調器28への代わりの入力が使
用不能状態にならなければ、パルス幅変調器28の出力
信号がハイになり、変圧器が再び充電される。
【0018】充電速さしきい値発生器回路24もCHR
ATE信号が0ボルトであるとき(たとえば、心臓細動
除去器制御盤から心臓細動除器去充電回路へのケーブル
が外れている)、パルス幅変調器28を使用不能にす
る。CHRATE信号が正電圧であれば、充電速さしき
い値発生器回路24の出力が高インピーダンス状態にな
り、パルス幅変調器28のデイスエーブル信号を除去す
る。
【0019】充電速さランプ発生器回路22の出力電圧
は、低バッテリ電圧出力に対してさらに緩い割合で上昇
する。これにより、そのままでは、低バッテリ出力状態
下で緩速になる充電を補償する。
【0020】コンデンサ電流検知回路38は、二次側の
電流を監視し、変圧器がエネルギをエネルギ蓄積コンデ
ンサに放出しているときパルス幅変調器28をオフにし
ておく。コンデンサ電流検知回路38は、二次電流がも
はや変圧器からエネルギ蓄積コンデンサに流れなくなっ
たときパルス幅変調器28に別の充電サイクルを開始さ
せる。このようにして、心臓細動除去器充電回路は、エ
ネルギが変圧器からエネルギ蓄積コンデンサに移る速さ
に応じて、可変周波数で動作する。
【0021】コンデンサ電圧計測回路40は、エネルギ
蓄積コンデンサ間にかかる電圧を監視する。コンデンサ
電圧は、比率増減されてから、パルス幅変調器28に帰
還される。エネルギ蓄積コンデンサの電圧が過大である
とき、パルス幅変調器28は使用不能になってエネルギ
蓄積コンデンサがそれ以上充電しないようにする。
【0022】比率的に増減されたエネルギ蓄積コンデン
サの電圧は、心臓細動除去器制御盤にも帰還される。心
臓細動除去器制御盤は、エネルギ蓄積コンデンサが完全
に充電されるまで心臓細動除去器充電回路に変圧器への
エネルギ供給を続けさせる(たとえば、CHGEN信号
およびSFRLYDR信号をともに低く、CHRATE
信号を高くしておく)。
【0023】低バッテリ検知回路26は、バッテリ電圧
が低すぎれば、パルス幅変調器28を使用不能にし、一
次電流検知回路36は過大電流が高電流スイッチ34を
通過すれば、パルス幅変調器28を使用不能にする。
【0024】
【発明が解決しようとする課題】図1の心臓細動除去器
/モニタの充電回路に伴う主な問題は、電力を変圧器に
供給する経路が一つしかないということである。たとえ
ば、電源を切り換えるには、バッテリを物理的に切り離
して第2の電源を接続することができるようにするか、
またはバッテリを切り離して第2の電源(たとえば、A
C−DC変換器)から電力調節回路18に再接続する切
替え回路を設けるかしなければならない。後者の方法に
伴う一つの問題は、変圧器/整流器回路32に流れる高
電流に対してもエネルギ損失が小さい確実な切替え回路
を設けることである。これには、一般的に高電流リレ
ー、またはドレイン/ソース抵抗が非常に低い電界効果
トランジスタが必要である。これら二つの部品は高価で
あるとともに、別の駆動論理を必要とする。
【0025】加えて、AC−DC変換器は、バッテリほ
ど大きいピーク電流を供給することができないから、変
圧器/整流器回路32がバッテリに対して最適化されて
いれば、AC−DC変換器に対しては最適化されていな
い。
【0026】本発明の一つの目的は、電源間で確実に切
替えて複数の電源から心臓細動除去器にエネルギを供給
する心臓細動除去器高電圧充電回路を提供することであ
る。
【0027】本発明の第2の目的は、一つの電源の電圧
または電流の状態が正常動作範囲外になったとき交流で
駆動される心臓細動除去器の障害寛容度を増す心臓細動
除去器高電圧充電回路を提供することである。
【0028】本発明の他の目的は、電源の出力状態と呼
応して単一または複数の電源による心臓細動除去器の充
電時間を減らす心臓細動除去器高電圧充電回路を提供す
ることである。
【0029】本発明のさらに他の目的は、オンライン自
動バッテリ再充電を行って心臓細動除去器の充電故障を
減らす心臓細動除去器高電圧充電回路を提供することで
ある。
【0030】
【課題を解決するための手段】本発明は、高電圧充放電
コンデンサに少なくとも、二つのDC電源から電力を供
給するのに、二重一次巻線高電圧変圧器を使用する急速
充電、高信頼性心臓細動除去器高圧充電回路である。電
力は主として二重一次巻線高電圧変圧器にバッテリ電源
から供給される。ただし、バッテリの出力によっては、
第2のDC電源を作動させることができる。電源は、別
々にまたはともに動作してエネルギを二重一次巻線高電
圧変圧器に供給する。二重一次巻線高電圧変圧器は、フ
ライバックモードで動作し、これにより、電流は電源の
作動が停止されるまで二次巻線を通過することができな
い。電源が停止されると、電流は二次巻線を通って流れ
始め、二重一次巻線高電圧変圧器に蓄積されているエネ
ルギを高電圧充放電コンデンサに放出する。高電圧充放
電コンデンサのエネルギは次に患者に放出される。
【0031】
【作用】二重一次巻線高電圧変圧器は、第1一次巻線で
内部バッテリ供給を、第2一次巻線でAC−DC変換器
からの出力を受け入れる。二つの一次巻線を設けると、
各電源の出力特性を個別に合わせることができる。この
ようにして、二重一次巻線高電圧変圧器は、高速高電流
充電をバッテリから、低速低電流充電をAC−DC変換
器から行うことができる。各電源は、一次巻線により二
重一次巻線高電圧変圧器に別々に結合されているので、
いずれかの電源で生じた障害状態を分離することができ
る。
【0032】AC−DC変換器に供給するAC電源は取
り外し可能で、心臓細動除去器を遠隔で動作させること
ができる。AC−DC変換器を取り外した状態で高電圧
充放電コンデンサは単独で内部バッテリから充電され
る。バッテリはバッテリ出力電圧が正常心臓細動除去器
動作を維持するのに必要なレベル以下に降下すれば、電
流を二重一次巻線高電圧変圧器に供給することができな
い。AC電源およびバッテリがともに心臓細動除去器に
取り付けられると、別の回路が両電源の出力電圧レベル
を監視する。
【0033】このようにして、バッテリの出力電圧が充
分であれば、AC−DC変換器からの出力はエネルギを
二重一次巻線高電圧変圧器に供給する際に制限される。
しかし、バッテリの出力電圧が低いと、AC−DC変換
器からの出力は二重一次巻線高電圧変圧器の充電のた
め、さらに多くのエネルギを供給する。バッテリの放電
が激しければ、AC−DC変換器の出力からの電力がバ
ッテリを再充電するのに使用される。
【0034】電源は、パルス幅変調信号により作動され
る。各変調サイクルは高電圧充放電コンデンサのエネル
ギの量を増大させる。サイクル数および各サイクルの持
続時間は外部心臓細動除去器制御盤により制御される。
二重一次巻線高電圧変圧器を放電させるに必要な時間は
高電圧充放電コンデンサに既に蓄積されているエネルギ
の量によって決まる。故に、電源は、エネルギを二重一
次巻線高電圧変圧器から高電圧充放電コンデンサに移す
のに必要な時間によって決まる可変速度で作動される。
パルス幅変調器は、二重一次巻線高電圧変圧器の一次側
および二次側の双方で監視回路からパラメータ情報が供
給される。パルス幅変調器は、心臓細動除去器高電圧充
電回路に過大な電流レベルまたは電圧レベルが発生すれ
ば、電源を使用不能にする。
【0035】二重一次巻線高電圧変圧器の二次巻線は、
ダイオードにより高電圧充放電コンデンサに結合されて
いる。二重一次巻線高電圧変圧器の一次側に電力を作用
させると、ダイオードは逆にバイアスされる。これによ
り、電流が二次巻線を通過できなくなり、二重一次巻線
高電圧変圧器にエネルギを蓄積させる。電源が使用不能
になると(たとえば、電源が二重一次巻線高電圧変圧器
の充電を中断すると)、二次巻線にかかる電圧が増大
し、ダイオードを順方向にバイアスさせる。二重一次巻
線高電圧変圧器は、次にエネルギを高電圧充放電コンデ
ンサに放出する。高電圧充放電コンデンサにかかる電圧
を監視し、高電圧充放電コンデンサがプリセット電圧レ
ベルに達するまで充電サイクルを繰り返す。
【0036】それ故、二重一次巻線高電圧変圧器および
関連充電回路は心臓細動除去器を急速に充電する廉価で
確実な手段である。
【0037】本発明の上述のおよび他の目的、特徴、お
よび長所は、添付図面を参照して進める好適な実施例の
詳細な説明から一層容易に明らかになるであろう。
【0038】本発明は、上記の問題の双方を二つの一次
巻線を備えた二重一次巻線高電圧変圧器を設けることに
より解決している。二重一次巻線高電圧変圧器を設ける
ことにより、各巻線をその電流源に対して特別につくる
ことができ、バッテリからの高速高電流充電およびAC
−DC変換器からの低速低電流充電が可能になる。その
他に、各電源は、それ自身の一次巻線を備えているか
ら、入力を切り換える必要がなく、二重一次巻線高電圧
変圧器はどちらの電源から引き出される電流をも利用す
ることができる。別々の二重一次巻線高電圧変圧器はい
ずれの電源に関する故障をも分離することができる。図
2は、本発明による心臓細動除去器高電圧充電回路の好
適実施例の全体構成を示している。
【0039】
【実施例】図2を参照すると、充電イネーブル回路20
A、充電速さランプ発生器回路22,充電速さしきい値
発生器回路24,高電流スイッチ34および一次電流検
知回路36が図1で説明したのと実質上同じに動作し、
したがって類似参照数字で識別されている。安全回路3
0も図1で説明したのと実質上同じに動作するが、ただ
今度は上述の心臓細動除去器制御盤(図示せず)からの
端子48に加わる開放安全リレー信号(OPNSFRL
Y信号)により駆動されている。OPNSFLY信号
は、SFRLYD信号の反転値である。
【0040】電力デイスエーブル/調節回路58は実質
上図1の電力調節回路18と同じ回路迂回機能を行う
が、今度はDCバッテリ52およびAD−DC変換器の
双方に対して同時に回路迂回を行う。電力デイスエーブ
ル/調節回路58は図3に示す別のデイスエーブル回路
をも備えている。
【0041】二重一次変圧器/整流器回路62は、図1
の変圧器/整流器回路32に使用した単独一次巻線の代
わりに、二つの一次巻線を備えている。第1一次巻線
(以下、低電流一次巻線という)は、電力デイスエーブ
ル/調節回路58からのVDC出力に接続されている。
第2一次巻線(以下、高電流一次巻線という)は、電力
デイスエーブル/調節回路58からのVbattery
出力に接続されてい。二重一次巻線高電圧変圧器(以
下、変圧器という)の二次巻線は、光結合コンデンサ電
流検知回路64,安全回路30,差動増幅器コンデンサ
電圧計測回路66,および高電圧充放電コンデンサ68
(以下、エネルギ蓄積コンデンサという)に接続されて
いる。
【0042】低電流スイッチ/スイッチドライバ回路6
0の低電流スイッチは二重一次変圧器/整流器回路62
の低電流一次巻線に結合されている。低電流スイッチ/
スイッチドライバ回路60のドライバ回路は、低電流ス
イッチおよび高電流スイッチ34の双方を駆動する。高
電流スイッチ34は、二重一次変圧器/整流器回路62
の高電流一次巻線に結合されている。図3は、二重一次
変圧器/整流器回路62、低電流スイッチ/スイッチド
ライバ回路60,高電流スイッチ34,一次電流検知回
路36,および電力デイスエーブル/調節回路58のデ
イスエーブル回路のさらに詳細な図を示している。
【0043】光結合コンデンサ電流検知回路64は、図
1のコンデンサ電流検知回路38と実質上同じ機能を行
う。回路の切替えには、入力と出力との間の光結合を含
んでいる。この回路を図6に詳しく示してある。
【0044】差動増幅器コンデンサ電圧計測回路66
は、図1のコンデンサ電圧計測回路40と実質上同じ機
能を行う。しかし、出力は、今度は変圧器の二次巻線を
横断して比例増減した電圧差である。この回路を図7に
詳細に示す。
【0045】低入力電圧検知回路56は、この回路が今
度は、別の心臓細動除去器制御信号、AC/ON充電器
信号(ACONCH信号)を受ける以外は、図1の低バ
ッテリ検知回路26と同じである。ACONCH信号
は、AC−DC変換器50のDC電源電圧VDCが心臓
細動除去器高圧充電回路に接続されるとハイになり、D
C電源電圧VDCが切り離されると、ローになる。低入
力電圧検知回路56を図8に詳細に示す。
【0046】図3は、低電流スイッチ回路60Aおよび
スイッチドライバ回路60B,電力デイスエーブル/調
節回路58のデイスエーブル回路,高電流スイッチ3
4,一次電流検知回路36および図1の二重一次変圧器
/整流器回路62の詳細回路図である。
【0047】破線の箱60Bは、低電流スイッチ/スイ
ッチドライバ回路60のスイッチドライバ回路と同じで
あり、破線の箱60Aは、低電流スイッチ/スイッチド
ライバ回路60(図2)の低電流スイッチ回路と同じで
ある。破線の箱36は、図2の一次電流検知回路36を
囲んでおり、破線の箱34は、図2の高電流スイッチ3
4を囲んでいる。図2の電力デイスエーブル/調節回路
58のデイスエーブル回路は、破線の箱58により囲ま
れており、図2の二重一次変圧器整流器回路62は、破
線の箱62により囲まれている。
【0048】スイッチドライバ回路60Bの入力端子7
4は、パルス幅変調器28(図2)の出力に、および抵
抗器78および76の第1端子に結合されている。抵抗
器78の第2端子は出力端子80に、および抵抗器82
により大地に結合されている。抵抗器76の第2端子
は、ダイオード84の陽極に、およびトランジスタ86
のベースに接続されている。ダイオード84の陰極は、
トランジスタ86のエミッタ、ツェナーダイオード88
の陰極に、および高電流スイッチ34の抵抗器90と9
2および低電流スイツチ回路60Aの抵抗器106の第
1端子に接続されている。トランジスタ86のコレクタ
およびツェナーダイオード88の陽極は接地されてい
る。
【0049】高電流スイッチ34で、抵抗器90の第2
端子は、電界効果トランジスタ(FETという)102
のゲートに結合されており、抵抗器92の第2端子はF
ET104のゲートに接続されている。FET102の
ソースは、FET104のソースに、および一次電流検
知回路36の抵抗器94の第1端子および抵抗器96の
第1端子に接続されている。抵抗器96の第2端子は、
出力端子100およびコンデンサ98の第1端子に接続
されている。抵抗器94の第2端子およびコンデンサ9
8の第2端子は接地されている。
【0050】FET102のドレインは、FET104
のドレイン、ツェナーダイオード106Aの陰極、およ
び二重一次変圧器/整流器回路62にある変圧器126
の高電流一次巻線144の点を付けて表した端子に結合
されている。ツェナーダイオード106Aの陽極は、接
地されている。FET110のゲートは、抵抗器106
の第2端子に結合されており、FET110のソースは
接地されている。ツェナーダイオード108は、陽極で
接地され、その陰極はFET110のドレインに、およ
び変圧器126の低電流一次巻線142の点を付けて表
した端子に結合されている。
【0051】電力デイスエーブル/調節回路58(図
2)は、DC電源電圧VDC(AC−DC変換器の調整
済み出力)を受ける入力端子112,およびバッテリ出
力電圧Vbattery(DCバッテリ52の調整済出
力)を受ける入力端子118を備えている。DC電源電
圧VDCは、ダイオード114を介して変圧器126の
低電流一次巻線142の点を付けてない端子に結合され
ている。ダイオード114の陰極に接続されているコン
デンサ116は接地されてDC電源電圧VDCを濾過し
ている。入力端子118におけるバッテリ電圧入力は、
ヒューズ120を介して変圧器126の高電流一次巻線
144の点を付けてない端子に結合されている。コンデ
ンサ122および124は、容量的にバッテリ出力電圧
Vbatteryを大地に結合している。
【0052】変圧器126の二次巻線148には、その
点を付けて表した端子に接続されているダイオード12
8およびその点を付けない端子に接続されているダイオ
ード132があり、端子72から端子70に向けて電流
を一方向に導くようにしている。ツェナーダイオード1
30は、ダイオード128と端子70との間に結合さ
れ、陽極における電圧がその逆バイアスなだれ電圧より
大きくなるまで電流を阻止する。
【0053】図4は、図3の変圧器126の詳細概要図
である。低電流一次巻線142は、点を付けた端子でF
ET110のドレインに結合され、点を付けない端子で
ダイオード114の陰極に結合されている。高電流一次
巻線144は、点を付けた端子でFET102および1
04のドレインに結合され、点を付けない端子でバッテ
リ出力電圧Vbatteryに結合されている。変圧器
の二次巻線148は点を付けた端子でダイオード128
の陽極に結合され、点を付けない端子でダイオード13
2の陰極に接続されている。
【0054】変圧器126の各巻線の巻数を表1に掲げ
る。
【0055】表1 巻線 巻数 142 11 144 6 148 534
【0056】変圧器に対する巻数比はつぎの通りであ
る。 一次巻線144対二次巻線=1:89 一次巻線142対二次巻線=1:48 一次巻線144対一次巻線142=1:1.8
【0057】図5は、変圧器126のパラメータ表現で
ある。高電流一次巻線144の入力インピーダンスは
0.009オーム、漏洩インダクタンスは200mH,
高電流一次巻線のインダクタンスは8.0μHである。
低電流一次巻線142の入力インピーダンスは0.01
9オーム、漏洩インダクタンスは800mH,低電流一
次巻線インダクタンスは26μHである。二次巻線の入
力インピーダンスは35オーム、漏洩インピーダンスは
3.1mH,二次巻線インダクタンスは66μHであ
る。高電流一次巻線と二次巻線との間にC=55pFの
キャパシタンス166が存在し、二次巻線を横断して5
pFのキヤパシタンスが存在する。変圧器126の破壊
電圧は、8000ボルトである。
【0058】図3に戻って、変圧器126はダイオード
128がフライホイールとして働いてフライバックモー
ドで動作する。FET102および104(FETスイ
ッチA1)が導通すると、バッテリ出力電圧Vbatt
eryが変圧器126の高電流一次巻線144を横断し
て加えられる。DC電源電圧VDCからの電圧はFET
110(Q12)が導通すると低電流一次巻線142を
横断して加えられる。いずれかの一次巻線を横断して電
圧が加えられると、ダイオード128の陽極に負電圧が
発生する。電圧の大きさは、一次巻線に加えられる電圧
で付勢された一次巻線と二次巻線との間の巻線比を掛け
たものにほぼ等しい。この段階中には、一次巻線だけが
活性で、変圧器は直列インダクタンスとして扱われる。
したがって、一次インダクタンスは、一次巻線の電流を
次の関係によって直線的に増大させる。
【0059】ΔI=(Vi×ΔT)/Lp
【0060】ただし、Vi=一次巻線を横断する電圧 ΔT=一次巻線を横断して電圧が加えられる時間量 Lp=一次巻線のインダクタンス
【0061】ダイオード128が逆バイアスされている
間は、変圧器126に蓄えられているエネルギは、
【0062】EI=(1/2)(Lp×Ip)
【0063】に等しい。
【0064】ここで、Ip=一次巻線を通過する全電
流。
【0065】高電流スイッチ(FET102および10
4)および低電流スイッチ(FET110)がオフにな
ると、変圧器126のコア146の中の磁束により電流
が二次巻線148に流れる。二次電圧は、急速に上昇
し、順バイアス用ダイオード128および逆バイアス用
ツェナーダイオード130が逆電圧なだれ領域で動作す
るのに充分になる。これにより、変圧器126からの電
流がエネルギ蓄積コンデンサ68(図2)に流入するこ
とができる。ダイオード128を通過する初期電流は、
変圧器126の一次巻線に加えられる終止一次電流に一
次対二次巻線比を掛けたものに関係する。二次巻線イン
ダクタンスは、エネルギ蓄積コンデンサの電圧にほぼ等
しいほぼ一定の電圧に保持されているので、電流は時間
とともにほぼ直線的に減少する。
【0066】変圧器126の放電時間は、エネルギ蓄積
コンデンサの電圧が増大するにつれて短くなる。それ
故、各充電サイクル間の遅延時間が調整される。たとえ
ば、最初エネルギがエネルギ蓄積コンデンサ68の内部
に存在せず、エネルギを変圧器からエネルギ蓄積コンデ
ンサ内に放出するのに最大限の時間が必要である。エネ
ルギ蓄積コンデンサ内のエネルギが増大するにつれて、
エネルギを変圧器126から放出するのに必要な時間が
少なくなる。光結合コンデンサ電流検知回路64(図
2)は、変圧器の放電サイクルが完了するや否やパルス
幅変調器28を再び使用可能にし、パルス幅変調器28
の充電サイクル間の非作動時間はエネルギ蓄積コンデン
サに一層多くのエネルギが蓄えられるにつれて短くな
る。それ故、エネルギ蓄積コンデンサを充電するのに必
要な全充電時間が極小になる。
【0067】図3の入力端子74におけるパルス幅変調
器28からのハイ入力信号は、ダイオード84を順バイ
アスし、FET110(Q12)、FET102,10
4(ETスイッチA1)を導通させる。バッテリ出力電
圧VbatteryおよびDC電源電圧VDCの状態に
より、FET110(Q12)は、電流を変圧器126
の低電流一次巻線142から流し、FETスイッチA1
は電流を変圧器126の高電流一次巻線144から流
す。最初、FETスイッチA1を横断する電圧降下はな
い。故に、高電流一次巻線144には、バッテリ出力電
圧Vbatteryの全電圧出力が存在する。
【0068】バッテリ出力電圧Vbatteryは、階
段状に上昇し、一次対一次巻線比に比例して低電流一次
巻線142を横断して反射される。たとえば、11の場
合、低電流一次巻線142をオンにし、6の場合、高電
流一次巻線144をオンにするが、低電流一次巻線14
2を横断して階段状に上昇した電圧は、
【0069】 低電流一次巻線電圧=1.8×Vbattery
【0070】である。電力デイスエーブル調節回路58
のコンデンサ116は、階段上昇値Vbatteryま
で充電される。それ故、DC電源電圧VDCの値が1
4.0ボルトであり、バッテリ出力電圧Vbatter
yが9ボルトであれば、低電流一次巻線を横断する電圧
は約16.2ボルトである。
【0071】これにより、ダイオード114が逆バイア
スされ、バッテリ電流がAC−DC変換器に流入しなく
なる。FETスイッチA1のオン時間が続くにつれて、
電流が増大し、一層多くのエネルギが変圧器126に蓄
えられる。また、電流がFETスイッチA1を通して増
大するにつれて、高電流一次巻線144を横断する電圧
が減少し、コンデンサ116がその蓄積エネルギの幾ら
かを低電流一次巻線142を通して変圧器126に放電
することができる。
【0072】充電速さランプ発生器回路22(図2)が
充電速さしきい値発生器回路24(図2)の電圧に達す
ると、パルス幅変調器28の出力が高インピーダンス状
態になり、FETスイッチA1およびFET110(Q
12)を遮断する。変圧器126に蓄えられているエネ
ルギはそれにより、上述のように、エネルギ蓄積コンデ
ンサ68に移される。バッテリの電圧レベルがバッテリ
出力電圧Vbatteryにより発生された低電流一次
巻線142における電圧より低ければ、ダイオード11
4は順バイアスされ、DC電源電圧VDCが変圧器12
6の充電に寄与することができる。DC電源電圧VDC
からのエネルギの寄与が追加されることにより、エネル
ギ蓄積コンデンサを必要な時間限界内で充電することが
できる。それで、バッテリ出力電圧Vbatteryお
よびDC電源電圧VDCにより供給される電流の量は、
それらの現在の出力電圧値によって決まる。
【0073】バッテリの出力電圧が極端に低ければ、D
C電源電圧VDCは高電流一次巻線144にバッテリ出
力電圧Vbatteryより大きい電圧を発生する。こ
の状態では、DC電源電圧VDCは、電流をバッテリに
流入し、バッテリを充電する。これは、エネルギ蓄積コ
ンデンサを充電するのに通常必要な時間より長い時間を
必要とする障害状態である。
【0074】故に、二重一次巻線によれば、一方のまた
は双方の電源が、一方の電源を物理的に切り離してから
第2の電源を接続するということをしないでエネルギを
変圧器に供給することができる。二重一次巻線はいずれ
かの電源に生じる障害をも分離する。
【0075】抵抗器94と96、およびコンデンサ98
は図1の一次電流検知回路36を構成している。抵抗器
94にかかる電圧は、一次側回路に流入する電流の量を
示す。出力端子100の電圧は、パルス幅変調器28の
非反転検知入力に結合され、基準電圧と比較される。抵
抗器94にかかる電圧が所定の基準電圧より大きけれ
ば、パルス幅変調器28は使用不能となり、FETスイ
ッチA1およびFET110(Q12)を遮断する。抵
抗器96およびコンデンサ98は、変圧器126の一次
/二次寄生信号による漂遊リンギングを濾過し去る。
【0076】ダイオード84およびPNPトランジスタ
86(Q9)は、FETスイッチA1およびFET11
0(Q12)の活性プルダウン回路として働く。FET
スイッチA1およびFET110(Q12)を使用不能
にするには、バルス幅変調器28の出力を高インピーダ
ンス状態にする。これにより、プルダウン抵抗器となる
抵抗器78,82および76はトランジスタ86(Q
9)のベースから電流を引出し、ダイオード84はFE
T102,104,110およびトランジスタ86(Q
9)のベースとの間の電流を制限する。
【0077】負のベース電流は、トランジスタ86(Q
9)を導通させ、FETスイッチA1およびFET11
0(Q12)にかかるゲート・ソース電圧を引き下げ
る。これにより、FETスイッチA1およびFET11
0(Q12)は遮断され、電源が使用不能になる。FE
TスイッチA1およびFET110(Q12)はパルス
幅変調器28が入力端子74に高出力電圧を発生すれば
導通する。入力端子74での正電圧は、トランジスタ8
6(A9)を遮断し、ダイオード84を順バイアスす
る。トランジスタ86(Q9)が遮断されるにつれてF
ETスイッチA1およびFET110(Q12)のゲー
ト・ソース電圧が増大する。今度は、FETスイッチA
1およびFET110(Q12)がオンになり、電源が
使用可能になる。
【0078】トランジスタ86(Q9)により作られた
低インピーダンス接地経路は、両FETスイッチA1お
よびFET110(Q12)の内部キャパシタンスを急
速に放電する。それ故、FETスイッチA1およびFE
T110(Q12)が急速に遮断され、エネルギ損失が
極小になる。抵抗器78および82は、出力端子80の
パルス幅変調器28の出力信号を比率的に増減し、これ
が光結合コンデンサ電流検知回路64(図2)に加えら
れる。
【0079】いくつかの構成要素および物理的設計特徴
がシステムの信頼性を高めるため心臓細動除去高圧充電
回路に取り付けられている。たとえば、ダイオード12
8は、ヒートシンクとして作動するための各取り付け穴
で大きい銅パッドを有する印刷回路板に実装されてい
る。スロットがダイオードの下に切り出されてさらに冷
却を良くするための大きなクリープ経路となっている。
ツェナーダイオード88,106A,および108は高
電圧遷移を抑止し、FETスイッチA1およびFET1
10(Q12)が最大ドレイン・ソース電圧定格を超過
しないように保護している。たとえば、FETスイッチ
A1の最大動作電圧は72.4ボルトである。故に、ツ
ェナーダイオード106Aの破壊電圧は公称82ボルト
に設定されている。
【0080】ヒートシンクがFETスイッチA1に取り
付けられて加熱を減らしている。必要な熱抵抗を設ける
のに下記のヒートシンクの計算式が使用さる。
【0081】 Rθsa=[(TJ−TA)/PD]−Rθjc−Rθcs (1)
【0082】ここで、TJ=トランジスタの接合温度=
150℃ TA=周囲温度=70℃ PD=トランジスタの消費電力=8.8ワット Rθjc=接合・ケース間熱抵抗=0.833℃/W Rθcs=ケース・ヒートシンク間熱抵抗=0.9℃/
W Rθsa=ヒートシンク・周囲間熱抵抗
【0083】故に、ヒートシンク・周囲間熱抵抗はRθ
sa=7.4℃/Wである。熱抵抗が9.0℃/WのT
hermalloy,Grafoil 7020 Co
nducta−Padのヒートシンクが、それ故、FE
TスイッチA1およびFET110(Q12)の両者に
使用されている。
【0084】図6は、図2の光結合コンデンサ電流検知
回路64の回路図である。二重一次変圧器/整流器回路
62(図3)からの端子70は、ツェナーダイオード1
30の陽極に、および発光ダイオード194の陰極に結
合されている。ツェナーダイオード130の陰極は、二
重一次変圧器/整流器回路62からのダイオード128
の陰極に結合され、抵抗器196により発光ダイオード
194の陽極に抵抗的に結合されている。ダイオード1
28の陽極は、入力端子197で二重一次変圧器/整流
器回路62(図3)の二次巻線148の点を付けた端子
に結合されている。トランジスタ188のベースはフォ
トダイオード190の陽極に結合され、抵抗器186に
より抵抗的に接地されている。基準電圧は、フォトダイ
オード190の陰極および抵抗器184の第1端子に接
続されている。バイパスコンデンサ180および182
は基準電圧を容量的に接地させている。スイッチドライ
バ回路60B(図3)からの出力端子80は、NORゲ
ート178の第1入力に結合されている。NORゲート
178の第2入力は、トランジスタ188のコレクタお
よび抵抗器184の第2端子に接続されている。出力端
子174は、パルス幅変調器28の発振器入力に結合さ
れ、抵抗器176によりNORゲート178の出力に抵
抗的に結合されている。トランジスタ188、フォトダ
イオード190,および発光ダイオード194は光結合
器192の内部回路を構成している。
【0085】変圧器126(図2)の二次側に電流が流
れ始めると、ツェナーダイオード130はブレークダウ
ンし、発光ダイオード194および抵抗器196間に降
伏電圧を加える。抵抗器196は、発光ダイオード19
4に流れる電流を制限する。ツェナーダイオード130
は、ツェナーブレーク電圧領域では、発光ダイオード1
94を通して電流を流させ、フォトダイオ−ド190の
逆漏洩電流を増す。逆漏洩電流が増大すると、トランジ
スタ188が導通し、NORゲート178の第2入力の
電圧を引き下げる。出力端子80での比率増減したパル
ス幅変調器28の出力も低ければ(使用不能状態)、N
ORゲート178の出力が高くなり、パルス幅変調器2
8を使用不能にする。このため、パルス幅変調器28
は、変圧器126からの電流がエネルギ蓄積コンデンサ
68に完全に放電され終わるまで他の充電サイクルを開
始できない。
【0086】電流が変圧器126の二次側での流れを止
めると、ツェナーダイオード130にかかる電圧が0に
下がり、発光ダイオード194が使用不能になる。発光
ダイオード194が使用不能になると、フォトダイオー
ド190の逆漏洩電流が減り、これにより、トランジス
タ188がオフになる。抵抗器184は、NORゲート
178の第2入力をハイに引き上げ、NORゲート17
8の出力をハイにし、これにより、パルス幅変調器28
がハイ出力を発生する。NORゲート178は、シュミ
ットトリガ入力を備えてノイズ効果を減らすとともに、
電流がもはや変圧器126の二次巻線148を流れなく
なったとき、パルス幅変調器28を急速に使用可能にす
る。バイパスコンデンサ180および182は、NOR
ゲート178を偶然作動させることがある電圧基準に加
わるノイズを濾過する。
【0087】図7は、図2の差動増幅器コンデンサ電圧
計測回路66の詳細概要図である。端子70および72
は、エネルギ蓄積コンデンサ68(図2)の反対端間に
結合されている。オペアンプ212の非反転入力は抵抗
器210を通して端子70に抵抗結合され、抵抗器20
0およびコンデンサ198を介して抵抗的および容量的
に接地されている。オペアンプ212の反転入力は抵抗
器221により端子72に抵抗性結合されている。オペ
アンプ212の出力は、抵抗器214およびフイードバ
ックコンデンサ216を介してその反転入力に帰還さ
れ、抵抗器218により出力端子220に抵抗結合され
ている。出力端子220は、パルス幅変調器28の反転
入力に結合されている。
【0088】差動増幅器コンデンサ電圧計測器回路66
は、エネルギ蓄積コンデンサ68の両側の電圧レベルの
間の差を比率的に増減する。オペアンプ212により出
力される比率増減後の値は、抵抗器210,200,2
21,および214の値によって決まる。たとえば、抵
抗器200および抵抗器214が同じ値(R1)である
ように選定し、抵抗器210および抵抗器221が同じ
値(R2)であるように選定する。こうすれば、オペア
ンプ212の出力電圧は、
【0089】 Vout=(R2/R1)×(V70−V72)
【0090】ただし、V70=端子70での電圧 V72=端子72での電圧
【0091】抵抗器200および214の値(R1)
を、抵抗器210および221の値(R2)よりかなり
大きく選定すれば、オペアンプの出力にエネルギ蓄積コ
ンデンサ電圧の比率的に増減された値が得られる。
【0092】オペアンプ212からの出力はパルス幅変
調器28に設定された基準電圧と比較される。オペアン
プ212の出力が基準電圧より大きければ、パルス幅変
調器28の出力が使用不能になって、心臓細動除去器高
電圧充電回路の別の充電サイクルが防止される。
【0093】比率増減された電圧出力信号は、心臓細動
除去器制御盤にも送られる。心臓細動除去器制御盤は、
エネルギ蓄積コンデンサの電圧を監視し、エネルギ蓄積
コンデンサが所要電圧を得ていなければ、パルス幅変調
器28へのイネーブル信号を維持する。エネルギ蓄積コ
ンデンサが所要充電レベルに達していれば、心臓細動除
去器制御盤はデイスエーブル信号を充電イネーブル回路
20Aおよび充電速さしきい値発生器回路24(図2)
に送る。コンデンサ198は、オペアンプ212の非反
転入力からのノイズを濾過する。フイードバックコンデ
ンサ216は、オペアンプ212の出力の発振効果を減
らすことにより、差動増幅器コンデンサ電圧測定回路6
6の安定度を増す。
【0094】図8は、図2の低入力電圧検知回路56の
詳細概要図である。入力端子118のバッテリ出力電圧
Vbatteryは、抵抗器226を介してオペアンプ
232の非反転入力に接続されている。抵抗器228お
よびコンデンサ230はオペアンプ232の非反転入力
を接地している。入力端子54は、心臓細動除去器制御
盤からACONCH信号を受け取る。ACONCH信号
は、抵抗器222を通ってNORゲート224の第1お
よび第2の両入力に入る。NORゲート224の出力
は、オペアンプ232の反転入力に送られる。オペアン
プ232の出力は、パルス幅変調器28の反転比較器入
力に結合されている。
【0095】抵抗器226および抵抗器228は、オペ
アンプ232の非反転入力のバッテリ出力電圧Vbat
teryを分割する。DC電源電圧VDCガ心臓細動除
去器高電圧充電回路に接続されれば、入力端子54にお
けるACONCH信号はハイで、NORゲート224の
出力を低下させる。これにより、正のバッテリ出力電圧
Vbatteryがオペアンプ232の出力を高インピ
ーダンス状態にし、パルス幅変調器28の出力をハイ状
態にしておく。
【0096】しかし、DC電源電圧VDCが心臓細動除
去器高電圧充電回路から切り離されれば、入力端子54
における電圧は低く、オペアンプ232の反転入力の電
圧がハイになる。それ故、オペアンプ232の非反転入
力での判定バッテリ電圧がNORゲート224の出力電
圧より低くなれば、オペアンプ232の出力が低くな
り、パルス幅変調器28が使用不能になる。
【0097】パルス幅変調器28は、バッテリ電圧がオ
ペアンプ232からの低出力を使用不能にするに充分な
だけ大きくなるまで使用不能になっている。オペアンプ
232の出力は、バッテリ電圧出力が低すぎて、心臓細
動除去器の正常動作および充電動作をともに維持できな
くなると低くなる。たとえば、充電サイクルが始まる
と、電流がバッテリから引き出されて、その出力が下が
る。バッテリ電圧が最初低過ぎれば、心臓細動除去器高
電圧充電回路からの別の電流ドレインがバッテリの出力
電圧を引き下げて正常な心臓細動除去器動作を維持す
る。
【0098】この状態は、心臓細動除去器システムが心
臓細動除去器高電圧充電回路に取り付けられているとき
DC電源電圧VDCから電力の供給を受けるので、AC
電源が取り付けられていない(たとえば、入力端子54
の電圧が低い)ときにのみ重要である。この状態中に心
臓細動除去器高電圧充電回路が使用不能になると、バッ
テリは過大電流ドレインによる損失からも保護される。
【0099】本発明の原理をその好適実施例により、説
明し図解してきたが、本発明はその構成および細部をこ
のような原理から逸脱することなく修正し得ることは明
らかである。我々は、特許請求の範囲の精神および範囲
に入るすべての修正および変形について権利を主張する
ものである。
【0100】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、低電流一次巻線と高電流一次巻線およびエネルギ
蓄積コンデンサの両端間に接続された二次巻線とを有す
る変圧器を形成し、スイッチング回路により低電流一次
巻線にバッテリを接続するとともに、高電流一次巻線に
DC電源を接続するようにしたので、、変圧器にバッテ
リとDC電源とから単独またはともに電力を供給するこ
とができ、複数の電源からエネルギを心臓細動除去器に
供給し、電源の動作が停止すると、二次巻線から変圧器
に蓄積されているエネルギをエネルギ蓄積コンデンサに
放出し、エネルギ蓄積コンデンサから患者にエネルギを
放出することができる。また、各巻線をその電流源に対
して特別に作ることができ、バッテリからの高速高電流
充電とDC電源からの低電流充電が可能となり、高信頼
性で安価にできるとともに、各電源は、それ自身の一次
巻線に接続され、入力を切り替える必要がななくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】単一電源から充電される従来の心臓細動除去器
/モニタの充電回路のブロックダイヤグラムである.
【図2】本発明によるバッテリおよびAC/DC電源か
ら付勢される心臓細動除去器高電圧充電回路のブロック
ダイヤグラムである。
【図3】図2における二重一次変圧器/整流器回路、低
電流スイッチ/スイッチドライバ回路、高電流スイッ
チ、一次電流検知回路、電力デイスエーブル調節回路の
詳細な回路図である。
【図4】図3における変圧器の詳細な回路図である。
【図5】図3における変圧器のパラメータ表現を示す回
路図である。
【図6】図2における光結合コンデンサ電流検知回路の
詳細な回路図である。
【図7】図2における差動増幅器コンデンサ電圧計測回
路の詳細な回路図である。
【図8】図2における低電圧検知回路の詳細概要図であ
る。
【符号の説明】
20A 充電イネーブル回路 22 充電速さランプ発生器回路 24 充電速さしきい値発生器回路 28 パルス幅変調器 30 安全回路 34 高電流スイッチ 36 一次電流検知回路 50 AC−DC変換器 52 DCバッテリ 56 低入力電圧検知回路 58 電力デイスエーブル調節回路 60 低電流スイッチ/スイッチドライバ回路 60A 低電流スイッチ回路 60B スイッチドライバ回路 62 二重一次変圧器/整流器回路 64 光結合コンデンサ電流検知回路 66 差動増幅器コンデンサ電圧計測回路 68 高電圧充放電コンデンサ(エネルギ蓄積コ
ンデンサ) 126 二重一次高電圧変圧器(変圧器) 142 低電流一次巻線 144 高電流一次巻線 148 二次巻線 A1 FETスイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ポール・ディー・ビリー アメリカ合衆国オレゴン州マクミンヴィ ル タフト・ストリート 432 (56)参考文献 特公 平4−79273(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61N 1/39

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エネルギ出力を有するバッテリと、エネ
    ルギ出力を有するDC電源と、高電圧充放電コンデンサ
    と、第1一次巻線と第2一次巻線と前記高電圧充放電コ
    ンデンサを横断して接続された二次巻線とを有する変圧
    器と、前記バッテリを前記第1一次巻線に断続的に接続
    しかつ前記DC電源を前記第2一次巻線に断続的に接続
    するためのスイッチング回路であって、前記第1および
    第2一次巻線を横断して交流フィールドを形成するスイ
    ッチング回路とを備えたことを特徴とする心臓細動除去
    器高圧充電回路。
  2. 【請求項2】 前記バッテリ及び前記DC電源は各々、
    与えられた出力特性を有し、前記変圧器の前記第1およ
    び第2一次巻線は各々、前記バッテリ及びDC電源の出
    力特性に合う入力特性を有することを特徴とする請求項
    1記載の心臓細動除去器高圧充電回路。
  3. 【請求項3】 前記変圧器は、前記各々の一次巻線から
    前記二次巻線へのエネルギ変換を最大化する、各一次巻
    線と前記二次巻線との間の巻数比を有することを特徴と
    する請求項2記載の心臓細動除去器高圧充電回路。
  4. 【請求項4】 前記第1および第2一次巻線により、前
    記DC電源および前記バッテリは、異なる割合で、前記
    高電圧充放電コンデンサを充電することを特徴とする請
    求項1記載の心臓細動除去器高圧充電回路。
  5. 【請求項5】 前記第1および第2一次巻線は電気的に
    分離しており、前記バッテリおよび前記DC電源におけ
    る故障は電磁気的に分離していることを特徴とする請求
    項1記載の心臓細動除去器高圧充電回路。
  6. 【請求項6】 前記スイッチング回路は、前記バッテリ
    および前記DC電源の一つに、前記第1および第2一次
    巻線の一つをそれぞれ断続的に接続することを特徴とす
    る請求項1記載の心臓細動除去器高圧充電回路。
  7. 【請求項7】 前記スイッチング回路と前記第1及び第
    2一次巻線とにより、前記バッテリ又は前記DC電源か
    らの前記エネルギ出力は、前記一次巻線の一つに適用さ
    れることを特徴とする請求項1記載の心臓細動除去器高
    圧充電回路。
  8. 【請求項8】 前記DC電源が前記第1一次巻線におい
    て前記バッテリの電圧よりも大きい電圧を発生する場
    合、前記スイッチング回路によって前記DC電 源は前記
    バッテリへエネルギを放電することを特徴とする請求項
    1記載の心臓細動除去器高圧充電回路。
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